(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】着目オブジェクト動画分析検出のための動的シンボルベースのシステム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/74 20190101AFI20240705BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20240705BHJP
G06F 16/28 20190101ALI20240705BHJP
【FI】
G06F16/74
G06T7/00 300F
G06F16/28
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500228
(86)(22)【出願日】2022-07-07
(85)【翻訳文提出日】2024-03-01
(86)【国際出願番号】 US2022036400
(87)【国際公開番号】W WO2023283367
(87)【国際公開日】2023-01-12
(32)【優先日】2021-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521211572
【氏名又は名称】ミューチュアリンク, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】マッツァレラ, ジョゼフ アール.
(72)【発明者】
【氏名】ウェングロヴィッツ, マイケル エス.
【テーマコード(参考)】
5B175
5L096
【Fターム(参考)】
5B175DA04
5B175EA04
5B175FB02
5L096AA02
5L096AA06
5L096BA02
5L096BA04
5L096CA02
5L096CA22
5L096DA02
5L096DA03
5L096HA11
5L096JA11
5L096KA04
(57)【要約】
着目オブジェクト(OOI)動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品実施形態が、本明細書に開示される。いくつかの実施形態は、1つ以上の実世界規則に関連付けられた1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化することと、着目エリアを画定することと、1つ以上のCV関数を1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと、1つ以上のCV関数を適用する1つ以上の動画ソースを識別することとを含む。いくつかの実施形態は、1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた1つ以上のCV関数を実行し、1つ以上の動画ソースを処理することをさらに含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実装方法であって、前記コンピュータ実装方法は、
1つ以上の実世界規則に関連付けられた1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化する第1の信号を受信することと、
着目エリアを画定する第2の信号を受信することと、
1つ以上のコンピュータビジョン(CV)関数を前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと、
前記1つ以上のCV関数を展開すべき1つ以上の動画ソースを識別することと、
前記1つ以上の動画ソースから前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた前記1つ以上のCV関数を実行することと
を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
1つ以上の構成パラメータを用いて前記1つ以上のCV関数をインスタンス化することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた前記1つ以上のCV関数を伝送することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
クライアント制御モジュール上で前記1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化することをさらに含み、前記クライアント制御モジュールは、物理空間の表現を表示するユーザインターフェースである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記クライアント制御モジュールにおいて着目エリアをインスタンス化することであって、前記着目エリアは、前記物理空間の表現の座標と互いに関係がある形状によって画定され得ることをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
テキストを認識することまたはオブジェクトを検出することを行うCV関数を実行することと、
1つ以上のカメラの視野内で1つ以上の標示を検出することと、
前記1つ以上のカメラの前記視野内で検出された前記1つ以上の標示の動画分析データを受信することと、
前記1つ以上の標示の前記動画分析データを前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上のカメラの視野内で1つ以上の参照オブジェクトを検出することと、
前記1つ以上のカメラの前記視野内の前記1つ以上の参照オブジェクトに関連する動画分析データを受信することであって、前記動画分析データは、前記1つ以上の参照オブジェクトの少なくとも座標を含む、ことと、
前記1つ以上の参照オブジェクトの前記座標に基づいて前記着目エリアをインスタンス化することと
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上のシンボルオブジェクトのステータスの変化を示す第3の信号を受信することと、
前記1つ以上のシンボルオブジェクトの前記ステータスの前記変化に基づく前記1つ以上のCV関数に関する命令を受信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化する前記第1の信号に関連する情報を含む通知を伝送することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
システムであって、前記システムは、
送受信機と、
前記送受信機に結合されたプロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
前記送受信機を介して、1つ以上の実世界規則に関連付けられた1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化する第1の信号を受信することと、
前記送受信機を介して、着目エリアを画定する第2の信号を受信することと、
前記送受信機を介して、1つ以上のコンピュータビジョン(CV)関数を前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のCV関数を展開すべき1つ以上の動画ソースを識別することと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上の動画ソースから、前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた前記1つ以上のCV関数を実行することと
を行うように構成されている、システム。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、1つ以上の構成パラメータを用いて前記1つ以上のCV関数をインスタンス化するように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた前記1つ以上のCV関数を伝送するように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、クライアント制御モジュール上で前記1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化するように構成され、前記クライアント制御モジュールは、物理空間の表現を表示するユーザインターフェースである、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、前記クライアント制御モジュールにおいて着目エリアをインスタンス化するように構成され、前記着目エリアは、前記物理空間の表現の座標と互いに関係がある形状によって画定可能である、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、テキストを認識することまたはオブジェクトを検出することを行うように構成されたCV関数を実行することと、
前記送受信機を介して、1つ以上のカメラの視野内で1つ以上の標示を検出することと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のカメラの前記視野内で検出された前記1つ以上の標示の動画分析データを受信することと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上の標示の前記動画分析データを前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと
を行うように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のカメラの視野内で1つ以上の参照オブジェクトを検出することと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のカメラの前記視野内の前記1つ以上の参照オブジェクトに関連する動画分析データを受信することであって、前記動画分析データは、前記1つ以上の参照オブジェクトの少なくとも座標を含む、ことと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上の参照オブジェクトの前記座標に基づいて前記着目エリアをインスタンス化することと
を行うように構成されている、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
送受信機を介して、前記1つ以上のシンボルオブジェクトのステータスの変化を示す第3の信号を受信することと、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のシンボルオブジェクトの前記ステータスの前記変化に基づく前記1つ以上のCV関数に関する命令を受信することと
を行うように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信機を介して、前記1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化する前記第1の信号に関連する情報を含む通知を伝送するように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項19】
命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのコンピューティングデバイスによって実行されると、
1つ以上の実世界規則に関連付けられた1つ以上のシンボルオブジェクトをインスタンス化する第1の信号を受信することと、
着目エリアを画定する第2の信号を受信することと、
1つ以上のコンピュータビジョン(CV)関数を前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと、
前記1つ以上のCV関数を展開すべき1つ以上の動画ソースを識別することと、
前記1つ以上の動画ソースから前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けられた前記1つ以上のCV関数を実行することと
を含む動作を前記少なくとも1つのコンピューティングデバイスに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記動作は、
テキストを認識することまたはオブジェクトを検出することを行うように構成されたCV関数を実行することと、
1つ以上のカメラの視野内で1つ以上の標示を検出することと、
