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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】縁石を識別するための技術
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/00 20170101AFI20240711BHJP
   G08G 1/16 20060101ALI20240711BHJP
   B60W 40/06 20120101ALI20240711BHJP
【FI】
G06T7/00 650A
G08G1/16 C
B60W40/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580635
(86)(22)【出願日】2022-06-13
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 US2022033205
(87)【国際公開番号】W WO2023278130
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】17/364,078
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518156417
【氏名又は名称】ズークス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド ファイファー
(72)【発明者】
【氏名】ズン ワン
(72)【発明者】
【氏名】チャン ジャイ
【テーマコード(参考)】
3D241
5H181
5L096
【Fターム(参考)】
3D241BA50
3D241CE05
3D241DC50Z
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB20
5H181CC03
5H181CC04
5H181CC11
5H181CC14
5H181FF04
5H181FF25
5H181FF27
5H181FF33
5H181LL02
5H181LL07
5H181LL08
5H181LL09
5L096BA04
5L096CA02
5L096CA18
5L096DA02
5L096FA12
5L096FA69
5L096GA06
5L096GA30
5L096GA51
5L096HA11
5L096KA04
(57)【要約】
本明細書は、縁石を識別する技術について説明する。例えば、車両は、1つまたは複数のセンサを用いてセンサデータを生成し得て、センサデータは、運転表面及び歩道に関連付けられたポイントを表す。次に、車両は、空間線を生成するために、車両の運転方向に沿って横方向に位置する距離ビンにポイントを量子化し得る。次に、車両は、空間線に対する分離ポイントを判定してもよく、分離ポイントは、運転表面に関連付けられたポイントと歩道に関連付けられたポイントとを分離するように構成される。次に、車両は、分離ポイントを用いて、運転表面と歩道との間の縁石を表す曲線を生成してもよい。このようにして、車両は、縁石を回避する、及び/または縁石に近接する位置で停止する等のナビゲーション中に曲線を使用し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信することであって、前記センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと、前記運転可能表面とは異なる高さの非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントとを表す、ことと、
前記センサデータに基づいて、前記運転可能表面を表す第1の表面線及び前記非運転可能表面を表す第2の表面線を判定することと、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線に基づいて、前記第1の表面線と前記第2の表面線との間の分離ポイントを判定することと、
前記分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて前記車両を制御することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の表面線及び前記第2の表面線は、前記第1のポイント及び前記第2のポイントに少なくとも部分的に基づいて判定され、
前記センサデータは、前記運転可能表面に関連付けられた第3のポイントと、前記非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントとをさらに表し、
前記方法は、
前記第3のポイント及び前記第4のポイントに基づいて、前記運転可能表面を表す第3の表面線及び前記非運転可能表面を表す第4の表面線を判定することと、
前記第3の表面線及び前記第4の表面線に基づいて、前記第3の表面線と前記第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定することと、をさらに含み、
前記車両を制御することは、さらに、前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用して空間線を生成することをさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記空間線に少なくとも部分的に基づいている、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のポイントが前記車両からの距離範囲内に位置することを判定することと、
前記第2のポイントが前記距離範囲内に位置することを判定することと、をさらに含み、
前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用して前記空間線を生成することは、前記第1のポイントが前記距離範囲内に位置し、前記第2のポイントが前記距離範囲内に位置することに少なくとも部分的に基づいている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記センサデータを受信することは第1の時間において生じ、
前記方法は、
第2の時間において前記センサから追加のセンサデータを受信することであって、前記追加のセンサデータは、前記運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び前記非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントを少なくとも表す、ことをさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記追加のセンサデータにさらに少なくとも部分的に基づいている、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記運転可能表面に関連付けられた前記第1のポイントと前記非運転可能表面に関連付けられた前記第2のポイントとの間の距離を判定することと、
前記距離が閾値距離以上であると判定することと、
前記距離が前記閾値距離以上であることに少なくとも部分的に基づいて、前記分離ポイントが縁石に関連付けられていると判定することと、をさらに含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のポイントに関連付けられた第1の確率を判定することと、
前記第1の確率が閾値確率以上であることを判定することと、
前記第2のポイントに関連付けられた第2の確率を判定することと、
前記第2の確率が前記閾値確率以上であると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1の確率が前記閾値確率以上であり、前記第2の確率が閾値確率以上であることに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のポイントが前記運転表面に関連付けられていると判定することと、
前記第2のポイントが前記非運転可能表面に関連付けられていると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1のポイントが前記運転表面に関連付けられ、前記第2のポイントが前記非運転可能表面に関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のポイントが前記車両に対して閾値距離内に位置すると判定することと、
前記第2のポイントが前記閾値距離内に位置すると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1のポイントが前記閾値距離内に位置し、前記第2のポイントが前記閾値距離内に位置することに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記分離ポイントを判定することは、
前記第1のポイントに関連付けられた第1の位置と前記第1の表面線との間の第1の差を判定することと、
前記第2のポイントに関連付けられた第2の位置と前記第2の表面線との間の第2の差を判定することと、
前記第1の差及び前記第2の差に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、
前記エネルギーに少なくとも部分的に基づいて前記分離ポイントを判定することと、を少なくとも含む、
請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて、前記運転可能表面を表す第3の表面線及び前記非運転可能表面を表す第4の表面線を判定することと、
前記第3の表面線及び前記第4の表面線に基づいて、前記第3の表面線と前記第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定するステップと、
前記分離ポイント及び前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて、縁石を表す曲線を生成するステップと、をさらに含み、
前記車両を制御することは、前記曲線に少なくとも部分的に基づく、
請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記分離ポイント及び前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて追加の曲線を生成することと、
前記追加の曲線上の前記分離ポイントに関連付けられた第1の位置を判定することと、
前記分離ポイントに関連付けられた前記第1の位置及び前記追加の分離ポイントに関連付けられた第2の位置に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、
前記エネルギーに少なくとも部分的に基づいて、前記分離ポイントの第3の位置を判定することと、
前記第3の位置に少なくとも部分的に基づいて、前記曲線を生成することと、をさらに含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の点に関連する第1の座標を判定することと
前記第2の点に関連する第2の座標を判定することと
前記第1の座標及び前記第2の座標に少なくとも部分的に基づいて縁石の高さを判定することと、をさらに含む、
請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のコンピュータデバイスに請求項1から13のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項15】
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信することであって、前記センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと、前記運転可能表面とは異なる高さの非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントとを表す、ことと、
前記センサデータに基づいて、運転可能表面を表す第1の表面線及び非運転可能表面を表す第2の表面線を判定することと、
第1の表面線及び第2の表面線に基づいて、第1の表面線と第2の表面線との間の分離ポイントを判定することと、
前記分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて前記車両を制御することと、
を含む動作を実行させる命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体と、
を備えた、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、縁石を識別するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願に対する相互参照
本出願は、2021年6月30日に出願された米国実用新案特許出願第17/364,078号の優先権を主張する。出願番号17/364,078は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0003】
上述したように、自律車両は、経路に沿って第1の位置から第2の位置にナビゲートするように構成されてもよい。例えば、ユーザに乗車を提供するとき、自律車両は、乗車場所でユーザを乗せ、経路に沿って、ユーザを降ろすための目的地までナビゲートするように構成されてもよい。ナビゲートしている間、自律車両が縁石の位置を判定することが重要であろう。例えば、自律車両は、自律車両がナビゲート中に縁石を回避するように、縁石の位置を判定する必要があり得る。さらに、安全上の理由から、自律車両は、自律車両が縁石に近接する位置でユーザを乗車及び/または降車することができるように、縁石の位置を判定する必要があり得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
詳細な説明は、添付の図面を参照して説明される。図面において、参照番号の左端の数字(複数可)は、その参照番号が最初に現れる図を識別する。異なる図面における同一の参照番号は、類似するまたは同一の項目を示している。
