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特表2024-525598ガラスタグトランスポンダの取り付け/モータケーブルによる後付け
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】ガラスタグトランスポンダの取り付け/モータケーブルによる後付け
(51)【国際特許分類】
   A61B 90/98 20160101AFI20240705BHJP
   H01Q 1/22 20060101ALI20240705BHJP
   G06K 19/077 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
A61B90/98
H01Q1/22 Z
G06K19/077 220
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500398
(86)(22)【出願日】2022-07-06
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 EP2022068791
(87)【国際公開番号】W WO2023280942
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】102021117413.9
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502154016
【氏名又は名称】アエスキュラップ アーゲー
【住所又は居所原語表記】Am Aesculap-Platz, 78532 Tuttlingen Germany
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マーティン マキル
(72)【発明者】
【氏名】フレデリク レンツェンヒューバー
(72)【発明者】
【氏名】ラルフ プフィステル
(72)【発明者】
【氏名】ローランド-アロイス ヒューゲル
【テーマコード(参考)】
5J047
【Fターム(参考)】
5J047AB11
5J047EF05
(57)【要約】
本発明は医療器具(22)に関し、医療器具(22)は、少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体(21)、好ましくは電気モータと、ケーブルプラグ(1)と、少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するために医療器具をケーブルプラグ(1)のケーブル側端部(3)に接続するモータケーブル(2)とを備え、ケーブルプラグ(1)が、好ましくは制御装置(20)上に配置されるプラグソケット(5)に差し込むための極側端部(4)を有し、ガラスタグ(7)が、力を加えることなく極側端部(4)内に/極側端部(4)に挿入可能または挿入され、あるいは取り付けられ、プラグソケット(5)上に配置されたアンテナ(8)によって読み取り可能に設けられ、構成されている。本発明はまた、制御ユニット(6)のプラグソケット(5)に後付けするためのアダプタ部品(18)、および医療器具(22)、モータケーブル(2)、ケーブルプラグ(1)、およびプラグソケット(5)を有する制御装置(20)からなるシステムに関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療器具であって、
少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体、好ましくは電気モータと、
ケーブルプラグ(1)と、
前記少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するために前記医療器具を前記ケーブルプラグ(1)のケーブル側端部(3)に接続するモータケーブル(2)と、
を備え、
前記ケーブルプラグ(1)は、好ましくは制御装置(20)上に配置されるプラグソケット(5)に差し込むための極側端部(4)を有しており、
ガラスタグ(7)が、力を加えることなく前記極側端部(4)内に/前記極側端部(4)に取り付け可能または取り付けられるとともに、前記プラグソケット(5)上に配置されたアンテナ(8)によって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
医療器具。
【請求項2】
前記ガラスタグ(7)は、色分けリング(9)内に配置され、
前記色分けリング(9)は、前記極側端部(4)の外側で前記ケーブルプラグ(1)を取り囲んでいることを特徴とする、
請求項1に記載の医療器具。
【請求項3】
前記色分けリング(9)は、前記ガラスタグ(7)を一体化可能なツェッペリンコックピット(10)を有するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の医療器具。
【請求項4】
前記ガラスタグ(7)は、前記極側端部(4)に差し込み可能なリング(15)に一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の医療器具。
【請求項5】
前記リング(15)の半分の外側は、直方体の延長部(16)を有しており、
前記延長部の中には、タグホルダ(17)が設けられており、
前記タグホルダの中には、前記ガラスタグ(7)が保持されることを特徴とする、
