(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-17
(54)【発明の名称】情報伝送方法、リソーススケジューリング方法、装置、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20240709BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240709BHJP
H04W 92/10 20090101ALI20240709BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20240709BHJP
H04W 72/40 20230101ALI20240709BHJP
H04W 28/24 20090101ALI20240709BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W92/18
H04W92/10
H04W72/21
H04W72/40
H04W28/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580599
(86)(22)【出願日】2022-06-23
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2022100738
(87)【国際公開番号】W WO2023274016
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110751445.3
(32)【優先日】2021-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202110839495.7
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】趙 亜利
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067GG02
(57)【要約】
本開示は、情報伝送方法、リソーススケジューリング方法、装置、端末及びネットワーク側機器を提供する。本開示の方法において、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することを含み、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することを含み、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる、情報伝送方法。
【請求項2】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応する近接トラフィック品質識別子PQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる
請求項2又は4に記載の方法。
【請求項6】
前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項8】
リソーススケジューリング方法であって、
ネットワーク側機器が端末から送信される指示情報を受信することと、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を含む、リソーススケジューリング方法。
【請求項9】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項12】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項14】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項15】
メモリ、送受信機、及びプロセッサを端末であって、
メモリは、プログラム命令を記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
送受信機を介して指示情報をネットワーク側機器に送信することを実行するために用いられ、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる、端末。
【請求項16】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項15に記載の端末。
【請求項17】
前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである
請求項15に記載の端末。
【請求項18】
前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む
請求項17に記載の端末。
【請求項19】
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応する近接トラフィック品質識別子PQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる
請求項16又は18に記載の端末。
【請求項20】
前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される
請求項15に記載の端末。
【請求項21】
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む
請求項16に記載の端末。
【請求項22】
情報伝送装置であって、
指示情報をネットワーク側機器に送信するように構成される送信ユニットを含み、前記指示情報は、端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる、情報伝送装置。
【請求項23】
メモリ、送受信機、及びプロセッサを含むネットワーク側機器であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
送受信機を介して端末から送信される指示情報を受信することと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を実行するために用いられる、ネットワーク側機器。
【請求項24】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項23に記載のネットワーク側機器。
【請求項25】
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる
請求項24に記載のネットワーク側機器。
【請求項26】
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる
請求項24に記載のネットワーク側機器。
【請求項27】
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる
請求項24に記載のネットワーク側機器。
【請求項28】
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる
請求項24に記載のネットワーク側機器。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェースベアラを、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するために用いられる
請求項24に記載のネットワーク側機器。
【請求項30】
リソーススケジューリング装置であって、
端末から送信される指示情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行するように構成されるスケジューリングユニットと、を含む、リソーススケジューリング装置。
【請求項31】
コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、請求項1から7のいずれか1項に記載の情報伝送方法のステップを前記プロセッサに実行させ、又は、請求項8から14のいずれか1項に記載のリソーススケジューリング方法のステップを前記プロセッサに実行させるために用いられる、プロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年07月02日に中国に提出された出願番号が202110751445.3の中国特許出願に基づく優先権、及び2021年07月23日に中国に提出された出願番号202110839495.7の中国特許出願に基づく優先権を主張し、それらの全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、特に情報伝送方法、リソーススケジューリング方法、装置、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術では、サイドリンクマルチキャストとブロードキャストに対して、サイドリンクインターフェースのサイドリンク(Sidelink、SL)間欠受信(Discontinuous Reception、DRX)及び/又は間欠送信(Discontinuous Transmission、DTX)メカニズムを使用するかどうかは、送信端末に依存する。例えば、送信端末は、現在送信しようとするデータが、バージョン17(Release-17、Rel-17)サポートの端末及びバージョン16(Release-16、Rel-16)サポートの端末の両方に対するものであると判断した場合、SL DRXを使用しない可能性があり、送信端末は、現在送信しようとするデータが、Rel-17サポートの端末のみに対するものであると判断した場合、SL DRXを使用する可能性がある。
【0004】
SL DRX/DTXを使用するかどうかは送信端末に完全に依存することについて、ネットワーク側機器は知らないため、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続状態にある端末であって、ネットワークスケジューリングのリソース割り当てモード(mode 1)のサイドリンクインターフェースを使用する送信端末に対して、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間(Active Time)を正確に決定できないため、サイドリンクインターフェースのリソースを合理的にスケジューリングすることができず、サイドリンクインターフェースのリソース利用率が低下する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、ネットワーク側機器が端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定できないため、ネットワーク側機器がサイドリンクインターフェースのリソースを合理的にスケジューリングすることができないという問題を解決するために、情報伝送方法、リソーススケジューリング方法、装置、端末及びネットワーク側機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、情報伝送方法を提供し、前記方法は、
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することを含み、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0007】
ここで、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0008】
ここで、前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである。
【0009】
ここで、前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む。
【0010】
ここで、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応する近接トラフィック品質識別子PQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0011】
ここで、前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される。
【0012】
ここで、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0013】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、リソーススケジューリング方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク側機器が端末から送信される指示情報を受信することと、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を含む。
【0014】
ここで、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0015】
ここで、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む。
【0016】
ここで、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む。
【0017】
ここで、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む。
【0018】
ここで、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含む。
【0019】
ここで、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を含む。
【0020】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機、及びプロセッサを含む端末を提供し、メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
送受信機を介して指示情報をネットワーク側機器に送信することを実行するために用いられ、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0021】
