(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】梱包のための段ボールシートから、1つまたは複数の物品を詰め込むためのブランクを具現化するための方法、及び関連の機械
(51)【国際特許分類】
B31B 50/25 20170101AFI20240705BHJP
B31B 50/20 20170101ALI20240705BHJP
【FI】
B31B50/25
B31B50/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024502613
(86)(22)【出願日】2022-07-20
(85)【翻訳文提出日】2024-02-27
(86)【国際出願番号】 IB2022056684
(87)【国際公開番号】W WO2023002394
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】102021000019469
(32)【優先日】2021-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521257880
【氏名又は名称】シー.エム.シー. エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ポンティ,ロレンツォ
【テーマコード(参考)】
3E075
【Fターム(参考)】
3E075AA07
3E075BA07
3E075CA01
3E075CA07
3E075DA03
3E075DA14
3E075DA15
3E075DB02
3E075DB04
3E075DB13
3E075DB14
3E075DB23
3E075DB24
3E075DC43
3E075GA02
(57)【要約】
梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化するための方法であって:段ボールシート(2)を送り込むステップ;第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を保持する第1の支持部(5)と、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を保持する第2の支持部(8)と、を備えた、スコアリング手段(4)を配置するステップ;1つまたは複数の物品(3)の寸法を検出及び記憶するステップ、を含む。この検出及び記憶された寸法値に基づいて、本方法は:進行方向(D)に対して平行である、第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)を具現化するよう、第1のスコアリングツール(6)と第2のスコアリングツール(7)との間の距離を調整するステップ;進行方向(D)に対して斜めである、第3のスコアライン(16)及び第4のスコアライン(17)を具現化するよう、第1の支持部(5)、ならびに同時に第1及び第2のスコアリングツール(6、7)を動かすステップ;進行方向(D)に対して横断方向である、第5のスコアライン(18)を具現化するよう、第1及び第2のスコアリングツール(6、7)を動かすステップ;進行方向(D)に対して斜めである、第6のスコアライン(19)及び第7のスコアライン(20)を具現化するよう、第2の支持部(8)を動かし、同時に第3及び第4のスコアリングツール(9、10)を動かすステップ;進行方向(D)に対して横断方向である、第8のスコアライン(21)を具現化するよう、第3及び第4のスコアリングツール(9、10)を動かすステップ、を含む。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化するための方法であって、
進行方向(D)に従って、梱包のための段ボールシート(2)を送り込むためのコンベア(23)を配置するステップ、
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を検出するために、検出手段(24)を配置するステップ、
スコアリング手段(4)を配置するステップであって、
前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第1の方向(D1)に沿って可動である、第1の支持部(5)であって、前記第1の支持部(5)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を保持する、第1の支持部(5)と、
前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第2の方向(D2)に沿って可動である、第2の支持部(8)であって、前記第2の支持部(8)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を保持する、第2の支持部(8)と、
を備えた、スコアリング手段(4)、
検出手段(24)を使用して、詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を、検出及び記憶するステップ、
を含み、
検出及び記憶された前記寸法値に基づいて、前記方法は、
前記第1のスコアリングツール(6)と前記第2のスコアリングツール(7)との間で、前記第1の支持部(5)に沿って距離を調整するステップであって、それによって前記進行方向(D)に沿って段ボールシート(2)を前進させる間に、前記第1のスコアリングツール(6)が、前記進行方向(D)に対して平行な第1のスコアライン(11)を具現化し、かつ前記第2のスコアリングツール(7)が、前記第1のスコアライン(11)に対して平行な第2のスコアライン(12)を具現化して、それによって段ボールシート(2)上で、
前記第1のスコアライン(11)と前記第2のスコアライン(12)との間に構成された、中央セクタ(13);前記第1のスコアライン(11)と、前記進行方向(D)に対して平行である、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、の間に構成された、第1の側方セクタ(14);前記第2のスコアライン(12)と、前記第1の側方縁部(2a)に対して平行である、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と、の間で構成された、第2の側方セクタ(15)、
を画定する、調整するステップ、
前記第1の支持部(5)を、段ボールシート(2)に対して、前記第1の方向(D1)に沿って動かし、同時に前記第1のスコアリングツール(6)及び前記第2のスコアリングツール(7)を、前記第1の支持部(5)に沿って動かすステップであって、それによって、
前記第1のスコアリングツール(6)は、前記第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、前記第1のスコアライン(11)との間に、第3のスコアライン(16)を具現化し、前記第3のスコアライン(16)は、前記進行方向(D)に対して斜めであり、かつ第1の交差ポイント(P1)において第1のスコアライン(11)と交差し、
前記第2のスコアリングツール(7)は、前記第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)と、前記前記第2のスコアライン(12)との間に、第4のスコアライン(17)を具現化し、前記第4のスコアライン(17)は、前記進行方向(D)に対して斜めであり、かつ第2の交差ポイント(P2)において第2のスコアライン(12)と交差する、
動かすステップ、
前記第1のスコアリングツール(6)及び前記第2のスコアリングツール(7)を、前記第1の支持部(5)に沿って動かすステップであって、それによって前記第1のスコアリングツール(6)及び前記第2のスコアリングツール(7)は、第5のスコアライン(18)を具現化し、前記第5のスコアライン(18)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)との間に延び、前記第1の交差ポイント(P1)において前記第1のスコアライン(11)と交差し、かつ前記第2の交差ポイント(P2)において前記第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ、
前記第2の支持部(8)を、段ボールシート(2)に対して、前記第2の方向(D2)に沿って動かし、同時に前記第3のスコアリングツール(9)及び前記第4のスコアリングツール(10)を、前記第2の支持部(8)に沿って動かすステップであって、それによって、
前記第3のスコアリングツール(9)は、前記第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、前記第1のスコアライン(11)との間に、第6のスコアライン(19)を具現化し、前記第6のスコアライン(19)は、前記進行方向(D)に対して斜めであり、かつ第3の交差ポイント(P3)において第1のスコアライン(11)と交差し、
