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特表2024-525730取り外し可能なハウジング部分を備えるエアロゾル発生装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】取り外し可能なハウジング部分を備えるエアロゾル発生装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240705BHJP
   A24F 40/90 20200101ALI20240705BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/90
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024501761
(86)(22)【出願日】2022-07-20
(85)【翻訳文提出日】2024-01-12
(86)【国際出願番号】 EP2022070421
(87)【国際公開番号】W WO2023001926
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】21187008.4
(32)【優先日】2021-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100167911
【弁理士】
【氏名又は名称】豊島 匠二
(72)【発明者】
【氏名】カットーニ ミケーレ アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】ティングストレーム トシュテン リカルド マティアス
(72)【発明者】
【氏名】バルデス ロハス エセキエル マルタン
(72)【発明者】
【氏名】オリアナ ヴァレリオ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC02
4B162AC34
4B162AD06
4B162AD08
4B162AD15
4B162AD16
4B162AD22
4B162AD23
4B162AD32
(57)【要約】
第一のハウジング部分(14、214)、および第二のハウジング部分(16、216)を備えるハウジング(12、212)を備える、エアロゾル発生装置(10、210)が提供される。第一のハウジング部分(14、214)は、エアロゾル形成基体を受容するためのチャンバー(32)を画定する。第二のハウジング部分(16、216)は、第一のハウジング部分(14、214)への取り外し可能な取り付けのために構成される。エアロゾル発生装置(10、210)はまた、第一のハウジング部分(14、214)内に位置付けられた、電気ヒーター(22)を備える。エアロゾル発生装置(10、210)はまた、第二のハウジング部分(16、216)内に位置付けられた、電源(20)を備える。エアロゾル発生装置(10、210)はまた、第一のハウジング部分(14、214)内に位置付けられたコントローラ(18)を備え、コントローラ(18)は、第二のハウジング部分(16、216)が第一のハウジング部分(14、214)に取り付けられた時に、電源(20)から電気ヒーター(22)への電力の供給を制御するように構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生装置であって、
エアロゾル形成基体を受容するためのチャンバーを画定する第一のハウジング部分と、第二のハウジング部分とを備えるハウジングであって、前記第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成される、ハウジングと、
前記第一のハウジング部分内に位置付けられた電気ヒーターと、
前記第二のハウジング部分内に位置付けられた電源と、
前記第一のハウジング部分内に位置付けられたコントローラであって、前記第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分に取り付けられた時に、前記電源から前記電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成されるコントローラとを備える、エアロゾル発生装置。
【請求項2】
前記ハウジング部分が、前記第二のハウジング部分を前記第一のハウジング部分に取り付けるための境界面を備える、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記境界面が、前記第一のハウジング部分の少なくとも一部、または前記第二のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置される、スロットを備える、請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記境界面が、前記第二のハウジング部分を前記第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように配置される、ラッチ要素を備え、任意選択的に、前記境界面が、前記ラッチ要素の係合を解除するように配置された、解放要素をさらに備える、請求項2または3に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記境界面が、前記第一のハウジング部分上に第一の磁性素子、および前記第二のハウジング部分上に第二の磁性素子を備え、前記第二の磁性素子が、前記第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分に取り付けられた時に、前記第一の磁性素子と係合するように配置される、請求項2~4のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記チャンバーが、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定し、前記第一のハウジング部分が、前記空洞の端部に開口部を画定し、前記開口部が、前記第一のハウジング部分の第一の端部に位置付けられる、請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記第一のハウジング部分が、前記第一の端部の反対側の第二の端部を備え、前記第二のハウジング部分が、前記第一のハウジング部分の前記第二の端部への取り外し可能な取り付けのために構成される、請求項6に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記第一のハウジング部分が、前記第一の端部の反対側の第二の端部と、前記第一の端部と前記第二の端部との間に延在する少なくとも一つの側壁とを備え、前記第二のハウジング部分が、前記少なくとも一つの側壁への取り外し可能な取り付けのために構成される、請求項6に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記第一のハウジング部分上に位置付けられた第一の電気接点と、前記第二のハウジング部分上に位置付けられた第二の電気接点とをさらに備え、前記第二の電気接点が、前記第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分に取り付けられた時に、前記第一の電気接点と係合するように構成され、任意選択的に、コントローラは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点および第二の電気接点を介して電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記電源が再充電可能電源であり、前記エアロゾル発生装置が、前記第二のハウジング部分内に位置付けられ、前記電源を再充電するために外部装置から受信した電力の供給を制御するように構成された、充電回路を備える、請求項1~9のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【請求項11】
前記電源が第一の電源であり、前記エアロゾル発生装置が、前記第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成された第三のハウジング部分と、前記第三のハウジング部分内に位置付けられた第二の電源とをさらに備える、請求項1~10のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【請求項12】
前記境界面が、前記第三のハウジング部分を前記第一のハウジング部分に取り付けるように構成される、請求項2~5のいずれかと組合わせた請求項11に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項13】
前記第一の電源が、第一の電荷貯蔵容量を有し、前記第二の電源が、第二の電荷貯蔵容量を有し、前記第一の電荷貯蔵容量が、前記第二の電荷貯蔵容量とは異なる、請求項11または12に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項14】
前記第一の電荷貯蔵容量と前記第二の電荷貯蔵容量との比が、1.5~3の間、任意選択的に、1.5~2.5の間、任意選択的に、1.7~2.3の間である、請求項13に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項15】
前記第二のハウジング部分が、前記第三のハウジング部分とは異なるサイズを有する、請求項11~14のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第一のハウジング部分および第二のハウジング部分を備えるエアロゾル発生装置に関し、第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成される。
〔発明の背景〕
【0002】
エアロゾル発生システムの一つのタイプは、電気的に作動する喫煙システムである。公知の手持ち式の電気的に作動する喫煙システムは、一般的に、再充電可能電池と、制御電子回路と、エアロゾル発生装置で使用するために特別に設計されたエアロゾル発生物品を加熱するための電気ヒーターとを備える、エアロゾル発生装置を備える。一部の実施例では、エアロゾル発生物品は、たばこロッドまたはたばこプラグなどのエアロゾル形成基体を備え、またエアロゾル発生装置の中に収容されたヒーターは、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置の中へと挿入された時に、エアロゾル形成基体の中へと挿入される、またはその周囲に配置される。代替的な電気的に作動する喫煙システムでは、エアロゾル発生物品は、ルースたばこなどのエアロゾル形成基体を含有するカプセルを備えてもよい。
【0003】
周知の電気的に作動する喫煙システムでは、電池の再充電を必要とする前に装置によって提供されうる喫煙の体験の回数は、電池の貯蔵容量によって制限される。しかしながら、電池の貯蔵容量を増大させるには、物理的により大きい電池が必要であり、結果として、より大きい、かつより重いエアロゾル発生装置をもたらし、これはユーザーにとって望ましくない場合がある。したがって、製造業者は、電池の貯蔵容量とエアロゾル発生装置の物理的サイズとの間の妥協を提供する電池サイズを選択し得る。しかしながら、一部のユーザーはより大きい電池容量を好む場合があり、また他のユーザーはより小さいエアロゾル発生装置を好む場合があるため、妥協はすべてのユーザーを満足させるとは限らない場合がある。
