(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-18
(54)【発明の名称】改善された独立挙動脚マッサージ部を有するマッサージ装置
(51)【国際特許分類】
A61H 15/00 20060101AFI20240710BHJP
A61H 7/00 20060101ALI20240710BHJP
【FI】
A61H15/00 350Z
A61H7/00 323H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023548942
(86)(22)【出願日】2022-08-05
(85)【翻訳文提出日】2023-08-14
(86)【国際出願番号】 KR2022011703
(87)【国際公開番号】W WO2023234472
(87)【国際公開日】2023-12-07
(31)【優先権主張番号】10-2022-0067897
(32)【優先日】2022-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0087300
(32)【優先日】2022-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518358871
【氏名又は名称】ボディーフレンド カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BODYFRIEND Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】163,Yangjaecheon-ro,Gangnam-gu,Seoul,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】カン、ウン チョル
(72)【発明者】
【氏名】ホ、ジュ ソン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ボム ソク
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD01
4C100CA03
4C100CA08
4C100CA09
4C100DA10
(57)【要約】
脚連結フレームと、前記脚連結フレームに回転可能に連結され、ユーザの一側脚が収容される第1の脚マッサージ部と、前記第1の脚マッサージ部と離間するように前記脚連結フレームに連結され、前記第1の脚マッサージ部と個別的に回転可能に具備され、ユーザの他側脚が収容される第2の脚マッサージ部と、前記脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の内側を回転可能に支持するセンター支持ブラケットと、脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の外側を回転可能に支持するサイド支持ブラケットと、を含むことができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脚連結フレームと、
前記脚連結フレームに回転可能に連結され、ユーザの一側脚が収容される第1の脚マッサージ部と、
前記第1の脚マッサージ部と離間するように前記脚連結フレームに連結され、前記第1の脚マッサージ部と個別的に回転可能に具備され、ユーザの他側脚が収容される第2の脚マッサージ部と、
前記脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の内側を回転可能に支持するセンター支持ブラケットと、
脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の外側を回転可能に支持するサイド支持ブラケットと、を含む
ことを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
前記第1の脚マッサージ部は、前記センター支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第1のセンターブッシュと、前記サイド支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第1のサイドブッシュと、を含み、
前記第2の脚マッサージ部は、前記センター支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第2のセンターブッシュと、前記サイド支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第2のサイドブッシュと、を含む
請求項1に記載のマッサージ装置。
【請求項3】
前記センター支持ブラケットは、
前記脚連結フレームに連結され、センターブッシュ収容溝が設けられたセンター固定部材と、
前記センター固定部材に回転可能に具備され、前記センターブッシュ収容溝に対応する箇所にセンターブッシュ固定溝が設けられたセンター回転部材と、を含み、
前記支持ブラケットは、
前記脚連結フレームに連結され、サイドブッシュ収容溝が設けられたサイド固定部材と、
前記サイド固定部材に回転可能に具備され、前記サイドブッシュ収容溝に対応する箇所にサイドブッシュ固定溝が設けられたサイド回転部材と、を含む
請求項2に記載のマッサージ装置。
【請求項4】
前記第1のセンターブッシュ及び前記第2のセンターブッシュは、前記センターブッシュ収容溝及び前記センターブッシュ固定溝が形成する空間に回転可能に配置され、
前記第1のサイドブッシュ及び前記第2のサイドブッシュは、前記サイドブッシュ収容溝及び前記サイドブッシュ固定溝が形成する空間に回転可能に配置されている
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項5】
前記センター固定部材は、
底面を構成する基部と、
前記基部の両側から突出して折り曲げられた側部と、を含み、
前記側部には、
前記脚連結フレームと対向する一側端部が切開されて前記脚連結フレームが挿入結合される脚連結フレーム挿入溝と、
前記センター回転部材が回転可能にヒンジ結合されるセンター回転部材挿入孔と、が具備された
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項6】
前記第1の脚マッサージ部は、
内部に第1のシャフトハウジングが具備された第1の脚フレームと、
両側端部が前記第1の脚フレームの外に露出するように前記第1のシャープハウジングを貫通して前記第1のシャフトハウジングに結合される第1のシャフトと、を含み、
前記第1のセンターブッシュは、前記第1のシャフトの一側端部に結合され、前記第1のサイドブッシュは、前記第1のシャフトの他側端部に結合され、
前記第2の脚マッサージ部は、
内部に第2のシャフトハウジングが具備された第2の脚フレームと、両側端部が前記第2の脚フレームの外に露出するように前記第2のシャフトハウジングを貫通して前記第2のシャフトハウジングに結合される第2のシャフトと、を含み、
前記第2のセンターブッシュは、前記第2のシャフトの一側端部に結合されており、前記第2のサイドブッシュは、前記第2のシャフトの他側端部に結合されている
請求項2に記載のマッサージ装置。
【請求項7】
前記第1のセンターブッシュの外周面には、前記センター支持ブラケットからの離脱を防止するための第1のセンター支持リブが半径方向外側に突設されており、前記第1のサイドブッシュの外周面には、前記サイド支持ブラケットからの離脱を防止するための第1のサイド支持リブが半径方向外側に突設されており、
前記第2のセンターブッシュの外周面には、前記センター支持ブラケットからの離脱を防止するための第2のセンター支持リブが半径方向外側に突設されており、
前記第2のサイドブッシュの外周面には、前記サイド支持ブラケットからの離脱を防止するための第2のサイド支持リブが半径方向外側に突設されている
請求項2に記載のマッサージ装置。
【請求項8】
前記第1のセンターブッシュ、前記第1のサイドブッシュ、前記第2のセンターブッシュ、及び前記第2のサイドブッシュの前記第1のセンター支持リブ、前記第1のサイド支持リブ、前記第2のセンター支持リブ、及び前記第2のサイド支持リブが形成されていない外周面には、ベアリングが結合され、
前記ベアリングは、前記センター支持ブラケット及び前記サイド支持ブラケットに支持される
請求項7に記載のマッサージ装置。
【請求項9】
前記第1のセンターブッシュ、前記第1のサイドブッシュ、前記第2のセンターブッシュ、及び前記第2のサイドブッシュは、ポリアセタール(Polyacetal)及びグラスファイバー(Glassfiber)の中で少なくとも一つを含む
請求項2に記載のマッサージ装置。
【請求項10】
前記センター回転部材は、センター回転軸を介して前記センター固定部材に回転可能にヒンジ結合され、前記サイド回転部材は、サイド回転軸を介して前記サイド固定部材に回転可能にヒンジ結合され、
前記センター回転軸は、前記センター回転部材または前記センター固定部材のいずれか一つと一体に具備され、前記サイド回転軸は、前記サイド回転部材または前記サイド固定部材のいずれか一つと一体に具備される
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項11】
前記センター支持ブラケット内側には、外力が加わる場合、前記第1の脚マッサージ部及び前記第2の脚マッサージ部の駆動を制御するか、またはアラーム信号を発信する安全センサモジュールが具備される
請求項1に記載のマッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改善された独立挙動脚マッサージ部を有するマッサージ装置に関し、より詳しくは、脚マッサージ部の間に安全センサモジュールを具備することで安全事故を予防することができるマッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マッサージ(massage)とは、被験者の身体の一部分を揉んだり、押したり、引っ張ったり、叩いたり、若しくは動かしたりするなどのように、身体の一部分に多様な形態の力学的刺激を加えることで被験者の身体の変調を調節し、血液循環を円滑化して被験者の疲れを取るようにする医療補助療法である。
【0003】
マッサージ需要の増加は、経済的事情及び時間的理由によって人工的なマッサージ機能を提供するマッサージ装置への需要の増加を引き起こした。すなわち、マッサージを通じて凝った筋肉をほぐしながら疲れまたはストレスを解消しようとする需要の増大に伴い、時間及び費用の側面で効率的な方式の多様なマッサージ装置が市販されている。
【0004】
近年、人々の健康に対する関心は増大されつつあり、マッサージ装置は、単純にマッサージ機能を提供するものから、ひいて、多様な付加機能及び/または医学的機能を提供する電子デバイスに変化されている。これによって、マッサージ装置を効率的に制御する方法に対する研究が続けられている。
【0005】
特に、ユーザごとにマッサージを受けたい部位及び所望する刺激などが異なることができるので、それぞれのユーザに最適化された形態のマッサージを提供する装置及び方法に対するユーザの研究活動が増加している。
【0006】
このような例として、特許文献1:韓国公開特許公報第1の0-2020-0100561号には、右側脚が収容される第1の脚マッサージ部と、左側脚が収容される第2の脚マッサージ部とに仕分けられ、第1の脚マッサージ部と第2の脚マッサージ部が独立挙動されるマッサージ装置の例が開示されている。
【0007】
一方、独立挙動される脚マッサージ部の場合、脚マッサージ部が独立に駆動されることによって、脚マッサージ部の間にユーザの身体の一部が挟まるという問題点がある。このような問題点は安全事故を誘発することができる。
【0008】
したがって、独立挙動される脚マッサージ部を備えながらも安全事故を防止することができるマッサージ装置に対する研究が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国公開特許公報第1の0-2020-0100561号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、両脚に対応される脚マッサージ部が個別的に動作するマッサージ装置を提供することである。
【0011】
また、本発明が解決しようとする課題は、脚マッサージ部の間にユーザの身体の一部やその他の物が挟まって発生することができる安全事故の問題及び装置故障・破損の問題を防止することができるマッサージ装置を提供することである。
【0012】
また、本発明が解決しようとする課題は、脚マッサージ部の組み立てが容易なマッサージ装置を提供することである。
【0013】
