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特表2024-526048車両データ収集管理のシステム、方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-17
(54)【発明の名称】車両データ収集管理のシステム、方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/44 20180101AFI20240709BHJP
   G06F 9/00 20180101ALI20240709BHJP
   G07C 5/00 20060101ALI20240709BHJP
【FI】
G06F9/44
G06F9/00
G07C5/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574645
(86)(22)【出願日】2022-06-06
(85)【翻訳文提出日】2024-01-31
(86)【国際出願番号】 US2022032380
(87)【国際公開番号】W WO2022256742
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】63/197,021
(32)【優先日】2021-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】522111334
【氏名又は名称】ソナタス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100158551
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 貴明
(72)【発明者】
【氏名】ファン ユ
(72)【発明者】
【氏名】ズー サーストン
(72)【発明者】
【氏名】リン アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】チェン イーシャン
(72)【発明者】
【氏名】リード ロビン
(72)【発明者】
【氏名】ダンカー スディール ランファル
(72)【発明者】
【氏名】ワン シュエリン
(72)【発明者】
【氏名】ポルティロ ジェイミー アルカンタラ
(72)【発明者】
【氏名】バレンズエラ フェリペ アンドレス バルデス
(72)【発明者】
【氏名】ゾン シュアンラン
(72)【発明者】
【氏名】シャルマ ロヒット
【テーマコード(参考)】
3E138
5B376
【Fターム(参考)】
3E138AA07
3E138MA01
3E138MB08
3E138MC01
3E138MC11
3E138MD05
5B376FA11
5B376GA07
(57)【要約】
装置は、自動化定義回路、自動化管理回路、及び自動化コマンド回路を含むコントローラを備える。自動化定義回路は、自動化ユーザインタフェースを実装し、少なくとも1つの自動化レシピをユーザインタフェースに提供し、自動化ユーザインタフェースとのユーザ通信に応答して自動化要求を解釈するように構成されている。自動化管理回路は、自動化要求に応答して自動化記述を決定するように構成されている。自動化コマンド回路は、自動化記述を車両のコントローラに提供するように構成され、車両のコントローラは、自動化記述に応答して自動化車両応答を実施するように構成されている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラが、
自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、
前記自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含み、前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する、システム。
【請求項2】
前記自動化記述は、前記車両のポリシーの少なくとも一部を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記自動化アクションプランは、収集されるデータのデータ記述、アクチュエータ応答、又はトリガ記述のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記車両のアクチュエータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記車両のセンサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記複数のエンドポイントのエンドポイントは、第2のコントローラを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第2のコントローラは、前記自動化車両応答の実施に応答して前記コントローラに確認値を提供するように更に構成されている、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記複数のエンドポイントのうちの第2のエンドポイントを更に備え、前記第2のエンドポイントは、前記自動化車両応答を実施するための自動化コマンドに応答する、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記車両は、第2の複数のエンドポイントを有する第2のネットワークを有し、前記第2の複数のエンドポイントの第2のエンドポイントを更に備え、前記第2のエンドポイントは、前記自動化コマンドに応答して前記自動化車両応答を実施する、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記自動化アクションプランは、事象検出記述を含み、前記自動化実行回路は、前記事象検出記述に応答して事象を検出し、前記検出された事象に更に応答して前記自動化車両応答を実施するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記自動化記述は、車両動作状態を更に含み、前記自動化管理回路は更に、前記車両動作状態に応答して前記自動化アクションプランを提供するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記自動化記述は、外部動作状態を更に含み、前記自動化管理回路は、前記外部動作状態に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
システムであって、
複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラが、
自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記自動化トリガ記述及び前記自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、
前記トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、前記トリガ事象値及び前記自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含み、前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する、システム。
【請求項14】
前記自動化実行回路が、前記トリガ検出プランに応答してトリガ評価コマンドを提供するように更に構成され、前記複数のエンドポイントのうちの第2のエンドポイントが、前記トリガ評価コマンドに応答してトリガ評価値を提供し、前記自動化実行回路は、前記トリガ評価値に応答して前記トリガ事象値を決定するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記自動化実行回路が、前記トリガ検出プランに応答してトリガ評価コマンドを提供するように更に構成され、前記エンドポイントが、前記トリガ評価コマンドに応答してトリガ評価値を提供し、前記自動化実行回路が、前記トリガ評価値に応答して前記トリガ事象値を決定するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記自動化アクション記述は、自動化スケジューリング値を更に含み、前記自動化管理回路は、前記自動化スケジューリング値に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記自動化トリガ記述は、トリガスケジューリング値を更に含み、前記自動化管理回路は、前記トリガスケジューリング値に応答して前記自動化トリガプランを提供するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記自動化車両応答は、アクチュエータコマンド、アクチュエータ起動、又はアクチュエータ軌道のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
前記自動化車両応答は、前記車両の特徴を選択的に有効にする、前記車両の特徴の較正を調整する、前記車両のディスプレイを調整する、前記車両の照明を調整する、前記車両の環境管理システムを調整する、前記車両のサウンドシステムを調整する、又は前記車両のオペレータ制御応答を調整する、ことの少なくとも1つを備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記自動化アクション記述は、アクション繰り返し値を含み、前記自動化管理回路は、前記アクション繰り返し値に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
前記自動化アクション記述は、アクション中断記述を含み、前記自動化管理回路は、前記アクション中断記述に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項22】
システムであって、
複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラが、
タスク記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記タスク記述に応答してタスクアクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、
前記タスクアクションプランに応答してタスク実行コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含み、前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記車両のタスクを実行するために前記タスク実行コマンドに応答する、システム。
【請求項23】
前記タスクは、前記車両の動作状態を監視することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記タスクは、アクチュエータを選択的に作動させることを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項25】
前記タスクは、外部の動作状態を監視することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項26】
前記タスクは、事象が発生したか否かを決定することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項27】
前記タスクは、タスク実行コマンド又はエンドポイントからの応答の少なくとも一方に応答してレポートを提供することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項28】
前記タスク記述は、タスクスケジューリング値を更に含み、前記自動化管理回路は、前記タスクスケジューリング値に応答して前記タスクアクションプランを提供するように更に構成されている、請求項22に記載のシステム。
【請求項29】
前記タスク記述は、タスク開始値を更に含み、前記自動化管理回路は、前記タスク開始値に応答して前記タスクアクションプランを提供するように更に構成されている、請求項22に記載のシステム。
【請求項30】
システムであって、
複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラが、
自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記自動化トリガ記述及び前記自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、
前記トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、前記トリガ事象値及び前記自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含み、前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する、システム。
【請求項31】
前記自動化トリガ記述は、車両動作パラメータに対するフィルタ記述を含み、前記自動化管理回路は、前記車両動作パラメータに対する前記フィルタ記述に応答して前記トリガ検出プランを提供するように更に構成されている、請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記自動化トリガ記述は、車両動作パラメータ、ネットワークメッセージ、又はコントローラパラメータの少なくとも1つに対するデータパース記述を含み、前記自動化管理回路は、前記データパース記述に応答して前記トリガ検出プランを提供するように更に構成されている、請求項30に記載のシステム。
【請求項33】
前記自動化トリガ記述は、マップ記述を含み、前記自動化管理回路は、前記マップ記述に応答して前記トリガ検出プランを提供するように更に構成されている、請求項30に記載のシステム。
【請求項34】
前記マップ記述は、複数の値に対するマルチパラメータ値マップを含み、前記複数の値は各々、車両動作パラメータ、外部動作パラメータ、故障値、又は状態値のうちの少なくとも1つを含む、請求項33に記載のシステム。
【請求項35】
前記自動化トリガ記述は、集計データ記述を含み、前記自動化管理回路は、前記集計データ記述に応答して前記トリガ検出プランを提供するように更に構成されている、請求項30に記載のシステム。
【請求項36】
前記自動化トリガ記述は、統計分析記述を含み、前記自動化管理回路は、前記統計分析記述に応答して前記トリガ検出プランを提供するように更に構成されている、請求項30に記載のシステム。
【請求項37】
前記統計分析記述は、車両動作パラメータの統計的異常定義を含む、請求項30に記載のシステム。
【請求項38】
前記自動化実行回路は、前記統計的異常定義及び前記車両動作パラメータの値に応答して関連する動作状態が存在することを決定し、前記関連する動作状態に応答してトリガ事象値を決定するように更に構成されている、請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
システムであって、
複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラが、
自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供し、前記自動化アクションプランをデータファイルとして前記コントローラに通信可能に結合されたデータストレージに格納するように構成された自動化管理回路と、
前記自動化アクション記述に応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含み、
前記複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、前記自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する、システム。
【請求項40】
前記自動化アクションプランは、前記自動化コマンドの条件付き動作を実施する、請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記自動化アクションプランは、複数の自動化コマンドの分岐動作を実施し、前記複数の自動化コマンドは、前記自動化コマンドを含む、請求項39に記載のシステム。
【請求項42】
前記自動化アクションプランは、前記自動化コマンドを含む状態機械動作を実施する、請求項39に記載のシステム。
【請求項43】
前記自動化アクションプランは、前記自動化コマンドを含む周期的動作を実施する、請求項39に記載のシステム。
【請求項44】
コントローラを備えた装置であって、
前記コントローラが、
自動化ユーザインタフェースを実装し、前記自動化ユーザインタフェースに少なくとも1つの自動化レシピを提供し、前記自動化ユーザインタフェースとのユーザ通信に応答して自動化要求を解釈する、ように構成された自動化定義回路と、
前記自動化要求に応答して自動化記述を決定するように構成された自動化管理回路と、
前記自動化記述を車両のコントローラに提供するように構成された自動化コマンド回路であって、前記車両のコントローラは、前記自動化記述に応答して自動化車両応答を実施するように構成されている、自動化コマンド回路と、
を含む、装置。
【請求項45】
前記自動化定義回路は、ユーザのユーザ特性に応答して自動化レシピのグループを選択し、前記自動化レシピの選択されたグループに応答して前記少なくとも1つの自動化レシピを提供するように更に構成されている、請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記自動化要求は、前記少なくとも1つの自動化レシピのうちの選択された1つを含む、請求項44に記載の装置。
【請求項47】
前記少なくとも1つの自動化レシピの各々は、前記車両の自動化動作、前記車両の自動化動作の一部、又は前記車両の自動化動作のテンプレートのうちの少なくとも1つを含む、請求項44に記載の装置。
【請求項48】
前記自動化要求は、不可知パラメータ記述である少なくとも1つのパラメータ記述を含む、請求項44に記載の装置。
【請求項49】
前記自動化記述は、車両固有のパラメータ記述である少なくとも1つのパラメータ記述を含む、請求項48に記載の装置。
【請求項50】
コントローラを備えた装置であって、
前記コントローラが、
複数の自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、
前記複数の自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、
前記自動化アクションプランに応答して車両ネットワークのエンドポイントに複数の自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、
を含む、装置。
【請求項51】
前記自動化定義回路は、前記複数の自動化記述の少なくとも1つに対応する優先順位値を解釈するように更に構成されており、前記自動化管理回路は、前記優先順位値に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記自動化定義回路は、前記複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する階層値を解釈するように更に構成されており、前記自動化管理回路は、前記階層値に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記自動化管理回路は、前記複数の自動化記述のうちの少なくとも2つの間の依存値を決定し、前記依存値に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項50に記載の装置。
【請求項54】
前記自動化管理回路は、前記自動化記述の少なくとも1つに対する動作影響を決定し、前記動作影響に応答して前記自動化アクションプランを提供するように更に構成されている、請求項50に記載の装置。
【請求項55】
前記自動化管理回路は、前記自動化実行回路の動作に応答して前記複数の自動化記述の少なくとも1つを非推奨にするように更に構成されている、請求項50に記載の装置。
【請求項56】
前記自動化管理回路は、
前記複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを削除するために、前記自動化アクションプランを更新すること;
前記複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに応答する格納されたデータを削除すること;
前記複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する格納されたレシピを削除すること;
又は
前記複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する優先順位値又は階層値のうちの少なくとも1つを調整すること;
からなる動作から選択される少なくとも1つの動作を実施することにより、前記複数の自動化記述の少なくとも1つを非推奨にするように更に構成されている、請求項55に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願に対する相互参照)
本出願は、2021年3月8日に出願され、名称「SYSTEM, METHOD, AND APPARATUS FOR MANAGING VEHICLE DATA COLLECTION」(SONA-0010-U01)の米国特許出願シリアル番号17/195,589に対する優先権を主張し、またその一部継続出願である。
【0002】
本出願は、2021年6月4日出願に出願され、名称「SYSTEM, METHOD, AND APPARATUS FOR VEHICLE AUTOMATION MANAGEMENT」(SONA-0011-P01)の米国仮特許出願シリアル番号63/197,021に対する優先権を主張する。
【0003】
米国特許出願シリアル番号17/195,589(SONA-0010-U01)は、2020年3月6日出願に出願され、名称「SYSTEM, METHOD AND APPARATUS FOR IMPLEMENTING CONFIGURABLE DATA COLLECTION FOR A VEHICLE」(SONA-0004-P01)の米国仮特許出願シリアル番号62/986,444、及び2020年5月13日出願に出願され、名称「SYSTEM, METHOD AND APPARATUS FOR IMPLEMENTING CONFIGURABLE DATA COLLECTION FOR A VEHICLE」(SONA-0005-P01)の米国仮特許出願シリアル番号63/024,383、並びに2020年12月10日に出願され、名称「SYSTEM METHOD AND APPARATUS FOR IMPLEMENTING CONFIGURABLE DATA COLLECTION FOR A VEHICLE」(SONA-0009-P01)の米国仮特許出願シリアル63/123,531に対する優先権を主張する。
【0004】
上記特許文献は全て、あらゆる目的で引用により全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0005】
車両の動作能力の更新、車両特徴の動作の調整、又は同様のもののために、従来の既知のシステムが利用可能である。しかしながら、従来の既知のシステムは、複数の欠点がある。例えば、従来の既知のシステムは、これらの機能を実行するために、車両への直接アクセスを必要とし、又は、無線(OTA)ソフトウェア更新を利用する。しかしながら、従来の既知のシステムは、例えば、車両のシャットダウンを必要とすること、ダウンタイムを課す車両上のソフトウェア又はファームウェアを更新すること、及び(例えば、更新が中断された場合)車両が動作しなくなるリスク及び/又は更新又は変更に対して有意な管理費(例えば、更新が成功しなかった場合に備えて複数のバージョンのソフトウェアを利用可能にしておく)が課されることなど、重大なリスクをもたらす。更に、従来の既知のシステムの機能は制限されており、例えば、ソフトウェアのバージョン変更をもたらす特徴が制限される可能性があり、或いは、実装できる前に追加の検証又は認証を必要とする場合がある。更に、従来の既知のシステムは、更新又は変更を実行するエンティティが、車両に関する完全な知識(例えば、パラメータ名、エンドポイント、コントローラ、メモリ位置等のハードウェアレイアウト)及びオーソリティ(例えば、車両のコントローラ上のソフトウェアにアクセスして調整することに対する許可)を有することを必要とする。このように、従来の既知のシステムは、多大なコスト及びリスクをもたらし、機能が制限されている。
【0006】
車両通信ネットワークは、車両全体にわたってセンサ、アクチュエータ、コントローラ、ユーザインタフェース、乗客の個人デバイス、トレーラ、及び通信デバイスを接続するために利用される。最近の傾向として、より多くのデバイスが接続され、デバイス間でより多くのデータがやり取りされ、車両性能、安全性、及びエミッション要件を満たすためのより低いレイテンシー要件、並びに車両特徴の追加に伴って、これらの車両通信ネットワークへの負担が増加している。加えて、消費者は、接続性の向上、ドライバーの負担を軽減するための車両特徴の強化及び/又はカスタマイズされた特徴、並びに車両通信ネットワークの負担を増加させる他の特徴を期待している。これらの傾向は、近い未来でも継続し、加速することが予想される。
【0007】
車両機能の進化は、より多くのエンティティが車両機能にアクセスできることが望ましい状況(例えば、メーカー、ディーラー、サービスプロバイダ、OEM、ボディビルダー、アフターマーケット特徴プロバイダ、及び/又は個人消費者)を促進する。しかしながら、車両機能変更のための能力を提供することが、より高価でより高リスクになるという状況は、複数の要因によって促進されている。例えば、安全性及び/又はエミッションに関する規制、車両の高信頼性及び低故障率に対する要望、及び複数のネットワーク、構成、及び車両上の多数の相互作用コントローラを有する車両自体の複雑性の増大は、全てが一体となって、車両に新しい機能を実装するための費用、リスク、及び複雑性を増大させる。更に、ネットワークタイプ、センサ、アクチュエータ、ドライブライン構成要素などの変更を含む、所与の車両設計の変更ペースは増加しており、より幅広いオーディエンスに達する機能を提供すること、及び車両のより大きなコンテンツ断面に到達することが、更に複雑で高価で、リスクが高くなっている。更に、車両上で利用可能な有意な量のデータは、このようなデータが個人識別情報、機密情報、車両制御情報、又はセキュリティリスクとなり得る情報(例えば、特定の時間における車両の位置等)を含むか否かにかかわらず、機密データである。要約すると、車両に機能を実装し、データ又は機能の観点から車両と相互作用することができるエンティティのベースを拡大することが望まれている一方で、これらのことを行うためのコスト及びリスクが増大している。
【0008】
前述の複雑性及び他の課題は相乗作用をもたらし、車両データ環境の複雑性を、各課題からの個々の寄与の合計よりも更に大きくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許出願第17/027,167号明細書
【特許文献2】米国特許出願第17/027,187号明細書
【特許文献3】米国特許出願第17/195,589号明細書
【発明の概要】
【0010】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、コントローラと、を含み、上記コントローラは、自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路とを含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0011】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上は、特定の実施形態に存在することができる。自動化記述は、車両のポリシーの少なくとも一部を含む。自動化アクションプランは、収集されるデータのデータ記述、アクチュエータ応答、又はトリガ記述のうちの少なくとも1つを含む。複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、車両のアクチュエータを含む。複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、車両のセンサを含む。複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、第2のコントローラを含む。第2のコントローラは、自動化コマンドに応答して選択されたデータ値又は選択されたアクチュエータコマンド値の一方を提供するように構成されている。第2のコントローラは、自動化車両応答の実施に応答して確認値をコントローラに提供するように更に構成されている。システムは、複数のエンドポイントのうちの第2のエンドポイントを更に含み、第2のエンドポイントは、自動化車両応答を実施するための自動化コマンドに応答する。エンドポイントはセンサを含み、第2のエンドポイントはアクチュエータを含む。システムは、第2の複数のエンドポイントを有する第2のネットワークを有する車両を更に含み、第2の複数のエンドポイントの第2のエンドポイントであって、この第2のエンドポイントは、自動化車両応答を実施するための自動化コマンドに応答する。エンドポイントはセンサを含み、第2のエンドポイントはアクチュエータを含む。ネットワークは第1のネットワークタイプを含み、第2のネットワークは、第2のネットワークタイプを含み、第1のネットワークタイプは第2のネットワークタイプとは異なる。自動化車両応答は、アクチュエータを選択的に作動させること、選択されたデータを収集すること、アクチュエータを選択された位置に移動させること、自動化車両応答をホールド期間遅延させること、検出された事象に対して自動化車両応答を遅延させること(ここで、自動化アクションプランは事象検出記述を含む)、又は前述の何れか1又は2以上に関連する通知を提供すること、のうちの少なくとも1つを含む。自動化アクションプランは、事象検出記述を含み、自動化実行回路は、事象検出記述に応答して事象を検出し、検出された事象に更に応答して自動化車両応答を実施するように更に構成されている。自動化記述は、車両動作状態を更に含み、自動化管理回路は更に、車両動作状態に応答して自動化アクションプランを提供するように構成されている。自動化記述は、外部動作状態を更に含み、自動化管理回路は、外部動作状態に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。自動化定義回路は、外部デバイスから自動化記述を受信するように更に構成されている。
【0012】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラが、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、トリガ事象値及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0013】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。システムは、自動化実行回路が、トリガ検出プランに応答してトリガ評価コマンドを提供するように更に構成され、複数のエンドポイントのうちの第2のエンドポイントが、トリガ評価コマンドに応答してトリガ評価値を提供し、自動化実行回路が、トリガ評価値に応答してトリガ事象値を決定するように更に構成されている、ことを更に含む。システムは、自動化実行回路が、トリガ検出プランに応答してトリガ評価コマンドを提供するように更に構成され、エンドポイントが、トリガ評価コマンドに応答してトリガ評価値を提供し、自動化実行回路が、トリガ評価値に応答してトリガ事象値を決定するように更に構成されている、ことを更に含む。自動化アクション記述は、自動化スケジューリング値を更に含み、自動化管理回路は、自動化スケジューリング値に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。自動化トリガ記述は、トリガスケジューリング値を更に含み、自動化管理回路は、トリガスケジューリング値に応答して自動化トリガプランを提供するように更に構成されている。自動化車両応答は、複数の自動化アクションを含む。自動化アクション記述は、自動化スケジューリング値を更に含み、複数の自動化アクションは、自動化スケジューリング値に応答して実行される。自動化スケジューリング値は、複数の自動化アクションの順序又はタイミングの少なくとも一方を含む。自動化車両応答は、アクチュエータコマンド、アクチュエータ起動、又はアクチュエータ軌道のうちの少なくとも1つを含む。自動化車両応答は、車両の特徴を選択的に有効にすること、車両の特徴の較正を調整すること、車両のディスプレイを調整すること、車両の照明を調整すること、車両の環境管理システムを調整すること、車両のサウンドシステムを調整すること、又は車両のオペレータ制御応答を調整すること、のうちの少なくとも1つを含む。自動化アクション記述は、アクション繰り返し値を含み、自動化管理回路は、アクション繰り返し値に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。自動化アクション記述は、アクション中断記述を含み、自動化管理回路は、アクション中断記述に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。アクション中断記述は、車両オフ事象に対するアクション応答記述を含む。アクション中断記述は、車両故障事象に対するアクション応答記述を含む。アクション中断記述は、車両動作中断に対するアクション応答記述を含む。動作中断記述は、タイムアウト事象に対する動作応答記述を含む。
