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特表2024-526445エアロゾル生成装置用アクセサリ、及びそれを含むエアロゾル生成システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-18
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置用アクセサリ、及びそれを含むエアロゾル生成システム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/85 20200101AFI20240710BHJP
   A24F 9/04 20060101ALI20240710BHJP
   A24F 9/10 20060101ALI20240710BHJP
   A24F 40/20 20200101ALN20240710BHJP
【FI】
A24F40/85
A24F9/04
A24F9/10
A24F40/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024501859
(86)(22)【出願日】2023-04-11
(85)【翻訳文提出日】2024-01-12
(86)【国際出願番号】 KR2023004866
(87)【国際公開番号】W WO2023204510
(87)【国際公開日】2023-10-26
(31)【優先権主張番号】10-2022-0047502
(32)【優先日】2022-04-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0128089
(32)【優先日】2022-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、トン スン
(72)【発明者】
【氏名】クォン、ヨン ポム
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン ファン
(72)【発明者】
【氏名】リム、フン イル
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ソク ス
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AC50
4B162AD02
4B162AD03
4B162AD06
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD13
4B162AD15
4B162AD20
4B162AD23
(57)【要約】
エアロゾル生成装置用アクセサリは、ボディと、ボディの外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるガイド部材と、ボディの一側に配され、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去するための第1除去部材と、を含み、第1除去部材は、ボディの一側の少なくとも一領域を取り囲むように配され、収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される第1端部、及び第1端部から離隔されたボディの一領域に配され、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持する第2端部を含むものでもある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置用アクセサリにおいて、
ボディと、
前記ボディの外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるガイド部材と、
前記ボディの一側に配され、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去するための第1除去部材と、を含み、
前記第1除去部材は、
前記ボディの一側の少なくとも一領域を取り囲むように配され、前記収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される第1端部と、
前記第1端部から離隔された前記ボディの一領域に配され、前記エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持する第2端部と、を含む、エアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項2】
前記第1端部は、前記ボディの長手方向と第1角度をなす第1傾斜面を含み、
前記第2端部は、前記ボディの長手方向と第2角度をなす第2傾斜面を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項3】
前記第1角度は、10°ないし50°である、請求項2に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項4】
前記第2角度は、30°ないし40°である、請求項3に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項5】
前記第2端部は、前記第1端部と前記第2端部との間にエアロゾル生成物品が収容されるように、前記第1端部から前記ボディの長手方向に沿って指定された距離ほど離隔されて配される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項6】
前記指定された距離は、1mmないし1.6mmである、請求項5に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項7】
前記ボディの前記一側と反対方向に位置する他側に配され、前記収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去するための第2除去部材をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項8】
前記第2除去部材は、前記収容空間に残存するエアロゾル生成物品の少なくとも一領域に掛かりうるフック形状である、請求項7に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項9】
前記ガイド部材は、前記ボディの外周面から突出され、前記エアロゾル生成装置用アクセサリが前記収容空間に挿入されるとき、前記エアロゾル生成装置用アクセサリの移動をガイドする少なくとも1つのリブを含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項10】
前記ガイド部材の直径は、7mmないし8mmである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項11】
前記ガイド部材の一領域から、前記第1除去部材に向かう方向に延長される少なくとも1つの突出部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項12】
前記少なくとも1つの突出部は、前記エアロゾル生成装置用アクセサリが、前記収容空間に挿入されるとき、前記収容空間内のエアロゾル生成物品を、前記第1除去部材に向かう方向に加圧する、請求項11に記載のエアロゾル生成装置用アクセサリ。
【請求項13】
エアロゾル生成物品が収容される収容空間、及び前記収容空間に収容される前記エアロゾル生成物品を加熱するヒータを含むエアロゾル生成装置と、
前記収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリと、を含み、
前記エアロゾル生成装置用アクセサリは、
ボディと、
前記ボディの外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるガイド部材と、
前記ボディの一側の少なくとも一領域を取り囲むように配され、前記収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される第1端部、及び前記第1端部から離隔された前記ボディの一領域に配され、前記エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持する第2端部を含む第1除去部材と、を含む、エアロゾル生成システム。
【請求項14】
前記収容空間は、前記ガイド部材の外周面に対応する形状に形成されるガイド溝を含む、請求項13に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項15】
前記ガイド部材は、前記エアロゾル生成装置用アクセサリが前記収容空間に挿入されたとき、前記収容空間の内側面から0.1mmないし0.2mmほど離隔されて配される、請求項13に記載のエアロゾル生成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置の収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリ、及びそれを含むエアロゾル生成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットを燃焼させ、エアロゾルを供給する方法を代替するための技術の需要が増大している。例えば、液体状態や固体状態のエアロゾル生成物質からエアロゾルを生成するか、あるいは液体状態のエアロゾル生成物質から蒸気を生成させた後、生成された蒸気を固体状態の香媒体を通過させることにより、香味を有するエアロゾルを供給するというような方法に係わる研究が進められている。
【0003】
最近では、シガレットを燃焼させ、エアロゾルを供給する方法を代替するための方案として、エアロゾル生成物品を加熱し、エアロゾルを生成することができるエアロゾル生成装置が提案されている。例えば、エアロゾル生成装置は、ヒータ介し、液体状態または固体状態のエアロゾル生成物質を、所定温度で加熱し、エアロゾルを生成することができる装置を意味しうる。
【0004】
エアロゾル生成装置を使用する場合、ライタのような付加用品なしにも喫煙が可能であり、ユーザが所望するままに喫煙が可能になるというように、ユーザの喫煙便宜性が向上されうるので、最近になり、エアロゾル生成装置に対する研究がだんだんと増えてきている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エアロゾル生成装置は、収容空間に挿入されるエアロゾル生成物品を加熱する方式でもって、エアロゾルを生成することができ、ユーザは、生成されたエアロゾルを吸入することによって吸煙することができる。
