(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】フィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置
(51)【国際特許分類】
A61C 1/08 20060101AFI20240705BHJP
【FI】
A61C1/08 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504474
(86)(22)【出願日】2022-06-08
(85)【翻訳文提出日】2024-01-23
(86)【国際出願番号】 KR2022008047
(87)【国際公開番号】W WO2023033320
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0117707
(32)【優先日】2021-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524030640
【氏名又は名称】ドゥルロステック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DOULOSTEC.CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100179648
【氏名又は名称】田中 咲江
(74)【代理人】
【識別番号】100222885
【氏名又は名称】早川 康
(74)【代理人】
【識別番号】100140338
【氏名又は名称】竹内 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100227695
【氏名又は名称】有川 智章
(74)【代理人】
【識別番号】100170896
【氏名又は名称】寺薗 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100219313
【氏名又は名称】米口 麻子
(74)【代理人】
【識別番号】100161610
【氏名又は名称】藤野 香子
(72)【発明者】
【氏名】キム マンヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム ミョングン
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052AA07
4C052CC02
4C052CC15
4C052CC30
4C052EE04
(57)【要約】
本発明は、フィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置であって、ハンドピースに結合することができ、断面積が増大したフィルターが内蔵されるコネクターを脱着する方式で取り替え可能に備え、ハンドピースの内部に流れる空気に混じり得る唾液、血液、細菌および異物が患者の口腔内部に露出されて汚染するか感染することを防止し、ハンドピースの内部に異物が積もって発生する性能低下および故障を予防する発明である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科診療用ハンドピースとホースの間を連結して空気と洗浄水が流れるコネクターを含む装置において、
前記コネクターは、
前記ハンドピースと前記ホースに向ける複数個の流路部を含む第1カートリッジ部と、
前記第1カートリッジ部が貫通する内部空間を含む第2カートリッジ部と、
前記内部空間に形成され、前記流路部を通る空気をフィルタリングするフィルター部と、を含み、
前記フィルター部は、内部に位置する前記流路部から吐出される空気を前記内部空間に向けて放射状にフィルタリングし、フィルタリングされた空気は、前記ハンドピースに吸い込まれるものである、
フィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項2】
前記流路部は、
前記ホースから空気を供給され、前記ハンドピースを駆動するための空気を吐出する第1流路部と、
前記第1流路部から吐出され、前記ハンドピースを駆動した空気が排気される第2流路部と、
前記ホースから空気を供給され、口腔に使用される空気を吐出する第3流路部と、
前記ホースから供給された洗浄水を前記ハンドピースに流動させる第4流路部と、を含むものである、
請求項1に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項3】
前記フィルター部は、多数のしわが形成されたフィルターと前記フィルターを支持する上部キャップおよび下部キャップを含み、
前記第1流路部および前記第3流路部は、前記フィルター部の内部に位置するものである、
請求項2に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項4】
前記第2流路部および前記第4流路部は、前記上部キャップを貫通し、前記ハンドピースに連通されるものである、
請求項3に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項5】
前記上部キャップは、前記第2流路部と前記第4流路部のみが貫通する第2流路孔および第4流路孔を含むものである、
請求項3に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項6】
前記第1流路部および前記第3流路部から吐出されてフィルタリングされた空気は、前記ハンドピースの対応する流路管に間隔を置いて吸い込まれるものである、