前記1つ以上のカメラの前記視野内で検出された前記1つ以上の標示の動画分析データを受信することと、
前記1つ以上の標示の前記動画分析データを前記1つ以上のシンボルオブジェクトに関連付けることと
をさらに含む、実施形態19に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、概して、動画分析に関し、特に、シンボルベースの着目オブジェクト(OOI)動画分析検出に関する。
【背景技術】
【0002】
視覚分析システムは、動画および画像内に表されるデータに論理および計算関数を適用することによって、動画および画像を分析し得る。動画分析システムは、限定ではないが、顔、車両、ナンバープレート、パッケージ、群衆、群衆の移動、動物、火炎、煙、ジェスチャ、および他の着目オブジェクト(OOI)を含む動画ソースからOOIを識別するために様々な方法を使用する。これらのシステムは、意図される目的または意図される使用コンテキストに基づいてOOIを検出するために、関連のあるコンピュータビジョン(CV)関数を展開し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
いくつかの実施形態は、着目オブジェクト(OOI)を検出するための動的シンボルベースのシステムのためのシステム、装置、デバイス、方法、および/またはコンピュータプログラム製品実施形態、および/またはそれらの組み合わせおよび部分的組み合わせを含む。いくつかの実施形態は、実世界規則に関連付けられたシンボルをインスタンス化することと、着目エリアをインスタンス化することと、コンピュータビジョン(CV)関数をインスタンス化されたシンボルに関連付けることと、着目エリアに基づいて選択されたCV関数を処理するための動画ソースを識別することと、CV関数とCV関数が処理され得る動画ソースとを含む命令を伝送することと、動画ソースからCV関数を処理することとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0004】
付随の図面が、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する。図面は、提示される開示を図示し、説明とともに、さらに、本開示の原理を解説し、当業者が本開示を作製および使用することを可能にする役割を果たす。
【0005】
【
図1】
図1は、いくつかの実施形態による着目オブジェクト(OOI)動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムを図示する。
【0006】
【
図2】
図2は、いくつかの実施形態による実世界規則に関連付けられた意図される目的を表すシンボルをインスタンス化することのある例を図示する。
【0007】
【
図3】
図3は、いくつかの実施形態によるOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムの動画分析システムのある例を図示する。
【0008】
【
図4】
図4は、いくつかの実施形態によるOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのための方法のある例を図示する。
【0009】
【
図5】
図5は、いくつかの実施形態による動画分析システムを使用するOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのための方法のある例を図示する。
【0010】
【
図6】
図6は、いくつかの実施形態によるクライアント制御モジュールを使用するOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのための方法のある例を図示する。
【0011】
【
図7】
図7は、種々の実施形態またはそれらの一部を実装するために有用である例示的コンピュータシステムを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
提示される開示は、付随の図面を参照して説明される。図面では、同様の参照番号は、概して、同じまたは類似する要素を示す。加えて、概して、参照番号の最左桁が、参照番号が最初に出現する図面を識別する。
【0013】
動画分析システムは、着目オブジェクト(OOI)を検出するために様々な方法を使用する。実世界の使用事例では、動画分析システムは、意図される目的または意図される使用コンテキストに基づいてOOIを検出するために、コンピュータビジョン(CV)関数に対応する先験的参照組で構成され得る。しかしながら、OOIモデルの意図される使用コンテキストは、急速に変化し得、現在の意図される使用コンテキストを反映するために、CV関数の動的実装を要求する。動画分析システムは、OOIを検出するためにCV関数を使用しているが、従来型動画分析システムは、特に緊急事態コンテキストにおいて、変化する意図される使用コンテキストを反映するようにCV関数を動的に実装することにおいて困難に直面する。いくつかの実施形態は、シンボルの使用を通して動画分析システムの有用性を改良するためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品を含み、シンボルは、物理空間を表すグラフィカルユーザインターフェースに適用され得るか、または、標示が関連のあるOOIモデルを呼び出す規則または命令の組に関連付けられた物理的標識から推論され得る。
【0014】
例えば、動画分析システムは、ナンバープレート分析モデルを使用することによって、ナンバープレートの番号を読み取り、データベースルックアップを実施することによって、特定の車両登録を決定し得る。この場合、OOIモデルの意図される目的は、ナンバープレート上に表示される英数字情報を解釈し、導出された英数字文字列を利用し、ナンバープレートの番号のデータベースにクエリし、既知の関連付けられた登録識別情報への部分的または完全な合致を決定することである。
【0015】
他方では、セキュリティステーションが、顔認識ベースの動画分析システムを使用し、訪問者の身元を決定し、訪問者のリストに対してデータベースルックアップを実施し得る。ナンバープレート情報を検出するために顔認識OOIを検出するためのCV関数は、CV関数から導出される情報がこの特定のOOIモデルの意図される使用コンテキストに無関係であろうから、有用ではないであろう。この場合、このOOIモデルの意図される使用コンテキストは、概して、アクセスが禁止されたエリア内の人物または複数の人物の存在を監視および検出することである。CV関数は、次いで、画定された物理的エリア内の人間の存在を検出するように設計される必要があろう。故に、動画分析システムは、動画フレーム内で捕捉される種々の特徴に基づいて訪問者の顔のデータ表現を確立し、訪問者に関連付けられたセキュリティステーション内の他の既知の表現に対してそのデータ表現を解釈し得る。
【0016】
これらの場合、動画分析システムは、検出されるOOIが、関連のあるOOIクラスのメンバーとして識別されるべき特定のOOIクラスモデルの必要な数の特徴または特質を共有するかどうかを決定するために、先験的参照組またはモデルを使用している。故に、動画分析システムは、検出されるべきOOIのクラスに基づいて、特定のOOIモデルをインテリジェントに採用することができる。従来型動画分析システムは、特に、意図される使用コンテキストにおいてCV関数を使用し得るが、これらの従来型システムは、変化する意図される使用コンテキストに基づいて、迅速にCV関数を動的に展開することにおける課題に直面する。
【0017】
多くの場合、動的環境においてOOIを検出する動画分析システムは、異なるOOIモデルが迅速に実装されることを要求し得る。これは、特に、緊急事態応答状況に当てはまり、緊急事態のリスクまたは脅威条件、基礎条件、または既知の情報の本質は、急速に変化し得る。緊急事態コンテキストでは、動画分析システムは、変化する意図される使用コンテキストに基づくOOI検出のための特定のCV関数を展開することから恩恵を得られ得る。しかしながら、従来型動画分析システムは、動的環境において所望のCV関数を急速に実装することを容易に可能にするわけではない。
【0018】
いくつかの実施形態は、標識または実世界規則を表すシンボルを動的に推論し、変化する環境内での特定の事例のための意図される使用コンテキストを表すOOI検出のためのCV関数を動的に決定することによって、動画分析システムを改良する。シンボルおよび標識は、概して、環境における暗示的または明示的な規則の組を示す。これらのシンボルまたは標識は、動的環境における種々のOOIモデルの意図される目的を表すために使用され得る。標識および実世界規則を表す意図される目的を決定することによって、関連のあるCV関数が、リアルタイムに展開され、標識および/または実世界規則のステータスが急速に変化し得る緊急事態状況において動的に調節され得る。
【0019】
図1は、いくつかの実施形態によるOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステム100を図示する。システム100は、CV関数ライブラリ110を含み得る。CV関数ライブラリ110は、1つ以上のCV関数112を含むデータ記憶部であり得る。CV関数112は、OOIを検出および処理するための1つ以上の関数を含み得る。CV関数112は、代表的なクラスデータを伴う種々の動画分析モデルを使用して、OOIの特定のクラスを識別するように動的にパラメータ化され得る。例えば、
図1に示されるように、CV関数112は、限定ではないが、以下を含むOOIの代表的なクラスデータを検出するための1つ以上の関数を含むことができる:移動車両を検出すること114、人々を検出すること116、および/またはイベントを検出すること118を行うための関数。
【0020】
CV関数112は、決定木、サポートベクタ、およびアンサンブル等の機械学習方法を含み得る。CV関数112は、畳み込みニューラルネットワーク、フィードフォワードおよびフィードッバックニューラルネットワーク、および再帰深層学習ネットワーク等のニューラルネットワークを含み得る。CV関数112は、統計的に導出される許容誤差または確実性レベル内でOOIの存在または不在を決定するために使用され得る。CV関数112は、同時関数を実施し得る。
【0021】
CV関数ライブラリ110は、標示検出CV関数113を含み得る。標示検出CV関数113は、動画ソースの視野内で物理世界における標識に関して監視するように構成され得る。標示検出CV関数113は、物理世界における標識に含まれるテキスト、シンボル、形状、または色を描く物理標示および/または電子標示に関して監視するように構成され得る。標示検出CV関数113は、テキスト認識およびオブジェクト検出技法を使用して標識を検出するように構成され得る。テキスト認識およびオブジェクト検出技法は、限定ではないが、動画ソースの視野内で観察可能な標示またはメッセージを解釈することを含む。
【0022】
システム100は、1つ以上の動画分析システム132(例えば、132-A、132-B)を含み得る。動画分析システム132-Aは、CV関数112および/または標示検出CV関数113を実行し得る。動画分析システム132-Aは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)に結合され得る。動画分析システム132-Aは、物理世界における標識を検出するための標示検出CV関数113、および/またはOOIの代表的なクラスを検出するためのCV関数112を実行するセンサシステムであり得る。動画分析システム132-Aは、動画ソース130(例えば、130-A、・・・、130-X)からCV関数112および/または標示検出CV関数113を処理し得る。動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野または画定部によって画定される指定される物理または論理ドメイン内で標示検出CV関数113および/またはCV関数112を処理し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データを動画管理システム134に伝送し得る。動画管理システム134は、動画分析システム132-Aから受信された動画分析データを記憶するためのデータ記憶部であり得る。動画管理システム134は、動画分析システム132-Aから受信された動画分析データを処理、管理、および/または分析し得る。
【0023】
