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特表2024-527055増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04B 17/40 20150101AFI20240711BHJP
   H04W 84/18 20090101ALI20240711BHJP
   H04W 52/18 20090101ALI20240711BHJP
【FI】
H04B17/40
H04W84/18 110
H04W52/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504993
(86)(22)【出願日】2022-07-29
(85)【翻訳文提出日】2024-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2022109109
(87)【国際公開番号】W WO2023006091
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110873151.8
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ペン、シューヤン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ホアン
(72)【発明者】
【氏名】リウ、チンホア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
(57)【要約】
本願は、増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器を開示し、無線通信の技術分野に属する。本願の実施例の増幅器の制御方法は、増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップと、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行うステップとを含み、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップと、
前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行うステップとを含み、
前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む、
増幅器の制御方法。
【請求項2】
前記第1情報は、
状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、
前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、
データスケジューリング情報、
時分割複信TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、
前記増幅器の送信電力、
不連続受信DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、
マスタセルグループMCG配置情報、
セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記データスケジューリング情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが上りリンクULデータ及び/又は下りリンクDLデータである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理上りリンク制御チャネルPUCCH、サウンディング参照信号SRS、チャネル状態情報-参照信号CSI-RS、同期信号ブロックSSB、共通サーチスペースCSSのうちの少なくとも一項を含む所定データである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記TDDの配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記TDDの配置がUL配置及び/又はDL配置を含む場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記TDDの配置がflexible配置を含む場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
UL配置及び/又はDL配置を含む第1配置とflexible配置を含む第2配置と比である前記TDDの配置比に基づいて、前記目標状態を決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記目標リソース情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記目標リソース情報が前記ハードリソースである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記利用不可能リソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定するステップは、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースであり、且つ前記ネットワーク側機器から送信された、前記増幅器が前記第1状態であるか、又は、前記第2状態であるかを指示するための第3指示情報を受信した場合に、前記第3指示情報に基づいて前記目標状態を決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップとのいずれか一項を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記MCG配置情報及び/又は前記SCG配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記増幅器の状態が第2状態であることを前記MCG配置情報と前記SCG配置情報がいずれも指示した場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記増幅器の状態が第1状態であることを前記MCG配置情報又は前記SCG配置情報が指示した場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との合計であり、
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、
前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計であり、
前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との重合部分であり、
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であり、動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であり、動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計である、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
増幅器が前記端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態である場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
増幅器が端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定するステップの前に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定するステップと、
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップとの少なくとも一項を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第2情報は、
前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、
SSB配置情報、
ページングpaging配置情報、
制御リソースセットCORESET配置情報、
サーチスペースSearch space配置情報、
データスケジューリング情報の少なくとも一項を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2情報は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定したものであり、
前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信した情報であり、
前記第4測定結果は前記端末が前記ネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が前記端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定するステップの前に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器から送信された第5指示情報を受信するステップであって、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替コマンド、及び/又は、前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える時間情報である関連時間情報が搭載されているステップと、
前記増幅器が前記切替コマンド及び/又は前記関連時間情報に基づいて状態切替を行うステップとを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記関連時間情報は、
前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報の少なくとも一項を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップは、
前記第1測定結果として上りリンク信号を測定できなかった場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果が第1閾値より小さい場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果が第1閾値以上の場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果として上りリンク信号を測定した場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップの前に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器から送信された、測定時間アクティブ化情報及び/又は測定時間指示情報が搭載されている第6指示情報を受信するステップと、
前記増幅器が前記測定時間アクティブ化情報及び/又は前記測定時間指示情報に基づいて目標測定時間を決定し、前記目標測定時間に基づいて前記第3情報を測定し、前記第1測定結果を得るステップとを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記第6指示情報に前記測定時間アクティブ化情報が搭載されており、且つ前記増幅器が前記第2状態にある場合に、前記増幅器が前記第1状態に切り替えるステップを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記増幅器が前記第2状態にあるが、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理する必要がある場合に、前記増幅器が前記第2状態から前記第1状態に切り替えるステップを更に含み、
前記目標機器は前記増幅器がカバーする端末及び/又はネットワーク側機器である、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記増幅器が前記第2状態にあるが、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理する必要がある場合に、前記増幅器が前記第2状態から前記第1状態に切り替えるステップの前に、
前記ネットワーク側機器から送信された第4情報を受信するステップと、
前記第4情報に基づいて、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理するか否かを決定するステップとを更に含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップの前に、
前記増幅器には前記増幅器の状態決定ルールを配置した少なくとも1つの状態配置情報が配置されている場合に、前記少なくとも1つの状態配置情報に基づいて目標配置情報を決定するステップを更に含み、
前記増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記目標配置情報に基づいて、前記増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された前記第1情報に基づいて、前記目標状態を決定するステップを含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行うステップの後、
前記増幅器が前記第1状態に切り替えた場合に、前記増幅器が第1動作パターンに基づいて信号増幅を行うステップを更に含み、
前記増幅器は少なくとも1つの動作パターンが配置され、前記動作パターン毎に前記増幅器の少なくとも1つの増幅倍数が配置され、異なる前記増幅倍数が異なる時間領域情報及び/又は周波数領域情報に対応し、前記第1動作パターンが前記少なくとも1つの動作パターンに属するものである、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記増幅器が第1動作パターンに基づいて信号増幅を行うステップの後、
第1条件が満たされた場合に、前記増幅器が前記第1動作パターンから第2動作パターンに切り替えるステップを更に含み、前記第2動作パターンは前記少なくとも1つの動作パターンのうち、前記第1動作パターン以外の他の動作パターンであり、
前記第1条件は、
前記ネットワーク側機器から送信されたパターン切替指示、
前記第1動作パターンの動作時間、
データスケジューリング情報、
TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビームID又はビームindex、
前記増幅器の送信電力、
DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも1種を含む目標リソース情報の少なくとも一項により決定される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの状態配置情報及び/又は前記少なくとも1つの動作パターンは所定次元により配置され、前記所定次元は、
UL次元、
DL次元、
時間単位次元、
時分割多重化TDM次元、