請求項2に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【請求項7】
前記第2流路部および前記第4流路部は、前記ハンドピースの対応する前記流路管および洗浄管に連通されるものである、
請求項6に記載のフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
フィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置であって、ハンドピースに結合することができ、断面積が増大してフィルタリング効率が増大したフィルターが内蔵されるカートリッジを脱着する方式で使い捨てに取り替え可能に備え、ハンドピースの内部に流れる空気に混じり得る唾液、血液、細菌および異物が患者の口腔内部に露出されて汚染するか感染することを防止し、ハンドピースの内部に異物が積もって発生する性能低下および故障を予防する発明である。
【背景技術】
【0002】
歯科用ハンドピースは、医療機器品目および品目別等級に関する規定(食品医薬品安全庁告示第2011-49号)に基づいて「(A)機構機械」に大分類され、中分類A55000「医療用穿刺機、穿鑿機および穿孔機(pucturing、abrasion、perforating、instrument for medical use)」に属しており、医療用穿刺機、穿鑿機および穿孔機には、歯科用ハンドピース以外に医療用ピーリング装置、電動式医療用穿刺機、医療用切削器具など各種の切削および穿孔機に関連する製品が含まれている。
【0003】
歯科用ハンドピースは、映像伝送/出力用ソフトウェアなどのように人体危害性が高くない2等級に指定されている。現在の分類は、2009年「医療機器品目および品目別等級に関する規定」(食品医薬品安全庁告示第2009-2号)が改定されることによって、歯科用ハンドピースは2個の個別品目(電動式歯科用ハンドピース、空気圧縮式歯科用ハンドピース)に細分化された。
【0004】
歯科用ハンドピースは、全世界の歯科医が毎日使用する機構であり、世界各国のハンドピースは、患者の口腔で歯牙の切削、むし歯の除去のような医療行為に使用される。
【0005】
このようなハンドピースは、韓国歯衛生感染管理学会の「歯科診療室感染管理指針書」をみると、高危険機構に分類され、使用後に直ちに洗浄-潤滑剤塗布-空回り-滅菌過程を経なければならない。しかし、患者が変わる度に滅菌したハンドピースを準備するためには、多数のハンドピースと滅菌機を備えなければならないが、多くの費用がかかり、一部の歯科では簡易滅菌処理したハンドピースを使用している実情である。
【0006】
このようなハンドピースは外部だけ洗浄して使用される場合があり、ハンドピースの外部的構造は滑らかなフレームの形状をしているが、ハンドピースの内部構造は非常に複雑であるので、外部消毒だけでは安全に使用することができない。
【0007】
図1を通じて、従来の一般的なハンドピース構造を説明する。
【0008】
ハンドピース10は、歯科診療に使用できるように流線形の棒状に外形が構成され、ハンドピースのヘッドには、歯牙を切削するためのブレードまたはドリルが備えられる。
【0009】
このようなハンドピースは、ハンドピースを作動させるための駆動力を提供し、ハンドピースを通じて患者の口腔に空気と洗浄水を噴出するために空気と洗浄水を供給される複数個の流路管および水路管がハンドピースの後部分20、すなわちハンドピースに空気と洗浄水を供給するカップリングホースに連結される端部から形成され、流路管および水路管は延びてハンドピースの内部を貫通して形成されることが好ましい。
【0010】
図2を参照して、ハンドピースの後部分20を拡大して図示したPを説明する。
【0011】
ハンドピースの後部分は、空気を供給されるためのコンプレッサーおよび洗浄水を供給されるためのタンクに連結されたカップリングホースが連結される端部であり、これを拡大して図示したPをみると、第1流路管21、第2流路管22、第3流路管23および水路管24を備える。流路管と水路管は説明のための位置であるだけで、設計者の意図に応じて同一の機能をする流路管を異なる位置に設定可能であることが好ましい。
【0012】
第1流路管21は、カップリングホースから空気が流入し、ハンドピースの内部に形成された駆動体(モーター)に向けて空気が流れ、空気の圧力を通じて駆動体を駆動することになり、駆動された空気は、第2流路管22を通じて排気される構成で形成される。
【0013】
第3流路管23は、患者の口腔の臼歯部の削除時に、歯牙粉を吹き出すために空気が患者の口腔に流れる構成である。
【0014】
水路管24は、ハンドピースの過熱を防止するとともに、口腔の施術部位を洗浄するために形成される。
【0015】
前述の流路管と水路管とは管形態でハンドピースを貫通していて洗浄の困難性があり、空気を供給するコンプレッサーと洗浄水を供給するタンクに流入され得る異物がろ過されない状態でハンドピースの内部を通過することになる。
【0016】
前述の流路管および水路管は、構造が歯科装置の構造内で合理的に設計されて最大の衛生を確保し、器機に供給される流体に客観的かつ完全な安全性および密閉性を確保してハンドピースの内部を洗浄および滅菌処理することができるとしても、ハンドピースの頻繁な使用により部品間の公差が発生され、内部に異物が流入することがあり、このような異物は、ハンドピースに連結されたホースを通じてエアを発生させるコンプレッサーおよび洗浄水が保管されるタンクに流入することがある。
