(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】変換機用検査装置
(51)【国際特許分類】
G01N 21/892 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
G01N21/892 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024503910
(86)(22)【出願日】2022-07-14
(85)【翻訳文提出日】2024-03-22
(86)【国際出願番号】 EP2022069775
(87)【国際公開番号】W WO2023001694
(87)【国際公開日】2023-01-26
(32)【優先日】2021-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512159605
【氏名又は名称】ボブスト メックス ソシエテ アノニム
【氏名又は名称原語表記】Bobst Mex SA
【住所又は居所原語表記】Route de Faraz 3,CH-1031 MEX(VD),Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ホフマン トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ピロー フランシス
【テーマコード(参考)】
2G051
【Fターム(参考)】
2G051AA32
2G051AB07
2G051AB11
2G051BA01
2G051CA04
2G051CB01
2G051CD04
2G051DA06
(57)【要約】
本発明は、変換機(10)を通って搬送されるブランク(1)上の少なくとも1つのコーティングの位置を確認するための検査装置(42)に関する。検査装置は、少なくとも1つのコーティングを備える基準マーク(30)が提供されるブランクの一部の画像を捕捉するように構成されるカメラ(49)を備える。カメラの光学軸(A)は、ブランク(1)の表面の法線ベクトル(N)によって画定される垂直軸(V)に対して第1角度(φ)で配置される。照明システム(50)が、ブランク(1)の測定点(Pm)に向かって入射光線を放射するように構成される。照明システムからの入射光線は、基準マークに向けられ、基準マークからの鏡面反射光線はカメラによって捕捉される。
【選択図】
図7a
【特許請求の範囲】
【請求項1】
変換機(10)を通って搬送されるブランク1上の少なくとも1つのコーティングの位置を確認するための検査装置(42)であって、
前記検査装置は、少なくとも1つのコーティングを備える基準マーク(30)が設けられた前記ブランクの部分の画像を捕捉するように構成されるカメラ(49)を備え、
前記カメラの光学軸(A)が、前記ブランク(1)の表面の法線ベクトル(N)によって画定される垂直軸(V)に対して第1角度(φ)で配置され、前記検査装置は、少なくとも1つの照明ユニット(57)を有する第1照明モジュール(56)を備える照明システム(50)を備え、
前記照明ユニット(57)は、前記ブランク(1)の表面上の測定点(Pm)に向かって入射光線を放射するように構成され、前記放射光線は、前記垂直軸(V)に対して第2角度(-α)を形成し、
前記第1及び第2角度(-φ,α)は、前記照明ユニット(57)からの入射光線が前記基準マークに向けられ且つ前記基準マークからの鏡面反射光線が前記カメラによって捕捉されるように、選択される、
ことを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記基準マーク(30)は、複数の個別基準マーク(30´)を備え、各々の個別基準マークは、別々のフレキソ印刷シリンダによって印刷される、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記第1照明モジュール(56)は、鏡面反射を起こす前記基準マーク(30)を照らすように構成される、請求項1又は2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記基準マークは、ニスを含む、請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記照明ユニット(57)は拡散層(59)を備える、請求項1~4の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項6】
前記第1照明モジュールの前記照明ユニット(57)は、電子基板上に並んで配置される複数の光源(58)を備え、前記光源は、前記拡散層(59)によって覆われる、請求項1~5の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項7】
前記基準マーク(30)は、少なくとも1つの第1個別基準マーク(30´)及び第2個別基準マーク(30´)を含み、前記検査装置は、光線の拡散反射を起こすように構成される個別基準マーク(30´)を照らすように構成される個別基準マーク(30´)を照らすように構成される第2照明モジュール(60)を備え、前記第2照明モジュールは、前記垂直軸(V)に対して第3角度(β)で配置される少なくとも1つの照明ユニット(62,63,64)を備え、前記第3角度(β)は、前記少なくとも1つの照明ユニットからの入射光線が、前記基準マークに向けられ且つ前記基準マークからの鏡面反射光線が、カメラレンズ(53)の入射瞳(55)の外側に向けられるように、選択される、請求項2~6の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項8】