【0004】
電源容量の問題を軽減または克服するエアロゾル発生装置を提供することが、望ましいであろう。
【発明の概要】
【0005】
本発明によると、第一のハウジング部分および第二のハウジング部分を備えるハウジングを備えるエアロゾル発生装置が提供される。第一のハウジング部分は、エアロゾル形成基体を受容するためのチャンバーを画定してもよい。第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分に取り外し可能に取り付けられるように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、電気ヒーターを備えてもよい。電気ヒーターは、第一のハウジング部分内に位置付けられてもよい。エアロゾル発生装置は、電源を備えてもよい。電源は、第二のハウジング部分内に位置付けられてもよい。エアロゾル発生装置は、コントローラを備えてもよい。コントローラは、第一のハウジング部分内に位置付けられてもよい。コントローラは、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成されてもよい。コントローラは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成されてもよい。
【0006】
本発明の実施形態によると、第一のハウジング部分および第二のハウジング部分を備えるハウジングを備える、エアロゾル発生装置が提供される。第一のハウジング部分は、エアロゾル形成基体を受容するためのチャンバーを画定する。第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成される。エアロゾル発生装置はまた、第一のハウジング部分内に位置付けられた電気ヒーターを備える。エアロゾル発生装置はまた、第二のハウジング部分内に位置付けられた電源を備える。エアロゾル発生装置はまた、第一のハウジング部分内に位置付けられたコントローラを備え、コントローラは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される。
【0007】
有利なことに、第一のハウジング部分から取り外し可能である第二のハウジング部分に電源を提供することは、複数の異なる電源と共に単一の第一のハウジング部分の使用を容易にしてもよい。例えば、電源が完全に放電された時、ユーザーは、第二のハウジング部分を、異なる完全に充電された電源を含有する更なるハウジング部分と交換してもよい。有利なことに、これは、電源の再充電を待つことなく、ユーザーがエアロゾル発生装置の使用を継続することを可能にしてもよい。別の実施例では、ユーザーは、異なるサイズを有し、かつ異なる貯蔵容量を有する電源を備える、ハウジング部分の範囲から、第二のハウジング部分を選択してもよい。有利なことに、これにより、ユーザーは、電源貯蔵容量とエアロゾル発生装置の物理的サイズとの間の、好ましい妥協を選択することが可能となってもよい。
【0008】
有利なことに、コントローラおよび電気ヒーターを第一のハウジング部分内に位置付けることは、第二のハウジング部分内の電気的構成要素の数を低減または最小化してもよい。有利なことに、第二のハウジング部分内の電気的構成要素の数を低減または最小化することは、第二のハウジング部分の費用を低減または最小化してもよい。第二のハウジング部分の費用を低減または最小化することは、各々が第一のハウジング部分内で使用するための電源を備える複数のハウジング部分を購入したいユーザーにとって、特に望ましい場合がある。
【0009】
好ましくは、ハウジングは、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるための、境界面を備える。
【0010】
境界面は、締り嵌めによって、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように構成されてもよい。有利なことに、締り嵌めは、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるための、単純かつ費用対効果の高い配置を提供してもよい。
【0011】
境界面は、バヨネット接続およびねじ接続の少なくとも1つを備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雌バヨネットコネクタと、第二のハウジング部分上に雄バヨネットコネクタとを、備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雄バヨネットコネクタと、第二のハウジング部分上に雌バヨネットコネクタとを、備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雌ねじ山と、第二のハウジング部分上に雄ねじ山とを備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雄ねじ山と、第二のハウジング部分上に雌ねじ山とを備えてもよい。
【0012】
境界面は、第一のハウジング部分の少なくとも一部、または第二のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置された、スロットを備えてもよい。スロットは、第一のハウジングの少なくとも一部、または第二のハウジング部分の少なくとも一部を摺動可能に受容するように、配置されてもよい。スロットは、第一のハウジング部分上に提供されてもよく、第二のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置されてもよい。スロットは、第二のハウジング部分上に提供されてもよく、第一のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように、配置されてもよい。
【0013】
境界面は、スロット内に受容されるように配置された、突出部を備えてもよい。スロットは、突出部を摺動可能に受容するように、配置されてもよい。スロットは、第一のハウジング部分上に提供されてもよく、突出部は、第二のハウジング部分上に提供されてもよい。スロットは、第二のハウジング部分上に提供されてもよく、突出部は、第一のハウジング部分上に提供されてもよい。
【0014】
境界面は、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように配置された、ラッチ要素を備えてもよい。有利なことに、ラッチ要素は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分から偶発的に取り外されるリスクを低減してもよい。ラッチ要素は、戻り止めを備えてもよい。戻り止めは、第一のハウジング上に提供されてもよく、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第二のハウジング部分の一部と係合するように配置されてもよい。戻り止めは、第二のハウジング部分上に提供されてもよく、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第一のハウジング部分の一部と係合するように配置されてもよい。
【0015】
境界面は、ラッチ要素の係合を解除するように配置された、解放要素を備えてもよい。解放要素は、第一のハウジング部分からラッチ要素の係合を解除するように配置されてもよい。解放要素は、第二のハウジング部分からラッチ要素の係合を解除するように配置されてもよい。解放要素は、レバーおよびボタンの少なくとも1つを備えてもよい。ラッチ要素が第一のハウジング部分上に戻り止めを備える実施形態では、解放要素は、第二のハウジング部分の一部からラッチ要素の係合を解除するように配置されてもよい。ラッチ要素が第二のハウジング部分上に戻り止めを備える実施形態では、解放要素は、第一のハウジング部分の一部から戻り止めの係合を解除するように配置されてもよい。
【0016】
境界面は、第一のハウジング部分上に第一の磁性素子、および第二のハウジング部分上に第二の磁性素子を備えてもよく、第二の磁性素子は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の磁性素子と係合するように配置される。
【0017】
本明細書で使用される場合、「磁性素子」という用語は、磁石、および強磁性材料などの磁化可能な材料を指すために使用される。第一の磁性素子は、磁石を備えてもよく、第二の磁性素子は、磁化可能な材料を備えてもよい。第一の磁性素子は、磁化可能な材料を備えてもよく、第二の磁性素子は、磁石を備えてもよい。第一の磁性素子および第二の磁性素子は、各々、磁石を備えてもよい。
【0018】
エアロゾル発生装置は、第一のハウジング部分上に位置付けられた第一の電気接点と、第二のハウジング部分上に位置付けられた第二の電気接点とを備えてもよく、第二の電気接点は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点と係合するように構成される。有利なことに、第一の電気接点および第二の電気接点は、第一のハウジング部分と第二のハウジング部分との間の、電力およびデータの少なくとも一つの伝達を容易にしてもよい。
【0019】
好ましくは、コントローラは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点および第二の電気接点を介して、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される。
【0020】
第一の電気接点および第二の電気接点の少なくとも1つは、ばね式ピンを備えてもよい。有利なことに、ばね式ピンは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第一の電気接点と第二の電気接点との間の確実な電気的接続を容易にしてもよい。
【0021】
電源は、再充電可能電源であってもよい。エアロゾル発生装置は、第二のハウジング部分内に位置付けられ、電源を再充電するために外部装置から受信した電力の供給を制御するように構成された、充電回路を備えてもよい。有利なことに、第二のハウジング部分内に充電回路を提供することは、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分から取り外された時に、電源の再充電を容易にしてもよい。
【0022】
エアロゾル発生装置は、電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を受信するための、第二のハウジング部分上に位置付けられた、充電電気接点を備えてもよい。
【0023】
充電電気接点は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、充電電気接点がユーザーにアクセス可能であるように、第二のハウジング部分上に位置付けられてもよい。有利なことに、この配置は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、電源の再充電を容易にしてもよい。第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時の電源の再充電は、ユーザーにとって便利であってもよい。
【0024】
