(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】加熱アセンブリおよびエアロゾル発生装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/46 20200101AFI20240705BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20240705BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20240705BHJP
【FI】
A24F40/46
A24F40/40
A24F40/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024501251
(86)(22)【出願日】2022-06-21
(85)【翻訳文提出日】2024-01-10
(86)【国際出願番号】 CN2022100154
(87)【国際公開番号】W WO2023000902
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】202110841096.4
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519403945
【氏名又は名称】深▲せん▼麦時科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】劉 小力
(72)【発明者】
【氏名】梁 峰
(72)【発明者】
【氏名】郭 玉
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC12
4B162AC22
(57)【要約】
本出願は加熱アセンブリ及びエアロゾル発生装置を提供する。加熱アセンブリは発熱体、導電性の第1電極及び導電性の第2電極を含む。発熱体は通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられ、第1電極は発熱体の内側面に設置され、且つ第1電極は第1接続部を有し、第2電極と第1電極は間隔をあけて発熱体の内側面に設置され、且つ第2電極は第2接続部を有し、ここで、第1接続部と第2接続部は発熱体の同一端部に位置され且つ電源アセンブリに接続される。該加熱アセンブリ及びエアロゾル発生装置は、導線の配線経路を大幅に簡素化し、導線の長さを短縮するだけでなく、製造コストと製造難易度を効果的に軽減する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱体、導電性の第1電極及び導電性の第2電極を含む加熱アセンブリであって、
前記発熱体はエアロゾル生成マトリックスを収容し、且つ通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられ、
前記第1電極は前記発熱体の内側面に設置され、且つ前記第1電極は第1接続部を有し、
前記第2電極と前記第1電極は間隔をあけて前記発熱体の内側面に設置され、且つ前記第2電極は第2接続部を有し、前記第1接続部と前記第2接続部は前記発熱体の同一端部に位置され且つ電源アセンブリに接続されることを特徴とする加熱アセンブリ。
【請求項2】
前記発熱体は基体と赤外線発熱層を含み、
前記基体は収容キャビティを有し、前記収容キャビティの一端に開口部を有し、前記収容キャビティは前記開口部からエアロゾル生成マトリックスを収容するために用いられ、前記第1電極及び前記第2電極はいずれも前記収容キャビティの内側面に設置され、
前記赤外線発熱層は前記基体の内側面に設置され、且つそれぞれ前記第1電極及び前記第2電極に接続され、前記赤外線発熱層は通電時に赤外線波を発生させてエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられることを特徴とする請求項1に記載の加熱アセンブリ。
【請求項3】
前記発熱体は赤外線反射層を含み、前記赤外線反射層は前記基体の外側面に設けられ、前記赤外線発熱層から発生された赤外線を反射することに用いられることを特徴とする請求項2に記載の加熱アセンブリ。
【請求項4】
前記発熱体は複数のサブ発熱体を含み、各前記サブ発熱体の内側面に第1サブ接続部及び/又は第2サブ接続部が設けられ、複数の前記サブ発熱体に設置された前記第1サブ接続部によって第1接続部が形成され、複数のサブ発熱部に設置された第2接続部によって第2接続部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の加熱アセンブリ。
【請求項5】
各前記サブ発熱体の内側面に前記第1サブ接続部及び前記第2サブ接続部が設けられ、同一の前記サブ発熱体の前記第1サブ接続部及び前記第2サブ接続部はそれぞれ延伸部によって前記サブ発熱体の赤外線発熱層に電気的に接続され、各前記サブ発熱体の前記赤外線発熱層を単独で動作させることを特徴とする請求項4に記載の加熱アセンブリ。
【請求項6】
前記発熱体は第1サブ発熱体及び第2サブ発熱体を含み、前記第1サブ発熱体の内側面及び前記第2サブ発熱体の内側面にいずれも前記第1サブ接続部、前記第2サブ接続部、第1延伸部及び2つの第2サブ延伸部が設けられ、前記第1サブ発熱体及び前記第2サブ発熱体に対向して設置された2つの前記第2サブ延伸部が第2延伸部を形成し、前記第1サブ発熱体及び前記第2サブ発熱体がいずれも通電時に前記エアロゾル生成マトリックスを加熱するように、隣接する前記第1延伸部と前記第2サブ延伸部との間に一つの発熱領域が形成されることを特徴とする請求項4に記載の加熱アセンブリ。
【請求項7】
前記第1サブ発熱体の内側面及び前記第2サブ発熱体の内側面にいずれも第3サブ接続部が設けられ、前記第3サブ接続部は同じ前記サブ発熱体の2つの前記第2サブ延伸部に接続されることを特徴とする請求項6に記載の加熱アセンブリ。
【請求項8】
前記加熱アセンブリはさらに第1導電性弾性片及び第2導電性弾性片を含み、
前記第1導性弾性片は前記発熱体の内側面に設置され、各前記サブ発熱体上の前記第1サブ接続部に電気的に接続され、及び/又は、前記第2導電性弾性片は前記発熱体の内側面に設置され、各前記サブ発熱体上の前記第2サブ接続部に電気的に接続されることを特徴とする請求項4に記載の加熱アセンブリ。
【請求項9】
前記加熱アセンブリはさらに固定機構を含み、前記固定機構は前記発熱体の外側壁に嵌設され、複数の前記サブ発熱体を固定して前記発熱体を形成することに用いられることを特徴とする請求項4に記載の加熱アセンブリ。
【請求項10】
前記固定機構は第1固定部材及び第2固定部材を含み、前記第1固定部材は複数の前記発熱体の第1端部に嵌設され、複数の前記サブ発熱体の第1端部を固定することに用いられ、前記第2固定部材は複数の前記サブ発熱体の第2端部に嵌設され、複数の前記サブ発熱体の第2端部を固定することに用いられることを特徴とする請求項9に記載の加熱アセンブリ。
【請求項11】
前記第1接続部は前記発熱体の周方向に沿って延伸され且つ切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の加熱アセンブリ。
【請求項12】
前記第2接続部は前記切欠きに位置され、且つ前記発熱体の軸方向に前記第1接続部の高さと一致することを特徴とする請求項11に記載の加熱アセンブリ。
【請求項13】
前記発熱体は対向する第1端部及び第2端部を有し、前記第1接続部及び前記第2接続部はいずれも前記発熱体の第1端部に設けられ、前記第1電極はさらに前記第1接続部に接続された少なくとも一つの第1延伸部を含み、前記第1延伸部は前記第1接続部から前記発熱体の第2端部に向かって延伸され、前記第2電極はさらに前記第2接続部に接続された少なくとも一つの第2延伸部を含み、前記第2延伸部は前記第2接続部から前記発熱体の第2端部に向かって延伸され、隣接する前記第1延伸部と前記第2延伸部との間に一つ発熱領域が形成されることを特徴とする請求項1に記載の加熱アセンブリ。
【請求項14】
前記第1延伸部及び/又は前記第2延伸部は前記発熱体の軸方向に沿って延伸され且つ直線型を呈することを特徴とする請求項13に記載の加熱アセンブリ。
【請求項15】
一つの前記第1延伸部と一つの前記第2延伸部は間隔をあけて設置され、又は複数の前記第1延伸部と複数の前記第2延伸部が間隔をあけて交互に設置されることによって、前記発熱体が分割されて偶数個の前記発熱領域が形成されることを特徴とする請求項14に記載の加熱アセンブリ。
【請求項16】
任意の隣接する前記第1延伸部と前記第2延伸部との間の距離は同じであることを特徴とする請求項14に記載の加熱アセンブリ。
【請求項17】
前記第2電極はさらに第3接続部を含み、負極リードに接続されることに用いられ、前記第3接続部は前記発熱体の第2端部に設置され、且つ少なくとも1つの前記第2延伸部に接続されることを特徴とする請求項14に記載の加熱アセンブリ。
【請求項18】
前記第1延伸部及び前記第2延伸部は前記発熱体の周方向に沿って延伸され且つ螺旋型を呈し、前記発熱領域は一つの前記第1延伸部と一つの前記第2延伸部との間に位置され且つ螺旋型の発熱領域が形成されることを特徴とする請求項13に記載の加熱アセンブリ。
【請求項19】
前記第1延伸部の延伸方向及び前記第2延伸部の延伸方向が一致することを特徴とする請求項18に記載の加熱アセンブリ。
【請求項20】
前記第1接続部及び前記第2接続部はいずれも前記発熱体の前記赤外線発熱層と間隔をあけて設置されることを特徴とする請求項2に記載の加熱アセンブリ。
【請求項21】
前記発熱体はさらに制限部材を含み、前記制限部材は前記基体に設けられ、前記制限部材は前記エアロゾル生成マトリックスの外側面と前記収容キャビティの内側面との間に隙間を有するように、前記エアロゾル生成マトリックスを位置決めするために用いられ、前記制限部材は制限口を有し、前記制限口は前記収容キャビティと連通され、且つ前記制限口の直径は前記収容キャビティの内径よりも小さく、前記エアロゾル生成マトリックスは、前記制限口を通って前記収容キャビティ内に収容されることを特徴とする請求項2に記載の加熱アセンブリ。
【請求項22】
加熱アセンブリ及び電源アセンブリを含むエアロゾル発生装置であって、
