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特表2024-525569異なるセンサータイプの使用のためのX線デバイスにおける機能的スイッチをもつ口腔内X線システム
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  • 特表-異なるセンサータイプの使用のためのX線デバイスにおける機能的スイッチをもつ口腔内X線システム 図1
  • 特表-異なるセンサータイプの使用のためのX線デバイスにおける機能的スイッチをもつ口腔内X線システム 図2
  • 特表-異なるセンサータイプの使用のためのX線デバイスにおける機能的スイッチをもつ口腔内X線システム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】異なるセンサータイプの使用のためのX線デバイスにおける機能的スイッチをもつ口腔内X線システム
(51)【国際特許分類】
   A61B 6/51 20240101AFI20240705BHJP
   H05G 1/42 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
A61B6/51 500
H05G1/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500264
(86)(22)【出願日】2022-07-05
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 EP2022068507
(87)【国際公開番号】W WO2023280805
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】21183848.7
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515304558
【氏名又は名称】デンツプライ・シロナ・インコーポレイテッド
(71)【出願人】
【識別番号】519410367
【氏名又は名称】シロナ・デンタル・システムズ・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100209048
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 元嗣
(72)【発明者】
【氏名】シュルツェ-ガンツリン、ウルリッヒ
(72)【発明者】
【氏名】リンデンベルク、カイ
【テーマコード(参考)】
4C092
4C093
【Fターム(参考)】
4C092AA01
4C092AB03
4C092AC05
4C092CC07
4C092CC12
4C092CF06
4C092CF25
4C092DD08
4C093AA07
4C093CA16
4C093DA05
4C093EB17
4C093EB28
4C093FA18
4C093FA42
4C093FD09
(57)【要約】
本発明は、自動露出制御(AEC)機能を装備し、クラウド(6)およびコンピュータ(4.1)に接続可能である、口腔内X線デバイス(2)を備える、口腔内X線システム(3)であって、少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)が、口腔内X線デバイス(2)に接続可能であることと、口腔内X線デバイス(2)が、初期識別プロセスにおいて、少なくとも1つの接続された口腔内X線センサー(1、1’、1’’)のセンサータイプを認識し、関連するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する、機能的スイッチ(2.10)を備えることとを特徴とし、ここにおいて、口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード(M’’)、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータまたはクラウド側検出のためのモード(M’)、露出レベルの検出なしのモード(M)のうちの1つまたは複数を備える、口腔内X線システム(3)に関する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動露出制御(AEC)機能を装備し、クラウド(6)及びコンピュータ(4.1)に接続可能な口腔内X線デバイス(2)を備える口腔内X線システム(3)において、
少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)が、前記口腔内X線デバイス(2)に接続され得ることと、前記口腔内X線デバイス(2)が、初期識別プロセスにおいて、接続された前記少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)のセンサータイプを認識し、関連するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する機能的スイッチ(2.10)を有し、
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード(M’’)、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ又はクラウド側検出のためのモード(M’)、及び露出レベルの検出なしのモード(M)のうちの1つ又は複数を備える、口腔内X線システム(3)。
