(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】ドア構造のディスプレイが備えられたケース形態のポータブルOCT装置
(51)【国際特許分類】
A61B 3/10 20060101AFI20240705BHJP
【FI】
A61B3/10 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024501941
(86)(22)【出願日】2022-07-13
(85)【翻訳文提出日】2024-03-08
(86)【国際出願番号】 KR2022010230
(87)【国際公開番号】W WO2023287204
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0091361
(32)【優先日】2021-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0086303
(32)【優先日】2022-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520474934
【氏名又は名称】ピロポス インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】T3, 143-1 Daehak-ro, Yuseong-gu, Daejeon 34137, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ジュンホ
【テーマコード(参考)】
4C316
【Fターム(参考)】
4C316AB02
4C316FB03
4C316FB11
4C316FC01
4C316FC04
(57)【要約】
本発明の一実施例に係る、ポータブルOCT(Optical Coherence Tomography)システムにおいて、内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、前方下側が突出するように形成された段差部を含んで被検者が段差部を通じて検査部位を着座することができるようにし、段差部が配置された前方上側に形成されたホールを通じて光学部の光源が被検者の被検部位に入射されるようにする本体;OCT装置の光学部が撮影した画像を表示する画面が本体の側面部と向き合うように配置されるディスプレイ部;及び本体の一角とディスプレイ部の一端に連結されてディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部;を含み、ディスプレイ部は、ディスプレイ移動部を基準に回転して画面が検者に露出することにより、被検者の画像を表示し、保管のためにディスプレイ移動部により再回転して画面が本体の側面部と向き合うように再配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポータブルOCT(Optical Coherence Tomography)システムにおいて、
内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、前方下側が突出するように形成された段差部を含んで被検者が前記段差部を通じて検査部位を着座することができるようにし、前記段差部が配置された前方上側に形成されたホールを通じて光学部の光源が被検者のサンプルに入射されるようにする本体;
前記OCT装置の光学部が撮影した画像を表示する画面が前記本体の側面部と向き合うように配置されるディスプレイ部;及び
前記本体の一角と前記ディスプレイ部の一端に連結されて前記ディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部;を含み、
前記ディスプレイ部は、前記ディスプレイ移動部を基準に回転して前記画面が検者に露出することにより、前記被検者の画像を表示し、保管のために前記ディスプレイ移動部により再回転して前記画面が前記本体の側面部と向き合うように再配置されることを特徴とするポータブルOCTシステム。
【請求項2】
前記ディスプレイ移動部は、蝶番で構成されるものであり、
前記ディスプレイ部は、前記蝶番により前記本体の背面部に移動し、前記ディスプレイ部の中央が前記本体の背面部に密着することを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項3】
前記本体は、
前記本体の背面部と密着して配置されるように形成され、前記本体の背面部の平面と平行な方向に選択的にスライド移動可能に設けられるスライドパネル;及び
前記本体の背面部に設けられてスライドパネルをスライド移動させるレール部;を更に含み、
前記ディスプレイ移動部は、前記スライドパネルの角に設けられ、
前記ディスプレイ部は、前記ディスプレイ移動部により回転した後、前記レール部及び前記スライドパネルにより、本体の背面部の平面と平行な方向にスライド移動されることを特徴とする請求項2に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項4】
前記本体の背面部と前記スライドパネルとの間に形成される掛け金構造物及び突出部を更に含み、
前記ディスプレイ部が前記本体の側面部に密着配置される場合、前記掛け金構造物と前記突出部が結合して前記スライドパネルの移動を防止し、
前記ディスプレイ部が前記ディスプレイ移動部により回転して前記本体の背面部と向き合うように配置される場合、前記掛け金構造物と前記突起部との結合が解除されて前記スライドパネルが移動されるようにすることを特徴とする請求項3に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項5】