周波数分割多重化FDM次元、
空間分割多重化SDM次元、
少なくとも1つのサブ周波数領域次元を含む周波数領域次元、
少なくとも1つのサブ時間領域次元を含む時間領域次元の少なくとも一項を含む、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項24】
前記第1情報又は前記第2情報は第5情報によって伝送され、前記第5情報は無線リソース制御RRC配置情報、メディアアクセス制御制御要素MAC CE、DCIのうちの少なくとも一項を含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記第1情報を前記第5情報によって伝送する場合に、前記第5情報には前記増幅器の目標状態の開始時間、終了時間、持続時間長のうちの少なくとも一項がさらに搭載されている、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第5情報の有効化時間は前記第5情報を受信する第1時間単位及び第1数値により決定され、
又は、前記第5情報の有効化時間は前記ネットワーク側機器から送信された第7指示情報に基づいて決定される、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記第1数値はサブキャリア間隔に関連する、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ネットワーク側機器が第1情報及び/又は第2情報を増幅器に送信するステップを含み、
前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、
前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである、増幅器の制御方法。
【請求項29】
前記第1情報は、
状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、
前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、
データスケジューリング情報、
時分割複信TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、
前記増幅器の送信電力、
不連続受信DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、
マスタセルグループMCG配置情報、
セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第2情報は、
前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、
SSB配置情報、
ページングpaging配置情報、
制御リソースセットCORESET配置情報、
サーチスペースSearch space配置情報、
データスケジューリング情報の少なくとも一項を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記端末アクセス状態は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定したものであり、前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信した情報であり、
前記第4測定結果は前記端末がネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
ネットワーク側機器が第2情報を前記増幅器に送信するステップの前に、
前記ネットワーク側機器が第5指示情報を前記増幅器に送信するステップを更に含み、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替指示情報、及び前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える関連時間情報が搭載されている、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記関連時間情報には、
前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、
前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報の少なくとも一項が搭載されている、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
増幅器に用いられる増幅器の制御装置であって、
端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するために用いられる決定モジュールと、
前記目標状態に基づいて状態切替を行うために用いられる切替モジュールとを備え、
前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む、増幅器の制御装置。
【請求項35】
前記第1情報は、
状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、
前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、
データスケジューリング情報、
時分割複信TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、
前記増幅器の送信電力、
不連続受信DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、
マスタセルグループMCG配置情報、
セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記決定モジュールは、更に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定することと、
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定することとの少なくとも一項に用いられる、請求項34に記載の装置。
【請求項37】
前記決定モジュールは、更に、前記増幅器の状態決定ルールを配置した少なくとも1つの状態配置情報が配置されている場合に、前記少なくとも1つの状態配置情報に基づいて目標配置情報を決定するために用いられ、
前記決定モジュールは、更に、前記目標配置情報に基づいて、前記増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された前記第1情報に基づいて、前記目標状態を決定するために用いられる、請求項34から36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項38】
前記切替モジュールは、更に、前記第1状態に切り替えた場合に、第1動作パターンに基づいて信号増幅を行うために用いられ、
前記増幅器は少なくとも1つの動作パターンが配置され、前記動作パターン毎に前記増幅器の少なくとも1つの増幅倍数が配置され、異なる前記増幅倍数が異なる時間領域情報及び/又は周波数領域情報に対応し、前記第1動作パターンが前記少なくとも1つの動作パターンに属するものである、請求項34から36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項39】
前記切替モジュールは、更に、第1条件が満たされた場合に、前記第1動作パターンから第2動作パターンに切り替えるために用いられ、前記第2動作パターンは前記少なくとも1つの動作パターンのうち、前記第1動作パターン以外の他の動作パターンであり、
前記第1条件は、
前記ネットワーク側機器から送信されたパターン切替指示、
前記第1動作パターンの動作時間、
データスケジューリング情報、
TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビームID又はビームindex、
前記増幅器の送信電力、
DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも1種を含む目標リソース情報の少なくとも一項により決定される、請求項38に記載の装置。
【請求項40】
ネットワーク側機器に用いられる増幅器の制御装置であって、
第1情報及び/又は第2情報を前記増幅器に送信するために用いられる第2送受信モジュールを備え、
前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、
前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである、増幅器の制御装置。
【請求項41】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1から27のいずれか一項に記載の増幅器の制御方法のステップを実現する、増幅器。
【請求項42】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項28から33のいずれか一項に記載の増幅器の制御方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項43】
プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、請求項1から27のいずれか一項に記載の増幅器の制御方法を実現するか、請求項28から33のいずれか一項に記載の増幅器の制御方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信の技術分野に属し、具体的には、増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0002】
関連通信技術において、増幅器(Repeater)を導入することにより、無線信号強度の増加、セルカバレッジ範囲の拡張等を図る。例えば、無線通信過程で、端末に到達する下りリンク信号の強度を増強するために、増幅器によって基地局等のネットワーク側機器から送信された下りリンク信号を受信し、それを増幅して端末に転送することができ、或いは、基地局に到達する上りリンク信号の強度を増強するために、増幅器によって端末からの上りリンク信号を受信し、それを増幅して基地局等のネットワーク側機器に転送することができる。
【0003】
しかしながら、関連技術に導入された増幅器がオンにされると、持続的に動作することを考えると、この場合に、この増幅器は、増幅が必要な信号がない時間帯でも、通信システム中のノイズを増幅することがあり、干渉を引き起こし、無線通信性能に影響を与えることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、増幅が必要な信号がない時間帯でも増幅器が通信システム中のノイズを増幅して干渉を引き起こすという問題を解決することができる増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1側面において、増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップと、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行うステップとを含み、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む増幅器の制御方法を提供する。
【0006】
第2側面において、ネットワーク側機器が第1情報及び/又は第2情報を前記増幅器に送信するステップを含み、前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである増幅器の制御方法を提供する。
【0007】
第3側面において、増幅器に用いられる増幅器の制御装置であって、端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するために用いられる決定モジュールと、前記目標状態に基づいて状態切替を行うために用いられる切替モジュールとを備え、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む増幅器の制御装置を提供する。
【0008】
第4側面において、ネットワーク側機器に用いられる増幅器の制御装置であって、第1情報及び/又は第2情報を前記増幅器に送信するために用いられる第2送受信モジュールを備え、前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである増幅器の制御装置を提供する。
【0009】
第5側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1側面に記載の方法のステップを実現する増幅器を提供する。
【0010】
第6側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1側面に記載の方法のステップを実現するためのものである増幅器を提供する。
【0011】
第7側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第2側面に記載の方法のステップを実現するネットワーク側機器を提供する。
【0012】
第8側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第2側面に記載の方法のステップを実現するか、第2側面に記載の方法のステップを実現するためのものであるネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第9側面において、プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1側面に記載の方法のステップを実現するか、第2側面に記載の方法のステップを実現する可読記憶媒体を提供する。
【0014】
第10側面において、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1側面に記載の方法のステップを実現するか、第2側面に記載の方法のステップを実現するためのものであるチップを提供する。
【0015】
第11側面において、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されて第1側面又は第2側面に記載の方法のステップを実現するコンピュータプログラム製品/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本願の実施例では、前記増幅器が端末状態情報とネットワーク側機器により指示された第1情報によって目標状態を決定し、目標状態に基づいて状態切替を行い、これによって、増幅器が信号を転送又は増幅する必要のない時に第1状態と第2状態との間で切り替えることができ、そのようにして、省電の目的を達成すると共に、無線通信システム中のノイズ増幅による干渉を低減させることができ、無線通信品質を確保する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願の一例示的実施例で提供された無線通信システムの構成模式図である。