【請求項2】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルについての口腔内X線センサー側検出のための前記モード(M’’)と、露出分析ユニット(1.2)、イメージングX線検出器(1.3)、及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’’)と、を備え、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信されるスカウトショット又はスカウトビデオストリームが、前記口腔内X線センサー(1’’)内の前記露出分析ユニット(1.2)によって分析され、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を収集し、さらなる露出の評価及び決定のために、前記口腔内X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)又は前記口腔内X線センサー(1)の外部に配置された別のデバイスに、前記通信インターフェース(1.1)によって前記情報をフォワーディングすることを特徴とする、請求項1に記載の口腔内X線システム(3)。
【請求項3】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ、又はクラウド側検出のための前記モード(M’)と、露出レベルに関する情報を検出しない口腔内X線センサー(1’)であって、イメージングX線検出器(1.3)及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’)と、を備え、
露出分析ユニット(2.8)が前記X線装置(2)中にあり、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信される前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが、前記通信インターフェース(1.1)によって前記X線デバイス(2)にフォワーディングされ、
前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を検出することと、さらなる露出の評価及び決定のために、前記X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)、コンピュータ(4.1)及び/又はクラウド(6)に前記情報をフォワーディングすることと、を行うために、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが前記X線デバイス(2)中の前記露出分析ユニット(2.8)によってローカルに分析されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の口腔内X線システム(3)。
【請求項4】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの検出なしの前記モード(M)と、前記露出レベルに関する情報を検出しない、関連する口腔内X線センサー(1)とを備え、前記X線デバイス(2)も、前記露出レベルに関する情報を検出しない、請求項1から3のいずれか一項に記載の口腔内X線システム(3)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔内X線センサーと歯科用X線デバイスとを備える、自動露出制御(AEC:automatic exposure control)機能をもつ口腔内X線システムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動露出制御(AEC)、すなわち、AEC技法はよく知られており、デジタルX線画像受信機を用いた口腔内X線について歯科分野においてもよく知られており、たとえば、EP1859659A1および米国特許第6,898,268(B2)号を参照されたい。
【0003】
X線画像検出器は、口腔内X線診断における一般的な露出状況のための最適化されたダイナミックレンジを有する。露出不足の記録は、増加された雑音によって特徴づけられ、露出過度のエリアは、ピクセルの飽和効果によりもはや信号を解像することができない。AEC技法を使用すると、飽和限界は、複数の露出を行い、個々の記録を合算することによって、解決され得る。飽和限界を低下させることによって、X線画像受信機は、低い露出のために最適化され得る。このコンスタレーションでは、ユーザは、患者線量を可能な限り低く保つために、各場合において必要とされる最小画像品質を、その指示に応じて、具体的に決めることができる。
【0004】
露出状況は、スカウトショット(Scout Shot)を用いて測定され得る。この第1の記録の露出レベルに関する情報は、この目的のために使用される。これは、一定数のピクセルのどの最大値が到達されたかまたは超えられたかを示す。それはまた、たとえば、飽和限界に対するパーセント単位の、最大許容値に関する相対値であり得る。露出レベルに関する情報は、それぞれのヒストグラムをも含んでいることがある。
【0005】
スカウトショットを用いたAEC X線システムでは、記録セッション中に記録ジオメトリの移動によって引き起こされ得る動きアーティファクトを低減するために、完了したX線露出を決めるために、事前露出された画像の高速評価が必要とされる。今まで、スカウトショットの露出レベルの評価は、X線デバイス中に(または接続されたコンピュータ中に)ある評価ユニットによって、口腔内X線センサー(以下、略して「センサー」とも呼ばれる)から切り離して行われた。現在までのプロシージャは、以下の通りである。