【0006】
ユーザは、エアロゾル生成物品の使用が完了すれば、収容空間に挿入されたエアロゾル生成物品を、新たなエアロゾル生成物品に交換する方式でもって、喫煙を持続させることができるが、該エアロゾル生成物品を交換する過程において、収容空間内に、使用されたエアロゾル生成物品の一部が残存する状況が生じてしまう。
【0007】
例えば、エアロゾル生成装置内において、高温によって加熱されたエアロゾル生成物品が収容空間から除去される過程において、エアロゾル生成物品の一部が折れ、折れたエアロゾル生成物品の一部が収容空間内に残存することになってしまう。
【0008】
エアロゾル生成装置の収容空間内にエアロゾル生成物品が残存する場合、新たなエアロゾル生成物品を収容空間内に挿入することができず、エアロゾル生成装置の使用が不可能になってしまうので、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を容易に除去することができる方案の必要性がクローズアップされている。
【0009】
本開示は、エアロゾル生成装置の収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去することができるエアロゾル生成装置用アクセサリを提供することにより、ユーザが収容空間に残存するエアロゾル生成物品を容易に除去することができるのである。
【0010】
本開示の実施形態を介して解決しようとする課題は、前述の課題に制限されるものではなく、言及されていない課題は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリは、ボディと、該ボディの外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるガイド部材と、ボディの一側に配され、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去するための第1除去部材と、を含み、該第1除去部材は、ボディの一側の少なくとも一領域を取り囲むように配され、収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される第1端部、及び該第1端部から離隔されたボディの一領域に配され、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持する第2端部を含むものでもある。
【0012】
一実施形態によるエアロゾル生成システムは、エアロゾル生成物品が収容される収容空間、及び該収容空間に収容されるエアロゾル生成物品を加熱するヒータを含むエアロゾル生成装置と、該収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリと、を含み、該エアロゾル生成装置用アクセサリは、ボディと、該ボディの外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるガイド部材と、該ボディの一側の少なくとも一領域を取り囲むように配され、収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される第1端部、及び該第1端部から離隔されたボディの一領域に配され、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持する第2端部を含む第1除去部材と、を含むものでもある。
【発明の効果】
【0013】
本開示の多様な実施形態において、エアロゾル生成装置用アクセサリは、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を効果的に除去することができる。
【0014】
本実施形態による効果は、前述の効果に制限されるものではなく、言及されていない効果は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
図2】一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図である。
図3図2に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を拡大させて図示した拡大図である。
図4】一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成装置用アクセサリを示す正面図である。
図5】他の実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成装置用アクセサリを示す正面図である。
図6】一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置用アクセサリの第2除去部材を介し、残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図である。
図7】他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
図8図7に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図である。
図9】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
図10図9に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図である。
図11】一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それらは、当分野に従事する技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0017】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によって具現されうる。
【0018】
本明細書で使用されているように、「少なくともいずれか1つ」というような表現が、配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではなく、全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b及びcのうち、少なくともいずれか一つ」という表現は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、またはa、b及びcを含むと解釈されなければならない。
【0019】
一実施形態において、エアロゾル生成装置は、内部空間に収容されるシガレットを電気的に加熱し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0020】
エアロゾル生成装置は、ヒータを含むものでもある。一実施形態において、該ヒータは、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、該ヒータは、導電性トラック(track)を含み、該導電性トラックに電流が流れれば、ヒータが加熱されうる。
【0021】
ヒータは、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形態により、シガレットの内部または外部を加熱することができる。
【0022】
シガレットは、タバコロッド及びフィルタロッドを含むものでもある。該タバコロッドは、シート(sheet)によっても作製され、ストランド(strand)によっても作製され、タバコシートが細かく刻まれた刻みタバコによっても作製される。また、該タバコロッドは、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、該熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに制限されるものではない。
【0023】
フィルタロッドは、酢酸セルロースフィルタでもある。該フィルタロッドは、少なくとも1以上のセグメントによって構成されうる。例えば、該フィルタロッドは、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むものでもある。
【0024】
他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジを利用し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0025】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ、及び該カートリッジを支持する本体を含むものでもある。該カートリッジは、本体と脱着自在に結合されうるが、それに制限されるものではない。該カートリッジは、本体と一体に形成されるか、あるいは組み立てらたり、ユーザによって脱着されないように固定されたりもする。該カートリッジは、内部に、エアロゾル生成物質を収容した状態でもって本体に装着されうる。ただし、それに制限されるものではなく、該カートリッジが本体に結合された状態でもって、カートリッジ内部に、エアロゾル生成物質が注入されもする。
【0026】
カートリッジは、液体状態、固体状態、気体状態、ゲル(gel)状態のような多様な状態のうちいずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有することができる。該エアロゾル生成物質は、液状組成物を含むものでもある。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
【0027】
カートリッジは、本体から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することにより、カートリッジ内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を気相に変換し、エアロゾルを発生させる機能を遂行することができる。該エアロゾルは、エアロゾル生成物質から発生した蒸気化された粒子、及び空気が混合された状態の気体を意味しうる。
【0028】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、シガレットを通過し、ユーザに伝達することができる。すなわち、該液状組成物から生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置の気流通路に沿って移動することができ、該気流通路は、エアロゾルがシガレットを通過してユーザに伝達されるように構成されうる。
