(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-18
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 56/00 20090101AFI20240710BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240710BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240710BHJP
【FI】
H04W56/00 130
H04W72/232
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024502140
(86)(22)【出願日】2023-05-16
(85)【翻訳文提出日】2024-01-15
(86)【国際出願番号】 KR2023006628
(87)【国際公開番号】W WO2023224364
(87)【国際公開日】2023-11-23
(31)【優先権主張番号】10-2022-0059718
(32)【優先日】2022-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(32)【優先日】2022-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2022-0061646
(32)【優先日】2022-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0100226
(32)【優先日】2022-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソンウク
(72)【発明者】
【氏名】コ,ヒョンソ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,スクチェル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
5K067JJ13
(57)【要約】
【要約】本発明の一実施例による無線通信システムにおいて、信号を送受信する方法及び装置は、第1のSSBに基づいて第2のSSBを受信する動作を含む。具体的には、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットが第2のSSBの受信に用いられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて、端末(UE)が信号を受信する方法であって、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;及び
前記第2のSSBに基づいてセル探索を行うステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号受信方法。
【請求項2】
前記決定するステップは、CRB内の最低サブキャリアから前記第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔を指示するサブキャリアオフセット値が所定の範囲以内である場合に対して実行される、請求項1に記載の信号受信方法。
【請求項3】
前記最も近いGSCNは、前記第1のSSBのGSCNに、前記ステップサイズ及び前記GSCNオフセットの積を足した値に決定される、請求項1に記載の信号受信方法。
【請求項4】
前記周波数帯域がFR1(frequency range 1)又はFR2-1であることに基づいて、前記ステップサイズは1と決定され、
前記周波数帯域がFR2-2であることに基づいて、前記ステップサイズは3と決定される、請求項1に記載の信号受信方法。
【請求項5】
前記ステップサイズは、前記周波数帯域のSCSが120kHzである場合及び480kHzである場合に対して同一に決定される、請求項4に記載の信号受信方法。
【請求項6】
前記GSCNオフセットは、前記周波数帯域及び前記サブキャリアオフセットに基づいて決定される、請求項2に記載の信号受信方法。
【請求項7】
無線通信システムにおいて、信号を受信するための端末であって、
少なくとも1つの送受信機;
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を格納する少なくとも1つのメモリ;を備えてなり、
前記特定の動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、端末。
【請求項8】
前記決定するステップは、CRB内の最低サブキャリアから前記第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔を指示するサブキャリアオフセット値が所定の範囲以内である場合に対して実行される、請求項7に記載の端末。
【請求項9】
前記最も近いGSCNは、前記第1のSSBのGSCNに、前記ステップサイズ及び前記GSCNオフセットの積を足した値に決定される、請求項7に記載の端末。
【請求項10】
前記周波数帯域がFR1(frequency range 1)又はFR2-1であることに基づいて、前記ステップサイズは1と決定され、
前記周波数帯域がFR2-2であることに基づいて、前記ステップサイズは3と決定される、請求項7に記載の端末。
【請求項11】
前記ステップサイズは、前記周波数帯域のSCSが120kHzである場合及び480kHzである場合に対して同一に決定される、請求項10に記載の端末。
【請求項12】
前記GSCNオフセットは、前記周波数帯域及び前記サブキャリアオフセットに基づいて決定される、請求項8に記載の端末。
【請求項13】
端末のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが動作を行うようにする少なくとも1つのコンピューターメモリ;を備えてなり、
前記動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサが動作を行うようにする少なくとも1つのコンピュータープログラムを含むコンピューター読み取り可能な不揮発性記憶媒体であって、
前記動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、記憶媒体。
【請求項15】
無線通信システムにおいて、基地局(BS)が信号を送信する方法であって、
タイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しない第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を送信するステップ;
前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBを送信するステップ;を含み、
前記第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)は、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号送信方法。
【請求項16】
無線通信システムにおいて、信号を受信するための基地局であって、
少なくとも1つの送受信機;
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を格納する少なくとも1つのメモリ;を備えてなり、
前記特定の動作は、
タイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しない第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を送信するステップ;
前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBを送信するステップ;を含み、
前記第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)は、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、基地局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信システムで使用される方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムが音声やデータなどの種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは可用のシステムリソース(帯域幅、伝送パワーなど)を共有して多重使用者との通信を支援可能な多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例としては、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明で達成しようとする技術的課題は、無線通信システムにおいて信号の送受信を効率的に行うための方法及びそのための装置を提供することにある。
【0004】
本発明の技術的課題は上述した技術的課題に制限されず、他の技術的課題は本発明の実施例から類推できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は無線通信システムにおける信号送受信方法及び装置を提供する。
【0006】
本発明の一態様として、無線通信システムにおいて、端末(UE)が信号を受信する方法であって、第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、前記最も近いGSCNは、(i)CRB(common resource block)内の最低サブキャリアから前記第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔、(ii)前記第1のSSBのGSCN、(iii)ステップサイズ、及び(iiiv)GSCNオフセットに基づいて決定され、前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号受信方法が提供される。
【0007】
本発明の一態様として、無線通信システムにおいて、基地局(BS)が信号を送信する方法であって、タイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しない第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を送信するステップ;前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBを送信するステップ;を含み(備え;構成し;構築し;設定し;包接し;包含し;含有し)、前記第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)は、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号送信方法が提供される。
【0008】
本発明の他の一様態として、前記セル探索方法を行う装置、プロセッサ及び記憶媒体が提供される。
【0009】
上記装置は少なくとも端末、ネットワーク及び通信装置以外の他の自律走行車両と通信可能な自律走行車両を含む。
【0010】
上述した本発明の態様は本発明の好ましい実施例の一部に過ぎず、本発明の技術的特徴が反映された様々な実施例は、当該技術分野における通常の知識を有する者が後述する本発明の詳細な説明に基づいて導き出して理解できるであろう。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一実施例によれば、端末と基地局の間で信号が送受信されるとき、従来の発明とは差別化された動作により、さらに効率的な信号送受信を行うことができるという長所がある。
【0012】
本発明の技術的効果は上述した技術的効果に制限されず、他の技術的効果が本発明の実施例から類推できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】無線フレーム(radio frame)の構造を例示する図である。
【
図2】スロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