ただし、本発明が解決しようとする課題は、前述した課題に限定されるものではなく、本明細書及び添付図面から本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者が容易に把握することができる課題を含む。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態によるマッサージ装置は、脚連結フレームと;前記脚連結フレームに回転可能に連結され、ユーザの一側脚が収容される第1の脚マッサージ部と;前記第1の脚マッサージ部と離間するように前記脚連結フレームに連結され、前記第1の脚マッサージ部と個別的に回転可能に具備され、ユーザの他側脚が収容される第2の脚マッサージ部と;前記脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の内側を回転可能に支持するセンター支持ブラケットと;脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の外側を回転可能に支持するサイド支持ブラケットと;を含むことができる。
【0015】
また、前記第1の脚マッサージ部は、前記センター支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第1のセンターブッシュと、前記サイド支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第1のサイドブッシュと、を含み、前記第2の脚マッサージ部は、前記センター支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第2のセンターブッシュと、前記サイド支持ブラケットに回転可能に挿入結合される第2のサイドブッシュと、を含むことができる。
【0016】
また、前記センター支持ブラケットは、前記脚連結フレームに連結され、センターブッシュ収容溝が設けられたセンター固定部材と、前記センター固定部材に回転可能に具備され、前記センターブッシュ収容溝に対応する箇所にセンターブッシュ固定溝が設けられたセンター回転部材と、を含み、前記支持ブラケットは、前記脚連結フレームに連結され、サイドブッシュ収容溝が設けられたサイド固定部材と、前記サイド固定部材に回転可能に具備され、前記サイドブッシュ収容溝に対応する箇所にサイドブッシュ固定溝が設けられたサイド回転部材と、を含むことができる。
【0017】
さらに、前記第1のセンターブッシュ及び前記第2のセンターブッシュは、前記センターブッシュ収容溝及び前記センターブッシュ固定溝が形成する空間に回転可能に配置され、前記第1のサイドブッシュ及び前記第2のサイドブッシュは、前記サイドブッシュ収容溝及び前記サイドブッシュ固定溝が形成する空間に回転可能に配置されることができる。
【0018】
また、前記センター固定部材は、底面を構成する基部と、前記基部の両側から突出して折り曲げられた側部と、を含み、前記側部には、前記脚連結フレームと対向する一側端部が切開されて前記脚連結フレームが挿入結合される脚連結フレーム挿入溝と、前記センター回転部材が回転可能にヒンジ結合されるセンター回転部材挿入孔と、が具備されることができる。
【0019】
また、前記第1の脚マッサージ部は、内部に第1のシャフトハウジングが具備された第1の脚フレームと、両側端部が前記第1の脚フレームの外に露出するように前記第1のシャープハウジングを貫通して前記第1のシャフトハウジングに結合される第1のシャフトと、を含み、前記第1のセンターブッシュは、前記第1のシャフトの一側端部に結合され、前記第1のサイドブッシュは、前記第1のシャフトの他側端部に結合され、前記第2の脚マッサージ部は、内部に第2のシャフトハウジングが具備された第2の脚フレームと、両側端部が前記第2の脚フレームの外に露出するように前記第2のシャフトハウジングを貫通して前記第2のシャフトハウジングに結合される第2のシャフトと、を含み、前記第2のセンターブッシュは、前記第2のシャフトの一側端部に結合され、前記第2のサイドブッシュは、前記第2のシャフトの他側端部に結合されることができる。
【0020】
また、前記第1のセンターブッシュの外周面には、前記センター支持ブラケットからの離脱を防止するための第1のセンター支持リブが半径方向外側に突設され、前記第1のサイドブッシュの外周面には、前記サイド支持ブラケットからの離脱を防止するための第1のサイド支持リブが半径方向外側に突設され、前記第2のセンターブッシュの外周面には、前記センター支持ブラケットからの離脱を防止するための第2のセンター支持リブが半径方向外側に突設され、前記第2のサイドブッシュの外周面には、前記サイド支持ブラケットからの離脱を防止するための第2のサイド支持リブが半径方向外側に突設されることができる。
【0021】
また、前記第1のセンターブッシュ、前記第1のサイドブッシュ、前記第2のセンターブッシュ、及び前記第2のサイドブッシュの前記第1のセンター支持リブ、前記第1のサイド支持リブ、前記第2のセンター支持リブ、及び前記第2のサイド支持リブが形成されていない外周面には、ベアリングが結合され、前記ベアリングは、前記センター支持ブラケット及び前記サイド支持ブラケットに支持されることができる。
【0022】
また、前記第1のセンターブッシュ、前記第1のサイドブッシュ、前記第2のセンターブッシュ、及び前記第2のサイドブッシュは、ポリアセタール(Polyacetal)及びグラスファイバー(Glassfiber)の中で少なくとも一つを含むことができる。
【0023】
また、前記センター回転部材は、センター回転軸を介して前記センター固定部材に回転可能にヒンジ結合され、前記サイド回転部材は、サイド回転軸を介して前記サイド固定部材に回転可能にヒンジ結合され、前記センター回転軸は、前記センター回転部材または前記センター固定部材のいずれか一つと一体に具備され、前記サイド回転軸は、前記サイド回転部材または前記サイド固定部材のいずれか一つと一体に具備されることができる。
【0024】
また、前記センター支持ブラケット内側には、外力が加わる場合、前記第1の脚マッサージ部及び前記第2の脚マッサージ部の駆動を制御するか、またはアラーム信号を発信する安全センサモジュールが具備されることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の一実施形態によるマッサージ装置は、脚マッサージ部が個別的に動作して、ユーザの各脚に必要なマッサージを提供することができる。
【0026】
また、本発明の一実施形態によるマッサージ装置は、脚マッサージ部の間に身体の一部やその他の物が挟まって発生することができる安全事故の問題及び装置故障・破損の問題を防止することができる。
【0027】
また、本発明の一実施形態によるマッサージ装置は、脚マッサージ部の組み立てが容易であることができる。
【0028】
本開示により得られる効果は、以上で言及した効果に限定されなく、言及していないまた他の効果は、下記記載から本開示の属する技術分野における通常の知識を持つ者に明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の一実施形態によるマッサージ装置を説明するための図である。
【
図2】本発明の一実施形態による主フレームを説明するための図である。
【
図3】本発明の一実施形態によるマッサージ装置の詳細構成を説明するための図である。
【
図4】本発明の一実施形態によってマッサージ装置と通信することができる外部の装置を示す図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるマッサージ装置における脚マッサージ部が個別的に回転することを説明するための図である。
【
図6】
図5の脚マッサージ部が回転する原理を説明するための図である。
【
図7】本発明の一実施形態による脚マッサージ部が脚連結フレームに連結された状態を示す図である。
【
図10a】本発明の一実施形態によるセンター支持ブラケット及びサイド支持ブラケットにシャプトが連結された様子を示す図である。
【
図10b】センター回転部材が回転された様子を示す図である。
【
図12b】本発明の他の実施形態による
図10のC-C’線に沿う断面図である。
【
図13a】本発明の他の実施形態によるセンター支持ブラケットを示す図である。
【
図13b】本発明のまた他の実施形態によるセンター支持ブラケットを示す図である。
【
図14】aとbはセンター支持ブラケットにセンター部が締結される過程を示す図で、cとdはサイド支持ブラケットにサイドブッシュが締結される過程を示す図である。
【
図16】本発明の一実施形態による安全センサモジュールが分解された状態を示す図である。
【
図17】本発明の一実施形態による安全センサモジュールの他の実施形態を示す図である。
【
図18】本発明の一実施形態による安全センサモジュールが駆動される過程を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
脚連結フレームと、前記脚連結フレームに回転可能に連結され、ユーザの一側脚が収容される第1の脚マッサージ部と、前記第1の脚マッサージ部と離間するように前記脚連結フレームに連結され、前記第1の脚マッサージ部と個別的に回転可能に具備され、ユーザの他側脚が収容される第2の脚マッサージ部と、前記脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の内側を回転可能に支持するセンター支持ブラケットと、脚連結フレームに具備され、前記第1の脚マッサージ部及び第2の脚マッサージ部の外側を回転可能に支持するサイド支持ブラケットと、を含む、マッサージ装置。
【発明を実施するための形態】
【0031】
開示の実施形態の利点及び特定、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と一緒に後述する実施形態を参照すると明確になる。しかし、本開示は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる種々の形態で具現されることができ、ただ本実施形態は、本開示が完全にするとともに、本開示の属する技術分野における通常の知識を持つ者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎない。
【0032】
まず、本明細書で使われる用語について簡略に説明し、開示の実施形態について具体的に説明する。
【0033】
本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しながら、できるだけ現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に携わる技術者の意図または判例、新しい技術の出現などによって変わることができる。また、特定の場合は出願人が任意に 選定した用語もあり、この場合、当該発明の説明部分で詳しくその意味を記載する。したがって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が持つ意味と本発明の全般にわたった内容に基づいて定義される。
【0034】
本明細書での単数の表現は、文脈上明らかに単数のものと特定しない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は文脈上明白に複数のものと特定しない限り、単数の表現を含む。
【0035】
明細書の全体に亘って、ある部分が如何なる構成要素を「含む」とされる時、これは特別に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0036】
また、明細書で使われる「部」という用語は、ソフトウェアまたはハードウェアの構成要素を意味し、「部」は如何なる役割を果たす。しかしながら、「部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「部」は、アドレッシングすることができる格納媒体に存在するように構成されてもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「部」は、ソフトウェアの構成要素、オブジェクト指向ソフトウェアの構成要素、クラスの構成要素、及びタスクの構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、プロパティ、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。これらの構成要素と「部」の中で提供される機能は、より少ない数の構成要素および「部」に結合されるか、または更なる構成要素と「部」とにさらに分離されることができる。
【0037】
本発明の一実施形態によれば、「部」は、プロセッサ及びメモリで具現されることができる。用語「プロセッサ」は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシンなどを含めるように広く解釈されなければならない。いくつかの環境では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLO)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを指すこともできる。用語「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他のこれらの構成の組み合わせのような処理デバイスの組み合わせを指すこともできる。
