(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける物理サイドリンク共有チャネルの送受信方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/40 20230101AFI20240711BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20240711BHJP
H04W 74/0816 20240101ALI20240711BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240711BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W72/02
H04W74/0816
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024502030
(86)(22)【出願日】2022-07-14
(85)【翻訳文提出日】2024-03-06
(86)【国際出願番号】 KR2022010290
(87)【国際公開番号】W WO2023287224
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0093010
(32)【優先日】2021-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0036836
(32)【優先日】2022-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0056222
(32)【優先日】2022-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ファン テソン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンミン
(72)【発明者】
【氏名】ソ ハンピョル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE25
5K067HH28
5K067JJ01
5K067JJ11
(57)【要約】
本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を送信する方法は、第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を送信する段階と、前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含む。前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【選択図】
図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を送信する方法であって、
第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、
前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記予め定義された帯域は、非免許帯域(unlicensed spectrum)に基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記Tx-Rxスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記PSSCHの送信のためのスロット内の予め定義されたシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2端末から物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を受信する段階をさらに含み、
前記PSFCHは、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報と関連することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PSCCH及び前記PSSCHは、前記PSFCHの受信以前時点まで繰り返して送信され、
前記繰り返して送信されるPSCCH及び前記PSSCHは、同じ送信ブロック(Transport Block、TB)または互いに異なった送信ブロック(TB)に基づくことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHと関連したHARQフィードバックは非活性化され、
前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報は、前記一つ以上の予約リソースに基づく前記PSSCHの送信と関連することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記PSSCHの送信以後、前記PSFCHの受信以前時点までチャネル占有と関連したサイドリンク信号が受信されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記PSSCHが前記PSSCHと関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間から送信されることに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記Tx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記LBT関連センシングを介して確保されたチャネルは、前記COT区間の間に占有されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記PSCCHと関連した第1SCIまたは前記PSSCHと関連した第2SCIは、前記COT区間に対する情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記PSSCHの送信は予め設定されたスロットから始まり、
前記予め設定されたスロットは、サイドリンク送信が可能なスロットのうち、アップリンク送信のためのスロットの開始地点より以後の開始地点を有するスロットに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースのLBT(Listen Before Talk)関連センシングのための区間と重なるリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記LBT関連センシングのための区間の長さは、i)前記LBT関連センシングと関連した値のうち、最も大きな値または最も小さな値、またはii)前記LBT関連センシングと関連した値の平均値に基づいて決定されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記LBT関連センシングのための区間の長さは、事前に設定された値に基づいて決定されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、予め定義された条件に基づいて前記一つ以上の予約リソースから除外されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記一つ以上の予約リソースから除外されるリソースは、前記他の端末の第1SCIと関連したCOT区間内の予約リソースに基づくことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
無線通信システムにおいて物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信する第1端末において、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、
前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする第1端末。
【請求項18】
無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信するように制御する装置であって、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、
前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする装置。
【請求項19】
一つ以上の命令語を格納する一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体であって、
前記一つ以上の命令語は、一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて動作を行い、
前記動作は、
第2端末に物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)のスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、
前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項20】
無線通信システムにおいて第2端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信する方法であって、
第1端末から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する段階と、
前記第1端末から前記PSSCHを受信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの受信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする方法。
【請求項21】
無線通信システムにおいて物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を送信する第2端末であって、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
第1端末から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する段階と、
前記第1端末から前記PSSCHを受信する段階とを含むものの、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、
前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外され、
前記PSSCHの受信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、
前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする第2端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、無線通信システムにおける物理サイドリンク共有チャネルの送受信方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力など)を共有して多重使用者との通信をサポートする多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例としては、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC-FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
【0003】
サイドリンク(Sidelink、SL)とは端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定して、基地局(Base Station、BS)を経ずに端末間に音声又はデータなどを直接交換する通信方式である。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決できる1つの方案として考慮されている。
【0004】
V2X(vehicle-to-everything)は有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築された事物などと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、V2P(vehicle-to-pedestrian)などの4つのタイプに区分される。V2X通信はPC5インタフェース及び/又はUuインタフェースを介して提供される。
【0005】
一方、より多くの通信機器がより大きな通信容量を要求するようになるにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信の必要性が台頭している。これにより、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス又は端末を考慮した通信システムが議論されているが、改善した移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線アクセス技術を新しいRAT(new radio acess technology)又はNR(new radio)と呼ぶことができる。NRにおいてもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0006】
サイドリンク通信(Sidelink Communication)は、非免許帯域(unlicensed spectrum)において行われることができる。このとき、前記非免許帯域において他のRAT(Radio Access Technology)との共存のために、LBT(Listen Before Talk)動作が行われる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
サイドリンク通信が上述したような非免許帯域において行われる場合、次の問題点が発生できる。
【0008】
1)LBT関連センシングによりSL送信間間隔が大きくなる場合、他の送信が侵犯して送信機会を失うおそれがありうる。すなわち、SL送信以前にLBT関連チャネルセンシングが行われることができ、該当センシングのための区間において他の送信が発生すると、送信機会を失うようになる。
【0009】
さらに具体的な例として、送信間間隔が一定水準以上の場合、Short LBT関連センシング動作が行われることができる。この場合、第1SL送信以後第2SL送信を行おうとする端末は、前記第1SL送信と前記第2送信との間に行われたShort LBT関連センシング動作により、前記第2SL送信の機会を喪失できる。すなわち、前記第2SL送信のためのチャネルが前記Short LBTセンシングに基づいたSL送信により占有されることができる。第2SL送信のためのLBTセンシング結果がBUSYであるから、該当端末は、第2SL送信を行うことができない。
【0010】
2)予約リソースの決定において、重なる予約リソース(リソース1)のLBT関連センシングのための区間が考慮されない場合、予め予約されたリソース1に基づいたSL送信が行われない場合もありうる。具体的に従来の動作によってSL通信のための予約リソースの決定時、重なる予約リソース(前記リソース1)のみが考慮される場合が仮定できる。前記リソース1のLBT関連センシングのための区間(リソース2)が考慮されない場合、予約リソースとして決定されたリソース2においてSL送信が行われることができる。この場合、前記リソース1を予約リソースから除外しても、リソース1に基づいたSL送信が行われない場合もありうる。
【0011】
本明細書の目的は、上述の問題点1)及び2)を解決するための方法を提案することにある。
【0012】
本発明が解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していないさらに他の技術的課題は、以下の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を送信する方法は、第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含む。
【0014】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0015】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0016】
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【0017】
前記予め定義された帯域は、非免許帯域(unlicensed spectrum)に基づくことができる。
【0018】
前記Tx-Rxスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記PSSCHの送信のためのスロット内の予め定義されたシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。
【0019】
前記方法は、前記第2端末から物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を受信する段階をさらに含むことができる。前記PSFCHは、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報と関連することができる。
【0020】
前記PSCCH及び前記PSSCHは、前記PSFCHの受信以前時点まで繰り返して送信されることができる。前記繰り返して送信されるPSCCH及び前記PSSCHは、同じ送信ブロック(Transport Block、TB)または互いに異なった送信ブロック(TB)に基づくことができる。
【0021】
前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHと関連したHARQフィードバックは非活性化され、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報は、前記一つ以上の予約リソースに基づく前記PSSCHの送信と関連することができる。
【0022】
前記PSSCHの送信以後、前記PSFCHの受信以前時点までチャネル占有と関連したサイドリンク信号が受信されることができる。
【0023】
前記PSSCHが前記PSSCHと関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間から送信されることに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記Tx-Rxスイッチングシンボルを含むことができる。
【0024】
前記LBT関連センシングを介して確保されたチャネルは、前記COT区間の間に占有されることができる。
【0025】
前記PSCCHと関連した第1SCIまたは前記PSSCHと関連した第2SCIは、前記COT区間に対する情報を含むことができる。
【0026】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記PSSCHの送信は予め設定されたスロットから始まることができる。前記予め設定されたスロットは、サイドリンク送信が可能なスロットのうち、アップリンク送信のためのスロットの開始地点より以後の開始地点を有するスロットに基づくことができる。
【0027】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースのLBT(Listen Before Talk)関連センシングのための区間と重なるリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。
【0028】
前記LBT関連センシングのための区間の長さは、i)前記LBT関連センシングと関連した値のうち、最も大きな値または最も小さな値、またはii)前記LBT関連センシングと関連した値の平均値に基づいて決定されることができる。
【0029】
前記LBT関連センシングのための区間の長さは、事前に設定された値に基づいて決定されることができる。
【0030】
前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、予め定義された条件に基づいて前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。
【0031】
前記一つ以上の予約リソースから除外されるリソースは、前記他の端末の第1SCIと関連したCOT区間内の予約リソースに基づくことができる。
【0032】
本明細書の他の実施形態による無線通信システムにおいて物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信する第1端末は、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含む。
【0033】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0034】
前記動作は、第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含む。
【0035】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0036】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0037】
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【0038】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信するように制御する装置は、一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含む。
【0039】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0040】
前記動作は、第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含む。
【0041】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0042】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0043】
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【0044】
本明細書のさらに他の実施形態による一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体は、一つ以上の命令語を格納する。
【0045】
前記一つ以上の命令語は、一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて動作を行う。
【0046】
前記動作は、第2端末に物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)のスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する段階と、前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階とを含む。
【0047】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0048】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0049】
前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【0050】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信する方法は、第1端末から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する段階と、前記第1端末から前記PSSCHを受信する段階とを含む。
【0051】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0052】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0053】
前記PSSCHの受信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【0054】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を送信する第2端末は、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含む。
【0055】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0056】
前記動作は、第1端末から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する段階と、前記第1端末から前記PSSCHを受信する段階とを含む。
【0057】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定される。
【0058】
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づき、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外される。
【0059】
前記PSSCHの受信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0060】
本明細書の実施形態によれば、SLスケジューリングに使用されないTx-Rxスイッチングシンボル(例:以前サイドリンク送信のためのスロットの最後のシンボルまたは一つのスロット内で以前サイドリンク送信のための最後のシンボルのすぐ次のシンボル)の活用により、SL送信間間隔を最小化できる。したがって、非免許帯域においてLBT関連センシング動作により送信機会を喪失するようになる問題を解決できる。また、非免許帯域においてSL通信の信頼性が改善されることができる。