ここで、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0022】
ここで、前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである。
【0023】
ここで、前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む。
【0024】
ここで、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応する近接トラフィック品質識別子PQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0025】
ここで、前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される。
【0026】
ここで、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0027】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、情報伝送装置を提供し、前記装置は、
指示情報をネットワーク側機器に送信するように構成される送信ユニットを含み、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0028】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記情報伝送方法のステップを実現する。
【0029】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機、及びプロセッサを含むネットワーク側機器を提供し、メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
送受信機を介して端末から送信される指示情報を受信することと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を実行するために用いられる。
【0030】
ここで、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0031】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0032】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0033】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0034】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0035】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェースベアラを、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0036】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、リソーススケジューリング装置を提供し、前記装置は、
端末から送信される指示情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行するように構成されるスケジューリングユニットと、を含む。
【0037】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに上記リソーススケジューリング方法のステップを実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0038】
本開示の上記技術的解決手段は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
本開示の実施例の上記技術的解決手段によれば、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられ、このように、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図2】本開示の実施例に係る情報伝送方法のフロー概略図である(その一)。
【
図3】本開示の実施例に係るリソーススケジューリング方法のフロー概略図である(その二)。
【
図4】本開示の実施例に係る端末の構造ブロック図である。
【
図5】本開示の実施例に係る情報伝送装置のモジュール概略図である。
【
図6】本開示の実施例に係るネットワーク側機器の構造ブロック図である。
【
図7】本開示の実施例に係るリソーススケジューリング装置のモジュール概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本開示の実施例における「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトの関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみ、AとBの両方、Bのみが存在することのような3つの場合を表すことができる。符号「/」は、一般に、前後の関連するオブジェクトに「又は」のような関係があることを表す。
【0041】
本開示の実施例における「複数」という用語は、2つ以上であることを指し、他の数量詞はそれと類似する。
【0042】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術手段を明確かつ完全に記載する。明らかに、記載される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性労働をせずに得られた全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0043】
なお、従来のセルラネットワーク通信では、端末とネットワーク側機器との間で汎用ユーザとネットワークのインターフェース(universal user to network interface、Uuインターフェース)を介してアップリンク/ダウンリンクデータ及び制御情報の伝送を行う。
【0044】
ここで、セルラ通信システムUuインターフェースのDRXメカニズムは、以下となる。
【0045】
共有チャンネルに基づく移動通信システムでは、アップリンク及びダウンリンクデータの伝送は、基地局スケジューラによって制御され、スケジューラがあるユーザをスケジューリングすると決定した場合、端末がどのリソースでデータを送信又は受信するかを制御チャンネルを介して通知する。
【0046】
端末(User Equipment、UE)は、制御チャンネルをモニタリングし、自分のスケジューリング情報が含まれていると検出した場合、制御チャンネル上の指示に基づいてデータの送信又は受信を完了する。アクティブ化状態では、端末は、いつ基地局(eNB)によってスケジューリングされるかを決定しないため、一般的な動作モードについて、端末は、制御チャンネルを連続的にモニタリングし、そのダウンリンクスケジューリング制御チャンネルが含まれるサブフレームごとに解析を行うことにより、スケジューリングされるかどうかを判断する。
【0047】
但し、このような動作方式について、端末のデータ量が大きく、頻繁にスケジューリングされる場合に高い効率を得ることができるが、一部のトラフィックでは、データの到着頻度が低いため、端末がスケジューリングされる回数も小さくなり、この場合、端末が仍然として制御チャンネルを連続的にモニタリングすると、電力消費量が増加することは間違いない。
【0048】
電力消費の問題を解決するために、セルラネットワーク通信システムはDRX動作モードを採用しており、このような動作モードでは、端末は、制御チャンネルを周期的にモニタリングするため、省電力の目的を達成することができる。
【0049】
次に、本開示の方法をより理解しやすくするためにDRXの基本原理を説明する。
【0050】
図1に示すように、アクティブ化期間(On Duration)は、UEが制御チャンネルをモニタリングする期間を表し、その間に無線周波数チャネルがオンになり、制御チャンネルが連続的にモニタリングされる。On Durationを除く他の期間(休眠期間(Opportunity for DRX))では、UEは、スリープ(Sleep)状態にあり、その無線周波数リンクがオフになり、UEが制御チャンネルをモニタリングしなくなることで、省電力の目的を達成する。On Durationは、周期的に(Cycle)現れるものであり、その具体的な周期は、eNBからの構成によって実現される。
【0051】
なお、セルラネットワークのDRXメカニズムは、データトラフィックの到着モデル、即ちデータパケットの到着が突発的なもの(データパケットの到着が発生したら、短時間内で多くのパケットが連続して到着すると理解されてもよい)を考慮している。このようなトラフィック到着特性に適応するために、ロングターム進化型(Long Term Evolution、LTE(登録商標))DRXプロセスは、より良好な省電力性能を達成するために、複数種類のタイマ(Timer)を採用するとともに、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)プロセスと組み合せている。
【0052】
DRX関連タイマについて
【0053】
1)DRX-アクティベーションタイマ(drx-onDurationTimer):UEが周期的にウェイクアップして制御チャンネルをモニタリングする時間
【0054】
2)短DRX周期タイマ(Short DRX cycle Timer):データトラフィック到着の特性に対してよりよく協力するために、セルラネットワーク通信システムは、長周期(long cycle)と短周期(short cycle)の2種のDRX 周期(cycle)の構成をサポートする。
【0055】
2種のcycleのアクティベーションタイマ(onDurationTimer)は同じであるが、スリープ時間は異なる。short cycleでは、スリープ時間は比較的短く、UEは制御チャンネルをより迅速に再度モニタリングすることができる。long cycleを構成してDRXプロセスの初期状態とする必要があり、short cycleは選択可能なものである。short DRX cycle Timerには、short cycleを採用する持続時間が設定されている。short DRX cycle Timerがタイムアウトすると、UEはlong cycleを使用する。
【0056】
3)DRX-アイドルタイマ(drx-InactivityTimer):DRXを構成した後、UEは、制御チャンネルのモニタリングが許容される時間内(Active Time)にHARQ初期伝送の制御シグナリングを受信すると、該タイマをオンにし、該タイマがタイムアウトする前に、UEは、制御チャンネルを連続的にモニタリングする。drx-InactivityTimerがタイムアウトする前に、UEはHARQ初期伝送の制御シグナリングを受信すると、drx-InactivityTimerを終了して再起動する。
【0057】
4)HARQ往復遅延タイマ(HARQ RTT Timer):該タイマは、DRX-HARQダウンリンク往復遅延タイマ(drx-HARQ-RTT-TimerDL)とDRX-HARQアップリンク往復遅延タイマ(drx-HARQ-RTT-TimerUL)に分けられ、その目的は、次回の再送が到来する前に制御チャンネルをモニタリングしないという可能性をUEに持たせ、より良好な省電力効果を達成することにある。
【0058】
ダウンリンクを例として、UE関連プロセスの物理アップリンク制御チャンネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)伝送後の最初のシンボルが開始されると、該タイマがオンにされる。もし対応するHARQプロセスにおけるデータの復号が、前回のHARQ伝送後、成功しなかった(UEから否定確認(Non-ACKnowledgment、NACK)がフィードバックされた)場合、drx-HARQ-RTT-TimerDLがタイムアウトした後、UEは、DRX-ダウンリンク再送タイマ(drx-RetransmissionTimerDL)を起動する。
【0059】
もし対応するHARQプロセスにおけるデータの復号が、前回のHARQ伝送後、成功した(UEから肯定確認(ACKnowledgment、ACK)がフィードバックされた)場合、drx-HARQ-RTT-TimerDLがタイマタイムアウトした後、UEは、drx-RetransmissionTimerDLを起動しない。
【0060】
もし現在drx-HARQ-RTT-TimerDLのみがランニングされている場合、UEは、制御チャンネルをモニタリングしない。
【0061】
5)HARQ再送タイマ(HARQ Retransmission Timer):drx-RetransmissionTimerDL又はDRX-アップリンク再送タイマ(drx-RetransmissionTimerUL)に分けられる。
【0062】
ダウンリンクを例として、drx-RetransmissionTimerDLのランニング中に、UEは、制御シグナリングをモニタリングして、対応するHARQプロセスの再送スケジューリングを待つ。
【0063】
上記プロセスに基づき、On duration Timer、HARQ Retransmission Timer、及びInactivity Timerのうち、いずれかのタイマがランニングしている場合、UEは、制御チャンネルをモニタリングすることになる。UEが制御チャンネルをモニタリングする時間は、Active Timeとも呼ばれ、アクティブ化時間とも呼ばれる。LTEシステムにおいてActive TimeはDRX timerの影響を受ける以外にも他の要因の影響を受け、LTE UEのActive Timeは、次の時間、即ち
drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL 又はランダムアクセス競合解決タイマ(ra-ContentionResolutionTimer)のランニング時間と、
UEはアップリンクスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)を送信した後、基地局が物理ダウンリンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)を送信するのを待つ時間と、
非競合ランダムアクセスUEはランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)を受信した後、セル無線ネットワーク一時的識別子(Cell Radio Network Tempory Identity、C-RNTI)によってスケジューリングされるPDCCHを待つ時間と、を有する。
【0064】
さらに、サイドリンクとは、隣接する端末が近距離範囲内にSidelinkを介してデータ伝送を行うことができる方式を意味する。Sidelinkに対応する無線インターフェースは、サイドリンクインターフェースと呼ばれ、Sidelinkインターフェースとも呼ばれる。
【0065】
ここで、サイドリンクインターフェースのリソース割り当てモードは、
ネットワーク側機器が、サイドリンクインターフェースのデータ送信に使用されるリソースを端末に割り当てるというネットワークスケジューリングのリソース割り当てモード(mode 1とも呼ばれる)と、
端末がサイドリンクインターフェースの利用可能なリソースプールからサイドリンク送信リソースを自行選択するという端末自行選択リソース割り当てモード(mode 2とも呼ばれる)と、の2種のモードに分けられる。
【0066】
現在のメカニズムによると、サイドリンクマルチキャスト及びブロードキャストについて、SL DRX/DTXを使用するかどうかは送信UEに依存することについてネットワークは知らないため、RRC接続状態にあるUEであって、ネットワークスケジューリングのリソース割り当てモード(mode 1)のサイドリンクインターフェースを使用する送信UEに対して、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することができないため、端末に対してサイドリンクインターフェースのリソースを合理的にスケジューリングすることができないという問題が存在している。
【0067】
上記問題を解決するために、本開示の実施例は、リソーススケジューリング方法及び装置を提供する。ここで、方法と装置は同一の出願構想に基づいたものであり、方法と装置の問題解決原理は似ているため、装置と方法の実施は相互に参照することができ、重複点の説明を省略する。
【0068】
図2は、本開示の実施例に係るリソーススケジューリング方法のフロー概略図である。
図2に示す方法は、端末に適用され、以下のステップ201を含む。
【0069】
ステップ201では、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0070】
ここで、該端末は、ネットワークスケジューリングのリソース割り当てモード(mode 1)を用いたサイドリンク端末である。
【0071】
なお、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。具体的には、該指示情報は、該端末のサイドリンクに関連するターゲット対象がSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかを指示するために用いられる。
【0072】
ここで、前記ターゲット対象は、
サイドリンクインターフェース、
サイドリンクインターフェースのターゲットアドレス、
サイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
サイドリンクインターフェースのトラフィック品質構成(Quality of Service profile、QoS profile)又はQoS profileリスト、
サイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0073】
このように、該指示情報に基づいて端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することにより、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0074】
本開示の実施例のリソーススケジューリング方法によれば、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられ、このように、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0075】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0076】
選択可能に、前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成(Tx profile)に基づいて決定するものである。
【0077】
ここで、前記端末の上位層は、Tx profileを端末の下位層にダウン送信する。
【0078】
選択可能に、端末の上位層は、近接サービス層(Proximity-based services layer、prose layer)であり、端末の下位層は、RRC層である。
【0079】
具体的には、前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む。
【0080】
なお、トラフィックタイプ(service type)は、トラフィックプロバイダ識別子(Provider Service Identifier、PSID)/知能伝送システムアプリケーション識別子(Intelligent Transportation System-Application Identifier、ITS-AID)であり得る。
【0081】
プロトコルバージョンは、第3世代パートナーシップ計画(Third Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))Rel-16、Rel-17などであり得る。
【0082】
ここで、NR(New Radio)システムについて、QoS profileは5G QoS識別子(5G QoS Identifier、5QI)を使用するか、又は他のQoSパラメータ識別子を使用することができる。
【0083】
選択可能に、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応する近接トラフィック品質識別子(ProSe QoS Indentifier、PQI)を使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロック(System Information Block、SIB)を介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0084】
選択可能に、前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報(SidelinkUEInformation)メッセージ、
RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニット(Media Access Control Control Element、MAC CE)、のうちのいずれか1つを介して付帯される。
【0085】
1つ選択可能な実現態様として、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフロー(Quality of Service flow、QoS flow)が新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0086】
ここで、前記端末は、指示情報をネットワーク側機器にいつ送信するかを決定することを自身に基づいて実現する。ここで、「自身に基づいて実現する」とは、端末自身の設計に基づいて決定することを意味する。
【0087】
なお、指示情報がQoS profileに関連する内容を含む場合、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、上記条件のうちの1つを含み得る。
【0088】
指示情報がQoS profileに関連する内容を含まない場合、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0089】
本開示の実施例の情報伝送方法によれば、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられ、このように、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0090】
図3は、本開示の実施例に係るリソーススケジューリング方法のフロー概略図である。
図3に示す方法は、ネットワーク側機器に適用され、以下のステップ301~302を含む。
【0091】
ステップ301では、ネットワーク側機器は端末から送信される指示情報を受信する。
【0092】
ここで、該端末は、ネットワークスケジューリングのリソース割り当てモード(mode 1)を用いたサイドリンク端末である。
【0093】
なお、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。具体的には、該指示情報は、該端末のサイドリンクに関連するターゲット対象がSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかを指示するために用いられる。
【0094】
ここで、前記ターゲット対象は、
サイドリンクインターフェース、
サイドリンクインターフェースのターゲットアドレス、
サイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
サイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリスト、
サイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0095】
ステップ302では、ネットワーク側機器は、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行する。
【0096】
本ステップでは、ネットワーク側機器は、該指示情報に基づいて端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することにより、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0097】
本開示の実施例のリソーススケジューリング方法によれば、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行し、このように、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0098】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0099】
1つ選択可能な実施形態として、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することを含み得る。
【0100】
ここで、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、それに対応するSL DRX構成を決定し、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、それに対応するSL DTX構成を決定し、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRXとSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、それに対応するSL DRX構成とSL DTX構成を決定する。
【0101】
以下の実施形態の「及び/又は」の意味に関する説明は、本実施形態を参照することができ、後述しない。
【0102】
ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することを含み得る。
【0103】
本ステップについて、具体的には、
SL DRX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間を決定し、
SL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DTXアクティブ化時間を決定し、
SL DRX構成とSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間とSL DTXアクティブ化時間を決定する。
【0104】
ここで、SL DRXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御チャンネルのモニタリング及び/又はデータの受信を許容する時間を意味する。
【0105】
SL DTXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御情報及び/又はデータの送信を許容する時間を意味する。
【0106】
このように、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することができる。
【0107】
ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることを含み得る。
【0108】
ここで、SL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間について、ネットワーク側機器は、指示情報に基づいて端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間を正確に決定することができ、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0109】