【0014】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、タスク記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、タスク記述に応答してタスクアクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、タスクアクションプランに応答してタスク実行コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、車両のタスクを実行するためにタスク実行コマンドに応答する。
【0015】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。タスクは、車両の動作状態を監視することを含む。タスクは、アクチュエータを選択的に作動させることを含む。タスクは、アクチュエータを選択された位置に移動させることを含む。タスクは、外部の動作状態を監視することを含む。タスクは、事象が発生したか否かを決定することを含む。タスクは、車両の選択されたデータを収集することを含む。タスクは、タスク実行コマンド又はエンドポイントからの応答の少なくとも一方に応答して通知を提供することを含む。タスクは、タスク実行コマンド又はエンドポイントからの応答の少なくとも一方に応答してレポートを提供することを含む。タスクは、タスク実行コマンド又はエンドポイントからの応答の少なくとも一方に応答してタスクに関連付けられたデータを格納することを含む。タスクは、タスク実行コマンド又はエンドポイントからの応答の少なくとも一方に応答してタスクに関連付けられたデータを送信することを含む。タスク記述は、タスクスケジューリング値を更に含み、自動化管理回路は、タスクスケジューリング値に応答してタスクアクションプランを提供するように更に構成されている。タスク記述は、タスク開始値を更に含み、自動化管理回路は、タスク開始値に応答してタスクアクションプランを提供するように更に構成されている。
【0016】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、トリガ事象値及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0017】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化トリガ記述は、車両動作パラメータに対するフィルタ記述を含み、自動化管理回路は、車両動作パラメータに対するフィルタ記述に応答してトリガ検出プランを提供するように更に構成されている。フィルタ記述は、ハイパスフィルタ又はローパスフィルタの少なくとも一方を含む。フィルタ記述は、閾値フィルタ、カテゴリフィルタ、又は関連性フィルタの少なくとも1つを含む。フィルタ記述は、バンドパスフィルタ又はノッチフィルタの少なくとも1つを含む。自動化トリガ記述は、車両動作パラメータ、ネットワークメッセージ、又はコントローラパラメータのうちの少なくとも1つに対するデータパース記述を含み、自動化管理回路は、データパース記述に応答してトリガ検出プランを提供するように更に構成されている。自動化トリガ記述は、マップ記述を含み、自動化管理回路は、マップ記述に応答してトリガ検出プランを提供するように更に構成されている。マップ記述は、複数の値に対するマルチパラメータ値マップを含み、複数の値は各々、車両動作パラメータ、外部動作パラメータ、故障値、又は状態値のうちの少なくとも1つを含む。マップ記述は地理的記述を含む。マップ記述は、エキスパートシステムの少なくとも一部を含む。自動化トリガ記述は、集計データ記述を含み、自動化管理回路は、集計データ記述に応答してトリガ検出プランを提供するように更に構成されている。集計データ記述は、少なくとも1つの車両動作パラメータの集計記述を含む。集計記述は、以下:少なくとも1つの車両動作パラメータの複数の値の合計、少なくとも1つの車両動作パラメータの複数の値のローリング合計、少なくとも1つの車両動作パラメータの複数の値の平均、少なくとも1つの車両動作パラメータの複数の値のローリング平均;少なくとも1つの車両動作パラメータの複数の値の対応する閾値との比較;少なくとも1つの車両動作パラメータの時間微分に基づく集計;少なくとも1つの車両動作パラメータの運転微分に基づく集計;又は少なくとも1つの車両動作パラメータの周波数分析に基づく集計;から選択される少なくとも1つの集計方式を含む。自動化トリガ記述は、統計分析記述を含み、自動化管理回路は、統計分析記述に応答してトリガ検出プランを提供するように更に構成されている。統計分析記述は、車両動作パラメータの統計的異常定義を含む。自動化実行回路は、統計的異常定義及び車両動作パラメータの値に応答して関連する動作状態が存在することを決定し、関連する動作状態に応答してトリガ事象値を決定するように更に構成されている。車両動作パラメータの統計的異常定義は、車両動作パラメータの集計値、車両動作パラメータの微分値、又は車両動作パラメータの周波数分析のうちの少なくとも1つをベースとする。
【0018】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路であって、自動化トリガ記述がトリガ時間記述を含む、自動化定義回路と、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、トリガ事象値及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0019】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。トリガ時間記述は、トリガ事象値と自動化コマンドとの間に強制可能な遅延期間を含む。トリガ時間記述は、時間ウィンドウを含み、自動化実行回路は、時間ウィンドウに応答してトリガ事象値を決定するように更に構成されている。トリガ時間記述は、トリガ検出プランの第1の部分及びトリガ検出プランの第2の部分の間に強制可能な遅延期間を含む。自動化トリガ記述は、自動化アクションプランの第1の部分と自動化アクションプランの第2の部分との間に強制可能な遅延期間を含む。自動化アクションプランは、データ送信動作を含む。自動化アクションプランは、データ収集動作を含む。自動化アクションプランは、一連のアクションを含み、トリガ時間記述は、一連のアクションのスケジュールを含む。一連のアクションの各アクションは、データ収集アクション、アクチュエータコマンド、データストレージアクション、又はデータ送信アクションのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供し、自動化アクションプランをデータファイルとしてコントローラに通信可能に結合されたデータストレージに格納するように構成された自動化管理回路と、自動化アクション記述に応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントが自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0021】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化コマンドは、データファイルから決定された少なくとも1つのデータ値を含む。自動化実行回路は更に、自動化コマンドを、ネットワーク通信としてエンドポイントに提供されるデータパラメータとして提供するように構成されている。自動化アクションプランは、自動化コマンドの条件付き動作を実施する。自動化アクションプランは、複数の自動化コマンドの分岐動作を実施し、複数の自動化コマンドは、自動化コマンドを含む。自動化アクションプランは、自動化コマンドを含む状態機械動作を実施する。自動化アクションプランは、自動化コマンドを含む周期的動作を実行する。
【0022】
例示的な装置は、コントローラを含み、コントローラは、外部デバイスからの自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、自動化アクション記述に応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントは、自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施する。
【0023】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。装置は、自動車両応答の実施に応答して外部デバイスに確認通信を提供するように構成された自動化報告回路を更に含む。自動化管理回路は、自動化アクションプランに応答するポリシーを格納するように更に構成され、自動化実行回路は、ポリシーに応答して自動化コマンドを提供する。自動化管理回路は、自動化アクションプランに応答する格納されたポリシーを調整するように更に構成され、自動化実行回路は、調整された格納されたポリシーに応答して自動化コマンドを提供する。自動化コマンドは、アクチュエータコマンドを含む。自動化コマンドは、データ収集コマンドを含む。装置は、データ収集コマンドに応答して収集されたデータの少なくとも一部を外部デバイスに提供するように構成された自動化報告回路を更に含む。自動化コマンドは、コントローラを有する車両のフロー、アプリケーション、又はサービスのうちの1つに対する較正調整を含む。自動化管理回路は、自動化記述を提供するための外部デバイスのオーソリゼーションを決定するように更に構成されている。
【0024】
例示的な装置は、コントローラを含み、コントローラは、自動化ユーザインタフェースを実装し、自動化ユーザインタフェースとのユーザ通信に応答して自動化要求を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化要求に応答して自動化記述を決定するように構成された自動化管理回路と、自動化記述を車両のコントローラに提供するように構成された自動化コマンド回路であって、車両のコントローラは、自動化記述に応答して自動化車両応答を実装するように構成された、自動化コマンド回路と、を含む。
【0025】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化管理回路は、自動化要求に対するユーザのオーソリゼーションを確認し、オーソリゼーションに応答して自動化記述を決定するように更に構成されている。自動化管理回路は、自動化車両応答のために収集されるデータ、自動化車両応答のために車両のネットワーク上で提供されるデータ、自動化車両応答のためにアクセスされるアクチュエータ、自動化車両応答のためにアクセスされるサービス、自動化車両応答のためにアクセスされるフロー、自動化車両応答のためにアクセスされるアプリケーション、又は自動化車両応答に関連する動作上の影響のうちの少なくとも1つに応答してオーソリゼーションを確認するように更に構成されている。自動化管理回路は、オーソリゼーションに応答して自動化記述を自動化要求の修正バージョンとして決定するように更に構成されている。自動化定義回路は、自動化要求の修正バージョンに応答して自動化ユーザインタフェースに修正通信を提供するように更に構成されている。自動化管理回路は更に、オーソリゼーションに応答して自動化要求を拒否するように構成されている。自動化管理回路は、自動化要求の拒否に応答して自動化ユーザインタフェースに拒否通信を提供するように更に構成されている。自動化コマンド回路は、自動化記述をポリシー又はポリシー更新のうちの1つとして提供するように更に構成されている。自動化コマンド回路は、車両コントローラから確認通信を受信するように構成されている。自動化定義回路は更に、自動化ユーザインタフェースに確認通信を提供するように更に構成されている。
【0026】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供し、トリガ検出プランに応答してデータストレージコマンドを提供するように構成された自動化管理回路と、データストレージコマンドに応答して利用可能なデータストレージの確認又はデータストレージの確保の少なくとも一方を実行するように構成されたデータキャッシュ回路と、トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、トリガ検出プランに応答してトリガ評価データを格納し、トリガ事象値及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含み、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントが自動化コマンドに応答して自動車両応答を実施する。
【0027】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化管理回路は、トリガ評価データをサポートするために利用されるデータ量に応答してデータストレージコマンドを提供するように更に構成されている。データキャッシュ回路は、データストレージの確保を実行し、少なくとも1つの車両コントローラに関連するメモリストレージ上にデータストレージを確保するように更に構成されている。少なくとも1つの車両コントローラは、データキャッシュ回路を含むコントローラを含む。自動化管理回路は、データストレージコマンドをトリガ評価データのデータストレージ軌跡として提供するように更に構成されている。前記自動化管理回路は、前記データストレージコマンドを、前記トリガ評価データのデータストレージスケジュールとして提供するように更に構成されている。自動化管理回路は、データストレージコマンドの少なくとも一部を条件付きデータストレージコマンドとして提供するように更に構成されている。データストレージコマンドは、トリガ評価データの少なくとも1つのデータ要素に対する優先順位記述を更に含む。データストレージコマンドは、トリガ評価データの少なくとも1つのデータ要素に対するエージングデータ記述を更に含む。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答してトリガ評価データの少なくとも一部のスケジュールされた削除を実行する。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答してトリガ評価データの少なくとも一部の圧縮動作を実行する。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答してトリガ評価データの少なくとも一部の要約動作を実行する。データキャッシュ回路は、共有データストレージデバイス上の利用可能なデータストレージを確認するように更に構成されている。前記データキャッシュ回路は、共有データストレージデバイス上のデータストレージを確保するように更に構成されている。
【0028】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両とコントローラと、を含み、コントローラは、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化トリガ記述及び自動化アクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化アクションプランを提供し、自動化アクション記述に応答してデータストレージコマンドを提供するように構成された自動化管理回路と、データストレージコマンドに応答して利用可能なデータストレージの確認又はデータストレージの確保の少なくとも一方を実行するように構成されたデータキャッシュ回路と、トリガ検出プランに応答してトリガ事象値を決定し、トリガ事象値及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供し、自動化アクションプランに応答して自動化収集データを格納するように構成された自動化実行回路であって、複数のエンドポイントのうちのエンドポイントが自動化コマンドに応答して自動化車両応答を実施し、自動化車両応答が自動化収集データを提供又は収集することの少なくとも一方を含む、自動化実行回路と、を備える。
【0029】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化管理回路は、自動収集データをサポートするために利用されるデータ量に応答してデータストレージコマンドを提供するように更に構成されている。データキャッシュ回路は、データストレージの確保を実行し、少なくとも1つの車両コントローラに関連するメモリストレージ上にデータストレージを確保するように更に構成されている。少なくとも1つの車両コントローラは、データキャッシュ回路を含むコントローラを含む。自動化管理回路は、データストレージコマンドを、自動収集されたデータのデータストレージ軌跡として提供するように更に構成されている。自動化管理回路は、前記データストレージコマンドを、前記自動収集データのデータストレージスケジュールとして提供するように更に構成されている。自動化管理回路は、データストレージコマンドの少なくとも一部を条件付きデータストレージコマンドとして提供するように更に構成されている。データストレージコマンドは更に、自動収集データの少なくとも1つのデータ要素に対する優先順位記述を含む。データストレージコマンドは、自動収集データの少なくとも1つのデータ要素に対するエージングデータ記述を更に含む。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答して自動収集データの少なくとも一部の予定された削除を実行する。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答して自動収集データの少なくとも一部の圧縮動作を実行する。データキャッシュ回路は、エージングデータ記述に応答して自動収集データの少なくとも一部の要約動作を実行する。データキャッシュ回路は更に、共有データストレージデバイス上の利用可能なデータストレージを確認するように構成されている。前記データキャッシュ回路は、共有データストレージデバイス上のデータストレージを確保するように更に構成されている。
【0030】
例示的な装置は、コントローラを含み、コントローラは、自動化ユーザインタフェースを実装し、少なくとも1つの自動化レシピをユーザインタフェースに提供し、自動化ユーザインタフェースとのユーザ通信に応答して自動化要求を解釈するように構成された自動化定義回路と、自動化要求に応答して自動化記述を決定するように構成された自動化管理回路と、自動化記述を車両のコントローラに提供するように構成された自動化コマンド回路とを含み、車両のコントローラは、自動化記述に応答して自動化車両応答を実装するように構成されている。
【0031】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態に存在することができる。自動化定義回路は更に、ユーザのユーザ特性に応答して自動化レシピのグループを選択し、選択された自動化レシピのグループに応答して少なくとも1つの自動化レシピを提供するように構成されている。ユーザ特性は、ユーザの役割、ユーザに関連するエンティティ、ユーザオーソリゼーション、又はユーザインタフェースとのユーザ履歴活動のうちの少なくとも1つを含む。自動化要求は、少なくとも1つの自動化レシピのうちの選択された1つを含む。自動化要求は、少なくとも1つの自動化レシピのうちの修正された1つを含む。少なくとも1つの自動化レシピの各々は、車両の自動化動作、車両の自動化動作の一部、又は車両の自動化動作のテンプレートのうちの少なくとも1つを含む。自動化要求は、不可知論的パラメータ記述である少なくとも1つのパラメータ記述を含む。自動化記述は、車両固有のパラメータ記述である少なくとも1つのパラメータ記述を含む。
【0032】
例示的な装置は、コントローラを含み、コントローラは、複数の自動化記述を解釈するように構成された自動化定義回路と、複数の自動化記述に応答して自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、自動化アクションプランに応答して車両ネットワークのエンドポイントに複数の自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、を含む。
【0033】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。自動化定義回路は、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する優先値を解釈するように更に構成され、自動化管理回路は、優先値に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。自動化定義回路は、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する階層値を解釈するように更に構成されており、自動化管理回路は、階層値に応答して自動化アクションプランを提供するように更に構成されている。自動化管理回路は更に、複数の自動化記述のうちの少なくとも2つの間の依存値を決定し、依存値に応答して自動化アクションプランを提供するように構成されている。自動化管理回路は更に、自動化記述の少なくとも1つに対する動作上の影響を決定し、動作上の影響に応答して自動化アクションプランを提供するように構成されている。複数の自動化記述のうちの少なくとも1つは、自動化レシピを含む。自動化管理回路は、自動化レシピを格納するように更に構成されている。自動化管理回路は更に、自動化レシピのライフサイクル値を決定し、ライフサイクル値に応答して自動化レシピを格納するように構成されている。自動化定義回路は更に、ツールから複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを受信するように構成されている。自動化定義回路は更に、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つをクラウドサーバから受信するように構成されている。自動化定義回路は更に、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つをモバイルアプリケーションから受信するように構成されている。自動化定義回路は更に、ウェブポータルから複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを受信するように構成されている。自動化管理回路は、自動化実行回路の動作に応答して複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを非推奨にするように更に構成されている。自動化管理回路は更に、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを削除するために自動化アクションプランを更新すること、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに応答する格納されたデータを削除すること、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する格納されたレシピを削除すること、又は複数の自動化記述のうちの少なくとも1つに対応する優先順位値又は階層値のうちの少なくとも1つを調整すること、から成る動作から選択される少なくとも1つの動作を実行することによって、複数の自動化記述のうちの少なくとも1つを非推奨にするように構成されている。複数の自動化コマンドの各々は、データ収集コマンド、データ処理コマンド、データ通信コマンド、データ送信コマンド、アクチュエータコマンド、較正調整、又はデータストレージコマンドから選択される少なくとも1つのコマンドを含む。
【0034】
例示的な装置は、コントローラを含み、コントローラは、少なくとも1つの利用可能な入力パラメータ;少なくとも1つの利用可能なアクチュエータパラメータ;及び少なくとも1つの応答可能なデータ選択を含む自動化ユーザインタフェースを実装するように構成された自動化定義回路と、自動化ユーザインタフェースとのユーザ通信に応答して自動化要求を解釈するように構成された自動化管理回路と、自動化記述を車両のコントローラに提供するように構成された自動化コマンド回路であって、車両のコントローラは、自動化記述に応答して自動化車両応答を実装するように構成される、自動化コマンド回路と、を含む。
【0035】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。装置は、自動化車両応答に応答して車両から収集されたデータを受信し、非同期アクセスのために収集されたデータを格納するように構成された自動化確認回路を更に含む。自動化確認回路は更に、ユーザ要求に応答して格納された収集データの少なくとも一部を自動化ユーザインタフェースに提供するように構成されている。自動化確認回路は、格納された収集データの再編集された部分を自動化ユーザインタフェースに提供するように更に構成されている。自動化確認回路は更に、ユーザの役割、ユーザの権限、又はユーザに関連する実体の少なくとも1つに応答して格納された収集データの冗長化された部分を決定するように構成されている。自動化確認回路は、格納された収集データ内の機密情報、格納された収集データ内の個人を特定できる情報、又は格納された収集データ内のメタデータのうちの少なくとも1つに応答して格納された収集データの再編集された部分を決定するように更に構成されている。少なくとも1つの応答データ選択は、自動車両応答に関連する確認値、自動車両応答に従って収集されたデータ、又は自動車両応答に関連する修正値の少なくとも1つを含む。自動化定義回路は、利用可能な入力パラメータのメニューにおいて、少なくとも1つの利用可能な入力パラメータを提供するように更に構成されている。自動化定義回路は、利用可能な入力パラメータを、利用者の役割、利用者の権限、又は利用者に関連する実体の少なくとも1つに応答して決定するように更に構成されている。自動化定義回路は、利用可能なアクチュエータパラメータのメニューにおいて、少なくとも1つの利用可能なアクチュエータパラメータを提供するように更に構成されている。自動化定義回路は、利用可能なアクチュエータパラメータを、ユーザの役割、ユーザの権限、又はユーザに関連する実体の少なくとも1つに応答して決定するように更に構成されている。自動化定義回路は、少なくとも1つの自動化レシピをユーザインタフェースに提供するように更に構成されている。自動化管理回路は、ユーザによる自動化レシピの少なくとも1つの選択又は変更の少なくとも1つに応答して自動化記述を決定するように更に構成されている。
【0036】
例示的なシステムは、複数のエンドポイントを含むネットワークを有する車両と、自動化アクションプランを提供するように構成された自動化管理回路と、自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供するように構成された自動化実行回路と、自動化中断事象が発生したか否かを決定し、自動化中断事象に応答して自動化継続コマンドを提供するように構成された自動化継続回路と、を含むコントローラと、を含む。
【0037】
例示的なシステムの特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。自動化継続回路は、自動化継続コマンドをキャンセルコマンドとして提供するように更に構成されている。自動化継続回路は、自動化継続コマンドを再起動コマンドとして提供するように更に構成されている。自動化継続回路は、自動化継続コマンドを、自動化アクションプランが再開されるべき自動化アクションプランの段階を含む段階コマンドとして提供するように更に構成されている。自動化継続回路は更に、自動化継続コマンドを継続コマンドとして提供するように構成されている。自動化中断事象は、車両シャットダウン事象を含む。自動化中断事象は、自動化アクションプランに関連するトリガ事象の中断を含む。自動化中断事象は、車両運転状態が自動化アクションプランの完了を妨げるとの決定、車両運転状態が自動化アクションプランの継続を妨げるとの決定、又は車両運転状態が自動化アクションプランの少なくとも1つの態様の実行を妨げるとの決定の少なくとも1つの指示を含む運転中断事象を含む。自動化アクションプランは、ポリシーの一部を含み、ポリシーは、継続記述を含み、自動化継続回路は、継続記述に応答して自動化中断事象が発生したか否かを決定するように更に構成されている。自動化アクションプランは、ポリシーの一部を含み、ポリシーは、継続記述を含み、自動化継続回路は、継続記述に応答して自動化継続コマンドを提供するように更に構成されている。
【0038】
例示的な装置は、データストアに選択的にアクセスするように構成され、データストア上のデータを選択的に読み出し、データを書き込み、又はデータを編集するように構成されたストレージマネージャ回路と、車両データストレージ要求者からのデータストレージ要求値を解釈し、データストレージ要求値に応答してデータストレージプロファイルを提供するように構成されたストレージゲートキーパー回路とを含み、ストレージマネージャ回路は、データストレージプロファイルに応答してデータストア上のメモリを確保すること又はデータストア上の要求者関連データを保存することの少なくとも一方を実行するように更に構成されている。
【0039】
例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。車両データストレージ要求者は、車両のネットワークゾーン上のエンドポイント、車両に関連するフロー、車両に関連するアプリケーション、又は車両上に配置された車両コントローラのうちの少なくとも1つを含む。データストアは、車両のコントローラ上に配置された共有データストアを含む。データストアは、少なくとも部分的に車両外に配置された共有データストアを含む。データストアは、ファイルシステムベースの共有ストレージとして構成される。ストレージゲートキーパー回路は、車両上のサービスとしてデータストレージアクセスを公開し、データストレージアクセスのサブスクリプション要求に応答してデータストレージ要求値を解釈するように更に構成されている。ストレージゲートキーパー回路は、車両データストレージ要求者に関連付けられた許可値に応答してデータストレージプロファイルを提供するように更に構成されている。データストレージプロファイルは、データストレージ量、データストレージ優先順位、又はデータストレージ保持記述からなるパラメータから選択される少なくとも1つのパラメータを更に含む。データストアは、オブジェクトストアとして構成される。データストアは、リレーショナルデータベースとして構成される。データストアは、キーバリューストアとして構成される。装置は、ストレージゲートキーパー回路が、データストア上の格納データを車両上のサービスとして公開し、格納データ要求者からの格納データアクセスに対するサブスクリプション要求に応答してデータアクセス要求値を解釈し、データアクセス要求値に応答してデータアクセスプロファイルを提供するように構成され、ストレージマネージャ回路が、データアクセスプロファイルに応答してデータストアから格納データ要求者にデータを提供するように構成される、ことを更に含む。ストレージゲートキーパー回路は、格納データ要求者に関連付けられた許可値に応答してデータアクセスプロファイルを提供するように更に構成されている。格納データ要求者は、車両のネットワークゾーン上のエンドポイント、車両に関連するフロー、車両に関連するアプリケーション、又は車両に配置された車両コントローラの少なくとも1つを含む。
【0040】
例示的な装置は、車両関連エンティティのリスト及び対応するサービス記述を含むサービスレジストリを維持するように構成されたサービスマネージャ回路と、車両サービス要求者からのサービス要求値を解釈し、サービス要求値に応答してサービスアクセスプロファイルを提供するように構成されたサービスゲートキーパー回路と、を含み、サービスマネージャ回路は、サービスアクセスプロファイルに応答してサービスレジストリを更新するように更に構成され、装置は更に、サービスレジストリに応答して車両関連エンティティにサービス公開又はサービス加入の一方を許可するように構成されたサービス実行回路を含む。例示的な装置の特定の更なる態様を以下に説明するが、これらの何れか1又は2以上が特定の実施形態において存在することができる。サービスアクセスプロファイルは、サービス公開値又はサービス加入値の少なくとも一方を含む。各車両関連エンティティは、車両上のネットワークのエンドポイント、車両に関連するフロー、車両に関連するアプリケーション、又は車両上に配置された車両コントローラのうちの少なくとも1つを含む。各サービス記述は、サービスにより制御可能な車両機能、又はサービスにより提供される車両データ値の少なくとも1つを含む。サービスゲートキーパー回路は、車両サービス要求者に関連する許可値に応答してサービスアクセスプロファイルを提供するように更に構成されている。サービスレジストリは、車両関連エンティティの複数のリストと、対応するサービス記述とを更に含み、サービスゲートキーパー回路は、車両サービス要求者に関連する許可値に応答して複数のリストのうちの1つを見込みの車両サービス要求者に公開する。サービス記述の少なくとも1つは、車両の複数のネットワークゾーン上に配置された複数のエンドポイントによって提供される車両データ値を含む。複数のネットワークゾーンは、複数のネットワークプロトコルを含む。複数のネットワークゾーンは、複数のネットワークタイプを含む。サービス記述の少なくとも1つは、車外エンドポイントによって少なくとも部分的に提供される車両データ値を含む。サービス記述の少なくとも1つは、車両の複数のネットワークゾーン上に配置された複数のエンドポイントによって実行される車両機能を含む。複数のネットワークゾーンは、複数のネットワークプロトコルを含む。複数のネットワークゾーンは、複数のネットワークタイプを含む。サービス記述の少なくとも1つは、車外エンドポイントによって少なくとも部分的に実行される車両関連機能を含む。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】本開示の特定の実施形態による自動車両システムの概略図である。