前記第2照明モジュール(60)は、少なくとも2つの照明ユニット(62,63,65)を備え、第1及び第2照明ユニットは、前記カメラの前記光学軸(A)の反対側に配置される、請求項1~7の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項9】
前記第1及び第2照明ユニットは、伸長され、一列で配置される複数の光源を備える、請求項1~8の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項10】
前記第1及び第2照明ユニット(62,63,65)は、前記垂直軸(V)から反対方向に角をなしている、請求項1~9の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項11】
前記第1及び第2照明ユニットは、その細長い伸長の先端に配置される光源のみを備える、請求項1~10の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項12】
前記第1及び第2照明モジュールからの光強度は、変更可能である、請求項1~11の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項13】
前記第1照明モジュールは、無効可能である、請求項1~12の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項14】
前記第2照明モジュールは、無効可能である、請求項7~13の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項15】
前記検査装置は、ハウジングシュラウド(70)内側に取り付けられる、請求項1~14の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項16】
前記ブランクの前記搬送経路(P)に対して横向きに延びるスライドレール(47)を更に備え、前記検査装置は、前記スライドレールに沿って変位するように構成される、請求項1~15の何れか1項に記載の検査装置。
【請求項17】
前記カメラは、光学センサ(52)が、前記ブランク(1)の前方先端縁(4)の検出を記録するときに発せられる、制御ユニット(44)からの時間信号によってトリガされ、前記時間信号は、前記カメラ(49)の視野(51)の反射照明領域(Ria)における前記基準マーク(30)の到達時間に対応し、前記反射照明領域は、前記第1照明モジュール(56)によって提供されている、請求項1~16の何れか1項に記載の検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平箱包装又は折り畳み箱などの包装容器を生産するための変換機に関する。特に、本発明は、印刷された色及びコーティングの位置及びアラインメントを検出するための検査システムに関する。
【背景技術】
【0002】
変換機は、ブランクを形成するように印刷され、切断され且つ切れ目を付けられるシート基板から、平箱包装又は折り畳み箱などの包装容器を生産するように構成され得る。これらのブランクは、その後、3次元の箱に折り畳まれ、組み立てられ得る。箱は、折り畳み-糊付け機(フォルダーグルアー)において、手動又は自動のどちらかで折り畳まれるように設計される。
【0003】
包装容器及び箱が、複数の色及び種々のコーティングを含む印刷モチーフを有して提供されるとき、各々の色及びコーティングがブランク上の正確な位置にあること及び色及びコーティングが互いに整列していることが要求される。
【0004】
色を整列させることは、印刷レジスタの設定と称され、多くの場合、ブランクの余白に基準マークを印刷し、カメラシステムを使用して印刷された参照マークの画像を捕捉することによって行われる。基準マーク内の異なる要素の変位が、その後、決定可能である。この情報に基づいて、変換機における印刷ユニットは、手動又は自動のどちらかで調整可能である。しかしながら、公知のシステムでは、ニスなどの透明なコーティングの検出が困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の問題に鑑み、高い精度でコーティングを検出可能な検査装置を提供することが本発明の目的である。また、高い精度で異なる色を付加的に検出する検査装置を提供することも利点になるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、請求項1による検査装置によって解決される。
【0007】
本発明の第1の態様によると、変換機を介して運ばれるブランク上の少なくとも1つのコーティングの位置を確認するための検査装置が提供され、検査装置は、少なくとも1つのコーティングを有する基準マークが提供されるブランクの位置の画像を捕捉するように構成されるカメラを備え、
カメラの光学軸が、ブランクの表面の法線ベクトルによって画定される垂直軸に対して第1角度で配置され、検査装置は、少なくとも1つの照明ユニットを有する第1照明モジュールを備える照明システムを備え、