【0006】
1. センサーが第1のショットを検出する
2. センサーは、第1のショットをX線デバイスに部分的にまたは完全に送信する
3. 評価ユニットが、X線デバイスにおいて第1のショットを分析する
4. 評価ユニットは、第2のショットのための露出レベルを決める
5. センサーは第2のショットを検出する
6. センサーは、第2のショットをX線デバイスに送信する
7. 評価ユニットは、X線デバイスにおいて第1のショットおよび第2のショットからの合算された画像を計算する
概して、AEC機能をもつ口腔内X線デバイスは、コンピュータまたはクラウドに接続される。記録準備完了(readiness)に設定されたX線センサーは、X線画像を検出する。露出の後に、X線画像データは、X線検出器から読み出され、コンピュータにフォワーディングされる。
【発明の概要】
【0007】
本発明の一目的は、統合されたAEC機能をもつ口腔内X線センサーを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、AEC機能をもつまたはもたない口腔内X線センサーを含む、異なるタイプのセンサーの使用を可能にするモードスイッチをもつ口腔内X線システムを提供することである。
【0009】
これらの目的は、請求項1に記載の口腔内X線システムによって達成される。従属請求項の主題は、さらなる発展および好ましい実施形態に関する。
【0010】
本発明による口腔内X線システムは、自動露出制御(AEC)機能を装備し、クラウドおよびコンピュータに接続可能である、口腔内X線デバイスを備える。少なくとも1つの口腔内X線センサーが、X線デバイスに接続可能である。さらに、X線デバイスは、初期識別プロセスにおいて、少なくとも1つの接続されたX線センサーのセンサータイプを認識し、関連するモードをアクティブ化する、機能的スイッチを備える。口腔内X線システムは、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータまたはクラウド側検出のためのモード、露出レベルの検出なしのモードのうちの1つまたは複数を備える。
【0011】
以下の説明では、異なるX線センサータイプおよび関連するモードが説明される。
AECプラスモード(AEC Plus mode)、およびAEC機能を有するX線システムとともに使用するための露出レベル検出を用いた口腔内X線センサー:
本発明によれば、AECプラスモードでは、露出レベルに関するスカウト画像またはビデオストリームの分析は、IO(口腔内)X線デバイス、またはコンピュータなどの他のシステム構成要素によってではなく、IO X線センサーによって実施される。この目的で、ビデオストリームは、たとえば、個々の画像の独立したシーケンスとして、使用され得る。
【0012】
上記の評価が、IO X線センサー(以下、略して「センサー」とも呼ばれる)に移動される場合、IO X線デバイスの側のデータ転送と複雑さとが低減される。本発明によるプロセスは、次いで、たとえば、以下の通りである。
【0013】
1. センサーが、第1のショット(スカウトショット)を検出する、
2. 評価ユニット(たとえば、センサーの露出分析ユニット)が、第1のショットを分析し、露出レベルに関する情報をコンパイルする、
3. 露出レベルに関する情報、ならびに適用可能な場合にはセンサー特性が、センサー外の決定ユニットに送信される、
4. 決定ユニットは、さらなるショットの露出パラメータを決めるために、このおよび他の情報を使用する、
5. この決定に従って、センサーによって、露出が検出されないか、または1つまたは複数の露出が検出される、
6. センサーは、個々の記録および/または(随意に)少なくとも1つの合算された記録をIO X線ユニットまたはPCに送信する。
【0014】
本発明の主要な特徴は、IO X線センサーに割り当てられた電子機器(たとえば、露出分析ユニット)が、スカウト画像またはビデオストリームの露出レベルについての情報を検出し、この情報をIO X線デバイスに通信することが可能であることである。これは、初期化作業を低減し、プロセスの速度を上げる。
【0015】
IO X線デバイス、特に、IO X線デバイスの決定ユニット、または他のシステム構成要素は、後続の露出のために、露出パラメータ、たとえば、記録の数、露出時間、管電流および管電圧を決めるために、露出レベルのこの情報および他の仕様、好ましくはセンサー固有特性、必要とされる画像品質、指示、デュアルエネルギーのためのkV調整、増加されたダイナミックレンジ(高ダイナミックレンジ(HDR))、線量依存の雑音挙動などを使用する。これは、1つのさらなる露出であり得るが、いくつかのさらなる露出、またはさらなる露出なしでもあり得る。
【0016】
ビデオストリームの場合、X線デバイスの決定ユニットによって計算された値に到達したとき、露出は、好ましくは、X線デバイスによって停止される。
【0017】
好ましくは、IO X線センサーヘッドまたはIO X線センサーコネクタは、評価ユニット(たとえば、露出分析ユニット)のための可能な適応である。代替的に、前記センサーヘッドは、コネクタが必要とされないように、IO X線デバイスにワイヤレス接続され得る。
AECモード、およびAEC機能をもつX線システムとともに使用するための露出レベル検出を用いない口腔内X線センサー。