1つ選択可能な実現態様として、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することを含み得る。
【0110】
ここで、実際の状況に応じて、一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用し、一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない必要とする可能性がある。
【0111】
又は、実際の状況に応じて、指示情報に基づいて、端末がSL DRX及び/又はSL DTXのサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを使用することを決定する。
【0112】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することを含み得る。
【0113】
ここで、SL DRXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御チャンネルのモニタリング及び/又はデータの受信を許容する時間を意味する。
【0114】
SL DTXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御情報及び/又はデータの送信を許容する時間を意味する。
【0115】
このように、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することができる。
【0116】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることを含み得る。
【0117】
ここで、正確に決定された端末のサイドリンクインターフェースでのモニタリング制御チャンネルが許容される時間、即ち、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に従って、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0118】
1つ選択可能な実現態様として、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、それに対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することを含み得る。
【0119】
ここで、実際の状況に応じて、一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用し、一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない必要とする可能性がある。
【0120】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することを含み得る。
【0121】
ここで、SL DRXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御チャンネルのモニタリング及び/又はデータの受信を許容する時間を意味する。
【0122】
SL DTXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御情報及び/又はデータの送信を許容する時間を意味する。
【0123】
このように、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することができる。
【0124】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることを含み得る。
【0125】
ここで、ネットワーク側機器は、指示情報に基づいて端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を正確に決定することができ、それによってネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができることが保証される。
【0126】
1つ選択可能な実現態様として、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することを含み得る。
【0127】
ここで、実際の状況に応じて、端末の一部のターゲットアドレスのみにおける一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用する一方、端末の他の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない可能性がある。
【0128】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することを含み得る。
【0129】
ここで、SL DRXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御チャンネルのモニタリング及び/又はデータの受信を許容する時間を意味する。
【0130】
SL DTXアクティブ化時間とは、端末がサイドリンクインターフェースで制御情報及び/又はデータの送信を許容する時間を意味する。
【0131】
このように、ネットワーク側機器は、端末のサイドリンクインターフェースでのDRX及び/又はDTXアクティブ化時間を正確に決定することができる。
【0132】
本実現態様では、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることを含み得る。
【0133】
ここで、ネットワーク側機器は、指示情報に基づいて、サイドリンクインターフェースのどのターゲットアドレス下のどのQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかを決定することができる。それによって、前記SL DRX及び/又はDTX構成に基づいて、前記SL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することができ、それによってネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができることが保証される。
【0134】
1つ選択可能な実現態様として、ステップ302、ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を含み得る。
【0135】
本開示の実施例のリソーススケジューリング方法によれば、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行し、このように、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0136】
以下、指示情報が指示する異なる内容について、以下の実施例を用いて本開示方法の実現プロセスを具体的に説明する。
【0137】
実施例一
指示情報の内容は、端末のサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかを含む。
【0138】
ステップS1では、端末の上位層は、Tx profileを端末の下位層にダウン送信する。
【0139】
ここで、Tx profileは、前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるバージョンを指示する。
【0140】
具体的には、Tx profileは、前記端末のサイドリンクインターフェースのデータ送信に使用されるバージョン(release)を指示する。
【0141】
Tx profileがRel-16を指示する場合、端末はRel-16コンパチブルモードを用いてデータ送信を行う必要があり、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができない。
【0142】
Tx profileがRel-17を指示する場合、端末はRel-17モードを用いてデータ送信を行うことができ、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができる。
【0143】
ステップS2では、端末は指示情報の内容を決定する。
【0144】
具体的には、前記指示情報は、上位層によって構成されたTx profileに基づいて決定されるものである。
【0145】
前記指示情報内容については、サイドリンク送信端末に対して、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はDTXを使用するかどうかを指示することであり得る。
【0146】
ステップS3では、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信する。
【0147】
具体的には、前記指示情報の送信の前提条件(即ち端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件)は、以下のa1)~a3)のうちの1つであり得る。
【0148】
a1)前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯されている場合、関連技術におけるSidelinkUEInformationメッセージの送信条件を多重化する。
【0149】
つまり、関連技術におけるSidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすと、SidelinkUEInformationメッセージをネットワーク側機器に送信することができ、該メッセージには、前記指示情報が付帯されている。
【0150】
a2)端末の上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ端末はTx profileに基づいて指示情報を生成する。
【0151】
つまり、端末は、Tx profileに基づいて指示情報を生成した後、前記指示情報をネットワーク側機器に送信する。
【0152】
a3)端末に基づいて実現される。
【0153】
選択可能に、前記指示情報に使用されるシグナリングは、
SidelinkUEInformationメッセージを介して付帯されること、
新たなRRCシグナリングが導入されること、
新たなMAC CEが導入されること、のうちの1つであり得る。
【0154】
ステップS4では、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行する。
【0155】
前記指示情報内容が、端末のサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかを含む場合、ネットワーク側機器の行為は、以下のようになる。
【0156】
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用する場合、ネットワーク側機器は、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストについて、それに対応するSL DRX及び/又はSL DTX構成を決定し、
前記SL DRX及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定し、
前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングする。
【0157】
そして、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない場合、ネットワーク側機器は、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることができる。
【0158】
実施例二
指示情報の内容は、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することを含む。
【0159】
ステップS11では、端末の上位層は、Tx profileを端末の下位層にダウン送信する。
【0160】
ここで、Tx profileの内容は、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示することを含む。
【0161】
具体的には、Tx profileは、前記端末が各ターゲットアドレスについてサイドリンクデータを送信するのに使用するReleaseを指示することができる。
【0162】
Tx profileがターゲットアドレス1を指示するのに対応してRel-16を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでターゲットアドレス1についてデータを送信する際に、Rel-16コンパチブルモードを用いてデータ送信を行う必要があり、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができない。
【0163】
Tx profileがターゲットアドレス2を指示するのに対応してRel-17を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでターゲットアドレス2についてデータを送信する際に、Rel-17モードを用いてデータ送信を行うことができ、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができる。
【0164】
ステップS12では、UEは指示情報の内容を決定する。
【0165】
具体的には、前記指示情報は、上位層によって構成されたTx profileに基づいて決定されるものである。
【0166】
前記指示情報内容については、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することであり得る。
【0167】
ステップS13では、端末は指示情報をネットワーク側機器に送信する。
【0168】
具体的には、前記指示情報の送信の前提条件は、以下のb1)~b3)のうちの1つであり得る。
【0169】
b1)前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯されている場合、関連技術におけるSidelinkUEInformationメッセージの送信条件を多重化する。
