(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】プレキャスト垂直補強コンクリートキューブ保持ワット、および金型
(51)【国際特許分類】
E02D 29/02 20060101AFI20240705BHJP
E04B 2/02 20060101ALI20240705BHJP
E04B 2/10 20060101ALI20240705BHJP
E04C 1/39 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
E02D29/02 301
E04B2/02 115
E04B2/10
E04C1/39 104
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024501840
(86)(22)【出願日】2021-09-28
(85)【翻訳文提出日】2024-03-11
(86)【国際出願番号】 TH2021000058
(87)【国際公開番号】W WO2023287367
(87)【国際公開日】2023-01-19
(32)【優先日】2021-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TH
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524015005
【氏名又は名称】ピプロエイ トゥポンタップ
【氏名又は名称原語表記】THOOPPHONTHAP, Phiproei
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100170597
【氏名又は名称】松村 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ピプロエイ トゥポンタップ
【テーマコード(参考)】
2D048
【Fターム(参考)】
2D048AA01
(57)【要約】
プレキャスト垂直補強コンクリートキューブ擁壁の新しいコンセプトは、垂直鉄筋と防水壁の技術革新で、土と水の擁壁に使用するプレキャストコンクリートのブロックである。これは、伝統的な場所打ちコンクリート壁の代替製品である。プレキャストの縦の補強の具体的な立方体の擁壁は、足場を要しない迅速な取付けであり、型枠は、建築材料を減らし、時間を非常に短くし、労働を減らし、そして非常に壁の構造のコストを削減する。完全に一列のプレキャストコンクリートパネルの壁を設置した後、各接合部にコンクリートグラウチングが流し込まれ、壁設置の現場打ちと同じ均質な接続が行われる。そして、プレキャストコンクリートの壁の上部を完全に設置した後、スターター基礎バーと接続された各穴に垂直鉄筋が挿入され、グラウトが注がれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁:
立方体の6つの面は正方形で、縦、横、高さがすべて同じである。前面と後面は滑らかな表面である。上面は長方形の雄型が平行で前面上辺の半分以下、長方形の雄型が平行で左側面上辺の25%以下、厚さは前面上辺の8%以下である。また、下面も矩形雌型と同様、大きさ、形状、位置は上面矩形雄型と同じである。
各列の丸穴は上面から下面まで垂直に配置され、各列の丸穴の量は5個以上、穴の直径は前面上縁の10パーセントを超えず、第二列の各丸穴は丸穴の中心を同じくするカウンターボアを有し、その直径は14パーセント以上、深さは前面上縁の8パーセント以上である。
1列目はザグリ穴の円周が不規則で、各穴の中心が直線で、深さは2列目と同じある。反対側には後上縁と平行に2列あり、穴の量と位置はすべて前上縁と同じである。また、左上縁の半分には、前上縁と平行な中心線があり、一対の板が持ち上がっている。プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の下面には、前面の反対側に一対のカバーがあり、その位置は下面の左右にあり、前面での板材の吊り上げ方向と鉛直反対方向は同じである。
左側の面は垂直の雄の連動があり、位置は左の上縁の半分にあり、幅は12%以上で、突出したテーパーの先端があり、長さは幅の2倍で、上面から下面までの高さは2倍である。縦雄連の左右に位置する滑らかな面があり、いずれも左右の端に寄り添い、幅と高さは縦雄連と等しい。次のスペースは溝で、その位置は左と右の間にある。
平滑面の右側、幅は左上端の16パーセント以上、高さは垂直の男性インターロッキングの高さに等しく、深さは平滑面の幅に等しい。
左側面の平滑面の両側、高さの半分の位置に、縦、横、高さのすべてが平滑面の幅に等しい空洞の立方体がある。両平滑面の左右、左側面のブロックの前後、計4カ所に空洞の立方体がある。
反対側の右側面は、右側上縁の半分が縦メスになっており、大きさ、形、高さはすべて縦オスと同じである。縦メスを縦オスにはめると、はまる。右側面の中空キューブの位置、大きさ、量は左側面と同じである。
【請求項2】
プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の施工工程は以下の通りである。
まず、鉄筋コンクリートの基礎からプレキャストコンクリート立方体擁壁を構築し、スターターバーの位置決め用テンプレートを基礎の鉄筋上部の丸穴の中心に配置する。特にスターターバーの各上端にはネジが切ってある。
最初のプレキャスト縦筋コンクリートキューブを持ち上げる。