前記加熱アセンブリは通電後にエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられ、前記加熱アセンブリは請求項1に記載された前記加熱アセンブリであり、
前記電源アセンブリは前記加熱アセンブリに電気的に接続され、前記加熱アセンブリに電力を供給するために用いられることを特徴とするエアロゾル発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2021年07月23日に提出された2021108410964という出願号である中国特許出願による優先権を請求し、且つその中国特許出願の全体内容が参照により全て本文に組み込まれる。
【0002】
本出願は、電子霧化装置の技術分野に関し、具体的には加熱アセンブリおよびエアロゾル発生装置に関する。
【背景技術】
【0003】
加熱非燃焼エアロゾル発生装置はその使用が安全で、便利で、健康で、環境に優しい等の利点を有するため、ますます注目されている。
【0004】
従来の加熱非燃焼エアロゾル発生装置は一般的に加熱アセンブリを含み、加熱アセンブリを介して通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱して霧化する。具体的には、加熱アセンブリに第1電極及び第2電極が設置される。ここで、第1電極は電極リードに接続することに用いられ、第2電極は負極リードに接続することに用いられる。加熱アセンブリは更に正極リード及び負極リードを介して電源に接続され、それにより電源が加熱アセンブリに給電することができる。
【0005】
しかし、従来の加熱アセンブリを使用する時に、正極リード及び/又は負極リードの配線経路が複雑であり、製造コストが高く、製造難度が高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これに鑑みて、本出願は加熱アセンブリ及びエアロゾル発生装置を提供し、該加熱アセンブリは、正極リード及び/又は負極リードの配線経路が複雑で、製造コストが高く、製造難度が高いという従来の加熱アセンブリの問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的問題を解決するために、本出願が提供する第1技術的解決策は以下のとおりである。本出願は加熱アセンブリを提供し、加熱アセンブリは発熱体、導電性の第1電極及び導電性の第2電極を含む。発熱体はエアロゾル生成マトリックスを収容し、且つ通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられ、第1電極は発熱体の内側面に設置され、且つ第1電極は第1接続部を有し、第2電極と第1電極は間隔をあけて発熱体の内側面に設置され、且つ第2電極は第2接続部を有し、ここで、第1接続部と第2接続部は発熱体の同一端部に位置され且つ電源アセンブリに接続される。
【0008】
ここで、発熱体は基体と赤外線発熱層を含む。基体は一端が開口した収容キャビティを有し、収容キャビティは開口からエアロゾル生成マトリックスを収容するために用いられ、第1電極及び第2電極はいずれも収容キャビティの内側面に設置され、赤外線発熱層は基体の内側面に設置され、且つそれぞれ第1電極及び第2電極に接続され、赤外線発熱層は通電時に赤外線波を発生させてエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられる。ここで、加熱アセンブリはさらに赤外線反射層を含み、赤外線反射層は基体の外側面に設置され、赤外線発熱層から放射された赤外線を反射することに用いられる。
【0009】
ここで、発熱体は複数のサブ発熱体を含み、各サブ発熱体の内側面に第1サブ接続部及び/又は第2サブ接続部が設けられ、複数のサブ発熱体上の第1サブ接続部は第1接続部を形成し、複数のサブ発熱部上の第2接続部は第2接続部を形成する。
【0010】
ここで、各サブ発熱体の内側面に第1サブ接続部及び第2サブ接続部が設けられ、同一のサブ発熱体の第1サブ接続部及び第2サブ接続部はそれぞれ延伸部によってサブ発熱体の赤外線発熱層に電気的に接続され、それにより各サブ発熱体の赤外発熱層が単独で動作することができる。
【0011】
ここで、発熱体は第1サブ発熱体及び第2サブ発熱体を含み、第1サブ発熱体の内側面及び第2サブ発熱体の内側面にいずれも第1サブ接続部、第2サブ接続部、第1延伸部及び2つの第2サブ延伸部が設けられ、第1サブ発熱体及び第2サブ発熱体に対向して設置された2つの第2サブ延伸部が第2延伸部を形成し、第1サブ発熱体及び第2サブ発熱体がいずれも通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱することができるように、隣接する第1延伸部と第2サブ延伸部との間に一つの発熱領域が形成される。
【0012】
ここで、第1サブ発熱体の内側面及び第2サブ発熱体の内側面にいずれも第3サブ接続部が設けられ、第3サブ接続部は同一のサブ発熱体の2つの第2サブ延伸部に接続される。ここで、加熱アセンブリはさらに1導電性弾性片及び第2導電性弾性片を含む。第1導電性弾性片は発熱体の内側面に設置され、各サブ発熱体上の第1サブ接続部に電気的に接続され、及び/又は、第2導電性弾性片は発熱体の内側面に設置され、各サブ発熱体上の第2サブ接続部に電気的に接続される。
【0013】
ここで、加熱アセンブリはさらに固定機構を含み、発熱体の外側壁に嵌設され、複数のサブ発熱体を固定して発熱体を形成することに用いられる。ここで、固定機構は第1固定部材及び第2固定部材を含み、第1固定部材は複数の発熱体の第1端部に嵌設され、複数のサブ発熱体の第1端部を固定することに用いられ、第2固定部材は複数のサブ発熱体の第2端部に嵌設され、複数のサブ発熱体の第2端部を固定することに用いられる。
【0014】
ここで、第1接続部は発熱体の周方向に沿って延伸され且つ切欠きを有する。
【0015】
ここで、第2接続部は切欠きの位置に位置され、且つ発熱体の軸方向において第1接続部の高さと一致する。
【0016】
ここで、発熱体は対向する第1端部及び第2端部を有し、第1接続部及び第2接続部はいずれも発熱体の第1端部に設けられ、第1電極はさらに第1接続部に接続された少なくとも一つの第1延伸部を含み、第1延伸部は第1接続部から発熱体の第2端部に向かって延伸され、第2電極はさらに第2接続部に接続された少なくとも一つの第2延伸部を含み、第2延伸部は第2接続部から発熱体の第2端部に向かって延伸され、隣接する第1延伸部と第2延伸部との間に一つ発熱領域が形成される。
【0017】
ここで、第1延伸部及び/又は第2延伸部は発熱体の軸方向に沿って延伸され且つ直線型を呈する。
【0018】
ここで、一つの第1延伸部と一つの第2延伸部は間隔をあけて設置され、又は複数の第1延伸部と複数の第2延伸部が交互に間隔をあけて設置されることによって、発熱体が分割されて偶数個の発熱領域が形成される。
【0019】
ここで、任意の隣接する第1延伸部と第2延伸部との間隔距離は同じである。
【0020】
ここで、第1延伸部及び第2延伸部は発熱体の周方向に沿って延伸され且つ螺旋型を呈し、発熱領域は一つの第1延伸部と一つの第2延伸部との間に位置され且つ螺旋型の発熱領域が形成される。
【0021】
ここで、第1延伸部の延伸方向及び第2延伸部の延伸方向が一致する。
【0022】
ここで、第2電極はさらに第3接続部を含み、負極リードに接続されることに用いられ、第3接続部は発熱体の第2端部に設置され、且つ少なくとも1つの第2延伸部に接続される。
【0023】
ここで、第1接続部及び第2接続部はいずれも発熱体の赤外線発熱層と間隔をあけて設置される。
【0024】
ここで、第1接続部、第2接続部及び第3接続部はいずれも発熱体の赤外線発熱層と間隔をあけて設置される。
【0025】
ここで、発熱体はさらに制限部材を含み、制限部材は基体に設けられ、制限部材はエアロゾル生成マトリックスの外側面と収容キャビティの内側面との間に隙間を有するように、エアロゾル生成マトリックスを位置決めするために用いられ、制限部材は制限口を有し、制限口は収容キャビティと連通され、且つ制限口の直径は収容キャビティの内径よりも小さく、エアロゾル生成マトリックスは、制限口を通って収容キャビティ内に収容される。
【0026】
上記技術的問題を解決するために、本出願が採用する別の技術的解決手段は以下のとおりである。本出願はエアロゾル発生装置を提供し、エアロゾル発生装置は加熱アセンブリ及び電源アセンブリを含む。加熱アセンブリは通電後にエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられ、加熱アセンブリは上述のいずれかの加熱アセンブリであり、電源アセンブリは加熱アセンブリに電気的に接続され、加熱アセンブリに電力を供給するために用いられる。
【0027】
本出願が提供する加熱アセンブリ及びエアロゾル発生装置において、該加熱アセンブリは正極リードに接続するための第1接続部及び負極リードに接続するための第2接続部を発熱体の内側面の同一端部に設置することにより、正極リード及び負極リードが発熱体の同じ端部に接続されることができ、対応する電極に接続するために正極リード又は負極リードをもう一方の端部まで配線する必要がなく、正極リード及び負極リードを両端で配線する必要がある解決策に比べて、導線の配線経路を大幅に簡略化することができ、導線の長さを減少し、且つ製造コスト及び難度を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者にとって創造的な努力なしにこれらの図面から他の図面を得ることができる。
【
図1】本出願の第1実施形態が提供する加熱アセンブリの全体構造模式図である。
【
図2】本出願の一つの実施形態に係る
図1に示す加熱アセンブリのAーAに沿った断面構造模式図である。
【
図3】本出願の一つの実施形態に係る
図1に示す加熱アセンブリのその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図4】本出願の第2実施形態に係る加熱アセンブリの全体構造模式図である。
【
図5】本出願の一つの実施形態に係る
図4に示す加熱アセンブリのBーBに沿った断面構造模式図である。
【
図6】本出願の一つの実施形態に係る