【
図3】スロット内に物理チャンネルがマッピングされる一例を示す。
【
図5-6】本発明の実施例による信号送受信方法を説明するための図である。
【
図7-10】本発明の実施例による装置を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の技術は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC-FDMAなどのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAはUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project):登録商標:以下同じ LTE(long term evolution)は、E-UTRAを用いるE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced)/LTE-A proは3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は3GPP LTE/LTE-A/LTE-A proの進化したバージョンである。
【0015】
より明確な説明のために、3GPP通信システム(例、LTE-A、NR)に基づいて説明するが、本発明の技術的思想はそれに限られない。LTEは3GPP TS 36.xxx Release 8以後の技術を意味する。詳しくは、3GPP TS 36.xxx Release 10以後のLTE技術はLTE-Aと呼ばれ、3GPP TS 36.xxx Release 13以後のLTE技術はLTE-A proと呼ばれる。3GPP NRはTS 38.xxx Release 15以後の技術を意味する。LTE/NRは3GPPシステムと称されることもできる。「xxx」は標準文書の細部番号を意味する。LTE/NRは3GPPシステムと統称される。本発明の説明に使用された背景技術、用語、略語などについては本発明の以前に公開された標準文書に記載された事項を参照できる。例えば、以下の文書を参照できる。
【0016】
3GPP NR
【0017】
-38.211: Physical channels and modulation
【0018】
-38.212: Multiplexing and channel coding
【0019】
-38.213: Physical layer procedures for control
【0020】
-38.214: Physical layer procedures for data
【0021】
-38.300: NR and NG-RAN Overall Description
【0022】
-38.331: Radio Resource Control(RRC) protocol specification
【0023】
図1はNRにおいて使用される無線フレームの構造を例示している。
【0024】
NRにおいて、上りリンク(UL)及び下りリンク(DL)の送信はフレームで構成される。無線フレーム(radio frame)は10msの長さを有し、2つの5msハーフフレーム(Half-Frame、HF)と定義される。ハーフフレームは5つの1msサブフレーム(Subframe、SF)と定義される。サブフレームは1つ以上のスロット(slot)に分割され、サブフレーム内のスロット数はSCS(Subcarrier Spacing)に依存する。各スロットはCP(cyclic prefix)によって12つ又は14つのOFDM(A)シンボル(symbol)を含む。一般CP(normal CP)が使用される場合、各スロットは14つのシンボルを含む。拡張CP(extended CP)が使用される場合は、各スロットは12つのシンボルを含む。ここで、シンボルはOFDMシンボル(或いは、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(或いは、DFT-s-OFDMシンボル)を含むことができる。
【0025】
表1は、一般CPが使用される場合、SCSに応じて、スロットごとのシンボル数、フレームごとのスロット数とサブフレームごとのスロット数が異なることを例示している。
【0026】
【0027】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSに応じて、スロットごとのシンボル数、フレームごとのスロット数とサブフレームごとのスロット数が異なることを例示している。
【0028】
【0029】
NRシステムでは、一つの端末(User Equipment;UE)に併合される複数のセルの間でOFDM(A)ニューマロロジー(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定される。これにより、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、SF、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と統称)の(絶対時間)区間が併合されたセルの間で異なる。
【0030】
NRは様々な5Gサービスを支援するための多数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ニューマロロジー(例、副搬送波間隔、SCS)を支援する。例えば、SCSが15kHzである場合は、伝統的なセルラーバンドにおける広い領域(wide area)を支援し、SCSが30kHz/60kHzである場合は、密集した都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)を支援する。
【0031】
NR周波数バンド(frequency band)は2つのタイプの周波数範囲(frequency range、FR)により定義される(FR1/FR2)。FR1/FR2は以下の表3のように構成される。またFR2はミリメートル波(millimeter wave、mmW)を意味する。
【0032】
【0033】
【0034】
スロットは時間ドメインで複数のシンボルを含む。例えば、一般CPの場合、1つのスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPの場合は、1つのスロットが12個のシンボルを含む。搬送波は周波数ドメインで複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は周波数ドメインで複数(例えば、12)の連続する副搬送波と定義される。周波数ドメインにおいて、複数のRBインターレース(単に、インターレース)が定義される。インターレースm∈[0、1、...、M-1]は(共通)RB[m、M+m、2M+m、3M+m、...]で構成される。Mはインターレースの数を示す。BWP(Bandwidth Part)は周波数ドメインで複数の連続するRB(例えば、physical RB、PRB)と定義され、1つのOFDMニューマロロジー(numerology)(例えば、SCS(u)、CP長さなど)に対応することができる。搬送波は最大N個(例えば、5個)のBWPを含む。データ通信は活性化されたBWPで行われ、1つのセル/搬送波内において1つの端末には1つのBWPのみが活性化される。リソースグリッドにおいて各々の要素はリソース要素(Resource Element、RE)と称され、1つの変調シンボルがマッピングされることができる。
【0035】
無線通信システムにおいて、端末は基地局から下りリンク(Downlink、DL)を介して情報を受信し、端末は基地局に上りリンク(Uplink、UL)を介して情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報はデータ及び様々な制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャンネル/信号が存在する。物理チャンネルは上位階層から由来する情報を運ぶリソース要素(RE)のセットに対応する。物理信号は物理階層(PHY)により使用されるリソース要素(RE)のセットに対応するが、上位階層から由来する情報は運ばない。上位階層はMAC(Medium Access Control)階層、RLC(Radio Link Control)階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層、RRC(Radio Resource Control)階層などを含む。
【0036】
DL物理チャンネルはPBCH(Physical Broadcast channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared channel)及びPDCCH(Physical Downlink Control channel)を含む。DL物理信号はDL RS(Reference Signal)、PSS(Primary synchronization signal)及びSSS(Secondary synchronization signal)を含む。DL RSはDM-RS(Demodulation RS)、PT-RS(Phase-tracking RS)及びCSI-RS(channel-state information RS)を含む。UL物理チャンネルはPRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)を含む。UL物理信号はUL RSを含む。UL RSはDM-RS、PT-RS及びSRS(Sounding RS)を含む。
【0037】
本発明において、基地局は、例えば、gNodeBである。
【0038】
図4はSSB構造を例示する。端末はSSBに基づいてセル探索(search)、システム情報取得、初期接続のためのビーム整列、DL測定などを行うことができる。SSBはSS/PBCH(Synchronization Signal/Physical Broadcast channel)ブロックと混用できる。
【0039】
図4を参照すると、SSBはPSS、SSS及びPBCHからなる。SSBは4個の連続したOFDMシンボルに構成され、OFDMシンボルごとに、PSS、PBCH、SSS/PBCH及びPBCHが送信される。PSS及びSSSはそれぞれ、1個のOFDMシンボルと127個の副搬送波からなり、PBCHは、3個のOFDMシンボルと576個の副搬送波からなる。PBCHにはポーラーコーディング及びQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)が適用される。PBCHは、OFDMシンボルごとに、データREとDMRS(Demodulation Reference Signal)REからなる。RBごとに3個のDMRS REが存在し、DMRS RE間には3個のデータREが存在する。
【0040】
Transmission of SSB and CORESET#0
【0041】
前述した内容は、後述する本発明で提案する方法と結合して適用することができ、又は本発明で提案する方法の技術的な特徴を明確にするために補充される。
【0042】
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、次期の無線通信システムにおいて制限された周波数帯域の効率的な活用はますます重要な要求となっている。LTE/NRシステムのようなセルラー通信システムも、従来のWiFiシステムが主に使用する2.4GHz帯域のような非免許帯域や新たに注目されている5GHz及び60GHz帯域のような非免許帯域をトラフィックオフロードに活用する方案を検討している。基本的に、非免許帯域は、各通信ノード間の競争によって無線送受信を行う方式を仮定するため、各通信ノードが信号を送信する前にチャンネルセンシング(channel sensing)を行い、他の通信ノードが信号を送信していないことを確認することを要求している。便宜上、このような動作をLBT(listen before talk)又はCAP(channel access procedure)といい、特に他の通信ノードが信号送信を行っているか否かを確認する動作をCS(carrier sensing)、他の通信ノードが信号送信を行っていないと判断した場合をCCA(clear channel assessment)が確認されたと定義する。
