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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20210101AFI20240705BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240705BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240705BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20240705BHJP
   G03B 17/08 20210101ALI20240705BHJP
【FI】
G03B17/02
G03B30/00
G03B15/00 V
G02B7/02 Z
G02B7/02 D
G03B17/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024503742
(86)(22)【出願日】2022-07-18
(85)【翻訳文提出日】2024-03-01
(86)【国際出願番号】 KR2022010474
(87)【国際公開番号】W WO2023003308
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0096066
(32)【優先日】2021-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ハン サン ヨル
(72)【発明者】
【氏名】パク チェ キョン
【テーマコード(参考)】
2H044
2H101
【Fターム(参考)】
2H044AD03
2H044AJ06
2H101CC52
(57)【要約】
カメラモジュールは、レンズを含む第1ボディーと、前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、前記第1ボディー及び第2ボディー内の空間に配置され、イメージセンサーを含む印刷回路基板と、を含み、前記第1ボディーは、下面から下方に突出する第1突出部、及び前記第1突出部の内側に配置される第1結合溝を含み、前記第2ボディーは、上面から上方に突出して前記第1結合溝と向かい合う第2突出部、及び前記第2突出部の外側に配置されて第1突出部と向かい合う第2結合溝を含み、前記第2突出部の内面、上面、及び外面には接着部材が配置され、前記第2突出部は、前記接着部材が配置されるように、少なくとも一つの溝又はホールを有する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを含む第1ボディーと、
前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、
前記第1ボディー及び第2ボディー内の空間に配置され、イメージセンサーを含む印刷回路基板と、を含み、
前記第1ボディーは、下面から下方に突出する第1突出部、及び前記第1突出部の内側に配置される第1結合溝を含み、
前記第2ボディーは、上面から上方に突出して前記第1結合溝と向かい合う第2突出部、及び前記第2突出部の外側に配置されて第1突出部と向かい合う第2結合溝を含み、
前記第2突出部の内面、上面、及び外面には接着部材が配置され、
前記第2突出部は、前記接着部材が配置されるように、少なくとも一つの溝又はホールを有するカメラモジュール。
【請求項2】
前記第2突出部は、内面から外面を貫通するホールを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記ホールは複数で備えられ、前記第2突出部の周りに沿って相互に離隔して配置される、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記ホールの光軸方向長さは、前記第2突出部の光軸方向長さの1/2よりも小さい、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第2突出部の内面には第1溝が配置され、前記第2突出部の外面には第2溝が配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第2突出部の外面から前記第2溝の底面までの長さ又は前記第2突出部の内面から前記第1溝の底面までの長さは、前記第2突出部の厚さの30%以内である、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第2突出部の上面には、他の領域よりも下方に陥没する形状の溝が配置され、
前記溝は複数で備えられ、前記第2突出部の周りに沿って相互に離隔して配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記第2突出部の内面には、他の領域よりも外側に陥没する形状の溝が配置され、