【0061】
本明細書の実施形態によれば、予め予約されたリソースのLBT関連センシングのための区間も予約リソースから除外することによって、前記予め予約されたリソースのLBT関連センシングのための区間が保障される。したがって、非免許帯域においてSL mode 2基盤スケジューリング動作がLBT関連センシング動作を考慮して行われることができる。また、SL送信のために、予約されたリソースと重なるリソースがスケジューリングされないにもかかわらず、LBT関連センシングのための区間が確保されなくて送信機会を喪失するようになる問題点が防止できる。また、予め予約されたリソースが正常にSL通信に活用されるから、非免許帯域においてSL mode 2基盤スケジューリング動作がリソース活用度の側面において改善されることができる。
【0062】
本明細書で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないもう一つの効果は以下の記載から、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0063】
本明細書に関する理解を助けるために詳細な説明の一部に含まれる添付図面は本明細書に対する実施形態を提供し、詳細な説明と共に本明細書の技術的特徴を説明する。
【0064】
【
図1】本明細書の一実施形態による、NRシステムの構造を示す。
【0065】
【
図2】本明細書の一実施形態による、NRの無線フレームの構造を示す。
【0066】
【
図3】本明細書の一実施形態による、NRフレームのスロット構造を示す。
【0067】
【
図4】本明細書の一実施形態による、CPタイプがNCPの場合、S-SSBの構造を示す。
【0068】
【
図5】本明細書の一実施形態による、CPタイプがECPの場合、S-SSBの構造を示す。
【0069】
【
図6】本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信を行う端末を示す。
【0070】
【
図7】本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信のためのリソース単位を示す。
【0071】
【
図8】本明細書の一実施形態により、端末が送信モードに応じてV2X又はSL通信を行う手順を示す。
【0072】
【
図9】本明細書の一実施形態による、3つのキャストタイプを示す。
【0073】
【
図10】本明細書の一実施形態による、複数のBWPを示す。
【0074】
【
図11】本明細書の一実施形態による、BWPを示す。
【0075】
【
図12】本明細書の一実施形態によるチャネルアクセス手順を例示する図である。
【0076】
【
図13】本明細書の一実施形態によるサイドリンク送信においてTx-Rxスイッチングシンボルの活用を示す図である。
【0077】
【
図14】本明細書の一実施形態によるサイドリンクリソース割り当てモード2に基づいた予約リソースの決定のための動作を示す図である。
【0078】
【
図15】本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が物理サイドリンク共有チャネルを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0079】
【
図16】本明細書の他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が物理サイドリンク共有チャネルを受信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0080】
【
図17】本明細書の一実施形態による、通信システム1を示す。
【0081】
【
図18】本明細書の一実施形態による無線機器を示す。
【0082】
【
図19】本明細書の一実施形態による、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0083】
【
図20】本明細書の一実施形態による、無線機器を示す。
【0084】
【
図21】本明細書の一実施形態による、携帯機器を示す。
【0085】
【
図22】本明細書の一実施形態による、車両又は自動運転車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0086】
本明細書の様々な実施形態において、「/」及び「、」は「及び/又は」を表すものと解釈されるべきである。例えば、「A/B」は「A及び/又はB」を意味し得る。さらに、「A、B」は「A及び/又はB」を意味し得る。さらに、「A/B/C」は、「A、B及び/又はCのうち少なくともいずれか1つ」を意味し得る。さらに、「A、B、C」は、「A、B及び/又はCのうち少なくともいずれか1つ」を意味し得る。
【0087】
本明細書の様々な実施形態において、「又は」は「及び/又は」を表すものと解釈されるべきである。例えば、「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」、及び/又は「A及びBの両方」を含む。言い換えれば、「又は」は「付加的に又は代案的に」を表すものと解釈されるべきである。
【0088】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などの多様な無線通信システムに使用されることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で実現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で実現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などの無線技術で実現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project)(登録商標) LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクにおいてOFDMAを採用し、アップリンクにおいてSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0089】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリメートル波)帯域など、使用可能な全てのスペクトルリソースを活用することができる。
【0090】
説明を明確にするために、LTA-A又は5G NRを中心に記述するが、本明細書の一実施形態による技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0091】
端末とネットワーク間の無線インタフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の層は、通信システムにおいて広く知られている開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3層に基づいて、L1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に区分される。このうち、第1層に属する物理層は物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3層に位置するRRC(Radio Resource Control)層は端末とネットワーク間で無線リソースを制御する役割を果たす。このためにRRC層は端末と基地局間にRRCメッセージを交換する。
【0092】
MAC層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位層であるRLC(radio link control)層にサービスを提供する。MAC層は複数の論理チャネルから複数の送信チャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC層は複数の論理チャネルから単数の送信チャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MACサブ層は論理チャネル上のデータ送信サービスを提供する。
【0093】
RLC層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)及び再結合(reassembly)を行う。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC層は透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の3つの動作モードを提供する。AM RLCはARQ(automatic repeat request)によりエラー訂正を提供する。
【0094】
RRC(Radio Resource Control)層は制御プレーンにおいてのみ定義される。RRC層は無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)及び解除(release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは端末とネットワーク間のデータ伝達のために第1層(物理層又はPHY層)及び第2層(MAC層、RLC層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層)により提供される論理的経路を意味する。
【0095】
ユーザプレーンにおけるPDCP層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)及び暗号化(ciphering)を含む。制御プレーンにおけるPDCP層の機能は、制御プレーンデータの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0096】
RBが設定されるということは、特定サービスを提供するために無線プロトコル層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。RBは、さらにSRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の2種類に分けられる。SRBは制御プレーンにおいてRRCメッセージを送信する通路として使用され、DRBはユーザプレーンにおいてユーザデータを送信する通路として使用される。
【0097】
端末のRRC層とE-UTRANのRRC層の間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末はRRC_CONNECTED状態にあり、そうでない場合は、RRC_IDLE状態になる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末はコアネットワークとの接続を維持するに対して、基地局との接続を解除(release)することができる。
【0098】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンク送信チャネルとしては、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)とそれ以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(Shared Channel)がある。ダウンリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されてもよく、又は別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されてもよい。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)とそれ以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)がある。
【0099】
送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical channel)としては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0100】
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域において複数のOFDMシンボルと周波数領域において複数のサブキャリア(sub-carrier)で構成される。1つのサブフレーム(sub-frame)は、時間領域において複数のOFDMシンボル(symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割り当て単位であり、複数のOFDMシンボルと複数のサブキャリア(sub-carrier)で構成される。また、各サブフレームはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定サブキャリアを利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)はサブフレーム送信の単位時間である。
【0101】
図1は、本明細書の一実施形態による、NRシステムの構造を示す。
【0102】
図1を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末にユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(termination)を提供するgNB(next generation-Node B)及び/又はeNBを含む。
図1 では、gNBのみを含む場合を例示する。gNB及びeNBは互いにXnインタフェースで接続されている。gNB及びeNBは、第5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインタフェースを介して接続されている。より具体的に、AMF(access and mobility management function)とはNG-Cインタフェースを介して接続され、UPF(user plane function)とはNG-Uインタフェースを介して接続される。
【0103】
図2は、本明細書の一実施形態による、NRの無線フレームの構造を示す。
【0104】
図2を参照すると、NRにおいてアップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは10msの長さを有し、2つの5msハーフフレーム(Half-Frame、HF)と定義される。ハーフフレームは5つの1msサブフレーム(Subframe、SF)を含む。サブフレームは1つ以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット数はサブキャリア間隔(Subcarrier Spacing、SCS)に応じて決定できる。各スロットはCP(cyclic prefix)に応じて12個又は14個のOFDM(A)シンボルを含む。
【0105】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは14個のシンボルを含む。拡張CPが使われる場合、各スロットは12個のシンボルを含む。ここで、シンボルはOFDMシンボル(又は、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(又は、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含む。
【0106】
次の表1はノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)に応じてスロット別のシンボル数(Nslot
symb)、フレーム別のスロット数(Nframe,u
slot)とサブフレーム別のスロット数(Nsubframe,u
slot)を例示する。
【0107】
【0108】
表2は拡張CPが使われる場合、SCSに応じてスロット別のシンボル数、フレーム別のスロット数とサブフレーム別のスロット数を例示する。
【0109】
【0110】
NRシステムでは、1つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)が異なるように設定できる。これにより、同一個数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定できる。
【0111】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)又はSCSがサポートされる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドにおいての広い領域(wide area)がサポートされ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされる。SCSが60kHz又はそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされる。
【0112】
NR周波数バンド(frequency band)は、2つのタイプの周波数範囲(frequency range)と定義できる。前記2つのタイプの周波数範囲はFR1及びFR2である。周波数範囲の数値は変更されてもよく、例えば、前記2つのタイプの周波数範囲は下記の表3のようである。NRシステムにおいて使用される周波数範囲のうちFR1は「sub 6GHz range」を意味し、FR2は「above 6GHz range」を意味し、ミリメートルウェーブ(millimeter wave、mmW)と呼ばれてもよい。
【0113】
【0114】
前述のように、NRシステムの周波数範囲の数値は変更できる。例えば、FR1は、下記の表4のように410MHzないし7125MHzの帯域を含む。すなわち、FR1は6GHz(又は、5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域を含む。例えば、FR1内で含まれる6GHz(又は、5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含む。非免許帯域は様々な用途に使用されることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自動運転)のために使用されることができる。
【0115】
【0116】
図3は、本明細書の一実施形態による、NRフレームのスロット構造を示す。
【0117】
図3を参照すると、スロットは時間領域において複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、1つのスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPの場合、1つのスロットが12個のシンボルを含む。または、ノーマルCPの場合、1つのスロットが7つのシンボルを含むが、拡張CPの場合、1つのスロットが6つのシンボルを含む。
【0118】
キャリアは周波数領域において複数のサブキャリアを含む。RB(Resource Block)は周波数領域において複数(例えば、12)の連続したサブキャリアと定義される。BWP(Bandwidth Part)は周波数領域において複数の連続した(P)RB(Physical) Resource Block)と定義され、1つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)に対応できる。キャリアは最大N個(例えば、5 個)のBWPを含む。データ通信は活性化されたBWPを介して行われることができる。それぞれの要素はリソースグリッドにおいてリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれてもよく、1つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0119】
一方、端末と端末間の無線インタフェース又は端末とネットワーク間の無線インタフェースは、L1層、L2層及びL3層で構成される。本明細書の多様な実施形態において、L1層は物理(physical)層を意味し得る。また、例えば、L2層はMAC層、RLC層、PDCP層及びSDAP層の少なくとも1つを意味し得る。また、例えば、L3層はRRC層を意味し得る。
【0120】
SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報
【0121】
SLSSは、SL特定のシーケンス(sequence)で、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)とSSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)を含む。前記PSSSはS-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と呼ばれてもよく、前記SSSSはS-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と呼ばれてもよい。例えば、長さ-127 M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使用され、長さ-127 ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使用される。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)し、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得し、同期信号IDを検出することができる。
【0122】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が最初に知っているべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルでありうる。例えば、前記基本となる情報は、SLSSに関する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDD UL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連したアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などであり得る。例えば、PSBCH性能の評価のために、NRV2Xにおいて、PSBCHのペイロードサイズは24ビットのCRCを含めて56ビットであり得る。
【0123】
S-PSS、S-SSS及びPSBCHは、周期的な送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block))に含まれる。前記S-SSBはキャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同一のヌメロロジー(すなわち、SCS及びCP長)を有することができ、送信帯域幅は(予め)設定されたSL BWP(Sidelink BWP)内に存在し得る。例えば、S-SSBの帯域幅は11RB(Resource Block)であり得る。例えば、PSBCHは11RBにわたっていることがある。そして、S-SSBの周波数位置は(予め)設定できる。従って、端末はキャリアにおいてS-SSBを発見するために周波数で仮説検出(hypothesis detection)を行う必要がない。
【0124】
一方、NR SLシステムにおいて、異なるSCS及び/又はCP長を有する複数のヌメロロジーがサポートされることができる。この時、SCSが増加するにつれて、送信端末がS-SSBを送信する時間リソースの長さが短くなる。これにより、S-SSBのカバレッジ(coverage)が減少する。従って、S-SSBのカバレッジを保障するために、送信端末はSCSに応じて1つのS-SSB送信周期内で1つ以上のS-SSBを受信端末に送信することができる。例えば、送信端末が1つのS-SSB送信周期内で受信端末に送信するS-SSBの個数は送信端末に事前に設定されるか(pre-configured)、設定(configured)されることができる。例えば、S-SSB送信周期は160msである。例えば、全てのSCSに対して、160msのS-SSB送信周期がサポートされることができる。
【0125】
例えば、SCSがFR1において15kHzである場合、送信端末は1つのS-SSB送信周期内で受信端末に1つまたは2つのS-SSBを送信する。例えば、SCSがFR1において30kHzである場合、送信端末は1つのS-SSB送信周期内で受信端末に1つ又は2つのS-SSBを送信することができる。例えば、SCSがFR1において60kHzである場合、送信端末は1つのS-SSB送信周期内で受信端末に1つ、2つ又は4つのS-SSBを送信することができる。
【0126】
例えば、SCSがFR2において60kHzである場合、送信端末は1つのS-SSB送信周期内で受信端末に1個、2個、4個、8個、16個または32個のS-SSBを送信することができる。例えば、SCSがFR2において120kHzである場合、送信端末は1つのS-SSB送信周期内で受信端末に1個、2個、4個、8個、16個、32個または64個のS-SSBを送信することができる。
【0127】
一方、SCSが60kHzである場合、2つのタイプのCPがサポートされることができる。また、CPタイプに応じて送信端末が受信端末に送信するS-SSBの構造が異なる。例えば、前記CPタイプはNormal CP(NCP)又はExtended CP(ECP)である。具体的に、例えば、CPタイプがNCPである場合、送信端末が送信するS-SSB内でPSBCHをマッピングするシンボルの個数は9個または8個でありうる。それに対して、例えば、CPタイプがECPである場合、送信端末が送信するS-SSB内でPSBCHをマッピングするシンボルの個数は8個または6個でありうる。例えば、送信端末が送信するS-SSB内の1番目のシンボルには、PSBCHがマッピングされることができる。例えば、S-SSBを受信する受信端末は、S-SSBの1番目のシンボル区間においてAGC(Automatic Gain Control)動作を行うことができる。
【0128】
図4は、本明細書の一実施形態による、CPタイプがNCPの場合、S-SSBの構造を示す。