【0005】
図1図1は、環境内の縁石を特定するための処理例を示す絵画的フローを示す図である。
図2図2は、センサデータによって表されるポイントを使用して空間線を生成する例を示す図である。
図3図3は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定する例を示す図である。
図4図4は、分離ポイントを使用して、縁石を表す曲線を生成する例を示す図である。
図5図5は、本明細書で説明される技法を実装するための例示的なシステムのブロック図を示す図である。
図6図6は、縁石を表す曲線を生成するための例示的な処理のフローを示す図である。
図7図7は、縁石の位置を識別する際に使用するための少なくとも信頼できるポイントを識別するための例示的な処理のフローを示す図である。
図8図8は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定するための例示的な処理のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
発明の詳細な説明
上述したように、自律車両は、経路に沿って第1の位置から第2の位置にナビゲートするように構成されてもよい。例えば、ユーザに乗車を提供するとき、自律車両は、乗車場所でユーザを乗せ、経路に沿って、ユーザを降ろすための目的地までナビゲートするように構成されてもよい。ナビゲートしている間、自律車両が縁石の位置を判定することが重要であろう。例では、自律車両は、自律車両がナビゲート中に縁石を回避するように、縁石の位置を判定する必要があり得る。自律車両は、自律車両が縁石に近接する位置でユーザを乗車及び/またはでユーザを降ろすことができるように、縁石の位置を判定することが必要であり得る。
【0007】
そのように、本発明は、縁石を識別するための技術に関する。例えば、車両は、1つ以上のライダー、画像、レーダ、または他のセンサ等の1つ以上のセンサを使用してセンサデータを生成し得る。ある例では、センサデータは、環境内のポイントの位置(例えば、ポイントに関連付けられたx座標、y座標、及びz座標)及びポイントに関連付けられた確率を表し得る。次いで、車両は、車両の運転表面(複数可)に関連付けられたポイントと、歩道(複数可)に関連付けられたポイントとを識別するために、センサデータを分析し得る。ポイントを識別することに基づいて、車両は、ポイントを使用して、環境を表す空間線を生成し得る。次に、車両は、各空間線について、運転表面(複数可)に関連付けられたポイントと歩道に関連付けられたポイントとを分離するそれぞれの分離ポイントを特定するために、空間線を分析し得る。次に、空間線に対する分離ポイントを使用して、車両は、運転表面(複数可)と歩道(複数可)との間の縁石を表す曲線を生成してもよい。次いで、車両は、曲線を使用して、縁石を避けるために、及び/または縁石に近接する停止のための位置を判定するために、ナビゲートしてもよい。
【0008】
より詳細には、車両は、車両がセンサデータを生成するために使用することができる1つ以上のセンサを含み得る。1つ以上のセンサは、光検出及び測距(LIDAR)センサ(複数可)、レーダセンサ(複数可)、超音波、飛行時間センサ(複数可)、撮像装置(複数可)(例えば、カメラ(複数可))、及び/または任意の他のタイプのセンサを含んでよいが、これらに限定されない。ある例では、センサデータは、車両が位置する環境内のポイント(例では、「第1のポイント」と呼ばれ得る)の少なくとも位置、及び第1のポイントの位置の精度に関連付けられた確率を表し得る。ある例示において、センサデータは、第1のポイントに関連付けられるオブジェクトの分類を判定するためにモジュールに入力されてよい。例えば、及び第1のポイントについて、車両は、(1)車両に対する第1のポイントの少なくとも座標位置(例えば、x座標、y座標、及びz座標)を表すセンサデータ、ならびに第1のポイントの位置を表す確率または信頼度値を生成し得る。本明細書に記載されるように、分類は、限定されないが、運転表面、歩道、人、別の車両、建物、道路標識、及び/または車両がナビゲートしている環境内に配置され得る任意の他のタイプのオブジェクトを含み得る。
【0009】
ある例では、車両は、ある期間にわたって第1のポイントを表すセンサデータを生成し得る。期間は、1ミリ秒、50ミリ秒、1秒、5秒、及び/または任意の他の期間を含み得るが、これらに限定されない。期間にわたってセンサデータを生成することにより、車両は、より多くの数の第1のポイントをキャプチャすることができ、これは、車両を取り巻く環境をよりよく表現し得る。
【0010】
次いで、車両は、環境内の縁石を識別するためのポイント(例では、「第2のポイント」と呼ばれる)を識別するためにセンサデータを分析し得る。ある例では、車両は、特定の分類に関連付けられた第2のポイントを識別するためにセンサデータを分析し得る。例えば、車両は、運転表面及び歩道等の分類に関連付けられた第2のポイントを識別するためにセンサデータを分析し得るが、他の分類に関連付けられた第1のポイントを破棄し得る。これは、以下でより詳細に説明されるように、車両が縁石を識別するために運転表面及び歩道に関連付けられたポイントを使用し得るためである。加えて、または代替的に、ある例では、車両は、閾値確率を満たす(例えば、閾値確率以上である)確率に関連付けられた第2のポイントを識別するために、センサデータを分析し得る。例えば、閾値確率が99%である場合、車両はセンサデータを解析して、99%以上の確率に関連付けられた第2のポイントを特定するが、99%未満の確率に関連付けられた第1のポイントは破棄し得る。これは、車両が縁石を識別するために、車両が正確性の高い信頼度を有するポイントのみを使用し得るためである。
【0011】
追加的または代替的に、ある例では、車両は、車両の閾値距離内に位置する第2のポイントを識別するためにセンサデータを分析し得る。閾値距離は、1メートル、5メートル、10メートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。例えば、閾値距離が10メートルを含む場合等、車両は、車両から10メートル以内の位置に関連付けられた第2のポイントを識別するためにセンサデータを分析し得るが、車両から10mより遠い位置に関連付けられた第1のポイントを破棄し得る。これは、車両がナビゲート中に車両に近接する縁石の位置を使用し得るためである。
【0012】
次いで、車両は、空間線を生成するために第2のポイントを使用してもよい。ある例では、空間線を生成するために、車両は、第2のポイントを、車両の運転方向に沿って横方向に配置される(例えば、車両に対してx方向に沿って配置される)距離ビンに量子化し得る。例えば、距離ビンのそれぞれは、運転方向に沿った特定の横方向の距離を含み得る。本明細書に記載されるように、横方向の距離は、10センチメートル、20センチメートル、50センチメートル、100センチメートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。次いで、車両106は、それぞれの距離ビン内に入るすべてのポイントがその距離ビンに含まれるように、ポイントを距離ビンに量子化し得る。次いで、これらの距離ビンは、車両が縁石を表す曲線を生成するために使用する空間線を表し得る。
【0013】
例えば、各空間線について、車両は、運転表面(複数可)に関連付けられた第2のポイントと歩道に関連付けられた第2のポイントとを分離する分離ポイントを識別し得る。これは、環境が縁石を含む場合、それが運転表面(複数可)と歩道(複数可)との間に位置する可能性が高いためである。ある例では、空間線に対する分離ポイントを特定するために、車両は、運転表面(複数可)に関連付けられた第2のポイントと歩道(複数可)に関連付けられた第2のポイントの間にある空間線に沿ったポイント(例えば、Y方向)を特定するために、分類を分析し得る。次いで、車両は、運転表面(複数可)に関連付けられた第2のポイントと歩道(複数可)に関連付けられた第2のポイントとの間にあるポイントが空間線のための分離ポイントを含むと判定し得る。
【0014】
追加的または代替的に、ある例示において、空間線に対する分離ポイントを識別するために、車両は、第2のポイントに関連付けられる位置(例えば、z座標)を再び表すセンサデータを分析して、第2のポイントの位置が第1の高さ(例えば、z方向)から第2の高さ(例えば、z方向)に上昇する空間線に沿ったポイント(例えば、y方向)を識別し得る。このような例では、車両は、上昇を識別するときに、5センチメートル、10センチメートル、20センチメートル、及び/または任意の他の距離等の閾値距離を使用し得る。次いで、車両は、立ち上がりが生じるポイントが空間線のための分離ポイントを含むと判定し得る。
【0015】
追加的または代替的に、ある例では、空間線の分離ポイントを識別するために、車両は、y方向に横方向等、空間線に沿った様々なポイントを分析し得る。空間線に沿った各ポイントについて、車両は、そのポイントの一方の側の第2のポイントのすべてが第1の表面線(例えば、運転表面(複数可)に関連付けられた表面線)上にあり、そのポイントの他方の側のすべてのポイントが第2の表面線(例えば、歩道(複数可)に関連付けられた表面線)上にあると主張し得る。次いで、車両は、ポイントに関連付けられたエネルギーを判定し得て、エネルギーは、第2のポイントの位置(例えば、z方向)と表面線の位置との間の差に基づいている。次いで、ポイントのエネルギーを使用して、車両は、最大エネルギーを含むポイントを選択し得る。これは、ポイントがポイントに関連付けられた表面線に近いほど、エネルギーが高いためであり得る。しかしながら、第2のポイントがポイントに関連付けられた表面線から離れているほど、エネルギーは低くなる。したがって、最大エネルギーに関連付けられたポイントは、空間線の運転表面(複数可)と歩道(複数可)との間の分離ポイントを表し得る。
【0016】
次いで、車両は、縁石を表す曲線を生成するために、空間線に関連付けられた分離ポイントを使用し得る。例えば、車両は、最初に、分離ポイントを使用して曲線を判定し得て、曲線は、車両の横方向に沿って分離ポイントのそれぞれを接続する線(例えば、直線)を含む。ある例では、次いで、車両は、曲線を縁石によりよく適合させるために追加の処理を実行し得る。例えば、車両は次に、残りの分離ポイントから「外れ」ポイントの位置を含む少なくとも1つの分離ポイントを特定するために、曲線を分析し得る。次いで、車両は、外れ位置ポイントに近接する追加の分離ポイントに関連付けられたエネルギーを分析し得る。ある例では、追加の分離ポイントは、追加の分離ポイントが外れ位置ポイントまでの閾値距離(例えば、0.5メートル、1メートル、2メートル等)内にあることに基づいて、外れ位置ポイントに近接し得る。車両は、エネルギーを使用して、外れ位置ポイントの位置を更新してもよく、これは以下でより詳細に説明される。さらに、車両は、縁石を表す曲線をより正確に生成するために、これらの処理を実行し続け得る。
【0017】
ある例では、曲線は、縁石を表す直線及び/または実質的に直線を表し得る。しかしながら、他の例では、曲線は、直線及び/または実質的に直線を表さなくてもよい。例えば、交差ポイント等で、縁石は特定の角度で回転し得る。例えば、4方向ストップでは、曲線は、90度の回転を含み得る。したがって、これらの処理は、直線及び/または実質的に直線ではない縁石を表す曲線を生成するために、依然として実行され得る。例えば、縁石が曲がり角を含む場合等、車両は、「外れ」ポイントの位置(複数可)が縁石の曲がり角に適合しない、分離ポイントの残りの部分から「外れ」ポイントの位置を識別することが依然として可能であり得る。次いで、車両は、ターンを表す曲線を作成するために、本明細書に記載されるものと同様の処理を実行して、「外れ」ポイントの位置(複数可)の位置を更新し得る。
【0018】
さらに、ある例では、車両は、縁石を表す曲線を生成するために、1つ以上のプロファイルを使用し得る。例えば、第1のプロファイルは、都市等の第1のタイプの環境に関連付けられてもよく、第2のプロファイルは、農村部等の第2のタイプの環境に関連付けられてもよく、第3のプロファイルは、高速道路等の第3のタイプの環境に関連付けられてもよい。次いで、各プロファイルは、それぞれの環境内に位置する可能性が高い縁石の特性(複数可)を示し得る。第1の例では、上記の例を使用して、第1のプロファイルは、交差ポイントにおいて、縁石が90度等の鋭角を含む可能性が高いことを示し得る。したがって、都市をナビゲートするとき、車両は次いで、第1のプロファイルを使用して、急な方向転換を含む曲線が可能であると判定し得る。第2の例について、また上記の例を使用して、第2のプロファイルは、縁石がより円形の回転を含む可能性が高いことを示し得る。したがって、農村部をナビゲートするとき、車両は、第2のプロファイルを使用して、円形の曲線を含む曲線が急な曲線を表す曲線よりも可能性が高いと判定し得る。
【0019】
さらに、車両は、プロファイルを使用して、縁石に関連付けられた他の特性を判定し得る。例えば、再び上記の例を使用して、第2のプロファイルは、縁石が車道、車道の間に位置する領域、歩行者用道路、及び/または同様のものに関連しているかどうかに応じて、縁石が様々な高さを含む可能性があることを示し得る。そのため、農村部をナビゲートするとき、車両は、縁石が存在するかどうかを判定するために車両が使用する閾値距離を変更し得る。
【0020】
車両は、次いで、縁石によって与えられる曲線に基づいて、1つ以上のアクションを実行する。車両が依然として目的地の位置にナビゲートしている場合等の第1の例では、車両は、縁石の上をナビゲートすることを回避するために、及び/または縁石までの閾値距離内をナビゲートすることを回避するために、曲線を使用し得る。車両が目的地の位置に近づいているとき等の第2の例では、車両は、縁石に近接した停止位置を判定するために曲線を使用し得る。これらは、車両が曲線を使用してナビゲートし得る方法のほんの一例であるが、他の例では、車両は曲線を使用して追加のアクション及び/または代替アクションを実行し得る。
【0021】