【0038】
用語「メモリ」は、電子情報を記憶可能な任意の電子コンポネントを含むように広く解釈されなければならない。用語「メモリ」は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(VRAM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶装置、レジスターなどのようなプロセッサ-読み取り可能な媒体の多様な類型を指すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み出し及び/またはメモリに情報を記録することができるものであれば、メモリは、プロセッサと電子通信状態にあると呼ばれる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0039】
本明細書におけるアクチュエータは、駆動力を提供することができる構成を意味する。例えば、アクチュエータは、モーター、リニアモーター、電子モーター、DCモーター、ACモーター、リニアアクチュエータ、電動アクチュエータなどを含むことができ、これらに限定されない。
【0040】
本明細書において、一実施形態によれば、マッサージ装置は、ユーザの身体の一部分をマッサージするマッサージ部を有するマッサージ装置を指すことができる。この時、マッサージ部は、ボディーマッサージ部、腕マッサージ部、及び脚マッサージ部の中で少なくとも一つのマッサージ部を含むことができる。また、他の実施形態によれば、ボディーマッサージ部、腕マッサージ部、及び脚マッサージ部は、分離された別途の装置(例えば、ボディーマッサージ装置、腕マッサージ装置、及び脚マッサージ装置)で存在することができ、マッサージ装置は、ボディーマッサージ装置、腕マッサージ装置、及び脚マッサージ装置の中で少なくとも一つのマッサージ装置を指すことができる。
【0041】
次に、添付の図面を参照して実施形態について本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者が容易に実施できるように詳しく説明する。そして、図面において、本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略する。
【0042】
図1は、本発明の一実施形態によるマッサージ装置を示す図である。
【0043】
本発明の一実施形態によるマッサージ装置1000は、ユーザの身体の少なくとも一部分を収容するための領域を形成し、そしてユーザの身体(例えば、胴体)を支持し、ユーザの身体の一部分をマッサージするマッサージ部を含むことができる。
【0044】
マッサージ部は、ユーザの身体の少なくとも一部をマッサージするボディーマッサージ部1100、ユーザの腕をマッサージする腕マッサージ部1200、及びユーザの脚をマッサージする脚マッサージ部1300の中で少なくとも一つのマッサージ部を含むことができる。
【0045】
ボディーマッサージ部1100は、ユーザの身体の少なくとも一部分をマッサージすることができる。例えば、ボディーマッサージ部1100は、ユーザの上半身及び下半身のいずれか一つの、少なくとも一部分をマッサージすることができる。
【0046】
具体的に、ボディーマッサージ部1100は、ユーザの身体の少なくとも一部分にマッサージ機能を提供するマッサージモジュール1110、ユーザに任意の形態のオーディオ出力を提供するためのオーディオ出力モジュール1120、ボディーマッサージ部1100の骨組を構成してユーザの身体を支持する主フレーム1130、及びユーザから任意の形態の入力を受信するためのユーザインターフェース部14501140を含むことができる。
【0047】
前述したボディーマッサージ部1100が含む構成は、例示的な実施形態に過ぎず、ボディーマッサージ部1100は、前述した構成以外にも様々な構成を含むことができる。
【0048】
また、
図1に示されているマッサージ装置1000の形状及び構造は例示的なものに過ぎず、本発明の内容の請求範囲によって定義される権利範囲を外れない限り、多様な形態のマッサージ装置1000も本発明の内容の範囲内に含まれることができる。
【0049】
ボディーマッサージ部1100は、ユーザを収容するための任意の形態の空間を形成することができる。ボディーマッサージ部1100は、ユーザの身体の形状と対応される形態の空間を具備することができる。例えば、
図1に示されているように、ボディーマッサージ部1100は、ユーザの全身または身体の一部分を収容することができる着座型で具現され、ユーザの身体の少なくとも一部分を支持することができる。例えば、ボディーマッサージ部1100は、ユーザの上半身の少なくとも一部分を支持する背もたれ部と、ユーザの下半身の少なくとも一部分を支持するシートとを含むことができる。
【0050】
ボディーマッサージ部1100で地面と接する部分は摩擦力を増大させるための任意の材質または摩擦力を増大させるための任意の部材(例えば、滑り止めパッドなど)を含むことができ、マッサージ装置1000の移動性を強化させるためのホイールを含むことができる。
【0051】
ボディーマッサージ部1100の少なくとも一部は、摺動可能である。例えば、ボディーマッサージ部1100がマッサージを開始する場合(若しくは、ボディーマッサージ部1100が駆動する場合)、ボディーマッサージ部1100の少なくとも一部は、前方に摺動することができる。また、ボディーマッサージ部1100は、後方に傾くことができる。その結果、ボディーマッサージ部1100は、後方に傾いたままマッサージを提供することができる。例えば、マッサージ装置1000は、マッサージ装置1000(またはボディーマッサージ部1100)をマッサージ装置1000(またはボディーマッサージ部1100)の後方方向に傾斜させるアクチュエータを含むことができる。マッサージ装置1000は、前述したアクチュエータを駆動させてボディーマッサージ部1100を傾斜させたり、元の状態に戻したりすることができる。このとき、アクチュエータは、マッサージ装置の少なくとも一部(例えば、ベースフレーム)に配置され得る。
【0052】
本発明の一実施形態によれば、マッサージ装置1000は、少なくとも一つのエアセル(図示せず)を含むことができる。エアセルは、ボディーマッサージ部1100の少なくとも一部の領域(例えば、ボディーマッサージ部1100)の全体領域の中でユーザの肩に対応する領域、骨盤に対応する領域、腰に対応する領域のうち少なくとも一つ)、腕マッサージ部1200の少なくとも一部の領域、脚マッサージ部1300の少なくとも一部の領域の中で少なくとも一つに位置することができ、これらに限定されないでマッサージ装置1000の多様な部分に配置されることができる。
【0053】
マッサージ装置1000は、エア供給部を含むことができ、エア供給部はエアセルに空気を供給することで、エアセルを膨張させることができる。エア供給部は、ボディーマッサージ部1100の内部に位置してもよく、脚マッサージ部1300に位置してもよい。また、エア供給部は、マッサージ装置1000の外部に位置することができる。
【0054】
マッサージモジュール1110は、ボディーマッサージ部1100に収容されたユーザに任意の形態の力学的刺激を提供するようにボディーマッサージ部1100の内部に具備されることができる。
図1に示されているように、マッサージモジュール1110は、ボディーマッサージ部1100の内部に具備された主フレーム1130に沿って移動することができる。マッサージモジュール1110は、主フレーム1130に沿って移動しながらユーザの身体の少なくとも一部分をマッサージすることができる。
【0055】
ボディーマッサージ部1100の主フレーム1130には、ラックギア1131aが具備されることができ、マッサージモジュール1110は、ラックギアに沿って移動しながら、ユーザの身体の多様な部分に力学的刺激を提供することができる。例えば、マッサージモジュール1110は、ユーザの背中、肩、腰、尻、太ももの中で少なくとも一つの身体を叩いたり揉んだりしてマッサージすることができる。マッサージモジュール1110は、ボールマッサージユニットおよびローラマッサージユニットの少なくとも一つのマッサージユニットを含むことができ、これらに限定されるものではない。
【0056】
主フレーム1130は、ボディーマッサージ部1100の内部構成の骨組みを構成することで、金属材質またはプラスチック材質などで具現されることができる。例えば、主フレーム1130は、鉄、合金、鋼鉄などで具現されることができ、これらに限定されないで多様な堅い材質で具現されることができる。
【0057】
オーディオ出力モジュール1120は、多様な位置に具備されることができる。例えば、オーディオ出力モジュール1120は、ユーザと接触するシート部の上端に配置された上端オーディオ出力ユニット、シート部の左右側の腕マッサージ部1200の前端に取り付けられた前方オーディオ出力ユニット、及び/または腕マッサージ部1200の後端に取り付けられた後方オーディオ出力ユニットなどのように、複数の出力ユニットを含むことができ、これらに限定されない。この場合、オーディオ出力モジュール1120は、5.1チャンネルのような立体音響を提供することができ、これに限定されない。
【0058】
腕マッサージ部1200は、ボディーマッサージ部1100の一側及び他側の少なくとも一つに配置されることができる。例えば、腕マッサージ部1200は、ボディーマッサージ部1100の一側に配置されてユーザの一側腕をマッサージする第1の腕マッサージ部1210、およびボディーマッサージ部1100の他側に配置されてユーザの他側腕をマッサージする第2の腕マッサージ部1230の中で少なくとも一つを含むことができる。第1の腕マッサージ部1210は、ボディーマッサージ部1100のシート部及び背もたれ部の中で少なくとも一つの一側に配置されることができる。第2の腕マッサージ部1230は、ボディーマッサージ部1100のシート部及び背もたれ部の中で少なくとも一つの他側に配置されることができる。第1及び第2の腕マッサージ部1210、1230は、マッサージ装置1000を制御する制御部1400(
図3参照)の制御に基づいて互いに独立して動作できる。
【0059】
脚マッサージ部1300は、ボディーマッサージ部1100の下部及び/またはマッサージ装置1000の前方下部に配置されることができる。脚マッサージ部1300は、脚マッサージ部1300の一側に配置されてユーザの一側脚をマッサージする第1の脚マッサージ部1310と、脚マッサージ部1300の他側に配置されてユーザの他側脚をマッサージする第2の脚マッサージ部1330のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
脚マッサージ部1300は、ユーザの脚を収容する収容空間を含み、ユーザの脚の少なくとも一部分をマッサージしてユーザに脚マッサージを提供することができる。例えば、脚マッサージ部1300は、ユーザのふくらをマッサージするふくらマッサージ部及び/またはユーザの足をマッサージする足マッサージ部を含むことができる。
【0061】
脚マッサージ部1300は、ユーザの身体特性によって、長さ調整が可能である。例えば、背の高いユーザがマッサージ装置1000を用いる場合、ふくらの長さが長くて脚マッサージ部1300の長さが長くなる必要がある。また、背の低いユーザがマッサージ装置1000を用いる場合、ふくらの長さが短くて脚マッサージ部1300の長さが短くなる必要がある。これによって、脚マッサージ部1300は、ユーザの身長に合わせたオーダーメイド型脚マッサージを提供することができる。本発明の一実施形態によれば、ユーザは、マッサージ装置制御デバイス2000を利用してマッサージ装置1000を制御することができる。マッサージ装置制御デバイス2000は、マッサージ装置1000と有線通信及び/または無線通信を通じて接続されることができる。
【0062】
マッサージ装置制御デバイス2000は、リモートコントローラ(Remote controller)、携帯電話(Cellular phone)、PDA(Personal Digital Assistant)などを含むことができ、これらに限定されず、マッサージ装置1000と有線または無線通信を通じて接続可能な様々な電子デバイスを含むことができる。
【0063】
図2は、一実施形態によるマッサージ装置を説明するための図である。
【0064】
本開示の一実施形態によれば、主フレーム1130は、マッサージモジュール1110が具備されるアッパーフレーム1131と、アッパーフレーム1131を支持するベースフレーム1132と、を含むことができる。
【0065】
