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特表2024-525918感知方法、装置及びネットワーク機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】感知方法、装置及びネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/00 20090101AFI20240705BHJP
【FI】
H04W24/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024503739
(86)(22)【出願日】2022-07-22
(85)【翻訳文提出日】2024-01-19
(86)【国際出願番号】 CN2022107296
(87)【国際公開番号】W WO2023001269
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】202110839586.0
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】姜 大▲潔▼
(72)【発明者】
【氏名】姚 健
(72)【発明者】
【氏名】司 ▲曄▼
(72)【発明者】
【氏名】潘 翔
(72)【発明者】
【氏名】秦 ▲飛▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067LL11
(57)【要約】
本願は、感知方法、装置及びネットワーク機器を開示し、通信の技術分野に属する。本願の実施例の感知方法は、第1ネットワーク機器が感知信号を送信するステップと、第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワーク機器が感知信号を送信するステップと、
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するステップと、を含む
感知方法。
【請求項2】
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得する前記ステップの前に、
第1ネットワーク機器が、第2ネットワーク機器から送信された、前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するための第1指示情報を受信するステップと、
第1ネットワーク機器が第1感知需要により、感知信号の測定量を決定するステップと、のうちの一つを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1ネットワーク機器が感知信号を送信する前記ステップの前に、
第1ネットワーク機器が感知信号の設定情報を決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第1ネットワーク機器が感知信号の設定情報を決定する前記ステップは、
第1ネットワーク機器が第2ネットワーク機器から送信された、感知信号の第1設定情報を受信するステップと、
第1ネットワーク機器が第1情報により、前記感知信号の第2設定情報を決定するステップと、のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1情報は、
第1感知需要と、
第2ネットワーク機器が第1感知需要により決定した、設定情報の第1推奨情報と、のうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記感知信号の設定情報は、
前記感知信号の波形、
前記感知信号のサブキャリア間隔、
前記感知信号のガードインターバル、
前記感知信号の帯域幅、
前記感知信号のバーストburst持続時間、
前記感知信号の時間領域間隔、
前記感知信号の送信信号電力、
前記感知信号の信号フォーマット、
前記感知信号の信号方向、
前記感知信号の時間リソース、
前記感知信号の周波数リソース、および
前記感知信号の擬似コロケーションQCL関係のうちの少なくとも一つのパラメータを含む、請求項3又は4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1感知需要は第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に送信したものである、請求項2又は4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1感知需要は、
感知対象、
感知量、および
感知指標のうちの少なくとも一つに関連付けられる、請求項2又は4に記載の方法。
【請求項8】
第1ネットワーク機器が前記測定量に対応する測定値を取得する前記ステップの後、
第1ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を第2ネットワーク機器に送信するステップと、
第1ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を第2ネットワーク機器に送信するステップと、のうちのいずれか一つを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記感知結果は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2ネットワーク機器は、アクセス・モビリティ管理機能AMFエンティティ又は感知機能エンティティを含み、
前記感知機能エンティティは、
感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理することと、
感知結果を計算することと、
感知精度を推定することと、
感知結果を検証することと、
即時感知リクエストをサポートすることと、
遅延感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートすることと、
第2情報により感知方式を決定することと、のうちの少なくとも一つを満たし、
前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質QoS、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連付けられる、請求項2、4又は8に記載の方法。
【請求項11】
前記測定量は、
第1種類の測定量、および
第2種類の測定量のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1種類の測定量は、
チャネル行列H、
受信信号強度インジケータRSSI、
基準信号受信電力RSRP、
チャネル状態情報CSI、
マルチパスチャネル中の各パスの電力、
マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
ドップラー拡張、
ドップラーシフト、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含み、
前記第2種類の測定量は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するステップを含む、
感知方法。
【請求項13】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1指示情報を送信するステップを更に含み、
前記第1指示情報は前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するためのものである、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記感知信号の設定情報は、感知信号の第1設定情報を含み、
前記感知信号の第1設定情報は、
第3情報により、前記感知信号の第1設定情報を決定するという決定方式によって決定され、
前記第3情報は、
第1感知需要、
第1ネットワーク機器の送信した感知能力情報、および
第1ネットワーク機器が第1感知需要により決定して第2ネットワーク機器に送信した、設定情報の第2推奨情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
第2ネットワーク機器が端末、第1ネットワーク機器又は第3ネットワーク機器側から第1感知需要を受信するステップを更に含む、
請求項12又は14に記載の方法。
【請求項16】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知情報を送信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信するステップと、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信するステップであって、前記感知結果は第1ネットワーク機器が感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値により取得したものであるステップと、のうちの一つを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得するステップと、
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップと、の少なくとも一つを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
第1ネットワーク機器に用いられる感知装置であって、
感知信号を送信するために用いられる第1送信モジュールと、
前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するために用いられる第1取得モジュールとを備える、感知装置。
【請求項21】
第2ネットワーク機器に用いられる感知装置であって、
第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するために用いられる第2送信モジュールを備える、感知装置。
【請求項22】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~19のいずれか一項に記載の感知方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
【請求項23】
プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、請求項1~19のいずれか一項に記載の感知方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年7月23日に中国で出願した中国特許出願No.202110839586.0の優先権を主張し、その全ての内容が引用によって本願に組み込まれている。
本願は、通信の分野に属し、特に、感知方法、装置及びネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、B5Gシステム又は6Gシステムのような将来の移動通信システムは、通信能力を有することに加えて、感知能力を有するようになる。感知能力とは、感知能力を備えた一つ又は複数の機器が、無線信号の送受信によって、目標物体の方位、距離、速度等の情報を感知したり、目標物体、イベント又は環境等に対して検出、追跡、認識、結像等を行ったりすることができることをいう。将来、ミリ波、テラヘルツ等の高周波数帯域と広帯域幅能力を有する小型基地局の6Gネットワークへの配置に伴い、感知の分解能がセンチメートル波の場合に比べて顕著に高まり、それによって、6Gネットワークがより精細な感知サービスを提供することができる。
【0003】
感知の目的は二種に大別されている。一つ目は感知を通信補助又は通信性能増強に用いることであり、例えば、基地局は機器の移動軌跡を追跡することによってより正確なビームフォーミングアライメント機器を提供する。もう一つは、例えば、基地局が無線信号によって天気状況を監視し、携帯電話がミリ波無線感知によってユーザのジェスチャを認識する等、通信と直接関係のない感知である。
【0004】
感知方式は以下のいくつかの方式に分けることができる。
(1)能動的感知:図1に示すように、機器は自身の送信信号の反射信号、例えばエコーを用いて感知し、送受信機は同一位置にあり、異なるアンテナを採用でき、機器周囲の環境情報を感知できる。
(2)受動的感知:図2に示すように、送受信機は異なる位置にあり、受信機は送信機の送信した無線信号を用いて感知し、例えば、基地局1は基地局2からの無線信号を受信することで基地局1と基地局2との間の環境情報を感知する。
(3)インタラクティブ感知:感知者と目標対象との間は情報交換によって、電磁波送信の主体、時間、周波数、フォーマット等を規定して感知プロセスを完成する。
【0005】
関連技術において無線感知に関連するプロセスがなく、通信プロセスが不完全である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、関連技術において無線感知に関連するインタラクションプロセスがなく、通信感知を実現できないという問題を解決できる感知方法、装置及びネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1側面において、
第1ネットワーク機器が感知信号を送信するステップと、