【0017】
また、患者を診療する過程で、空気および洗浄水が流入する管を通じて逆にカップリングホースに口腔異物がコンプレッサーおよびタンクに流入し、ハンドピースを滅菌および取り替えてもコンプレッサーおよびタンクに流入された異物によって他の患者の口腔内部に異物が流入することがある。
【0018】
また、ハンドピースは、施術者が施術のために歯科用装備を据置する施術台に据置され、重力によってまだ除去されていない異物がハンドピースの内部でカップリングホースに沿って流入することがあり、これは流路管を通じる空気の循環過程で衛生の問題点が発生され、ハンドピースの内部に固着して故障および汚染を誘発することができる。
【0019】
前述の問題点は、口腔衛生に深刻な問題を起こす可能性があり、患者が他の患者の血または口腔異物によって疾病に露出される可能性がある大きい問題点が生じる。
【0020】
また、ハンドピースの内部に異物が積もってハンドピースの性能を低下し、故障を誘発する可能性がある。
【0021】
前述の問題点を解決するため、口腔衛生、清潔および疾病に患者が露出されることを防止し、施術者の便宜性を増大するためにフィルターが内蔵されたコネクターを用いて、ハンドピースと空気と洗浄水が流入するカップリングホースの間で、患者の口腔に吹き出される空気に混じった異物が患者の口腔に流入することを事前に防止し、口腔衛生、清潔および疾病に患者が露出されることを防止しようとしたが、従来の板または円柱状のフィルターはフィルタリングできる表面積が小さいためフィルタリングの効果が微々たるものであり、圧力によってフィルターが容易に分離されるという問題点があった。
【0022】
したがって、ハンドピースを循環する空気および患者の口腔に使用される空気を効果的にフィルタリングすることができるフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置が必要な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明は、ハンドピースに結合されるコネクターにフィルターが内蔵されたコネクターを備え、ハンドピースの内部の汚染および異物が積もることを防止し、異物を取り替え可能なカートリッジに凝集して一括的に処理することができる目的を有する。
【0024】
また、患者の口腔に清潔な空気を噴出できるように断面積が増大したフィルターを脱着式に備え、フィルタリングによる歯科環境の衛生を維持して患者の口腔健康を図る目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明に係るフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置において、前記コネクターは、前記ハンドピースと前記ホースに向ける複数個の流路部を含む第1カートリッジ部と、前記第1カートリッジ部が貫通する内部空間を含む第2カートリッジ部と、前記内部空間に形成され、前記流路部を通る空気をフィルタリングするフィルター部と、を含み、前記フィルター部は、内部に位置する前記流路部から吐出される空気を前記内部空間に向けて放射状にフィルタリングし、フィルタリングされた空気は、前記ハンドピースに吸い込まれる。
【0026】
本発明によると、前記流路部は、前記ホースから空気を供給され、前記ハンドピースを駆動するための空気を吐出する第1流路部と、前記第1流路部から吐出された空気が排気される第2流路部と、前記ホースから空気を供給され、口腔に使用される空気を吐出する第3流路部と、前記ホースから洗浄水が流れる第4流路部と、を含む。
【0027】
本発明によると、前記フィルター部は、多数のしわが形成されたフィルターと前記フィルターを支持する上部キャップおよび下部キャップを含み、前記第1流路部および前記第3流路部は、前記フィルター部の内部に位置する。
【0028】
本発明によると、前記第2流路部および前記第4流路部は、前記上部キャップを貫通し、前記ハンドピースに連通される。
【0029】
本発明によると、前記上部キャップは、前記第2流路部と前記第4流路部のみが貫通する第2流路孔および第4流路孔を含む。
【0030】
本発明によると、前記第1流路部および前記第3流路部から吐出されてフィルタリングされた空気は、前記ハンドピースの対応する流路管に間隔を置いて吸い込まれる。
【0031】
本発明によると、前記第2流路部および前記第4流路部は、前記ハンドピースの対応する前記流路管および洗浄管に連通される。
【発明の効果】
【0032】
本発明は、ハンドピースの内部に異物が積もって性能低下および故障を防止する効果がある発明であって、さらにハンドピースに連結されるホース、コンプレッサー、および外部要因によって異物が空気に混じってハンドピースの内部および患者の口腔に流入し、患者の口腔衛生および疾病に露出されることを防止する効果がある。
【0033】
また、フィルタリングのための面積が増大したフィルターを含むフィルター部を通じて効果的なフィルタリングを実施することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】
図1は、従来のハンドピースを説明するために図示したものである。
【
図2】
図2は、従来のハンドピースの空気と洗浄水を供給される後部分を説明するために図示したものである。
【
図3】
図3は、本発明の第1カートリッジ部を説明するために図示したものである。
【
図4】
