(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】物品係合構造体、物品携行器、及び物品携行器を形成するためのブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 71/42 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
B65D71/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504845
(86)(22)【出願日】2022-07-26
(85)【翻訳文提出日】2024-03-22
(86)【国際出願番号】 US2022038400
(87)【国際公開番号】W WO2023009555
(87)【国際公開日】2023-02-02
(32)【優先日】2021-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ライアン・シー・ブラッドフィールド
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・イー・ザッカラル
(72)【発明者】
【氏名】カレン・ビー・ローゼンブライエン
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA21
3E067AB01
3E067AC03
3E067AC12
3E067BA04A
3E067BA07A
3E067BB01A
3E067EC03
3E067FC06
(57)【要約】
本開示の態様は、物品係合デバイス(390; 490; 590)と、1つ又は複数の物品を包装するための物品携行器(90; 190)と、デバイス又はキャリアを形成するためのブランク(10; 110; 210; 310; 410; 510)とに関する。デバイス又はキャリアは、複数の係合歯(40a、40b、40c, 40d、40e; 140b、140c、140e; 240b、246、250; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540f)によって部分的に形成された物品受容開口部を有する物品保持構造体(RT; RT1、RT2)を含む主パネル(12; 112; 212; 312; 412; 512)を備える。物品保持構造体(RT; RT1、RT2)は、少なくとも1つ、2つ、又はそれ以上のブリッジストラップ(42; 142; 242; 342; 442; 542)によって主パネル(12; 112; 212; 312; 412; 512)に結合されるカバーパネル(14; 114; 214; 314; 414; 514)を備える。各ブリッジストラップ(42; 142; 242; 342; 442; 542)は、係合歯又は連結歯(40c、40d; 140c; 240c; 340c; 440c; 540e)から延び、カバーパネル(14; 114; 214; 314; 414; 514)に直接連結される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの物品と係合するための物品係合デバイスであって、前記物品係合デバイスは、主パネルと、前記主パネルに設けられる少なくとも1つの物品係合構造体とを備え、少なくとも1つの前記物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、前記主パネルから切り出されると共に少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結される、物品係合デバイス。
【請求項2】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結される、物品係合携行器。
【請求項3】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップの少なくとも一部分の中に入れ子にされるストッパタブを備える、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項4】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、一部で前記主パネルに直接連結される、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項5】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記複数の係合歯と前記主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の径方向外向きに延びる、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項6】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記複数の係合歯と前記主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の中に配置される、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項7】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、直径方向において反対のブリッジストラップの少なくとも1つの対を備える、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項8】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれは、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれの少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、それぞれのカバーパネルに直接連結され、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体の少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体の少なくとも1つの前記ブリッジストラップと背中合わせで配置される、物品係合携行器。
【請求項9】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれは、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれの少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、それぞれのカバーパネルに直接連結され、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体の前記カバーパネルは、前記カバーパネルから径方向に延びる第1のストッパタブを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体の前記カバーパネルは、前記カバーパネルから径方向に延びる第2のストッパタブを備え、前記第2のストッパタブは前記第1のストッパタブと背中合わせで配置される、物品係合携行器。
【請求項10】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、カバーパネルを有し、前記カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブであって、前記カバーパネルから径方向外向きに延びる少なくとも1つのストッパタブを含み、少なくとも1つの前記ストッパタブは、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有し、前記外側自由端は、ブリッジストラップによって隣接され、前記第1の端区域によって前記ブリッジストラップから分離される、物品係合携行器。
【請求項11】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する少なくとも1つのストッパタブを含むカバーパネルを有し、前記外側自由端は、第2の反対の弓状スリットの第2の端区域から、ブリッジストラップが前記第1の端区域と前記第2の端区域との間に定められるように径方向に離間される、物品係合携行器。
【請求項12】
少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器であって、前記物品係合携行器は、反対にある略弓状のスリットの対を備える上部係合デバイスを有する主パネルを備え、第1のスリットの第1の端区域が第2のスリットの第2の端区域の径方向内側の位置に配置され、前記第1のスリットの第2の端区域が前記第2のスリットの第1の端区域の径方向外側の位置に配置される、物品係合携行器。
【請求項13】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結される、ブランク。
【請求項14】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれは、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれの少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結され、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体の少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体の少なくとも1つの前記ブリッジストラップと背中合わせで配置される、ブランク。
【請求項15】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれは、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体それぞれの少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、それぞれの前記カバーパネルに直接連結され、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体の前記カバーパネルは、前記カバーパネルから径方向に延びる第1のストッパタブを備え、少なくとも2つの前記物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体の前記カバーパネルは、前記カバーパネルから径方向に延びる第2のストッパタブを備え、前記第2のストッパタブは前記第1のストッパタブと背中合わせで配置される、ブランク。
【請求項16】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、カバーパネルを有し、前記カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブであって、前記カバーパネルから径方向外向きに延びる少なくとも1つのストッパタブを含み、少なくとも1つの前記ストッパタブは、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有し、前記外側自由端は、ブリッジストラップによって隣接され、前記第1の端区域によって前記ブリッジストラップから分離される、ブランク。
【請求項17】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品保持構造体は、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する少なくとも1つのストッパタブを含むカバーパネルを有し、前記外側自由端は、第2の反対の弓状スリットの第2の端区域から、ブリッジストラップが前記第1の端区域と前記第2の端区域との間に定められるように径方向に離間される、ブランク。
【請求項18】
物品係合携行器を形成するためのブランクであって、前記ブランクは、反対にある略弓状のスリットの対を備える上部係合デバイスを有する主パネルを備え、第1のスリットの第1の端区域が第2のスリットの第2の端区域の径方向内側の位置に配置され、前記第1のスリットの第2の端区域が前記第2のスリットの第1の端区域の径方向外側の位置に配置される、ブランク。
【請求項19】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記カバーパネルに連結される内側端を有し、前記内側端は、前記複数の係合歯と前記主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の中に配置される、請求項2に記載の物品係合携行器。
【請求項20】
前記内側端は、前記物品係合携行器がブランク形態にあるとき、前記係合歯のうち1つに隣接する、請求項19に記載の物品係合携行器。
【請求項21】