鉄筋コンクリートの基礎の上に敷かれた壁が、前述のように各スターターバーと一致する各丸い穴を制御し、次に鉄筋コンクリートの基礎の上に敷かれた2番目のブロックを持ち上げて、垂直の雌型インターロッキングが垂直の雄型インターロッキングに閉じるか、垂直の雄型インターロッキングが垂直の雌型インターロッキングに閉じることによって一緒に閉じて配置される。
次に、プレキャスト垂直補強コンクリートキューブ用アジャスターキットで閉じた一対のブロックを、両ブロックの丸穴と両側面、前面と背面にそれぞれ一対の取り付けコアを挿入し、ねじ駆動を回して調整する。次に機械式カプラーをコーンに接続し、この機械式カプラーは上下に内ねじがあり、上端には機械式カプラーを組み立てるための溝がある。
各丸穴のスターター・バーのねじ端に接続されたカプラーで締め付ける。メカニカルカプラは穴あきシートメタル・コーンで溶接されている。
続けて、中空キューブの左右両側の底面に敷かれた長方形の開口部に、4か所、合計4本の垂直せん断棒を入れる。この垂直せん断棒は、2本以上の棒鋼で構成され、二重鋼板で溶接され、その大きさは中空キューブの体積を超えない。
その後、コンクリートグラウトを中空キューブの左右にある長方形の開口部から長方形の開口部へと満杯になるまで流し込む。
第二段階として、最初のプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁を下ブロックに着座するように持ち上げて上ブロックと二列目を設置し、その時、下面の長方形の雌型インターロッキングは下ブロックの長方形の雄型インターロッキングにしっかりと着座し、この垂直雄型インターロッキングを持つ最初のブロックから左方向に設置する。
次に、2番目のプレキャスト垂直補強コンクリートキューブ擁壁を持ち上げて、最初の行の下部にある2番目のブロックの上に座って、垂直雌インターロッキングは、長方形の雄インターロッキングにしっかりと触れダウン 上記のように一緒に閉じてブロックのペアを調整する。垂直シャーロッドを上記のように長方形の開口部に下ろす。このような工程を、プロジェクトの最上段まで続ける。
第三段階は、壁の設置が終わるまで前述の工程を踏襲し、次に、下側にネジ山がある垂直鉄筋を、コーン付きメカニカルカプラで接続された各丸穴に、丸穴の底にしっかりと敷き詰め、各丸穴にセメントグラウトを注入し、壁の上部に鉄筋コンクリートスラブを完全に施工する準備をする。
【請求項3】
プレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁用金型:
プレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁の製品は、プレキャスト垂直補強コンクリート立方体金型製造機から作られ、この金型は、プレキャストコンクリート中空コア製造機から変更される。
金型製作機の主な部品構成は次の4つである。第一部品は正方形の前面パネルで、左側面用の雌型であり、垂直方向に雄型が連動している。第二部品は正方形の後面パネルで、右側面用の雄型であり、垂直に雌型が連動している。三番目と四番目は長方形の仕切りで、サイズと構成は同じで、プレキャストコンクリート立方体の打設に使用する仕切りで、打設面積の表面は正方形で、詳細は次の通りである。
前面は下面の矩形雌型連動用雄型で構成され、後面は上面の矩形雄型連動用雌型で構成される。後面は上面の矩形雄インターロッキング用の雌型で構成されている。次の前面は、下面の左右に取り付けられたカバー用の一対の金型である。後面は、上面の左右に取り付けられたプレート吊り上げ用の金型で、センタリングはカバーと同じ方向である。
鋼板を上下2ヶ所に取り付け、パーテーションの両側、前面と後面に取り付ける。仕切板両側面の上部と下部にはワッシャーを取り付け、センタリングは丸穴で統一。各パーティションは、角形の前面パネルと角形の後面パネルとボルトで連結されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に擁壁に関する。具体的には、本発明は、土留め壁および水留め壁に使用されるプレキャスト垂直補強コンクリート立方体に関する。
【背景技術】
【0002】
過去から現在に至るまで、鉄筋コンクリート擁壁の建設は、型枠足場やその他の資材を使用した伝統的な現場打ち工法で行われており、多くの資材の無駄を引き起こしている。
施工に時間がかかり、コンクリートが硬化するまでの時間もかかる。
この発明の主な目的は、建設資材の削減、人件費の削減、建設時間の短縮、建設予算の節減のために、製品の形状や設置方法を変更し、代替製品とすることである。しかし、このプレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁の利点は、場所打ち鉄筋コンクリート壁と同じ品質と性能であろう。
【0003】
以下の詳細な説明では、以下の図で構成される図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1】
図1は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の透視図である。
【
図2】
図2は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の平面図である。
【
図3】
図3は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の正面図である。
【
図4】
図4は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁の左側面図である。