【0029】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、超音波振動方式を利用し、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成する装置でもある。このとき、該超音波振動方式は、振動子によって生じる超音波振動でもって、エアロゾル生成物質を霧化させることにより、エアロゾルを発生させる方式を意味しうる。
【0030】
エアロゾル生成装置は、振動子を含み、該振動子を介し、短周期の振動を発生させ、エアロゾル生成物質を霧化させることができる。該振動子から生じる振動は、超音波振動でもあり、超音波振動の周波数帯域は、約100kHzないし約3.5MHz周波数帯域でもあるが、それに制限されるものではない。
【0031】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を吸収する芯をさらに含むものでもある。例えば、該芯は、振動子の少なくとも一領域を覆い包むように配されるか、あるいは振動子の少なくとも一領域と接触するようにも配される。
【0032】
振動子に電圧(例:交流電圧)が印加されることにより、振動子から熱及び/または超音波振動が生じ、振動子から生じた熱及び/または超音波振動は、芯に吸収されたエアロゾル生成物質に伝達されうる。該芯に吸収されたエアロゾル生成物質は、該振動子から伝達される熱及び/または超音波振動により、気相に変換され、その結果、エアロゾルが生成されうる。
【0033】
例えば、振動子から生じた熱により、芯に吸収されたエアロゾル生成物質の粘度が低くなり、該振動子から生じた超音波振動により、粘度が低くなったエアロゾル生成物質が微細粒子化されることにより、エアロゾルが生成されうるが、それに制限されるものではない。
【0034】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、誘導加熱(induction heating)方式により、エアロゾル生成装置に収容されるエアロゾル生成物品を加熱することにより、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0035】
エアロゾル生成装置は、サセプタ(susceptor)及びコイルを含むものでもある。一実施形態において、該コイルは、該サセプタに磁場を印加することができる。エアロゾル生成装置からコイルに電力が供給されることにより、コイルの内部には、磁場が形成されうる。一実施形態において、該サセプタは、外部磁場によって発熱する磁性体でもある。該サセプタが、コイルの内部に位置し、磁場が印加されることによって発熱することにより、エアロゾル生成物品が加熱されうる。また、選択的に、該サセプタは、エアロゾル生成物品内に位置することができる。
【0036】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、クレードル(cradle)をさらに含むものでもある。
【0037】
エアロゾル生成装置は、別途のクレードルと共に、システムを構成することができる。例えば、該クレードルは、エアロゾル生成装置のバッテリを充電することができる。または、該クレードルと該エアロゾル生成装置とが結合された状態で、ヒータが加熱されうる。
【0038】
以下においては、添付図面を参照し、本開示の実施形態につき、当該技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、詳細に説明する。本開示は、前述の多様な実施形態のエアロゾル生成装置において、具現可能な形態で実施されるか、あるいはさまざまに異なる形態に具現されて実施されうるが、ここで説明される実施形態に制限されるものではない。
【0039】
以下においては、図面を参照し、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0040】
図1は、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
【0041】
図1を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、ガイド部材120、第1除去部材130及び第2除去部材140を含むものでもある。エアロゾル生成装置用アクセサリ100の構成要素は、それらに限定されるものではなく、実施形態により、前述の構成要素以外に、他の構成要素が追加されるか、あるいは前述の構成要素のうち、少なくとも1つの構成要素(例:ガイド部材120及び/または第2除去部材140)が省略されもする。
【0042】
ボディ110は、長手方向に沿って延長され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の全体的な外観を形成することができる。本開示において、「ボディの長手方向」は、図1の+z方向または-z方向を意味するが、当該表現は、以下においても、同一意味に使用されうる。
【0043】
一実施形態によれば、ボディ110の少なくとも一領域には、把持溝111が形成され、ユーザは、把持溝111を介し、エアロゾル生成装置用アクセサリ100を把持することができる。例えば、把持溝111は、ユーザが、エアロゾル生成装置用アクセサリ100を容易に把持することができるように、流線形に形成されうるが、把持溝111の形状は、それに限定されるものではない。
【0044】
ガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、エアロゾル生成装置の収容空間内に挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動をガイドまたは案内することができる。例えば、ガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間の長手方向に沿って移動するように、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動をガイドすることができる。
【0045】
一実施形態によれば、ガイド部材120は、ボディ110の外周面の少なくとも一部を取り囲むように配された状態において、ボディ110の外周面から突出されるように形成され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動をガイドすることができるが、ガイド部材120の形状は、前述の実施形態に限定されるものではない。
【0046】
第1除去部材130は、ボディ110の一側に配され、エアロゾル生成装置の収容空間内に残存するエアロゾル生成物品(または、「シガレット」)を除去する役割を行うことができる。例えば、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成物品を、新たなエアロゾル生成物品に交換する過程において、挿入されたエアロゾル生成物品の一部が折れ、エアロゾル生成物品の一部が収容空間内に残存する状況が生じうる。
【0047】
第1除去部材130は、ボディ110の-z方向に向かう一側に配され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間内に挿入されるとき、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去することができる。
【0048】
一実施形態によれば、第1除去部材130は、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去するための第1端部131及び第2端部132を含むものでもある。
【0049】
第1端部131は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130が収容空間内に挿入されるとき、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を貫通し、エアロゾル生成物品の内部に挿入されうる。
【0050】
第2端部132は、第1端部131から指定された距離ほど離隔されたボディ110の一領域に配され、第1除去部材130がエアロゾル生成物品に挿入されたとき、第1端部131と第2端部132との間に位置するエアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持することができる。
【0051】
すなわち、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、第1端部131を介し、エアロゾル生成物品の内部に挿入された後、第2端部132を介し、第1端部131と第2端部132との間に位置するエアロゾル生成物品を支持することができる。その結果、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間から除去されるとき、収容空間内に残存したエアロゾル生成物品が、第1除去部材130の第1端部131と第2端部132とによって支持され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100と共に、収容空間から除去されうる。
【0052】
第2除去部材140は、ボディ110の一側と反対方向に位置した他側に配され、エアロゾル生成装置の収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去する役割を行うことができる。例えば、第2除去部材140は、ボディ110の+z方向に向かう他側に配され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間内に挿入されるとき、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去することができる。
【0053】
一実施形態によれば、第2除去部材140は、少なくとも一領域がフック(hook)形状に形成され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第2除去部材140が、エアロゾル生成装置の収容空間内に挿入されるとき、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品の少なくとも一部に掛かりうる。
【0054】