充電電気接点は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、充電電気接点がユーザーにアクセス不可能であるように、第二のハウジング部分上に位置付けられてもよい。有利なことに、この配置は、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、電源の再充電を防止してもよい。第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に電源の再充電を防止することは、エアロゾル発生装置が使用中である間に電源の再充電を防止するのに有用であってもよい。
【0025】
エアロゾル発生装置が第二のハウジング部分上に第二の電気接点を備える実施形態では、充電電気接点は、第二の電気接点を備えてもよい。
【0026】
第二のハウジング部分は、第一の端部と、第一の端部の反対側の第二の端部とを備えてもよい。第二の電気接点は、第二のハウジング部分の第一の端部に、位置付けられてもよい。充電電気接点は、第二のハウジング部分の第二の端部に、位置付けられてもよい。
【0027】
充電電気接点は、第二のハウジング部分上に、外部プラグまたはソケットの一部を形成してもよい。充電電気接点は、USB-Aコネクタ、USB-Bコネクタ、USB-Cコネクタ、またはマイクロUSBコネクタの一部を形成してもよい。例えば、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置を別のUSB対応装置に接続することを可能にする、USBプラグまたはUSBソケットを備えてもよい。USBプラグまたはソケットは、エアロゾル発生装置をUSB充電装置に接続して、電源を再充電することを可能にしてもよい。USBプラグまたはソケットは、エアロゾル発生装置へのデータ転送、もしくはエアロゾル発生装置からのデータ転送、またはその両方を支援してもよい。エアロゾル発生装置はコンピュータに接続可能であってもよく、新しい加熱プロファイルなどのデータを、エアロゾル発生装置に転送してもよい。
【0028】
エアロゾル発生装置がUSBプラグまたはソケットを備える実施形態では、エアロゾル発生装置は、不使用時にUSBプラグまたはソケットを覆う、取り外し可能なカバーをさらに備えてもよい。USBプラグまたはソケットがUSBプラグである実施形態では、USBプラグは、追加的にまたは代替的に、装置内に選択的に格納可能であってもよい。
【0029】
充電回路は、電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を無線で受信するように構成された、無線充電回路を備えてもよい。無線充電回路は、充電電気接点の代替として提供されてもよい。エアロゾル発生装置は、充電電気接点および無線充電回路の両方を備えてもよく、充電電気接点および無線充電回路を介して電源の再充電を可能にしてもよい。
【0030】
エアロゾル発生装置は、第二のハウジング部分上に位置付けられた充電インジケータを備えてもよく、充電インジケータは、電源内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される。有利なことに、充電インジケータは、電源を再充電する時を計画する際にユーザーを支援してもよい。
【0031】
充電インジケータは、セグメント化されたディスプレイを備えてもよい。例えば、充電インジケータは、一連の発光ダイオード(LED)を備えてもよく、充電インジケータは、いくつかのLEDを点灯させて、電源内に貯蔵された電荷の量を表すように構成される。
【0032】
エアロゾル発生装置は、充電インジケータを起動するためのユーザー入力を備えてもよい。例えば、エアロゾル発生装置は、第二のハウジング部分上に位置付けられ、充電インジケータを起動するように構成された、押しボタンを備えてもよい。
【0033】
電源は、DC電圧供給源であってもよい。好ましい実施形態では、電源は電池である。例えば、電源は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、またはリチウム系電池(例えば、リチウムコバルト電池、リン酸鉄リチウム電池、もしくはリチウムポリマー電池)であってもよい。あるいは、電源は、コンデンサなど、別の形態の電荷貯蔵装置であってもよい。好ましくは、電源は、再充電可能である。電源は、エアロゾル発生装置の複数回の使用のために十分なエネルギーの貯蔵を可能にする、容量を有してもよい。
【0034】
電源は、第一の電源であってもよく、エアロゾル発生装置は、第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成された第三のハウジング部分と、第三のハウジング部分内に位置付けられた第二の電源とをさらに備える。
【0035】
有利なことに、第一の電源および第二の電源を提供することは、第一の電源を備える第二のハウジング部分、または第二の電源を備える第三のハウジング部分のいずれかを有する、第一のハウジング部分の使用を可能にしてもよい。有利なことに、これは、電源1つが再充電されるのを待つことなく、ユーザーがエアロゾル発生装置の使用を継続することを可能にしてもよい。例えば、第一の電源が消耗した時、ユーザーは、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分から取り外し、次いで、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付け、エアロゾル発生装置を第二の電源と共に使用し続けることができる。第二の電源内でエアロゾル発生装置を使用する間、ユーザーは、第一の電源を再充電してもよい。反対の手順は、第二の電源が消耗し、第一の電源が再充電されると、使用されてもよい。
【0036】
境界面は、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるように、構成されてもよい。境界面は、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の一つのみが、第一のハウジング部分に一度に取り付けられるように、構成されてもよい。換言すれば、境界面は、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分が同時に、第一のハウジング部分に取り付けられないように、構成されてもよい。
【0037】
境界面は、締り嵌めによって、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように構成されてもよい。有利なことに、締り嵌めは、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるための、単純かつ費用対効果の高い配置を提供してもよい。
【0038】
境界面は、バヨネット接続およびねじ接続の少なくとも1つを備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雌バヨネットコネクタと、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の各々上に雄バヨネットコネクタとを、備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雄バヨネットコネクタと、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の各々上に雌バヨネットコネクタとを、備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雌ねじ山と、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の各々上に雄ねじ山とを、備えてもよい。境界面は、第一のハウジング部分上に雄ねじ山と、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の各々上に雌ねじ山とを、備えてもよい。
【0039】
境界面は、第一のハウジング部分の少なくとも一部、または第三のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置された、スロットを備えてもよい。スロットは、第一のハウジングの少なくとも一部、または第三のハウジング部分の少なくとも一部を、摺動可能に受容するように、配置されてもよい。
【0040】
スロットは、第一のハウジング部分上に提供されてもよく、第二のハウジング部分の少なくとも一部分、および第三のハウジング部分の少なくとも一部分を受容するように、配置されてもよい。スロットは、第二のハウジング部分上に提供された第一のスロットであってもよく、境界面は、第三のハウジング部分上に提供された第二のスロットをさらに備え、第一のスロットおよび第二のスロットの各々は、第一のハウジング部分の少なくとも一部分を受容するように、配置される。
【0041】
境界面は、スロット内に受容されるように配置される、突出部を備えてもよい。スロットは、突出部を摺動可能に受容するように、配置されてもよい。スロットは、第一のハウジング部分上に提供されてもよく、突出部は、第二のハウジング部分上に提供された第一の突出部であってもよく、境界面は、第三のハウジング部分上に提供される第二の突出部をさらに備える。スロットは、第二のハウジング部分上に提供された第一のスロットであってもよく、境界面は、第三のハウジング部分上に提供された第二のスロットをさらに備え、突出部は、第一のハウジング部分上に提供されてもよい。
【0042】
ラッチ要素は、第三のハウジング部分を、第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように、配置されてもよい。ラッチ要素は、戻り止めを備えてもよい。戻り止めは、第一のハウジング上に提供され、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第二のハウジング部分の一部と係合するように配置されてもよく、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第三のハウジング部分の一部と係合するように配置されてもよい。戻り止めは、第二のハウジング部分上に提供され、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第一のハウジング部分の一部と係合するように配置される第一の戻り止めでもよい。ラッチ要素は、第三のハウジング部分上に提供され、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられる時に、第一のハウジング部分の一部と係合するように配置された、第二の戻り止めをさらに備えてもよい。
【0043】
解放要素は、第一のハウジング部分からラッチ要素の係合を解除するように、配置されてもよい。解放要素は、第二のハウジング部分上に提供された第一の解放要素であってもよく、境界面は、第三のハウジング部分の上に提供された第二の解放要素をさらに備える。
【0044】
解放要素は、第三のハウジング部分からラッチ要素の係合を解除するように、配置されてもよい。ラッチ要素が第一のハウジング部分上に戻り止めを備える実施形態では、解放要素は、第三のハウジング部分の一部からラッチ要素の係合を解除するように、配置されてもよい。ラッチ要素が第三のハウジング部分上に第二の戻り止めを備える実施形態では、第二の解放要素は、第一のハウジング部分の一部から第二の戻り止めの係合を解除するように、配置されてもよい。