【0018】
本発明によれば、AECモードでは、露出レベルに関するスカウト画像またはビデオストリームの分析は、X線デバイスによって、または他のシステム構成要素によってのみ、実施される。AECプラスモードはAECモードとは異なり、上述の分析は、IO X線デバイスにおいてではなく、X線センサーにおいて行われる。
標準モード、およびAEC機能をもたないX線システムとともに使用するための露出レベル検出を用いない口腔内X線センサー
本発明によれば、標準モードでは、スカウト画像またはビデオストリームの分析は、口腔内X線センサーによっても、X線デバイス/システムによっても、露出レベルに関して実施されない。
【0019】
以下の説明では、本発明は、図面を参照しながら、実施形態によってより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】標準モードにおける動作のための標準IO X線センサーが接続された、口腔内X線システムの概略表現を示す図。
図2】AECモードにおける動作のためのIO X線センサーが接続された、AEC機能をもつ口腔内X線システムの概略表現を示す図。
図3】AECプラスモードにおける動作のためのIO X線センサーが接続された、AEC機能をもつ口腔内X線システムの概略表現を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図中の太い縁をもつ機能ブロックは、それぞれのモードにおいて必ずしもアクティブ化されるとは限らない。
【0022】
図面に示されている参照番号は、以下に記載する要素を指定し、これらは例示的な実施形態の以下の説明において参照される。
【0023】
1. 口腔内X線センサー(標準モードのためのセンサータイプ)
1’ 口腔内X線センサー(AECモードのためのセンサータイプ)
1’’ 口腔内X線センサー(AECプラスモードのためのセンサータイプ)
1.1 通信インターフェース
1.2 露出分析ユニット
1.3 イメージングX線検出器
1.4 コントローラ
1.5 センサー固有特性(メモリ)
1.6 画像メモリ
2. X線デバイス
2.1.1 通信インターフェース
2.1.2 通信インターフェース
2.1.3 通信インターフェース
2.2 決定ユニット
2.3 X線源
2.4 コントローラ
2.5 通信インターフェース
2.6 電力供給および高電圧源
2.7 ユーザインターフェース
2.8 露出分析ユニット
2.9 画像メモリ
2.10 機能的(モード)スイッチ
3. 口腔内X線システム
4.1 コンピュータ
4.2 ユーザインターフェースおよびディスプレイ
5. ネットワーク
6. クラウド
異なる実施形態の図1図3に示されているように、口腔内X線システム(3)は、自動露出制御(AEC)機能を装備し、随意に、クラウド(6)およびコンピュータ(4.1)に接続可能である、口腔内X線デバイス(2)を備え、ここにおいて、少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)が、X線デバイス(2)に接続され得、X線デバイス(2)は、初期識別プロセスにおいて、少なくとも1つの接続された口腔内X線センサー(1、1’、1’’)のセンサータイプを認識し、関連するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する、機能的スイッチ(2.10)を有する。口腔内X線システム(3)は、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード(M’’)、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータまたはクラウド側検出のためのモード(M’)、露出レベルの検出なしのモード(M)のうちの1つまたは複数を備える。
AECプラスモード
以下では、冒頭において説明されたAECプラスモードに対応するモード(M’’)が説明される。図3は、本発明の一実施形態による口腔内X線システム(3)の概略図を示す。口腔内X線システム(3)は、通信インターフェース(2.1.1、1.1)を介して口腔内X線センサー(1’’)に接続された口腔内X線デバイス(2)を有する。接続は、好ましくはケーブル接続である。IO X線センサー(1’’)は、センサーヘッド(ハウジング)と、ケーブルと、コネクタとからなる。IO X線センサー(1’’)は、このコネクタを介して口腔内X線デバイス(2)に接続される。異なるタイプの、AEC機能をもつまたはもたない追加のX線センサー(1、1’、1’’)が、好ましくは、それらのコネクタを介してIO X線デバイス(2)に同時に接続され得る。代替的に、ワイヤレス接続が使用され得る。口腔内X線センサー(1’’)は、通信インターフェース(1.1)を有し、露出分析ユニット(1.2)を有し、イメージングX線検出器(1.3)を有し、コントローラ(1.4)を有し、センサー固有特性を含んでいるメモリ(1.5)を有し、画像メモリ(1.6)を有する。画像メモリ(1.6)は、イメージングX線検出器(1.3)から受信される画像データの一部または全部を記憶する。画像メモリ(1.6)は、イメージングX線検出器(1.3)からのピクセル画像データが、信号の損失なしに、評価のために読み出され得ない場合、または、信号の損失が、放射線衛生学の理由で許容できない場合、有用である。好ましくは、X線センサー(1’’)は、バッテリーとワイヤレス通信とを装備することができる。これは、ケーブルが不要にされることを可能にする。ワイヤードデータ通信および/または電力供給も、代替として考慮され得る。ここで、USBインターフェースまたはパワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE:Power over Ethernet(登録商標))が、規格として提供される。