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するステップとを含む感知方法を提供する。
【0008】
第2側面において、第1ネットワーク機器に用いられる感知装置であって、
感知信号を送信するために用いられる第1送信モジュールと、
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するために用いられる第1取得モジュールとを備える感知装置を提供する。
【0009】
第3側面において、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するステップを含む感知方法を提供する。
【0010】
第4側面において、第2ネットワーク機器に用いられる感知装置であって、
第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するために用いられる第2送信モジュールを備える感知装置を提供する。
【0011】
第5側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1側面又は第3側面に記載の方法のステップを実現するネットワーク機器を提供する。
【0012】
第6側面において、第1ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、感知信号を送信することに用いられる通信インタフェースと、第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得することに用いられるプロセッサとを備えるネットワーク機器を提供する。
【0013】
第7側面において、第2ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、プロセッサと、第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信することに用いられる通信インタフェースとを備えるネットワーク機器を提供する。
【0014】
第8側面において、プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1側面に記載の方法のステップを実現するか、第3側面に記載の方法のステップを実現する可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第9側面において、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1側面又は第3側面に記載の方法のステップを実現するためのものであるチップを提供する。
【0016】
第10側面において、記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されて第1側面又は第3側面に記載の方法のステップを実現するコンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本願の実施例では、感知信号の測定量により、受信した感知信号を検出し、測定量に対応する測定値を取得することで、ネットワーク感知プロセスを完全なものにし、ネットワークが円滑に感知できることを確保する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】能動的感知の模式図である。
図2】受動的感知の模式図である。
図3】感知と通信の波形一体化分類の模式図である。
図4】本願の実施例の感知方法の模式的なフローチャート(その1)である。
図5】具体的なユースケース1に関わるネットワークユニットの模式図である。
図6】本願の実施例の感知装置のモジュールの模式図(その1)である。
図7】本願の実施例のネットワーク機器の構成のブロック図である。
図8】本願の実施例の感知方法の模式的なフローチャート(その2)である。
図9】本願の実施例の感知装置のモジュールの模式図(その2)である。
図10】本願の実施例の通信機器の構成のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の用語は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「および/または」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0022】
次に、まず本願に関わる関連技術を以下のように説明する。
【0023】
無線感知の機能及び応用用途を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
感知信号の送信及び感知信号の受信/検出によって表1中の感知機能又は他の感知需要を実現することができ、ここで、感知信号の送信及び感知信号の受信/検出を行う機器は同一機器であってもよいし、異なる機器であってもよい。
【0026】
通信感知一体化設計は以下の4つの面から見ると、実行可能性がある。
通信システムと感知システムはいずれも電磁波理論に基づくものであり、電磁波の送信と受信によって情報の取得と伝達を完成する。
通信システムと感知システムはいずれもアンテナ、送信機、受信機、信号プロセッサ等の構成を備え、ハードウェアリソースが多く重なっている。
技術の発展に伴い、両者は動作周波帯も多く重なる傾向がある。
信号変調と受信検出、波形設計等の肝心な技術において類似性がある。
【0027】
B5Gシステム又は6Gシステムのエアインタフェース設計は、無線通信信号と無線感知信号を同時にサポートし、信号連携設計及び/又はハードウェア共有等の通信感知一体化手段によって、通信感知機能一体化設計を実現し、情報伝達を行うと同時に、感知能力を有するか、又は感知サービスを提供する。
【0028】
通信感知一体化によるメリットとしては、
コストの節約、
機器の小型化、
機器電力消費の削減、
スペクトル効率の向上、
通信感知間の相互干渉の減少、システム性能の向上を含む。
【0029】
現在では、通信感知一体化の範囲は明らかに定義されておらず、広義の通信感知一体化は、
同一ネットワークによって通信サービスと感知サービスを提供することと、
同一端末によって通信サービスと感知サービスを提供することと、
同一周波数スペクトルで通信サービスと感知サービスを提供することと、
一回の無線発信で統合された通信感知一体化サービス、即ち通信信号と感知信号の連携設計を完成することとを含む。
【0030】
感知と通信の波形一体化分類の模式図を図3に示す。
【0031】
以下、図面を参照しながらいくつかの実施例及びそのユースケースによって本願の実施例で提供された感知方法、装置及びネットワーク機器を詳細に説明する。
【0032】
図4に示すように、本願の実施例は、
第1ネットワーク機器が感知信号を送信するステップ401と、
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するステップ402とを含む感知方法を提供する。
【0033】
説明すべきこととして、本願の実施例は主に基地局が感知信号を送信し、基地局が感知信号を受信して検出して測定値を得る場合を説明し、つまり、本願の実施例に記載の第1ネットワーク機器とはアクセスネットワーク側にある基地局であり、本願の実施例に記載の第2ネットワーク機器はコアネットワーク側のアクセス・モビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function,AMF)エンティティであってよく、第2ネットワーク機器は感知機能エンティティであってもよく、例えば、感知ネットワーク機能エンティティ又は感知ネットワーク要素と称してもよく、当該感知機能エンティティはコアネットワーク側にあってもよいし、アクセスネットワーク側にあってもよく、第2ネットワーク機器はコアネットワーク側の他の機能エンティティであってもよい。
【0034】
説明すべきこととして、第1ネットワーク機器は以下の方式A11、A12のうちの少なくとも一つを用いて感知信号の測定量を決定することができる。
【0035】
A11、第2ネットワーク機器から送信された、前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するための第1指示情報を受信する。
【0036】
つまり、このような場合に、感知信号の測定量はAMF又は感知機能エンティティが基地局に送信したものである。
【0037】
A12、第1感知需要により、感知信号の測定量を決定する。
【0038】
つまり、このような場合に、感知信号の測定量は第1ネットワーク機器が自ら第1感知需要により決定したものである。選択可能に、第1感知需要は第2ネットワーク機器が端末に送信したものであっても、第2ネットワーク機器が生成したものであってもよい。
【0039】
更に説明すべきこととして、感知信号の送信を正確に行えるために、第1ネットワーク機器は感知信号を送信する前に前記感知信号の設定情報を決定する必要がある。
【0040】
具体的には、第1ネットワーク機器が感知信号の設定情報を決定するステップは、
第1ネットワーク機器が第2ネットワーク機器から送信された、感知信号の第1設定情報を受信するステップB11と、
第1ネットワーク機器が第1情報により、前記感知信号の第2設定情報を決定するステップB12と、のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1情報は、以下のB121及びB122の少なくとも一つを含む。
【0041】
B121、第1感知需要。
【0042】
説明すべきこととして、前記第1感知需要は第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に送信したものである。
【0043】
B122、第2ネットワーク機器が第1感知需要により決定した、設定情報の第1推奨情報。
【0044】
ここで説明すべきこととして、感知信号の設定情報はただAMFが基地局に報知したものであってもよく、このような場合に、第1設定情報に含まれるのは感知信号の全ての設定である。感知信号の設定情報はただ基地局が自ら決定したものであってもよく、このような場合に、第2設定情報に含まれるのは感知信号の全ての設定である。感知信号の設定情報は更に基地局とAMFエンティティ(又は感知機能エンティティ)が共同で決定したものであってもよく、つまり、各機器はただ感知信号の設定情報中の一部のパラメータ又は一部の設定情報を決定する。
【0045】
例えば、感知信号の設定情報にA、B、Cといった3つの設定パラメータを含み、感知信号の設定情報はただAMFエンティティ又は感知機能エンティティが基地局に報知したものである場合に、第1設定情報に含まれるのは感知信号のA、B、Cといった3つの設定パラメータである。感知信号の設定情報はただ基地局が自ら決定したものである場合に、第2設定情報に含まれるのは感知信号のA、B、Cといった3つの設定パラメータである。感知信号の設定情報は基地局とAMFが共同で決定したものである場合に、第1設定情報に含まれるのは感知信号のA、B、Cといった3つの設定パラメータ中の一部のパラメータであり(例えば、第1設定情報にAを含む)、第2設定情報に含まれるのは感知信号のA、B、Cといった3つの設定パラメータ中の他の一部のパラメータである(例えば、第2設定情報にBとCを含む)。
【0046】
更に説明すべきこととして、第2ネットワーク機器が感知信号の第1設定情報を決定する方式として、
第3情報により、前記感知信号の第1設定情報を決定するという方式を採用することができ、
前記第3情報は、
B21、第1感知需要、
B22、第1ネットワーク機器の送信した感知能力情報、および
B23、第1ネットワーク機器が第1感知需要により決定して第2ネットワーク機器に送信した、設定情報の第2推奨情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0047】
更に説明すべきこととして、本願の実施例に記載の第1感知需要は、以下のC11、C12及びC13の少なくとも一つに関連付けられる。
【0048】
C11、感知対象。
【0049】
選択可能に、前記感知対象は、物体、デバイス、人間、動物、建物、自動車、環境、空気質、湿度、温度及び特定領域(即ち、ある領域)のうちの少なくとも一つを含むが、それらに限定されない。
【0050】
C12、感知量。
【0051】
選択可能に、前記感知量は、感知対象の位置、感知対象の距離、感知対象の移動速度、感知対象の結像、感知対象の運動軌跡、感知対象の性質分析及び材質分析のうちの少なくとも一つを含むが、それらに限定されない。
【0052】
C13、感知指標。
【0053】
選択可能に、前記感知指標は、感知精度、感知誤差、感知範囲、感知遅延、検出確率及び誤警報確率のうちの少なくとも一つを含むが、それらに限定されない。
【0054】
具体的には、当該感知精度は、距離分解能、結像分解能、移動速度分解能又は角度分解能を含み、当該感知誤差は、距離誤差、結像誤差又は移動速度誤差を含む。
【0055】
説明すべきこととして、感知対象と感知量を組み合わせたものは感知結果となる。
【0056】
選択可能に、第1感知需要は更に感知信号の設定情報又は感知信号の測定量に関連付けることができる。
【0057】