図2】本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図3】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図4a】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図4b】本願の一例示的実施例で提供されたon/offパターンの模式図である。
図5】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図6a】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図6b】本願の一例示的実施例で提供された動作パターンの応用過程の模式図である。
図6c】本願の一例示的実施例で提供された動作パターンの応用過程の模式図である。
図7】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートである。
図8】本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御装置の構成模式図である。
図9】本願の別の例示的実施例で提供された増幅器の制御装置の構成模式図である。
図10】本願の一例示的実施例で提供された増幅器の構成模式図である。
図11】本願の一例示的実施例で提供されたネットワーク側機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0019】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の用語は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「および/または」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0020】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)、スマートサーフェス(Reconfigurable Intelligent Surface,RIS)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0021】
図1は本出願に係る実施例に適用可能な無線通信システムの構成模式図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を備える。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載装置(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含む。本出願に係る実施例では端末11の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、その中で、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network,WLAN)アクセスポイント、ワイヤレスフィディリティ(Wireless Fidelity,WiFi)ノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、本出願に係る実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。
【0022】
前記増幅器はスマート(Smart)増幅器、信号増幅器等と理解することができる。本実施例において、前記増幅器は端末モジュール(Mobile Termination,MT)と高周波ユニット(Radio Unit,RU)を含んでよく、前記MTはネットワーク側機器(例えば、gNB、ドナー(donor)ノード、コアネットワークノード等)との接続を確立するためのものであり、即ち、ネットワーク側機器はMTを経由して前記増幅器と情報を交換し、それによって前記増幅器はネットワーク側機器からの制御等を受け取ることができ、例えば、ネットワーク側機器は増幅器の送信パラメータ、増幅器のオン/オフ、送信ビーム等を制御することができる。前記RUは前記UEとの接続を確立して信号交換を行うためのものである。
【0023】
前記増幅器は、UEとネットワーク側機器との間に位置して上りリンク/下りリンク信号の増幅、転送等の処理を実現するネットワークノードと理解できることに注意すべきである。
【0024】
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施例及びそのユースケースによって本願の実施例で提供された技術的手段を詳細に説明する。
【0025】
図2は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法200の模式的なフローチャートを示し、当該方法200は増幅器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的には増幅器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法200は少なくとも以下のステップS210及びステップS220を含んでよい。
【0026】
S210において、増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定する。
【0027】
ここで、前記端末アクセス状態とは、前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを示すものであり、即ち、前記増幅器のカバレッジ範囲における端末及び/又はネットワーク側機器の間で信号増幅、転送等を行う必要があるか否かを示すものである。本実施例において、前記端末アクセス状態は前記増幅器が自ら決定してもよいし、前記ネットワーク側機器による指示等で決定してもよい。
【0028】
前記第1情報は前記増幅器にその状態を指示するためのものであり、例えば、状態切替を行う必要があるか否か、更に例えば、前記増幅器が切り替えるべき目標状態等を指示する。
【0029】
当然ながら、前記目標状態は第1状態又は第2状態を含んでよく、前記第1状態は前記増幅器(例えば、RU部分)が入力信号(例えば、端末又はネットワーク側機器から送信された信号)を増幅及び/又は転送することを示す。ここで、前記第1状態はON状態と理解することができ、電源投入状態、RUが入力信号を正常に増幅又は送信する状態等を含んでよい。
【0030】
前記第2状態は前記増幅器が入力信号(例えば、端末又はネットワーク側機器から送信された信号)を増幅及び/又は転送しないことを示す。ここで、前記第2状態はOFF状態と理解することができ、RUスリープ状態、低出力電力状態、電源切断状態のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0031】
通信設計によっては、前記増幅器での低増幅倍数状態は前記第2状態に属するものであってもよいし、前記第1状態に属するものであってもよいことに注意すべきであり、ここで限定されることがない。
【0032】
S220において、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う。
【0033】
理解されるように、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う時に、前記目標状態が現在所在する状態と同じであれば、前記増幅器は切り替えなく、前記目標状態が前記増幅器の現在の所在状態と異なっていれば、前記増幅器は現在状態から前記目標状態に切り替えることができる。
【0034】
本実施例において、前記増幅器が端末状態情報とネットワーク側機器により指示された第1情報によって目標状態を決定し、続いて前記目標状態に基づいて状態切替を行い、これによって、前記増幅器が信号を転送又は増幅する必要のない時に第1状態と第2状態との間で切り替えることができ、そのようにして、省電の目的を達成すると共に、無線通信システム中のノイズ増幅による干渉を低減させることができ、無線通信品質を確保する。
【0035】
例えば、増幅器に増幅が必要な信号のない時間帯を仮定すると、増幅器は第2状態(即ち、OFF状態)に切り替えることができ、それによって他のセルでの干渉信号とノイズの増幅を回避し、本セルの信号受信品質を確保し、又は、他のセルへ本セル送信信号のサイドローブとノイズ信号を送信することを回避し、他のセルの信号受信品質を確保する。
【0036】
図3は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法300の模式的なフローチャートを示し、当該方法300は増幅器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的には増幅器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法300は少なくとも以下のステップS310を含んでよい。
【0037】
S310において、増幅器がネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定する。
【0038】
理解されるように、S310の実現過程については方法実施例200中の関連記述を参照できる以外に、可能な一実現形態として、前記第1情報は少なくともは以下の(101)-(113)のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0039】
(101)状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報。
【0040】
ここで、前記第1指示情報は、下りリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)、メディアアクセス制御制御要素(Medium Access Control-Control Element,MAC CE)、スロットフォーマット指示(Slot Format Indication,SFI)、(Radio Resource Control,RRC)シグナリング等であってよい。
【0041】
ここでDCIを例にすると、前記ネットワーク側機器はDCIによって、切り替えるか、切り替えないかを前記増幅器に明示的又は暗示的に指示することができる。例えば、DCI中の1つのコードポイントによって、状態切替を行うように前記増幅器に指示し、もう1つのコードポイントによって、状態切替を行わないように前記増幅器に指示することができる。
【0042】
更に例えば、DCI中の1つのコードポイントによって状態切替を行うように前記増幅器に指示することができ、例えば、前記増幅器がON状態からOFF状態に切り替えるか、又はOFF状態からON状態に切り替える。
【0043】
(102)前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報。
【0044】
ここで、前記第1指示情報と同様に、前記第2指示情報はDCI、MAC CE、SFI、RRCシグナリング等であってもよい。
【0045】
ここで、再度DCIを例にすると、前記ネットワーク側機器は明示的又は暗示的な方式で前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示することができる。
【0046】
例えば、DCI中の1つのコードポイントによって、前記増幅器が前記第1状態であることを指示し、もう1つのコードポイントによって、前記増幅器が第2状態であることを指示することができる。
【0047】
更に例えば、DCI中の1つのコードポイントによって、前記増幅器が前記第1状態1(DRX配置1に対応する)であることを指示し、別のコードポイントによって、前記増幅器が第1状態2(DRX配置2に対応する)であることを指示し、更に別のコードポイントによって、前記増幅器が第2状態であることを指示することができる。
【0048】
更に例えば、1つのコードポイントによって、前記増幅器が前記第1状態1(増幅倍数alpha 1に対応する)であることを指示し、別のコードポイントによって、前記増幅器が第1状態2(増幅倍数alpha 2に対応する)であることを指示し、更に別のコードポイントによって、前記増幅器が第2状態であることを指示することができる。
【0049】
また、前記第2指示情報によって、前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示する時に、その指示方式は以下の(1021)-(1024)のうちの少なくとも1種を含んでよい。
【0050】
(1021)前記増幅器の下りリンク(Downlink,DL)時間単位でのリソースがON状態(即ち、第1状態)であることを指示する。
【0051】
(1022)前記増幅器の上りリンク(Uplink,UL)時間単位でのリソースがON状態であることを指示する。
【0052】
(1023)前記増幅器のフレキシブル(flexible)時間単位でのリソースが以下の(a)-(e)のうちの少なくとも一部の条件が満たされた場合に、ON状態であることを指示する。
(a)flexible時間単位にセミパーシステントUL/DL配置が存在する。
(b)flexible時間単位に動的UL/DLスケジューリングが存在する。
(c)flexible時間単位に基地局の動的指示情報が存在する。
(d)flexible時間単位に物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)等のスケジューリングが存在する。
(e)flexible時間単位にチャネル状態情報-参照信号(Channel State Information Reference Signal,CSI-RS)、同期信号ブロック(Synchronization Signal block,SSB)、共通サーチスペース(common search space,CSS)のうちの少なくとも一項のスケジューリングが存在する。
【0053】
(1024)前記増幅器が利用不可能(Not Available,NA)リソース(時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースであってよい)にある時に、OFF状態であるることを指示する。
【0054】
選択可能に、本実施例及び下記の実施例に記載の時間単位はサブスロット(sub-slot)、スロット(slot)、サブフレーム(sub-Frame)、フレーム(Frame)、シンボル(symbol)、秒(s)、ミリ秒(ms)等であってよいが、ここで限定されることがない。
【0055】
(103)データスケジューリング情報。
【0056】
ここで、前記データスケジューリング情報はULデータ、DLデータ等をスケジューリングすることに用いられる。
【0057】
これによると、前記第1情報がデータスケジューリング情報を含む場合に、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記データスケジューリング情報に基づいて、目標状態を決定するステップは以下の(1031)-(1033)のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0058】
(1031)前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータがULデータ及び/又はDLデータである場合に、前記目標状態が前記第1状態(即ち、ON状態)であると決定する。