【0024】
口腔内X線センサー(1’’)は、自動露出制御(AEC)機能のための構成要素を含んでおり、これは、以下でより詳細に説明される。イメージングX線検出器(1.3)から受信されるスカウトショットまたはスカウトビデオストリームが、露出レベルに関する情報を検出するために、露出分析ユニット(1.2)によって口腔内X線センサー(1’’)においてローカルに分析される。露出レベル情報を含む分析結果は、通信インターフェース(1.1)によって、口腔内X線デバイス(2)にまたは別の外部デバイス(たとえば、コンピュータ)にフォワーディングされる。口腔内X線デバイス(2)は、この目的で、対応する通信インターフェース(2.1.1、2.5)を有する。口腔内X線ユニット(2)は、露出レベルに関する検出された情報を含む分析結果を評価し、さらなる露出のシーケンス、特にショットの数およびそれらの持続時間を決定する、決定ユニット(2.2)を有する。ビデオストリームの場合、これはまた、進行中の露出中に行われ得る。ビデオストリームを使用するとき、第1のショットおよび第2のショットは、第1の「m」個のショットおよび第2の「n」個のショットのセットに拡大する。この場合、プロセスも、複数回繰り返され得る。IO X線センサー(1’’)は、記録セッションの終了まで、対応する記録準備完了のままである。口腔内X線デバイス(2)は、X線源(2.3)と、電力供給および高電圧源(2.6)と、コントローラ(2.4)とをも有する。決定ユニット(2.2)は、さらに、センサー固有特性および/またはユーザ指定の画像品質パラメータを考慮に入れるように適応される。センサー固有特性は、センサー寸法と、ローカルピクセルエラーと、線量/信号挙動と、アナログ露出信号のデジタル化を可能にしないか、またはアナログ露出信号の限定されたデジタル化を可能にする、飽和効果がそれより上で起こる、最大飽和レベルとに関する情報を含む。画像品質パラメータは、X線デバイス(2)上のユーザインターフェース(2.7)を通して、ユーザによって直接または間接的に入力され得る。間接的指定は、医療指示(たとえば、疑わしい虫歯、歯周症、根本原因の明確化)を介して行われ得、これは、決定ユニット(2.2)をもつ口腔内X線システム(3)によって露出パラメータ、たとえば、最大露出、デュアルエネルギーなどに変換される。代替的に、これはまた、口腔内X線デバイス(2)に接続されたコンピュータ(4.1)のユーザインターフェース(4.2)を介して指定され得る。口腔内X線デバイス(2)は、それの通信インターフェース(2.5)を介して、好ましくはネットワーク(5)を介して、コンピュータ(4.1)に接続される。口腔内X線デバイス(2)およびコンピュータ(4.1)はまた、クラウド(6)への接続を有し得る。受信された生画像材料は、センサー固有のおよび記録固有の欠陥(deficiency)を補償するために、処理されて初期生画像になる。これらは、ゲイン、欠陥およびDC補正(Gain, Blemish and DC correction)(クラシック)、ダイナミックレンジ拡張(または高ダイナミックレンジ(HDR))、動きアーティファクト補償(ぶれ防止(anti-shake))である。IO X線センサーまたはX線デバイス(2)が、それぞれの、内部画像メモリ(2.9、1.6)を使用して、これらおよび他の画像処理機能を実施する代わりに、これは、クラウド(6)において、またはPC(4.1)によって実施され得る。
【0025】
この実施形態では、口腔内X線デバイス(2)は露出分析ユニット(2.8)を有するが、これは、IO X線センサー(1’’)がそれ自体で評価を実施するので、必要とされない。さらに、他の太い輪郭の構成要素も、絶対に必要とされるとは限らない。好ましくは、通信インターフェース(2.1.1)~(2.1.3)は、別々に、または代替的に共通の通信インターフェースとして、提供される。
AECモード
以下では、冒頭において説明されたAECモードに対応する、モード(M’)が説明される。図2は、本発明のさらなる実施形態による口腔内X線システム(3)の概略図を示す。口腔内X線システム(3)は、通信インターフェース(2.1.2、1.1)を介して口腔内X線センサー(1’)に接続された口腔内X線デバイス(2)を有する。接続は、好ましくはケーブル接続である。IO X線センサー(1’)は、センサーヘッド(ハウジング)と、ケーブルと、コネクタとからなる。IO X線センサー(1’)は、このコネクタを介して口腔内X線デバイス(2)に接続される。AEC機能をもつまたはもたない他のX線センサー(1、1’、1’’)が、好ましくは、それらのコネクタを介してIO X線デバイス(2)に同時に接続され得る。代替的に、ワイヤレス接続が使用され得る。口腔内X線センサー(1’)は、通信インターフェース(1.1)を有し、露出分析ユニット(1.2)を有せず、イメージングX線検出器(1.3)を有し、コントローラ(1.4)を有し、センサー固有特性を含んでいるメモリ(1.5)を有する。好ましくは、X線センサー(1’)は、バッテリーとワイヤレス通信とを装備することができる。これは、ケーブルを不要にすることを可能にする。ワイヤードデータ通信および/または電力供給も、代替的に考慮され得る。ここで、USBインターフェースまたはパワーオーバーイーサネット(PoE)が、規格として提供される。