表2に示すように、第1感知需要をいくつかの感知種類に分けることができ、感知種類毎に感知信号の設定情報、感知信号の測定量の少なくとも一つを関連付ける。関連関係はプロトコルによって規定してもよいし、異なる機器間でシグナリングによって通知してもよく、ある機器は感知需要があった場合に、例えば、当該感知需要としては別の機器(例えば、端末)によって環境再構成に関連する測定量を測定し且つフィードバックする必要がある場合に、当該感知需要は感知インデックス1である。選択可能に、端末機器は他の機器から送信されたシグナリングを受信することで感知インデックス1を取得し、且つ感知インデックス1と表2により感知信号の設定情報及び/又は感知信号の測定量を決定する。
【0058】
【表2】
【0059】
選択可能に、本願の別の実施例では、第1ネットワーク機器が測定量に対応する測定値を取得するステップの後、更に以下のD11及びD12のうちのいずれか一つを更に含む。
【0060】
D11、前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を第2ネットワーク機器に送信する。
【0061】
選択可能に、このような場合に、第2ネットワーク機器は、測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を端末(端末が感知サービスを開始した場合に対応する)又は第3ネットワーク機器(端末以外の他の機器が感知サービスを開始した場合に対応する)に送信することができ、具体的には、当該第3ネットワーク機器は、感知信号測定基地局以外の他の基地局、コアネットワーク中の他のネットワーク要素、例えばアプリケーションサーバ(このような場合はサードパーティアプリケーションが感知サービスを開始した場合に対応する)、ネットワーク管理システム等であってもよい。
【0062】
選択可能に、このような場合に、第2ネットワーク機器は測定量及び前記測定量に対応する測定値を端末又は第3ネットワーク機器に送信することができ、端末又は第3ネットワーク機器は自ら感知結果の変換を行う。
【0063】
D12、前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を第2ネットワーク機器に送信する。
【0064】
選択可能に、前記測定量及び前記測定量に対応する測定値は感知結果となる。
【0065】
説明すべきこととして、このような場合に、第2ネットワーク機器は感知結果を受信した後、感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信することができる。
【0066】
以下、感知サービス開始側の角度を例として、基地局が測定量を得た後実行すべき動作について例を挙げて以下のように説明する。
【0067】
サードパーティアプリケーションが感知サービスを開始した場合に、選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値を感知機能エンティティに送信することができ、感知機能エンティティは測定値により感知結果を決定し、且つアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバを経由して感知結果をサードパーティアプリケーションに送信する。選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を感知機能エンティティに送信することができ、感知機能エンティティは感知結果をアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバを経由して感知結果をサードパーティアプリケーションに送信する。
【0068】
AMFが感知サービスを開始した場合に、選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値をAMFに送信することができ、AMFは測定値により感知結果を決定する。選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果をAMFに送信することができる。
【0069】
端末が感知サービスを開始した場合に、選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値をAMFに送信することができ、AMFは測定値により感知結果を決定し、感知結果を非アクセス層(Non-Access Stratum,NAS)シグナリングによって端末に送信する。選択可能に、基地局は測定値を得た後、測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果をAMFに送信することができ、AMFは感知結果をNASシグナリングによって端末に送信する。
【0070】
更に説明すべきこととして、本願の実施例に記載の感知結果は以下のE11、E12、E13の少なくとも一つを含む。
【0071】
E11、目標物体の特徴情報。
【0072】
例えば、当該特徴情報は目標物体の存在、距離、位置、速度、加速度、材料、形状、種類、レーダー散乱断面積RCS、偏波散乱特性等を含んでよい。
【0073】
E12、目標イベントの関連情報。
【0074】
例えば、当該目標イベントの関連情報は転倒検出、侵入検出、数量統計、室内測位、ジェスチャ認識、読唇言語認識、歩く姿認識、表情認識、呼吸監視、心拍監視等を含んでよい。
【0075】
E13、目標環境の関連情報。
【0076】
例えば、当該目標環境の関連情報は湿度、輝度、温度湿度、大気圧、空気質、天気状況、地形地相、建物/植生分布、人数統計、人込み密度、車両密度等を含んでよい。
【0077】
選択可能に、本願の実施例の感知結果は、更に、
E101、目標対象の位置、
E102、目標対象の距離、
E103、目標対象の速度、
E104、目標対象の検出結果、
E105、目標対象の追跡結果、
E106、目標対象の認識結果、
E107、目標対象の結像結果、
E108、目標環境の湿度、
E109、目標環境の温度、および
E110、目標環境の空気質のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0078】
本願の実施例に記載の感知機能エンティティは以下のF101~F110のうちの少なくとも一つを満たす。
【0079】
F101、感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理する。
【0080】
F102、感知結果を計算する。
【0081】
F103、感知精度を推定する。
【0082】
F104、感知結果を検証する。
【0083】
F105、即時感知リクエストをサポートする。
【0084】
F106、遅延感知リクエストをサポートする。
【0085】
F107、周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートする。
【0086】
F108、周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートする。
【0087】
F109、少なくとも1つのAMFエンティティに対応する。
つまり、複数の感知機能エンティティを1つのAMFエンティティに対応させてもよいし、1つの感知機能エンティティを複数のAMFエンティティに対応的に接続してもよい。
【0088】
F110、第2情報により感知方式を決定する。
ここで、前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質(Quality of Service,QoS)、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連し、具体的には、前記感知方式に対応するエンティティと送受信信号の関係は以下のF1101~F1106のうちの少なくとも一つを含む。
【0089】
F1101、第1ネットワークノードが感知信号を送信し、第2ネットワークノードが感知信号を受信する。
このような場合とは、基地局1が感知信号を送信し、基地局2が感知信号を受信することである。
【0090】
F1102、第1ネットワークノードが感知信号を送信し受信する。
このような場合とは、基地局1が感知信号を送信し、基地局1が感知信号を受信することである。
【0091】
F1103、第1ネットワークノードが感知信号を送信し、第1ネットワークノードに関連する端末機器が感知信号を受信する。
このような場合とは、基地局1が感知信号を送信し、端末が感知信号を受信することである。
【0092】
F1104、第1端末機器が感知信号を送信し、第2端末機器が感知信号を受信する。
このような場合とは、端末Aが感知信号を送信し、端末Bが感知信号を受信することである。
【0093】
F1105、第1端末機器が感知信号を送信し受信する。
このような場合とは、端末Aが感知信号を送信し、端末Aが感知信号を受信することである。
【0094】
F1106、第1端末機器が感知信号を送信し、第1ネットワークノードが感知信号を受信する。
このような場合とは、端末Aが感知信号を送信し、基地局1が感知信号を受信することである。
【0095】
更に説明すべきこととして、当該感知機能エンティティはコアネットワーク側又は基地局側に位置することができ、感知機能エンティティが基地局側に位置する場合に、感知サービスの全てのプロセスは無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)で完成される(基地局が感知サービスをトリガする場合又はユーザ機器(User Equipment,UE)が感知サービスをトリガする場合)。当該感知機能エンティティは単独した機能エンティティ/物理エンティティであってもよく、又はコアネットワークの汎用サーバに配置されてコアネットワーク機能の一つとしてもよく、又は基地局側に配置されて基地局の機能の一つとしてもよい。当該感知機能エンティティはアプリケーションサーバ(例えば、通信事業者のアプリケーションサーバ)と感知リクエスト及び感知結果を直接交換し、又は、感知機能エンティティはAMFと感知リクエスト及び感知結果を交換し、AMFは直接的又は間接的(ゲートウェイモバイルロケーションセンタ(Gateway Mobile Location Center,GMLC)とネットワーク露出機能(Network Exposure Function,NEF)を経由)にアプリケーションサーバ(例えば、サードパーティのアプリケーションサーバ)と感知リクエスト及び感知結果を交換することができる。
【0096】
説明すべきこととして、本願の実施例中の感知信号の設定情報は以下のH101~H112のうちの少なくとも一つのパラメータを含む。
【0097】
H101、前記感知信号の波形。
【0098】
例えば、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplex,OFDM)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)、直交時間周波数空間(Orthogonal Time Frequency Space,OTFS)、周波数変調連続波(Frequency Modulated Continuous Wave,FMCW)、パルス信号等。
【0099】
H102、前記感知信号のサブキャリア間隔。
【0100】
例えば、OFDMシステムのサブキャリア間隔30KHz。
【0101】
H103、前記感知信号のガードインターバル。
【0102】
説明すべきこととして、当該ガードインターバルとは、信号送信終了時刻から当該信号の最遅エコー信号が受信される時刻までの時間間隔であり、当該パラメータは最大感知距離に正比例し、例えば、2dmax/cによって算出でき、dmaxは最大感知距離であり(感知需要に属する)、例えば、自己送受信感知信号では、dmaxは感知信号送受信点から信号反射点までの最大距離を表し、場合によっては、OFDM信号サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix,CP)は最小ガードインターバルとして機能することができる。
【0103】
H104、前記感知信号の帯域幅。
【0104】
説明すべきこととして、当該パラメータは距離分解能に反比例し、c/(2×delta_d)によって取得でき、ここで、delta_dは距離分解能であり(感知需要に属する)、cは光速である。
【0105】
H105、前記感知信号のバースト(burst)持続時間。
【0106】
説明すべきこととして、burst持続時間は速度率分解能に反比例し(感知需要に属する)、感知信号の時間的スパンであり、主としてドップラー周波数オフセットを計算することに用いられる。当該パラメータはc/(2×delta_v×fc)によって算出でき、ここで、delta_vは速度分解能であり、fcは感知信号の搬送周波数である。
【0107】
H106、前記感知信号の時間領域間隔。
【0108】
説明すべきこととして、当該時間領域間隔はc/(2×fc×v_range)によって算出でき、ここで、v_rangeは最大速度率から最小速度を減算したものであり(感知需要に属する)、当該パラメータは隣接する2つの感知信号間の時間間隔である。
【0109】
H107、前記感知信号の送信信号電力。
【0110】
例えば、-20dBmから23dBmまで2dBmおきに一つの値を取る。
【0111】
H108、前記感知信号の信号フォーマット。
【0112】
例えば、当該信号フォーマットは、サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)、復調基準信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)、測位基準信号(Positioning Reference Signal,PRS)等又は他の予め定義された信号、及び関連するシーケンスフォーマット等の情報であってよい。