アッパーフレーム1131の少なくとも一部には、ラックギア1131aが具備されることができる。ラックギア1131aは、マッサージモジュール1110の上下移動を案内するための部材であって、複数個の谷部と複数個の山部を含むことができる。
【0066】
本開示の一実施形態によれば、ラックギア1131aは、アッパーフレーム1131の両側部に向かい合う形態で具備されることができ、マッサージモジュール1110はラックギア1131aに沿って移動することができる。
【0067】
図2において、ラックギア1131aは上下方向に形成されているが、これに限定されるものではない。ラックギア113laは、前方・後方方向のラックギア及び上下方向のラックギアを含むことができる。本開示における前方-後方方向は、マッサージモジュール100からユーザに向かうか、ユーザからマッサージモジュール100に向かう方向を意味し、
図2を基準としてX軸方向を意味することができる。
【0068】
マッサージモジュール1110は、ラックギア1131aと噛合するギアを含むことができる。より具体的に、マッサージモジュール1110は、前方・後方方向のラックギア及び上下方向のラックギアにそれぞれ噛合されるギアを含むことができる。マッサージモジュール1110に具備されたアクチュエータによってギアが回転することで、マッサージモジュール1110は、前方、後方、上方もしくは下方に移動することができる。
【0069】
マッサージモジュール1110が前方に移動するほど、マッサージの強度が強くなることができる。また、マッサージモジュール1110が後方に移動するほど、マッサージの強度が弱くなることができる。
【0070】
ラックギア1131aは、金属材質またはプラスチック材質で具現されることができる。例えば、ラックギア1131aは、鉄、鋼鉄、合金、強化プラスチック、メラミン樹脂、フェノール樹脂などで具現されることができ、これらに限定されない。
【0071】
アッパーフレーム1131は、多様な形状に具現されることができる。例えば、アッパーフレーム1131は、形態によって、Sフレーム、Lフレーム、S&Lフレーム、ダブルS&Lフレームに仕分けされることができ、これらに限定されない。
【0072】
Sフレームは、アッパーフレーム1131の中で少なくとも一部が「S」字状のように屈曲された形態を含むフレームを意味する。Lフレームは、アッパーフレーム1131の少なくとも一部が「L」字状のように折り曲げられた形態を含むフレームを意味し、S&Lフレームは、「S」字状のように屈曲された形態と「L」字状のように折り曲げられた形態をいずれも含むフレームを意味し、ダブルS&Lフレームは、「L」字状のように折り曲げられた形態と二つの部分の「S」字状ように屈曲された形態を含むフレームを意味する。
【0073】
ベースフレーム1132は、アッパーフレーム1131を支持し地面と接する部分を意味する。ベースフレーム1132は、ベース上部フレーム1132a及びベース下部フレーム1132bを含むことができる。
【0074】
ベース上部フレーム1132aは、アッパーフレーム1131を支持することができ、ベース下部フレーム1132bは、地面と接することができる。また、ベース上部フレーム1132aは、ベース下部フレーム1132bに接するように位置することができる。
【0075】
本開示の一実施形態によれば、ベース上部フレーム1132aは、ベース下部フレーム1132bに沿って移動することができる。例えば、ベース上部フレーム1132aは、ベース下部フレーム1132bに沿って前方に若しくは後方に摺動することができる。この場合、アッパーフレーム1131は、ベース上部フレーム1132aと連結されて、ベース上部フレーム1132aの移動によって動くことができる。
【0076】
例えば、ベース上部フレーム1132aが前方に移動する場合、アッパーフレーム1131も前方に一緒に移動することができ、ベース上部フレーム1132aが後方に移動する場合、アッパーフレーム1131も後方に一緒に移動することができる。これにより、ボディーマッサージ部1000の摺動が許容されることができる。
【0077】
ベース上部フレーム1132aの移動を許容するために、ベース上部フレーム1132aの下部には移動ホイールが具備されることができる。また、ベース下部フレーム1132bの上部には移動ホイールを案内することができるガイド部材が具備されることができる。ベース上部フレーム1132aに具備された移動ホイールは、ベース下部フレーム1132bに具備されたガイド部材に沿って移動することにより、ベース上部フレーム1132aの前方移動または後方移動が許容されることができる。
【0078】
本開示の他の実施形態によれば、マッサージ装置1000は、スライド機能を提供しなくてもよく、この場合、ベースフレーム1132は、上部フレームと下部フレームとに分離されないこともある。
【0079】
図3は、本発明の一実施形態によるマッサージ装置の詳細構成を説明するための図である。
【0080】
本発明の一実施形態によれば、マッサージ装置1000は、制御部1400、センサ部1410、通信部1420、メモリ1430、オーディオ出力部1440、及びインターフェース部1450の中で少なくとも一つを含むことができる。制御部1400は、少なくとも一つのプロセッサ及びメモリを含むことができる。少なくとも一つのプロセッサはメモリに格納された命令語を遂行することができる。
【0081】
制御部1400は、マッサージ装置1000を制御することができる。例えば、制御部1400は、ボディーマッサージ部1100、腕マッサージ部1200、脚マッサージ部1300、センサ部1410、通信部1420、メモリ1430、オーディオ出力部1440、インターフェース部1450、及び出力部の中で少なくとも一つを制御することができる。また、制御部1400は、前述しないマッサージ装置1000の駆動のために必要な多様な詳細構成を制御することができる。
【0082】
制御部1400は、一つのプロセッサを含むことができ、複数のプロセッサを含むことができる。制御部1400が複数のプロセッサを含む場合、複数のプロセッサの中で少なくとも一部は、物理的に離間した距離に位置してもよい。また、マッサージ装置1000は、これに限定されることなく多様な方式で具現されることができる。
【0083】
本発明の一実施形態によれば、制御部1400は、マッサージ装置1000の動作を制御することができる。例えば、マッサージ装置1000は、複数のアクチュエータを含むことができ、制御部1400は、複数のアクチュエータの動作を制御することで、マッサージ装置1000の動作を制御することができる。
【0084】
例えば、マッサージ装置1000は、ひじ掛けフレーム支え部を移動させる駆動部、マッサージモジュール100に含まれた少なくとも一つのアクチュエータ、背中角度アクチュエータ、脚角度アクチュエータ、足マッサージアクチュエータ、脚長さ調節アクチュエータ、及びスライドアクチュエータの中で少なくとも一つを含むことができる。
【0085】
背中角度アクチュエータは、マッサージ装置1000でユーザの背中が触れ合う部分の角度を調整するアクチュエータであって、背中角度アクチュエータの動作によってマッサージ装置1000の背中角度が調整されることができる。脚角度アクチュエータは、マッサージ装置1000の脚マッサージ部1300の角度を調整するアクチュエータであって、脚角度アクチュエータの動作によって脚マッサージ部1300とボディーマッサージ部1000との間の角度が調整されることができる。足マッサージアクチュエータは、脚マッサージ部1300に含まれた足マッサージモジュールを動作させるアクチュエータを示す。足マッサージアクチュエータを活用してマッサージ装置1000はユーザに足マッサージを提供することができる。脚長さ調整アクチュエータは、脚マッサージ部1300の長さを調整するアクチュエータを示す。例えば、制御部1400は、脚長さ調整アクチュエータを活用して脚マッサージ部1300の長さをユーザに合わせて調整することができ、その結果、ユーザは体形に合うマッサージを提供してもらうことができる。
【0086】
マッサージモジュール1110に含まれた少なくとも一つのアクチュエータは、移動アクチュエータ、進退アクチュエータ及びマッサージアクチュエータなど多様なアクチュエータであることができる。
【0087】
移動アクチュエータは、マッサージモジュール1110の上下移動を可能にするアクチュエータであって、主フレーム1130に沿ってマッサージモジュール1110をマッサージ装置1000の上側方向及び下側方向の中で少なくとも一つの方向に移動させることができる。移動アクチュエータの動作によってマッサージモジュール1110は、ラックギアに沿って動くことができる。進退アクチュエータは、マッサージモジュール1110をマッサージモジュール1110の前方及び後方方向の中で少なくとも一つの方向に進退(またはチルト)させることができる。マッサージモジュール1110は、進退アクチュエータによってマッサージモジュール1110の前方方向及び後方方向の中で少なくとも一つの方向にチルトできる。マッサージアクチュエータは、マッサージモジュール1110を多様に動かしてユーザに種々のマッサージアクションを提供することができる。
【0088】
制御部1400は、マッサージ装置1000の詳細構成を制御することで、マッサージ装置1000の動作を制御することができる。
【0089】
制御部1400は、マッサージ装置1000に含まれた少なくとも一つのアクチュエータを動作させることで種々のマッサージ動作を提供することができる。例えば、制御部1400はマッサージモジュール1110に含まれた少なくとも一つのアクチュエータを動作させることにより、たたきマッサージ、もみマッサージなどを提供することができ、これらに限定されないで多様なマッサージ動作を提供することができる。
【0090】
メモリ1430は、制御部1400に含まれてもよく、制御部1400の外部に存在してもよい。メモリ1430は、マッサージ装置1000に関連する多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ1430は、マッサージ制御情報を含むことができ、ユーザに関する情報を含むことができ、これに限定されない。ユーザに関する情報は、個人認証情報、ユーザの生体情報(例えば、年齢、身長、体重、血圧、身体組成成分、心拍、心電図など)などのユーザと関連する多様な情報であることができる。
【0091】
メモリ1430は、任意のデータを持続的に保存することができる不揮発性(non-volatile)記憶媒体を通じて具現されることができる。例えば、メモリ1430は、ディスク、光学(optical)ディスク、及び光磁気(magneto-optical)ストレージデバイスのみならず、フラッシュメモリ及び/またはバッテリーバックアップメモリに基づくストレージデバイスを含むことができ、これらに限定されない。
【0092】
また、メモリ1430は、ダイナミックRAM(DRAM;dynamic random access memory)、スタティックRAM(SRAM;static random access memory)などのランダムアクセスメモリ(RAM)のような、プロセッサが直接アクセスする主記憶装置であって、電源がオフされれば保存された情報が瞬間的に消える揮発性(volatile)記憶装置を意味することができるが、これらに限定されるのではない。このようなメモリ1430は制御部1400によって動作され得る。
【0093】
マッサージ装置1000は、センサ部1410を含むことができる。センサ部1410は少なくとも一つのセンサを用いて多様な情報を獲得することができる。センサ部1410は、圧力、電位及び光学などの測定手段を用いるセンサで具備されることができる。例えば、センサは、圧力センサ、赤外線センサ、LEDセンサ、タッチセンサ、電極センサ、空気圧測定センサなどを含むことができ、これらに限定されない。
【0094】
センサ部1410は、生体情報獲得センサを含むことができる。生体情報獲得センサは、指紋情報、顔情報、音声情報、虹彩情報、体重情報、血圧情報、心拍(または心臓拍動)情報、心電図(electrocardiogram)情報、体組成情報の中で少なくとも一つを獲得することができ、これらに限定されることなく多様な生体情報を含むことができる。マッサージ装置1000は、センサを通じて獲得した情報に基づいてオーダーメイド型マッサージを提供することができる。
【0095】
マッサージ装置1000は、センサを通じてユーザとの接触面積及び/または接触位置を感知することができる。また、マッサージ装置1000はセンサを通じて獲得した情報に基づいてオーダーメイド型マッサージを提供することができる。センサ部1410は、安全センサモジュール1500を含むことができる。安全センサモジュール1500は、ユーザの身体によって押圧されたり、その他の物によって押圧される場合、脚マッージ1500の駆動を制御したり、ユーザに警告に発することができる。安全センサモジュール1500に対する詳細説明は後述する。