少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記内側端と反対の外側端を有し、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記外側端において前記係合歯のうち少なくとも1つ前記の係合歯に連結され、前記内側端は、前記外側端より前記物品受容開口部の中心の近くに配置される、請求項19に記載の物品係合携行器。
【請求項22】
前記物品係合デバイスは、少なくとも1つの物品を持ち運ぶためのキャリアを形成する、請求項1に記載の物品係合デバイス。
【請求項23】
前記物品係合デバイスは、物品の開口部を少なくとも部分的に閉じるためのキャップを備える、請求項1に記載の物品係合デバイス。
【請求項24】
前記キャップは、前記キャップの取り外しにおいて、前記主パネルの残りの部分が、前記開口部を包囲する環部を提供するように、前記主パネルに取り外し可能に備え付けられる、請求項23に記載の物品係合デバイス。
【請求項25】
少なくとも1つの物品と係合するためのデバイスを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、少なくとも1つの物品と係合するための少なくとも1つの物品係合構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結される、ブランク。
【請求項26】
物品のポートを保護するためのダストキャップであって、前記ダストキャップは、前記ポートと係合するための少なくとも1つの物品係合構造体を有する主パネルを備え、少なくとも1つの前記物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって前記主パネルに結合されるカバーパネルを備え、少なくとも1つの前記ブリッジストラップは、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、前記カバーパネルに直接連結される、ダストキャップ。
【請求項27】
前記物品は飲料のためのケグである、請求項26に記載のダストキャップ。
【請求項28】
少なくとも1つの物品と係合するための物品係合デバイスであって、前記物品係合デバイスは、係合構造体を有する主パネルを備え、前記係合構造体は、
頂部受容開口部であって、前記頂部受容開口部の周りに部分的に配置される複数の係合歯によって部分的に形成される前記頂部受容開口部と、
少なくとも部分的に前記頂部受容開口部を形成するために前記主パネルから切り出されたカバーパネルと、
第1の端区域、反対の第2の端区域、及び中間区域を各々が備える、第1の非線形スリット及び第2の非線形スリットから成る少なくとも一対と、
を備え、
前記第1の非線形スリットの前記第1の端区域は、前記第2の非線形スリットの前記第2の端区域の径方向内側の位置に配置され、
前記第1の非線形スリット及び前記第2の非線形スリットそれぞれの前記中間区域は、前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯の径方向内側端を形成する、物品係合デバイス。
【請求項29】
前記第1の非線形スリット及び前記第2の非線形スリットそれぞれの前記第1の端区域及び前記中間区域は、前記カバーパネルの一部を形成する、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項30】
前記係合歯のうち少なくとも1つの係合歯の内側端が、前記主パネルへのヒンジ連結から遠位の自由端縁である、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項31】
前記第1の非線形スリットの前記第1の端区域と前記第2の非線形スリットの前記第2の端区域とは、それらの間に、前記カバーパネルと前記主パネルとの間の連結のためのブリッジストラップを形成するために、互いに並んで延びる、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項32】
前記第1の非線形スリットの前記第1の端区域と前記第2の非線形スリットの前記第2の端区域とは、それらの間に、前記カバーパネルと前記複数の係合歯のうち1つとの間の連結のためのブリッジストラップを形成するために、互いに並んで延びる、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項33】
前記ブリッジストラップの少なくとも一部が前記頂部受容開口部に対して略周方向に延びる、請求項31又は32に記載の物品係合デバイス。
【請求項34】
前記係合歯のうち少なくとも1つ前記の係合歯は、前記頂部受容開口部に対して径方向に延びる径方向切断線によって定められる側縁を有し、前記径方向切断線は、前記第1の非線形スリット及び前記第2の非線形スリットのそれぞれ1つの前記中間区域から延びる、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項35】
前記第1の非線形スリットは、前記第1の非線形スリットの前記第1の端区域から延びる分岐区域を備え、前記分岐区域の少なくとも一部は、前記第2の非線形スリットの前記第2の端区域の径方向外側の位置に配置され、前記第2の端区域と並んで延びる、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項36】
前記カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブを備え、少なくとも1つの前記ストッパタブは、前記カバーパネルから径方向外向きに延び、前記第1の非線形スリットの前記第1の端区域によって少なくとも部分的に形成される、請求項28に記載の物品係合デバイス。
【請求項37】
前記ブリッジストラップは、前記カバーパネルの一部分を形成する第1の周辺区域と、前記第1の周辺区域に隣接して配置される第2の周辺区域とを備える、請求項33に記載の物品係合デバイス。
【請求項38】
前記ブリッジストラップは、第2の周辺区域を第1の周辺区域に結合する径方向区域を備える、請求項33に記載の物品係合デバイス。
【請求項39】
前記ブリッジストラップは、物品の一部分と係合するための凹部を備える、請求項31又は32に記載の物品係合デバイス。
【請求項40】
前記ブリッジストラップは、物品の径方向突出部分を受け入れるための凹部を備える、請求項31又は32に記載の物品係合デバイス。
【請求項41】
前記凹部は少なくとも部分的にストッパタブによって定められる、請求項39に記載の物品係合デバイス。
【請求項42】
前記凹部は、前記第1の非線形スリット及び前記第2の非線形スリットのそれぞれ1つの前記第1の端区域の一部分によってストッパタブから分離される、請求項39に記載の物品係合デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品係合構造体と、物品携行器と、物品携行器を形成するためのブランクとに関する。より詳細には、排他的ではないが、本発明は、物品を受け入れて保持するための1つ又は複数の開口部を有する上部で把持する種類のキャリアに関する。
【背景技術】
【0002】
包装の分野において、複数の物品を持ち運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは当技術分野でよく知られており、消費者が、消費のために物品グループを輸送、保管、及びアクセスすることを可能にするために役立つ。コスト及び環境への配慮のために、このようなカートン又はキャリアは、できるだけ少ない材料から形成される必要があり、形成されるときの材料の廃棄をできるだけ少なくする必要がある。さらなる考慮事項は、大きな重量の物品を保持及び輸送するためのカートンの強度及び適合性である。カートンの内容物がカートンの中で安定していることが望ましい。
【0003】
開口部がキャリアのパネルに形成される上部で把持する物品携行器を提供することがよく知られており、その物品携行器では、タブが前記パネルから切り出され、開口部の周りに配置される。タブは、物品が開口部に受け入れられるとき、前記パネルの平面から外へ変位させられ、前記タブは、概して物品のフランジ又はリップの周りで物品に係合する。
【0004】
物品の上端を保護するためにカバーを提供すること、又は、情報の表示のために表示パネルを提供することが、望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、包装の分野、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野、及び、前記カートンの組み立てのための装置の分野において、改善を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各ブリッジストラップは、係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。
【0007】
任意選択で、物品携行器は、ブリッジストラップの少なくとも一部分の中に入れ子にされるストッパタブを備える。
【0008】
任意選択で、ブリッジストラップは一部で主パネルに直接連結される。
【0009】
任意選択で、ブリッジストラップは、複数の係合歯と主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の径方向外向きに延びる。
【0010】
任意選択で、ブリッジストラップは、複数の係合歯と主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の中に配置される。
【0011】
任意選択で、物品携行器は、直径方向において反対のブリッジストラップの少なくとも1つの対を備える。
【0012】
本発明の第2の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。各物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各々のブリッジストラップは、係合歯から延び、それぞれのカバーパネルに直接連結される。少なくとも2つの物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体のブリッジストラップが、少なくとも2つの物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体のブリッジストラップと背中合わせで配置される。
【0013】
本発明の第3の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。各々の物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各ブリッジストラップは、係合歯から延び、それぞれのカバーパネルに直接連結される。少なくとも2つの物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体のカバーパネルは、カバーパネルから径方向に延びる第1のストッパタブを備え、少なくとも2つの物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体のカバーパネルは、カバーパネルから径方向に延びる第2のストッパタブを備える。第2のストッパタブは第1のストッパタブと背中合わせで配置される。
【0014】
本発明の第4の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、カバーパネルを有し、カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブであって、カバーパネルから径方向外向きに延びる少なくとも1つのストッパタブを含む。少なくとも1つのストッパタブは、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する。外側自由端は、ブリッジストラップによって隣接され、第1の端区域によってブリッジストラップから分離される。
【0015】
本発明の第5の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する少なくとも1つのストッパタブを含むカバーパネルを有する。外側自由端は、第2の反対の弓状スリットの第2の端区域から、ブリッジストラップが第1の端区域と第2の端区域との間に定められるように径方向に離間される。
【0016】
本発明の第6の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品係合携行器を提供する。キャリアは、反対にある概して弓状のスリットの対を備える上部係合デバイスを有する主パネルを備える。第1のスリットの第1の端区域が第2のスリットの第2の端区域の径方向内側の位置に配置され、第1のスリットの第2の端区域が第2のスリットの第1の端区域の径方向外側の位置に配置される。
【0017】