前記第4のスコアリングツール(10)は、前記第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)と、前記前記第2のスコアライン(12)との間に、第7のスコアライン(20)を具現化し、前記第7のスコアライン(20)は、前記進行方向(D)に対して斜めであり、かつ第4の交差ポイント(P4)において第2のスコアライン(12)と交差する、
動かすステップ、
前記第3のスコアリングツール(9)及び前記第4のスコアリングツール(10)を、前記第2の支持部(8)に沿って動かすステップであって、それによって前記第3のスコアリングツール(9)及び前記第4のスコアリングツール(10)は、第8のスコアライン(21)を具現化し、前記第8のスコアライン(21)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)との間に延び、第3の交差ポイント(P3)において第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第4の交差ポイント(P4)において第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の支持部(5)は、前記進行方向(D)に対して上流側に配置され、
前記第2の支持部(8)は、前記進行方向(D)に対して下流側に配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スコアリング手段(4)は第3の支持部(25)を備え、前記第3の支持部(25)は、前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第3の方向(D3)に沿って可動であり、第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)を保持し、前記第5のスコアリングツール(26)及び前記第6のスコアリングツール(27)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、前記第3の支持部(25)に沿って共に可動であり、前記第3の支持部(25)は第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)を保持し、前記第1の切断ツール(28)及び前記第2の切断ツール(29)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、前記第3の支持部(25)に沿って共に可動であり、
検出及び記憶された前記寸法値に基づいて、前記方法は、
前記第5のスコアリングツール(26)及び前記第6のスコアリングツール(27)を、前記第3の支持部(25)に沿って動かすステップであって、それによって前記第5のスコアリングツール(26)及び前記第6のスコアリングツール(27)が、前記進行方向(D)に対して横断方向である第9のスコアライン(30)を具現化し、前記第9のスコアライン(30)は、前記進行方向(D)に沿って前記第5のスコアライン(18)及び前記第8のスコアライン(21)の下流側にあり、前記第1のスコアライン(11)と前記第2のスコアライン(12)との間に延び、第5の交差ポイント(P5)において前記第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第6の交差ポイント(P6)において前記第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ、
前記第1の切断ツール(28)及び前記第2の切断ツール(29)を、前記第3の支持部(25)に沿って動かすステップであって、それによって前記第1の切断ツール(28)は、前記第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、前記第1のスコアライン(11)との間に、第1の切断ライン(31)を具現化し、前記第1の切断ライン(31)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、前記第5の交差ポイント(P5)において前記第1のスコアライン(11)と交差し、前記第2の切断ツール(29)は、前記第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)と前記第2のスコアライン(12)との間に、第2の切断ライン(31a)を具現化し、前記第2の切断ライン(31a)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、かつ前記第6の交差ポイント(P6)において前記第2のスコアライン(11)と交差する、動かすステップ、
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記スコアリング手段(4)は、第4の支持部(32)を備え、前記第4の支持部(32)は、前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第4の方向(D4)に沿って可動であり、第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)を保持し、前記第7のスコアリングツール(33)及び前記第8のスコアリングツール(34)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、前記第4の支持部(32)に沿って共に可動であり、前記第4の支持部(32)は、第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)を保持し、前記第3の切断ツール(35)及び前記第4の切断ツール(36)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、前記第4の支持部(32)に沿って共に可動であり、
検出及び記憶された前記寸法値に基づいて、前記方法は、
前記第7のスコアリングツール(33)及び前記第8のスコアリングツール(34)を、前記第4の支持部(32)に沿って動かすステップであって、それによって前記第7のスコアリングツール(33)及び前記第8のスコアリングツール(34)は、前記進行方向(D)に対して横断方向である第10のスコアライン(37)を具現化し、前記第10のスコアライン(37)は、前記進行方向(D)に沿って前記第9のスコアライン(30)の下流側にあり、前記第1のスコアライン(11)と前記第2のスコアライン(12)との間に延び、第7の交差ポイント(P7)において前記第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第8の交差ポイント(P8)において前記第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ、
前記第3の切断ツール(35)及び前記第4の切断ツール(36)を、前記第4の支持部(32)に沿って動かすステップであって、それによって前記第3の切断ツール(35)は、前記第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の前記第1の側方縁部(2a)と、前記第1のスコアライン(11)との間に第3の切断ライン(38)を具現化し、前記第3の切断ライン(38)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、前記第7の交差ポイント(P7)において前記第1のスコアライン(11)と交差し、前記第4の切断ツール(36)は、前記第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の前記第2の側方縁部(2b)と前記第2のスコアライン(12)との間に第4の切断ライン(39)を具現化し、前記第4の切断ライン(39)は、前記進行方向(D)に対して横断方向であり、かつ前記第8の交差ポイント(P8)において前記第2のスコアライン(11)と交差する、動かすステップ、
を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第3の切断ツール(35)及び前記第4の切断ツール(36)は、前記第4の支持部(32)に対して横断方向である関連の回転軸(X3、X4)に対して、回転可能であり、
検出及び記憶された前記寸法値に基づいて、前記方法は、