前記ディスプレイ部は、前記蝶番により90°以上折り畳まれた後、前記スライドパネルによりスライド移動されることにより、前記ディスプレイ部が前記本体の背面部の中央に位置するように配置されることを特徴とする請求項4に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項6】
前記ディスプレイ部が前記本体の背面部に回転された後、前記ディスプレイ部が本体の背面部に固定されるようにするディスプレイ固定部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項7】
前記ディスプレイ固定部は、
前記ディスプレイ部に形成される掛け金構造を有するドアキャッチ及び前記本体の背面部に設けられる前記掛け金構造と対応する突出部;または、
前記ディスプレイ部と前記本体の背面部にそれぞれ設けられる磁石構造物;を含むことを特徴とする請求項6に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項8】
前記被検者の被検部位を着座させるための構造物を覆うことができる構造で形成された蓋部;が更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項9】
前記本体の前面部と前記上面部が会う角の一領域から上面部の一領域まで延びて形成された第2レール部;が更に含まれ、
前記蓋部の一側領域と前記第2レール部が結合され、前記蓋部は前記本体の前面部でスライドして前記本体の上面部に移動されることを特徴とする請求項8に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項10】
前記本体の前面部には、前記被検者の顔を固定するための顎受け台部及び額固定部が更に備えられ、
前記本体と対向する前記蓋部の一領域には、前記顎受け台部及び額固定部が脱着される構造を有するルーバー固定部;が更に含まれることを特徴とする請求項8に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項11】
前記顎受け台部は
前記段差部の上部面に所定の長さに垂直形成された顎受け支持部;及び
前記顎受け支持部の一側に水平に固定され、所定の広さを有する一対の板構造を有する受け部;からなり、
前記受け部の各板は、所定の曲率を有し、互いに対称形態に構成され、前記受け部の中央と前記顎受け支持部が結合されることを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項12】
前記顎受け台部は、前記本体から脱着される構造を有することを特徴とする請求項11に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項13】
前記受け部は、中央を基準に短い長さを有する一対の板構造の両側辺が当接するように折り畳む構造を有するものであり、いずれかの板構造が水平方向に引っ張られた後、垂直方向に上げられる構造で形成されて前記受け部を支持する軸が移動されることができる構造で形成されたことを特徴とする請求項11に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項14】
前記本体の前面部一領域に、前記本体の前面部から突出する板構造を有し、前記本体から脱着可能な構造を有する額固定部;が更に備えられることを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項15】
前記額固定部は長方形の構造を有し、前記額固定部のある短い長さを有する辺の所定の一領域は前記本体と結合され、前記結合された部分を中心に前記額固定部が回転することを特徴とする請求項14に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項16】
前記本体の下部面には、所定の長さ及び幅で形成された板構造を有する本体支持部;が更に備えられ、
前記本体支持部の一領域と前記本体の下部面の一領域が結合されることを特徴とする請求項1に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項17】
前記本体支持部は、前記本体と結合された前記一領域が回転して前記本体支持部を前記本体の外部に突出させることを特徴とする請求項16に記載のポータブルOCTシステム。
【請求項18】
ポータブルOCT(Optical Coherence Tomography)装置を提供する方法において、
前記ポータブルOCT装置は、
内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、一領域に形成されたホールを通じて光学部の光源を被検者のサンプルに入射されるようにする本体;
画面が前記本体の側面部と向き合うように配置され、前記OCT装置の光学部が撮影した画像を表示するディスプレイ部;及び
前記本体の一角と前記ディスプレイ部の一端に連結されて前記ディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部;を
含み、
(a)前記ポータブルOCT装置が準備されて本体支持部を広げる段階;
(b)前記ディスプレイ移動部を用いて前記ディスプレイ部を回転させることにより、前記ディスプレイ部の画面が露出するようにする段階;
(c)前記本体の一領域に結合されているカバーが解除されて被検者の検査部位を着座させるように構成された前記本体の段差部及び前記光学部と連結されたホールが露出するようにする段階;及び
(d)前記本体の電源ボタンが押されることにより、前記本体内の光学部及び制御部が動作して前記被検者の画像を前記ディスプレイ部に表示する段階;