本発明の第7の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各ブリッジストラップは、係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。
【0018】
本発明の第8の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。各物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各ブリッジストラップは、係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。少なくとも2つの物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体のブリッジストラップが、少なくとも2つの物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体のブリッジストラップと背中合わせで配置される。
【0019】
本発明の第9の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも2つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。各物品保持構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。各ブリッジストラップは、係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。少なくとも2つの物品保持構造体のうち第1の物品保持構造体のカバーパネルは、カバーパネルから径方向に延びる第1のストッパタブを備え、少なくとも2つの物品保持構造体のうち第2の物品保持構造体のカバーパネルは、カバーパネルから径方向に延びる第2のストッパタブを備え、第2のストッパタブは第1のストッパタブと背中合わせで配置される。
【0020】
本発明の第10の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、カバーパネルを有し、カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブであって、カバーパネルから径方向外向きに延びる少なくとも1つのストッパタブを含む。少なくとも1つのストッパタブは、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する。外側自由端は、ブリッジストラップによって隣接され、第1の端区域によってブリッジストラップから分離される。
【0021】
本発明の第11の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品保持構造体を有する主パネルを備える。物品保持構造体は、第1の弓状スリットの第1の端区域によって定められる外側自由端を有する少なくとも1つのストッパタブを含むカバーパネルを有する。外側自由端は、第2の反対の弓状スリットの第2の端区域から、ブリッジストラップが第1の端区域と第2の端区域との間に定められるように径方向に離間される。
【0022】
本発明の第12の態様が、物品携行器を形成するためのブランクを提供する。ブランクは、反対にある概して弓状のスリットの対を備える上部係合デバイスを有する主パネルを備える。第1のスリットの第1の端区域が第2のスリットの第2の端区域の径方向内側の位置に配置され、第1のスリットの第2の端区域が第2のスリットの第1の端区域の径方向外側の位置に配置される。
【0023】
任意選択で、少なくとも1つのブリッジストラップは、カバーパネルに連結される内側端を有し、内側端は、複数の係合歯と主パネルとの間のヒンジ連結によって定められる概念的な円の中に配置される。
【0024】
任意選択で、内側端は、物品携行器がブランク形態にあるとき、係合歯のうち1つに隣接する。
【0025】
任意選択で、少なくとも1つのブリッジストラップは、内側端と反対の外側端を有し、少なくとも1つのブリッジストラップは、外側端において係合歯のうち少なくとも1つの係合歯に連結され、内側端は、外側端より物品受容開口部の中心の近くに配置される。
【0026】
本発明の第13の態様が、少なくとも1つの物品と係合するための物品係合デバイスを提供する。デバイスは、少なくとも1つの物品と係合するための少なくとも1つの物品係合構造体を有する主パネルを備える。少なくとも1つの物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。少なくとも1つのブリッジストラップは、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。
【0027】
任意選択で、デバイスは、少なくとも1つの物品を持ち運ぶためのキャリアを形成する。
【0028】
任意選択で、デバイスはタグを形成し、少なくとも1つの物品係合構造体は、物品の開口部を少なくとも部分的に閉じるためのキャップを形成する。
【0029】
任意選択で、キャップは、キャップの取り外しにおいて、主パネルの残りの部分が、物品の開口部を包囲する環部を提供するように、主パネルに取り外し可能に備え付けられる。
【0030】
本発明の第14の態様が、少なくとも1つの物品と係合するためのデバイスを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品と係合するための少なくとも1つの物品係合構造体を有する主パネルを備える。少なくとも1つの物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。少なくとも1つのブリッジストラップは、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。
【0031】
本発明の第15の態様が、物品のポートを保護するためのダストキャップを提供する。ダストキャップは、ポートと係合するための少なくとも1つの物品係合構造体を有する主パネルを備える。少なくとも1つの物品係合構造体は、複数の係合歯によって部分的に形成された物品受容開口部を有し、少なくとも1つのブリッジストラップによって主パネルに結合されるカバーパネルを備える。少なくとも1つのブリッジストラップは、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯から延び、カバーパネルに直接連結される。
【0032】
任意選択で、物品は飲料のためのケグである。
【0033】
本発明の第16の態様が、少なくとも1つの物品と係合するための物品係合デバイスを提供する。物品係合デバイスは、係合構造体を有する主パネルを備える。係合構造体は、それ自体の周りに部分的に配置される複数の係合歯によって部分的に形成された頂部受容開口部と、少なくとも部分的に頂部受容開口部を形成するために主パネルから切り出されたカバーパネルとを備える。係合構造体は、第1の端区域、反対の第2の端区域、及び中間区域を各々が備える、少なくとも第1の非線形スリット及び第2の非線形スリットの対を備える。第1のスリットの第1の端区域は第2のスリットの第2の端区域の径方向内側の位置に配置される(つまり、第1のスリットの第1の端区域が第2のスリットの第2の端区域より頂部受容開口部の中心の近くにある)。第1の非線形スリット及び第2の非線形スリットそれぞれの中間区域は、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯の径方向内側端を形成する。
【0034】
任意選択で、第1の非線形スリット及び第2の非線形スリットそれぞれの第1の区域及び中間区域は、カバーパネルの一部を形成する。
【0035】
任意選択で、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯の内側端が、主パネルへのヒンジ連結から遠位の自由端縁である。
【0036】
任意選択で、第1のスリットの第1の端区域と第2のスリットの第2の端区域とは、それらの間に、カバーパネルと、主パネルの1つ及び係合歯の1つとの間の連結のためのブリッジストラップを形成するために、互いに並んで延びる。
【0037】
任意選択で、ブリッジストラップの少なくとも一部が頂部受容開口部に対して概して周方向に延びる。
【0038】
任意選択で、係合歯のうち少なくとも1つの係合歯は、頂部受容開口部に対して径方向に延びる径方向切断線によって定められる側縁を有し、径方向切断線は、第1の非線形スリット及び第2の非線形スリットのそれぞれ1つの中間区域から延びる。
【0039】
任意選択で、第1の非線形スリットは、第1の非線形スリットの第1の端区域から延びる分岐区域を備え、分岐区域の少なくとも一部は、第2のスリットの第2の端区域の径方向外側の位置に配置され、第2の端区域と並んで延びる。
【0040】
任意選択で、カバーパネルは、物品周縁に載置するための少なくとも1つのストッパタブを備え、少なくとも1つのストッパタブは、カバーパネルから径方向外向きに延び、第1の非線形スリットの第1の端区域によって少なくとも部分的に形成された。
【0041】
任意選択で、ブリッジストラップは、カバーパネルの一部分を形成する第1の周辺区域と、第1の周辺区域に隣接して配置される第2の周辺区域とを備える。
【0042】
任意選択で、ブリッジストラップは、第2の周辺区域を第1の周辺区域に結合する径方向区域を備える。
【0043】
任意選択で、ブリッジストラップは、物品の一部分と係合するための凹部を備える。
【0044】
任意選択で、ブリッジストラップは、物品の径方向突出部分を受け入れるための凹部を備える。
【0045】
任意選択で、凹部は少なくとも部分的にストッパタブによって定められる。
【0046】
任意選択で、凹部は、第1のスリット及び第2のスリットのそれぞれ1つの第1の端区域の一部分によってストッパタブから分離される。
【0047】
本発明のさらなる特徴及び利点は、図面に示され、以下において検討されている特定の実施形態から明らかになる。
【0048】
本出願の範囲内において、先の段落、特許請求の範囲、ならびに/又は以下の記載及び図面で提示されている様々な態様、実施形態、例、特徴、及び代替は、独立して、又はそれらの任意の組合せで、考慮又は検討され得ることが、想定又は意図されている。
【0049】
1つの実施形態との関連で、又は、1つの実施形態に関して記載されている特徴又は要素は、特徴が両立しない場合を除いて、すべての実施形態に適用可能である。1つの実施形態からの1つ又は複数の特徴又は要素は、本明細書で開示されている他の実施形態のいずれかに組み込まれてもよく、又は、そのような実施形態と組み合わされてもよく、前記1つの実施形態から抽出された前記特徴又は要素は、前記他の実施形態の1つ又は複数の特徴又は要素の追加又は置き換えに含まれてもよい。
【0050】
本明細書で開示されている実施形態の特徴又は特徴の組合せは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出されてもよい。代替で、実施形態の特徴又は特徴の組合せは、その実施形態から省略されてもよい。
【0051】
ここで、本発明の例示の実施形態が添付の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【
図1】本開示の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図2】
図1のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図3】
図2のキャリアの一部分の上方からの拡大斜視図である。
【
図4】本開示の別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図5】
図4のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図6】本開示のさらなる実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図7A】本開示のなおもさらなる実施形態による、パッケージを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図8】
図7Aのブランクから形成されたパッケージの上方からの斜視図である。
【
図9A】本開示のなおもさらなる実施形態による、パッケージを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図10】
図9Aのブランクから形成されたパッケージの上方からの斜視図である。
【
図11】
図9Aのブランクから形成されたパッケージの上方からの別の斜視図である。
【
図12】
図9Aのブランクから形成されたパッケージの開状態における上方からの斜視図である。
【
図13】本開示のなおも別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図13B】
図13のブランクの物品保持デバイスの上方からの詳細な平面図である。
【
図14】