図4は、本発明のフィルター部を説明するために図示したものである。
【
図5】
図5は、本発明の上部キャップと下部キャップを説明するために図示したものである。
【
図6】
図6は、本発明の第1カートリッジ部、第2カートリッジ部、ハンドピース、固定部、第1シーリング部および第2シーリング部の結合関係を説明するために図示したものである。
【
図7】
図7は、本発明の第1カートリッジ部、第2カートリッジ部、ハンドピース、固定部、第1シーリング部および第2シーリング部の結合関係を説明するために図示したものである。
【
図8】
図8は、本発明の第1カートリッジ部、第2カートリッジ部、ハンドピース、固定部、第1シーリング部および第2シーリング部の結合関係を説明するために図示したものである。
【
図9】
図9は、本発明の第1カートリッジ部、第2カートリッジ部、ハンドピース、固定部、第1シーリング部および第2シーリング部の結合関係を説明するために図示したものである。
【
図10】
図10は、本発明の第1カートリッジ部、第2カートリッジ部、ハンドピース、固定部、第1シーリング部および第2シーリング部の結合関係を説明するために図示したものである。
【
図11】
図11は、本発明のフィルター部を通じて流路部を通る空気のフィルタリングを説明するために図示したものである。
【
図12】
図12は、本発明の構成が結合された状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように、本発明の実施例について詳しく説明する。しかし、本発明は色々な異なる形態で具現することができ、ここで説明する実施例に限定されない。
【0036】
本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、したがって本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数形は文面で特別に言及しない限り複数形も含まれる。明細書で使用される「含む(comprise)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素、ステップ、動作および/または素子は一つ以上の他の構成要素、ステップ、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
【0037】
本発明に係るフィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置は、歯科の診療時に施術者が患者口腔に使用するハンドピース100から吐出される空気(AIR)に混じった異物が、ハンドピース100の内部および患者の口腔に流入することを防止し、ハンドピース100の内部に異物が積もって性能低下の問題および故障を防止する発明である。
【0038】
詳細には、ハンドピース100に連結されるホース200、コンプレッサー、および外部要因によって異物が空気に混じってハンドピース100の内部および患者の口腔に流入し、患者の口腔衛生および疾病に露出されることを防止し、異物によるハンドピース100の性能低下および故障問題を解決するための発明である。
【0039】
本発明に係るフィルターが結合されたコネクター300を含む装置の最終結合状態である
図12と
図6ないし9を参考にすると、本発明は、ハンドピース100、ホース200、コネクター300、フィルター部400、挿入部500、固定部600、第1シーリング部700、第2シーリング部800およびカップリングCを含む。
【0040】
フィルター部400は後述するが、コネクター300の第2カートリッジ部320に内蔵された状態で位置し、フィルター部400は脱着することができ、使い捨てに使用されることが好ましい。
【0041】
ここで、使い捨てとは、歯科の診療時に、患者当たり一度使用されるものであって、診療後に廃棄されることを意味する。これによって衛生の問題を解決することができ、歯科診療の信頼性が増大する効果がある。
【0042】
本発明のコネクター300は、ハンドピース100とホース200との間に位置し、ホース200に流入する空気に混じった異物を事前にフィルタリングして凝集して、ハンドピース100の内部に異物がろ過された空気を提供してハンドピース100の内部に駆動体に駆動力を提供し、清浄な空気を患者の口腔に提供する目的があり、歯科の診療時に交差感染を防止することができる。
【0043】
また、本発明は、ハンドピース100とホース200とが結合される端部にコネクター300が連結されて位置されることが好ましく、ハンドピース100とホース200をコネクター300と相互分離してコネクター300または内部フィルター部400を取り替えて脱着する取り替え型で使用できることが好ましい。
【0044】
コネクター300は、第1カートリッジ部310および第2カートリッジ部320を含み、
図3を参考にして、コネクター300の第1カートリッジ部310を説明する。第1カートリッジ部310は、ネジ山が形成された連結本体部311および複数個の流路部を含み、
流路部は、説明の便宜のために第1流路部312、第2流路部313、第3流路部314および第4流路部315として説明する。
【0045】
図3の図示を基準に、連結本体部311の流路部が突出された上側端部は後述する第2カートリッジ部320に連通され、ハンドピース100と直間接に連結される端部であり、ネジ山が形成される下側端部は、ハンドピース100に空気と洗浄水を供給するためのホース200が連結されることが好ましい。
【0046】