【0045】
境界面は、第三のハウジング部分上に第三の磁性素子を備えてもよく、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の磁性素子と係合するように、配置されてもよい。第一の磁性素子は、磁石を備えてもよく、第三の磁性素子は、磁化可能な材料を備えてよい。第一の磁性素子は、磁化可能な材料を備えてもよく、第三の磁性素子は、磁石を備えてもよい。第一の磁性素子および第三の磁性素子は、各々、磁石を備えてもよい。
【0046】
エアロゾル発生装置は、第三のハウジング部分上に位置付けられた第三の電気接点を備えてもよく、第三の電気接点は、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点と係合するように、構成される。有利なことに、第一の電気接点および第三の電気接点は、第一のハウジング部分と第三のハウジング部分との間の、電力およびデータの少なくとも一つの伝達を容易にしてもよい。
【0047】
好ましくは、コントローラは、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点および第三の電気接点を経由して、第二の電源から電気ヒーターへの電力供給を制御するように、構成される。
【0048】
第一の電気接点および第三の電気接点の少なくとも1つは、ばね式ピンを備えてもよい。有利なことに、ばね式ピンは、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点と第三の電気接点との間の、確実な電気的接続を容易にしてもよい。
【0049】
第二の電源は、再充電可能電源であってもよい。エアロゾル発生装置は、第三のハウジング部分内に位置付けられ、第二の電源を再充電するために外部装置から受信した電力の供給を制御するように構成された、充電回路を備えてもよい。有利なことに、充電回路を第三のハウジング部分内に提供することは、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分から取り外された時に、第二の電源の再充電を容易にしてもよい。
【0050】
エアロゾル発生装置は、第二の電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を受けるために、第三のハウジング部分上に位置付けられた、充電電気接点を備えてもよい。
【0051】
充電電気接点は、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、充電電気接点がユーザーにアクセス可能であるように、第三のハウジング部分上に位置付けられてもよい。有利なことに、この配置は、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第二の電源の再充電を容易にしてもよい。第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時の第二の電源の再充電は、ユーザーにとって便利であってもよい。
【0052】
充電電気接点は、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、充電電気接点がユーザーにアクセス不可能なように、第三のハウジング部分上に位置付けられてもよい。有利なことに、この配置は、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第二の電源の再充電を防止してもよい。第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に第二の電源の再充電を防止することは、エアロゾル発生装置が使用中である間に第二の電源の再充電を防止するのに有用であってもよい。
【0053】
エアロゾル発生装置が第三のハウジング部分上に第三の電気接点を備える実施形態では、充電電気接点は第三の電気接点を備えてもよい。
【0054】
第三のハウジング部分は、第一の端部と、第一の端部の反対側の第二の端部とを備えてもよい。第三の電気接点は、第三のハウジング部分の第一の端部に、位置付けられてもよい。充電電気接点は、第三のハウジング部分の第二の端部に、位置付けられてもよい。
【0055】
充電電気接点は、第三のハウジング部分上に、外部プラグまたはソケットの一部を形成してもよい。充電電気接点は、USB-Aコネクタ、USB-Bコネクタ、USB-Cコネクタ、またはマイクロUSBコネクタの一部を形成してもよい。例えば、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置を別のUSB対応装置に接続することを可能にする、USBプラグまたはUSBソケットを備えてもよい。USBプラグまたはソケットは、エアロゾル発生装置をUSB充電装置に接続して、第二の電源を再充電することを可能にしてもよい。USBプラグまたはソケットは、エアロゾル発生装置へのデータ転送、もしくはエアロゾル発生装置からのデータ転送、またはその両方を支持し得る。エアロゾル発生装置はコンピュータに接続可能であってもよく、新しい加熱プロファイルなどのデータを、エアロゾル発生装置に転送してもよい。
【0056】
エアロゾル発生装置がUSBプラグまたはソケットを備える実施形態では、エアロゾル発生装置は、不使用時にUSBプラグまたはソケットを覆う、取り外し可能なカバーをさらに備えてもよい。USBプラグまたはソケットがUSBプラグである実施形態では、USBプラグは、追加的または代替的に、装置内に選択的に格納可能であってもよい。
【0057】
充電回路は、第二の電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を無線で受信するように構成された、無線充電回路を備えてもよい。無線充電回路は、充電電気接点の代替として提供されてもよい。エアロゾル発生装置は、充電電気接点および無線充電回路の両方を備えてもよく、充電電気接点および無線充電回路を介して第二の電源の再充電を可能にしてもよい。
【0058】
エアロゾル発生装置は、第三のハウジング部分上に位置付けられた充電インジケータを備えてもよく、充電インジケータは、第二の電源内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される。有利なことに、充電インジケータは、第二の電源を再充電する時を計画する際にユーザーを支援してもよい。
【0059】
充電インジケータは、セグメント化されたディスプレイを備えてもよい。例えば、充電インジケータは、一連の発光ダイオード(LED)を備えてもよく、充電インジケータは、いくつかのLEDを点灯させて、第二の電源内に貯蔵された電荷の量を表すように構成される。
【0060】
エアロゾル発生装置は、充電インジケータを起動するためのユーザー入力を備えてもよい。例えば、エアロゾル発生装置は、第三のハウジング部分上に位置付けられ、充電インジケータを起動するように構成された、押しボタンを備えてもよい。
【0061】
第二の電源は、DC電圧供給源であってもよい。好ましい実施形態では、第二の電源は電池である。例えば、第二の電源は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、またはリチウム系電池(例えば、リチウムコバルト電池、リン酸鉄リチウム電池、もしくはリチウムポリマー電池)であってもよい。あるいは、第二の電源は、コンデンサなど、別の形態の電荷貯蔵装置であってもよい。好ましくは、第二の電源は、再充電可能である。第二の電源は、エアロゾル発生装置の複数回の使用のために十分なエネルギーの貯蔵を可能にする、容量を有してもよい。
【0062】
第一の電源は、第一の電荷貯蔵容量を有してもよく、第二の電源は、第二の電荷貯蔵容量を有してもよい。
【0063】
第一の電荷貯蔵容量は、第二の電荷貯蔵容量と同一であってもよい。
【0064】
第一の電荷貯蔵容量は、第二の電荷貯蔵容量と異なってもよい。有利なことに、第一の電源および第二の電源に異なる電荷貯蔵容量を提供することは、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分に異なる寸法を提供することを容易にしてもよい。有利なことに、ユーザーは、ユーザーが大きな電荷貯蔵容量または物理的に小さいエアロゾル発生装置のどちらを好むかに応じて、第三のハウジング部分の第二のハウジング部分を、第一のハウジング部分と共に使用するかどうか選択してもよい。有利なことに、ユーザーの好みが変化する場合、ユーザーは、第二のハウジング部分を第三のハウジング部分と交換するか、または第三のハウジング部分を第二のハウジング部分と交換することを、選択してもよい。
【0065】
第一の電荷貯蔵容量と第二の電荷貯蔵容量との比は、約1.5~約3の間、任意選択的に、約1.5~約2.5の間、任意選択的に、約1.7~約2.3の間であってもよい。
【0066】
第二のハウジング部分は、第三のハウジング部分とは異なるサイズを有してもよい。
【0067】
第二のハウジング部分は、第三のハウジング部分とは異なる形状を有してもよい。
【0068】
第一のハウジング部分のチャンバーは、液体エアロゾル形成基体を収容するための貯蔵部を画定してもよい。第一のハウジング部分は、第一のハウジング部分の第一の端部に、気流出口を画定してもよい。
【0069】
チャンバーは、エアロゾル発生物品を受容するための、空洞を画定してもよい。第一のハウジング部分は、空洞の端部に開口部を画定してもよく、開口部は第一のハウジング部分の第一の端部に位置付けられる。
【0070】
第一のハウジング部分は、第一の端部の反対側に第二の端部を備えてもよく、第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分の第二の端部への取り外し可能な取り付けのために構成される。エアロゾル発生装置が第三のハウジング部分を備える実施形態では、第三のハウジング部分は、第一のハウジング部分の第二の端部への取り外し可能な取り付けのために構成されてもよい。
【0071】
第一のハウジング部分は、第一の端部の反対側の第二の端部と、第一の端部と第二の端部との間に延伸する少なくとも一つの側壁とを備えてもよく、第二のハウジング部分は、少なくとも一つの側壁への取り外し可能な取り付けのために構成される。エアロゾル発生装置が第三のハウジング部分を備える実施形態では、第三のハウジング部分は、少なくとも一つの側壁への取り外し可能な取り付けのために構成されてもよい。
【0072】
エアロゾル発生装置は、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分の一つのみが、第一のハウジング部分に一度に取り付けられてもよいように、構成されてもよい。換言すれば、エアロゾル発生装置は、第二のハウジング部分および第三のハウジング部分が同時に、第一のハウジング部分に取り付けられないように、構成されてもよい。
【0073】
エアロゾル発生装置は、閉鎖部材が開口部を少なくとも部分的に覆う閉位置と、開口部が覆われていない開位置との間で移動するように配置された、閉鎖部材を備えてもよい。
【0074】
閉鎖部材は、第二のハウジング部分に取り付けられた、第一の閉鎖部材であってもよい。第一の閉鎖部材は、第二のハウジング部分に対して、閉位置と開位置との間を回転するように配置されてもよい。第一の閉鎖部材は、第一の閉鎖部材が開位置にある時に、第二のハウジング部分に張出すように配置されてもよい。