【0170】
b2)上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ端末はTx profileに基づいて指示情報を生成する。
【0171】
b3)端末に基づいて実現される。
【0172】
選択可能に、前記指示情報に使用されるシグナリングは、
SidelinkUEInformationメッセージを介して付帯されること、
新たなRRCシグナリングが導入されること、
新たなMAC CEが導入されること、のうちの1つであり得る。
【0173】
ステップS14では、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行する。
【0174】
前記指示情報の内容が、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することを含む場合、ネットワーク側機器の行為は、以下のようになる。
【0175】
前記端末の少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用する場合、ネットワーク側機器は、SL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストについて、それに対応するSL DRX及び/又はSL DTX構成を決定し、
前記SL DRX及び/又はSL DTX構成に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又は者SL DTXアクティブ化時間を決定し、
SL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングする。
【0176】
そして、前記端末の少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない場合、ネットワーク側機器は、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることができる。
【0177】
実施例三
指示情報の内容は、前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profile又はQoS profileリストについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することを含む。
【0178】
ステップS101では、端末の上位層は、Tx profileを端末の下位層にダウン送信する。
【0179】
ここで、Tx profileの内容は、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profile又はQoS profileリストについて、そのプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示することを含む。
【0180】
Tx profileがQoS profileリスト1(具体的にPQI listであり得る)を指示するのに対応してRel-16を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでQoS profileリスト1についてQoS profileリスト1に帰属した論理チャンネルのデータを送信する際に、Rel-16コンパチブルモードを用いてデータ送信を行う必要があり、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができない。
【0181】
Tx profileがQoS profileリスト2を指示するのに対応してRel-17を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでQoS profileリスト2についてQoS profileリスト2に帰属した論理チャンネルのデータを送信する際に、Rel-17モードを用いてデータ送信を行うことができ、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができる。
【0182】
ステップS102では、端末は指示情報の内容を決定する。
【0183】
具体的には、前記指示情報は、上位層によって構成されたTx profileに基づいて決定されるものである。
【0184】
前記指示情報内容については、前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profile又はQoS profileリストについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することであり得る。
【0185】
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応するPQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0186】
ステップS103では、端末は指示情報をネットワーク側機器に送信する。
【0187】
具体的には、前記指示情報の送信の前提条件は、以下のc1)~c6)のうちの1つであり得る。
【0188】
c1)前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯されている場合、関連技術におけるSidelinkUEInformationメッセージの送信条件を多重化する。
【0189】
c2)上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ端末はTx profileに基づいて指示情報を生成する。
【0190】
c3)新規到着したQoS flowが新規のQoS profile又はQoS profileリストに帰属する。
【0191】
c4)あるQoS profileに帰属したQoS flow又はあるQoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了される。
【0192】
c5)いずれか1つのQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はDTXを使用するかどうかの状態が変化する。
【0193】
c6)端末に基づいて実現される。
【0194】
選択可能に、前記指示情報に使用されるシグナリングは、
SidelinkUEInformationメッセージを介して付帯されること、
新たなRRCシグナリングが導入されること、
新たなMAC CEが導入されること、のうちの1つであり得る。
【0195】
ステップS104では、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行する。
【0196】
前記指示情報の内容が、端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profile又はQoS profileリストについてSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示する場合、ネットワーク側機器の行為は、以下のようになる。
【0197】
端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用する場合、ネットワーク側機器は、端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又はQoS profileリストについて、それに対応するSL DRX及び/又はSL DTX構成を決定し、
前記SL DRX及び/又はSL DTX構成に基づいて、端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定し、
端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングする。
【0198】
そして、端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない場合、ネットワーク側機器は、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各QoS profile又はQoS profileリストに対応するサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることができる。
【0199】
実施例四
指示情報の内容は、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することを含む。
【0200】
ステップS1001では、端末の上位層は、Tx profileを端末の下位層にダウン送信する。
【0201】
ここで、Tx profileは、端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスの各QoS profile又はQoS profileリストについて、そのプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示する。
【0202】
Tx profileがターゲットアドレス1下のQoS profileリスト1(具体的にPQI listであり得る)を指示するのに対応してRel-16を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでターゲットアドレス1についてQoS profileリスト1に帰属した論理チャンネルのデータを送信する際に、Rel-16コンパチブルモードを用いてデータ送信を行う必要があり、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができない。
【0203】
Tx profileがターゲットアドレス1下のQoS profileリスト2(具体的にPQI listであり得る)を指示するのに対応してRel-17を指示する場合、端末は、サイドリンクインターフェースでターゲットアドレス1についてQoS profileリスト2に帰属した論理チャンネルのデータを送信する際に、Rel-17モードを用いてデータ送信を行う必要があり、つまり、端末はSL DRX及び/又はDTXを使用することができる。
【0204】
ステップS1002では、端末は指示情報の内容を決定する。
【0205】
具体的には、前記指示情報は、上位層によって構成されたTx profileに基づいて決定されるものである。
【0206】
前記指示情報内容については、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することであり得る。
【0207】
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応するPQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0208】
ステップS1003では、端末は指示情報をネットワーク側機器に送信する。
【0209】
具体的には、前記指示情報の送信の前提条件は、以下のd1)~d6)のうちの1つであり得る。
【0210】
d1)前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯されている場合、関連技術におけるSidelinkUEInformationメッセージの送信条件を多重化する。
【0211】
d2)上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ端末はTx profileに基づいて指示情報を生成する。
【0212】
d3)新規到着したQoS flowが新規のQoS profile又はQoS profileリストに帰属する。
【0213】
d4)あるQoS profileに帰属したQoS flow又はあるQoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了される。
【0214】
d5)いずれか1つのQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はDTXを使用するかどうかの状態が変化する。
【0215】
d6)端末に基づいて実現される。
【0216】
選択可能に、前記指示情報に使用されるシグナリングは、
SidelinkUEInformationメッセージを介して付帯されること、
新たなRRCシグナリングが導入されること、
新たなMAC CEが導入されること、のうちの1つであり得る。
【0217】
ステップS1004では、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行する。
【0218】
前記指示情報内容が、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profile又はQoS profileリストについて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示することを含む場合、ネットワーク側機器の行為は、以下のようになる。
【0219】
端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用する場合、ネットワーク側機器は、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストについて、それに対応するSL DRX及び/又はSL DTX構成を決定し、
前記SL DRX及び/又はSL DTX構成に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定し、
端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRX及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングする。
【0220】
そして、端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない場合、ネットワーク側機器は、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることができる。