連結本体部311は、前述の空気と洗浄水を供給されるための複数個の流路部が内部でホース200に連通するように形成されることが好ましい。
【0047】
第1流路部312は、ホース200から空気が流入し、第1流路部312を通じて流入された空気は、ハンドピース100を作動させるモーターを駆動する駆動力で提供され、第2流路部313を通じて排出されて排気される構成からなる。すなわち、第1流路部312を通じて駆動体(図示せず)、すなわち、モーターを駆動して駆動に使用された空気は、第2流路部313を通じて排気される循環構造であることが好ましい。
【0048】
第3流路部314は、患者の口腔に発生した歯牙粉、血のように施術部位の視野を妨げる口腔異物を除去するための空気を噴射するために流れる構造であり、第3流路部314もホース200から供給されて空気が流れ、ハンドピース100に空気が流動され、患者の口腔に吹き出されることになる。
【0049】
第4流路部315は、ホース200から供給された洗浄水を患者の口腔に噴出することができ、さらにハンドピース100の過熱された温度を洗浄水を通じて下げることができる特徴がある。
【0050】
前述の複数個の流路部は区画されて位置されることが好ましく、相互連通されるものではなく、ホース200からそれぞれ空気と洗浄水を供給される構成として理解されることが好ましい。
【0051】
また、流路部の各役目は、設計者の意図に応じて異なる位置の流路部を指定することができ、それぞれの流路部の位置は単に設計変更できるものであって、流路部の位置による役目が変わっても本発明の技術的思想を適用することができる。
【0052】
図3の図示のように、各流路部の長さが異なるので、これは後述することにする。
【0053】
流路部は、空気がハンドピース100の内部および口腔に流入する特徴上、空気に異物が混じる場合、ハンドピース100の内部に異物が積もることになり、故障を誘発することができる。
【0054】
また、患者の口腔に異物および細菌が流入し、口腔清潔問題と患者が疾病に露出される可能性があるデメリットが発生する。
【0055】
したがって、本発明のフィルター部400は、流路部に流入して混じり得る異物をろ過して、異物が除去された空気をハンドピース100を動作するための駆動力として提供することができ、清浄な空気を患者の口腔に提供することができる。
【0056】
このために、
図4を参考にすると、空気に混じり得る異物をフィルタリングするフィルター部400が図示される。
【0057】
フィルター部400は、多数のしわ411が形成されたフィルター410とフィルター410を支持する上部キャップ430および下部キャップ420を含む。
【0058】
フィルター410は、多数のしわ411が閉鎖された曲面をなし、内部に空間を設けた形態で形成される。フィルター部400の下側端には下部キャップ420が結合され、上側端には上部キャップ430が結合される。
【0059】
図5を参考にして、下部キャップ420および上部キャップ430を説明する。
【0060】
下部キャップ420は、フィルター部400の直径に対応して相補的に結合することができ、前述の流路部がフィルター410の内部を通過できるように連通孔421が形成されることが好ましい。
【0061】
連通孔421は、連結本体部311の上側端の一部が貫通できるように直径を有することが好ましく、気密性のために連通孔421は、連結本体部311の外側面と噛み合う程度に近接して当接するように引き込まれ、外部から空気の流入を遮断して気密性を増大する。
【0062】
上部キャップ430は、フィルター410の上側端に相補的に結合され、前述の第2流路部313および第4流路部315が貫通する第2流路孔431および第4流路孔432を含む。
【0063】
第2流路孔431および第4流路孔432を通じて第2流路部313および第4流路部315は、上部キャップ430を貫通してハンドピース100の流路管および洗浄管P1ないしP4に連結され、空気循環構造をなすことになる。
【0064】
すなわち、上部キャップ430は、第2流路部313および第4流路部315だけが貫通してハンドピース100に連通され、第1流路部312および第3流路部314は、フィルター部400の内部に位置して空気を吐出するとき、空気がフィルター410を経てフィルタリングされる気密構造をなすことになる。
【0065】
すなわち、フィルター部400は、
図11を参考にすると、上部キャップ430と下部キャップ420とを通じて内部に気密性をなすことになり、空気のフィルタリングが必要な第1流路部312および第3流路部314の空気をフィルタリングすることができる。詳細な説明は後述することにする。
【0066】
ここで、第2流路部313および第4流路部315は、上部キャップ430を貫通するために第1流路部312および第3流路部314より相対的に長い長さを有することが好ましく、第1流路部312および第3流路部314の長さの制限はないが、フィルター部400の内部に第1流路部312および第3流路部314が位置できるように設定されることが好ましい。
【0067】
図6および
図7を参考にして、第2カートリッジ部320を説明する。第2カートリッジ部320は、第1支持部321、第2支持部322を含む。
【0068】
図6を参考にすると、フィルター部400が内蔵された状態のコネクター300の断面を図示したものであり、第1支持部321は、上部が開放された円筒の形状であり、外周面には上部方向に突出される側壁が形成される。
【0069】