(e)検査実行後の前記(a)乃至(d)段階を逆に進めて前記ポータブルOCT装置を移動が容易な状態で変える段階;を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア構造のディスプレイが備えられたケース形態のポータブルOCT装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光干渉断層撮影(Optical Coherence Tomography;OCT)は、光を利用して生体組織の内部を観察することができる技術であって、眼科、心血管などの分野で使用される先端医療診断技術であるが、時間領域(time domain)、分光領域(spectral domain)及びスウェプトソース(swept source)方式などがある。そのうちの分光領域方式のOCTシステムは、一定のレベル以上の性能を確保しながらも製造コストを削減することができるために脚光を浴びる方式である。
【0003】
従来の使用されているOCTシステムの場合、システムを構成する各の装置がその規模が大きいという問題があり、これを小型化しようとする研究が続いている。
【0004】
ところが、このような努力を通じて開発されるOCT装置の場合、依然として別のPCと独立に備えられたディスプレイ装置が互いに連結される構造を有し、机の上にそれぞれのPCとディスプレイ装備を配置して使用しているために携帯がかなり不便であり、背面や側面に露出したまま設置されているために外部の衝撃が発生する場合、そのまま露出するという問題がある。なお、従来のOCTの場合、検者がジョイスティックで直接検査のための調整基準を調整しなければならない問題があり、被検者の顔を支持するための顔受け台とOCT機器プローブ部分が機構的に分離されているため、携帯、移動及び保管の不便なところが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、OCTシステム本体とディスプレイ装置が一体に備えられ、携帯に便利なOCT装置を具現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述のような技術的課題を達成するための本発明の一実施例によるポータブルOCT(Optical Coherence Tomography)システムにおいて、内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、前方下側が突出するように形成された段差部を含んで被検者が段差部を通じて検査部位を着座することができるようにし、段差部が配置された前方上側に形成されたホールを通じて光学部の光源が被検者の被検部位に入射されるようにする本体;OCT装置の光学部が撮影した画像を表示する画面が本体の側面部と向き合うように配置されるディスプレイ部;及び本体の一角とディスプレイ部の一端に連結されてディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部;を含み、ディスプレイ部は、ディスプレイ移動部を基準に回転して画面が検者に露出することにより、被検者の画像を表示し、保管のためにディスプレイ移動部により再回転して画面が本体の側面部と向き合うように再配置されることができる。
【0007】
また、ディスプレイ移動部は蝶番で構成されるものであり、ディスプレイ部は蝶番により本体の背面部に移動し、ディスプレイ部の中央が本体の背面部に固定されることができる。
【0008】
また、本体は、本体の背面部と密着して配置されるように形成され、本体の背面部の平面と平行な方向に選択的にスライド移動可能に設けられるスライドパネル;及び本体の背面部に設けられてスライドパネルをスライド移動させるレール部;を更に含み、ディスプレイ移動部は、スライドパネルの角に設けられ、ディスプレイ部は、ディスプレイ移動部により回転した後、レール部及びスライドパネルにより、本体の背面部の平面と平行な方向にスライド移動されることができる。
【0009】
また、本体の背面部とスライドパネルとの間に形成される掛け金構造物及び突出部を更に含み、ディスプレイ部が本体の側面部に密着配置される場合、掛け金構造物と突出部が結合してスライドパネルの移動を防止し、ディスプレイ部がディスプレイ移動部により回転して本体の背面部と向き合うように配置される場合、掛け金構造物と突起部の結合が解除されてスライドパネルが移動されるように構成されることができる。
【0010】
また、ディスプレイ部は、ディスプレイ移動部により90°以上折り畳まれた後、スライドパネルによりスライド移動されることにより、ディスプレイ部が本体の背面部の中央に相接するように配置されることができる。
【0011】
また、ディスプレイ部が本体の背面部に回転した後、ディスプレイ部が本体の背面部に固定されるようにするディスプレイ固定部が更に含むことができる。
【0012】
また、ディスプレイ固定部は、ディスプレイ部に形成される掛け金構造を有するドアキャッチ及び本体の背面部に設けられる掛け金構造と対応する突出部;または、ディスプレイ部と本体の背面部にそれぞれ設けられる磁石構造物;を含むことができる。
【0013】
また、被検者の被検部位を着座させるための構造物を覆うことができる構造で形成された蓋部;が更に含むことができる。
【0014】
また、本体の前面部と上面部が出会う角の一領域から上面部の一領域まで延びて形成された第2レール部;が更に含まれ、蓋部の一側領域と第2レール部が結合され、蓋部は本体の前面部でスライドして本体の上面部に移動されることができる。
【0015】
また、本体の前面部には、被検者の顔を固定するための顎受け部及び額固定部が更に備えられ、本体部と対向する蓋部の一領域には、顎受け部及び額固定部が脱着される構造を有するルーバー固定部;が更に含まれることができる。
【0016】