図2】本開示の特定の実施形態による自動化コマンドシステムの概略図である。
図3】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化アクションプランの概略図である。
図4】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化車両応答システムの概略図である。
図5】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化記述の概略図である。
図6】本開示の特定の実施形態による例示的なコントローラシステムの概略図である。
図7】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化アクション記述の概略図である。
図8】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化トリガ記述の概略図である。
図9】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化車両応答の概略図である。
図10】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化車両応答の概略図である。
図11】本開示の特定の実施形態による例示的なコントローラ装置の概略図である。
図12】本開示の特定の実施形態による例示的なタスク記述の概略図である。
図13】本開示の特定の実施形態によるタスク記述の概略図である。
図14】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化アクションプランの概略図である。
図15】本開示の特定の実施形態による自動化記述を提供するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図16】本開示の特定の実施形態による例示的なオーソリゼーションの概略図である。
図17】本開示の特定の実施形態による、例示的なトリガされた自動化実行の概略図である。
図18】本開示の特定の実施形態による例示的なデータストレージコマンドの概略図である。
図19】本開示の特定の実施形態による例示的なデータストレージコマンドの概略図である。
図20】本開示の特定の実施形態による自動化記述装置を提供するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図21】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化コマンドの概略図である。
図22】本開示の特定の実施形態による、収集されたデータ装置を格納するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図23】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化ユーザインタフェースの概略図である。
図24】本開示のある特定の実施形態による例示的なレシピアクセスインタフェースの概略図である。
図25】本開示の特定の実施形態による例示的なトリガワークフローの概略図である。
図26】本開示の特定の実施形態による例示的なワークフローの概略図である。
図27】本開示の特定の実施形態による例示的なワークフローの概略図である。
図28】本開示の特定の実施形態による自動車両応答活動の例示的な実施構成の概略図である。
図29】本開示の特定の実施形態による例示的なトリガ評価エンジンの概略図である。
図30】本開示の特定の実施形態による例示的なタスク実行エンジンの概略図である。
図31】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化ユーザインタフェースの概略図である。
図32】本開示の特定の実施形態による、自動化継続コマンドを提供するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図33】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化継続コマンドの概略図である。
図34】本開示の特定の実施形態による、サービス指向アーキテクチャを管理するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図35】本開示の特定の実施形態による、サービス指向アーキテクチャを管理するように構成された例示的なコントローラの概略図である。
図36】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図37】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図38】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図39】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図40】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図41】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図42】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図43】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図44】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図45】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図46】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図47】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図48】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図49】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図50】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図51】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図52】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図53】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図54】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図55】本開示の特定の実施形態による概略フロー図である。
図56】本開示の特定の実施形態による例示的な自動化マネージャの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本開示の他の何れかの態様に限定ではないが、本明細書の開示の態様により、車両機能相互作用システムに追加されるエンティティ毎のコスト、新たなエンティティが新たな車両機能を実施するためのアプリケーションを実装するための基本的な学習コスト、変化する車両ネットワーク構成に対する適応コスト、新たな車両機能をサポートする需要の増加を満たすために発生するコスト、規制環境の変化に適応するためのコスト、データ及び/又は侵害もしくは不正使用に対して発生した損失を保護するためのコスト、及びソフトウェア作成及び配布を介して車両機能又は特徴を変更するためのコストのうちの何れかの1又は2以上が低減及び/又は排除される。本明細書の開示の特定の実施形態及び/又は態様は、記載されたコストパラメータの1又は2以上に対処することができる。本明細書の開示の特定の実施形態及び/又は態様は、1又は2以上の所与のコストパラメータを増加させる可能性があるが、それにもかかわらず、標的車両、車両タイプ、事業体、業界等の全体的なコスト関数を低減することによって恩恵を受けることができる。本明細書の開示の特定の実施形態及び/又は態様は、1又は2以上の所与のコストパラメータを増加させる可能性があるが、改善された機能性等の他の利点を提供し、特徴の市場投入までの時間を改善することができる。特定の実施形態において、機能の改善は、コストの増加で達成することができるが、同様の機能改善を達成するように構成された従来の公知のシステムよりも低コストで達成することができる。
【0043】
次に、本開示の原理の理解を促進する目的で、図面に例示され以下の本明細書に記載された実施形態について説明する。これにより、本開示の範囲の限定が意図されないことは理解される。本開示は、例示の実施形態に対する何れかの変更及び修正を含み、本開示が関係する当業者には通常は想起されるであろう、本明細書に開示された原理の更なる適用を含むことは、更に理解される。
【0044】
本開示の態様を限定することなく、本開示は、2020年9月21日出願に出願され、名称「SYSTEM,METHOD AND APPARATUS TO SUPPORT MIXED NETWORK COMMUNICATIONS ON A VEHICLE」(SONA-0006-U01)の米国特許出願第17/027,167号、2020年9月21日出願に出願され、名称「SYSTEM,METHOD,AND APPARATUS TO EXTRA VEHICLE COMMUNICATIONS CONTROL」(SONA-0007-U01)の米国特許出願第17/027,187号、及び/又は2021年3月8日出願に出願され、名称「SYSTEM,METHOD,AND APPARATUS FOR MANAGING VEHICLE DATA COLLECTION」(SONA-0010-U01)の米国特許出願第17/195,589号の1又は2以上に記載された手順、回路、コントローラ、組立体、エンジン、システム、又は他の構成要素によって、全体的又は部分的にサポートすることができる、多数の動作を参照する。前述の各出願は、あらゆる目的で引用により全体が本明細書に組み込まれる。サポートされる例示的な動作は、限定ではないが、ネットワークゾーンに関係なく、要求者がエンドポイントアドレス又はネットワーク位置、データ構成、通信プロトコル等に関する車両固有の情報を必要とすることなく、車両ネットワーク上のエンドポイントからデータを収集し、エンドポイントにデータを提供し、及び/又はエンドポイントに命令する動作;車両に対するポリシーの実施、例えば、ポリシーの初期化、修正、差し替え、更新、オーソリゼーション等;ゾーン間のネットワーク通信の構成;収集又は提供されたデータの構成(例えば、データユニット、データ分解能の調整、データのアップサンプリング及び/又はダウンサンプリングの実行、及び/又は異なるネットワークゾーン上のエンドポイント間のデータの受け渡しを含む);収集されたデータの保存(短期、中期、及び/又は長期の保存、トリガ評価及び/又はトリガ動作の実行をサポートするためのローリングバッファデータの保存を含む、及びエージングデータの優先順位付け、削除、送信、要約、及び/又は圧縮を含むエージングデータの処理、及びデータがエージングデータであるかどうかの決定を含む);車外から車両の何れかのエンドポイントへの、及び/又は車両の何れかのエンドポイントから車外の受信者への何れかのデータの送信(送信リソースの管理及び/又は送信のためのデータの優先順位付けを行う動作を含む);サービスの公開及び可視性の制御、アプリケーション、フロー、エンドポイント等のためのサービスへの加入の制御、及び関連データ、コマンド、通信等の収集又は提供を含むサービスの実行をサポートする動作を含む、サービス指向アーキテクチャ(SOA)をサポートする動作;及び/又はユーザ、エンドポイント、アプリケーション等への通知及び/又はアラートの提供をサポートする動作を含む。これらの特徴の何れか、並びに本開示全体を通じて記載される他の特徴のサポートは、:参照されるアプリケーションの1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスと、本開示の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスとの全体又は部分的な包含;参照されるアプリケーションの1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスと、本開示の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスとの間の協働;参照された出願の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスと共に、本開示の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスの全部又は一部の包含;及び/又は、本開示の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスを使用して、参照される出願の1又は2以上の回路、コントローラ、プロセッサ、エンジン、装置、及び/又はコンピューティングデバイスによって、手順に記載され及び/又は実行可能な1又は2以上の動作の実行;などの構成を含むことができる。
【0045】
本明細書における実施形態は、レシピ、ワークフロー、自動化記述、自動化アクションプラン、自動化トリガ記述、自動化トリガプラン、ルール、タスク記述、タスクアクションプラン、又は同様のものを参照する。このような用語は、本明細書の実施形態における様々な段階及び/又は場所での自動化車両動作記述の関連を例示すために、自動化車両動作が所与の実施形態について2箇所以上存在することができる、実行される自動化車両動作を記載するための説明を明確にするために利用される。例えば、自動運転車両動作の要求者は、APIを行使することにより、自動運転ユーザインタフェース上で自動運転車両動作と協働し、及び/又は自動運転車両動作を要求することができ、ここで自動運転車両動作の記述は、(例えば、業界標準名、パラメータの記述名、動作及び/又はワークフローのグラフィカルな描写等を使用して)簡略化され、車両非依存(例えば、車両固有のパラメータ名、エンドポイント位置、エンドポイントアドレス、車両のコントローラ及び/又はネットワーク上のパラメータの分布等の知識なしに構成される)とすることができる。別の例では、クラウドアプリケーション又は回路及び/又は車両側アプリケーションもしくは回路は、車両への通信のためにポリシーの一部として、別個のポリシーとしてなど、又は自動運転車両動作の実施者への車両内通信として、自動運転車両動作の記述(例えばデータファイルへの記述の変換)を調整することができる。データファイル、ポリシー、プラン等のコンミュニケータによって利用される自動化車両動作の例示的な記述は、要求者によって提出された記述のバージョンとは異なる場合があり、例えば、自動化車両動作による所望の動作が識別され、要求通りに実行できるように構成される。別の例では、車両コントローラ、車両上の回路、及び/又はこれらの分散グループ等の実施構成要素は、例えば、実施構成要素が、所望の動作を実行するためにアクチュエータによって利用できる特定のアクチュエータコマンドを提供することを可能にする、更に別のバージョンの記述を有することができる。レシピ、ワークフロー、自動化記述、自動化アクションプラン、自動化トリガ記述、自動化トリガプラン、ルール、タスク記述、タスクアクションプラン等は、特定の実施形態について別個の要素とすることができ、これらの1又は2以上は、例えば、自動化車両動作が要求される場所(例えば、クラウドに接続されたデバイスによって、及び/又は、車両に直接接続されたデバイスによって)、及び/又は、動作を車両に通信するため及び/又は動作を車両上で実施するための実施回路(例えば、不可知記述から車両記述への変換が、車両上で、クラウド上で、ツールなどの別の場所で、及び/又は、これらの組み合わせで起こるかどうか)に応じて、特定の実施形態について同じとすることができる。特定の実施形態において、レシピ、ワークフロー、記述、プラン、ルール又はその他は、例えば、送信中及び/又は保存の際に暗号化することができる(例えば、暗号化されていないバージョンへのアクセスからのメモリへのアクセスを防止する)。特定の実施形態において、レシピ、ワークフロー、記述、プラン、ルール等は、利用直前に、例えば、解析、次の段階への変換のための処理(例えば、自動化アクションプランへの変換及び自動化記述)、実行(例えば、車両上のワークフローの)、及び/又はチェック(例えば、オーソリゼーション、運用能力等)の前に復号化することができる。
【0046】
本開示は、本開示の他の何れかの態様に限定されないが、車両上の何れかのアクチュエータを操縦する動作(例えば、選択された位置への移動、利用可能な位置の範囲の制限、作動の有効化又は無効化等);車両上の何れかの特徴を操縦(例えば、特徴の有効化又は無効化、較正又は他の挙動の調整、及び/又は特定の場合における特徴の作成又は削除)して、車両に選択された機能を実行させデータ収集する動作(例えば、アクチュエータ、センサ、故障状態、車両機能、アプリケーション、フロー等に関連するデータ、及び/又は、車両上であるか車両外であるかを問わず、後日利用するためのデータを収集するための例示的な動作えば、車両の態様及び/又は自動化車両動作の別の態様を確認又は検証するための動作、車両及び/又は関連車両グループの故障検出又は状態決定をサポートするための動作等);車両状態に応答する動作(例えば、故障コード、非常動作又はデータ値、オペレータからの苦情もしくは車両挙動に関する記述など、ここで応答動作は、状態を修正又は緩和するための車両挙動への修正、車両状態又は挙動を確認、検証、及び/又は繰り返す動作、及び/又は関連の状態、トリガ状態、結果として生じる状態など、車両状態又は挙動に関連する状態を決定する動作などの応答を含むことができる);選択された条件(例えば、選択されたトリガ条件、及び/又は車両位置、オペレータ特性、デューティサイクル等の動作パラメータ)に基づいて、車両挙動を修正する動作(例えば、車両動作、データ収集、アクチュエータ又は特徴パラメータ等);を含む、自動化車両動作を実行するためのシステム、方法及び装置を記載している。特定の実施形態において、車両特徴の追加を含む、自動化車両動作の実行は、車両のベースソフトウェア(例えば、車両の制御ソフトウェア)への変更を加えることなく実施ことができ、例えば、データ構造(例えば、ポリシー、自動化レシピ、自動化アクション記述、タスク記述等)のパラメータが、車両のベースソフトウェアに変更を行うことなく自動化車両動作を行うように実装できるインタフェースを提供することによって、実行することができる。
【0047】
例示的な実施形態は、選択された時間期間の間、又は選択された回数(例えば、1回、複数回、定期的等)実行される、或いは後で削除される(例えば、特徴の作成者によって)まで実行されるなどの何れかで、車両上での動作のための特徴を構築することを可能にする。特徴は、何れかの選択された条件(例えば、車両動作状態、オペレータ入力、外部条件等)に応答して実行又は調整される車両の何れかの選択された動作又は動作挙動を含むことができ、また、車両に通常存在するはずの特徴(例えば、クルーズ制御、ウインドシールドワイパー遅延、自動シート位置決め等)、又はサービス動作、製造者動作、オペレータの利便性、オペレータの選好等の何れかの目的のためにユーザによって作成される特徴を含むことができる。
【0048】
例示的な実施形態は、特徴が既存の特徴であるか、又は本開示の実施形態によって作成された特徴であるかにかかわらず、車両上の特徴の修正を可能にする。特徴の修正は、特徴の較正の調整(例えば、車両上の実際の較正の調整の有無にかかわらず、較正を無効にするために利用される値の提供を含むことができる)、特徴の開始条件の変更、特徴の有効化条件の変更、車両の動作状態及び/又は外部条件(例えば、時間帯、天候、交通量、場所など)に対する特徴の応答の変更、特徴の範囲(許容設定、速度範囲、応答時間など)の調整、特徴に関連する制限の適用又は調整のうちの第1及び第2を含むことができる。
【0049】
例示的な実施形態は、例えば、専用ツール(例えば、サービスツール、製造ツール、又はエンジニアリングツール)を必要とせずに車両上で試験を実行するために、複数の動作の自動化を可能にする。本明細書で利用される試験とは、広義に理解されるべきであり、以下:車両挙動、運転者挙動、及び/又は車両上の特徴の観察(特定の条件に基づいてこれらの1又は2以上を観察することを含むことができる);1又は2以上の車両アクチュエータ、特徴、フロー、アプリケーション等の行使;例えば訓練された態様に応答して車両挙動、運転者挙動、及び/又は車両上の特徴の観察;挙動の確認(例えば、関連データの収集、観察された挙動が訓練に起因することの信頼度に基づく必要に応じた繰り返し等);及び報告(例えば、結果値、確信度値、関連データなどを含む、テストに関連するパラメータの伝達等);のうちの1又は2以上を実行する動作を含むことができる。
【0050】
例示的な実施形態は、検出された侵入事象(例えば、不適切な行為者がデータを収集しようとしている可能性がある、不適切なデータを提供しようとしている可能性がある、サービス拒否攻撃を通じてのような破壊的な情報を導入しようとしている可能性がある、及び/又は車両の不正な制御動作を実行しようとしているような不適切にデータを変更しようとしている可能性がある)に応答する動作のような、規格外の状態に応答する動作の自動化を可能にする。検出された侵入事象に応答するための例示的な動作は、限定ではないが、ネットワークを再構成するための動作(例えば、ブロック又は無視すべき要求元、アドレスなどをリストアップする)の実行、検出された侵入事象に関連するデータの報告(例えば、侵入元の識別子、侵入元の識別子、試行頻度等の侵入に関連する運用パラメータ、データ、エンドポイント、制御パラメータ等の標的、侵入事象中に利用されたオーソリゼーションデータ、及び/又は通信ヘッダ、通信ペイロード等の侵入によって利用された値)を含む。特定の実施形態では、検出された侵入事象に応答する動作は、侵入の試みを軽減し、侵入の試みを防ぎ、車両又は他の車両に関して後の侵入の試みを検出するのに利用され、及び/又は侵入の試みに関連するデータを捕捉することができる(例えば、更なる損害を軽減するため、犯人を特定するため、及び/又は侵入の試みに関連する態様を証明するため)。
【0051】
例示的な実施形態は、ユーザに追加情報を提供するため、及び/又はユーザの選好及び/又はユーザの特性に基づいて車両動作を調整する動作の自動化を可能にする。例えば、親である車両所有者は、他の運転者(例えば、その子供)に関する情報を提供するために、本開示の実施形態を使用して特徴を設定することができ、例えば、車両速度値、動作の時間帯、動作場所、有意な加速事象等の重要な動作事象を決定することができる。このような情報を利用して、他の運転者を監視するため、及び/又は他の運転者を支援する(例えば、高速道路で長時間停止している等、車両が通常の運転と一致しそうにない場所にある場合に親に連絡する等)ことができる。特定の実施形態では、動作の自動化は、追加的又は代替的に、運転者に基づく車両特徴の調整を含むことができ、例えば、親オペレータは、車両の安全な運転において子供のドライバーを支援することができる様々な車両特徴(例えば、最高速度、定格出力、昼間ヘッドライトの使用などのライト構成など)を設定することができる。特定の実施形態では、データは、親に直接提供することができ(例えば、報告メッセージで提供される加速事象)、及び/又は、選択的なアクセスのために記憶することができる。実施例では、非限定的な例として、一次車両オペレータと二次車両オペレータとの間の親子関係を利用しているが、本明細書では、車両のフリート、仕事に使用される車両、盗難車両(例えば、車両の盗難に応答して特定の動作を行うことであり、これは、例えば、車両を安全な場所に移動させるために、ある程度の車両動作を許可することを含む)、貸与車両、レンタル車両等の状況を含む、他の何れかの一次/二次関係が理解される。
【0052】
本明細書において、車外、追加車両、及び/又はクラウドベースの相互作用を利用する記載は、限定ではないが、外部デバイスへの無線ベースの通信(例えば、モバイルデータ、WiFi、及び/又はBluetooth)を含む、車両のあらゆる外部ネットワーク通信を参照する。外部デバイスへの通信は、一般的なネットワーク(例えば、インターネットを介した)、WAN、LAN、車両に近接したモバイルデバイス、及び/又はこれらの組み合わせに対するものとすることができる。本明細書に記載される特定のシステム及び手順は、特に、車両のランタイム例示的な動作えば、車両がミッションを実行している動作状態(例えば、移動中、移動していない間の動作の実行等)中に発生する外部通信を企図している。本明細書の開示は更に、車両のダウンタイム中及び/又はサービス事象中を含む、何れかの期間中に行うことができる通信を企図している。本明細書の開示は、車両ネットワークがサービスツール、オンボード診断(OBD)計器、又は他の物理的に結合されたデバイスと通信している場合等、有線通信チャネルを介して行うことができる通信を更に企図している。
【0053】
本明細書では、非限定的な例として及び本明細書を明瞭にするために、車両応用を参照している。しかしながら、本明細書の実施形態は、同様の課題及び/又は実装を有する他の用途にも適用可能である。他の何れかの応用に限定されることなく、本明細書の実施形態は、複数のデータソース、コントローラ、センサ、及び/又はアクチュエータを含む、複数のエンドポイントを有する何れかのアプリケーションに適用可能であり更に、別個の又は分散ネットワーク環境に存在するエンドポイント、及び/又は(所与のシステム内、システムのクラスとして、及び/又は産業として)より新しい及び/又はより有能なネットワーク又は通信システムに移行しつつある可能性のある、過去の又はレガシーなネットワーク又は通信システムを有するアプリケーションを含むことができる。例示的及び非限定的な実施形態は、産業機器;ロボットシステム(少なくとも移動ロボット、自律車両システム、及び/又は産業用ロボットを含む);モバイルアプリケーション(「車両」とみなされる場合又はそうでない場合もある)、及び/又は製造システムのうちの1又は2以上を含む。本開示の特定の特徴、態様、及び/又は利点は、これらのアプリケーションの何れか1又は2以上に適用可能であり、これらのアプリケーションの他のものには適用できず、及び本開示の特定の特徴、態様、及び/又は利点の適用可能性は、特定のアプリケーションの動作状態、制約、コストパラメータ(例えば、動作コスト、統合コスト、運用コスト、データ通信及び/又は記憶コスト、サービスコスト及び/又はダウンタイムコスト等)に応じて変わることができることは理解されるであろう。従って、本開示が車両、車両システム、モバイルアプリケーション、産業機器、ロボットシステム、及び/又は製造システムをどのように参照しようとも、これらの各々はまた、本明細書において企図され、本開示の利益を有する当業者には理解されるように、特定の実施形態において適用可能であってもよく、又は他の特定の実施形態において適用不能とすることができる。
【0054】
本明細書で利用されるフローは、広義に理解されるべきである。例示的なフローは、関連するデータ群(例えば、速度データ、温度データ、オーディオビジュアルデータ、ナビゲーションデータ等)、関連する機能群(例えば、車両機能間、サービス動作及び/又はデータ収集等の車外機能、関連する車両間の集計、及び/又は特定のシステムに対して関連するこれらの組み合わせ)、関連するデバイス群(例えば、ドアアクチュエータ)、及び/又は関連するアプリケーション群を含む。本明細書で使用されるフローは、特定のデータ、特定のエンドポイント、特定のアプリケーション、及び/又は車両の関連機能、又は車両から離れた関連機能を関連付けるために利用できる組織化概念を提供する。特定の実施形態では、コントローラは、フローを利用して、データソース、データ宛先、フローで利用可能な許可、フローに関連する優先順位情報等を特定し、ここで特定のデータ調節動作を実施することができる。特定の実施形態では、コントローラは、例えば、フローが予期しない情報又は動作要求を提供していると判断することによって、情報又は動作要求が予期しない場所から来ていると判断することによって、及び/又は過去のパラメータ、予期されるパラメータ、及び/又は予め決定された制限に対する情報又は動作要求の頻度及び/又は値に従って、データ侵入の試みを識別するためにフローを利用することができる。特定の実施形態では、フローの利用により、コントローラは、所望のネットワーク管理をサポートするために、同じエンドポイントを含む可能性のある別の動作を実行することができる。例えば、車両速度管理アプリケーションは、高い優先順位を有することができ、速度計エンドポイントが車両速度管理アプリケーションに関連付けられる場合がある。この例では、車両速度が車両速度管理アプリケーションをサポートするために通信される場合、コントローラは、車両速度メッセージに高い優先順位を適用する。しかしながら、車両速度がトリッププランニングフローをサポートするために通信されている場合(例えば、トリッププランニングフローが存在し、高い優先順位を持たない場合)、コントローラは、車両速度メッセージに低い優先順位を適用することができる。更なる例では、車両コントローラ、ネットワークの一部、又は他の非常状態の障害により、車速管理アプリケーションがシステム内の別のコントローラに移行し、これにより、車速管理アプリケーションをサポートするために車速メッセージが通信され(例えば、バックアップコントローラが別のネットワーク上にある場合)、コントローラは、車速メッセージに高い優先順位を適用することができる。システムの構成要素を編成するためにフロー及びアプリケーションを利用することにより、様々な機能をサポートするために、同一又は類似の情報を差分方式でコントローラにより規制することができ、ネットワーク規制動作の性能及びセキュリティの改善(例えば、不要なネットワーク間トラフィックを低減し、必要な場合にのみ情報を提供する)を可能にし、冗長性サポート、分散制御、及びきめ細かなネットワーク間メッセージングなど、従来の既知のシステムに対する追加機能をサポートする。
【0055】
本開示の実施形態は、車両自動化特徴及び/又は機能を動作及び/又は管理するためのシステム、装置、及び方法を提供する。本明細書の実施形態は、コーディング(例えば、コンピュータ可読命令のアルゴリズム開発、コンパイル、及び/又は更新、オペレーティングシステムの変更、及び/又はファームウェアの更新)なしで、車両自動化特徴及び/又は機能の追加、展開、構成、及び/又は更新を可能にする。本明細書の実施形態は、自動化レシピのインデックス、オペレータとの相互作用、及び/又はオペレータ、所有者、サービス要員、製造者、フリート要員、及び/又はOEMとの更なるインタフェースを有するアプリケーションとの相互作用を利用して、車両自動化機能の追加、展開、構成、及び/又は更新を可能にする。本明細書の実施形態は、車両自動化特徴及び/又は機能のための柔軟なトリガの管理、開始、及び/又は更新、並びに/又は車両自動化特徴及び/又は機能の実行をサポートする。
【0056】
本開示の実施形態は、車両遠隔制御強化を管理及び/又は動作するためのシステム、装置、及び方法を提供する。本明細書の実施形態は、例えば低電力永続的車両-クラウド通信を利用するなどして、遅延の低減及び/又は遅延のない車両-外部ネットワーク通信を可能にする。本明細書の実施形態は、顧客サポート、顧客サービス、ビジネス分析、製造業者/OEMアプリケーション差別化、消費者アプリケーション、カスタマイズ機能、及び/又はアフターマーケット機能のための広範な制御機能を可能にする。本明細書の実施形態は、車両ネットワーク、デバイス、エンドポイント、及び/又はフローへのセキュアなアクセスのための高い能力を有する、プログラム可能な複雑な制御手順を利用する遠隔制御強化の実装を可能にし、高い能力機能(例えば、サポートする車両状態、条件等の決定、及び/又はミッション機能が阻害されないことを保証する能力)の実装を可能にする補助的態様へのアクセスを可能にする。
【0057】
本開示の実施形態は、それに関連する多数のデータストレージデバイスを有するモバイルアプリケーションのための共有ネットワークストレージの管理及び/又は動作のためのシステム、装置、及び方法を提供し、及び/又はデータストレージデバイスの数が、モバイルアプリケーションのために少なくとも2つのネットワークにわたって及び/又は混合ネットワークのネットワークにわたって分散される場合を更に含むことができる。実施形態は、複数のアプリケーション、フロー、プロセッサ、回路、エンドポイント、デバイス、サービス等によって共有される統一ストレージを含む。本明細書の実施形態は、モバイルアプリケーションのネットワーク上のエンドポイント、デバイス、アプリケーション、及び/又はフローへのネットワークファイルシステムアクセスを提供する。本明細書の実施形態は、共有格納データ、及び/又はその一部のためのオーバーレイデータベースサービスを提供する。本明細書の実施形態は、少なくとも静止時のデータの暗号化を含む、共有格納データのための選択された暗号化スキームを提供する。本明細書の実施形態は、ポリシーに従った少なくともスケジュールされた動作、参加デバイスの許可等を含む、共有ネットワークストレージ動作の認証、アクセス制御及び監査を提供する。本明細書の実施形態は、少なくとも、ポリシーの実施、データ保持スキーム、及び/又はデバイス、エンドポイント、アプリケーション、フロー、関連サービス、データタイプ、及び/又はモバイルアプリケーションの決定された動作状態間の優先順位付けを含む、共有格納データのデータライフサイクル管理を提供する。
【0058】