図4に示す加熱アセンブリのその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図7】本出願の一つの実施形態に係るエアロゾル発生装置を加熱アセンブリに挿入することを示す断面構造模式図である。
【
図8】本出願の第3実施形態が提供する加熱アセンブリがその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図9】本出願の第4実施形態が提供する加熱アセンブリがその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図10】本出願の第5実施形態が提供する加熱アセンブリがその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図11】本出願の第6実施形態が提供する加熱アセンブリがその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図12】本出願の一つの実施形態に係るサブ発熱体及びサブ発熱体上の回路の全体構造模式図である。
【
図13】本出願の第7実施形態が提供する加熱アセンブリがその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【
図14】本出願の第8実施例に係る加熱アセンブリの全体構造模式図である。
【
図15】本出願の一つの実施形態に係るエアロゾル発生装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下では本出願実施形態の図面を参照しながら本出願実施形態の技術的解決手段を明確に、完全に説明し、明らかなように、以下の実施形態は、本出願の実施形態の一部にすぎず、それらのすべてではない。本出願の実施形態に基づき、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得するすべての他の実施形態は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0030】
以下の説明では、特定のシステム構造、インターフェース、技術などの特定の詳細は、本出願の完全な理解を提供するために、限定ではなく説明を目的として提供される。
【0031】
本出願における用語「第1」、「第2」、「第3」等は、説明目的でのみ使用され、相対的な重要性を示しまたは暗示したり、示された技術的特徴の数を暗示したりすると解釈されるべきではない。従いまして、「第1」、「第2」、「第3」として定義される特徴は、その特徴の少なくとも一つを明示的または黙示的に含むことができる。本出願の説明において、「複数」とは、別段の明確かつ具体的な定義がない限り、少なくとも二つ、例えば二つ、三つなどを意味する。本出願の実施形態におけるすべての方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後…)はある特定の姿勢(例えば図面に示される)における各部品間の相対位置関係、運動状況等を解釈するために用いられ、該特定姿勢が変化する場合、該方向性はそれに応じて変化する。また、本出願の実施形態における用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は列挙したステップ又はユニットに限定されず、選択的に列挙しないステップ又はユニットを更に含み、又は選択的にこれらの過程、方法、製品又は装置固有の他のステップ又はユニットを更に含む。
【0032】
本明細書に言及した「実施形態」とは、実施形態を参照して説明した特定の特徴、構造又は特性が本出願の少なくとも一つの実施形態に含まれてもよいことを意味する。明細書の各箇所に該連語が出現することは必ずしもいずれもが同じ実施形態を指すとは限らず、他の実施形態と相互排他的な独立した又は代替の実施形態でもない。当業者であれば明示的及び暗示的に理解されるように、本明細書に説明される実施形態は他の実施形態と組み合わせられることができる。
【0033】
以下、図面および実施形態を参照して本出願を詳細に説明する。
【0034】
図1、
図2及び
図3を参照すると、
図1は第1実施形態の加熱アセンブリ100の構造模式図を提供し、
図2は
図1の加熱アセンブリ100のAーAに沿った断面構造模式図であり、
図3は
図1の加熱アセンブリ100のその軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【0035】
本出願は加熱アセンブリ100を提供する。該加熱アセンブリ100は通電時に該加熱アセンブリ100内に収容されたエアロゾル生成マトリックスを加熱することに用いられる。ここで、エアロゾル生成マトリックスは具体的には植物草葉系基質又はペースト状基質等であってもよく、且つ植物草葉類基質にはさらに香気成分が添加されることができる。エアロゾル生成マトリックスはアルミニウム箔または紙などの内部に包まれて一緒に使用することができる。
【0036】
具体的には、加熱アセンブリ100は発熱体110、第1電極120及び第2電極130を含む。
【0037】
ここで、発熱体110はエアロゾル生成マトリックスを収容するために用いられ、且つ発熱体110は発熱材料を含む。該発熱体110は、その中に収容されたエアロゾル生成マトリックスを支持するとともに通電時に発熱し、そこに収容されたエアロゾル生成マトリックスを加熱して使用者が使用するエアロゾルを形成することができる。
【0038】
第1電極120は正極リードに接続され、第2電極130は負極リードに接続され、それにより発熱アセンブリが外部電源から供給された電力を受信することができ、それにより発熱体110が通電され且つ発熱体110を発熱させることができる。発熱体110は外側面110a及び内側面110bを有し、導電性の第1電極120及び導電性の第2電極130は発熱体110の内側面110bに間隔をあけて設置され、且つ導電性赤外線発熱層によって電気的に接続される。他の実施形態では、第1電極120と第2電極130は発熱体110の外側面110aに設けられてもよく、発熱体110の内側面110bにのみ設けられることに限定されない。
【0039】
第1電極120は第1接続部121を有し、第1接続部121は正極リードに接続されることに用いられる。第2電極130は第2接続部131を有し、第2接続部131は負極リードに接続されることに用いられる。ここで、第1接続部121と第2接続部131は発熱体110の同一端部に間隔をあけて設置される。ここで、発熱体110の同一端部は発熱体110の第1端部又は発熱体110の第2端部を指す。具体的には、発熱体110の軸方向に垂直で且つ前記発熱体110の軸方向の中心点を貫通する平面を限界とし、該平面の一方側に位置する発熱体110の部分が発熱体110の第1端部110cであり、該平面の他方の側に位置する発熱体110の部分は発熱体110の第2端部110dである。具体的には、発熱体110の形状は中空柱状であり、対向する第1端部110c及び第2端110dを有し、第1接続部121と第2接続部131は発熱体110の第1端部110cに間隔をあけて設置される。これにより、正極リード及び負極リードはいずれも、発熱体110の同一端部で第1接続部121および第2接続部131にそれぞれ接続されることができる。他の実施形態では、第1接続部121が負極リードに接続され、第2接続部131が正極リードに接続されてもよい。
【0040】
第1電極120及び第2電極130は発熱体110の内側面110bにコーティングされた導電性コーティングであってもよい。導電性コーティングは金属コーティング、導電性銀ペースト又は導電性ストリップなどであってもよい。第1電極120及び第2電極130は発熱体110の内側面110bに設けられた金属導電性シート又は発熱体110の外側面110aに堆積された金属等であってもよく、例えば金フィルム、アルミニウムフィルム又は銅フィルムであってもよい。
【0041】
加熱アセンブリ100は正極リードに接続するための第1接続部121及び負極リードに接続するための第2接続部131を発熱体110の内側面110bの同一端部に設置することにより、正極リード及び負極リードが発熱体110の同一端部で接続することができ、対応する電極に接続するために正極リード又は負極リードをもう一方の端部まで配線する必要がない。第1接続部121及び第2接続部131を発熱体110の対向する両端に設置し、正極リード及び負極リードを両端で接続する必要があるという解決策に比べて、導線の配線経路を大幅に簡略化することができ、導線の長さを減少し、且つ製造コスト及び難度を効果的に低減することができる。
【0042】
発熱体110は全体として導電性材料、例えば導電性セラミックスで製造されてもよい。発熱体110は絶縁性基体及び絶縁性基体の表面に設置された導電性赤外線発熱層を含んでもよい。一つの実施形態では、発熱体110は、基体111と赤外線発熱層112とを含む。
【0043】
ここで、基体111は収容キャビティ1111を有し、該収容キャビティ1111の一端は開口部11111を有する。収容キャビティ1111は開口部11111からエアロゾル生成マトリックスを収容するために用いられる。具体的には、開口部11111の口径はエアロゾル生成マトリックスの外径より大きく又はエアロゾル生成マトリックスの外径に対応することができ、且つ収容キャビティ1111の内径はエアロゾル生成マトリックスの外径より大きく又はエアロゾル生成マトリックスの外径に対応し、それによりエアロゾル生成マトリックスが開口部11111から収容キャビティ1111の内部に挿入したり、又は収容キャビティ1111の内部から取り出したりすることができる。さらに、一つの実施形態では、エアロゾル生成マトリックスの外側壁と収容キャビティ1111の内側壁とは、エアロゾル生成マトリックスが収容キャビティ1111からより容易に挿入されるか、または取り出されることができるように、いくらかの隙間を有することができる。
【0044】
さらに、一つの実施形態において、開口部11111の口径は収容キャビティ1111の内径と一致することができる。他の実施形態において、開口部11111の口径は収容キャビティ1111の内径より小さく、且つ開口部11111の中心軸線は収容キャビティの中心軸線と一致し、それによりエアロゾル生成マトリックスが該開口部11111を介して収容キャビティ1111内に収容される時、エアロゾル生成マトリックスは収容キャビティ1111の内壁面と間隔をあけて設置され、エアロゾル生成マトリックスが収容キャビティ1111の内壁面に位置する第1電極120及び/又は第2電極130に損傷を与えることを回避する。