前記溝は、前記第2ボディーの4個の辺を形成する第2突出部の内面にそれぞれ配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記溝は、前記辺の長さ方向に延長される長溝である、請求項8に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記接着部材は、エポキシ(Epoxy)を含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、超小型カメラモジュールが開発されており、超小型カメラモジュールは、スマートフォン、ノートパソコン、ゲーム機などのような小型電子製品に広く使用されている。
【0003】
自動車の普及が大衆化するにつれて、超小型カメラは、小型電子製品の他に車両にも多く使用されている。例えば、車両の保護又は交通事故の客観的な資料のためのブラックボックスカメラ、車両後尾の死角ゾーンを運転手が画面からモニターできるようにし、車両の後進時に安全を期するようにできる後方監視カメラ、車両の周辺をモニターできる周辺感知カメラなどが備えられる。
【0004】
カメラは、レンズと、前記レンズを収容するレンズホルダーと、前記レンズに集まった被写体のイメージを電気信号に変換させるイメージセンサーと、前記イメージセンサーが実装される印刷回路基板が備えられてよい。前記カメラの外形をなすハウジングは、内部部品が、水分を含む異物に汚染されることを防止するために全領域が密閉された構造からなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は、構造を改善して複数のボディー間結合状態を堅固に保持できるカメラモジュールを提供することにある。したがって、簡単な結合構造を用いて、内部部品が外部異物に汚染されることを防止することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例に係るカメラモジュールは、レンズを含む第1ボディーと、前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、前記第1ボディー及び第2ボディー内の空間に配置され、イメージセンサーを含む印刷回路基板と、を含み、前記第1ボディーは、下面から下方に突出する第1突出部、及び前記第1突出部の内側に配置される第1結合溝を含み、前記第2ボディーは、上面から上方に突出して前記第1結合溝と向かい合う第2突出部、及び前記第2突出部の外側に配置されて第1突出部と向かい合う第2結合溝を含み、前記第2突出部の内面、上面、及び外面には接着部材が配置され、前記第2突出部は、前記接着部材が配置されるように、少なくとも一つの溝又はホールを有する。
【0007】
前記第2突出部は、内面から外面を貫通するホールを含んでよい。
【0008】
前記ホールは複数で備えられ、前記第2突出部の周りに沿って相互に離隔して配置されてよい。
【0009】
前記ホールの光軸方向長さは、前記第2突出部の光軸方向長さの1/2よりも小さくてよい。
【0010】
前記第2突出部の内面には第1溝が配置され、前記第2突出部の外面には第2溝が配置されてよい。
【0011】
前記第2突出部の外面から前記第2溝の底面までの長さ又は前記第2突出部の内面から前記第1溝の底面までの長さは、前記第2突出部の厚さの30%以内であってよい。
【0012】
前記第2突出部の上面には、他の領域よりも下方に陥没する形状の溝が配置され、前記溝は複数で備えられ、前記第2突出部の周りに沿って相互に離隔して配置されてよい。
【0013】
前記第2突出部の内面には、他の領域よりも外側に陥没する形状の溝が配置され、前記溝は、前記第2ボディーの4個の辺を形成する第2突出部の内面にそれぞれ配置されてよい。
【0014】
前記溝は、前記辺の長さ方向に延長される長溝であってよい。
【0015】
前記接着部材はエポキシ(Epoxy)を含んでよい。
【発明の効果】
【0016】
本実施例によれば、接着部材が配置される第2突出部の表面に溝又はホールを形成して接着部材の配置領域が増加し、これにより、第1ボディーと第2ボディーとの結合状態がより堅固に保持され得る長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例に係るカメラモジュールの外観を示す斜視図である。
【0018】
図2】本発明の実施例に係るカメラモジュールの側面を示す平面図である。
【0019】
図3】本発明の実施例に係るカメラモジュールの分解斜視図である。
【0020】
図4】本発明の実施例に係る第1ボディーと第2ボディーとの結合構造を示す断面図である。
【0021】
図5】本発明の第1実施例に係る第2ボディーの斜視図である。
【0022】
図6】本発明の第1実施例に係る第2突出部の一部を切開して示す斜視図である。
【0023】
図7】本発明の第2実施例に係る第2ボディーの斜視図である。
【0024】
図8図7で第2突出部を拡大して示す斜視図である。
【0025】
図9】本発明の第3実施例に係る第2ボディーの斜視図である。
【0026】
図10図9で第2突出部を拡大して示す斜視図である。