【0059】
例えば、時間単位nにおいて、前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータがULデータ及び/又はDLデータである場合、前記増幅器の時間単位nでの状態が前記第1状態、即ちON状態である。
【0060】
(1032)前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0061】
例えば、時間単位nにおいて、前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合、前記増幅器の時間単位nでの状態が前記第2状態、即ちOFF状態である。
【0062】
(1033)前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが、PRACH、PUCCH、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal,SRS)、CSI-RS、SSB、CSS(例えば、type 1 CSS)のうちの少なくとも一項を含む所定データである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0063】
(104)時分割複信(Time Division Duplexing,TDD)の配置情報。
【0064】
ここで、前記第1情報がTDDの配置情報を含む場合に、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記TDDの配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは以下の(1041)-(1043)のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0065】
(1041)前記TDDの配置がUL配置及び/又はDL配置を含む場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0066】
例えば、時間単位nにおいて、前記TDDの配置がUL配置及び/又はDL配置を含む場合、前記増幅器の時間単位nでの状態が前記第1状態、即ちON状態であってよい。
【0067】
(1042)前記TDDの配置がflexible配置を含む場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0068】
例えば、時間単位nにおいて、前記TDDの配置がflexible配置を含む場合、前記増幅器の時間単位nでの状態が前記第2状態、即ちOFF状態である。
【0069】
(1043)UL配置及び/又はDL配置を含む第1配置とflexible配置を含む第2配置と比である前記TDDの配置比に基づいて、前記目標状態を決定する。
【0070】
例えば、前記比が第2閾値より大きい場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定し、前記比が第2閾値より大きくない場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定し、ここで、前記第2閾値はプロトコルによる規定、上位層による配置、ネットワークによる配置で実現することができる。
【0071】
(105)ビーム情報。
【0072】
ここで、前記ビーム情報はビーム方向、ビーム数等であってよい。
【0073】
(106)ビーム識別子(ID)又はビームインデックス(index)。
【0074】
例えば、(105)と(106)に対しては、前記第1情報に前記トラフィックロード情報が含まれている時に、前記目標状態が前記第1状態であるとデフォルトし、逆には、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定することができる。
【0075】
(107)前記増幅器の送信電力。
【0076】
例えば、前記増幅器の送信電力が第2閾値より大きい場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定し、前記増幅器の送信電力が第3閾値より大きくない場合に、前記目標状態が第2状態であると決定し、ここで、前記第3閾値はプロトコルによる規定、上位層による配置、ネットワークによる配置で実現することができる。
【0077】
(108)不連続受信(Discontinuous Reception,DRX)配置情報。
【0078】
例えば、前記DRX配置情報がDRX配置1又はDRX配置2である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0079】
(109)端末識別子情報。
【0080】
例えば、前記端末識別子情報に対応する端末が前記増幅器のカバーする端末である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定し、逆には、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0081】
更に例えば、前記第1情報に前記端末識別子情報が含まれている時に、前記目標状態が前記第1状態であるとデフォルトし、逆には、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0082】
(110)トラフィックロード(traffic load)情報。
【0083】
例えば、前記トラフィックロード情報が第3閾値より大きい場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定し、逆には、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0084】
更に例えば、前記第1情報に前記トラフィックロード情報が含まれている時に、前記目標状態が前記第1状態であるとデフォルトし、逆には、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0085】
(111)ハード(Hard)リソース情報、ソフト(soft)リソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報。
【0086】
ここで、前記第1情報が前記目標リソース情報である場合に、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記目標リソース情報に基づいて、目標状態を決定するステップは以下の(1111)-(1113)のうちの少なくとも一項を含む。
【0087】
(1111)前記目標リソース情報が前記ハードリソースである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0088】
(1112)前記目標リソース情報が前記利用不可能リソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0089】
(1113)前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定する。
【0090】
ここで、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合、DRX配置1を表し、又は増幅倍数alpha1を表し、又は、未決定の第1状態又は第2状態を表す。
【0091】
これによると、可能な一実現形態として、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースであり、且つ前記ネットワーク側機器から送信された、前記増幅器が前記第1状態であるか、又は、前記第2状態であるかを指示するための第3指示情報を受信した場合に、前記第3指示情報に基づいて前記目標状態を決定し、及び/又は、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0092】
例として、softリソース情報が未決定の第1状態と第2状態を表す場合に、基地局等のネットワーク側機器は第3指示情報によって、softリソースにおいて前記増幅器が第1状態又は第2状態であることを動的に指示することができ、softリソースにおいて前記増幅器が第1状態であることを基地局が動的に指示しなかった場合に、デフォルトで前記増幅器が第2状態であると決定する。
【0093】
(112)マスタセルグループ(Master Cell Group,MCG)配置情報。
【0094】
(113)セカンダリセルグループ(Secondary Cell Group,SCG)配置情報。
【0095】
ここで、前記第1情報がMCG配置情報及び/又はSCG配置情報を含む(つまり、前記増幅器が二重接続状態にある)場合に、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記MCG配置情報及び/又は前記SCG配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは以下の(1131)-(1132)のうちの少なくとも一項を含む。
【0096】
(1131)前記増幅器の状態が第2状態であることを前記MCG配置情報と前記SCG配置情報がいずれも指示した場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0097】
(1132)記増幅器の状態が第1状態であることを前記MCG配置情報又は前記SCG配置情報が指示した場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0098】
また、可能な一実現形態として、前記増幅器はMCG配置情報のみにより目標状態を決定してもよく、その決定過程については上述した(101)-(111)等の関連実現形態を参照することができ、繰り返して説明しないように、ここで限定しない。
【0099】
別の可能な実現形態として、前記MCG配置情報と前記SCG配置情報は前記増幅器の動作状態を指示できるだけではなく、前記増幅器の動作時間、動作周波数等を指示することもでき、これについて、以下、(1133)-(1137)を参照しながら説明する。
【0100】
(1133)前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との合計である。
【0101】
例えば、第1時間範囲が(T1,T2)、第2時間範囲が(T2,T3)であると仮定すると、前記第1増幅器の動作時間範囲は(T1,T2,T3)である。
【0102】
(1134)前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分である。
【0103】
例えば、第1時間範囲が(T1,T2)、第2時間範囲が(T2,T3)であると仮定すると、前記第1増幅器の動作時間範囲は(T2)である。
【0104】
(1135)前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計である。
【0105】
例えば、第1周波数範囲が(F1,F2)、第2周波数範囲が(F2,F3)であると仮定すると、前記第1増幅器の動作周波数範囲は(F1,F2,F3)である。
【0106】
(1136)前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との重合部分である。
【0107】
例えば、第1周波数範囲が(F1,F2)、第2周波数範囲が(F2,F3)であると仮定すると、前記第1増幅器の動作周波数範囲は(F2)である。
【0108】
(1137)前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であり、動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であり、動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計である。
【0109】
また、上述した(1133)-(1137)以外に、前記MCG配置情報とSCG配置情報が異なる時に、前記増幅器はSCG配置情報のみによりRU部分の動作周波数範囲を決定することができる。ただし、前記増幅器がSCG配置情報を取得したが、所定期間に動作しない場合に、前記増幅器によるSCG周波数帯域の増幅/転送等を一時停止してもよい。
【0110】
上述した各実現形態を基に、前記第1情報を前記第5情報によって伝送する場合に、前記第5情報には前記増幅器の目標状態の開始時間、終了時間、持続時間長のうちの少なくとも一項が搭載されていてもよいことに注意すべきである。
【0111】
また、前記第5情報の有効化時間は前記第5情報を受信する第1時間単位及び第1数値により決定することができ、又は、前記第5情報の有効化時間は前記ネットワーク側機器から送信された第7指示情報に基づいて決定する。
【0112】
例えば、前記第1数値がLであり、且つ前記増幅器が時間単位nに前記第5情報を受信したと仮定すると、前記第5情報により指示された第1情報の有効化時間は時間単位n+Lであってよい。
【0113】
更に例えば、前記第1数値がLであり、且つ前記増幅器が時間単位nに前記第5情報により指示された第1情報を使用すると仮定すると、前記第5情報の受信時間単位は時間単位n-Lであってよい。
【0114】
選択可能に、前記第1数値はサブキャリア間隔(Subcarrier Spacing,SCS)に関連し、又は、前記第1数値はネットワーク側による指示、プロトコルによる規定又は上位層による配置等で実現され、例えば、前記第5情報による指示等で実現され、ここで限定されることがない。
【0115】
理解されるように、前記第1数値がSCSに関連する場合に、第1数値とSCSとの間の関係を予め定義することができ、例えば、SCS=15kHzの時に、前記第1数値がK1であり、SCS=30kHzの時に、第1数値がK2であり、SCS=60kHzの時に、第1数値がK3であり、SCS=120kHzの時に、第1数値がK4である。この場合に、第5情報の有効化時間を決定する必要がある場合に、上述した予め定義した第1数値とSCSとの間の関係に基づいて前記第1数値を決定することができる。
【0116】
下記の第2情報又は他の指示情報の有効化時間についてはいずれも以上の前記第5情報の有効化時間に対する記述を参照できることに注意すべきであり、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0117】
本実施例において、増幅器は、ネットワーク側機器により指示された第1情報によって、目標状態の決定、切替を行うため、第1状態で有効な信号転送と増幅等を行うと共に、第2状態でシステム内の干渉を低減させ、無線通信品質を確保することができる。
【0118】
図4aは本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法400の模式的なフローチャートを示し、当該方法400は増幅器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的には増幅器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法400は少なくとも以下のステップS410、ステップS420及びステップS430を含んでよい。
【0119】