【0129】
例えば、CPタイプがNCPの場合、S-SSBの構造、すなわち、送信端末が送信するS-SSB内にS-PSS、S-SSS及びPSBCHがマッピングされるシンボルの順序は、
図4を参照できる。
【0130】
図5は、本明細書の一実施形態による、CPタイプがECPの場合、S-SSBの構造を示す。
【0131】
例えば、CPタイプがECPの場合、
図4とは異なり、送信端末がS-SSB内でS-SSS以後にPSBCHをマッピングするシンボルの数が6個でありうる。したがって、CPタイプがNCPまたはECPであるかどうかによってS-SSBのカバレッジが異なりうる。
【0132】
図6は、本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信を行う端末を示す。
【0133】
図6を参照すると、V2X又はSL通信において端末という用語は主に使用者の端末を意味する。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式に応じて信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされる場合がある。例えば、端末1は第1装置100であり、端末2は第2装置200である。
【0134】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内において特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は端末1が信号を送信できるリソースプールを設定されることができ、前記リソースプール内において端末1の信号を検出することができる。
【0135】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局がリソースプールを端末1に知らせることができる。反面、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末が端末1にリソースプールを知らせるか、または端末1は事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0136】
一般的に、リソースプールは複数のリソース単位で構成され、各端末は1つまたは複数のリソース単位を選択して自分のSL信号送信に使用する。
【0137】
図7は、本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信のためのリソース単位を示す。
【0138】
図7を参照すると、リソースプールの全体周波数リソースがN
F個に分割され、リソースプールの全時間リソースがN
T個に分割されることができる。従って、全部でN
F*N
T個のリソース単位がリソースプール内において定義されることができる。
図5は、当該リソースプールがN
T個のサブフレームの周期で繰り返される場合の例を示す。
【0139】
図7に示すように、1つのリソース単位(例えば、Unit♯0)は周期的に繰り返して現れる。または、時間または周波数次元でのダイバーシティ(diversity)効果を得るために、1つの論理的なリソース単位がマッピングされる物理的リソース単位のインデックスが時間に応じて事前に定められたパターンに変化することもできる。このようなリソース単位の構造において、リソースプールとはSL信号を送信しようとする端末が送信に使用できるリソース単位の集合を意味する。
【0140】
リソースプールはいくつかの種類に細分化される。例えば、各リソースプールにおいて送信されるSL信号のコンテンツ(content)に応じて、リソースプールは以下のように区分される。
【0141】
(1)スケジューリング割り当て(Scheduling Assignment、SA)は、送信端末がSLデータチャネルの送信に使用するリソースの位置、その他にデータチャネルの復調のために必要なMCS(Modulation and Coding Scheme)又はMIMO(Multiple Input Multiple Output)送信方式、TA(Timing Advance)などの情報を含む信号である。SAは、同一リソース単位上においてSLデータと共にマルチプレクスされて送信されることも可能であり、この場合、SAリソースプールとは、SAがSLデータとマルチプレクスされて送信されるリソースプールを意味する。SAはSL制御チャネル(control channel)と呼ばれてもよい。
【0142】
(2)SLデータチャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)は、送信端末がユーザデータを送信するために使用するリソースプールである。もし同一リソース単位上においてSLデータと共にSAがマルチプレクスされて送信される場合、SA情報を除いた形態のSLデータチャネルのみがSLデータチャネルのためのリソースプールにおいて送信されることができる。すなわち、SAリソースプール内の個別リソース単位上においてSA情報を送信するために使われたREs(Resource Elements)は、SLデータチャネルのリソースプールにおいて依然としてSLデータを送信するために使用できる。例えば、送信端末は連続的なPRBにPSSCHをマッピングさせて送信することができる。
【0143】
(3)ディスカバリチャネルは送信端末が自分のIDなどの情報を送信するためのリソースプールでありうる。これにより、送信端末は隣接端末が自分を発見するようにすることができる。
【0144】
以上で説明したSL信号のコンテンツが同一である場合にも、SL信号の送受信属性に応じて異なるリソースプールを使用することができる。例えば、同一のSLデータチャネルやディスカバリメッセージであっても、SL信号の送信タイミング決定方式(例えば、同期基準信号の受信時点で送信されるか、それとも前記受信時点で一定のタイミングアドバンスを適用して送信されるか)、リソース割り当て方式(例えば、個別信号の送信リソースを基地局が個別送信端末に指定するか、それとも個別送信端末がリソースプール内において自体的に個別信号送信リソースを選択するか)、信号フォーマット(例えば、各SL信号が1つのサブフレームにおいて占めるシンボルの数、または1つのSL信号の送信に使用されるサブフレームの数)、基地局からの信号強度、SL端末の送信電力強度などに応じてまた異なるリソースプールに区分されることもできる。
【0145】
SLにおけるリソース割り当て(resource allocation)
【0146】
図8は、本明細書の一実施形態により、端末が送信モードに応じてV2XまたはSL通信を行う手順を示す。本明細書の様々な実施形態において、送信モードはモードまたはリソース割り当てモードと呼ばれてもよい。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて送信モードはLTE送信モードと言い、NRにおいて送信モードはNRリソース割り当てモードと言ってもよい。
【0147】
例えば、
図8の(a)はLTE送信モード1又はLTE送信モード3に関連した端末動作を示す。または、例えば、
図8の(a)はNRリソース割り当てモード1に関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は一般的なSL通信に適用でき、LTE送信モード3はV2X通信に適用できる。
【0148】
例えば、
図8の(b)はLTE送信モード2またはLTE送信モード4に関連した端末動作を示す。または、例えば、
図8の(b)はNRリソース割り当てモード2に関連した端末動作を示す。
【0149】
図8の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割り当てモード1において、基地局はSL送信のために端末により使用されるSLリソースをスケジューリングする。例えば、基地局は端末1にPDCCH(より具体的にDCI(Downlink Control Information))を介してリソーススケジューリングを行うことができ、端末1は前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を行う。例えば、端末1はPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づいたデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信する。
【0150】
例えば、NRリソース割り当てモード1において、端末は動的グラント(dynamic grant)を介して1つのTB(Transport Block)の1つ以上のSL送信のためのリソースを基地局から提供または割り当てを受けることができる。例えば、基地局は動的グラントを利用してPSCCH及び/又はPSSCHの送信のためのリソースを端末に提供する。例えば、送信端末は受信端末から受信したSL HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)フィードバックを基地局に報告する。この場合、基地局がSL送信のためのリソースを割り当てるためのPDCCH内の指示(indication)に基づいて、SL HARQフィードバックを基地局に報告するためのPUCCHリソース及びタイミング(timing)が決定される。
【0151】
例えば、DCIはDCI受信とDCIによりスケジューリングされた1番目のSL送信との間のスロットオフセットを示す。例えば、SL送信リソースをスケジューリングするDCIと一番目にスケジューリングされたSL送信リソースとの間の最小ギャップは、該当端末の処理時間(processing time)より小さくない。
【0152】
例えば、NRリソース割り当てモード1において、端末は設定されたグラント(configured grant)を介して複数のSL送信のために周期的にリソースセットを基地局から提供または割り当てを受ける。例えば、前記設定されるグラントは、設定されたグラントタイプ1又は設定されたグラントタイプ2を含む。例えば、端末は与えられた設定されたグラント(given configured grant)により指示されるそれぞれの場合(occasions)において送信するTBを決定することができる。
【0153】
例えば、基地局は同一のキャリア上においてSLリソースを端末に割り当てることができ、相異なるキャリア上においてSLリソースを端末に割り当てることができる。
【0154】
例えば、NR基地局はLTEベースのSL通信を制御する。例えば、NR基地局はLTE SLリソースをスケジューリングするためにNR DCIを端末に送信する。この場合、例えば、前記NR DCIをスクランブルするための新しいRNTIを定義することができる。例えば、前記端末はNR SLモジュール及びLTE SLモジュールを含んでもよい。
【0155】
例えば、NR SLモジュール及びLTE SLモジュールを含む端末がgNBからNR SL DCIを受信した後、NR SLモジュールはNR SL DCIをLTE DCIタイプ5Aに変換でき、NR SLモジュールはXms単位でLTE SLモジュールにLTE DCIタイプ5Aを伝達することができる。例えば、LTE SLモジュールがNR SLモジュールからLTE DCIフォーマット5Aを受信した後、LTE SLモジュールはZms後に1番目のLTEサブフレームに活性化及び/又は解除を適用することができる。例えば、前記XはDCIのフィールドを使用して動的に表示されることができる。例えば、前記Xの最小値は端末能力(UE capability)に応じて異なる。例えば、端末は端末能力に応じて1つの値(single value)を報告することができる。例えば、前記Xは正数でありうる。
【0156】
図8の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2において、端末は基地局/ネットワークにより設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソース内においてSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソースはリソースプールであり得る。例えば、端末は自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は設定されたリソースプール内においてリソースを自ら選択して、SL通信を行うことができる。例えば、端末はセンシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を行って、選択ウィンドウ内で自らリソースを選択することができる。例えば、前記センシングはサブチャネル単位で行われることができる。そして、リソースプール内でリソースを自ら選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づいたデータをPSSCHを介して端末2に送信することができる。
【0157】
前記リソース(再)選択のために再評価動作が行われることができる。予約されたリソースにおいて送信を実行する直前に、該当端末は、自分が意図した送信が依然として適合しているか否かを確認するために、選択できるリソースセットを再評価する。前記センシング結果に基づいて、前記再評価(re-evaluation)は予め設定された値(T3)に基づくスロットにおいて行われる。例えば、前記予約されたリソース(ら)を示すSCIが初めてシグナリングされるスロット(m)の以前のスロット(例:m-T3)において前記再評価動作が行われる。
【0158】
前記予め設定された値(T3)はSLリソースに対する先占(pre-emption)及び/又は再評価(re-evaluation)と関連する。具体的に、端末は下記の表5に基づいて先占(pre-emption)及び/又は再評価(re-evaluation)と関連した動作を行うことができる。
【0159】
【0160】
前記予め設定された値(T3)は端末のリソース選択のために設定されたプロセッシングタイム
と同一の値に設定される。次の表6は、サイドリンク帯域幅(SL BWP)のサブキャリア間隔設定
に基づいて決定されるプロセッシングタイム(processing time)を例示する。例えば、前記プロセッシングタイム
は、リソース選択ウィンドウの開始点(T1)を決定するために設定される。
【0161】
【0162】
例えば、端末は他の端末に対するSLリソース選択を助けることができる。例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末はSL送信のために設定されたグラント(configured grant)を設定されることができる。例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末は他の端末のSL送信をスケジューリングすることができる。例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末はブラインド再送信のためのSLリソースを予約することができる。
【0163】
例えば、NRリソース割り当てモード2において、第1端末はSCIを利用してSL送信の優先順位を第2端末に指示する。例えば、第2端末は前記SCIをデコードし、第2端末は前記優先順位に基づいてセンシング及び/又はリソース(再)選択を行う。例えば、前記リソース(再)選択手順は、第2端末がリソース選択ウィンドウにおいて候補リソースを識別する段階及び第2端末が識別された候補リソースのうち(再)送信のためのリソースを選択する段階を含む。例えば、リソース選択ウィンドウは、端末がSL送信のためのリソースを選択する時間間隔(time interval)であり得る。例えば、第2端末がリソース(再)選択をトリガした後、リソース選択ウィンドウはT1≧0から開始され、リソース選択ウィンドウは第2端末の残っているパケット遅延バジェット(remaining packet delay budget)により制限される。前記T1は、リソース選択のために設定されたプロセッシングタイム
より小さいか同一の値に決定できる。例えば、前記リソース(再)選択がトリガされたスロットがnである場合、前記リソース選択ウィンドウはn+T1からn+T2の時間区間に決定される。前記T2は、前記残っているパケット遅延バジェット(remaining packet delay budget)に該当するスロット数より小さいか等しいスロット数を示す。
【0164】
例えば、第2端末がリソース選択ウィンドウにおいて候補リソースを識別する段階で、第2端末が第1端末から受信したSCIにより特定リソースが指示され、前記特定リソースに対するL1 SL RSRP測定値がSL RSRPしきい値を超過すると、前記第2端末は前記特定リソースを候補リソースとして決定しないことができる。例えば、SL RSRPしきい値は、第2端末が第1端末から受信したSCIにより指示されるSL送信の優先順位及び第2端末が選択したリソース上においてSL送信の優先順位に基づいて決定されることができる。
【0165】
例えば、前記L1 SL RSRPはSL DMRS(Demodulation Reference Signal)に基づいて測定できる。例えば、リソースプール別に時間領域において1つ以上のPSSCH DMRSパターンが設定されるか、事前に設定されることができる。例えば、PDSCH DMRS設定タイプ1及び/又はタイプ2は、PSSCH DMRSの周波数領域パターンと同一または類似している。例えば、正確なDMRSパターンはSCIにより指示されることができる。例えば、NRリソース割り当てモード2において、送信端末はリソースプールに対して設定された又は事前に設定されたDMRSパターンのうち特定のDMRSパターンを選択することができる。
【0166】
例えば、NRリソース割り当てモード2において、センシング及びリソース(再)選択手順に基づいて、送信端末は予約なしでTB(Transport Block)の初期送信を行うことができる。例えば、センシング及びリソース(再)選択手順に基づいて、送信端末は第1TBと関連したSCIを利用して第2TBの初期送信のためのSLリソースを予約することができる。
【0167】
例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末は同一のTB(Transport Block)の以前の送信に関連したシグナリングを介して、フィードバックベースのPSSCH再送信のためのリソースを予約することができる。例えば、現在送信を含めて1つの送信により予約されるSLリソースの最大個数は2個、3個または4個である。例えば、前記SLリソースの最大個数は、HARQフィードバックがイネーブルされるか否かに関係なく同一である。例えば、1つのTBに対する最大HARQ(再)送信回数は設定または事前設定により制限される。例えば、最大HARQ(再)送信回数は最大32であり得る。例えば、前記設定または事前設定がない場合、最大HARQ(再)送信回数は指定されていないものであり得るr。例えば、前記設定または事前設定は送信端末のためのものである。例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末が使用しないリソースを解除するためのHARQフィードバックがサポートされることができる。
【0168】
例えば、NRリソース割り当てモード2において、端末はSCIを利用して前記端末により使用される1つ以上のサブチャネル及び/又はスロットを他の端末に指示することができる。例えば、端末はSCIを利用してPSSCH(再)送信のために前記端末により予約された1つ以上のサブチャネル及び/又はスロットを他の端末に指示することができる。例えば、SLリソースの最小割り当て単位はスロットである。例えば、サブチャネルのサイズは端末に対して設定されるか、予め設定されることができる。
【0169】
SCI(Sidelink Control Information)
【0170】
基地局がPDCCHを介して端末に送信する制御情報をDCI(Downlink Control Information)と称するに対して、端末がPSCCHを介して他の端末に送信する制御情報をSCIと称する。例えば、端末はPSCCHをデコードする前に、PSCCHの開始シンボル及び/又はPSCCHのシンボル数を知っていることがある。例えば、SCIはSLスケジューリング情報を含む。例えば、端末はPSSCHをスケジューリングするために少なくとも1つのSCIを他の端末に送信する。例えば、1つ以上のSCIフォーマット(format)が定義されることができる。
【0171】
例えば、送信端末はPSCCH上においてSCIを受信端末に送信する。受信端末はPSSCHを送信端末から受信するために1つのSCIをデコードする。
【0172】
例えば、送信端末はPSCCH及び/又はPSSCH上において2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)を受信端末に送信する。受信端末は、PSSCHを送信端末から受信するために2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)をデコードする。例えば、(相対的に)高いSCIペイロード(payload)サイズを考慮してSCI構成フィールドを2つのグループに区分した場合、第1SCI構成フィールドグループを含むSCIを第1SCI又は第1stSCIと呼んでもよく、第2SCI構成フィールドグループを含むSCIを第2SCI又は第2ndSCIと呼んでもよい。例えば、送信端末はPSCCHを介して第1SCIを受信端末に送信する。例えば、送信端末はPSCCH及び/又はPSSCH上において第2SCIを受信端末に送信する。例えば、第2SCIは(独立した)PSCCHを介して受信端末に送信されるか、PSSCHを介してデータと共にピギーバックされて送信される。例えば、2つの連続的なSCIは、相異なる送信(例えば、ユニキャスト(unicast)、ブロードキャスト(broadcast)またはグループキャスト(groupcast))に対して適用することもできる。
【0173】
例えば、送信端末はSCIを介して、以下の情報のうち一部または全部を受信端末に送信する。ここで、例えば、送信端末は以下の情報のうち一部または全部を第1SCI及び/又は第2SCIを介して受信端末に送信する。
【0174】
-PSSCH及び/又はPSCCH関連リソース割り当て情報、例えば、時間/周波数リソース位置/個数、リソース予約情報(例えば、周期)、及び/又は
【0175】
-SL CSI報告要求指示子又はSL (L1) RSRP(及び/又はSL (L1) RSRQ及び/又はSL (L1) RSSI)報告要求指示子、及び/又は
【0176】
-(PSSCH上の)SL CSI送信指示子(又はSL (L1) RSRP(及び/又はSL (L1) RSRQ及び/又はSL (L1) RSSI)情報送信指示子)、及び/又は
【0177】
-MCS情報、及び/又は
【0178】
-送信電力情報、及び/又は
【0179】
-L1デスティネーション(destination)ID情報及び/又はL1ソースID情報、及び/又は
【0180】
-SL HARQプロセス(process)ID情報、及び/又は
【0181】
-NDI(New Data Indicator)情報、及び/又は
【0182】
-RV(Redundancy Version)情報、及び/又は
【0183】
-(送信トラフィック/パケット関連)QoS情報、例えば、優先順位情報、及び/又は
【0184】
-SL CSI-RS送信指示子又は(送信される)SL CSI-RSアンテナポートの個数情報
【0185】
-送信端末の位置情報又は(SL HARQフィードバックが要求される)ターゲット受信端末の位置(又は、距離領域)情報、及び/又は
【0186】
-PSSCHを介して送信されるデータのデコード及び/又はチャネル推定に関連した参照信号(例えば、DMRSなど)情報、例えば、DMRSの(時間-周波数)マッピングリソースのパターンに関する情報、ランク(rank)情報、アンテナポートインデックス情報;
【0187】
例えば、第1SCIはチャネルセンシングに関する情報を含む。例えば、受信端末はPSSCH DMRSを利用して第2SCIをデコードする。PDCCHに使われるポーラーコード(polar code)が第2SCIに適用できる。例えば、リソースプールにおいて、第1SCIのペイロードサイズはユニキャスト、グループキャスト、及びブロードキャストに対して同一である。第1SCIをデコードした後、受信端末は第2SCIのブラインドデコードを行う必要がない。例えば、第1SCIは第2SCIのスケジューリング情報を含んでもよい。
【0188】
一方、本明細書の多様な実施形態において、送信端末はPSCCHを介してSCI、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つを受信端末に送信できるので、PSCCHはSCI、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つに代替/置換されてもよい。そして/または、例えば、SCIはPSCCH、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つに代替/置換されてもよい。そして/または、例えば、送信端末はPSSCHを介して第2SCIを受信端末に送信できるので、PSSCHは第2SCIに代替/置換されてもよい。
【0189】
一方、
図9は、本明細書の一実施形態による、3つのキャストタイプを示す。
【0190】
具体的に、
図9の(a)はブロードキャストタイプのSL通信を示し、
図9の(b)はユニキャストタイプのSL通信を示し、
図9の(c)はグループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は他の端末と1対1通信を行うことができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は自分が属するグループ内の1つ以上の端末とSL通信を行うことができる。本明細書の多様な実施形態において、SLグループキャスト通信はSLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多通信などに代替できる。
【0191】
以下、CAM(Cooperative Awareness Message)及びDENM(Decentralized Environmental Notification Message)について説明する。