【0027】
図11】本発明の第4実施例に係る第2ボディーの斜視図である。
【0028】
図12図11で第2突出部の一部を切開して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0030】
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、別個の様々な形態で具現されてよく、本発明の技術思想範囲内であれば、実施例間においてその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合又は置換して使用することができる。
【0031】
また、本発明の実施例で使われる用語(技術及び科学的用語を含む。)は、明白に特に定義されて記述されない限り、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に一般的に理解され得る意味で解釈されてよく、辞書に定義された用語のように一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味が解釈できよう。
【0032】
また、本発明の実施例で使われた用語は、実施例を説明するためのもので、本発明を限定しようとするものではない。
【0033】
本明細書において、単数型は、文脈において特記しない限り、複数型も含んでよく、「A及び(と)B、Cのうち少なくとも一つ(又は、一つ以上)」と記載される場合に、A、B、Cで組み合わせ可能な全ての組合せのうち一つ以上を含んでよい。
【0034】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するとき、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使うことができる。このような用語は、一つの構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけ、その用語によって当該構成要素の本質、順序又は順序などが限定されない。
【0035】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、又は「接続」されると記載されている場合に、ある構成要素は他の構成要素に直接に「連結」、「結合」、又は「接続」される場合だけでなく、ある構成要素と他の構成要素との間にさらに他の構成要素を介在して「連結」、「結合」、又は「接続」される場合も含んでよい。
【0036】
また、各構成要素の「上(の上)」又は「下(の下)」に形成又は配置されると記載される場合に、「上(の上)」又は「下(の下)」は、2つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに他の構成要素が2つの構成要素の間に形成又は配置される場合も含む。また、「上(の上)」又は「下(の下)」と表現される場合に、一つの構成要素を基準に上側方向の他に下側方方向の意味も含まれてよい。
【0037】
以下に使われる「光軸方向」は、レンズの光軸方向と定義する。一方、「光軸方向」は、「上下方向」、「z軸方向」などに対応し得る。
【0038】
以下、本発明について、添付の図面を用いてより詳細に説明する。
【0039】
図1は、本発明の実施例に係るカメラモジュールの外観を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施例に係るカメラモジュールの側面を示す平面図であり、図3は、本発明の実施例に係るカメラモジュールの分解斜視図であり、図4は、本発明の実施例に係る第1ボディーと第2ボディーとの結合構造を示す断面図であり、図5は、本発明の第1実施例に係る第2ボディーの斜視図であり、図6は、本発明の第1実施例に係る第2突出部の一部を切開して示す斜視図である。
【0040】
図1図6を参照すると、本発明の実施例に係るカメラモジュール10は、車両用カメラモジュールであってよい。カメラモジュール10は、車両に結合してよい。カメラモジュール10は、車両の前方カメラ、側方カメラ、後方カメラ及びブラックボックスのいずれか一つ以上に使用されてよい。カメラモジュール10は、車両の前方に配置されてよい。カメラモジュール10は、車両の後方に配置されてよい。カメラモジュール10は、車両のウインドガラスに結合してよい。カメラモジュール10は、車両の前方又は後方のウインドガラスに結合してよい。カメラモジュール10は、車両のサイドに配置されてよい。カメラモジュール10は、被写体を撮影してディスプレイ(図示せず)に映像として出力することができる。
【0041】
カメラモジュール10は、第1ボディー100を含んでよい。第1ボディー100は、フロントボディー(front body)、上部ハウジング、第1ハウジングのいずれか一つと名付けられてよい。第1ボディー100は、ボディー部120を含んでよい。第1ボディー100は、バーレル部110を含んでよい。第1ボディー100は、レンズ130を含んでよい。第1ボディー100のボディー部120、バーレル部110、及びレンズ130は一体に形成されてよい。第1ボディー100のボディー部120、バーレル部110、及びレンズ130のいずれか2つ以上が一体に形成されてよい。変形例として、ボディー部120、バーレル部110、及びレンズ130はそれぞれ別個に形成されてよい。