【0075】
エアロゾル発生装置が第三のハウジング部分を備える実施形態において、エアロゾル発生装置は、第二の閉鎖部材が開口部を少なくとも部分的に覆う閉位置と、開口部が覆われていない開位置との間で移動するように配置された、第二の閉鎖部材を備えてもよい。
【0076】
第二の閉鎖部材は、第三のハウジング部分に取り付けられてもよい。第二の閉鎖部材は、第三のハウジング部分に対して、閉位置と開位置との間を回転するように配置されてもよい。第二の閉鎖部材は、第二の閉鎖部材が開位置にある時に、第三のハウジング部分に張出すように配置されてもよい。
【0077】
第一のハウジング部分、第二のハウジング部分、および第三のハウジング部分の各々は、任意の適切な材料または材料の組合わせを備えてもよい。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、もしくはこれらの材料のうちの一つ以上を含有する複合材料、または食品もしくは医薬品用途に適切な熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、およびポリエチレンが含まれる。好ましくは、材料は、軽くかつ脆くない。
【0078】
電気ヒーターは、チャンバー外に位置付けられてもよい。
【0079】
電気ヒーターは、チャンバー内に位置付けられてもよい。
【0080】
電気ヒーターは、コイル形状であってもよい。電気ヒーターは、流体搬送構造を加熱するように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、流体搬送構造を備えてもよく、電気ヒーターは、流体搬送構造を加熱するように配置される。流体搬送構造は、芯を備えてもよい。電気ヒーターは、コイル形状であってもよく、電気ヒーターは、流体搬送構造の周囲に巻かれる。
【0081】
チャンバーは、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定してもよい。電気ヒーターは、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品の外表面の周囲に延在するように、配置されてもよい。電気ヒーターは、空洞の中に延在してもよい。電気ヒーターは、エアロゾル発生物品が空洞の中に挿入された時に、エアロゾル発生物品内に受容されるように、配置されてもよい。電気ヒーターは、細長い電気ヒーターであってもよい。電気ヒーターは、ブレード形状であってもよい。電気ヒーターは、ピン形状であってもよい。電気ヒーターは、円錐形状であってもよい。
【0082】
電気ヒーターは、誘導発熱体を備えてもよい。使用中、誘導発熱体は、サセプタ材料の少なくとも1つを誘導加熱して、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品を加熱する。少なくとも一つのサセプタ材料は、エアロゾル発生装置の一部を形成してもよい。少なくとも一つのサセプタ材料は、エアロゾル発生物品の一部を形成してもよい。誘導発熱体は、エアロゾル発生物品が空洞の中に挿入されたときに、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分が誘導コイル内に受容されるように、空洞の少なくとも一部分の周囲に延在する、少なくとも一つの誘導コイルを備えてもよい。
【0083】
電気ヒーターは、抵抗発熱体を備えてもよい。使用中、電流が抵抗発熱体に供給され、抵抗加熱によって熱を発生させる。
【0084】
抵抗発熱体を形成するための適切な材料としては、ドープされたセラミックなどの半導体、「導電性」セラミック(例えば、二ケイ化モリブデンなど)、炭素、黒鉛、金属、金属合金、並びにセラミック材料および金属材料で作製された複合材料が含まれるが、これらに限定されない。こうした複合材料は、ドープされたまたはドープされていないセラミックを含んでもよい。適切なドープされたセラミックの例としては、ドープされた炭化ケイ素が含まれる。適切な金属の例としては、チタン、ジルコニウム、タンタル、および白金族の金属が含まれる。適切な金属合金の例としては、ステンレス鋼、ニッケル含有、コバルト含有、クロム含有、アルミニウム含有、チタン含有、ジルコニウム含有、ハフニウム含有、ニオビウム含有、モリブデン含有、タンタル含有、タングステン含有、スズ含有、ガリウム含有、マンガン含有、および鉄含有合金、並びにニッケル、鉄、コバルト、ステンレス鋼系の超合金、Timetal(登録商標)、並びに鉄-マンガン-アルミニウム系合金が挙げられる。
【0085】
一部の実施形態では、抵抗発熱体は、電気抵抗性材料(ステンレス鋼など)の一つ以上のスタンプ加工された部分を備える。あるいは、抵抗発熱体は、加熱ワイヤまたはフィラメント(例えば、Ni-Cr(ニッケル-クロム)、白金、タングステンもしくは合金のワイヤ)を備えてもよい。
【0086】
電気ヒーターは、電気的に絶縁された基体を備えてもよく、抵抗発熱体は、電気的に絶縁された基体の上に提供される。電気的に絶縁された基体は、ジルコニアまたはアルミナなどの、セラミック材料であってもよい。好ましくは、電気的に絶縁された基体は、約2ワット毎メートル毎ケルビン以下の熱伝導率を有する。
【0087】
好ましくは、コントローラは、エアロゾル発生装置が空洞内に受容されたエアロゾル発生物品を加熱するのに使用された時に、所定の加熱サイクルに応じて、電源から電気ヒーターに電力を供給するように配置される。
【0088】
電気ヒーターが抵抗発熱体を備える実施形態では、コントローラは、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品がない時に、電気ヒーターを洗浄するために、所定の熱分解サイクルに応じて、電源から抵抗発熱体に電力を供給するように配設されてもよい。熱分解サイクルは、一つ以上のエアロゾル発生物品を加熱するためにエアロゾル発生装置を使用した後に、電気ヒーター上に残存する残留物の熱分解によって、電気ヒーターを洗浄してもよい。一般的に、熱分解サイクル中に電気ヒーターが加熱される最大温度は、エアロゾル発生物品を加熱するための加熱サイクル中に電気ヒーターが加熱される最大温度よりも高い。一般的に、熱分解サイクルの総持続時間は、加熱サイクルの総持続時間よりも短い。
【0089】
好ましくは、エアロゾル発生装置は、少なくとも一つの空気吸込み口を備える。好ましくは、少なくとも一つの空気吸込み口は、空洞と流体連通している。
【0090】
エアロゾル発生装置は、ユーザーが吸煙していることを示す、気流を検出するためのセンサーを備えてもよい。気流センサーは、電気機械装置であってもよい。気流センサーは、機械装置、光学装置、光学機械装置、および微小電気機械システム(MEMS)ベースのセンサーの、いずれかであってもよい。エアロゾル発生装置は、ユーザーが吸煙を開始するための、手動操作可能なスイッチを備えてもよい。
【0091】
エアロゾル発生装置は、温度センサーを備えてもよい。温度センサーは、電気ヒーターの温度、または空洞内に受容されたエアロゾル発生物品の温度を、検出してもよい。温度センサーは、サーミスタであってもよい。温度センサーは、電気ヒーターの抵抗率を測定するように、かつ測定された抵抗率を温度に対する抵抗率の較正曲線と比較することによって、電気ヒーターの温度を導出するように構成された、回路を備えてもよい。
【0092】
有利なことに、電気ヒーターの温度を導出することは、使用中に電気ヒーターが加熱される温度の制御を容易にしてもよい。コントローラは、電気ヒーターの測定された抵抗率の変化に応答して、電気ヒーターへの電力の供給を調整するように、構成されてもよい。
【0093】
有利なことに、電気ヒーターの温度を導出することは、吸煙の検出を容易にしてもよい。例えば、電気ヒーターの温度の測定された低下は、エアロゾル発生装置でのユーザーの吸煙または吸引に対応してもよい。
【0094】
好ましくは、エアロゾル発生装置は、電気ヒーターが起動された時を示すための、インジケータを備える。インジケータは、電気ヒーターが起動された時に起動される、ライトを備えてもよい。
【0095】
本開示によると、本明細書に記載のエアロゾル発生装置と、エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムがまた提供される。
【0096】
本明細書で使用される「エアロゾル発生物品」という用語は、加熱された時に、エアロゾルを形成しうる揮発性化合物を放出する、エアロゾル形成基体を含む物品を指す。
【0097】
エアロゾル形成基体は、たばこのプラグを備えてもよい。たばこプラグは、たばこ葉、たばこの茎の破片、再構成たばこ、均質化したたばこ、押出たばこ、および膨化たばこの一つ以上を含有する、粉末、顆粒、ペレット、断片、スパゲッティ、細片、またはシートのうちの一つ以上を含んでもよい。任意選択的に、たばこプラグは、たばこプラグの加熱時に放出される、追加的なたばこまたは非たばこの、揮発性風味化合物を含有してもよい。任意選択的に、たばこプラグはまた、例えば、追加的なたばこまたは非たばこの、揮発性風味化合物を含むカプセルを含有してもよい。こうしたカプセルは、たばこプラグの加熱中に溶融してもよい。あるいは、または追加的に、こうしたカプセルは、たばこプラグの加熱前、加熱中、または加熱後に、押しつぶされてもよい。
【0098】
エアロゾル発生物品は、たばこプラグの下流に位置付けられた、マウスピースを備えてもよい。マウスピースは、エアロゾル発生物品の下流端に配置されてもよい。マウスピースは、セルロースアセテートフィルタープラグを備えてもよい。
【0099】
本発明は、特許請求の範囲に定義される。しかしながら、以下に、非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供する。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組合わされてもよい。
【0100】
実施例1:エアロゾル発生装置であって、
エアロゾル形成基体を受容するためのチャンバーを画定する第一のハウジング部分と第二のハウジング部分とを備えるハウジングであって、第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成される、ハウジングと、
第一のハウジング部分内に位置付けられた電気ヒーターと、
第二のハウジング部分内に位置付けられた電源と、
第一のハウジング部分内に位置付けられたコントローラであって、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成されるコントローラとを備える、エアロゾル発生装置。
【0101】
実施例2:ハウジングが、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるための境界面を備える、実施例1に記載のエアロゾル発生装置。
【0102】
実施例3:境界面が、締り嵌めによって、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように構成される、実施例2に記載のエアロゾル発生装置。
【0103】
実施例4:境界面が、バヨネット接続およびねじ接続の少なくとも1つを備える、実施例2または3に記載のエアロゾル発生装置。
【0104】