請求項4に記載の医療器具。
【請求項6】
前記ガラスタグ(7)には、少なくとも1つの開口部(12)を有する信号増幅プレート(11)が設けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の医療器具。
【請求項7】
前記信号増幅プレート(11)は、平板(15)、L字型プレート、U字型プレート又は管状プレートであることを特徴とする、請求項6に記載の医療器具。
【請求項8】
前記極側端部(4)は、複数の差し込み位置(13)を有し、
前記複数の差し込み位置(13)の一部のみが、ポールプラグ(14)によって占有されており、
前記ガラスタグ(7)は、占有されていない差し込み位置(13)に少なくとも部分的に挿入可能に挿入されることを特徴とする、
請求項1に記載の医療器具。
【請求項9】
前記ガラスタグ(7)の取り付けまたは収容は、前記ガラスタグ(7)が前記医療器具を損傷することなく取り外し可能および/または交換可能であるように構成されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の医療器具。
【請求項10】
制御装置(20)のプラグソケット(5)に後付けするためのアダプタ部品(18)であって、
ガラスタグ(7)が取り付けられた又はガラスタグ(7)を取り付け可能なケーブルプラグ(1)を差し込むことができるように構成され、設けられていており、
前記アダプタ部品(18)は、リング状の部品であって、
前記プラグソケット(5)に取り付け可能/差し込み可能または取り付けられ/差し込まれており、
前記ケーブルプラグ(1)の前記ガラスタグ(7)を読み取るために設けられ、構成されているアンテナ(8)が内蔵されている、前記リング状の部品であることを特徴とする、
アダプタ部品(18)。
【請求項11】
医療器具と、
モータケーブル(2)と、
ケーブルプラグ(1)であって、極側端部(4)と、前記モータケーブル(2)に接続され、その端部において医療装置の電動モータに電流を供給することができるケーブル側端部(3)とを有する、ケーブルプラグ(1)と、
前記極側端部(4)を差し込み可能なプラグソケット(5)を有する制御装置(20)と、
を備え、
ガラスタグ(7)が、前記極側端部(4)に、または前記極側端部(4)内に配置されており、
前記タグは、前記プラグソケット(5)に配置されたアンテナ(8)によって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体、好ましくは電気モータ、ケーブルプラグ、および少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するためのケーブルプラグのケーブル側端部/末端部に医療器具を接続するモータケーブルを備える医療器具に関する。ケーブルプラグは、好ましくは制御装置上に配置されるプラグソケットに差し込まれるための極側端部を有する。さらに、本開示は、制御装置のプラグソケットを後付けするためのアダプタ部品、および医療器具、モータケーブル、ケーブルプラグ、およびプラグソケットを備える制御装置を含むシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
今後ますます重要になるトラッキング、トレーシング、ライフサイクル管理の問題により、モータ駆動のドリル、鋸、モータケーブルなど、あらゆる種類の医療製品に、いわゆるパッシブトランスポンダ、好ましくはRFIDやNFCを搭載するケースが増えている。特に、すでに馴染みのあるデザインのいわゆるガラスタグが使用されている。
【0003】
ここでの問題は、ガラスタグ、特にRFIDガラスタグを、保護ハウジングに、簡単かつ確実に、コンパクトに、しかも製品に後付けで取り付けることである。製品に後付けする場合、可能であれば再加工の必要がないこと、あるいはごくわずかな労力で済むことが望ましい。
【0004】
ガラスタグはまた、RFIDタグおよび/またはNFCタグとして理解することもできる。NFCはRFID技術のサブフォームである。したがって、本発明によるRFIDタグの代わりにNFCタグを使用することもできる。さらに、ガラスタグは、特定の物体(この場合は医療/外科用器具)に関連する情報を記憶するためのRFIDトランスポンダであることが好ましい。このいわゆる「識別子」は、各プロセスの要求に応じて個別化することができる。
好ましくは、ガラスタグは、
-好ましくは直径数ミリの、少なくとも一つのマイクロチップ、
-好ましくはコイル状の、少なくとも1つのアンテナ、
-少なくとも1つのキャリアまたはハウジングであって、好ましくは水密および/または気密であり、好ましくはトランスポンダ電子機器を環境から保護するもの、
-アクティブRFIDタグの場合は、さらに少なくとも1つのエネルギー源、好ましくはバッテリー/蓄電器またはコンデンサー、
からなる。
【0005】
多くの場合、製品上のハウジング/保護ハウジングを有するガラスタグの収容には、少しの壁厚しか利用できない。このため、スナップ式フックのような古典的なスナップ式エレメントはほとんど実現不可能である。モータ駆動の鋸のような特定の器具は、さらに強い振動にさらされるため、スナップ式フックでさえこのサイズでは繊細すぎて、長期的に見ると破損する可能性がある。ビードを介して器具のハウジングにはめ込む、いわゆるリングスナップ接続も、ガラスタグを有するハウジングの変形により、組み立て中またははめ込み中にガラスタグに力がかかり、その結果、組み立て中にガラスタグが壊れる可能性があるという欠点がある。