【0221】
図4に示すように、本開示の実施例は、さらに、メモリ420、送受信機400、及びプロセッサ410を含む端末を提供し、メモリ420は、プログラム命令を記憶するために用いられ、送受信機400は、前記プロセッサ410の制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ410は、前記メモリ420内のプログラム命令を読み出して、
前記送受信機400を介して、指示情報をネットワーク側機器に送信することを実行するために用いられ、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0222】
ここで、
図4において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ410に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ420に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路等の様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであるため、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機400は、複数の素子であってもよく、つまり、送信機と受信機を含んでもよく、伝送媒体において様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース430はさらに、必要となるデバイスに外接/内接できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック等を含むがそれらに限定されない。
【0223】
プロセッサ410は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ420は、プロセッサ410が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0224】
選択可能に、プロセッサ410は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、専用集積回路(ASIC:ApplicationSpecific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:ComplexProgrammable Logic Device)であってもよく、プロセッサ410はマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0225】
プロセッサ410はメモリに記憶されたプログラム命令を呼び出すことにより、取得した実行可能な命令に応じて本開示の実施例に係るいずれかの前記方法を実行するために用いられる。プロセッサ410とメモリ420は物理的に分かれて配置されてもよい。
【0226】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0227】
選択可能に、前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである。
【0228】
選択可能に、前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む。
【0229】
選択可能に、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応するPQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0230】
選択可能に、前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される。
【0231】
選択可能に、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0232】
本開示の実施例の端末によれば、端末は、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられ、このように、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0233】
図5に示すように、本開示の実施例は、さらに、情報伝送装置を提供する。前記情報伝送装置は、送信ユニット501を含む。
【0234】
送信ユニット501は、指示情報をネットワーク側機器に送信するように構成され、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0235】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0236】
選択可能に、前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである。
【0237】
選択可能に、前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む。
【0238】
選択可能に、前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileは、
該QoS profileに対応するPQIを使用して該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、システム情報ブロックSIBを介して該QoS profileに対してSL DRX及び/又はSL DTX構成を行う際に、前記SIBに出現する該QoS profileの順番に基づいて該QoS profileの番号を決定し、前記番号を該QoS profileの識別子とすること、
前記端末は、ネットワーク側機器からSIB又は専用シグナリングを受信し、前記SIB又は専用シグナリングによって指示されるQoS profileの番号を該QoS profileの識別子とすること、のうちの1つの識別子付き方式により識別子付きにされる。
【0239】
選択可能に、前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される。
【0240】
選択可能に、端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む。
【0241】
本開示の実施例のリソーススケジューリング装置によれば、指示情報をネットワーク側機器に送信し、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられ、このように、ネットワーク側機器は、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0242】
なお、本開示の実施例におけるユニットに対する分割は、単に例示的なものであり、論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現されるとき、別の分割方式を有してもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、個々のユニットが物理的に独立して存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0243】
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本開示の技術的手段は本質上又はその一部が関連技術に貢献する部分、又は当該技術的手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表現されることができ、コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク側機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、本開示の各実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。そして、前述した記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを格納できる様々な媒体を含む。
【0244】
なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現して同じ技術効果を達成することができる。ここでは本実施例における方法実施例と同じである部分及び有益な効果について説明を省略する。
【0245】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラム命令が記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プログラム命令は、
指示情報をネットワーク側機器に送信することを前記プロセッサに実行させるために用いられ、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる。
【0246】
該プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記
図2に示す端末側に適用した方法実施例における全ての実現態様を実現することができる。重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0247】
図6に示すように、本開示の実施例は、さらに、メモリ620、送受信機600、及びプロセッサ610を含むネットワーク側機器を提供し、メモリ620は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機600は、前記プロセッサ610の制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ610は、前記メモリ620内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機600を介して端末から送信される指示情報を受信することと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を実行するために用いられる。
【0248】
ここで、
図6において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ610に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ620に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであるため、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機600は、複数の素子であってもよく、つまり、送信機と受信機を含んでもよく、送受信機600は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブルなどの伝送媒体が含まれる。プロセッサ610は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ620は、プロセッサ610が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0249】
プロセッサ610は、CPU、ASIC、FPGA又はCPLDであってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0250】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0251】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0252】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、の場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0253】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、の場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0254】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、の場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0255】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェースベアラを、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【0256】
本開示の実施例のネットワーク側機器によれば、ネットワーク側機器は、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行し、このように、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0257】
図7に示すように、本開示実施は、さらに、リソーススケジューリング装置を提供する。前記リソーススケジューリング装置は、受信ユニット701とスケジューリングユニット702を含む。
【0258】
受信ユニット701は、端末から送信される指示情報を受信するように構成される。
【0259】
スケジューリングユニット702は、前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行するように構成される。
【0260】
選択可能に、前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む。
【0261】
選択可能に、前記スケジューリングユニット702は、具体的に、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するように構成される。
【0262】