実施例5:境界面が、第一のハウジング部分の少なくとも一部、または第二のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置される、スロットを備える、実施例2~4のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0105】
実施例6:境界面が、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように配置される、ラッチ要素を備える、実施例2~5のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0106】
実施例7:境界面が、ラッチ要素の係合を解除するように配置された、解放要素をさらに備える、実施例6に記載のエアロゾル発生装置。
【0107】
実施例8:境界面が、第一のハウジング部分上に第一の磁性素子、および第二のハウジング部分上に第二の磁性素子を備え、第二の磁性素子が、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の磁性素子と係合するように配置される、実施例2~7のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0108】
実施例9:第一のハウジング部分上に位置付けられた第一の電気接点と、第二のハウジング部分上に位置付けられた第二の電気接点とをさらに備え、第二の電気接点が、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点と係合するように構成される、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0109】
実施例10:コントローラが、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点および第二の電気接点を介して、電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される、実施例9に記載のエアロゾル発生装置。
【0110】
実施例11:第一の電気接点および第二の電気接点の少なくとも1つが、ばね式ピンを備える、実施例9または10に記載のエアロゾル発生装置。
【0111】
実施例12:電源が再充電可能電源であり、エアロゾル発生装置が、第二のハウジング部分内に位置付けられ、電源を再充電するために外部装置から受信された電力の供給を制御するように構成された、充電回路を備える、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0112】
実施例13:電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を受信するための、第二のハウジング部分上に位置付けられた、充電電気接点をさらに備える、実施例12に記載のエアロゾル発生装置。
【0113】
実施例14:充電電気接点が、第二の電気接点を備える、実施例9と組合せた実施例13に記載のエアロゾル発生装置。
【0114】
実施例15:第二の電気接点が、第二のハウジング部分の第一の端部に位置付けられ、第二のハウジング部分が、第一の端部の反対側の第二の端部を備え、充電電気接点が、第二のハウジング部分の第二の端部に位置付けられる、実施例9と組合せた実施例13に記載のエアロゾル発生装置。
【0115】
実施例16:充電電気接点が、USB-Aコネクタ、USB-Bコネクタ、USB-Cコネクタ、またはマイクロUSBコネクタの一部を形成する、実施例13~15のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0116】
実施例17:充電回路が、電源を再充電するために外部装置から電力の供給を無線で受信するように構成された、無線充電回路を備える、実施例12~16のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0117】
実施例18:第二のハウジング部分上に位置付けられた充電インジケータをさらに備え、充電インジケータが、電源内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0118】
実施例19:充電インジケータが、セグメント化されたディスプレイを備える、実施例18に記載のエアロゾル発生装置。
【0119】
実施例20:第二のハウジング部分上に位置付けられ、充電インジケータを起動するように構成された、押しボタンをさらに備える、実施例18または19に記載のエアロゾル発生装置。
【0120】
実施例21:電源が、電池を備える、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0121】
実施例22:電池が、リチウム系電池を備える、実施例21に記載のエアロゾル発生装置。
【0122】
実施例23:電池が、再充電可能電池である、実施例21または22に記載のエアロゾル発生装置。
【0123】
実施例24:電源が、第一の電源であり、エアロゾル発生装置が、第一のハウジング部分への取り外し可能な取り付けのために構成された第三のハウジング部分と、第三のハウジング部分内に位置付けられた第二の電源とをさらに備える、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0124】
実施例25:境界面が、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分に取り付けるように構成される、実施例2と組合わせた実施例24に記載のエアロゾル発生装置。
【0125】
実施例26:境界面が、締り嵌めによって、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように構成される、実施例25に記載のエアロゾル発生装置。
【0126】
実施例27:スロットが、第一のハウジング部分の少なくとも一部、または第三のハウジング部分の少なくとも一部を受容するように配置される、実施例5と組合わせた実施例24または25に記載のエアロゾル発生装置。
【0127】
実施例28:ラッチ要素が、第三のハウジング部分を第一のハウジング部分と取り外し可能に取り付けて保持するように配置される、実施例6と組合わせた実施例25~27のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0128】
実施例29:解放要素が、第三のハウジングからラッチ要素の係合を解除するように配置される、実施例7と組合わせた実施例28に記載のエアロゾル発生装置。
【0129】
実施例30:境界面が、第三のハウジング部分上に第三の磁性素子を備え、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の磁性素子と係合するように配置される、実施例8と組合わせた実施例25~29のいずれかによるエアロゾル発生装置。
【0130】
実施例31:第三のハウジング部分上に位置付けられた第三の電気接点をさらに備え、第三の電気接点が、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点と係合するように構成される、実施例24~30のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0131】
実施例32:コントローラが、第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に、第一の電気接点および第三の電気接点を介して、第二の電源から電気ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される、実施例31に記載のエアロゾル発生装置。
【0132】
実施例33:第一の電気接点および第三の電気接点の少なくとも1つが、ばね式ピンを備える、実施例31または32に記載のエアロゾル発生装置。
【0133】
実施例34:第二の電源が再充電可能電源であり、エアロゾル発生装置が、第三のハウジング部分内に位置付けられ、第二の電源を再充電するために外部装置から受信される電力の供給を制御するように構成された、充電回路を備える、実施例24~33のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0134】
実施例35:第二の電源を再充電するために外部装置からの電力の供給を受信するための、第三のハウジング部分上に位置付けられた、充電電気接点をさらに備える、実施例34に記載のエアロゾル発生装置。
【0135】
実施例36:充電電気接点が、第三の電気接点を備える、実施例31と組合わせた実施例35に記載のエアロゾル発生装置。
【0136】
実施例37:第三の電気接点が、第三のハウジング部分の第一の端部に位置付けられ、第三のハウジング部分が、第一の端部の反対側の第二の端部を備え、充電電気接点が、第三のハウジング部分の第二の端部に位置付けられる、実施例31と組合わせた実施例35に記載のエアロゾル発生装置。
【0137】
実施例38:充電電気接点が、USB-Aコネクタ、USB-Bコネクタ、USB-Cコネクタ、またはマイクロUSBコネクタの一部を形成する、実施例35~37のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0138】
実施例39:充電回路が、第二の電源を再充電するために外部装置から電力の供給を無線で受信するように構成された、無線充電回路である、実施例34に記載のエアロゾル発生装置。
【0139】
実施例40:第三のハウジング部分上に位置付けられた充電インジケータをさらに備え、充電インジケータが、第二の電源内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される、実施例24~39のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0140】
実施例41:充電インジケータが、セグメント化されたディスプレイを備える、実施例40に記載のエアロゾル発生装置。
【0141】
実施例42:第三のハウジング部分上に位置付けられ、充電インジケータを起動するように構成された、押しボタンをさらに備える、実施例40または41に記載のエアロゾル発生装置。
【0142】
実施例43:第二の電源が、電池を備える、実施例24~42のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0143】
実施例44:電池が、リチウム系電池を備える、実施例43に記載のエアロゾル発生装置。
【0144】
実施例45:電池が、再充電可能電池である、実施例43または44に記載のエアロゾル発生装置。
【0145】
実施例46:第一の電源が、第一の電荷貯蔵容量を有し、第二の電源が、第二の電荷貯蔵容量を有し、第一の電荷貯蔵容量が、第二の電荷貯蔵容量とは異なる、実施例24~45のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0146】
実施例47:第一の電荷貯蔵容量と第二の電荷貯蔵容量との比が、1.5~3の間である、実施例46に記載のエアロゾル発生装置。
【0147】
実施例48:第一の電荷貯蔵容量と第二の電荷貯蔵容量との比が、1.5~2.5の間である、実施例47に記載のエアロゾル発生装置。
【0148】