また、顎受け台部は、段差部の上部面に所定の長さに垂直形成された顎受け支持部;及び
顎受け支持部の一側に水平に固定され、所定の広さを有する一対の板構造を有する受け部;からなり、受け部の各板は、所定の曲率を有し、互いに対称形態に構成され、受け部の中央と顎受け支持部が結合されることができる。
【0017】
また、顎受け台部は、本体から脱着される構造を有することができる。
【0018】
また、受け部は、一対の板構造の両側辺が当接するように折り畳む構造を有するものであり、いずれかの板構造が水平方向に引っ張られると、垂直方向に引っ張られる構造で形成されて受け部を支持する軸が移動されることができる構造を有することができる。
【0019】
また、本体の前面部一領域に、本体の前面部から突出する板構造を有し、本体から脱着可能な構造を有する額固定部;が更に具備されることができる。
【0020】
また、額固定部は長方形の構造を有し、額固定部のある短い長さを有する辺の所定の一領域は本体と結合され、結合された部分を中心に額固定部が回転することができる。
【0021】
また、本体の下部面には、所定の長さ及び幅で形成された板構造を有する本体支持部;が更に備えられ、本体支持部の一領域と本体の下部面の一領域が結合されることができる。
【0022】
また、本体支持部は、本体と結合された一領域が回転して本体支持部を本体の外部に突出させることができる。
【0023】
また、ポータブルOCT(Optical Coherence Tomography)装置を提供する方法において、ポータブルOCT装置は、内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、一領域に形成されたホールを通じて光学部の光源を被検者のサンプルに入射されるようにする本体;画面が本体の側面部と向き合うように配置され、OCT装置の光学部が撮影した画像を表示するディスプレイ部;及び本体の一角とディスプレイ部の一端に連結されてディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部;を含み、(a)ポータブルOCT装置が準備される段階;(b)ディスプレイ移動部を用いてディスプレイ部を回転させることにより、ディスプレイ部の画面が露出するようにする段階;(c)本体の一領域に結合されているカバーが解除されて被検者の検査部位を着座させるように構成された本体の段差部及び光学部と連結されたホールが露出するようにする段階;及び(d)本体の電源を連結した後に電源ボタンが押されることにより、本体内の光学部及び制御部が動作して被検者の画像をディスプレイ部に表示する段階;(e)ディスプレイ部が保管のためにディスプレイ移動部により再回転して画面が本体の側面部と向き合うように再配置される段階;を含むことができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の一実施例によるOCT装置は、ディスプレイ装置とOCTシステムの本体が一体形に備えられ、ディスプレイ装置が本体に折り畳み可能に備えられるため、体積を最小化して携帯して持ち運ぶことも非常に便利である。
【0025】
また、ディスプレイ装置や顔受け台などの必要な部分は、折り畳み構造を適用してOCT装置の体積を最小化して持ち運びを可能にすることができ、選択的に本体を支える脚部分やモニターの移動などを通じて実際の測定時には適正に本体が支持されて被検者や検者が便利に検診することが可能になる構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1a】本発明の一実施例によるポータブルOCTシステムの構成を示す第1の図である。
【
図1b】本発明の一実施例によるポータブルOCTシステムの構成を示す第2の図である。
【
図2a】本発明の一実施例によるディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第1実施例を示す図である。
【
図2b】本発明の一実施例によるディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第1実施例を示す図である。
【
図2c】本発明の一実施例によるディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第1実施例を示す図である。
【
図3a】本発明の一実施例によるディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第2実施例を示す図である。
【
図3b】本発明の一実施例によるディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第2実施例を示す図である。
【
図4a】本発明の一実施例によるOCTシステムの蓋部の構造に対する例示を示す図である。
【
図4b】本発明の一実施例によるOCTシステムの蓋部の構造に対する例示を示す図である。
【
図4c】本発明の一実施例によるOCTシステムの蓋部の構造に対する例示を示す図である。
【
図5a】本発明の一実施例による顎受け台部及び額固定部を収納する第1実施例を示す図である。
【
図5b】本発明の一実施例による顎受け台部及び額固定部を収納する第1実施例を示す図である。
【
図6a】本発明の一実施例による顎受け台部及び額固定部を収納する第2実施例を示す図である。
【
図6b】本発明の一実施例による顎受け台部及び額固定部を収納する第2実施例を示す図である。
【
図7a】本発明の一実施例による顎受け台部の位置調整の位置調整機能に対する第1実施例を示す図である。
【
図7b】本発明の一実施例による顎受け台部の位置調整の位置調整機能に対する第1実施例を示す図である。
【