システム100は、コントローラモジュール120を含み得る。コントローラモジュール120は、分析エージェント122および/または調整モジュール124を含み得る。分析エージェント122は、OOIを検出するために使用されるCV関数112、および/またはCV関数ライブラリ110から標識を検出するための標示検出CV関数113をインスタンス化し得る。調整モジュール124は、標示検出CV関数113および/またはCV関数112を処理するために使用される動画ソース130を決定し得る。
【0024】
分析エージェント122および/または調整モジュール124は、コントローラモジュール120の関数(例えば、人工知能構築物または機械エージェント)であり得る。例えば、分析エージェント122は、CV関数112をインスタンス化するための入力または通知を受信し得る。通知は、(例えば、1つ以上のGUIからのアイテムの選択を介して)動画分析システム132-A、動画管理システム134、クライアント制御モジュール160、および/またはコントローラモジュール120から受信され得る。例えば、動画ソース130は、1つ以上の標示(例えば、最近追加された電子道路標示)を検出し、通知を動画分析システム132-Aを介してコントローラモジュール120に送信するように構成された動画カメラを含み得る。
【0025】
コントローラモジュール120は、実世界規則142のインスタンス化についてのメッセージまたは命令をアラートまたは通知システム等の別のシステムから受信し得る(例えば、動画分析システム132(例えば、132-A)、動画管理システム134、クライアント制御モジュール160、および/またはコントローラモジュール120に結合されるGUIから)。いくつかの実施形態において、メッセージは、1つ以上のネットワーク(図示せず)を介して受信されることができる。システム100は、実世界規則ライブラリ140を含み得る。実世界規則ライブラリ140は、OOIの特定のクラスに関する実世界規則142を表すオブジェクトを含むデータ記憶部であり得る。
【0026】
システム100は、シンボルライブラリ150を含み得る。シンボルライブラリ150は、1つ以上のシンボル152を含むデータ記憶部であり得る。シンボルライブラリ150は、シンボル152に対応するシンボルIDを記憶し得る。いくつかの実施形態において、シンボルライブラリ150は、クライアント制御モジュール160に結合されたクライアントGUI上にシンボル152を表示するライブラリであり得る。シンボル152は、限定ではないが、アイコン、絵文字、テキスト、画像、色、形状、音、または信号を含み得る。シンボル152は、実世界規則ライブラリ140における実世界規則142に関連付けられ得る。シンボルIDは、意図される目的に基づいて、実世界規則ライブラリ140における実世界規則142のオブジェクトに対応し得る。
【0027】
分析エージェント122は、コントローラモジュール120が動画分析システム132-Aに伝送し得るCV関数112を決定し得る。いくつかの実施形態において、分析エージェント122は、動画分析システム132-Aが動画ソース130の視野内でOOIを動的に検出することを可能にするために、インスタンス化されたCV関数112を実装するための命令を動画分析システム132-Aに伝送する。分析エージェント122は、意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられたシンボル152に基づいて、CV関数112を動的に選択し得る。
【0028】
受信された入力および/または通知に基づいて、分析エージェント122は、シンボル152のインスタンス化に基づいて、動画分析システム132-Aが処理し得るCV関数112を決定し得る。分析エージェント122は、シンボル152の実世界解釈に基づいて、インスタンス化されたシンボル152をOOIモデルの意図される目的を表す実世界規則142に関連付け得る。実世界規則142は、限定ではないが、禁止、命令、指示、要求、助言、アラート、警告、または告知を含み得、それらは、物理世界における機械エージェントまたは人間によって検出、観察、推論、または解釈され得る。実世界規則142は、限定ではないが、交通アラート、標識の意図される目的(例えば、幹線道路標識の意図される目的、モバイル電子標識の意図される目的)、封鎖通知、および化学的、生物学的、または他の危険性警告を含み得る。
【0029】
例えば、
図1に示されるように、実世界規則ライブラリ140は、実世界規則「車両進入禁止144」を含む。この規則は、道路または幹線道路の閉鎖が生じており、車両がそのエリアに進入できない実世界の規則を反映し得る。実世界規則ライブラリ140は、権限付与されていない人物があるエリアに進入できないことを反映する規則であり得る実世界規則「人々のアクセス禁止146」も含む。別の例では、実世界規則ライブラリ140は、あるイベント(例えば、不法行為またはリスクがある条件)が生じることを禁止されていることを示す規則であり得る実世界規則「イベント禁止148」を含む。
【0030】
システム100は、クライアント制御モジュール160を含み得る。いくつかの実施形態において、クライアント制御モジュール160は、シンボル152のインスタンス化を引き起こし得る。クライアント制御モジュール160は、クライアント制御エージェント162および/または制御関数164を含み得る。クライアント制御エージェント162および/または制御関数164は、クライアント制御モジュール160の関数であり得る。クライアント制御モジュール160は、クライアントGUIに結合され得る。クライアント制御エージェント162は、シンボル152をインスタンス化し得る。クライアント制御エージェント162は、限定ではないが、GUIソフトウェア選択制御、音声コマンド、ジェスチャ、または当業者に公知であるコンピュータインターフェースとの相互作用の任意の変形例を含む制御の任意の手段を通して、シンボル152をインスタンス化し得る。
【0031】
クライアント制御エージェント162は、意図される目的を表す対応する実世界規則142に基づいて、選択すべきシンボル152を決定し得る。制御関数164は、クライアント制御エージェント162が、グラフィカルユーザインターフェース上で、またはそれからアクセス可能にシンボル152を選択することを可能にし得る。制御関数164は、シンボル152をインスタンス化するための関数を含み得、シンボル152をインスタンス化することは、限定ではないが、シンボル152をドラッグおよびドロップすること、地図上にシンボル152を置き、表示すること、または場所基準系に基づいて場所の座標またはアドレスパラメータをシンボル152に関連付けることを含む。クライアント制御モジュール160は、物理空間の表現を表示するインターフェースを含み得、物理空間の表現は、限定ではないが、物理空間を表す地図、見取図、または他の略図を含む。シンボル152は、クライアント制御エージェント162がクライアント制御モジュール160における制御関数164を実施するとき、インスタンス化され得る。
【0032】
いくつかの実施形態において、クライアント制御エージェント162は、着目エリアをインスタンス化し得、動画分析システム132-Aは、着目エリアからCV関数112を処理し得る。着目エリアは、動画ソースがOOIを検出し得るエリアを表し得る。着目エリアは、閉鎖された境界内に線または形状を形成する座標であり得る。形状の線またはエリアを形成する座標は、線上または形状のエリア内の全ての点の組を含み得る。着目エリアは、クライアント制御モジュール160のクライアントGUI内の物理空間の表現上に表示され得る。
【0033】
いくつかの実施形態において、コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データを使用し、シンボル152をインスタンス化し得る。例えば、動画ソース130は、新しい標識(例えば、ポータブル電子標識)を含む動画分析データを動画分析システム132-Aに伝送し得る。いくつかの実施形態において、コントローラモジュール120は、CV関数ライブラリ110に記憶される標示検出CV関数113を動画分析システム132-Aに伝送し得る。動画ソース130および/または動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を実施し得る。標示検出CV関数113は、動画ソース130の視野内で観察可能な標示および/またはメッセージを解釈することによって、物理世界における標識に含まれるテキスト、単語、またはシンボルを検出するように構成され得る。
【0034】
物理世界における標識の検出時、動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を処理することから取得された動画分析データを動画分析データ記憶部172に記憶し得る。実世界における標識に関連する動画分析データは、限定ではないが、標識の意図される目的を決定することに関連する標識のおおよその座標、実世界内に表示されている標識のタイプの本質および目的、標示内のテキスト、標示の形状、標示の色、および他の情報を含み得る。
【0035】
動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を処理することから取得された動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aから動画分析データを受信し得る。分析エージェント122は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データを使用し、シンボル152をインスタンス化し得る。分析エージェント122が、動画分析データ内に表される標識の特性がシンボルライブラリ150における特定のシンボル152の特性にほぼ合致することを決定する場合、分析エージェント122は、標識の特性に合致するシンボル152をインスタンス化し得る。いくつかの実施形態において、シンボル152は、シンボルIDを指定され得る。コントローラモジュール120は、指定されたシンボルIDを実世界規則142に関連付け得、実世界規則142は、標識の意図される目的または物理世界における受信された通知に対応する。
【0036】
いくつかの実施形態において、コントローラモジュール120は、検出された標識の座標を包囲する参照オブジェクトに関連する動画分析システム132-Aから受信される動画分析データに基づいて、着目エリアをインスタンス化し得る。標示検出CV関数113は、着目エリアを画定する1つ以上の座標を動画ソース130の視野内の1つ以上の観察可能に異なる基準点、特徴、またはオブジェクト(「参照オブジェクト」)と互いに関係付けるように構成され得る。動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を実行し、参照オブジェクトを検出し得る。標示検出CV関数113は、限定ではないが、着目エリアを確立するための空間内の物理的場所、入射角、および/または物理的方向を含む異なる基準点等の参照オブジェクトを決定するように構成され得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に参照オブジェクトの座標等の動画分析データを記憶することができる。動画分析システム132-Aは、着目エリアを確立するために、参照オブジェクトを含む動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データに基づいてCV関数112を処理するために、着目エリアをインスタンス化し得る。
【0037】
シンボル152および着目エリアをインスタンス化すると、分析エージェント122は、シンボル152に基づいて、OOIを検出するために使用されるCV関数112を決定し得、シンボル152は、OOIモデルの意図される使用コンテキスト、および物理世界における標識の意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられている。
【0038】
調整モジュール124は、インスタンス化された着目エリアに近接する動画ソース130の場所に基づいて、CV関数112によって処理されるべき動画データを提供する動画ソース130を決定し得る。例えば、シンボル152および着目エリアの場所は、カメラのリストおよびカメラ場所記憶部170内の関連付けられた場所情報のクエリを実施することによって、動画ソース130の場所と比較され得る。いくつかの実施形態において、インスタンス化されたシンボル152の座標が、動画分析データ記憶部172に記憶され得る。調整モジュール124は、カメラ場所記憶部170に記憶された関連付けられたカメラ場所情報を動画分析データ記憶部172に記憶されたインスタンス化されたシンボル152の場所および着目エリア含む動画分析システム132-Aから受信された動画分析データと比較し得る。