【0006】
器具に組み込んだり取り付けられたりするガラスタグは、先行技術からすでに知られている。例えば、欧州特許出願第2087850号には、金属製外科用器具などの外科用器具にマーキングするためのトランスポンダ装置および/またはハウジングが開示されている。ここでは、可撓性ストラップを包含するように設けられており、ストラップは、外科器具の少なくとも一部を囲うことができる。さらに、ストラップをハウジングに保持するために、ストラップの少なくとも一部を受け入れるように寸法決めされたストラップ受け入れキャビティと、トランスポンダを受け入れるように寸法決めされたトランスポンダ受け入れキャビティとを有するハウジングが提供され、ここで、トランスポンダ受け入れキャビティは、ハウジングがストラップを介して外科用器具に取り付けられたときに、外科器具の任意の部分から少なくとも約1ミリメートルの間隔を置いている。
【0007】
欧州特許第3146477号は、金属に取り付けられる受動型RFIDタグと取付要素からなるRFIDタグ配置を開示している。金属に取り付けられる受動型RFIDタグは、高周波信号を送信するように配置されている。取付部材は、導電性材料からなり、ベース部分と、ベース部分の第1の表面に対して外側に延びる少なくとも1つの壁部分とを備える。少なくとも1つの壁部は凹部を少なくとも部分的に画定するように構成され、凹部にRFIDタグが少なくともその高さの一部まで受け入れられる。RFIDタグは、ベース部分および少なくとも1つの壁部分に物理的に結合されている。RFIDタグアセンブリが取り付けられた外科用器具も提供される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来技術の解決策では、複雑な取り付けを直接行うだけでなく、成形、接着、力嵌めによる圧入、超音波溶接による取り付けによって製品を後付けする必要がある。成形と接着はどちらも複雑な工程であり、例えば油脂がなく清潔であるように部品を適切に準備する必要がある。プラスチックの硬化により、力嵌めによる圧入には、永久的な耐久性がない。
【0009】
言い換えれば、器具のトラッキング、トレーシング、タグ付けを提供する先行技術の解決策の中には、ガラスタグを穴に挿入したり、器具に接着したりするものがあるが、これは、エルゴノミクス及び取り扱いに大きく影響する。
【0010】
従って、本開示の目的は、組立中にガラスタグに力がかかることなく、シンプルで安全かつ省スペースな方法で、保護ハウジングを有するガラスタグを製品に取り付けるか、または製品に収容することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1の特徴を備えた医療器具と、請求項9の特徴を備えたアダプタ部品と、請求項10の特徴を備えたシステムによって解決される。
【0012】
したがって、本開示は、(手持ちの)医療器具であって、少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体、好ましくは電気モータと、ケーブルプラグと、少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するために医療器具をケーブルプラグのケーブル側端部/末端部に接続するモータケーブルとを備える医療器具に関する。医療器具では、ケーブルプラグが、好ましくは(外部)制御装置上に配置されるプラグソケットに差し込むための極側端部/末端部を有する。医療器具では、ガラスタグが、力を加えることなく(すなわち、力無しで)極側端部/末端部内に/極側端部/末端部に取り付け可能または取り付けられ、プラグソケットに配置された、またはプラグソケットに取り付け可能なアンテナによって読み取り可能に設けられ、構成されている。
【0013】
言い換えれば、これは、好ましくは既に保護ハウジングに収容されたガラスタグが、プラグソケットに挿入されたときに、その中または上に配置されたアンテナと通信する/通信できるように、ケーブルプラグに取り付けられるか、またはケーブルプラグに挿入されることを意味する。とりわけ、あるいは代替的に、既存のケーブルプラグにガラスタグを容易に後付けできることが好ましい。このような装着または取り付けは、信頼性および信号増幅/受信性も向上するという利点がある。また、ガラスタグがタグ自身の保護ハウジングに装着/取り付けされている場合でも、医療処置/クリーニングが可能であることも有利である。さらに、モータケーブルと制御装置との間の通信/(データ)交換が可能である。制御装置との通信/(データ)交換のために、好ましくは内蔵アンテナ/リーダアンテナが制御装置のプラグソケットの領域に配置される。
【0014】
ここでの利点は、モータケーブルとガラスタグの後付けがシンプルで費用対効果が高いことである。このタグの後付けにより、日常臨床におけるアプリケーション部品や取り扱いに関連するモータケーブルのすべての動作を記録することが可能になる。
【0015】