本開示の実装は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)、開発の高速化、コードの再利用、複雑性の低減、及び展開の容易化として提供される。OEMは、開発コストの削減、市場投入までの時間の改善、保証費用の削減、及びリコール費用の削減から利益を得る。顧客の利益は、より多くの機能を備えた車両、購入後の機能アップグレード、及び保証及び/又はリコールに関連する作業による不便の軽減を含む。本明細書で使用されるSOAは、デバイス、エンドポイント、アプリケーション、及び/又はフローが、サービス(例えば、利用可能なデータ値、アクチュエータ動作、及び/又は機能)の利用可能性を公開する(例えば、サービスプロバイダ)、及び利用可能なサービスをサブスクライブする(例えば、サービス要求者)、又は他の方法で要求するための動作を含む。サービスは、選択的に(例えば、十分な許可を有するサブスクライバに対してのみ、及び/又は十分な許可を有するプロバイダによってのみ)公開することができる。サービスは、例えば、所有者、製造者、OEM、ボディビルダー、フリートオペレータ、サードパーティアプリケーション等がサービスを公開及び/又は要求するための個別の許可を有するように、公開側及び要求側の両方において個別の許可を有することができる。サービス提供者及び/又は要求者は、車両上又は車両外の何れとすることができる。
【0059】
本開示の実施例は、モバイルアプリケーションに対して、頻繁な機能のアップグレード、機能の追加又は削除、及び機能のパーソナライズされた構成を提供する能力を提供する。例示的な実施形態は、単純で柔軟な自動化機能を提供することにより、カスタマイズされた車両挙動を可能にする。例示的な実施形態は、開発者及びユーザが、ユーザ入力及び車両状態に基づいて車両特徴を操縦するカスタムワークフローを迅速且つ容易に作成することを可能にするインタフェース及び統合ツールを含む。
【0060】
例示的な実施形態により、ユーザは、車両環境を自動化するためのカスタムトリガ-アクションルールを作成し、及び以前は利用できなかった車両内機能を可能にすることができる。例えば、本明細書の実施形態は、音声コマンド、スマートフォン入力、車両内のボタン、及び/又は検出された車両動作状態又は事象に応答して車室温度、照明、インフォテインメント、シート、ウィンドウ、サンルーフ、カブリオレトップ、走行モード、及び/又は他のアクチュエータ又は車両インタフェースの調整を顧客が制御することを含む。
【0061】
本開示の実施形態によってサポート可能なタイプの幾つかの動作を例示すために、以下に例示的な動作を説明する。例示的な動作は非限定的であり、例示的な自動化マネージャは、ネットワーク通信及び/又はコンピュータ可読媒体上に格納されたデータパラメータとして提供可能な何れかの入力に応答することが可能であり、システム内の別のコントローラ(例えば、車両ディスプレイ、システムスピーカ、車両パワートレイン等)の制御下にあるアクチュエータを含む、システム内の何れかのアクチュエータに命令可能な何れかの応答を提供することが可能である。
【0062】
例示的なカスタマイズされた動作は、運転者が運転席シート暖房スイッチを2回タップし、助手席シート暖房を設定することに応答して、助手席シート暖房を設定する動作を含む。この例示的な動作は、短い遅延(例えば、数秒)の後、運転席暖房スイッチを運転席側暖房の制御に戻す。この例示的な動作により、運転者は運転席から助手席のシートヒーターを好都合に設定することができる。
【0063】
カスタマイズされた例示的な動作には、「Hey car,start my morning commute」のようなコマンドに応答して、複数の車両の態様を構成する動作を含む。実施例では、構成された車両態様は、ラジオを選択された放送局及び音量にチューニングすること、予め選択されたナビゲーション目的地(例えば、オフィス)を設定すること、車両の性能モード(例えば、燃費モード)を設定すること、運転席位置(例えば、前進/後退、高さ、傾斜、ランバーサポート等)を設定すること、及び/又はHVACパラメータ(例えば、選択された車内温度)を設定することを含むことができる。特定の実施形態では、カスタマイズされた動作は、曜日に応じて異なるラジオ局を利用する、周囲温度に基づいてHVAC設定を調整する、車両内の人数に応じてナビゲーションを調整する、等のような、周囲又は外部条件に基づく更なるインタラクションを含むことができる。
【0064】
例示的なカスタマイズされた動作は、夜間の運転者の自宅への車両の接近等のシステム状態に応答して複数の車両態様を構成する動作を含む。この実施例では、カスタマイズ動作は、ヘッドライトを暗くし、ラジオの音量を下げ、ホーム自動化システムにメッセージを送信して照明を点灯し、ガレージのドアを開け、車がガレージに入るとサイドミラーを格納するワークフローを実行している。特定の実施形態では、夜間の運転者の自宅への車両の接近は、GPS座標からの決定、ホーム自動化システムのネットワークとの直接対話など、何れかの動作によって決定することができる。
【0065】
例示的なカスタマイズされた動作は、車両ディスプレイ上のハードコードボタン等の入力に応答して複数の車両の態様を設定する動作を含む。一例は、ハードコードされたボタンに応答して車両のHVACシステムを所望の温度に設定することを含み、空調制御システムをナビゲートすること、複数のボタンを押すことを利用すること、及び/又は、視認性が欠ける可能性がある(例えば、車両が暗い)及び/又は運転者が関連するノブを見つけて集中するために注意を利用したくない場所で関連するノブを回すことを必要としない。
【0066】
例示的な自動化マネージャ(又は車両自動化マネージャ)により、ユーザは、集中コントローラなどにより車両上で実行可能な何れかのトリガアクションルールを作成することができる。例えば、ユーザは、夜間走行中に対向車がない場合にハイビームヘッドライトを自動的に点灯させるトリガアクションルールを作成することができる。カスタマイズされた動作の例示的な概略フロー記述は、以下を含む。
【0067】
ユーザは、携帯電話又はウェブブラウザのアプリにアクセスし、それを使用して、カスタムのトリガアクションルールを作成するか、又はOEMによって作成された事前定義されたものを有効にする;
【0068】
トリガアクションルールはクラウドに送信され、有効化されたトリガアクションルールはクラウド側で「レシピ」として統合される;
【0069】
クラウドは、車両更新コントローラ(VUC-例えば自動化マネージャ1404上で具現化される)を介してレシピを車両にプッシュする(例えば、カスタマイズされた動作に関連する構成情報をダウンロードし、格納し、インストールする);
【0070】
トリガ評価エンジンが最新のレシピを受信すると、レシピ内の各ワークフローを分析し、制御された及び分離された方法で各ワークフローを実行する;
【0071】
アカウンティングデータ(トリガアクションルールが実行された回数、トリガ事象検出、トリガ事象データ、及び/又は、アクションが実行された又はトリガされたが動作状態に基づいて抑制された事象等)がクラウドに返され、ここで、例えば、電話アプリ及び/又は他のモニタリングアプリケーションから、更にレビューすることができる。
【0072】
車両自動化マネージャ1404により、ユーザは、機能要求、承認、及び更新プロセスを待つことなく、車両体験を豊かにすることができることが分かる。例示の車両自動化マネージャは、更に、ユーザが自身の創造性及び/又はサードパーティアプリケーションプロバイダの創造性を活用して、改善された車両インタラクションを実装することを可能にする。更に、車両ブランド所有者(例えば、製造者又はOEM)又は他の支援者又は責任者は、トリガアクションルールを実装して、より迅速に、及び/又は、より頻繁に、多くのユーザ、又は、特定のユーザに、更新又は機能を提供することができる。
【0073】
車両自動化マネージャ(Vehicle Automation Manager:VAM)の例では、クラウドからレシピを入力とし、レシピ内のトリガアクションルールを実行する。各トリガアクションルールは、トリガ、条件、及びアクションから構成される。トリガは、CANバスからの信号、時間、位置、診断状態、車両状態、ビデオ/オーディオ、走行ログなどを含むルールへの入力である。コンディションは、トリガの入力値を取り込み、及び特定の条件が満たされたかどうかを決定する。
【0074】
条件は、マルチレベルAND/ORロジック、コンパレータ、合計/平均/標準偏差などを計算する高度なユーティリティ関数など、複雑な論理条件を表現するために、カスタムシンタックスを使用して記述される。条件が満たされた場合、対応するアクションが実行され、及び/又は要求される(ただし、動作状態等によりブロックされる場合もある)。アクションには、SOA内のサービスを呼び出すこと、又はCAN ECUにCAN信号を送信することが含まれる。
【0075】
図56を参照すると、例示的な装置5600は、自動化マネージャ1404を含み、概略的に描かれており、集中コントローラ上に配置されている。図56の例では、自動化マネージャ1404は、MQTT/HTTP/WebSocket等を使用して、クラウドからレシピ(及び/又はカスタマイズされた動作を記述する構成情報)を受信する。VAMは、レシピに基づいて車両の自動化を制御し、レシピを解析するためのレキシカルエンジン、及びトリガ評価エンジン及びタスク実行エンジン(及び/又はトリガ実行エンジン)を活用してルール実行をオーケストレーションするためのルールエンジンを含む。図56のような自動化マネージャの動作は、車両自動化動作、事象トリガ動作、遠隔制御動作、及び/又は、製造業者、OEM、フリート所有者、車両所有者、車両オペレータ、及び/又は第三者によって作成されたアプリケーション、機能、トリガ、又は他の自動化アプリケーションに応答して実行される何れかの構成可能な動作を含むことができる。
【0076】
トリガ評価エンジンの一例は、トリガデータを入力とし、トリガデータ値に基づいてトリガ条件を評価する。トリガデータは、例えば、設定可能なエッジゲートウェイを使用してルーティングテーブルを調整し、信号値を動的に取得するために、CANバスなどの何れかのネットワークから生じることができる。更に、データは、SOAを介したイーサネットECU等の何れかのECU1406、集中コントローラ上の他のモジュール(例えば、診断サーバ)、又はイーサネット又は他のタイプのネットワークを介したビデオ/RADAR/LiDARストリーム等の生のセンサデータ(例えば、先進運転支援システム(ADAS)1408をサポートするため)からも来る可能性がある。集中コントローラは更に、カスタマイズされた動作のために実行されたデータ収集を、他の目的のためのデータ収集アクション等のシステムの他の態様と、及び/又は同じトリガデータパラメータの少なくとも一部を利用する複数のカスタマイズされた動作の間で共有することができ、それにより、同じデータパラメータに対する冗長な要求を低減することができる。特定の実施形態では、データ収集は、追加的にトリガ条件にベースとなり得る別個の動作であってもよく、及び/又はデータ収集は、カスタマイズされた動作として実行されてもよい。
【0077】
図56の例では、トリガマネージャは(例えば、図56の例の自動化/遠隔マネージャとして)、車両自動化、遠隔制御、及び/又はデータ収集トリガフローのような、様々なトリガ関連クライアントからのトリガを管理する。図56の例は、トリガに関連するデータを受信するデータリスナーを更に含み、このデータは、CANバス、イーサネットパケット(車両位置のような状態情報を有するEthCCパケットを含む)、DETエラー、RDBIデータ、フォルトコード等を提供する診断マネージャ、システムマネージャ(例えば、車両パワー状態情報を提供する)、時間マネージャ(例えば、現在の時間値を提供する)、及び/又はSOAからのような他の何れかの情報のような、車両内の何れかの場所から取得することができる。また、トリガデータは、クラウド上のREST APIエンドポイントなど、車両外部の何れかの場所から取得することもできる。
【0078】
図56の例では、データキャッシュは、例えばバッファリングされたデータ、中間パラメータなどを含む条件評価のためのデータを格納する。
【0079】
図56の例では、条件評価ランタイムは、キャッシュ内のトリガ値に基づいて条件を評価し、評価に応答してトリガ条件が満たされているかどうかを決定するエンジンである。条件評価は、少なくとも、基本的な論理演算子(例えば、AND、OR、数値比較等);適切なフォーマット(例えば、((X>5 && Y<10)||Z!=100)&&P<0.05)を有するネストされた論理式;数学関数(例えば、算術関数、指数関数、三角関数、モジュラー関数、ガンマ関数等);及び/又はデータ範囲にわたる複雑なデータ変換関数(中央値、平均値、標準偏差、マップ、リデュース、最小/最大値、バケット、フィルタリング、積分、導出、及び/又は頻度分析演算等)を含む、何れかのタイプの分析又は決定動作をサポートする。
【0080】
図56の例では、タスク実行エンジンは、アクションカタログに定義されたアクション(例えば、カスタマイズされた動作に従って調整されるアクチュエータ)を実行する。例示的及び非限定的なアクションには、ライトをオンにする、HVACをオンにする及び/又は調整する、イグニッションをオンにする等が含まれる。本開示の実施形態は、2つ以上のネットワーク(例えば、1つのアクチュエータ用のイーサネット、及び他のアクチュエータ用のCAN)上に提供されるアクチュエータを含む、何れかのネットワークを介して到達可能な何れかのアクチュエータにアクセスすることが可能である。特定の実施形態では、アクションは、アクチュエータの動作要求(例えば、アクチュエータを直接制御する別のコントローラへの)、公開されたサービスの実行を要求するアクション、及び/又は、複数の他のコントローラに更に存在することができる複雑な相互作用を有するアクションを含む。例えば、アクションは、現在のユーザのために周囲環境を調整することを含み、これは、例えば、現在のユーザのアイデンティティ、彼女の好みを決定し、座席位置、HVAC設定、無線チャネル等の環境を調整するために、複数のコントローラ及び/又はフローと相互作用することを含むことができる。アクションは、クラウド内のREST APIを呼び出すこと、連絡先にSMSメッセージを送信することなども含む。
【0081】
特定の実施形態において、自動化マネージャは、1又は2以上のカスタマイズされた動作をサービスとして広告する(例えば、カスタマイズされた動作の要求者によって選択可能であり、ポリシーにおいて定義できる等)。特定の実施形態において、自動化マネージャの構成要素、回路、コントローラ、及び/又はエンジンは、遠隔制御マネージャのような他のマネージャと全体的又は部分的に共有され、及び/又は、API、ライブラリ呼び出し、又は他の相互作用インタフェースを使用して他のマネージャに応答し、例えば、指定されたデータ群及びトリガロジック(例えば、他のマネージャから自動化マネージャに渡される)が、トリガ事象が発生したことを示す(例えば、条件評価ランタイムによって決定される)、及び/又は、他のマネージャ(例えば、他のマネージャから自動化マネージャに動作要求として渡される)によって提供される動作を実装する(例えば、アクチュエータを移動させる及び/又は他のコントローラに適切なコマンドを提供するためにタスク実行エンジンによって動作される)ことができる。
【0082】
本開示の実装は、カスタマイズ可能な動作の迅速な開発及び展開、コーディング及び/又はコンパイル要件なしの自動化実装、顧客、サードパーティアプリケーション、アフターマーケットサプライヤ等のためのカスタマイズへのアクセスを提供する。本開示の実装は、データプロバイダ及び/又はアクチュエータが1又は2以上のネットワークタイプに分散されている場合であっても、カスタマイズ可能な動作の実装の容易さを提供し、及びカスタマイズ可能な動作のためのプロバイダが車両ネットワークの現在の構成に関する知識を有することを必要としない。
【0083】
本開示の実施例は、モバイルアプリケーションの遠隔制御動作を実行する能力を提供する。例えば、エンジンの始動/停止動作、ドアのロック/アンロック動作、ウィンドウ及び/又はサンルーフの開閉動作等の単純な動作である。しかしながら、このような機能の生産完了後に機能を追加又は変更するには、コードの変更及び検証が必要であり、これには、遠隔機能に参加する1又は2以上のECU、及び/又はこれらのECU上のソフトウェアビルドの再資格化が含まれる場合がある。本開示の実施形態は、車両のライフサイクルの何れかの時点でモバイルアプリケーションの遠隔制御動作を構成することが可能であり、更に、製造時に含まれる遠隔動作の構成、更新及び修正を可能にする。加えて又は代替的に、本開示に規定されるようなより堅牢な遠隔制御実装が存在する場合、以前はハードコードされていた機能が、本明細書に規定されるような動的機能として実装することができる。
【0084】
本開示の実施形態によってサポート可能なタイプの幾つかの遠隔制御動作を例示すために、以下に例示的な動作を説明する。例示的な動作は非限定的であり、例示的な遠隔制御マネージャは、ネットワーク通信及び/又はコンピュータ可読媒体上に格納されたデータパラメータとして提供可能な何れかの入力に応答することが可能であり、システム内の別のコントローラ(例えば、車両ディスプレイ、システムスピーカ、車両パワートレイン等)の制御下にあるアクチュエータを含む、システム内の何れかのアクチュエータに命令可能な何れかの応答を提供することが可能である。
【0085】
例示的な動作は、予定された順化の顧客設定を受信することを含み、遠隔制御動作は、選択された日(例えば、平日)の予定された時間(例えば、午前7時)に、HVACシステムを、選択された状態(例えば、選択された温度、及び/又はウィンドウがクリアであることを保証するための霜取りの利用)に起動することを含む。特定の実施形態では、顧客は、アプリケーション(例えば、サードパーティのアプリケーション)を使用して、クラウド又はウェブベースのインタフェースを使用して、及び/又は製造業者、ディーラー等によって提供されるアプリケーションを使用して、動作を構成することができる。特定の実施形態において、オペレータは、遠隔制御動作のためのレシピ(例えば、特定のパラメータを設定するためのプロンプトを含み、及び/又は機能をオン又はオフにするための指示又は承認のみであってもよい)を選択する。特定の実施形態において、オペレータは、カスタマイズされた遠隔制御動作を構築し、これは、例えば、車両に存在するカスタマイズされた動作機能、レシピで利用可能なものにベースとすることができ、及び/又は、実行される動作、適用される何れかの条件、及び何れかの閾値の設定等の入力を可能にするインタフェースと対話するユーザによって完全に構築されることができる。
【0086】
例示的な動作は、HVACを使用して車室内の空気を所望の温度にした後、ヒーテッドステアリングホイール及び/又はヒーテッドシート機能を作動させるなど、選択された順序で車両の車室を暖房するためのプログレッシブプリコンディショニングコマンドに遠隔制御マネージャが応答することを含む。
【0087】
例示的な動作は、遠隔制御マネージャがユーザ設定要求に応答すること、及びユーザ設定要求に応答して車両構成(例えば、ステアリングコラム位置、周囲光色、室内/ダッシュライト輝度、UI/UXスタイル選択等)を調整することを含む。
【0088】
例示的な動作は、車両管理設定(例えば、バレーモード、借用車両モード、親所有者の子が車両を運転する際の設定されたモード等)を含み、例えば、車両速度制限、位置制限(例えば、起動位置から500mのジオフェンス周囲、都市制限等の定義区域を有する制限、及び/又は州境、別の都市制限、起動位置からの総距離等の定義区域外)を低減する。車両管理設定の適用限界は、実際の適用限界(例えば、最高速度、性能値等)又は通知限界(例えば、典型的には、地理的制限は、シャットダウン限界ではなく、通知限界として実装されてもよい)であってもよく、車両管理設定の限界を超えた場合(及び/又は実際の適用限界でテストされた場合等)、所有者及び/又は選択されたデバイスに通知が送信される。
【0089】
例示的な動作は、セキュリティモードを含み、例えば、セキュリティモードの要求に応答してカメラ、マイクロフォン、車両ディスプレイ、ダッシュボードなどからデータを要求する。特定の実施形態では、ユーザは、1又は2以上のデバイス(例えば、車両内又は車両に相対する特定のカメラ及び/又は位置)を選択することができ、選択されたデバイスからストリーミングビデオ及び/又はスナップショットを受信することができる。特定の実施形態では、セキュリティモードは、車両と通信可能に結合されたデバイス、例えば車両と通信中のホーム・セキュリティ・システムのセキュリティ・カメラからのデータ要求を可能にする(例えば、先のカスタマイズされた動作を参照)。
【0090】
例示的な動作は、例えば、誕生日に運転者が車両に乗り込む際に、「Happy Birthday to You」を再生する、及び/又は車内灯を操縦するといった、パーソナライズされた動作を含む。加えて又は代替的に、パーソナライズされた動作は、所定のカレンダーの日付、曜日等に選択された曲又はプレイリストを再生すること、車両への入庫時にカレンダーの事象(例えば、スマートフォン等のカレンダー機能へのリンク)、記念日等をオペレータにリマインドすること、及び/又は予定された停車(例えば、仕事から帰宅するために車両に入庫する際に食料品をピックアップすること)をオペレータにリマインドすること、等の何れかのタイプの動作とすることができる。
【0091】
例示的且つ非限定的な遠隔制御動作は、以下、:オペレータにメモを送信すること、車両ディスプレイにメモを表示すこと、及び/又はスピーカでメモをアナウンスすること;1又は2以上のカメラからスナップショットを撮影し、オペレータ及び/又は要求者に送信すること;指定された条件下(例えば、1日のうち選択された時間帯、事象の完了まで、及び/又は第3者サービスの車両への接近に応答して)でだけ、サードパーティサービス(例えば、移動式再給油、車両サービス、及び/又は配送会社)が車両位置及びドアステータスにアクセスすることを許可すること;オペレータの接近に伴って、車両、コントローラ、ヘッドユニット等の起動動作を開始すること、(例えば、霜の堆積、周囲温度の決定等に応答して)車両を霜取りすることによって環境変化に反応すること、及び/又は診断目的のためにスケジュールされたテストを実行すること(例えば、オペレータが車両から離れているときにアクティブな診断テストを実行し、テストの車両ミッションへの影響を低減すること)のような1又は2以上の動作を実行することを含む。
【0092】
例示的な遠隔制御動作は、前提条件、タスク、及び/又は状態報告を含む。前提条件は、車両ステータス、CAN信号、イーサネットパケット、コンピュータ可読媒体に格納された情報(例えば、ログ情報、トリップ情報、及び/又はメモリ位置に格納された他の車両情報)、時間及び/又は日付、場所等の何れかの組み合わせを含み、遠隔動作の前提条件トリガ条件として利用され、更に、複雑な論理式として構成することができ、更に、複数の条件に基づくことができる。タスクは、CAN信号、イーサネットパケット、又は他のネットワーク通信を利用して実行可能なアクションを含み、少なくとも、先のカスタマイズされた動作の下で説明された何れかのアクションを含む。ステータス報告は、確認情報、動作が実行されたことの確認及び/又は動作が実行されなかったことの通知、関連データ、確認データ、遠隔制御動作に関連する利用データ等を含む。ステータスレポートの内容は、ステータスレポートの受信者及び/又は要求者によって異なる可能性があり、例えば、オペレータは、動作を確認する単純なステータスレポートを受信する可能性があり、サービス担当者は、動作に関連する関連パラメータを含むより詳細なステータスレポートを受信する可能性があり、製造者は、個人を特定できる情報を削除した詳細なステータスレポートを受信する可能性がある(例えば、個人を特定できる情報を管理することなくデータの保存及び集計を可能にしながら、信頼性データを集計するため)。前提条件、タスク、及び/又は状態報告の存在及び/又は内容は、ユーザ入力、ポリシー、及び/又は設定情報によって提供及び/又は更新することができる。
【0093】
例示的な遠隔制御ソリューションは、全ての遠隔制御機能が完了した後の(車両が戻るべき)最終的な車両状態の指定をサポートする(例えば、動作状態、室内キャビン設定、バッテリーの充電状態など)。この車両状態は、要求を受信したときの車両状態とは異なることがある。また、タスクと同様に設定及びプログラム可能である。
【0094】
再び図56を参照すると、例示的な遠隔制御マネージャが概略的に描かれており、実施例では集中型コントローラの一部であるが、遠隔制御マネージャは別個のデバイスであってもよく、及び/又は別のデバイス上に配置されていてもよい。CANコントローラへのインタフェースは、構成可能なエッジゲートウェイを介して実行することができる。本実施例では、タスク実行エンジン及びトリガ評価エンジンは、本説明を明確にするためだけに、別個の、遠隔制御マネージャ専用のものとして描かれている。タスク実行エンジン及び/又はトリガ評価エンジンは、全体的又は部分的に、自動化マネージャ等の別のデバイス又はコントローラに配置されてもよく、遠隔制御マネージャと自動化マネージャとの間で共有されてもよく、及び/又は、遠隔制御マネージャ及び自動化マネージャの各々(存在する場合)は、別々のトリガ評価エンジン及び/又はタスク実行エンジンを有してもよい。
【0095】
本明細書で使用されるミッション、車両ミッション、又は他の同様の用語は、広義に理解されるべきである。ミッションは、本明細書で利用されるように、主要機能、意図された機能、重要機能、及び/又は最小可能機能(例えば、動作が正常であるとみなされるために必要な機能、及び/又は動作の継続を可能にするために許容される機能)の何れか1つを指す。例えば車両のミッションは、車両の現在の動作状態及び/又は車両の意図された用途に依存する場合がある。例えば、車両のミッションは、駆動力及び/又は駆動動作を提供する能力を含むことができ、更に、利用可能な最小出力、トルク、及び/又は車速(例えば、これらの定格値と同じであっても、又はこれらの定格値より低くてもよい)などの性能記述を含むことができる。別の例では、ミッションは、車両のシステムの電力及び/又は機能性、例えば、ライト、通信動作、保持動作、キャビン環境動作等、を提供する能力とすることができる。幾つかの実施形態では、車両又は構成要素の幾つかのレベルの動作が利用可能であり、車両又は構成要素がミッション能力を有していない場合、例えば、駆動力動作は利用可能であるが、車両の許容可能な性能特性を下回る場合がある。特定の実施形態では、ミッションに関連する態様は、車両の性能には影響しないが、それにもかかわらずミッションクリティカルである場合があり、例えば、エアバッグ機能、ABS機能等の喪失は、ミッション(例えば、動力作動)の作動を妨げないが、それにもかかわらず、車両が許容可能な方法で作動を継続するためにはミッションクリティカルであると考えられる。車両、構成要素、制御動作等のミッションは、設計上の考慮事項、車両の目的、車両に関連するエンティティ(例えば、フリート所有者、車両所有者、規制当局等)のポリシー及び/又は選好、車両の地理的位置、及び/又は車両の地形位置(例えば、現在の高度、勾配、道路タイプ等)を含む車両のコンテキストに依存する可能性があることが分かる。データ値又は他の特徴は、第1の車両ではミッションクリティカル及び/又はミッション関連データ値又は特徴であるが、第2の車両ではミッションクリティカル及び/又はミッション関連データ値又は特徴でない場合があり、及び/又は、所定の車両の第1の時点ではミッションクリティカル及び/又はミッション関連データ値又は特徴であるが、所定の車両の第2の時点ではミッションクリティカル及び/又はミッション関連データ値又は特徴でない場合がある。本開示の利点及び車両及びその構成要素について通常入手可能な情報を有する当業者であれば、システムのデータ値、制御動作、構成要素又はその他の要素がミッションクリティカル及び/又はミッション関連であるか否かを容易に判断することができる。システムのデータ値、制御動作、構成要素、又は他の要素がミッションクリティカル及び/又はミッション関連であるか否かを決定するための特定の考慮事項には、限定ではないが、車両の定格、車両の使用目的、車両に関連するサービス品質要件、車両又はその構成要素の保証説明、車両に期待されるデューティサイクル、車両の地理的動作領域、車両の地形動作領域、車両に関連する規制要件、及び/又は車両に関連する政策的考慮事項が含まれる。
【0096】
本明細書に記載の方法及びシステムは、コンピュータ可読命令、プログラムコード、命令を実行し、及び/又は本明細書に記載の方法及びシステムの1又は2以上の動作を機能的に実行するように構成されたハードウェアを含む、コンピュータ、コンピューティングデバイス、プロセッサ、回路、及び/又はサーバを有する機械を通じて、一部又は全部を展開することができる。本明細書で利用されるコンピュータ、コンピューティングデバイス、プロセッサ、回路、及び/又はサーバ(「コンピューティングデバイス」)という用語は、広義に理解されるべきである。
【0097】
例示的なコンピューティングデバイスは、非一時的なコンピュータ可読媒体上など、それに通信可能に格納された命令にアクセスすることが可能な、何れかのタイプのコンピュータを含み、コンピュータは、命令の実行時にコンピューティングデバイスの動作を実行する。特定の実施形態では、このような命令自体がコンピューティングデバイスを備える。加えて又は代替的に、コンピューティングデバイスは、別個のハードウェアデバイス、ハードウェアデバイスに分散された1つ又は2つ以上のコンピューティングリソースであってもよく、及び/又は、論理回路、組み込み回路、センサ、アクチュエータ、入力及び/又は出力デバイス、ネットワーク及び/又は通信リソース、何れかのタイプのメモリリソース、何れかのタイプの処理リソース、及び/又は、本明細書におけるシステム及び方法の1つ又は2以上の動作を機能的に実行するために、決定された条件に応答するように構成されたハードウェアデバイス等の態様を含むことができる。
【0098】
図1を参照すると、自動化車両対応活動を提供、作成、配備、実施、及び/又は支援するための例示的なシステム100が示されている。本明細書で使用される自動化車両応答アクティビティは、広範に理解されるべきであり、本開示の他の態様に限定されることなく、以下:車両上の及び/又は車両に通信可能に結合されたアクチュエータの制御;
他の方法では利用できない可能性があるデータを生成及び/又は通信する動作を含む、車両上で利用可能な選択されたデータの収集;例えば、検出された状態、選択された値、範囲、又は閾値を有する車両データ等に応答して通知又は警報を提供する;監視動作状態付き動作等を可能にする又は開始する;前述の1又は2以上のトリガ実施形態(例えば、トリガが存在するか否かを検出すること、及びトリガによって検出された条件の存在又は欠如に応答すること);前述の何れか1又は2以上のスケジュールされた実施形態(例えば、スケジューリングが、開始タイミング、実施タイミング、データストレージタイミング、遅延期間等を含み、スケジューリングが、トリガ評価、自動化動作、通知、アラート、データストレージ、データ送信、関連通信等に適用することができる);及び/又は、何れかのタイプのワークフローの実施(例えば、単一のアクション、アクションのシーケンス、分岐部アクションシーケンス、周期的アクションシーケンス、反復アクションシーケンス、及び/又は、ステートマシンの動作の実施)のような動作を含む。
【0099】
図1のシステム100、並びに本開示のシステム、装置、組立体、コントローラ、回路、手順、及び/又は他の実施形態は、以下:追加の認証、試験、デバッグ等を必要とする可能性のある車両コントローラのベースソフトウェア、ファームウェア、又はその他の態様を変更することなく、堅牢な車両機能及び複雑なワークフローを提供する能力;自動化車両応答の実装を、最終消費者、車両所有者、車両運転者、フリート管理者、ディーラー、サービス担当者、相手先商標製品製造業者(OEM)、車両組立業者/ボディビルダー、アフターマーケット部品プロバイダ、又はこのようなものなどのより広いグループの人々又はエンティティに拡大する能力;利用可能なデータ、センサ、アクチュエータ等に関する車両固有の知識を有することを作成者に要求することなく、堅牢な車両機能及び複雑なワークフローを提供する能力;作成者がアクセスすべきでないデータ又は車両機能にアクセスできないことを保証するための許可及びオーソリゼーションをスケジュールする能力;作成者が使用できる利用可能なデータを拡大しながら(例えば、本開示の実施形態では、例えば、分解能を低下させ、幾つかの動的情報を削除又は変更し、及び/又はサンプリングレートを変更してデータを提供することにより、そうでなければ利用できないセンシティブデータを利用可能にすることができる);、例えば、機密情報(例えば、アルゴリズムステップ、応答時間、データ分解能等を含む制御アルゴリズム)を保護するため、個人特定可能情報(PII)等を保護するため、特定の作成者及び/又はデータの受信者のためにデータを構成する能力;及び/又は、作成者が使用可能な自動化車両応答を拡大しながら(例えば、例えば、アクチュエータ/制御へのアクセスを、作成者及び/又は受益者に関連する許可又はオーソリゼーションに従って、及び/又は選択された車両機能を保護する別個のルールに従って、指定された条件、設定点、要求された動作対指令された動作等に制限することによって)、自動化車両応答の特定の作成者及び/又は受益者(例えば、オペレータ)のアクチュエータ又は車両制御アクセスを構成する能力;のような1又は2以上の特徴を有する自動化車両応答の実装を可能にする。
【0100】