照明ユニットは、ブランクの表面上の測定点に向かって入射光線を放射するように構成され、放射された光線は、垂直軸に対して第2角度を形成し、第1及び第2角度は、照明ユニットからの入射光線が、基準マークに向けられるとともに、基準マークからの鏡面反射光線が、カメラによって捕捉されるように、選択される。
【0008】
本発明は、カメラに受け入れられるコーティングからミラー効果を生成することによって、反射コーティングを、検出可能にするという具現化に基づく。光学軸の角度により、カメラが鏡面反射光線を捕捉することが可能になり、反射コーティングを検出できるようになっている。
【0009】
鏡面反射光線は、カメラレンズの入射瞳に向けられるときに、カメラによって捕捉される。
【0010】
入射瞳は、ブランクからの光学開口部である。したがって、物体側からである。換言すれば、入射瞳は、光が入射可能なカメラへの光学的な開口部として定義可能である。
【0011】
ブランクの表面は、水平面であってもよい。したがって、垂直軸は、重力方向と一致していてもよい。測定点は、印刷された基準マークが提供されるブランクの表面上に位置する。
【0012】
本出願の文脈における用語「コーティング」は、透明である、すなわち、無色である。それは、従来のカメラシステムで視認できなくするコーティングの透明な性質である。基準マークは、複数の個別基準マークを含む複合基準マークであり得る。基準マークは、したがって、コーティングと共に印刷される少なくとも1つの個別基準マークを含む。各々の個別基準マークは、別々のフレキソ印刷シリンダによって印刷されてもよい。
【0013】
第1照明モジュールは、鏡面反射を起こす基準マークを照らすように構成されてもよい。鏡面反射を起こす基準マークは、ニスを含んでもよい。
【0014】
一実施形態において、第1照明モジュールの第1照明ユニットは、拡散層を備える。第1照明ユニットは、回路基板上に並んで配置される複数の光源を更に備え、光源は、拡散層によって覆われる。
【0015】
有利な実施形態において、基準マークは、少なくとも1つの第1個別基準マーク及び第2個別基準マークを備え、検査装置は、光線の拡散反射を起こすように構成される個別基準マークを照らすよう構成される第2照明モジュールを備え、第2照明モジュールは、垂直軸に対して第3角度で配置される少なくとも1つの照明ユニットを備え、第3角度は、少なくとも1つの照明ユニットからの入射光線が、基準マークに向けられ且つ基準マークからの鏡面反射光線が、カメラの入射瞳の外側に向けられるように、選択される。
【0016】
第2個別基準マークは、カラーで印刷される。色は、染料又は顔料などの少なくとも1つの色素を含む不透明インキを用いて印刷される。色は、典型的には光の拡散反射を起こす。
【0017】
第2照明モジュールは、少なくとも2つの照明ユニットを備えてもよく、第1及び第2照明ユニットは、カメラの光学軸の反対側に配置される。
【0018】
第1及び第2照明ユニットは、好ましくは、細長く、一列に配置される複数の光源を備える。照明ユニットの縦の広がりは、ブランクの搬送の方向に対して垂直に配置される。
【0019】
第1及び第2照明ユニットは、ブランク上の視野に向かって大角度で配置可能ある。これは、両側からの光線がカメラの入射瞳の外側で受け取られることを可能にするとともに、均一な照明が達成可能である。
【0020】
一実施形態において、第1及び第2照明ユニットは、それらの細長い広がりの先端に配置される光源のみを備える。そのような方法で、照明ユニットは、カメラの光軸まわりの正方形に配置される。これは、カメラまわりの照明ユニットの均等な分配を提供する。結果として、カメラの視野内に均一な照明が提供される。
【0021】
第1及び第2照明モジュールからの光強度は、変更可能である。光強度を変更することにより、基準マークの照明の眩しさと強さの間のバランスが、基準マークの正確な画像捕捉を達成するように最適化され得る。
【0022】
一実施形態において、第1照明モジュールは、無効にすることができる。これは、基準マークが反射コーティングを備えていない場合に利点がある。
【0023】
別の実施形態において、第2照明モジュールは、無効にすることができる。ブランクが、ブランクの背景職に対して低いコントラストのカラーマークを含むが、そのマークが背景として異なる反射特性を示す場合に、第1照明モジュールのみを用いて照らすことに利点がある。
【0024】
好ましい実施形態において、検査装置は、ハウジングシュラウド内部に取り付けられる。検査装置は、ブランクの搬送経路に対して横方向に延びるスライドレールを更に備えてもよく、検査装置は、スライドレールに沿って変位するように構成される。スライドレールは、ブランクの搬送経路の上又は下に垂直に延びる。
【0025】
一実施形態において、カメラは、光学センサがブランクの前方先端縁の検出を記録するときに発せられる、制御ユニットからの時間信号によってトリガされ、時間信号は、カメラの視野の反射照明領域における基準マークの到達時間に対応する。反射照明領域は、第1照明モジュールによって提供され得る。
【0026】