【0096】
通信部1420は、外部の装置から伝送された信号を受信するか、外部の装置へマッサージ装置1000に対する信号を伝送することができる。
【0097】
たとえば、制御部1400は、通信部1420を通じて受信された信号を処理して結果信号を獲得し、結果信号を通信部1420に伝達することができる。通信部1420は、結果信号を外部デバイスへ伝送(又は出力)することができる。
【0098】
制御部1400は、マッサージ装置1000に含まれた多様な構成に対する情報(例えば、マッサージモジュール1110に関する情報、腕マッサージ部1200に関する情報など)を獲得し、通信部1420に伝達することができる。通信部1420は、マッサージ装置1000に関する情報を外部デバイスに伝送することができる。
【0099】
通信部1420は、任意の形態のネットワークを通じてマッサージ装置1000内部のモジュール、外部マッサージ装置1000及び/またはユーザ端末と通信を行うことができる。通信部は、ネットワーク接続のための有/無線接続モジュールを含むことができる。無線接続技術としては、例えば、WLAN(Wireless LAN)(Wi-Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Down link Packet Access)などが利用されることができる。有線接続技術としては、例えば、xDSL(Digital Subscriber Line)、FTTH(Fibers to the home)、PLC(Power Line Communication)などが利用されることができる。また、ネットワーク接続部は、近距離通信モジュールを含み、近距離に位置する任意の装置・端末とデータを送受信することができる。例えば、近距離通信(shortrange communication)技術として、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA;infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBeeなどが利用されることができ、これらに限定されない。
【0100】
マッサージ装置1000は、インターフェース部1450をさらに含むことができる。
【0101】
インターフェース部1450は、マッサージ装置1000の少なくとも一部分に配置されることができる。例えば、インターフェース部1450は腕マッサージ部1200の外観に配置されることができる。
【0102】
インターフェース部1450は、入力部及び/または出力部を含むことができる。入力部は、ユーザから入力されたユーザの入力を受信して制御部1400に伝送することができる。出力部は、マッサージ装置1000に対する情報をディスプレイすることができる。たとえば、出力部は、制御部1400の処理結果、ボディーマッサージ部1100、腕マッサージ部1200、および脚マッサージ1300のうち少なくとも一つのマッサージ部の動作情報、実行されたマッサージモードに対する情報の少なくとも一つなど、多様な情報を出力することができる。
【0103】
具体的に、入力部はユーザからマッサージ装置1000の動作制御に係わる命令を受信することができ、入力部は多様な形態で具現されることができる。例えば、入力部は、ボディーマッサージ部1000に具備されてもよく、脚マッサージ部1300に具備されてもよく、これに限定されない。また、入力部は、
図1のユーザインターフェース部14501140、マッサージ装置制御デバイス2000若しくは
図4にて説明する多様な外部装置を含むことができる。
【0104】
マッサージ装置1000は、入力部を通じてユーザから多様な命令を獲得することができる。例えば、マッサージ装置1000は、マッサージモジュールの選択、マッサージタイプの選択、マッサージ強度の選択、マッサージ時間の選択、マッサージ部位の選択、ボディーマッサージ部1000の位置と動作に対する選択、マッサージ装置1000の電源のOn-Offに対する選択、温熱機能の動作可否に対する選択、音源再生に係わる選択などに対する任意の命令を受信することができ、これらに限定されない。
【0105】
マッサージ装置1000は、インターフェース部1450を通じてマッサージモードを選択できるインターフェースを提供することができる。例えば、入力部及び/または出力部はマッサージ装置制御デバイス2000を含むことができる。マッサージ装置制御デバイス2000を通じて身体改善に係わる多様なモードのメディカルマッサージリストが羅列されることができる。
【0106】
メディカルマッサージモードは、集中力モード、冥想モード、回復モード、ストレッチモード、睡眠モード、活力モード、ゴルフモード、ヒップアップモード、受験生モード、無重力モード、及び成長モードの中で少なくとも一つを含むことができる。
【0107】
本開示の他の実施形態によれば、インターフェース部1450は、あらかじめ設定されたユーザ設定機能または自体的にあらかじめ設定された機能などによって、ホットケーキ(hot key)形態のボタン及び/または方向選択、キャンセル、入力を行うための選択ボタンなどを具備することができる。
【0108】
インターフェース部1450は、タッチスクリーン、キーパッド、ドームスイッチ、タッチパッド(静圧/静電)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどで具現されることができ、これらに限定されない。また、インターフェース部1450は、音声認識技術に基づいて、ユーザの発話を通じて命令を獲得することができる。
【0109】
出力部は、マッサージ装置1000の動作状況またはユーザの現在状態などを表示するためのディスプレイを含むことができる。この場合、ディスプレイは、液晶ディスプレイ(lizuidcrystal display)、LCD、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display;TFTLCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode;OLED)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)の中で少なくとも一つを含むことができ、これらに限定されない。
【0110】
出力部は、オーディオ出力部1440を含むことができる。
図3のオーディオ出力部1440は、
図1のオーディオ出力モジュール112を含むことができる。例えば、オーディオ出力モジュール1120は、前述のように、マッサージ装置1000の多様な位置に配置されることができる。オーディオ出力モジュール1120は、
図1に示されているように、マッサージ装置1000のボディーマッサージ部1100の全体領域の中でユーザの頭に対応する領域に配置されることができる。この時、ユーザの頭に対応する領域は、ボディーマッサージ部1100の全体領域の中で上側の両側部の少なくとも一つの側部に対応する領域であってもよい。
【0111】
オーディオ出力部1440は、ユーザの任意の形態のオーディオ出力を提供することができる。たとえば、オーディオ出力部1440は、マッサージ装置1000で提供されるマッサージパターンに最適化された音源及び/またはバイノ-ロルビートをユーザに出力することで、ユーザに脳刺激を提供することができる。オーディオ出力部1440は、ネットワーク(図示せず)を通じて受信されるか、または内部/外部記憶媒体(図示せず)に格納された音響信号を出力することができる。例えば、オーディオ出力部1440は、ユーザ端末とネットワーク接続(例えば、ブルートゥース(登録商標)連結)などを通じてユーザ端末の制御による音源を出力することができる。また、オーディオ出力部1440は、マッサージ装置1000の動作と係わって発生する任意の形態の音響信号を出力することができる。
【0112】
本発明の属する技術分野における通常の技術者であれば、本発明がその他のプログラムモジュールドルと結合されて及び/またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして具現できるということがよく分かる。例えば、本発明はコンピュータ可読媒体によって具現されることができる。
【0113】
コンピュータによってアクセス可能な媒体は、如何なるものであってもコンピュータ可読媒体になることができ、かかるコンピュータ可読媒体は、揮発性、不揮発性媒体、一時的(transitory)及び非一時的(non-transitory)媒体、移動式及び非移動式媒体を含む。制限ではない例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ読み取り可能な格納媒体及びコンピュータ読み取り可能な伝送媒体を含むことができる。
【0114】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報を保存する任意の方法又は技術で具現される揮発性、不揮発性媒体、一時的(transitory)及び非一時的(non-transitory)媒体、移動式及び非移動式媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD-ROM、DVD(digial video disk)またはその他光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ装置またはその他磁気ストレージ装置、またはコンピュータによってアクセス可能であり、かつ所望する情報を格納するのに用いられることができる任意のその他媒体を含むが、これに限定されない。
【0115】
図4は、本発明の一実施形態によってマッサージ装置1000と通信することができる外部の装置を示す図である。
【0116】
マッサージ装置1000は、通信部1420を通じて外部の装置3000と有線または無線で通信して、多様なデータを送受信することができる。
【0117】
外部の装置3000はAIスピーカー、タブレットまたはスマートフォンのような携帯用電子機器3100を含むことができる。携帯用電子機器3100は、マッサージ装置1000専用であってもよく、汎用の携帯用電子機器であってもよい。また、外部の装置3000は、スマートウォッチまたはスマートバンドのようなウェアラブルデバイス3200を含むことができる。外部の装置3000は、ユーザが現在使用しているマッサージ装置1000ではない、他のマッサージ装置3300を含むことができる。外部の装置3000は、病院サーバー3400を含むことができる。外部の装置3000は、個人健康記録(PHR)サーバーを含むことができる。また、外部の装置3000は、クラウドサーバー3500を含むことができる。外部の装置3000は電子体重計、血糖測定計または血圧測定計のような医療測定装置を含むことができる。
【0118】
本発明では外部の装置3000の一部の例示について記載したが、マッサージ装置1000と有無線に通信し、情報を互いにやり取りすることができる機器は、いずれも外部装置に該当することができる。
[
【0119】
図5は、本発明の一実施形態によるマッサージ装置において、脚マッサージ部が個別的に回転することを説明するための図である。
【0120】
図5を参照すると、脚マッサージ部1300は、ユーザの両側脚に対応するように具備されることができる。例えば、脚マッサージ部1300は、ユーザの一側脚に対応される第1の脚マッサージ部1310と、ユーザの他側脚に対応される第2の脚マッサージ部1330とを含むことができる。
【0121】
第1の脚マッサージ部1310と第2の脚マッサージ部1330は、独立に制御されることができる。例えば、第1の脚マッサージ部1310と第2の脚マッサージ部1330とは個別的にユーザにマッサージ機能を提供することができる。また、第1の脚マッサージ部1310と第2の脚マッサージ部133は独立に回転され得る。ユーザは、必要によって両脚に相異なるマッサージを提供してもらうか、両脚に交差的にマッサージを提供してもらうことができる。また、ユーザは、両脚に回転によるストレッチやマッサージを提供してもらうことができる。この場合、第1の脚マッサージ部1310と第2の脚マッサージ部133とは、ユーザの両脚を同時に回転させるか、個別的に回転させることができる。
【0122】
図6は、
図5の脚マッサージ部が回転する原理を説明するための図である。
【0123】
図6を参照すると、マッサージ装置1000は、脚マッサージ部1300を回転させるための脚角度アクチュエータ1350を含むことができる。脚角度アクチュエータ1350は、ボディーマッサージ部1100の内部に配置されることができる。例えば、脚角度アクチュエータは、主フレーム1130に連結されることができる。
【0124】