【0043】
以下の説明において、LBTはCAPに置き換えることができる。LTE/NRシステムのeNB/gNBやUEも非免許帯域(便宜上、U-bandという)での信号送信のためにはLBTを行う必要があり、LTE/NRシステムのeNB/gNBやUEが信号を送信するとき、Wi-Fi(又は、802.11ad/ayなどのWiGig(Wireless Gigabit Alliance))などの他の通信ノードもLBTを行うことで干渉を起こさないようにする。例えば、Wi-Fi標準(802.11ac)においてCCA閾値(threshold)は、non Wi-Fi信号に対して-62dBm、Wi-Fi信号に対して-82dBmと規定されている。これは、STAやAPは、例えば、Wi-Fi以外の信号が-62dBm以上の電力で受信されると、干渉を起こさないように信号を送信しないことを意味する。
【0044】
3GPP Rel-15(release-15)NRシステムは52.6GHz以下の帯域の動作を定義している。今後、releaseにおいてNRシステムを60/70GHzバンド(具体的には、52.6GHz以上の周波数帯域、又は52.6GHz以上71GHz以下の周波数帯域)の免許帯域及び/又は非免許帯域においても動作させるための論議が進行中である。本発明では、便宜上、当該帯域をFR2-2(frequency range 2-2)といい、FR2-2周波数帯域上のSS/PBCHブロック送受信、SIB1 PDCCH/PDSCH送受信を含む初期接続方法を提案する。また、FR1(7.125GHzまでの周波数帯域)におけるSS/PBCHブロック送受信、SIB1 PDCCH/PDSCH送受信を含む初期接続方法を提案する。
【0045】
また、後述する方法は、前述したNRシステム(免許帯域)又は共有スペクトル(shared spectrum)にも同様に適用でき、本発明で提案する技術的思想が当該システムにも具現できるように、各システムで定義する用語、表現、構造などに合わせて変更又は代替できることはもちろんである。
【0046】
表4は、3GPP TS 38.213 V17.1.0の13の「UE procedure for monitoring Type0-PDCCH CSS sets」から抜粋した内容である。表5は、Table 13-16で、「Mapping between the combination of K_SSB and controlResourceSetZero and searchSpaceZero in pdcch-ConfigSIB1 to for FR1」を、表6は、Table 13-17で、「Mapping between the combination of K_SSB and controlResourceSetZero and searchSpaceZero in pdcch-ConfigSIB1 to N_GSCN^Offset for FR2」を示す。
【0047】
表4ないし6を参照すると、FR1(7.125GHzまでの周波数帯域)及びFR2(例えば、24.25GHz以上の周波数帯域)に対して、もし端末が探知した第1のSSBがNCD-SSB(non-cell defining SSB)である場合、当該SSB周辺の周波数領域のCD-SSB(cell defining SSB)に関する情報が提供される。NCD-SSBはtype0-PDCCH CSS set及びCORESET♯0に対する有効な設定(configuration)を提供しないSSB又はSIB1 PDSCHをスケジュールするPDCCHに対するMO(monitoring occasion)情報を提供しないSSBを意味する。CD-SSBはtype0-PDCCH CSS set及びCORESET♯0に対する有効な設定を提供するSSB又はSIB1 PDSCHをスケジュールするPDCCHに関するMO情報を提供するSSBを意味する。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
具体的に、FR1においてk_SSB値が24以上29以下であるか、FR2においてk_SSB値が12又は13である場合、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値が適用される。端末には、第1のSSBによって、当該オフセット値が適用されたGSCNに最も近い同期化ラスタ(synchronization raster)を中心周波数とするCD-SSBが存在することがシグナリングされる。
【0052】
また、FR1においてk_SSB値が31であるか、FR2においてk_SSB値が15である場合、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)を基準としてN_GSCN^Reference-N_GSCN^Start、N_GSCN^Reference-N_GSCN^Endの範囲にはCD-SSBが存在しないことが端末にシグナリングされる。
【0053】
以下の表7は、TS 38.101-1 v17.5.0から抜粋した「Applicable SS raster entries per operating band」に該当する。FR1のNR動作帯域(operating band)のうち、n96帯域の場合、GSCN範囲(range)が9531~10363(即ち、832間隔)であるため、GSCN範囲が上記表5においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔である768より大きい。よって、表4に示されるシグナリングが改善(enhance)される必要がある。参考として、n96帯域は5925MHz-7125MHzの範囲に定義された帯域であって、非免許帯域に該当する。よって、共有スペクトルチャンネル接続動作(operation with shared spectrum channel access)のための帯域に該当する。
【0054】
【0055】
一方、FR2-2には、免許帯域及び非免許帯域の用途として2つの個別の周波数帯域が定義される。免許帯域の動作のためにはn264が定義され、66GHz~71GHzの周波数帯域に対応する。非免許帯域の動作のためにはn263が定義され、57GHz~71GHzの周波数帯域に対応する。
【0056】
n264に対しては、一例として、以下の表8のようなGSCNが定義される。GSCN範囲が略24674~24959(即ち、285間隔)であるため、GSCN範囲が、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔である256よりも大きい。よって、表4に示されるシグナリングが改善される必要がある。
【0057】
この発明において、免許帯域の動作(licensed band operation)は、共有スペクトルチャンネル接続外の動作(operation without shared spectrum channel access)として通用される。非免許帯域の動作(unlicensed band operation)は、共有スペクトルチャンネル接続の動作(operation with shared spectrum channel access)として通用される。
【0058】
【0059】
同様に、n263に対しては、一例として、以下の表9のようなGSCNが定義される。GSCN範囲が略24153~24956(即ち、803間隔)であるため、GSCN範囲が上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔である256よりも大きい。よって、表4に示されるシグナリングが改善される必要がある。
【0060】
【0061】
よって、この発明では、FR1上の免許帯域動作(例えば、for n96)及び/又はFR2-2上の免許帯域の動作又は非免許帯域の動作(例えば、for n263又はn264)に対して、NCD-SSB又はCD-SSBの位置を知らせる方法を提案する。
【0062】
1) 受信端(Receiver、Entity A、例えば、UE):
【0063】
[方法#1] FR1上の免許帯域の動作(例えば、for n96)及び/又はFR2-2上の免許帯域の動作又は非免許帯域の動作(例えば、for n263又はn264)に対して、指示可能な「NCD-SSBのGSCNからCD-SSB間GSCN間のオフセット」値が増加すると、増加したオフセットによって少なくとも同一帯域内の全て又はほとんどのGSCNが指示される。
【0064】
1-1. 第一の方法として、n96帯域又は5925MHz~7125MHzの範囲に属する第1のSSBに対して、k_SSB値が24以上29以下の値である場合(n96帯域はFR1に属するため)、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値を適用するとき、N_GSCN^Reference+M_GSCN^step・N_GSCN^Offsetの数式が適用される。このとき、M_GSCN^step値は1より大きい値に予め定義される。一例として、n96のGSCN範囲は9531から10363であって832間隔であり、上記の表5においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が768であることを考慮して、M_GSCN^stepはceiling[832/768]値であるM_GSCN^step=2と定義される。
【0065】
又は、n96帯域又は5925MHz~7125MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSBに対して該当方法が適用される。具体的には、第2のSSBに対応するGSCN値が9531~10363である場合に対して、第一の方法(即ち、1より大きいM_GSCN^step値、一例として、M_GSCN^step=2を定義する方法)が適用される。
【0066】
その他の方法として、「n96帯域又は5925MHz~7125MHzの範囲に属する第1のSSB」に対して、又は「n96帯域又は5925MHz~7125MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSB」に対して、表5の一部の値を変更することで、少なくとも同一の帯域内の全てのGSCNに対する指示又は情報伝達が可能なシグナリングが導入される。例えば、k_SSBが26である場合、M_GSCN^step値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^offsetの最大値が768ではなく832まで指示される。又は、k_SSBが29である場合、N_GSCN^offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^offsetの最小値が-768ではなく-832まで指示される。又は、k_SSBが30である場合、予約状態(Reserved state)の全部又は一部によって769~832及び-769~-832が指示される。
【0067】
1-2. 第二の方法として、n264帯域又は66000MHz~71000MHzの範囲に属する(又は、FR2-2に属する)第2のSSBに対して、k_SSB値が12又は13である場合(n264帯域はFR2に属するため)、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値を適用するとき、N_GSCN^Reference+M_GSCN^step・N_GSCN^Offsetの数式が適用される。このとき、M_GSCN^step値は1より大きい値に予め定義されてもよい。一例として、n264のGSCN範囲が24674~24959、即ち、285間隔であり、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が256であることを考慮して、M_GSCN^step値はceiling[285/256]値である、M_GSCN^step=2と定義される。又は、表8に従い、SSBのSCSごとに定義されたステップサイズ、即ち、M_GSCN^step=3(for 120kHz)又はM_GSCN^step=12(for 480kHz)又はM_GSCN^step=6(for 960kHz)と定義される。