図8a】本発明の一実施例による顎受け台部の位置調整の位置調整機能に対する第2実施例を示す図である。
【
図8b】本発明の一実施例による顎受け台部の位置調整の位置調整機能に対する第2実施例を示す図である。
【
図9a】本発明の一実施例による額固定部の位置調整の位置調整機能を示す図である。
【
図9b】本発明の一実施例による額固定部の位置調整の位置調整機能を示す図である。
【
図10a】本発明の一実施例による本体支持部の構造を示す図である。
【
図10b】本発明の一実施例による本体支持部の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下においては、添付の図面を参照して、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳細に説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で実施することができ、本明細書に記載の実施例に限定されない。なお、図面において本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて類似している部分においては類似する符号を付した。
【0028】
本明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているとする際、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。なお、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素を更に含むことができることを意味し、1つまたはその以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはそれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0029】
以下の実施例は、本発明の理解を助けるための詳細な説明であり、本発明の権利範囲を制限するものではない。従って、本発明と同一の機能を果たす同一の範囲の発明も本発明の権利範囲に属する。
【0030】
図1a及び
図1bは、本発明の一実施例によるポータブルOCTシステム1の構成を示す図である。
【0031】
図1aを参照すれば、ポータブルOCTシステム1は、OCT装置が内蔵された本体100、ディスプレイ部200、顎受け台部300、額固定部400及び本体支持部600で構成される。
【0032】
本発明の明細書において、OCT装置は、小型化されたモジュールで具現されて本体100の内部に安置され、OCT装置自体を構成する光学部、回路部及び電源部などで構成されて独立的に光干渉断層映像を撮影及び処理することができるように構成される。
【0033】
本発明の一実施例によるポータブルOCTシステム1は、多面体の本体100に着座したOCT装置で具現される。その際、本体100の側面には、ディスプレイ部200が備えられてOCT装置を通じて撮影された映像が表示される。
【0034】
なお、ディスプレイ部200は、OCT装置の光学部が撮影した画像を表示する画面が本体100の側面部と向き合うように備えることができる。その際、
図1aでは示されてはいないが、本体100の一角とディスプレイ部200の一端に連結されて、ディスプレイ部の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部が具備されることができる。
【0035】
それにより、ディスプレイ部200は、ディスプレイ移動部を基準に回転し、画面が検者に露出されることにより、被検者の画像を表示し、保管のためにディスプレイ移動部により再回転して画面が本体100の側面部と向き合うように再配置されるように構成される。
【0036】
具体的には、OCTシステム1の各構成を説明すれば、以下の通りである。
【0037】
本発明の一実施例によれば、本体100は、内部にOCT装置が設けられた六面体の構造を有し、一領域が陥没した六面体構造を有する。陥没した一領域には、後述する顎受け台部300及び額固定部400が配置されて被検者の検診や測定が行われるようにする。
【0038】
即ち、本体100は、内部にOCT装置の光学部及び制御部を実装し、
図1aに示すように、前方下側が突出するように形成された段差部110を含む。なお、本体100は、被検者が段差部110を通じて検査部位を着座可能にし、段差部110が配置された前方上側に形成されたホールを通じて光学部の光源が被検者のサンプルに入射するようにする構造を有する。
【0039】
その際、本体100の前面部の一側領域にはホールが形成され、OCT装置のレンズ部120が該ホールに形成されてレンズ部120が外部に露出する。なお、前述したように、本体100の前面部の他側領域には所定の大きさを有する段差部110が形成され、段差部110は顎受け台部300を実装する役割を果たす。
【0040】
本発明の一実施例によれば、ディスプレイ部200は、本体100の側面部に密着して配置され、前記OCT装置の光学部が撮影した断層画像を検者に提供する役割を果たす。
【0041】
なお、追加の実施例では、ディスプレイ部200は、入出力機能を有するタッチスクリーンで備えられてユーザがOCT装置を操作することができる操作部の役割を果たすことができる。
【0042】
一方、本体100の一角とディスプレイ部200の一端に連結され、ディスプレイ部200の位置が移動されるようにする少なくとも1つのディスプレイ移動部210(例えば、蝶番(
図2a及び
図2bに具体的に示される)が含まれる。
【0043】
従って、ディスプレイ部200は、本体100の側面部と本体100の背面部130との間の角を基準に90°以上折り畳むことにより、本体100の背面部130と密着するように配置されて映像を表示することができる。ディスプレイ部200が折り畳む具体的な状況に対しては、後述する2つの実施例を通じて再度説明する。