それにより、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間から除去されるとき、収容空間内に残存したエアロゾル生成物品は、第2除去部材140に掛かった状態で、エアロゾル生成装置用アクセサリ100と共に、収容空間から除去されうる。
【0055】
以下においては、図2ないし図6を参照し、エアロゾル生成装置用アクセサリ100を介し、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程につき、具体的に説明する。
【0056】
図2は、一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図面である。
【0057】
図2を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、エアロゾル生成装置10、及びエアロゾル生成装置10の収容空間10i内のエアロゾル生成物品20を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリ100を含むものでもある。エアロゾル生成装置用アクセサリ100の構成要素のうち、少なくとも一つは、図1に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリ100の構成要素のうち、少なくとも一つと同一でもあり、あるいは類似してもいるが、以下において、重複説明は、省略される。
【0058】
エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物品20の少なくとも一部を収容するための収容空間10i、及び収容空間10iに収容または挿入されたエアロゾル生成物品20を加熱するためのヒータ12を含むものでもある。
【0059】
収容空間10iは、エアロゾル生成物品20の外周面と対応する形状に形成され、エアロゾル生成物品20の少なくとも一部を収容することができる。例えば、収容空間10iは、エアロゾル生成物品20の外周面の形状と対応する円柱状または楕円柱状に形成されうるが、収容空間10iの形状は、それらに限定されるものではない。
【0060】
ヒータ12は、バッテリ(図示せず)から電力が供給されることによって熱を発生させ、収容空間10iに収容または挿入されたエアロゾル生成物品20を加熱することができる。エアロゾル生成物品20が、ヒータ12によって加熱されることにより、収容空間10iの内部においてはエアロゾルが生成され、ユーザは、エアロゾル生成物品20に口部を接触させ、生成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0061】
一実施形態によれば、ヒータ12は、誘導加熱式ヒータを含むものでもある。例えば、ヒータ12は、電力が供給されることにより、交番的な磁場を生成するコイル(または、「導電性コイル」)、及びコイルによって生成される交番的な磁場によって熱を生じさせるサセプタを含むものでもある。該サセプタは、収容空間10iに収容または挿入されるエアロゾル生成物品20の外周面の少なくとも一部を取り囲むように配され、挿入されたエアロゾル生成物品20を加熱することができる。
【0062】
他の実施形態によれば、ヒータ12は、電気抵抗性ヒータを含むものでもある。例えば、ヒータ12は、収容空間10iに挿入されるエアロゾル生成物品20の外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるフィルムヒータを含むものでもある。該フィルムヒータは、導電性トラック(track)を含み、該導電性トラックに電流が流れることにより、該フィルムヒータが熱を発生させ、収容空間10iに挿入されたエアロゾル生成物品20を加熱することができる。
【0063】
さらに他の実施形態によれば、ヒータ12は、収容空間10iに挿入されるエアロゾル生成物品20の内部を加熱することができる針状ヒータ、棒状ヒータ及び管状ヒータのうち、少なくとも一つを含むものでもある。例えば、ヒータ12は、エアロゾル生成物品20の少なくとも一領域に挿入され、エアロゾル生成物品20の内部を加熱することができる。
【0064】
ただし、本開示のヒータ12は、前述の実施形態に限定されるものではなく、エアロゾル生成物品20の指定された温度まで加熱することができるものであるならば、ヒータ12は、前述の実施形態以外に、他種類のヒータを含むものでもある。本開示において、「指定された温度」は、エアロゾル生成物品20に含まれたエアロゾル生成物質が加熱され、エアロゾルを生成することができる温度を意味しうる。指定された温度は、エアロゾル生成装置10に既設定の温度でもあるが、当該温度は、エアロゾル生成装置10の種類及び/またはユーザの操作によって変更されもする。
【0065】
喫煙持続のためには、使用が完了したエアロゾル生成物品20を、新たなエアロゾル生成物品に交換する必要があるが、エアロゾル生成物品20が、エアロゾル生成装置10の使用過程において、高温に加熱されることにより、エアロゾル生成物品20の一部が、除去過程で折れる状況が生じうる。
【0066】
収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20は、ユーザの手だけでは容易に除去されるものではなく、折れたエアロゾル生成物品20の一部が、収容空間10i内に残存する状況が生じうる。エアロゾル生成物品20の一部が、収容空間10iに残存する場合、収容空間10iに新たなエアロゾル生成物品を挿入することができなくなるので、ユーザが喫煙を持続させるためには、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20を除去することができる方案が必要である。
【0067】
一実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を除去することができるエアロゾル生成装置用アクセサリ100を提供することができ、その結果、ユーザは、収容空間10i内のエアロゾル生成物品20を容易にあって効率的に除去することができる。
【0068】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130は、収容空間10iに挿入されるとき、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一部を貫通し、エアロゾル生成物品20の内部に挿入されうる。
【0069】
一実施形態によれば、第1除去部材130は、ボディ110の一側に配される第1端部131、及び第1端部131から指定された距離ほど離隔されたボディ110の一領域に配される第2端部132を含むものでもある。
【0070】
第1端部131は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130が収容空間10i内に挿入されるとき、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一領域を貫通する役割を行うことができる。
【0071】
第2端部132は、第1端部131から指定された距離ほど離隔されたボディ110の一領域に配され、第1端部131と共に、第1除去部材130が、エアロゾル生成物品20に挿入される過程において、第1端部131と第2端部132との間に加圧されたエアロゾル生成物品20を支持する役割を行うことができる。
【0072】
すなわち、第1除去部材130は、第1端部131を介し、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一領域を貫通した後、第1端部131と第2端部132とを介し、第1端部131と第2端部132との間に収容されたエアロゾル生成物品20を支持することができる。
【0073】
それにより、第1除去部材130が、収容空間10iから除去されるとき、第1端部131と第2端部132とによって支持されるエアロゾル生成物品20も、弟1除去部材130と共に、収容空間10iから除去されうる。
【0074】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100のガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10i内に挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向(例:図2の+z方向または-z方向)に沿って移動するようにガイドすることができる。
【0075】
例えば、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向と所定の角度をなす方向に収容空間10i内に挿入される場合、エアロゾル生成装置用アクセサリ100により、収容空間10iの内部が損傷されるか、あるいは反対に、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が破損される状況が生じうる。
【0076】
一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ガイド部材120を介し、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の挿入方向と関係なく、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向に沿ってのみ移動するように、ガイドすることにより、挿入過程で生じうる収容空間10iまたはエアロゾル生成装置用アクセサリ100の損傷を防止することができる。
【0077】
以下においては、図3を参照し、第1除去部材130が、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20に挿入され、エアロゾル生成物品20を支持する過程について説明する。
【0078】
図3は、図2に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を拡大して図示した拡大図である。このとき、図3は、第1除去部材130が、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20に挿入された状態を示す。
【0079】
図3を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100(例:エアロゾル生成装置用アクセサリ100(図1または図2))は、ボディ110(例:ボディ110(図2))、及びボディ110の一側に配され、エアロゾル生成物品20を除去するための第1除去部材130(例:第1除去部材130(図1))を含むものでもある。