【0042】
ボディー部120はバーレル部110に結合してよい。ボディー部120はバーレル部110と一体に形成されてよい。ボディー部120は金属材質で形成されてよい。ボディー部120は、後述する第2ボディー200上に配置されてよい。ボディー部120は第2ボディー200に結合してよい。ボディー部120の下端は第2ボディー200に固定されてよい。ボディー部120は、第2ボディー200に接着剤によって結合してよい。ボディー部120は、後述する印刷回路基板300と結合してよい。
【0043】
ボディー部120は、下部が開口した四角形状に形成されてよい。このとき、ボディー部120のコーナーはラウンド状に形成されてよい。ボディー部120は、上板124と、上板124から延長される第1側板122を含んでよい。上板124は、四角形状に形成されてよい。上板124は、バーレル部110の下端外周面から外側に延長されてよい。第1側板122は、上板124の外側縁から下に延長されてよい。第1側板122は、複数で備えられてよい。第1側板122は、4個の側板を含んでよい。第1側板122は、四角プレート形状に形成されてよい。第1側板122は、第1-1側板と、第1-2側板と、第1-1側板の反対側に配置される第1-3側板と、第1-2側板の反対側に配置される第1-4側板を含んでよい。第1側板122は、第1-1~第1-4側板の間にそれぞれ配置される第1-1~第1-4コーナーを含んでよい。第1-1~第1-4コーナーのそれぞれは、少なくとも一部でラウンド形状を含んでよい。
【0044】
ボディー部120の内側には、他の領域と区画される空間部が形成されてよい。空間部は、下部が開口し、上部がバーレル部110及びレンズ130の下面によってカバーされてよい。
【0045】
ボディー部120は、第1縁領域を含んでよい。第1縁領域は、空間部の外側に配置されてよい。第1縁領域は、ボディー部の下面縁を形成できる。前記第1縁領域は、前記第1側板122の下面に形成されてよい。
【0046】
第1縁領域は、第1突出部140及び第1結合溝150を含んでよい。ボディー部120の中央を基準に、第1突出部140の内側に第1結合溝150が配置されてよい。
【0047】
第1突出部140は、第1結合溝150の外側に配置されてよい。第1突出部140は、ボディー部120の下面から下方に突出して形成されてよい。前記第1突出部140は、前記第1側板122の下面から他の領域よりも下方に突出してよい。光軸方向を基準に、第1突出部140の下端は印刷回路基板300の下面よりも上側に配置されてよい。光軸方向を基準に、第1突出部140の下端は、印刷回路基板300の上面よりも下側に配置されてよい。第1突出部140の下端は、第1結合溝150の底面よりも下側に配置されてよい。第1結合溝150の底面は、印刷回路基板300の上面よりも上側に配置されてよい。
【0048】
第1結合溝150は、第1突出部140の内側に配置されてよい。第1結合溝150は、第1突出部140の下端よりも上方に陥没するように形成されてよい。第1結合溝150の底面は、第1突出部140の下端よりも上側に配置されてよい。前記第1結合溝150の底面は、前記第1側板122の下面と定義されてよい。第1結合溝150は、前記第1側板122から突出して形成される前記第1突出部140によって形成される領域であってよい。
【0049】
前記第1結合溝150の内側には、他の領域よりも下方に突出して前記印刷回路基板300の上面に配置されるガイド190が配置されてよい。前記ガイド190の下面は、前記印刷回路基板300の上面と接触してよい。前記第1結合溝150は、前記第1突出部140と前記ガイド190との間に配置される領域であってよい。
【0050】
第1ボディー100はバーレル部110を含んでよい。バーレル部110はレンズバーレルであってよい。バーレル部110は金属材質で形成されてよい。バーレル部110はボディー部120に配置されてよい。バーレル部110は、ボディー部120の上面から延長されてよい。バーレル部110は、ボディー部120と一体に形成されてよい。変形例として、バーレル部110はボディー部120に結合してよい。この場合、バーレル部110はボディー部120に接着剤によって固定されてよい。バーレル部110は内部にレンズ130を収容することができる。バーレル部110はホール112を含んでよい。バーレル部110のホール112にはレンズ130が配置されてよい。バーレル部110のホールの内周面は、レンズ130の外周形状に対応する形状及び大きさで形成されてよい。
【0051】