前記第4の方向(D4)に沿った、段ボールシート(2)に対する前記第4の支持部(32)の運動の間に、前記進行方向(D)に対して横断方向である第5の切断ライン(40)を、前記第7の交差ポイント(P7)と段ボールシート(2)の前記第3の側方縁部(2c)との間で具現化するために方向付けるよう、前記第3の切断ツール(35)を関連の前記回転軸(X3)の周りに回転させるステップであって、その後、前記第3の切断ライン(38)と前記第5の切断ライン(40)との間に構成された部分の段ボールシート(2)を取り除く、回転させるステップ、
前記第4の方向(D4)に沿った、段ボールシート(2)に対する前記第4の支持部(32)の運動の間に、前記進行方向(D)に対して横断方向である第6の切断ライン(41)を、前記第8の交差ポイント(P8)と段ボールシート(2)の前記第3の側方縁部(2c)との間で具現化するために方向付けるよう、前記第4の切断ツール(36)を関連の前記回転軸(X4)の周りに回転させるステップであって、その後、前記第4の切断ライン(39)と前記第6の切断ライン(41)との間に構成された部分の段ボールシート(2)を取り除く、回転させるステップ、
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
請求項1~5の内いずれか一項に記載の、梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化する方法を作動させるための機械(61)であって、
進行方向(D)に従って、梱包のための段ボールシート(2)を送り込むためのコンベア(23)と、
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を検出するための、検出手段(24)と、
スコアリング手段(4)であって、
前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第1の方向(D1)に沿って可動である、第1の支持部(5)であって、前記第1の支持部(5)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を保持する、第1の支持部、
前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第2の方向(D2)に沿って可動である、第2の支持部(8)であって、前記第2の支持部(8)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を保持する、第2の支持部、
を備えた、スコアリング手段(4)と;
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を記憶するよう構成され、かつ検出及び記憶された前記寸法値に基づいて前記スコアリング手段(4)を動かすための、制御ユニット(22)と、
を備える、機械(61)。
【請求項7】
前記第1の支持部(5)は、前記進行方向(D)に対して上流側に配置され、
前記第2の支持部(8)は、前記進行方向(D)に対して下流側に配置される、請求項6に記載の機械。
【請求項8】
前記スコアリング手段(4)は第3の支持部(25)を備え、前記第3の支持部(25)は、前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第3の方向(D3)に沿って可動であり、第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)を保持し、前記第5のスコアリングツール(26)及び前記第6のスコアリングツール(27)は、前記第3の支持部(25)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動であり、前記第3の支持部(25)は第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)を保持し、前記第1の切断ツール(28)及び前記第2の切断ツール(29)は、前記第3の支持部(25)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である、請求項6または7に記載の機械。
【請求項9】
前記スコアリング手段(4)は、第4の支持部(32)を備え、前記第4の支持部(32)は、前記進行方向(D)に対して横断方向に配置され、前記進行方向(D)に対して平行である第4の方向(D4)に沿って可動であり、第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)を保持し、前記第7のスコアリングツール(33)及び前記第8のスコアリングツール(34)は、前記第4の支持部(32)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動であり、前記第4の支持部(32)は、第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)を保持し、前記第3の切断ツール(35)及び前記第4の切断ツール(36)は、前記第4の支持部(32)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である、請求項8に記載の機械。
【請求項10】
前記第3の切断ツール(35)及び前記第4の切断ツール(36)は、前記第4の支持部(32)に対して横断方向である関連の回転軸(X3、X4)に対して回転可能である、請求項9に記載の機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つまたは複数の物品を詰め込むために用いる、段ボール箱を得るためのブランクを具現化する技術分野に関する。
【0002】
詳細には、本発明は、梱包のための段ボールシートから、1つまたは複数の物品を詰め込むためのブランクを具現化するための方法、及びこの方法を作動させるための関連の機械、に関する。
【背景技術】
【0003】
梱包のための段ボールシートは、例えば段ボール箱を形成するためなど、様々な目的のために使用することができる。
【0004】
この場合、初めに、スコアラインとしても知られている折り込み線を作ることが必要である。スコアラインは、ブランクを得るよう、梱包のための段ボールシートを多くの部分に分割する。同様の方法で切断ラインを作る。
【0005】
このように、ブランクの様々な部分を、スコアラインに沿って容易に折り込むことができ、簡単かつ迅速な方法で、1つまたは複数の物品を詰め込むための段ボール箱を実現し、折り込みのステップ中に、梱包のための段ボールシートに歪み及び亀裂が形成されるのを回避する。
【0006】
現在まで、梱包のための段ボールシートから、1つまたは複数の物品を詰め込むためのブランクを具現化する公知の方法として、スコアライン及び切断ラインを作るために、スコアリング用カッター、ブレード、またはナイフなど、機械式のスコアリングツールまたは切断ツールが挙げられる。
【0007】
所定の寸法の段ボールシートが送り込まれ、各作業サイクルが同じである場合、ツールは、常に同じ移動経路を実行するよう位置付けられ、かつ構成される。なぜならそれらは、段ボールシートに所定の動作を実行するよう調整されるからである。
【0008】
この態様は、ブランクを具現化するためのステップを実行する機械の入口において、同じ寸法を有する段ボールシートを各作業サイクルで送り込む必要がある、という制限を構成する。そうしなければ、スコアラインまたは切断ラインの具現化は、誤って不正確に、すなわち要求される位置に作られない可能性があるからである。
【0009】
さらに、やはり所定の寸法を有する段ボールシートが送り込まれる場合、または前のものと異なる寸法の段ボールシートが送り込まれる場合、1つのブランクと次のブランクでは異なるポイントにスコアラインを作る必要が生じるかもしれない。そのためツールは、詰め込まれる1つまたは複数の物品の寸法に応じて、異なる位置にスコアラインまたは切断ラインを作ることになる。
【0010】
この場合、機械式のスコアリングツール及び切断ツールを分解して、詰め込まれる1つまたは複数の物品の寸法に従って、それらを再配置及び再構成する必要がある。
【0011】
最も極端な場合、すなわち機械式の切断ツールの再配置及び再構成が不可能な場合、正確に(すなわち要求される位置に)スコアラインを作るよう、異なる機械の使用に頼る場合がある。
【0012】
前述の代替として、ブランクに表れるスコアラインまたは切断ラインは、レーザービームを使用して、したがってレーザ―タイプのスコアリング手段を用いて、作ることができる。
【0013】
しかし、レーザータイプのスコアリング手段は、詰め込まれる1つまたは複数の物品の寸法に応じて、及び段ボールシートに応じて向きを決めるよう構成するために、容易にサイズの変更を管理できるとしても、それらがレーザータイプであるということで、スコアリング手段は特に高価となり、ブランクを具現化させる製作コストの増加をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