選択可能に、前記スケジューリングユニット702は、具体的に、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するように構成される。
【0263】
選択可能に、前記スケジューリングユニット702は、具体的に、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するように構成される。
【0264】
選択可能に、前記スケジューリングユニット702は、具体的に、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を実行するように構成される。
【0265】
選択可能に、前記スケジューリングユニット702は、具体的に、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するように構成される。
【0266】
本開示の実施例のリソーススケジューリング装置によれば、端末から送信される指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行し、このように、該端末に対してサイドリンクインターフェースのスケジューリングを合理的に実行し、サイドリンクインターフェースのリソース利用率を高めることができる。
【0267】
なお、本開示の実施例におけるユニットに対する分割は、単に例示的なものであり、論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現されるとき、別の分割方式を有してもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、個々のユニットが物理的に独立して存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0268】
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本開示の技術的手段は本質上又はその一部が関連技術に貢献する部分、又は当該技術的手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表現されることができ、コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク側機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、本開示の各実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。そして、前述した記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを格納できる様々な媒体を含む。
【0269】
なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現して同じ技術効果を達成することができる。ここでは本実施例における方法実施例と同じである部分及び有益な効果について説明を省略する。
【0270】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラム命令が記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プログラム命令は、
端末から送信される指示情報を受信することと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を前記プロセッサに実行させるために用いられる。
【0271】
該プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記
図3に示すネットワーク側機器側に適用した方法実施例における全ての実現態様を実現することができる。重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0272】
本開示の実施例に技術的解決手段は、様々なシステム、特に第5代移動通信(Fifth-generation、5G)システムに適用され得る。例えば適用されるシステムは、グローバル移動通信(global system of mobile coMunication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、高級ロングタームエボリューション(long term evolution advanced、LTE-A)システム、汎用移動システム(universal mobile telecoMunication system、UMTS)、グローバルインターネットマイクロ波アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)システム、5G NR(New Radio)(New Radio、NR)システムなどであってもよい。これらのシステムには、いずれも、端末機器及びネットワーク側機器が含まれる。システムには、さらに、コアネットワーク部分、例えば進化型パケットシステム(Evloved Packet System、EPS)、5Gシステム(5GS)などが含まれてもよい。
【0273】
本開示の実施例に係る端末機器は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、又は無線モデムに接続される他の処理機器などであってもよい。異なるシステムにおいて、端末機器の名称も異なる可能性があり、例えば5Gシステムにおいて、端末機器は、ユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network、CN)と通信することができ、無線端末機器は、携帯端末機器であってもよく、例えば、携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)及び携帯端末機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの装置である。無線端末機器は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局装置(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動局(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device)と呼ばれてもよく、本開示の実施例に限定されない。
【0274】
本開示の実施例に係るネットワーク側機器は、基地局であってもよく、該基地局は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる。具体的な適用場合に応じて、基地局は、アクセスポイントと呼ばれてもよく、又はアクセスネットワークにおいてエアインターフェース上に1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信する装置であってもよく、又は他の名称であってもよい。ネットワーク側機器は、受信したエアフレームとインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットを相互交換するために用いられ、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとし、アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含むことができる。ネットワーク側機器は、さらに、エアインターフェースの属性管理を協調することができる。例えば、本開示の実施例に係るネットワーク側機器は、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile communications、GSM)又は符号分割多元接続(CodeDivision Multiple Access、CDMA)におけるネットワーク側機器(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、帯域幅符号分割多元接続(Wide-band Code Division Multiple Access、WCDMA)におけるネットワーク側機器(NodeB)であってもよく、さらに、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける進化型ネットワーク側機器(evolutional Node B、eNB 又はe -NodeB)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよく、ホームエボリューション基地局(Home evolved Node B、HeNB)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施例に限定されない。いくつかのネットワーク構造において、ネットワーク側機器は、集中ユニット(centralized unit、CU)ノード及び分散ユニット(distributed unit、DU)ノードを含むことができ、集中ユニット及び分散ユニットは、地理的に分けて配置することもできる。
【0275】
ネットワーク側機器と端末機器との間は、それぞれ、一本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力(Multi Input Multi Output、MIMO)伝送を行うことができ、MIMO伝送は、シングルユーザMIMO(SingleUser MIMO、SU -MIMO)又はマルチユーザMIMO(MultipleUser MIMO、MU -MIMO)であってもよい。ルートアンテナ組み合わせの形態及び数に基づき、MIMO伝送は、2次元多入力多出力(2 Dimension MIMO、2D-MIMO)、3次元多入力多出力(3 Dimension MIMO、3D-MIMO)、全次元多入力多出力(Full Dimension MIMO、FD-MIMO)又は大規模多入力多出力(massive-MIMO)であってもよく、ダイバーシティ伝送、プリコーディング伝送、又はビームフォーミング伝送などであってもよい。
【0276】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができることがわかる。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを結合する実施例の形式を採用することができる。また、本開示は、コンピュータの利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータの利用可能な記憶媒体(ディスクメモリ及び光学メモリ等を含むがこれらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0277】
本開示は、本開示の実施例に基づく方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明するものである。コンピュータの実行可能なコマンドにより、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサに提供して1つの機器を生成し、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0278】
これらのプロセッサ実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器が特定の方式で動作することを案内できるプロセッサ可読メモリに記憶することもでき、該プロセッサ可読メモリに記憶された命令は命令装置を含む製造品を生成し、該命令装置はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する。
【0279】
これらのプロセッサの実行可能なコマンドはコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に一連の操作ステップを実行させてコンピュータにより実現される処理を生成し、それによりコンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行されるコマンドはフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0280】
なお、以上の各モジュールの分割は、ただ論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに、全部又は一部を1つの物理的実体に統合されてもよく、物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。また、これらのモジュールは、全部がソフトウェアが処理要素によって呼び出される形式で実現されてもよいし、全部がハードウェアの形式で実現されてもよいし、一部のモジュールが処理要素によってソフトウェアを呼び出す形式で実現されてもよいし、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、単独的に確立された処理要素であってもよいし、上記装置のあるチップに統合されて実現されてもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶されてもよいし、上記装置のある処理要素によって上記決定モジュールの機能を呼び出して実行されてもよい。他のモジュールの実現も、同様である。なお、これらモジュールは、全部又は一部が統合されてもよいし、独立的に実現されてもよい。ここで記載される処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素中のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成されることができる。