【0080】
第1除去部材130は、第1端部131及び第2端部132を含み、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置10(図2))の収容空間(例:収容空間10i(図2))に残存するエアロゾル生成物品20を貫通し、エアロゾル生成物品20の内部に挿入されうる。
【0081】
第1端部131は、ボディ110の一側端部に位置し、第1除去部材130が収容空間10iに挿入されるとき、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品20を貫通し、エアロゾル生成物品20の内部に挿入されうる。
【0082】
第1端部131は、収容空間内に残存するエアロゾル生成物品20を効果的に貫通することができるように、ボディ110の長手方向Lと第1角度θをなす第1傾斜面131iを含むものでもある。
【0083】
また、第2端部132は、第1端部131と離隔されて配され、第1除去部材130がエアロゾル生成物品20内に挿入されたとき、第1端部131と第2端部132との間に空間(例:A領域(図3))に収容されたエアロゾル生成物品を支持することができるように、ボディ110の長手方向Lと第2角度θをなす第2傾斜面132iを含むものでもある。
【0084】
【表1】
【0085】
表1は、第1角度θと第2角度θとの大きさによる、第1端部131と第2端部132との間の空間Aの、体積対比で、前述の空間Aに収容されるエアロゾル生成物品20の体積の比率を示す。
【0086】
表1を参照すれば、第2角度θが30°ないし50°である条件において、第1角度θが10°より小さくなる場合、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、エアロゾル生成物品20がほとんど収容されないのである。それと異なり、第1角度θが50°より大きい場合、第1端部131が、エアロゾル生成物品20を貫通することができず、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、エアロゾル生成物品20が収容されないのである。
【0087】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間から除去されるとき、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20が共に除去されるためには、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、指定された量以上のエアロゾル生成物品20が収容される必要性がある。
【0088】
一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100においては、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、指定された量のエアロゾル生成物品20が収容されうるように、1角度θは、約10°ないし50°であり、第2角度θは、30°ないし40°でもある。例えば、第1角度θは、46°ないし48°であり、第2角度θは、42°ないし44°でもあるが、それに限定されるものではない。
【0089】
一実施形態によれば、第2端部132は、第1除去部材130が、エアロゾル生成物品20に挿入されるとき、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、十分な量のエアロゾル生成物品20が収容されうるように、第1端部131から指定された距離dほど離隔されたボディ110の一領域に配されうる。
【0090】
第1端部131と第2端部132との間の空間Aが広く、前述の空間A内に多量のエアロゾル生成物品20が収容されるほど、第1端部131と第2端部132とがエアロゾル生成物品20をさらに強く支持することができる。
【0091】
また、第1端部131と第2端部132とがエアロゾル生成物品20を強く支持するほど、第1除去部材130が、収容空間10iから除去されるとき、エアロゾル生成物品20が第1除去部材130から分離されず、第1除去部材130と共に、収容空間10iから除去されうる。
【0092】
一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100においては、第2端部132が、第1端部131から指定された距離dほど離隔されて配されることにより、第1端部131と第2端部132との間に、十分な空間が形成されることになる。例えば、第2端部132は、第1端部131から、約1mmないし1.6mm距離ほど離隔され、その結果、第1端部131と第2端部132との間に、十分な空間が形成されうる。
【0093】
まとめれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、第1傾斜面131iを有する第1端部131、及び第1端部131と指定された距離dほど離隔されて配され、第2傾斜面132iを有する第2端部132を介し、第1端部131と第2端部132との間の空間Aに、指定された量以上のエアロゾル生成物品が収容されることになる。
【0094】
それにより、一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130が収容空間10iから除去されるとき、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20は、少なくとも一部が、第1除去部材130に収容された状態で、第1除去部材130と共に、収容空間10iから除去されうる。
【0095】
すなわち、ユーザは、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130を収容空間10i内に挿入した後、第1除去部材130を収容空間10iから除去する方式でもって、ユーザの手では除去することができない、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を効果的に除去することができる。
【0096】
図4は、一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成装置用アクセサリを示す正面図である。
【0097】
図4を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、収容空間10iを含むエアロゾル生成装置10、及び収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリ100を含むものでもある。
【0098】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100は、収容空間10i内に挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動をガイドするガイド部材120を含むものでもある。
【0099】
ガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の外周面を取り囲むように配され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入される方向と関係なく、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向に沿って移動するようにガイドすることができる。
【0100】
エアロゾル生成装置10の収容空間10iには、ガイド部材120の外周面と対応する形状に形成されるガイド溝11が形成されうる。ガイド溝11は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10i内に挿入されるとき、ガイド部材120が、収容空間10iから外れることを防止する役割を行うことができる。
【0101】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置用アクセサリ100のガイド部材120の直径Dは、収容空間10iの直径Dよりも小さいのである。本開示において、「ガイド部材の直径D」は、ガイド部材120の最外郭を連結する仮想円の直径を意味し、「収容空間の直径D」は、収容空間10iの内側面の直径を意味しうる。このとき、当該表現は、以下においても、同一意味に使用されうる。
【0102】
例えば、ガイド部材120の直径Dは、約7mmないし8mmでもあり、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの真ん中に挿入された状態で、ガイド部材120の最外郭と、収容空間10iの内側面との距離は、約0.1mmないし0.2mmでもある。ただし、ガイド部材120の直径D、及び/または収容空間10iの直径Dが前述の実施形態に限定されるものではない。
【0103】
一実施形態によれば、ガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100のボディ(例:ボディ110(図2))から突出された少なくとも1つのリブ121を含むものでもある。
【0104】
少なくとも1つのリブ121は、ボディの外周面から、収容空間10iの内側面に向かう方向に突出され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10i内に挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向に沿って移動するように、ガイドすることができる。
【0105】
例えば、少なくとも1つのリブ121は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の長手方向を基準に、放射形に配されうるが、少なくとも1つのリブ121の配置構造は、それに限定されるものではない。
【0106】
一実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ガイド部材120を介し、収容空間10i内において、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動方向をガイドすることにより、第1除去部材(例:第1除去部材130(図1))及び/または第2除去部材(例:第2除去部材140(図1))が、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品に、指定された方向に挿入されることになる。
【0107】