換言すれば、本開示による(手持ち)医療器具は、内部電気モータまたは空気圧モータと、電源ケーブルハーネスと、場合によっては制御ケーブルハーネスとを有し、これは、好ましくは器具に固定的に(取り外し不能に)取り付けられ、その自由端にケーブルプラグを有する。ケーブルプラグは、端部に差込部を有し、そこに多数の接触ピン/接触極および/または空気圧接続部が配置されている。最後に、RFIDタグまたはガラスタグが提供され、これは保護ハウジングに収容され、好ましくはスリーブの形状に構成され、リング状に差込部に配置されるように設けられ、寸法決めされるか、または好ましくは(ツェッペリンのコックピットのように)シェルターまたはマウンドの形状に設計され、差込部の外側に直接形成、接着、はんだ付けまたは溶接されるように設けられ、寸法決めされる。
【0016】
好ましくは、ガラスタグまたはその取付部/収容部は、取り外し可能および/または交換可能であり、容易にクリーニングできるように構成されている。
【0017】
言い換えれば、ガラスタグの取付部または収容部が、医療器具を損傷することなくガラスタグを取り外しおよび/または交換できるように構成されていると有利である。
【0018】
ガラスタグが色分けリング/スリーブ内に配置され、色分けリングが極側端部(差込部)の外側でケーブルプラグを取り囲むことが好ましい。換言すれば、ガラスタグが、モータケーブルの、既存の必要な色分けリングに組み込まれ、これは、以前はメンテナンスの日付のために使用されており、サービス時にシンプルに交換され、その結果、新しい日付が提供される。この目的のために、色分けリングは、ガラスタグを受け入れる/組み込むのに適した形状を与えられている/有している。
【0019】
色分けリングが、ガラスタグを組み込むことができるツェッペリンコックピットを備えて構成されていると有利である。ツェッペリンコックピットの大きさは、ガラスタグをその中に受入れ/収容できるような大きさである。ツェッペリンコックピットは、ガラスタグの形状にほぼ対応する形状を有し、膨出部/突起部/隆起部として、色分けリングに取り付けられている。ガラスタグをツェッペリンコックピットに挿入すると、ガラスタグの一方の前面が極側端部の方を向く。ガラスタグは、前側の読み取り特性が良い。
【0020】
あるいは、ガラスタグが、極側端部に差し込むことができるリングに組み込まれていると有利である。
【0021】
リングの半分の外側の側面が直方体の延長部を有し、ここにタグホルダが設けられ、ガラスタグが保持されるように構成されていると好ましい。換言すれば、代替実施例として、一体化したガラスタグを有する取り付け可能なリングが提供される。この実施例の利点は、後方互換性があり、後付けが可能であることであるが、限定的な程度でしかコンパクトにならない。さらに、取り付け可能なリングは取り外し可能である。
【0022】
ガラスタグが少なくとも1つの開口部を有する信号増幅プレートを備えていると有利である。ガラスタグはすでに前側で良好な読み取り特性を有しており、側方ではプレート/信号増幅プレートによって補強されているため、様々な方向からの様々な読み取り装置による読み取りが改善されるか可能である。つまり、次回のサービス(ATS)のためにレーザー印字された日付をガラスタグに伝達することも、必要であれば両方を存在させることもできる。信号増幅プレートの各開口部は、有効方向を表す。
【0023】
信号増幅プレートが平板、L字型プレート、U字型プレート、または管状プレートであると有利である。言い換えれば、すべての実施例において、信号増幅プレートはガラスタグの周囲、または、ガラスタグ上に配置される。例えば、開口部を有し、従って有効方向を有する平板であってもよい。別の例としては、ガラスタグの2つの側面を取り囲むL字型プレートである。ここでは、L字の各辺に折り曲がった開口部または2つの開口部が設けられ、ガラスタグと信号増幅プレートとの組み合わせにより2つの有効方向が得られる。別の例では、信号増幅プレートはU字形に構成され、円周方向に3つの開口部を有し、3つの有効方向を表すことができる。さらに、筒状の信号増幅プレートも提供され、これは、対応する有効方向を有する様々な開口部を備えている。
【0024】
少なくとも1つの開口部の形状と数または大きさは、互いに可変に組み合わせることができれば好ましい。
【0025】
あるいは、極側端部が複数の差し込み位置を有し、複数の差し込み位置の一部のみがポールプラグ(コンタクトピン)によって占有され、ガラスタグが、占有されていない差し込み位置に少なくとも部分的に挿入可能に挿入されれば好ましい。言い換えれば、プラグ内の空いている差し込み位置には、コンタクトダミー(上述の保護ハウジングに相当)に一体化された、本開示によるガラスタグが設けられている。
【0026】
この実施例では、ガラスタグは、差し込み位置に完全に挿入可能であるか、または突出することによって差し込み位置に差し込み可能であるかのいずれかである。差し込み位置に挿入されたガラスタグの利点は、この実施例が後方互換性があり、後付け可能であり、コンパクトに構成されていることである。突出することによって差し込まれたガラスタグは、後付け可能でコンパクトな構成であるが、既存の制御装置との後方互換性はない。後方互換性または下方互換性とは、技術オブジェクトまたは規格の新しいバージョンまたは拡張バージョンが、以前のバージョンの適用条件下で使用可能であることを指す。
【0027】
要約すると、上述した2つの代替実施例では、ガラスタグ用の差し込み位置に比べて、将来の制御装置のためにプラグソケット内にコンパクトなアンテナが必要となり、特定の状況下では様々な読み取り装置による読み取りが制限される可能性がある。
【0028】