第1ボディー100はレンズ130を含んでよい。レンズ130はバーレル部110に配置されてよい。レンズ130はバーレル部110に結合してよい。レンズ130はバーレル部110のホール112に配置されてよい。レンズ130は複数のレンズ130を含んでよい。レンズ130は、後述するイメージセンサー310とアラインメント(alignment)されてよい。レンズ130はイメージセンサー310と光軸整列されてよい。レンズ130の光軸はイメージセンサー310の光軸と一致してよい。第1ボディー100は、レンズ130とイメージセンサー310との間に配置される赤外線フィルター(IRフィルター(Infrared Ray filiter))を含んでよい。
【0052】
カメラモジュール10は第2ボディー200を含んでよい。第2ボディー200はリアボディー(rear body)、下部ハウジング、第2ハウジングのいずれか一つと名付けられてよい。第2ボディー200は、上部が開口した四角形状に形成されてよい。第2ボディー200は金属材質で形成されてよい。第2ボディー200は第1ボディー100の下に配置されてよい。第2ボディー200は第1ボディー100と結合してよい。第2ボディー200は、第1ボディー100との結合によって内部空間を形成できる。第2ボディー200は、上面が開口する空間部212を含んでよい。
【0053】
第2ボディー200は底板202を含んでよい。底板202は、第1ボディー100のボディー部120の上板124と対向してよい。底板202は、第1ボディー110のボディー部120の上板124と光軸方向に離隔してよい。底板202は、第1ボディー100のボディー部110の上板124と平行であってよい。底板202は四角形状に形成されてよい。このとき、底板202のコーナーは、少なくとも一部でラウンド形状を含んでよい。
【0054】
第2ボディー200は第2側板206を含んでよい。第2側板206は底板202から上方に延長されてよい。第2側板206は、底板202の外側縁から延長されてよい。第2側板206にはシールド缶(図示せず)が配置されてよい。第2側板206の内面にはシールド缶が面接触してよい。第2側板206の上端は第1ボディー100と結合してよい。第2側板206の外側面は、第1ボディー100の側板122の外側面よりも、光軸方向に垂直な方向を基準に内側に配置されてよい。しかし、これに限定されるものではなく、第2側板206の外側面は、第1側板122の外側面と同一平面を形成するように配置されてもよい。
【0055】
第2ボディー200はコネクター引出部290を含んでよい。コネクター引出部290は底板202に結合してよい。コネクター引出部290は底板202のホール207に配置されてよい。コネクター引出部290は底板202のホール207を貫通してよい。コネクター引出部290は、内部にコネクター500が配置されてよい。コネクター引出部290は金属材質で形成されてよい。
【0056】
第2ボディー200は第2縁領域を含んでよい。第2縁領域は、空間部212の外側に配置されてよい。第2縁領域は第2側板206の上面に形成されてよい。第2縁領域は第2ボディー200の上面縁を形成してよい。第2縁領域は第1縁領域と光軸方向に向かい合って配置されてよい。
【0057】
第1ボディー100と第2ボディー200との結合時に、第1縁領域と第2縁領域は、少なくとも一部が光軸方向に離隔するように配置されてよい。第1ボディー100と第2ボディー200との結合時に、第1縁領域と第2縁領域との間には、後述する接着部材600が収容される接着部材収容部が配置されてよい。
【0058】
第2縁領域は、第2突出部240及び第2結合溝250を含んでよい。第2突出部240の外側に第2結合溝250が配置されてよい。光軸方向を基準に、第1突出部140と第2結合溝250は相互に向かい合って配置され、第1結合溝150は第2突出部240と相互に向かい合って配置されてよい。
【0059】
第2突出部240は、第2ボディー200の上面から上方に突出して形成されてよい。第2突出部240は、第2側板206の上面から上方に突出して形成されてよい。第2突出部240は、少なくとも一部が第1結合溝150の内側に配置されてよい。光軸方向に垂直な方向を基準に、第2突出部240は第1突出部140と少なくとも一部がオーバーラップするように配置されてよい。第2突出部240の上端は、第2結合溝250の底面よりも上側に配置されてよい。第2突出部240の上端又は第2結合溝250の底面は、印刷回路基板300の上面と下面との間に配置されてよい。
【0060】
図4に示すように、第2突出部240の上面は第1結合溝150の底面と光軸方向に離隔してよいが、これに限定するものではなく、第2突出部240の上面は第1結合溝150の底面に接触してよい。第2突出部240は、第1突出部140とガイド190との間に形成された第1結合溝150内に配置されてよい。
【0061】
第2結合溝250は第2突出部240の外側に配置されてよい。第2結合溝250の底面は、第2突出部240の上面よりも下側に配置されてよい。第2結合溝250には第1突出部140が結合してよい。図4に示すように、第2結合溝250の底面は、第1突出部140の下面と光軸方向に離隔してよいが、これと違い、第2結合溝250の底面は第1突出部140の下面に接触してよい。