【0044】
従って、ユーザは、利用の便宜に合わせてディスプレイ部200をOCTシステム1の側面に位置させたり、背面に位置させたりし、必要に応じて患者と画面を同時に見たり、検者が単独で見たりすることができるように具現するようになる。その際、ディスプレイ部200は、本体100の背面部130に移動され、ディスプレイ部200の中央が本体100の背面部130の中央に固定されるように位置するようになる。
【0045】
本発明の一実施例によれば、顎受け台部300は、本体100に形成された段差部110の上部面に形成されることができる。顎受け台部300は、被検者の顎を受ける目的で具現されるものであり、様々な形状に形成されることができる。そのうちのT字の構造で形成されることができる。従って、患者は、T字形の顎受け台部300に顎を受け、眼をレンズ部120に合わせることにより、OCT画像を撮影することになる。
【0046】
本発明の一実施例によれば、額固定部400は、顎受け台部300のように患者の額を固定して撮影に役立つようにするためである。
【0047】
従って、額固定部400は、本体100の段差部110と対向する本体100の前面部の一領域において、本体100と平行な面を有する板構造で形成されることができる。
【0048】
次に
図1bを参照すれば、蓋部500が本体100の前面部を覆っている六面体の構造を示す。
【0049】
本発明の一実施例によれば、蓋部500が本体100と結合すると、本体100の前面部に位置する段差部110、レンズ部120 、顎受け台部300及び額固定部400などを保護するようになる。
【0050】
その際、
図1bには、蓋部500が本体100の全面を全て覆うように示されているが、選択的な実施例で段差部110が露出してレンズ部120、顎受け台部300及び額固定部400のみを保護する形態で備えることができる。
【0051】
一方、OCT装置は、次の5つの段階を通じて動作できる。
【0052】
第1段階として、ポータブルOCT装置が準備された後に本体支持部600を広げることができる。
【0053】
第2段階として、ディスプレイ移動部210を用いてディスプレイ部200を回転させることにより、ディスプレイ部200の画面が露出するようにできる。
【0054】
第3段階として、本体100の一領域に結合されているカバーが解除され、被検者の検査部位を着座させるように構成された本体100の段差部110及び光学部と連結されたホールを露出させることができる。
【0055】
第4段階として、本体100の電源ボタンが押されることにより、本体100内の光学部及び制御部が動作して被検者の映像をディスプレイ部200に表示することができる。
【0056】
最後の段階として、検査の進行後、ディスプレイ部200は、保管のためにディスプレイ移動部210により再回転して画面が本体の側面部と向き合うように再配置することができる。即ち、上述の第1乃至第4段階の過程を逆に進めることにより、ポータブルOCT装置を移動(保管)に容易な状態に変形することができる。
【0057】
図2a乃至
図2cは、本発明の一実施例により、ディスプレイ部200が背面に折り畳まれる方法を示す第1実施例を示す図である。
【0058】
図2a乃至
図2cの順に各々のディスプレイ部200が本体100の背面部130に移動していく過程を示す実施例である。
【0059】
その際、
図2b及び
図2cを参照すれば、OCTシステム1には、本体100の背面部130と側面部との間にはディスプレイ移動部210が具備されることができる。その際、ディスプレイ移動部210は、蝶番で構成されることができ、ディスプレイ部200は、蝶番により本体100の背面部130に移動され、ディスプレイ部200の中央が本体100の背面部130に密着することができる。
【0060】
なお、本体100は、本体100の背面部130と密着して配置されるように形成され、前記本体の背面部130の平面と平行な方向に選択的にスライド移動可能に設けられるスライドパネル220が設置されることができる。なお、本体100の背面部130に設けられてスライドパネル220をスライド移動させるレール部230が更に備えられる。
【0061】
その際、
図2aに示される実施例は、ディスプレイ移動部210に該当する蝶番がスライドパネル220の角とディスプレイ部200の角を連結するように設けられる。
【0062】
従って、ディスプレイ部200は、ディスプレイ移動部210により回転した後、レール部230及びスライドパネル220により本体100の背面部130の平面と平行な方向にスライド移動されることにより、本体100の背面部130の中央同士が当接するように配置される。
【0063】
その際、選択的な追加の実施例として、レール部230は、本体100の側面部で本体100の内側方向に形成された溝の形態で具備されることができる。このような場合、スライドパネル220は、本体100の内部に挿入されて固定された構造を有することもできる。
【0064】
これにより、ディスプレイ部200が通常は
図2aのように本体100の側面に配置され、全体的にOCTシステム1が直方体の形態で体積を最小化するように実現される。その際、検者がOCTシステム1を携帯及び運搬するのに便利になる強みを有する。ところが、検者が被検者に検査を行おうとする場合、被検者が段差部110の方面に位置するのに、ディスプレイ部200がそのまま側面に位置する場合、検者がディスプレイと被検者を同時に見にくくなる。
【0065】
従って、ディスプレイ部200を
図2cのようにスライド移動して本体100の背面部130に動くことができ、これにより、検者は便利に被検者を診断及び測定することができる。