さらに、本開示は、制御装置のプラグソケットに後付けするためのアダプタ部品に関する。このアダプタ部品では、ガラスタグが、その上またはその中に取り付けられた。または取り付け可能なケーブルプラグを差し込み可能に構成され、提供される。このアダプタ部品は、プラグソケットに取り付け可能/差し込み可能又は取り付けられた/差し込まれたリング状要素であり、ケーブルプラグのガラスタグを読み出すために設けられ構成されたアンテナが一体化されている。言い換えれば、将来の、そして好ましくは以前の制御装置のプラグソケットは、対応するアンテナを備えている。つまり、ガラスタグ付きのモータケーブルは、将来には将来の制御装置と共に、そして昔に戻って既存の制御装置と共に使用することができる。したがって、ホルダー/スクリーンバスケットは、モータケーブルに関連するすべてのアプリケーションステップを検出できるように、対応するリーダアンテナを受け入れる。言い換えれば、これは既存の制御装置にリーダアンテナを後付けできることを意味する。
【0029】
さらに、本開示は、医療器具と、モータケーブルと、ケーブルプラグであって、極側端部と、モータケーブルに接続され、その端部において医療器具の電動モータに電流が供給され得るケーブル側端部とを有する、ケーブルプラグと、極側端部が差し込まれ得るプラグソケットを有する制御装置とを備えるシステムに関し、極側端部に、または極側端部内にガラスタグが配置され、タグは、プラグソケットに配置されたアンテナによって読み取り可能に設けられ、構成されている。
【0030】
要約すると、非常にコンパクトで、シンプルで、省スペースかつ堅牢な保護ハウジングが提供され、その中にガラスタグが組み込まれており、サービス中にモータケーブルに簡単に後付けすることができる。言い換えれば、この保護ハウジングは、機械加工の必要なく、今日のモータケーブルアセンブリに組み込むことができる。従って、ガラスタグ付きモータケーブルは、将来の制御装置にも、既存の制御装置にも使用することができる。あるいは、ガラスタグ付きモータケーブルが既存の制御装置でも使用できるように、制御装置を後付けすることも可能である。言い換えれば、モータケーブルは、必要に応じて年次サービス時に後付けすることができ、既存の制御装置と後方互換性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明に従って使用できるRFIDタグを示す図である。
図2】制御装置のプラグソケットを示す図である。
図3】第1実施例によるケーブルプラグを示す図である。
図4】第1実施例によるケーブルプラグの極側端部の図である。
図5】第1実施例によるケーブルプラグの側面図である。
図6】第1実施例によるケーブルプラグのツェッペリンコックピットの上面図である。
図7】第2実施例によるケーブルプラグの極側端部の図である。
図8】第3実施例によるケーブルプラグの極側端部の図である。
図9】第4実施例によるケーブルプラグの図である。
図10】第4実施例によるケーブルプラグの極側端部の図である。
図11】平面状の信号増幅プレートの図である。
図12】L字型の信号増幅プレートを示す図である。
図13】L字型の信号増幅プレートの別の図である。
図14】U字型の信号増幅プレートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
関連する図に基づいて、本開示の構成例を以下に説明する。
【0033】
図1は、本発明に従って使用することができるガラスタグ7を示す図であり、様々なサイズのガラスタグ7、特にいわゆるガラスRFIDタグを、市販のマッチの隣に示している。従って、ガラスタグ7は、端部が丸みを帯びた円筒形状を有し、棒状または錠剤の形状に似ている。このようなガラスタグ7は、基本的に従来技術であるため、これ以上の説明は不要である。このようなガラスタグ7は、棒状のフェライトコアの中心に巻かれたコイルを有し、RFIDチップと接触している。RFIDチップは、通常、フェライトコアの軸方向の一端に配置される。このフェライトコアからなる構造は、電波透過性材料、例えばガラス材料によって囲まれており、ガラスタグ7のハウジングを形成している。
【0034】
図2は、制御装置20のプラグソケット5を示す図である。プラグソケット5はリーダアンテナ8を有する。リーダアンテナ8は、リング6に配置/一体化されており、これは、リーダアンテナ8が挿入される一側に厚みを有する。リング6は、制御装置20のプラグソケット5に差し込み可能に構成されているのが好ましい。これは、これまでの制御装置20のプラグソケット5を後付けできることを意味する。
【0035】
リング6とリーダアンテナ8は、プラグソケット5を後付けするためのアダプタ部品18を共に形成している。
【0036】
(第1実施例)
図3は、第1実施例によるケーブルプラグ1を示す図である。ケーブルプラグ1は、ケーブル側端部3とケーブル側端部4とを有する。ケーブルプラグ1のケーブル側端部/末端部3には、医療/外科用器具22に接続されるモータケーブル2が接続されている。すなわち、図示のケーブル2は、医療用(手持ち)器具22に接続されており、ここには、例えば、医療/外科用器具22に挿入された工具(ドリル、フライスカッター等)を駆動するための電動モータ21が収容されている。ケーブルプラグ1の極側端部/末端部4は、プラグ形状に構成され、したがって、ケーブルプラグ1の差し込み部を形成する。したがって、極側端部/末端部4は、その前側に多数の差し込み位置13を有し、そのうちのいくつかは、ポールプラグ14を備える/備えている。差し込み位置13とポールプラグ14は、環状の(好ましくは金属製の)フレーム19によって取り囲まれ/包囲されており、これは、例えば外部の制御装置20の、図2によるプラグソケット5に差し込まれるように設けられている。