図13のブランクから形成されたパッケージの上方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
係合構造体、パッケージ、ブランク、及びキャリアの特定の実施形態の詳細な記載が、本明細書において開示されている。開示されている実施形態が、本発明の特定の態様が実施できる方法の単なる例であり、本発明が具現化され得る方法のすべての包括的な列記を表しているわけではないことは、理解されるものである。本明細書で使用されているように、「例示」という言葉は、図示、見本、モデル、又はパターンとして供する実施形態に言及するために広く使用されている。実際、本明細書に記載されている係合構造体、パッケージ、ブランク、及びキャリアが、様々な形態及び代替の形態で具現化され得ることは、理解されるものである。図は必ずしも一定の縮尺ではなく、いくつかの特徴は、具体的な構成要素の詳細を示すために誇張又は最小限とされる可能性がある。よく知られている構成要素、材料、又は方法は、本開示を不明瞭にさせることを回避するために、必ずしも詳しく記載されていない。本明細書に開示されている任意の特定の構造及び機能の詳細は、限定として解釈されるものではなく、特許請求の範囲についての原理として、及び、本発明を様々に用いるために当業者に教示するための代表的な原理として解釈されるだけである。
【0054】
図1を参照すると、限定されることはないが、
図2に示されているような以後において物品Bと称される瓶又は缶などの一次製品のグループを含んで持ち運ぶための、
図2に示されているようなカートン又はキャリア90を形成することができるブランク10の平面図が示されている。物品Bは概して円筒形であり得、物品Bは、少なくともキャリア90との係合の領域の周りで、円形の断面形状を備え得る。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品の容器又はパッケージを包装するための二次パッケージを形成する。代替のブランク110; 210が、代替のカートン又はキャリア190を形成するために、
図4及び
図6に示されている。
【0055】
【0056】
本明細書において詳述されている実施形態において、「カートン」及び「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を例示する非限定的な目的のために、一次製品の容器などの物品と係合して及び/又は持ち運ぶための容器を指す。本発明の教示が、先細り及び/又は円筒であってもなくてもよい様々な製品容器に適用できることは、検討されている。例示の容器には、瓶(例えば、金属、ガラス、又はプラスチックの瓶)、缶(例えば、アルミニウム缶)、ブリキ缶、小袋、小包などがある。
【0057】
ブランク10; 110; 210; 310; 410; 510は適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用されているように、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組合せなど、すべての様態の折ることのできるシート材料を含む。例えば、後でより詳細に記載されているキャリア構造を提供するために適する場合、1つ又は他の数のブランクが用いられ得ることは、認識されるべきである。
【0058】
本明細書に記載されている包装構造又はカートンは、板紙などのシート材料から形成でき、そのシート材料は、それ自体の強度を増加させるための材料から作られ得るか、又はそのような材料で被覆され得る。このようなシート材料の例は、WestRock Companyによって作られる耐引き裂き性のNATRALOCK(登録商標)板紙である。耐引き裂き性材料は、パッケージの耐引き裂き性を向上させるのを助けるために、2つ以上の層によって提供され得ることに留意されたい。典型的には、シート材料の一方の面は他方の面とは異なる特性を有し得る。例えば、完成したパッケージの外方を向くシート材料の面は、特に滑らかにでき、良好な印刷性を提供するためにクレーコーティング又は他の表面処理などのコーティングを有し得る。一方、内方を向くシート材料の面には、被覆、層、処理が提供され得るか、又は、耐引き裂き性、良好な接着剤能力、熱封止性、もしくはその他の所望の機能的特性のうち1つもしくは複数などの特性を提供するように準備され得る。
【0059】
図示されている実施形態では、ブランク10; 110; 210は、例示の配置の例示の物品Bを包装するためのカートン又はキャリア90; 190を形成するように構成されている。
図1~
図3の示されている実施形態では、配置は、2×2の行列又は配列であり、2つの物品Bの2つの横列が提供されており、物品Bは飲料缶である。
図4~
図6の示されている実施形態では、配置は、2×4の行列又は配列であり、4つの物品Bの2つの横列が提供されており、物品Bは、スマートな設計又は細い設計の飲料缶である。代替で、ブランク10; 110; 210は、他の種類、数、及び大きさの物品を包装するための、ならびに/又は、異なる配置もしくは構成において物品を包装するためのキャリアを、形成するように構成できる。ブランク310; 410; 510は、限定されることはないが、醸造業界で使用されている樽又はケグの種類など、樽又はケグの形態での単一の物品Bを伴うパッケージ又はデバイス390; 490; 590を形成するように構成されている。
【0060】
図4~
図6に示されている実施形態では、ブランク110; 210は、330mlの缶であり得るスマート又は細い設計の飲料缶を収容するように構成されている。物品Bは、実質的に、その全体の高さにわたって同じ直径のものである。例示の物品Bは、最大直径又は横寸法(直径は約2.25インチ又は約58mmであり得る)を有する。物品Bは、直径又は横寸法(直径は約2.125インチ又は約54.8mmであり得る)を有する上方部分又は上閉鎖部を備える。
【0061】
首部は、外向きに突出するフランジを提供することができ、つまり、キャリアと係合するためのアンダーカットを備えることができる。上閉鎖部は、フランジを提供する継ぎ目又は「縁」を形成するために、物品Bの側壁に付着させることができる。いくつかの実施形態では、物品Bの上閉鎖部と主本体との間での直径における差異は、7mm未満であり、5mm未満であってもよく、任意選択で4mm未満である。
【0062】
本明細書で使用されているように、「スマート」又は「細い」という用語は、キャリア90; 190と係合する上閉鎖部と、物品Bの主本体との間の横寸法において、変化がほとんどないか又はまったくない物品Bを指す。物品Bは、実質的に平行な側面とされるか、又は実質的に均一な直径のものである。
【0063】
図1を参照すると、キャリア90の上壁又は係合パネルを形成するための主パネル又は係合パネル12を備えるブランク10が示されている(
図2参照)。
【0064】
主パネル12は、本明細書では物品係合構造体とも称される少なくとも1つの物品保持構造体RTを含む。図示されている実施形態では、主パネル12は、複数の物品保持構造体RTを備え、明確には、2×2の行列又は配列で配置された4つの物品保持構造体を備える。主パネル12は物品保持構造体RTの2つの縦列を備え、各々の縦列は2つの物品保持構造体RTを備える。主パネル12は物品保持構造体RTの2つの横列を備え、各々の横列は2つの物品保持構造体RTを備える。物品保持構造体RTそれぞれは、物品Bの一部分を受け入れるための開口部を形成する。
【0065】
第1の物品保持構造体RTそれぞれは構造が実質的に同様であり、そのため、
図1に示されているようなブランク10の第1の端に隣接して位置する第1の物品保持構造体RTのうち1つを参照して、詳細に説明される。
【0066】
物品保持構造体RTは、カバーパネル14によって一部で定められている物品受容開口部を備える。
【0067】
物品保持構造体RTは、カバーパネル14の周りに配置され、物品受容開口部の周囲を形成する複数の係合歯40a、40b、40c、40d、40eを備える。
【0068】
複数の係合歯40a、40b、40c、40d、40eは、折り線によって主パネル12にヒンジ留めされている。折り線は、複数の切れ目43、45によって定められ得る。複数の切れ目43、45は、円もしくは円の一部を定め得るか、又は、円もしくは円の一部に近似し得る。
【0069】
物品保持構造体RTは、カバーパネル14の周りに配置される複数の第1の完全な歯40a及び複数の第2の完全な歯40bを備え得る。各第1の歯40a及び第2の歯40bは、ヒンジ留め縁と反対の係合縁E1を備える。係合縁E1は、カバーパネル14を形成する切れ目の線形部分によって定められている。各係合縁E1は、限定されることはないが、十六角形など、多角形の一部を定めている。いくつかの実施形態では、カバーパネル14を形成する切れ目は、形が少なくとも部分的に弓状であり得る。各完全な歯40a、40bは側縁の対を備え、側縁は、多角形のそれぞれの頂点から径方向外向きに延びる切れ目41によって定められている。つまり、カバーパネル14を形成する切れ目の隣接する線形部分の対の間のそれぞれの頂点から延びている。切れ目41は、互いに対して広がるように配置されており、それらの間に角度を定め、角度は約22.5°であり得る。
【0070】
物品保持構造体RTは複数の第1の周辺切れ目43を備え得る。複数の第1の周辺切れ目43それぞれは、径方向の切れ目41のうち1つ、又はその概念的な延在が、複数の第1の周辺切れ目43のそれぞれを二分するように、径方向の切れ目41のうち前記1つと位置合わせされている。
【0071】
第1の完全な歯40aは、前記第1の歯40aがその隣接するものから分離されるように、それぞれの径方向の切れ目41と交差して二分される第1の周辺切れ目43の対を備え得る。
【0072】
第2の完全な歯40bは、隣接して配置された歯40a、40b、40c、40d、40eの対の間に連結刻み目又は橋梁部分Nを形成するように、それぞれの径方向の切れ目41から離間されて二分される少なくとも1つの第1の周辺切れ目43を備え得る。
【0073】
複数の第1の周辺切れ目43それぞれは、形が線形であり得る。代替で、複数の第1の周辺切れ目43それぞれは、形が非線形又は弓状であり得る。
【0074】
物品保持構造体RTは複数の第2の周辺切れ目45を備え得る。複数の第2の周辺切れ目45それぞれは、歯40a、40c、40d、40eと主パネル12との間に連結刻み目又は橋梁部分の対を形成するように、複数の第1の周辺切れ目43の対の間に配置され、第1の周辺切れ目43から離間されている。連結刻み目又は橋梁部分の対は、各歯40a、40b、40cと主パネル12との間に、ヒンジ留め又は折ることのできる連結を提供する。第2の周辺切れ目45は、概して、主パネル12の内側領域もしくは中心領域に向けて、又は、内側領域もしくは中心領域において配置される第2の完全な歯40bが省略されている。第1の完全な歯40aは、主パネル12の外側領域又は周辺領域に概して配置される。
【0075】
複数の第2の周辺切れ目45それぞれは、形が線形であり得る。代替で、複数の第2の周辺切れ目45それぞれは、形が非線形又は弓状であり得る。
【0076】
物品保持構造体RTは、少なくとも1つ、2つ、又はそれ以上の連結歯40c、40dを備える。図示されている実施形態は、橋梁部分又は連結部分42に各々が結合又は連結される連結歯40c、40dの対を備える。図示されている実施形態では、橋梁部分又は連結部分42の第1の端又は近位端が、一部で連結歯40c、40dに結合され、一部で主パネル12に結合されている。橋梁部分又は連結部分42の第1の端は連結歯40c、40dの側縁に連結されてもよく、側縁は、連結歯40c、40dの係合縁に隣接して配置される。橋梁部分又は連結部分42の第2の端又は遠位端が、カバーパネル14に直接結合又は連結されている。橋梁部分又は連結部分42は実質的に「L字」又は「V字」の形とされ得る。橋梁部分又は連結部分42は、概して径方向に延びる区域と、概して周方向に延びる部分とを備える。
【0077】
カバーパネル14は、物品Bが当接し得る端停止部を提供する少なくとも1つのストッパタブ44を備える。ストッパタブ44は、物品Bの周縁又は縁と当接又は係合することができる。図示されている実施形態では、ブランク10は、複数のストッパタブ44を備え、明確には、限定されることはないが2つのストッパタブ44を備える。ストッパタブ44の対は、実質的に互いと反対となるように配置されており、つまり、直径方向において反対とされている。
【0078】
橋梁部分又は連結部分42は、複数の歯40a、40b、40c、40d、40eと主パネル12との間のヒンジ連結を形成する概念的な円を越えて延びるように配置され得る。つまり、橋梁部分又は連結部分42は、複数の歯40a、40b、40c、40d、40eの設置場所を越えて径方向外向きに延びる。連結部分42の最も外側の縁を形成する切れ目71、73の一部分71a、73aが、前記ヒンジ連結を形成する概念的な円の外側に配置される。
【0079】