【0068】
又は、n264帯域又は66000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSBに対して該当方法が適用される。具体的には、第1のSSBに対応するGSCN値が24674~24959である場合に対して、第二の方法(即ち、1より大きいM_GSCN^step値、一例として、M_GSCN^step=2を定義するか、SCSごとに異なるM_GSCN^step値を定義する方法)が適用される。例えば、n264に対して対応するGSCN値は、第1のSSBのSCSに応じて異なる。第1のSSBのSCSが120kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24674~24959である場合に対して第二の方法が適用される。第1のSSBのSCSが480kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24677~24953である場合に対して第二の方法が適用される。第1のSSBのSCSが960kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24680~24950である場合に対して第二の方法が適用される。
【0069】
その他の方法として、「n264帯域又は66000MHz~71000MHzの範囲に属する第1のSSB」に対して、又は「n264帯域又は66000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSB」に対して、表6の一部の値を変更することで、少なくとも同一帯域内の全てのGSCNに対する指示又は情報伝達が可能なシグナリングが導入される。例えば、k_SSBが12である場合、N_GSCN^Offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最大値が256ではなく285まで指示される。又は、k_SSBが13である場合、N_GSCN^Offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最小値が-256ではなく-285まで指示される。又は、k_SSBが14である場合、予約状態(Reserved state)の全部又は一部を活用して、257~285及び-257~-285が指示される。
【0070】
1-3. 第三の方法として、n263帯域又は57000MHz~71000MHzの範囲に属する第1のSSBに対して、k_SSB値が12又は13である場合(n263帯域はFR2に属するため)、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値を適用するとき、N_GSCN^Reference+M_GSCN^step・N_GSCN^Offsetの数式が適用される。このとき、M_GSCN^step値は1よりも大きい値に予め定義される。一例として、n263のGSCN範囲が24153~24959、即ち、803間隔であり、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が256であることを考慮して、M_GSCN^stepはceiling[803/256]値であるM_GSCN^step=4と定義される。又は、SSBのSCSに応じて異なるステップサイズ、一例として、M_GSCN^step=5 or 6(for 120)kHz、又はM_GSCN^step=24(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 960kHz)と定義される。
【0071】
又は、n263帯域又は57000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSBに対して該当方法が適用される。具体的には、第1のSSBに対応するGSCN値が24153~24956である場合に対して該当方法(即ち、1より大きいM_GSCN^step値、一例として、M_GSCN^step=4を定義するか、SCSごとに異なるM_GSCN^step値を定義する方法)が適用される。例えば、n263に対して対応するGSCN値は、第1のSSBのSCSに応じて異なる。第1のSSBのSCSが120kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24153~24960である場合に対して第三の方法が適用される。第1のSSBのSCSが480kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24155~24958である場合に対して第三の方法が適用される。第1のSSBのSCSが960kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24158~24954である場合に対して第三の方法が適用される。
【0072】
その他の方法として、「n263帯域又は57000MHz~71000MHzの範囲に属する第1のSSB」に対して、又は「n263帯域又は57000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSB」に対して、表6の一部の値を変更することで、少なくとも同一帯域内の全てのGSCNに対する指示又は情報伝達が可能なシグナリングが導入される。例えば、k_SSBが12である場合、N_GSCN^Offset値の一部又は全部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最大値が256ではなく[803又は807]まで指示される。又は、k_SSBが13である場合、N_GSCN^Offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最小値が-256ではなく[-803又は-807]まで指示される。又は、k_SSBが14である場合、予約状態(Reserved state)の全部又は一部を活用して、257~[803又は807]及び-257~[-803又は-807]が指示される。
【0073】
さらに考慮すべきことは、n263とn264が重なるため、各帯域ごとに独立的な規則が定義されると、重なる周波数帯域から発見される第1のSSBがNCD-SSBである場合、端末が上記の第二の方法又は第三の方法のいずれの方法を適用するかが混乱することがある。よって、これを考慮して、n263とn264が重なる領域では、第二の方法が適用され、重ならない領域では、第三の方法(又は、以下のように、第三の方法から変形した規則)が適用される。
【0074】
具体的には、n264帯域又は66000MHz~71000MHzの範囲に属する(又は、FR2-2に属する)第1のSSBに対して、k_SSB値が12又は13である場合(該当帯域はFR2に属するため)、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値を適用するとき、N_GSCN^Reference+M_GSCN^step・N_GSCN^Offsetの数式が適用される。このとき、M_GSCN^step値は1よりも大きい値に予め定義される。一例として、n264のGSCN範囲が24674~24959、即ち、285間隔であり、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が256であることを考慮して、M_GSCN^step値はceiling[285/256]値であるM_GSCN^step=2と定義される。又は、上記の表8に従い、SSBのSCSごとに定義されたステップサイズ、即ち、M_GSCN^step=3(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=6(for 960kHz)と定義される。
【0075】
又は、n264帯域とn263帯域が重なる66000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSBに対して、上記の第二の方法が適用される。具体的には、第1のSSBに対応するGSCN値が24674~24959である場合に対して、第二の方法(即ち、1より大きいM_GSCN^step値、一例として、M_GSCN^step=2と定義するか、SCSごとに異なるM_GSCN^step値を定義する方法)が適用される。その対応するGSCN値は、第1のSSBのSCSに応じて異なる。第1のSSBのSCSが120kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24674~24959である場合に対して、第二の方法が適用される。第1のSSBのSCSが480kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24677~24953である場合に対して第二の方法が適用される。第1のSSBのSCSが960kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24680~24950である場合に対して第二の方法が適用される。
【0076】
その他の方法として、「n264帯域とn263帯域が重なる66000MHz~71000MHzの範囲に属する第1のSSB」に対して、又は「n264帯域とn263帯域が重なる66000MHz~71000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSB」に対して、表6の一部の値を変更することで、少なくとも同一帯域内の全てのGSCNに対する指示又は情報伝達が可能なシグナリングが導入される。例えば、k_SSBが12である場合、N_GSCN^Offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最大値が256ではなく285まで指示される。又は、k_SSBが13である場合、N_GSCN^Offset値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^Offsetの最小値が-256ではなく-285まで指示される。又は、k_SSBが14である場合、予約状態の全部又は一部を活用して、257~285及び-257~-285が指示される。
【0077】
また、n264帯域と重ならないn263帯域又は57000MHz~66000MHzの範囲に属する第1のSSBに対して、k_SSB値が12又は13である場合(該当帯域はFR2に属するため)、第1のSSB(即ち、NCD-SSB)からN_GSCN^Offsetだけのオフセット値を適用するとき、N_GSCN^Reference+M_GSCN^step・N_GSCN^Offsetの数式が適用される。このとき、M_GSCN^step値は1よりも大きい値に予め定義される。一例として、n263のGSCN範囲が24153~24959、即ち、803間隔であり、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が256であることを考慮して、M_GSCN^stepはceiling[803/256]値である、M_GSCN^step=4と定義される。又は、SSBのSCSに応じて異なるステップサイズ、一例として、M_GSCN^step=5 or 6(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=24(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 960kHz)と定義される。
【0078】
その他の一例として、n264と重ならないn263帯域のGSCN範囲が24153~24680、即ち、略527間隔であり、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔が256であることを考慮して、M_GSCN^stepはceiling[527/256]値である、M_GSCN^step=3と定義される。又は、SSBのSCSに応じて異なるステップサイズ、一例として、M_GSCN^step=5 or 6(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=24(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 960kHz)と定義される。