【0045】
ここで、基体111の形状は中空管状であってもよく、さらに、第1実施形態において、体111は中空円柱体であり、収容キャビティ1111の形状は円柱状である。且つ基体111の側壁の厚さは固定値であり、それにより発熱体110がエアロゾル生成マトリックスを均一に加熱することができる。第1接続部121及び第2接続部131はいずれも基体111の周方向に沿って延伸され弧状を呈する。好ましくは、第1接続部121及び第2接続部131の長さは同じであり、且つ基体111の軸方向に沿って同じ高さに位置する。
【0046】
第1電極120及び第2電極130は基体111の内側面110bに設けられ、基体111は対向する第1端部110c及び第2端部110dを有し、第1接続部121及び第2接続部131は間隔をあけて収容キャビティ1111の内側面110bの同一端部に設けられる。基体111は石英ガラス、セラミック又はマイカ等の耐熱性の絶縁材料であってもよく、それにより第1電極120及び第2電極130が短絡することを防止することができる。基体が石英ガラスである場合には、透明性80%以上の石英ガラスを選択することができる。
【0047】
赤外線発熱層112は通電時に赤外波を発生させ、エアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。具体的には、赤外線発熱層112は収容キャビティ1111の内側面110bに囲まれて設置されてもよく、且つそれぞれ第1電極120及び第2電極130に接続される。第1電極120と第2電極130が通電された後、第1電極120と第2電極130との間に位置する赤外線加熱層112に電流が流れ、赤外線を発生させる。赤外線発熱層112は金属層、導電性セラミック層又は導電性炭素層であってもよい。赤外線発熱層112の形状は連続的な膜状、多孔質のメッシュ状又はストライプ状であってもよい。ここで、赤外線発熱層112の材料、形状及び大きさは必要に応じて設置することができる。
【0048】
ここで、赤外線発熱層112は基体111の内側面110bに設置され、赤外線発熱層112が基体111の外側面110aに設置される解決策に比べ、赤外線発熱層112とエアロゾル生成マトリックスとの距離がより小さくなり、且つ赤外線発熱層112によって発生された赤外波が基体111側壁の伝導を経る必要がなく、エアロゾル生成マトリックスを直接に加熱することができ、それにより赤外線が基板111の側壁を通過することによる熱損失の問題が効果的に回避され、赤外線加熱層112のエアロゾル生成マトリックスへの熱伝達効率を効果的に向上させることができる。
【0049】
具体的な実施形態において、赤外線発熱層112は赤外線発熱フィルムであってもよい。赤外線発熱フィルムが通電されると赤外線を放射し、それにより収容キャビティ1111内のエアロゾル生成マトリックスを加熱する。理解されるように、赤外線発熱フィルムが通電されると、赤外線発熱フィルムから放射された赤外線は基体111の側壁を通過する必要がなく、収容キャビティ1111内のエアロゾル生成マトリックスを直接に加熱することができ、赤外線輻射の効率を向上させることができる。赤外線の加熱波長が2.5um~20umであり、加熱されたエアロゾル生成マトリックスの特性により、通常加熱温度は350℃以上である必要があり、エネルギー放射の極値は主に3um~5um帯域である。
【0050】
ここで、赤外線発熱フィルムが発生する赤外線のうち、一部の赤外線が基体111の外側に向かって放射され、赤外線発熱フィルムが発生する赤外波を十分に利用できない。この問題を解決するために、一つの実施形態において、加熱アセンブリ100はさらに赤外線反射層140を含む。赤外線反射層140は基体111の外側面110aに設置され、前記赤外線発熱フィルムから放射された赤外線を反射することに用いられる。具体的には、赤外線反射層140は赤外線発熱フィルムの基体111の外側に向かって放射された赤外線を反射することに用いられ、それにより赤外線のこの部分を基体111の内部に反射して戻すことができ、且つエアロゾル生成マトリックスを赤外線輻射によって加熱して、それにより赤外線発熱フィルムの加熱効率を効果的に向上させる。
【0051】
一つの実施形態において、赤外線反射層140は基体111の外側面110a全体に設置されてもよく、基体111の外側面110aの一部に設置されてもよい。具体的な実施形態において、赤外線発熱フィルムから放射された赤外線を反射するために、少なくとも一部の赤外線反射層140は赤外線発熱フィルムと対向して位置される。
【0052】
具体的には、赤外線反射層140は高温に耐える赤外反射フィルムであってもよく、赤外反射フィルムが基体111の外側面110aに塗布される。
【0053】
図4、
図5及び
図6に示すとおり、
図4は第2実施形態における加熱アセンブリ100の構造模式図を提供し、
図5は
図4の加熱アセンブリ100のB-B方向に沿った断面構造模式図であり、
図6は
図4の加熱アセンブリ100の軸方向に沿って展開する外側壁の構造模式図である。
【0054】
一つの実施形態において、該発熱体110はさらに制限部材113を含むことができる。制限部材113は基体111に設けられ、エアロゾル生成マトリックスの径方向の変位を制限するために用いられ、それによりエアロゾル生成マトリックスが収容キャビティ1111内に挿入される過程において、エアロゾル生成マトリックスの外側面110aと収容キャビティ1111の内側面110bとの間には隙間があり、それによってエアロゾル生成マトリックスと収容キャビティ1111との間に気道が形成され、エアロゾル生成マトリックスの吸引抵抗を容易に調整できる。
【0055】
一つの実施形態において、制限部材113は基体111の開口部11111を有する一端に設置されてもよく、且つ制限口1131を画定して形成する。制限口1131は収容キャビティ1111と連通され、且つ制限口1131の口径は収容キャビティ1111の内径より小さく、エアロゾル生成マトリックスは具体的に該制限口部1131を介して収容キャビティ1111に収容され、それによりエアロゾル生成マトリックスを制限口1131によって収容キャビティ1111に位置決める。この際、エアロゾル生成マトリックスの吸引抵抗を容易に調整するために、エアロゾル生成マトリックスの外側面110aと収容キャビティ1111の内側面110bとの間に隙間があり、エアロゾル生成マトリックスと収容キャビティ1111との間に気道が形成される。
【0056】
具体的には、該実施形態において、制限口1131の口径はエアロゾル生成マトリックスの外径より大きくてもよく、それによりエアロゾル生成マトリックスは該制限口1131を介して収容キャビティ1111にスムーズに挿入されるか、または収容キャビティ1111から取り出されることができる。
【0057】
具体的には、制限部材113の材料は基体111の材料と同じであってもよい。制限部材113は基体111と一体成型に形成され、それにより発熱体110の製造プロセスを簡略化する。当然ながら、制限部材113の材料は基体111の材料と同じでなくてもよい。
【0058】
一つの実施形態において、制限口1131の中心と収容キャビティ1111の中心軸とは同じ直線上に位置し、それにより収容キャビティ1111において制限口1131によって収容キャビティ1111の径方向にエアロゾル生成マトリックスを制限する時に、エアロゾル生成マトリックスの外側壁と収容キャビティ1111の内側壁との間の距離がどこでも同じである。これにより、収容キャビティ1111の内側壁に設置された赤外線発熱層112はエアロゾル生成マトリックスを周方向に均一に加熱し、エアロゾル生成マトリックスの加熱過程中の均一な熱分布に役立ち。
【0059】
一つの実施形態では、
図7に示されるように、
図7は、エアロゾル生成マトリックスを加熱アセンブリ100に挿入することを示す断面構造模式図である。制限部材113は基体111の開口部11111を有する端面に設けられる。本実施形態では、制限部材113によって画定されて形成された制限口1131は収容キャビティ1111の開口部11111と区別され、且つ収容キャビティ1111の開口部11111の上方位置に位置することができる。エアロゾル生成マトリックスが収容キャビティ1111内に挿入される過程において、エアロゾル生成マトリックスは順に制限口1131、収容キャビティ1111の開口部11111を通って収容キャビティ1111に入る。当然ながら、該実施形態において、制限部材113は収容キャビティ1111内に向かって傾斜して延伸されることができ、それにより収容キャビティ1111の開口部11111に制限口1131が画定して形成される。理解されるように、該実施形態において、該制限部材1131は収容キャビティ1111の開口部である。
【0060】
他の実施形態において、
図4及び
図5に示すとおり、制限部材113は収容キャビティ1111の内側面110bに設置され且つ収容キャビティ1111の端部に位置されることができる。具体的には、本実施形態において、制限部材113の上端面は基体111の側壁の上端面と面一であり、且つ収容キャビティ1111の開口部11111を画定して形成する。理解されるように、本実施形態において、開口部11111が制限口1131と同一平面に位置し、制限部材113によって画定して形成された制限口1131は収容キャビティ1111の開口部11111である。
【0061】
一つ実施形態において、制限部材113は収容キャビティ1111の周方向に沿って間隔をあけて延伸する凸状リングを含むことができる。
図4に示すとおり、凸状リングは収容キャビティ1111の内壁面に設置され、且つ収容キャビティ1111の内壁面に一周するように設置されてもよい。本実施形態において、収容キャビティ1111の内壁面から離れた凸状リングの中空領域は制限口1131として形成される。
【0062】
別の実施形態では、制限部材113は収容キャビティ1111の周方向に沿って間隔をあけて配置された複数の突起を含むことができる。好ましくは、複数の突起は収容キャビティ1111の周方向に沿って等間隔で基体111に設置され、それにより制限部材113が複数の半径方向にエアロゾル生成マトリックスを効果的に位置決めすることができる。さらに、収容キャビティ1111の軸方向における複数の突起の高さが等しく、収容キャビティ1111の同じ軸方向高さに制限口1131が形成される。