【0066】
たとえ、図面には示されていないが、本体100の背面部130とスライドパネル220との間に形成される掛け金構造物及び突出部が更に含まれることができる。その際、ディスプレイ部200が本体100の側面部に密着配置される場合、掛け金構造物と突出部が結合してスライドパネル220の移動を防止することができる。なお、ディスプレイ部200がディスプレイ移動部210により回転して本体100の背面部130と向き合うように配置される場合、掛け金構造物と突出部との結合が解除されてスライドパネル220が移動されるようにできる。その際、前述したようにディスプレイ部200は、蝶番により90°以上折り畳まれた後、スライドパネル220によりスライド移動されることにより、ディスプレイ部200が本体100の背面部130に配置されることができる。
【0067】
一方、他の一実施例として、ディスプレイ部200が本体100の背面部130に回転した後、ディスプレイ部200が本体100の背面部130に固定されるようにするディスプレイ固定部が更に含まれることができる。その際、ディスプレイ固定部は、ディスプレイ部200に形成される掛け金構造を有するドアキャッチ及び本体100の背面部130に設けられる掛け金構造と対応する突出部またはディスプレイ部200と本体100の背面部130にそれぞれ設けられる磁石構造物に該当することができる。
【0068】
その他にも、当業者が容易に導き出すことができる本体100の背面部130とディスプレイ部200とを固定することができる様々な実施例が本発明の一実施例に含まれることができる。
【0069】
図3a及び
図3bは、本発明の一実施例による、ディスプレイ部が背面に折り畳まれる方法を示す第2実施例を示す図である。
【0070】
図3aを参照すれば、レール部230が本体100の側面部の上端と下端に水平に延びて形成されることができる。このような場合、第2スライドパネル240は、レール部230と結合され、第2スライドパネル240は、第2蝶番250を通じてディスプレイ部200の背面部と結合するようになる。
【0071】
これにより、
図3aのように、ディスプレイ部200は、本体100の側面と平行に後方に引っ張られた後、
図3bに示すようにディスプレイ部200を後方に折り畳んで固定するように具現することができる。
【0072】
その際、ディスプレイ部200は、本体100の側面部と完全に重なることにより、ディスプレイ部200が突出するのを防止する。従って、選択的な実施例として、ディスプレイ部200のサイズは、本体100の側面部よりも小さいサイズを有することができる。ところが、ディスプレイ部200が必ずしも本体100の側面部の形態に対応する必要はない。なお、ディスプレイ部200で映像が表示される領域は、ディスプレイ部200の外部面に向くようになる。
【0073】
図4a乃至
図4bは、本発明の一実施例による、OCTシステム1の蓋部500の構造に対する例示を示す図である。
【0074】
説明に先立ち、蓋部500とは、被検者の被検部位を着座させるための構造物を覆うことができる構造で形成されることができる。例えば、蓋部500は、光源が出射されるレンズ部120、顎受け台部300、額固定部400及び段差部110を覆うことができる構造で形成されることができる。
【0075】
その際、第1実施例として、蓋部500は、本体100の前面部に着脱可能な構造を有することになる。これにより、蓋部500は、レンズ部120、額固定部400及び顎受け台部300を覆うことができるU字形の所定の曲面を有する板構造を有する。即ち、蓋部500が本体100と結合すると、
図4aに示すように、顎受け台部300と額固定部400を完全に覆うことになる。
【0076】
次に、第2実施例は、蓋部500が着脱式でない形態で具現されることもできる。具体的には、本体100の前面部と上面部が会う角の一領域から上面部の一領域まで延びて形成された第2レール部が更に形成されることができる。
【0077】
その際、蓋部500の一側領域と第2レール部が結合され、蓋部500は、本体100の前面部でスライドして本体100の上面部に移動するようになる。例えば、
図4aに示すように、本体100の前面部と結合された蓋部500が、
図4bのように蓋部500の一側領域と第2レール部が結合され、
図4cのように、蓋部500が本体100の前面部でスライドして本体の上面部に移動するようになる。
【0078】
図5a及び
図5bは、本発明の一実施例による、顎受け台部300及び額固定部400を収納する第1実施例を示す図である。
【0079】
これを説明する前に、
図6a及び
図8bを参照すれば、顎受け台部300は、段差部110の上部面に所定の長さに垂直形成された顎受け支持部320と顎受け支持部320の一側に水平に固定され、所定の広さを有する一対の板構造を有する受け部310で構成される。
【0080】
その際、受け部310の各板は、所定の曲率を有して互いに対称形状で構成され、受け部の中央と顎受け支持部320が結合される。
【0081】
選択的な実施例として、受け部310は、所定の曲率及び対称形状を有するW字形を有し、顎受け支持部320は、受け部の中央に結合されてT字形を維持するようになる。従って、患者は、測定する目の方向に応じて、W字の曲率が形成された受け部310のいずれかの領域に顎を受ければよい。
【0082】
例えば、左目を測定しようとする場合、顎と額を顎受け台部300と額固定部400の右側に持って行って固定した後に測定し、右目を測定しようとする場合、顎と額を顎受け台部300と額固定部400の左側に持って行って固定した後に測定することができる。
【0083】
なお、額固定部400は、本体100の前面部の一領域に本体100の前面部から突出する板構造を有し、本体100から脱着可能な構造を有するように具現される。