上記の例は、車両の一方の側に位置する縁石を表す曲線を生成することを説明しているが、ある例では、車両は、2つ以上の縁石を表す2つ以上の曲線を生成するために、同様の処理を実行し得る。例えば、車両は、車両の第1の側面(例えば、車両の右側)に位置する第1の縁石を表現する第1の曲線、及び車両の第2の側面(例えば、車両の左側)に位置する第2の縁石を表現する第2の曲線を生成するために、上記の処理を実行し得る。さらに、本明細書の例は、運転表面と歩道との間に位置する縁石を表す曲線を生成することを説明するが、他の例では、車両は、運転表面と任意のタイプの非運転表面との間の曲線を表す曲線を生成するために、同様の処理を実行し得る。本明細書に記載されるように、非運転表面は、限定されないが、歩道、芝生、自転車車線、及び/または車両がナビゲートすべきではない任意の他の表面を含み得る。
【0022】
本明細書で説明される処理を実行することにより、車両は、リアルタイムで縁石の実際の位置をより良く判定し得る。例えば、縁石の位置を判定することは、地図または縁石の歴史的位置を示す他の情報を使用することを含み得る。しかし、地図を使用することによって、縁石の位置は、説明されていない可能性のある地域で工事が行われている場合等、一定期間にわたって変更される可能性がある。そのため、車両が使用するマップは正確でなくてもよく、したがって、車両は縁石の位置を正しく判定できなくてもよい。したがって、本明細書に記載の処理を実行することによって、車両は、車両の位置を判定することなく、及び/または1つ以上の理由で不正確であり得るマップを使用することなく、縁石の位置を正確に判定することができる。
【0023】
さらに、以下でより詳細に説明されるように、車両は、分離ポイントを識別するとき等、2次元処理技術を使用して縁石の位置を判定し得る。これはまた、3次元処理を使用して縁石の位置を判定する技術に対する改善を提供し得る。例えば、ポイントが環境内でより広がっている、及び/またはポイントの分類が不確実であり得るため、車両が3次元処理技術を用いて縁石を識別することはより困難であり得る。このため、本明細書に記載の2次元処理技術を実行することによって、車両は、ポイントを距離ビンにグループ化し、次に距離ビンを使用して縁石のための分離ポイントを識別することができる。このように、車両は、異なる距離ビンで縁石を識別するためにより多くの分離ポイントを使用し得て、これは、縁石を識別するときの精度を増加させ得る。
【0024】
本明細書で説明される技術は、複数の方法で実装され得る。例示的な実装は、下記の図面を参照して以下で提供される。別の例では、技術は、航空または航海の文脈で、または環境内の基準ポイント間の距離を評価する任意のシステム(例えば、ルート相対計画を使用するシステム)で利用され得る。
【0025】
図1は、環境内の縁石を特定するための処理の例を示す図画的フローを示す図である。操作102において、処理100は、車両の1つ以上のセンサを使用してセンサデータを生成することを含んでよい。例えば、例104は、センサ(複数可)を使用してセンサデータを生成する車両106を示し、センサデータ108によって表される。1つ以上のセンサは、限定されないが、ライダーセンサ(複数可)、レーダセンサ(複数可)、撮像装置(複数可)(例えば、カメラ(複数可))、及び/または任意の他のタイプのセンサを含み得る。ある例では、センサデータは、少なくとも車両106が位置する環境内のポイントの位置と、ポイントの精度に関連付けられた確率を表し得る。ある例では、車両106は、次いで、分類を出力するモデルにセンサデータを入力することによって等、ポイントに関連付けられた分類を判定し得る。分類を決定するための技術は、例えば、「Spatial and Temporal Information for Semantic Segmentation」と題され、2017年1月19日に出願された米国特許出願第15/409,841号、及び「Object Detecting and Tracking, Including Parallelized Lidar Semantic Segmentation」と題され、2021年4月30日に出願された米国特許出願第17/246,258号に見出すことができ、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。図1の例では、分類は、少なくとも運転表面110(センサデータが実線で表される)、歩道112(センサデータが破線で表される)、及び消火栓114(センサデータが点線で表される)を含み得る。図1の例によって示されるように、縁石116は、運転表面110と歩道112との間に位置する。
【0026】
図1の例では、運転表面110は、車両106がナビゲートしている通りを含み得る。しかしながら、他の例では、運転表面110は、駐車場、私道等、車両106がナビゲートすることができる任意の他の面を含み得る。さらに、ある例では、車両106は、ある期間にわたってセンサデータを生成し得る。例えば、車両106は、複数のライダースピン及び/またはフレームにわたってセンサデータを蓄積し、センサデータは、時間期間にわたる車両106の動きに基づいて調整される。期間は、1ミリ秒、50ミリ秒、1秒、5秒、及び/または任意の他の期間を含み得るが、これらに限定されない。期間にわたってセンサデータを生成することにより、車両は、より多くの数の第1のポイントをキャプチャすることができ、これは、車両を取り巻く環境をよりよく表現し得る。例えば、車両106は、少なくとも運転表面110及び歩道112を表すより多くのポイントを生成し得る。
【0027】
操作118において、処理100は、センサデータによって表されるポイントを使用して空間線を生成することを含み得る。例えば、例120は、センサデータによって表されるポイントを使用して空間線122を生成する車両106を示す。ある例において、空間線122を生成する前に、車両106は、環境内の縁石116を識別するために車両106が用いることができる特定のポイントを識別するために、センサデータ及び/または分類を分析し得る。例では、車両106は、特定の分類に関連付けられたポイントを識別するために、分類を分析し得る。例えば、車両106は、運転表面110及び歩道112等の分類に関連付けられているポイントを選択し得るが、消火栓114等の他の分類に関連付けられているポイントを破棄し得る。追加的または代替的に、車両106は、閾値の確率を満たす(例えば、閾値の確率以上である)確率に関連付けられるポイントを識別するために、センサデータを分析することができる。例えば、閾値確率が99%である場合、車両106は、99%以上の確率に関連付けられたポイントを選択し得るが、99%未満の確率に関連付けられたポイントを破棄し得る。
【0028】
追加的または代替的に、車両106は、車両106への閾値距離内に位置するポイントを識別するために、センサデータを分析し得る。閾値距離は、1メートル、5メートル、10メートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。例えば、閾値距離が10メートルを含む場合等、車両は、車両から10メートル以内の位置に関連付けられた第2のポイントを識別するためにセンサデータを分析し得るが、車両から10mより遠い位置に関連付けられた第1のポイントを破棄し得る。
【0029】
図2に関してより詳細に説明されるように、車両106は、次いで、空間線122を生成するためにポイントを使用し得る。ある例において、空間線122を生成するため、車両106は、車両106の運転方向に沿って横方向に位置する距離ビンに点を量子化し得て、車両106の位置は124によって表される。例えば、距離ビンのそれぞれは、運転方向に沿った特定の横方向の距離を含み得る。本明細書に記載されるように、横方向の距離は、10センチメートル、20センチメートル、50センチメートル、100センチメートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。次いで、車両106は、それぞれの距離ビン内に入るすべてのポイントがその距離ビンに含まれるように、ポイントを距離ビンに量子化し得る。次いで、これらの距離ビンは、車両106が縁石116を表す曲線を生成するために使用する空間線122を表し得る。
【0030】
操作126において、処理100は、空間線に関連付けられる分離ポイントを判定することを含んでよい。例えば、例128は、空間線122に関連付けられた分離ポイント130を判定する車両106を示す。例えば、図3に関してより詳細に説明するように、各空間線122について、車両106は、運転表面110に関連付けられたポイントと歩道112に関連付けられたポイントとを分離する分離ポイント130を識別し得る。これは、環境が縁石116を含む場合、縁石116は、運転表面110と歩道112(図1の例によって表される)との間に配置され得るためである。ある例において、分離ポイントを識別するために、車両106は、y方向における横方向等、空間線に沿ったさまざまなポイントを分析することができる。空間線に沿った各ポイントについて、車両は、そのポイントの一方の側の第2のポイントのすべてが第1の表面線(例えば、運転表面110に関連付けられた表面線)上にあり、そのポイントの他方の側のすべてのポイントが第2の表面線(例えば、歩道112に関連付けられた表面線)上にあると主張し得る。
【0031】
図3に関してより詳細に説明されるように、車両106は、次いで、ポイントに関連付けられるエネルギーを判定してもよく、エネルギーは、ポイントの位置(例えば、z方向)と表面線の位置との間の差に基づいている。次いで、ポイントのエネルギーを使用して、車両は、最大エネルギーを含むポイントを選択し得る。これは、ポイントがポイントに関連付けられた表面線に近いほど、エネルギーが高いためであり得る。しかしながら、第2のポイントがポイントに関連付けられた表面線から離れているほど、エネルギーは低くなる。したがって、最大エネルギーに関連付けられたポイントは、運転表面110と歩道112との間の分離ポイント130を表し得る。次いで、車両106は、同様の処理を実行し、他の空間線122のそれぞれについてそれぞれの分離ポイント130を判定し得る。
【0032】
操作132において、処理100は、分離ポイントを使用して縁石を表す曲線を生成することを含み得る。例えば、例134は、車両106が縁石116を表す曲線136を生成することを示す。図4に関してより詳細に説明されるように、車両106は、車両106の横方向に沿って空間線122のそれぞれを接続する直線を含むように曲線136を最初に生成し得る。ある例では、次いで、車両106は、曲線136を縁石116によりよく適合させるために追加のプロセスを実行し得る。例えば、車両は次に、残りの分離ポイントから「外れ」ポイントの位置を含む少なくとも1つの分離ポイントを特定するために、曲線を分析し得る。次いで、車両106は、識別された分離ポイント130に近接する分離ポイント130に関連付けられたエネルギーを分析し得る。ある例では、分離ポイント130は、分離ポイント130が識別された分離ポイント130に対して閾値距離(例えば、0.5メートル、1メートル、2メートル等)以内であることに基づいて、識別された分離ポイント130に近接し得る。車両106は、少なくとも識別された分離ポイント130の位置を更新するためにエネルギーを使用してもよい。次いで、車両106は、曲線136を生成するために、これらのプロセスを実行し続け得る。
【0033】
上述したように、車両106は、センサデータによって表されるポイントを使用して空間線122を生成し得る。このように、図2は、ポイント202(1)~(5)(「ポイント202」ともいう)を使用して、空間線122を生成する例を示す。図2の例では、車両106は、ポイント202を車両106の運転方向(例えば、x方向)に沿って横方向に配置された距離ビン204(1)~(5)(「距離ビン204」ともいう)に量子化することによって空間線122を生成し得る。例えば、距離ビンのそれぞれは、運転方向に沿った特定の横方向の距離を含み得る。本明細書に記載されるように、横方向の距離は、10センチメートル、20センチメートル、50センチメートル、100センチメートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。次いで、車両106は、それぞれの距離ビン内204に入るすべてのポイント202がその距離ビンに204含まれるように、ポイント202を距離ビン204に量子化し得る。
【0034】
例えば、図示されているように、すべてのポイント202(1)は距離ビン204(1)に落ち込み、そのように、車両106は距離ビン204(1)内にすべてのポイント202(1)を含み得る。さらに、すべてのポイント202(2)は距離ビン204(2)に落ち込み、そのため、車両106は距離ビン204(2)内にすべてのポイント202(2)を含み得る。さらに、ポイント202(3)のすべては、距離ビン204(3)に落ち込み、したがって、車両106は、距離ビン204(3)内のポイント202(3)のすべてを含み得る。さらに、ポイント202(4)のすべては、距離ビン204(4)に落ち込み、したがって、車両106は、距離ビン204(4)内のポイント202(4)のすべてを含み得る。最後に、ポイント202(5)のすべては、距離ビン204(5)に落ち込み、したがって、車両106は、距離ビン204(5)内のポイント202(5)のすべてを含み得る。
【0035】
ある例では、車両106は、ポイント202に関連付けられた位置(例えば、座標)を使用して、ポイント202が距離ビン204内にあると判定する。例えば、車両106は、ポイント202に関連付けられたx座標を使用する等して、車両106に対するポイント202の横方向の位置を判定し得る。次いで、各距離ビン204は、それぞれの横方向の距離範囲に関連付けられ得る。したがって、車両106は、ポイント202がポイントの横方向の位置及び距離範囲を使用して距離ビン204内に入ることを判定し得る。例えば、距離ビン204(1)が車両106の前方100センチメートルから200センチメートルの間を含む横方向の距離範囲に関連付けられている場合、車両106は、車両106の前方100センチメートルから200センチメートルの間の横方向の位置を含むポイント202(1)が距離ビン204(1)内に含まれると判定し得る。車両は、他の距離ビン204(2)~(5)のそれぞれについて同様のプロセスを実行し得る。