【0039】
分析エージェント122は、関連のあるOOIモデルを検出するためにCV関数112を選択することができ、調整モジュール124は、CV関数112が処理されるであろう動画ソース130を選択することができる。続いて、コントローラモジュール120は、選択されたCV関数112および選択された動画ソース130に基づいて、命令を動画分析システム132-Aに伝送し得る。コントローラモジュール120から命令を受信することに応答して、動画分析システム132-Aは、CV関数112を実行し、調整モジュール124によって選択された動画ソース130から分析エージェント122によって選択されたCV関数112を処理し得る。動画分析システム132-Aは、受信されたCV関数112を構成パラメータ117で構成し得る。構成パラメータ117は、限定ではないが、命令、パラメータ、構成、設定規則、または入力を含み得る。構成パラメータ117は、所定のものであり得る。構成パラメータ117は、特定の事例に関して動画ソース130内からのOOIの検出を可能にし得る。CV関数112は、構成パラメータ117の組によって決定される定められた順序において関数を実施し得る。動的環境または緊急事態コンテキストの場合、動画分析システム132-Aは、構成パラメータ117を適用することによって、検出されるべきOOIのクラスに関する設定を変更し得る。いくつかの実施形態において、分析エージェント122は、構成パラメータをCV関数112に適用し得る。
【0040】
コントローラモジュール120は、スケジューリングモジュール115と通信し得る。スケジューリングモジュール115は、事前に確立された日付および時間に従ってシンボル152をインスタンス化し得る。スケジューリングモジュール115は、関連付けられたCV関数112が実行され得る期間または持続時間を定め得る。コントローラモジュール120は、スケジューリングモジュール115内に構成される期間または持続時間に関連する情報に基づいて、CV関数112に関連する命令を動画分析システム132-Aに伝送し得る。
【0041】
シンボル152および/または着目エリアのインスタンス化の後、コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアの座標に近接する1つ以上のデバイスに通知を伝送し得る。通知は、限定ではないが、通知を受信するデバイスのGUI上に表示される物理空間の表現上にシンボル152および/または着目エリアを表示することを含み得る。通知は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データに含まれる記憶される物理世界内の着目エリアおよび/または標識の座標、および/またはクライアント制御モジュール160におけるインスタンス化されたシンボル152および/またはインスタンス化された着目エリアの座標に対するデバイスの近接度に基づいて、伝送され得る。
【0042】
コントローラモジュール120は、ステータス記憶部174と通信し得る。ステータス記憶部174は、インスタンス化されたシンボル152および/またはインスタンス化された着目エリアのステータスを説明するデータ記憶部であり得る。インスタンス化されたシンボル152および/またはインスタンス化された着目エリアのステータスは、限定ではないが、選択されたCV関数112に関してアクティブ化されていること、非アクティブ化されていること、中断されていることを含み得る。いくつかの実施形態によると、インスタンス化されたシンボル152および/またはインスタンス化された着目エリアのステータスが変化した場合、コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aに、インスタンス化されたシンボル152のステータスが変化したことの命令を伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aに、関連付けられたCV関数112をアクティブ化し、実行すること、CV関数112を実施することを終結させること、ある条件が満たされるまでCV関数112を実施することを中断すること、または関連付けられたCV関数112をインスタンス化されたシンボル152の更新された状態と対応するように変更することを行うための要求を送信し得る。動画分析システム132-Aは、インスタンス化されたシンボル152および/またはインスタンス化された着目エリアへのコントローラモジュール120からの変化に関連する命令に基づいて、コマンドを実行し得る。
【0043】
CV関数ライブラリ110、実世界規則ライブラリ140、シンボルライブラリ150、カメラ場所記憶部170、動画分析データ記憶部172、ステータス記憶部174、および/または動画管理システム134の各々は、データ記憶部(「データ記憶部」)であり得る。データ記憶部は、関係データベース、NoSQLデータベース、または他の水平スケーリングデータベース、または好適なデータベース設計方法論に準拠する任意の他のデータベースであり得る。ある実施形態において、データ記憶部は、一元化ストレージエリアネットワーク(SAN)、ネットワーク接続型記憶装置(NAS)、独立ディスクの冗長アレイ、および/またはデータベーステーブルおよび支持構造を記憶するために十分な記憶容量を供給するための記憶デバイスの任意の他の構成を実装し得る。十分な記憶装置は、代替として、任意の他の物理的に取り付けられる磁気記憶装置、クラウド記憶装置、または付加的な記憶媒体内に存在し得る。ある実施形態において、データ記憶部は、記憶媒体とインターフェースをとるためのATA、SATA、SCSI、SAS、および/またはファイバ等のハードディスクインターフェースを展開し得る。
【0044】
動画分析システム132-A、コントローラモジュール120、クライアント制御モジュール160、および動画管理システム134は、1つのシステム内に共同配置されるか、1つのシステムに組み合わせられるか、または別個のシステム内に存在し得る。
【0045】
いくつかの実施形態において、動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を使用し、実世界内の物理標識および電子標識を検出し得る。標示検出CV関数113は、従来型動画分析ツールから区別可能である様式において、電子標識および物理標識から動画分析データを読み出すように構成された分析ツールであり得る。標示検出CV関数113は、物理標識または電子標識が実世界内で修正または物理的に展開されていることを動画ソース130に信号伝達する、標識の属性を検出するように構成され得る。動画分析システム132-Aは、オブジェクト検出およびテキスト認識技法を使用して、特に、概して、実世界内の物理標識および電子標識を表す属性(例えば、色、アイコン、線、テキスト、形状)を検出するように標示検出CV関数113を構成し得る。加えて、標示検出CV関数113は、検出された物理標識または電子標識に近接する参照オブジェクトを検出するように構成され得る。実世界内の物理標識および電子標識および参照オブジェクトを検出した後、動画分析システム132-Aは、動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析データ記憶部172に動画分析データを記憶し得る。
【0046】
いくつかの実施形態において、コントローラモジュール120は、動画分析データ記憶部172に記憶された動画分析データを特定のシンボル152にマップすることによって、シンボルライブラリ150にクエリするように構成された分析ツールであり得る。シンボルライブラリ150は、各シンボル152に対応するシンボルIDを記憶し得る。シンボルIDは、特定のシンボル152に関する種々の属性を表すクエリタプルに対応し得る。例えば、各シンボル152は、概して、実世界内の物理標識および電子標識を表すある属性(例えば、色、アイコン、線、テキスト、形状)を有し得る。したがって、各シンボル152は、シンボル152を表す属性に対応する値を含む独特のクエリタプルを有し得る。コントローラモジュール120は、実世界内で検出される各物理標示および電子標に関する動画分析データを同じまたは類似の属性を伴うシンボル152に関するクエリタプルにマップし得る。
【0047】
故に、分析エージェント122は、シンボル152のクエリタプルを実世界内で検出される物理標識または電子標識を表す動画分析データにマップすることからコントローラモジュール120が選択したシンボル152に基づいて、CV関数112を決定し得る。いくつかの実施形態は、特有の標示検出CV関数113から読み出される動画分析データのシンボルライブラリ150に記憶された特定のシンボル152を表すクエリタプルへのマッピングを可能にする。いくつかの実施形態において、調整モジュール124は、実世界内の物理標識および電子標識および/または参照オブジェクトの座標を使用し、着目エリアを決定し得る。調整モジュール124は、CV関数112を実行するための動画ソース130を決定し得る。
【0048】
いくつかの実施形態において、コントローラモジュール120は、関連のあるCV関数112を選択するためにインスタンス化されたシンボル152および参照オブジェクトを使用する分析ツールであり得る。クライアント制御モジュール160は、クライアントグラフィカルユーザインターフェース上で特定のシンボル152をインスタンス化し得る。クライアント制御モジュール160は、選択されたCV関数112が実行され得る動画ソース130を決定するために着目エリアも決定し得る。インスタンス化されたシンボル152は、シンボルライブラリ150に記憶されたシンボル152オブジェクトに対応する。クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアをコントローラモジュール120に伝送し得る。さらに、クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152の状況およびステータスが変化すると、除去、修正、および/または新しいシンボル152を追加し得る。したがって、コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアに関するクライアント制御モジュール160から受信された変化する入力に基づいて、CV関数112を動的に変更し得る。故に、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアのステータスを動的に調節することは、動画分析ツールおよび緊急事態動作を改良する。
【0049】
図2は、いくつかの実施形態による実世界規則142に関連付けられた意図される目的を表すシンボル152をインスタンス化することの例200を図示する。限定ではなく、便宜上、
図2は、
図1の要素を参照して説明され得る。例えば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)260は、
図1のクライアント制御モジュール160に結合されることができる。概して、従来型システムは、動的環境内で特定の意図される目的のためにOOIモデルを呼び出す困難に直面する。故に、実世界規則に関連付けられたシンボルを使用し、動的環境内での動画分析システムの有用性を改良する必要性が、存在する。この問題に対処するために、特定の意図される目的を表すシンボル152が、動的環境内に関連のあるCV関数112を展開するためにインスタンス化され得る。インスタンス化されたシンボル152に対応する特定のCV関数112を展開するための方法を図示するために、車両交通に対する双方向道路の閉鎖部に直面したときのシンボルベースの規則の使用を図示するある例が、提供される。
【0050】
いくつかの実施形態において、クライアント制御モジュール160は、車両交通に対する特定の双方向車道が閉鎖されていることの通知をアラートシステムから受信し得る。クライアント制御エージェント162は、この通知の意図される目的が、閉鎖された双方向車道に進入する移動車両が存在するかどうかを検出することであることを決定し得る。いくつかの実施形態において、クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において、実世界規則142に関連付けられたシンボル152をインスタンス化し得る。通知のこの特定の意図される目的に基づいて、クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において、意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられたシンボル152を選択し得る。