上記に照らして、本発明の目的は、従来技術の上述の欠点を取り除くことから構成される。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的は、請求項1による、梱包のための段ボールシートから、1つまたは複数の物品を詰め込むためのブランクを具現化するための方法によって、及び請求項6による、梱包のための段ボールシートから、1つまたは複数の物品を詰め込むためのブランクを具現化するための方法を作動させる機械によって、実現される。
【0016】
有利には、第1のスコアリングツール及び第2のスコアリングツールを保持する第1の支持部と、第3のスコアリングツール及び第4のスコアリングツールを保持する第2の支持部と、を備えたスコアリング手段は、進行方向に対して平行である第1の方向及び第2の方向に沿って、第1の支持部に沿った第1のスコアリングツール及び第2のスコアリングツールの運動、ならびに第2の支持部に沿った第3のスコアリングツール及び第4のスコアリングツールの運動、それぞれと共に動かされ、詰め込まれる1つまたは複数の物品の、検出及び記憶された寸法に応じて、ブランクにスコアラインを具現化することを可能にする。
【0017】
それによって、スコアラインを具現化する際に、異なる寸法の段ボールシートを送り込むことを容易に可能にし、それによってスコアリング手段の運動を、詰め込まれる1つまたは複数の物品の寸法に応じて実行する。
【0018】
本発明の目的である方法及び機械は、レーザ―タイプのスコアリング手段である公知のタイプの方法及び機械に対して、低コストでスコアラインを具現化することを可能にし、その一方で、公知の手段を使用して得られたものと同じ結果を保証する。
【0019】
本発明の特定の実施形態を、特許請求の範囲に規定されるものに従い、添付の図表の助けを伴って、本明細書の以下の部分で説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図2】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図3】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図4】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図5】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図6】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図7】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図8】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図9】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図10】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図11】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図12】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図13】本発明の目的でもある方法のステップを実施中である、本発明の機械におけるいくつかの部品の斜視図である。
【
図14】本方法の異なるステップ中の、
図10の詳細Kの斜視図である。
【
図15】本方法の異なるステップ中の、
図10の詳細Kの斜視図である。
【
図16】本方法の異なるステップ中の、
図10の詳細Kの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
添付の図表を参照すると、参照番号(1)は、梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク全体を示す。
【0022】
以下では、本発明の目的である、梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化するための方法を説明する。本方法は:
進行方向(D)に従って、梱包のための段ボールシート(2)を送り込むためのコンベア(23)を配置するステップ;
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を検出するために、検出手段(24)を配置するステップ;
スコアリング手段(4)を配置するステップであって:
進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第1の方向(D1)に沿って可動である、第1の支持部(5)であって、第1の支持部(5)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を保持する、第1の支持部(5)と;
進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第2の方向(D2)に沿って可動である、第2の支持部(8)であって、第2の支持部(8)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を保持する、第2の支持部(8)と;
を備えた、配置するステップ;
検出手段(24)を使用して、詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を、検出及び記憶するステップ、
を含む。
【0023】
検出及び記憶された寸法値に基づいて、本方法は:
第1のスコアリングツール(6)と第2のスコアリングツール(7)との間の距離を、第1の支持部(5)に沿って調整するステップであって、それによって進行方向(D)に沿って段ボールシート(2)を前進させる間に、第1のスコアリングツール(6)が、進行方向(D)に対して平行な第1のスコアライン(11)を具現化し、かつ第2のスコアリングツール(7)が、第1のスコアライン(11)に対して平行な第2のスコアライン(12)を具現化して、段ボールシート(2)上で:
第1のスコアライン(11)と第2のスコアライン(12)との間に構成された、中央セクタ(13);第1のスコアライン(11)と、進行方向(D)に対して平行である、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、の間に構成された、第1の側方セクタ(14);第2のスコアライン(12)と、第1の側方縁部(2a)に対して平行である、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と、の間で構成された、第2の側方セクタ(15)、
を画定する、調整するステップ;
段ボールシート(2)に対して、第1の方向(D1)に沿って、第1の支持部(5)を動かし、同時に第1の支持部(5)に沿って、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を動かすステップであって、それによって;第1のスコアリングツール(6)は、第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と第1のスコアライン(11)との間に、進行方向(D)に対して斜めで、かつ第1の交差ポイント(P1)において第1のスコアライン(11)と交差する、第3のスコアライン(16)を具現化し;第2のスコアリングツール(7)は、第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と第2のスコアライン(12)との間に、進行方向(D)に対して斜めで、かつ第2の交差ポイント(P2)において第2のスコアライン(12)と交差する、第4のスコアライン(17)を具現化する、動かすステップ;
第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を、第1の支持部(5)に沿って動かすステップであって、それによって第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)は、第5のスコアライン(18)を具現化し、第5のスコアライン(18)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)との間に延び、第1の交差ポイント(P1)において第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第2の交差ポイント(P2)において第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ(
図6~
図9参照)、
をさらに含む。
【0024】
本方法は:
第2の支持部(8)を、段ボールシート(2)に対して、第2の方向(D2)に沿って動かし、同時に第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を第2の支持部(8)に沿って動かすステップであって、それによって:第3のスコアリングツール(9)は、第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と第1のスコアライン(11)との間に、進行方向(D)に対して斜めで、かつ第3の交差ポイント(P3)において第1のスコアライン(11)と交差する、第6のスコアライン(19)を具現化し;第4のスコアリングツール(10)は、第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と第2のスコアライン(12)との間に、進行方向(D)に対して斜めで、かつ第4の交差ポイント(P4)において第2のスコアライン(12)と交差する、第7のスコアライン(20)を具現化する、動かすステップ;
第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を、第2の支持部(8)に沿って動かすステップであって、それによって第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)は、第8のスコアライン(21)を具現化し、第8のスコアライン(21)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)との間に延び、第3の交差ポイント(P3)において第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第4の交差ポイント(P4)において第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップ(
図5~
図10参照)、
をさらに含む。
【0025】
第1のスコアライン(11)は、第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)に対して平行にすることができる(
図6~
図9参照)。
【0026】
同様に、第2のスコアライン(12)は、第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)に対して平行にすることができる(
図6~
図9参照)。
【0027】
前述の説明のように、本方法のステップを実行することで具現化されたブランク(1)は:
中央セクタ(13)において;
第5のスコアライン(18)と第8のスコアライン(21)との間に構成され、詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の底部を覆うよう寸法が決められた、主部分(50);第5のスコアライン(18)及び第8のスコアライン(21)に対して主部分(50)の両側における、第1の側方部分(51)及び第2の側方部分(52)、を備え、
第1の側方セクタ(14)において;
第5のスコアライン(18)と、第8のスコアライン(21)と、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、第1のスコアライン(11)と、の間に構成された、第3の側方部分(53);第5のスコアライン(18)及び第8のスコアライン(21)に対して、第3の側方部分(53)の両側において、第3及び第6のスコアライン(16、19)がそれぞれ具現化された、第1の補強部分(53a)及び第2の補強部分(53b)、を備え、
第2の側方セクタ(15)において;
第5のスコアライン(18)と、第8のスコアライン(21)と、第2のスコアライン(12)と、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と、の間に構成された、第4の側方部分(54);第5の横断方向のスコアライン(18)及び第8の横断方向のスコアライン(21)に対して、第4の側方部分(54)の両側において、第4及び第7のスコアライン(17、20)がそれぞれ具現化された、第3の補強部分(54a)及び第4の補強部分(54b)、を備える(
図10参照)。
【0028】
段ボールシート(2)は、段ボールストリップの形態である、連続した段ボールとすることができる。
【0029】
この場合、段ボールシート(2)は、詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法に応じて、分割することができる。
【0030】
代替として、段ボールシート(2)は、分割された段ボールシートの形態とすることができる。
【0031】
図2~
図4は、段ボールシート(2)を送り込むステップを例示する。
【0032】
図2は、段ボールストリップを送り込み中のコンベア(23)を例示する。
【0033】
図3~
図5は、分割された段ボールストリップを例示する。
【0034】
第1の支持部(5)及び第2の支持部(8)の運動ステップは、段ボールシート(2)が固定位置であると想定するとき、または段ボールシート(2)が進行方向(D)に沿って動くとき、実行することができる。
【0035】
1つまたは複数の物品(3)の寸法は、1つまたは複数の物品(3)の上面、底面、及び側面を意味する(
図11及び
図11A)。
【0036】
第1の支持部(5)及び第2の支持部(8)は、互いに対して平行に配置することができる(
図6~
図9参照)。
【0037】
第1の支持部(5)は、棒の形態とすることができ、第1のツール(6)及び第2のツール(7)は、第1の支持部(5)の延長軸に沿って摺動可能とすることができる(
図6~
図9参照)。
【0038】
第2の支持部(8)は、棒の形態とすることができ、第3のツール(9)及び第4のツール(10)は、第2の支持部(8)の延長軸に沿って摺動可能とすることができる(
図6~
図9参照)。
【0039】
第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)は、互いに対して平行にすることができる(
図6~
図9参照)。
【0040】
第1の支持部(5)及び第2の支持部(8)が、同じ面上に配置される場合、第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)は、互いに一致できる(
図6~
図9参照)。
【0041】
第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)は、段ボールシート(2)の第3の側方縁部(2c)と、段ボールシート(2)の第4の側方縁部(2d)との間に延びることができ、これら段ボールシート(2)の第3の側方縁部(2c)及び第4の側方縁部(2d)は、進行方向(D)に対して横断方向である(
図10参照)。
【0042】
第3の側方縁部(2c)及び第4の側方縁部(2d)は、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)及び第2の側方縁部(2b)を、互いに接合させる(
図10参照)。
【0043】
第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)の運動ステップ中に、これらのツールは、段ボールシート(2)と接触する伸張位置にあるものと想定できる。
【0044】
同様に、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)の運動ステップ中に、これらのツールは、段ボールシート(2)と接触する伸張位置にあるものと想定できる。
【0045】
さらに、第1の支持部(5)の運動ステップ中に、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)は、段ボールシート(2)と接触しない収縮位置にあるものと想定できる。
【0046】
同様に、第2の支持部(8)の運動ステップ中に、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)は、段ボールシート(2)と接触しない収縮位置にあるものと想定できる。
【0047】
第1の支持部(5)、ならびに同時に第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)、の運動ステップ中に、第1の支持部(5)が、段ボールシートが進行方向(D)に沿って送り込まれるのと同じ方向に動かされるとき、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を、互いに向かうよう動かすことができる(
図8参照)。
【0048】
代替として、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を、互いから離れるよう動かすことができる(図示せず)。
【0049】