【0036】
次いで、車両106は、距離ビン204(1)内のポイント202(1)を含む第1の空間線122、距離ビン204(2)内のポイント202(2)を含む第2の空間線122、距離ビン204(3)内のポイント202(3)を含む第3の空間線122、距離ビン204(4)内のポイント202(4)を含む第4の空間線122、及び距離ビン204(5)内のポイント202(5)を含む第5の空間線122を生成し得る。
【0037】
空間線122を生成した後、また、上述したように、車両106は次いで、空間線122に関連付けられた分離ポイント130を判定し得る。したがって、図3は、空間線122に関連付けられた分離ポイント130を判定する例を示す。上の図に示されるように、車両106は、ポイント302(1)~(10)(「ポイント302」とも称される)が空間線122に関連付けられていると判定し得る。図3の例では、ポイント302(1)~(5)は、運転表面110として分類され得て、ポイント302(6)~(10)は、歩道112として分類され得る。さらに、ポイント302のそれぞれは、x座標、y座標、及びz座標等のそれぞれの位置に関連付けられ得る。
【0038】
次に、及び中央の図に示されるように、車両106は、潜在的な分離ポイント304を判定し得る。図3の例では、潜在的な分離ポイント304は、車両106に対してy方向だけである。車両106は、潜在的な分離ポイント304の一方の側のポイント302(1)~(5)のすべてが第1の表面線306(1)(例えば、運転表面110に関連付けられた表面線)上にあり、潜在的な分離ポイント304の他方の側のポイント302(6)~(10)のすべてが第2の表面線306(2)(例えば、歩道112に関連付けられた表面線)上にあることを主張し得る。次に、車両106は、潜在的な分離ポイント304に関連付けられたエネルギーを判定し得て、エネルギーは、ポイント302の位置(例えば、z方向)と表面線306(1)-(2)の位置との間の差に基づく。
【0039】
例えば、ポイント302(10)について、車両106は、第2の表面線306(2)とポイント302(10)との間の差分308を判定し得る。ある例では、車両106は、ポイント302(10)と第2の表面線306(2)との間の距離として差分308を判定し、ここで距離は、ポイント302(10)に関連付けられた位置(例えば、z座標)を使用して判定される。ある例では、車両106はまた、第1の表面線306(1)とポイント302(10)との間の追加の差異(明確な理由のために図示されていない)を判定し得る。そのような例では、車両106は、追加の差をポイント302(10)と第1の表面線306(1)との間の距離として判定し、追加の距離は、ポイント302(10)に関連付けられた位置(例えば、z座標)を使用して判定される。次いで、車両106は、差分を使用して、ポイント302(10)が第2の表面線306(2)に関連付けられているという少なくとも第1の確率、及び/またはポイント302(10)が第1の表面線306(1)に関連付けられているという第2の確率を判定し得る。図3の例において、ポイント302(10)は、ポイント302(10)が第1の表面線306(1)よりも第2の表面線306(2)に近いので、車両106は、ポイント302(10)が第2の表面線306(2)に関連付けられているという第1の確率が、ポイント302(10)が第1の表面線306(1)に関連付けられているという第2の確率よりも大きいと判定し得る。
【0040】
次いで、車両106は、同様のプロセスを実行し、ポイント302(1)~(9)と表面線306(1)~(2)との間の差分を使用して、ポイント302(1)~(9)に関連付けられた確率を判定し得る。ポイント302(1)~(10)の確率を使用して、車両106は、潜在的な分離ポイント304に関連付けられたエネルギー310を判定し得る。ある例では、ポイント302と表面線306(1)~(2)との差分が小さいほど、潜在的な分離ポイント304に関連付けられたエネルギー310は大きくなる。さらに、ポイント302と表面線306(1)~(2)との間の差分が大きいほど、潜在的な分離ポイント304に関連付けられたエネルギー310は小さくなる。
【0041】
ある例では、車両106は、空間線122の他の潜在的な分離ポイント304に関連付けられたエネルギー310を判定するために、同様のプロセスを実行し得る。次いで、車両106は、エネルギー310を使用して、空間線122のための最終的な分離ポイントを判定し得る。例えば、下の図に示されるように、車両106は、分離ポイント130が最大エネルギー310に関連付けられた潜在的な分離ポイント304に対応すると判定し得る。車両106は、最大エネルギー310を含む潜在的な分離ポイント304が縁石116の位置を最もよく表し得るため、この判定を行い得る。これは、上記のように、最大エネルギー310を含む潜在的な分離ポイント304が、ポイント302と表面線306(1)~(2)との間の最小の差を含むためであり得る。このように、最大エネルギー310を含む潜在的な分離ポイント304は、運転表面110と歩道112との間の分離を最もよく表し得る。
【0042】
図3の例では、表面線306(1)-(2)は平坦な線を含むものとして図示されているが、他の例では、表面線306(1)-(2)は他のタイプの線を含み得ることに留意すべきである。例えば、表面線306(1)~(2)のうちの1つ以上は、角度(例えば、運転表面の角度に類似する)を含む線によって表され得る。
【0043】
分離ポイント130を判定した後、また上述したように、車両106は分離ポイント130を使用して、縁石116を表す曲線136を生成し得る。したがって、図4は、分離ポイント402(1)~(6)(「分離ポイント402」ともいう)(分離ポイント140を表し、及び/または含み得る)を使用して、縁石116を表す曲線146を生成する例を示す。例えば、左の図に示されるように、車両106は、分離ポイント402のそれぞれを互いに接続することにより、最初に曲線404を生成し得る。ある例において、車両106は、直線を使用して分離ポイント402を接続することにより、最初に曲線404を生成する。次いで、車両106は、曲線404についての「外れ」ポイントの位置を含むポイント402のうちの1つ以上を識別するために、曲線404を分析し得る。
【0044】
例えば、左の図に示されるように、車両106は、分離ポイント402(10)が外れ位置ポイントを含むと判定し得る。判定に基づいて、車両106は、少なくとも分離ポイント402(10)の位置を調整し得る。例えば、車両106は、分離ポイント402(10)に近接して配置される追加の分離ポイント402を識別し得る。ある例では、車両106は、追加の分離ポイント402を、分離ポイントに対するポイントの閾値数(例えば、1ポイント、2ポイント、5ポイント等)内にあるものとして識別する。例えば、車両106は、分離ポイント402(10)の前の2ポイント以内にある追加の分離ポイント402(8)~(9)と、分離ポイントの後の2つのポイント以内にある追加の分離ポイント402(11)~(12)とを識別し得る。追加的または代替的に、ある例では、車両106は、追加の分離ポイント402を、分離ポイント402(10)までの閾値距離内にあるものとして識別する。例えば、車両106は、分離ポイント402(10)の前の2ポイント以内にある追加の分離ポイント402(8)~(9)と、分離ポイントの後の2つのポイント以内にある追加の分離ポイント402(11)~(12)とを識別し得る。
【0045】
次に、及び中央の図に示されるように、車両106は、次いで、分離ポイント402(8)~(12)及び/または分離ポイント402(8)~(12)を接続する線に関連付けられたエネルギー406を判定し得る。ある例では、車両106は次いで、エネルギー方向の勾配を計算して、少なくとも分離ポイント402(10)のための新しい位置を判定する。例えば、右図に示されるように、車両106は、分離ポイント402(10)をエネルギーの方向に向かって移動させる。さらに、図4の例示において、車両106はまた、分離ポイント402(10)に近接する追加の分離ポイントを移動させた。ある例では、車両106は、縁石116を表す曲線146を生成するために、これらのプロセスを実行し続け得る。
【0046】
図5は、本開示の実施形態による、本明細書に記載の技術を実装するための例示的なシステム500のブロック図を示す。少なくとも1つの例示において、システム500は、車両106を含み得る。車両106は、車両コンピュータデバイス502、1つ以上のセンサシステム504、1つ以上のエミッタ506、1つ以上の通信接続508、少なくとも1つの直接接続510、及び1つ以上の運転システム512を含み得る。
【0047】
車両コンピュータデバイス502は、1つ以上のプロセッサ514と、プロセッサ514(複数可)と通信可能に結合されたメモリ516とを含み得る。図示の例では、車両106は、自律型車両である。ただし、車両106は、任意の他のタイプの車両(例えば、手動運転車両、半自律車両等)、または少なくとも画像キャプチャデバイスを有する任意の他のシステムであってよい。例示される例では、車両コンピュータデバイス502のメモリ516は、位置決めコンポーネント518、知覚コンポーネント520、プランニングコンポーネント522、縁石判定コンポーネント524、1つ以上のシステムコントローラ526、及び1つ以上のマップ528を格納する。例示的な目的のためにメモリ516に存在するものとして図5に示されているが、位置決めコンポーネント518、知覚コンポーネント520、プランニングコンポーネント522、縁石判定コンポーネント524、システムコントローラ526(複数可)、及び/またはマップ528(複数可)は、追加的に、または代替的に、車両106にアクセス可能であり得る(例えば、格納されているか、またはそうでなければ車両106からリモートメモリによりアクセス可能であり得る)ことが意図される。
【0048】
少なくとも1つの例では、位置決めコンポーネント518は、センサシステム(複数可)504からセンサデータ530を受信し、車両106の位置及び/または向き(例えば、x位置、y位置、z位置、ロール位置、ピッチ位置、またはヨー位置のうちの1つ以上)を判定する機能を含み得る。例えば、位置決めコンポーネント518は、環境のマップを要求/受信し、マップ内の車両106の位置及び/または向きを継続的に判定し得る。ある例において、位置決めコンポーネント518は、車両106の位置を正確に判定するため、SLAM(同時の位置特定とマッピング)、CLAMS(同時のキャリブレーション、位置決め、マッピング)、相対SLAM、バンドル調整、非線形最小二乗最適化、または画像データの受信等に類するもの、LiDARデータ、レーダデータ、IMUデータ、GPSデータ、ホイールエンコーダデータ、及び以上に類するものを適用し得る。ある例では、本明細書で説明されるように、位置決めコンポーネント518は、車両106のさまざまなコンポーネントにデータを提供し得て、候補軌道を生成するために車両106の初期位置を判定する。
【0049】
ある例示では、知覚コンポーネント520は、オブジェクトの検出、セグメンテーション及び/または分類を実行する機能を含み得る。ある例において、知覚コンポーネント520は、車両106に近接したオブジェクトの存在、及び/またはオブジェクトタイプ(例えば、自動車、歩行者、サイクリスト、動物、建造物、樹木、道路表面、縁石、歩道、未知、その他)としてのオブジェクトの分類を示す処理されたセンサデータ530を提供し得る。追加及び/または代替の例では、知覚コンポーネント520は、検出された物体及び/または物体が位置している環境に関連付けられた1つ以上の特性を示す処理済みセンサデータ530を提供し得る。ある例において、オブジェクトに関連付けられる特徴は、xの位置(グローバルな位置)、yの位置(グローバルな位置)、zの位置(グローバルな位置)、方向(例えば、ロール、ピッチ、ヨー)、オブジェクトタイプ(例えば、分類)、オブジェクトの速度、オブジェクトの加速度、オブジェクトの範囲(サイズ)等を含み得るが、これらに限定されない。環境に関連付けられた特性は、環境における別のオブジェクトの存在、環境における別のオブジェクトの状態、時間帯、曜日、季節、気象条件、暗さ/明るさの指標、その他を含み得るが、これらには限定されない。
【0050】
一般に、プランニングコンポーネント522は、環境を横断するために車両106が従うべき経路を判定し得る。例えば、プランニングコンポーネント522は、さまざまなルート及び軌道、ならびにさまざまな詳細のレベルを判定し得る。例えば、プランニングコンポーネント522は、第1の位置(例えば、現在位置)から第2の位置(例えば、目標位置)まで移動するルートを判定し得る。この説明の目的のために、ルートは、2つの位置間で移動するためのウェイポイントのシーケンスであり得る。非限定的な例として、ウェイポイントは、道路、交差点、全地球測位システム(GPS)座標の組み合わせ等を含む。さらに、プランニングコンポーネント522は、車両106を少なくとも部分的に第1の位置から第2の位置へガイドするための命令を生成し得る。少なくとも1つの例では、プランニングコンポーネント522は、車両106を一連のウェイポイントの第1のウェイポイントから一連のウェイポイントの第2のウェイポイントまでどのようにガイドするかを判定し得る。ある例において、命令は、軌道、または軌道の一部であり得る。ある例において、多様な軌道は、後退水平技法に従って(例えば、技術的な許容範囲内で)実質的に同時に生成されることが可能であり、ここで、多様な軌道のうちの1つは、車両106をナビゲートするために選択される。
【0051】
少なくとも1つの例では、プランニングコンポーネント522は、位置に関連付けられた乗車位置を判定し得る。本明細書で使用されるように、乗車位置は、車両106が乗員を乗せるために停止し得る位置(例えば、配車要求に関連付けられる住所または位置)からの閾値内の距離の特定の位置(例えば、駐車スペース、荷積み区域、地表の一部等)であってよい。少なくとも1つの例示において、プラニングコンポーネント522は、少なくとも部分的にユーザ識別を判定する(例えば、本明細書で説明されるように、画像認識を介して判定されるか、またはユーザデバイスからのインジケーションとして受信される)ことに基づいて、ピックアップ位置を判定し得る。乗車位置への到着、目的地への到着、乗客による車両の立ち入り、及び「乗車開始」コマンドの受信は、イベントベースのデータロギングに使用され得るイベントの追加の例である。