任意選択で、連結部分42の最も外側の縁を形成する切れ目は、引き裂き規制特徴部を提供するために、外側端を終結させる「J字」又は「C字」の形の切断線を備え得る。切断線は、連結タブ40c、40dのヒンジ連結から離れて広がり得る。
【0080】
連結部分42の内側の縁を形成する切れ目71b、73bの少なくとも一部分が、少なくとも部分的にストッパタブ44も定めており、連結部分42とストッパタブ44とは共通の切れ目を共有している。ストッパタブ44は、連結部分42の中に入れ子にされているか、又は形がぴったりと合わされている。ストッパタブ44は、少なくとも部分的に、連結部分42の径方向に延びる部分と、連結部分42が連結される連結タブ40c、40dとの間に配置されている。
【0081】
部分的な歯40eが、連結部分42の径方向に延びる部分に当接し得るか、又は、その部分に隣接して配置され得る。
【0082】
図示されている実施形態では、複数の第2の周辺切れ目45それぞれの曲率半径は、複数の第1の周辺切れ目43それぞれの曲率半径と等しいが、他の実施形態では異なってもよい。
【0083】
ブランク10は取っ手構造Hを備え得る。取っ手構造Hは、主パネル12を二分する縦軸上に配置された取っ手開口部又は指開口部を備え得る。取っ手開口部は、4つの物品保持構造体RTのグループの間に設けられ得る。図示されている実施形態では、取っ手開口部は主パネル12の中心に配置されている。取っ手開口部は、4つの物品保持構造体RTのグループの中心に位置し得る。
【0084】
取っ手開口部は複数のタブ60、62によって定められる。取っ手開口部は4つのタブ60、62を備える。各タブ60、62は、折り線の形態でのヒンジ連結によって、主パネル12にヒンジ留めされている。弓状又は曲線の切れ目が、取っ手開口部の角又は頂点を形成するために、各折り線の間に設けられ得る。取っ手開口部は実質的に菱形又はダイヤモンド形であるが、他の実施形態では、限定されることはないが正方形など、他の形が用いられてもよい。取っ手開口部は、主タブ60の対と、副タブ62の対とを備える。
【0085】
主タブ60の対は、第1の切れ目又は切断線可能線によって互いから分離される。副タブ62の対は、第1の切れ目又は切断線可能線によって互いから分離される。
【0086】
主タブ60の対は、第2の切れ目又は切断線可能線によって副タブ62の対から分離される。
【0087】
第1の切れ目は、4つの物品保持構造体RTのグループを二分する概念的な線と同一線上にある。
【0088】
第1の切れ目は、形が線形であり得、取っ手開口部の相対する頂点の第1の対の間で延び得る。
【0089】
第2の切れ目は、形が非線形であり得、取っ手開口部の相対する頂点の第2の対の間で延び得る。第2の切れ目は第1の切れ目と交差し、第2の切れ目は「V字」又は「U字」の形の内側部分を備え、「V字」又は「U字」形部分の頂点が第1の切れ目と交差する。
【0090】
主タブ60の対の一方は、第1の折り線によって主パネル12にヒンジ留めされている。主タブ60の対の他方は、第2の折り線によって主パネル12にヒンジ留めされている。第1の折り線は、第2の折り線に対して広がるように配置されている。
【0091】
副タブ62の対の一方は、第3の折り線によって主パネル12にヒンジ留めされている。副タブ62の対の他方は、第4の折り線によって主パネル12にヒンジ留めされている。第3の折り線は、第4の折り線に対して広がるように配置されている。
【0092】
第1の折り線は、第3の折り線に対して広がるように配置されている。第2の折り線は、第4の折り線に対して広がるように配置されている。
【0093】
主タブ60の対それぞれは、それ自体にわたって延びる折り線を備え得る。折り線は、主タブ60の対のそれぞれを主パネル12へとヒンジ留めする折り線と実質的に平行であり得る。折り線は、第1の切れ目又は切断線可能線と第2の切れ目又は切断線可能線との間で延び得る。主タブ60の対にわたる折り線は、第2の切れ目の「V字」又は「U字」の形の内側部分の反対に配置される「V字」形の折りを定め得る。
【0094】
ここで
図4~
図6を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示されている実施形態では、可能な場合、同様の符号が、これらの特徴がそれぞれ第2及び第3の実施形態に属することを指示するために、「100」、「200」の接頭辞の追加を伴っているが、同様の部品を指示するために使用されている。代替の実施形態は、
図1~
図3の実施形態と多くの共通の特徴を共有しているため、
図1~
図3に示された実施形態との違いだけがより詳細に記載されている。
【0095】
図4は、キャリア190(
図5参照)の上壁又は係合パネル112を形成するための第1の主パネル112を含む、複数の主パネル112、116、118、120、122を備えるブランク110を示している。
【0096】
第1の主パネル112は少なくとも1つの物品保持構造体RTを備える。主パネル112は、複数の物品保持構造体RTを備え、明確には、2×4の行列又は配列で配置された8つの物品保持構造体RTを備える。物品保持構造体RTそれぞれはカバーパネル114を備える。
【0097】
図4の物品保持構造体RTは
図1のものと実質的に同様であるが、4つの連結タブ140cが設けられており、橋梁部分又は連結部分142が、連結タブ140cのそれぞれ1つに連結されるか、又は、連結タブ140cのそれぞれ1つと一体である。連結部分142は、連結部分142が複数の歯140b、140cの設置場所の中に配置されるように、径の方向又は寸法において、より小さい。複数の連結部分142は、直径方向で反対の連結部分142の対で配置されている。第2の完全な歯140b及び部分的な歯140eは、隣接して配置された連結部分142の対の間に配置されている。
【0098】
連結部分142は、第1の物品保持構造体RTの連結部分142が、第2の(横方向又は縦方向で)隣接して配置された物品保持構造体RTの連結部分142と背中合わせになるように、又はそのような連結部分142に隣接するように、配置されている。この方法では、係合歯140b、140c、140eが、横方向又は縦方向で隣接する物品保持構造体RTの対が最も近い近接にある、横方向又は縦方向で隣接する物品保持構造体RTの対の間の領域において、物品保持構造体RTの周辺もしくは周囲、又はその周りに設けられている。
【0099】
連結部分142の外側縁又は周囲を形成する切れ目の一部分が、係合歯140b、140c、140eと第1の主パネル112との間のヒンジ連結によって定められる概念的な円を定め得るか、又はそのような概念的な円に位置し得る。
【0100】
図4の実施形態では、第2の周方向の切れ目145が省略されている。
【0101】
第2の主パネル116が、第1の端パネル116を形成し、折り線113の形態でのヒンジ連結によって、第1の主パネル112の第1の端にヒンジで連結されている。
【0102】
第3の主パネル118が、第2の端パネル118を形成し、折り線115の形態でのヒンジ連結によって、第1の主パネル112の第2の反対の端にヒンジで連結されている。
【0103】
第4の主パネル120が、第1の側面パネル120を形成し、折り線117の形態でのヒンジ連結によって、第1の主パネル112の第1の側にヒンジで連結されている。
【0104】
第5の主パネル122が、第2の側面パネル122を形成し、折り線119の形態でのヒンジ連結によって、第1の主パネル112の第2の反対の側にヒンジで連結されている。
【0105】
ブランク110は第1の端構造を備える。第1の端構造は第1の端パネル116を備える。第1の端構造は、折り線121Aの形態でのヒンジ連結によって、第1の端パネル116の第1の端にヒンジで連結されている第1の角パネル124Aを備える。第2の角パネル124Bは、折り線121Bの形態でのヒンジ連結によって、第1の端パネル116の第2の反対の端にヒンジで連結されている。
【0106】
第1の端構造は、一端において、折り線123Aの形態でのヒンジ連結によって第1の角パネル124Aにヒンジで連結され、第2の端において、折り線125Aの形態でのヒンジ連結によって第1の側面パネル120にヒンジで連結された第1のウェブパネル126Aを備える。
【0107】
第2のウェブパネル126Bが、一端において、折り線123Bの形態でのヒンジ連結によって第2の角パネル124Bにヒンジで連結され、第2の端において、折り線125Bの形態でのヒンジ連結によって第2の側面パネル122にヒンジで連結されている。
【0108】
ブランク110は第2の端構造を備える。第2の端構造は第2の端パネル118を備える。第2の端構造は、折り線127Aの形態でのヒンジ連結によって、第2の端パネル118の第1の端にヒンジで連結されている第3の角パネル128Aを備える。第4の角パネル128Bは、折り線127Bの形態でのヒンジ連結によって、第2の端パネル118の第2の反対の端にヒンジで連結されている。
【0109】
第2の端構造は、一端において、折り線129Aの形態でのヒンジ連結によって第3の角パネル128Aにヒンジで連結され、第2の端において、折り線131Aの形態でのヒンジ連結によって第1の側面パネル120にヒンジで連結された第3のウェブパネル130Aを備える。
【0110】
第4のウェブパネル130Bが、一端において、折り線129Bの形態でのヒンジ連結によって第4の角パネル128Bにヒンジで連結され、第2の端において、折り線131Bの形態でのヒンジ連結によって第2の側面パネル122にヒンジで連結されている。
【0111】
第1の端パネル116、第1の角パネル124A、及び第2の角パネル124Bは、主パネル112の第1の端に沿って第1の帯片124A/116/124Bを形成することは、理解されるものである。第2の端パネル118、第3の角パネル128A、及び第4の角パネル128Bは、主パネル112の第2の端に沿って第2の帯片128A/116/124Bを形成する。
【0112】
ブランク110は、少なくとも1つの位置合わせ又は位置決めデバイスW1、W2を備えることができ、いくつかの実施形態では、ブランク110は、少なくとも2つの位置合わせ又は位置決めデバイスW1、W2を備えることができる。位置決めデバイスW1、W2それぞれは、参照ピン(後でより詳細に検討されている)を受け入れ又は係合するためのブランク110の位置決めの縁を形成する切り取り部又は凹部の形態を取る。ブランク110は、下流又は前端の位置決めの縁を各々が形成する第1の位置決めデバイスW1の対を備える。ブランク110は、上流又は後端の位置決めの縁を各々が形成する位置決めデバイスW2の対も備える。位置決めデバイスW1、W2を形成する切り取り部又は凹部それぞれが、第1の側面パネル120及び第2の側面パネル122のうち1つから切り出される。位置合わせ又は位置決めデバイスW1、W2は、物品携行器190へのブランク110の組み立ての間に用いることができ、ブランクを物品Bのグループに対して位置合わせするために、適切な機械工具によって係合させられ得る。
【0113】
ブランク110は少なくとも1つの安定化デバイスMを備え得る。図示されている実施形態では、ブランク110は2つの安定化デバイスMを備える。安定化デバイスMは、ブランク110から切り出された開口部の形態を取る。第1の安定化デバイスMは、ブランク110の第1又は前端の縁に近接して位置付けられる4つの物品保持構造体RTの第1のグループの間に配置されており、物品保持構造体RTの前記グループの間の中心に配置され得る。第2の安定化デバイスMは、ブランク110の第2又は後端の縁に近接して位置付けられる4つの物品保持構造体RTの第2のグループの間に配置されており、物品保持構造体RTの前記グループの間の中心に配置され得る。安定化デバイスMは、物品Bのグループへのブランク110の適用の間に当接ペグを受け入れるように構成される。当接ペグは、側面パネル120、122及び端パネル116、118が物品Bのグループの周りで折られ、物品携行器190へのブランク110の組み立ての間に位置決めデバイスW1、W2がそれぞれの機械工具から係合解除されるとき、ブランク110を安定化又は固定する。
【0114】
安定化デバイスMの開口部は、形が非円形であり得、実質的に正方形又はダイヤモンド形であり得る。開口部は、主パネル112から切り出され、主パネル112にヒンジで連結される少なくとも1つのタブ194によって形成することできる。図示されている実施形態では、開口部は、主パネル112から各々が切り出され、互いと反対において主パネル112にヒンジで連結されるタブ194の対によって定められる。タブ194の対は、切れ目又は切断線可能線195によって互いから分離され得る。
【0115】
いくつかの実施形態では、安定化デバイスMは、追加の取っ手開口部を提供するように配置され得る。
図4の実施形態では、安定化デバイスMは、使用者の指又はその一部分を受け入れるには概して寸法が小さすぎる。これは、より多くの量の基材材料が安定化デバイスMと物品保持構造体RTとの間で主パネル112に提供され、それによって、物品携行器190の堅牢性及び完全性を向上させる点において有利であり得る。
【0116】