脚角度アクチュエータ1350は、一方向に伸長されるように駆動できる。脚角度アクチュエータ1350が伸張されるにつれ脚マッサージ部1300は回転可能である。脚角度アクチュエータ1350は、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330にそれぞれ対応するように具備されることができる。二つの脚角度アクチュエータ1350は、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330にそれぞれ連結されて第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330を個別的に回転させることができる。
【0125】
脚角度アクチュエータ1350は、一端にリンク部材1351を含むことができる。リンク部材1351は、脚マッサージ部1300に接触されて脚マッサージ部1300に回転動力を提供することができる。リンク部材1351の脚マッサージ部1300側の端部にはホイール1351aが具備されることができる。
【0126】
図7は、本発明の一実施形態による脚マッサージ部が脚連結フレームに連結された状態を示す図である。
【0127】
図7を参照すると、脚マッサージ部1300は、脚連結フレームl131bに回転可能に連結されることができる。アッパーフレーム11131は、脚連結フレームl131bを含むことができる。脚連結フレーム1131bは、アッパーフレーム1131の前端に具備されることができる。脚連結フレームl131bは、別途の部材に作製されてアッパーフレーム1131に結合されるか、またはアッパーフレーム1131と一体に作製されることができる。脚連結フレーム1131bがアッパーフレーム1131と一体に作製される場合、脚連結フレーム1131bはアッパーフレーム1131の一構成要素を意味することができる。
【0128】
脚連結フレーム1131bには、センター支持ブラケット1530及びサイド支持ブラケット1550が連結されることができる。例えば、センター支持ブラケット1530とサイド支持ブラケット1550とは脚連結フレーム1131bに溶接結合されるか、またはボルト、リベットのような締結部材によって結合されることができる。ただし、センター支持ブラケット1530とサイド支持ブラケット1550とを脚連結フレームl131bに結合する方法は、本発明の属する技術分野で通用する多様な方法で代替してもよい。
【0129】
センター支持ブラケット1530及びサイド支持ブラケット1550は、脚マッサージ部1300を回転可能に固定することができる。
【0130】
第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330は、脚連結フレーム1131bの前方に配置されることができる。例えば、第1の脚マッサージ部1310は脚連結フレーム1131bの前方右側に配置されることができ、第2の脚マッサージ部1330は、脚連結フレーム1131bの前方左側に配置されることができる。
【0131】
図8は、
図7のA-A’線に沿う断面図であり、
図9は、
図7のB-B’線に沿う断面図である。
【0132】
図8及び
図9を参照すると、第1の脚マッサージ部1310は、第1のセンターブッシュ1311、第1のサイドブッシュ1312、第1のシャフト1313、及び第1の脚プレ1314を含むことができる。
【0133】
第1のシャフト1313は、第1の脚プレ1314を貫通して第1の脚フレーム1314に結合されることができる。例えば、第1の脚プレ1314の内部には第1のシャフトハウジング1314aが具備されることができ、第1のシャフト1313は、第1のシャフトハウジング1314aを貫通して結合されることができる。第1のシャフト1313は第1のシャフトハウジング1314aに固定されることができる。例えば、第1のシャフト1313は、第1のシャフトハウジング1314aに溶接結合されるか、または別途の締結部材によって結合されることができる。第1のシャフト1313を第1のシャフトハウジング1314aに結合する方法は、前述した実施形態に限定されなく、本発明の属する技術分野で通用する多様な方法で代替してもよい。
【0134】
第1のシャフト1313の両側端部は、第1の脚プレ1314の外部に露出することができる。第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312は、第1シャフト1313の第1の脚プレ1314の外部に露出した両側端部に結合されることができる。
【0135】
第1のシャフト1313の一側端部は、第1のセンターブッシュ1311に挿入結合され、他側端部は、第1のサイドブッシュ1312に挿入結合されることができる。
【0136】
第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312は、樹脂製を含むことができる。一例として、第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312は合成樹脂を含むことができる。合成樹脂は一例であり、ポリアセタール(Polyacetal;POM)を含むことができる。第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312が合成樹脂を含むことで、耐磨耗性、内疲労性が向上することができる。
【0137】
また、第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312は、グラスファイバー(Glassfiber)を含むことができる。第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312がグラスファイバーを含むことで内腐食性と絶縁性が向上することができる。
【0138】
第1のセンターブッシュ1311、第1のサイドブッシュ1312及び第1のシャフト1313を一体に作製してもよい。この場合、第1のセンターブッシュ1311、第1のサイドブッシュ1312、及び第1のシャフト1313は、同じ材質で具備されることができる。一例として、第1のセンターブッシュ1311、第1のサイドブッシュ1312、及び第1のシャフト1313は金属材で具備されることができる。
【0139】
第1のセンターブッシュ1311及び第1のサイドブッシュ1312は、それぞれセンター支持ブラケット1530及びサイド支持ブラケット1550に回転可能に固定されることができる。
【0140】
第1のセンターブッシュ1311の外周面にはセンター支持ブラケット1530からの離脱を防止するための第1のセント支持リブ1311aが突設されることができる。第1のセンター支持リブ1311aは半径方向の外側に突設されることができる。第1のセンターブッシュ1311の外周面の中で第1のセンター支持リブ131laが形成されていない外周面にはベアリング1533が結合されることができる。ベアリング1533はセンター支持ブラケット1530によって支持されることができる。
【0141】
第1のサイドブッシュ1312の外周面にはサイド支持ブラケット1550からの離脱を防止するための第1のサイド支持リブ1312aが突設されることができる。第1のサイド支持リブ1312aは半径方向外側に突設されることができる。第1のサイドブッシュ1312の外周面の中で第1のサイド支持リブ1312aが形成されていない外周面にはベアリング1533が結合されることができる。ベアリング1533はサイド支持ブラケット1550によって支持されることができる。
【0142】
第2の脚マッサージ部1330は第2のセンターブッシュ1321、第2のサイドブッシュ1322、第2のシャフト1323及び第2の脚フレーム1324を含むことができる。第2のセンターブッシュ1321の外周面には第2のセンター支持リブ1321aが具備されることができ、第2のセンター支持リブ1321aが形成されていない外周面にはベアリング1533が結合されることができる。第2のサイドブッシュ1322の外周面には第2のサイド支持リブ1322aが具備されることができ、第2のサイド支持リブ1322aが形成されてない外周面にはベアリング1533が結合されることができる。
【0143】
前記構成は、第1の脚マッサージ部1310の第1のセンターブッシュ1311、第1のサイドブッシュ1312、第1のシャフト1313、及び第1の脚フレーム1314にそれぞれ対応する構成要素であって、機能及び構造(左右対称)が同一である。したがって、第2の脚マッサージ部1330の詳細構成に対する重複説明は省略して、前記した説明に代える。
【0144】
図10aは本発明の一実施形態によるセンター支持ブラケット及びサイド支持ブラケットにシャプトが連結された姿を示す図であり、
図10bは、センター回転部材が回転された姿を示す図であり、
図11は、
図10の概略平面図であり、
図12aは、
図10のC-C’線に沿う断面図であり、
図12bは、本発明の他の実施形態による
図10のC-C’線に沿う断面図である。
【0145】
図10~
図12を参照すると、センター支持ブラケット1530およびサイド支持ブラケット1550は、脚連結フレーム1131bに結合されることができる。
【0146】
センター支持ブラケット1530は、脚連結フレーム1131bの中心部に具備されることができる。センター支持ブラケット1530は、第1の脚マッサージ部1310の第1のセンターブッシュ1311及び第2の脚マッサージ部1330の第2のセンターブッシュ1321を回転可能に固定させることができる。
【0147】
一方、センター支持ブラケット1530とセンターブッシュ1311、1321との間には、円滑な回転のためにベアリング1533(
図12b参照)が具備されることができる。ベアリング1533は、例えば、ボールベアリング、スロストベアリング、ニードルベアリング、円筒ベアリング、球面ローラーベアリングなど、本発明の属する技術分野で用いられる多様なベアリングで具備されることができる。
【0148】
センター支持ブラケット1530は、センター固定部材1531及びセンター回転部材1532を含むことができる。
【0149】
センター固定部材1531は、脚連結フレーム1131bに溶接結合されてもよく、別途の締結部材によって結合されてもよい。センター回転部材1532は、一側がセンター固定部材1531に回転可能にヒンジ結合されることができる。センター回転部材1532は回転して端部がセンター固定部材1531と接触すると、締結部材によって結束されることができる。
【0150】
センター固定部材1531は、第1のセンター固定部材153la及び第2のセンター固定部材1531bを含むことができる。第1のセンター固定部材153laおよび第2のセンター固定部材1531bは、対応する形状に具備されることができる。
【0151】
センター回転部材1532は、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bを含むことができる。第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bは、対応する形状に具備されることができる。
【0152】
第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bは、それぞれ第1のセンター固定部材1531a及び第2のセンター固定部材153lbに回転可能に結合されることができる。
【0153】
第1のセンター固定部材1531a及び第1のセンター回転部材1532aは、第1のセンターブッシュ1311を回転可能に固定させることができる。第2のセンター固定部材153lb及び第2のセンター回転部材1532bは、第2のセンターブッシュ1321を回転可能に固定させることができる。
【0154】
図13aは、本発明の他の実施形態によるセンター支持ブラケットを示す図であり、
図13bは、本発明のまた他の実施形態によるセンター支持ブラケットを示す図である。
【0155】
図13aを参照すると、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bは、センター回転部材カバー1532cによって連結されることができる。例えば、センター回転部材カバー1532cは、一側が第1のセンター回転部材1532aの内側に連結され、他側が第2のセンター回転部材1532bの内側に連結されることができる。センター回転部材カバー1532cは、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bに溶接結合されるか、または別途の締結部材によって連結されることができる。ただし、第1のセンター回転部材1532a、第2のセンター回転部材1532b及びセンター回転部材カバー1532cを一体に具備してもよい。つまり、一つの部材を複数回折り曲げ及び切開して第1のセンター回転部材1532a、第2のセンター回転部材1532b及びセンター回転部材カバー1532cを一体に具備することができる。
【0156】