【0052】
縁石検出コンポーネント524は、環境内の縁石の位置を判定するために、本明細書に記載の処理を実行するように構成され得る。例えば、縁石検出コンポーネント524は、縁石を識別するために、センサデータによって表されるポイントを識別するために、センサデータ530を分析するように構成され得る。本明細書に記載されるように、ポイントは、少なくとも運転表面(複数可)及び歩道(複数可)に属するものとして分類され得る。次に、縁石検出コンポーネント524は、ポイントを使用して空間線を生成するように構成され得る。空間線を生成した後、縁石検出コンポーネント524は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定するために空間線を分析するように構成され得る。
【0053】
次に、縁石検出コンポーネント524は、空間線を使用して、縁石を表す曲線を生成するように構成され得る。ある例では、縁石検出コンポーネント524は、縁石の位置を判定し続けるために、これらのプロセスを継続するように構成され得る。さらに、ある例では、縁石検出コンポーネント524は、車両106の2つ以上の側面に位置する縁石を識別するために本明細書に記載のプロセスを実行するように構成され得る。例えば、縁石検出コンポーネント524は、車両106の第1の側(例えば、運転者側)に位置する縁石と、車両106の第2の側(例えば、乗客側)に位置する縁石との両方の位置を判定するように構成され得る。
【0054】
少なくとも1つの例示において、車両コンピュータデバイス502は、システムコントローラ(複数可)526を含み得て、これは、車両106のステアリング、推進、ブレーキ、安全性、エミッタ、通信、及び他のシステムを制御するように構成され得る。これらのシステムコントローラ(複数可)526は、運転システム(複数可)512の対応するシステム及び/または車両106の他の構成要素と通信すること及び/またはこれらを制御し得る。
【0055】
メモリ516は、環境内をナビゲートするために車両106によって使用され得るマップ528をさらに含み得る。この説明の目的で、マップは、トポロジ(交差点等の)、通り、山脈、道路、地勢、及び環境全般等の、ただし、これらには限定されない環境についての情報を提供することができる、2次元、3次元、またはN次元にモデル化された任意の数のデータ構造であり得る。ある例において、マップは、テクスチャ情報(例えば、色情報(例えば、RGB色情報、Lab色情報、HSV/HSL色情報)、及び以上に類するもの)、強度情報(例えば、LiDAR情報、レーダ情報、及び以上に類するもの)、空間情報(例えば、メッシュ上に投影された画像データ、個々の「サーフェル」(例えば、個別の色及び/または強度に関連付けられたポリゴン))、反射性情報(例えば、鏡面性情報、再帰反射性情報、BRDF情報、BSSRDF情報、及び以上に類するもの)を含み得るが、これらには限定されない。1つの例では、マップは、環境の3次元メッシュを含み得る。ある例において、マップは、マップの個々のタイルが環境の別個の部分を表すようにタイル化されたフォーマットで記憶され得て、必要に応じて作業メモリにロードされ得る。少なくとも1つの例では、1つ以上のマップ(複数可)528は、少なくとも1つのマップ(例えば、画像及び/またはメッシュ)を含み得る。ある例では、車両106は、マップ(複数可)528に少なくとも部分的に基づいて制御し得る。すなわち、マップ528は、車両106の位置を判定し、環境内のオブジェクトを識別し、及び/または環境内をナビゲートするためのルート及び/または軌道を生成するために、位置決めコンポーネント518、知覚コンポーネント520、及び/またはプランニングコンポーネント522に関連して使用され得る。
【0056】
ある例では、本明細書で説明されるコンポーネントのいくつかまたは全ての態様は、任意のモデル、アルゴリズム、及び/または機械学習アルゴリズムを含み得る。例えば、ある例では、メモリ516内のコンポーネントを、ニューラルネットワークとして実装し得る。本明細書で説明するように、例示的なニューラルネットワークは、入力データを一連の接続された層に通して出力を生成する、生物学的に着想を得たアルゴリズムである。ニューラルネットワークにおけるそれぞれのレイヤが別のニューラルネットワークを含み得て、または任意の数のレイヤ(畳み込み層であるか否か)を含み得る。本開示の脈絡で理解され得るとおり、ニューラルネットワークは、機械学習を利用し得て、機械学習は、学習されたパラメータに基づいて出力が生成されるそのような幅広いクラスのアルゴリズムを指し得る。
【0057】
ニューラルネットワークの脈絡で説明されるが、任意のタイプの機械学習が、本開示と整合するように使用され得る。たとえば、限定されないが、機械学習アルゴリズムは、回帰アルゴリズム(たとえば、通常の最小二乗回帰(OLSR)、線形回帰、ロジスティック回帰、ステップワイズ回帰、多変量適応回帰スプライン(MARS)、局所的に推定されたスカープロット平滑化(LOESS))、インスタンスベースのアルゴリズム(たとえば、リッジ回帰、最小絶対収縮及び選択演算子(LASSO)、弾性ネット、最小角度回帰(LARS))、判定木アルゴリズム(たとえば、分類及び回帰木(CART)、反復二分法3(ID3)、カイ二乗自動相互作用検出(CHAID)、判定切り株、条件付き判定木))、ベイジアンアルゴリズム(例えば、単純ベイズ、ガウス単純ベイズ、多項単純ベイズ、平均1依存推定量(AODE)、ベイジアン信念ネットワーク(BNN)、ベイジアンネットワーク)、クラスタリングアルゴリズム(たとえば、k平均、k中央値、期待値最大化(EM)、階層的クラスタリング)、相関ルール学習アルゴリズム(たとえば、パーセプトロン、バックプロパゲーション、ホップフィールドネットワーク、動径基底関数ネットワーク(RBFN))、ディープラーニングアルゴリズム(たとえば、ディープボルツマンマシーン(DBM)、ディープブリーフネットワーク(DBN)、重畳型ニューラルネットワーク(CNN)、スタック・オートエンコーダ)、次元数削減アルゴリズム(たとえば、主成分分析(PCA)、主成分回帰(PCR)、部分最小二乗回帰(PLSR)、サモンマッピング、多次元スケーリング(MDS)、射影追跡、線形判別分析(LDA)、混合判別分析(MDA)、二次判別分析(QDA)、柔軟判別分析(FDA))、アンサンブルアルゴリズム(例えば、ブースティング、ブートストラップ集計(バギング)、アダブースト、スタック一般化(ブレンディング)、勾配ブースティングマシン(GBM)、勾配ブースティング回帰ツリー(GBRT)、ランダムフォレスト)、サポートベクターマシン(SVM)、教師あり学習、教師なし学習、半教師あり学習等の方法を含み得る。アーキテクチャのさらなる例は、ResNet50、ResNet101、VGG、DenseNet、PointNet等を含む。
【0058】
上述のように、少なくとも1つの例示において、センサシステム504は、LIDARセンサ、レーダセンサ、超音波トランスデューサ、ソナーセンサ、位置センサ(例えば、GPS、コンパス等)、慣性センサ(例えば、慣性測定ユニット、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ等)、カメラ(例えば、RGB、IR、強度、深度、飛行時間等)、マイク、ホイールエンコーダ、環境センサ(例えば、温度センサ、湿度センサ、光センサ、圧力センサ等)等を含み得る。センサシステム(複数可)504は、これら、または他のタイプのセンサのそれぞれの複数のインスタンスを含み得る。例えば、LiDARセンサは、車両106のコーナ、前部、後部、側部、及び/または頂部に配置された個々のLiDARセンサを含み得る。別の例として、カメラセンサは、車両106の外側及び/または内側についてのさまざまな位置に配置される複数のカメラを含み得る。センサシステム(複数可)504は、車両コンピュータデバイス502に入力を提供し得る。追加、または代替的に、センサシステム504は、1つ以上のネットワーク532を介して、センサデータ530を、特定の頻度で、所定の期間の経過後に、1つ以上の条件の発生時に、ほぼリアルタイムで、コンピュータデバイス534に送信し得る。
【0059】
車両106はまた、上述したように、光及び/または音を発するためのエミッタ506を含み得る。この例におけるエミッタ(複数可)506は、内部オーディオ及び視覚エミッタを含み、車両106の乗員と通信する。例示の目的で、限定ではなく、内部エミッタは、スピーカ、ライト、サイン、ディスプレイスクリーン、タッチスクリーン、触覚エミッタ(例えば、振動及び/またはフォースフィードバック)、機械式アクチュエータ(例えば、シートベルトテンショナー、シートポジショナー、ヘッドレストポジショナー等)等を含み得る。この例におけるエミッタ(複数可)506はまた、外部エミッタを含み得る。例示の目的で、限定ではなく、この例示における外部エミッタは、移動の方向の信号を送る照明、または車両の行動の他のインジケータ(例えば、インジケータ照明、標識、照明アレイ等)、ならびに歩行者、または音響ビームステアリング技術を含む1つ以上の近隣の他の車両と音響で通信する1つ以上のオーディオエミッタ(例えば、スピーカ、スピーカアレイ、ホーン等)を含む。
【0060】
車両106はまた、車両106と1つ以上の他のローカルまたはリモートコンピュータデバイスとの間で通信できる通信接続(複数可)508を含み得る。例えば、通信接続(複数可)508は、車両106上の他のローカルコンピュータデバイス及び/または運転システム(複数可)512との通信を容易にし得る。また、通信接続508(複数可)は、車両が他の近隣のコンピュータデバイス(例えば、他の近隣の車両、交通信号等)と通信することを許容し得る。通信接続(複数可)508はまた、車両106とリモート遠隔操作コンピュータデバイスまたは他のリモートサービスとの通信を可能にする。
【0061】
通信接続(複数可)508は、車両コンピュータデバイス502を別のコンピュータデバイス、またはネットワーク(複数可)532等のネットワークに接続する物理的及び/または論理インターフェースを含み得る。例えば、通信接続(複数可)508は、IEEE802.11規格によって定義される周波数であり、ブルートゥース(登録商標)等の短距離無線周波数、セルラー通信(例えば、2G、3G、4G、4GLTE、5G等)等を介するWi-Fiに基づいた通信、またはそれぞれのコンピュータデバイスが他のコンピュータデバイス(複数可)とインターフェースで接続できる任意の適切な有線、または無線通信プロトコルであり得る。
【0062】
少なくとも1つの例示において、車両106は、1つ以上の運転システム512を含み得る。ある例では、車両106は、単一の運転システム512を有し得る。少なくとも1つの例において、車両106が多様な運転システム512を有する場合、個々の運転システム512は、車両106の対向する端部(例えば、前部及び後部等)に配置され得る。少なくとも1つの例において、運転システム(複数可)512は、運転システム512(複数可)及び/または車両106の周囲の条件を検出するための1つ以上のセンサシステムを含み得る。例示の目的であり、限定ではなく、センサシステム(複数可)504は、運転システム(複数可)の車輪の回転を感知するために1つ以上のホイールエンコーダ(例えば、ロータリーエンコーダ)、運転システムの向き及び加速度を測定するための慣性センサ(例えば、慣性測定ユニット、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計等)、カメラまたは他の画像センサ、運転システム(複数可)の周辺環境におけるオブジェクトを音響的に検出するために超音波センサ、ライダーセンサ、レーダセンサ等を含み得る。ホイールエンコーダ等のいくつかのセンサは、運転システム(複数可)512に固有とし得る。ある場合において、運転システム(複数可)512にあるセンサシステム(複数可)504は、車両106の対応するシステム(例えば、センサシステム(複数可)504)と重複または補完し得る。
【0063】
運転システム(複数可)512は、高電圧バッテリ、車両106を推進するモータ、バッテリからの直流を他の車両システムによって使用される交流に変換するインバータ、ステアリングモータ及びステアリングラック(電動であり得る)を含むステアリングシステム、油圧または電気アクチュエータを含むブレーキシステム、油圧及び/または空気圧コンポーネントを含むサスペンションシステム、牽引力の損失を軽減し、制御を維持するためのブレーキ力を分配するための安定性制御システム、HVACシステム、照明(例えば、ヘッド/テールライト等の照明)、車両)、及び1つ以上の他のシステム(例えば、冷却システム、安全システム、車載充電システム、DC/DCコンバータ、高電圧ジャンクション、高電圧ケーブル、充電システム、充電ポート等の他の電気部品)を含む車両システムの多くを含み得る。また、運転システム(複数可)512は、センサシステム(複数可)504からセンサデータ530を受信し、処理し得て、様々な車両システムの演算を制御操作するための運転システムコントローラを含み得る。ある例では、運転システムコントローラは、1つ以上のプロセッサ、及び1つ以上のプロセッサと通信可能に結合されたメモリを含み得る。メモリは、運転システム(複数可)512の様々な機能を実行する命令を記憶し得る。さらに、運転システム(複数可)512はまた、それぞれの運転システムによる、1つ以上の他のローカルまたはリモートコンピュータデバイスとの通信を可能にする1つ以上の通信接続(複数可)をも含む。
【0064】
少なくとも1つの例では、直接接続510は、1つ以上の運転システム(複数可)512を車両106の本体と結合するための物理的インターフェースを提供し得る。例えば、直接接続510は、運転システム(複数可)512と車両106との間でエネルギー、流体、空気、データ等を伝達することを許容し得る。ある例では、直接接続510はさらに運転システム(複数可)512を車両106の本体に着脱可能に固定し得る。
【0065】