本発明は、次に、例として且つ添付図面において示される実施形態を参照して説明され、同一の参照符号が類似の要素に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1a】箱を生産するのに適切なブランクの概略平面図を示す。
【
図1b】ブランクの縁における基準マークの第1種の詳細図を示す。
【
図2】回転ダイカッターの構成における変換機の概略斜視図を示す。
【
図3】本発明の一実施形態のフレキソ印刷モジュール及び検査装置の概略図を示す。
【
図4】本発明の一実施形態による検査装置の概略斜視図を示す。
【
図6】検査装置内部のカメラの取り付けを説明する概略断面図を示す。
【
図7a】第1照明モジュールからブランクに対して放射される光線を示す概略断面図を示す。
【
図7b】第2照明モジュールからブランクに対して放射される光線を示す概略断面図を示す。
【
図8】変換機内部の検査装置の取り付けを説明する概略断面図を示す。
【
図9a】本発明の第1照明モジュールを用いて撮影された画像を示す。
【
図9b】本発明の第1照明モジュールを用いず撮影された画像を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1aは、平箱包装箱又は折り畳み箱のためのブランク1の一例を示す。ブランク1は、厚紙、板紙、プラスチックなどから生産されてもよい。
【0029】
ブランク1は、
図2で示されるような、変換機10において生産され得る。変換機10は、回転ダイカット機10の構成内にある。変換機10の入口位置において、シート基板1が、供給モジュール14内に配置され、ブランク1を形成するようにシート基板1を印刷し、カットし且つ折り目付けする一連の作業を経るため、変換機10を通って搬送方向Tに搬送される。したがって、本出願の文脈においては、用語「ブランク」は、シート基板1が少なくとも1つの印刷ユニットから印刷モチーフを与えられるときに、適用する。搬送方向Tは、変換機10の入口から出口で画定される。ブランク1は、搬送経路Pに沿って搬送され、搬送経路Pは、変換機10を通るブランク1の軌道として画定される
【0030】
変換機10の入口から且つ搬送方向Tに沿って下流方向に、変換機10は、プレフィーダ12、供給モジュール14、印刷モジュール15、ダイカットモジュール18、バンドルスタッカーモジュール20及びパレタイザブレーカー22を備えてもよい。随意的に、乾燥機モジュール13(
図3)が、印刷モジュール15の後に設けられ、ブランク1がダイカットモジュール18に入る前にインクを乾燥させるように構成される。メインオペレーターインターフェース11が、変換機10の近くに設けられてもよい。
【0031】
図3で示されるように、印刷モジュール15は、複数のフレキソ印刷ユニット16a~16eを備える。各フレキソ印刷ユニット16は、フレキソ印刷シリンダを含むフレキソ印刷組立体を備え、シート基板1上に別々の色又はコーティングで個別モチーフを印刷するように構成される。個別モチーフは共に、ブランク1上に最終モチーフ2を形成する。典型的に、少なくとも4つのフレキソ印刷ユニット16a~16dが、大カラーパレットによる異なる色を用いた印刷を可能にするように設けられる。
【0032】
図1b及び
図1cで最も見られるように、基準マーク30は、モチーフ2と共にフレキソ印刷ユニット16によって印刷される。各々のフレキソ印刷ユニット16は、個別モチーフがシート基板1上に印刷されるのと同時に、個別基準マーク30を印刷するように構成される。そのような方法で、複合基準マーク30が、異なるフレキソ印刷ユニット16によって作り出される。基準マーク30は、好ましくは、ブランク1の前方先端縁4に配置される。
【0033】
随意的に、追加の第2基準マーク34が、ブランク1の後方縁6上に提供され得る。前方先端縁4上の基準マーク30及び後方縁6上の第2基準マーク34は、フレキソ印刷モジュール15内のブランク1の回転変位ずれの測定を容易にする。
【0034】
図1bで示されるように、基準マーク30は、格子36及び格子36内に配置される複数のドット形の個別基準マーク30´を含んでもよい。格子36は、典型的に、第1色の別個のドット形の基準マーク30´と共に、第1フレキソ印刷ユニット16aによって印刷される。格子36は、所定の高さH及び長さLで提供される。
【0035】
シート基板1がフレキソ印刷モジュール15を通って搬送されると、各々のフレキソ印刷ユニット16は、格子36内にドット形基準マーク30´を印刷する。色及びコーティングが、整列され、かくして、完全に見当合わせされた場合、各々のドット形基準マーク30´は、格子36の中心などの、格子36内に所定の位置に配置される。
【0036】
代替的に、
図1cで示されるように、格子36が除かれ、ドット形基準マーク30´のみが、各々のフレキソ印刷ユニット16によって印刷される。この基準マーク30は、X及びY座標において相互関係のある距離によって、2次元で、異なる色及びコーティングの位置及びアラインメントを表示する
【0037】
図3で示されるように、変換機10は、個別モチーフの位置と、各々のフレキソ印刷ユニット16からシート基板1上に移される異なる個別モチーフのアラインメントを検出するように構成される印刷品質制御システム40を備える。印刷品質制御システム40は、検査装置42、制御ユニット44及びメモリ46を備える。
【0038】