【0051】
クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160に結合されたクライアントGUI260からシンボル152を選択し得る。クライアントGUI260は、いくつかの実施形態によるCV関数112が処理され得る物理空間を表す地
図282を含み得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160のクライアントGUI260内に表示されるシンボルライブラリ250からシンボル152を選択し得る。シンボルライブラリ250内のシンボルは、データ記憶部に記憶されたシンボルIDに対応し得る。シンボルIDは、実世界規則ライブラリ140に記憶される実世界規則142に関連付けられ得る。
【0052】
シンボルまたは標識は、概して、環境内の規則の暗示的または明示的な組を示す。例えば、「通行止」と記載するテキストを含む、示またはシンボルは、車両が、閉鎖された道路に進入できないという暗示的または明示的な規則を表す。故に、「通行止」シンボルアイコンは、実世界規則「車両進入禁止144」を表す実世界ライブラリ140に記憶される、実世界規則142オブジェクトに関連付けるシンボルIDに対応し得る。
【0053】
意図される目的が、移動車両が道路閉鎖部に進入することを制限することであることを決定すると、クライアント制御エージェント162(例えば、ユーザは、GUI260を利用し得)は、意図される目的を表すための実世界規則「車両進入禁止144」に関連付けられた「通行止」と記載するテキストを含む菱形形状のシンボルを選定し得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160のクライアントGUI260上で種々の制御関数264を採用し得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160のクライアントGUI260上に表示される地
図282内のシンボルライブラリ250から選択されるシンボル152をドラッグおよびドロップするために利用され得る。
【0054】
例200に示されるように、ユーザは、クライアント制御エージェント162を介して、シンボルライブラリ250から、クライアント制御モジュール160のクライアントGUI260上に表示される地
図282まで、2つの道路閉鎖部シンボル、すなわち、シンボル252-Aおよびシンボル252-Bをドラッグおよびドロップし、双方向車道上に道路閉鎖部が存在することを示している。2つの「通行止」シンボルをドラッグおよびドロップすることによって、クライアント制御エージェント162は、シンボル252-Aおよびシンボル252-Bを実世界規則「車両進入禁止144」に関連付けられた特定の双方向車道道路閉鎖部にインスタンス化している。
【0055】
シンボル252-Aおよびシンボル252-Bをインスタンス化することの後、クライアント制御エージェント162は、次いで、動画ソース130からCV関数112を処理すべきGUI260のエリアを決定するために着目エリア280を選択し得る。クライアント制御エージェント162は、その形状の境界が地
図282の座標系と互いに関係付けられ得る着目エリア280を画定する形状または境界を画定し得る。故に、クライアント制御エージェント162は、双方向車道の周囲の着目エリア280を決定し得、着目エリア280は、閉鎖された双方向車道を包囲する長方形オブジェクトの境界を定める。GUI260内の地
図282上で着目エリアの境界を定めることによって、クライアント制御エージェント162は、着目エリアをインスタンス化している。クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152と、インスタンス化された着目エリアとを含むデータをコントローラモジュール120に伝送し得る。
【0056】
いくつかの実施形態において、分析エージェント122は、環境内で標識を検出することによって、意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられたシンボル152をインスタンス化し得る。この場合、2つの「通行止」標示が、物理世界内で物理的に展開され得る。2つの「通行止」標示は、動画ソース230-Aおよび動画ソース230-Bの視野内に存在し得る。動画分析システム132-Aは、テキスト認識技法またはオブジェクト検出技法を利用し、物理世界における標識を解釈する標示検出CV関数113を実行し得る。この場合、標示検出CV関数113を処理する動画分析システム132-Aは、動画ソース230-Aおよび動画ソース230-Bの視野内で標示の動画データを処理することによって、「通行止」標示を検出していることもある。
【0057】
動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に物理世界内に置かれる「通行止」標示の意図される目的を表す標識の形状、標識の色、標識に含まれるテキスト、および標識の他の関連のある情報等の特性を記憶し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。分析エージェント122は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データを使用し、シンボルライブラリ250にクエリし、「通行止」シンボル252-Aおよびシンボル252-Bを双方向車道内に物理的に展開される「通行止」標示と関連付け得る。分析エージェント122は、標識内の色、形状、テキスト、およびアイコン等、動画分析データに含まれる物理世界における標識の属性をシンボルライブラリ250内のシンボルの特性と互いに関係付け得る。物理世界内に置かれる「通行止」標示の特性とシンボルライブラリ250内のシンボル252-Aおよびシンボル252-Bとを合致させることに基づいて、分析エージェント122は、シンボル252-Aおよびシンボル252-Bをインスタンス化し得る。
【0058】
いくつかの実施形態において、動画分析システム132-Aは、CV関数ライブラリ110からの標示検出CV関数113を実行し、着目エリア280を画定し得る。動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野内で検出された標識の既知の座標を使用し、参照オブジェクトを検出し得る。参照オブジェクトは、検出される標識に関する空間内の物理的場所と、入射角と、物理的方向とを含み得る。動画分析システム132-Aは、参照オブジェクトの座標等、物理世界内に置かれた参照オブジェクトに関連する動画分析データを動画分析データ記憶部172に記憶し得る。これらの参照オブジェクトを使用して、動画分析システム132-Aは、着目エリアの形状または境界を決定し得る。動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野内で参照オブジェクトの座標を互いに関係付け、着目エリア280の場所点を決定し得る。
【0059】
図3は、いくつかの実施形態によるOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムの動画分析システムの例300を図示する。限定ではなく、便宜上、
図3は、
図1および/または2の要素を参照して説明され得る。例えば、例300は、
図2の着目エリア280を描写する
図1の動画分析システム132AのGUIであり得る。シンボル252-Aおよびシンボル252-Bおよび着目エリア280のインスタンス化の後、分析エージェント122は、インスタンス化されたシンボル252-Aおよびシンボル252-Bに基づいて実行されるべきであるCV関数112を決定し得る。「通行止」シンボル252-Aおよびシンボル252-Bは、その意図される目的として移動車両を検出する114ように構成されたCV関数に関連付けられたシンボルIDに対応し得る。CV関数「移動車両検出114」は、実世界規則「車両進入禁止144」の禁止に違反する任意の移動車両を検出することによって、移動車両が道路閉鎖部に進入することを制限する、意図される目的を遂行することに寄与する。
【0060】
関連のあるOOIを検出するためにCV関数112を選択すると、調整モジュール124は、CV関数「移動車両検出114」が処理され得る動画ソース130を決定し得る。調整モジュール124は、CV関数「移動車両検出114」が処理され得るエリアがインスタンス化された着目エリア280であり得ることを決定し得る。調整モジュール124は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データに含まれるシンボル252-Aおよびシンボル252-Bおよび着目エリア280の座標と、カメラ場所記憶部170に記憶される動画ソースの座標とを比較し、CV関数112を処理するために使用されるであろう動画ソース130を決定し得る。
【0061】
CV関数「移動車両検出114」が、意図される目的およびCV関数「移動車両検出114」を処理するために使用される動画ソース130に基づいて、OOIを検出するために使用されるであろうことを決定した後、コントローラモジュール120は、動画ソース130およびCV関数「移動車両検出114」に関連する命令を動画分析システム132-Aに伝送し得る。動画分析システム132-Aは、CV関数「移動車両検出114」を実行し、OOIの代表的なクラスとして移動車両を検出し得る。動画分析システム132-Aは、例300の動画分析システムGUIを含み得る。例300は、選択された動画ソース130からの動画データおよび動画ソース230-Aおよび動画ソース230-Bの視野内で検出される着目オブジェクト390(例えば、390-A、390-B、390-C、・・・)を表示し得る。
【0062】
動画分析システム132-Aは、CV関数「移動車両検出114」を双方向道路閉鎖部の特定のインスタンスに適合させるために、構成パラメータ117を使用し得る。例えば、CV関数「移動車両検出114」は、双方向道路閉鎖部に進入する任意の移動車両を検出するように構成され得る。動画分析システム132-Aは、任意の車両を検出するためにCV関数「移動車両検出114」を実行し続け得る。しかしながら、環境は、急変し得、車両が、道路閉鎖部に進入し得る。その場合、CV関数「移動車両検出114」をさらに精緻化することが、有用であり得る。例えば、動画分析システム132-Aは、実世界規則「車両進入禁止144」に違反するOOIとしてオートバイを検出していることもある。
図3において強調されるように、動画分析システム132-Aは、次いで、オートバイおよび/または特定のナンバープレート、型、またはモデルのみを検出するように動画分析システム132-A内の構成パラメータ317を精緻化し得る。
【0063】
図4は、いくつかの実施形態によるOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムに関する例示的方法400を図示する。限定ではなく、便宜上、
図4は、
図1、
図2、および
図3の要素を参照して説明され得る。例えば、方法400は、
図1のコントローラモジュール120によって実施され得る。いくつかの実施形態において、方法400は、ハードウェア(例えば、回路網、専用論理、プログラマブル論理、マイクロコード等)、ソフトウェア(例えば、処理デバイス上で実行されている命令)、またはそれらの組み合わせを備え得る処理論理によって実施されることができる。全てのステップが、本明細書に提供される開示を実施するために必要となり得るわけではないことを理解されたい。さらに、ステップのうちのいくつかが、当業者によって理解されるであろうように、同時に、または
図4に示されるものと異なる順序において実施され得る。
【0064】