図5にさらに例示されるように、コンピュータデバイス(複数可)534は、プロセッサ(複数可)536、通信接続(複数可)538、及びメモリ540を含み得る。車両106のプロセッサ(複数可)514及び/またはコンピュータデバイス(複数可)534のコンピュータデバイス534(及び/または本明細書に記載される他のプロセッサ)は、本明細書に記載されるように、データを処理し、動作を実行するための命令を実行し得る任意の適切なプロセッサであり得る。限定ではなく例として、プロセッサ(複数可)514及びプロセッサ(複数可)536は、1つ以上の中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)、または電子データを処理して当該電子データをレジスタまたはメモリに格納し得る他の電子データに変換する任意の他のデバイス若しくはデバイスの一部を含み得る。ある例では、集積回路(例えば、ASIC等)、ゲートアレイ(例えば、FPGA等)、及び他のハードウェアデバイスはまた、それらがエンコードされた命令を実装するよう構成される限り、プロセッサとみなし得る。
【0066】
メモリ516及びメモリ540(及び/または本明細書に記載される他のメモリ)は、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体の例である。メモリ516及びメモリ540は、オペレーティングシステム及び1つ以上のソフトウェアアプリケーション、命令、プログラム、及び/またはデータを格納して、本明細書に記載の方法及び様々なシステムに起因する機能を実装し得る。様々な実装において、メモリは、任意の適切なメモリ技術、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、シンクロナスダイナミックRAM(SDRAM)、不揮発性/フラッシュタイプメモリ、または、情報を格納することが可能な任意の他のタイプのメモリ等を使用して、実装され得る。本明細書で説明されるアーキテクチャ、システム、及び個々の要素は、多くの他の論理的、プログラム的、及び物理的なコンポーネントを含むことができ、添付図面に示されるそれらは本明細書での説明に関連する単なる例にすぎない。
【0067】
図5は分散システムとして示されているが、代替の例では、コンピュータデバイス(複数可)534のコンポーネントは、車両106に関連付け得ることに留意されたい。つまり、車両106は、コンピュータデバイス(複数可)534に関連付けられる機能のうちの1つ以上を実行することが可能であり、及び/またはコンピュータデバイス(複数可)534は、車両106に関連付けられる機能のうちの1つ以上を実行することが可能である。例えば、コンピュータデバイス(複数可)534は、縁石検出コンポーネント524を記憶し、車両106からセンサデータ530を受信し、縁石検出コンポーネント524を使用して、車両106に関して上述したものと同様の処理を使用して、縁石を表す曲線を生成し得る。
【0068】
図6図8は、本開示による例示的な処理を示す。これらの処理は、論理フローグラフとして図示され、それぞれの操作は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせにおいて実装され得る操作のシーケンスを表す。ソフトウェアのコンテキストにおいて、操作は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、列挙した操作を実行する1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体に格納されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、具体的な機能を実行するか、または具体的な抽象データ型を実装するルーティン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。操作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図したものではなく、任意の数の説明される操作は、処理を実行するために任意の順序で、及び/または並行して、除外される、または組み合わされてよい。
【0069】
図6は、縁石を表す曲線を生成するための例示的な処理のフローを示す図である。操作602において、処理600は、1つ以上のセンサからセンサデータを受信することを含み得て、センサデータは、運転表面及び/または歩道を表す。例えば、車両106は、1つ以上のライダーセンサ等の1つ以上のセンサからセンサデータを受信し得る。本明細書に記載されるように、センサデータは、環境内のポイントの位置及び/またはポイントに関連付けられた精度に関連付けられた確率を表し得る。ある例では、車両106は、次いでポイントに関連付けられた分類を判定するために、1つ以上のモデルを使用する等して、センサデータを分析し得る。ある例では、車両106は、次いで、1つ以上の処理を使用してポイントをフィルタリングし得る。例えば、車両106は、ポイントをフィルタリングして、運転表面及び/または歩道に関連付けられたポイントを識別し、車両106までの閾値距離内に位置するポイントを識別し、及び/または閾値確率を満たす確率に関連付けられたポイントを識別し得る。
【0070】
操作604において、処理600は、センサデータを使用して空間線を生成することを含み得る。例えば、車両106は、空間線を生成するためにポイント(例えば、フィルタリングされたポイント)を使用し得る。本明細書に記載されるように、空間線を生成するために、車両106は、ポイントを車両106の運転方向に沿って横方向に配置される距離ビンに量子化し得る。例えば、距離ビンのそれぞれは、運転方向に沿った特定の横方向の距離を含み得る。本明細書に記載されるように、横方向の距離は、10センチメートル、20センチメートル、50センチメートル、100センチメートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。次いで、車両106は、それぞれの距離ビン内に入るすべてのポイントがその距離ビンに含まれるように、ポイントを距離ビンに量子化し得る。次いで、これらの距離区画は、車両106が縁石の位置を識別するために使用する空間線を表し得る。
【0071】
操作606において、処理600は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定することを含んでよく、分離ポイントは、運転表面と歩道との間の領域を表す。例えば、車両106は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定し得る。本明細書に記載されるように、各空間線について、車両106は、運転表面に関連付けられたポイントと歩道に関連付けられたポイントとを分離する分離ポイントを識別し得る。ある例において、分離ポイントを識別するために、車両106は、y方向における横方向等、空間線に沿ったさまざまなポイントを分析することができる。空間線に沿った各ポイントについて、車両106は、それぞれのエネルギーを判定するために、本明細書に記載の処理を実行し得る。次いで、車両106は、空間線の分離ポイントが、最大値の空間線に沿ったポイントを含むと判定してもよい。さらに、車両106は、他の空間線のそれぞれについて分離ポイントを判定するために同様の処理を実行し得る。
【0072】
操作608において、処理600は、領域に関連付けられた高さが閾値高さを満たすか否かを判定することを含み得る。例えば、車両106は、領域に関連付けられた高さを判定し得る。ある例では、車両106は、運転表面に関連付けられたポイントと歩道に関連付けられたポイントとの間の差分を取ることによって高さを判定し得る。例えば、高さを判定するために、車両106は、運転表面に関連付けられた第1のポイントの第1の座標(例えば、z座標)と、歩道に関連付けられた第2のポイントの第2の座標(例えば、z座標)との間の差を判定し得る。次いで、車両106は、高さが閾値の高さを満たすか(例えば、面積が閾値の高さに等しいか、またはそれよりも大きいか)を判定し得る。
【0073】
操作608において、高さが閾値高さを満たさないと判定される場合、操作610において、処理600は、運転表面と歩道との間に縁石がないと判定することを含んでよい。例えば、車両106の高さが閾値の高さを満たさないと判定した場合、車両106は、縁石がないと判定し得る。
【0074】
しかしながら、操作608において、高さが閾値高さを満たすと判定された場合、操作612において、処理600は、分離ポイントを使って縁石を表す曲線を生成することを含み得る。例えば、車両106の高さが閾値の高さを満たすと判定した場合、車両106は、縁石を表す曲線を生成し得る。さらに、車両106は、曲線を使用して、1つ以上のアクションを実行し得る。例えば、車両106は、曲線を使用して、縁石を回避し、及び/または縁石に近接する位置で停止し得る。
【0075】
図7は、縁石の位置を識別する際に使用するための少なくとも信頼できるポイントを識別するための例示的な処理700のフローを示す図である。操作702において、処理700は、ポイントを表すセンサデータを受信することを含み得る。例えば、車両106は、1つ以上のライダーセンサ等の1つ以上のセンサからセンサデータを受信し得る。本明細書に記載されるように、センサデータは、環境内のポイントの位置及び/またはポイントに関連付けられた精度に関連付けられた確率を表し得る。ある例において、車両106は、次いで、1つ以上のモデルを用いることによって等、センサデータを分析し得て、ポイントに関連付けられる分類を判定する。
【0076】
操作704において、処理700は、ポイントが分類に関連付けられているかどうかを判定することを含み得る。例えば、車両106は、ポイントが特定の分類に関連付けられているかどうかを判定し得る。本明細書に記載されるように、ある例では、特定の分類(複数可)は、運転表面(複数可)及び/または歩道(複数可)を含み得る。操作704において、ポイントが分類(複数可)に関連付けられていないと判定された場合、操作706において、処理700は、例えば、車両106がポイントに分類に関連付けられていないと判定する場合、車両106は、このポイントを使用して縁石の位置を判定しないと判定することを含み得る。
【0077】
しかしながら、操作704において、ポイントが分類(複数可)に関連付けられていると判定される場合、操作708において、処理700は、ポイントが閾値距離内にあるかどうかを判定することを含み得る。例えば、車両106がポイントの分類(複数可)に関連付けられていると判定する場合、車両106は、ポイントが車両106までの閾値距離内にあるか否かを判定し得る。ある例示において、車両106は、車両106に対するポイントの位置を用いて判定をしてよい。操作708において、ポイントが閾値距離内にあると判定された場合、次いで操作706において、処理700は、ポイントを使用して縁石の位置を判定しないと判定することを含み得る。例えば、車両106が、ポイントが閾値距離内にないと判定した場合、車両106は、縁石の位置を判定するためにポイントを使用しないと判定し得る。
【0078】
しかしながら、操作708において、ポイントが閾値距離内にあると判定された場合、操作710において、処理700は、ポイントが閾値確率を満たす確率に関連付けられているか否かを判定することを含み得る。例えば、車両106のポイントが閾値距離内にあると判定した場合、車両106は、ポイントが閾値確率を満たす確率に関連付けられているかどうかを判定し得る。操作710において、確率が閾値確率を満たさないと判定される場合、次いで操作706において、処理700は、ポイントを使用して縁石の位置を判定しないことを判定することを含み得る。例えば、車両106の確率が閾値確率を満たすと判定した場合、車両106は、ポイントを使用して縁石の位置を判定すると判定し得る。
【0079】
しかしながら、操作710において、ポイントが閾値確率を満たす確率に関連付けられていると判定された場合、操作712において、処理700は、ポイントを使用して閾値確率の縁石の位置を判定すると判定することを含み得る。例えば、車両106の確率が閾値確率を満たすと判定した場合、車両106は、ポイントを使用して縁石の位置を判定すると判定し得る。さらに、車両106は、車両106が使用し得る追加のポイントを識別するために、例示的な処理700を実行し続け得て、縁石の位置を判定する。
【0080】
図7の処理700は、操作704、708、及び710の順序を示すが、他の例では、処理700は、操作704、708、及び710の任意の他の順序を含み得る。さらに、ある例では、処理700は、操作704、708、または710のうちの1つ以上を含まなくてもよい。
【0081】
図8は、空間線に関連付けられた分離ポイントを判定するための例示的な処理のフローチャートを示す図である。操作802において、処理800は、センサデータによって表されるポイントを使用して空間線を生成することを含み得る。例えば、車両106は、ポイントを使用して空間線を生成し得る。本明細書で説明するように、空間線は距離ビンに関連付けられ、ポイントの位置は距離ビン内にある。ある例では、車両106は、図7の処理700を実行すること等によって、空間線を生成する前に、最初にポイントを処理する。例えば、車両106は、ポイントが特定の分類に関連付けられていることを判定し、ポイントが車両106までの閾値距離内にあることを判定し、及び/またはポイントに関連付けられた確率が閾値確率を満たすことを判定し得る。
【0082】
操作804において、処理800は、空間線に関連付けられた潜在的な分離ポイントを判定することを含み得る。例えば、車両106は、空間線に関連付けられた潜在的な分離ポイントを安定し判定し得る。ある例では、車両106は、y方向等の特定の方向に沿って空間線を横切って移動することによって、潜在的な分離ポイントを判定する。
【0083】