印刷品質制御システム40は、基準マーク30における異なる色及びコーティング間の縦の変位及び横の変位を検出し測定するように構成される。縦の変位は、搬送方向Tにあり、横の変位は、搬送方向Tに対して垂直方向にある。そのような方法で、印刷見当合わせ、すなわち、異なる色とコーティングとの間の位置及びアラインメントは、決定され得る。印刷ユニット16が互いに対して正確に見当合わせされない場合、最終モチーフ2は、異なる色で印刷された個別モチーフのミスアラインメントを示す。
【0039】
印刷品質制御システム40は、縦及び横の変位を計算するように構成され、修正情報を変換機10の中央制御システム48に送信する。修正情報は、印刷モジュール15の印刷シリンダの角度位置及び横方向位置において必要とされる調整を含む。変換機10は、印刷シリンダの角度位置及び横方向位置を自動的に調整するように構成されてもよい。代替的に、印刷品質制御システム40は、マシンインターフェース11上に印刷モジュール15の手動調整のために必要とされる修正情報を表示可能である。
【0040】
印刷品質制御システム40が、ミスアラインメントの色及びコーティングを有する欠陥のあるブランク1を検出する場合、中央制御システム48は、情報を、ブランク1を廃棄する排出モジュール17に送信可能である。
【0041】
図4、6、7a及び7bにおいて最もよく見られるように、検査装置42は、画像システム49及び照明システム50を備える。画像システム49は、画像を制御ユニット44に送るように構成されるインターフェースプロトコルを有するアクティブピクセルセンサ(例えば、CMOSセンサ)を有するカメラ49であり得る。カメラ49は、その視野51内のブランク1からの光線を受け取るように構成される。
【0042】
図8で示されるように、検査装置42は、「滑りレールシステム45」とも呼称される、スライドレールシステム45に取り付け可能である。スライドレールシステム45は、搬送方向Tに対して垂直方向に延びる縦スライドレール47を備える。
【0043】
図3を再び参照すると、光学センサ52が、カメラ49の上流且つカメラ49の近くに配置されてもよく、ブランク1の前方先端縁4の到達を検出するように構成可能である。カメラ49は、光学センサ52がブランク1の前方先端縁4の検出を記録するときに発せられる、制御ユニット44からの時間信号によってトリガされる。
【0044】
検査装置42は、フレキソ印刷モジュール15の下流に取り付けられる。
図3で示されるように、検査装置42は、ブランク1の搬送経路Pより下に配置される。しかしながら、ブランク1の上記搬送経路Pより上に検査装置42を配置することも可能である。検査装置42は、したがって、照明システム50及びカメラ49の視野51がブランク1の印刷側に向かって向けられるように、配置される。変換機10に乾燥機モジュール13が設けられる場合、検査装置42は、フレキソ印刷モジュール15及び乾燥機モジュール13の後に配置され得る。代替的に、検査装置は、フレキソ印刷モジュール15と乾燥機モジュール13との間に配置され得る。
【0045】
図6、7a及び7bで最も見られるように、カメラ49は、光学軸Aを有し、光学軸Aは、カメラ49のレンズ53の幾何学的中心を通過する直線である。光学軸Aは、ブランク1の印刷シート表面の法線ベクトルNによって画定される方向に対して第1角度φで配置される。
【0046】
図4で示されるように、照明システム50は、少なくとも1つの照明ユニット57を備える第1照明モジュール56を備える。
図7aで最もよく見られるように、第1照明ユニット57からブランク1上の測定点Pmに向かって放射される光は、ブランク1のシート表面の法線ベクトルNによって画定される垂直軸Vに対して第2角度-αを形成する。第2角度-αは、負の角度である。測定点Pmは、好ましくは、基準マーク30に配置される。
【0047】
第2角度-α及び第1角度φの絶対値は、等しくてもよい。しかしながら、光学軸Aの第1角度φは正の角度である。
【0048】
本願の文脈内で、正の角度は、垂直軸Vからの反時計回りの回転に起因する。それゆえに、負の角度は、垂直軸Vからの時計回りの回転に起因する。
【0049】
図7aで示されるように、反射表面を有するブランク1は、第1照明ユニット57によって照らされる。第1照明ユニット57の第2角度-αは、第1照明ユニット57からの入射光線が、基準マーク30に向けられ、基準マーク30からの鏡面反射光線が、カメラレンズ53の入射瞳55に向けられるように、選択される。
【0050】
ニスなどのコーティングは、高い反射性を有し、カメラレンズ53の入射瞳55に「鏡面反射」効果を引き起こすことなくコーティングを検出することを困難にする。これらのタイプのコーティングは、照らされると鏡面反射を起こす。
【0051】
第1照明ユニット57は、複数の方向から基準マーク30に向かって向けられる拡散光線を放射するように構成される。これは、一部の鏡面反射光線が、カメラレンズ53の入射瞳55を通って受け取られることを確実にする。第1照明ユニット57は、少なくとも1つの光源58及び拡散層59を備える。拡散層59は、少なくとも1つの光源58上に配置される。拡散層59は、光源58からの透過光線を散乱させ、拡散光の均一な放射面を提供するように構成される。拡散層59は、ポリメチルメタクリレートなどの、光拡散素材で作成可能である。
【0052】