図5は、他の実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成装置用アクセサリを示す正面図である。
【0108】
図5を参照すれば、他の実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、収容空間10iを含むエアロゾル生成装置10及び収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリ100を含むものでもある。
【0109】
他の実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、図4のエアロゾル生成システム1000において、ガイド部材120の形状だけ変更されたシステムでもあり、以下において、重複説明は、省略される。
【0110】
ガイド部材120は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の移動をガイドするための少なくても1つのリブ121を含むものでもある。
【0111】
少なくとも1つのリブ121は、ボディの外周面から、収容空間10iの内側面に向かう方向に突出され、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10i内に挿入されるとき、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iの長手方向に沿って移動するようにガイドすることができる。
【0112】
一実施形態によれば、少なくとも1つのリブ121は、エアロゾル生成システム1000の上端(例:z方向(図2))から見たとき、ボディを基準に、「+」形態に配されうる。
【0113】
また、収容空間10iのガイド溝11には、「+」形態に配される少なくとも1つのリブ121を収容するためのリセス溝11hが形成されうる。例えば、リセス溝11hは、少なくとも1つのリブ121に対応する形状に形成され、少なくとも1つのリブ121を収容することができる。
【0114】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入されるとき、ガイド部材120の少なくとも1つのリブ121が、リセス溝11hに収容されることにより、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、収容空間10iから外れずに、収容空間10iの長手方向に沿って移動することができる。
【0115】
図6は、一実施形態によるエアロゾル生成システムにおいて、エアロゾル生成装置用アクセサリの第2除去部材を介し、残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図面である。
【0116】
図6を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成システム1000は、エアロゾル生成装置10、及びエアロゾル生成装置10の収容空間10i内のエアロゾル生成物品20を除去するためのエアロゾル生成装置用アクセサリ100を含むものでもある。エアロゾル生成システム1000の構成要素のうち、少なくとも一つは、図2に図示されたエアロゾル生成システム1000の構成要素のうち、少なくとも一つと、同一でもあり、類似しており、以下において、重複説明は、省略される。
【0117】
エアロゾル生成システム1000は、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を除去することができるエアロゾル生成装置用アクセサリ100を提供することができ、その結果、ユーザは、手では除去することができない収容空間10i内のエアロゾル生成物品20を、容易であって効率的に除去することができる。
【0118】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、及びボディ110の他側(例:-z方向の一側(図1))に配される第2除去部材140を含むものでもある。
【0119】
第2除去部材140は、エアロゾル生成装置10の収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20を除去する役割を行うことができる。例えば、第2除去部材140は、フック形状に形成され、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一部に掛かりうるが、エアロゾル生成物品20に掛かることができものであるならば、第2除去部材140の形状は、それに限定されるものではない。
【0120】
それにより、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iから除去されるとき、収容空間10i内に残存するエアロゾル生成物品20は、第2除去部材140に掛かった状態でもって、エアロゾル生成装置用アクセサリ100と共に、収容空間10iから除去されうる。
【0121】
特に、ユーザは、収容空間10i内に、第1除去部材が挿入されるほどでもない量のエアロゾル生成物品だけ残っている場合、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の第2除去部材140を介し、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を効果的に除去することができる。
【0122】
図7は、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
【0123】
図7を参照すれば、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、ガイド部材120、第1除去部材130、第2除去部材140、及び少なくとも1つの突出部150を含むものでもある。
【0124】
他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、図1に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリ100において、少なくとも1つの突出部150が追加されたアクセサリでもあり、以下において、重複説明は、省略される。
【0125】
少なくとも1つの突出部150は、ガイド部材120の一領域において、第1除去部材130に向かう方向に延長され、第1除去部材130と共に、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を支持することができる。
【0126】
他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、第1除去部材130と共に、エアロゾル生成物品を支持することができる少なくとも1つの突出部150を介し、収容空間に残存するエアロゾル生成物品が、エアロゾル生成装置用アクセサリ100から離脱することを防止することができる。
【0127】
以下においては、図8を参照し、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100の第1除去部材130、及び少なくとも1つの突出部150を介し、収容空間内のエアロゾル生成物品を除去する過程について具体的に説明する。
【0128】
図8は、図7に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図面である。
【0129】
図8を参照すれば、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、ガイド部材120、第1除去部材130、及び少なくとも1つの突出部150を含むものでもある。
【0130】
第1除去部材130と、少なくとも1つの突出部150は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置10(図2))の収容空間10iに挿入されるとき、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一部を貫通し、エアロゾル生成物品20の内部に挿入されうる。
【0131】
エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入されたとき、第1除去部材130の第1端部131と第2端部132は、第1端部131と第2端部132との間の空間(例:A領域(図3))に収容されるエアロゾル生成物品20の少なくとも一部を支持することができる。
【0132】
また、少なくとも1つの突出部150は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入される過程において、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を、ボディ110に向かう方向(例:矢印方向(図8))に加圧することにより、エアロゾル生成物品20の少なくとも一部が、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150との間に収容されうる。ボディ110と、少なくとも1つの突出部150は、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150との間に収容されるエアロゾル生成物品20の少なくとも一部を支持することができる。
【0133】
すなわち、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100においては、第1除去部材130と共に、エアロゾル生成物品20を支持する少なくとも1つの突出部150を介し、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を、さらに強く支持することができる。
【0134】
結果として、他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iから除去されるとき、エアロゾル生成物品20が、エアロゾル生成装置用アクセサリ100で離脱されず、エアロゾル生成装置用アクセサリ100と共に、収容空間10iから除去されることになる。
【0135】
図9は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリの斜視図である。
【0136】
図9を参照すれば、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、ガイド部材120、第1除去部材130、第2除去部材140、少なくとも1つの突出部150、及び連結部160を含むものでもある。