例示のシステム100は、各々が複数のエンドポイントを有する複数のネットワークゾーン106、108を有する車両102を含む。例えば、図1の例のネットワークゾーン106は、データストアとして表される1つのエンドポイントを含むネットワークゾーン106上の4つのエンドポイント、及びネットワークゾーン108上の3つのエンドポイントを描いている。図1の例では、各ネットワークゾーン106、108と通信し、及び別個の関連データストアを有するように概略的に描かれたコントローラ104を含む。特定の実施形態では、コントローラ104は、ネットワークゾーン106、108のエンドポイントとして提供することができ、及び/又は、コントローラ104は、例えば、車両のネットワークゾーン106、108間の通信、及び/又は、外部デバイス、クラウドサーバ、サービスツール、製造ツール等との通信を調整及び促進するために、コンバージドネットワークデバイス(CND)を含むことができる。例示的なシステム100は、コントローラ112及び別個のデータストア114、116を有するクラウドサーバ110と、コントローラ124及びデータストア126を有するツール122とを含む。例示的なツール122は、例えばサービスツール、製造ツールを含むが、エンジニアリングツール、アフターマーケットツール、消費者向けツール、又はこのようなものを含む何れかのタイプのツールとすることができる。例示的なシステム100は、車両102に直接接続された外部デバイス120(例えば、車両102に直接接続された携帯電話又はラップトップ)を描いているが、例えば、オペレータデバイス、サービスデバイス、フリート管理デバイス等である。例示的なシステム100は、例えばウェブポータル、モバイルアプリケーション、専用アプリケーション又はこのようなものを使用して、クラウドサーバ110に接続された外部デバイス118を描いている。図1に描かれた例示的な構成要素は非限定的な例であり、所与のシステム100は、図1に描かれた構成要素の何れかを含むか、又は省略することができる。特定の実施形態では、構成要素は、第1の時点(例えば、外部デバイス120が車両102に通信可能に結合されている間)ではシステム100の一部であり、第2の時点ではシステム100の一部ではない場合がある。
【0101】
例示的なコントローラ104、112、124は、例示的な配置で描かれている。回路、コントローラ、エンジン等を含む本開示の態様は、何れかの配列で図示のコントローラ104、112、124上の全体又は一部に設けられ、図示のコントローラにわたって分散は、他の場所に配置され(例えば、ネットワークゾーン106、108のエンドポイント上に全体的又は部分的に配置されことを含む、ネットワークゾーン106、108上に)、及び/又はシステムの現在の動作状態(例えば、第1の動作状態ではクラウドサーバ110上に配置され、及び第2の動作状態ではサービスツール122上に配置される回路)、時刻、暦日、オペレータの位置、車両102の位置等に応じて別個の位置に配置することができる。図1に描かれた例示的なデータストアは、システム100内の何れかの場所に配置することができ、システム100の一部を具現化する何れかのコントローラと少なくとも選択的に又は断続的に通信する何れかのデータストアは、少なくともデータを格納すること、格納されたデータを移動すること、車両に関連するオペレータ又は他のエンティティ(例えば、サービス要員、フリート管理要員、製造業者、所有者、ディーラー、アフターマーケットプロバイダ等)にデータを提供することを含む、本明細書における特定の動作のためのデータストアとして本明細書において企図される。
【0102】
図2を参照すると、限定ではないが、自動化コマンド214を提供するための例示的な装置200が概略的に描かれており、車両102のエンドポイントは、自動化コマンド214に応答して自動化車両応答活動を実施する。例示的なコントローラ202は、本明細書に描かれている全てのコントローラ(例えば、図6図11図15図17図20図22図32図34、及び図35、並びに関連する説明を参照)と同様に、全体的又は部分的に、車両、クラウドサーバ、ツール、及び/又は外部デバイス上に配置することができ、これらのうちの1又は2以上の内部での分散を含む、これらのうちの1又は2以上に分散することができる(例えば、車両の第1のエンドポイント上に配置された第1の部分、及び車両の第2のエンドポイント上に配置された第2の部分を有するコントローラ)。
【0103】
本明細書における例示的なコントローラは、コントローラの動作を実行するように構成された複数の回路を有するように描かれている。本開示の他の態様を制限することなく、回路は、回路に対して記載された動作を実行するように構成された構成要素を含み、以下:選択された動作を実行する及び/又はアクチュエータの状態、故障状態、又はこのようなものなどの通信を提供するためのコマンドに応答するアクチュエータ;直接センサ(例えば、温度、速度、電圧等)及び/又は仮想センサ(例えば、システム上で利用可能な複数の他の値から決定される値)を含む、回路によって利用される1又は2以上の情報値を提供するセンサ;プロセッサ及び/又はコンピュータ可読媒体に格納された実行可能命令であって、プロセッサが命令を実行して回路の1又は2以上の動作を実行するように構成されている、及び/又は回路に関連する関連データ、実行可能命令等を格納するように構成されたデータストア;などの構成要素を含むことができる。特定の実施形態において、回路の構成要素及び/又は分散は、回路によって実行される動作、車両の動作状態、及び/又は構成要素の通信接続性(例えば、クラウドサーバ、ツール、及び/又は外部デバイスとの通信の可用性)に依存する。

特定の実施形態では、センサ、アクチュエータ、支持コントローラ、データストア等が、回路に通信可能に結合することができ、例えば、温度値を解釈する回路は、温度値を表すその上に格納されたデータ値を有するデータストアを含むことができ、温度値を解釈する回路の動作は、データ値を読み出すことを含むことができ、別の例では、温度値を解釈する回路は、回路の残りの部分による利用のために温度値を提供する温度センサを含むことができる。例示的な回路は、回路の機能を実行するために協働するように構成されたハードウェア、実行可能な命令、センサ、アクチュエータ、論理回路等の何れかの構成によって具現化することができる。特定の実施形態では、回路の一部は、1又は2以上のコントローラに分散され、車両上及び/又は車両外に一部、及び/又は車両の2以上のエンドポイントに分散される回路の一部を有する。本明細書では、説明を明瞭にするために、各回路及び/又はコントローラは、単一の構成要素として描かれているが、本明細書で規定する何れかの方法で分散及び/又は配置されてもよい。
【0104】
例示的なコントローラ202は、自動化記述212を解釈するように構成された自動化定義回路204を含む。例示的な自動化記述212は、自動化車両応答を実施するために実行されるべき動作を含み、外部のデバイス、ツール、クラウドサーバ等によって提供されてもよい。自動化記述212の利用により、車両固有の情報(例えば、パラメータ名、エンドポイント位置、ネットワークアドレス、及び/又は制御動作及び/又は車両上のエンドポイントの分布に関する情報)を持たないユーザによって、自動化車両応答のプランが実行されることが可能になる。特定の実施形態において、ユーザが自動化記述212を提供することを可能にするユーザインタフェースは、本質的に、ユーザが、そのユーザに対して許可されている情報、機能又はこのようなもののみを見ること又はアクセスすることを制限することができる。特定の実施形態では、自動化記述212に応答して自動化アクションプラン222を決定するためのコントローラ202の動作は、ユーザを許可されたアクティビティに制限するユーザインタフェースに加えて又はその代わりに、自動化記述212の態様が要求者(例えば、自動化記述212を提供するユーザ)によって許可されているかどうかをチェックすることを含む。
【0105】
例示的なコントローラ202は、自動化記述212に応答して自動化アクションプラン222を提供するように構成された自動化管理回路206を含む。特定の実施形態において、自動化アクションプラン222は、自動化記述212に応答する車両のエンドポイント、例えば、要求されたデータを提供するエンドポイント、要求された機能を実行することができるエンドポイント、及び/又は自動化車両応答活動の一部として訓練される車両の選択されたアクチュエータを含む、又はその指揮下にあるエンドポイントのアドレス、所有者、ネットワーク位置等のような、車両固有の情報を含む。自動化アクションプラン222は、トリガ評価情報(例えば、自動化車両応答活動の態様が開始、実行、継続、中断等されるべきかどうかを決定するために利用される情報)、収集されるべきデータ、動作されるべきアクチュエータ、通信されるべきデータ値、又はこのようなもののような情報を更に含むことができる。特定の実施形態において、自動化アクションプラン222は、データ処理(例えば、収集されたデータの解像度、単位、サンプリングレート、調整、要約、アップサンプリング、ダウンサンプリング、又はこのようなもの)、行うべき較正調整(例えば、車両のフロー、アプリケーション、終点等に関連する較正)、動作をサポートするためのデータストレージ(例えば、収集データのストレージ、トリガ評価データのストレージ、及び/又は、検出された事象に応答してより長期にわたって格納できる特定の車両データのローリングバッファのような自動化動作をサポートするためのストレージを含む)。例示的なコントローラ202は、自動化アクションプラン222に応答して例えば自動化アクションプラン222を実施するため、及び/又は自動化アクションプラン222に定められたワークフロー及び/又はワークフローのタスクを実行するために、自動化コマンド214を提供する自動化実行回路208を更に含む。車両の1又は2以上のエンドポイントは、このようなエンドポイントが車両のどのネットワークゾーンに位置するかにかかわらず、自動化コマンド214に応答して自動化車両応答活動の選択された動作を実行する。
【0106】
例示的な装置200であって、コントローラ202は、自動化車両応答402の実施に応答して外部デバイスに確認通信220を提供する自動化報告回路210を含む。例示的な自動化管理回路206は、自動化アクションプラン222に応答するポリシーを更に格納し、自動化実行回路208が、ポリシーに応答して自動化コマンド214を提供する。例示的な自動化管理回路206は、自動化アクションプラン222に応答する格納されたポリシーを更に調整し、自動化実行回路208は、調整され格納されたポリシーに応答して自動化コマンド214を提供する。例示的な自動化コマンド214は、アクチュエータコマンド及び/又はデータ収集コマンドを含む。例示的な自動化報告回路210は、データ収集コマンドに応答して収集されたデータの少なくとも一部を、外部デバイスに提供する。例示的な及び非限定的な自動化コマンド214は、コントローラ202を有する車両のフロー、アプリケーション、又はサービスのうちの1つに対する較正調整を含む。例示的な自動化管理回路206は、自動化記述212を提供するための外部デバイスのオーソリゼーションを決定するように更に構成されている。コントローラ202の例示的な動作は、例えば、図8及び関連する説明に関連して記載されるように、車両動作パラメータ218に応答することができる。
【0107】
図5を参照すると、例示的な自動化記述212は、車両のためのポリシー502の一部として提供され、例えば、ネットワーク間通信、ネットワーク内通信、車外通信等のためのルール、優先順位情報、階層情報等を定義するポリシーである。特定の実施形態では、ポリシー502は、CND又は他のネットワーク制御デバイスによって利用され、ネットワーク利用、データセキュリティ、データ伝送リソース利用、車両運用への着弾点、及びネットワークに関連する車両運用の他の態様が指定されたパラメータ内で実行されることを保証するために、許可を実施し、エンドポイント間の通信を促進する、及び、エンドポイント及び/又は外部デバイスが、他のエンドポイント、フロー、アプリケーション等に関連する通信プロトコル、ネットワークアドレス、ネットワークロケーション、データユニット、データ分解能、及び/又はデータサンプリングレートに関する個別の知識を必要とすることなく、許可されたデータ、フロー、エンドポイント、アプリケーション等にアクセスできるようにする。自動化記述212の一部であり得る例示的なパラメータは、以下:車両動作状態504(例えば、自動化車両応答活動に関連するトリガ評価パラメータとして利用される動作状態を含む、動作の開始、継続、又は実行に関連する動作状態);外部動作状態506(例えば、自動化車両応答活動に関連するトリガ評価パラメータとして利用される動作状態を含む、動作の開始、継続、又は実行に関連する動作状態であって、外部動作状態には、天候、交通、周囲条件、更新指示及び/又はリコール指示等のクラウドサーバからの指示等の車両外の動作状態が含まれる);データ収集パラメータ508(例えば、自動化動作の一部として、自動化動作の準備のために、自動化動作を検証するために、及び/又はトリガ評価に関連するこれらの何れかとして収集されるパラメータ);事象検出パラメータ510(例えば、事象が発生したことを評価、確認、及び/又は検証するために利用されるパラメータ);アクチュエータ制御パラメータ512(例えば、アクチュエータ識別子、アクチュエータコマンド値、アクチュエータ閾値など、自動運転において利用できるアクチュエータに関連するパラメータ);較正変更514(例えば、例えば、関連するフロー、アプリケーション、エンドポイント、車両機能等の識別子、変更される較正パラメータの識別子、及び/又は、適用される較正変更に関連する値であって、例えば、較正変更を実施、調整、又は元に戻すために検出される条件を含む、及び/又は、例えば、システムの復元又はロールバック動作をサポートするために、以前の較正値の保存を含む、較正変更に関連するパラメータ);通知パラメータ516(例えば、ネットワークアドレス、エンティティ名、通信ヘッダ情報、並びに通知又はアラートに含まれるべきデータ等の、通知、アラート等のための内容及び/又は位置情報);選択されたレシピ、テンプレート、及び/又はこれらに対する調整(例えば、自動化動作に利用されるレシピ及び/又はテンプレートの識別及び/又は内容、及び/又は自動化記述212に利用されるレシピ及び/又はテンプレートのベースラインからの調整、及び/又は選択されたレシピ、テンプレート、及び/又は調整218);ライフサイクル値520(例えば、収集されたデータのためのデータ保持、「1回だけ実行する」、「連続的に実行する」、「選択された時間ウィンドウ内で実行する」等の自動化記述212のための関連する期間、及び自動化記述212及び/又は関連するデータに関連する優先順位値等を含むことができる);動作上の影響522(例えば、ネットワーク通信リソース、処理リソース、データストレージリソース等の利用を制限するため、及び/又は、車両機能、アプリケーション、又はフローの干渉又は中断を制限するため、例えば、駆動力動作、エンジンコントローラ、トランスミッションコントローラ等の重要な機能を実行する車両コントローラの利用を制限するため);階層値524(例えば、複数の自動化動作、格納されたデータの複数のブロック、又はこのようなものの優先順位付け、スケジューリング、及び/又は実施を制御するために利用される);及び/又は優先順位値526(例えば、事象検出、トリガ評価、自動化記述212に関連付けられた自動化動作、自動化動作に従って収集されたデータ、及びこれらの間の相互作用又は関係を含む優先順位-例えば、特定の事象が検出される前の自動化記述212に関連付けられた第1の優先順位、及び特定の事象の後の自動化記述212に関連付けられた第2の優先順位、例えば、異常な車両状態が存在することの決定等の事象に対する自動化記述212の優先順位を増加させる、又は車両の構成要素が適切に動作していることの確認等の事象に対する自動化記述212の優先順位を減少させる);などのパラメータを含む。利用に対する制限、例えば動作影響522からの制限は、計算された制限(例えば、過去の利用情報及び/又は以前に推定された利用情報から、自動化アクションプラン222及び/又は車両一般に起因するネットワーク通信レートを決定することであり、更に、車両上のエンドポイントの実際の分布に起因する利用影響を決定すること-例えば、ネットワーク間通信をサポートするためのCNDトラフィック等を考慮すること-を含むことができる)、ルールに基づく制限(例えば、自動化アクションプラン222をデータストレージ上限、ネットワーク利用上限等に制限し、これは更に、自動化アクションプラン222の優先順位、及び/又は自動化アクションプラン222に関連する要求者又は他のエンティティに関連する許可値に従って決定できる)、及び/又は柔軟な制限(例えば、利用上限に達するまで全ての自動化アクションプラン222を許可し、その後、ポリシー又は本明細書に規定される他の何れかの優先順位付けスキームによって設定できる選択された方法で自動化アクションプラン222間に優先順位を付ける)を含むことができる。特定の実施形態では、例えば、自動化アクションプラン222が、利用限界のために実施されず、及び/又は修正される場合、例示的なコントローラ202は、自動化アクションプラン222が拒否され、中止され、及び/又は修正されたことを示す通知又はアラートを提供する。通知又は警告は、要求者、(例えば、コントローラ112上で実行されるクラウドサーバ110又はアプリケーションの)管理者、車両製造者、又はシステム100に関連する他のエンティティに伝達することができる。
【0108】
図3を参照すると、例示的な自動化アクションプラン222は、以下;:収集されるデータのデータ記述302(例えば、ネットワークアドレス、エンドポイント識別子、データ処理値等を含む);アクチュエータ応答304(例えば、ネットワークアドレス、エンドポイント識別子、アクチュエータコマンド値などを含む)、データ送信動作306(例えば、送信タイミング、優先順位、送信応答の喪失などを含む)、データストレージアクション308(例えば、データストレージ場所、データストレージフォーマット、データストレージライフサイクルなどを含む)、事象検出記述310(例えば、例えば、アクションを開始するため、アクションを修正するため、タイマー値を開始又は設定するため、状態値を設定するため等に利用される)、トリガ記述312(例えば、アクション又はワークフローを開始するため、データ収集を開始するため、タイマー又は他の遅延動作を開始するため等に利用されるトリガ)、及び/又はアクションシーケンス又はスケジュール314(例えば、ワークフローにおいてシーケンス化されたアクションの記述を提供する-例えば、図25~27又は31、及び関連する記述を参照、アクションを開始するタイミング及び/又はアクション間の遅延期間の記述を提供する、事象、トリガ、状態値、又は動作状態に基づくアクションのスケジュール、等);などの特定の車両用に構成される自動化記述212の態様を含む。特定の実施形態では、自動化アクションプラン222は、自動化車両応答活動中に利用されるデータ、及び/又は自動化車両応答活動中に保存、通信、又は送信されるデータに関連するデータ処理、ユニット、分解能、サンプリングレート、及び/又は他の情報を定めるデータ記述を更に含む。
【0109】
図4を参照すると、例えば自動化車両応答活動として実行されるアクションを記載した例示的な自動化車両応答402が概略的に描かれている。例示的な自動化車両応答402は、典型的には、システムにおいてデータ値として現れる値ではなく、むしろ、自動化要求1506及び/又は自動化記述212を提供するユーザによる意図された標的活動である、手順(例えば、図36図55及び関連する記述を参照)の標的であってもよい高レベルの記述であり、及び/又は、例えば、ユーザインタフェース上で提供される、テンプレート又はレシピに関連する記述として提供されてもよい。例示的及び非限定的な自動化車両応答402は、以下:アクチュエータを選択的に作動させること404(例えば、アクチュエータに開口部又は閉口部を指令すること、アクチュエータを選択された位置に指令すること、及び/又はアクチュエータに対する結果-例えば、アクチュエータを利用する制御アルゴリズムに対するセットポイント-を指令すること);選択されたデータを収集すること406(例えば、事象検出、トリガ評価、自動コマンドの動作中に関連する収集データ、自動コマンドに関連する確認データ、及び/又は自動コマンドに関連する警告又は通知);自動化車両応答を保持期間の間遅延させること408(例えば、トリガ評価が自動化車両応答活動を実行することを示すことを検出し、所定の期間、別の条件が検出されるまで、及び/又は、車両が停止するまで待つ、閾値速度で移動するまで待つ、設定された燃料レベル又はバッテリーレベル未満になるまで待つ、シャットダウン状態になるまで待つ等、車両の動作状態に従って、活動を実行することを遅延させる);検出された事象(例えば、車両事故事象、故障コード事象、オフノーマル運転事象、及び/又は本開示を通じて記載されるような他の何れかの事象検出)に対して自動化車両応答を遅延させること410、アクチュエータを選択された位置に移動させること412、及び/又は通知(例えば、自動化車両応答活動が実行されたこと、トリガ評価が確認されたこと、事象が検出されたこと、及び/又は事象検出に関連する情報、自動化車両応答活動が実行されなかったこと、又は実行されないこと、等)を提供すること414、などの応答を含む。自動化車両応答402は、自動化コマンド214によって実行できる幾つかの動作の非限定的な例である。特定の実施形態において、所与の自動化車両応答活動は、複数の自動化車両応答402を含むことができる。特定の実施形態において、自動化車両応答402は、図25~27及び31)に関連して記載されるようなワークフローにおけるタスクとして実行することができる。
【0110】
例示的なシステムは、自動化コマンド214に応答するエンドポイントを、コントローラ202とは別の第2のコントローラ(例えば、自動化コマンド214が第2のコントローラへの通信である)として含む。例示的なシステムは、第2のコントローラが、自動化コマンド214に応答して選択されたデータ値(例えば、収集のための要求データ)又は選択されたアクチュエータコマンド値(例えば、自動化コマンド214に応答するアクチュエータへの命令)を提供することを含む。特定の実施形態において、第2のコントローラは、例えば、自動化コマンド214が受信されたことを確認するため、アクチュエータが指令されたことを確認するため、及び/又はアクチュエータが指令に応答したことを確認するために、確認値216をコントローラ202に更に提供する。特定の実施形態において、第2のコントローラは、自動化車両応答を実施することに応答して例えば、アクチュエータコマンド214が第2のコントローラに提供されることに応答して検出された事象に応答して及び/又は自動化車両応答がアクティブであると決定するトリガ評価に応答して確認値216を提供する。特定の実施形態では、第2のコントローラは、自動化車両応答の一部として実行されるワークフローのタスクとして確認値216を提供する。例示的なシステムは、第2のコントローラからのコマンドに応答する第2のエンドポイント、例えば、センサ又はアクチュエータを含む。特定の実施形態において、自動化コマンド214に応答するエンドポイントは、自動化コマンド214に従ってアクションを実行するセンサ又はアクチュエータとすることができる。特定の実施形態では、複数のエンドポイントが、様々な自動化コマンド214に関与し、各エンドポイントは、車両の1又は2以上のネットワークゾーンにわたって分散されたエンドポイントを含む、車両の何れかのネットワークゾーン上にあり得る。特定の実施形態では、コントローラ202は、各関連エンドポイントに自動化コマンド214を提供し、例えば、自動化コマンド214、確認値216、及び/又はコントローラ202と応答するエンドポイントとの間で提供される他の何れかの通信を構成及び通信するCNDを介してコマンドを渡し、各エンドポイントとコントローラ202とのために、関連するネットワークプロトコル、メッセージングパラダイム等に従って通信を提供することを含む。車両内のネットワークゾーンは、異なるタイプ(例えば、イーサネット対CAN)である場合がある。CAN)、異なる通信プロトコルを利用する、又はこのようなものである。車両のネットワークゾーンのエンドポイントは、異なるネットワーク通信レート又はスキーム、異なるデータ型又は分解能(例えば、2バイト固定小数点データ対4バイト浮動小数点データ)を利用することができ、或いは、本明細書及び先に参照により本明細書に組み込まれた米国特許出願第17/027,167号、第17/027,187号、及び/又は第17/195,589号に記載されるように、CND、エッジゲートウェイ、及び/又はポリシーエンジンもしくはポリシーマネージャにより管理される他の何れかの差異を有することができる。
【0111】
例示的な自動化実行回路208は、自動化アクションプランの事象検出記述224に応答して事象を検出し、検出された事象に応答して自動化車両を更に実行する。例示的な自動化管理回路206は、自動化記述212の外部動作状態に応答して自動化動作プラン222を提供し、自動化実行回路208は、外部デバイス(例えば、コントローラ202及び/又は車両と少なくとも断続的に通信するデバイス、例えば外部デバイス上で動作するウェブベースサービス)から外部動作状態を受信する。例示的な自動化定義回路204は、例えば、以下:自動化記述212を、車両上で実行される自動化ワークフローとしてクラウドサーバから受信する;自動化記述212を含むポリシーとして受信する;自動化記述212を含むポリシーの第2の部分として受信する(例えば、メインポリシーに付加されるように、及び/又は、システム実装が複数のポリシーがサービスされることを可能にする第2のポリシーとして実行されるように);及び/又は、サービスツール、車両と通信するクラウドサーバ上のアプリケーション、車両と通信するウェブポータル、及び/又は車両のオペレータのモバイルデバイス上のアプリケーションのようなモバイルアプリケーションなどの何れかの外部デバイスによって、遠隔コマンドとして受信する(例えば、自動化記述212を有するデータファイルによって提供され、コントローラ202によって認識され、実行されるようにフォーマットされる);などの動作によって、自動化記述212を外部デバイスから受信する。
【0112】
図6を参照すると、例示的な装置600は、自動化トリガ記述602(例えば、自動化車両応答活動に関連するワークフローのタスク又は状態間を開始、継続、中止、及び/又は移動するための基準を記述する)、及び自動化アクション記述604(例えば、自動化車両応答活動に関連するワークフローの一部として実行される動作を記述する)を解釈する自動化定義回路204を含むコントローラ601を描写する。例示的なコントローラ601は、自動化トリガ記述602及び自動化アクション記述604に応答してトリガ検出プラン610及び自動化アクションプラン222を提供する自動化管理回路を含む(例えば、記述602、604を実施するために車両固有のパラメータを提供すること、ポリシー内に追加すること、及び/又は、本明細書に規定される自動化車両応答活動を実施するために他の何れかの動作を実行すること)。例示的なコントローラ601は、トリガ事象値612を決定し(例えば、トリガ検出プラン610のトリガのための基準が満たされたかどうかを決定するために、現在の車両条件又は他の関連データをチェックする)、トリガ事象値612に応答して自動化コマンド214を提供し(例えば、トリガが確認された後に自動化コマンド214の実行を開始する)、及び自動化アクションプラン222を提供する(例えば、選択された自動化動作を実行する)自動化実行回路208を含む。
【0113】
例示的な自動化実行回路208は、トリガ検出プラン610に応答してトリガ評価コマンド606を更に提供し、例えば、連続トリガ条件(例えば、条件Bのチェックを開始する前に、条件Aが存在することをチェックする)を可能にする。トリガ評価コマンド606に応答するエンドポイントは、自動化コマンド214を実行するエンドポイントとは別個であってもよく、及び各トリガレベル(例えば、連続トリガ条件が考慮される)をサポートする更なるエンドポイントは、他のトリガレベルをサポートするエンドポイントとは別個であってもよい(例えば、条件A対条件Bのチェックは、それぞれのトリガ条件が満たされるか否かを決定するために、センサ、車両データ等の別個のセットを使用してもよい)。例示的な自動化実行回路208は、トリガ評価コマンド606から決定されたトリガ評価値608に応答し、例えば、トリガ評価値608が、関連するトリガ条件が満たされたかどうかをチェックするために利用されるエンドポイントからのデータ(例えば、センサからの温度、アクチュエータからの位置フィードバック、及び/又は、「ドア開」のような車両のコントローラからの状態パラメータ)を含む場合、自動化実行回路208は、トリガ評価データ608に応答して自動化アクションプラン222及び/又はトリガ検出プラン610の適切な態様を実行する。
【0114】
図7を参照すると、例示的な自動化アクション記述604は、自動化スケジューリング値706(例えば、ワークフローのタスクの時間及び/又は順序付け)を含む。自動化アクション記述604の例示的な態様は、収集されるべきデータのデータ記述702、制御されるべきアクチュエータのアクチュエータ応答704、事象検出記述708(例えば、ワークフローの一部として検出されるべき事象のための)、アクション繰り返し値710(例えば、繰り返されるべきアクションの回数、繰り返しスケジュール、繰り返し動作が調整される間の時間ウィンドウ等)、及び/又はアクション中断記述712(例えば、アクションが中断されるとみなされるべき動作状態、応答時間、状態値等の基準を記述すること、及び/又は、データ削除又は管理、状態値又は他の格納されたパラメータの設定、及び/又は、アクションが再開されるべきか否かの記述、及び/又は、再開のための関連基準等の、中断時に実行されるべきアクションの記述を記述すること)のうちの1又は2以上を含む。
【0115】
図8を参照すると、例示的な自動化トリガ記述602は、トリガスケジューリング値810(例えば、ワークフローに対する様々なトリガ決定の時間及び/又はシーケンス)を含む。自動化トリガ記述602の例示的な態様は、事象検出記述802(例えば、トリガ決定に関連する事象のための)、トリガ記述806(例えば、トリガ事象値612を決定するために評価されるべき基準)、トリガ時間記述814(例えば、例えば、車両始動後10分、及びエンジン速度が1000rpmを超えてから5秒後、及び30秒間継続するような、他の値に対する遅延期間を含む、トリガチェックのための関連する時間フレーム);車両動作パラメータのフィルタ記述804(例えば、例えば、ワークフローのトリガ及びアクションの目的のために十分なデータを提供しながら、関連データの観察者からシステムダイナミクスを隠蔽するため、又は車両の態様のリバースエンジニアリングの難易度を高めるために、動作パラメータの応答時間及び/又はリアルタイム精度の変更を可能にする)、マップ記述808(例えば、異なる国で異なるディスプレイユニットのセットを実装するため、各国への準拠のためにエンジン性能又は排出量を調整するため、等の地理的及び/又は管轄的トリガ検出を可能にする)、集計データ記述812(例えば、様々なデータ要素の合計、移動平均、統合等からのトリガ決定を可能にする)、統計分析記述816(例えば、温度モデルによって予想される範囲外の温度値、予想値から数標準偏差外れたデータ値、及び/又は、予想される頻度又は頻度分布を超えるか又は下回る値が通信された回数等のメタデータ統計値等の異常データからのトリガ決定を可能にする)、及び/又は、車両動作パラメータ、ネットワークメッセージ、及び/又はコントローラパラメータ(例えば、自動化実行回路208が、選択された時間ウィンドウ内のデータ及び/又は検出された事象又はトリガに関連するデータ等の関心のあるデータのみを提供又は利用すること、選択されたフォーマット、メッセージプロトコル等に従って報告されたデータを調整すること、及び/又は完全又は部分的に除去されたヘッダ(例えば、ネットワークアドレス等、これは、データを提供するエンドポイントのネットワークタイプ及びプロトコルに依存することができる)を有するペイロード(例えば、データ値)を利用する報告を提供すること、を可能にする)ためのデータパース記述818;のうちの1又は2以上を含む。特定の実施形態において、タイムスタンプ、ネットワークアドレス等のような、ペイロードとは別のメッセージに関する情報は、許可値(例えば、データの特定の態様を見ることを許可されていない自動化要求1506を提供する要求者)に起因して、利用率を低減するために(例えば、メッセージヘッダが削除されたペイロードのみを提供することは、ネットワーク通信及びデータストレージの利用を低減する)、及び/又はデータを正規化するため(例えば、間違ったシステム時間を利用するエンドポイントは、例えば、後のデータの同期を可能にするために、時間補正されたデータを有することができる)、データから除去することができる。
【0116】
図9を参照すると、例示的な自動化車両応答902は、アクチュエータコマンド904を提供すること、アクチュエータ起動906を提供すること(例えば、アクチュエータの使用をブロック又は許可すること、例えば、クルーズコントロールシステム、ドアロックアクチュエータ、又はステアリングホイール等の車両の特徴を有効化又は無効化すること)、及び/又はアクチュエータ軌道908を提供すること(例えば、アクチュエータ応答の速度を制御すること、一連の時間位置コマンドを通してアクチュエータに命令すること、一連の時間設定点コマンドを通してアクチュエータに命令すること、等)の1又は2以上を含む。本明細書で利用される自動化車両応答902は、自動化車両応答活動を完了する、自動化ワークフローを実行する、自動化車両応答を実施する、又は本明細書で説明される他の何れかの同様の自動化動作を実行する、本明細書の何れかのコントローラによって提供されるアクションを含む。
【0117】