【0063】
具体的には、上記制限部材113の形状は環状、円弧状、ドット状、ブロック状、ストリップ状等の形状であってもよい。例えば2つの弧状のストリップ構造体が収容キャビティ1111の内側面110bに等間隔に設置されてもよく、あるいは、3つのブロック状の構造体が基体111の第1端部110cの端面に等間隔に設けられ、且つ基体111の第1端部110cに制限部材1131が形成される。制限部材113の数、形状、構造及び設置位置は上述のいくつかの方式に限定されない。
【0064】
例えば、制限部材113の数が複数である場合、複数の制限部材113が基体111の一端に同時に設けられてもよく、基体111の対向する両端にそれぞれ設けられてもよく、又は複数の制限部材113が軸線方向に沿って収容キャビティ1111の内部に分布されてもよい。例えば、制限部材113の数は2つであってもよく、そのうちの一つの制限部材113が基体111の第1端部110cに設置され、もう一つの制限部材113が基体111の第2端部110dに設けられ、それにより基体111の2つの端部に2つの制限口1131が形成され、エアロゾル生成マトリックスの対向する両端は制限部材1131によって位置決めされる。
【0065】
収容キャビティ1111の内壁上の回路図は必要に応じて様々な形態に設計することができる。一つの実施形態では、
図8に示されるように、
図8は、第3実施形態の加熱アセンブリ100がその軸方向に展開する外側壁の構造模式図である。ここで、第1接続部121は環状であり、且つ発熱体110の周方向に沿って延伸され且つ切欠き1211を有し、即ち第1接続部121は周方向に閉ループが形成されない。第2接続部131は第1端部110cの端面から離れた第1接続部121の近くに位置し、それにより負極リードは切欠き1211を介して第2接続部131に接続されることができる。第1接続部121は切欠き1211を形成し、それにより負極リードが第1接続部121に接触せず且つ第2接続部131に接続されることができ、負極リードが第1接続部121に接触して短絡することを防止し、配線を容易にする。
【0066】
図8は、第1接続部121と第2接続部131との3種類の位置関係を示している。第2電極130がa位置にある場合、第2接続部131が発熱体110の軸方向に沿って切欠き1211と完全にずれている。第2電極130がb位置にある時、第2接続部131及び切欠き1211は発熱体110の軸方向に正対して設置される。第2電極130がc位置にある時に、第2接続部131が発熱体110の軸方向に沿って切欠き1211と部分に位置ずれする。第2電極130がb位置に設けられる場合、導線が切欠き1211を介して第2接続部131に接続されやすく、導線の配線経路がよりシンプルである。
【0067】
一つの実施形態において、
図3に示すように、第1接続部121及び第2接続部131はいずれも切欠きを有する円環状の構造体と見なすことができる。ここで、第1接続部121は第2接続部131の切欠きに配置され、或いは第2接続部131は第1接続部121の切欠きに配置される。例えば、全ての第2接続部131は発熱体110の軸方向に切欠き1211によって露出され、且つ第2接続部131は切欠き1211に位置し、且つ発熱体110の軸方向に第1接続部121の高さと一致する。さらに、第1接続部121及び第2接続部131は発熱体110の第1端部110cの端面と面一となる。それにより、正極リード及び負極リードは第1接続部121及び第2接続部131に直接に接続されることができ、導線の配線経路がよりシンプルであり、加熱アセンブリ100の配線方式を簡略化させる。
【0068】
一つの実施形態において、
図3を参照すると、第1電極120はさらに少なくとも一つの第1延伸部122を含む。第1延伸部122の一端が第1接続部121に接続され、第1延伸部122の他端が第1接続部121から発熱体110の第2端部110dに向かって延伸される。第2電極130はさらに少なくとも一つの第2延伸部132を含む。第2延伸部132の一端が第2接続部131に接続され、第2延伸部132の他端が第2接続部131から発熱体110の第2端部110dに向かって延伸される。第1延伸部122および第2延伸部132は、第2端部110dに近い位置まで延伸されてもよいし、第2端部110dの端面まで延伸されてもよい。ここで、第1延伸部122及び第2延伸部132は赤外線発熱層112に少なくとも一つの発熱領域を形成又は定義することに用いられる。第1延伸部122と第2延伸部132は間隔をあけて設置され、隣接する第1延伸部122と第2延伸部132との間の赤外線発熱層112は一つの発熱領域を形成する。第1電極120及び第2電極130が通電された後、第1延伸部122と第2延伸部132との間の発熱領域に電流が流れ、発熱領域を発熱させてエアロゾル生成マトリックスが加熱される。第1接続部121の材料は第1延伸部122の材料と同じであってもよい。第1接続部121及び第1延伸部122は印刷又は堆積によって一度に形成されてもよい。第2接続部131の材料と第2延伸部132の材料は同じであってもよい。第2接続部131と第2延伸部132は印刷又は堆積によって一度に形成されてもよい。本出願において、接続部と延伸部との違いは外部接続導線との溶接又は接着固定を容易にするために、接続部の寸法が延伸部の寸法より大きくできることである。
【0069】
ここで、第1延伸部122及び第2延伸部132の延伸経路は直線型、折れ線状、湾曲型又は非規則形状であってもよい。第1延伸部122及び第2延伸部132の延伸方向は軸方向に沿って延伸されてもよく、軸方向に対して任意の角度で延伸されてもよく、又は周方向に沿って螺旋状に延伸されてもよい。
【0070】
一つの実施形態において、第1延伸部122及び第2延伸部132は平行であり、両方とも発熱体110の軸方向に沿って延伸され、且つ両方とも直線型の構造体であり、それにより第1延伸部122と第2延伸部132との間の加熱領域の形状を規則的にし、第1延伸部122と第2延伸部132との間の電流分布を均一にすることに有利であり、各加熱領域でエアロゾル生成マトリックスが均一に加熱される。
【0071】
第1実施形態では、第1接続部121と第2接続部131とは、基体111の第1端部110cに周方向に沿って均一に配置される。第1延伸部122及び第2延伸部132の数はそれぞれ一つであってもよい。第1延伸部122の一端は第1接続部121の中央部に設けられ、第1延伸部122の他端は基体111の第2端部110dの端面まで延伸される。第2延伸部132の一端は第2接続部131の中央部に設けられ、第2延伸部132の他端は基体111の第2端部110dの端面まで延伸される。第1延伸部122及び第2延伸部132は円柱状の基体111の同じ直径の対向する両端に間隔をあけて設置され、両方とも発熱体110の軸方向に沿って延伸され、且つ両方とも直線型の構造体であってもよい。他の実施形態において、第1延伸部122及び/又は第2延伸部132は、交差しない限り、湾曲型の構造体であってもよく、本出願はこれに限定されない。具体的には、第1延伸部122及び第2延伸部132は周方向に沿って均一に分布され、且つ赤外線発熱層112は同じ形状と大きさを有する2つの発熱領域に分割され、それにより2つの発熱領域によってエアロゾル生成マトリックスが均一に加熱されることができる。第1電極120及び第2電極130が通電された後、電流は第1延伸部122から第2延伸部132に向かって逆方向の2方向に沿って流れ、2つの発熱領域に電流が流れ、2つの発熱領域を発熱させてエアロゾル生成マトリックスが加熱される。このような加熱アセンブリの回路分布はシンプルであり、且つ同じ端部での接続方式を実現し、それにより発熱アセンブリの配線経路がシンプルで、製造コスト及び難度を低下させる。
【0072】
一つの実施形態では、
図9を参照すると、
図9は、第4実施形態の加熱アセンブリ100がその軸方向に展開する外側壁の構造模式図を提供する。第2電極130はさらに第3接続部133を含み、第3接続部133は負極リードに接続されることに用いられる。第3接続部133は、発熱体110の第2端部110dに設けられ、第2延伸部132に接続される。第3接続部133は、発熱体110の第2端部110dに沿って周方向に延伸されて、閉環状、切欠きを有する環状または弧状の構造体を形成することができる。接続の際には、正極リードは第1端部110cの第1接続部121に接続され、負極リードは、第1端部110cの第2接続部131または第2端部110dの第3接続部133に接続されてもよい。これにより、第3接続部133を設置することにより加熱アセンブリ100は片側接続を実現すると同時に、両面接続を実現することができる。該加熱アセンブリ100は複数の配線方式を提供し、必要に応じて加熱アセンブリ100の接続方式を選択することができる。他の実施形態において、第1電極120は第3接続部133を含むことができ、第3接続部133は正極リードに接続されることに用いられ、同様に発熱アセンブリが片側接続及び両側接続の機能も実現できる。
【0073】
一つの実施形態では、第1接続部121、第2接続部131及び第3接続部133の少なくとも1つは、発熱体110の赤外線発熱層112と間隔を置いて設置される。赤外線発熱層112が第1接続部121、第2接続部131及び第3接続部133の少なくとも1つに接続される際、電流の一部が第1接続部121から第2延伸部132に流れるか、または、第1延伸部122から第2接続部131に流れるか、または、第1延伸部122から第3接続部133に流れるために、発熱領域内の電流の方向が不規則になり、発熱領域の発熱が不均一になる。好ましくは、第1接続部121、第2接続部131及び第3接続部133は、発熱領域の電流の流れ方向を周方向に制限するために、いずれも発熱体110の赤外線発熱層112と間隔を置いて設置され、それにより発熱領域の電流の流れ方向を規則的にさせ、発熱領域での発熱はより均一になり、エアロゾル生成マトリックスはより均一に加熱される。さらに、赤外線発熱層112のエッジは第2端部110dに近い第1延伸部122の端部と面一であり、第1延伸部122によって赤外線発熱層112は同じ形状および面積を有し且つ間隔をあける2つの発熱領域に完全に分割され、それにより発熱領域の電流の流れ方向をより規則的にさせる。理解できるように、第3接続部133がない場合、第1接続部121及び第2接続部131はいずれも発熱体110の赤外線発熱層112と間隔を置いて設置され、且つ発熱体110の赤外線発熱層112との距離が同じである。