第1支持部321は、図示されていないが、第1カートリッジ部310の流路部が挿入できる構造であることが好ましい。
【0070】
第2支持部322は、下部面が開放され、内部に空間が設けられる円筒形状であることが好ましい。
【0071】
第2支持部322の下側外周面には、前述の第1支持部321の側壁に当接して結合工程を通じて結合されることが好ましく、これを通じて第1支持部321と第2支持部322とは相互結合され、フィルター部400を内蔵できる密閉された内部空間を形成する。
【0072】
このような結合構造は、結合力を増大して高い圧力でも相互分離せず、堅く支持されて結合することができる。
【0073】
第1支持部321と第2支持部322とが結合する場合、内部には、フィルター部400が位置できる内部空間が形成されることが好ましく、内部空間にフィルター部400の下部キャップ420に向けて第1カートリッジ部310が貫通することが好ましい(フィルター部400が位置する内部空間は、最適のフィルター効率を有するようにフィルター部400の垂直方向の長さを設定することができ、空間内でフィルター部400の大きさおよび位置は調節できることが好ましい)。
【0074】
詳しく説明すると、第1カートリッジ部310の複数個の流路部と第1支持部321を連通させて連結した後、フィルター部400を第1支持部321の上部に位置させ、下部キャップ420に第1カートリッジ部310を挿入させる(第1支持部321の第1カートリッジ部310が貫通される一地点にはネジ山または結合部材を通じて、第1支持部321と第1カートリッジ部310の連結本体部311のネジ山結合を通じて気密性を図ることができる)。
【0075】
このような状態で、第2支持部322を結合させ、第1支持部321と第2支持部322とが形成する内部空間にフィルター部400を位置させることになる。
【0076】
第2支持部322の上側も、流路部に連通される構造であることが好ましく、貫通された第2流路部313および第4流路部315を基準に外側を囲むように、第2支持部の上側一地点で円形に上部が開放され突出されて形成される側壁部が形成され、側壁部には、複数個の挿入通孔が形成される挿入部500が締まり嵌めた状態で公差を有しながら嵌められることになる。
【0077】
図6を参考にすると、挿入部500は、円形の円柱状であり、内部には複数個の挿入通孔が形成され、挿入通孔は説明のために第1挿入通孔501、第2挿入通孔502、第3挿入通孔503および第4挿入通孔504として説明し、第2支持部322の開放された上側端に嵌められた形態で位置することになる。
【0078】
挿入部500が第2支持部322の上側端に嵌められる場合、第2挿入通孔502および第4挿入通孔504には、第2流路部313および第4流路部315が挿入される。
【0079】
後述するが、挿入部500は、ハンドピース100の流路管と洗浄管P1ないしP4、挿入部500を基準に上側で挿入通孔に嵌められ、挿入部500の下側端は、第1カートリッジ部310の第2流路部313および第4流路部315だけが嵌められて挿入される連通構造をなすことになる。
【0080】
すなわち、挿入部500は、ハンドピース100に連通され、第2流路部313および第4流路部315に連通するためにハンドピース100と第1カートリッジ部310との間で連結される部材であり、ハンドピース100の駆動および機能のために前述の流路部の流体循環構造をなすために対応する挿入通孔501ないし504がそれぞれ区画されて形成されることが好ましい。
【0081】
また、
図6の断面図示で、第1挿入通孔501ないし第4挿入通孔504を、理解のために平面断面上に同時に表示しており、平面上に表示しても挿入部500の立体形状に図示されたように挿入通孔の位置を理解することが好ましい。
【0082】
図7を参考にすると、挿入部500と第2支持部322を緊密に支持し、後述する第1シーリング部700が結合されるために外側面にネジ山が形成される固定部600が図示される。
【0083】
固定部600は、挿入部500が嵌められる第2支持部322の外側面に結合されるための固定通孔601が形成されることが好ましく、外側面のネジ山を通じて後述する第1シーリング部700に結合され、ハンドピース100を緊密に固定することができる。
【0084】
図8を参考にして、ハンドピースに結合される第1シーリング部700および第2シーリング部800を説明する。
【0085】
第1シーリング部700は円筒形状であり、ハンドピース100が挿入できるシーリング溝702が形成されることが好ましい。
【0086】
また、第1シーリング部700の下側の内側面には、前述の固定部600に連結されるためにネジ山が形成される第1シーリング締結部701が形成される。
【0087】
ここで、シーリング溝702は、ハンドピース100の外周面の直径より大きく形成され、例として、ハンドピース100に結合される第2シーリング部800の上側端が通過できる大きさの直径を有することが好ましく、詳細な説明は後述することにする。
【0088】
図9を参考にすると、ハンドピース100の下端で結合される第2シーリング部800が図示される。
【0089】
第2シーリング部800の上端部は、ハンドピース100の外周面を囲み、ネジ結合される第2シーリング締結部801が形成され、下端部は、前述の第2支持部322の突出されて形成される端部に当接して支持できる直径を有する。
【0090】