【0079】
又は、n264帯域と重ならないn263帯域又は57000MHz~66000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSBに対して該当方法が適用される。具体的には、第1のSSBに対応するGSCN値が24153~24674又は24680である場合に対して該当方法(即ち、1より大きいM_GSCN^step値、一例として、M_GSCN^step=3、又はM_GSCN^step=4を定義するか、SCSごとに異なるM_GSCN^step値を定義する方法)が適用される。該当帯域に対して対応するGSCN値は、第1のSSBのSCSに応じて異なる。一例として、第1のSSBのSCSが120kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24153~24674である場合に該当方法が適用される。第1のSSBのSCSが480kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24155~24677である場合に対して該当方法が適用される。第1のSSBのSCSが960kHzであれば、第1のSSBに対応するGSCN値が24158~24680である場合に対して該当方法が適用される。
【0080】
その他の方法として、「n264帯域と重ならないn263帯域又は57000MHz~66000MHzの範囲に属する第1のSSB」に対して、又は「n264帯域と重ならないn263帯域又は57000MHz~66000MHzの範囲に属するGSCN値に対応する第1のSSB」に対して、表6の一部の値を変更することで、少なくとも同一帯域内の全てのGSCNに対する指示又は情報伝達が可能なシグナリングが導入される。例えば、k_SSBが12である場合、N_GSCN^step値の一部又は全部が異なるように解釈され、N_GSCN^stepの最大値が256ではなく[803又は807]又は527まで指示される。又は、k_SSBが13である場合、N_GSCN^step値の一部が異なるように解釈され、N_GSCN^stepの最小値が-256ではなく[-803又は-807]又は-527まで指示される。又は、k_SSBが14である場合、予約状態の全部又は一部を活用して、257~[803又は807](又は、257~527)及び-257~[-803又は-807](又は、-257~-527)が指示される。
【0081】
n263とn264が重なる領域に対するその他の方法として、上記の第二の方法を適用するか、又は第三の方法を適用するかがMIBから指示される。以下の表11のように、N_SSB^QCL値が32又は64であることがMIBで指示される。そのN_SSB^QCL値が32と指示されたことは、基地局が非免許帯域の動作のために、SSB送信機会を増加したことを意味する。よって、そのN_SSB^QCL値が32と指示された場合、n263とn264が重なる領域において(該当周波数領域で発見された第1のSSBがNCD-SSBである場合)、上記の第三の方法(unlicensed band operationに対応する方法)が適用され、そのN_SSB^QCL値が64と指示された場合、n263とn264が重なる領域において(該当周波数領域で発見された第1のSSBがNCD-SSBである場合)、上記の第二の方法(licensed band operationに対応する方法)が適用される。
【0082】
【0083】
【0084】
1-4. 第四の方法として、第1のSSBに対応するGSCNがn263に対して定義されたGSCN値であるか、n264に対して定義されたGSCN値であるかに応じて、異なるM_GSCN^step値が適用される。一例として、n264に対してはGSCN値が表13のように定義され(即ち、120kHz SSBに対するGSCN値は24674から始めて3間隔、480kHz SSBに対するGSCN値は24677から始めて12間隔)、n263に対してはGSCN値が表14のような数式によって定義される。もし、第1のSSBに対応するGSCNがn263に対して定義されたGSCN値である場合、M_GSCN^step=4と定義される。又は、SSBのSCSに応じて異なるステップサイズ、一例として、M_GSCN^step=5 or 6(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=24(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=[12 or 6](for 960kHz)と定義される。一方、第1のSSBに対応するGSCNがn264に対して定義されたGSCN値である場合、M_GSCN^step=[2 or 3]と定義される。又は、上記の表8に従い、SSBのSCSごとに定義されたステップサイズ、即ち、M_GSCN^step=3(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 480kHz)、又はM_GSCN^step=6(for 960kHz)と定義される。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
一例として、上記の第四の方法は、以下のように、表15の内容を含む。
【0089】
【0090】
1-5. 第五の方法として、第1のSSBに対応するGSCNがFR2-2に属する場合、特定のM_GSCN^step値が適用される。これにより、SSBのSCSに応じて別途の値を定義しないことで、端末の具現が単純となる。一例として、M_GSCN^step=3と定義される。又は、SSBのSCSごとに定義されたステップサイズ、即ち、M_GSCN^step=3(for 120kHz)、又はM_GSCN^step=12(for 480kHz)と定義される。又は、SCS共通に、M_GSCN^step=6と定義される。
【0091】
一例として、上記の第五の方法は、以下のように、表16の内容を含む。
【0092】
【0093】
1-6. 第六の方法として、第1のSSBに対応するGSCNがFR2-2に属する場合、上記の表6においてGSCNのオフセットとして知らせられる最大間隔である256よりGSCN範囲が大きくなる問題を解決するために、表6の予約状態のうちの全部又は一部が活用される。一例として、k_SSBが14である場合の256の予約状態を活用して、[256+1]から[256+256]までのオフセットがシグナリングされる。又は、k_SSBが14である場合の256の予約状態を活用して、[-256-128]から[-256-1]及び[256+1]から[256+128]までのオフセットがシグナリングされる。一例として、以下の表17ないし19のように、FR2-2におけるGSCNは、共通的に3の倍数の間隔であることを考慮して、予約状態に対応するオフセット値は、3の倍数で構成することが望ましい。具体的には、k_SSBが14である場合の256の予約状態を活用して、[255+1*3]から[255+256*3]まで(又は、その一部)のオフセットがシグナリングされる。又は、k_SSBが14である場合の256の予約状態を活用して、[-255-128*3]から[-255-1*3]及び[255+1*3]から[255+128*3]まで(又は、その一部)のオフセットがシグナリングされる。表17ないし表19は、3GPP TS 38.101-2 V17.6.0の一部であって、表18は、Table 5.4.3.3-1: Applicable SS raster entries per operating band、表19は、Table 5.4.3.3-2: Allowed GSCN for operation in band n263 for 120 kHz and 480 kHzに対応する。
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
1-7. 第七の方法として、第1のSSBに対応するGSCNがFR2-2に属する場合、SSBのSCSに応じて、N_GSCN^Offset値が異なるように解釈される。表17ないし19により、SSBのSCSが120kHzである場合、GSCNの間隔は6又は3(18回置きに間隔が6ではなく3となる)であり、SSBのSCSが480kHzである場合、GSCNの間隔は24又は12(18回置きに間隔が24ではなく12となる)であり、SSBのSCSが960kHzである場合、GSCNの間隔は6であることが分かる。即ち、N_GSCN^Offset値Kが指示されると、現在のSSBのGSCN(即ち、N_GSCN^Reference)から(表17ないし19に基づいて)K番目のGSCNにSSBがあることを端末が認知する。一例として、480kHz SSBからk_SSB値として12がシグナリングされ、N_GSCN^Offset値として3がシグナリングされ、そのSSBのGSCNは、表19においてN=10に対応するとき、そのSSBで知らせるGSCN位置は、表19において、N=(10+3)に対応する位置である。
【0098】
[方法♯2] FR2-2上の免許又は非免許帯域の動作(例えば、for n263 or n264)に対して、特定のGSCNの範囲内にCD-SSBがないという指示において、該当GSCN範囲に対して解釈を行う方法。
【0099】
第1のSSBに対応するGSCNがFR2-2に属する場合、表4のN_GSCN^Start及び/又はN_GSCN^Endに対する解釈が異なるように規則が定められる。例えば、FR2-2帯域のSSBからk_SSB値が15と指示されると、pdcch-ConfigSIB1内のcontrolResourceSetZero値がK1であり、searchSpaceZero値がK2であるとき、端末は、N_GSCN^Start値はX*K1、N_GSCN^End値はY*K1とみなす。このとき、(X,Y)はFR2-2から送信可能なSSBのSCSとは関係なく、特定の値(例えば、(3,3)又は(6,6))であるか、又はSSBのSCSに応じて異なる値(例えば、(3,3) for 120kHz、(12,12) for 480kHz、(6,6) for 960kHz)と定義される。
【0100】
2) 受信端及び送信端(Transmitter)間の動作:
【0101】
(この発明の提案に従い)FR1又はFR2-2帯域において動作する基地局は、第1のSSBがNCD-SSBであるとき、GSCNオフセット値を指示する。端末は、該当GSCNオフセット値を上記の方法#1で提案する方法によって認知することで、第1のSSBの周辺のCD-SSBの位置を把握する。
【0102】
一方、この発明の内容は、上りリンク及び/又は下りリンク信号の送受信に限って適用されるものではない。例えば、この発明の内容は、端末間の直接通信にも適用できる。また、この発明における基地局は、Base Stationだけではなく、relay nodeを含む概念でもある。例えば、この発明における基地局の動作は、基地局(Base Station)が行ってもよいが、relay nodeによって行われてもよい。
【0103】
前述した提案方式に対する一例もこの発明の具現方法の1つとして含まれることができ、一種の提案方式としてみなされることは明白な事実である。また、前述した提案方式は、独立して具現されてもよいが、一部の提案方式の組み合わせ(又は、併合)の形態として具現されてもよい。前述した提案方式を適用するか否かの情報(又は、前述した提案方式の規則に関する情報)は、基地局が端末に、又は送信端末が受信端末に、予め定義したシグナル(例えば、物理階層シグナル、又は上位階層シグナル)によって知らせるように規則が定義されてもよい。
【0104】
具現例
【0105】
図5及び
図6は、この発明の実施例による信号送受信の方法を示すフローチャートである。
【0106】
図5を参照すると、この発明の一実施例は、端末によって実行され、第1のSSBを感知するステップ(S501);第2のSSBの最も近いGSCNを決定するステップ(S503);及び第2のSSBを受信するステップ(S505)を含んでなる。