ブランク110の端構造は、第1の端パネル116及び第2の端パネル118を物品Bのグループの側面の周りで固定するために折られる。ブランク110は、平坦な形態で物品Bのグループに適用され、そのグループの周りで折られ得る。
【0117】
主パネル112は物品Bのグループに対して下降させられる。第1の端パネル116及び第2の端パネル118は、物品Bのグループの反対の側面の周りで折られる。角パネル124A、124B、128A、128Bは、物品Bのグループの角の周りで折られる。
【0118】
第1の側面パネル120及び第2の側面パネル122は、角パネル124A、124B、128A、128Bの一部分と面接触関係にさせるために物品Bのグループのそれぞれの側面の周りで下方へ折られ、接着剤によってそれら一部分に固定される。
【0119】
ここで
図6を参照すると、本開示の第3の実施形態によるブランク210が示されている。ブランク210は、複数の主パネル212、216、218、220、222を、
図4のブランク110と実質的に同じ配置に備え、キャリア(図示されていない)の下方壁又は係合パネルを形成するための第1の主パネル212を含む。
【0120】
ブランク210の主パネル212は、少なくとも1つの物品保持構造体RT1、RT2を含む。主パネル212は、複数の物品保持構造体RT1、RT2を備え、明確には、2×4の行列又は配列で配置された8つの物品保持構造体RT1、RT2を備える。物品保持構造体RT1、RT2それぞれはカバーパネル214を備える。物品保持構造体RT1、RT2は、
図1に示されているものと実質的に同様であるが、カバーパネル214は追加のストッパタブ248、252、256を備える。
【0121】
ブランクは、4つの外側又は最も端の物品保持構造体RT1と、4つの中間物品保持構造体RT2とを備え得る。最も端の物品保持構造体RT1は、3つの追加の停止タブ248、252、256を備える。
【0122】
第1のストッパタブ248が第1の係合タブ250の反対に配置されており、第1の係合タブ250は第1の側面パネル220及び第2の側面パネル222のうち一方に隣接して配置されている。第1の最も端の物品保持構造体RT1の第1のストッパタブ248は、第2の隣接する最も端の物品保持構造体RT1の第1のストッパタブ248と背中合わせに配置され、最も端の物品保持構造体RT1は各々、それぞれの最も端の物品保持構造体RT1の物品受容開口部において凹部を形成する。
【0123】
第2のストッパタブ252が第2の係合タブ246の反対に配置されており、第2の係合タブ246は第1の端パネル216及び第2の端パネル218のうち一方に隣接して配置されている。第1の最も端の物品保持構造体RT1の第2のストッパタブ252は、第2の隣接する中間物品保持構造体RT2の第2のストッパタブ252と背中合わせに配置され、中間物品保持構造体RT2は各々、それぞれの物品保持構造体RT1、RT2の物品受容開口部において凹部を形成する。
【0124】
第3のストッパタブ256が第2の完全な歯240bの反対に配置される。
【0125】
中間物品保持構造体RT2は、4つの追加の停止タブ248、252、256を備える。
【0126】
第1のストッパタブ248が第1の係合タブ250の反対に配置されており、第1の係合タブ250は第1の側面パネル220及び第2の側面パネル222のうち一方に隣接して配置されている。第1の最も端の物品保持構造体RT1の第1のストッパタブ248は、第2の隣接する最も端の物品保持構造体RT1の第1のストッパタブ248と背中合わせに配置され、最も端の物品保持構造体RT1は各々、それぞれの最も端の物品保持構造体RT1の物品受容開口部において凹部を形成する。
【0127】
中間物品保持構造体RT2は、直径方向において互いと反対に配置される第2のストッパタブ252の対を備える。第1の中間物品保持構造体RT2の第2のストッパタブ252の対それぞれは、隣接する物品保持構造体RT1、RT2(最も端の物品保持構造体RT1又は中間物品保持構造体RT2のいずれか)の第2のストッパタブ252と背中合わせに配置され、各第2のストッパタブ252は、それぞれの物品保持構造体RT1、RT2の物品受容開口部において凹部を形成する。
【0128】
第3のストッパタブ256が第2の完全な歯240bの反対に配置される。
【0129】
ここで
図7A~
図12を参照すると、本開示のさらなる代替の実施形態が示されている。図示されている実施形態では、可能な場合、同様の符号が、これらの特徴がそれぞれ第4及び第5の実施形態に属することを指示するために、「300」;「400」の接頭辞の追加を伴っているが、同様の部品を指示するために使用されている。代替の実施形態は、
図1~
図6の実施形態と多くの共通の特徴を共有しているため、
図1~
図6に示された実施形態との違いだけがより詳細に記載されている。
【0130】
図7A及び
図7Bは、物品係合デバイス390(
図8参照)の係合パネル312を形成する主パネル312を備えるブランク310を示している。
図8のデバイスは、ケグ環部など、識別タグである。任意選択で、主パネル312は形が六角形であり、他の実施形態では、限定されることはないが、正方形、五角形、八角形、十二角形、十六角形、及び円など、他の形が用いられてもよい。
【0131】
主パネル312は単一の物品係合構造体RTを備える。物品係合構造体RTは、カバーパネル314によって一部で定められている物品受容開口部を備える。
【0132】
物品係合構造体RTは、カバーパネル314の周りに配置され、物品受容開口部の周囲を形成する複数の係合歯340a、340c、340eを備える。
【0133】
複数の歯340a、340c、340eは、折り線によって主パネル312にヒンジ留めされている。折り線は、複数の切れ目343、345によって定められ得る。複数の切れ目343、345は、円もしくは円の一部を定め得るか、又は円もしくは円の一部に近似し得る。
【0134】
物品係合構造体RTは、カバーパネル314の周りに配置される複数の第1の完全な歯340aを備え得る。各第1の歯340aは、ヒンジ留め縁と反対の係合縁E1を備える。係合縁E1は、カバーパネル314を形成する切れ目の線形部分によって定められている。各係合縁E1は、限定されることはないが、十六角形など、多角形の一部を定めている。いくつかの実施形態では、カバーパネル314を形成する切れ目は、形が少なくとも部分的に弓状であり得る。各完全な歯340aは側縁の対を備え、側縁は、多角形のそれぞれの頂点から径方向外向きに延びる切れ目341によって定められている。つまり、カバーパネル314を形成する切れ目の隣接の線形部分の対の間のそれぞれの頂点から延びている。切れ目341は、互いに対して広がるように配置されており、それらの間に角度を定め、角度は約22.5°であり得る。
【0135】
物品係合構造体RTは複数の第1の周辺切れ目343を備え得る。複数の第1の周辺切れ目343それぞれは、径方向の切れ目341のうち1つ、又はその概念的な延在が、複数の第1の周辺切れ目343のそれぞれのものを二分するように、径方向の切れ目341のうち前記1つと位置合わせされている。
【0136】
第1の完全な歯340aは、隣接して配置された歯340a、340c、340eの対の間の連結刻み目又は橋梁部分Nを形成するように、それぞれの径方向の切れ目341から離間されて二分される第1の周辺切れ目343の対を備え得る。複数の第1の周辺切れ目343それぞれは、形が線形であり得る。代替で、複数の第1の周辺切れ目343それぞれは、形が非線形又は弓状であり得る。
【0137】
物品係合構造体RTは複数の第2の周辺切れ目345を備え得る。複数の第2の周辺切れ目345それぞれは、歯340a、340c、340eと主パネル312との間に連結刻み目又は橋梁部分の対を形成するように、複数の第1の周辺切れ目343の対の間に配置され、第1の周辺切れ目343から離間されている。連結刻み目又は橋梁部分の対は、各々の歯340a、340c、340eと主パネル312との間に、ヒンジ連結又は折ることのできる連結を提供する。複数の第2の周辺切れ目345それぞれは、形が線形であり得る。代替で、複数の第2の周辺切れ目345それぞれは、形が非線形又は弓状であり得る。
【0138】
図示されている実施形態では、複数の第2の周辺切れ目345それぞれの曲率半径は、複数の第1の周辺切れ目343それぞれの曲率半径と等しいが、他の実施形態では異なってもよい。
【0139】
物品係合構造体RTは、少なくとも1つ、2つ、又はそれ以上の連結歯340cを備える。図示されている実施形態は、橋梁部分又は連結部分342に各々が結合又は連結される4つの連結歯340cを備える。図示されている実施形態では、橋梁部分又は連結部分342の第1の端又は近位端が、一部で連結歯340cに結合され、一部で主パネル312に結合されている。橋梁部分又は連結部分342の第1の端は連結歯340cの側縁に連結されてもよく、側縁は、連結歯340cの係合縁に隣接して配置される。橋梁部分又は連結部分342の第2の端又は遠位端が、カバーパネル314に直接結合又は連結されている。橋梁部分又は連結部分342は実質的に「Z字」又は「S字」の形とされ得る。橋梁部分又は連結部分342は、概して径方向に延びる区域と、概して周方向に延びる部分とを備える。
【0140】
カバーパネル314は、物品Bが当接し得る端停止部を提供する少なくとも1つのストッパタブ344を備える。ストッパタブ344は、物品Bのポートの周縁と当接又は係合することができる。図示されている実施形態では、物品Bは、
図12において最もよく示されている充填ポートC(「栓」としても知られている)を備える。ポートCは自己閉鎖弁を備え、これは、物品Bの中の流体圧力によって閉鎖した構成で保持される玉軸受の形態を取り得る。ポートCは、物品Bを充填するための、及び、物品B内から製品を分注するための結合器を受け入れるように適合される。図示されている実施形態では、ブランク310は、複数のストッパタブ344を備え、明確には、限定されることはないが、4つのストッパタブ344を備える。ストッパタブ344の対は、実質的に互いと反対となるように配置されており、つまり、直径方向において反対とされている。
【0141】
橋梁部分又は連結部分342は、複数の歯340a、340c、340eと主パネル312との間のヒンジ連結を形成する概念的な円NCの中に含まれるように配置され得る。つまり、橋梁部分又は連結部分342は、複数の歯340a、340c、340eの設置場所の中に含まれる。連結部分342の最も外側の縁を形成する切れ目371、373の一部分371a、373aが、前記ヒンジ連結を形成する概念的な円NCに対してずらされている。
【0142】
連結部分342の内側の縁を形成する切れ目の少なくとも一部分371b、373bが、少なくとも部分的にストッパタブ344も定めており、連結部分342とストッパタブ344とは共通の切れ目を共有している。ストッパタブ344は、連結部分342の中に入れ子にされているか、又は形がぴったりと合わされている。ストッパタブ344は、少なくとも部分的に、連結部分342の径方向に延びる部分と、連結部分342が連結される連結タブ340cとの間に配置されている。
【0143】
部分的な歯340eが、連結部分342の径方向に延びる部分に当接し得るか、又は、その部分に隣接して配置され得る。
【0144】
図8は、キャップ390などの係合デバイスを形成するために物品Bに備え付けられたブランク310を示している。キャップ390は、任意選択で飲料ケグである、物品BのポートCを保護するために、カバーパネル314を備える。これは、ポートCへの埃、ゴミ、又は他の異物の侵入を防止又は抑制することができる。キャップ390は、情報、宣伝、又はブランディングの表示のための表面を提供してもよい。
【0145】
ポートCと係合させられるとき、カバーパネル314は、連結部分又はブリッジストラップ342及び歯340a、340c、340eと共に、主パネル312から外向きに変位させられる。歯340a、340c、340eは、物品Bからのキャップ390の取り外し又は分離を抑制するために、ポートCのフランジ、突出、又はリップと係合する。
【0146】
図9A及び
図9Bは、別の実施形態による、任意選択で、キャップが組み込まれている識別タグであり得る物品係合デバイス490(
図10参照)の係合パネル412を形成する主パネル412を備えるブランク410を示している。任意選択で、主パネル412は形が六角形であり、他の実施形態では、限定されることはないが、正方形、五角形、八角形、十二角形、十六角形、及び円など、他の形が用いられてもよい。主パネル412は、
図7A及び
図7Bの実施形態のものより寸法が大きい。
【0147】
主パネル412は、
図7A及び
図7Bの物品係合構造体RTと構造が実質的に同様な単一の物品係合構造体RTを備え、さらに詳細には説明されない。
【0148】
物品係合構造体RTは、主パネル412の取り外し可能部分408を形成する脆い線又は切断線可能線409によって包囲されている。取り外し可能部分408と、それに設けられた物品係合構造体RTとは、
図10及び
図11に示されているような物品BのポートCのためのキャップ又はカバー490を形成する。物品Bは任意選択で飲料ケグであり得る。