ハンドピース100と第2シーリング締結部801とが結合された状態でシーリング溝702を通過して第1シーリング部700の内側端が第2シーリング部800の上側と下側を分ける段差に係合されることが好ましく、シーリング溝702は、ハンドピース100を第2シーリング締結部801が囲まれた形態の直径に対応して隣接するように直径を有することが好ましく、設計者の意図に応じてワッシャーおよび固定部材を活用できることが好ましい。
【0091】
このような結合構造は、ハンドピース100と第1シーリング部700および第2シーリング部800が結合されるべき位置に結合されるように堅く固定することができ、これを通じて不正確な結合によって発生し得るハンドピース100の破損を防止することができる。
【0092】
第2シーリング部800の下端は、前述の第2支持部322の挿入部500が挿入される第2支持部322の一端の上側端に当接して位置するように段差のある第2シーリング段差部802を含み、第2シーリング段差部802は、第2支持部322の上側端に当接して支持できる直径を有することが好ましい。
【0093】
これを説明するために、
図10を参考にすると、固定部600の外側ネジ山に第1シーリング締結部701がネジ結合される。ここで、第2シーリング締結部801は、挿入部500の上側端に相補的に掛けられる形態に結合され、第2シーリング段差部802は、第2支持部322の上側端に当接して位置する。
【0094】
これを通じて、第1挿入通孔501ないし第4挿入通孔504には、ハンドピース100の流路管P1、P3、P4と洗浄管P2が対応する位置に挿入される。
【0095】
図10の図示のように、第2挿入通孔502には、第2流路部313とハンドピース100の流路管P1とが挿入され、第2挿入通孔502を媒介に連通される。
【0096】
第4挿入通孔504には、洗浄水が流れる第4流路部315と洗浄管P2とが第4挿入通孔504を媒介に連結される。
【0097】
すなわち、第2挿入通孔502および第4挿入通孔504を媒介にハンドピース100の排気のための流路管P1と洗浄水を噴射するための洗浄管P2は直通する。
【0098】
これに対し、第1流路部312および第3流路部314は、フィルター部400の内部に位置する。
【0099】
先に、本発明のフィルター部400は、フィルタリング効果を極大化するために公知のヘパフィルター(HEPA FILTER)、ウルパフィルター(ULPA FILTER)のように高性能フィルターを使用することができる。フィルター部400の種類は公開された公知のフィルター素材を使用することができ、これは、使用者および設計者の意図に応じて選択的に使用することができる。
【0100】
フィルター410は、しわ411が多数形成され、従来の円形または単純板形態の積層型のフィルターと比較してフィルターの単位面積が増大する。これを通じてフィルタリングできる表面積が増大し、空気の異物を効果的にろ過することができ、より多い量の空気をフィルタリングすることができ、施術時間が長くなっても一定のフィルタリング性能を維持することができる。
【0101】
図10および
図11を参考にして、本発明のフィルター部400とフィルター部400を通じて異物がろ過される循環構造を詳しく説明する。
【0102】
本発明のフィルター部400の内部には、第1流路部312および第3流路部314が位置することになる。
【0103】
先に、第1流路部312を説明すると、第1流路部312は外部のコンプレッサーのような動力手段によって空気の圧力をかけることになり、これを通じて第1流路部312に空気を流す。
【0104】
しかし、本発明は、歯科診療に使用される高速のRPMを使用する機構であるだけに外部のコンプレッサーで発生し得る異物がハンドピース100に流入する場合、ハンドピース100の故障を誘発することがあり、ハンドピース100の故障は、患者の施術環境と繊細な歯科診療で瞬間的な故障によって患者の口腔に危険をもたらすことがある。
【0105】
したがって、ハンドピース100に第1流路部312を通じて駆動力として提供される空気はフィルタリングされなければならない。
【0106】
そこで、第1流路部312は、フィルター部400の内部で空気を吐出して吹き出すことになり、吹き出された空気はフィルター410を経てフィルター部の内部から外部に流れ、外部に流れる空気は内部空間に沿って上部に移動して第1流路部312に対応する挿入部500の第1挿入通孔501を通ってハンドピース100の流路管P3に吸い込まれて移動し、ハンドピース100を稼動することになる。
【0107】
以後、ハンドピース100を稼動した空気は、第2流路部313を通じて排気される構造をなすことになる。
【0108】
このとき、第2流路部313は、第2挿入通孔502を通じてハンドピース100の対応する流路管P1に連通され連結されてホースに排気されるが、これは、既に第1流路部312を通じてフィルタリングされた空気はハンドピース100の内部のみを循環するため、排気される過程で別途の異物が流入されず、清浄性が維持されるもので、直接に連結して排気を行うことになる。
【0109】
また、第1挿入通孔501で、第2流路部314と流路管P1とは相互離隔しているが、これは第1挿入通孔501が連通される媒介体の役目を通じて第2流路部314と流路管P1とを緊密に連結することができる。
【0110】
これを通じて、異物の除去された空気がハンドピース100を循環してハンドピース100の故障を防止し、ハンドピース100の内部に異物が積もらないため、耐久性が増大する効果がある。
【0111】