図6を参照すると、この発明の他の一実施例は、基地局によって実行され、第1のSSBを送信するステップ(S601)及び第2のSSBを送信するステップ(S603)を含んでなる。
【0107】
図5及び/又は
図6の動作に加えて、「Transmission of SSB and CORESET♯0」で説明した動作のいずれか1つ以上をさらに行ってもよい。
【0108】
例えば、S503ステップに関連して表16を参照すると、端末は、感知した第1のSSBにタイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETが存在しないと決定する(the UE determines that a CORESET for Type0-PDCCH CSS set is not present)。この決定に基づいて、端末は、タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCNを決定する(the UE may determine the nearest GSCN of a second SS/PBCH block having a CORESET for an associated Type0-PDCCH CSS set)。
【0109】
同期化ラスタ(synchronization raster)は、SSBの位置に対する明示的なシグナリングが存在しないとき、端末がシステム情報の取得のために使用可能なSSBの周波数の位置を指示する。SSBの周波数の位置は、対応するGSCNによって定義される。よって、S505ステップと関連して、端末は、第2のSSBの最も近いGSCNに対応する第2のSSBの周波数の位置に基づいて、第2のSSBを受信することができる。
【0110】
第2のSSBがタイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有するため、端末は第2のSSBに基づいてセル探索を行う。ここで、第2のSSBのGSCNは、k_SSBがFR1帯域において24~29、又はFR2帯域において12~13であれば、N_GSCN^Reference+N_GSCN^size*N_GSCN^Offsetと決定される。k_SSBは、CRB内の最低サブキャリアから第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔(The quantity k_SSB is the subcarrier offset from subcarrier 0 in common resource block N_CRB^SSB to subcarrier 0 of the SS/PBCH block)を指示するサブキャリアオフセットである。k_SSBがFR1帯域において24~29以外の値であるか、FR2帯域において12~13以外の値であれば、SSBの周波数の位置は該当k_SSB値に基づいて導き出される。k_SSBがFR1帯域において24~29、又はFR2帯域において12~13であれば、k_SSBが直接SSBの周波数の位置を知らせず、N_GSCN^Reference+N_GSCN^size*N_GSCN^Offsetに基づいて決定されたGSCNによってSSBの周波数の位置が導き出される。
【0111】
N_GSCN^Referenceは、第1のSSBのGSCNである(N_GSCN^Reference is the GSCN of the first SS/PBCH block)。N_GSCN^sizeは、N_GSCN^Offsetに適用されるステップサイズである。N_GSCN^Offsetは、表5及び表6に基づいて決定されるGSCNオフセットである。
【0112】
よって、S503ステップにおいて、最も近いGSCNは、(i)第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定される。
【0113】
ステップサイズは、FR1及びFR2-1帯域では1、FR2-2帯域では3と決定される。FR1、FR2-1、FR2-2は、第1のSSBが感知された周波数帯域であるため、ステップサイズは、第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される。
【0114】
GSCNオフセットは、第1のSSBが感知された周波数帯域がFR1であれば表5、FR2であれば表6を参照して決定される。表5及び6を参照すると、GSCNオフセットは、k_SSB及び16*controlResourceSetZero+searchSpaceZeroによって決定される。k_SSBは、前述したサブキャリアオフセットである。controlResourceSetZeroは、初期BWPのCORESET♯0を設定する(The IE ControlResourceSetZero is used to configure CORESET#0 of the initial BWP)RRCパラメータであって、0から15までの値となる。searchSpaceZeroは、IDが#0である共通探索空間を決定する(The IE SearchSpaceZero is used to configure SearchSpace#0 of the initial BWP)RRCパラメータであって、0から15までの値となる。
【0115】
表8及び9を参照すると、一般に、ステップサイズは、周波数帯域ではなくSCSに基づいて異なる。一方、この発明の実施例では、ステップサイズが120kHz SCS及び480kHz SCSに対して同一に決定される。表19のGSCN範囲を参照すると、120kHz SCSにおけるGSCN範囲が24156~24957で801個となり、表6のGSCNオフセットの最大値である256にステップサイズ3を掛けた値である768より大きい(480kHz SCSにおけるGSCN範囲は24162~24930で768個であるため、GSCNオフセットの最大値にステップサイズを掛けた値と同一)。よって、ステップサイズ3では120kHz SCSに対するGSCN範囲の全てが指示できない可能性がある。但し、SCS間のステップサイズを同一に決定すれば、ほとんどのGSCN範囲が指示可能であり、且つ端末の処理が単純化できるため、トレードオフ関係を考慮して、SCSごとに異なるステップサイズが設定される方法よりも効果的である。
【0116】
基地局の立場から、基地局がS601ステップで送信する第1のSSBは、タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETが存在しないSSBである。基地局がS603ステップで送信するSSBは、タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有するSSBである。第2のSSBの最も近いGSCNが決定される方法は、この具現例において端末の動作と関連して説明した方法と同様である。
【0117】
図5に関連して説明した動作に加えて、
図1ないし
図4によって説明した動作及び/又は「Transmission of SSB and CORESET♯0」において説明した動作のいずれか1つ以上を組み合わせてさらに実行してもよい。
【0118】
本発明が適用される通信システムの例
【0119】
これに限られないが、この明細書に開示された本発明の様々な説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートは、機器間無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用することができる。
【0120】
以下、図面を参照しながらより具体的に説明する。以下の図/説明において、同じ図面符号は特に言及しない限り、同一又は対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示する。
【0121】
図7は本発明に適用される通信システム1を例示する。
【0122】
図7を参照すると、本発明に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器とも称される。これに限られないが、無線機器はロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held Device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f及びAIサーバ/機器400を含む。例えば、車両は無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信を行える車両などを含む。ここで、車両はUAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含む。XR機器はAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、TV、スマートホン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタル看板(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現される。携帯機器はスマートホン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブックパソコンなど)などを含む。家電はTV、冷蔵庫、洗濯機などを含む。IoT機器はセンサ、スマートメータなどを含む。例えば、基地局、ネットワークは無線機器でも具現され、特定の無線機器200aは他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0123】
無線機器100a~100fは基地局200を介してネットワーク300に接続される。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用され、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400に接続される。ネットワーク300は3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成される。無線機器100a~100fは基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信できるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信することもできる(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信することができる(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)通信)。またIoT機器(例えば、センサ)は他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信することができる。
【0124】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われる。ここで、無線通信/連結は上り/下りリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul))のような様々な無線接続技術により行われる(例えば、5G NR)。無線通信/連結150a、150b、150cにより無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは様々な物理チャンネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本発明の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャンネル符号化/復号、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程のうちのいずれか1つが行われる。
【0125】
本発明が適用される無線機器の例
【0126】
【0127】
図8を参照すると、第1無線機器100と第2無線機器200は様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)により無線信号を送受信する。ここで、[第1無線機器100、第2無線機器200]は