図示の実施形態において、第1照明ユニット57は、ブランク1上の視野51の一部によって反射される光線のみが、カメラレンズ53の入射瞳55を通って受け取られるように、構成される。この部分は、反射照明領域Riaと称される。それゆえに、ブランク1上の反射照明領域Riaは、ブランク1上の視野51の領域よりも小さい表面領域となる。基準マーク30は、かくして、反射基準マーク30の画像がカメラ49によって捕捉されるときに、ブランク上の視野51の反射照明領域Ria内に配置される必要がある。
【0053】
カメラ49は、光学センサ52がブランク1の前方先端縁4の検出を記録するときに発光される、制御ユニット44からの時間信号によってトリガされ得る。信号は、視野51の反射照明領域Riaにおける基準マーク30の到達時間に対応する時間に設定可能である。
【0054】
一実施形態において、第1照明ユニット57は、並んで配置される複数の光源58と共に伸長することが可能である。照明ユニット57の縦の延長は、搬送方向Tに対して垂直に配置される。光源の縦方向もまた、搬送方向Tに対して垂直に配置され、ブランク1上の基準マーク30の縦の延長と一致する。
【0055】
光源58は、一列又は複数の列で配置することが可能である。光源58は、プリント基板(PCB)上に配置されてもよい。光源間の距離は、拡散層59の均一な照明が得られるように、選択される。
【0056】
検査装置42が変換機10において取り付けられるとき、カメラ軸Aは、垂直軸Vに対して第1角度φで配置される。水平軸は、ブランク1上の印刷面によって画定され、垂直軸は、印刷面に対して垂直である。第1角度φは、カメラ49が基準マーク30から斜めに反射される鏡面反射光線を捕捉することを可能にする。第1角度φは、1°と15°との間にあってもよく、好ましくは約5°である。
【0057】
好ましい実施形態において、第2照明モジュール60もまた、設けられる。第2照明モジュール60は、印刷色を照らすように構成され、印刷色は、鏡面反射光線を用いて照らされるときに拡散反射を起こす。
【0058】
これらのタイプの色は、例えば、水性或いは溶剤ベースのインクを含む。基準マーク30からの光線の拡散反射により、カメラ49は、カメラレンズ53の入射瞳55に、反射光線を受け取るであろう。第2照明モジュール60は、ブランク1上の基準マーク30の均一な照明を提供するように構成される。
【0059】
図4及び
図7bにおいて最もよく見られるように、第2照明モジュール60を用いて照らされるブランク1上の反射表面が示される。第2照明モジュール60は、ブランク1の表面の法線ベクトルNによって画定される垂直軸Vに対して第3角度βで光を放射するように配置される少なくとも1つの照明ユニット62,63,65を備える。第3角度βは、第2照明モジュール60の少なくとも1つの照明ユニット62,63,65からの入射光線が基準マーク30に向けられ、基準マーク30からの鏡面反射光線がカメラレンズ53の入射瞳55の外側に向けられるように、選択される。これは、カメラ49がグレアなしに基準マーク30の鮮明な画像を捕捉することを可能にする。それゆえに、反射表面を照らすとき、鏡面反射光線は、カメラレンズ53の入射瞳55で受け取られない。ブランク1上の全視野51は、第2照明モジュールによって照らされてもよい。
【0060】
少なくとも1つの照明ユニット62,63,65は、細長く延び且つ一列で配置される複数の光源64を備えてもよい。少なくとも1つの照明ユニット62,63,65の縦の伸長は、ブランク1の搬送方向Tに対して垂直に配置される。
【0061】
第2照明モジュール60の少なくとも1つの照明ユニット62,63,65は、互いに一定の距離で配置される光源64の連続する列を備えてもよい。代替的に、少なくとも1つの照明ユニット62,63,65は、列の端に配置される光源64のみを備えてもよい。そのような方法により、光源64は、カメラ49まわりに正方形で配置される。
【0062】
一実施形態において、追加の第2照明ユニット63が、第1照明ユニット62に対して、カメラ49の光学軸Aの反対側に配置される。そのような方法で、ブランク1上の視野51のさらに改善され且つ均一化された照明が達成可能である。一実施形態において、第3照明ユニット65は、カメラ49の側部のうちの少なくとも1つに更に設けられる。
【0063】
各々の照明ユニット62,63,65は、異なる第3角度βにおいてブランク1上に向かって光を放射するように構成されてもよい。それゆえに、
図7bにおける図示の例において、3つの照明ユニット62,63,65が存在し、放射された光のそれぞれの角度は、β1,β2,β3と称され得る。これらの角度は、光線の鏡面反射が、カメラ49の入射瞳の外側に向けられるように選択される。反射された光線がカメラ49の入射瞳55で受け取られない限り、角度β1,β2,β3は全て異なってもよい。
【0064】
第1照明モジュール56及び第2照明モジュール60は、同時に作動可能であり、それによって、カメラ49は、基準マーク30の1つの画像を捕捉する。代替的に、第1照明モジュール56又は第2照明モジュール60のどちらかが、作動され、画像はカメラ49によって捕捉可能である。別の実施形態において、第2照明モジュール60の複数の照明ユニット62,63,65の1つのみが作動される。
【0065】