図10を参照すると、例示的な自動化車両応答902は、以下:車両特徴を選択的に有効にする1002(例えば、車両機能をオン又はオフにする);車両特徴の較正を調整する1004(例えば、最高速度を調整すること、ラジオの音量を選択された値に制限すること、及び/又は車両の他の何れかの機能を調整すること)、車両のディスプレイを調整すること1006(例えば、選択されたカメラをスクリーンに提供すること、ライト又は通知をオペレータに提供すること、及び/又はどの値がスクリーン又はダッシュボードに表示されるかを変更すること)、車両のオペレータ制御応答を調整すること1008(例えば、エコノミーモード又はパフォーマンスモードへの切り替え、最高速度又はパワーの調整、及び/又はトランスミッションのシフトスキームの調整)、車両の環境管理システムの調整1010(例えば、温度、送風機レベル、送風機スキーム等の調整、例えば、運転者の身元、時間帯、天候情報等に応じた応答を可能にする)、車両のサウンドシステムの調整1012(例えば、音量、ステーション、プリセット、許容値等の設定)、及び/又は車両の照明の調整1014(例えば、室内照明、ハイビーム対向距離、ヘッドライト照準位置、及び/又はヘッドライト光量起動閾値等のヘッドライト閾値。)のうちの1又は2以上を含む。
【0118】
例示的な自動化アクション記述604は、アクション繰り返し値を含み、自動化管理回路206は更に、アクション繰り返し値に応答して自動化アクションプラン222を提供する。例えば、自動化記述212、自動化トリガ記述602、及び/又は自動化アクション記述604の構成、及び/又は特定のシステムに対するワークフローの実装方式に応じて、アクションがワークフロー(例えば、図25~27、及び31を参照)の一部として繰り返されてもよく、又は所定のアクションが複数回繰り返されてもよい(例えば、図25~27、及び31のようなワークフローにおいて単一のタスクとして一緒に扱われてもよい)。
【0119】
例示的な自動化記述604は、アクション中断記述を含み、自動化管理回路206は更に、アクション中断記述に応答して自動化アクションプラン222を提供する。例示的及び非限定的なアクション中断記述は、車両オフ事象に対するアクション応答記述(例えば、車両オフ事象が検出された場合に取られるべきアクション、例えば、アクチュエータが要求した状態、キーの取り外し等に応答して)、車両故障事象に対するアクション応答記述(例えば、故障がアクションを中断させる場合に取られるべきアクション、例えば、指令されたアクチュエータが故障が発生したことを示す場合に)、車両動作中断に対するアクション応答記述(例えば、アクションは時速60マイルで10秒必要であり、車両は6秒後に時速55マイルに減速した;別の例では、選択されたパラメータに対するネットワーク通信のドロップアウトが閾値を超えた);及び/又はタスク進行の中断(例えば、パラメータの喪失、トリガ条件の喪失、タスクステージへの進行失敗等)の時間量等のタイムアウト事象;のうちの1又は2以上を含む。例示的な中断記述は、(例えば、関連するワークフローの)動作を一時停止又はキャンセルするかどうか、進行又は再スタートする前にトリガ条件を復活させるかどうか、アクションを完了又は未完了としてカウントするかどうか、アクション中断の通知又はアラートを提供するかどうか及びどこで提供するかの決定、及び/又はアクションに従って格納されたデータの処理(例えば、データを保持する、データを削除する、データを移動する等)を含む。
【0120】
図11を参照すると、例示的な装置1100は、タスク記述1102(例えば、車両、エンドポイント構成、及び/又はパラメータ名に関する知識を有しない可能性のある要求者によって提供されるタスクについて)を解釈するように構成された自動化定義回路と、タスク記述1102に応答してタスクアクションプラン1106を提供する自動化管理回路206(例えば、ここで、タスクは、車両固有のパラメータに変換され、本開示を通して記載されるようなタスクのためのワークフロー又は他の組織化スキームに構成される)と、タスクアクションプラン1106に応答してタスク実行コマンド1104を提供する自動化実行回路208(例えば、タスクアクションプラン1106に従って、ネットワーク通信、アクチュエータコマンドを提供し、及び/又はデータを収集する)と、を有するコントローラ1101を含む。例示的なシステム100は、車両のタスクを実行するために、タスク実行コマンド1104に応答する1又は2以上のエンドポイントを含む。
【0121】
図12を参照すると、例示的なタスク記述1102は、タスクスケジューリング値1206(例えば、タスクに関連する時間値及び/又はコマンドシーケンスの設定)、タスク開始値1208(例えば、タスクが開始するための基準の設定)、アクチュエータ応答1204(例えば、タスクの実行中に提供されるべきアクチュエータコマンド)、及び/又は収集されるべきデータのデータ記述1202(例えば、タスクの実行に従って収集されるべきデータのための基準、パラメータ等の設定)のうちの1又は2以上を含む。
【0122】
図13を参照すると、例示的及び非限定的なタスク1302が提供されている。特定の実施形態において、タスクは、何れかの自動化車両応答活動、自動化ワークフロー、又は自動化車両応答、及び/又はこれらのうちの何れかの1又は2以上の中の動作とすることができる。例示的なタスク1302は、以下:車両動作状態(例えば、速度、燃費、警報システム等)を監視する1304;アクチュエータを選択的に作動させる1306(例えば、車両の何れかのアクチュエータ、機能、又は他の態様を無効にする又は有効にする);アクチュエータを選択された位置に移動させる1308(例えば、トランクを開く;及び/又はアクチュエータ速度制限又は標的をセットする、時間位置又は時間値軌道を通してアクチュエータを移動させる等);タスク実行コマンドに応答してタスクデータ(例えば、タスクに関連する何れかのデータ、例えばタスクを確認するデータ、検証データ、及び/又はタスクの動作として収集されたデータ)を送信する(例えば、タスクが試行された場合)及び/又はエンドポイント応答(例えば、タスクが完了した場合)1310;タスク実行コマンド及び/又はエンドポイント応答に応答してタスクデータを格納する1312;タスク実行コマンド及び/又はエンドポイント応答(例えば、選択されたデータ、フォーマット、検証データ、ヘッダ、メタデータ等)に応答してレポート(例えば、選択されたデータ、フォーマット、検証データ、ヘッダ、メタデータ等)を提供する(例えば、自動化ユーザインタフェース1504上でアクセス可能なレポートを提供すること)1314;及び/又はタスク実行コマンド及び/又はエンドポイントレスポンス1316に応答して通知(例えば、タスクが開始及び/又は完了した旨のアラートであり、タスク結果のサマリー情報-例えば、最高温度、フォルトコード等-を含むことができる)を提供すること;のような動作を含む。特定の実施形態において、車両1302のための例示的なタスクは、車両1318のための選択されたデータの収集、事象が発生したかどうかの決定1320、及び/又は外部動作状態の監視1322を含む。
【0123】
図14を参照すると、例示的な自動化アクションプラン222が概略的に描かれている。例示的な自動化アクションプラン222は、条件付き動作(例えば、別のタスクの完了、事象の検出、及び/又はトリガ評価に基づいてタスクを実行する)を実施すること1410、分岐動作(例えば、別のタスク、検出された事象、及び/又はトリガ評価の単一の完了に基づいて1又は2以上のタスクを実行する)を実施すること1412、ステートマシン動作(例えば、何れかのステートマシンベースのワークフロー、例えば、選択されたトリガ条件に基づいて動作モード間を移動し、各動作モードが他の動作モードとは異なるタスクセットを有する)を実施すること1414、及び/又は、周期的動作(例えば、1又は2以上のタスクのループ動作及び/又は繰り返し動作を可能にする)を実施すること1416、などの1又は2以上のアクションを含む。例示的な自動化アクションプラン222は、例えば、中断パラメータ(例えば、タスク、ワークフロー、自動化車両応答アクティビティ等の中断が発生したか否かを決定する)及び中断されたタスク、ワークフロー、及び/又は自動化車両応答アクティビティに対する継続パラメータ(例えば、データの処理、再開基準等)を記述する継続記述1418を含む。特定の実施形態では、アクション中断記述712の態様は、自動化アクションプラン222の実施形態に適用可能である。
【0124】
図15を参照すると、例示的な装置1500は、車両コントローラ1510に自動化記述212を提供するためのコントローラ1501を含み、概略的に描かれている。例示的なコントローラ1501は、自動化ユーザインタフェース1504を実装し及び自動化ユーザインタフェース1504とのユーザ通信に応答して自動化要求1506を解釈する自動化定義回路204を含む。自動化ユーザインタフェース1504は、ユーザがタスク、ワークフロー、又はこのようなものを構築することを可能にする対話型ユーザインタフェース、ユーザが自動化要求1506を生成するために利用されるファイルにコード要素を挿入することを可能にするコーディングインタフェース、及び/又はAPIを訓練することが自動化要求1506をコントローラ1501に提出するために利用されるAPIなどの、何れかのインタフェースを含むことができる。特定の実施形態では、ユーザは、外部デバイス1508を使用して、例えば、ウェブポータル、モバイルアプリケーション、クラウドサーバにアクセスすることによって、及び/又はツール、ラップトップ、モバイルデバイス等を使用するような直接的な車両アクセスによって、自動化ユーザインタフェース1504にアクセスする(このアクセスは、コントローラ1701の少なくとも一部を有するクラウドサーバによって、及び/又はコントローラ1701が車両上に配置された状態で、サポートできる)。
【0125】
例示的なコントローラ1501は、自動化要求1506に応答して自動化記述212を決定する自動化管理回路206を含む。特定の実施形態において、自動化要求1506及び自動化記述212は、例えば、自動化ユーザインタフェース1504が、ユーザが直接自動化記述212を提供することを可能にする場合、同一とすることができる。特定の実施形態において、自動化要求1506及び自動化記述212は、例えば、自動化要求1506が参照によってレシピを参照する場合(例えば、レシピ178、又は「急速ウォームアップレシピ」)、及び/又は自動化要求1506が省略記法パラメータ(例えば、タスクA、むしろタスクAにおいて実行されるステップ)又は略語を利用する場合、別個とすることができる。特定の実施形態において、自動化要求1506及び自動化記述212を別個であることを可能にすることは、本明細書の実施形態をサポートするためのリソース利用の低減を可能にし、及び/又はユーザにとって便利な実装を可能にする(例えば、ユーザが単にレシピ又はテンプレートを選択すること、及び/又はそれらを修正することを可能にする)。特定の実施形態において、自動化要求1506及び自動化記述212が同じであることを可能にすることは、単純化された実装、及び/又はシステムのトラブルシューティング及び/又はデバッグの容易さを提供する。例示的なコントローラ1501は、自動化記述212を車両コントローラ1510に提供する自動化コマンド回路1502を含み、車両コントローラ1510は、自動化記述212に応答する自動化車両応答を実施するように構成されている。図15の例では、コントローラ1501は、少なくとも部分的に、車両上に配置できる(例えば、自動化記述212の全て又は一部を車両側コントローラ上で決定する)。コントローラ1501の車両側部分は、存在する場合、車両コントローラ1510と同じ基板(例えば、基板、メモリ、プロセッサ)上に配置されてもよく、又は車両内の別のコントローラ(図示せず)上に配置されてもよい。特定の実施形態では、コントローラ1501は、車両から完全に離れて配置される。特定の実施形態では、コントローラ1501は、クラウドサーバ上に配置され、及び/又はウェブポータルとして実装される。
【0126】
例示的な自動化管理回路206は、自動化要求1506に対するユーザのオーソリゼーション1512を確認し、オーソリゼーション1512に応答して自動化記述212を決定する。例えば、自動化要求1506が、パラメータ値、パラメータ特性(例えば、分解能、サンプリングレート)、動作要求(例えば、影響を受ける特定のアクチュエータ)、データストレージ要求(例えば、アクセスするために特定のオーソリゼーションを必要とする、データ収集アクションをサポートするためのデータストレージのような明示的な、又はタスク、ワークフロー等をサポートするための事象検出、トリガ評価、データ処理動作等をサポートするためのデータストレージのような暗黙的な)等であり、例示的な自動化管理回路206は、ユーザに関連付けられたオーソリゼーション1512(例えば、ユーザ個人に対して、ユーザに関連付けられたエンティティに従って、ユーザのアクセスロケーションに従って、等)を、態様に対して要求されたオーソリゼーションと比較する。オーソリゼーションの欠如のタイプ、システムのための設計選択、及びタスク、ワークフロー等の構成に応じて、自動化管理回路206は、自動化記述212を拒否し(例えば、他の-オーソリゼーションされた-要求のみを含む自動化記述212を提供すること、及び/又は自動化記述212を完全に省略することによって、自動化要求1506を含むことから自動化記述212を禁止する)、及び/又は調整された自動化記述212を提供することができる(例えば、パラメータ、タスク、データストレージ等のような、オーソリゼーションされていない態様を除去する)。特定の実施形態において、自動化記述212が調整される場合、例示的な自動化管理回路206は、自動化ユーザインタフェース1504に修正及び/又は通知通信を提供し1514、これらは、要求ユーザに提供することができ(例えば、自動化要求1506に対する修正、及び/又は修正に関する情報を含む)、及び/又は他のユーザに提供することができる(例えば、他のユーザが、機密パラメータへのアクセスを監視すること、要求ユーザのオーソリゼーションを調整すること、自動化ユーザインタフェース1504のインタフェース要素を改善すること、及び/又は自動化ユーザインタフェース1504に関する直接的な通信及び/又はトレーニングを通じて他のユーザを支援することを可能にする)。特定の実施形態において、自動化記述212が拒否される場合、例示的な自動化管理回路206は、拒否通信を自動化ユーザインタフェース1504に提供し、これは、要求ユーザに提供することができ(例えば、自動化要求の拒否1506、及び/又は拒否に関する情報を含む)、及び/又は別のユーザに提供することができる。例示的な自動化コマンド回路1502は、自動化記述212をポリシー及び/又はポリシー更新として提供する。例示的な自動化コマンド回路1502は、確認通信1516を車両コントローラ1510から受信し、確認通信1516は、自動化記述が受信された確認;自動化記述が承認された確認(例えば、例えば、タスクをサポートするためのパラメータ、アクチュエータ等の利用可能性、及び/又はコントローラ1501に関連するエンティティのアイデンティティ、コントローラ1501によって提供されるログイン情報、コントローラ1501と車両コントローラ1510との間の暗号化通信動作等、要求ユーザ及び/又はコントローラ1501のオーソリゼーション);
車両が自動化記述を実行する能力を有することの確認(例えば、メモリストレージ、送信能力、ネットワークサポート能力等);1又は2以上のタスクが実行されたことの確認(及び/又はこれに関連する実行統計);及び/又は1又は2以上のタスクに関連するデータが利用可能であることの確認など、1又は2以上の態様を確認する。特定の実施形態において、自動化定義回路204は、確認通信1516と同じであるか又は確認通信1516に基づくことができる確認通信を自動化ユーザインタフェース1504に提供するように更に構成されている。特定の実施形態において、確認通信1516は、要求ユーザと同じ又は異なるユーザに提供される(例えば、第1のユーザがタスクをセットアップする責任があり、第2のユーザがタスクからのデータを利用する場合)。
【0127】
図16を参照すると、例示的なオーソリゼーション1512は、自動化車両応答のために収集されるデータ1602;自動化車両応答のために車両のネットワーク1604上に提供されるデータ(例えば、タスクをサポートするため及び/又は別個のネットワークゾーン上のエンドポイントを接続するためのCNDによるようなネットワーク間トラフィックをサポートするネットワークトラフィックへの影響を含む);自動化車両応答のためにアクセスされるべきアクチュエータ1606;自動化車両応答のためにアクセスされるべきサービス1608;自動化車両応答のためにアクセスされるべきフロー1610;自動化車両応答のためにアクセスされるべきアプリケーション1612;及び/又は、自動化車両応答に関連する動作影響1614(例えば、燃費への影響、データストレージへの影響、ネットワーク利用への影響等)のうちの1又は2以上に関連することができる。オーソリゼーション1512の態様は、バイナリ(例えば、ユーザが許可を有する又は許可を有しない)又は段階的(例えば、ユーザが選択された量のメモリストレージに対するオーソリゼーションを有する)とすることができる。
【0128】
図17を参照すると、装置1700は、車両に対してトリガされた自動化アクションを実行するためのコントローラ1701を含む。例示的なコントローラ1701は、自動化トリガ記述602及び自動化アクション記述604を解釈する自動化定義回路204と、自動化トリガ記述602及び自動化アクション記述604に応答してトリガ検出プラン610及び自動化アクションプラン222を提供する自動化管理回路206とを含む。例示的な自動化管理回路206は更に、トリガ検出プラン610に応答してデータストレージコマンド1704を提供する(例えば、トリガ評価、データのローリングバッファのサポート、及び/又はトリガ検出プラン610の一部として指示されたデータ収集アクションのサポートを含む、トリガ動作を実行するのに十分な記憶装置を提供する)。例示的なコントローラ1701は、データストレージコマンド1704に応答してデータストレージデバイス上の利用可能なデータストレージを確認し、及び/又はデータストレージデバイス上のストレージを確保する、データキャッシュ回路1702を含む。特定の実施形態において、データストレージの利用可能性(例えば、現在利用可能なストレージ、確保可能なストレージ、又はその組み合わせの何れか)は、自動化トリガ記述、自動化アクション記述、及び/又は自動化記述212の承認、修正、又は拒否の一部とすることができる。特定の実施形態において、データストレージの利用可能性は、タスク、ワークフロー、又は自動化車両応答活動の中断(例えば、タスクを完了するためのメモリストレージが利用不可能であると決定されたときにタスクが中断されると決定すること)のような、事象検出を決定することの一部とすることができる。例示的なコントローラ1701は、トリガ検出プラン610に応答してトリガ事象値1706(例えば、トリガ事象が発生したかどうか)を決定し、トリガ事象値1706及び自動化アクションプラン222に応答してトリガ評価データを格納する(例えば、トリガ評価データを格納するデータストレージコマンド1704として)自動化実行回路208を含む。例示的な自動化実行回路208は更に、トリガ事象値1706に応答して自動化コマンド214を提供する(例えば、トリガ事象が発生した後に自動化コマンド214を提供し、これは更に遅延期間を含むことができる)。例示的なシステムは、それによって自動化車両応答を実施するために、自動化コマンド214に応答する1又は2以上のエンドポイントを含む。例示的なデータキャッシュ回路1702は、データキャッシュ回路1702を含むコントローラ1701、又は車両上の別のコントローラであってもよい、少なくとも1つの車両コントローラに関連するメモリストレージ上にデータストレージを確保及び/又は確認する。
【0129】
図18を参照すると、自動化マネージャ回路206によって提供される例示的なデータストレージコマンド1704は、トリガ評価データ1802のデータストレージスケジュール1810(例えば、データ保持時間、データ又はその一部に関連する優先順位情報等);トリガ評価データ1802のデータストレージ軌跡1808(例えば、時間経過に伴う格納量);条件付きデータストレージコマンド1812(例えば、検出された事象、満たされたトリガ等に基づくデータストレージ、例えば、複数のタスク、ワークフロー、自動化車両応答等の同時トリガ事象の可能性に基づく、複数のタスク、ワークフロー、自動化車両応答等をサポートするためのデータストレージ量の統計的推定を可能にする);トリガ評価データ1802の少なくとも1つのデータ要素の優先順位記述1814(例えば、データ内の優先順位付け、エージングデータに対する差分処理等を可能にする);トリガ評価データ1802の少なくとも1つのデータ要素に対するエージングデータ記述1816(例えば、滞留時間、送信優先順位、データを圧縮、要約、集計、又はその他の方法で削減するために実行されるアクティビティ、及び/又はデータの削除時に送信される通知、警告、又は残留データ等の削除態様);データストレージの確認1804(例えば、データストレージが確保されていること、及び/又は応答データが保存されていることの確認);及び/又はデータストレージ1806の確保(例えば、タスク、ワークフロー、自動化車両応答、又はこれらをサポートするためのデータストレージの量)のうちの1又は2以上を含む。図19の例は、図18の例に類似しており、トリガ評価データ1802ではなく、自動収集データ1902に関連するコマンドを有する。特定の実施形態では、データストレージコマンド1704は、トリガ評価データ1802及び自動収集データ1902の両方をサポートするために存在することができる。
【0130】
例示的なデータキャッシュ回路1702は、エージングデータ記述1816に応答して、トリガ評価データ1802の少なくとも一部の予定された削除を実行する;トリガ評価データ1802の少なくとも一部の圧縮動作を実行する;トリガ評価データ1802の少なくとも一部の要約動作を実行する;共有データストレージデバイス上の利用可能なストレージを確認する;及び/又は共有データストレージデバイス上のデータストレージの確保を確保及び/又は確認する;などのようなメモリ管理動作を実行する。共有ストレージを利用する本明細書の例示的な実施形態は、共有ストレージコントローラ及び/又はその何れかの態様を含むことができ、例えば、米国特許出願シリアルNo.17/195,589(SONA-0010-U01)に、例えば当該17/195,589出願の図16及び関連する記述に記載されている。
【0131】
再び図17を参照すると、例示的な自動化管理回路206は、自動化動作記述604に応答してデータストレージコマンド1704を提供する。トリガ評価データ1802に関連して説明された、図17に関連して定められた全ての先アクション作及び態様は、自動化アクション記述604から決定された、タスク、ワークフロー、及び/又は自動化車両応答の一部として収集されたデータにも適用可能である。例示的な動作は、データストレージの確認及び/又は確保、エージングデータの管理、確認通信、条件付きデータストレージ、及び/又は、例えば図18又は図19に関連して描かれたものを含む何れかのデータストレージコマンド1704の例を含む。
【0132】
図20を参照すると、例示的な装置2000は、自動化記述212を車両コントローラ1510に提供するように構成されたコントローラ2001を含む。例示的なコントローラは、自動化ユーザインタフェース1504を実装し、及び自動化ユーザインタフェース1504に少なくとも1つの自動化レシピ2004を提供し、自動化ユーザインタフェース1504とのユーザ通信に応答して自動化要求1506を解釈する自動化定義回路204を含む。特定の実施形態において、自動化レシピ1506は、自動化レシピ2004からの1又は2以上の選択されたレシピ、1又は2以上の選択されたレシピの(例えば、ユーザによる)修正又は調整されたバージョンを含み得、及び/又は自動化レシピ2004から独立して(例えば、図25~27、及び31に描写されるようなタスク又はワークフロービルダを通して)生成することができる。例示的な自動化定義回路204は、ユーザのユーザ特性2002に応答して自動化レシピ2004のグループを選択し、選択されたグループに応答して自動化ユーザインタフェース1504に少なくとも1つの自動化レシピを提供する(例えば、選択されたレシピの全てを提供する、選択されたレシピのトップ10を提供する、など)。ユーザ特性2002に基づく自動化レシピ2004からのレシピの選択は、ユーザが権限を持っているレシピを選択すること、及び/又はユーザにとって興味がありそうなレシピを選択すること(例えば、ユーザの役割、及びレシピのためのタグ、及び/又は同様の役割を有するユーザによって利用されるレシピに基づくこと、及び/又はエンティティタイプ-例えば、製造業者、OEM、ディーラー、フリートオーナー、オペレータ等のようなユーザの別の態様に基づくこと)を含む。例示的及び非限定的なユーザ特性2002は、ユーザの役割、ユーザに関連するエンティティ、ユーザのオーソリゼーション、又は自動化ユーザインタフェース1504でのユーザの履歴活動の1又は2以上を含む。特定の実施形態において、自動化レシピ2004の各々は、車両の自動化動作、車両の自動化動作の一部(例えば、ユーザによって完了されるべき部分を有する)、及び/又は車両の自動化動作のためのテンプレート(例えば、潜在的な自動化動作の範囲のための良い出発点であるように構築されたレシピ)のうちの1又は2以上のための動作を含む。例示的な自動化要求1506は、不可知論的なパラメータ記述である少なくとも1つのパラメータ記述、又は車両固有ではないパラメータ記述を含み、例えば、業界標準、エンティティ(例えば、ユーザを雇用する企業)の標準と一致するパラメータ命名、単位、分解能、サンプリングレート等を含む、例えば、ユーザを仕事している企業)、異なる車両(例えば、標的車両と比較される前年モデル、標的車両とは異なる構成要素及び/又はネットワーク構成を有する類似車両、又は標的車両とは無関係な別の車両、例えば、ユーザによって最近アクセスされた車両と一致するパラメータ)のためのパラメータ記述である。特定の実施形態において、自動化記述212は、車両固有のパラメータを含む。特定の実施形態において、自動化記述212は、正規化されたパラメータを含み、ここで、車両固有のパラメータは、例えば、CND、ポリシーエンジン又はその他によって、車両コントローラ1510上で決定される。
【0133】
図21を参照すると、例示的な自動化コマンド214の幾つかの態様が概略的に描かれている。例示的な自動化コマンド214は各々、図21に描かれている1又は2以上の態様を含み得、及び自動化コマンド214は、図21の例示に描かれていない他の態様を含むことができる。例示的な自動化コマンド214は、データ収集コマンド2102(例えば、トリガ評価、事象検出、及び/又はタスク、ワークフロー、自動化車両応答等の一部として収集されるべきデータ);データ処理コマンド2104(例えば、パラメータ命名、ユニット選択、バイト深度、ディスプレイ分解能等の分解能、アップサンプリング及び/又はダウンサンプリング動作を含むサンプリングレート、連続データ値の同期化又は時間間隔処理);データ通信コマンド2106(例えば、データのどの要素をネットワーク上で通信するか、どのエンドポイントに通信するか、マルチキャストとして通信するか等);データ送信コマンド2108(例えば、データのどの要素を送信するか、潜在的に関連する時間フレーム、優先順位等を含む);アクチュエータコマンド2110;較正調整2112;及び/又はデータストレージコマンド2114(例えば、データ確保、エージングデータ処理、保存優先順位等を含む)のうちの1又は2以上を含む。
【0134】
再び図2を参照すると、例示的な自動化定義回路204は、複数の自動化要求1506及び/又は自動化記述212を解釈し、自動化管理回路206は、自動化要求1506及び/又は自動化記述212に応答して自動化アクションプラン222を提供する。特定の実施形態において、自動化要求1506及び/又は自動化記述212は、対応する優先順位値を更に含み、及び優先順位値に応答して自動化アクションプラン222を提供する。特定の実施形態において、自動化要求1506及び/又は自動化記述212は、対応する階層値を更に含み、階層値に応答して自動化アクションプラン222を提供する。階層値は、自動化記述、タスク、ワークフロー等の順序付けに関連し得、及び/又は自動化記述、タスク、ワークフロー等に関連するエンティティに関連することができる。自動化記述、タスク、ワークフロー等に関連するエンティティは、情報を要求する何れかのエンティティ(例えば、ユーザ、ユーザの役割、及び/又はユーザの会社のようなエンティティの役割)、情報を提供する何れかのエンティティ(例えば、自動化記述、タスク、ワークフロー等の一部として情報を提供する車両コントローラ、エンドポイント、フロー、アプリケーション、車両機能等)、及び/又は、自動化記述、タスク、ワークフロー等によって著しく影響を受ける何れかのエンティティ(例えば、関連するネットワークゾーントラフィック、タスクをサポートするためのコントローラ処理動作、及び/又は、タスクをサポートするためのデータストレージ動作に起因する)に関連することができる。階層値の利用は、車両上の異なるユーザ、エンティティ、役割、及びアプリケーションタイプに対するきめ細かな応答を可能にする(例えば、車両の燃料システム機能対車両のエンターテイメントディスプレイ機能のサポートを改善する)。例示的な自動化管理回路206は、自動化記述212の少なくとも2つの間の依存値を決定する(例えば、パラメータ決定及び/又は順序付け、自動化記述212における示された依存関係、及び/又は自動化記述、タスク、ワークフロー等によって影響されるデータを提供する又はそれに応答する車両の関連機能の強制実行スケジュールに基づく)。例示的な自動化管理回路206は、自動化記述212の少なくとも1つに対する動作影響を決定し、動作影響に応答して自動化アクションプラン222を提供する。特定の実施形態において、自動化管理回路は、自動化レシピ及び/又は自動化記述212についてのライフサイクル値を決定し、ライフサイクル値に応答して自動化レシピ及び/又は自動化記述212を格納する。例えば、ライフサイクル値は、自動化記述212(及び/又は自動化レシピ)が1回実行されるべきであること、選択された回数実行されるべきであること、持続的に実行されるべきであること、選択された期間(例えば、次の6ヶ月間)にわたって実行されるべきであること、及び/又は別の条件が真又は偽である間に実行されるべきであること(例えば、条件が変化するとき、自動化記述212及び/又は自動化レシピのライフサイクルを終了させること)を示すことができる。例示的な自動化管理回路206は、例えば、記述を削除のためにマークすることによって、記述を削除することによって、及び/又は記述をサポートする動作を停止することによって(例えば、トリガ評価、データストレージ、データストレージ確保等を停止することを含む)、自動化記述212の少なくとも1つを非推奨にする。自動化記述212及び/又は自動化レシピを非推奨にする例示的且つ非限定的な動作は、非推奨の自動化記述を削除するために自動化アクションプラン222を更新すること、非推奨の自動化記述に応答する格納されたデータを削除すること、非推奨の自動化記述に対応する格納されたレシピを削除すること、及び/又は非推奨の自動化記述に対応する優先順位値又は階層値の少なくとも一方を調整することの1又は2以上を含む。
【0135】
図22を参照すると、例示的な装置2200は、タスク、ワークフロー、自動化車両応答又はこれらに関連する収集されたデータを格納するように構成されたコントローラ2201を含む。例示的なコントローラ2201は、自動化ユーザインタフェース1506を実装する自動化定義回路204を含み、少なくとも1つの利用可能な入力パラメータ(例えば、車両上で利用可能である、及び/又は車両上で利用可能にすることができるデータパラメータ)、少なくとも1つの利用可能なアクチュエータパラメータ(例えば、少なくとも部分的な動作のために利用可能なアクチュエータ;及び/又は、利用可能な較正調整を有する等の少なくとも部分的な動作のために利用可能な機能、及び/又は、機能の有効化/無効化動作)、及び収集のために利用可能なデータ、提供できる確認データ、提供できる検証データ、及び/又は、提供できる確認通信等の少なくとも1つの応答データ選択を含む。例示的なコントローラ2201は、自動化車両応答(例えば、タスクの実行、ワークフロー、自動化車両応答活動など)に応答して車両から収集データ2208を受信し、非同期アクセスのために収集データ2204を格納する自動化確認回路2202を含む。特定の実施形態において、例えば自動化確認回路2202が少なくとも部分的に車両上に配置される場合、車両から収集データ2208を受信することは、自動化確認回路2202の一部をホストするエンドポイントとは別のエンドポイントとすることができる車両のエンドポイントから収集データ2208を受信することを含む。格納された収集データ2204は、車両上、クラウドサーバ上、及び/又は共有データストア上に格納することができる。特定の実施形態において、格納された収集データ2204は、車両機能、フロー、アプリケーション、又はエンドポイントが後の時点でアクセスできるようにされる。特定の実施形態では、格納された収集データ2204は、クラウドサーバ上に格納され、及び後の時間に車両機能、フロー、アプリケーション、又はエンドポイントによってアクセスされ、ここで、格納された収集データ2204の少なくともエンドポイントは、後の時間(例えば、要求されたとき)に車両に戻される。特定の実施形態では、格納された収集データ2204は、外部デバイス、例えば、クラウドサーバアプリケーション、フリートマネージャアプリケーション、製造者アプリケーション、又は、例えば、複数の車両をまとめて、車両のフリートについて、及び/又は、格納された収集データ2204を使用して車両について反復改善動作を実行する機械学習プロセスについて、データへのアクセスを可能にするために、利用可能にされる。特定の実施形態において、蓄積された収集データ2204の一部は、例えば自動化確認回路2202によって、ユーザ要求(例えば、データの要求、及び/又はユーザによって動作されるアプリケーションによるデータの要求)に応答して自動化ユーザインタフェース1504に提供される。特定の実施形態において、蓄積された収集データ2204を受信及び/又は要求するユーザは、自動化要求1506を提供するユーザとは別個のユーザとすることができる。ある特定の実施形態において、格納された収集データ2204の冗長化されたエンドポイントは、車両機能、フロー、アプリケーション、又はエンドポイントに、外部デバイス上で動作するアプリケーションに、及び/又は自動化ユーザインタフェース1504に提供される。特定の実施形態では、供給されるデータの冗長化された部分、及び/又は、そうでなければ供給されるデータの部分は、格納された収集データ2204とは別のデータストア(例えば、データストア116対データストア114)上に保存されてもよく、これは、別の暗号化及び認証情報を含むことができる。格納された収集データ2204を再編集する及び/又は分離されたストレージ及び/又はクレデンシャルを利用する動作は、特定のデータタイプ(例えば、専有データ、個人を特定できる情報等)に対するユーザの露出を制限する便利なメカニズムを可能にし、また格納された収集データ2204に対する要求ユーザ又はデバイスのセキュリティ侵害から格納された収集データ2204を保護する。特定の実施形態では、自動化確認回路2202は、格納された収集データ2204の特性2206(例えば、格納された収集データ2204内の機密情報、格納された収集データ2204内の個人を特定できる情報、及び/又は格納された収集データ2204内のメタデータ)のような情報に応答して格納された収集データ2204の編集部分を決定する。特定の実施形態において、ディスプレイの応答データ選択及び/又は自動化ユーザインタフェース1504上で選択は、自動化車両応答に関連する確認値、自動化車両応答に従って収集されたデータ、及び/又は自動化車両応答に関連する修正値のうちの1又は2以上を含む。