405において、コントローラモジュール120(例えば、分析エージェント122)は、動画分析システム132-Aによって処理されるべき標示検出CV関数113をCV関数ライブラリ110から選択すべきかどうかを決定する。標示検出CV関数113は、テキスト認識およびオブジェクト検出技法を使用してオブジェクトを検出するために使用され得る。テキスト認識およびオブジェクト検出技法は、限定ではないが、動画ソース130の視野内で観察可能な標示またはメッセージを解釈することを含む。コントローラモジュール120が、CV関数ライブラリ110からの標示検出CV関数113が、動画分析システム132-Aによって処理されるべきであることを決定すると、方法400は、410に進む。コントローラモジュール120が、CV関数ライブラリ110から動画分析システム132-Aによって処理されるべき標示検出CV関数113を選択していないとき、方法400は、430に進む。
【0065】
410において、コントローラモジュール120は、1つ以上の選択される標示検出CV関数113を動画分析システム132-Aに伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aが選択された標示検出CV関数113を処理し得る動画ソース130を伝送し得る。
【0066】
420において、コントローラモジュール120は、シンボル152および着目エリアをインスタンス化するための動画ソース130の視野内の標識および参照オブジェクトの動画分析データを受信し得る。例えば、動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野における物理世界における標識に関して監視するように構成された標示検出CV関数113を実行し得る。標識は、意図される目的を表すテキスト、シンボル、形状、または色を描く物理標識または電子標識であり得る。物理世界における標識を検出すると、動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に、標示検出CV関数113を実行することから処理される動画分析データを記憶し得る。実世界における標識に関連する動画分析データは、限定ではないが、標識のおおよその座標、物理世界内に表示されている標識のタイプの本質および目的、標識内のテキスト、標識の形状、標識の色、および標識の意図される目的を決定することに関連する他の情報を含み得る。
【0067】
物理世界における標識に関連するデータを検出し、記憶すると、動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に、参照オブジェクトに関連する動画分析データも記憶し得る。参照オブジェクトに関連する動画分析データは、限定ではないが、参照オブジェクトの座標、異なる基準点、空間内の物理的場所、入射角、および/または物理世界における標識に対する物理的方向を含み得る。参照オブジェクトは、動画ソース130の視野内のオブジェクトを含み得る。
【0068】
コントローラモジュール120は、シンボル152をインスタンス化するための標示検出CV関数113から処理される動画分析データを受信し得る。動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を処理することから取得された動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aから動画分析データを受信し得る。物理世界における標識の特性を定義することに基づいて、分析エージェント122は、シンボルライブラリ150および/または実世界規則ライブラリ140にクエリし、シンボル152をインスタンス化し得る。分析エージェント122は、動画分析システム132-Aから受信される動画分析データを使用し、物理世界における標識の特性を定義することを特定のシンボル152に関連付け得る。物理世界における標識のこれらの特性は、限定ではないが、物理世界における標識に含まれる色、テキスト、形状、またはアイコンを含み得る。
【0069】
動画分析データにおける標識の特性が、シンボルライブラリ150における特定のシンボル152の特性にほぼ合致する場合、コントローラモジュール120は、標識の特性に合致するシンボル152をインスタンス化し得る。いくつかの実施形態において、シンボル152は、シンボルIDに関連付けられるであろう。コントローラモジュール120は、シンボルIDを標識の意図される目的を表す実世界規則142に関連させ得る。
【0070】
コントローラモジュール120は、動画分析データ記憶部172に記憶された検出された参照オブジェクトに関連する情報を含む動画分析データに基づいて、着目エリアを画定し得る。分析エージェント122は、動画ソース130の視野内の参照オブジェクトの座標を互いに関係付け、着目エリアの場所点を決定し得る。方法400は、450に進む。
【0071】
450において、コントローラモジュール120(例えば、分析エージェント122)は、インスタンス化されたシンボル152に関連付けられたCV関数112を決定し得る。分析エージェント122は、CV関数ライブラリ110から、意図される目的を最良に表すCV関数112を選択し得る。CV関数112は、OOIを検出および処理するための方法であり得る。CV関数112は、代表的なクラスデータを伴う種々の動画分析モデルを使用して、OOIの特定のクラスを識別するために双方向性にパラメータ化され得る。CV関数112は、機械学習方法およびニューラルネットワークを含み得る。分析エージェント122は、CV関数112を意図される目的を表す実世界規則142に対応するインスタンス化されたシンボル152と関連付け得る。
【0072】
460において、コントローラモジュール(例えば、調整モジュール124)は、動画分析システム132-Aが選択されたCV関数112を処理するであろう動画ソース130を識別し得る。調整モジュール124は、CV関数112が処理されるであろう動画ソース130を決定し得る。調整モジュール124は、CV関数112がインスタンス化された着目エリアに対して処理されるであろう動画ソース130を限定し得る。調整モジュール124は、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアの座標を含む動画分析システム132-Aから受信される動画分析データも使用し、処理すべき動画ソース130を決定し得る。
【0073】
470において、コントローラモジュール120は、選択されたCV関数112を動画分析システム132-Aに伝送し得る。コントローラモジュール120は、コントローラモジュール120が関連付けられたCV関数112を動画分析システム132-Aに伝送し得る期間または持続時間を定めるために、スケジューリングモジュール115も使用し得る。
【0074】
480において、コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152のステータスに対する変化に基づく入力が受信されたかどうかを決定する。コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152のステータスを説明するデータ記憶部であり得るステータス記憶部174を含み得る。インスタンス化されたシンボル152のステータスは、限定ではないが、関連付けられたCV関数112に関するアクティブ化されていること、非アクティブ化されていること、中断されていることを含み得る。コントローラモジュール120が、インスタンス化されたシンボル152のステータスに対するいかなる変化も受信しなかった場合、方法400は、490に進む。コントローラモジュール120が、シンボル152のステータスに対するステータス記憶部174内の変化を示す入力を受信した場合、方法400は、485に進む。
【0075】
485において、コントローラモジュール120は、シンボル152に関連付けられたCV関数112に関連する命令を伝送し得る。シンボル152のステータスが変化している場合、コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aに、シンボル152のステータスが変化していることの命令を伝送し得る。コントローラモジュール120は、動画分析システム132-Aに、選択されたCV関数112をアクティブ化し、実行すること、CV関数112を実施することを終結させること、ある条件が満たされるまでCV関数112を実施することを中断すること、または関連付けられたCV関数112をシンボル152の更新された状態と対応するように変更することを行うための要求を送信し得る。
【0076】
490において、コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアの通知をデバイスに伝送し得る。通知は、限定ではないが、デバイスのユーザインターフェース上に表示される物理空間の表現上にインスタンス化されたシンボル152を表示することを含み得る。分析エージェント122は、デバイスの地理的座標を使用し、物理世界における標識の座標に対するデバイスの近接度を決定し得る。この情報に基づいて、コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアに関連付けられた物理的場所に対するデバイスの近接度に基づいて、通知を伝送し得る。
【0077】
コントローラモジュール120が、CV関数ライブラリ110から、動画分析システム132-Aによって処理されるべき標示検出CV関数113を選択しなかった430に戻ると、コントローラモジュール120は、実世界規則142に関連付けられたシンボル152のインスタンス化に基づく入力を受信し得る。コントローラモジュール120は、実世界規則ライブラリ140に実世界規則142を記憶し得る。実世界規則142は、限定ではないが、物理世界において観察、理解、および/または解釈され得る禁止、命令、指示、要求、助言、アラート、警告、または告知を含み得る。
【0078】
コントローラモジュール120は、意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられた入力を受信し得る。意図される目的は、実世界規則142によって表され得る。コントローラモジュール120は、クライアント制御モジュール160からの実世界規則142のインスタンス化についての入力または通知を受信し得る。
【0079】
いくつかの実施形態において、クライアント制御モジュール160は、アラートシステムから、実世界規則142のインスタンス化についての通知を受信し得る。受信される入力は、限定ではないが、交通アラート、幹線道路標示メッセージングシステム、封鎖通知、化学的、生物学的、または他の危険性警告を含むアラートまたは通知システム等の別のシステムからの通知または命令であり得る。クライアント制御エージェント162は、この通知の意図される目的を決定し得る。いくつかの実施形態において、クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において実世界規則142に関連付けられたシンボル152をインスタンス化し得る。通知のこの特定の意図される目的に基づいて、クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において意図される目的を表す実世界規則142に関連付けられたシンボル152を選択し得る。
【0080】
クライアント制御エージェント162は、制御関数164を使用し、クライアント制御モジュール160に結合されたクライアントGUI上で、またはそれからアクセス可能にシンボル152を選択し得る。制御関数164は、限定ではないが、クライアントGUI上でシンボル152をドラッグおよびドロップすること、地図上にシンボル152を置き、表示すること、または場所基準系に基づいて場所の座標またはアドレスパラメータをシンボル152に関連付けることを含む。クライアント制御モジュール160は、クライアント制御エージェント162が制御関数164を実施すると、シンボル152をインスタンス化し得る。クライアント制御エージェントは、限定ではないが、GUIソフトウェア選択制御、音声コマンド、ジェスチャ、または当業者に公知であるコンピュータインターフェースとの相互作用の任意の変形例を含む制御の任意の手段を通して、シンボル152のインスタンス化を可能にし得る。
【0081】
440において、コントローラモジュール120は、着目エリアのインスタンス化に基づく入力を受信し得る。クライアント制御エージェントは、動画分析システム132-AがCV関数112を処理し、OOIを検出するエリアを表す着目エリアを決定し得る。クライアント制御エージェント162は、動画分析システム132-AがCV関数112を処理するエリアのおおよその座標に基づいて、着目エリアを画定し得る。クライアント制御エージェント162は、制御関数164を使用し、クライアント制御モジュール160のグラフィカルユーザインターフェース内に着目エリアを表し得る。方法400は、450に進む。