【0026】
口腔内X線センサー(1’)は、自動露出制御(AEC)機能のための構成要素を含まない。イメージングX線検出器(1.3)から受信されるスカウトショットまたはスカウトビデオストリームが、露出レベルに関する情報を検出するために、露出分析ユニット(2.8)によってX線デバイス(2)においてローカルに分析される。口腔内X線デバイス(2)は、露出レベルに関する検出された情報を含む分析結果を評価し、さらなる露出のシーケンス、特にショットの数およびそれらの持続時間を決定する、決定ユニット(2.2)を有する。ビデオストリームの場合、これはまた、進行中の露出中に行われ得る。ビデオストリームを使用するとき、第1のショットおよび第2のショットは、第1の「m」個のショットおよび第2の「n」個のショットのセットに拡大する。この場合、プロセスも、複数回繰り返され得る。IO X線センサー(1’)は、記録セッションの終了まで、対応する記録準備完了のままである。口腔内X線デバイス(2)は、X線源(2.3)と、電力供給および高電圧源(2.6)と、コントローラ(2.4)とをも有する。決定ユニット(2.2)は、さらに、センサー固有特性、および/またはユーザによって指定された画像品質パラメータを考慮に入れるように適応される。センサー固有特性は、とりわけ、センサー寸法と、ローカルピクセルエラーと、線量/信号挙動と、アナログ露出信号のデジタル化を可能にしないか、またはアナログ露出信号の限定されたデジタル化を可能にする、飽和効果がそれより上で起こる、最大飽和レベルとに関する情報を含む。画像品質パラメータは、X線デバイス(2)上のユーザインターフェース(2.7)を通して、ユーザによって直接または間接的に入力され得る。間接的指定は、医療指示(たとえば、疑わしい虫歯、歯周症、根本原因の明確化)を介して行われ得、これは、決定ユニット(2.2)をもつ口腔内X線システム(3)によって露出パラメータ、たとえば、最大露出、デュアルエネルギーなどに変換される。代替的に、これはまた、口腔内X線デバイス(2)に接続されたコンピュータ(4.1)のユーザインターフェース(4.2)を介して実施され得る。口腔内X線デバイス(2)は、それの通信インターフェース(2.5)を介して、好ましくはネットワーク(5)を介して、コンピュータ(4.1)に接続される。口腔内X線デバイス(2)およびコンピュータ(4.1)はまた、クラウド(6)への接続を有し得る。受信された生画像材料は、センサー固有のおよび記録固有の欠陥を補償するために、処理されて初期生画像になる。これらは、ゲイン、欠陥およびDC補正(クラシック)、ダイナミックレンジ拡張(または高ダイナミックレンジ(HDR))、動きアーティファクト補償(ぶれ防止)である。X線センサー(1’)またはX線デバイス(2)が画像処理機能を実施する代わりに、これは、クラウド(6)において、またはPC(4.1)によって行われ得る。X線デバイス(2)は、画像メモリ(2.9)をも有する。
【0027】
通信インターフェース(2.1.1)~(2.1.3)は、好ましくは、別々に、または代替的に共通の通信インターフェースとして、提供される。
標準モード
以下では、冒頭において説明された標準モードに対応する、モード(M)が説明される。図1は、本発明のさらなる実施形態による口腔内X線システム(3)の概略図を示す。口腔内X線システム(3)は、通信インターフェース(2.1.3、1.1)を介して口腔内X線センサー(1)に接続された口腔内X線デバイス(2)を有する。接続は、好ましくはケーブル接続である。IO X線センサー(1)は、センサーヘッド(ハウジング)と、ケーブルと、コネクタとからなる。IO X線センサー(1)は、このコネクタを介して口腔内X線デバイス(2)に接続される。好ましくは、AEC機能をもつまたはもたないさらなるIO X線センサー(1、1’、1’’)が、それらのコネクタを介してIO X線デバイス(2)に同時に接続され得る。代替的に、ワイヤレス接続が使用され得る。口腔内X線センサー(1)は、通信インターフェース(1.1)を有し、露出分析ユニット(1.2)を有せず、イメージングX線検出器(1.3)を有し、コントローラ(1.4)を有し、センサー固有特性を含んでいるメモリ(1.5)を有する。好ましくは、IO X線センサー(1)は、バッテリーとワイヤレス通信とを装備することができる。これは、ケーブルを不要にすることを可能にする。ワイヤードデータ通信および/または電力供給も、代替的に考慮され得る。ここで、USBインターフェースまたはパワーオーバーイーサネット(PoE)が、規格として好適である。
【0028】
口腔内X線センサー(1)は、自動露出制御(AEC)機能のためのいかなる構成要素をも含んでいない。IO X線センサー(1)は、記録セッションの終了まで、対応する記録準備完了のままである。口腔内X線デバイス(2)は、X線源(2.3)と、電力供給および高電圧源(2.6)と、コントローラ(2.4)とをも有する。
【0029】
口腔内X線デバイス(2)は、それの通信インターフェース(2.5)を介して、好ましくはネットワーク(5)を介して、コンピュータ(4.1)に接続される。口腔内X線デバイス(2)およびコンピュータ(4.1)はまた、クラウド(6)への接続を有することができる。X線センサー(1)またはX線デバイス(2)が画像処理機能を実施する代わりに、これは、PC(4.1)において実施され得る。X線デバイス(2)は、画像メモリ(2.9)をも有し得る。受信された生画像材料は、センサー固有のおよび記録固有の欠陥を補償するために、処理されて初期生画像になる。これらは、ゲイン、欠陥およびDC補正(クラシック)、ダイナミックレンジ拡張(または高ダイナミックレンジ(HDR))、動きアーティファクト補償(ぶれ防止)である。