【
図5】
図5は、基礎上に設置されたプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁用1列目ブロックの断面図である。
【
図6】
図6は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁用最上段ブロックの断面図である。
【
図7】
図7は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁を基礎上に設置した状態を示す透視図である。
【
図8】
図8は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁用鉄筋基礎上部のスターターバーロケーターテンプレートの平面図である。
【
図9】
図9は、プレキャスト垂直補強コンクリート・キューブ擁壁の基礎のスターター・バーと接続される円錐付きメカニカル・カプラの透視図である。
【
図10】
図10は、各プレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁の間を連結する中空立方体の底面に敷設された垂直せん断ロッドの透視図である。
【
図11】
図11は、プレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁の間に調整するためのアジャスターキットの透視図である。
【
図12】
図12は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁型枠の4部品の部品分解を示す透視図である。
【
図13】
図13は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁用金型の平面図である。
【
図14】
図14は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁型枠の方形前面パネルと方形後面パネルを示す透視図である。
【
図15】
図15は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁型枠造型機の正面図である。
【発明の概要】
【0005】
図1図2、
図3、
図4に示すように、立方体の6面が正方形で構成され、縦横高さが全て同じである3次元空間、立体形状を有するコンクリート立方体の実施形態であるプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1である。前面2と後面3は平滑面であり、上面4は長方形の雄型連結部5を有し、その長さは平行で前面上縁6の半分以下である。長方形の幅は平行で、左上縁7の25パーセント以上であり、前上縁に平行な2列の第一列8と第二列9がある。上面4から下面11まで垂直に配置された丸穴10を有し、一列の丸穴10の量は5個以上であり、各穴の直径は前面上縁6の10パーセントを超えず、同じセンタリングで第2列9の各丸穴はカウンターボア12を有する。直径は前面上縁6の14パーセント以上、深さは5パーセント以下である。各穴の中心にある第1列8は、
図2に示すように、ザグリ穴の円周が不規則で、直線13の深さは第2列9と同じである。反対側の後上縁14には、前上縁6と平行な2列があり、穴の量と位置はすべて同じである。そして、左上縁7の半分と、前上縁6と平行に、その中心線が前上縁6と平行で、位置が左上縁7の半分にあり、長方形の雄型連動5の間に留まる一対のプレート持ち上げ15を有する。反対側の底面11には、プレート吊り上げ用の一対のカバー15がプレート吊り上げ方向16と反対側に同じセンタリングで設けられ、矩形雌インターロック17の大きさ、位置は矩形雄インターロック5と同じであり、矩形雌インターロックを矩形雄インターロックに装着すると嵌合し、穴その他は前面4と同じである。左側面18は垂直雄インターロック19を有し、位置は左側上縁7の半分にあり、幅は左側上縁7の12パーセント以上で、突出したテーパ先端を有し、長さは幅と同じであり、高さは上面4から底面11までである。垂直雄インターロック19の左側と右側に位置する4つの滑らかな面20があり、両方とも左側と右側のエッジの近くに滞在し、幅と高さは垂直雄インターロック19と等しい。次の空間は二つの溝21で、その位置は平滑面20の左右の間であり、その幅は左上縁7の16パーセント以上であり、高さは垂直雄インターロック19の高さに等しく、深さは平滑面20の幅に等しい。高さの半分の位置で、左側面18と、これらの中空立方体が空いている中空立方体22を有する平滑面20の四辺で、それらの長さ、幅、高さは平滑面20の幅に等しい。反対側の右側面23は、右側上縁25の半分に縦雌インターロック24を有し、大きさ、形状の位置、高さはすべて縦雄インターロックと同じであり、縦雌インターロックを縦雄インターロックに装着すると、両者は嵌合する。右側面23の中空立方体22の位置、大きさ、量は左側面18と同じである。
図5 図6 図7 図8 図9 図10 図11 に示すように、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1の施工工程である。
【0006】
まず、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1を支持する鉄筋コンクリート基礎26の構築から始め、角形鋼板27aで構成され、調整ねじ27cで丸管27bと溶接された複数のスターターバーロケータテンプレート27を配置する。これらのスターターバーロケーターテンプレート27は基礎の鋼棒の上部にロックされ、基礎の鋼棒に接続された丸管にスターターバー28を挿入し、特にスターターバー28の各上端はねじが切られている。