S410において、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定する。
【0120】
ここで、前記ネットワーク側機器が前記第2情報によって前記増幅器に端末アクセス状態を指示する時に、前記第2情報は以下の(201)-(206)のうちの少なくとも一項を含んでよいことに注意すべきである。
【0121】
(201)前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報。
【0122】
ここで、前記第4指示情報はDCI、RRC、MAC CE等であってよい。
【0123】
ここでDCIを例にすると、前記ネットワーク側機器はDCIによって明示的又は暗示的な方式で前記端末アクセス状態を指示することができる。
【0124】
例えば、1つのコードポイントによって、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態であることを指示し、もう1つのコードポイントによって、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態であるを指示する。
【0125】
(202)SSB配置情報。
【0126】
ここで、増幅器が端末又はネットワーク側機器から送信されたSSB情報を検出できた場合に、増幅器はUEアクセスがあると考え、SSB情報を検出できなかった場合に、端末アクセスが存在しないと考える。
【0127】
(203)ページング(paging)配置情報。
【0128】
ここで、増幅器がpaging位置でネットワーク側又は端末から送信されたpaging情報を検出できた場合に、増幅器はUEアクセスがあると考え、paging情報を検出できなかった場合に、端末アクセスが存在しないと考える。
【0129】
(204)制御リソースセット(Control resource set,CORESET)配置情報。
【0130】
ここで、増幅器がCORESETの位置でネットワーク側又はUEから送信された制御情報を検出できた場合に、増幅器はUEアクセスがあると考え、制御情報を検出できなかった場合に、端末アクセスが存在しないと考える。
【0131】
(205)サーチスペース配置情報。
【0132】
ここで、増幅器が配置されたサーチスペース位置でネットワーク側又は端末から送信された制御情報を検出できた場合に、増幅器は端末アクセスがあると考え、制御情報を検出できなかった場合に、端末アクセスが存在しないと考える。
【0133】
(206)データスケジューリング情報。
【0134】
ここで、増幅器がネットワーク側のスケジューリング情報又は端末のデータ伝送を検出できた場合に、増幅器はUEアクセスがあると考え、検出できなかった場合に、端末アクセスが存在しないと考える。
【0135】
又は、前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータがULデータ及び/又は下りリンクDLデータである場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定する。
【0136】
又は、前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定する。
【0137】
一実現形態では、前記第2情報は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定してから前記増幅器に送信するものであってよい。
【0138】
ここで、前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信する情報である。
【0139】
前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である。
【0140】
前記第4測定結果は前記端末が前記ネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信する情報である。
【0141】
前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が前記端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である。
【0142】
この場合に、前記増幅器が上記の第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果に与える影響を回避し、測定結果の正確性を確保するために、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定する前に、更に、前記ネットワーク側機器から送信された第5指示情報を受信することができ、ここで、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替コマンド、及び/又は、前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える時間情報である関連時間情報が搭載されており、それによって、前記増幅器は前記切替コマンド及び/又は前記関連時間情報に基づいて状態切替を行うことができる。
【0143】
選択可能に、前記関連時間情報に関しては、前記ネットワーク側機器は測定信号の設定情報を増幅器に通知し、増幅器は対応する時刻にオフするか、オンする。これによると、本実施例において、前記関連時間情報は少なくとも前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報のうちの少なくとも一項を含んでよい。また、測定要求によっては、前記関連時間情報には第1状態又は第2状態の開始時間、終了時間、持続時間長のうちの少なくとも1つを更に含んでよい。
【0144】
可能な一実現形態として、前記関連時間情報は図4bに示すon/offパターン(pattern)によって指示してもよく、そして当該on/off patternは増幅器がアクティブ化/起動状態にある時に使用する。
【0145】
これによると、前記ネットワーク側機器がdonorノードであると仮定すると、本実施例は異なる例によって第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果の決定過程について以下のように説明する。
【0146】
例1において、donorノードは第5指示情報によって、増幅器の一時的オフ時間範囲を指示し、増幅器のオフ時間範囲において、donorは増幅器がカバーする少なくとも1つの端末に下りリンク測定信号(例えば、非周期的(aperiodic)CSI-RS)を送信し、続いて、donorノードは端末の報知する測定結果(即ち、第2測定結果)により、少なくとも増幅器の下りリンク増幅をオフにする必要があるか否か、即ち、端末アクセスが存在するか否かを判断し、判断結果を前記第2情報として前記増幅器に送信する。
【0147】
例2において、donorノードは第5指示情報によって、増幅器の一時的オフ時間範囲を指示し、増幅器のオフ時間範囲において、donorは増幅器がカバーする少なくとも1つのdonorに上りリンク測定信号(例えば、periodic SRS、セミパーシステントスケジューリング(semi-persistent)SRS、aperiodic SRS)を送信するようにUEに指示し、donorは測定結果(即ち、第3測定結果)により、少なくとも増幅器の上りリンク増幅をオフにする必要があるか否か、即ち、端末アクセスが存在するか否かを判断し、判断結果を前記第2情報として前記増幅器に送信する。
【0148】
例3において、donorノードは第5指示情報によって、増幅器の一時的オン時間範囲を指示し、増幅器のオン時間範囲において、donorは増幅器がカバーする少なくとも1つの端末に下りリンク測定信号(例えば、SSB、CSI-RS)を送信し、donorは端末の報知する測定結果(即ち、第4測定結果)により、少なくとも増幅器の下りリンク増幅をオンにする必要があるか否か、即ち、端末アクセスが存在するか否かを判断し、判断結果を前記第2情報として前記増幅器に送信する。
【0149】
例4において、donorノードは第5指示情報によって、増幅器の一時的オン時間範囲を指示し、増幅器のオン時間範囲において、donorは増幅器がカバーする少なくとも1つのdonorに上りリンク測定信号(例えば、periodic SRS、semi-persistent SRS、aperiodic SRS)を送信するようにUEに指示し、donorは測定結果(即ち、第5測定結果)により、少なくとも増幅器の上りリンク増幅をオンにする必要があるか否か、即ち、端末アクセスが存在するか否かを判断し、判断結果を前記第2情報として前記増幅器に送信する。
【0150】
S420において、増幅器が端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定する。
【0151】
理解されるように、S420の実現過程については方法実施例200と300中の関連記述を参照できる以外に、可能な一実現形態として、再度図4aを参照すると、S420の実現過程はS421及び/又はS422を更に含んでよく、その内容は以下の通りである。
【0152】
S421において、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0153】
つまり、前記増幅器のカバレッジ範囲に情報伝送を行う必要がある端末及び/又はネットワーク側機器が存在する場合に、前記増幅器はON状態に切り替えるか、ON状態を保持する。
【0154】
S422において、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態である場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0155】
つまり、前記増幅器のカバレッジ範囲に情報伝送を行う必要がある端末及び/又はネットワーク側機器が存在しない場合に、前記増幅器はOFF状態に切り替えるか、OFF状態を保持する。
【0156】
S430において、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う。
【0157】
理解されるように、S430の実現過程については方法実施例200-400中の関連記述を参照することができ、同様な技術効果が達成され、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0158】
本実施例において、増幅器は、第2情報によって端末アクセス状態を決定し、続いて端末アクセス状態に基づいて目標状態の決定、切替を行うため、第1状態で有効な信号転送と増幅等を行うと共に、第2状態でシステム内の干渉を低減させ、無線通信品質を確保することができる。
【0159】
図5は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法500の模式的なフローチャートを示し、当該方法500は増幅器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的には増幅器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法500は少なくとも以下のステップS510、ステップS520及びステップS530を含んでよい。
【0160】
S510において、前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定する。
【0161】
ここで、前記第3情報は、前記増幅器がカバーする端末から送信された上りリンク測定情報又はネットワーク側機器から送信された下りリンク測定情報であってよく、例えば、本実施例において、前記第3情報は少なくともSRS、PRACH、物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)、PUCCH、復調参照信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0162】
可能な一実現形態として、前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップは以下の(301)-(304)のうちの少なくとも一項を含む。
(301)前記第1測定結果として上りリンク信号を測定できなかった場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定する。
(302)前記第1測定結果が第1閾値より小さい場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定する。
(303)前記第1測定結果が第1閾値以上の場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定する。
(304)前記第1測定結果として上りリンク信号を測定した場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定する。
【0163】
ここで、前記第1閾値はプロトコルによる規定、上位層シグナリングによる配置又はネットワーク側による配置等で決定することができ、ここで限定されることがない。
【0164】
また、前記増幅器が前記第3情報を測定する測定時間もプロトコルによる規定、上位層による配置、ネットワークによる指示又はネットワークによる配置等で実現することができる。例えば、前記増幅器は、前記ネットワーク側機器から送信された、測定時間アクティブ化情報及び/又は測定時間指示情報が搭載されている第6指示情報を受信することができ、前記増幅器は更に前記測定時間アクティブ化情報及び/又は前記測定時間指示情報に基づいて目標測定時間を決定し、前記目標測定時間に基づいて前記第3情報を測定し、前記第1測定結果を得る。
【0165】
ここで、前記測定時間は周期的に配置するか、セミパーシステントで周期的に配置することができ、前記第6指示情報はDCIアクティブ化指示又はウェイクアップ信号(wake-upsignal,WUS)等であってよく、前記第6指示情報の検出時間(測定時間アクティブ化情報又は測定時間指示情報の検出時間と理解してもよい)はプロトコルによる規定、上位層による配置又はネットワークによる配置等の方式で実現することができる。
【0166】
例えば、前記ネットワーク側機器はセミパーシステント検出周期を配置し、且つDCIアクティブ化コマンドにより前記測定時間のアクティブ化時刻を決定することができ、DCIがアクティブ化すると、増幅器は次の配置された検出周期内に第3情報の測定を行う。
【0167】
更に例えば、前記ネットワーク側機器はセミパーシステント検出周期及び動的アクティブ化指示検出時間を配置し、そのようにして、前記増幅器は動的アクティブ化指示検出時間内に動的指示シグナリングDCIを監視することができ、動的指示シグナリングDCI(つまり、1つのWUSシグナリング)を検出できた場合に、前記増幅器はON状態に切り替える。
【0168】
また、一実現形態として、前記第6指示情報に前記測定時間アクティブ化情報が搭載されており、且つ前記増幅器が前記第2状態にある場合に、前記増幅器が前記第1状態に切り替える。
【0169】
S520において、増幅器が端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定する。
【0170】
S521において、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定する。