操作806において、処理800は、潜在的な分離ポイントに関連付けられるエネルギーを判定することを含み得る。例えば、車両106は、エネルギーを判定するために、潜在的な分離ポイントを分析し得る。ある例では、エネルギーを判定するために、車両106は、潜在的な分離ポイントの一方の側のすべてのポイントが第1の表面線(例えば、運転表面(複数可)に関連付けられた表面線)上にあり、潜在的な分離ポイントの他方の側のすべてのポイントが第2の表面線(例えば、歩道(複数可)に関連付けられた表面線)上にあることを最初に主張する。次いで、車両106は、ポイントの位置(例えば、z方向)と表面線の位置との間の差分を判定し得る。差分を用いて、車両106は、エネルギーを判定し得る。
【0084】
操作808において、追加の潜在的な分離ポイントを識別すると判定する場合、処理800は、操作804に戻って繰り返してもよい。例えば、車両106は、空間線のための追加の潜在的な分離ポイントを識別するか否かを判定し得る。ある例では、車両106は、空間線の潜在的な分離ポイントの閾値数を判定し得る。そのような例では、潜在的な分離ポイントの閾値数は、空間線の長さに基づき得る。ある例では、車両106は、潜在的な分離ポイントのエネルギーに基づいて、追加の潜在的な分離ポイントを識別することを判定し得る。例えば、車両106は、エネルギーが閾値エネルギー以上である場合、車両106は、追加の潜在的な分離ポイントを識別すると判定してもよい。
【0085】
操作808において、追加の潜在的な分離ポイントを識別すると判定された場合、処理800は、操作804において再び繰り返され得る。例えば、車両106が追加の潜在的な分離ポイントを識別することを判定する場合、車両106は、空間線に対する追加の潜在的な分離ポイントを判定し得る。例えば、車両106は、空間線に沿ってy方向に移動することにより、追加の潜在的な分離ポイントを判定し得る。
【0086】
しかしながら、操作808において、追加の潜在的な分離ポイントを識別しないと判定される場合、操作810において、処理800は、エネルギーに少なくとも部分的に基づいて空間線に関連付けられた分離ポイントを判定することを含み得る。例えば、車両106が追加の潜在的な分離ポイントを識別しないと判定する場合、車両106は、エネルギーに少なくとも部分的に基づいて分離ポイントを判定し得る。本明細書で説明するように、車両106は、最小エネルギーに関連付けられた潜在的な分離ポイントを含むように分離ポイントを判定し得る。これは、最小エネルギーに関連付けられた潜在的な分離ポイントが、環境内の縁石に関連付けられた位置に位置し得るためである。
【0087】
発明の主題は、構造的な特徴及び/または方法的な動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲の中で画定される発明の主題は、必ずしも説明される特定の特徴、または動作に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、特定の特徴、及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示される。
【0088】
本明細書で説明されるコンポーネントは、任意のタイプのコンピュータ読み取り可能媒体に格納し得て、且つソフトウェア及び/またはハードウェアにおいて実装され得る命令を表す。上述の方法及び処理の全ては、1つもしくは複数のコンピュータまたはプロセッサ、ハードウェア、またはそれらのいくつかの組み合わせによって実行されるソフトウェアコードコンポーネント及び/またはコンピュータ実行可能命令を介して具体化され、及び完全に自動化され得る。あるいは、方法のうちの一部または全ては、専門のコンピュータハードウェアで具現化し得る。
【0089】
そうではないと特に明記されていない限り、特に「あり得る」、「できた」、「あり得る」または「あり得た」等の条件付きの用語は、とりわけ、他の例示が含まないある特徴、要素及び/またはステップをある例示が含むことを提示するための文脈内で理解される。したがって、そのような条件付きの用語は、概して、ある特徴、要素及び/またはステップが、1つ以上の例示に任意の方法で要求されるか、またはその1つ以上の例示が、ユーザのインプット、またはプロンプトを用いて、または用いずに、ある特徴、要素及び/またはステップが任意の具体的な例示に含まれるか、または実行されるべきであるかを判定するための論理を必ずしも含むことを暗示することは意図されていない。
【0090】
「X、Y、またはZのうちの少なくとも1つ」という句等の接続詞は、そうではないと特に明記されていない限り、項目、用語「X、Y、またはZのうちの少なくとも1つ」という句等の接続詞は、そうではないと特に明記されていない限り、項目、用語等がX、Y、またはZのいずれか、またはそれぞれの要素の集合を含む、それらの任意の組み合わせであってよいと理解されるべきである。単数として明示的に説明されていない限り、「a」は、単数、及び複数を意味する。
【0091】
本明細書で説明され、及び/または添付の図面に示したフロー図における任意のルーティンの説明、要素、またはブロックは、ルーティンにおける特定の論理機能、または要素を実装するための1つ以上のコンピュータ実行可能命令を含むモジュール、セグメント、またはコードの部分を潜在的に表すものとして理解されるべきである。本明細書で説明する実施例の範囲内において、当業者であれば理解できるように、関係する機能に応じて、要素または機能を削除したり、実質的に同期、逆順、追加操作、または操作の省略を含め、図示または説明した順序とは異なる順序で実行したりする代替実施例も含まれる。
【0092】
上述の例示に対して多くの変形例、及び修正例を作成し得て、それらの要素は、他の容認できる例示の中にあるものとして理解されるべきである。このような変更例及び変形例の全てが本開示の範囲内で本明細書に含まれ、以下の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。
【0093】
例示的な条項
A:1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに以下を含む操作を実行させる命令を記憶した1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体と、を備えるシステムであって、ライダーセンサからセンサデータを受信することであって、センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイント及び歩道に関連付けられた第2のポイントを表し、運転可能表面に関連付けられた第1のポイント及び歩道に関連付けられた第2のポイントを用いて空間線を生成することと、空間線について、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと歩道に関連付けられた第2のポイントとの間の分離ポイントを判定することと、分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて、運転可能表面と歩道との間の縁石を表す曲線を生成することと、曲線に少なくとも部分的に基づいて車両を制御することを含む。
【0094】
B:段落Aに記載のシステムであって、センサデータを受信することは、第1の時間において生じ、操作は、第2の時間に、ライダーセンサから追加のセンサデータを受信することであって、追加のセンサデータは、運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び歩道に関連付けられた第4のポイントを少なくとも表すことをさらに含み、空間線を生成することは、第3のポイント及び第4のポイントをさらに使用する。
【0095】
C:段落Aまたは段落Bのいずれかに記載の車両であって、操作は、空間線群からの空間線について、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと歩道に関連付けられた第2のポイントとの間の距離を判定することと、距離が閾値距離以上であることを判定することと、空間線に関連付けられた分離ポイントが閾値距離以上であることに少なくとも部分的に基づいて縁石に関連付けられていると判定することと、をさらに含む。
【0096】
D:段落A~Cのいずれか1つに記載の車両であって、分離ポイント群からの分離ポイントを判定することは、少なくとも部分的に、候補分離ポイントに基づいて、センサデータの第1の部分に関連付けられた第1の表面線及びセンサデータの第2の部分に関連付けられた第2の表面線を判定することと、少なくとも部分的に、第1の表面線とセンサデータの第1の部分の第1のポイントとの間の第1の差分に基づいて、第1のエネルギーを判定することと、第2の表面線との間の第2の差分とに少なくとも部分的に基づいて、センサデータの第2の部分の第2のポイントを判定することと、候補分離ポイントが第1のエネルギー及び第2のエネルギーに少なくとも部分的に基づいて分離ポイントであると判定することと、を含む。
【0097】
E:段落A~Dのいずれか1つに記載の車両であって、空間線群から空間線を生成することは、少なくとも、センサデータを分析し、車両からの距離範囲内に位置する第1のポイントの少なくとも一部を識別することと、センサデータを分析し、距離範囲内に位置する第2のポイントの少なくとも一部を識別することと、空間線を生成し、第1のポイントの少なくとも一部及び第2のポイントの一部を含むこととを含む。
【0098】
F:車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信することであって、センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイント及び運転可能表面とは異なる高さで非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントを表すことと、センサデータに基づいて、運転可能表面を表す第1の表面線及び非運転可能表面を表す第2の表面線を判定することと、第1の表面線及び第2の表面線に基づいて、第1の表面線と第2の表面線との間の分離ポイントを判定することと、分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて車両を制御することと、を含む。
【0099】
G:段落Fに記載の方法であって、第1の表面線及び第2の表面線は、第1のポイント及び第2のポイントに少なくとも部分的に基づいて判定され、センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントをさらに表し、方法は、第3のポイント及び第4のポイントに基づいて、運転可能表面を表す第3の表面線及び非運転可能表面を表す第4の表面線を判定し、第3の表面線及び第4の表面線に基づいて、第3の表面線と第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定し、分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて車両を制御する。
【0100】
H:段落Fまたは段落Gのいずれかに記載の方法であって、第1のポイント及び第2のポイントを使用して空間線を生成することをさらに含み、第1の表面線及び第2の表面線を判定することは、空間線に少なくとも部分的に基づく。
【0101】
I:段落Hに記載の方法であって、第1のポイントが車両からの距離範囲内に位置すると判定することと、第2のポイントが距離範囲内に位置すると判定することと、第1のポイント及び第2のポイントを使用して空間線を生成することは、距離範囲内に位置する第1のポイント及び距離範囲内に位置する第2のポイントに少なくとも部分的に基づいている。
【0102】
J:段落F~Iのいずれか1つに記載の方法であって、センサデータを受信することは、第1の時間において生じ、方法は、第2の時間においてセンサから追加のセンサデータを受信することであって、追加のセンサデータは、運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントを少なくとも表すことをさらに含み、第1の表面線及び第2の表面線を判定することは、追加のセンサデータにさらに少なくとも部分的に基づいている。
【0103】
K:段落F~Jのいずれか1つに記載の方法であって、運転可能な面に関連付けられた第1のポイントと非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントとの間の距離を判定するステップと、距離が閾値距離以上であることを判定するステップと、距離が閾値距離以上であることに少なくとも部分的に基づいて、分離ポイントが縁石に関連付けられていることを判定するステップと、をさらに備える。
【0104】
L:段落F~Kのいずれか1つに記載の方法であって、第1のポイントに関連付けられた第1の確率を判定するステップと、第1の確率が閾値確率以上であることを判定するステップと、第2のポイントに関連付けられた第2の確率を判定するステップと、第2の確率が閾値確率以上であることを判定するステップであって、第1の確率が閾値確率以上であり、第2の確率が閾値確率以上であることに少なくとも部分的に基づいて、第1の表面線及び第2の表面線を判定するステップと、をさらに含む。
【0105】
M:段落F~Lのいずれか1つに記載の方法であって、第1のポイントが運転表面に関連付けられていると判定することと、第2のポイントが非運転可能表面に関連付けられていると判定することと、第1の表面線及び第2の表面線を判定することは、運転表面に関連付けられている第1のポイント及び非運転可能表面に関連付けられている第2のポイントに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも第1のポイント及び第2のポイントを使用することと、をさらに含む。
【0106】
N:段落F~Mのいずれか1つに記載の方法は、第1のポイントが車両までの閾値距離内に配置されていることを判定することと、第2のポイントが閾値距離内に配置されていることを判定することと、第1の表面線及び第2の表面線を判定することと、第1のポイントが閾値距離内に配置されており、第2のポイントが閾値距離内に配置されていることに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも第1のポイント及び第2のポイントを使用することと、をさらに含む。
【0107】