【0082】
図5は、いくつかの実施形態による動画分析システムを使用するOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのための方法500のある例である。限定ではなく、便宜上、
図5は、
図1-4の要素を用いて説明され得る。例えば、方法500は、
図1の動画分析システム132Aによって実施され得る。いくつかの実施形態において、方法500は、ハードウェア(例えば、回路網、専用論理、プログラマブル論理、マイクロコード等)、ソフトウェア(例えば、処理デバイス上で実行されている命令)、またはそれらの組み合わせを備え得る処理論理によって実施されることができる。全てのステップが、本明細書に提供される開示を実施するために必要となり得るわけではないことを理解されたい。さらに、ステップのうちのいくつかが、当業者によって理解されるであろうように、同時に、または
図5に示されるものと異なる順序において実施され得る。
【0083】
510において、動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から標示検出CV関数113を受信し得る。標示検出CV関数113は、テキスト認識およびオブジェクト検出技法を使用してオブジェクトを検出するように構成され得る。テキスト認識およびオブジェクト検出技法は、限定ではないが、動画ソース130の視野内で観察可能な標示またはメッセージを解釈することを含む。動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から、標示検出CV関数113を処理するための選択された動画ソース130に関連する情報を受信し得る。
【0084】
520において、動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を実行し得る。動画分析システム132-Aは、選択された動画ソース130から標示検出CV関数113を実行し得る。動画分析システム132-Aは、動画ソース130のビュー内で物理世界における標識に関して監視するように構成された標示検出CV関数113を実行し得る。標示は、意図される目的を表すテキスト、シンボル、形状、または色を描く物理標示または電子標示であり得る。物理世界における標識を検出すると、動画分析システム132-Aは、標示検出CV関数113を実行することから処理される動画分析データを記憶し得る。
【0085】
530において、動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野内で標示を検出し得る。いくつかの実施形態において、動画分析システム132-Aは、物理世界における標識の存在を示す動画分析データを処理し得る。標示検出CV関数113は、以前には物理世界において存在していなかった標識の存在があるときを検出するように構成され得る。いくつかの実施形態において、標示検出CV関数113は、物理世界における標識に対する変化を検出するように構成され得る。いくつかの実施形態において、電子標識は、動画分析システム132-Aに、実世界規則142に関連付けられた意図される目的を表す実世界における標識の存在を示す動画分析データを伝送し得る。
【0086】
標示検出CV関数113は、動画ソース130の視野内で検出されたオブジェクトを実世界規則142を表す標示に関連するデータを含むデータ記憶部におけるオブジェクトに関連付けるように構成され得る。実世界規則142を表す標示に関連するデータを含むデータ記憶部におけるオブジェクトは、テキスト、形状、色、またはシンボル等の標示の特性を含み得る。標示検出CV関数113は、動画ソース130の視野内で検出されたオブジェクトの特性が実世界規則142を表す標示に関連するデータを含むデータ記憶部内の標示の特性にほぼ合致するかどうかを決定するように構成され得る。データ記憶部におけるオブジェクトの特性が動画ソース130の視野内で検出されたオブジェクトに合致する場合、動画分析システム132-Aは、物理世界における標識の存在を決定し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に、動画ソース130の視野内で検出された標示に関連する特性を記憶し得る。
【0087】
540において、動画分析システム132-Aは、動画ソース130の視野内で参照オブジェクトを検出し得る。標示検出CV関数113は、物理世界において検出された標識を包囲する参照オブジェクトを検出するように構成され得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に記憶される物理世界における標識の座標を使用し、包囲エリア内の参照オブジェクトを決定し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部172に参照オブジェクトの座標を記憶し得る。参照オブジェクトは、限定ではないが、異なる基準点、空間内の物理的場所、入射角、および物理世界における標識に対する物理的方向を含み得る。参照オブジェクトは、動画ソース130の視野内のオブジェクトを含み得る。
【0088】
540において、動画分析システム132-Aは、動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析データ記憶部に記憶された動画分析データをコントローラモジュール120に伝送し得る。動画分析データは、限定ではないが、物理世界において検出された標示に関連するデータ、動画ソース130の視野内で検出された参照オブジェクトに関連するデータ、動画ソース130の視野内で検出された標識および参照オブジェクトの座標、標示に含まれる色、テキスト、形状、またはシンボル等の物理世界において検出された標識の特性に関連するデータ、および/または電子標識から伝送されたデータを含み得る。
【0089】
550において、動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から、インスタンス化されたシンボル152に関連付けられたCV関数112を受信し得る。動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から、意図される目的を最良に表すCV関数112を受信し得る。CV関数112は、OOIを検出および処理するための方法であり得る。動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から2つ以上のCV関数112を受信し得る。CV関数112は、代表的なクラスデータを伴う種々の動画分析モデルを使用してOOIの特定のクラスを識別するために、双方向性にパラメータ化され得る。CV関数112は、機械学習方法およびニューラルネットワークを含み得る。
【0090】
560において、動画分析システム132-Aは、インスタンス化されたシンボル152に関連付けられたCV関数112を実行し得る。動画分析システム132-Aは、実世界規則142に関連付けられた意図される目的に関連するOOIのクラスの検出のために、CV関数112を実行し得る。動画分析システム132-Aは、動画分析システムGUIを含み得る。動画分析システム132-Aに結合される動画分析システムGUIは、選択された動画ソース130からの動画データおよび動画ソース130の視野内で検出されるOOIを表示し得る。動画分析システム132-Aは、CV関数112を処理することから取得された動画分析データを動画管理システム134に伝送し得る。動画管理システム134は、動画分析システム132-Aから受信された動画分析データを記憶、管理、および/または分析し得る。
【0091】
570において、動画分析システム132-Aは、構成パラメータ117をCV関数112に適用し得る。動画分析システム132-Aは、CV関数112を適合させるために構成パラメータ117を使用し得る。動画分析システム132-Aは、CV関数112が動画ソース130から監視するであろうOOIの特定のクラスを狭めるために、または広くするために構成パラメータ117を使用し得る。動的環境において、動画分析システム132-Aは、CV関数122によって処理されるOOIのクラスを変更するために構成パラメータ117を使用し得る。
【0092】
構成パラメータ117は、限定ではないが、命令、パラメータ、構成、設定規則、または入力を含み得る。構成パラメータ117は、所定のものであり得る。構成パラメータ117は、特定の事例に関して、動画ソース130からの動画データ(例えば、動画フィード)内でのOOIの検出を可能にし得る。CV関数112は、構成パラメータ117によって決定される、定められた順序において関数を実施し得る。
【0093】
580において、動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から、CV関数112に関連する命令を受信し得る。命令は、限定ではないが、選択されたCV関数112をアクティブ化し、実行すること、CV関数112を終結させること、ある条件が満たされるまでCV関数112を中断すること、または関連付けられたCV関数112をシンボル152の更新された状態と対応するように変更することを含み得る。動画分析システム132-Aは、コントローラモジュール120から受信される命令を実行し得る。
【0094】
図6は、いくつかの実施形態によるクライアント制御モジュールを使用するOOI動画分析検出のための動的シンボルベースのシステムのための方法600を図示するフローチャートである。限定ではなく、便宜上、
図6は、
図1-5の要素を参照して説明され得る。いくつかの実施形態において、方法600は、ハードウェア(例えば、回路網、専用論理、プログラマブル論理、マイクロコード等)、ソフトウェア(例えば、処理デバイス上で実行する命令)、またはそれらの組み合わせを含み得る処理論理によって実施されることができる。全てのステップが、本明細書に提供される開示を実施するために必要となり得るわけではないことを理解されたい。さらに、ステップのうちのいくつかが、当業者によって理解されるであろうように、同時に、または
図6に示されるものと異なる順序において実施され得る。
【0095】
610において、クライアント制御モジュール160(例えば、クライアント制御エージェント162)は、クライアント制御モジュール160においてシンボル152をインスタンス化する。クライアント制御エージェント162は、実世界規則142に関連付けられた意図される目的を表すシンボル152を決定し得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において制御関数164を実施し、シンボル152をインスタンス化し得る。制御関数164は、限定ではないが、シンボル152をドラッグおよびドロップすること、地図上にシンボル152を置き、表示すること、および/または場所基準系に基づいて場所の座標をシンボル152に関連付けることを含む。クライアント制御モジュール160は、限定ではないが、物理空間を表す地図、見取図、または他の略図を含む物理空間の表現を表示するインターフェースを含み得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において制御関数164を実施すると、シンボル152をインスタンス化し得る。
【0096】
620において、クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160において着目エリアをインスタンス化する。クライアント制御エージェント162は、動画分析システム132-AがCV関数112を処理し、OOIを検出するエリアを表す着目エリアを決定し得る。クライアント制御エージェント162は、動画分析システム132-AがCV関数112を処理するエリアのおおよその座標に基づいて、着目エリアを画定し得る。クライアント制御エージェント162は、動画分析データ記憶部172に記憶される標識を包囲する参照オブジェクトに関連する情報を使用し、クライアント制御モジュール160において着目エリアを決定し得る。
【0097】
いくつかの実施形態において、電子標識は、電子標識、または電子標識に対する参照オブジェクトのいくつかのおおよその座標をコントローラモジュール120に伝送し得る。コントローラモジュール120は、電子標識および参照オブジェクトの記憶されたおおよその座標をクライアント制御モジュール160に伝送し得る。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール160から受信される電子標識および参照オブジェクトの座標に基づいて、着目エリアを画定し得る。