【0136】
例示的な自動化定義回路204は、利用可能な入力パラメータのメニューにおいて利用可能な入力パラメータを提供する。例示的な自動化定義回路204は、利用可能な入力パラメータを、利用者の役割、利用者の権限、及び/又は利用者に関連する実体のような利用者特性2002に応答して決定する。例示的な自動化定義回路204は、自動化レシピを自動化ユーザインタフェース1504に提供し、及びユーザによる自動化レシピの選択及び/又は変更に応答して自動化記述212を更に決定することができる。
【0137】
図23を参照すると、例示的な自動化ユーザインタフェース1504が描かれており、これは、ユーザが利用可能なパラメータを決定すること、ワークフローにパラメータを提供すること、特定のパラメータフォーマット、処理、及び同様のものを要求することを支援するために利用することができる。例示的な自動化ユーザインタフェース1504は、本開示の特定の態様を説明するために描かれているが、本明細書における実施形態を限定するものではない。例示的な自動化ユーザインタフェース1504は、入力パラメータ部分2302を含み、ユーザが、パラメータ名、パラメータ単位、パラメータ分解能(例えば、バイト深度であるが、代わりに精度記述等であってもよい)、及び/又はパラメータのサンプリングレートを確認又は選択することを可能にする。図23の例では、オプションのアクションボタンが提供され、ユーザは、データ収集のためのパラメータを好都合に設定し、パラメータをワークフローで利用可能にし、及び/又はパラメータに適用されるデータ処理を確認又は編集することができる。一部の選択は、許可、オーソリゼーション、ユーザ特性又は同様のもの、例えば、特定のパラメータ、分解能値、サンプリングレート値等に基づいてユーザが利用可能でない場合がある。特定の実施形態において、利用不能な選択は、自動化ユーザインタフェース1504から隠され、及び/又は明確な方法でディスプレイできる(例えば、メニューで選択できないグレーアウトされた値)。例示的な自動化ユーザインタフェース1504は、アクチュエータパラメータ名、利用可能な値、及び/又は値タイプ(例えば、ブール値、整数など)を含むアクチュエータパラメータ部分2304を含む。例示的なアクチュエータパラメータ部分2304により、ユーザは、ワークフローにおいて適切なパラメータ表記を簡便に確認することができ、及びワークフローにおいてアクチュエータパラメータを利用可能にすることができる。図23の例では、ユーザがワークフロー作成ウィンドウを簡便に開くこと、及び/又は利用可能なレシピのリストを確認することを可能にするアクションボタンが提供される。
【0138】
図24を参照すると、自動化ユーザインタフェース1504の一部であるレシピアクセスインタフェースの例が概略的に描かれている。図24の例は、どのワークフロー及び/又は機能がレシピに関連するか(例えば、どのワークフローがレシピを使用するか、及び/又はどのワークフローがレシピに含まれるか)を描いており、各ワークフローは実行される1又は2以上のアクション、及び/又はワークフローに関連する1又は2以上のトリガを含む。
【0139】
図25を参照すると、2つのワークフロー例が概略的に描かれている。第1のワークフロー2502は、単一のトリガ及びトリガに関連するアクションを含む。このワークフロー2502は、収集レシピであってもよく、関心のあるトリガに基づく便利なデータ収集フォーマットを提供する。第2のワークフロー2504は、2つのタスクシーケンスを含み、各タスクにトリガが関連付けられ、関心のあるトリガに基づく好都合な条件付きデータ収集フォーマットを提供する。図26を参照すると、3つのワークフロー例2602、2604、2606が概略的に描かれている。図26の例は、シーケンスタスク(ワークフロー2602)、分岐部タスク(ワークフロー2604)、及び/又は周期的タスク2606を可能にすることを含む、本明細書の実施形態のワークフロー作成の柔軟性を示している。図27を参照すると、例示的なワークフローがステートマシンとして描かれており、各状態にタスクが関連付けられ、及び状態間の遷移のために遷移条件が提供されている。図25図27のディスプレイは、例えば、ユーザがワークフローを視覚化し、配置し、編集することを可能にするために、自動化ユーザインタフェース1504に提供することができる。
【0140】
図28を参照すると、自動化車両応答活動の実施を支援するための例示的なシステム2800が概略的に描かれており、例えば、図28の例示に描かれた構成要素に関連する動作を実行するように構成された本明細書のコントローラ及び/又は回路の態様を含み、及び/又は全体的又は部分的に具体化されている。例示的なシステム2800は、レシピを作成するように構成されたレシピマネージャ2802を含む(例えば、自動化ユーザインタフェース1504を訓練するユーザとの対話を通じて、及び/又は、特定の条件、データ要素を検出するために、及び/又は、車両動作を改善するように設計された機械学習動作のためのデータ収集をサポートするために、自動生成レシピを作成するために、又は、故障状態を検出するためなど)。例示的なシステム2800は、傾向のような分析2812を決定し、将来の故障を予測し、異常データ(例えば、車両、車両部品、故障状態など)を識別するように構成された分析エンジン2814を含む分析構成要素を含み、これらは、レシピを決定するため、レシピ(又はタスク、ワークフロー、又はデータ収集活動)を提案するため、及び/又はレシピ(又はタスク、ワークフロー、又はデータ収集活動)が特定の状態に関するより多くの情報を開発する可能性が高いか否かを決定する際にユーザを支援するため、及び/又はユーザの特定の目標のために有用な情報を提供するために利用することができる。
【0141】
例示的なシステム2800は、レシピ処理エンジン2804を含み、例えば、レシピを自動化記述212として処理し、トリガ検出プラン610及び自動化アクションプラン222を決定する。例示的なシステム2800において、トリガ検出プラン610はトリガ評価エンジン2808に提供され、及び自動化アクションプラン222はタスク実行エンジン2806に提供される。例示的なトリガ評価エンジン2808は、いつタスクが指示されるかを決定するためにトリガ検出プラン610を処理し、例示的なタスク実行エンジン2806は、そこに記述されたタスクの動作を実行するために自動化アクションプラン222を処理する。例示的なシステム2800は、トリガ評価及び/又はタスク実行に関連するデータを収集するデータ準備エンジン2810と、データに関連する記憶及び/又はキャッシュと、データに関連する処理と、車両外へのデータの送信(例えば、図28の例では分析エンジン2814に戻る)とを含む。
【0142】
図29を参照すると、例示的なトリガ評価エンジン2900が概略的に描かれている。例示的なトリガ評価エンジン2900は、システム2800において利用され得、及び/又は、全体又は部分的に、本明細書に記載され、トリガ評価エンジン2900の動作を実行するように構成された1又は2以上の回路又はコントローラによって具現化することができる。例示的なトリガ評価エンジン2900は、図29の例では、通信、外部データの取得、ネットワークゾーンへのメッセージの構成等を管理するサポート層2902を含む。例示的なトリガ評価エンジン2900は、関連するデータ、例えばトリガ条件が真(TRUE)又は偽(FALSE)の何れであるかを決定するために利用されるデータを解析及び/又は抽出するように構成された解析層2904を含む。例示的な分析層2904は、例えば、データのサンプリング、データの態様(例えば、最大値又は最小値等)を利用して、データをフィルタリングするように更に構成され、データのマッピングを実行し(例えば、データを関連する基準及び/又はデータに対するタスク動作と比較する)、及び/又はデータを集計するように更に構成できる(例えば、要約、移動平均、バケット化されたデータ、データの全体又はデータの集計されたサブセットに基づく状態値等)、及び/又はデータの統計分析を実行する(例えば、統計値がトリガ閾値に関連する場合、異常値データを決定するため、及び/又は特定のデータ効果、ダイナミクス、データが意味を有する可能性等に基づくヒューリスティック等のヒューリスティックトリガをサポートするため)。図29の例では、トリガ評価エンジン2900は、例えばトリガ条件が満たされたかどうかの表示を提供するトリガ事象値1706を提供する。
【0143】
図30を参照すると、例示的なタスク実行エンジン3000が概略的に描かれている。例示的なタスク実行エンジン3000は、システム2800で利用されてもよく、及び/又は、本明細書に記載され、タスク実行エンジン3000の動作を実行するように構成された1又は2以上の回路又はコントローラによって、全体的又は部分的に具現化されてもよい。例示的なタスク実行エンジン3000は、例えば、トリガ条件、タスク優先順位、タスク階層等に基づき実行のためのタスクを選択するアクション選択層3002を含む。例示的なタスク実行エンジン3000は、アクションスケジューリング層3004を含み、例えば、システム2800上の複数のアクティブタスクについて、開始、期間、順序付け等をスケジューリングする。例示的なタスク実行エンジン3000は、例えば、タスクに対する1又は2以上のアクションの動作を開始するアクション開始レイヤ3006を含む。例示的なタスク実行エンジン3000は、データ通信、データストレージ、APIインタラクション、データベースインタラクション、及び/又はサービスインタラクション(例えば、タスクによって利用されるデータを提供するため、及び/又はサービスとして利用可能であり、タスクの一部として実行できるアクションを提供するため、タスクに関連するサービスへのパブリッシュ及び/又はサブスクライブ)を制御する、サポート層3008を含む。例示的なタスク実行エンジン3000は、アクションモニターレイヤ3010を含み、例えば、タスク状態、タスクステージを決定し、タスクに関連する確認値を決定し、及び/又はタスクの結果を決定する。
【0144】
図31を参照すると、例示的な自動化ユーザインタフェース1504が概略的に描かれており、例示的なレシピ及び/又はレシピ作成インタフェースの態様を示す例示的なインタフェースを提供する。図31の例は、レシピ名(「朝のシート調整レシピ」のような名前であってもよい)、及びレシピによって利用されるデータ、及び/又は未修正レシピで利用可能なオリジナルデータに加えられた修正を描写するディスプレイ領域を含む。図31の例では、更に、レシピに含まれるタスクの数(例えば、図31のA、B、...H)が描かれており、図31の例では、タスクのトリガ、タスクによって実行されるアクション、及び/又は、各所与のタスクによって呼び出される他のタスクの説明を含む。図31の例では、タスク関係のグラフィカルな描写が、ユーザの好都合な参照のために描かれている。特定の実施形態において、自動化ユーザインタフェース1504は、例えばレシピを具現化するコードブロックを解析することによって、ユーザの参照のために提供され、及び/又は、自動化ユーザインタフェース1504は、例えば、ユーザがタスク、タスクのトリガ、タスクに関連するアクション、及び/又はタスク間の関係を編集することを可能にする、例えば、データフィールドにおけるユーザのテキスト編集、グラフィカル部分におけるタスクのドラッグアンドドロップ、又はこのようなものによって、インタラクティブとすることができる。
【0145】
図32を参照すると、例示的な装置3200は、例えばタスク、ワークフロー、及び/又は自動化車両応答活動の中断及び/又は回復を制御するために、自動化継続コマンド3208を提供するように構成されたコントローラ3201を含む。例示的なコントローラ3201は、自動化アクションプラン222を提供する自動化管理回路206と、自動化アクションプラン222に応答して自動化コマンド214を提供する自動化実行回路208と、自動化中断事象2306が発生したか否かを決定する自動化継続回路3208とを含む。例示的な自動化継続回路3208は、自動化中断事象3206に応答して自動化継続コマンド214を提供する。図33を参照すると、例示的且つ非限定的な自動化継続コマンド3208は、キャンセルコマンド3302(例えば、タスクはキャンセルされ、再開されず、及び/又は、将来決定されるトリガ条件に基づいてのみ再開される);再開コマンド3304(例えば、タスクは停止され、運転条件がタスクの更なる進行と一致する場合に再開される);段階コマンド3306(例えば、タスクが停止され、将来決定されるトリガ条件に応答して及び/又は動作状態がタスクの更なる進行と一致するとき(例えば、タスクのより早い段階で収集された関連データがタスクのより遅い段階にも適用可能である可能性が高いとき)に、特定の段階で継続されるべきである);及び/又は継続コマンド3308(例えば、中断されたタスクが継続できるとき、例えば、データストレージの可用性のような制限値が緩和されるとき)のうちの1又は2以上を含む。例示的及び非限定的な自動化中断事象3206は、車両シャットダウン事象が発生した又は差し迫っていると判断すること;車両動作状態が自動化アクションプランの完了を妨げると判断すること(例えば、後段のトリガ又はアクションのために利用されるデータが現在利用できない);車両動作状態が自動化アクションプランの継続を妨げると判断すること(例えば、後段のトリガ又はアクションのために利用されるデータが現在利用できない);車両動作状態が自動化アクションプランの継続を妨げると判断すること(例えば、後段のトリガ又はアクションのために利用されるデータが現在利用できない)、現段階のトリガ又はアクションのために利用されるデータが現在利用不可能であり、及び/又は動作状態がタスクの継続と矛盾している)、及び/又は、車両の動作状態が自動化アクションプランの少なくとも1つの態様の実行を妨げる(例えば、関連タスクが中断され、ここで、現在企図されているタスクを含む自動化アクションプランは、関連タスクの完了なしに完了することができない)と決定することのうちの1又は2以上を含む。特定の実施形態において、自動化アクションプラン222は、ポリシーの一部として提供され、ポリシーは、中断が発生したかどうかを決定するための、及び/又はタスクの中断に対する自動化継続回路3202の応答を調整するための基準を定義する継続記述を含む。例えば、ポリシーは、グローバル又はデフォルトのタスク中断応答、選択されたアプリケーション、フロー、車両機能、エンドポイント等に対する応答を定義するために、ユーザによって利用することができる。
【0146】
図34を参照すると、例示的な装置3400は、タスク、ワークフロー、自動化車両応答活動等をサポートするサービス指向アーキテクチャを管理するように構成されたコントローラ3402を含む。特定の実施形態では、コントローラ3402は、車両上の何れかのエンドポイント、車両機能、フロー等による利用のため、及び/又は外部デバイスによる利用のために、サービス指向アーキテクチャを管理し、例えば、自動化ユーザインタフェース1504にアクセスし、ユーザが車両にサービスを公開すること、及び/又は車両上で利用可能なサービスに加入することを可能にする。限定ではないが、サービスは、例えば、選択されたアクチュエータ応答、自動化動作、データ収集アクション等を提供するタスク、ワークフロー、及び/又は自動化車両応答活動を含むことができる。
【0147】
例示的なコントローラ3402は、データストアに選択的にアクセスし、データストア上のデータを選択的に読み出し、データを書き込み、又はデータを編集するように構成されたストレージマネージャ回路3404を含む。例示のデータストアは、車両上、車両外、又はその組み合わせである。例示的なコントローラ3402は、(例えば、フロー、車両機能、アプリケーション、及び/又はエンドポイントからの)データストレージ要求値3410を解釈し、データストレージ要求値3410に応答してデータストレージプロファイル3418を提供する格納ゲートキーパー回路3406を含む。例えば、データストレージプロファイル3418は、メモリの確保量、及び/又はメモリの物理的位置(例えば、共有メモリストアが複数の物理デバイスに分散される場合)を示すことができる。データストレージプロファイル3418の決定は、データストレージ要求値310の要求者に関連する優先順位、要求者によるサポートされるフロー、車両機能、及び/又はエンドポイントの優先順位、及び/又はシステム上の利用可能なストレージに応じた優先順位の1又は2以上のベースであってよい。例示的なストレージマネージャ回路3404は更に、データストレージプロファイル3418に応答してデータストア上のメモリを確保すること、及び/又はデータストア上に要求元関連データを保存することを実行する。
【0148】
例示的な車両データストレージ要求者は、車両のネットワークゾーン上のエンドポイント、車両に関連するフロー、車両に関連するアプリケーション、又は車両に配置された車両コントローラのうちの少なくとも1つを含む。例示的なデータストアは、車両のコントローラ上に配置された共有データストア、例えば単一の統合大容量メモリ、及び/又はストレージマネージャ回路3404によって共有データストアとして一括して扱われる分散データストアを含む。例示的なデータストアは、少なくとも部分的に車両外に配置された共有データストアを含み、長期データストレージ、低アクセス頻度データストレージ、及び/又は、データの老朽化及び/又は利用可能な車載ストレージの制限に関連する動作により、さもなければ失われるデータを保存するために利用することができる。例示的なデータストアは、ファイルシステムベースの共有ストレージとして構成され、例えば、格納データ3408がファイル(例えば、区切りファイル、XMLファイル、及び/又はデータベース構成データファイルに保存されたファイル)に保存される。例示的なストレージゲートキーパー回路3406は、利用可能なデータストレージを車両上のサービス3412として公開する。
【0149】
例示的なストレージゲートキーパー回路3406は、データストレージアクセスを車両上のサービス3414として、及び潜在的に自動化ユーザインタフェース1504に公開し、データストレージアクセスのためのサブスクリプション要求3416に応答してデータストレージ要求値3410を解釈する(例えば、データストレージがサービスとして提供される場合、データストレージはデータストレージサーフェスに適切にサブスクライブすることによって得られる)。
【0150】
例示的なストレージゲートキーパー回路3406は、車両データストレージ要求者に関連する許可値(例えば、要求フロー、アプリケーション、車両機能、及び/又はエンドポイントに関連する許可値)に応答してデータストレージプロファイル3418を提供する。例示的なデータストレージプロファイル3418は更に、データストレージ量、データストレージ優先順位、及び/又はデータストレージ保持記述等のパラメータを含む。例示的なデータストアは、少なくとも部分的に、オブジェクトストアとして構成される。例示的なデータストアは、少なくとも部分的に、リレーショナルデータベースとして構成される。例示的なデータストアは、少なくとも部分的に、キーバリューストアとして構成される。
【0151】
例示的なストレージゲートキーパー回路3406は更に、データストア上の格納データ3408を、車両上のサービスとして、及び/又は、自動化ユーザインタフェース1504に公開する。図34の例では、ストレージゲートキーパー回路3406は、データストレージをサービスとして提供し、及び/又は、データストア上に格納された収集データをサービスとして提供することができる。例示的なストレージゲートキーパー回路3406は、データストレージプロファイル3418、データアクセスプロファイル3420を規制するために要求者に関連付けられたアクセス許可を利用し、及び/又は、アクセス許可に応答して公開されたサービスへの承認を規制することにより、データストレージ、及び/又は、格納されたデータへのアクセスを制御する。特定の実施形態では、公開サービスは、公開サービスへのサブスクリプションを許可又は不許可にすることによって、及び/又は、要求者又は要求予定者の許可に基づいて、公開サブスクリプションの可視性を許可又は不許可にすることによって、規制できる(例えば、可視性を有しないエンティティによって要求が行われ得ない)。
【0152】
図35を参照すると、例示的な装置3500は、タスク、ワークフロー、自動化車両応答活動等をサポートするサービス指向アーキテクチャを管理するように構成されたコントローラ3502を含む。例示的なコントローラ3502は、車両関連エンティティ3522(例えば、車両機能、フロー、アプリケーション、及び/又はエンドポイントであり、自動化ユーザインタフェース1504と対話するユーザ等の車両外のエンティティを含むことができる)のリストを含むサービスレジストリ3516を維持するサービスマネージャ回路3504を含む。例示的なコントローラ3502は、車両サービス要求者3520(及び/又は十分な権限を有する特定の車両外要求者)からのサービス要求値3510を解釈し、サービス要求値3510に応答してサービスアクセスプロファイル3518を提供するサービスゲートキーパー回路3506を含む。例示的なサービスアクセスプロファイル3518は、サービスにアクセスする許可、及び/又はサービスを公開する許可を含み、例えば、サービスレジストリ3516を適宜更新するためにサービスマネージャ回路3504によって利用される。例示的なコントローラ3502は、例えば、サービス要求値3510及びサービスレジストリ3516に応答してサービス公開3524及び/又はサービスサブスクリプション3512を可能にするサービス実行回路3508を含む。
【0153】
例えばサービスレジストリ3516上の例示的なサービス記述は、サービスによって制御可能な車両機能(例えば、アクチュエータ、タスク、ワークフロー又はその他)を含む。例示的なサービス記述は、車両の1又は2以上のネットワークゾーン上の1又は2以上のエンドポイントによって提供される車両データ値を含む。例示的なサービス記述は、複数のエンドポイントによって提供され、及び車両の少なくとも2つのネットワークゾーンに分散された車両データ値を含む。特定の実施形態では、少なくとも2つのネットワークゾーンは、異なるネットワークプロトコル、及び/又は異なるネットワークタイプを含む。例示的なサービス記述は、少なくとも部分的に、車両外のエンドポイントによって提供される車両データ値を含む。例示的なサービス記述は、車外エンドポイントによって少なくとも部分的に実行される車両関連機能を含む。例えば、データの一部は、車両外で決定される場合があり、及び/又は、特定の車両関連動作は、例えば、より長いサイクルの増分改善動作、特定の仮想センサの動作、及び/又は、車両の状態パラメータの決定、及び/又は、少なくとも部分的に車両外データに依存するパラメータの決定(例えば、燃料費、交通情報、天候情報、地理ベース及び/又は管轄ベースのルール、規制、嗜好等)を車両外で実行することができる。
【0154】
以下の説明は、車両自動応答アクティビティを作成及び実施するための動作を実行するための様々な例示的手順を示している。例示の手順は、本開示を通じて規定されるような何れかのコントローラ、回路、構成要素、マネージャ、エンジン等を利用して実行することができる。例示的な手順は非限定的な例であり、特定の実施形態において全体的又は部分的に利用することができる。例示された手順の動作は、本明細書の開示から明らかなように、省略され得、全体的又は部分的に組み合わされ得、及び/又は全体的又は部分的に再順序付けすることができる。
【0155】
図36を参照すると、自動化コマンドを提供するための例示的な手順3600が概略的に描かれている。例示的な手順3600は、自動化コマンドを解釈する動作3602、自動化コマンドに応答して自動化アクションプランを提供する動作3604、及び自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供する動作3606を含む。
【0156】
図37を参照すると、自動化コマンドを提供するための手順3700の手順例3770が概略的に描かれている。例示的な手順370は、動作3602及び動作3604を含み、更に、事象が検出されたか否かを決定する動作3702を含む。動作3702がYESを示すことに応答して例示的な手順3700は、自動化コマンドを提供するための動作3606を含む。動作3702がNOを示すことに応答して例示的な手順3700は、動作3702を継続する(例えば、事象の検出を監視する)。
【0157】
図38を参照すると、自動化コマンドを提供するための例示的な手順3800が概略的に描かれている。例示的な手順3800は、自動化記述及びアクション記述を解釈する動作3802を含み、自動化記述は、トリガ記述を更に含むことができる。例示的な手順3800は、自動化記述(及び/又はトリガ記述)及びアクション記述に応答してトリガ検出プラン及び自動化プランを提供する動作3804を含む。例示的な手順3800は、トリガ事象値を決定する動作3806、及びトリガ事象値に応答して自動化コマンドを提供する動作3606を含む。
【0158】
図39を参照すると、自動化コマンドを提供する手順例3900が概略的に描かれている。例示的な手順3900は、動作3802及び動作3804を含み、トリガスケジューリング値が満たされるかどうかを決定する動作3902を更に含む。YESを示す動作3902に応答して手順3900は、トリガ評価コマンドを提供する動作3904と、トリガ事象値を決定する動作3806と、自動化スケジューリング値が満たされるかどうか(例えば、自動化動作が実行される前にトリガ事象の後に遅延期間が適用される)を決定する動作3906とを含む。YESを示す動作3906に応答して手順3900は、自動化コマンドを提供する動作3906を含む。NOを示す動作3902に応答して例示的な手順3900は、動作3902を継続する(例えば、トリガスケジューリング値に対する監視を継続する)。NOを示す動作3906に応答して例示的手順3900は動作3906を継続する(例えば、自動化スケジューリング値に対する監視を継続する)。
【0159】
図40を参照すると、タスク実行コマンドを提供する手順例4000が概略的に描かれている。手順例4000は、タスク記述を解釈する動作4002、タスク記述に応答してタスクアクションプランを提供する動作4004、及びタスクアクションプランに応答してタスク実行コマンドを提供する動作4006を含む。
【0160】
図41を参照すると、タスク実行コマンドを提供するための例示的な手順4100が概略的に描かれている。例示的な手順4100は、動作4002及び動作4004を含み、タスクスケジューリング値及び/又はタスク開始値が満たされるかどうかを決定する動作4102を更に含む。YESを示す動作4102に応答して例示的手順4100は、タスク実行コマンドを提供する動作4006を含む。動作4102がNOを示すことに応答して例示的な手順は、動作4102を継続する(例えば、タスクスケジューリング値、及び/又は、タスク開始値が満たされるかどうかに対して監視を継続する)。
【0161】
図42を参照すると、自動化コマンドを提供するための例示的な手順4200が概略的に描かれている。例示的な手順4200は、トリガ時間記述を含む自動化トリガ記述、及び自動化アクション記述を解釈する動作4202を含む。例示的な手順は更に、トリガ検出プラン及び自動化プランを提供する動作3804、トリガ事象値を決定する動作3806、及び自動化コマンドを提供する動作3606を含む。
【0162】
図43を参照すると、自動化コマンドを提供する手順例4300が概略的に描かれている。例示的な手順4300は、手順3600、3800、及び/又は4200と同様である。例示的な手順4300は、自動化アクションプランをデータファイルとして格納する動作4302を更に含む(例えば、車両コントローラ上のベースソフトウェア、ファームウェア又は同様のものを変更することなく、解析及び/又は実装される自動化車両機能を提供する)。
【0163】
図44を参照すると、自動化車両動作の確認を提供し、又は自動化車両動作に関連する収集データを提供するための例示的な手順4400が概略的に描かれている。例示的な手順4400は、例えば、及び限定ではないが、手順3600のような自動化コマンドを提供するプロセスを含む。例示的な手順4400は、自動化アクションプランに応答するポリシー(例えば、更新されたポリシー、自動化アクションプラン専用のポリシー、及び/又は自動化アクションプランを少なくともその一部として含む新たなポリシー)を格納するための動作4402を含む。例示的な手順4400は更に、ポリシーの実施に応答して確認通信を提供する動作4404を含む(例えば、ポリシーが自動化プランを含むこと、自動化プランを実行できること、及び/又は自動化プランが実行されたことを確認する)。例示的な手順4400は、オプションとして、自動化プランに関連する収集されたデータを提供するための動作4406を含む。
【0164】
図45を参照すると、例示的な手順4500は、自動化ユーザインタフェースを実装する動作4502と、自動化要求(例えば、コードブロック、データ構造ブロック、選択されたレシピ、選択されたワークフロー、修正されたレシピ、修正されたワークフロー、及び/又は対話的に作成された自動化記述)を解釈する動作4504と、自動化要求に応答して自動化記述を決定する動作4506と、自動化記述を車両のコントローラに提供する動作4508とを含む。
【0165】
図46を参照すると、自動化記述を車両コントローラ及び/又は自動化定義回路に選択的に提供する手順例4600が概略的に描かれている。例示的な手順4600は、自動化要求が満たできるかどうか(例えば、要求者が自動化要求を実施するオーソリゼーションを有するかどうか、及び/又は、車両が自動化要求を実施する能力を有するかどうか-例えば、処理、ネットワーク通信、及び/又はデータストレージなどのリソースの制限に起因して、及び/又は、要求されたデータ、機能、アクチュエータなどの利用不可能性などの運用上の制限に起因して)を決定する動作4602を含む。YESを示す動作4602に応答して例示的な手順4600は、自動化要求に応答して自動化記述を決定する動作4604、及び自動化記述を提供する動作4606を含む。NOを示す動作4602に応答して例示的な手順4600は、自動化要求が修正できるかどうか(例えば、要求者が修正を許可するかどうか、修正された動作が、動作のサブセット、密接に関連する又は類似の動作が利用可能である等、利用可能であるかどうか、及び/又は自動化要求の優先順位が、修正がなされることを許可するかどうか)を決定する動作4608を含む。YESを示す動作4608に応答して例示的な手順4600は、自動化要求を修正し、及び修正された自動化要求に応答して自動化記述を決定する動作4610を含む。動作4610は、任意選択で、例えば要求者又は自動化動作の受信者又は受益者のような別のエンティティに、修正に関連する通知を提供することを含むことができる。動作4608がNOと決定したことに応答して例示的な手順4600は、自動化要求を拒否する(又は拒絶する)動作4612を含む-例えば、自動化要求に基づいて自動化説明が提供されない場合である。例示的な動作4612は、任意選択で、拒否に関連する通知を、例えば要求者に、又は自動化動作の受信者又は受益者、及び/又は自動化ユーザインタフェースの管理者、車両製造者、セキュリティ担当者等の別のエンティティに提供することを含む。
【0166】
図47を参照すると、自動化コマンドを提供する手順例4700が概略的に描かれている。例示的な手順4700は、自動化トリガ記述及び/又は自動化アクション記述を解釈する動作4702と、記述に応答してトリガ検出プラン及び/又は自動化アクションプランを提供する動作4704と、プランに応答してデータストレージコマンドを提供する動作4706と、データストレージコマンドに応答して利用可能なデータストレージを確認及び/又は確保する動作4708(例えば、トリガ評価、事象検出をサポートするため、及び/又は自動化アクションプランに記述された自動化動作のデータ収集アクションをサポートするため)とを含む。例示的な手順4700は、トリガ事象値を決定する動作4710、及びトリガ評価データを格納する動作4712を更に含む。例示的な動作4712は、保存されたトリガ評価データのエージングデータを管理することを任意選択的に含むことができる。例示的な手順4700は更に、例えばプランに応答して自動化コマンドを提供する動作4714を含む。図48を参照すると、例示的な手順4800が概略的に描かれている。図48の例では、データストレージコマンドは、追加的又は代替的に、自動化アクションプランの一部として収集されたデータをサポートするのに十分なデータストレージを含み得、ここで、手順4800は、自動収集されたデータを保存するための動作4802を更に含む。動作4802は、任意選択で、自動収集されたデータのエージングデータを管理することを含む。