【0192】
車両間通信では周期的なメッセージ(periodic message)タイプのCAM、イベントトリガメッセージ(event triggered message)タイプのDENMなどが送信される。CAMは方向と速度のような車両の動的状態情報、寸法のような車両静的データ、外部照明状態、経路内訳などの基本車両情報を含む。CAMのサイズは50-300バイトであり得る。CAMは放送され、遅延(latency)は100msより小さくなければならない。DENMは車両の故障、事故などの突発的な状況の時に生成されるメッセージである。DENMのサイズは3000バイトより小さく、送信範囲内にある全ての車両がメッセージを受信できる。このとき、DENMはCAMより高い優先順位を有してもよい。
【0193】
以下、キャリア再選択(carrier reselection)について説明する。
【0194】
V2XまたはSL通信において、端末は設定されたキャリアのCBR(Channel Busy Ratio)及び/又は送信されるV2XメッセージのPPPP(Prose Per-Packet Priority)に基づいてキャリアの再選択を行うことができる。例えば、キャリアの再選択は端末のMAC層により行われることができる。本明細書の多様な実施形態において、PPPP(ProSe Per Packet Priority)はPPPR(ProSe Per Packet Reliability)に代替でき、PPPRはPPPPに代替できる。例えば、PPPP値が小さいほど高い優先順位を意味し、PPPP値が大きいほど低い優先順位を意味する。例えば、PPPR値が小さいほど高い信頼性を意味し、PPPR値が大きいほど低い信頼性を意味する。例えば、高い優先順位に関連したサービス、パケットまたはメッセージに関連したPPPP値は、低い優先順位に関連したサービス、パケットまたはメッセージに関連したPPPP値より小さい。例えば、高い信頼性に関連したサービス、パケットまたはメッセージに関連したPPPR値は低い信頼性に関連したサービス、パケットまたはメッセージに関連したPPPR値より小さい。
【0195】
CBRは、端末により測定されたS-RSSI(Sidelink-Received Signal Strength Indicator)が予め設定されたしきい値を超えると感知されたリソースプールにおいてサブチャネル部分(the portion of sub-channels)を意味する。各論理チャネルに関連したPPPPが存在し、PPPP値の設定は端末及び基地局の両方に要求されるレイテンシーを反映しなければならない。キャリア再選択の時、端末は最も低いCBRから増加する順に候補キャリアのうち1つ以上のキャリアを選択することができる。
【0196】
以下、端末間のRRC接続確立(connection establishment)について説明する。
【0197】
V2X又はSL通信のために、送信端末は受信端末と(PC5)RRC接続を確立する必要がある場合がある。例えば、端末はV2X-特定SIB(V2X-specific SIB)を取得することができる。上位層によりV2X又はSL通信を送信するように設定された、送信するデータを有する、端末に対して、少なくとも前記端末がSL通信のために送信するように設定された周波数がV2X-特定SIBに含まれると、該当周波数に対する送信リソースプールを含まずに、前記端末は他の端末とRRC接続を確立することができる。例えば、送信端末と受信端末との間にRRC接続が確立されると、送信端末は確立されたRRC接続を介して受信端末とユニキャスト通信を行うことができる。
【0198】
端末間においてRRC接続が確立されると、送信端末はRRCメッセージを受信端末に送信することができる。
【0199】
受信端末は受信した情報に対してアンテナ/リソースデマッピング、復調及びデコードを行う。該当情報は、MAC層、RLC層及びPDCP層を経てRRC層に伝達される。従って、受信端末は送信端末により生成されたRRCメッセージを受信する。
【0200】
V2X又はSL通信は、RRC_CONECTEDモードの端末、RRC_IDLEモードの端末及び(NR)RRC_INACTIVEモードの端末に対してサポートできる。すなわち、RRC_CONECTEDモードの端末、RRC_IDLEモードの端末及び(NR)RRC_INACTIVEモードの端末は、V2XまたはSL通信を行うことができる。RRC_INACTIVEモードの端末またはRRC_IDLEモードの端末は、V2Xに特定されたSIBに含まれたセル特定設定(cell-specific configuration)を使用することで、V2XまたはSL通信を行うことができる。
【0201】
RRCは少なくともUE能力(capability)及びAS層設定の交換に使用される。例えば、第1端末は第1端末のUE能力及びAS層設定を第2端末に送信し、第1端末は第2端末のUE能力及びAS層設定を第2端末から受信する。UE能力伝達の場合、情報の流れは直接リンクセットアップ(direct link setup)のためのPC5-Sシグナリングの間または後にトリガされる。
【0202】
以下、SL RLM(Radio Link Monitoring)について説明する。
【0203】
ユニキャストのASレベルリンク管理(AS-level link management)の場合、SL RLM(Radio Link Monitoring)及び/又はRLF(Radio Link Failure)宣言がサポートされる。SLユニキャストにおいてRLC AM(Acknowledged Mode)の場合、RLF宣言は最大再送信回数に到達したことを示すRLCからの指示によりトリガされる。ASレベルリンク状態(ASレ-level link status)(例えば、失敗)は上位層に知られる必要がある。ユニキャストに対するRLM手順とは異なり、グループキャスト関連のRLMデザインは考慮されないことができる。グループキャストのためのグループメンバの間においてRLM及び/又はRLF宣言は必要ない。
【0204】
例えば、送信端末は参照信号を受信端末に送信し、受信端末は前記参照信号を利用してSL RLMを行うことができる。例えば、受信端末は前記参照信号を利用してSL RLFを宣言する。例えば、前記参照信号はSL参照信号と呼ばれてもよい。
【0205】
SL測定及び報告(Measurement and Reporting for SL)
【0206】
以下、SL測定(measurement)及び報告(reporting)について説明する。
【0207】
QoS予測(prediction)、初期送信パラメータセッティング(initial transmission parameter setting)、リンク適応(link adaptation、リンク管理(link management)、アドミッション制御(admission control)などの目的として、端末間のSL測定及び報告(例えば、RSRP、RSRQ)がSLにおいて考慮される。例えば、受信端末は送信端末から参照信号を受信し、受信端末は参照信号に基づいて送信端末に対するチャネル状態を測定する。そして、受信端末はチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を送信端末に報告する。SL関連の測定及び報告はCBRの測定及び報告、及び位置情報の報告を含む。V2Xに対するCSI(Channel Status Information)の例はCQI(Channel Quality Indicator), PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator、 RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、経路利得(path gain)/経路損失(pathloss)、SRI(SRS、Sounding Reference Symbols、Resource Indicator)、CRI(CSI-RS Resource Indicator)、干渉条件(interference condition)、車両動作(vehicle motion)などでありうる。ユニキャスト通信の場合、CQI、RI及びPMIまたはその一部は、4つ以下のアンテナポートを仮定した非サブバンドベースの非周期CSIレポート(non-subband-based aperiodic CSIレポート)においてサポートできる。CSI手順は、スタンドアロン参照信号(standalone RS)に依存しない場合がある。CSI報告は設定に応じて活性化及び非活性化される。
【0208】
例えば、送信端末はCSI-RSを受信端末に送信し、受信端末は前記CSI-RSを利用してCQI又はRIを測定する。例えば、前記CSI-RSはSL CSI-RSと呼ばれてもよい。例えば、前記CSI-RSはPSSCH送信内に限定(confined)される。例えば、送信端末はPSSCHリソース上にCSI-RSを含めて受信端末に送信する。
【0209】
以下、物理層プロセッシング(physical layer processing)について説明する。
【0210】
本明細書の一実施形態によれば、データユニットは無線インタフェースを介して送信される前に送信側(transmitting side)において物理層プロセッシングの対象になる。本明細書の一実施形態によれば、データユニットを運搬する無線信号は受信側(receiving side)において物理層プロセッシングの対象になる。
【0211】
表7は、アップリンク送信チャネルと物理チャネルとの間のマッピング関係を示し、表8はアップリンク制御チャネル情報と物理チャネルとの間のマッピング関係を示す。
【0212】
【0213】
【0214】
表9は、ダウンリンク送信チャネルと物理チャネルとの間のマッピング関係を示し、表10は、ダウンリンク制御チャネル情報と物理チャネルとの間のマッピング関係を示す。
【0215】
【0216】
【0217】
表11は、SL送信チャネルと物理チャネルとの間のマッピング関係を示し、表12は、SL制御チャネル情報と物理チャネルとの間のマッピング関係を示す。
【0218】
【0219】
【0220】
以上で説明した送信/受信側における物理層プロセッシングにおいて、サブキャリアマッピングに関連した時間及び周波数ドメインリソース(例えば、OFDMシンボル、サブキャリア、キャリア周波数)、OFDM変調及び周波数アップ/ダウンコンバートは、リソース割り当て(例えば、アップリンクグラント、ダウンリンク割り当て)に基づいて決定される。
【0221】
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request) for SL
【0222】
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順について説明する。
【0223】
通信の信頼性を確保するためのエラー補償技法は、FEC(ForwardError Correction)方式(scheme)とARQ(Automatic Repeat Request)方式を含む。FEC方式においては情報ビットに余分のエラー訂正コードを追加させることにより、受信端におけるエラーを訂正することができる。FEC方式は時間遅延が少なく送受信端の間に別途に交換する情報が必要ないという長所があるが、良好なチャネル環境においてシステム効率が低下する短所がある。ARQ方式は送信信頼性を高めることができるが、時間遅延が発生し、劣悪なチャネル環境においてシステム効率が低下する短所がある。
【0224】
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)方式はFECとARQを結合したもので、物理層が受信したデータが復号できないエラーを含んでいるか否かを確認し、エラーが発生すると、再送信を要求することにより性能を高めることができる。
【0225】
SLユニキャスト及びグループキャストの場合、物理層におけるHARQフィードバック及びHARQコンバイニング(combining)がサポートされることができる。例えば、受信端末がリソース割り当てモード1または2で動作する場合、受信端末はPSSCHを送信端末から受信し、受信端末はPSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介してSFCI(Sidelink Feedback Control Information)フォーマットを使用してPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信する。
【0226】
例えば、SL HARQフィードバックはユニキャストに対してイネーブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作において、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKを生成する。そして、受信端末はHARQ-ACKを送信端末に送信する。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードできない場合、受信端末はHARQ-NACKを生成する。そして、受信端末はHARQ-NACKを送信端末に送信する。
【0227】
例えば、SL HARQフィードバックはグループキャストに対してイネーブルされる。例えば、non-CBG動作において、2つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされる。
【0228】
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコードに失敗すると、受信端末はHARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKを送信端末に送信しない。
【0229】
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコードに失敗すると、受信端末はHARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。
【0230】
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使われると、グループキャスト通信を行う全ての端末はPSFCHリソースを共有する。例えば、同一のグループに属する端末は、同一のPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信する。
【0231】
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使われると、グループキャスト通信を行うそれぞれの端末は、HARQフィードバック送信のために異なるPSFCHリソースを使用する。例えば、同一のグループに属する端末は相異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0232】
例えば、SL HARQフィードバックがグループキャストに対してイネーブルされる時、受信端末はTX-RX(Transmission-Reception)距離及び/又はRSRPに基づいてHARQフィードバックを送信端末に送信するか否かを決定する。
【0233】
例えば、グループキャストオプション1においてTX-RX距離ベースのHARQフィードバックである場合、TX-RX距離が通信範囲要求事項より小さいか等しいと、受信端末はPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信する。それに対して、TX-RX距離が通信範囲要求事項より大きいと、受信端末はPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信しない。例えば、送信端末は前記PSSCHと関連したSCIを介して前記送信端末の位置を受信端末に知らせる。例えば、前記PSSCHと関連したSCIは第2SCIでありうる。例えば、受信端末はTX-RX距離を前記受信端末の位置と前記送信端末の位置に基づいて推定または取得することができる。例えば、受信端末はPSSCHと関連したSCIをデコードして、前記PSSCHに使われる通信範囲要求事項を知ることができる。
【0234】
例えば、リソース割り当てモード1の場合、PSFCH及びPSSCHの間の時間は設定されるか、予め設定されることができる。ユニキャスト及びグループキャストの場合、SL上において再送信が必要な場合、これはPUCCHを使用するカバレッジ内の端末により基地局に指示されることができる。送信端末はHARQ ACK/NACKの形態ではないSR(Scheduling Request)/BSR(Buffer Report)のような形態で前記送信端末のサービング基地局に指示(indication)を送信することもできる。また、基地局が前記指示を受信しなくても、基地局はSL再送信リソースを端末にスケジューリングすることができる。例えば、リソース割り当てモード2の場合、PSFCH及びPSSCHの間の時間は設定されるか、予め設定されることができる。
【0235】
例えば、キャリアにおいて端末の送信観点から、PSCCH/PSSCHとPSFCHの間のTDMがスロットにおいてSLのためのPSFCHフォーマットに対して許容される。例えば、1つのシンボルを有するシーケンスベースのPSFCHフォーマットがサポートされることができる。ここで、前記1つのシンボルはAGC区間ではない場合がある。例えば、前記シーケンスベースのPSFCHフォーマットはユニキャスト及びグループキャストに適用されることができる。
【0236】
例えば、リソースプールに関連したスロット内において、PSFCHリソースはNスロット区間として周期的に設定されるか、事前に設定される。例えば、Nは1以上の1つ以上の値に設定されてもよい。例えば、Nは1、2又は4である。例えば、特定リソースプールにおける送信に対するHARQフィードバックは、前記特定リソースプール上のPSFCHを介してのみ送信される。
【0237】
例えば、送信端末がスロット#Xないしスロット#NにかけてPSSCHを受信端末に送信する場合、受信端末は前記PSSCHに対するHARQフィードバックをスロット#(N+A)で送信端末に送信することができる。例えば、スロット#(N+A)はPSFCHリソースを含んでもよい。ここで、例えば、AはKより大きいか等しい最小整数であってもよい。例えば、Kは論理的スロットの個数である。この場合、Kはリソースプール内のスロットの個数であり得る。または、例えば、Kは物理スロットの個数である。この場合、Kはリソースプール内部及び外部のスロットの個数である。
【0238】
例えば、送信端末が受信端末に送信した1つのPSSCHに対する応答として、受信端末がPSFCHリソース上においてHARQフィードバックを送信する場合、受信端末は設定されたリソースプール内において暗示的メカニズムに基づいて前記PSFCHリソースの周波数領域(frequency domain)及び/又はコード領域(code domain)を決定することができる。例えば、受信端末は、PSCCH/PSSCH/PSFCHに関連するスロットインデックス、PSCCH/PSSCHに関連したサブチャネル、及び/又はグループキャストオプション2ベースのHARQフィードバックのためのグループにおいてそれぞれの受信端末を区別するための識別子のうち少なくともいずれか1つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/又はコード領域を決定することができる。そして/または、例えば、受信端末はSL RSRP、SINR、L1ソースID、及び/又は位置情報のうち少なくともいずれか1つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/又はコード領域を決定することができる。
【0239】
例えば、端末のPSFCHを介するHARQフィードバック送信とPSFCHを介するHARQフィードバック受信が重なる場合、前記端末は優先順位規則に基づいてPSFCHを介するHARQフィードバック送信又はPSFCHを介するHARQフィードバック受信のいずれか1つを選択する。例えば、優先順位規則は、関連PSCCH/PSSCHの最小優先順位指示(priority indication)に基づくことができる。
【0240】
例えば、端末の複数の端末に対するPSFCHを関するHARQフィードバック送信が重なる場合、前記端末は優先順位規則に基づいて特定HARQフィードバック送信を選択することができる。例えば、優先順位規則は、関連PSCCH/PSSCHの最小優先順位指示(priority indication)に基づくことができる。
【0241】
帯域幅部分(Bandwidth Part)及びリソースプール(Resource Pool)
【0242】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びリソースプールについて説明する。
【0243】
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅はセルの帯域幅ほど大きくなる必要がなく、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信する。この場合、端末は前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を行う。例えば、前記帯域幅調整は帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含んでもよい。
【0244】
例えば、帯域幅はパワーセーブのために活動が少ない期間中に縮小される。例えば、帯域幅の位置は周波数ドメインにおいて移動することができる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインにおいて移動することができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は変更できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更できる。セルの総セル帯域幅のサブセットはBWP(Bandwidth Part)と称してもよい。BAは基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることにより行われる。
【0245】
図10は、本明細書の一実施形態による、複数のBWPを示す。
【0246】
図10を参照すると、40MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP1、10MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP2、及び20MHzの帯域幅及び60kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP3が設定される。
【0247】
図11は、本明細書の一実施形態による、BWPを示す。
図11の実施形態において、BWPは3つであると仮定する。
【0248】
図11を参照すると、CRB(common resource block)はキャリアバンドの一側端部から他側端部まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは各BWP内において番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0249】
BWPはポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart
BWP)及び帯域幅(Nsize
BWP)により設定できる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、当該キャリアにおいてネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは与えられたヌメロロジーにおいて最も低いサブキャリアとポイントAの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は与えられたヌメロロジーにおいてPRBの個数である。
【0250】
BWPはSLに対して定義される。同一のSL BWPは送信及び受信に使用されることができる。例えば、送信端末は特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を送信し、受信端末は前記特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)において、SL BWPはUu BWPとは別に定義されることができ、SL BWPはUu BWPとは別の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有する。例えば、端末はSL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信する。SL BWPはキャリア内においてout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(予め)設定できる。RRC_CONECTEDモードの端末に対して、少なくとも1つのSL BWPがキャリア内において活性化できる。
【0251】
リソースプールはSL送信及び/又はSL受信のために使用できる時間-周波数リソースの集合である。端末の観点から見て、リソースプール内の時間ドメインリソースは連続しないことがある。複数のリソースプールは、1つのキャリア内において端末に(予め)設定されることができる。物理層の観点から、端末は設定された又は事前に設定されたリソースプールを利用してユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャスト通信を行うことができる。
【0252】
本明細書において、「設定または定義」のワーディングは、基地局またはネットワークから(事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB、MACシグナリング、RRCシグナリング)を介して)(予め)設定されるものと解釈できる。例えば、「Aが設定されることができる」とは、「基地局又はネットワークが端末に対してAを(予め)設定/定義すること又は知らせること」を含む。または、「設定または定義」のワーディングは、システムにより事前に設定または定義されるものと解釈できる。例えば、「Aが設定されることができる」とは「Aがシステムにより事前に設定/定義されること」を含む。