【0137】
さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、図7に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリ100において、連結部160が追加されたアクセサリでもあり、以下において、重複説明は、省略される。
【0138】
連結部160は、ボディ110、少なくとも1つの突出部150とを連結するように配され、ボディ110、と少なくとも1つの突出部150とがエアロゾル生成物品を強く支持することができる。例えば、連結部160の一端がボディ110と連結され、他端は、少なくとも1つの突出部150と連結されることにより、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150とが連結部160を介し、互いに連結されうる。
【0139】
また、連結部160は、少なくとも1つの突出部150が、収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される過程において、エアロゾル生成物品により、少なくとも1つの突出部150が損傷されることを防止することができる。
【0140】
例えば、少なくとも1つの突出部150が、収容空間に残存するエアロゾル生成物品に挿入される過程において、エアロゾル生成物品により、少なくとも1つの突出部150の一端に、応力(例:曲げ応力(bending stress))が加えられ、少なくとも1つの突出部150が反ったり折れたりしてしまう状況が生じうる。
【0141】
さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、連結部160を介し、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150とを連結することにより、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間に挿入される過程において、少なくとも1つの突出部150が反ることを防止することができる。
【0142】
以下では、図10を参照して、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100を介してエアロゾル生成装置の収容空間内に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程を具体的に説明する。
【0143】
図10は、図9に図示されたエアロゾル生成装置用アクセサリの第1除去部材を介し、エアロゾル生成装置の収容空間に残存するエアロゾル生成物品を除去する過程について説明するための図面である。
【0144】
図10を参照すれば、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、ボディ110、ガイド部材120、第1除去部材130、少なくとも1つの突出部150、及び連結部160を含むものでもある。
【0145】
第1除去部材130と、少なくとも1つの突出部150は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置10(図2))の収容空間10iに挿入されるとき、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20の少なくとも一部を貫通し、エアロゾル生成物品20の内部に挿入されうる。
【0146】
少なくとも1つの突出部150が、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を貫通する過程において、少なくとも1つの突出部150に曲げ応力が加えられ、少なくとも1つの突出部150が反ったり破損されたりしてしまう状況が生じうる。
【0147】
さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、少なくとも1つの突出部150と、ボディ110とを連結する連結部160を介し、少なくとも1つの突出部150に加えられる曲げ応力により、少なくとも1つの突出部150が反ることを防止することができる。
【0148】
また、連結部160は、エアロゾル生成装置用アクセサリ100が収容空間10iに挿入されるとき、収容空間10iに残存するエアロゾル生成物品20を、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150との間の空間に加圧し、エアロゾル生成物品20の少なくとも一部を、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150との間に収容しうる。
【0149】
それにより、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150との間の空間に、さらに多量のエアロゾル生成物品20が収容され、ボディ110と、少なくとも1つの突出部150は、エアロゾル生成物品20をさらに強く支持することができる。
【0150】
すなわち、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置用アクセサリ100は、連結部160を介し、エアロゾル生成装置用アクセサリ100の使用過程において、少なくとも1つの突出部150が反ることを防止しながら、収容空間10iに収容されたエアロゾル生成物品20が、エアロゾル生成装置用アクセサリ100から離脱されることを防止することができる。
【0151】
図11は、一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。このとき、図11のエアロゾル生成装置1100は、図2に図示されたエアロゾル生成システム1000のエアロゾル生成装置10と実質的に、同一でもあり、あるいは類似してもいる。
【0152】
エアロゾル生成装置1100は、制御部1110、センシング部1120、出力部1130、バッテリ1140、ヒータ1150、ユーザ入力部1160、メモリ1170及び通信部1180を含むものでもある。ただし、エアロゾル生成装置1100の内部構造は、図11に図示されたところに制限されるものではない。すなわち、エアロゾル生成装置1100の設計により、図11に図示された構成のうち一部が省略されるか、あるいは新たな構成がさらに追加されうることは、本実施形態と係わる技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0153】
センシング部1120は、エアロゾル生成装置1100の状態、またはエアロゾル生成装置1100周辺の状態を感知し、感知された情報を、制御部1110に伝達することができる。制御部1110は、前述の感知された情報に基づき、ヒータ1150の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例:シガレット、カートリッジなど)の挿入いかんの判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行されるように、エアロゾル生成装置1100を制御することができる。
【0154】
センシング部1120は、温度センサ1122、挿入感知センサ1124及びパフセンサ1126のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0155】
温度センサ1122は、ヒータ1150(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知することができる。エアロゾル生成装置1100は、ヒータ1150の温度を感知する別途の温度センサを含むか、あるいはヒータ1150自体が温度センサの役割を行うことができる。または、温度センサ1122は、バッテリ1140の温度をモニタリングするように、バッテリ1140の周囲に配されたものでもある。
【0156】
挿入感知センサ1124は、エアロゾル生成物品の挿入及び/または除去を感知することができる。例えば、挿入感知センサ1124は、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ及び赤外線センサのうち、少なくとも一つを含み、該エアロゾル生成物品が挿入及び/または除去されることによる信号変化を感知することができる。
【0157】
パフセンサ1126は、気流通路または気流チャネルの多様な物理的変化に基づき、ユーザのパフを感知することができる。例えば、パフセンサ1126は、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうちいずれか一つに基づき、ユーザのパフを感知することができる。
【0158】
センシング部1120は、前述のセンサ(温度センサ1122、挿入感知センサ1124及びパフセンサ1126)以外に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例えば、GPS(global positioning system))、近接センサ及びRGB(red-green-blue)センサ(illuminance sensor)のうち少なくとも一つをさらに含むものでもある。各センサの機能は、その名称から、通常の技術者が直観的に推論することができるので、具体的な説明は、省略されうる。
【0159】
出力部1130は、エアロゾル生成装置1100の状態に係わる情報を出力し、ユーザに提供することができる。出力部1130は、ディスプレイ部1132、ハプティック部1134及び音響出力部1136のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。ディスプレイ部1132とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイ部1132は、出力装置以外に、入力装置としても使用されうる。
【0160】
ディスプレイ部1132は、エアロゾル生成装置1100に係わる情報を、ユーザに視覚的に提供することができる。例えば、エアロゾル生成装置1100に係わる情報は、エアロゾル生成装置1100のバッテリ1140の充電/放電状態、ヒータ1150の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態、またはエアロゾル生成装置1100の使用が制限される状態(例:異常物品感知)のような多様な情報を意味し、ディスプレイ部1132は、前記情報を外部に出力することができる。ディスプレイ部1132は、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などでもある。また、ディスプレイ部1132は、LED発光素子形態でもある。