【0149】
切断線可能線409の外側の主パネル412の一部分は環部412Bを形成している。環部412Bは、
図11及び
図12に示されているように、キャップ490から切断線可能線409に沿って分離可能又は取り外し可能である。
図12では、キャップ490はポートCから取り外されている。
【0150】
主パネル412からの切断線可能線409に沿ってのキャップ490の分離又は取り外しは、主パネル412において開口部OPを作り出し、開口部OPは、ポートCが開口部OPを通過した状態で、環部412Bが物品Bの上パネルTに着座することができるように、ポートCを収容するのに十分な大きさである。主パネル412は、物品Bの上部における凹部又は開口部の中に収容されるように寸法決定される。物品Bにおける凹部は、1つ又は複数の取っ手開口部Hを有する直立する環状の壁を提供する。
【0151】
切断線可能線409はタブ408Tを提供するように成形でき、タブ408Tは、ポートCからのキャップ490の取り外しを容易にするための取っ手を提供することができる。
【0152】
環部412Bは、情報、宣伝、又はブランディングの表示のための追加の表面を提供するための識別タグとして供することができ、有利には、キャップ490の取り外しの後に情報は物品Bに備え付けられたままである。
【0153】
ここで
図13及び
図14を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示されている実施形態では、可能な場合、同様の符号は、これらの特徴が第6の実施形態それぞれに属することを指示するために、「500」の接頭辞の追加を伴っているが、同様の部品を指示するために使用されている。代替の実施形態は、先の実施形態と多くの共通の特徴を共有しているため、
図1~
図12に示された実施形態との違いだけがより詳細に記載されている。
【0154】
図13は、物品係合デバイス590(
図14参照)の係合パネル512を形成する主パネル512を備えるブランク510を示している。係合パネル512がケグ環部などの識別タグとして供する一方で、カバーパネル514は、
図14に示されているようなケグの吐出口/弁/ポートを覆うためのキャップとして供する。任意選択で、主パネル512は形が六角形であり、他の実施形態では、限定されることはないが、正方形、五角形、八角形、十二角形、十六角形、及び円など、他の形が用いられてもよい。
【0155】
主パネル512は単一の物品係合構造体RTを備える。物品係合構造体RTは、カバーパネル514によって一部で定められている物品受容開口部を備える。カバーパネル514は主パネル512から切り出される。
【0156】
物品係合構造体RTは、カバーパネル514の周りに配置され、物品受容開口部の周囲を形成する複数の係合歯540a、540e、540fを備える。
【0157】
複数の歯540a、540e、540fは、折り線によって主パネル512にヒンジ留めされている。折り線は、複数の切れ目によって定められ得る。
【0158】
物品係合構造体RTは、第1の端区域581、反対の第2の端区域583、及び中間区域582を各々が備える第1の非線形スリット580a及び第2の非線形スリット580bの対を少なくとも備える。図示されている実施形態は、4つの非線形スリット580、580a、580bを備える。第1の非線形スリット580a及び第2の非線形スリット580bそれぞれの第1の区域581及び中間区域582は、カバーパネル514の一部を形成する。第1のスリット580aの第1の端区域581は、第2のスリット580bの第2の端区域583の径方向内側の位置に配置されている。第1の非線形スリット580a及び第2の非線形スリット580bそれぞれの中間区域582は、係合歯540a、540e、540fのうち少なくとも1つの係合歯の径方向内側端縁、遠位端縁、自由端縁、又は係合端縁を形成する。
【0159】
第1のスリット580aの第1の端区域581と第2のスリット580bの第2の端区域583とは、それらの間に、カバーパネル514と、主パネル512、又は、代替の実施形態では係合歯540a、540e、540fのうち1つとの間の連結のためのブリッジストラップ542を形成するために、互いと並んでいるが離間されて延びている。
【0160】
ブリッジストラップ542は、物品受容開口部に対して概して周方向に延びる第1の部分又は区域542aを備える。ブリッジストラップ542は、物品受容開口部に対して概して周方向に延び、第1の区域542aの径方向外向きに配置される第2の部分又は区域542bを備える(つまり、第2の部分又は区域542bは、第1の部分又は区域542aより物品受容開口部の中心から遠くにある)。第1の区域542aと第2の区域542bとは第3の部分又は区域542cによって一緒に結合されており、第3の区域542cは、物品受容開口部に対して概して径方向に延びている。この配置は、ブリッジストラップ542を径方向において物品受容開口部を越えて相当に延ばす必要なく、物品に適用されるときに主パネル512をカバーパネル514から(より低い高度又はより高い高度で)さらに遠くに離間させることを可能するのに有利であり得る。この方法では、物品係合構造体RTがコンパクトな設置場所を有する。
【0161】
係合歯540a、540e、540fのうち少なくとも1つの係合歯が、物品受容開口部に対して概して径方向に延びる径方向切断線585によって定められる側縁を有する。径方向切断線585が第1の非線形スリット580a及び第2の非線形スリット580bのそれぞれ1つの中間区域582から延びている。
【0162】
第1の非線形スリット580aは、第1の非線形スリット580aの第1の端区域581から延びる分岐区域584を備える。分岐区域584の少なくとも一部は、第2のスリット580bの第2の端区域583の径方向外側の位置に配置されており、第2の端区域583と並んで延びている。
【0163】
カバーパネル514は、物品周縁Rに載置するための少なくとも1つのストッパタブ544を備える(
図15参照)。少なくとも1つのストッパタブ544は、カバーパネル514から径方向外向きに延びており、少なくとも部分的に第1の非線形スリット580aの第1の端区域581によって定められている。図示されている実施形態は、4つのストッパタブ544を備え、4つのストッパタブ544は各々、非線形スリット580の第1の端区域581によって定められる。
【0164】
ストッパタブ544はブリッジストラップ542において凹部を定め、凹部は、ポートCから径方向外向きに延び、少なくとも部分的にポートCの周りで周方向に延びる周縁、リッジ、突出、又はリップと係合し得るか、又はそれらを受け入れ得る。この方法では、デバイス590はポートCに固定され得る。
【0165】
デバイス又はケグ環部590の主パネル512は、物品B、樽又はケグの上部(
図15に示されていない)の上方で保持され得る。主パネル512は、少なくとも初期には、物品の上部と直接接触していなくてもよく、これは、デバイス又はケグ環部590が古びるか又は水分を吸収するにつれて変化し得る。
【0166】
係合歯540a、540e、540fは、デバイス590を安定化させるためにポートCの側壁と係合するように構成され得る。
【0167】
本開示は、物品携行器90; 190; 390; 490; 590を形成するために、物品Bとブランク10; 110; 210; 310; 410; 510 とを係合するための、物品を保持又は係合する構造RT; RT1、RT2を有する上部係合式のキャリア90; 190; 390; 490; 590を提供している。
【0168】
キャリア90; 190; 390; 490; 590は、それぞれの物品Bを受け入れて主パネル12; 112; 212; 312; 412; 512をそれぞれの物品Bに固定するための1つ又は複数の物品保持構造体又は物品係合構造体RT; RT1、RT2を有する主パネル12; 112; 212; 312; 412; 512を備える。
【0169】
本開示は、複数の係合歯40a、40b、40c, 40d、40e; 140b、140c、140e; 240b、246、250; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fによって部分的に形成された物品受容開口部を有する物品保持構造体又は物品係合構造体RT; RT1、RT2を提供する。物品保持構造体RT; RT1、RT2は、少なくとも1つ、2つ、又はそれ以上のブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542によって主パネル12; 112; 212; 312; 412; 512に結合されるカバーパネル14; 114; 214; 314; 414; 514を備える。各ブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542は、係合歯又は連結歯40c、40d; 140c; 240c; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fから延び、カバーパネル14; 114; 214; 314; 414; 514に直接連結される。これは、物品係合構造体RT; RT1、RT2に受け入れられるとき、係合歯又は連結歯40c、40d; 140c; 240c; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fを物品Bとの係合状態に維持するのに有利であり得る。この配置は、係合歯又は連結歯40c、40d; 140c; 240c; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fがブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542によって径方向外向きに、物品Bから離れる方へ引っ張られ、そのため物品Bから係合解除されることを防止又は軽減することができる。
【0170】
本開示は、カバーパネル14; 214; 314; 414; 514と、第1の弓状スリット71、73; 371、373、377、379; 580aの第1の端区域71b、73b; 371b、373b、377b、379b; 581によって定められる外側自由端を有する(物品周縁又は突出に載置するための)少なくとも1つのストッパタブ44; 244、248、252、256; 344; 444; 544とを有する物品保持構造体又は物品係合構造体RT; RT1、RT2を提供する。外側自由端は、ブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542によって隣接され、第1の端区域71b、73b; 371b、373b、377b、379b; 581によってブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542から分離される。
【0171】
本開示は、カバーパネル14; 214; 314; 414; 514と、第1の弓状スリット71、371、373、377、379; 580aの第1の端区域71b; 371b、373b、377b、379b; 581によって定められる外側自由端を有する少なくとも1つのストッパタブ44; 244、248、252、256; 34; 444; 544とを有する物品保持構造体又は物品係合構造体RT; RT1、RT2を提供する。外側自由端は、ブリッジストラップ42; 142; 242; 342; 442; 542が第1の端区域71b; 371b、373b、377b、379b; 581と第2の端区域73a; 373a、377a、379a、371a; 583との間で定められるように、第2の弓状スリット73; 373、377、379、371; 580bの第2の端区域73a; 373a、377a、379a、371a; 583から径方向に離間される。
【0172】
本開示は、相対する本質的に弓状のスリット71、73の対を備える上部係合デバイスRT; RT1、RT2を提供する。第1のスリット71の第1の端区域71bは、第2のスリット73の第2の端区域73aの径方向内側の位置に配置されている。第1のスリット71の第2の端区域71aは、第2のスリット73の第1の端区域73bの径方向外側の位置に配置されている。
【0173】
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の物品Bが吊り下げられ得る上部係合デバイスRT、RT1、RT2を有する主パネル12; 112; 212を備える物品携行器90; 190が提供される。
【0174】
他の実施形態では、表示領域又はダストキャップを提供するために物品Bに備え付けられる係合デバイスRTを有する主パネル312; 412; 512を備える物品カバー又はキャップ390; 490; 590が提供される。
【0175】