【0062】
カメラモジュール10は、印刷回路基板(printed circuit board)300を含んでよい。印刷回路基板300は第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置されてよい。印刷回路基板300は、第1ボディー100と第2ボディー200との結合によって形成される空間内に配置されてよい。印刷回路基板300は、第1縁領域又は第2縁領域と光軸方向に垂直な方向にオーバーラップするように配置されてよい。印刷回路基板300の一面はガイド190の下面と接触してよい。
【0063】
印刷回路基板300の上面にはイメージセンサー310が配置されてよい。印刷回路基板300の下面にはコネクター500が結合してよい。印刷回路基板300はコネクター500と電気的に連結されてよい。
【0064】
カメラモジュール10は接着部材600を含んでよい。接着部材600は、接着剤が硬化された領域であってよい。より詳細には、接着部材600は、エポキシ(Epoxy)が硬化された領域であってよい。接着部材600によって第1ボディー100と第2ボディー200との結合状態が堅固に固定されてよい。
【0065】
接着部材600は、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置されてよい。接着部材600は、第1縁領域と第2縁領域との間に配置されてよい。前述したように、第1縁領域と第2縁領域との間には、少なくとも一部が光軸方向に離隔している空間である接着部材収容部が配置され、接着部材600は接着部材収容部に配置されてよい。
【0066】
したがって、接着部材600は、第1突出部140の下面と第2結合溝250の底面との間、第2突出部240の上面と第1結合溝150の底面との間、前記印刷回路基板300の側面と第2突出部240の内面との間に配置され、第1ボディー100と第2ボディー200とを堅固に結合させることができる。
【0067】
図5及び図6を参照すると、第2突出部240はホール242を含んでよい。ホール242は、第2突出部240の内面から外面を貫通するように形成されてよい。ホール242は複数で備えられ、相互に離隔して配置されてよい。ホール242は長方形の断面形状を有してよいが、これに限定するものではなく、円形、多角形を含む様々な形状を有してよい。
【0068】
前述したように、第2突出部240の外面には、エポキシが硬化された領域である接着部材600が配置されてよい。したがって、第2突出部240内へのホール242の形成時に、硬化前のエポキシ注入液がホール242の内側空間にも流入し得るので、接着部材600の配置領域が拡大することにより、第1ボディー100と第2ボディー200との結合状態がより堅固に保持され得る長所がある。
【0069】
図6に示すように、ホール242の上端から第2突出部240の上面までの光軸方向長さAは、0.1mm~0.5mmであってよい。
【0070】
ホール242の光軸方向長さBは、第2突出部240の光軸方向長さCの1/2よりも小さくてよい。しかし、ホール242の光軸方向長さBは、0.2mmよりも大きくてよい。
【0071】
ホール242の断面形状が長方形に形成される場合に、ホール242の幅、すなわち前記長方形の長辺の長さDは、0.5mm~5.0mmであってよい。
【0072】
隣接したホール242間の間隔は、ホール242の長辺の長さよりも大きくてよい。
【0073】
第2突出部240の上面又は第2結合溝250の底面には、レーザーによってパターン(図示せず)が形成されてよい。前記パターンは凹凸形状を含んでよい。
【0074】
一方、本実施例では、接着部材配置領域の増加のためのホール242が第2突出部240に形成されている例を挙げているが、これに限定されず、第1ボディー100の第1突出部140にも、外面から内面を貫通するホールを形成して接着部材配置領域を増加させ得ることは勿論である。
【0075】
図7は、本発明の第2実施例に係る第2ボディーの斜視図であり、図8は、図7で第2突出部を拡大して示す斜視図である。
【0076】
本実施例は、他の部分では第1実施例と同一であり、第2突出部の形状による相違があるだけである。したがって、以下では、本実施例の特徴的な部分についてのみ説明し、残りの部分では第1実施例に関する説明を援用するものとする。
【0077】
図7及び図8を参照すると、第2突出部1240の内面には第1溝1242が配置され、第2突出部1240の外面には第2溝1244が配置されてよい。
【0078】
第1溝1242は、第2突出部1240の内面から他の領域よりも外側に陥没するように形成されてよい。第2溝1244は、第2突出部1240の外面から他の領域よりも内側に陥没するように形成されてよい。第1溝1242と第2溝1244はそれぞれ複数で備えられ、相互に離隔して配置されてよい。第1溝1242と第2溝1244は、第2突出部1240の周りに沿って交互に配置されてよい。これにより、第1溝1242と第2溝1244は、光軸方向に垂直な方向を基準に相互に向かい合わないように配置されてよい。