【0171】
S522において、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態である場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定する。
【0172】
S530において、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う。
【0173】
理解されるように、S520、S521、S522、S530の実現過程については方法実施例200-400中の関連記述を参照することができ、同様な技術効果が達成され、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0174】
本実施例において、増幅器は、第1測定結果によって端末アクセス状態を決定し、続いて端末アクセス状態に基づいて目標状態の決定、切替を行うため、第1状態で有効な信号転送と増幅等を行うと共に、第2状態でシステム内の干渉を低減させ、無線通信品質を確保することができる。
【0175】
図6aは本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法の模式的なフローチャートを示し、当該方法600は増幅器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的には増幅器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法600は少なくとも以下のステップS610、ステップS620、ステップS630、ステップS640及びステップS650を含んでよい。
【0176】
S610において、前記増幅器に少なくとも1つの状態配置情報を配置した場合に、前記少なくとも1つの状態配置情報に基づいて目標配置情報を決定する。
【0177】
ここで、前記状態配置情報に前記増幅器の状態決定ルールが配置されており、例えば、前記状態配置情報には、前記増幅器が端末アクセス状態に基づいて目標状態を決定するか、ネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて目標状態を決定するか、端末アクセス状態とネットワーク側機器により指示された第1情報の両方により目標状態を決定するか、又は前記増幅器が目標状態を決定する時間、目標状態決定過程における関わる状態切替タイミング等のパラメータ等が配置されていてもよく、本実施例はこれを限定するものではない。
【0178】
一実現形態では、前記少なくとも1つの状態配置情報は所定次元により配置することができ、ここで、前記所定次元は以下の(401)-(408)のうちの少なくとも一項を含んでよい。
【0179】
(401)UL次元。
【0180】
(402)DL次元。
【0181】
(403)時間単位次元。
【0182】
ここで、上記の(401)-(403)については、UL次元に基づいて独立的に1セットの状態配置情報を配置し、及び/又は、DL次元に基づいて独立的に1セットの状態配置情報を配置することができると理解でき、本実施例において、ULとDLの非対称性を考慮すると、UL/DL配置を考慮せずに、時間単位に基づいて1セットの状態配置情報を配置してもよい。
【0183】
(404)時分割多重化(Time division multiplexing,TDM)次元。
【0184】
(405)周波数分割多重化(Frequency division multiplex,FDM)次元。
【0185】
(406)空間分割多重化(Space Division Multiplexing,SDM)次元。
【0186】
ここで、(404)-(406)については、TDM次元に基づいて独立的に1セットの状態配置情報を配置し、FDM次元に基づいて独立的に1セットの状態配置情報を配置し、SDM次元に基づいて独立的に1セットの状態配置情報を配置すると理解することができる。
【0187】
この場合に、前記増幅器は多重化方式に合わせて対応する配置を使用することができる。例えば、多重化方式がTDMである場合、TDM次元に基づいて配置された状態配置情報を使用することができる。
【0188】
(407)少なくとも1つのサブ周波数領域次元を含む周波数領域次元。
【0189】
つまり、周波数領域範囲毎に(Per frequency range)独立的に1セットの状態配置情報を配置する。
【0190】
(408)少なくとも1つのサブ時間領域次元を含む時間領域次元。
【0191】
つまり、時間領域範囲毎に(Per time range)独立的に1セットの状態配置情報を配置する。
【0192】
上記の(401)-(408)において異なる次元に基づいて配置する状態配置情報は組み合わせて使用してもよいし、単独して使用してもよく、ここで限定されないことを説明すべきである。
【0193】
S620において、増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定する。
【0194】
理解されるように、S620の実現過程については方法実施例200-500中の関連記述を参照できる以外に、可能な一実現形態として、再度図6aを参照すると、S620の実現過程についてはS621を参照してもよく、内容は以下の通りである。
【0195】
S621において、前記目標配置情報に基づいて、前記増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された前記第1情報に基づいて、前記目標状態を決定する。
【0196】
ここで、前記目標配置情報によっては、S621の実現過程が異なり、例えば、前記目標配置情報には、前記増幅器が第1測定結果により端末アクセス状態を決定し、端末アクセス状態に基づいて目標状態を決定することが配置されていると仮定すると、前記増幅器は目標状態を決定する時に、第1測定結果により端末アクセス状態を決定してから端末アクセス状態に基づいて目標状態を決定すべきである。
【0197】
S630において、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う。
【0198】
ここで、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む。
【0199】
理解されるように、S630の実現過程については方法実施例200-500中の関連記述を参照することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0200】
S640において、前記増幅器が前記第2状態にあるが、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理する必要がある場合に、前記増幅器が前記第2状態から前記第1状態に切り替える。
【0201】
ここで、前記目標機器は前記増幅器がカバーする端末及び/又はネットワーク側機器である。つまり、OFF状態にある増幅器では、当該増幅器のカバレッジ範囲において端末及び/又はネットワーク側機器の間で増幅器が信号を転送、増幅する必要がある時に、信号の転送、増幅を行うために、前記増幅器はOFF状態からON状態に切り替えることができる。
【0202】
可能な一実現形態として、前記増幅器は前記ネットワーク側機器から送信された第4情報を受信した時に、前記第4情報に基づいて、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理するか否かを決定することができる。ここで、前記第4情報の決定過程については以上の前記第2情報の決定過程に対する記述を参照することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0203】
S650において、前記増幅器が前記第1状態に切り替えた場合に、前記増幅器が第1動作パターンに基づいて信号増幅を行う。
【0204】
ここで、前記増幅器は少なくとも1つの動作パターン(pattern)を配置され、前記動作パターン毎に前記増幅器の少なくとも1つの増幅倍数が配置され、異なる前記増幅倍数が異なる時間領域情報及び/又は周波数領域情報に対応し、前記第1動作パターンが前記少なくとも1つの動作パターンに属するものである。
【0205】
例として、図6bを参照し、「on」は前記増幅器が予め設定された動作パターンで動作することを表し、「off」は前記増幅器がオフすることを表すと仮定すると、多種の動作パターンを設定することができ、そして、第1条件が満たされた場合に、前記増幅器はパターンを切り替えることができ、例えば、前記増幅器は前記第1動作パターン(例えば、図6cに示すpattern#1)から第2動作パターン(例えば、図6cに示すpattern#2)に切り替え、前記第2動作パターンは前記少なくとも1つの動作パターンのうち、前記第1動作パターン以外の他の動作パターンである。
【0206】
選択可能に、前記第1条件は以下の(501)-(511)のうちの少なくとも一項により決定することができる。
【0207】
(501)前記ネットワーク側機器から送信されたパターン切替指示。
【0208】
例えば、増幅器がON状態であり、且つネットワーク機器がパターンを切り替えるように指示した場合、増幅器はON状態からOFF状態に切り替え、増幅器がOFF状態であり、且つネットワーク機器がパターンを切り替えるように指示した場合、増幅器はOFF状態からON状態に切り替える。
増幅器がON状態であり、且つネットワーク機器が切り替えないように指示した場合、増幅器はON状態を保持し、増幅器がOFF状態であり、且つネットワーク機器が切り替えないように指示した場合、増幅器はOFF状態を保持する。
【0209】
(502)前記第1動作パターンの動作時間。
【0210】
例えば、増幅器がON状態である時間長が第1所定値より大きい場合、増幅器はON状態に切り替え、又は、増幅器がOFF状態である時間長が第2所定値より大きい場合、増幅器はOFF状態に切り替える。
【0211】
(503)データスケジューリング情報。
【0212】
例えば、端末又は増幅器が目標時間単位に上りリンク伝送又は下りリンク伝送を行うように配置又は指示した場合に、増幅器は目標時間単位にON状態であり、端末又は増幅器が目標時間単位にスケジューリング伝送を行わないように配置又は指示した場合に、増幅器は目標時間単位にOFF状態である。
【0213】
(504)TDDの配置情報。
【0214】
例えば、TDD配置情報は目標時間単位がUL時間単位であることを指示し、又はDL時間単位であることを指示した場合、増幅器はON状態であり、TDD配置情報は目標時間単位がflexible時間単位であることを指示した場合、増幅器はOFF状態である。
【0215】
(505)ビーム情報。
【0216】
例えば、増幅器がON状態にあり、且つ目標時間単位のビーム方向及び/又は送信電力が上りリンク伝送又は下りリンク伝送の要求を満たさないことをネットワーク側が指示した場合、増幅器はON状態からOFF状態に切り替える。
【0217】
(506)ビームID又はビームIndex。
【0218】
例えば、増幅器がON状態にあり、且つ目標時間単位のビームID又はビームindexが上りリンク伝送又は下りリンク伝送の要求を満たさないことをネットワーク側が指示した場合、増幅器はON状態からOFF状態に切り替える。
【0219】
(507)前記増幅器の送信電力。
【0220】
例えば、増幅器がON状態にあり、且つ送信電力が上りリンク伝送又は下りリンク伝送の要求を満たさない場合、増幅器はON状態からOFF状態に切り替え、増幅器がOFF状態にあり、且つ送信電力が上りリンク伝送又は下りリンク伝送の要求を満たすと、増幅器はOFF状態からON状態に切り替える。
【0221】
(508)DRX配置情報。
【0222】
例えば、増幅器はDRX配置情報に基づいてON状態とOFF状態の切替を行う。DRX配置に対応する目標時間単位がオンである場合、増幅器はON状態であり、DRX配置に対応する目標時間単位がオフである場合、増幅器はOFF状態である。
【0223】
(509)端末識別子情報。
【0224】
例えば、端末識別子が増幅器にアクセスしているUEである場合、増幅器は目標時間単位にON状態であり、逆にはOFF状態である。
【0225】
(510)トラフィックロード情報。
【0226】
例えば、増幅器はトラフィックロードの大きさにより増幅器のON状態リソースとOFF状態リソースの比を変更する。トラフィックロードが大きい場合、ON状態リソースとOFF状態リソースの比が大きく、トラフィックロードが小さい場合、ON状態リソースとOFF状態リソースの比が小さくなる。
【0227】
(511)ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも1種を含む目標リソース情報。
【0228】
例えば、目標時間単位配置がハードリソースである場合、増幅器は目標時間単位にON状態であり、目標時間単位配置がソフトリソースである場合、増幅器は目標時間単位にOFF状態である。
【0229】
上記の状態配置情報と同様に、前記少なくとも1つの動作パターンも所定次元により配置することができ、前記所定次元は以下の(601)-(608)のうちの少なくとも一項を含む。
(601)UL次元。
(602)DL次元。
(603)時間単位次元。
(604)時分割多重化TDM次元。
(605)周波数分割多重化FDM次元。
(606)空間分割多重化SDM次元。
(607)少なくとも1つのサブ周波数領域次元を含む周波数領域次元。
(608)少なくとも1つのサブ時間領域次元を含む時間領域次元。
【0230】
理解されるように、上述した(601)-(608)中の関連記述については以上の前記状態配置情報に関連する記述を参照することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0231】
本実施例において、所定次元別に動作パターン及び状態配置情報を配置することで、干渉を低減させ、無線通信性能を確保することができる。
【0232】
例えば、inter-cellリソースをTDMにより区別すると、増幅器は動作パターン設定により、donorが管理する時間領域リソースのみを増幅し、隣接セルへ干渉を与えることを回避する。同時に、On/Offを別に導入したため、donorのカバレッジ範囲において増幅器に干渉される端末が存在する場合でも、当該端末は増幅器がoff状態にある時にdonorにスケジューリング可能である。
【0233】
図7は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御方法700の模式的なフローチャートを示し、当該方法700はネットワーク側機器によって実行できるが、これに限定されることがなく、具体的にネットワーク側機器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法700は少なくとも以下のステップS710を含んでよい。
【0234】
S710において、ネットワーク側機器が第1情報及び/又は第2情報を前記増幅器に送信する。
【0235】
ここで、前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、
前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである。
【0236】