O:段落F~Nのいずれか1つに記載の方法であって、分離ポイントを判定することは、少なくとも、第1のポイントに関連付けられた第1の位置と第1の表面線との間の第1の差分を判定することと、第2のポイントに関連付けられた第2の位置と第2の表面線との間の第2の差分を判定することと、第1の差及び第2の差分に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、エネルギーに少なくとも部分的に基づいて分離ポイントを判定することと、を含む。
【0108】
P:センサデータに少なくとも部分的に基づいて、運転可能表面を表す第3の表面線及び非運転可能表面を表す第4の表面線を判定するステップと、第3の表面線及び第4の表面線に基づいて、第3の表面線と第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定することと、分離ポイント及び追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて、縁石を表す曲線を生成することとをさらに含み、車両を制御することは、曲線に少なくとも部分的に基づいている。
【0109】
Q:段落F~Pのいずれか1つに記載の方法であって、分離ポイント及び追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて追加の曲線を生成することと、追加の曲線上の分離ポイントに関連付けられた第1の位置を判定することと、分離ポイントに関連付けられた第1の位置及び追加の分離ポイントに関連付けられた第2の位置に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、エネルギーに少なくとも部分的に基づいて分離ポイントの第3の位置を判定することと、第3の位置に少なくとも部分的に基づいて曲線を生成することと、をさらに含む。
【0110】
R:段落F~Qのいずれか1つに記載の方法であって、第1のポイントに関連付けられた第1の座標を判定するステップと、第2のポイントに関連付けられた第2の座標を判定するステップと、第1の座標及び第2の座標に少なくとも部分的に基づいて縁石の高さを判定するステップと、をさらに備える。
【0111】
S:1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信させる命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体であって、センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイント及び運転可能表面とは異なる高さの非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントを表し、センサデータに基づいて、運転可能表面を表す第1の表面線及び非運転可能表面を表す第2の表面線を判定し、第1の表面線及び第2の表面線に基づいて、第1の表面線と第2の表面線との間の分離ポイントを判定し、分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて車両を制御することを含む命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体。
【0112】
T:第1の表面線及び第2の表面線は、第1のポイント及び第2のポイントに少なくとも部分的に基づいて判定され、センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントをさらに表し、操作は、以下をさらに含む、段落Sに記載の1つ以上の非一過性のコンピュータ読み取り可能媒体であって、第3のポイント及び第4のポイントに基づいて、運転可能表面を表す第3の表面線及び非運転可能表面を表す第4の表面線を判定し、第3の表面線及び第4の表面線に基づいて、第3の表面線と第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定し、車両を制御することは、追加の分離ポイントに少なくとも部分的にさらに基づく。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-02-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信することであって、前記センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと、前記運転可能表面とは異なる高さの非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントとを表す、ことと、
前記センサデータに基づいて、前記運転可能表面を表す第1の表面線及び前記非運転可能表面を表す第2の表面線を判定することと、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線に基づいて、前記第1の表面線と前記第2の表面線との間の分離ポイントを判定することと、
前記分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて前記車両を制御することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の表面線及び前記第2の表面線は、前記第1のポイント及び前記第2のポイントに少なくとも部分的に基づいて判定され、
前記センサデータは、前記運転可能表面に関連付けられた第3のポイントと、前記非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントとをさらに表し、
前記方法は、
前記第3のポイント及び前記第4のポイントに基づいて、前記運転可能表面を表す第3の表面線及び前記非運転可能表面を表す第4の表面線を判定することと、
前記第3の表面線及び前記第4の表面線に基づいて、前記第3の表面線と前記第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定することと、をさらに含み、
前記車両を制御することは、さらに、前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用して空間線を生成することをさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記空間線に少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のポイントが前記車両からの距離範囲内に位置することを判定することと、
前記第2のポイントが前記距離範囲内に位置することを判定することと、をさらに含み、
前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用して前記空間線を生成することは、前記第1のポイントが前記距離範囲内に位置し、前記第2のポイントが前記距離範囲内に位置することに少なくとも部分的に基づいている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記センサデータを受信することは第1の時間において生じ、
前記方法は、
第2の時間において前記センサから追加のセンサデータを受信することであって、前記追加のセンサデータは、前記運転可能表面に関連付けられた第3のポイント及び前記非運転可能表面に関連付けられた第4のポイントを少なくとも表す、ことをさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記追加のセンサデータにさらに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記運転可能表面に関連付けられた前記第1のポイントと前記非運転可能表面に関連付けられた前記第2のポイントとの間の距離を判定することと、
前記距離が閾値距離以上であると判定することと、
前記距離が前記閾値距離以上であることに少なくとも部分的に基づいて、前記分離ポイントが縁石に関連付けられていると判定することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のポイントに関連付けられた第1の確率を判定することと、
前記第1の確率が閾値確率以上であることを判定することと、
前記第2のポイントに関連付けられた第2の確率を判定することと、
前記第2の確率が前記閾値確率以上であると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1の確率が前記閾値確率以上であり、前記第2の確率が閾値確率以上であることに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のポイントが前記運転可能表面に関連付けられていると判定することと、
前記第2のポイントが前記非運転可能表面に関連付けられていると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1のポイントが前記運転可能表面に関連付けられ、前記第2のポイントが前記非運転可能表面に関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のポイントが前記車両に対して閾値距離内に位置すると判定することと、
前記第2のポイントが前記閾値距離内に位置すると判定することと、をさらに含み、
前記第1の表面線及び前記第2の表面線を判定することは、前記第1のポイントが前記閾値距離内に位置し、前記第2のポイントが前記閾値距離内に位置することに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第1のポイント及び前記第2のポイントを使用する、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記分離ポイントを判定することは、
前記第1のポイントに関連付けられた第1の位置と前記第1の表面線との間の第1の差を判定することと、
前記第2のポイントに関連付けられた第2の位置と前記第2の表面線との間の第2の差を判定することと、
前記第1の差及び前記第2の差に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、
前記エネルギーに少なくとも部分的に基づいて前記分離ポイントを判定することと、を少なくとも含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて、前記運転可能表面を表す第3の表面線及び前記非運転可能表面を表す第4の表面線を判定することと、
前記第3の表面線及び前記第4の表面線に基づいて、前記第3の表面線と前記第4の表面線との間の追加の分離ポイントを判定するステップと、
前記分離ポイント及び前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて、縁石を表す曲線を生成するステップと、をさらに含み、
前記車両を制御することは、前記曲線に少なくとも部分的に基づく、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記分離ポイント及び前記追加の分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて追加の曲線を生成することと、
前記追加の曲線上の前記分離ポイントに関連付けられた第1の位置を判定することと、
前記分離ポイントに関連付けられた前記第1の位置及び前記追加の分離ポイントに関連付けられた第2の位置に少なくとも部分的に基づいてエネルギーを判定することと、
前記エネルギーに少なくとも部分的に基づいて、前記分離ポイントの第3の位置を判定することと、
前記第3の位置に少なくとも部分的に基づいて、前記曲線を生成することと、をさらに含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の点に関連する第1の座標を判定することと
前記第2の点に関連する第2の座標を判定することと
前記第1の座標及び前記第2の座標に少なくとも部分的に基づいて縁石の高さを判定することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のコンピュータデバイスに請求項1から13のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項15】
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
車両に関連付けられたセンサからセンサデータを受信することであって、前記センサデータは、運転可能表面に関連付けられた第1のポイントと、前記運転可能表面とは異なる高さの非運転可能表面に関連付けられた第2のポイントとを表す、ことと、
前記センサデータに基づいて、運転可能表面を表す第1の表面線及び非運転可能表面を表す第2の表面線を判定することと、
第1の表面線及び第2の表面線に基づいて、第1の表面線と第2の表面線との間の分離ポイントを判定することと、
前記分離ポイントに少なくとも部分的に基づいて前記車両を制御することと、
を含む動作を実行させる命令を格納した1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体と、
を備えた、システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
図2に関してより詳細に説明されるように、車両106は、次いで、空間線122を生成するためにポイントを使用し得る。ある例において、空間線122を生成するため、車両106は、車両106の運転方向に沿って横方向に位置する距離ビンに点を量子化し得て、車両106の位置は車両位置124によって表される。例えば、距離ビンのそれぞれは、運転方向に沿った特定の横方向の距離を含み得る。本明細書に記載されるように、横方向の距離は、10センチメートル、20センチメートル、50センチメートル、100センチメートル、及び/または任意の他の距離を含み得るが、これらに限定されない。次いで、車両106は、それぞれの距離ビン内に入るすべてのポイントがその距離ビンに含まれるように、ポイントを距離ビンに量子化し得る。次いで、これらの距離ビンは、車両106が縁石116を表す曲線を生成するために使用する空間線122を表し得る。
【国際調査報告】