照らされるときに拡散反射を起こすインクのために、第1照明モジュール56は、無効にされ得る。かくして、色及びコーティングの反射特性によっては、第2照明モジュール60を用いて基準マーク30を照らすだけで、十分であり得る。そのような方法で、ブランク上の反射表面からの反射を避けることが可能である。これは、
図9bに示されており、ブランク1は、第1照明モジュール56を用いて照らされるとき、変換機10における摩擦によって意図せずにこすられたなめらかな領域において反射を起こす。
【0066】
第1及び第2照明モジュール56,60からの光強度は、変更可能である。これは、基準マーク特性に依存する照明設定を適合させることを可能にする。特に、反射コーティング(インク又はニス)のために、照明は、検出可能な反射を得るために較正され得る。
【0067】
図5及び
図6において最もよく見られるように、カメラ49は、検査装置42の外側ハウジングシュラウド70の内側に取り付けられる。ハウジングシュラウド70の上面に、カバー72が設けられる。カバー72は、ガラス面73などの透明面73を有する。外側ハウジングシュラウド70は、カメラ49のまわりに配置されカメラ49を囲む密閉ハウジングを提供するように設計される。密閉レベルのレベルは、例えば、IP64であってもよい。
【0068】
外側ハウジングシュラウド70は、異なる厚さを有する壁74を備えてもよい。異なる厚さは、留め具71のためにより大きな横断壁を可能にし、壁74に剛性を提供する。ハウジングシュラウド70の壁74は、付勢部分75をさらに備えてもよく、外側ハウジングシュラウド70の縦の伸長に対して第1角度φを形成する。これは、カメラ49の光学軸Aが垂直軸Vに対して第1角度φを形成することを許容する。垂直軸Vは、外側ハウジングシュラウド70の縦方向と一致し、カメラ49は、かくして、照明モジュール56,60の中間に配置されるカバー72における開口部76を通って向けられる。
【0069】
熱電要素78が、カメラ49と外側ハウジングシュラウド70との間に配置される。熱電要素78は、ペルチェ素子78であり得る。カメラ49は、光学モジュール49a及び電子処理モジュール49bを備える。電子処理モジュール49bは、感熱の電子部品を備える。カメラ49は、好ましくは、電子パーツが熱電要素78の近くに配置されるように、検査装置42内に配置される。そのような方法で、電子処理モジュール49bは、熱電要素78に熱的に接続される。
【0070】
隔離内側ハウジング80が、外側ハウジングシュラウド70内部に配置され、カメラ49を囲むように構成される。内側ハウジング80は、カメラ49の電子処理モジュール49bまわりに配置される第1ハウジング部品80aを備えてもよい。第2ハウジング部品80bが、カメラ49の光学モジュール49aまわりに配置され得る。第2ハウジング部品80bは、管状であり得る。
【0071】
第1ハウジング部品80aは、凹部82を備えてもよく、その中に第2ハウジング部品80bは、部分的に受け入れられる。これは、モジュール設計を許容し、第1ハウジング部品80aを取り外すことなくカメラ49の光学モジュール49aにアクセスすることを許容する。
【0072】
図5において最もよく見られるように、第1ハウジング部品80aは、隔離部分83及び熱伝導部分84を備える。熱伝導部分84は、例えば、金属板などの熱伝導板84を備える。例えば、熱伝導板84は、アルミニウム又は銀で作ることが可能である。熱電要素78は、熱伝導板84と外側ハウジングシュラウド70との間に配置される。熱伝導板84は、熱電要素78からカメラ49の電子処理モジュール49bに冷気を分配し広げる。カメラは、少なくとも1つの留め具71によって外側ハウジングシュラウド70に固定される。図示の実施形態において、4つの留め具71などの、複数の留め具71が、カメラ49の内側ハウジング80を外側ハウジングシュラウド70に結合する。
【0073】
熱電要素78は、電流が両面に流されると、温かい面及び冷たい面を生成する。したがって、熱電要素78の冷たい面は、熱伝導板84と接触し、熱電要素78の温かい面は、外側ハウジングシュラウド70と接触する。そのような方法で、カメラ49の処理モジュール49bは冷却され、一方で外側ハウジングシュラウド70は、熱電要素78から熱を逃がすために使用され得る。
【0074】
図3において最もよく見られるように、検査装置42は、フレキソ印刷モジュール15の真空搬送手段9の下に配置されてもよい。代替的に、真空搬送手段は、検査装置42より下に配置され得る。真空搬送手段9からの真空吸引力は、周囲空気に熱伝達を提供する外側ハウジングシュラウド70上の気流を含む。
【0075】
乾燥機モジュール13が、ブランク1がダイカット又は折り畳みモジュールなどの次のモジュールに移動する前に、インクが乾燥されることを確実にするために、フレキソ印刷モジュール15の後に配置されてもよい。乾燥機モジュール13は、ブランク1の印刷面に熱風を吹き付けることにより作動する。
【0076】
前述の熱電要素78を本発明の検査装置42に統合することによって、冷却効果は、乾燥機からの迷熱によってカメラ49が加熱されることを減らすために達成され得る。さらに、カメラ49のための塵の無い環境を得ることが可能である。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
変換機(10)を通って搬送されるブランク1上の少なくとも1つのコーティングの位置を確認するための検査装置(42)であって、