同様の考察を、第2の支持部(8)、第3のスコアリングツール(9)、及び第4のスコアリングツール(10)について成すことができる(
図9参照)。
【0050】
図9の詳細において、第1の支持部(5)は、段ボールシートが進行方向(D)に沿って送り込まれるのと同じ方向に動かされ、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)は、互いに向かうよう動かされる。その一方で、第2の支持部(8)は、段ボールシートが進行方向(D)に沿って送り込まれるのと同じ方向に動かされ、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)は、互いから離れるよう動かされる。
【0051】
第3のスコアライン(16)及び第4のスコアライン(17)を、互いに反対側にすることができる(
図10参照)。
【0052】
第3のスコアライン(16)及び第4のスコアライン(17)はそれぞれ、進行方向(D)に対して45°の斜角を付けることができる。
【0053】
第3のスコアライン(16)及び第4のスコアライン(17)はそれぞれ、第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)に向けて傾けることができる(
図10参照)。
【0054】
第6のスコアライン(19)及び第7のスコアライン(20)を、互いに反対側にすることができる(
図10参照)。
【0055】
第6のスコアライン(19)及び第7のスコアライン(20)はそれぞれ、進行方向(D)に対して45°の斜角を付けることができる。
【0056】
第6のスコアライン(19)及び第7のスコアライン(20)はそれぞれ、第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)に向けて傾けることができる(
図10参照)。
【0057】
第3のスコアライン(16)及び第6のスコアライン(19)を、互いに反対側にすることができる。
【0058】
第4のスコアライン(17)及び第7のスコアライン(20)を、互いに反対側にすることができる。
【0059】
第5のスコアライン(18)及び第8のスコアライン(21)は、第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)に対して垂直方向にすることができる。
【0060】
第3のスコアライン(16)は、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)における第1のポイント(21a)から、及び第1の交差ポイント(P1)から、延びることができる(
図10参照)。
【0061】
第4のスコアライン(17)は、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)における第2のポイント(21b)から、及び第2の交差ポイント(P2)から、延びることができる(
図8及び
図10参照)。
【0062】
第5のスコアライン(18)は、段ボールシート(2)の、第1の側方縁部(2a)における第3のポイント(23a)と、第2の側方縁部(2b)における第4のポイント(24b)と、の間を延びることができる(
図10参照)。
【0063】
第6のスコアライン(19)は、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)における第5のポイント(25a)から、及び第3の交差ポイント(P3)から、延びることができる(
図10参照)。
【0064】
第7のスコアライン(20)は、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)における第6のポイント(26b)から、及び第4の交差ポイント(P4)から、延びることができる(
図10参照)。
【0065】
第8のスコアライン(21)は、段ボールシート(2)の、第1の側方縁部(2b)における第7のポイント(27a)から、及び第2の側方縁部(2b)における第8のポイント(28b)から、延びることができる(
図10参照)。
【0066】
第1の支持部(5)を、進行方向(D)に対して上流側に配置することができ、第2の支持部(8)を、進行方向(D)に対して下流側に配置することができる(
図6~
図9参照)。
【0067】
好ましくは、スコアリング手段(4)は、第3の支持部(25)を備える。第3の支持部(25)は、進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第3の方向(D3)に沿って可動であり、第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)を保持する。第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)は、第3の支持部(25)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動であり、第3の支持部(25)は第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)を保持し、第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)は、第3の支持部(25)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である(
図6~
図9参照)。
【0068】
さらに、検出及び記憶された寸法値に基づいて、本方法は:
第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)を、第3の支持部(25)に沿って動かすステップであって、それによって第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)は、進行方向(D)に対して横断方向である第9のスコアライン(30)を具現化し、第9のスコアライン(30)は、進行方向(D)に沿って第5のスコアライン(18)及び第8のスコアライン(21)の下流側にあり、第1のスコアライン(11)と第2のスコアライン(12)との間に延び、第5の交差ポイント(P5)において第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第6の交差ポイント(P6)において第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップと;
第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)を、第3の支持部(25)に沿って動かすステップであって、それによって第1の切断ツール(28)は、第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と、第1のスコアライン(11)との間に第1の切断ライン(31)を具現化し、第1の切断ライン(31)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、第5の交差ポイント(P5)において第1のスコアライン(11)と交差し、第2の切断ツール(29)は、第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と第2のスコアライン(12)との間に第2の切断ライン(31a)を具現化し、第2の切断ライン(31a)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、かつ第6の交差ポイント(P6)において第2のスコアライン(11)と交差する、動かすステップ、
を含む(
図8~
図10参照)。
【0069】
前述の説明のように、本方法のステップを実行して具現化されたブランク(1)は、有利には、中央セクタ(13)において、第2の側方部分(52)にヒンジ接合される第5の側方部分(55)を備える(
図10参照)。
【0070】
1つまたは複数の物品(3)を詰め込むステップ中、すなわちブランク(1)から箱(60)への形成において、第5の側方部分(55)は、詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)を上方で覆い、形成された箱(60)を確実に閉鎖する(
図11~
図13、及び
図11A参照)。
【0071】
第3の方向(D3)及び第2の方向(D2)は、互いに対して平行にすることができる。
【0072】
第3の支持部(25)、第2の支持部(8)、及び第1支持部(5)が同じ面上に載ると、第3の方向(D3)、第2の方向(D2)、及び第1の方向は、互いに一致できる。
【0073】
第3の支持部(25)は、棒の形状とすることができ、第5のスコアリングツール(26)及び第6のツール(27)は、第3の支持部(25)の延長軸に沿って摺動可能とすることができる。