【0030】
この実施形態では、口腔内X線デバイス(2)は露出分析ユニット(2.8)を有するが、これは、このコンスタレーションでは必要とされない。さらに、太い縁をもつ他の構成要素も、絶対に必要であるとは限らない。
【0031】
通信インターフェース(2.1.1)~(2.1.3)は、好ましくは、別々に、または代替的に共通の通信インターフェースとして、提供され得る。
【0032】
3つのモードが、本発明において説明された。関連するセンサータイプを用いた他のモードも考えられる。さらなる通信インターフェースが、別々に追加され得る。それらの機能に応じて、X線デバイス(2)またはX線システム(3)のより多いまたはより少ない機能的構成要素が、応答するようになる。機能的モードスイッチ(2.10)は、拡張された機能的構成要素をも統合するために、それぞれのセンサータイプを識別し、対応するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2024-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動露出制御(AEC)機能を装備し、クラウド(6)及びコンピュータ(4.1)に接続可能な口腔内X線デバイス(2)を備える口腔内X線システム(3)において、
少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)が、前記口腔内X線デバイス(2)に接続され得ることと、前記口腔内X線デバイス(2)が、初期識別プロセスにおいて、接続された前記少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)のセンサータイプを認識し、関連するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する機能的スイッチ(2.10)を有し、
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード(M’’)、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ又はクラウド側検出のためのモード(M’)、及び露出レベルの検出なしのモード(M)のうちの1つ又は複数を備える、口腔内X線システム(3)。
【請求項2】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルについての口腔内X線センサー側検出のための前記モード(M’’)と、露出分析ユニット(1.2)、イメージングX線検出器(1.3)、及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’’)と、を備え、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信されるスカウトショット又はスカウトビデオストリームが、前記口腔内X線センサー(1’’)内の前記露出分析ユニット(1.2)によって分析され、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を収集し、さらなる露出の評価及び決定のために、前記口腔内X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)又は前記口腔内X線センサー(1)の外部に配置された別のデバイスに、前記通信インターフェース(1.1)によって前記情報をフォワーディングすることを特徴とする、請求項1に記載の口腔内X線システム(3)。
【請求項3】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ、又はクラウド側検出のための前記モード(M’)と、露出レベルに関する情報を検出しない口腔内X線センサー(1’)であって、イメージングX線検出器(1.3)及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’)と、を備え、
露出分析ユニット(2.8)が前記X線デバイス(2)中にあり、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信される前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが、前記通信インターフェース(1.1)によって前記X線デバイス(2)にフォワーディングされ、
前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を検出することと、さらなる露出の評価及び決定のために、前記X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)、コンピュータ(4.1)及び/又はクラウド(6)に前記情報をフォワーディングすることと、を行うために、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが前記X線デバイス(2)中の前記露出分析ユニット(2.8)によってローカルに分析されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の口腔内X線システム(3)。