前記検査装置は、少なくとも1つのコーティングを備える基準マーク(30)が設けられた前記ブランクの部分の画像をキャプチャするように構成されるカメラ(49)を備え、
前記カメラの光学軸(A)が、前記ブランク(1)の表面の法線ベクトル(N)によって画定される垂直軸(V)に対して第1角度(φ)で配置され、前記検査装置は、少なくとも1つの照明ユニット(57)を有する第1照明モジュール(56)を備える照明システム(50)を備え、
前記照明ユニット(57)は、前記ブランク(1)の表面上の測定点(Pm)に向かって入射光線を放射するように構成され、前記放射光線は、前記垂直軸(V)に対して第2角度(-α)を形成し、
前記第1及び第2角度(-φ,α)は、前記照明ユニット(57)からの入射光線が前記基準マークに向けられ且つ前記基準マークからの鏡面反射光線が前記カメラによってキャプチャされるように、選択される、
ことを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記基準マーク(30)は、複数の個別基準マーク(30´)を備え、各々の個別基準マークは、別々のフレキソ印刷シリンダによって印刷される、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記第1照明モジュール(56)は、鏡面反射を起こす前記基準マーク(30)を照らすように構成される、請求項1又は2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記基準マークは、ニスを含む、請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記照明ユニット(57)は拡散層(59)を備える、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記第1照明モジュールの前記照明ユニット(57)は、電子基板上に並んで配置される複数の光源(58)を備え、前記光源は、前記拡散層(59)によって覆われる、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記基準マーク(30)は、少なくとも1つの第1個別基準マーク(30´)及び第2個別基準マーク(30´)を含み、前記検査装置は、光線の拡散反射を起こすように構成される個別基準マーク(30´)を照らすように構成される個別基準マーク(30´)を照らすように構成される第2照明モジュール(60)を備え、前記第2照明モジュールは、前記垂直軸(V)に対して第3角度(β)で配置される少なくとも1つの照明ユニット(62,63,64)を備え、前記第3角度(β)は、前記少なくとも1つの照明ユニットからの入射光線が、前記基準マークに向けられ且つ前記基準マークからの鏡面反射光線が、カメラレンズ(53)の入射瞳(55)の外側に向けられるように、選択される、請求項
2に記載の検査装置。
【請求項8】
前記第2照明モジュール(60)は、少なくとも2つの照明ユニット(62,63,65)を備え、第1及び第2照明ユニットは、前記カメラの前記光学軸(A)の反対側に配置される、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項9】
前記第1及び第2照明ユニットは、伸長され、一列で配置される複数の光源を備える、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項10】
前記第1及び第2照明ユニット(62,63,65)は、前記垂直軸(V)から反対方向に角をなしている、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項11】
前記第1及び第2照明ユニットは、その細長い伸長の先端に配置される光源のみを備える、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項12】
前記第1及び第2照明モジュールからの光強度は、変更可能である、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項13】
前記第1照明モジュールは、無効可能である、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項14】
前記第2照明モジュールは、無効可能である、請求項
7に記載の検査装置。
【請求項15】
前記検査装置は、ハウジングシュラウド(70)内側に取り付けられる、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項16】
前記ブランクの前記搬送経路(P)に対して横向きに延びるスライドレール(47)を更に備え、前記検査装置は、前記スライドレールに沿って変位するように構成される、請求項
1に記載の検査装置。
【請求項17】
前記カメラは、光学センサ(52)が、前記ブランク(1)の前方先端縁(4)の検出を記録するときに発せられる、制御ユニット(44)からの時間信号によってトリガされ、前記時間信号は、前記カメラ(49)の視野(51)の反射照明領域(Ria)における前記基準マーク(30)の到達時間に対応し、前記反射照明領域は、前記第1照明モジュール(56)によって提供されている、請求項
1に記載の検査装置。
【国際調査報告】