【0113】
H109、前記感知信号の信号方向。
【0114】
例えば、当該信号方向は感知信号の方向又はビーム情報であってよい。
【0115】
H110、前記感知信号の時間リソース。
【0116】
例えば、当該時間リソースは感知信号の位置するスロットインデックス又はスロットのシンボルインデックスであってよく、ここで、時間リソースは二種に分けられ、一つ目は一度だけの時間リソースであり、例えば、1つのシンボルは1つの全方向性の第1信号を送信し、もう一つは一度だけではない時間リソースであり、例えば、複数組の周期的時間リソース又は不連続な時間リソース(開始時間と終了時間を含んでよい)であり、周期的時間リソースは組毎に同一方向の感知信号を送信し、異なる組の周期的時間リソースでのビーム方向は異なる。
【0117】
H111、前記感知信号の周波数リソース。
【0118】
選択可能に、当該周波数リソースは感知信号の中心周波数点、帯域幅、リソースブロック(Resource Block,RB)又はサブキャリア、参照点(Point A)、開始帯域幅位置等を含む。
【0119】
H112、前記感知信号の擬似コロケーション(Quasi co-location,QCL)関係。
【0120】
例えば、感知信号は複数のリソースを含み、各リソースは1つの同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック(又は同期信号ブロック)(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)に対してQCLであり、QCLはタイプA(Type A)、Type B、Type C又はType Dを含む。
【0121】
説明すべきこととして、本願の実施例中の前記測定量は以下のK11及びK12の少なくとも一つを含む。
【0122】
K11、第1種類の測定量。
【0123】
具体的には、前記第1種類の測定量は、
K111、チャネル行列H、
K112、受信信号強度インジケータ(RSSI)、
K113、基準信号受信電力(Reference Signal Received Power,RSRP)、
K114、チャネル状態情報(CSI)、
K115、マルチパスチャネル中の各パスの電力、
K116、マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
K117、マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
K118、ドップラー拡張、
K119、ドップラーシフト、
K120、第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
K121、第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
K122、Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含む。
【0124】
説明すべきこととして、当該特徴差異はIチャネル信号とQチャネル信号との間の位相差又は他の差異であってよい。
【0125】
ここで説明すべきこととして、Iチャネル信号とQチャネル信号はそれぞれ同相信号と直交信号であり、Iは同位相(in-phase)であり、Qは直交(quadrature)であり、Iチャネル信号とQチャネル信号の位相は90度異なる。
【0126】
K12、第2種類の測定量。
【0127】
具体的には、前記第2種類の測定量は以下のK121、K122及びK123のうちの少なくとも一つを含む。
【0128】
K121、目標物体の特徴情報。
【0129】
説明すべきこととして、目標物体の特徴情報は目標物体の属性又は所在状態を反映できる情報であり、目標物体の存在、目標物体の距離、目標物体の位置、目標物体の速度、目標物体の加速度、目標物体の材料、目標物体の形状、目標物体の種類、目標物体のレーダー散乱断面積(Radar Cross Section,RCS)、偏波散乱特性等のうちの少なくとも一つであってよい。
【0130】
K122、目標イベントの関連情報。
【0131】
説明すべきこととして、目標イベントの関連情報は目標イベントに関連する情報であり、即ち、目標イベント発生時に検出/感知できる情報であり、転倒検出、侵入検出、数量統計、室内測位、ジェスチャ認識、読唇言語認識、歩く姿認識、表情認識、呼吸監視、心拍監視等のうちの少なくとも一つであってよい。
【0132】
K123、目標環境の関連情報。
【0133】
説明すべきこととして、目標環境の関連情報は、湿度、輝度、温度湿度、大気圧、空気質、天気状況、地形地相、建物/植生分布、人数統計、人込み密度、車両密度等のうちの少なくとも一つであってよい。
【0134】
選択可能に、前記測定量は更に以下のK21及びK22のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0135】
K21、反射点の位置、材料、形状及び/又は種類。
【0136】
K22、レーダスペクトル情報。
【0137】
選択可能に、前記測定量は各アンテナに対する測定量又は各感知リソースに対する測定量である。
【0138】
例えば、上記測定量は送信側又は受信側の各アンテナ(ポート)の測定量であり、又は、上記測定量は各感知リソースでの測定量であり、例えば、各リソースブロック(Resource Block,RB)、サブキャリア又はRBグループの測定量である。
【0139】
説明すべきこととして、コアネットワークが基地局に感知関連情報を送信する場合に、コアネットワーク又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素は目標領域により、関連する基地局がどの基地局であるかを決定し、且つ当該基地局が感知信号を送信する方向を決定する。
【0140】
以下、実際に応用する具体的なユースケースについて例を挙げて以下のように説明する。
【0141】
具体的なユースケース1:基地局1が自分で感知信号の送受信を行い、サードパーティアプリケーションが感知サービスを開始する。
【0142】
この場合に関わるネットワーク機器は図5に示す通りであり、この場合の実現プロセスは主に以下の通りである。
【0143】
ステップS101において、アプリケーションサーバがサードパーティアプリケーションの感知需要を受信する。
【0144】
例えば、感知需要は目標領域の三次元地図(地図の精度/分解能が5mである)を感知することであり、当該目標領域は指定された領域、例えばある建物の周辺であってもよいし、目標UEの周辺領域であってもよく、感知需要は目標領域の情報、例えば領域経緯度(範囲)等の情報を含んでよい。
【0145】
ステップS102において、アプリケーションサーバ(IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem,IMS)のようなネットワーク内サーバ又はネットワーク外サーバを含む)が感知需要をコアネットワーク(例えば、AMF)又はコアネットワークの感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素(存在する場合)に送信し、
又は、アプリケーションサーバが感知需要をAMFに送信し、AMFが当該需要を感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に転送する。
【0146】
ここで説明すべきこととして、コアネットワークの感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素は目標UE又は目標UEのサービング基地局と目標情報(目標情報は感知処理リクエスト、インタラクティブ感知能力、インタラクティブ感知補助データ、インタラクティブ感知測定量又は感知結果を含む)を交換して、目標感知結果又は感知測定量(上りリンク測定量又は下りリンク測定量)を取得し、更に、目標領域に基づいて、コアネットワーク内の他のネットワーク要素/機能とインタラクションして、情報交換を必要とする可能性を有する基地局の情報を取得することができる。
【0147】
更に説明すべきこととして、AMFが当該需要を感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に転送し、且つ複数の感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素が1つのAMFに対応可能な場合に、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素を選択する問題があった(AMFが選択する)。
【0148】
AMFが感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素を選択するために考慮する要素は、リクエストのQoS(例えば、感知精度、応答時間、感知QoSレベル)、アクセスタイプ(3GPP(登録商標)アクセス/非3GPP(登録商標)アクセス)、目標UEのアクセスネットワーク(Access Network,AN)タイプ(即ち、5G NR又はeLTE)及びサービスANノード(即ち、gNodeB又はNG-eNodeB)、RAN設定情報、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素能力、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素トラフィックロード、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素位置、一回イベント報知又は複数回イベント報知についての指示、イベント報知持続時間、ネットワークスライス情報等のうちの少なくとも一つを含む。
【0149】
ステップS103において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が感知需要又は感知信号の設定情報を基地局1に送信する。
【0150】
更に説明すべきこととして、感知信号の設定情報を感知需要に関連付けてもよく、感知需要を通知するだけで、受信側が感知需要と関連関係により感知信号の設定情報を決定して済む。
【0151】
選択可能に、感知需要により感知信号の設定情報を決定する(例えば、分解能感知需要により感知信号の帯域幅の大きさを決定する等)ステップを完成するには、主として以下のいくつかの方式を含む。
Y11において、基地局1が自分の感知能力(感知信号送信に関連する能力、例えば、感知信号を送信する最大帯域幅、感知信号の最大送信電力等)をコアネットワークに報知し、及び/又は、基地局2が自分の感知能力(感知信号受信に関連する能力、例えば、感知信号を受信できる最大帯域幅、サポートする感知信号の測定量等)をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に報知し、続いて、コアネットワークが感知需要により感知信号の設定情報を決定する。
Y12において、基地局が感知需要により感知信号の設定情報を決定する。
Y13において、コアネットワークが一部の感知信号の設定情報を決定し、基地局が他の一部の感知信号の設定情報を決定する。
Y14において、コアネットワークが感知需要により基地局へ感知信号の設定情報を推奨し、基地局が最終的に感知信号の設定情報を决定する。
Y15において、基地局が感知需要によりコアネットワークへ感知信号の設定情報を推奨し、コアネットワークが最終的に感知信号の設定情報を决定する。
【0152】
ここで説明すべきこととして、基地局1の決定方法としては、コアネットワーク又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素が目標領域により、関連する基地局が基地局1であると決定し、且つ基地局1が感知信号を送信する方向を決定することである。
【0153】
ステップS104において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が感知信号に関連する測定量(例えば、到来角(Angle of Arrive,AOA)、出射角(Angle of Departure,AOD)、遅延、RSRP、レーダスペクトル情報等)を基地局1(受信基地局)に送信し、又は、
単独のシグナリング指示を必要とせず、測定量を基地局1が感知需要により決定する(感知需要から測定量へのマッピングテーブル)。
【0154】
ステップS105において、基地局1が感知信号を送信する。
【0155】
説明すべきこととして、基地局1がビームスイーピング(beam sweeping)の方式で感知信号を送信する。
【0156】
ステップS106において、基地局1が感知信号を受信する。
【0157】
感知信号の受信を行った後、UEが対応する測定量の測定値を得、当該測定値に対しては下記の処理方式のうちの一種を選択できる。
【0158】
処理方式1:測定量から感知結果への変換をコアネットワーク又はアプリケーションサーバで完成する。
【0159】
ステップS107において、基地局1が測定量をコアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0160】