可能な一実現形態として、前記第1情報は、状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、データスケジューリング情報、TDDの配置情報、ビーム情報、ビーム識別子又はビームインデックス、前記増幅器の送信電力、DRX配置情報、端末識別子情報、トラフィックロード情報、ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、MCG配置情報、セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む。
【0237】
別の可能な実現形態として、前記第2情報は、前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、SSB配置情報、ページング配置情報、CORESET配置情報、Search space配置情報、データスケジューリング情報の少なくとも一項を含む。
【0238】
別の可能な実現形態として、前記端末アクセス状態は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定したものであり、前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信した情報であり、前記第4測定結果は前記端末がネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である。
【0239】
別の可能な実現形態として、ネットワーク側機器が第2情報を前記増幅器に送信するステップの前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が第5指示情報を前記増幅器に送信するステップを更に含み、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替指示情報、及び前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える関連時間情報が搭載されている。
【0240】
別の可能な実現形態として、前記関連時間情報には、前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報の少なくとも一項が搭載されている。
【0241】
理解されるように、本実施例で提供された各実現形態の実現過程については上記の方法実施例200-600中の関連記述を参照することができ、そして同様な技術効果を得ることができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0242】
本実施例において、ネットワーク側機器が前記増幅器に第1情報及び/又は第2情報を指示することによって、前記増幅器が第1情報に基づいて目標状態を決定し、続いて目標状態に基づいて状態切替を行うことができ、これによって、増幅器が信号を転送又は増幅する必要のない時に第1状態と第2状態との間で切り替えることができ、そのようにして、省電の目的を達成すると共に、無線通信システム中のノイズ増幅による干渉を低減させることができ、無線通信品質を確保する。
【0243】
本願の実施例で提供された増幅器の制御方法200-700の実行主体は増幅器の制御装置、又は、当該増幅器の制御装置における増幅器の制御方法を実行するための制御モジュールであってよいことを説明すべきである。本願の実施例において増幅器の制御装置が増幅器の制御方法を実行することを例にして、本願の実施例で提供された増幅器の制御装置を説明する。
【0244】
図8は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御装置800の構成模式図を示し、当該装置800は、端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するために用いられる決定モジュール810と、前記目標状態に基づいて状態切替を行うために用いられる切替モジュール820とを備え、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む。
【0245】
可能な一実現形態として、前記第1情報は、状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、データスケジューリング情報、時分割複信TDDの配置情報、ビーム情報、ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、前記増幅器の送信電力、不連続受信DRX配置情報、端末識別子情報、トラフィックロード情報、ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、MCG配置情報、SCG配置情報の少なくとも一項を含む。
【0246】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが上りリンクULデータ及び/又は下りリンクDLデータである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することと、前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定することと、前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理上りリンク制御チャネルPUCCH、サウンディング参照信号SRS、チャネル状態情報-参照信号CSI-RS、同期信号ブロックSSB、共通サーチスペースCSSのうちの少なくとも一項を含む所定データである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0247】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記TDDの配置がUL配置及び/又はDL配置を含む場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することと、前記TDDの配置がflexible配置を含む場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、UL配置及び/又はDL配置を含む第1配置とflexible配置を含む第2配置と比である前記TDDの配置比に基づいて、前記目標状態を決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0248】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記目標リソース情報が前記ハードリソースである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することと、前記目標リソース情報が前記利用不可能リソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定することと、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0249】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースであり、且つ前記ネットワーク側機器から送信された、前記増幅器が前記第1状態であるか、又は、前記第2状態であるかを指示するための第3指示情報を受信した場合に、前記第3指示情報に基づいて前記目標状態を決定することと、前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定することとのいずれか一項に用いられる。
【0250】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記増幅器の状態が第2状態であることを前記MCG配置情報と前記SCG配置情報がいずれも指示した場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定することと、記増幅器の状態が第1状態であることを前記MCG配置情報又は前記SCG配置情報が指示した場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0251】
別の可能な実現形態として、前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との合計であり、前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計であり、前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であり、動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であり、動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計である。
【0252】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定することと、前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態である場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0253】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、更に、前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定することと、前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0254】
別の可能な実現形態として、前記第2情報は、前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、SSB配置情報、ページングpaging配置情報、制御リソースセットCORESET配置情報、サーチスペースSearch space配置情報、データスケジューリング情報の少なくとも一項を含む。
【0255】
別の可能な実現形態として、前記第2情報は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定したものであり、前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信した情報であり、前記第4測定結果は前記端末が前記ネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が前記端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である。
【0256】
別の可能な実現形態として、前記装置800は、前記ネットワーク側機器から送信された第5指示情報を受信するために用いられる第1送受信モジュールを更に備え、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替コマンド、及び/又は、前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える時間情報である関連時間情報が搭載されており、前記切替モジュール820は、更に、前記切替コマンド及び/又は前記関連時間情報に基づいて状態切替を行うために用いられる。
【0257】
別の可能な実現形態として、前記関連時間情報は、前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報の少なくとも一項を含む。
【0258】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、前記第1測定結果として上りリンク信号を測定できなかった場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定することと、前記第1測定結果が第1閾値より小さい場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定することと、前記第1測定結果が第1閾値以上の場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定することと、前記第1測定結果として上りリンク信号を測定した場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定することとの少なくとも一項に用いられる。
【0259】
別の可能な実現形態として、前記第1送受信モジュールは、更に、前記ネットワーク側機器から送信された、測定時間アクティブ化情報及び/又は測定時間指示情報が搭載されている第6指示情報を受信するために用いられ、前記決定モジュール810は、更に、前記測定時間アクティブ化情報及び/又は前記測定時間指示情報に基づいて目標測定時間を決定し、前記目標測定時間に基づいて前記第3情報を測定し、前記第1測定結果を得るために用いられる。
【0260】
別の可能な実現形態として、前記切替モジュール820は、更に、前記第6指示情報に前記測定時間アクティブ化情報が搭載されており、且つ前記増幅器が前記第2状態にある場合に、前記第1状態に切り替えるために用いられる。
【0261】
別の可能な実現形態として、前記切替モジュール820は、更に、前記増幅器が前記第2状態にあるが、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理する必要がある場合に、前記第2状態から前記第1状態に切り替えるために用いられ、前記目標機器は前記増幅器がカバーする端末及び/又はネットワーク側機器である。
【0262】
別の可能な実現形態として、前記第1送受信モジュールは、更に、前記ネットワーク側機器から送信された第4情報を受信するために用いられ、前記決定モジュール810は、更に、前記第4情報に基づいて、目標機器から送信された信号を転送及び/又は増幅処理するか否かを決定するために用いられる。
【0263】
別の可能な実現形態として、前記決定モジュール810は、更に、前記増幅器の状態決定ルールを配置した少なくとも1つの状態配置情報が配置されている場合に、前記少なくとも1つの状態配置情報に基づいて目標配置情報を決定するために用いられ、前記決定モジュール810は、更に、前記目標配置情報に基づいて、前記増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された前記第1情報に基づいて、前記目標状態を決定するために用いられる。
【0264】
別の可能な実現形態として、前記切替モジュール820は、更に、前記第1状態に切り替えた場合に、第1動作パターンに基づいて信号増幅を行うために用いられ、前記増幅器は少なくとも1つの動作パターンが配置され、前記動作パターン毎に前記増幅器の少なくとも1つの増幅倍数が配置され、異なる前記増幅倍数が異なる時間領域情報及び/又は周波数領域情報に対応し、前記第1動作パターンが前記少なくとも1つの動作パターンに属するものである。
【0265】
別の可能な実現形態として、前記切替モジュール820は、更に、第1条件が満たされた場合に、前記第1動作パターンから第2動作パターンに切り替えるために用いられ、前記第2動作パターンは前記少なくとも1つの動作パターンのうち、前記第1動作パターン以外の他の動作パターンである。