実施例49:第一の電荷貯蔵容量と第二の電荷貯蔵容量との比が、1.7~2.3の間である、実施例48に記載のエアロゾル発生装置。
【0149】
実施例50:第二のハウジング部分が、第三のハウジング部分とは異なるサイズを有する、実施例24~49のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0150】
実施例51:第二のハウジング部分が、第三のハウジング部分とは異なる形状を有する、実施例24~50のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0151】
実施例52:チャンバーが、液体エアロゾル形成基体を収容するための貯蔵部を画定し、第一のハウジング部分が、第一のハウジング部分の第一の端部に気流出口を画定する、先行する実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0152】
実施例53:チャンバーが、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定し、第一のハウジング部分が、空洞の端部に開口部を画定し、開口部が、第一のハウジング部分の第一の端部に位置付けられる、実施例1~51のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0153】
実施例54:第一のハウジング部分が、第一の端部の反対側の第二の端部を備え、第二のハウジング部分が、第一のハウジング部分の第二の端部への取り外し可能な取り付けのために構成される、実施例52または53に記載のエアロゾル発生装置。
【0154】
実施例55:第三のハウジング部分が、第一のハウジング部分の第二の端部への取り外し可能な取り付けのために構成される、実施例24と組合わせた実施例54に記載のエアロゾル発生装置。
【0155】
実施例56:第一のハウジング部分が、第一の端部の反対側の第二の端部と、第一の端部と第二の端部との間に延在する少なくとも一つの側壁とを備え、第二のハウジング部分が、少なくとも一つの側壁への取り外し可能な取り付けのために構成される、実施例52または53に記載のエアロゾル発生装置。
【0156】
実施例57:第三のハウジング部分が、少なくとも一つの側壁への取り外し可能な取り付けのために構成される、実施例24と組合わせた実施例56に記載のエアロゾル発生装置。
【0157】
実施例58:第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に第一の閉鎖部材が開口部を少なくとも部分的に覆う閉位置と、開口部が覆われていない開位置との間で移動するように配置された、第一の閉鎖部材をさらに備え、第一の閉鎖部材が第二のハウジング部分に接続される、実施例53と組合わせた実施例56または57に記載のエアロゾル発生装置。
【0158】
実施例59:第一の閉鎖部材が、閉位置と開位置との間で第二のハウジング部分に対して回転するように配置される、実施例58に記載のエアロゾル発生装置。
【0159】
実施例60:第一の閉鎖部材が、第一の閉鎖部材が開位置にある時に、第二のハウジング部分に張出すように配置される、実施例58または59に記載のエアロゾル発生装置。
【0160】
実施例61:第三のハウジング部分が第一のハウジング部分に取り付けられた時に第二の閉鎖部材が開口部を少なくとも部分的に覆う閉位置と、開口部が覆われていない開位置との間で移動するように配設された、第二の閉鎖部材をさらに備え、第二の閉鎖部材が第三のハウジング部分に接続される、実施例57と組合わせた実施例58~60のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
【0161】
実施例62:第二の閉鎖部材が、閉位置と開位置との間で第三のハウジング部分に対して回転するように配置される、実施例61に記載のエアロゾル発生装置。
【0162】
実施例63:第二の閉鎖部材が、第二の閉鎖部材が開位置にある時に、第三のハウジング部分に張出すように配置される、実施例61または62に記載のエアロゾル発生装置。
【0163】
ここで、例証としてのみであるが、添付図面を参照しながら本発明をさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0164】
図1図1は、閉鎖部材が閉位置にある、本発明の第一の実施形態による、エアロゾル発生装置の断面図である。
図2図2は、閉鎖部材が開位置にある、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図3図3は、閉鎖部材が閉位置にある、図1のエアロゾル発生装置の正面図である。
図4図4は、閉鎖部材が開位置にある、図1のエアロゾル発生装置の正面図である。
図5図5は、閉鎖部材が閉位置にある、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図6図6は、閉鎖部材が開位置にあり、エアロゾル発生物品が第一のハウジング部分の空洞内に受容される、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図7図7は、閉鎖部材が開位置にあり、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に対して移動した、図1のエアロゾル発生装置の正面図である。
図8図8は、第一のハウジング部分に対して摺動する第二のハウジング部分を示す、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図9図9は、第一のハウジング部分に対して摺動する第二のハウジング部分を示す、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図10図10は、図1のエアロゾル発生装置の第二のハウジング部分の斜視図である。
図11図11は、充電電気接点を示す、図1のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図12図12は、第二のハウジング部分を備える第一の構成における、第一の実施形態によるエアロゾル発生装置の正面図を示す。
図13図13は、第三のハウジング部分を備える第二の構成における、第一の実施形態によるエアロゾル発生装置の正面図を示す。
図14図14は、本発明の第二の実施形態による、エアロゾル発生装置の断面図を示す。
図15図15は、図14のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図16図16は、第一のハウジング部分から取り外された第二のハウジング部分を示す、図14のエアロゾル発生装置の斜視図である。
図17図17は、第二のハウジング部分を備える第一の構成における、第二の実施形態によるエアロゾル発生装置の正面図を示す。
図18図18は、第三のハウジング部分を備える第二の構成における、第二の実施形態によるエアロゾル発生装置の正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0165】
図1~11は、本発明の第一の実施形態による、エアロゾル発生装置10を示す。エアロゾル発生装置10は、第一のハウジング部分14および第二のハウジング部分16を備える、ハウジング12を備える。第二のハウジング部分16は、第一のハウジング部分14への取り外し可能な取り付けのために構成される。第一の電気接点52は、第一のハウジング部分14上に位置付けられ、第二の電気接点62は、第二のハウジング部分16上に位置付けられる。第一の電気接点52および第二の電気接点62は、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14に取り付けられた時に、互いに接触するように配置される。
【0166】
エアロゾル発生装置10はまた、充電回路19と、第二のハウジング部分16内に位置付けられた第一の電源20とを備える。第一の電源20は、再充電可能電池を備える電力源である。USB-Cコネクタの形態の充電電気接点49は、第二のハウジング部分16の端部に含まれ、外部装置から電力の供給を受信するように構成される。充電回路19は、第一の電源20を再充電するために外部装置から受信される電力の供給を制御するように構成される。
【0167】
第一のハウジング部分14は、エアロゾル発生物品80を受容するための空洞の形態のチャンバー32と、空洞の端部に位置付けられる開口部34とを画定する。開口部34は、第一のハウジング部分14の第一の端部に位置付けられる。エアロゾル発生物品80が空洞内に受容されると、エアロゾル発生物品80およびエアロゾル発生装置10は、一緒になって、エアロゾル発生システムを形成する。
【0168】
エアロゾル発生装置10は、第一のハウジング部分14の中に位置付けられた、電気ヒーター22およびコントローラ18をさらに備える。電気ヒーター22は、空洞の周囲に巻かれた誘導コイルを備える。コントローラ18は、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14に取り付けられた時に、第一の電気接点52および第二の電気接点62を介して、第一の電源20から電気ヒーター22への電力の供給を制御するように構成される。使用中、電気ヒーター22の誘導コイルに供給される電力は、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品80内のサセプタを誘導加熱してエアロゾルを発生する、変動する磁界を発生する。
【0169】
エアロゾル発生装置10はまた、ハウジングの第一の端部に位置付けられた、閉鎖部材42を備える。閉鎖部材42は、第二のハウジング部分16に接続された固定部分47と、固定部分47と一体的に形成された可動部分46とを備える。閉鎖部材42は、閉鎖部材42がそれ自体折り畳まれてもよいように、可撓性材料から形成される。換言すれば、可動部分46は、固定部分47に対して回転されてもよい。可動部分46は、可動部分46が開口部34を覆う閉位置と、可動部分46が開口部34を覆わない開位置との間で、固定部分47に対して回転可能である。可動部分46が開位置にある時、エアロゾル発生物品80は、空洞内に受容されてもよい。図1では閉位置が図示され、図2では開位置が図示される。
【0170】
一対の磁石70は、一方の磁石が可動部分46の内側に位置付けられ、他方の磁石が固定部分47の内側に位置付けられるように、閉鎖部材42内に収容される。磁石70は、可動部分46が開位置にある時に、可動部分46を固定部分47に対して保持するように配置される。
【0171】
閉鎖部材42はまた、可動部分46から延伸する、突出部43を備える。突出部43は、可動部分46と一体的に形成され、環状形状を有する。突出部43は、可動部分46が閉位置にある時に、突出部43が開口部34内に受容され、締り嵌めによって開口部34と係合するように配置される。有利なことに、可動部分46が閉位置にある時、突出部は開口部34を密封し、可動部分46を閉位置に保持する。
【0172】
ハウジング12は、ハウジング12の第一の端の周辺部の一部の周囲に延在するリム44を備える。リム44は、閉鎖部材42が中に位置付けられる、陥凹部を形成する。有利なことに、リム44は、可動部分46が閉位置にある時に、固定部分47を保護しおよび可動部分46を保護する。第一のハウジング部分上のリム44内のギャップ45は、可動部分46を閉位置から開位置に移動させる時に、可動部分46の縁部を把持することを可能にする。