【0098】
クライアント制御エージェント162は、着目エリアの境界を表す線または形状を用いて、クライアント制御モジュール160に結合されるグラフィカルユーザインターフェースにおいて着目エリアを表し得る。線または形状を画定する点の組は、動画分析システム132-AがCV関数112を処理するエリアの座標にほぼ対応し得る。
【0099】
630において、クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152をコントローラモジュール120に伝送し得る。インスタンス化されたシンボル152は、対応するシンボルIDを有し得る。クライアント制御モジュール120は、インスタンス化されたシンボル152に関連するデータおよび/または対応するシンボルIDをコントローラモジュール120に伝送し得る。
【0100】
640において、クライアント制御モジュール160は、インスタンス化された着目エリアをコントローラモジュール120に伝送する。クライアント制御モジュール160は、クライアント制御モジュール160のグラフィカルユーザインターフェースにおける地図上に表示される着目エリアを画定する座標をコントローラモジュール120に伝送し得る。
【0101】
650において、クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152のステータスの変化をコントローラモジュール120に伝送する。コントローラモジュール120は、インスタンス化されたシンボル152および着目エリアに関連するデータを含む、ステータス記憶部174を含む。クライアント制御エージェント162は、クライアント制御モジュール上で、インスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアのステータスを変更する新しい制御関数を実施し得る。インスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアのステータスを変更する、新しい制御関数164は、クライアント制御モジュール160からインスタンス化されたシンボル152を除去すること、新しいシンボル152をクライアント制御モジュール160に追加すること、またはクライアント制御モジュール160上で着目エリアを調節することを含み得る。クライアント制御モジュール160におけるインスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアに対する任意の変化に基づいて、クライアント制御モジュール160は、インスタンス化されたシンボル152および/または着目エリアのステータスに対する更新を含む入力をコントローラモジュール120に伝送し得る。
【0102】
種々の実施形態が、例えば、
図7に示されるコンピュータシステム700等の1つ以上のコンピュータシステムを使用して、実装されることができる。
図7は、
図1-
図6を参照して説明される。コンピュータシステム700は、例えば、動画分析システム132と、コントローラモジュール120と、クライアント制御モジュール160と、
図4の方法400と、
図5の方法500と、
図6の方法600とを含む
図1の要素を実装するために使用されることができる。コンピュータシステム700は、本明細書に説明される関数を実施することが可能である任意のコンピュータであることができる。
【0103】
コンピュータシステム700は、本明細書に説明される関数を実施することが可能である任意の周知のコンピュータであることができる。
【0104】
コンピュータシステム700は、プロセッサ704等の1つ以上のプロセッサ(中央処理ユニット、すなわち、CPUとも呼ばれる)を含む。プロセッサ704は、バスであり得る通信インフラストラクチャ706に接続される。
【0105】
1つ以上のプロセッサ704の各々は、グラフィック処理ユニット(GPU)であり得る。ある実施形態において、GPUは、数学的に集約的なアプリケーションを処理するために設計される特殊な電子回路であるプロセッサである。GPUは、コンピュータグラフィックアプリケーション、画像、動画等に対して共通である数学的に集約的なデータ等のデータの大型ブロックの並行処理のために効率的である並列構造を有し得る。
【0106】
コンピュータシステム700は、ユーザ入/出力インターフェース702を通して通信インフラストラクチャ706と通信するモニタ、キーボード、ポインティングデバイス等のユーザ入/出力デバイス603も含む。
【0107】
コンピュータシステム700は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のメインまたは一次メモリ708も含み得る。メインメモリ708は、1つ以上のレベルのキャッシュを含み得る。メインメモリ708は、その中に制御論理(すなわち、コンピュータソフトウェア)および/またはデータを記憶している。
【0108】
コンピュータシステム700は、1つ以上の二次記憶デバイスまたはメモリ710も含み得る。二次メモリ710は、例えば、ハードディスクドライブ712および/またはリムーバブル記憶デバイスまたはドライブ714を含み得る。リムーバブル記憶ドライブ714は、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光学記憶デバイス、テープバックアップデバイス、および/または任意の他の記憶デバイス/ドライブであり得る。
【0109】
リムーバブル記憶ドライブ714は、リムーバブル記憶ユニット718と相互作用し得る。リムーバブル記憶ユニット718は、コンピュータソフトウェア(制御論理)および/またはデータを記憶しているコンピュータ使用可能または読み取り可能な記憶デバイスを含む。リムーバブル記憶ユニット718は、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、DVD、光学記憶ディスク、および/または任意の他のコンピュータデータ記憶デバイスであり得る。リムーバブル記憶ドライブ714は、周知の様式においてリムーバブル記憶ユニット718から読み取り、および/またはそれに書き込む。
【0110】
例示的実施形態によると、二次メモリ710は、コンピュータプログラムおよび/または他の命令および/またはデータがコンピュータシステム700によってアクセスされることを可能にするための他の手段、媒介、または他のアプローチを含み得る。そのような手段、媒介、または他のアプローチは、例えば、リムーバブル記憶ユニット722およびインターフェース720を含み得る。リムーバブル記憶ユニット722およびインターフェース720の例は、プログラムカートリッジおよびカートリッジインターフェース(ビデオゲームデバイス内に見出されるもの等)、リムーバブルメモリチップ(EPROMまたはPROM等)および関連付けられたソケット、メモリスティックおよびUSBポート、メモリカードおよび関連付けられたメモリカードスロット、および/または任意の他のリムーバブル記憶ユニットおよび関連付けられたインターフェースを含み得る。
【0111】
コンピュータシステム700は、通信またはネットワークインターフェース724をさらに含み得る。通信インターフェース724は、コンピュータシステム700が、遠隔デバイス、遠隔ネットワーク、遠隔エンティティ等(個々かつ集合的に、参照番号728によって参照される)の任意の組み合わせと通信および相互作用することを可能にする。例えば、通信インターフェース724は、コンピュータシステム700が通信経路726(有線および/または無線であり得、LAN、WAN、インターネット等の任意の組み合わせを含み得る)を経由して遠隔デバイス728と通信することを可能にし得る。制御論理および/またはデータが、通信経路726を介してコンピュータシステム700に、およびそれから伝送され得る。
【0112】
ある実施形態において、記憶された制御論理(ソフトウェア)を有する有形非一過性コンピュータ使用可能または読み取り可能な媒体を備えた有形非一過性装置または製造品も、本明細書では、コンピュータプログラム製品またはプログラム記憶デバイスと称される。これは、限定ではないが、コンピュータシステム700、メインメモリ708、二次メモリ710、およびリムーバブル記憶ユニット718および722、および前述のものの任意の組み合わせを具現化する有形製品を含む。そのような制御論理は、1つ以上のデータ処理デバイス(コンピュータシステム700等)によって実行されると、そのようなデータ処理デバイスに本明細書に説明されるように動作させる。
【0113】
本開示に含まれる教示に基づいて、
図7に示されるもの以外のデータ処理デバイス、コンピュータシステム、および/またはコンピュータアーキテクチャを使用して、本開示の実施形態を作製および使用する方法が、当業者に明白となるであろう。特に、実施形態は、本明細書に説明されるもの以外のソフトウェア、ハードウェア、および/またはオペレーティングシステム実装とともに動作することができる。
【0114】
任意の他の節ではなく、詳細な説明の節が、請求項を解釈するために使用されることを意図することを理解されたい。他の節は、本発明者らによって考慮されるような、1つ以上の全てではない例示的実施形態を記載することができ、したがって、本開示または添付の請求項をいかようにも限定することを意図していない。
【0115】
本開示は、例示的分野および用途に関して例示的実施形態を説明するが、本開示が、それらに限定されるものではないことを理解されたい。他の実施形態およびそれに対する修正が、可能性として考えられ、本開示の範囲および精神内のものである。例えば、本段落の一般性を限定することなく、実施形態は、図に図示される、および/または本明細書に説明される、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、および/またはエンティティに限定されない。さらに、実施形態(本明細書に明示的に説明されているかどうかにかかわらず)は、本明細書に説明される例以外の分野および用途に対して有意な有用性を有する。
【0116】
実施形態は、本明細書では、規定される関数の実装およびそれらの関係を図示する関数構成要素の補助を借りて説明されている。これらの関数構成要素の境界は、本明細書では、説明の利便性のために任意に定義されている。代替の境界が、規定される関数および関係(またはそれらの均等物)が適切に実施される限り、定義されることができる。また、代替実施形態が、本明細書に説明されているものと異なる順序付けを使用して、関数ブロック、ステップ、動作、方法等を実施することができる。
【0117】
本明細書における、「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的実施形態」、または類似語句の言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得るが、全ての実施形態が、必ずしもその特定の特徴、構造、または特性を含まないこともあることを示す。さらに、そのような語句は、必ずしも同一の実施形態を参照しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性がある実施形態と関連して説明されるとき、本明細書に明示的に言及または説明されているかどうかにかかわらず、そのような特徴、構造、または特性を他の実施形態に組み込むことは、当業者の知識の範囲内であろう。加えて、いくつかの実施形態は、それらの派生語とともに、表現「結合される」および「接続される」を使用して説明されることができる。これらの用語は、必ずしも互いのために同義語として意図されていない。例えば、いくつかの実施形態は、2つ以上の要素が互いに直接物理的または電気的に接触していることを示すために、用語「接続される」および/または「結合される」を使用して説明されることができる。しかしながら、用語「結合される」はまた、2つ以上の要素が、互いに直接接触していないが、なおもさらに、互いに協働または相互作用することも意味することができる。
【0118】
本開示の範疇および範囲は、上記に説明される例示的実施形態のうちのいずれによっても限定されるべきではなく、以下の請求項およびそれらの均等物のみに従って定義されるべきである。
【国際調査報告】