【0074】
一つの実施形態では、
図10を参照すると、
図10は、第5実施形態の加熱アセンブリ100がその軸方向に展開する外側壁の構造模式図を提供する。第1電極120は、第1接続部121に接続された複数の第1延伸部122を含み、第2電極130は、第2接続部131に接続された複数の第2延伸部132を含む。隣接する第1延伸部122及び第2延伸部132は間隔を置いて設置され、隣接する第1延伸部122と第2延伸部132との間に発熱領域が形成される。さらに、複数の第1延伸部122及び複数の第2延伸部132は交互に間隔をおいて設置され、それにより赤外線発熱層112が周方向に分割されて偶数の発熱領域が形成され、各発熱領域は赤外線発熱層112の一部を有する。
【0075】
第1延伸部122及び第2延伸部132の数が同じである場合、第1延伸部122及び第2延伸部132が間隔をあけて交互に配置され、それにより赤外線発熱層112を十分に利用して、且つエアロゾル生成マトリックスを加熱するための偶数個の発熱領域に分割される。第1延伸部122及び第2延伸部132の数が異なる場合、2つの第1延伸部122が隣接する場合や、又は2つの第2延伸部132が隣接する場合があり、隣接する2つの第1延伸部122の電極が同じ極性であり、隣接する2つの第2延伸部132の電極が同じ極性であり、その間に電流を導通させることができず、すなわち隣接する2つの第1延伸部122又は隣接する2つの第2延伸部132の間に発熱領域を形成できず、赤外線発熱層112は十分に利用できない。これにより、第1延伸部122及び第2延伸部132の数が同じである場合、第1延伸部122及び第2延伸部132が間隔をあけて交互に設置され、それにより赤外線発熱層112を十分に活用することができ、赤外線発熱層112の一部が発熱領域を形成できないという状況を回避する。
【0076】
さらに、任意の隣接する第1延伸部122及び第2延伸部132の間の距離は同じであり、且つ第1延伸部122及び第2延伸部132は軸方向に沿って延伸されて直線状を呈するため、複数の第1延伸部122及び複数の第2延伸部132が発熱体110の外側面110aに周方向に沿って均一に分布され、隣接する第1延伸部122と第2延伸部132との間の発熱領域の形状及び大きさは同一であり、各発熱領域の等価抵抗は同じである。これにより、通電後に各発熱領域から放出された熱量の大きさがほぼ同じであり、各発熱領域は各方向にエアロゾル生成マトリックスを均一に加熱することができる。
【0077】
第1延伸部122及び第2延伸部132の数が複数である場合には、第2電極130は第3接続部133を含む。第1接続部121は正極リードに接続されると同時に、さらに複数の第1延伸部122を接続することに用いられる。第3接続部133は負極リードに接続されると同時に、さらに複数の第2延伸部132を接続することに用いられる。即ち第1電極120と第2電極130とが歯状電極を形成する。好ましくは、第3接続部133は各第2延伸部132に接続され、且つ第3接続部133は加熱体の第2端部110dにリング形状を形成して、それにより各発熱領域がいずれも通電されて各発熱領域を動作させることができる。
【0078】
第5実施形態では、第1延伸部122及び第2延伸部132の数はいずれも2つである。2つの第1延伸部122はそれぞれ第1接続部121の両端に位置する。一方の第2延伸部132はそれぞれ第2接続部131及び第3接続部133に接続され、他方の第2延伸部132は2つの第1延伸122の間に設けられ且つ第3接続部133のみに接続される。第3接続部133はリング状を呈し、発熱体110の第2端部110dに設置され、且つそれぞれ2つの第2延伸部132に接続される。2つの第1延伸部122及び2つの第2延伸部132は間隔をあけて交互に設置され、いずれも発熱体110の軸方向に沿って延伸され、且ついずれも直線型を呈する。2つの第1延伸部122及び2つの第2延伸部132は周方向に沿って均一に分布されることによって、且つ赤外線発熱層112は同じ形状および大きさの4つの発熱領域に分割され、それにより4つの発熱領域がエアロゾル生成マトリックスを均一に加熱することができる。回路によって赤外線発熱層112を2つの発熱領域に分割する加熱アセンブリ100に比べて、4つの発熱領域を有する加熱アセンブリ100における各発熱領域の等価抵抗はより小さく、各発熱領域の発熱パワーがより大きく、エアロゾル生成マトリックスに対する加熱アセンブリ100の加熱効率をより高める。
【0079】
図11を参照すると、
図11は、第6実施形態の加熱アセンブリ100がその軸方向に展開する外側壁の構造模式図を提供する。第6実施形態において、第1延伸部122及び第2延伸部132の数はいずれも一つである。第1延伸部122、第2延伸部132及び赤外線発熱層112はいずれも発熱体110の周方向に沿って螺旋状に延伸され、且つ発熱体110の第1端部110cから第2端部110dまで延伸される。
【0080】
第1延伸部122及び第2延伸部132は発熱体110の第1端部110cから第2端部110dまで螺旋状に延伸されるため、第1延伸部122の両端はいずれも第1接続部121として用いられることでき、第2延伸部132の両端はいずれも第2接続部131として用いられることができる。又は、第1端部110c及び第2端部110dにいずれも第1接続部121及び第2接続部131が設置され、且つ第1接続部121が第1延伸部122の一端に接続され、第2接続部131が第2延伸部132の一端に接続される。
【0081】
ここで、赤外線発熱層112は第1延伸部122と第2延伸部132との間に位置し、且つ螺旋型の発熱領域を形成する。好ましくは、第1延伸部122及び第2延伸部132の螺旋延伸方向が一致し、且つ第1延伸部122と第2延伸部132との間の距離が同じであり、第1延伸部122及び第2延伸部132が発熱体110の外側面110aに均一に分布され、それにより赤外線発熱層112がエアロゾル生成マトリックスを均一に加熱することができる。
【0082】
一つの実施形態では、
図12及び
図13に示すように、発熱体110は複数のサブ発熱体114を含み、複数のサブ発熱体114を継ぎ合わせて1つの発熱体110を形成することができる。複数のサブ発熱体114の内側面110bにいずれも電極が設けられ、複数のサブ発熱体114が接合された後に、複数のサブ発熱体114の電極を接合して発熱体110の回路を形成できる。発熱体110は、同じ大きさ及び同じ形状を有する複数のサブ発熱体114を含んでもよいし、異なる大きさや形状を有する複数のサブ発熱体114を含んでもよい。発熱体110が中空円柱体である場合には、複数のサブ発熱体114の形状は複数の中空円弧状であってもよい。
図11は、サブ発熱体114の構造模式図を提供する。該実施形態において、サブ発熱体114の形状は中空半円柱状であり、2つの中空半円柱状のサブ発熱体114を接合して、一つの完全な中空円筒状の発熱体110を形成することができる。
【0083】
本出願では第1電極120、第2電極130及び赤外線発熱層112がいずれも基体111の内側面110bに設置されるため、発熱アセンブリの製造過程において、外部から電極及び赤外線発熱層112を収容キャビティ1111に塗布すること不便である。これにより、発熱体110を複数のサブ発熱体114に分割する必要があり、電極及び赤外線発熱層112を各サブ発熱体114に塗布し、最終的に各サブ発熱体114を接合して、完全な発熱体110を形成できる。
【0084】
具体的には、各サブ発熱体114の内側面110bに第1サブ接続部123及び/又は第2サブ接続部134が設けられる。複数のサブ発熱体114上の第1サブ接続部123が接合されて第1接続部121が形成され、複数のサブ発熱体114上の第2サブ接続部134が接合されて第2接続部131が形成される。好ましくは、各サブ発熱体114の内側面110bに第1サブ接続部123及び第2サブ接続部134が設けられ、同じサブ発熱体114の第1サブ接続部123及び第2サブ接続部134はそれぞれ延伸部によってサブ発熱体114の赤外線発熱層112に電気的に接続され、それにより各サブ発熱体114の赤外線発熱層112が単独で動作することができる。すなわち、複数のサブ発熱体114が接合された後に一つの全体としてエアロゾル生成マトリックスを加熱することができるだけでなく、複数のサブ発熱体114が接合をせずにそれぞれ単独で発熱体110として使用し、それぞれに通電した後にエアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。複数のサブ発熱体114がそれぞれ単独で発熱体110としてエアロゾル生成マトリックスを加熱する際、複数組の正負極リードを用いて且つ複数組の正負極リードをそれぞれ各サブ発熱体114の第1サブ接続部123及び第2サブ接続部134と接続させることができる。
【0085】
図13に示すように、
図13は第7実施形態が提供する2つの
図11に示すサブ発熱体114が接合して形成された発熱体110の側壁展開構造模式図である。ここで、発熱体110は第1サブ発熱体115及び第2サブ発熱体116を含み、第1サブ発熱体115及び第2サブ発熱体116の形状はいずれも中空半円柱状である。第1サブ発熱体115及び第2サブ発熱体116が接合された後に一つの中空円柱状の発熱体110を形成することができる。第1サブ発熱体115の内側面110b及び第2サブ発熱体116の内側面110bにはいずれも第1サブ接続部123、第2サブ接続部134、第1延伸部122及び2つの第2サブ延伸部1321が設けられる。隣接する第1サブ発熱体115上の第2サブ延伸部1321及び第2サブ発熱体116上の第2サブ延伸部1321は一つの第2延伸部132を形成し、第1サブ発熱体115上の2つの第2サブ延伸部1321及び第2サブ発熱体116上の2つの第2サブ延伸部1321は2つの第2延伸部132を形成する。隣接する第1延伸部122と第2サブ延伸部1321との間に一つの発熱領域が形成され、それにより第1サブ発熱体115及び第2サブ発熱体116はいずれも通電時に前記エアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。