【請求項4】
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの検出なしの前記モード(M)と、前記露出レベルに関する情報を検出しない、関連する口腔内X線センサー(1)とを備え、前記X線デバイス(2)も、前記露出レベルに関する情報を検出しないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の口腔内X線システム(3)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
3つのモードが、本発明において説明された。関連するセンサータイプを用いた他のモードも考えられる。さらなる通信インターフェースが、別々に追加され得る。それらの機能に応じて、X線デバイス(2)またはX線システム(3)のより多いまたはより少ない機能的構成要素が、応答するようになる。機能的モードスイッチ(2.10)は、拡張された機能的構成要素をも統合するために、それぞれのセンサータイプを識別し、対応するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、そのまま、付記しておく。
[1] 自動露出制御(AEC)機能を装備し、クラウド(6)及びコンピュータ(4.1)に接続可能な口腔内X線デバイス(2)を備える口腔内X線システム(3)において、
少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)が、前記口腔内X線デバイス(2)に接続され得ることと、前記口腔内X線デバイス(2)が、初期識別プロセスにおいて、接続された前記少なくとも1つの口腔内X線センサー(1、1’、1’’)のセンサータイプを認識し、関連するモード(M、M’、M’’)をアクティブ化する機能的スイッチ(2.10)を有し、
前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線センサー側検出のためのモード(M’’)、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ又はクラウド側検出のためのモード(M’)、及び露出レベルの検出なしのモード(M)のうちの1つ又は複数を備える、口腔内X線システム(3)。
[2] 前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルについての口腔内X線センサー側検出のための前記モード(M’’)と、露出分析ユニット(1.2)、イメージングX線検出器(1.3)、及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’’)と、を備え、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信されるスカウトショット又はスカウトビデオストリームが、前記口腔内X線センサー(1’’)内の前記露出分析ユニット(1.2)によって分析され、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を収集し、さらなる露出の評価及び決定のために、前記口腔内X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)又は前記口腔内X線センサー(1)の外部に配置された別のデバイスに、前記通信インターフェース(1.1)によって前記情報をフォワーディングすることを特徴とする、[1]に記載の口腔内X線システム(3)。
[3] 前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの口腔内X線デバイス、コンピュータ、又はクラウド側検出のための前記モード(M’)と、露出レベルに関する情報を検出しない口腔内X線センサー(1’)であって、イメージングX線検出器(1.3)及び通信インターフェース(1.1)を備える関連する口腔内X線センサー(1’)と、を備え、
露出分析ユニット(2.8)が前記X線装置(2)中にあり、
前記イメージングX線検出器(1.3)から受信される前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが、前記通信インターフェース(1.1)によって前記X線デバイス(2)にフォワーディングされ、
前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームの前記露出レベルについての情報を検出することと、さらなる露出の評価及び決定のために、前記X線デバイス(2)の決定ユニット(2.2)、コンピュータ(4.1)及び/又はクラウド(6)に前記情報をフォワーディングすることと、を行うために、前記スカウトショット又は前記スカウトビデオストリームが前記X線デバイス(2)中の前記露出分析ユニット(2.8)によってローカルに分析されることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の口腔内X線システム(3)。
[4] 前記口腔内X線システム(3)が、露出レベルの検出なしの前記モード(M)と、前記露出レベルに関する情報を検出しない、関連する口腔内X線センサー(1)とを備え、前記X線デバイス(2)も、前記露出レベルに関する情報を検出しない、[1]から[3]のいずれか一項に記載の口腔内X線システム(3)。
【国際調査報告】