図13bを参照すると、センター回転部材カバー1532cは、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bの外側に連結されることができる。センター回転部材カバー1532cは、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bに溶接結合されるか、別途の締結部材によって連結されることができる。この場合、センター回転部材1532cは、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bの上部を全体的に覆うように具備されることができる。
【0157】
これに加えて、センター回転部材カバー1532cを第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bにスライド結合させたり、係合させたりするなどの機構的構成を通じて連結することも可能である。センター回転部材カバー1532cが、第1のセンター回転部材1532a及び第2のセンター回転部材1532bの上部の少なくとも一部を覆うように具備される構成に該当する限り、センター回転部材カバー1532cを結合させる構成は、本発明の属する技術分野で通用する多様な方式で代替してもよい。
【0158】
センター支持ブラケット1530は、後述する安全センサモジュール1500の一構成要素にあたることができる。センター支持ブラケット1530の詳細構成に対する詳細説明は後述する。
【0159】
サイド支持ブラケット1550は、脚連結フレーム1131bの両側に具備されることができる。サイド支持ブラケット1550は、脚連結フレーム1131bの右側端部に具備される第1のサイド支持ブラケット1550a及び左側端部に具備される第2のサイド支持ブラケット1550bを含むことができる。第1のサイド支持ブラケット1550a及び第2のサイド支持ブラケット1550bは、対応する形状に具備されることができる。
【0160】
第1のサイド支持ブラケット1550aは、第1のサイドブッシュ1312を回転可能に固定させることができる。第2のサイド支持ブラケット1550bは、第2のサイドブッシュ1322を回転可能に固定させることができる。サイド支持ブラケット1550とサイドブッシュ1312、1322との間には、円滑な回転のためにベアリングが具備されることができる。
【0161】
サイド支持ブラケット1550は、例えば、サイド固定部材1551及びサイド回転部材1552を含むことができる。
【0162】
サイド固定部材1551は、脚連結フレーム1131bに溶接結合されるか、または別途の締結部材によって結合されることができる。サイド回転部材1552は、一側がサイド固定部材1551に回転可能に結合されることができる。サイド回転部材1552は、回転して端部がサイド固定部材1551と接触すると、締結部材によって結束されることができる。
【0163】
図14a及び
図14bは、センター支持ブラケットにセンターブッシュが締結される過程を示す図であり、
図14c及び
図14dは、サイド支持ブラケットにサイドブッシュが締結される過程を示す図である。
【0164】
図14aおよび
図14bを参照して、第1のセンターブッシュ1311がセンター支持ブラケット1530に締結される過程を説明する。
【0165】
第1のセンター固定部材1531aは、脚連結フレームl131bに結合されることができる。例えば、第1のセンター固定部材1531aは、第1のセンター固定部材1531aの一側に形成された脚連結フレーム挿入溝1531d-1に脚連結フレーム1131bが挿入された状態で、脚連結フレーム1131bと溶接されたり、別途の締結部材によって結合されたりすることができる。
【0166】
第1のセンター固定部材153laが脚連結フレーム1131bに結合されれば、第1のセンター回転部材1532aは上向き回転されることができる。例えば、第1のセンター回転部材1532aは、センター回転軸1532a-lを介して第1のセンター固定部材153laに回転可能にヒンジ結合されることができ、センター回転軸1532a-1を基準として上向き回転されることができる。ここで、センター回転軸1532a-lは、第1のセンター固定部材153laと第1のセンター回転部材1532aとを回転可能に連結する別途の回転軸を意味することができる。ただし、センター回転軸1532a-lを第1のセンター固定部材153la及び第1のセンター回転部材1532aのいずれか一つに一体的に具備してもよい。
【0167】
第1のセンターブッシュ1311は、第1のセンター固定部材153laのセンターブッシュ収容溝1531d-5に安着されることができる。
【0168】
第1のセンターブッシュ1311が安着されると、第1のセンター回転部材1532aは下向き回転されることができる。この時、第1のセンターブッシュ1311の上側外周面の中で少なくとも一部は、第1のセンター回転部材1532aのセンターブッシュ固定溝1532dに収容されることができる。センターブッシュ収容溝1531d-5とセンターブッシュ固定溝1532dとは、第1のセンターブッシュ1311を回転可能に支持することができる。
【0169】
第1のセンター回転部材1532aが下向き回転して端部が第1のセンター固定部材の固定片1531d-4に接触されれば、締結部材によって第1のセンター回転部材1532aは固定片1531d-4に結束されることができる。
【0170】
第2のセンターブッシュ1321がセンター支持ブラケット1530に締結される過程は、前述した第1のセンターブッシュ1311がセンター支持ブラケット1530に締結される過程と同様である。
【0171】
図14b及び
図14cを参照して、第1のサイドブッシュ1312が第1のサイド支持ブラケット1550aに締結される過程を説明する。
【0172】
サイド固定部材1551は、脚連結フレーム113lbに結合されることができる。たとえば、サイド固定部材1551は、脚連結フレーム1131bと溶接されるか、または別途の締結部材によって結合されることができる。
【0173】
サイド固定部材1551が脚連結フレーム1131bに結合されれば、サイド回転部材1552は上向き回転されることができる。例えば、サイド回転部材1552はサイド回転軸1552bを介してサイド固定部材1551に回転可能にヒンジ結合されることができ、サイド回転軸1552bを基準として上向き回転されることができる。ここで、サイド回転軸1552bは、サイド固定部材1551とサイド回転部材1552とを回転可能に連結する別途の回転軸を意味することができる。ただし、サイド回転軸1552bをサイド固定部材1551およびサイド回転部材1552のいずれか一つに一体的に具備してもよい。
【0174】
第1のサイドブッシュ1312は、サイド固定部材1551のサイドブッシュ収容溝1551aに安着されることができる。
【0175】
第1のサイドブッシュ1312が安着されればサイド回転部材1552は下向き回転されることができる。この時、第1のサイドブッシュ1312の上側外周面の中で少なくとも一部は、サイド回転部材1552のサイドブッシュ固定溝1552aに収容されることができる。サイドブッシュ収容溝1551aおよびサイドブッシュ固定溝1552aは、第1のサイドブッシュ1312を回転可能に支持することができる。
【0176】
サイド回転部材1552が下向き回転して端部がサイド固定部材1551に接触されれば、締結部材によってサイド回転部材1552はサイド固定部材1551に結束されることができる。
【0177】
第2のサイドブッシュ1322が第2のサイド支持ブラケット1550bに締結される過程は、前述した第1のサイドブッシュ1312が第1のサイド支持ブラケット1550aに締結される過程と同様である。
【0178】
前述のように、センターブッシュ及びサイドブッシュを、センター支持ブラケット1530及びサイド支持ブラケット1550に安着させて締結する方式で固定させることができるので、脚マッサージ部1300をボディーマッサージ部1100に容易に連結させることができる。
【0179】
図15は、
図7の部分Dの拡大図であり、
図16は、本発明の一実施形態による安全センサモジュールが分解された状態を示す図であり、
図17は、本発明の一実施形態による安全センサモジュールの他の実施形態を示す図である。
【0180】
図15及び
図16を参照すると、本発明の一実施形態によるマッサージ装置1000は安全センサモジュール1500を含むことができる。
【0181】
安全センサモジュール1500は、脚連結フレーム113lbに設けられることができる。例えば、安全センサモジュール1500は、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330の間空間に対応する脚連結フレーム113lbの一部分に設けられることができる。
【0182】
安全センサモジュール1500は、外力が印加される場合、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330のうち少なくとも一つの駆動を制御することができる。例えば、安全センサモジュール1500は、外力が印加される場合、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330の少なくとも一つの回転動作を停止させることができる。また、安全センサモジュール1500は、外力が印加される場合、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330の少なくとも一つが回転する方向と反対方向に所定角度だけ第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330を回転させることができる。
【0183】
安全センサモジュール1500は、外力が加えられる場合、ユーザに警告信号を発信するアラーム部(図示せず)を含むことができる。アラーム部は、例えば、発光ランプ、オーディオおよび振動素子の中で少なくとも一つを含むことができる。発光ランプは、ユーザに光を照射して警告信号を発信することができる。オーディオは、前述したオーディオ出力モジュール1120に該当するか、別途のオーディオ装置を意味することができる。オーディオは、ユーザに警告音を通じて警告信号を発信することができる。振動素子は、振動パネル、振動アクチュエータなどで具備されることができる。振動素子は、ボディーマッサージ部1100、腕マッサージ部1200、及び脚マッサージ部1300の中で少なくとも一つに設けられて、ユーザに振動を印加することで、警告信号を発信することができる。この時、発光ランプ、及び/または振動素子は、脚マッサージ部1300に配置されることができる。例えば、発光ランプは脚マッサージ部1300の外観(または外部)の多様な位置に配置されることができる。振動素子は、脚マッサージ部1300の全体領域の中でユーザの身体に隣接した領域(例えば、足底に対応する領域、及びふくらに対応する領域など)に配置されることができる。
【0184】
したがって、安全センサモジュール1500は、脚マッサージ部1300の間にユーザの身体が挟まって発生することができる安全事故を予防することができる。また、安全センサモジュール1500は、脚マッサージ部1300の間に物が流入して発生することができる装置破損・故障を予防することができる。
【0185】
安全センサモジュール1500は、センサブラケット1510、センサ1520、センター支持ブラケット1530、及び押圧プレート1540を含むことができる。
【0186】
センサブラケット1510は、センサ1520を支持するために具備されることができる。センサブラケット1510は、脚連結フレーム113lbに結合されることができる。例えば、センサブラケット1510は、脚連結フレーム113lbに溶接結合されるか、別途の締結部材によって結合されることができる。センサブラケット1510を脚連結フレーム113lbに結合する方法は、本発明の属する技術分野で通用する多様な方法で代替してもよい。
【0187】
センサブラケット1510は、突出部1511及び折曲部1512を含むことができる。突出部1511は、一側が脚連結フレーム113lbに結合されることができ、他側は、前方に突出していることができる。折曲部1512は、突出部1511の突出した他側端部で下向き折り曲げられることができる。これによって、センサブラケット1510は、全体的にL字状に具備されることができる。折曲部1512には、センサ結合孔1512aが設けられていてもよい。
【0188】
センサ1520は、センサブラケット1510に結合されることができる。例えば、センサ1520は、センサブラケット1510の折曲部1512に結合されることができる。この時、センサ1520の少なくとも一部は、センサ結合孔1512aを貫通するように具備されることができる。したがって、センサ1520の少なくとも一部は、折曲部1512の前方に突出していることができる。
【0189】