【0086】
さらに、第1サブ発熱体115の内側面110b及び第2サブ発熱体116の内側面110bにはいずれも第3サブ接続部1331が設けられ、第3サブ接続部1331は同一のサブ発熱体114の2つの第2サブ延伸部1321に接続される。各サブ発熱体114上の第3サブ接続部1331が接合されて第3接続部133が形成される。第3サブ接続部1331を設置することによって各サブ発熱体114上の回路が片側接続を実現すると同時に、両側接続を実現することができ、該加熱アセンブリ100は複数の配線方式を提供し、必要に応じて加熱アセンブリ100の接続方式を選択することができる。
【0087】
一つの実施形態では、加熱アセンブリ100は、第1導電性弾性片と、第2導電性弾性片と、第3導電性弾性片と、をさらに含むことができる。好ましくは、第1導電性弾性片、第2導電性弾性片及び第3導電性弾性片はいずれも複数のサブ発熱体114の接合部に設置される。
【0088】
複数のサブ発熱体114が接合する過程において、複数のサブ発熱体114の電極の接触不良が生じる場合があるが、第1導電性弾性片、第2導電性弾性片及び第3導電性弾性片を設置することにより、異なるサブ発熱体114上の各電極が電気的に接続されることができ、発熱アセンブリが正常に動作してエアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。
【0089】
第1導電性弾性片は発熱体110の内側面110bに設置され、各サブ発熱体114上の第1サブ接続部123に電気的に接続される。第1導電性弾性片の数は複数であってもよく、各第1導電性弾性片は隣接する2つの第1サブ接続部123に接続される。具体的には、第1導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第1サブ接続部123に接触して接続され、それにより各サブ発熱体114上の第1サブ接続部123を電気的に接続されることができる。あるいは、第1導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第1延伸部123に接触して接続されることができ、これにより各サブ発熱体114上の第1サブ接続部123を電気的に接続される。
【0090】
第2導電性弾性片は発熱体110の内側面110bに設置され、各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134と連通される。第2導電性弾性片の数は複数であってもよく、各第2導電性弾性片は隣接する2つの第1サブ接続部123に接続される。具体的には、第2導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134に接触して接続され、それにより各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134が電気的に接続されることができる。あるいは、第1導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第2サブ延伸部1321に接触して接続されることができ、それにより各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134が電気的に接続される。
【0091】
一つの実施形態において、第3導電性弾性片は発熱体110の内側面110bに設置され、各前記サブ発熱体114上の第3サブ接続部1331に接続され、それにより各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134が連通され且つ電気的に接続される。第3導電性弾性片の数は複数であってもよく、各第3導電性弾性片は隣接する2つの第3サブ接続部1331に接続される。
【0092】
一つの実施形態では、
図14に示されるように、
図14は第8実施形態の加熱アセンブリ100の構造模式図である。加熱アセンブリ100はさらに固定機構150を含む。固定機構150は発熱体110の外側壁に嵌設され、複数のサブ発熱体114を固定して複数のサブ発熱体114を位置決めすることに用いられる。同時に、固定機構150によって複数のサブ発熱体114を接合させて発熱体110を形成することができ、それにより発熱アセンブリが正常に動作できる。
【0093】
一つの実施形態では、固定機構150はさらに、第1固定部材151と第2固定部材152とを含む。第1固定部材151は複数のサブ発熱体114の第一端部110cに嵌設され、複数のサブ発熱体114の第1端部110cを固定することに用いられる。第2固定部材152は複数のサブ発熱体114の第2端部110dに嵌設され、複数のサブ発熱体114の第2端部110dを固定することに用いられる。第1固定部材151及び第2固定部材152は制限溝を有することができ、複数のサブ発熱体114の第1端部110cはそれぞれ第1固定部材151の制限溝に設置され、及び複数のサブ発熱体114の第2端部110dはそれぞれ第2固定部材152の制限溝に設置され、それにより複数のサブ発熱体114が位置決められる。
【0094】
第8実施形態では、
図14に示すように、第1固定部材151は円柱形の上蓋であり、第2固定部材152は円柱状のベースである。発熱体110は2つのサブ発熱体114を含み、上蓋は2つのサブ発熱体114の一端に嵌設され、ベースは2つのサブ発熱体114の他端に嵌設され、それにより2つのサブ発熱体114が上蓋及びベースに固定される。さらに、上蓋及びベースは2つのサブ発熱体114を位置決めし、2つのサブ発熱体114を接合させて一つの発熱体110が形成され、それにより発熱体110が通電された後にエアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。
【0095】
一つの実施形態では、
図14に示すように、固定機構150はさらに貫通孔153を有し、貫通孔153の孔径は発熱体110の収容キャビティ1111の内径より小さい。即ち、固定機構150はさらに制限部材113として、収容キャビティ1111におけるエアロゾル生成マトリックスを位置決めることができ、それによりエアロゾル生成マトリックスの外側面110aと収容キャビティ1111の内側面110bとの間に隙間を有し、エアロゾル生成マトリックスと収容キャビティ1111との間に気道が形成され、エアロゾル生成マトリックスの吸引抵抗及び赤外発熱層を調整することが容易になる。
【0096】
図15は本出願の一つの実施形態に係るエアロゾル発生装置200の構造模式図である。本出願はまたエアロゾル発生装置200を提供する。エアロゾル発生装置200は、加熱アセンブリ100および電源アセンブリ230を含むことができる。
【0097】
ここで、加熱アセンブリ100は具体的には上記いずれかの実施形態に係る加熱アセンブリ100であってもよく、その具体的な構造及び機能は上記実施形態における加熱アセンブリ100の関連する説明を参照して、且つ同一又は類似の技術的効果を実現することができ、ここでは説明を省略する。
【0098】
ここで、エアロゾル発生装置200はさらにハウジング210及び取付座220を含むことができる。取付座220は加熱アセンブリ100をハウジング210に固定することに用いられる。具体的には、取付けは取付け本体を含み、取付け本体に貫通孔153が設置され、加熱アセンブリ100が該貫通孔153内に挿入されて取付座220に取り付けられる。具体的な実施形態において、貫通孔153の側壁にさらに逃げ溝が設置されてもよく、正負極リードは具体的に該逃げ溝を介して取付座220内に延伸されて発熱体110上の取付座220から離れた第1電極120及び第2電極130に接続される。さらに、取付け本体に少なくとも2つの係止部が設置され、取付座220は具体的に係止部によってエアロゾル発生装置のハウジング210に固定される。
【0099】
ここで、該エアロゾル発生装置200はさらにコントローラ(図示せず)を含むことができる。コントローラはそれぞれ加熱アセンブリ100及び電源アセンブリ230に接続され、起動信号を受信した後に電源アセンブリ230を制御して加熱アセンブリ100に給電し且つ加熱アセンブリ100の発熱電力、加熱時間等を制御することに用いられる。
【0100】
ここで、電源アセンブリ230は加熱アセンブリ100に接続され、加熱アセンブリ100に電力を供給することに用いられる。一つの実施形態において、電源アセンブリ230は具体的に充電可能なリチウムイオン電池を含むことができる。
【0101】
本実施形態が提供するエアロゾル発生装置200は、加熱アセンブリ100を備える。加熱アセンブリ100は正極リードに接続するための第1接続部121及び負極リードに接続するための第2接続部131を発熱体110の外側面110aの同一端部に設置することにより、正極リード及び負極リードを発熱体110の同じ端部で接続することができ、対応する電極と連通するために、正極リードまたは負極リードをさらにもう一方の端部まで配線する必要がない。第1接続部121及び第2接続部131が発熱体110の外側壁の対向する2つの端部に設置され、正極リード及び負極リードが2つの端部に接続される必要がある解決策と比較して、導線の配線経路を大幅に簡略化するだけでなく、導線の長さを減少させ、且つ製造コスト及び難度を効果的に低下させる。
【0102】
以上は本出願の実施形態の一部のみであって、本出願の特許範囲を制限するものではなく、本出願の明細書及び図面の内容を利用して行われる等価装置又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野に直接又は間接的に適用されるものは、いずれも同様に本出願の特許保護範囲内に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