【0253】
一方、次期システムでは、端末が非免許帯域(unlicensed spectrum)においてサイドリンク送信及び/または受信動作を行うことができる。このとき、非免許帯域(unlicensed spectrum)の送信によれば、WiFi及び/またはNR-U/LTE-Uの他のリンクのような他のRATとの共存を考慮する必要がある。この場合、端末がSLチャネルまたは信号を送信する時、非免許帯域に対する他の技術と同様にLBT(listen-before-talk)動作を行う必要がある。NR-Uでは、DL及びULに対した類型1、類型2A、類型2B及び類型2Cチャネルアクセス手順が導入される。以下、
図12を参照して、チャネルアクセス手順を説明する。
【0254】
図12は、本明細書の一実施形態によるチャネルアクセス手順を例示する図である。具体的に、
図12は、類型2A(Type 2A)、類型2B(Type 2B)、または類型2C(Type 2C)に応じるチャネルアクセス手順を例示する。
【0255】
一方、非免許帯域での動作は、帯域別規制あるいは要求事項に応じて端末の送信遂行前に使用するチャネルに対するセンシング動作が先行することでありうる。前記センシングの結果によって使用するチャネルがIDLEと判別された場合に限って、端末が前記非免許帯域に対する送信を行うことができる。一方、非免許帯域での動作において端末の特定時間区間に対する送信後一定時間内では、前記センシング動作を省略あるいは簡約化(センシング区間を相対的に小さく)することが可能であり、これに対して送信後一定時間が過ぎた以後には、一般的なセンシング動作遂行以後に送信するか否かを決定できる。一方、非免許帯域での送信は、規制あるいは要求事項に応じては、端末が送信する信号/チャネルの時間区間及び/または周波数占有領域の大きさが各々一定水準以上でありうる。
【0256】
一方、次期システムでは、端末が非免許帯域においてサイドリンク送信及び/または受信動作を行うことができる。一方、非免許帯域での動作は、帯域別規制あるいは要求事項に応じて、端末の送信遂行前に使用するチャネルに対するチャネルセンシング動作(例えば、エネルギー検出/測定)が先行することでありうる。
【0257】
前記チャネルセンシングの結果によって、使用するチャネルあるいはRBセットがIDLEと判別される場合(例えば、測定されたエネルギーが特定臨界値以下あるいは未満の場合)に限って、端末が前記非免許帯域に対する送信を行うことができる。
【0258】
前記チャネルセンシングの結果によって、使用するチャネルあるいはRBセットがBUSYと判別された場合(例えば、測定されたエネルギーが特定臨界値以上あるいは超過の場合)には、端末が前記非免許帯域に対する送信の全体あるいは一部を取消すことができる。
【0259】
一方、非免許帯域での動作において端末の特定時間区間に対する送信後一定時間内では、前記チャネルセンシング動作を省略あるいは簡約化(チャネルセンシング区間を相対的に小さく)することが可能である。これに対し、送信後一定時間が過ぎた以後には、一般的なチャネルセンシング動作遂行以後に送信するか否かを決定できる。
【0260】
一方、非免許帯域での送信は、規制あるいは要求事項によっては、端末が送信する信号/チャネルの時間区間及び/または周波数占有領域の大きさ及び/または電力スペクトル密度(PSD、power spectra ldensity)が各々一定水準以上でありうる。一方、非免許帯域では、チャネルセンシングの簡約化のために、初期一般的なチャネルセンシングを介して確保されたチャネルに対して、一定時間の間に占有をするという内容をCOT(channel occupancy time)区間情報を介して知らせることができる。前記COT区間の長さは、サービスあるいはデータパケットの優先順位値に応じて最大値が異なるように設定されることができる。
【0261】
一方、COT区間内で特定チャネルセンシングタイプの場合には、送信間時間間隔が一定水準以下の場合においてのみ使用可能なものでありえ、及び/またはCOT区間内で他のRATまたは他のノードが送信機会を獲得するのを防止するためには、COT区間内でサイドリンク送信間時間間隔が一定水準以下である必要がありうる。一方、サイドリンクの物理的構造を検討すると、毎スロット内のサイドリンクリソースの最後のシンボルは、TX-RXスイッチングシンボルで、実際送信リソースに含まれない。前記最後のシンボル(TX-RXスイッチングシンボル)は、ガードシンボル(guard symbol)と呼ばれることもできる。PSFCHリソースが設定されたスロットの場合には、PSFCHシンボルに隣接した二つのPSSCH送信間に数シンボルの時間間隔が存在できる。
【0262】
例えば、非免許帯域において(事前に)設定されたSL BWPに対してあるいはSL動作に対してスロット内のすべてのシンボルがSL動作が可能なように(事前に)設定されることでありうる。例えば、非免許帯域において(事前に)設定されたSL BWPに対してあるいはSL動作に対してSL開始シンボルは、0あるいはスロットの1番目のシンボルで、SLシンボル区間の長さは、14でありうる。
【0263】
例えば、スロット内のSLシンボル区間において最後のシンボルあるいはTX-RXスイッチングシンボルに対して、端末は、サイドリンク送信を行うものの、シンボルの終わり部分から一定時間以前までは、TX-RXスイッチングのためのギャップをおくことでありうる。すなわち、例えば、非免許帯域においてTX-RXスイッチング区間が一つのシンボルより小さく設定されることでありうる。例えば、非免許帯域において動作するSL動作に対して、スロット内のSLシンボル区間の長さが一定水準(例えば、(事前に)設定された値)以上に設定されることでありうる。例えば、非免許帯域において動作するSL動作に対してスロット内のSL動作可能シンボルを除いたシンボルの数あるいはシンボル区間の長さが一定水準(例えば、(事前に)設定された値)以下でありうる。例えば、TX-RXスイッチングシンボルに対する一部時間領域マッピングは、サイドリンク送信に対する特定シンボル(例えば、1番目あるいは最後のシンボル)の一部を繰り返すことができる。
【0264】
例えば、サイドリンク送信時にEXTENSION過程(例えば、CP EXTENSION、1番目のシンボルの一部時間区間を繰り返し)を介して前記サイドリンク送信の以前スロットのTX-RXスイッチングシンボルの全体あるいは一部区間が送信リソースに含まれることができる。以下、
図13を参照して説明する。
【0265】
図13は、本明細書の一実施形態によるサイドリンク送信においてTx-Rxスイッチングシンボルの活用を示す図である。
図13を参照すると、連続したサイドリンク送信(すなわち、物理的/論理的に連続したスロットでのサイドリンク送信)が仮定される場合、Tx-Rxスイッチングシンボル(例:スロット内の最後のシンボルまたは以前サイドリンク送信のためのシンボルのうち、最後のシンボルの次のシンボル)が送信リソースとして活用されることができる。また、連続したサイドリンク送信においてPSFCHのために設定されたリソースが前記送信リソースとして活用されることができる。
【0266】
例えば、上記のTX-RXスイッチングシンボルに対するEXTENSIONをするか否か及び/または方式は、端末が二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおいて送信を行う場合、及び/または送信以後に受信を行う場合、及び/または受信以後に送信を行う場合によって互いに異なったことでありうる。例えば、TX-RXスイッチングシンボルの一部を送信リソースに含める動作は、端末が二つの連続したスロットにおいて送信を行う場合に適用されることができる。二つの連続した送信(すなわち、前記二つの連続したスロットでの送信)に対した受信端末は、全部同一または異なった端末でありうる。例えば、前記において二つの連続した送信は、端末がSCIに指示した場合でありうる。例えば、前記において端末がSCIに予約したリソースがSCIを送信するスロットの次の場合であるか、またはSCIにリソース繰り返し回数を2以上に指示した場合でありうる。例えば、端末は、二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおいて送信を行う場合に、TX-RXスイッチングシンボルの一部を送信リソースに含むことは、次の例示のうち、少なくとも一つに基づくことができる。一例として、端末(例:UE 1)が受信したSCIから前記端末(例:UE 1)を受信端末として有するサイドリンク送信(PSCCH/PSSCH)がある場合が仮定できる。送信端末(例:UE 2)は、TX-RXスイッチングシンボルの一部を前記UE 1に対したPSCCH/PSSCHの送信のためのリソースに含めることができる。一例として、端末(例:UE 2)が送信したSCIから前記端末(例:UE 2)を受信端末として有するサイドリンク送信(PSFCH)がある場合が仮定できる。送信端末(例:UE 1)は、TX-RXスイッチングシンボルの一部を前記UE 2に対したPSFCHの送信のためのリソースに含めることができる。
【0267】
例えば、TX-RXスイッチングシンボル内の一部時間領域を送信リソースとして含むことは、端末が共有されるCOT区間内及び/または同一RBセット内から送信する場合に限定できる。
【0268】
例えば、上記のTX-RXスイッチングシンボルに対するEXTENSIONをするか否か及び/または方式は、端末が二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおいて送信を行う場合に、送信リソースに応じて異なることでありうる。
【0269】
例えば、端末が連続したスロットでのサイドリンク送信に対して以前スロット及び/または以後スロットでのサイドリンク送信に対するリソースに対して、端末は、TX-RXスイッチングシンボル全体に対してEXTENSIONを介してサイドリンク送信を行うことができる。前記TX-RXスイッチングシンボル全体に対してEXTENSIONが適用されるリソースは、次の例示1)ないし4)のうち、少なくとも一つに基づくことができる。
【0270】
1)RBセット内のすべてのRB
【0271】
2)RBセット内の全体RB数に対して割り当てRB数の割合が(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以上の場合
【0272】
3)リソースプール内のすべてのRBを含むリソース
【0273】
4)リソースプール内の全体RB数に対して割り当てRB数の割合が(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以上の場合
【0274】
上述したTX-RXスイッチングシンボル全体に対してEXTENSIONが適用される場合以外は(すなわち、前記1)ないし4)外の場合)、端末は、TX-RXスイッチングシンボルの一部に対してEXTENSIONを介してサイドリンク送信を行い、チャネルセンシングのための時間区間では、サイドリンク送信を行わなくても良い。
【0275】
例えば、端末が非免許帯域においてサイドリンク送信を遂行時に(事前)設定を介してi)AGC(Automatic Gain Control)動作のためのシンボルがサポートされないか、またはii)前記AGC動作が非活性化されることができる。例えば、前記においてAGC動作を非活性化することは、サイドリンク送信において1番目のOFDMシンボルを2番目のOFDMシンボルを複写する形態で獲得する動作を行わないということでありうる。例えば、前記においてAGC動作を非活性化することは、PSCCH/PSSCHに対して1番目のOFDMシンボルをrate-matchingを介してPSCCH及び/または第2SCI及び/またはSL-SCHに対する符号化変調シンボルマッピングを行うことでありうる。例えば、前記においてAGC動作を非活性化することは、PSFCHに対して一つのシンボルのみを送信することでありうる。例えば、前記AGC動作を非活性化することは、端末が二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおいて送信を行う場合に、以後送信に限定して適用することでありうる。例えば、前記二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおいて送信することは、送信端末が同一受信端末及び/または同一受信端末グループに送信する場合に限定できる。例えば、前記二つの連続した(論理的あるいは物理的)スロットにおける送信は、次の1)ないし4)のうち、少なくとも一つに基づくことができる。
【0276】
1)以前スロット及び/または以後スロットでのサイドリンク送信に対するリソースがRBセット内のすべてのRBを含む場合
【0277】
2)RBセット内の全体RB数に対して割り当てRB数の割合が(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以上の場合
【0278】
3)リソースプール内のすべてのRBを含む場合
【0279】
4)リソースプール内の全体RB数に対して割り当てRB数の割合が(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以上の場合
【0280】
本開示の実施形態において送信端末と受信端末との間の関係は、SOURCE ID及び/またはDESTINATION ID及び/またはキャストタイプ(cast type)及び/またはSL HARQ-ACKフィードバックを活性化するか否か及びオプション及び/またはHARQプロセスナンバーで区分されることでありうる。
【0281】
例えば、端末がCOT区間に対する情報を提供する時に前記COT区間内で使用することができるチャネルセンシングタイプ及び/またはEXTENSION方法が指示されることができる。前記COT区間内で使用できるチャネルセンシングタイプ及び/またはEXTENSION方法は、第1SCI、第2SCI、MAC CE及び/またはPC5-RRCシグナリングのうち、少なくとも一つに基づいて指示されることができる。
【0282】
例えば、次のi)ないしiii)のうち、少なくとも一つに対する情報が第1SCI及び/または第2SCIを介して他の端末に指示されることができる。
【0283】
i)PSCCH/PSSCH送信時に共有するCOT区間に対する情報
【0284】
ii)PSFCH送信時に使用するチャネルセンシングタイプ
【0285】
iii)CP EXTENSIONの方式及び/または長さ
【0286】
例えば、次のi)ないしiii)のうち、少なくとも一つに対する情報が第1SCI及び/または第2SCIを介して他の端末に指示されることができる。
【0287】
i)PSCCH/PSSCH送信時に共有するCOT区間に対する情報
【0288】
ii)前記端末が送信するPSCCH/PSSCHあるいは前記端末が受信するPSCCH/PSSCHに対するチャネルセンシングタイプ
【0289】
iii)CP EXTENSIONの方式及び/または長さ
【0290】
例えば、前記端末が使用するCP EXTENSIONに対する情報は、他の端末が受信サイドリンクセンシング基盤の利用可能なリソースを選択する時、CP EXTENSION及び/またはそれに応じるチャネルセンシング区間をリソース除外時に考慮するためである。
【0291】
一方、非免許帯域においてサイドリンク送信によってUuリンクに基づく送信に対するチャネルセンシング結果がBUSYと判別される場合がより頻繁に発生しながら、該当Uuリンクと関連した送信機会が喪失されることができる。一方、UL送信の場合には、TA(Timing Advance)が適用される。反面、SL送信にはTAが適用されないから、UL送信とSL送信との間にスロット境界が整列されない状況において、サイドリンクの送信開始時点がUL送信時点より先んじる場合が頻繁に発生することもできる。例えば、サイドリンク送信が可能なスロットと独立的にサイドリンク送信が可能なスロットを特定スロット集合に限定できる。これは、サイドリンク送信開始時点がUL送信時点より先んじる頻度を緩和するためである。例えば、前記サイドリンク送信が可能なスロットの集合は、リソースプール別に及び/またはSL BWP別に及び/またはRBセット別に(事前に)設定されることでありうる。
【0292】
例えば、非免許帯域でのサイドリンク通信の場合には、TAが適用されることができる。例えば、前記TA値は、(事前に)設定される値であるか、あるいはPC5-RRCに設定される値であるか、またはPSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)あるいはSL DISCOVERY BURSTを介して指示される値でありうる。
【0293】
例えば、非免許帯域において動作するSL送受信及び/またはリソースプールは、PSFCHリソースが設定されないことでありうる。これに対する根拠は、次の通りである。PSFCH送受信が発生せずに予約された状態である場合には、SL送受信間の間隔が一定水準以上に大きくなるにつれて、次のように問題が発生できる。前記PSFCHのために、予約されたリソースは、他の端末及び/または他のRAT及び/または他の送信が、SL動作端末が占有している時間リソースを侵犯できる。これにより、前記SL動作端末は、送信機会を失うことができる。次の実施形態が考慮されうる。
【0294】
例えば、非免許帯域において動作するSL動作端末は、次のi)及び/またはii)の場合にPSFCHリソースに対応するシンボル及び/またはPSSCHとPSFCHとの間のTX-RXスイッチングシンボルに対してSLチャネル(例えば、前記PSCCH/PSSCHあるいはダミー信号等)送信を行うことができる。
【0295】
i)PSFCHリソース時点においてPSFCH送信及び/または受信を行わない場合
【0296】
ii)前記端末がPSFCHリソースを含んだスロットにおいてPSCCH/PSSCH送信を行う場合
【0297】
例えば、端末は、PSFCHスロットにおいてPSCCH/PSSCH送信を行う場合として、該当端末が前記スロットにおいてPSFCH送信及び/または受信を行わない場合を仮定できる。このとき、該当端末は、参照PSFCH及び/または追加CPを、PSFCHシンボル及び/またはTX-RXスイッチングシンボルから送信できる。例えば、前記参照PSFCHは、SL HARQ-ACK及び/またはその他の制御情報送信のためのPSFCHに対したRB集合以外のリソースから送信されることでありうる。例えば、前記PSCCH/PSSCH送信端末は、PSFCHリソースを含むスロットにおいてPSCCH/PSSCH送信時、該当端末は、PSFCHシンボル及び/またはPSSCH-to-PSFCHスイッチングシンボルに対するSL送信(例えば、PSCCH/PSSCHあるいはダミー信号)を行うかどうかを第1SCI及び/または第2SCIを利用して指示できる。例えば、前記SCIを介して指示される値は、第1SCIにおいてTBS(Transport Block Sizeを計算する時に参照されるPSFCHシンボル指示子に基づく値(または、PSFCHシンボル指示子に基づいて決定された値)でありうる。
【0298】
例えば、非免許帯域においてPSCCH/PSSCHに送信されるTBに対したSL HARQ-ACKフィードバックは、受信端末が送信端末にPSCCH及び/またはPSSCH及び/または第1SCI及び/または第2SCI及び/またはMAC CE及び/またはPC5-RRCシグナリングで指示することでありうる。例えば、第1SCI及び/または第2SCIにSL HARQ-ACKを送信する場合には、前記SCIに対してTBをスケジューリングするか否か及び/またはSL HARQ-ACK情報を送信するか否かを指示するフラグフィールドが存在できる。例えば、第1SCI及び/または第2SCIにSL HARQ-ACKを送信する場合には、単一あるいは複数のSL HARQ-ACK情報がSCIに含まれることができ、SL HARQ-ACKに対応するPSSCHに対した情報が共に含まれることができる。例えば、前記PSSCHに対した情報は、i)PSSCHが送信された開始サブチャネルインデックス、ii)スロットインデックス、iii)ソースID及び/またはiv)PSFCH RBサブセットインデックス及び/またはv)PSFCHリソースインデックスのうち、少なくとも一つを含むことができる。例えば、SL HARQ-ACKを送信する端末は、同一ソースID-デスティネーションIDペア(pair)に対して単一あるいは複数のHARQプロセスに対するSL HARQ-ACK情報を共に送信できることでありうる。例えば、SL HARQ-ACKを送信する端末は、SL HARQ-ACKに対応するTBのソースIDが異なった場合にも、これを共に同時送信できる。
【0299】
例えば、TB送信端末は、PSCCH/PSSCHを送信する時にSL HARQ-ACKフィードバックを活性化するか否かを共に指示できる。前記フィードバックが活性化された場合に、TB受信端末は、前記PSCCH/PSSCHを受信した時点から特定時間区間以内にSL HARQ-ACK情報を含んだPSCCH及び/またはPSSCHを送信できる。例えば、前記特定時間区間は、PSCCH/PSSCHを送信する時に時間区間の長さ形態であるいは特定絶対的時点形態で共に指示されることができる。または、前記特定時間区間と関連した長さが(事前に)設定されるか、及び/またはPC5-RRCに設定されることができる。
【0300】
例えば、非免許帯域においてリソースプール設定時、候補になるスロット集合は、i)S-SSB送信のためのスロット、ii)セル特定DLスロットあるいはシンボル及び/またはiii)セル特定DLあるいはULに設定されない時間リソースのうち、少なくとも一つを含むことができる。これに対する根拠は、次の通りである。チャネルセンシング動作を考慮する時にS-SSBが指定されたスロットにおいて常に送信されるという保障はなく、S-SSB送信のためのスロットによってサイドリンク送信間時間間隔が大きくなる場合には、簡約化されたチャネルセンシング動作を行うことができない可能性もあるためである。
【0301】
一方、非免許帯域でのサイドリンク通信における送信端末は、PSCCH/PSSCHを送信し、一定時間以後(例えば、事前に設定された最小PSSCH-to-PSFCH時間以後に最も早いPSFCHリソース時点)においてPSFCH受信を期待することができる。受信端末は、前記PSFCHリソース時点において前記PSCCH/PSSCHに対応するPSFCHリソースに対してチャネルセンシング結果がBUSYと判断されてPSFCH送信を行うことができない可能性もある。このような問題点を解決するために、次の実施形態が考慮されることができる。
【0302】
例えば、送信端末は、PSCCH/PSSCH送信後に前記PSCCH/PSSCHに対応するPSFCH受信時点まで非免許帯域のチャネルを占有するための目的で送信を持続できる。この場合、例えば、前記送信端末は、PSFCH受信時点まであるいはPSFCH受信時点から一定時間(チャネルを占有するために必要な送信間時間差)以前まで前記PSCCH/PSSCHを繰り返して送信できる。例えば、前記PSCCH/PSSCH繰り返し送信を行うにおいて、スロット内のPSFCHリソースの有無に応じて、PSSCHのためのシンボル区間の長さが異なりうる。このとき、PSCCH/PSSCH送信に対してシンボル長が短くなった場合には、シンボルインデックスの高い順に送信が省略されることができる。前記PSCCH/PSSCH送信に対してシンボル長が長くなった場合には、i)循環繰り返しの方式でPSCCH/PSSCHの1番目のシンボルから繰り返しマッピングされることができ、または、ii)PSSCHマッピングに対してレートマッチング方式で拡張されたシンボルに対するマッピングが持続することもでき、または、iii)ダミー信号がマッピングされて送信されることができる。例えば、前記繰り返し送信されるPSCCH/PSSCHは、全部同一TBに対したことでありうる。例えば、この場合に繰り返しに対応するPSCCH/PSSCHに対しては、SL HARQ-ACKフィードバックが非活性化されうる。例えば、前記繰り返し送信されるPSCCH/PSSCHは、互いに異なったTBに対したことでありうる。
【0303】
例えば、PSFCH送信予定の端末は、これに対応するPSCCH/PSSCHの終わりシンボル(TX-RXスイッチングシンボルを含むか、あるいは含まない)からPSFCH送信時点以前まであるいはPSFCH送信時点から一定時間(チャネルを占有するために必要な送信間時間の差)以前まで非免許帯域のチャネルを占有するための目的でSL送信を行うことができる。例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、第1SCIと第2SCI検出以後にPSFCHを送信するか否かを決定でき、これは、PSCCH/PSSCH送信の終わり時点よりは早い時点でありうる。例えば、前記においてPSFCH送信予定の端末がチャネル占有のために送信するSL信号は、i)ダミー信号、ii)特定HARQ-ACKステート値に対するPSFCH(実際PSFCH送信時点のPSFCH信号とは異なりうる)及び/またはiii)他のTBに対したPSCCH/PSSCHのうち、少なくとも一つに基づくことができる。
【0304】
例えば、非免許帯域において設定されたリソースプール及び/またはSL動作の場合に、グループキャストにおいてSL HARQ-ACKフィードバックオプション1(あるいはNACK-ONLY基盤の再送信)をサポートしないことでありうる。例えば、前記においてフィードバックオプション1をサポートしないというのは、リソースプールにおいて前記フィードバックオプションを設定しないことでありうる。または、端末がPSCCH/PSSCHを送信する時に前記フィードバックオプション1を非活性化できる。これに対する根拠としては、フィードバックオプション1の場合には、端末がLBT(listen-before-talk)失敗でPSFCH送信を行うのができない場合に、PSCCH/PSSCH送信端末がACKと誤って判断できることに対し、他のフィードバックオプションの場合には、端末がLBT失敗でPSFCH送信を行うのができない場合に、PSCCH/PSSCH送信端末は、NACKと判断することにある。ここで、前記LBT失敗とは、LBT関連センシングの結果がBUSYと判別されたことを意味できる。例えば、PSCCH/PSSCH送信に対するリソースプール及び/または動作キャリアとこれに対応するPSFCH受信に対するリソースプール及び/または動作キャリアが異なったことでありうる。例えば、さらに具体的に端末は、PSCCH/PSSCHを非免許帯域において送信でき、これに対するSL HARQ-ACKフィードバックあるいはPSFCHを免許帯域において受信することができる。例えば、非免許帯域のリソースプール設定の場合に、PSCCH/PSSCHに対応するPSFCHリソースが位置したキャリア情報及び/またはリソースプール情報を含むことができる。