第3流路部314は、患者の口腔に空気を吐出して吹き出す形態で、歯科の診療時に発生する異物を除去する手段であり、第3流路部314を流れる空気は、患者の口腔に吹き出される特徴上、異物が混じる場合、口腔内部に汚染を発生させる。
【0112】
これを防止するため、第3流路部314もフィルター部400の内部でのみ空気を吹き出すことができるように長さが調節され、フィルター410を通じて空気が放射状に内部から外部にフィルタリングされ異物がろ過され、第3流路部314は、内部空間でハンドピース100の第3流路部314に対応する流路管P4と間隔を置いて吐出され、フィルタリングされた空気が吸い込まれる。付け加えて、挿入通孔に嵌められて挿入されたそれぞれの流路部および流路管は、図面上では、挿入通孔内で内側面と一部離隔しているように見えるが、これは理解のために図示されたものであり、実際に挿入通孔の内側面は、流路部と流路管に当接して近接した気密構造であることが好ましい。
【0113】
このとき、挿入通孔が形成された挿入部500は、上部キャップ430と一定の間隔で離隔されたdの距離を有するが、挿入部500が上部キャップ430と当接する場合、第1流路部312および第3流路部314から吐出される空気は、第1挿入通孔501および第3挿入通孔503を塞いでハンドピース100に空気が吸い込まれなくなる。
【0114】
したがって、一定の間隔で離隔された距離dを通じて空気の吸い込みを円滑にして、フィルタリングされた空気をハンドピース100に流入できるようにする。
【0115】
第4流路部315は、患者の口腔に洗浄水を噴出する手段であり、直接にハンドピース100の対応する洗浄管P2に第4挿入通孔504を通じて連通され、第4流路部315を通じて流れる洗浄水は、洗浄水タンクのフィルターを通じて別途に異物が除去され、清潔な洗浄水を患者の口腔に使用することができる。
【0116】
また、本発明のハンドピース、コネクター300、第1シーリング部700およびホース200を連結するにあたり、各構成が連結される端部に追加的な結合力のためにカップリングCを連結することができ、カップリングC結合を通じて結合の気密性を増大する効果を図ることができる。
【0117】
カップリングCの結合構造は公知された技術であり、使用者および設計者の意図に応じて選択的に使用できることが好ましい。
【0118】
前述の第1シーリング部700、第2シーリング部800の締結構造は、フィルター部400を通じて第1流路部312および第3流路部314を通じて吹き出される空気をフィルタリングするとき、発生する圧力にも多重ネジ山締結構造を通じて結合力が増大し、
これを通じて、内部の圧力が一定に維持され、流体の圧力を通じて円滑な循環構造をなすことができる。
【0119】
また、気密性が向上して外部から流入する埃および異物がフィルター部400が位置した内部に流入することを防止する効果がある。
【0120】
まとめると、空気と洗浄水が吹き出される圧力にも、ハンドピース100、コネクター300およびホース200は相互離脱せず、多重ネジ山結合を通じて堅く連結されるメリットがあり、気密性が維持されて外部から異物が流入しない効果がある。
【0121】
これは、従来のハンドピース100から噴出される空気に含まれ得る異物および細菌をろ過して提供するので、患者の口腔健康を図る効果があり、衛生の問題を解決して歯科の診療時に衛生を確保して診療の質が向上する効果がある。
【0122】
まとめると、本発明は、ハンドピース100とホース200との間で分離結合式で構成することができ、患者一人を診療した後、直ちに取り替え可能で衛生的に管理することができる効果がある。
【0123】
また、フィルター部400によって空気をフィルタリングしてハンドピース100の内部に積もり得る異物を防止し、清浄な空気を通じて患者の口腔に空気を噴出時に異物および細菌が除去され、患者の口腔に異物が流入することを防止できる効果がある。
【0124】
また、簡単にコネクター300のみ分離して使い捨てに交換して使用することができ、便宜性が増大する効果があり、凝集された異物は、フィルター部400の交換だけで容易に除去可能なメリットがある。
【0125】
したがって、本発明は、ハンドピース100とホース200との間を連結するコネクター300、第1シーリング部700、第2シーリング部800を分離可能に設計して使い捨てに使用して歯科の診療時に最大の衛生を確保し、ハンドピース100に供給される流体に客観的かつ完全な安全性および密閉性を確保してハンドピース100を清潔に維持することができ、診療衛生に対して最適の状態を維持することができる効果がある。
【0126】
以上で本発明の好ましい実施例について詳細に説明しているが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、以下の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の多くの変形および改良形態も、本発明の権利範囲に属するものである。
【産業上の利用可能性】
【0127】
フィルターが結合されたハンドピースコネクターを含む装置であって、ハンドピースに結合することができ、断面積が増大してフィルタリング効率が増大したフィルターが内蔵されるカートリッジを脱着する方式で使い捨てに取り替え可能に備え、ハンドピースの内部に流れる空気に混じり得る唾液、血液、細菌および異物が患者の口腔内部に露出されて汚染するか感染することを防止し、ハンドピースの内部に異物が積もって発生する性能低下および故障を予防する発明である。
【国際調査報告】