ステップS108において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が測定量をアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバが測定量により感知結果を決定し、又は、
コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が測定量により感知結果を決定し、感知結果をアプリケーションサーバに送信する。
【0161】
ステップS109において、アプリケーションサーバが感知結果をサードパーティアプリケーションに送信する。
【0162】
処理方式2:測定量から感知結果への変換を基地局で完成する。
【0163】
ステップS107において、基地局1が測定量により感知結果を決定し、且つ測定結果をコアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0164】
ステップS108において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が感知結果をアプリケーションサーバに送信する。
【0165】
ステップS109において、アプリケーションサーバが感知結果をサードパーティアプリケーションに送信する。
【0166】
更に説明すべきこととして、変換過程の完成を補助するために、例えばアンテナ位置、同期情報(単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network,SFN)開始時間)、人工知能(Artificial Intelligence,AI)に関連する情報等、基地局1の関連情報をも上記変換を完成するノードに送信する必要がある。
【0167】
更に説明すべきこととして、課金機能をコアネットワーク又はアプリケーションサーバで完成する。
【0168】
更に説明すべきこととして、以上のプロセス中の感知信号は複数の基地局が送信したものであってよく、感知信号を受信するのは複数の基地局であってもよく、これに対して、上記プロセス中の基地局1はTRP Aであってよい。
【0169】
具体的なユースケース2:基地局1が自分で感知信号の送受信を行い、コアネットワーク(又はネットワーク管理システム、又は基地局)が感知サービスを開始する。
【0170】
この場合の実現プロセスは主に以下の通りである。
【0171】
ステップS201において、コアネットワークAMFが感知需要又は感知信号の設定情報を感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に送信する(例えば、ネットワーク管理の需要)。
例えば、感知需要は目標領域の三次元地図(地図の精度/分解能が5mである)を感知することであり、当該目標領域は指定された領域、例えばある建物の周辺であってもよいし、目標UEの周辺領域であってもよく、感知需要は目標領域の情報、例えば領域経緯度(範囲)等の情報を含んでよい。
又は、AMFがネットワーク管理システムから送信された感知需要又は感知信号の設定情報を受信し、且つ感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に転送する。
又は、AMFが基地局から送信された感知需要又は感知信号の設定情報を受信し、且つ感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に転送する(基地局1の感知需要又は感知信号の設定情報をコアネットワークに送信せず、直接基地局2に送信できることに留意すべきである)。
【0172】
ステップS202において、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素(特徴が実施例1中の記述と同じである)が感知需要又は感知信号の設定情報を基地局1に送信する(又は、AMFが感知需要又は感知信号の設定情報を基地局1に送信する)。
【0173】
更に説明すべきこととして、感知信号の設定情報を感知需要に関連付けてもよく、感知需要を通知するだけで、受信側が感知需要と関連関係により感知信号の設定情報を決定して済む。
【0174】
選択可能に、感知需要により感知信号の設定情報を決定する(例えば、分解能感知需要により感知信号の帯域幅の大きさを決定する等)主要実現形態については上記記述を参照し、ここで詳細な説明を省略する。
【0175】
ステップS203において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が感知信号に関連する測定量(例えば、AOA、AOD、遅延、RSRP、レーダスペクトル情報等)を基地局1(受信基地局)に送信し、又は、
単独のシグナリング指示を必要とせず、測定量を基地局1が感知需要により決定する(感知需要から測定量へのマッピングテーブル)。
【0176】
ステップS204において、基地局1が感知信号を送信する。
【0177】
説明すべきこととして、基地局1がbeam sweepingの方式で感知信号を送信する。
【0178】
ステップS205において、基地局1が感知信号を受信する。
【0179】
感知信号の受信を行った後、UEが対応する測定量の測定値を得、当該測定値に対しては下記の処理方式のうちの一種を選択できる。
【0180】
処理方式1:測定量から感知結果への変換をコアネットワークで完成する。
【0181】
ステップS206において、基地局1が測定量をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0182】
ステップS207において、コアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が測定量を感知結果に変換し、
コアネットワークの感知需要がネットワーク管理システムからのものであれば、コアネットワークが感知結果をネットワーク管理システムに送信し、又は、コアネットワークが測定量をネットワーク管理システムに送信し、ネットワーク管理システムが測定量を感知結果に変換し、
コアネットワークの感知需要が基地局からのものであれば、コアネットワークが感知結果を基地局に送信する。
【0183】
処理方式2:測定量から感知結果への変換を基地局で完成する。
【0184】
ステップS206において、基地局1が測定量により感知結果を決定し、且つ測定結果をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信し、
コアネットワークの感知需要がネットワーク管理システムからのものであれば、コアネットワークが感知結果をネットワーク管理システムに送信し、
コアネットワークの感知需要が基地局からのものであれば、コアネットワークが感知結果を基地局に送信する。
【0185】
ここで説明すべきこととして、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素が基地局に配置されていると、選択可能な一手段として、コアネットワークを全く経由せずに感知サービスを行ってもよいことである。
【0186】
更に説明すべきこととして、以上のプロセス中の感知信号は複数の基地局が送信したものであってよく、感知信号を受信するのは複数の基地局であってもよく、これに対して、上記プロセス中の基地局1はTRP Aであってよい。
【0187】
具体的なユースケース3:基地局1が自分で感知信号の送受信を行い、UEが感知サービスを開始する。
【0188】
この場合の実現プロセスは主に以下の通りである。
【0189】
ステップS301において、UEがNASシグナリングによって感知需要又は感知信号の設定情報をAMFに送信する。例えば、感知需要は目標領域の三次元地図(地図の精度/分解能が5mである)を感知することであり、当該目標領域は指定された領域、例えばある建物の周辺であってもよいし、目標UEの周辺領域であってもよく、感知需要は目標領域の情報、例えば領域経緯度(範囲)等の情報を含んでよい。
【0190】
ステップS302において、AMFが感知需要又は感知信号の設定情報を感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素に送信する。
【0191】
ステップS303において、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素(当該感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素の特徴が具体的なユースケース1中の記述と同じである)が感知需要又は感知信号の設定情報を基地局1に送信する(又は、AMFが感知需要又は感知信号の設定情報を基地局1に送信する)。
【0192】
更に説明すべきこととして、感知信号の設定情報を感知需要に関連付けてもよく、感知需要を通知するだけで、受信側が感知需要と関連関係により感知信号の設定情報を決定して済む。
【0193】
選択可能に、感知需要により感知信号の設定情報を決定する(例えば、分解能感知需要により感知信号の帯域幅の大きさを決定する等)ステップは主に以下のいくつかの方式のうちの少なくとも一つを含む。
Y21において、基地局1が自分の感知能力(感知信号送信に関連する能力、例えば、感知信号を送信する最大帯域幅、感知信号の最大送信電力等)をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に報知し、及び/又は、基地局1が自分の感知能力(感知信号受信に関連する能力、例えば、感知信号を受信できる最大帯域幅、サポートする感知信号の測定量等)をコアネットワークに報知し、続いて、コアネットワークが感知需要により感知信号の設定情報を決定する。
Y22において、基地局が感知需要により感知信号の設定情報を決定する。
Y23において、コアネットワークが一部の感知信号の設定情報を決定し、基地局が他の一部の感知信号の設定情報を決定する。
Y24において、コアネットワークが感知需要により基地局へ感知信号の設定情報を推奨し、基地局が最終的に感知信号の設定情報を决定する。
Y25において、基地局が感知需要によりコアネットワークへ感知信号の設定情報を推奨し、コアネットワークが最終的に感知信号の設定情報を决定する。
Y26において、UEが感知需要により基地局へ感知信号の設定情報を推奨し、基地局が最終的に感知信号の設定情報を决定する。
Y27において、UEが感知需要によりコアネットワークへ感知信号の設定情報を推奨し、コアネットワークが最終的に感知信号の設定情報を决定する。
Y28において、UEが感知需要により感知信号の設定情報を決定する。
【0194】
ステップS304において、コアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が感知信号に関連する測定量(例えば、AOA、AOD、遅延、RSRP、レーダスペクトル情報等)を基地局1(受信基地局)に送信し、又は、
単独のシグナリング指示を必要とせず、測定量を基地局1が感知需要により決定する(感知需要から測定量へのマッピングテーブル)。
【0195】
ステップS305において、基地局1が感知信号を送信する。
【0196】
説明すべきこととして、基地局1がbeam sweepingの方式で感知信号を送信する。
【0197】
ステップS306において、基地局1が感知信号を受信する。
【0198】
感知信号の受信を行った後、UEが対応する測定量の測定値を得、当該測定値に対しては下記の処理方式のうちの一種を選択できる。
【0199】
処理方式1:測定量から感知結果への変換をコアネットワークで完成する。
【0200】
ステップS307において、基地局1が測定量をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0201】
ステップS308において、コアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が測定量により感知結果を決定する。
【0202】
ステップS309において、コアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が(NASシグナリングによって)感知結果をUEに送信する。
【0203】
処理方式2:測定量から感知結果への変換を基地局1で完成する。
【0204】
ステップS307において、基地局1が測定量により感知結果を決定し、且つ測定結果をコアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0205】
ステップS308において、コアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が(NASシグナリングによって)感知結果をUEに送信する。
【0206】
処理方式3:測定量から感知結果への変換をUEで完成する。
【0207】
ステップS307において、基地局1が測定量をコアネットワーク(又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)に送信する。
【0208】
ステップS308、コアネットワーク(AMF又は感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素)が(NASシグナリングによって)測定量をUEに送信する。
【0209】
ステップS309において、UEが測定量により感知結果を決定する。
【0210】
更に説明すべきこととして、以上のプロセス中の感知信号は複数の基地局が送信したものであってよく、感知信号を受信するのは複数の基地局であってもよく、これに対して、上記プロセス中の基地局1はTRP Aであってよい。