【0305】
例えば、非免許帯域でのPSFCH送信は、端末がスロット内のSL可能シンボル全体にかけて、あるいはスロット内のすべてのシンボルに対して(繰り返し)送信できる。これに対する根拠としては、非免許帯域の規制に従って端末の最小送信単位(TTI、transmission time interval)が一定水準以上でなければならない。すなわち、例えば、非免許帯域においてPSSCHとPSFCHは、同一スロット内でTDMされないことでありうる。例えば、同一スロット内のPSFCHリソースの時間間隔には、TX-RXスイッチングシンボルがなくても互いに隣接したことでありうる。
【0306】
一方、非免許帯域でのSL動作の場合に、端末がSCIを介して送信予定であるリソースに対する予約情報を他の端末に指示した場合にも、前記予約リソース時点において端末のLBT失敗によって実際送信が行われない場合がありうる。この場合、次のような問題が発生できる。前記予約リソースをセンシング動作を介してリソース候補から常に除外することは不必要な動作であり、該当動作により端末のリソース確保のために、干渉レベルの高いリソースが使用される可能性がある。以下、上述の問題点と関連した実施形態を説明する。
【0307】
例えば、他の端末からSCIを受信した端末は、前記SCIにおいて指示された予約リソースに対するLBTのためのセンシング区間と重なるリソースを潜在的SL送信のためのリソース候補から除外されることができる。以下、
図14を参照して説明する。
【0308】
図14は、本明細書の一実施形態によるサイドリンクリソース割り当てモード2に基づいた予約リソースの決定のための動作を示す図である。
図14を参照すると、リソース選択ウィンドウ(Resource selection window)において他の端末の予約リソース(Other UE’s resevedre sources)だけでなく、該当予約リソースのチャネルセンシングのための区間(Channel sensing interval of reseved resources)もリソース候補から除外されることができる。
【0309】
例えば、前記端末のリソース除外過程は、前記予約リソースに対するRSRP測定値(予約リソースを指示したSCIに対応するPSCCH DMRS及び/またはPSSCH DMRS基盤)が(事前に)設定された臨界値以上であることに基づいて適用される動作でありうる。これに対する根拠としては、リソースを予約した端末がLBTのためのセンシング区間において他の端末が送信を行う場合にLBT失敗を発生させて、前記予約されたリソースにおいて端末がSL送信を行うことができない可能性もありうる。例えば、追加に除外リソースに含める前記LBTのためのセンシング区間は、SCIを送信した端末が実際使用するセンシング区間でありうる。例えば、追加に除外リソースに含む前記LBTのためのセンシング区間(例:センシング区間の長さ)は、該当センシング区間に対して使用可能な値のうち、最も大きな値、最も小さな値または(前記使用可能な値等の)平均値に基づいて決定されることができる。例えば、追加に除外リソースに含める前記LBTのためのセンシング区間は、端末に(事前に)設定されることができる。前記LBTのためのセンシング区間に対する情報が基地局により上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング)を介して端末に設定されるか、または該当情報が端末具現時に該当端末に予め設定されることができる。例えば、追加に除外リソースに含める前記LBTのためのセンシング区間は、予約リソースを指示する第1SCI及び/または第2SCI及び/またはMAC CE及び/またはPC5-RRCシグナリング及び/または第3の制御情報チャネルにおいて別に指示されることができる。本開示の実施形態において、例えば、追加に除外リソースに含める前記LBTのためのセンシング区間は、状況によってあるいは時間によって異なった長さで適用されることでありうる。
【0310】
例えば、他の端末から非免許帯域においてSCIを受信した端末は、前記SCIから指示された予約リソースを前記端末のリソース候補から除外させることができる。該当動作は、予め定義された条件が満たされることに基づいて行われることができる。一例として、前記SCIから指示された予約リソースをリソース候補から除外する動作は、前記予約リソースに対するRSRP測定値が(事前に)設定された臨界値以上の場合にも、追加に特定状況が満たされる場合に行われることができる。この場合、例えば、前記特定状況は、次のi)及び/またはii)のうち、少なくとも一つに基づくことができる。
【0311】
i)予約リソースを指示したSCIが検出された時点と予約リソース時点との間の距離が一定水準(例えば、(事前に)設定された値あるいはSCIあるいはMAC CEに指示された値)以下の場合
【0312】
ii)予約されたリソースの時点が予約リソースを指示したSCIと同じCOT(channel occupancy time)以内に存在する場合
【0313】
例えば、前記COTに対した情報は、基地局が端末にPDCCHを介して指示することでありえ、またはPSCCH/PSSCH送信端末が第1SCI及び/または第2SCI及び/またはMAC CEを介して指示することでもありうる。例えば、前記COTは、ユニキャストPSCCH/PSSCH送信以後これに対応するPSFCH送信のために、PSCCH/PSSCH送信端末とPSCCH/PSSCH受信端末との間に共有されることができる。例えば、前記COTは、PC5-RRCが設定された端末間に共有されることでありうる。例えば、前記COTは、同一サービスタイプ及び/またはDESTINATION IDに対する送受信をする端末間に共有されることでありうる。例えば、非免許帯域を介して他の端末からSCIを受信する端末は、第2SCI内の(L1-)SOURCE ID及び/または(L1-)DESTINATOIN IDを利用してSCIを送信する端末を区分できる。SCI受信端末は、SCIを送信した端末別に(前記端末別SCIにより指示された予約リソースを)除外リソースとして決定できる。各端末のSCIにより指示された予約リソースが実際使用された割合が一定水準以上であることに基づいて、SCI受信端末は、該当SCIにより指示された予約リソースを除外リソースとして決定できる。一例として、前記SCI受信端末は、端末別に以下のi)ないしv)のうち、少なくとも一つを測定/決定できる。前記SCI受信端末は、以下のi)ないしv)のうち、少なくとも一つに基づいて実際予約リソースが使用された割合が一定水準以上であるかどうかを決定できる。
【0314】
i)LBT FAILURE回数
【0315】
ii)LBT FAILURE割合
【0316】
iii)実際予約リソース使用回数
【0317】
iv)実際予約リソース未使用回数
【0318】
v)実際予約リソース未使用回数に対する割合
【0319】
本開示の実施形態では、端末が除外リソースを決定するための追加条件に対する説明を開示したが、他の方式、除外リソースを取消す条件の提案も、本発明の思想から拡張が可能である。
【0320】
前記提案方法は、以下説明される装置に適用されることができる。まず、受信端末のプロセッサ202は、少なくとも一つのBWPを設定できる。そして、受信端末のプロセッサ202は、少なくとも一つのBWP上においてサイドリンク関連物理チャネル及び/またはサイドリンク関連参照信号を送信端末から受信するように受信端末の送受信機206を制御できる。
【0321】
本明細書の多様な実施形態は、相互結合されることができる。
【0322】
具現的な側面において上述した実施形態による第1端末/第2端末の動作(例:非免許帯域でのサイドリンク通信と関連した動作)は、後述する
図17ないし
図22の装置(例:
図18のプロセッサ102、202により処理されることができる。
【0323】
また、上述した実施形態による第1端末/第2端末の動作(例:非免許帯域でのサイドリンク通信と関連した動作)は、少なくとも一つのプロセッサ(例:
図18の102、202)を駆動するための命令語/プログラム(例:instruction、executable code)形態でメモリ(例:
図18の104、204)に格納されることもできる。
【0324】
以下、前述の実施形態を第1端末の動作側面において
図15を参照して具体的に説明する。以下に説明される方法は、説明の便宜のために区分されたものに過ぎず、互いに排斥されない限り、いずれか1つの方法の一部構成が他の方法の一部構成と置き換えられるか、相互結合されて適用できることは言うまでもない。
【0325】
図15は、本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて、第1端末が物理サイドリンク共有チャネルを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0326】
図15を参照すると、無線通信システムにおける第1端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を送信する方法は、PSCCH送信段階(S1510)及びPSSCH送信段階(S1520)を含むことができる。
【0327】
S1510において、第1端末は、第2端末に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する。前記第1端末は、
図8の端末1に基づき、前記第2端末は、
図8の端末2に基づくことができる。前記PSCCHは、リソース割り当てモード2と関連することができる(例:
図8の(b))。
【0328】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて一つ以上の予約リソースが決定されることができる。前記PSCCHと関連した第1SCIは、first stage SCI(例:SCI format 1A)に基づくことができる。前記PSSCHと関連した第2SCIは、second stage SCI(例:SCI format 2A、2B、2C)に基づくことができる。
【0329】
一実施形態によれば、前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づくことができる。前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記他の端末は、第1端末とは異なる端末(例:第3端末)を意味できる。
【0330】
上述したS1510に従って、第1端末(
図17ないし
図22の100/200)が第2端末(
図17ないし
図22の100/200)に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200に前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を送信するように、一つ以上のトランシーバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0331】
S1520において、第1端末は、第2端末に前記PSSCHを送信する。
【0332】
一実施形態によれば、(前記PSCCH及び/または)前記PSSCHの送信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、次の動作/設定が適用されることができる。前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことができる。前記予め定義された帯域は、非免許帯域(unlicensed spectrum)に基づくことができる。
【0333】
前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、サイドリンク送信のためのスケジューリングに活用されないシンボルを意味できる。前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、i)一つのスロット内のシンボルまたはii)スロット間シンボル(例:第1スロットと第2スロットが論理的/物理的に連続される時、第1スロットの最後のシンボル)でありうる。一例として、前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、一つのスロット内で前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信がスケジュールされたシンボルのうち、最後のシンボルの次のシンボルでありうる。一例として、前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、サイドリンク送信のためのスロット内の最後のシンボルでありうる。
【0334】
前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信は、物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)またはPSSCHと関連することができる。一例として、前記PSSCHの送信の以前サイドリンク送信は、第2端末によるサイドリンク送信または第1端末によるサイドリンク送信に基づくことができる。以下、第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信を仮定して具体的に説明する。
【0335】
前記第1サイドリンク送信と前記第2サイドリンク送信は、一つのスロットまたは連続したスロット(例:第1スロット及び第2スロット)に基づいて行われることができる。
【0336】
一例として、第1端末の動作側面において第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信は、i)第1サイドリンク信号の受信及び第2サイドリンク信号の送信またはii)第1サイドリンク信号の送信及び第2サイドリンク信号の送信に基づくことができる。
【0337】
一例として、第2端末の動作側面において第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信は、i)第1サイドリンク信号の送信及び第2サイドリンク信号の受信またはii)第1サイドリンク信号の受信及び第2サイドリンク信号の受信に基づくことができる。
【0338】
一例として、前記第1サイドリンク送信は、第1端末から第2端末に送信されるPSFCHと関連することができる。前記第2サイドリンク送信は、第1端末が第2端末に送信するPSSCHと関連することができる。第1端末は、前記PSFCHと関連したTx-RXスイッチングシンボル(例:一つのスロット内で前記PSFCHの送信のためのシンボルのうち、最後のシンボルの次のシンボル)を活用して、前記PSSCHを第2端末に送信できる。
【0339】
一例として、前記第1サイドリンク送信は、第1端末から第2端末に送信されるPSSCH(例:第1PSSCH)と関連することができる。前記第2サイドリンク送信は、前記第1PSSCHを送信した第1端末が第2端末に送信する第2PSSCHと関連することができる。第1端末は、前記第1PSSCHと関連したTx-RXスイッチングシンボル(例:前記第1PSFCHの送信のための第1スロットの最後のシンボル)を活用して、前記第2PSSCHを第2端末に送信できる。
【0340】
上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が連続したスロットに基づいて行われる場合が仮定できる。すなわち、前記第1サイドリンク送信は、第1スロットにおいて行われ、前記第2サイドリンク送信は、第1スロットと物理的/論理的に連続される第2スロットにスケジュールされうる。このとき、前記一つ以上の予約リソースは、i)前記第1スロットの最後のシンボル(すなわち、Tx-Rxスイッチングシンボル)及びii)前記第2スロット内の一つ以上のシンボルを含むことができる。一例として、前記第1スロット及び前記第2スロットは、物理的に連続されるスロット(例:スロットn及びスロットn+1)に基づくことができる。一例として、前記第1スロット及び前記第2スロットは、論理的に連続されるスロット(例:スロットn及びスロットn+2)に基づくことができる。論理的に連続されるスロットは、時間軸上において連続されることではないが、論理的な連続性を有するスロットを意味できる。具体的な例として、3個の連続したスロット(n、n+1、n+2)においてスロットn及びスロットn+2がサイドリンク通信のためのスロットである場合、スロットn及びスロットn+2は、論理的に連続したスロットと呼ばれることができる。
【0341】
一実施形態によれば、前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースのLBT(Listen Before Talk)関連センシングのための区間と重なるリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。本実施形態は、上述したLBTのためのセンシング区間と重なるリソースの除外動作と関連した実施形態に基づくことができる。
【0342】
一例として、前記LBT関連センシングのための区間の長さは、i)前記LBT関連センシングと関連した値のうち、最も大きな値または最も小さな値、またはii)前記LBT関連センシングと関連した値の平均値に基づいて決定されることができる。前記LBT関連センシングと関連した値は、チャネルアクセスのためのタイプ別(例:Type 2A、Type 2Bなど)に設定されるチャネルセンシングのための区間を表す値(例:
図12の9us、5us)を含むことができる。
【0343】
一例として、前記LBT関連センシングのための区間の長さは、事前に設定された値に基づいて決定されることができる。前記事前に設定された値は、基地局からRRCシグナリングを介して設定された値または端末具現時に設定される値でありうる。
【0344】
一実施形態によれば、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記PSSCHの送信のためのスロット内の予め定義されたシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。本実施形態は、上述したEXTENSION動作に対する実施形態に基づくことができる。一例として、上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が一つのスロットに基づいて行われる場合が仮定できる。この場合、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、第2サイドリンク信号の送信(例:前記PSSCHまたは前記第2PSSCHの送信)のためのシンボルのうち、1番目のシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。一例として、上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が連続したスロット(例:前記第1スロット及び前記第2スロット)に基づいて行われる場合が仮定できる。この場合、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記第2スロットの1番目のシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。
【0345】
一実施形態によれば、前記PSSCHが前記PSSCHと関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間から送信されることに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記Tx-Rxスイッチングシンボルを含むことができる。前記LBT関連センシングを介して確保されたチャネルは、前記COT区間の間に占有されることができる。前記PSCCHと関連した第1SCIまたは前記PSSCHと関連した第2SCIは、前記COT区間に対する情報を含むことができる。前記COT区間に対する情報は、第1SCI/第2SCIの他に他のシグナリング(例:MAC-CE、PC5-RRC)を介して送信されることができる。
【0346】
非免許帯域においてサイドリンク送信によってUuリンク(端末-基地局)に基づく送信に対するチャネルセンシング結果がBUSYと判別される場合がより頻繁に発生しながら、該当Uuリンクと関連した送信機会が喪失されることができる。これと関連して、次の実施形態が考慮されることができる。一実施形態によれば、前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域(すなわち、上述した非免許帯域)と関連したことに基づいて、前記PSSCHの送信は、予め設定されたスロットから始まることができる。前記予め設定されたスロットは、サイドリンク送信が可能なスロットのうち、アップリンク送信のためのスロットの開始地点より以後の開始地点を有するスロットに基づくことができる。上述した実施形態を介してサイドリンク送信開始時点がUL送信時点より先んじる頻度が緩和されることができる。
【0347】
上述した他の端末の予約リソースを除外する動作は、追加条件ないし特定状況に基づいて限定的に行われることができる。以下、具体的に説明する。
【0348】
一実施形態によれば、前記PSSCHの送信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、予め定義された条件に基づいて前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記予め定義された条件は、RSRP測定値及び/または予約リソースの時点と関連することができる。本実施形態は、上述した端末のリソース除外過程と関連した実施形態に基づくことができる。
【0349】
一例として、前記他の端末の第1SCIに基づいたRSRP(Reference Signal Received Power)測定値が予め設定された臨界値より大きいか、または同一であることに基づいて、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記RSRP測定値は、予約リソースを指示したSCIに対応するPSCCH DMRS及び/またはPSSCH DMRSに基づいて測定されたRSRP値を意味できる。
【0350】
一例として、前記一つ以上の予約リソースから除外されるリソースは、前記他の端末の第1SCIと関連したCOT区間内の予約リソースに基づくことができる。本実施形態は、上述した特定状況と関連した例示ii)に基づくことができる。
【0351】
上述したS1520に従って、第1端末(
図17ないし
図22の100/200)が第2端末(
図17ないし
図22の100/200)に前記PSSCHを送信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200に前記PSSCHを送信するように、一つ以上のトランシーバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0352】
前記方法は、PSFCHを受信する段階をさらに含むことができる。前記PSFCH受信段階において、第1端末は、第2端末から物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を受信することができる。前記PSFCHは、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報と関連することができる。このとき、前記PSFCHのためのチャネル占有関連動作が行われることができる。以下、具体的に説明する。
【0353】
一実施形態によれば、第1端末は、第2端末に前記PSCCH及び前記PSSCHを繰り返して送信できる。具体的に、前記PSCCH及び前記PSSCHは、前記PSFCHの受信以前時点まで繰り返して送信されることができる。本実施形態は、PSFCH受信時点まで非免許帯域のチャネルを占有するためのPSCCH/PSSCH繰り返し送信関連実施形態に基づくことができる。前記繰り返して送信されるPSCCH及び前記PSSCHは、同じ送信ブロック(Transport Block、TB)または互いに異なった送信ブロック(TB)に基づくことができる。
【0354】
一例として、前記繰り返して送信されるPSCCH/PSSCHは、全部同一TB(Transport Block)に対したことでありうる。すなわち、繰り返し送信別に同じTBに基づくPSCCH/PSSCHが送信されることができる。この場合に、前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHと関連したHARQフィードバックは非活性化されることができ、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報は、前記一つ以上の予約リソースに基づく前記PSSCHの送信と関連することができる。すなわち、前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHは、チャネル占有の目的で送信されることであるから、HARQフィードバック対象から除外されることができる。
【0355】
一例として、前記繰り返し送信されるPSCCH/PSSCHは、互いに異なったTBに対したことでありうる。すなわち、繰り返し送信別に異なるTBに基づくPSCCH/PSSCHが送信されることができる。
【0356】
一実施形態によれば、第1端末は、第2端末からチャネル占有と関連したサイドリンク信号を受信することができる。具体的に、前記PSSCHの送信以後前記PSFCHの受信以前時点まで前記チャネル占有と関連したサイドリンク信号が受信されることができる。本実施形態は、PSFCH送信予定である端末により送信されるSL信号関連実施形態に基づくことができる。具体的に、前記チャネル占有と関連したサイドリンク信号は、前記PSFCH送信予定である端末がチャネル占有のために送信するSL信号に基づくことができる。