従来の加熱非燃焼エアロゾル発生装置は一般的に加熱アセンブリを含み、加熱アセンブリを介して通電時にエアロゾル生成マトリックスを加熱して霧化する。具体的には、加熱アセンブリに第1電極及び第2電極が設置される。ここで、第1電極は正極リードに接続することに用いられ、第2電極は負極リードに接続することに用いられる。加熱アセンブリは更に正極リード及び負極リードを介して電源に接続され、それにより電源が加熱アセンブリに給電することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
第1電極120は正極リードに接続され、第2電極130は負極リードに接続され、それにより加熱アセンブリが外部電源から供給された電力を受信することができ、それにより発熱体110が通電され且つ発熱体110を発熱させることができる。発熱体110は外側面110a及び内側面110bを有し、導電性の第1電極120及び導電性の第2電極130は発熱体110の内側面110bに間隔をあけて設置され、且つ導電性赤外線発熱層によって電気的に接続される。他の実施形態では、第1電極120と第2電極130は発熱体110の外側面110aに設けられてもよく、発熱体110の内側面110bにのみ設けられることに限定されない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0071】
第1実施形態では、第1接続部121と第2接続部131とは、基体111の第1端部110cに周方向に沿って均一に配置される。第1延伸部122及び第2延伸部132の数はそれぞれ一つであってもよい。第1延伸部122の一端は第1接続部121の中央部に設けられ、第1延伸部122の他端は基体111の第2端部110dの端面まで延伸される。第2延伸部132の一端は第2接続部131の中央部に設けられ、第2延伸部132の他端は基体111の第2端部110dの端面まで延伸される。第1延伸部122及び第2延伸部132は円柱状の基体111の同じ直径の対向する両端に間隔をあけて設置され、両方とも発熱体110の軸方向に沿って延伸され、且つ両方とも直線型の構造体であってもよい。他の実施形態において、第1延伸部122及び/又は第2延伸部132は、交差しない限り、湾曲型の構造体であってもよく、本出願はこれに限定されない。具体的には、第1延伸部122及び第2延伸部132は周方向に沿って均一に分布され、且つ赤外線発熱層112は同じ形状と大きさを有する2つの発熱領域に分割され、それにより2つの発熱領域によってエアロゾル生成マトリックスが均一に加熱されることができる。第1電極120及び第2電極130が通電された後、電流は第1延伸部122から第2延伸部132に向かって逆方向の2方向に沿って流れ、2つの発熱領域に電流が流れ、2つの発熱領域を発熱させてエアロゾル生成マトリックスが加熱される。このような加熱アセンブリの回路分布はシンプルであり、且つ同じ端部での接続方式を実現し、それにより加熱アセンブリの配線経路がシンプルで、製造コスト及び難度を低下させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
一つの実施形態では、
図9を参照すると、
図9は、第4実施形態の加熱アセンブリ100がその軸方向に展開する外側壁の構造模式図を提供する。第2電極130はさらに第3接続部133を含み、第3接続部133は負極リードに接続されることに用いられる。第3接続部133は、発熱体110の第2端部110dに設けられ、第2延伸部132に接続される。第3接続部133は、発熱体110の第2端部110dに沿って周方向に延伸されて、閉環状、切欠きを有する環状または弧状の構造体を形成することができる。接続の際には、正極リードは第1端部110cの第1接続部121に接続され、負極リードは、第1端部110cの第2接続部131または第2端部110dの第3接続部133に接続されてもよい。これにより、第3接続部133を設置することにより加熱アセンブリ100は片側接続を実現すると同時に、両面接続を実現することができる。該加熱アセンブリ100は複数の配線方式を提供し、必要に応じて加熱アセンブリ100の接続方式を選択することができる。他の実施形態において、第1電極120は第3接続部133を含むことができ、第3接続部133は正極リードに接続されることに用いられ、同様に
加熱アセンブリが片側接続及び両側接続の機能も実現できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
第1延伸部122及び第2延伸部132の数が複数である場合には、第2電極130は第3接続部133を含む。第1接続部121は正極リードに接続されると同時に、さらに複数の第1延伸部122を接続することに用いられる。第3接続部133は負極リードに接続されると同時に、さらに複数の第2延伸部132を接続することに用いられる。即ち第1電極120と第2電極130とが歯状電極を形成する。好ましくは、第3接続部133は各第2延伸部132に接続され、且つ第3接続部133は発熱体の第2端部110dにリング形状を形成して、それにより各発熱領域がいずれも通電されて各発熱領域を動作させることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
一つの実施形態では、
図12及び
図13に示すように、発熱体110は複数のサブ発熱体114を含み、複数のサブ発熱体114を継ぎ合わせて1つの発熱体110を形成することができる。複数のサブ発熱体114の内側面110bにいずれも電極が設けられ、複数のサブ発熱体114が接合された後に、複数のサブ発熱体114の電極を接合して発熱体110の回路を形成できる。発熱体110は、同じ大きさ及び同じ形状を有する複数のサブ発熱体114を含んでもよいし、異なる大きさや形状を有する複数のサブ発熱体114を含んでもよい。発熱体110が中空円柱体である場合には、複数のサブ発熱体114の形状は複数の中空円弧状であってもよい。図
12は、サブ発熱体114の構造模式図を提供する。該実施形態において、サブ発熱体114の形状は中空半円柱状であり、2つの中空半円柱状のサブ発熱体114を接合して、一つの完全な中空円筒状の発熱体110を形成することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】
本出願では第1電極120、第2電極130及び赤外線発熱層112がいずれも基体111の内側面110bに設置されるため、加熱アセンブリの製造過程において、外部から電極及び赤外線発熱層112を収容キャビティ1111に塗布すること不便である。これにより、発熱体110を複数のサブ発熱体114に分割する必要があり、電極及び赤外線発熱層112を各サブ発熱体114に塗布し、最終的に各サブ発熱体114を接合して、完全な発熱体110を形成できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
複数のサブ発熱体114が接合する過程において、複数のサブ発熱体114の電極の接触不良が生じる場合があるが、第1導電性弾性片、第2導電性弾性片及び第3導電性弾性片を設置することにより、異なるサブ発熱体114上の各電極が電気的に接続されることができ、加熱アセンブリが正常に動作してエアロゾル生成マトリックスを加熱することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
第2導電性弾性片は発熱体110の内側面110bに設置され、各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134と連通される。第2導電性弾性片の数は複数であってもよく、各第2導電性弾性片は隣接する2つの第1サブ接続部123に接続される。具体的には、第2導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134に接触して接続され、それにより各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134が電気的に接続されることができる。あるいは、第2導電性弾性片は各サブ発熱体114上の第2サブ延伸部1321に接触して接続されることができ、それにより各サブ発熱体114上の第2サブ接続部134が電気的に接続される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
一つの実施形態では、
図14に示されるように、
図14は第8実施形態の加熱アセンブリ100の構造模式図である。加熱アセンブリ100はさらに固定機構150を含む。固定機構150は発熱体110の外側壁に嵌設され、複数のサブ発熱体114を固定して複数のサブ発熱体114を位置決めすることに用いられる。同時に、固定機構150によって複数のサブ発熱体114を接合させて発熱体110を形成することができ、それにより
加熱アセンブリが正常に動作できる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
一つの実施形態では、
図14に示すように、固定機構150はさらに貫通孔153を有し、貫通孔153の孔径は発熱体110の収容キャビティ1111の内径より小さい。即ち、固定機構150はさらに制限部材113として、収容キャビティ1111におけるエアロゾル生成マトリックスを位置決めることができ、それによりエアロゾル生成マトリックスの外側面110aと収容キャビティ1111の内側面110bとの間に隙間を有し、エアロゾル生成マトリックスと収容キャビティ1111との間に気道が形成され、エアロゾル生成マトリックスの吸引抵抗
を調整することが容易になる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】
ここで、エアロゾル発生装置200はさらにハウジング210及び取付座220を含むことができる。取付座220は加熱アセンブリ100をハウジング210に固定することに用いられる。具体的には、取付け座220は取付け本体を含み、取付け本体に貫通孔153が設置され、加熱アセンブリ100が該貫通孔153内に挿入されて取付座220に取り付けられる。具体的な実施形態において、貫通孔153の側壁にさらに逃げ溝が設置されてもよく、正負極リードは具体的に該逃げ溝を介して取付座220内に延伸されて発熱体110上の取付座220から離れた第1電極120及び第2電極130に接続される。さらに、取付け本体に少なくとも2つの係止部が設置され、取付座220は具体的に係止部によってエアロゾル発生装置のハウジング210に固定される。
【国際調査報告】