【0211】
説明すべきこととして、本願の実施例は、基地局が感知信号を送信することに基づく無線感知に関連するプロセスを提供し、具体的には、基地局が自分で感知信号を送受信する感知プロセス、異なる感知ノード間のシグナリング交換等を含み、感知ネットワーク機能エンティティ/感知ネットワーク要素の機能を新たに増加し、これによってネットワーク通信プロセスを完全なものにし、円滑に感知することを確保する。
【0212】
説明すべきこととして、本願の実施例で提供された感知方法は実行主体が感知装置又は当該感知装置における感知方法を実行するための制御モジュールであってよい。本願の実施例において感知装置が感知方法を実行することを例として、本願の実施例で提供された感知装置を説明する。
【0213】
図6に示すように、本願の実施例は、
感知信号を送信するために用いられる第1送信モジュール601と、
前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するために用いられる第1取得モジュール602とを備える感知装置600を提供する。
【0214】
選択可能に、前記第1取得モジュール602が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得する前に、
第2ネットワーク機器から送信された、前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するための第1指示情報を受信するために用いられる第1受信モジュールと、
第1感知需要により、感知信号の測定量を決定するために用いられる第1決定モジュールとのうちの一つを備える。
【0215】
選択可能に、前記第1送信モジュール601が感知信号を送信する前に、
感知信号の設定情報を決定するために用いられる第2決定モジュールを更に備える。
【0216】
選択可能に、前記第2決定モジュールは、
第1ネットワーク機器が第2ネットワーク機器から送信された、感知信号の第1設定情報を受信するステップと、
第1ネットワーク機器が第1情報により、前記感知信号の第2設定情報を決定するステップと、のうちの少なくとも一つを実現するために用いられ、
前記第1情報は、
第1感知需要と、
第2ネットワーク機器が第1感知需要により決定した、設定情報の第1推奨情報と、のうちの少なくとも一つを含む。
【0217】
選択可能に、前記第1感知需要は第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に送信したものである。
【0218】
選択可能に、前記第1感知需要は、
感知対象、
感知量、および
感知指標のうちの少なくとも一つに関連付けられる。
【0219】
選択可能に、前記第1取得モジュール602が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出し、前記測定量に対応する測定値を取得した後、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を第2ネットワーク機器に送信するために用いられる第1実行モジュールと、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を第2ネットワーク機器に送信する第2実行モジュールとを更に備える。
【0220】
選択可能に、前記感知結果は、
目標物体の特徴情報と、
目標イベントの関連情報と、
目標環境の関連情報と、のうちの少なくとも一つを含む。
【0221】
選択可能に、前記第2ネットワーク機器は、アクセス・モビリティ管理機能AMFエンティティ又は感知機能エンティティを含み、
前記感知機能エンティティは、
感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理することと、
感知結果を計算することと、
感知精度を推定することと、
感知結果を検証することと、
即時感知リクエストをサポートすることと、
遅延感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートすることと、
第2情報により感知方式を決定することとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質QoS、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連付けられる。
【0222】
選択可能に、前記感知信号の設定情報は、
前記感知信号の波形、
前記感知信号のサブキャリア間隔、
前記感知信号のガードインターバル、
前記感知信号の帯域幅、
前記感知信号のバーストburst持続時間、
前記感知信号の時間領域間隔、
前記感知信号の送信信号電力、
前記感知信号の信号フォーマット、
前記感知信号の信号方向、
前記感知信号の時間リソース、
前記感知信号の周波数リソース、および
前記感知信号の擬似コロケーションQCL関係のうちの少なくとも一つのパラメータを含む。
【0223】
選択可能に、前記測定量は、
第1種類の測定量、および
第2種類の測定量のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1種類の測定量は、
チャネル行列H、
受信信号強度インジケータRSSI、
基準信号受信電力RSRP、
チャネル状態情報CSI、
マルチパスチャネル中の各パスの電力、
マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
ドップラー拡張、
ドップラーシフト、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含み、
前記第2種類の測定量は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0224】
選択可能に、前記測定量は各アンテナに対する測定量又は各感知リソースに対する測定量である。
【0225】
説明すべきこととして、当該装置実施例は上記方法に対応する装置であり、上記方法実施例における全ての実現形態は当該装置実施例に適用でき、同様な技術効果を達成でき、ここで詳細な説明を省略する。
【0226】
本願の実施例で提供された感知装置は図4の方法実施例で実現する各工程を実現し、同様な技術効果を達成することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0227】
好ましくは、本願の実施例は、第1ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1ネットワーク機器側に用いられる感知方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるネットワーク機器を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0228】
本願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1ネットワーク機器側に用いられる感知方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0229】
ここで、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0230】
本願の実施例は、第1ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、感知信号を送信するための通信インタフェースと、前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するためのプロセッサとを備えるネットワーク機器を更に提供する。
【0231】
当該ネットワーク機器実施例は上記ネットワーク機器方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施過程と実現形態はいずれも当該ネットワーク機器実施例に適用でき、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0232】
具体的には、本願の実施例は、第1ネットワーク機器となるネットワーク機器を更に提供する。図7に示すように、当該ネットワーク機器700は、アンテナ701、高周波装置702、ベースバンド装置703を含む。アンテナ701が高周波装置702に接続される。アップリンク方向において、高周波装置702はアンテナ701を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置703に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置703は送信される情報を処理し、且つ高周波装置702に送信し、高周波装置702は受信した情報を処理してからアンテナ701を経由して送信する。
【0233】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置703にあってもよく、上記実施例でネットワーク機器が実行する方法はベースバンド装置703で実現でき、当該ベースバンド装置703はプロセッサ704とメモリ705を含む。
【0234】
ベースバンド装置703は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、図7に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ705に接続されてメモリ705中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ704である。
【0235】
当該ベースバンド装置703は、高周波装置702と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース706を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(Common Public Radio Interface,CPRI)である。
【0236】
具体的には、本願の実施例のネットワーク機器は、メモリ705に記憶されてプロセッサ704で実行可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ704はメモリ705中のコマンド又はプログラムを呼び出して図6に示す各モジュールが実行する方法を実行し、同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0237】
図8に示すように、本願の実施例は、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するステップ801を含む感知方法を更に提供する。
【0238】
選択可能に、前記方法は、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1指示情報を送信するステップを更に含み、
前記第1指示情報は前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するためのものである。
【0239】
選択可能に、前記感知信号の設定情報は、感知信号の第1設定情報を含み、
前記感知信号の第1設定情報は、
第3情報により、前記感知信号の第1設定情報を決定するという決定方式によって決定され、
前記第3情報は、
第1感知需要と、
第1ネットワーク機器の送信した感知能力情報と、
第1ネットワーク機器が第1感知需要により決定して第2ネットワーク機器に送信した、設定情報の第2推奨情報と、のうちの少なくとも一つを含む。
【0240】
選択可能に、前記第1感知需要の取得方式は、
端末、第1ネットワーク機器又は第3ネットワーク機器側から第1感知需要を受信する方式のうちの一つを含む。
【0241】
選択可能に、前記第1感知需要は、
感知対象、
感知量、および
感知指標のうちの少なくとも一つに関連付けられる。
【0242】
選択可能に、第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知情報を送信する前記ステップの後、
第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信するステップと、
第1ネットワーク機器から送信された、第1ネットワーク機器が感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値により取得した感知結果を受信するステップとのうちの一つを更に含む。
【0243】
選択可能に、第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信する前記ステップの後、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得するステップと、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップとのうちの少なくとも一つを更に含む。
【0244】
選択可能に、前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得する前記ステップの後、
前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む。