【0357】
上述した段階に従って、第1端末(
図17ないし
図22の100/200)が第2端末(
図17ないし
図22の100/200)から物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を受信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200から物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を受信するように、一つ以上のトランシーバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0358】
以下、前述の実施形態を第2端末の動作側面において
図16を参照して具体的に説明する。以下に説明される方法は、説明の便宜のために区分されたものに過ぎず、互いに排斥されない限り、いずれか1つの方法の一部構成が他の方法の一部構成と置き換えられるか、相互結合されて適用できることは言うまでもない。
【0359】
図16は、本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて、第2端末が物理サイドリンク共有チャネルを受信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0360】
図16を参照すると、無線通信システムにおいて第2端末が物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)を受信する方法は、PSCCH受信段階(S1610)及びPSSCH受信段階(S1620)を含むことができる。
【0361】
S1610において、第2端末は、第1端末から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する。前記第1端末は、
図8の端末1に基づき、前記第2端末は、
図8の端末2に基づくことができる。前記PSCCHは、リソース割り当てモード2と関連することができる(例:
図8の(b))。
【0362】
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定されることができる。前記PSCCHと関連した第1SCIは、first stage SCI(例:SCI format 1A)に基づくことができる。前記PSSCHと関連した第2SCIは、second stage SCI(例:SCI format 2A、2B、2C)に基づくことができる。
【0363】
一実施形態によれば、前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づくことができる。前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記他の端末は、第1端末とは異なる端末(例:第3端末)を意味できる。
【0364】
上述したS1610に従って、第2端末(
図17ないし
図22の100/200)が第1端末(
図17ないし
図22の100/200)から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100から前記PSSCHのスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を受信するように、一つ以上のトランシーバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0365】
S1620において、第2端末は、第1端末から前記PSSCHを受信する。
【0366】
一実施形態によれば、(前記PSCCH及び/または)前記PSSCHの受信が予め定義された帯域(pre-defined spectrum)と関連したことに基づいて、次の動作/設定が適用されることができる。前記一つ以上の予約リソースは、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信と関連したTx-Rxスイッチングシンボルを含むことができる。前記予め定義された帯域は、非免許帯域(unlicensed spectrum)に基づくことができる。
【0367】
前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、サイドリンク送信のためのスケジューリングに活用されないシンボルを意味できる。前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、i)一つのスロット内のシンボルまたはii)スロット間シンボル(例:第1スロットと第2スロットが論理的/物理的に連続される時、第1スロットの最後のシンボル)でありうる。一例として、前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、一つのスロット内で前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信がスケジュールされたシンボルのうち、最後のシンボルの次のシンボルでありうる。一例として、前記Tx-Rxスイッチングシンボルは、サイドリンク送信のためのスロット内の最後のシンボルでありうる。
【0368】
前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信は、物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)またはPSSCHと関連することができる。一例として、前記PSSCHの受信の以前サイドリンク送信は、第2端末によるサイドリンク送信または第1端末によるサイドリンク送信に基づくことができる。以下、第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信を仮定して具体的に説明する。
【0369】
前記第1サイドリンク送信と前記第2サイドリンク送信は、一つのスロットまたは連続したスロット(例:第1スロット及び第2スロット)に基づいて行われることができる。
【0370】
一例として、第1端末の動作側面において第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信は、i)第1サイドリンク信号の受信及び第2サイドリンク信号の送信、またはii)第1サイドリンク信号の送信及び第2サイドリンク信号の送信に基づくことができる。
【0371】
一例として、第2端末の動作側面において第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信は、i)第1サイドリンク信号の送信及び第2サイドリンク信号の受信、またはii)第1サイドリンク信号の受信及び第2サイドリンク信号の受信に基づくことができる。
【0372】
一例として、前記第1サイドリンク送信は、第1端末から第2端末に送信されるPSFCHと関連することができる。前記第2サイドリンク送信は、第1端末が第2端末に送信するPSSCHと関連することができる。第2端末は、前記PSFCHと関連したTx-RXスイッチングシンボル(例:一つのスロット内で前記PSFCHの送信のためのシンボルのうち、最後のシンボルの次のシンボル)において第1端末から前記PSSCHを受信することができる。
【0373】
一例として、前記第1サイドリンク送信は、第1端末から第2端末に送信されるPSSCH(例:第1PSSCH)と関連することができる。前記第2サイドリンク送信は、前記第1PSSCHを送信した第1端末が第2端末に送信する第2PSSCHと関連することができる。第2端末は、前記第1PSSCHと関連したTx-RXスイッチングシンボル(例:前記第1PSFCHの送信のための第1スロットの最後のシンボル)において第1端末から前記第2PSSCHを受信することができる。
【0374】
上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が連続したスロットに基づいて行われる場合を仮定することができる。すなわち、前記第1サイドリンク送信は、第1スロットにおいて行われ、前記第2サイドリンク送信は、第1スロットと物理的/論理的に連続される第2スロットにスケジュールされることができる。このとき、前記一つ以上の予約リソースは、i)前記第1スロットの最後のシンボル(すなわち、Tx-Rxスイッチングシンボル)及びii)前記第2スロット内の一つ以上のシンボルを含むことができる。一例として、前記第1スロット及び前記第2スロットは、物理的に連続されるスロット(例:スロットn及びスロットn+1)に基づくことができる。一例として、前記第1スロット及び前記第2スロットは、論理的に連続されるスロット(例:スロットn及びスロットn+2)に基づくことができる。論理的に連続されるスロットは、時間軸上において連続されるものではないが、論理的な連続性を有するスロットを意味できる。具体的な例として、3個の連続したスロット(n、n+1、n+2)において、スロットn及びスロットn+2がサイドリンク通信のためのスロットである場合、スロットn及びスロットn+2は、論理的に連続したスロットと呼ばれることができる。
【0375】
一実施形態によれば、前記PSSCHの受信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースのLBT(Listen Before Talk)関連センシングのための区間と重なるリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。本実施形態は、上述したLBTのためのセンシング区間と重なるリソースの除外動作と関連した実施形態に基づくことができる。
【0376】
一例として、前記LBT関連センシングのための区間の長さは、i)前記LBT関連センシングと関連した値のうち、最も大きな値または最も小さな値、またはii)前記LBT関連センシングと関連した値の平均値に基づいて決定されることができる。前記LBT関連センシングと関連した値は、チャネルアクセスのためのタイプ別(例:Type 2A、Type 2Bなど)に設定されるチャネルセンシングのための区間を表す値(例:
図12の9us、5us)を含むことができる。
【0377】
一例として、前記LBT関連センシングのための区間の長さは、事前に設定された値に基づいて決定されることができる。前記事前に設定された値は、基地局からRRCシグナリングを介して設定された値または端末具現時に設定される値でありうる。
【0378】
一実施形態によれば、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記PSSCHの受信のためのスロット内の予め定義されたシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。本実施形態は、上述したEXTENSION動作に対する実施形態に基づくことができる。一例として、上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が一つのスロットに基づいて行われる場合が仮定できる。この場合、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、第2サイドリンク信号の受信(例:前記PSSCHまたは前記第2PSSCHの受信)のためのシンボルのうち、1番目のシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。一例として、上述した第1サイドリンク送信と第2サイドリンク送信が連続したスロット(例:前記第1スロット及び前記第2スロット)に基づいて行われる場合が仮定できる。この場合、前記Tx-RXスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記第2スロットの1番目のシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づくことができる。
【0379】
一実施形態によれば、前記PSSCHが前記PSSCHと関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間において受信されることに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、前記Tx-Rxスイッチングシンボルを含むことができる。前記LBT関連センシングを介して確保されたチャネルは、前記COT区間の間に占有されることができる。前記PSCCHと関連した第1SCIまたは前記PSSCHと関連した第2SCIは、前記COT区間に対する情報を含むことができる。前記COT区間に対する情報は、第1SCI/第2SCI外に他のシグナリング(例:MAC-CE、PC5-RRC)を介して送信されることができる。
【0380】
非免許帯域においてサイドリンク送信によってUuリンク(端末-基地局)に基づく送信に対するチャネルセンシング結果がBUSYと判別される場合がより頻繁に発生しながら、該当Uuリンクと関連した送信機会が喪失されることができる。これと関連して、次の実施形態が考慮されることができる。一実施形態によれば、前記PSSCHの受信が前記予め定義された帯域(すなわち、上述した非免許帯域)と関連したことに基づいて、前記PSSCHの受信は、予め設定されたスロットから始まることができる。前記予め設定されたスロットは、サイドリンク送信が可能なスロットのうち、アップリンク送信のためのスロットの開始地点より以後の開始地点を有するスロットに基づくことができる。上述した実施形態を介してサイドリンク送信開始時点がUL送信時点より先んじる頻度が緩和されることができる。
【0381】
上述した他の端末の予約リソースを除外する動作は、追加条件ないし特定状況に基づいて限定的に行われることができる。以下、具体的に説明する。
【0382】
一実施形態によれば、前記PSSCHの受信が前記予め定義された帯域と関連したことに基づいて、前記リソース選択ウィンドウ内のリソースのうち、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、予め定義された条件に基づいて前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記予め定義された条件は、RSRP測定値及び/または予約リソースの時点と関連することができる。本実施形態は、上述した端末のリソース除外過程と関連した実施形態に基づくことができる。
【0383】
一例として、前記他の端末の第1SCIに基づいたRSRP(Reference Signal Received Power)測定値が予め設定された臨界値より大きいか、または同一なものに基づいて、前記他の端末の第1SCIにより予約されたリソースは、前記一つ以上の予約リソースから除外されることができる。前記RSRP測定値は、予約リソースを指示したSCIに対応するPSCCH DMRS及び/またはPSSCH DMRSに基づいて測定されたRSRP値を意味できる。
【0384】
一例として、前記一つ以上の予約リソースから除外されるリソースは、前記他の端末の第1SCIと関連したCOT区間内の予約リソースに基づくことができる。本実施形態は、上述した特定状況と関連した例示ii)に基づくことができる。
【0385】
上述したS1620に従って、第2端末(
図17ないし
図22の100/200)が第1端末(
図17ないし
図22の100/200)から前記PSSCHを受信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100から前記PSSCHを受信するように、一つ以上のトランシーバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0386】
前記方法は、PSFCHを送信する段階をさらに含むことができる。前記PSFCH送信段階において、第2端末は、第1端末に物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を送信できる。前記PSFCHは、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報と関連することができる。このとき、前記PSFCHのためのチャネル占有関連動作が行われることができる。以下、具体的に説明する。
【0387】
一実施形態によれば、第2端末は、第1端末から前記PSCCH及び前記PSSCHを繰り返して受信することができる。具体的に、前記PSCCH及び前記PSSCHは、前記PSFCHの送信以前時点まで繰り返して送信されることができる。本実施形態は、PSFCH受信時点まで非免許帯域のチャネルを占有するためのPSCCH/PSSCH繰り返し送信関連実施形態に基づくことができる。前記繰り返して送信されるPSCCH及び前記PSSCHは、同じ送信ブロック(Transport Block、TB)または互いに異なった送信ブロック(TB)に基づくことができる。
【0388】
一例として、前記繰り返して送信されるPSCCH/PSSCHは、全部同一TB(Transport Block)に対したものでありうる。すなわち、繰り返し送信別に同じTBに基づくPSCCH/PSSCHが送信されることができる。この場合に、前記繰り返して受信されたPSCCH及びPSSCHと関連したHARQフィードバックは非活性化されることができ、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報は、前記一つ以上の予約リソースに基づく前記PSSCHの受信と関連することができる。すなわち、前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHは、チャネル占有目的で送信されることであるから、HARQフィードバック対象から除外されることができる。
【0389】
一例として、前記繰り返し送信されるPSCCH/PSSCHは、互いに異なったTBに対したものでありうる。すなわち、繰り返し送信別に異なるTBに基づくPSCCH/PSSCHが送信されることができる。
【0390】
一実施形態によれば、第2端末は、第1端末にチャネル占有と関連したサイドリンク信号を送信できる。具体的に、前記PSSCHの受信以後、前記PSFCHの送信以前時点まで前記チャネル占有と関連したサイドリンク信号が送信されることができる。本実施形態は、PSFCH送信予定である端末により送信されるSL信号関連実施形態に基づくことができる。具体的に、前記チャネル占有と関連したサイドリンク信号は、前記PSFCH送信予定である端末がチャネル占有のために送信するSL信号に基づくことができる。
【0391】
上述した段階に従って、第2端末(
図17ないし
図22の100/200)が第1端末(
図17ないし
図22の100/200)に物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を送信する動作は、
図17ないし
図22の装置により具現されることができる。例えば、
図18を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100に物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)を送信するように、一つ以上のトランシーバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0392】
以下、本明細書の多様な実施形態が適用できる装置について説明する。
【0393】
本明細書に開示された構成はこれに制限されるものではないが、本明細書に開示された本発明の多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は機器間に無線通信/接続(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用できる。
【0394】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。 以下の図面/説明において同じ参照番号は、別段の記載がない限り、同じまたは対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック、または機能ブロックを例示することができる。
【0395】
図17は、本明細書の一実施形態による、通信システム1を示す。
【0396】
図17に示すように、本発明に適用される通信システムは、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれることができる。これに制限されることではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(Extended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信が可能である車両などが含まれる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で実現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などが含まれる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などが含まれる。IoT機器は、センサ、スマートメータなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器でも実現されることができ、特定無線機器100aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0397】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と接続されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400と接続されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成される。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもあるが、基地局/ネットワークを介せずに、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication)することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything) communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0398】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間には無線通信/接続150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/接続は、アップ/ダウンリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、リレー(relay)、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは、様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本明細書の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうち少なくとも一部が行われることができる。
【0399】
図18は、本明細書の一実施形態による無線機器を示す。
【0400】
図18に示すように、第1無線機器100と第2無線機器200は、様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は、
図17の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0401】
第1無線機器100、1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、追加的に1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/又は送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成される。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に保存することができる。メモリ104は、プロセッサ102と接続されることができ、プロセッサ102の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機106は、プロセッサ102と接続されることができ、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機106は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本明細書で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
【0402】
第2無線機器200は、1つ以上のプロセッサ202、1つ以上のメモリ204を含み、追加的に1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/又は送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に保存することができる。メモリ204は、プロセッサ202と接続されることができ、プロセッサ202の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機206は、プロセッサ202と接続されることができ、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206はRFユニットと混用されることができる。本明細書で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