図7の[無線機器100x、基地局200]及び/又は[無線機器100x、無線機器100x]に対応する。
【0128】
第1無線機器100は1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、さらに1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108を含む。プロセッサ102はメモリ104及び/又は送受信機106を制御し、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ102はメモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106で第1情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ102は送受信機106で第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納する。メモリ104はプロセッサ102に連結され、プロセッサ102の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ104はプロセッサ102により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ102とメモリ104は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106はプロセッサ102に連結され、1つ以上のアンテナ108により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機106は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機106はRF(radio Frequency)ユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0129】
第2無線機器200は1つ以上のプロセッサ202及び1つ以上のメモリ204を含み、さらに1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208を含む。プロセッサ202はメモリ204及び/又は送受信機206を制御し、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ202はメモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206で第3情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ202は送受信機206で第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納する。メモリ204はプロセッサ202に連結され、プロセッサ202の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ204はプロセッサ202により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ202とメモリ204は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206はプロセッサ202に連結され、1つ以上のアンテナ208により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機206は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機206はRFユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0130】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに限られないが、1つ以上のプロトコル階層が1つ以上のプロセッサ102、202により具現される。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現する。1つ以上のプロセッサ102、202はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによって1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は1つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成する。1つ以上のプロセッサ102、202はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってメッセージ、制御情報、データ又は情報を生成する。1つ以上のプロセッサ102、202はこの明細書に開示された機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機106、206に提供する。1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信して、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を得ることができる。
【0131】
1つ以上のプロセッサ102、202はコントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとも称される。1つ以上のプロセッサ102、202はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより具現される。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102、202に含まれる。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはファームウェア又はソフトウェアを使用して具現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように具現される。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは1つ以上のプロセッサ102、202に含まれるか、又は1つ以上のメモリ104、204に格納されて1つ以上のプロセッサ102、202により駆動される。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはコード、命令語(instruction)及び/又は命令語集合の形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して具現される。
【0132】
1つ以上のメモリ104、204は1つ以上のプロセッサ102、202に連結され、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を格納することができる。1つ以上のメモリ104、204はROM、RAM、EPROM、フラッシメモリ、ハードドライブ、レジスター、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/又はこれらの組み合わせにより構成される。1つ以上のメモリ104、204は1つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/又は外部に位置する。また、1つ以上のメモリ104、204は有線又は無線連結のような様々な技術により1つ以上のプロセッサ102、202に連結される。
【0133】
1つ以上の送受信機106、206は1つ以上の他の装置にこの明細書における方法及び/又はフローチャートなどで言及されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャンネルなどを送信することができる。1つ以上の送受信機106、206は1つ以上の他の装置からこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャンネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のプロセッサ102、202に連結され、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御することができる。また、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のアンテナ108、208に連結され、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のアンテナ108、208によりこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャンネルなどを送受信するように設定される。この明細書において、1つ以上のアンテナは複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。1つ以上の送受信機106、206は受信されたユーザ データ、制御情報、無線信号/チャンネルなどを1つ以上のプロセッサ102、202を用いて処理するために、受信された無線信号/チャンネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換する(Convert)。1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のプロセッサ102、202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャンネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換する。このために、1つ以上の送受信機106、206は(アナログ)オシレーター及び/又はフィルターを含む。
【0134】
本発明が適用される無線機器の活用例
【0135】
図9は本発明に適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は使用例/サービスによって様々な形態で具現される(
図7を参照)。
【0136】
図9を参照すると、無線機器100、200は
図8の無線機器100、200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部及び/又はモジュールで構成される。例えば、無線機器100、200は通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含む。通信部は通信回路112及び送受信機114を含む。例えば、通信回路112は
図8における1つ以上のプロセッサ102、202及び/又は1つ以上のメモリ104、204を含む。例えば、送受信機114は
図8の1つ以上の送受信機106、206及び/又は1つ以上のアンテナ108、208を含む。制御部120は通信部110、メモリ部130及び追加要素140に電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120はメモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御する。また制御部120はメモリ部130に格納された情報を通信部110により外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースにより送信するか、又は通信部110により外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースにより受信された情報をメモリ部130に格納する。
【0137】
追加要素140は無線機器の種類によって様々に構成される。例えば、追加要素140はパワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピュータ部のうち、いずれか1つを含む。これに限られないが、無線機器はロボット(
図7、100a)、車両(