【0245】
選択可能に、第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信する前記ステップの後、
前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む。
【0246】
選択可能に、前記感知結果は、
目標物体の特徴情報と、
目標イベントの関連情報と、
目標環境の関連情報と、のうちの少なくとも一つを含む。
【0247】
選択可能に、前記測定量は、
第1種類の測定量、および
第2種類の測定量のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1種類の測定量は、
チャネル行列H、
受信信号強度インジケータRSSI、
基準信号受信電力RSRP、
チャネル状態情報CSI、
マルチパスチャネル中の各パスの電力、
マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
ドップラー拡張、
ドップラーシフト、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含み、
前記第2種類の測定量は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0248】
選択可能に、前記測定量は各アンテナに対する測定量又は各感知リソースに対する測定量である。
【0249】
選択可能に、前記感知信号の設定情報は、
前記感知信号の波形、
前記感知信号のサブキャリア間隔、
前記感知信号のガードインターバル、
前記感知信号の帯域幅、
前記感知信号のバーストburst持続時間、
前記感知信号の時間領域間隔、
前記感知信号の送信信号電力、
前記感知信号の信号フォーマット、
前記感知信号の信号方向、
前記感知信号の時間リソース、
前記感知信号の周波数リソース、および
前記感知信号の擬似コロケーションQCL関係のうちの少なくとも一つのパラメータを含む。
【0250】
選択可能に、前記第2ネットワーク機器は、アクセス・モビリティ管理機能AMFエンティティ又は感知機能エンティティを含み、
前記感知機能エンティティは、
感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理することと、
感知結果を計算することと、
感知精度を推定することと、
感知結果を検証することと、
即時感知リクエストをサポートすることと、
遅延感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートすることと、
少なくとも1つのAMFエンティティに対応することと、
第2情報により感知方式を決定することとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質QoS、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連付けられる。
【0251】
説明すべきこととして、上記実施例における第2ネットワーク機器についての全ての記述は当該感知方法の実施例に適用でき、同様な技術効果も達成でき、ここで詳細な説明を省略する。
【0252】
図9に示すように、本願の実施例は、第2ネットワーク機器に用いられる感知装置900であって、
第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するために用いられる第2送信モジュール901を備える感知装置900を更に提供する。
【0253】
選択可能に、前記装置は、
第1ネットワーク機器に第1指示情報を送信するために用いられる第3送信モジュールを更に備え、
前記第1指示情報は前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するためのものである。
【0254】
選択可能に、前記感知信号の設定情報は、感知信号の第1設定情報を含み、
前記感知信号の第1設定情報は、
第3情報により、前記感知信号の第1設定情報を決定するという決定方式によって決定され、
前記第3情報は、
第1感知需要と、
第1ネットワーク機器の送信した感知能力情報と、
第1ネットワーク機器が第1感知需要により決定して第2ネットワーク機器に送信した、設定情報の第2推奨情報と、のうちの少なくとも一つを含む。
【0255】
選択可能に、前記装置は、
端末、第1ネットワーク機器又は第3ネットワーク機器側から第1感知需要を受信するために用いられる第1受信モジュールを更に備える。
【0256】
選択可能に、前記第1感知需要は、
感知対象、
感知量、および
感知指標のうちの少なくとも一つに関連付けられる。
【0257】
選択可能に、前記第2送信モジュール901が第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信した後、
第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信するために用いられる第2受信モジュールと、
第1ネットワーク機器から送信された、第1ネットワーク機器が感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値により取得した感知結果を受信するために用いられる第3受信モジュールとのうちの一つを備える。
【0258】
選択可能に、前記第2受信モジュールが第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信した後、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得するために用いられる第2取得モジュールと、
前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を端末又は第3ネットワーク機器に送信するために用いられる第4送信モジュールとのうちの少なくとも一つを更に備える。
【0259】
選択可能に、前記第2取得モジュールが前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得した後、
前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するために用いられる第5送信モジュールを更に備える。
【0260】
選択可能に、前記第3受信モジュールが第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信した後、
前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するために用いられる第6送信モジュールを更に備える。
【0261】
選択可能に、前記感知結果は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0262】
選択可能に、前記測定量は、
第1種類の測定量、および
第2種類の測定量のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1種類の測定量は、
チャネル行列H、
受信信号強度インジケータRSSI、
基準信号受信電力RSRP、
チャネル状態情報CSI、
マルチパスチャネル中の各パスの電力、
マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
ドップラー拡張、
ドップラーシフト、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含み、
前記第2種類の測定量は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0263】
選択可能に、前記測定量は各アンテナに対する測定量又は各感知リソースに対する測定量である。
【0264】
選択可能に、前記感知信号の設定情報は、
前記感知信号の波形、
前記感知信号のサブキャリア間隔、
前記感知信号のガードインターバル、
前記感知信号の帯域幅、
前記感知信号のバーストburst持続時間、
前記感知信号の時間領域間隔、
前記感知信号の送信信号電力、
前記感知信号の信号フォーマット、
前記感知信号の信号方向、
前記感知信号の時間リソース、
前記感知信号の周波数リソース、および
前記感知信号の擬似コロケーションQCL関係のうちの少なくとも一つのパラメータを含む。
【0265】
選択可能に、前記第2ネットワーク機器は、アクセス・モビリティ管理機能AMFエンティティ又は感知機能エンティティを含み、
前記感知機能エンティティは、
感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理することと、
感知結果を計算することと、
感知精度を推定することと、
感知結果を検証することと、
即時感知リクエストをサポートすることと、
遅延感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートすることと、
少なくとも1つのAMFエンティティに対応することと、
第2情報により感知方式を決定することとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質QoS、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連付けられる。
【0266】
好ましくは、本願の実施例は、第2ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第2ネットワーク機器側に用いられる感知方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるネットワーク機器を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0267】
本願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、揮発性記憶媒体であっても、不揮発性記憶媒体であってもよく、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第2ネットワーク機器側に用いられる感知方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0268】
ここで、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0269】
本願の実施例は、第2ネットワーク機器となるネットワーク機器であって、プロセッサと、第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するための通信インタフェースとを備えるネットワーク機器を更に提供する。
【0270】
当該ネットワーク機器実施例は上記ネットワーク機器方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施過程と実現形態はいずれも当該ネットワーク機器実施例に適用でき、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0271】
具体的には、本願の実施例は、第2ネットワーク機器となるネットワーク機器を更に提供し、具体的には、第2ネットワーク機器の構成については図7のネットワーク機器の構成を参照することができ、ここで詳細な説明を省略する。
【0272】
具体的には、プロセッサはメモリ中のコマンド又はプログラムを呼び出して図9に示す各モジュールが実行する方法を実行し、且つ同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0273】
選択可能に、図10に示すように、本願の実施例は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶されて前記プロセッサ1001で実行可能なプログラム又はコマンドとを備える通信機器1000を更に提供し、例えば、当該通信機器1000が第1ネットワーク機器となる時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1001により実行されると、上記感知方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる。当該通信機器1000が第2ネットワーク機器となる時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1001により実行されると、上記感知方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0274】