【0173】
エアロゾル発生装置10はまた、第二のハウジング部分16を第一のハウジング部分14に取り付けるための、境界面を備える。境界面は、第一のハウジング部分14の少なくとも一部を摺動可能に受容するように構成された、スロット90を備える。スロット90は、第一のハウジング部分14に対する第二のハウジング部分16の摺動移動を容易にする。第二のハウジング部分16上の第二の電気接点62は、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14に取り付けられた時に、第一のハウジング部分14上の第一の電気接点52と係合する。第一のハウジング部分14は、第一のハウジング部分14の第一の端部と、第一の端部の反対側の第一のハウジング部分14の第二の端部との間に延在する、側壁15を備える。境界面は、第一のハウジング部分14の側壁15への、第二のハウジング部分16の取り外し可能な取り付けのために構成される。
【0174】
図7~9に示すように、第二のハウジング部分16は、第一のハウジング部分14から、摺動可能に取り外し可能である。第二のハウジング部分16を第一のハウジング部分14から取り外すために、第一のハウジング部分14の第二の端部にある解放ボタン51を押して、第二のハウジング部分16からラッチ要素の係合を解除する。解放ボタン51を押すことは、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14から完全に取り外されるまで、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14に対して摺動することを可能にする。第二のハウジング部分16を第一のハウジング部分14に取り付けるために、摺動動作は、ラッチ要素が第二のハウジング部分16と係合するまで逆になる。第二のハウジング部分16と第一のハウジング部分14との整列を容易にするために、第一のハウジング部分14上の突出部91は、第二のハウジング部分16上のガイドスロット90内で摺動するように配置される。
【0175】
図9に示すように、第二のハウジング部分16を第一のハウジング部分14から取り外すと、第一のハウジング部分14上に提供された装置リセットボタン53が晒される。図10に示すように、第二のハウジング部分16を第一のハウジング部分14から取り外すと、第二のハウジング部分16上に提供されたLED充電インジケータ73が晒される。LED充電インジケータ73は、第一の電源20内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される。
【0176】
図12は、第二のハウジング部分16が第一のハウジング部分14に取り付けられる第一の構成にある、エアロゾル発生装置10の正面図を示す。図13は、第二のハウジング部分16が第三のハウジング部分116によって置き換えられた第二の構成にある、エアロゾル発生装置10の正面図を示す。エアロゾル発生装置10は、第二のハウジング部分16および第三のハウジング部分116の一つのみが、第一のハウジング部分に一度に取り外し可能に取り付けられてもよいように、構成される。
【0177】
第三のハウジング部分116は、第二のハウジング部分16と類似しており、第二のハウジング部分16に関して説明したのと同一の、特徴を備える。第三のハウジング部分116は、電源の電荷貯蔵容量および第三のハウジング部分116の物理的サイズによって、第二のハウジング部分16とは異なる。特に、第三のハウジング部分116は、第二のハウジング部分16の第一の電源20よりも小さい電荷貯蔵容量を有する、第二の電源を備える。したがって、第二の電源は、第一の電源20よりも小さい物理的サイズを有し、その結果、第三のハウジング部分116は、第二のハウジング部分16よりも小さい物理的サイズを有する。有利なことに、第二のハウジング部分16および第三のハウジング部分116は、エアロゾル発生装置10がより大きい電荷貯蔵容量を有する電源を有する図12に示す第一の構成と、エアロゾル発生装置10がより小さい物理的サイズを有する図13の第二の構成との間から、ユーザーが選ぶことを可能にする。
【0178】
図14~18は、本発明の第二の実施形態による、エアロゾル発生装置210を示す。エアロゾル発生装置210は、図1~13のエアロゾル発生装置10と類似しており、同様の部分を指定するために、同様の参照符号が使用される。
【0179】
エアロゾル発生装置210は、第一のハウジング部分214および第二のハウジング部分216を備える、ハウジング212を備える。第二のハウジング部分216は、第一のハウジング部分214への取り外し可能な取り付けのために構成される。第一の電気接点52は、第一のハウジング部分214上に位置付けられ、第二の電気接点62は、第二のハウジング部分216上に位置付けられる。第一の電気接点52および第二の電気接点62は、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に取り付けられた時に、互いに接触するように配置される。
【0180】
エアロゾル発生装置210はまた、充電回路19と、第二のハウジング部分216内に位置付けられた第一の電源20とを備える。第一の電源20は、再充電可能電池を備える電力源である。USB-Cコネクタの形態の充電電気接点49は、第二のハウジング部分216の端部に含まれ、外部装置から電力の供給を受信するように構成される。充電回路19は、第一の電源20を再充電するために外部装置から受信される電力の供給を制御するように構成される。
【0181】
第一のハウジング部分214は、エアロゾル発生物品80を受容するための空洞の形態のチャンバー32と、空洞の端部に位置付けられる開口部34とを画定する。開口部34は、第一のハウジング部分214の第一の端部に位置付けられる。エアロゾル発生物品が空洞内に受容されると、エアロゾル発生物品およびエアロゾル発生装置210は、一緒になって、エアロゾル発生システムを形成する。
【0182】
エアロゾル発生装置210は、第一のハウジング部分214の中に位置付けられた、電気ヒーター22およびコントローラ18をさらに備える。電気ヒーター22は、空洞の周囲に巻かれた誘導コイルを備える。コントローラ18は、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に取り付けられた時に、第一の電気接点52および第二の電気接点62を介して、第一の電源20から電気ヒーター22への電力の供給を制御するように構成される。使用中、電気ヒーター22の誘導コイルに供給される電力は、空洞32内に受容されたエアロゾル発生物品内のサセプタを誘導加熱してエアロゾルを発生する、変動する磁界を発生する。
【0183】
エアロゾル発生装置210はまた、第一のハウジング部分214の第一の端部に位置付けられた、閉鎖部材242を備える。閉鎖部材242は、閉鎖部材242が開口部34を少なくとも部分的に覆う閉位置と、閉鎖部材242が開口部34を覆わない開位置との間で、第一のハウジング部分214の第一の端部に沿って摺動可能である。リム244は、閉鎖部材242を保護するために、第一のハウジング部分214の第一の端部の周囲の周りに延在する。閉鎖部材242が開位置にある時、エアロゾル発生物品は、空洞32内に挿入されてもよい。閉鎖部材242は、ユーザーによる閉鎖部材242の把持を容易にするために、隆起した閉鎖部材把持部248を備える。
【0184】
エアロゾル発生装置210はまた、第二のハウジング部分216を第一のハウジング部分214に取り付けるための、境界面を備える。境界面は、第一のハウジング部分214の第二の端部によって画定され、第二のハウジング部分216の一部を摺動可能に受容するように構成された、スロット290を備える。第二のハウジング部分216上の第二の電気接点62は、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に取り付けられた時に、第一のハウジング部分214上の第一の電気接点52と係合する。
【0185】
境界面はまた、スロット290内の第一のハウジング部分214上に位置付けられた、第一の対の磁石264と、第二のハウジング部分216の第一の端部上に位置付けられた、第二の対の磁石274とを備える。第一の対の磁石264は、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に取り付けられて、第二のハウジング部分216をスロット290内に保持する時に、第二の対の磁石274と係合するように配置される。
【0186】
図16に示すように、第二のハウジング部分216は、第一のハウジング部分214から、摺動可能に取り外し可能である。第二のハウジング部分216を第一のハウジング部分214から取り外すために、第一のハウジング部分214上の解放ボタン51を押して、第二のハウジング部分216からラッチ要素の係合を解除する。解放ボタン51を押すことは、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214から完全に取り外されるまで、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に対して摺動することを可能にする。第二のハウジング部分216を第一のハウジング部分214に取り付けるために、摺動動作は、ラッチ要素が第二のハウジング部分216と係合するまで逆になる。
【0187】
図16に示すように、第二のハウジング部分216を第一のハウジング部分214から取り外すと、第二のハウジング部分216上に提供されたLED充電インジケータ73が晒される。LED充電インジケータ73は、第一の電源20内に貯蔵された電荷の量の視覚的表示をユーザーに提供するように構成される。
【0188】
図17は、第二のハウジング部分216が第一のハウジング部分214に取り付けられる第一の構成にある、エアロゾル発生装置210の正面図を示す。図18は、第二のハウジング部分216が第三のハウジング部分316によって置き換えられた第二の構成にある、エアロゾル発生装置210の正面図を示す。エアロゾル発生装置210は、第二のハウジング部分216および第三のハウジング部分316の一つのみが、第一のハウジング部分に一度に取り外し可能に取り付けられてもよいように、構成される。
【0189】
第三のハウジング部分316は、第二のハウジング部分216と類似しており、第二のハウジング部分216に関して説明したのと同一の、特徴を備える。第三のハウジング部分316は、電源の電荷貯蔵容量および第三のハウジング部分316の物理的サイズによって、第二のハウジング部分216とは異なる。特に、第三のハウジング部分316は、第二のハウジング部分216の第一の電源20よりも小さい電荷貯蔵容量を有する第二の電源を備える。したがって、第二の電源は、第一の電源20よりも小さい物理的サイズを有し、その結果、第三のハウジング部分316は、第二のハウジング部分216よりも小さい物理的サイズを有する。有利なことに、第二のハウジング部分216および第三のハウジング部分116は、エアロゾル発生装置210がより大きい電荷貯蔵容量を有する電源を有する図17に示す第一の構成と、エアロゾル発生装置210がより小さい物理的サイズを有する図18の第二の構成との間から、ユーザーが選ぶことを可能にする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】