【0161】
ハプティック部1134は、電気的信号を、機械的な刺激、または電気的な刺激に変換し、エアロゾル生成装置1100に係わる情報を、ユーザに触覚的に提供することができる。例えば、ハプティック部1134は、モータ、圧電素子または電気刺激装置を含むものでもある。
【0162】
音響出力部1136は、エアロゾル生成装置1100に係わる情報を、ユーザに聴覚的に提供することができる。例えば、音響出力部1136は、電気信号を音響信号に変換し、外部に出力することができる。
【0163】
バッテリ1140は、エアロゾル生成装置1100が動作するのに利用される電力を供給することができる。バッテリ1140は、ヒータ1150が加熱されうるように、電力を供給することができる。また、バッテリ1140は、エアロゾル生成装置1100内に具備された他の構成(例:センシング部1120、出力部1130、ユーザ入力部1160、メモリ1170及び通信部1180)の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ1140は、充電が可能なバッテリでもあり、一回使用バッテリでもある。例えば、バッテリ1140は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されるものではない。
【0164】
ヒータ1150は、バッテリ1140から電力を供給され、エアロゾル生成物質を加熱することができる。図11に図示されていないが、エアロゾル生成装置1100は、バッテリ1140の電力を変換してヒータ1150に供給する電力変換回路(例:DC(direct current)/DCコンバータ)をさらに含むものでもある。また、エアロゾル生成装置1100が、誘導加熱方式でエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置1100は、バッテリ1140の直流電源を交流電源に変換するDC/AC(alternating current)コンバータをさらに含むものでもある。
【0165】
制御部1110、センシング部1120、出力部1130、ユーザ入力部1160、メモリ1170及び通信部1180は、バッテリ1140から電力を供給され、機能を遂行することができる。図11に図示されていないが、バッテリ1140の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えばLDO(low drop out)回路または電圧レギュレータ回路をさらに含むものでもある。
【0166】
一実施形態において、ヒータ1150は、任意の適する電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、適する電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されるものではない。また、ヒータ1150は、金属熱線(wire)、導電性トラックが配された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されうるが、それらに制限されるものではない。
【0167】
他の実施形態において、ヒータ1150は、誘導加熱方式のヒータでもある。例えば、ヒータ1150は、コイルによって印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプタを含むものでもある。
【0168】
ユーザ入力部1160は、ユーザから入力された情報を受信するか、あるいはユーザに情報を出力することができる。例えば、ユーザ入力部1160は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがありえるが、それに制限されるものではない。また、図11に図示されていないが、エアロゾル生成装置1100は、USB(universal serial bus)インターフェースのような連結インターフェース(connection interface)をさらに含み、該USBインターフェースのような連結インターフェースを介し、他の外部装置と連結されて情報を送受信するか、あるいはバッテリ1140を充電することができる。
【0169】
メモリ1170は、エアロゾル生成装置1100内で処理される各種データを保存するハードウェアであり、制御部1110で処理されたデータ、及び処理されるデータを保存することができる。メモリ1170は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD(secure digital)メモリまたはXD(extreme digital)メモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち、少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。メモリ1170は、エアロゾル生成装置1100の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどを保存することができる。
【0170】
通信部1180は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含むものでもある。例えば、通信部1180は、近距離通信部1182(short-range wireless communication unit)及び無線通信部1184を含むものでもある。
【0171】
近距離通信部1182は、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(wireless local area network)(Wi-Fi(wireless fidelity))通信部、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct)通信部、UWB(ultra-wideband)通信部、Ant+通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0172】
無線通信部1184は、セルラネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例:LAN(local area network)またはWAN(wide area network))通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。無線通信部1184は、加入者情報(例:国際モバイル加入者識別子(IMSI)を利用し、通信ネットワーク内において、エアロゾル生成装置1100を確認及び認証することもできる。
【0173】
制御部1110は、エアロゾル生成装置1100の全般的な動作を制御することができる。一実施形態において、制御部1110は、少なくとも1つのプロセッサを含むものでもある。該プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例が属する技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0174】
制御部1110は、バッテリ1140の電力をヒータ1150に供給することを制御することにより、ヒータ1150の温度を制御することができる。例えば、制御部1110は、バッテリ1140とヒータ1150とのスイッチング素子のスイッチングを制御することにより、電力供給を制御することができる。他例において、制御部1110の制御命令により、加熱直接回路がヒータ1150に対する電力供給を制御することもできる。
【0175】
制御部1110は、センシング部1120によって感知された結果を分析し、その後に遂行される処理を制御することができる。例えば、制御部1110は、センシング部1120によって感知された結果に基づき、ヒータ1150の動作が開始または終了されるように、ヒータ1150に供給される電力を制御することができる。他の例を挙げれば、制御部1110は、センシング部1120によって感知された結果に基づき、ヒータ1150が所定の温度まで加熱されるか、あるいは適切な温度を維持することができるように、ヒータ1150に供給される電力の量、及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0176】
制御部1110は、センシング部1120によって感知された結果に基づき、出力部1130を制御することができる。例えば、パフセンサ1126を介してカウントされたパフ回数が、既設定の回数に達すれば、制御部1110は、ディスプレイ部1132、ハプティック部1134及び音響出力部1136のうち少なくとも一つを介し、ユーザにエアロゾル生成装置1100がすぐに終了されることを予告することができる。
【0177】
一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態によっても具現されうる。コンピュータによって読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。また、コンピュータによって読み取り可能な媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含むものでもある。該コンピュータ記録媒体は、コンピュータによって読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。該通信媒体は、典型的に、コンピュータによって読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0178】
前述の実施形態に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野において通常の知識を有する者であるならば、それらから、多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によって定められるものであり、該特特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲にある全ての差異は、該特許請求の範囲によって定められる保護範囲に含まれるものであると解釈されなければならないのである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】