本願の実施例に係る端末は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、又は無線モデムに接続される他の処理機器等であってよい。異なるシステムにおいて、端末機器の名称は異なる可能性があり、例えば、5Gシステムにおいて、端末機器はユーザ機器(User Equipment,UE)と称してもよい。無線端末機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)を経由して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network,CN)と通信可能であり、無線端末機器は、モバイル電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)のようなモバイル端末機器及びモバイル端末機器を有するコンピュータ等であってもよく、例えば、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵又は車載のモバイル装置であってよい。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service,PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol,SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)等の機器であってよい。無線端末機器は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイルステーション(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント(access point)、遠隔端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device)と称してもよく、本願の実施例で限定されることがない。
【0275】
本願の実施例に係る第1ネットワーク機器は、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication,GSM)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)における基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよいし、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA(登録商標))における基地局(NodeB,NB)であってもよいし、LTEにおける進化型基地局(Evolutional Node B,eNB又はeNodeB)、或いは中継局又はアクセスポイント、或いは将来5Gネットワークにおける基地局等であってもよく、ここで限定されることがない。
【0276】
第1ネットワーク機器と端末との間ではそれぞれ1本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力(Multi Input Multi Output,MIMO)伝送を行うことができ、MIMO伝送はシングルユーザMIMO(Single User MIMO,SU-MIMO)又はマルチユーザMIMO(Multiple User MIMO,MU-MIMO)であってよい。アンテナの組合形態と数量によって、MIMO伝送は二次元MIMO(2D-MIMO)、三次元MIMO(3D-MIMO)、全次元MIMO(FD-MIMO)又はマッシブMIMO(massive-MIMO)であってもよいし、ダイバーシティ伝送又はプリコーディング伝送又はビームフォーミング伝送等であってもよい。
【0277】
本願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して上記感知方法実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できるチップを更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0278】
本出願に係る実施例に記載のチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0279】
説明すべきことは、本明細書において、用語の「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0280】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は関連技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0281】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0282】
600 感知装置
601 第1送信モジュール
602 第1取得モジュール
700 ネットワーク機器
701 アンテナ
702 高周波装置
703 ベースバンド装置
704 プロセッサ
705 メモリ
706 ネットワークインタフェース
900 感知装置
901 第2送信モジュール
1000通信機器
1001 プロセッサ
1002 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-01-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワーク機器が感知信号を送信するステップと、
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得するステップと、を含む
感知方法。
【請求項2】
第1ネットワーク機器が前記感知信号の測定量に基づいて前記感知信号のエコーを検出して前記測定量に対応する測定値を取得する前記ステップの前に、
第1ネットワーク機器が、第2ネットワーク機器から送信された、前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するための第1指示情報を受信するステップと、
第1ネットワーク機器が第1感知需要により、感知信号の測定量を決定するステップと、のうちの一つを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1ネットワーク機器が感知信号を送信する前記ステップの前に、
第1ネットワーク機器が感知信号の設定情報を決定するステップを更に含み、
第1ネットワーク機器が感知信号の設定情報を決定する前記ステップは、
第1ネットワーク機器が第2ネットワーク機器から送信された、感知信号の第1設定情報を受信するステップと、
第1ネットワーク機器が第1情報により、前記感知信号の第2設定情報を決定するステップと、のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1情報は、
第1感知需要と、
第2ネットワーク機器が第1感知需要により決定した、設定情報の第1推奨情報と、のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知信号の設定情報は、
前記感知信号の波形、
前記感知信号のサブキャリア間隔、
前記感知信号のガードインターバル、
前記感知信号の帯域幅、
前記感知信号のバーストburst持続時間、
前記感知信号の時間領域間隔、
前記感知信号の送信信号電力、
前記感知信号の信号フォーマット、
前記感知信号の信号方向、
前記感知信号の時間リソース、
前記感知信号の周波数リソース、および
前記感知信号の擬似コロケーションQCL関係のうちの少なくとも一つのパラメータを含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1感知需要は第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に送信したものである、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1感知需要は、
感知対象、
感知量、および
感知指標のうちの少なくとも一つに関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
第1ネットワーク機器が前記測定量に対応する測定値を取得する前記ステップの後、
第1ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を第2ネットワーク機器に送信するステップと、
第1ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により感知結果を決定し、感知結果を第2ネットワーク機器に送信するステップと、のうちのいずれか一つを更に含み、
前記感知結果は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2ネットワーク機器は、アクセス・モビリティ管理機能AMFエンティティ又は感知機能エンティティを含み、
前記感知機能エンティティは、
感知に必要なリソースの全体的な整合性とスケジューリングを管理することと、
感知結果を計算することと、
感知精度を推定することと、
感知結果を検証することと、
即時感知リクエストをサポートすることと、
遅延感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知リクエスト又はイベントトリガ感知リクエストをサポートすることと、
周期的感知動作又はトリガされる感知動作のキャンセルをサポートすることと、
第2情報により感知方式を決定することと、のうちの少なくとも一つを満たし、
前記第2情報は、感知クライアントのタイプ、感知サービス品質QoS、端末の感知能力、および第1ネットワーク機器の感知能力のうちの少なくとも一つを含み、
前記感知方式は感知信号を送受信するエンティティに関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記測定量は、
第1種類の測定量、および
第2種類の測定量のうちの少なくとも一つを含み、
前記第1種類の測定量は、
チャネル行列H、
受信信号強度インジケータRSSI、
基準信号受信電力RSRP、
チャネル状態情報CSI、
マルチパスチャネル中の各パスの電力、
マルチパスチャネル中の各パスの遅延、
マルチパスチャネル中の各パスの角度情報、
ドップラー拡張、
ドップラーシフト、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の位相差、
第1アンテナの受信した感知信号と第2アンテナの受信した感知信号の遅延差、および
Iチャネル信号とQチャネル信号との間の特徴差異のうちの少なくとも一つを含み、
前記第2種類の測定量は、
目標物体の特徴情報、
目標イベントの関連情報、および
目標環境の関連情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知需要と感知信号の設定情報のうちの少なくとも一つを送信するステップを含む、
感知方法。
【請求項10】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1指示情報を送信するステップを更に含み、
前記第1指示情報は前記第1ネットワーク機器が測定すべき前記感知信号の測定量を指示するためのものである、
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記感知信号の設定情報は、感知信号の第1設定情報を含み、
前記感知信号の第1設定情報は、
第3情報により、前記感知信号の第1設定情報を決定するという決定方式によって決定され、
前記第3情報は、
第1感知需要、
第1ネットワーク機器の送信した感知能力情報、および
第1ネットワーク機器が第1感知需要により決定して第2ネットワーク機器に送信した、設定情報の第2推奨情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
第2ネットワーク機器が端末、第1ネットワーク機器又は第3ネットワーク機器側から第1感知需要を受信するステップを更に含む、
請求項に記載の方法。
【請求項13】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器に第1感知情報を送信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信するステップと、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信するステップであって、前記感知結果は第1ネットワーク機器が感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値により取得したものであるステップと、のうちの一つを更に含み、
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知信号の測定量及び前記測定量に対応する測定値を受信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得するステップと、
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップと、の少なくとも一つを更に含み、
第2ネットワーク機器が前記測定量及び前記測定量に対応する測定値により、感知結果を取得する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項14】
第2ネットワーク機器が第1ネットワーク機器から送信された感知結果を受信する前記ステップの後、
第2ネットワーク機器が前記感知結果を端末又は第3ネットワーク機器に送信するステップを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~14のいずれか一項に記載の感知方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
【国際調査報告】