図7、100b-1、100b-2)、XR機器(
図7、100c)、携帯機器(
図7、100d)、家電(
図7、100e)、IoT機器(
図7、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(又は金融装置)、保安装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(
図7、400)、基地局(
図7、200)及びネットワークノードなどの形態で具現される。無線機器は使用例/サービスによって移動可能であるか、又は固定した場所で使用される。
【0138】
図9において、無線機器100、200内の様々な要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは全体が有線インターフェースにより互いに連結されるか、又は少なくとも一部が通信部110により無線連結される。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線連結され、制御部120と第1ユニット(例えば、130、140)は通信部110により無線連結される。また無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは1つ以上の要素をさらに含む。例えば、制御部120は1つ以上のプロセッサ集合で構成される。例えば、制御部120は通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application PROCESSOR)、ECU(Electronic control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成される。他の例として、メモリ部130はRAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、不揮発生メモリ(non-volatile memory)及び/又はこれらの組み合わせで構成される。
【0139】
本発明に適用される車両又は自律走行車両の例
【0140】
図10は本発明に適用される車両又は自律走行車両を例示する図である。車両又は自律走行車両は移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現される。
【0141】
図10を参照すると、車両又は自律走行車両100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c及び自律走行部140dを含む。アンテナ部108は通信部110の一部で構成される。ブロック110/130/140a~140dはそれぞれ
図9におけるブロック110/130/140に対応する。
【0142】
通信部110は他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)など)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行う。制御部120はECU(Electronic Control Unit)を含む。駆動部140aにより車両又は自律走行車両100が地上で走行する。駆動部140aはエンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含む。電源供給部140bは車両又は自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含む。センサ部140cは車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cはIMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリーセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含む。自律走行部140dは走行中の車線を維持する技術、車間距離制御装置(adaptive cruise control)のように速度を自動に調節する技術、所定の経路によって自動走行する技術、目的地が設定されると自動に経路を設定して走行する技術などを具現する。
【0143】
一例として、通信部110は外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信する。自律走行部140dは得られたデータに基づいて自律走行経路とドライブプランを生成する。制御部120はドライブプランに従って車両又は自律走行車両100が自律走行経路で移動するように駆動部140aを制御する(例えば、速度/方向調節)。通信部110は自律走行中に外部サーバから最新交通情報データを非/周期的に得、また周りの車両から周りの交通情報データを得る。またセンサ部140cは自律走行中に車両状態、周辺環境情報を得る。自律走行部140dは新しく得たデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライブプランを更新する。通信部110は車両位置、自律走行経路、ドライブプランなどに関する情報を外部サーバに伝達する。外部サーバは車両又は自律走行車両から集められた情報に基づいて、AI技術などを用いて交通情報データを予め予測し、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
【0144】
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。よって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
【0145】
〔産業上の利用可能性〕
上述したように、本発明は様々な無線通信システムに適用することができる。
【0146】
〔国際出願時の特許請求の範囲〕
〔1〕
無線通信システムにおいて、端末(UE)が信号を受信する方法であって、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;及び
前記第2のSSBに基づいてセル探索を行うステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号受信方法。
〔2〕
前記決定するステップは、CRB内の最低サブキャリアから前記第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔を指示するサブキャリアオフセット値が所定の範囲以内である場合に対して実行される、〔1〕に記載の信号受信方法。
〔3〕
前記最も近いGSCNは、前記第1のSSBのGSCNに、前記ステップサイズ及び前記GSCNオフセットの積を足した値に決定される、〔1〕に記載の信号受信方法。
〔4〕
前記周波数帯域がFR1(frequency range 1)又はFR2-1であることに基づいて、前記ステップサイズは1と決定され、
前記周波数帯域がFR2-2であることに基づいて、前記ステップサイズは3と決定される、〔1〕に記載の信号受信方法。
〔5〕
前記ステップサイズは、前記周波数帯域のSCSが120kHzである場合及び480kHzである場合に対して同一に決定される、〔4〕に記載の信号受信方法。
〔6〕
前記GSCNオフセットは、前記周波数帯域及び前記サブキャリアオフセットに基づいて決定される、〔2〕に記載の信号受信方法。
〔7〕
無線通信システムにおいて、信号を受信するための端末であって、
少なくとも1つの送受信機;
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を格納する少なくとも1つのメモリ;を備えてなり、
前記特定の動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、端末。
〔8〕
前記決定するステップは、CRB内の最低サブキャリアから前記第1のSSBの最低サブキャリアまでの間隔を指示するサブキャリアオフセット値が所定の範囲以内である場合に対して実行される、〔7〕に記載の端末。
〔9〕
前記最も近いGSCNは、前記第1のSSBのGSCNに、前記ステップサイズ及び前記GSCNオフセットの積を足した値に決定される、〔7〕に記載の端末。
〔10〕
前記周波数帯域がFR1(frequency range 1)又はFR2-1であることに基づいて、前記ステップサイズは1と決定され、
前記周波数帯域がFR2-2であることに基づいて、前記ステップサイズは3と決定される、〔7〕に記載の端末。
〔11〕
前記ステップサイズは、前記周波数帯域のSCSが120kHzである場合及び480kHzである場合に対して同一に決定される、〔10〕に記載のセル探索方法。
〔12〕
前記GSCNオフセットは、前記周波数帯域及び前記サブキャリアオフセットに基づいて決定される、〔8〕に記載のセル探索方法。
〔13〕
端末のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが動作を行うようにする少なくとも1つのコンピューターメモリ;を備えてなり、
前記動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、装置。
〔14〕
少なくとも1つのプロセッサが動作を行うようにする少なくとも1つのコンピュータープログラムを含むコンピューター読み取り可能な不揮発性記憶媒体であって、
前記動作は、
第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を感知するステップ;
前記第1のSSBにタイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しないという決定に基づいて、前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)を決定するステップ;及び
前記最も近いGSCNに基づいて前記第2のSSBを受信するステップ;を含み、
前記最も近いGSCNは、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、記憶媒体。
〔15〕
無線通信システムにおいて、基地局(BS)が信号を送信する方法であって、
タイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しない第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を送信するステップ;
前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBを送信するステップ;を含み、
前記第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)は、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、信号送信方法。
〔16〕
無線通信システムにおいて、信号を受信するための基地局であって、
少なくとも1つの送受信機;
少なくとも1つのプロセッサ;及び
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続され、実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を格納する少なくとも1つのメモリ;を備えてなり、
前記特定の動作は、
タイプ0-PDCCH(physical downlink control channel)CSS(common search space)集合に対するCORESET(control resource set)が存在しない第1のSSB(synchronization signal and physical broadcast channel block)を送信するステップ;
前記タイプ0-PDCCH CSS集合に対するCORESETを有する第2のSSBを送信するステップ;を含み、
前記第2のSSBの最も近いGSCN(global synchronization channel number)は、(i)前記第1のSSBのGSCN、(ii)ステップサイズ、及び(iii)GSCNオフセットに基づいて決定され、
前記ステップサイズは、前記第1のSSBが感知された周波数帯域に基づいて決定される、基地局。
【国際調査報告】