本開示は、少なくとも1つの物品Bと係合するための物品保持構造体又は物品係合構造体RT; RT1、RT2を備える物品係合デバイス90; 190; 390; 490; 590も提供する。デバイス90; 190; 390; 490; 590は、係合構造体RT; RT1、RT2を備える主パネル12; 112; 212; 312, 412; 512を備える。係合構造体RT; RT1、RT2は、頂部受容開口部の周りに部分的に配置される複数の係合歯40a、40b、40c, 40d、40e; 140b、140c、140e; 240b、246、250; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fによって部分的に形成された頂部受容開口部を備える。デバイス90; 190; 390; 490; 590は、頂部受容開口部を少なくとも部分的に形成するために、主パネル12; 112; 212; 312, 412; 512から切り出されたカバーパネル14; 114; 214; 314; 414; 514を備える。係合構造体RT; RT1、RT2は、第1の端区域及び第2の反対の端区域71b、71a、73b、73a; 371b、371a、373b、373a; 581、583及び中間区域71、73; 371、373; 582を各々が備える、少なくとも第1及び第2の非線形スリット71、73; 371、373; 580a、580bの対をさらに備える。第1及び第2の非線形スリット71、73; 371、373; 580a、580bそれぞれの第1の区域及び中間区域71b、71、73b、73; 371b、371、373b、373; 581、582は、カバーパネル514の一部を形成する。第1のスリット71; 371; 580aの第1の端区域71b、73b; 371b、373b; 581は、第2のスリット73; 373; 580bの第2の端区域73a; 373a; 583の径方向内側の位置に配置される。第1及び第2の非線形スリット71、73; 371、373; 580a、580bそれぞれの中間区域71、73; 371、373; 582は、係合歯40a、40b、40c、40d、40e; 140b、140c、140e; 240b、246、250; 340a、340c、340e; 440a、440c、440e; 540a、540e、540fのうち少なくとも1つの係合歯の径方向内側の端又は遠位端を形成する。
【0176】
ブランク10; 110; 210; 310; 410; 510は少なくとも板紙の基材を含む。板紙の基材の材料は、例えば、重量が約10pt.から上で、好ましくは約16pt.から約28pt.(0.028インチ/約0.7mm)までの範囲にある、任意の従来の板紙から選択され得る。このような基材の例は、WestRock(登録商標)Companyによって製造される、27ポイント(pt.)のSBS厚紙(PrintKote(登録商標)という商品名の、一方の側が被覆された固形漂白の硫酸板紙)、又は、CNK(登録商標)厚紙(Coated Natural Kraft(登録商標)-CarrierKote(商標)という商品名の、一方の側にクレーコートを有する非漂白のクラフト板紙)である。板紙の基材は、漂白又は未漂白の厚紙であり得る。厚紙は、印刷方法及び厚紙の組成との適合性について選択された従来の被覆によって、少なくとも一方の側、任意選択でラミネーションの反対側、において被覆されてもよい。
【0177】
ブランク10; 110; 210; 310; 410; 510は、板紙層に積層される耐引き裂き層を含み得る。ブランク10; 110; 210; 310; 510; 610; 710; 810は、板紙の基材と耐引き裂き層との間に粘着剤層を任意選択で含む。耐引き裂き層は、板紙の基材の被覆されていない側にわたって配置されてもよく、ポリマ材料から形成でき、基材に固定され得る。耐引き裂き層は靱性を積層構造に付与する。適切な耐引き裂き性材料には、限定されることはないが、二軸で配向されたポリエステル、配向されたナイロン、交差積層されたポリオレフィン、又は高密度ポリオレフィンである、例えばMYLAR(登録商標)といったn軸で配向された膜の層を含み得る、例えばNATRALOCK(登録商標)といった耐引き裂き性積層シート材料があり得る。これらの材料の配向及び交差積層構造は耐引き裂き特性に寄与する。また、耐引き裂き性は、押し出しメタロセン触媒ポリエチレン(mPE)などの耐引き裂き性材料の化学的性質に起因されてもよい。
【0178】
代替で、耐引き裂き層は鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の層であってもよい。鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)又はmPEが使用される実施形態では、粘着剤層を組み込むことは必要ではない。高度な耐引き裂き性を有する他の適切な材料が使用されてもよい。
【0179】
粘着剤層は、低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリオレフィン材料から形成され得る。粘着剤層は、耐引き裂き層を基材に固定するために、基材と耐引き裂き層との間に配置され得る。
【0180】
様々な変更が本発明の範囲内で行うことができることは理解され得る。例えば、パネル及び開口部の大きさ及び形は、異なる大きさ又は形の物品を収容するように調節され得る。肩パネルが省略されてもよい。本発明は、上部で係合する種類のカートンに限定されず、本発明は、限定されることはないが、開放した上部の木箱、蓋付き又は閉じた上部の木箱など、他のカートンの様式で用いられてもよい。
【0181】
本明細書で使用されているように、「上」、「下」、「底」、「前」、「後」、「端」、「側方」、「内向き」、「外向き」、「上方」、及び「下方」などの方向への言及は、それぞれのパネルをこのような配向に必ずしも限定するものではなく、これらのパネルを互いから区別するように供するだけであり得ることは、認識されるものである。
【0182】
本明細書で使用されているように、「ヒンジ連結」及び「折り線」という用語は、ブランクのヒンジの特徴を形成するか、ブランクの一部分同士を互いに対して折るのを容易にするか、又はさもなければ、ブランクについてのパネルを折る最適な場所を指示するすべての様態の線に言及している。「ヒンジ連結」への言及は、単一の折り線だけに言及していると必ずしも解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ連結は2本以上の折り線から形成されてもよく、2本以上の折り線それぞれは、形が真っ直ぐ/直線又は湾曲/曲線のいずれかであり得る。線形の折り線がヒンジ連結を形成するとき、互いと平行に配置され得るか、又は、互いに対して若干斜めにされ得る。曲線の折り線がヒンジ連結を形成するとき、曲線の折り線によって包囲される領域内に成形されたパネルを形成するために、互いと交差することができる。このようなヒンジ連結の典型的な例は、間に楕円のパネルを形成するように2つの点において交差するアーチ形又は弓状の折り線の対を備え得る。ヒンジ連結は、1つ又は複数の線形の折り線と、1つ又は複数の曲線の折り線とから形成されてもよい。このようなヒンジ連結の典型的な例は、線形の折り線と、間に半月形のパネルを形成するように2つの点において交差するアーチ形又は弓状の折り線との組合せを備えてもよい。
【0183】
本明細書で使用されているように、「折り線」という用語は、以下のもの、すなわち、ミシン目線、エンボス線、デボス線、穿孔の線、短いスリットの線、半切込みの線、単一の半切込み、途切れた切れ目、一列にされたスリットの線、ミシン目の線、及び前述の選択肢の任意の組合せのうち1つを指すことができる。
【0184】
ヒンジ連結及び折り線のそれぞれが、穿孔、穿孔の線、短いスリットの線、半切込みの線、単一の半切込み、切れ目、途切れた切れ目、スリット、ミシン目、エンボス線、デボス線、それらの任意の組合せなどを含む、ブランクの基材に形成される要素をそれぞれ含み得ることは、理解されるべきである。要素は、所望の機能性を提供するための寸法及び配置とされ得る。例えば、穿孔の線は、折り線及び/又は切断線線を形成するためにある程度の弱さを伴う寸法又は設計とされ得る。穿孔の線は、折りを容易にしつつ破れに抗するように、折りを容易にしつつより大きい労力で破れるのを容易にするように、又は、小さい労力で破れるのを容易にするように、設計され得る。
【0185】
本明細書で使用されているような「~と見当合わせして」という文言は、2つの重なるパネルのうち第1のものに形成された開口部、及び2つの重なるパネルのうち第2のものに形成された第2の開口部など、組み立てられたカートンにおける2つ以上の要素の位置合わせに言及している。互いと見当合わせされているそれらの要素は、重なるパネルの厚さの方向において互いと位置合わせされ得る。例えば、主パネルにおける開口部が、主パネルと重なる配置に置かれる第2のパネルにおける第2の開口部「と見当合わせして」いるとき、開口部の縁は第2の開口部の縁の少なくとも一部分に沿って延びることができ、第1及び第2のパネルの厚さの方向において、第2の開口部と位置合わせされ得る。
【符号の説明】
【0186】
10 ブランク
12 主パネル、係合パネル
14 カバーパネル
40a 係合歯、第1の歯、完全な歯、第1の完全な歯
40b 係合歯、第2の歯、完全な歯、第2の完全な歯
40c、40d 係合歯、連結歯、連結タブ
40e 係合歯、部分的な歯
41 径方向の切れ目
42 橋梁部分、連結部分
43 第1の周辺切れ目
44 ストッパタブ
45 第2の周辺切れ目
60 主タブ
62 副タブ
71 切れ目、第1の弓状スリット、第1のスリット
71a 第2の端区域
71b 切れ目、第1の端区域
73 切れ目、第2の弓状スリット、第2のスリット
73a 第2の端区域
73b 切れ目、第1の端区域
90 カートン、キャリア、物品携行器、物品係合デバイス
110 ブランク
112 主パネル、係合パネル、第1の主パネル、上壁
113 折り線
114 カバーパネル
115 折り線
116 第2の主パネル、第1の端パネル
117 折り線
118 第3の主パネル、第2の端パネル
119 折り線
120 第4の主パネル、第1の側面パネル
121A、121B 折り線
122 第5の主パネル、第2の側面パネル
123A、123B 折り線
124A 第1の角パネル
124B 第2の角パネル
125A、125B 折り線
126A 第1のウェブパネル
126B 第2のウェブパネル
127A、127B 折り線
128A 第3の角パネル
128B 第4の角パネル
129A、129B 折り線
130A 第3のウェブパネル
130B 第4のウェブパネル
131A、131B 折り線
140b 第2の完全な歯、係合歯
140c 連結タブ、係合歯
140e 部分的な歯、係合歯
142 橋梁部分、連結部分
190 カートン、キャリア、物品携行器、物品係合デバイス
194 タブ
195 切れ目、切断線可能線
210 ブランク
212 主パネル、第1の主パネル
214 カバーパネル
220 主パネル、第1の側面パネル
222 主パネル、第2の側面パネル
240b 第2の完全な歯
246 第2の係合タブ
248 第1のストッパタブ、停止タブ
250 第1の係合タブ
252 第2のストッパタブ、停止タブ
256 第3のストッパタブ、停止タブ
310 ブランク
312 主パネル、係合パネル
314 カバーパネル
340a 係合歯、第1の完全な歯
340c 係合歯、連結歯
340e 係合歯
341 径方向の切れ目
342 橋梁部分、連結部分
343 第1の周辺切れ目
344 ストッパタブ
345 第2の周辺切れ目
371、373 切れ目、第1の弓状スリット
371a、373a、377a、379a 一部分、第2の端区域
371b、373b、377b、379b 一部分、第1の端区域
390 パッケージ、物品係合デバイス、キャップ、物品カバー
408 取り外し可能部分
408T タブ
409 脆い線、切断線可能線
410 ブランク
412 主パネル、係合パネル
412B 環部
490 パッケージ、物品係合デバイス、キャップ、物品カバー
510 ブランク
512 主パネル、係合パネル
514 カバーパネル
540a、540e、540f 係合歯
542 ブリッジストラップ
542a 第1の部分、第1の区域
542b 第2の部分、第2の区域
542c 第3の部分、第3の区域
544 ストッパタブ
580 非線形スリット
580a 第1の非線形スリット
580b 第2の非線形スリット
581 第1の端区域
582 中間区域
583 第2の端区域
584 分岐区域
585 径方向切断線
590 パッケージ、物品係合デバイス、ケグ環部、物品携行器、物品カバー、キャップ
610 ブランク
710 ブランク
810 ブランク
A1 開口部
B 物品
C 充填ポート
E1 係合縁
H 取っ手構造
M 安定化デバイス
NC 概念的な円
OP 開口部
RT 物品保持構造体、第1の物品保持構造体、物品係合構造体
RT1 外側又は最も端の物品保持構造体
RT2 中間物品保持構造体
T 上パネル
W1、W2 位置合わせデバイス、位置決めデバイス
【国際調査報告】