センサ1520は、押圧プレート1540の接触を認識することができる。たとえば、押圧プレート1540に外力が印加されて押圧プレート1540が回転する場合、押圧プレート1540はセンサ1520と接触することができる。センサ1520は押圧プレート1540が接触される場合、当該情報を制御部1400に伝達することができる。制御部1400は、センサ1520から押圧プレート1540が接触されたという情報を受信すると、前述したように、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330の少なくとも一つの駆動を制御することができる。また、制御部1400はアラーム部を駆動してユーザに警告信号を発信することができる。
【0190】
センサ1520は、圧力、電位及び光学などの測定手段を利用するセンサで具備されることができる。一例として、センサ1520は、センサハウジング1521、センサハウジング1521に具備され、押圧プレート1540との接触を感知する接触部1522、センサブラケット1510との締結のための締結部1523及び外部機器と電気的連結のための電極端子1524を含むことができる。
【0191】
接触部1522は、押圧プレート1540によって圧力が加えられる場合、センサハウジング1521の内側にスライド移動されることができる。このために、センサハウジング1521の内側には、接触部1522に弾性力を印加する別途の弾性部材が具備されることができる。接触部1522が圧力を受けてセンサハウジング1521の内側にスライド移動する場合、センサ1520は制御部1400に信号を発信することができる。これによって、制御部1400は、前述したように、第1の脚マッサージ部1310及び第2の脚マッサージ部1330の少なくとも一つの駆動を制御するか、またはアラーム部を通じてユーザに警告信号を発信することができる。
【0192】
締結部1523は、センサブラケット1510との結合のために具備されることができる。締結部1523は、弾性力を有する素材で具備されることができ、センサ1520締結時、センサブラケット1510に形成されたセンサ結合孔1512aに挿入されることができる。センサ結合孔1512aに容易に挿入されるため、締結部1523は傾斜面を含むことができる。傾斜面は、一側端部がセンサハウジング1521に固定された状態でセンサ1520の後方から前方に行くほどセンサハウジング1521との距離が遠ざかるように具備されることができる。また、傾斜面の他側端部にはセンサ結合孔152laとの容易な接触のために、平坦面が具備されることができる。平坦面はセンサ結合孔152laの内側面に接触されることができる。締結部1523は、ユーザが把持する場合、センサハウジング1521側に折り曲げられることができる。このため、センサ1520を分離しなければならない場合、ユーザは、締結部1523を把持してセンサ1520をセンサブラケット1510から分離することができる。
【0193】
なお、センサ1520は、押圧プレート1540の回転または接触を認識することができる限り、本発明の属する技術分野で通用する多様なセンサで代替してもよい。例えば、センサ1520は、圧力センサ、赤外線センサ、LEDセンサ、タッチセンサ、電極センサの中で少なくとも一つで具備されることができる。
【0194】
センター支持ブラケット1530は、センサブラケット1510の両側に配置されることができる。センター支持ブラケット1530はセンサブラケット1510と別途の部材で作製されるか、またはセンサブラケット1510と一体的に作製されることができる。または、センター支持ブラケット1530とセンサブラケット1510とを別途の部材で作製した後、溶接などの方法でセンター支持ブラケット1530とセンサブラケット1510をと結合することも可能である。センター支持ブラケット1530とセンサブラケット1510とを結合する方法は、本発明の属する技術分野で通用する多様な方法で代替できる。センター支持ブラケット1530には押圧プレート1540が回転可能に連結されることができる。センサブラケット1510は、センター固定部材1531とセンター回転部材1532とを含むことができる。
【0195】
センター固定部材1531は、例えば、基部1531cと、基部1531cの両側から上向き突出した側部1531dとを含むことができる。基部1531cおよび側部1531dは、単一部材が折り曲げられて形成されることができる。ただし、基部1531cおよび側部1531dを別個の部材で作製した後に結合させてもよい。
【0196】
基部1531cは、センター固定部材1531の底面を構成することができる。基部1531cには、少なくとも一つのストッパ153leが具備されることができる。ストッパ153leは、押圧プレート1540がセンサ1520と遠ざかる方向に回転する角度を制限することができる。ストッパ153leは、基部1531cを貫通して端部が基部1531cの下向きに突出することができる。ストッパ153leが単一で具備される場合、ストッパ153leは基部1531cの中央領域に配置されることができ、複数個で具備される場合、基部1531cの中央領域及び両側領域の少なくとも一つに配置されることができる。
【0197】
ストッパ153leが具備される位置及び構造は、押圧プレート1540の回転角度を制限することができる限り、様々に変更可能である。例えば、ストッパ153leを基部1531cの底面に取り付けて全てのストッパ1531eを基部1531cの下向きに突出させることも可能である。また、ストッパ1531eを基部1531cと一体に作製しても構わない。また、ストッパ1531eを押圧プレート1540に設けてもよい。
【0198】
側部1531dは、脚連結フレーム挿入溝1531d-1を含むことができる。脚連結フレーム挿入溝1531d-1には、脚連結フレーム1131bが挿入結合されることができる。脚連結フレーム挿入溝1531d-lは、脚連結フレーム113lbと対向する側部153ldの一側端部が切開されて具備されることができる。脚連結フレーム挿入溝1531d-lは、内側面が脚連結フレーム113lbの外面に嵌め合わせられる形状に具備されることができる。脚連結フレーム113lbが脚連結フレーム挿入溝1531d-lに挿入されると、側部1531dと脚連結フレーム113lbとが接触される部分が溶接されることができる。ただし、側部153ldと脚連結フレーム113lbとを結合する方法は、本発明の属する技術分野で通用する方法で代替できる。
【0199】
側部1531dは、センター回転部材挿入孔1531d-2を含むことができる。センター回転部材挿入フル1531d-2にはセンター回転部材1532が回転可能にヒンジ結合されることができる。センター回転部材挿入孔1531d-2は、センター回転部材1532を側部1531dの上部で回転可能にする側部1531dの多様な位置に具備されることができる。
【0200】
側部1531dは、押圧プレート挿入孔1531d-3を含むことができる。押圧プレート挿入孔1531d-3には、押圧プレート1540の一側が回転可能にヒンジ結合されることができる。押圧プレート挿入孔1531d-3は、押圧プレート1540の他側が上向き回転するか(
図16参照)、下向き回転して(
図17参照)、既設定済みの角度以上に回転する場合、センサ1520と接触されるようにする側部1531dの多様な位置に設けられることができる。例えば、押圧プレート挿入孔1531d-3は、側部1531dの前方下側(
図16参照)または前方上側(
図17参照)に設けられてもよい。
【0201】
基部1531cの両側から突出した側部1531dのいずれか一つの側部1531dにはもう一つの側部1531dに向かって折り曲げられたた固定片1531d-4が具備されることができる。ただし、固定片1531d-4を別途の部材で作製して両側側部1531dに結合させることも可能である。センター回転部材1532が回転して端部が固定片1531d-4に接触すれば、センター回転部材1532の端部及び固定片153ld-4は、締結部材によって結束されることができる。
【0202】
側部1531dはセンターブッシュ収容溝1531d-5を含むことができる。センターブッシュ収容溝1531d-5には、センターブッシュ1311、1321が回転可能に安着されることができる。センターブッシュ収容溝1531d-5は、例えば、側部1531dの上側端部が切開されて具備されることができる。
【0203】
センター回転部材1532は、側部1531dに回転可能にヒンジ結合されることができる。センター回転部材1532は、センターブッシュ固定溝1532dを含むことができる。センター回転部材1532が回転して側部153ldの固定片1531d-4と結束される場合、センターブッシュ固定溝1532dはセンターブッシュ収容溝1531d-5と一緒にセンターブッシュ1311、1321を回転可能に支持することができる。
【0204】
押圧プレート1540は、センター支持ブラケット1531dに回転可能にヒンジ結合されることができる。押圧プレート1540は、弾性部材1541を含むことができる。弾性部材1541は、押圧プレート1540の自由端部がセンサ1520と遠ざかる方向に回転するように、押圧プレート1540に弾性力を印加することができる。弾性部材1541は、押圧プレート1540に弾性力を印加することができる多様な部材で具備されることができる。一例として、弾性部材1541は、ねじりばねで具備されることができる。弾性部材1541がねじりばねで具備される場合、押圧プレート1540の回転時、ねじりばねの両側端部は押圧プレート1540及びセンター支持ブラケット1530の少なくとも一つに接触されることができる。
【0205】
弾性部材1541は、ユーザの身体またはその他の物が脚マッサージ部1300の間または脚マッサージ部1300とボディーマッサージ部1100との間に挟まらない状況下で、単に押圧プレート1540にユーザの身体またはその他の物が接触されて押圧プレート1540が回転することを防止することができる。
【0206】
押圧プレート1540は回転してセンサ1520と接触されることができる。例えば、押圧プレート1540に弾性部材1541の弾性力以上の外力が印可されると、押圧プレート1540は回転してセンサ1520と接触されることができる。
【0207】
図18aおよび
図18bは、本発明の一実施形態による安全センサモジュールが駆動される過程を示す図である。
【0208】
図18aを参照すると、弾性部材1541の弾性力によって、押圧プレート1540の一側端部はセンサ1520と離間するように配置されることができ、他側端部はストッパ1531eに接触されることができる。押圧プレート1540に弾性力が持続的に作用しているので所定の外力が所定の時間の間加わらないと、押圧プレート1540の一側端部はセンサ1520に接触されないこともある。
【0209】
図18bを参照すると、ユーザの身体が脚マッサージ部1300の間及び/または脚マッサージ部1300とボディーマッサージ部1100との間に挟まった状態で脚マッサージ部1300及びボディーマッサージ部1100の少なくとも一つが回動すると、押圧プレート1540には弾性部材1541の弾性力以上の外力Fが加えられることができる。また、挟まり状態が解除されない限り外力Fは押圧プレート1540に持続的に作用するようになる。この場合、押圧プレート1540は回転するようになって、一側端部がセンサ152と接触されることができる。センサ1520は押圧プレート1540が接触されれば、当該情報を制御部1400に伝達することができる。制御部1400はセンサ部1520から押圧プレート1540が接触されたという情報を受信すると、第1の脚マッサージ部1310、第2の脚マッサージ部1330、及びボディーマッサージ部1100の少なくとも一つの駆動を制御するか、アラーム部を駆動させることができる。したがって、ユーザの身体が脚マッサージ部1300の間及び/または脚マッサージ部1300とボディーマッサージ部1100との間に挟まって発生することができる安全事故を予防することができる。
【0210】
これに加えて、ユーザ身体ではないその他の物が脚マッサージ部1300の間、若しくは脚マッサージ部1300とボディーマッサージ部1100との間に挟まって発生することができる機器の故障及び破損を予防することができる。
【0211】
以上では本発明に対する技術思想を添付図面と一緒に述べたが、これは本発明の望ましい実施形態を例示的に説明したものに過ぎず、本発明を限定するものではない。また、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者であれば誰も本発明の技術的思想の範疇を離脱しない範囲内で多様な変形及び模倣が可能であることは明白な事実である。
【0212】
なお、本明細書のマッサージ装置構成及び機能は、ヘルスケア機能(例えば、按摩/マッサージ機能、生体信号測定機能など)を提供することができる多様な(ウェアラブル)ヘルスケア装置に拡張されて適用されることができる。したがって、本明細書の「マッサージ装置」は、「(ウェアラブル)ヘルスケア装置」に代替されて説明され得ることは勿論である。
【国際調査報告】