【0084】
例えば、額固定部400は、長方形の板構造を有し、短辺が互いに向かい合うように所定の曲率が形成されて額を安定して支持できるように実現される。
【0085】
再び第1実施例を説明すれば、顎受け台部300及び額固定部400は、本体100から脱着される構造を有すると仮定する。
【0086】
その際、
図5a及び
図5bを参照すれば、蓋部500の内部には、脱着された顎受け台部300と額固定部400とそれぞれ対応し、顎受け台部300と額固定部400がそれぞれ結合されることができる構造のルーバー結合部510が更に具備されることができる。
【0087】
従って、検査が終了したOCTシステム1の蓋部500を本体100に結合させる前に、本体100から分離された顎受け台部300と額固定部400を蓋部500内部に形成されたルーバー結合部510と結合するようになる。
【0088】
図6a及び
図6bは、本発明の一実施例による、顎受け台部300及び額固定部400を収納する第2実施例を示す図である。
【0089】
図6aを参照して第2実施例を説明すれば、顎受け台部300の受け部310は、一対の板構造の中央を基準に短い長さを有する両側の辺が当接するように折り畳まれる構造を有することができる。その際、顎に当接する面の不連続性を除去しようとすると、いずれかの板構造が水平方向に引っ張られた後、垂直方向に上げられる構造に形成され、受け部310を支持する軸が移動した後に折り畳まれる構造で形成されることができる。
【0090】
なお、額固定部400は、長方形の構造を有し、額固定部400のいずれかの短い長さを有する辺の所定の一領域は前記本体と結合される。その際、本体100と結合された部分を中心に額固定部400が回転するように具備されることができる。或いは、蝶ネクタイのように、額固定部400の中央が本体100と結合されて額固定部400が90°回転する構造を有することができる。
【0091】
即ち、使用が完了したOCTシステム1を
図6bのように顎受け台部300の受け部を中央に折り畳むようになり、額固定部400を縦に回転させて蓋部500を覆うことができる状態にすることになる。
【0092】
図7a及び
図7bは、本発明の一実施例による顎受け台部300の位置調整の位置調整機能に対する第1実施例を示す図である。
【0093】
図7aを参照すれば、段差部110の上部面に装置の前方に向かって一字状の溝が形成され、前記溝に顎受け台部300が結合されるようになる。
【0094】
従って、
図7bのように顎受け台部300が溝に沿って前方及び後方に動くことができるようになり、患者の顔に合わせて深さを調整することができる。
【0095】
図8a及び
図8bは、本発明の一実施例による顎受け台部300の位置調整の位置調整機能に対する第2実施例を示す図である。
【0096】
図8aを参照して第2実施例を説明すれば、顎受け台部300を構成する顎受け支持部320の高さを調整することにより、
図8bのように顎受け台部300の高さを調整することができる。これにより、被検者の目の高さをレンズ部120に合わせることができる。
【0097】
図9a及び
図9bは、本発明の一実施例による額固定部400の位置調整の位置調整機能を示す図である。
【0098】
図9aを参照すれば、額固定部400は、本体100に密着して具備されることができる。
【0099】
ところが、
図9bと額固定部400は、被検者の額に合わせて本体100の前面部と対向する方向に突出することができる。
【0100】
図10a及び
図10bは、本発明の一実施例による本体支持部600の構造を示す図である。
【0101】
図10aを参照すれば、本体100の下部面には、所定の長さ及び幅で形成された板構造を有する本体支持部600が更に備えられる。その際、本体支持部600の一領域と本体100の下部面の一領域が結合される。
【0102】
なお、本体支持部600は、本体100と結合された一領域が回転して前記本体支持部を前記本体の外部に突出させる。
【0103】
即ち、
図10aのように本体支持部600を本体100の下部面に隠したり、
図10bのように本体支持部600を翼のように広げたりするようになる。
【0104】
これにより、本体支持部600がOCTシステム1を立てた時に倒れないように支持する形態になる。
【0105】
その際、追加の実施例で地面と当接する本体支持部600の一領域には凹凸形状または高い摩擦力を有する材料が具備されることができる。これにより、OCTシステム1が滑りを防止するようになる。
【0106】
一方、追加の実施例として、本体100の上面部の一領域には所定のホールが備えられ、前記ホールにはユーザがOCTシステム1を持つための取っ手部が具備されることができる。その際、取っ手部は、脱着式に備えられたり、前記ホールに押し込まれたり、抜いたりするように具備されることができる。
【0107】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態に容易に変形が可能である点が理解できるものである。従って、以上で技術した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一の形態で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に分散したもので説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0108】
本発明の範囲は、上述の詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そして、その均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【国際調査報告】