【0281】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、上記方法を実施する1つ又は複数の集積回路として構成されてもよく、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、又は、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などであってもよい。また、例えば、上記のあるモジュールが処理要素によってプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、該処理要素は、汎用プロセッサであり得、例えば、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであり得る。また、例えば、これらのモジュールは、一体に統合されて、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0282】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。そのように使用されるデータは、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切に交換されることが理解されるべきである。更に、「含む」及び「有する」という用語ならびにそれらの任意の変形は、非排他的を意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。例えば、A及び/又はB及び/又はCは、単独A、単独B、単独C、AとBの両方が存在すること、BとCの両方が存在すること、AとCの両方が存在すること、及び、AとBとCのいずれも存在することの7種類のケースを含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「AとBのうちの少なくとも1つ」は、「単独A、単独B、又は、AとBの両方が存在する」と理解されるべきである。
【0283】
以上、図面を参照しながら本開示の実施例について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態は単に例示的であり、限定的なものではなく、当業者であれば、本開示の示唆下で、本開示の趣旨及び特許請求の範囲を逸脱しない場合に取得可能な多くの形態は、いずれも、本開示の保護の範囲内に属することが理解される。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することを含み、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる、情報伝送方法。
【請求項2】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
端末が指示情報をネットワーク側機器に送信することがトリガされる条件は、
前記指示情報がSidelinkUEInformationメッセージに付帯され、且つ前記端末が前記SidelinkUEInformationメッセージの送信条件を満たすこと、
上位層によって構成されたTx profileを受信し、且つ前記端末が前記Tx profileに基づいて前記指示情報を生成すること、
新規到着したトラフィックフローQoS flowが新規のQoS profileに帰属すること、
新規到着したQoS flowが新規のQoS profileリストに帰属すること、
第1QoS profileに帰属したQoS flowについてはデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第1ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第1ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第1QoS profileリストに帰属した全てのQoS flowについてはいずれもデータ伝送が終了され、前記第1QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第2ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第2ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第3ターゲットアドレス下の全てのQoS profileのうちの1つであり、前記第3ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
第2QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかの状態が変化し、前記第2QoS profileリストが、前記端末のサイドリンクインターフェースの第4ターゲットアドレス下の全てのQoS profileリストのうちの1つであり、前記第4ターゲットアドレスが、前記端末のサイドリンクインターフェースの全てのターゲットアドレスのうちの1つであること、
前記端末に基づいて実現されること、のうちの1つを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
リソーススケジューリング方法であって、
ネットワーク側機器が端末から送信される指示情報を受信することと、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を含む、リソーススケジューリング方法。
【請求項8】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含
み、
又は、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各ターゲットアドレス下の各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含み、
又は、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile又はQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する各QoS profile又は QoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含み、
又は、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用すると決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又は QoS profileリストに対して、対応するSL DRX構成及び/又はSL DTX構成を決定することと、
SL DRX構成及び/又はSL DTX構成に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間を決定することと、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用する前記ターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profileリストに対応するSL DRXアクティブ化時間及び/又はSL DTXアクティブ化時間に基づいて、前記QoS profile又はQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルをそれぞれスケジューリングすることと、を含み、
又は、
ネットワーク側機器が前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することは、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を含む
請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
メモリ、送受信機、及びプロセッサを端末であって、
メモリは、プログラム命令を記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
送受信機を介して指示情報をネットワーク側機器に送信することを実行するために用いられ、前記指示情報は、前記端末のサイドリンクインターフェースでのSL DRX及び/又はSL DTXの使用状況を指示するために用いられる、端末。
【請求項11】
前記指示情報の内容は、
前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうか、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各トラフィック品質構成QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用するかどうかをそれぞれ指示すること、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profile、
前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用するQoS profileリスト、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリスト、のうちの1つを含む
請求項
10に記載の端末。
【請求項12】
前記指示情報は、前記端末が前記端末の上位層によって構成された送信構成Tx profileに基づいて決定するものである
請求項
10に記載の端末。
【請求項13】
前記Tx profileの内容は、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックタイプとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末のサイドリンクインターフェースのトラフィックとプロトコルバージョンとの対応関係、
前記端末がサイドリンクインターフェースのデータ送信を行う際に使用されるプロトコルバージョン、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレスについて、前記ターゲットアドレスとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileについて、前記QoS profileとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、
前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下の各QoS profileリストについて、前記QoS profileリストとプロトコルバージョンとの対応関係をそれぞれ指示すること、のうちの1つを含む
請求項
12に記載の端末。
【請求項14】
前記指示情報は、
サイドリンクユーザ情報SidelinkUEInformationメッセージ、
無線リソース制御RRCシグナリング、
メディアアクセス制御ユニットMAC CE、のうちのいずれか1つを介して付帯される
請求項
10に記載の端末。
【請求項15】
メモリ、送受信機、及びプロセッサを含むネットワーク側機器であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
送受信機を介して端末から送信される指示情報を受信することと、
前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースに対するスケジューリングを実行することと、を実行するために用いられる、ネットワーク側機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
ここで、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルを、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0255
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0255】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラム命令を読み出して、
前記指示情報に基づいて、前記端末がサイドリンクインターフェースでSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末に帰属したいずれかのサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレスがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのターゲットアドレスリストを決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しない各ターゲットアドレス下に帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、又は前記指示情報に基づいて前記端末のサイドリンクインターフェースの少なくとも一部のターゲットアドレス下の一部のQoS profile又はQoS profileリストがSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないと決定した場合、前記端末のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないターゲットアドレス下のQoS profile又はQoS profile リストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルを、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、
前記指示情報に基づいて、SL DRX及び/又はSL DTXを使用しないサイドリンクインターフェースのQoS profileリストを決定した場合、又は前記指示情報に基づいて、前記端末のサイドリンクインターフェースの各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストを決定した場合、前記端末の各ターゲットアドレス下のSL DRX及び/又はSL DTXを使用しないQoS profileリストに帰属したサイドリンクインターフェース論理チャンネルに対して、サイドリンクインターフェースの全ての利用可能なリソース上でスケジューリングすることと、を実行するために用いられる。
【国際調査報告】