【0074】
第2の支持部(8)を、第1の支持部(5)と第3の支持部(25)との間に挟んで配置することができる(
図6~
図9参照)。
【0075】
第5のスコアリングツール(26)及び第1の切断ツール(28)を、少なくとも部分的かつ同時に、第9のスコアライン(30)及び第1の切断ライン(31)が具現化されるよう、第3の支持部(25)に沿って同時に動かすことができる(
図8及び
図9参照)。
【0076】
第6のスコアリングツール(27)及び第2の切断ツール(29)を、少なくとも部分的かつ同時に、第9のスコアライン(30)及び第2の切断ライン(31a)が具現化されるよう、第3の支持部(25)に沿って同時に動かすことができる(
図8及び
図9参照)。
【0077】
第9のスコアライン(30)、第8のスコアライン(21)、及び第5のスコアライン(18)を、互いに平行にすることができる。
【0078】
第9のスコアライン(30)は、第1のスコアライン(11)及び第2のスコアライン(12)に対して垂直方向にすることができる。
【0079】
好ましくは、スコアリング手段(4)は、第4の支持部(32)を備える。第4の支持部(32)は、進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第4の方向(D4)に沿って可動であり、第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)を保持する。第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)は、第4の支持部(32)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動であり、第4の支持部(32)は第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)を保持し、第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)は、第4の支持部(32)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である(
図6~
図9参照)。
【0080】
さらに、検出及び記憶された寸法値に基づいて、本方法は:
第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)を、第4の支持部(32)に沿って動かすステップであって、それによって第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)は、進行方向(D)に対して横断方向である第10のスコアライン(37)を具現化し、第10のスコアライン(37)は、進行方向(D)に沿って第9のスコアライン(30)の下流側にあり、第1のスコアライン(11)と第2のスコアライン(12)との間に延び、第7の交差ポイント(P7)において第1のスコアライン(11)と交差し、かつ第8の交差ポイント(P8)において第2のスコアライン(12)と交差する、動かすステップと;
第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)を、第4の支持部(32)に沿って動かすステップであって、それによって第3の切断ツール(35)は、第1の側方セクタ(14)において、段ボールシート(2)の第1の側方縁部(2a)と第1のスコアライン(11)との間に第3の切断ライン(38)を具現化し、第3の切断ライン(38)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、第7の交差ポイント(P7)において第1のスコアライン(11)と交差し、第4の切断ツール(36)は、第2の側方セクタ(15)において、段ボールシート(2)の第2の側方縁部(2b)と第2のスコアライン(12)との間に第4の切断ライン(39)を具現化し、第4の切断ライン(39)は、進行方向(D)に対して横断方向であり、かつ第8の交差ポイント(P8)において第2のスコアライン(11)と交差する、動かすステップ、
を含む。
【0081】
上記で説明した方法のステップを用いて具現化されたブランク(1)は、有利には、第1の側方セクタ(14)において、第5の側方部分(55)にヒンジ接合された第1のフラップ(56)、及び第2の側方セクタ(15)において、第5の側方部分(55)にヒンジ接合された第2のフラップ(57)を備え、第1のフラップ(55)及び第2のフラップ(57)は、第5の側方部分(55)に対して両側に配置される(
図10参照)。
【0082】
1つまたは複数の物品(3)を詰め込むステップ中、したがってブランク(1)から箱(60)への形成中、第1のフラップ(56)及び第2のフラップ(57)は、それぞれ第3の側方部分(53)及び第4の側方部分(54)を重ねて、より高い剛性を箱に与える(
図11~
図13、及び
図11A参照)。
【0083】
第4の方向(D4)及び第3の方向(D3)は、互いに対して平行にすることができる。
【0084】
第4の支持部(32)、第3の支持部(25)、第2の支持部(8)、及び第1支持部(5)が同じ面上に載ると、第4の方向(D4)、第3の方向(D3)、第2の方向(D2)、及び第1の方向は、互いに一致できる。
【0085】
第1の支持部(5)、第2の支持部(8)、第3の支持部(25)、及び第4の支持部(32)を、同時に動かすことができる。
【0086】
第4の支持部(32)は、棒の形態とすることができ、第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングのツール(34)は、第4の支持部(32)の延長軸に沿って摺動可能とすることができる(
図6~
図10参照)。
【0087】
第10のスコアライン(37)、第8のスコアライン(21)、及び第5のスコアライン(18)を、互いに平行にすることができる。
【0088】
第7のスコアリングツール(33)及び第3の切断ツール(35)を、少なくとも部分的かつ同時に、第10のスコアライン(37)及び第3の切断ライン(38)が具現化されるよう、第4の支持部(32)に沿って同時に動かすことができる(
図9及び
図10参照)。
【0089】
第8のスコアリングツール(34)及び第4の切断ツール(36)を、少なくとも部分的かつ同時に、第10のスコアライン(37)及び第4の切断ライン(39)が具現化されるよう、第4の支持部(32)に沿って同時に動かすことができる(
図9及び
図10参照)。
【0090】
第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)は、好ましくは、第4の支持部(32)に対して横断方向である関連の回転軸(X3、X4)に対して、回転可能である。
【0091】
さらに、検出及び記憶された寸法値に基づいて、本方法は:
第4の方向(D4)に沿った、段ボールシート(2)に対する第4の支持部(32)の運動の間に、進行方向(D)に対して横断方向である第5の切断ライン(40)を、第7の交差ポイント(P7)と段ボールシート(2)の第3の側方縁部(2c)との間で具現化するよう方向付けるよう、第3の切断ツール(35)を関連の回転軸(X3)の周りに回転させるステップであって、その後、第3の切断ライン(38)と第5の切断ライン(40)との間に構成された部分の段ボールシート(2)を取り除く、回転されるステップ;
第4の方向(D4)に沿った、段ボールシート(2)に対する第4の支持部(32)の運動の間に、進行方向(D)に対して横断方向である第6の切断ライン(41)を、第8の交差ポイント(P8)と段ボールシート(2)の第3の側方縁部(2c)との間で具現化するために方向付けるよう、第4の切断ツール(36)を関連の回転軸(X4)の周りに回転させるステップであって、その後、第4の切断ライン(39)と第6の切断ライン(41)との間に構成された部分の段ボールシート(2)を取り除く、回転されるステップ(
図14~
図16参照)、
を含む。
【0092】
前述で説明した方法のステップを実行することで具現化されたブランク(1)は、有利には、第5の側方部分(55)にヒンジ接合された第3のフラップ(58)を備え、その上に、箱(60)を閉鎖するための固定手段(59)を配置することができる(
図10参照)。
【0093】
第5の切断ライン(40)及び第6の切断ライン(41)はそれぞれ、第3の切断ライン(38)及び第4の切断ライン(39)において垂直に配置することができる(
図10参照)。
【0094】
段ボールシート(2)の第3の側方縁部(2c)を、第7の交差ポイント(P7)及び第8の交差ポイント(P8)の間近に配置することができる。
【0095】
詳細には、
図14は、第3の切断ツール(35)が第3の切断ライン(38)を作り、かつ第7のスコアリングツール(33)が、第10のスコアライン(37)の一部を作るステップを例示する。