【0079】
第1溝1242と第2溝1244はそれぞれ、断面が長方形に形成されてよいが、これに限定されず、円形、多角形を含む様々な形状を有してよい。
【0080】
図8を参照すると、第2突出部1240の外面から第2溝1244の底面までの長さAは、第2突出部1240の厚さCの30%以内であってよい。同様に、第2突出部1240の内面から第1溝1242の底面までの長さは、第2突出部1240の厚さCの30%以内であってよい。
【0081】
第2側板1210の上面から第2突出部1240の上面までの光軸方向長さBは、0.1mm~1.0mmであってよい。
【0082】
なお、第2突出部1240の上面又は第2側板1210の上面には、レーザーによるパターン(図示せず)が形成されてよい。前記パターンは凹凸形状を含んでよい。
【0083】
上記のような構造によれば、第2突出部1240の内、外面に複数の溝パターンによって接着部材の配置領域が増加し得る長所がある。
【0084】
図9は、本発明の第3実施例に係る第2ボディーの斜視図であり、図10は、図9で第2突出部を拡大して示す斜視図である。
【0085】
本実施例は、他の部分では第1実施例と同一であり、第2突出部の形状による相違があるだけである。したがって、以下では、本実施例の特徴的な部分についてのみ説明し、残りの部分においては第1実施例に関する説明を援用するものとする。
【0086】
図9及び図10を参照すると、第2突出部2240の上面には、他の領域よりも下方に陥没する形状の溝2242が配置されてよい。溝2242は複数で備えられ、第2突出部2240の周りに沿って相互に離隔して配置されてよい。
【0087】
溝2242は、長方形の断面形状を有してよい。
【0088】
第2突出部2240の上面には、レーザーによるパターン(図示せず)が形成されてよい。前記パターンは凹凸形状を含んでよい。
【0089】
溝2242の幅Aは、0.3mm~2mmであってよい。
【0090】
溝2242の底面から第2突出部2240の上面までの光軸方向長さは、0.05mm~1mmであってよい。
【0091】
上記のような構造によれば、第2突出部2240の上面に複数の溝パターンによって接着部材の配置領域が増加し得る長所がある。
【0092】
図11は、本発明の第4実施例に係る第2ボディーの斜視図であり、図12は、図11で第2突出部の一部を切開して示す斜視図である。
【0093】
本実施例は、他の部分では第1実施例と同一であり、第2突出部の形状による相違があるだけである。したがって、以下では、本実施例の特徴的な部分についてのみ説明し、残りの部分においては第1実施例に関する説明を援用するものとする。
【0094】
図11及び図12を参照すると、第2突出部3240の内面には、他の領域よりも外側に陥没する形状の溝3242が配置されてよい。溝3242は複数で備えられ、第2突出部3240の周りに沿って相互に離隔して配置されてよい。
【0095】
第2ボディー3200が四角形の断面形状を有する場合に、溝3242は、それぞれの辺を形成する4個の第2突出部3240の内面にそれぞれ配置されてよい。溝3242は、辺の長さ方向に延長される長溝であってよい。
【0096】
図12を参照すると、光軸方向に垂直な方向を基準に、第2突出部3240の内面から溝3242の底面までの長さBは、第2突出部3240の長さAの1/2以下であってよい。
【0097】
第2突出部3240の上面から溝3242の上端までの光軸方向長さCは、0.1mm~0.5mmであってよい。
【0098】
溝3242の光軸方向長さDは、第2突出部3240の光軸方向長さEの1/2よりも小さくてよいが、0.2mm以上であってよい。
【0099】
第2突出部3240の上面には、レーザーによるパターン(図示せず)が形成されてよい。前記パターンは凹凸形状を含んでよい。
【0100】
上記のような構造によれば、第2突出部3240の内面に複数の溝パターンによって接着部材の配置領域が増加し得る長所がある。また、第2突出部3240の内面は、印刷回路基板300の側面と向かい合う領域に接着部材が配置される領域が広くなることにより、印刷回路基板300との固定力が増大し得る。
【0101】
一方、本実施例では、第2突出部3240の内面に溝3242が形成されている例を挙げているが、これに限定されず、溝3242は第2突出部3240の外面に形成されてもよい。
【0102】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明してきたが、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施可能であるということが理解できよう。したがって、以上で記述した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的でないものと理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】