【0037】
リング状フレーム19に接続された、ケーブル側端部3に向けて接続するさらなる部分において、ケーブルプラグ1は、色分けリング9によって囲まれている/包囲されている厚みを有する。色分けリング9には、ケーブルプラグ1の片側にツェッペリンコックピット10が構成され、または設けられている。ツェッペリンコックピット10は、好ましくはシェルターまたはマウンド状の突起形状であり、そこにガラスタグ7を、好ましくは張力をかけずに収容/一体化するのに十分な大きさである。ガラスタグ7は、一方の前面が極側端部4を向くようにツェッペリンコックピット10内に配置される。色分けリング9とモータケーブル2の間にはハンドルがある。ツェッペリンコックピット10は、色分けリング9と一体に形成することも、接着または溶接/はんだ付けすることもできる。
【0038】
図4は、第1実施例によるケーブルプラグ1の極側端部/末端部4の図である。ケーブルプラグ1の極側端部/末端部4は、円形の基本形状を有する。環状のフレーム19は、好ましくは、ケーブルプラグ1の円形の基本形状の中心に配置される。図4は、環状のフレーム19に配置された差し込み位置13とポールプラグ14(ハッチングで示す)を示している。この点で、差し込み部分は、その機能と基本形状において、例えば自動車のトレーラカップリングのプラグに似ている。
【0039】
図4に示すように、円形基本形状の周方向下側の側面/周方向部分には、ツェッペリンコックピット10が示されており、ここでは、挿入されたガラスタグ7の前面も見える。ツェッペリンコックピット10は、円形基本形状の一方の側部/円周部分において、円形基本形状を半径方向に台形状に延長している。ツェッペリンコックピット10は、ガラスタグ7を一体的に収容すると同時に、外部の影響から保護するのに十分な大きさに構成されている。
【0040】
図5は、第1実施例によるケーブルプラグ1の側面図である。図5では、左側にリング状のフレーム19が、右側にツェッペリンコックピット10を有する色分けリング9が示されており、その中でガラスタグ7の姿勢が示されている。ここでは、ガラスタグ7がケーブルプラグ1の長手方向に平行に配置され、ツェッペリンコックピット10が色分けリング9の外周に配置されていることが示されている。
【0041】
図6は、第1実施例によるケーブルプラグ1のツェッペリンコックピット10の上面図である。上面図において、ケーブルプラグ1のツェッペリンコックピット10は、ガラスタグ7が中央に配置された八角形の基本形状を有する。ツェッペリンコックピット10は、色分けリング9の全幅にわたって色分けリング9と重なり、色分けリング9から極側端部方向に突出している。
【0042】
(第2実施例)
図7は、第2実施例によるケーブルプラグ1の極側端部/末端部4の図である。ケーブルプラグ1の極側端部/末端部4は、第1実施例に従って構成されているが、ガラスタグ7が空いている差し込み位置13に挿入されている点が異なっている。図7によれば、ガラスタグ7は差し込み位置13内に完全に沈んでいる。このため、ガラスタグは円筒形の保護ハウジングに挿入され、これは、1つの空いている差し込み位置を正確に占めることができるような寸法になっている。この場合、第1実施例のように外部から見えるツェッペリンのコックピットは必要ない。
【0043】
(第3実施例)
図8は、第3実施例によるケーブルプラグ1の極側端部/末端部4の図である。ケーブルプラグ1の極側端部/末端部4も第1実施例に従って構成されているが、ガラスタグ7が空いている差し込み位置13に挿入されている点が異なっている。図8によれば、ガラスタグ7は少なくとも部分的に差し込み位置13内に沈み/挿入され、差し込み位置13から軸方向に突出するが、環状のフレーム19を越えて突出することはない。この場合も、ガラスタグ7は、円筒形の保護ハウジングに挿入され、これは、1つの空いている差し込み位置13を正確に占めることができるような寸法になっている。
【0044】
図9は、第4実施例によるケーブルプラグ1を表す図である。図10は、第4実施例によるケーブルプラグ1の極側端部/末端部の図である。図9は、図2によるケーブルプラグ1とプラグソケット5とを互いに分離した状態(図9の上部)と、図2によるケーブルプラグ1とプラグソケット5とを互いに挿入した状態(図9の下部)とを示している。図10は、プラグオンリング15を1回、リング15を取り付けたケーブルプラグ1を2回、異なる側面図で示す。
【0045】
従って、図9及び図10の全ての図には、プラグオンリング15を備えたケーブルプラグ1が示されており、これは、プラグオンリング15の片側半分に/片側に、シールド又はパリー刃(Parieblatts)の形をした矩形の延長部16を備えている。矩形の延長部16はリング15と一体的に構成されている。
【0046】
プラグオンリング15は、リング状フレーム19に差し込み可能に構成されており、図2に示すように、ケーブルプラグ1の極側端部4をプラグソケット5に差し込むと、プラグソケット5と極側端部4の厚みとの間に配置される。従って、ケーブルプラグ1を制御装置20の制御ソケット5に挿入することにより、プラグオンリング15がリング状のフレーム19上に/リング状のフレーム19に固定される。