【0167】
図49を参照すると、例示的な手順4900は、自動化ユーザインタフェースを実装する動作4502と、自動化ユーザインタフェースに少なくとも1つのレシピを提供する動作4902と、(例えば、自動化ユーザインタフェースに提供されたレシピのうちの選択された1つ及び/又は変更された1つとして)自動化要求を解釈する動作4504とを含む。例示的な手順4900は、自動化要求に応答して自動化記述を決定する動作4506、及び自動化記述を車両のコントローラに提供する動作4508を更に含む。
【0168】
図50を参照すると、例示的な手順5000は、複数の自動化記述を解釈する動作5002と、複数の自動化記述の間に優先順位を付ける及び/又は階層を適用する動作5004と、優先順位をつけられた及び/又は階層化された自動化記述に応答して自動化アクションプランを決定する動作5006とを含む。
【0169】
図51を参照すると、例示的な手順5100は、少なくとも1つの自動化記述(例えば、有効期限が切れた自動化記述、既に完了又は実行された自動化記述、利用可能な関連するスケジュールされたアクション又はトリガ条件がない自動化記述、保持するのに十分な優先順位がもはやない自動化記述、要求者等によって削除が要求された自動化記述、及び/又は、例えば、リソースの制限、オーソリゼーションの期限切れ等に起因してもはや実行できない自動化記述)を非推奨とする動作5102を含む。例示的な手順5100は、自動化アクションプランを非推奨にする動作5102に応答して自動化アクションプラン、及び/又は自動化アクションプランの優先順位又は階層を更新する動作5104を含む。例示的な手順5106は、動作5104の更新に応答して選択されたデータを削除する動作5106を更に含み、例えば、もはや必要とされないデータを削除すること、自動化記述の優先順位が低下したことによるデータを削除すること、又はこのようなことが含まれる。
【0170】
図52を参照すると、例示的な手順5200は、自動化アクションプランを提供する動作5202と、自動化アクションプランに応答して自動化コマンドを提供する動作5204とを含む。例示的な手順5200は、自動化動作の中断事象が発生したかどうかを決定する動作5206を含む。動作5206がYESを示すことに応答して手順5200は、例えば、継続、中止、一時停止、再開、データクリーンアップ動作の実行、又はこのようなもの等の自動化継続コマンドを提供する動作5208を含む。動作5206がNOを決定することに応答して例示的な手順5200は、動作5206を継続する(例えば、中断事象について自動化動作を監視し続ける)。
【0171】
図53を参照すると、例示的な手順5300は、データストレージ要求値を解釈する動作5302と、データストレージ要求値に応答してデータストレージプロファイルを提供する動作5304と、データストレージプロファイルに応答してメモリを確保し、メモリストレージを確認し、及び/又はデータ(例えば、トリガ評価データ、自動収集データ、及び/又は自動化車両応答と関連する他のデータ)を格納する動作5306とを含む。
【0172】
図54を参照すると、例示的な手順5400は、動作5302及び動作5304を含み、データストレージプロファイルに応答してメモリを確保し及び/又はデータを格納する動作5402を更に含む。例示的な手順5400は、格納されたデータをサービスとして公開する動作5404、及び/又は利用可能なデータストレージをサービスとして公開する動作5406を更に含む。
【0173】
図55を参照すると、例示的な手順5500は、サービスレジストリ(例えば、エンドポイント、コントローラ、フロー、アプリケーション等のエンティティ、及びリストされたエンティティに対応するサービスをリストする)を維持する動作5502、及び車両サービス要求者(例えば、要求するエンドポイント、フロー、アプリケーション、コントローラ等)からのサービス要求値を解釈する動作5504を含む。例示的な手順5500は、サービスアクセスプロファイルを提供する動作5506と、サービスアクセスプロファイルに応答してサービスレジストリを更新する動作5508と、更新されたサービスレジストリに応答してサービス公開(例えば、エンティティがサービスを公開することを許可する)及び/又はサービス加入(例えば、エンティティがサービスを加入することを許可する)を選択的に許可する動作5510とを含む。
【0174】
例示的な実施形態は、レシピ、自動化記述、ワークフロー、又はこのようなもののような、車両自動化記述を作成、削除、及び/又は問い合わせるために利用できる、クラウド側実行車両自動化マネージャを含む。例示的なクラウド側実行車両自動化マネージャは、本開示全体を通して記載されるような何れかのコントローラ、回路、構成要素、マネージャ、エンジン、又はこのようなものに具現化することができる。特定の実施形態では、車両自動化記述は、クラウドサーバにアクセス可能なデータストアに格納され、及び実行のために車両に選択的に送信することができる。特定の実施形態では、単一の車両自動化記述が、所与の時間に車両上でアクティブであってもよいが、実施形態は、所与の時間に複数の車両自動化記述、及び/又は車両自動化記述内に含まれる複数の自動化機能をサポートする。特定の実施形態では、クラウド側実行車両自動化マネージャは、車両自動化応答活動のステータス、実行、及び/又は結果に関するレポートを受信するように構成されている。例示的なクラウド側実行車両自動化マネージャは、例えば、自動化ユーザインタフェース上に実装され、例えば、時間値(例えば、車両自動化記述を車両に通信すること、実行時間、撤去時間等に関連する)、車両自動化記述の内容、及び関連車両の識別を可能にするための車両詳細を含む、クラウドサーバに関連付けられた車両上の車両自動化記述の展開のクエリを可能にする機能を提供する。特定の実施形態において、クラウド側実行自動化マネージャは、時間フレーム、実行状況、実行結果等の車両自動化記述のステータス及び/又は統計の決定、並びに公称外の場合(例えば、車両が車両自動化記述のための動作の取り込み及び/又は実行を拒否した、又はできなかった場合)の識別を可能にする。特定の実施形態において、クラウド側実行自動化マネージャは、例えば、車両がクラウドと完全に通信する能力がない場合、又はそれが望ましくない場合にクラウドレベルの能力を提供するために、ミニクラウドデバイス、例えば、車両と直接通信するデバイス(例えば、イーサネット接続又はCAN接続等のハード接続、及び/又はWiFi接続又はBluetooth接続等の無線接続)上に実装することができる。特定の実施形態では、ミニクラウドデバイスを具現化する外部デバイスは、後で選択的にクラウドサーバにカップリングすることができ、車両で実行された自動化管理動作からの情報を同期する。
【0175】
本明細書の例示的な実施形態は、制御アルゴリズム、パラメータ名、ネットワーク名及び/又は車両上のエンドポイント、センサ、アクチュエータ等の位置の理解等の車両固有の情報を持たないユーザによる、車両のための自動化動作の作成、実施、ステータス情報の取得、検証、及び/又はトラブルシューティングの能力を提供する。車両の自動運転は、特定の実施形態では、1又は2以上のワークフローに編成され、各ワークフローは1又は2以上のタスクを有し、各タスクは1又は2以上の関連アクションを有する。特定の実施形態において、本明細書で利用されるプラン(及び/又は自動化記述、及び/又はレシピ)は、プランを実施するために利用される複数のワークフローを含む。自動化動作を編成するために利用される命名法は限定的なものではないが、例示的な命名法は、本開示の態様を説明するために明瞭にするために利用される。例示的な編成は、ワークフローがいつ開始されるべきかを決定するために利用されるスケジュール及び/又は関連するトリガ評価を有するワークフローを含み、これは、時間ベースの決定、動作状態(例えば、車両の動作状態及び/又は外部の動作状態)に基づく決定、特定の要求(例えば、オペレータ、自動化ユーザインタフェースのユーザ、サービス担当者、製造者等による)に基づく決定、及び/又は検出された事象に基づく決定等、本明細書の何れかの態様に従って決定することができる。例示の組織では、複数のタスクがワークフローによって実行されてもよく、タスクの一部又は全てが、各タスクがいつ開始されるべきかを決定するために利用されるスケジュール及び/又は関連するトリガ評価を各々有してもよい。特定の実施形態において、複数のタスクは、スケジュール及び/又は関連するトリガに対して同時に評価されてもよい(例えば、所定のタスクが実行を開始する準備ができているかどうかを決定するために、複数のタスクを同時にチェックする)。例示的な組織は、各タスクが、例えば、アクチュエータの移動、データ要素の収集及び/又は解釈、通信の提供、又はこのようなもののような特定の動作のような、幾つかのアクションを有することを含む。タスクのアクションは、スケジュールされてもよく、及び、並列に、直列に、ループ動作又は周期的動作等で実行されるアクションを含むことができる。特定の実施形態では、所定のタスクの動作は、別のタスクが開始される前に実行されるが、特定の実施形態では、1又は2以上のタスクが同時に実行されてもよい。
【0176】
更なる例では、何れかのレベル(例えば、タスクレベル、アクションレベル、及び/又は、グローバルワークフローレベル)におけるワークフローの進行は、例えば、収集されたデータとして、及び/又は、トリガ評価データとして、ステータス値として報告されてもよく、これにより、ユーザは、ワークフローの進行及び/又はステータスを確認することができ、ワークフローについて統計分析を実行することができる(例えば、車両について、及び/又は、グループにわたって)、例えば、ワークフロー、タスク、又はアクションのどこに問題があったかを確認するため、及び/又は問題が発生したとき及び/又は問題が発生する前に車両上で他に何が起こっていたかを確認するためである。特定の実施形態において、通知は、ワークフロー、タスク、又はアクションの実行中に検出された事象、選択されたステータス値、及び/又はエラー値に対して提供することができる。特定の実施形態では、検出された事象、選択されたステータス値、及び/又はエラー値は、例えば、関連データを収集するため、車両又は車両を含むシステムに対する問題の影響を判断するため等、追加のワークフロー又はタスクをトリガするために利用することができる。特定の実施形態において、ワークフロー及び/又はタスクに関する進行データ、ステータスデータ、ワークフロー及び/又はタスクに関連する他の動作状態データ(例えば、前、中、又は後)は、例えば、タスク又はワークフローの実施及び/又は実行をより効率的に、より効果的に、及び/又はタスク及び/又はワークフローの望ましくない副作用を低減するために、将来の開発及び/又は反復的改善のために利用することができる。
【0177】
本開示を通して記載されるように、タスク又はワークフローに関連して観察及び/又は収集されるデータ、例えばトリガ評価データ、事象検出データ、及び/又は直接利用されるデータ(例えば、アクションのパラメータとして利用されるデータ)は、車両上に存在するデータ、車両の外部に存在するデータ、及び/又は車両上又は外部で作成されるデータ(例えば、仮想センサ、決定された状態値等)であって、タスク又はワークフローを特にサポートするため、及び/又は自動化ユーザインタフェースのための選択された能力をサポートする(例えば、ワークフロー、レシピ、及び/又は自動化記述において利用するための特定のタイプの情報をユーザに与える)。加えて又は代替的に、何れかのアクションが車両上で実行されてもよく、又は車両外で実行されてもよい(例えば、ドアを開ける、カメラと対話する、通知を送信する等)。本開示の他の態様に限定されることなく、アクションは、本開示全体を通して記載されるような自動化コマンドによって実施されてもよい。
【0178】
特定の実施形態において、本明細書に規定されるようなレシピ、ワークフロー、自動化記述等の作成は、本明細書に規定されるようなワークフロー、タスク、アクション、又は他の自動化動作において利用できる定数及び/又は変数の作成を更に提供する。特定の実施形態では、定数及び/又は変数は、入力パラメータ(例えば、図23及び関連する説明を参照)を含めるのと同様の方法で作成することができる。特定の実施形態において、定数及び/又は変数の範囲は選択可能であってもよく、例えば、定数及び/又は変数を何れかのワークフローで利用可能にし、ワークフロー内の何れかのタスクで利用可能にし、及び/又はタスク内の何れかのアクションで利用可能にすることができる。特定の実施形態において、変数は、選択可能な値を保持することができる、及び/又はタスク、ワークフロー、及び/又はアクションが変数に値を書き込むことができる、何れかの値であってよい。幾つかの実施形態において、幾つかのタスク、アクション、又はワークフローは、変数への書き込みアクセス権を有し、他のタスク、アクション、又はワークフローは、所与の変数への読み取りアクセス権のみを有する。特定の実施形態において、定数又は変数は、車両に関連する値又は車両上でも利用可能な外部データ値(例えば、タスク、ワークフロー、又はアクションを開発する際の便宜のため)から決定されるか、又は車両上又は外部データ値(例えば、タスク、ワークフロー、又はアクションを実装するために利用されるパラメータ)として既に利用可能な値とは関連しない値とすることができる。
【0179】
本開示の他の態様に限定されることなく、ワークフロー、自動化記述、プラン等は、ファイル-例えば、ワークフロー、自動化記述、又はプランの動作を規定するJSONファイル-で実装されてもよい。特定の実施形態では、XMLファイル、スクリプト等、他のタイプのデータ構造が利用されてもよい。特定の実施形態において、ワークフロー、自動化記述、及び/又はプランは、ドメイン固有の言語、例えば、自動化車両動作を実施するために利用される独自の言語、例えば、プログラミング動作の洗練された知識を有しない可能性のあるユーザを含め、ユーザによる好都合な読解及び理解のために作成された言語、及び/又はユーザが車両及び/又は作成及び/又は実施される自動化動作を理解するために容易に理解可能な環境を作成するために作成された言語で作成されてもよい。特定の実施形態では、自動化ユーザインタフェースは、レシピ、説明、プラン又は同様のもののグラフィカルな作成及び/又は修正をサポートするように構成することができる。
【0180】
ネットワーク及び/又は通信リソースは、限定ではないが、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、無線、インターネット、又は他の何れかの既知の通信リソース及びプロトコルを含む。例示的及び非限定的なハードウェア及び/又はコンピューティングデバイスは、限定ではないが、汎用コンピュータ、サーバ、組み込みコンピュータ、モバイルデバイス、仮想マシン、及び/又はエミュレートされたコンピューティングデバイスを含む。コンピューティングデバイスは、複数のデバイスの一態様として含まれる分散リソースであってよく、コンピューティングデバイスの記載された機能を実行するためのリソースの相互運用可能なセットとして含まれ、分散リソースがコンピューティングデバイスの動作を実行するように共に機能するようになっている。特定の実施形態では、各コンピューティングデバイスは、別々のハードウェア上にあってもよく、及び/又は1又は2以上のハードウェアデバイスは、例えば、デバイス上に格納された別々に実行可能な命令として、及び/又は実行可能な命令のセットの論理的に分割された態様として、複数のコンピューティングデバイスの態様を含むことができ、幾つかの態様は、第1のコンピューティングデバイスのうちの1つの一部を備え、幾つかの態様は、コンピューティングデバイスのうちの別の一部を備える。
【0181】
コンピューティングデバイスは、サーバ、クライアント、ネットワークインフラ、モバイルコンピューティングプラットフォーム、据置型コンピューティングプラットフォーム、又は他のコンピューティングプラットフォームの一部とすることができる。プロセッサは、プログラム命令、コード、バイナリ命令などを実行することができる何れかの種類の計算デバイス又は処理デバイスとすることができる。プロセッサは、その上に格納されたプログラムコード又はプログラム命令の実行を直接的又は間接的に促進することができる、信号プロセッサ、デジタルプロセッサ、組み込みプロセッサ、マイクロプロセッサ、又はコプロセッサ(数学コプロセッサ、グラフィックコプロセッサ、通信コプロセッサなど)等の何れかの変形とすることができ、又はこれを含むことができる。更に、プロセッサは、複数のプログラム、スレッド及びコードの実行を可能にすることができる。スレッドは、プロセッサの性能を向上させ、アプリケーションの同時動作を容易にするために、同時に実行することができる。実施態様として、本明細書に記載される方法、プログラムコード、プログラム命令等は、1又は2以上のスレッドで実施することができる。スレッドは、それらに関連付けられている割り当てられた優先順位を有することができる他のスレッドを生成することができ、プロセッサは、優先順位又はプログラムコードに提供される命令に基づく他の順序に基づいて、これらのスレッドを実行することができる。プロセッサは、本明細書及び他の箇所に記載されるような方法、コード、命令及びプログラムを格納するメモリを含むことができる。プロセッサは、本明細書及び他で説明されるような方法、コード、命令を格納することができるインタフェースを介して記憶媒体にアクセスすることができる。コンピューティングデバイス又は処理デバイスによって実行可能な方法、プログラム、コード、プログラム命令又は他のタイプの命令を格納するためのプロセッサに関連する記憶媒体は、CD-ROM、DVD、メモリ、ハードディスク、フラッシュドライブ、RAM、ROM、キャッシュ等の1又は2以上を含むことができるが、これらに限定されない。
【0182】
プロセッサは、マルチプロセッサの速度及び性能を向上させ得る1又は2以上のコアを含むことができる。実施形態では、プロセスは、2つ又は3以上の独立したコア(ダイと呼ばれる)を組み合わせたデュアルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、他のチップレベルマルチプロセッサ等とすることができる。
【0183】
本明細書に記載の方法及びシステムは、サーバ、クライアント、ファイアウォール、ゲートウェイ、ハブ、ルータ、又は他のこのようなコンピュータ及び/又はネットワーキング・ハードウェア上でコンピュータ可読命令を実行するマシンを介して、その一部又は全部を展開することができる。コンピュータ可読命令は、ファイルサーバ、プリントサーバ、ドメインサーバ、インターネットサーバ、イントラネットサーバ、及びセカンダリサーバ、ホストサーバ、分散サーバ等の他の変形を含むことができるサーバに関連付けることができる。サーバは、メモリ、プロセッサ、コンピュータ可読の一時的媒体及び/又は非一時的媒体、記憶媒体、ポート(物理的及び仮想的)、通信デバイス、及び有線又は無線媒体を介して他のサーバ、クライアント、マシン、及びデバイスにアクセス可能なインタフェース等のうちの1又は2以上を含むことができる。本明細書及び他の箇所に記載の方法、プログラム又はコードは、サーバによって実行することができる。更に、本出願に記載されるような方法の実行に必要な他のデバイスは、サーバに関連するインフラストラクチャの一部とみなすことができる。
【0184】
サーバは、限定ではないが、クライアント、他のサーバ、プリンタ、データベースサーバ、プリントサーバ、ファイルサーバ、通信サーバ、分散サーバ等を含む他のデバイスへのインタフェースを提供することができる。更に、この結合及び/又は接続は、ネットワークを介した命令の遠隔実行を容易にすることができる。これらのデバイスの一部又は全てのネットワーク化は、本開示の範囲から逸脱することなく、1又は2以上の場所におけるプログラムコード、命令、及び/又はプログラムの並列処理を容易にすることができる。更に、インタフェースを介してサーバに接続された全てのデバイスは、方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムを格納することができる少なくとも1つの記憶媒体を含むことができる。中央リポジトリは、異なるデバイス上で実行されるプログラム命令を提供することができる。この実施形態では、遠隔リポジトリは、方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムの記憶媒体として機能することができる。
【0185】
方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、ファイルクライアント、印刷クライアント、ドメインクライアント、インターネットクライアント、イントラネットクライアント、及びセカンダリクライアント、ホストクライアント、分散クライアント等の他の変形を含むことができるクライアントに関連付けることができる。クライアントは、メモリ、プロセッサ、コンピュータ可読の一時的媒体及び/又は非一時的媒体、記憶媒体、ポート(物理的及び仮想的)、通信デバイス、並びに有線媒体又は無線媒体を介して他のクライアント、サーバ、マシン、及びデバイスにアクセス可能なインタフェース等の1又は2以上を含むことができる。本明細書及び他の箇所に記載された方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、クライアントによって実行することができる。更に、本出願に記載されるような方法の実行に必要な他のデバイスは、クライアントに関連するインフラの一部とみなすことができる。
【0186】
クライアントは、限定ではないが、サーバ、他のクライアント、プリンタ、データベースサーバ、プリントサーバ、ファイルサーバ、通信サーバ、分散サーバ等を含む他のデバイスへのインタフェースを提供することができる。更に、この結合及び/又は接続は、ネットワークを介した方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムの遠隔実行を容易にすることができる。これらのデバイスの一部又は全てのネットワーク化は、本開示の範囲から逸脱することなく、1又は2以上の場所における方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムの並列処理を容易にすることができる。更に、インタフェースを介してクライアントに接続された全てのデバイスは、方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムを格納することができる少なくとも1つの記憶媒体を含むことができる。中央リポジトリは、異なるデバイス上で実行されるプログラム命令を提供することができる。この実施形態では、遠隔リポジトリは、方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムの記憶媒体として機能することができる。
【0187】
本明細書で説明する方法及びシステムは、その一部又は全部をネットワークインフラを通して展開することができる。ネットワークインフラは、コンピューティングデバイス、サーバ、ルータ、ハブ、ファイアウォール、クライアント、パーソナルコンピュータ、通信デバイス、ルーティングデバイス、及び当該技術分野で知られているような他のアクティブ及びパッシブデバイス、モジュール、及び/又は構成要素等の要素を含むことができる。ネットワークインフラに関連するコンピューティングデバイス及び/又は非コンピューティングデバイスは、他の構成要素とは別に、フラッシュメモリ、バッファ、スタック、RAM、ROM等の記憶媒体を含むことができる。本明細書及び他の箇所で説明される方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、ネットワークインフラ要素の1又は2以上によって実行することができる。
【0188】
本明細書及び他の箇所で説明される方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、複数のセルを有するセルラーネットワーク上で実施することができる。セルラーネットワークは、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク又は符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワークの何れかとすることができる。セルラーネットワークは、モバイルデバイス、セルサイト、基地局、中継器、アンテナ、タワー及びその他を含むことができる。
【0189】
本明細書及び他の箇所で説明される方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、モバイルデバイス上で、又はモバイルデバイスを介して実施することができる。モバイルデバイスには、ナビゲーションデバイス、携帯電話、モバイルパーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ、パームトップ、ネットブック、ページャ、電子ブックリーダ、音楽プレーヤ等が含まれ得る。これらのデバイスは、他の構成要素とは別に、フラッシュメモリ、バッファ、RAM、ROM等の記憶媒体及び1又は2以上のコンピューティングデバイスを含むことができる。モバイルデバイスに関連するコンピューティングデバイスは、その上に格納された方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムを実行できるようにすることができる。或いは、モバイルデバイスは、他のデバイスと協働して命令を実行するように構成されてもよい。モバイルデバイスは、サーバとインタフェース接続され、方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムを実行するように構成されたベースステーションと通信することができる。モバイルデバイスは、ピアツーピアネットワーク、メッシュネットワーク、又は他の通信ネットワーク上で通信することができる。方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、サーバに関連付けられた記憶媒体に記憶され、サーバ内に組み込まれたコンピューティングデバイスによって実行することができる。ベースステーションは、コンピューティングデバイス及び記憶媒体を含むことができる。記憶デバイスは、ベースステーションに関連付けられたコンピューティングデバイスによって実行される方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムを格納することができる。
【0190】
方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムは、一定期間コンピューティングに使用されるデジタルデータを保持するコンピュータの構成要素、デバイス、及び記録媒体;ランダム・アクセス・メモリー(RAM)として知られる半導体記憶装置;光ディスク、ハードディスク、テープ、ドラム、カードなどの磁気記憶装置など、より永続的ストレージ用の大容量ストレージ;プロセッサレジスタ、キャッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ;CD、DVDなどの光ストレージ;フラッシュメモリ(USBスティックやキーなど)、フロッピーディスク、磁気テープ、紙テープ、パンチカード、スタンドアロンRAMディスク、Zipドライブ、リムーバブル大容量記憶装置、オフラインなどのリムーバブルメディア;ダイナミック・メモリ、スタティック・メモリ、リード/ライト・ストレージ、ミュータブル・ストレージ、リード・オンリー、ランダム・アクセス、シーケンシャル・アクセス、ロケーション・アドレス指定可能、ファイル・アドレス指定可能、コンテンツ・アドレス指定可能、ネットワーク・アタッチド・ストレージ、ストレージ・エリア・ネットワーク、バーコード、磁気インクなどの他のコンピュータメモリを含むことができる、機械可読の一時的媒体及び/又は非一時的媒体に格納及び/又はアクセスすることができる。
【0191】
本明細書で説明する特定の動作は、1又は2以上の値、パラメータ、入力、データ、又は他の情報(「受信データ」)を解釈、受信、及び/又は決定することを含む。データを受信する動作は、限定ではないが、ユーザ入力を介してデータを受信すること、何れかのタイプのネットワークを介してデータを受信すること、受信デバイスと通信するメモリ位置からデータ値を読み取ること、受信データ値としてデフォルト値を利用すること、受信デバイスが利用可能な他の情報に基づいてデータ値を推定、計算、又は導出すること、及び/又は後の受信データ値に応答してこれらの何れかを更新することを含む。特定の実施形態では、データ値は、データ値の受信の一部として、第1の動作によって受信され、及び後に第2の動作によって更新することができる。例えば、通信がダウンしている場合、断続的である場合、又は中断されている場合、第1の受信動作が実行され、通信が回復した場合、更新された受信動作が実行することができる。
【0192】
本開示の態様を説明するために、本明細書における動作の特定の論理的グループ化、例えば本開示の方法又は手順が提供される。本明細書で説明される動作は、概略的に説明され、及び/又は描写され、及び動作は、本明細書の開示と一致する方法で、組み合わされ、分割され、再順序付けされ、追加され、又は削除することができる。動作の説明の文脈は、1又は2以上の動作に対する順序を必要とする場合があり、及び/又は1又は2以上の動作に対する順序が明示的に開示される場合があるが、動作の順序は、動作の等価な結果を提供するための動作の何れかの等価なグループ化が本明細書において特に企図される、広範に理解されるべきであることが理解される。例えば、ある値がある動作ステップで使用される場合、その値の決定は、ある文脈(例えば、ある効果を達成するための動作のためのデータの時間遅延が重要である場合)ではその動作ステップの前に必要とされるかもしれないが、他の文脈(例えば、動作の前の実行サイクルからの値の使用がそれらの目的のために十分であろう場合)ではその動作ステップの前に必要とされないかもしれない。従って、特定の実施形態では、説明されるような動作の順序及び動作のグループ化が本明細書で明示的に企図され、及び特定の実施形態では、動作の再順序付け、細分化、及び/又は異なるグループ化が本明細書で明示的に企図される。
【0193】
本明細書に記載される方法及びシステムは、物理的及び/又は無形アイテムをある状態から別の状態に変換することができる。また、本明細書に記載の方法及びシステムは、物理的及び/又は無形のアイテムを表すデータをある状態から別の状態に変換することもできる。
【0194】
上述した方法及び/又はプロセス、並びにそのステップは、ハードウェア、プログラムコード、命令、及び/又はプログラム、又は特定の用途に適したハードウェアと方法、プログラムコード、命令、及び/又はプログラムとの何れかの組み合わせで実現することができる。ハードウェアは、専用のコンピューティングデバイス又は特定のコンピューティングデバイス、特定のコンピューティングデバイスの特定の態様又は構成要素、及び/又は方法及び/又はシステムの1又は2以上の動作を実行するためのハードウェア構成要素及び/又は論理回路の配置を含むことができる。プロセスは、内部及び/又は外部メモリと共に、1又は2以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、組み込みマイクロコントローラ、プログラマブルデジタルシグナルプロセッサ、又は他のプログラマブルデバイスにおいて実現することができる。プロセスはまた、又はその代わりに、特定用途向け集積回路、プログラマブル・ゲート・アレイ、プログラマブル・アレイ・ロジック、又は電子信号を処理するように構成できる他のデバイス又はデバイスの組み合わせにおいて具現化することができる。更に、プロセスの1又は2以上が、機械可読媒体上で実行可能なコンピュータ実行可能コードとして実現できることが理解されよう。
【0195】
コンピュータ実行可能コードは、Cのような構造化プログラミング言語、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語、又は、上記デバイスの何れか、並びに、プロセッサ、プロセッサアーキテクチャ、又は、異なるハードウェア及びコンピュータ可読命令の異種組み合わせ、又は、プログラム命令を実行することができる他の何れかのマシンで実行されるように記憶、コンパイル、又は解釈できる、何れかの他の高レベル又は低レベルプログラミング言語(組立体言語、ハードウェア記述言語、及び、データベースプログラミング言語及び技術を含む)を使用して作成することができる。
【0196】
従って、1つの態様において、上述した各方法及びその組み合わせは、1又は2以上のコンピューティングデバイス上で実行されると、そのステップを実行するコンピュータ実行可能コードに具体化することができる。別の態様において、方法は、そのステップを実行するシステムにおいて具現化されてもよく、及び、多くの方法でデバイスに分散されてもよく、又は、全ての機能が、専用のスタンドアロンデバイス又は他のハードウェアに統合されてもよい。別の態様において、上述したプロセスに関連するステップを実行するための手段は、上述したハードウェア及び/又はコンピュータ可読命令の何れかを含むことができる。このような全ての順列及び組み合わせは、本開示の範囲内に入ることが意図される。
【0197】
本開示は、詳細に図示され説明された特定の実施形態に関連して開示されてきたが、これらに対する様々な変更及び改良は、当業者には容易に明らかになるであろう。従って、本開示の精神及び範囲は、上述の実施例によって限定されるものではなく、法律で許容される最も広い意味で理解されるべきである。
【符号の説明】
【0198】


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【国際調査報告】