【0096】
図15は、第3の切断ツール(35)を関連の回転軸(X3)の周りに回転させるステップを例示し、
図16は、第3の切断ツール(35)が、第5の切断ライン(40)を部分的に作るステップを例示する。
【0097】
図1を参照すると、以下では、前述で説明した任意の1つの実施形態に従った、梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化する方法を作動させるための機械(61)が記載され、機械(61)は:
進行方向(D)に従って、梱包のための段ボールシート(2)を送り込むためのコンベア(23)と;
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を検出するために、検出手段(24)と;
スコアリング手段(4)であって:
進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第1の方向(D1)に沿って可動である、第1の支持部(5)であって、第1の支持部(5)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)を保持する、第1の支持部(5);
進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第2の方向(D2)に沿って可動である、第2の支持部(8)であって、第2の支持部(8)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)を保持する、第2の支持部(8);
を備えた、スコアリング手段(4)と;
詰め込まれる1つまたは複数の物品(3)の寸法を記憶するよう構成され、かつ検出及び記憶された寸法値に基づいてスコアリング手段(4)を動かすための、制御ユニット(22)と、
を備える。
【0098】
本発明の方法に関する上記の考察は、本発明の目的でもある機械(61)にも有効である。
【0099】
同じように、機械(61)に関する同じ利点が、梱包のための段ボールシート(2)から、1つまたは複数の物品(3)を詰め込むためのブランク(1)を具現化するための方法に関する、前述の説明に関連する。
【0100】
第1の支持部(5)を、進行方向(D)に対して上流側に配置することができ、第2の支持部(8)を、進行方向(D)に対して下流側に配置することができる。
【0101】
スコアリング手段(4)は、第3の支持部(25)を備える。第3の支持部(25)は、進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第3の方向(D3)に沿って可動であり、第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)を保持する。第5のスコアリングツール(26)及び第6のスコアリングツール(27)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、第3の支持部(25)に沿って共に可動であり、第3の支持部(25)は、第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)を保持し、第1の切断ツール(28)及び第2の切断ツール(29)は、第3の支持部(25)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である。
【0102】
さらに、スコアリング手段(4)は、第4の支持部(32)を備える。第4の支持部(32)は、進行方向(D)に対して横断方向に配置され、進行方向(D)に対して平行である第4の方向(D4)に沿って可動であり、第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)を保持する。第7のスコアリングツール(33)及び第8のスコアリングツール(34)は、互いに向けて及び互いから離れるよう、第4の支持部(32)に沿って共に可動であり、第4の支持部(32)は第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)を保持し、第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)は、第4の支持部(32)に沿って互いに向けて及び互いから離れるよう、共に可動である。
【0103】
第3の切断ツール(35)及び第4の切断ツール(36)は、第4の支持部(32)に対して横断方向である関連の回転軸(X3、X4)に対して、回転可能とすることができる。
【0104】
機械(61)は、段ボールシート(2)を選択するよう、進行方向(D)に対して平行の切断または横断方向の切断を実現するために配置された、切断手段(62)を備えることができる(
図3及び
図4参照)。
【0105】
これらの切断手段(62)は、進行方向(D)に沿って、スコアリング手段(4)に対して上流側に配置することができる(
図1、
図4、及び
図5参照)。
【0106】
機械(61)は、フレーム(63)をさらに備えることができる。フレーム(63)は同様に1対の長手方向部材(64a、64b)を備え、それらは進行方向(D)に対して水平に延び、各々には誘導部(65a、65b)が設けられ、それに沿って第1の支持部(5)及び第2の支持部(8)は摺動できる(
図6及び
図7参照)。
【0107】
第1の支持部(5)及び第2の支持部(8)は、関連のモータ(5a、8a)によって動かすことができる(
図6及び
図7参照)。
【0108】
同様に、第1のスコアリングツール(6)及び第2のスコアリングツール(7)は、関連のモータ(5b)によって動かすことができ、第3のスコアリングツール(9)及び第4のスコアリングツール(10)は、関連のモータ(8b)によって動かすことができる(
図6及び
図7参照)。
【0109】
図6~
図10を参照すると、機械(61)は、スコアリング手段(4)の運動中に、段ボールシート(2)を載せて受け取るための支持面(66)を備えることができる。
【0110】
第3の支持部(25)及び第4の支持部(32)は、関連のモータ(25a、32a)によって動かすことができる(
図6及び
図7参照)。
【0111】
第3の支持部(25)及び第4の支持部(32)は、誘導部(65a、65b)に沿って摺動することができる(
図6及び
図7参照)。
【0112】
同様に、第5のスコアリングツール(26)、第6のスコアリングツール(27)、第1の切断ツール(28)、及び第2の切断ツール(29)を、関連のモータ(図示せず)によって動かすことができ、第7のスコアリングツール(33)、第8のスコアリングツール(34)、第3の切断ツール(35)、及び第4の切断ツール(36)を、関連のモータ(図示せず)で動かすことができる。
【0113】
第3の切断ツール(35)の、関連の回転軸(X3)の周りにおける回転、及び第4の切断ツール(36)の、関連の回転軸(X4)の周りにおける回転を、モータによって作動させることができる。
【0114】
第1の切断ツール(28)、第2の切断ツール(29)、第3の切断ツール(35)、及び第4の切断ツール(36)を、ブレードの形状とすることができる。
【0115】
一旦ブランク(1)が具現化されると、1つまたは複数の物品(3)は、以下のステップで得られた箱(60)を用いて詰め込まれる:
1つまたは複数の物品(3)を、主部分(50)上に配置するステップ;
1つまたは複数の物品(3)に向けて、第1の側方部分(51)を第5のスコアライン(18)に対して折り込み、第2の側方部分(52)を第8のスコアライン(21)に対して折り込み、第3の側方部分(53)を第1のスコアライン(11)に対して折り込み、第4の側方部分(54)を第2のスコアライン(12)に対して折り込んで、同時に、1つまたは複数の物品(3)に向かって面するよう、第1の補強部分(53a)自体を第3のスコアライン(16)に対して折り込み、第2の補強部分(53b)を第6のスコアライン(19)に対して折り込み、第3の補強部分(54a)を第4のスコアライン(17)に対して折り込み、第4の補強部分(54b)を第7のスコアライン(20)に対して折り込む、ステップ;
1つまたは複数の物品(3)に向けて、第5の側方部分(55)を第9のスコアライン(30)に対して折り込むステップ;
第1のフラップ(56)を第1のスコアライン(11)に対して折り込み、第2のフラップ(57)を第2のスコアライン(12)に対して折り込むステップであって、それらのそれぞれを、第3の側方部分(53)及び第4の側方部分(54)上に重なるよう配置する、折り込むステップ;
第3のフラップ(58)を、第1の側方部分(51)上に重なるよう配置されるように、第10のスコアライン(37)に対して折り込むステップ(
図11~
図13、及び
図11A参照)。
【国際調査報告】