【0047】
タグホルダ17は、右キック延長部16の自由端部分に設けられている。タグホルダ17は、ガラスタグ7をほぼ力をかけずに保持するように設けられ、構成されている。
【0048】
図11から図14は、信号増幅プレート11の異なる実施例の図である。図11は平面状の信号増幅プレート11の図であり、図12はL字状の信号増幅プレート11の図であり、図13はL字状の信号増幅プレート11のさらなる図であり、図14はU字状の信号増幅プレート11の図である。
【0049】
従って、図11は、開口部12が設けられた平坦な信号増幅プレート11を示す。開口部12は、好ましくは、信号増幅プレート11の中央に設けられ、信号増幅プレート11上または信号増幅プレート11に配置されたガラスタグ7に、ガラスタグ7の読み取り性が改善または向上される有効方向を提供する。
【0050】
図12は、2つの開口部12を有するL字型の信号増幅プレート11を示す。開口部12は、L字型の信号増幅プレート12の各平面/表面に設けられ、信号増幅プレート11上に/又は信号増幅プレート11に配置されたガラスタグ7に、ガラスタグ7の読み取り性が改善又は向上される有効方向を提供する。
【0051】
図13は、L字型の信号増幅プレート11を示しており、これは、ねじれた開口部12を有している。この開口部12は、L字型信号増幅プレート11の縁部、従って両平面/表面にわたって延びており、信号増幅プレート11上に/又は信号増幅プレート11に配置されたガラスタグ7に、ガラスタグ7の読み取り性が改善又は増幅される2つの有効方向を提供する。
【0052】
図14は、3つの開口部12を有するU字型の信号増幅プレート11を示す。開口部12は、U字型の信号増幅プレート12の各平面/表面に設けられ、信号増幅プレート11上に/又は信号増幅プレート11に配置されたガラスタグ7に、ガラスタグ7の読み取り性が改善又は向上される有効方向を提供する。
【0053】
各実施例は、一例として示した信号増幅プレート11と組み合わせて使用することができる。
【符号の説明】
【0054】
1 ケーブルプラグ
2 モータケーブル
3 ケーブル側端部
4 極側端部
5 プラグソケット
6 リング
7 ガラスタグ
8 アンテナ
9 色分け
10 ツェッペリンコックピット
11 信号増幅プレート
12 開口部
13 差し込み位置
14 ポールプラグ
15 取り付け可能リング
16 四角形の延長部
17 タグホルダ
18 アダプタ部品
19 リング型フレーム
20 制御装置
21 エネルギー消費体/電気モータ
22 医療用/外科用器具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療器具であって、
少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体、好ましくは電気モータと、
ケーブルプラグと
前記少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するために前記医療器具を前記ケーブルプラグのケーブル側端部に接続するモータケーブルと
を備え、
前記ケーブルプラグは、プラグソケットに差し込むための極側端部を有しており、
ガラスタグが、力を加えることなく前記極側端部内に/前記極側端部に取り付け可能または取り付けられるとともに、前記プラグソケット上に配置されたアンテナによって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
医療器具。
【請求項2】
前記ガラスタグは、色分けリング内に配置され、
前記色分けリングは、前記極側端部の外側で前記ケーブルプラグを取り囲んでいることを特徴とする、
請求項1に記載の医療器具。
【請求項3】
前記色分けリングは、前記ガラスタグを一体化可能であるとともにマウンド状の突起形状であるツェッペリンコックピットを有するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の医療器具。
【請求項4】
前記ガラスタグは、前記極側端部に差し込み可能なリングに一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の医療器具。
【請求項5】
前記リングの半分の外側は、直方体の延長部を有しており、
前記延長部の中には、タグホルダが設けられており、
前記タグホルダの中には、前記ガラスタグが保持されることを特徴とする、
請求項4に記載の医療器具。
【請求項6】
前記ガラスタグには、少なくとも1つの開口部を有する信号増幅プレートが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の医療器具。
【請求項7】
前記信号増幅プレートは、平板、L字型プレート、U字型プレート又は管状プレートであることを特徴とする、請求項6に記載の医療器具。
【請求項8】
前記極側端部は、複数の差し込み位置を有し、
前記複数の差し込み位置の一部のみが、ポールプラグによって占有されており、
前記ガラスタグは、占有されていない差し込み位置に少なくとも部分的に挿入可能に挿入されることを特徴とする、
請求項1に記載の医療器具。
【請求項9】
前記ガラスタグの取り付けまたは収容は、前記ガラスタグが前記医療器具を損傷することなく取り外し可能および/または交換可能であるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の医療器具。