【0007】
鉄筋コンクリート基礎26上に敷設された第1のプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1を、前述のように各スタータ筋28に各丸孔10を合致させるように制御して吊り上げ、次いで、鉄筋コンクリート基礎26上に敷設された第2のプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1を、垂直雌型インターロッキング24を垂直雄型インターロッキング28に近接させた状態で吊り上げる。
【0008】
インターロッキング19又は垂直雄インターロッキング19は垂直雌インターロッキングに閉じる。次に、プレキャスト垂直補強コンクリート立方体用のアジャスターキット29により、一対のブロックを接近して締め付けるように調整し、一対の取り付けコア29aを両ブロックの丸穴10に挿入し、前側と後側をそれぞれ、ねじ駆動部29bを回して調整し、所定の位置に保持する。次に、上下の内ねじを有するメカニカルカプラ30aからなるコーン30でメカニカルカプラを接続し、上端は、各丸穴10内のスターターバー28のねじ端と締め付け接続されたメカニカルカプラを組み立てるためのスロットを有し、上側のメカニカルカプラと溶接された穴あきシートメタルコーン30bを有する。
【0009】
続けて、中空立方体の左右両側の土台に敷設された2箇所の矩形開口部32に、4本の垂直せん断棒31を下ろす。この垂直せん断棒は、2枚以上の鉄筋31aを二重鋼板31bで溶接したものである。これらの工程を基礎の1列目が終わるまで続け、矩形開口部から中空立方体の左右に流れるコンクリートグラウトを流し、満杯になるまで矩形開口部に到達させるので、この最初の工程で完全に終了する。
【0010】
第二段階 プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1の第一段を下ブロックに着座するように持ち上げて上段と第二段を設置し、下ブロックに着座した底面11の矩形雌型インターロッキング17を下矩形雄型インターロッキング17に着座させる。
【0011】
上面4のインターロッキング5を強固に固定し、垂直雄インターロッキング19を左方向に設置したこの第1ブロックから、第2プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁1を第1列の下側の第2ブロックに着座するように持ち上げ、垂直雌インターロッキング24を垂直雄インターロッキング19に近接させ、矩形雌インターロッキング17を矩形雄インターロッキング5に強固に着座させ、前述のように一対のブロックを近接させて調整する。上記のように、矩形開口部32の中空立方体の底面に垂直シャーロッド31を敷設する。
【0012】
第3ステップ この工程を、プロジェクトの最上段まで続ける。壁の終端まで前述の工程を続ける。次に、下側にネジ山がある垂直鉄筋33を各丸穴10に入れ、丸穴の底にコーン30付きメカニカルカプラでしっかりと接続し、各穴にセメントグラウトを完全に注入し、壁の上部に鉄筋コンクリートスラブ34を構築する準備をし、以上で壁の設置工程は完了する。
【0013】
図12に示すのは、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁用金型35の部品分解図である。1型は4つの部品から構成されている。正方形の前面パネル36は、垂直の雄型インターロック19を有する左側面18の雌型であり、正方形の後面パネル37は、垂直の雌型インターロック24を有する右側面23の雄型であり、パネルの左右は、両方のパネルのサイズおよび構成が同じである長方形の仕切り38であり、プレキャストコンクリート立方体を打設するために使用され、打設領域の形状は正方形であり、以下の詳細を有する。
【0014】
長方形のパーティション38の構成。前面には底面11の矩形雌型連動17の雄型38aが、後面には上面4の矩形雄型連動5の雌型38bがそれぞれ取り付けられている。次の前面には底面11の左右に一対のカバー用金型38cが取り付けられ、後面には前面4の左右に一対のプレート吊り上げ用金型38dが取り付けられ、そのセンタリングはカバーと同じ方向である。鋼板38eは上下2枚で仕切板の左右に取り付けられ、座金38fは丸穴38gの同心に取り付けられ、穴の左右に座金が取り付けられている。各仕切板は、角形の前面パネル36と角形の後面パネル37とボルトで連結されている。
【0015】
図13に示すとおりである。
図14及び
図15はプレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁39の型枠の平面図及び正面図である。
図14及び
図15は、プレキャスト縦筋コンクリート立方体擁壁39の型枠の平面図及び正面図であり、右側の正方形の前面パネル36と左側の正方形の後面パネル37とからなり、中央は、仕切り間の長さが正方形の前面パネル36の長さと等しい長方形の仕切り38である。そして、プレキャスト垂直鉄筋コンクリート立方体擁壁39の型枠は、長方形仕切り38のすべての丸穴に鋼管コア40を通した正方形後面パネル37を有する。正面図は、プレキャストコンクリート中空コアスラブ製造機41を改造したプレキャスト垂直補強コンクリート立方体擁壁鋳型製造機41の構成図である。
【国際調査報告】