【0403】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに制限されることではないが、1つ以上のプロトコル層が1つ以上のプロセッサ102、202により実現されることができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPなどの機能的層)を実現することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によって1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は1つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図に応じて、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機106、206に提供することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
【0404】
1つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ばれることができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現されることができる。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを使用して実現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように実現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは1つ以上のプロセッサ102、202に含まれるか、1つ以上のメモリ104、204に保存されて1つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図はコード、命令語及び/又は命令語の集合形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して実現されることができる。
【0405】
1つ以上のメモリ104、204は1つ以上のプロセッサ12、202と接続されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を保存することができる。1つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ判読保存媒体及び/又はこれらの組み合わせで構成される。1つ以上のメモリ104、204は、1つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/又は外部に位置することができる。また、1つ以上のメモリ104、204は、有線又は無線接続のような多様な技術により1つ以上のプロセッサ102、202と接続される。
【0406】
1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上の他の装置に本文書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。1つ以上の送受信機106、206は1つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のプロセッサ102、202と接続されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御することができる。また、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208と接続されることができ、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書において、1つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナ(例、アンテナポート)であり得る。1つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)することができる。1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換することができる。このために、1つ以上の送受信機206、206は、(アナログ)オシレータ及び/又はフィルタを含むことができる。
【0407】
図19は、本明細書の一実施形態による、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0408】
図19を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパー1030、プリコーダ1040、リソースマッパー1050、信号生成器1060を備えることができる。これに制限されるわけではないが、
図19の動作/機能は、
図18のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実行され得る。
図19のハードウェア要素は、
図18のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、
図18のプロセッサ102、202で実現されることができる。また、ブロック1010~1050は、
図18のプロセッサ102、202で実現され、ブロック1060は、
図18のトランシーバ106、206で実現されることができる。
【0409】
コードワードは、
図19の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換することができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCH送信ブロック、DL-SCH送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、様々な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0410】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によってスクランブルされたビットシーケンスに変換することができる。スクランブルに用いられるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020によって変調シンボルのシーケンスに変調され得る。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルのシーケンスは、レイヤマッパー1030によって1以上の送信層にマッピングすることができる。各送信層の変調シンボルは、プリコーダ1040によって、該アンテナポートにマッピングすることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパー1030の出力yをN * Mのプリコーディング行列Wと掛けて得ることができる。ここで、Nはアンテナポートの数、Mは、送信層の数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した後にプリコーディングを行うことができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを行うことなくプリコーディングを行うことができる。
【0411】
リソースマッパー1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングすることができる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数のサブキャリアを含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器に送信することができる。このために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュールとCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップコンバータ(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0412】
無線機器で受信信号のための信号処理過程は、
図19の信号処理過程(1010~1060)の逆で構成され得る。例えば、無線機器(例えば、
図18の100、200)は、アンテナポート/トランシーバを介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元機によりベースバンド信号に変換することができる。このために、信号復元機は、周波数ダウンコンバータ(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去機、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデ-マッパー過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程及びデ-スクランブル過程を経てコードワードに復元することができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元することができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元機、リソースデ-マッパー、ポストコーダ、復調器、デ-スクランブラ及び復号器を含むことができる。
【0413】
図20は、本明細書の一実施形態による、無線機器を示す。無線機器は使用例/サービスに応じて多様な形態で実現できる(
図17参照)。
【0414】
図20を参照すると、無線機器100、200は、
図18の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成され得る。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及びトランシーバ114を含むことができる。例えば、通信回路112は、
図18の1つ以上のプロセッサ102、202及び/又は1つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、トランシーバ114は、
図18の1つ以上のトランシーバ106、206及び/又は1つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130及び追加要素140と電気的に接続され、無線機器の諸動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インタフェースを介して送信したり、通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インタフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0415】
追加要素140は、無線機器の種類に応じて多様に構成することができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピューティング部のうち、少なくとも1つを含むことができる。これに制限されるわけではないが、無線機器は、ロボット(
図22、100a)、車両(
図22、100b-1、100b-2)、XR機器(
図22、100c)、携帯機器(
図22、100d)、家電(
図22、100e)、IoT機器(
図22、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共の安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、 AIサーバ/機器(
図22、400)、基地局(
図22、200)、ネットワーク、ノードなどの形で実現され得る。無線機器は、使用-例/サービスによって移動可能であるか、固定された場所で用いられることができる。
【0416】
図20で、無線機器100、200内の様々な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インタフェースを介して相互に接続されたり、少なくとも一部が通信部110を介して無線で接続することができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は、有線で接続され、制御部120と、第1ユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で接続することができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、1つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、1つ以上のプロセッサのセットで構成され得る。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィックス処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどのセットで構成され得る。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)、及び/又はこれらの組み合わせで構成され得る。
【0417】
以下、
図20の実現形態について図面を参照してより詳しく説明する。
【0418】
図21は、本発明に適用される携帯機器を例示する。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、ハンドヘルドコンピュータ(例えば、ノートなど)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と称することができる。
【0419】
図21を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130は、電源供給部140a、インタフェース部140bと入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部として構成することができる。ブロック110~130/140a~140cは、それぞれ
図20のブロック110~130/140に対応する。
【0420】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御して、様々な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有線/無線充電回路、電池などを含むことができる。インタフェース部140bは、携帯機器100と、他の外部機器の接続をサポートすることができる。インタフェース部140bは、外部機器との接続のためのさまざまなポート(例えば、オーディオ入力/出力ポート、ビデオ入力/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/又はユーザから入力される情報を入力を受けたり出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロホン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/又はハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0421】
一例として、 データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、画像、ビデオ)を獲得し、獲得された情報/信号は、メモリ部130に格納することができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信したり、基地局に送信することができる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局からの無線信号を受信した後、受信した無線信号を元の情報/信号に復元することができる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して様々な形態(例えば、文字、音声、画像、ビデオ、ヘプチク)に出力され得る。
【0422】
図22は、本明細書の一実施形態による、車両又は自動運転車両を示す。車両または自動運転車両は移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで実現できる。
【0423】
図22を参照すると、車両または自動運転車両100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c及び自動運転部140dを含む。アンテナ部108は、通信部110の一部から構成される。ブロック110/130/140a~140dは、それぞれ
図20のブロック110/130/140に対応する。
【0424】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)など)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は、車両または自動運転車両100の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部120はECU(Electronic Control Unit)を含む。駆動部140aは、車両または自動運転車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aはエンジン、モータ、パワートレイン、車輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含む。電源供給部140bは車両または自動運転車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含む。センサ部140cは車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cはIMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含む。自動運転部140dは走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると自動で経路を設定して走行する技術などを実現することができる。
【0425】
例えば、通信部110は外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信する。自動運転部140dは、取得されたデータに基づいて自動運転経路とドライビングプランを生成する。制御部120はドライビングプランに従って車両または自動運転車両100が自動運転経路に沿って移動するように駆動部140aを制御する(例えば、速度/方向調節)。自動運転途中に通信部110は外部サーバから最新交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得する。また、自動運転途中にセンサ部140cは車両状態、周辺環境情報を取得する。自動運転部140dは、新たに取得されたデータ/情報に基づいて自動運転経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は車両位置、自動運転経路、ドライビングプランなどに関する情報を外部サーバに伝達する。外部サーバは車両または自動運転車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データを予め予測することができ、予測された交通情報データを車両または自動運転車両に提供することができる。
【0426】
本明細書に記載された請求項は多様な方式で組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わされて装置として実現されてもよく、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わされて方法として実現されてもよい。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わされて装置として実現されてもよく、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わされて方法として実現されてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末により行われる方法であって、
第2端末に
物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を送信する段階と、
前記第2端末に前記PSSCHを送信する段階と、を含み、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づ
いて選択され、
LBT(Listen Before Talk)と重なるリソースに関連する少なくとも一つのリソースは、前記一つ以上の予約リソースの選択から除外される、方法。
【請求項2】
前記LBTは、サイドリンク(SL)送信前に、タイプ1チャネルアクセス手順又はタイプ2チャネルアクセス手順が行われる時間区間に関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
Tx-Rxスイッチングシンボルと関連した前記PSSCHは、前記PSSCHの送信のためのスロット内の予め定義されたシンボルに対する前記PSSCHの繰り返しに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2端末から物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を受信する段階をさらに含み、
前記PSFCHは、前記PSSCHの受信に対するHARQ-ACK情報と関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PSCCH及び前記PSSCHは、前記PSFCHの受信以前時点まで繰り返して送信され、
前記繰り返して送信されるPSCCH及びPSSCHは、同じ送信ブロック(TB)または互いに異なった送信ブロック(TB)に基づく、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記繰り返して送信されたPSCCH及びPSSCHと関連したHARQフィードバックは非活性化され、
前記PSSCHの受信に対する前記HARQ-ACK情報は、前記一つ以上の予約リソースに基づく前記PSSCHの送信と関連する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記PSSCHの送信以後、前記PSFCHの受信以前時点までチャネル占有と関連したサイドリンク信号が受信される、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記PSSCHが、前記PSSCHと関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間で送信されることに基づいて、前記一つ以上の予約リソースは、Tx-Rxスイッチングシンボルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
LBT関連センシングを介して確保されたチャネルは、前記COT区間の間に占有される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記PSCCHと関連した第1SCIまたは前記PSSCHと関連した第2SCIは、前記COT区間に対する情報を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記PSSCHの送信は予め設定されたスロットから始まり、
前記予め設定されたスロットは、サイドリンク送信が可能なスロットのうち、アップリンク送信のためのスロットの開始地点より以後の開始地点を有するスロットに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも一つのリソースは、その他の端末の予約リソースに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
その他の端末の予約リソースは、前記一つ以上の予約リソース
の前記選択から除外される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記予約リソースは、前記その他の端末と関連したCOT(Channel Occupancy Time)区間内
にある、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
無線通信システムにおいて
動作するよう構成された第1端末において、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示を格納し、
前記動作は、
第2端末に
物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を送信することと、
前記第2端末に前記PSSCHを送信することと、を含み、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づ
いて選択され、
LBT(Listen Before Talk)と重なるリソースに関連する少なくとも一つのリソースは、前記一つ以上の予約リソースの選択から除外される、第1端末。
【請求項16】
無線通信システムにおいて
動作するよう構成された第2端末であって、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと、を含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて、動作を行う指示を格納し、
前記動作は、
第1端末から
物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のスケジューリングと関連した物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を受信することと、
前記第1端末から前記PSSCHを受信することと、を含み、
前記PSCCHと関連した第1サイドリンク制御情報(SCI)に基づいて、一つ以上の予約リソースが決定され、
前記一つ以上の予約リソースは、リソース選択ウィンドウ内のリソースに基づ
いて選択され、
LBT(Listen Before Talk)と重なるリソースに関連する少なくとも一つのリソースは、前記一つ以上の予約リソースの選択から除外される、第2端末。
【国際調査報告】