【請求項10】
制御装置のプラグソケットに後付けするためのアダプタ部品であって、
ガラスタグが取り付けられた又はガラスタグを取り付け可能なケーブルプラグを差し込むことができるように構成され、設けられていており、
前記アダプタ部品は、リング状の部品であって、
前記プラグソケットに取り付け可能/差し込み可能または取り付けられ/差し込まれており、
前記ケーブルプラグの前記ガラスタグを読み取るために設けられ、構成されているアンテナが内蔵されている、前記リング状の部品であることを特徴とする、
アダプタ部品。
【請求項11】
医療器具と、
モータケーブルと
ケーブルプラグであって、極側端部と、前記モータケーブルに接続され、その端部において医療装置の電動モータに電流を供給することができるケーブル側端部とを有する、ケーブルプラグと
前記極側端部を差し込み可能なプラグソケットを有する制御装置と
アンテナが内蔵されており、前記プラグソケットに取り付けられたアダプタ部品と、
を備え、
ガラスタグが、前記極側端部に、または前記極側端部内に配置されており、
前記ガラスタグは、前記プラグソケットに配置されたアンテナによって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
各実施例は、一例として示した信号増幅プレート11と組み合わせて使用することができる。
(項目1)
医療器具であって、
少なくとも1つの内部電気エネルギー消費体、好ましくは電気モータと、
ケーブルプラグ(1)と、
前記少なくとも1つのエネルギー消費体に供給するために前記医療器具を前記ケーブルプラグ(1)のケーブル側端部(3)に接続するモータケーブル(2)と、
を備え、
前記ケーブルプラグ(1)は、好ましくは制御装置(20)上に配置されるプラグソケット(5)に差し込むための極側端部(4)を有しており、
ガラスタグ(7)が、力を加えることなく前記極側端部(4)内に/前記極側端部(4)に取り付け可能または取り付けられるとともに、前記プラグソケット(5)上に配置されたアンテナ(8)によって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
医療器具。
(項目2)
前記ガラスタグ(7)は、色分けリング(9)内に配置され、
前記色分けリング(9)は、前記極側端部(4)の外側で前記ケーブルプラグ(1)を取り囲んでいることを特徴とする、
項目1に記載の医療器具。
(項目3)
前記色分けリング(9)は、前記ガラスタグ(7)を一体化可能なツェッペリンコックピット(10)を有するように構成されていることを特徴とする、項目2に記載の医療器具。
(項目4)
前記ガラスタグ(7)は、前記極側端部(4)に差し込み可能なリング(15)に一体化されていることを特徴とする項目1に記載の医療器具。
(項目5)
前記リング(15)の半分の外側は、直方体の延長部(16)を有しており、
前記延長部の中には、タグホルダ(17)が設けられており、
前記タグホルダの中には、前記ガラスタグ(7)が保持されることを特徴とする、
項目4に記載の医療器具。
(項目6)
前記ガラスタグ(7)には、少なくとも1つの開口部(12)を有する信号増幅プレート(11)が設けられていることを特徴とする、項目1から5のいずれか1項に記載の医療器具。
(項目7)
前記信号増幅プレート(11)は、平板(15)、L字型プレート、U字型プレート又は管状プレートであることを特徴とする、項目6に記載の医療器具。
(項目8)
前記極側端部(4)は、複数の差し込み位置(13)を有し、
前記複数の差し込み位置(13)の一部のみが、ポールプラグ(14)によって占有されており、
前記ガラスタグ(7)は、占有されていない差し込み位置(13)に少なくとも部分的に挿入可能に挿入されることを特徴とする、
項目1に記載の医療器具。
(項目9)
前記ガラスタグ(7)の取り付けまたは収容は、前記ガラスタグ(7)が前記医療器具を損傷することなく取り外し可能および/または交換可能であるように構成されていることを特徴とする、項目1から8のいずれか一項に記載の医療器具。
(項目10)
制御装置(20)のプラグソケット(5)に後付けするためのアダプタ部品(18)であって、
ガラスタグ(7)が取り付けられた又はガラスタグ(7)を取り付け可能なケーブルプラグ(1)を差し込むことができるように構成され、設けられていており、
前記アダプタ部品(18)は、リング状の部品であって、
前記プラグソケット(5)に取り付け可能/差し込み可能または取り付けられ/差し込まれており、
前記ケーブルプラグ(1)の前記ガラスタグ(7)を読み取るために設けられ、構成されているアンテナ(8)が内蔵されている、前記リング状の部品であることを特徴とする、
アダプタ部品(18)。
(項目11)
医療器具と、
モータケーブル(2)と、
ケーブルプラグ(1)であって、極側端部(4)と、前記モータケーブル(2)に接続され、その端部において医療装置の電動モータに電流を供給することができるケーブル側端部(3)とを有する、ケーブルプラグ(1)と、
前記極側端部(4)を差し込み可能なプラグソケット(5)を有する制御装置(20)と、
を備え、
ガラスタグ(7)が、前記極側端部(4)に、または前記極側端部(4)内に配置されており、
前記タグは、前記プラグソケット(5)に配置されたアンテナ(8)によって読み取り可能に設けられ、構成されていることを特徴とする、
システム。
【国際調査報告】