【0266】
別の可能な実現形態として、前記第1条件は、前記ネットワーク側機器から送信されたパターン切替指示、前記第1動作パターンの動作時間、データスケジューリング情報、TDDの配置情報、ビーム情報、ビームID又はビームindex、前記増幅器の送信電力、DRX配置情報、端末識別子情報、トラフィックロード情報、ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも1種を含む目標リソース情報の少なくとも一項により決定される。
【0267】
別の可能な実現形態として、前記少なくとも1つの状態配置情報及び/又は前記少なくとも1つの動作パターンは所定次元により配置され、前記所定次元は、UL次元、DL次元、時間単位次元、時分割多重化TDM次元、周波数分割多重化FDM次元、空間分割多重化SDM次元、少なくとも1つのサブ周波数領域次元を含む周波数領域次元、少なくとも1つのサブ時間領域次元を含む時間領域次元の少なくとも一項を含む。
【0268】
別の可能な実現形態として、前記第1情報又は前記第2情報は第5情報によって伝送され、前記第5情報は無線リソース制御RRC配置情報、メディアアクセス制御制御要素MAC CE、DCIのうちの少なくとも一項を含む。
【0269】
別の可能な実現形態として、前記第1情報を前記第5情報によって伝送する場合に、前記第5情報には前記増幅器の目標状態の開始時間、終了時間、持続時間長のうちの少なくとも一項がさらに搭載されている。
【0270】
別の可能な実現形態として、前記第5情報の有効化時間は前記第5情報を受信する第1時間単位及び第1数値により決定され、又は、前記第5情報の有効化時間は前記ネットワーク側機器から送信された第7指示情報に基づいて決定される。
【0271】
別の可能な実現形態として、前記第1数値はサブキャリア間隔に関連する。
【0272】
本実施例において、端末状態情報とネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて目標状態を決定し、目標状態に基づいて状態切替を行い、これによって、増幅器が信号を転送又は増幅する必要のない時に第1状態と第2状態との間で切り替えることができ、そのようにして、省電の目的を達成すると共に、無線通信システム中のノイズ増幅による干渉を低減させることができ、無線通信品質を確保する。
【0273】
図9は本願の一例示的実施例で提供された増幅器の制御装置900の構成模式図を示し、当該装置900は、第1情報及び/又は第2情報を前記増幅器に送信するために用いられる第2送受信モジュール910を備え、前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである。
【0274】
可能な一実現形態として、前記装置900は、前記第1情報及び/又は第2情報を配置するために用いられる配置モジュールを更に含んでよい。
【0275】
可能な一実現形態として、前記第1情報は、状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、データスケジューリング情報、時分割複信TDDの配置情報、ビーム情報、ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、前記増幅器の送信電力、不連続受信DRX配置情報、端末識別子情報、トラフィックロード情報、ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、マスタセルグループMCG配置情報、セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む。
【0276】
別の可能な実現形態として、前記第2情報は、前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、SSB配置情報、paging配置情報、CORESET配置情報、Search space配置情報、データスケジューリング情報の少なくとも一項を含む。
【0277】
別の可能な実現形態として、前記端末アクセス状態は第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定され、前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク機器に送信した情報であり、前記第4測定結果は前記端末がネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時にネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である。
【0278】
別の可能な実現形態として、前記第2送受信モジュール910は、更に、第5指示情報を前記増幅器に送信するために用いられ、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替指示情報、及び前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える関連時間情報が搭載されている。
【0279】
別の可能な実現形態として、前記関連時間情報には、前記第1下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第1上りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2下りリンク測定情報の送信時間情報、前記第2上りリンク測定情報の送信時間情報の少なくとも一項が搭載されている。
【0280】
本実施例において、前記増幅器に第1情報及び/又は第2情報を指示することによって、前記増幅器が第1情報に基づいて目標状態を決定し、続いて目標状態に基づいて状態切替を行うことができ、これによって、増幅器が信号を転送又は増幅する必要のない時に第1状態と第2状態との間で切り替えることができ、そのようにして、省電の目的を達成すると共に、無線通信システム中のノイズ増幅による干渉を低減させることができ、無線通信品質を確保する。
【0281】
本願の実施例における増幅器の制御装置800、900は装置、オペレーティングシステムを備える装置又は電子機器であってもよいし、増幅器における素子、集積回路又はチップであってもよい。
【0282】
本願の実施例で提供された増幅器の制御装置800、900は図2から図7の方法実施例で実現する各工程を実現し、同様な技術効果を達成することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0283】
本願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して方法実施例200-600中の各工程を実現するためのものである増幅器を更に提供する。当該増幅器実施例は上記増幅器側の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施過程と実現形態はいずれも当該増幅器実施例に適用でき、且つ同様な技術効果を達成することができる。
【0284】
具体的には、本願の実施例は、更に増幅器を提供する。図10に示すように、当該増幅器1000は、アンテナ1001、高周波装置1002、ベースバンド装置1003を含む。アンテナ1001が高周波装置1002に接続される。アップリンク方向において、高周波装置1002はアンテナ1001を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1003に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置1003は送信される情報を処理し、且つ高周波装置1002に送信し、高周波装置1002は受信した情報を処理してからアンテナ1001を経由して送信する。
【0285】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置1003にあってもよく、上記実施例で増幅器が実行する方法はベースバンド装置1003で実現でき、当該ベースバンド装置1003はプロセッサ1004とメモリ1005を含む。
【0286】
ベースバンド装置1003は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、図10に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ1005に接続されてメモリ1005中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ1004である。
【0287】
当該ベースバンド装置1003は、高周波装置1002と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース1006を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRIと略称する)である。
【0288】
具体的には、本発明の実施例の増幅器は、メモリ1005に記憶されてプロセッサ1004で実行可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ1004はメモリ1005中のコマンド又はプログラムを呼び出して図8に示す各モジュールによって実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0289】
本願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して方法実施例700中の各工程を実現するためのものであるネットワーク側機器を更に提供する。当該ネットワーク側機器実施例は上記ネットワーク側機器方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施過程と実現形態はいずれも当該ネットワーク側機器実施例に適用でき、且つ同様な技術効果を達成することができる。
【0290】
具体的には、本願の実施例は、更にネットワーク側機器を提供する。図11に示すように、当該ネットワーク機器1100は、アンテナ1101、高周波装置1102、ベースバンド装置1103を含む。アンテナ1101が高周波装置1102に接続される。アップリンク方向において、高周波装置1102はアンテナ1101を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1103に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置1103は送信される情報を処理し、且つ高周波装置1102に送信し、高周波装置1102は受信した情報を処理してからアンテナ1101を経由して送信する。
【0291】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置1103にあってもよく、上記実施例でネットワーク側機器が実行する方法はベースバンド装置1103で実現でき、当該ベースバンド装置1103はプロセッサ1104とメモリ1105を含む。
【0292】
ベースバンド装置1103は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、図11に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ1105に接続されてメモリ1105中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ1104である。
【0293】
当該ベースバンド装置1103は、高周波装置1102と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース1106を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRIと略称する)である。
【0294】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ1105に記憶されてプロセッサ1104で実行可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ1104はメモリ1105中のコマンド又はプログラムを呼び出して図9に示す各モジュールによって実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0295】
本願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記増幅器の制御方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0296】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)のようなコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0297】
本願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがネットワーク側機器のプログラム又はコマンドを実行して上記増幅器の制御方法の実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できるチップを更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0298】
本出願の実施例に記載のチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0299】
本願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、上記増幅器の制御方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるコンピュータプログラム製品を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0300】
説明すべきことは、本明細書において、用語の「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0301】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0302】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0303】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年7月30日に中国特許庁に提出した、出願番号が202110873151.8、発明の名称が「増幅器の制御方法、増幅器及びネットワーク側機器」の中国特許出願の優先権を主張し、この出願の全ての内容が引用によって本発明に組み込まれている。

図1
図2
図3
図4a
図4b
図5
図6a
図6b
図6c
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-01-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
第8側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第2側面に記載の方法のステップを実現するためのものであるネットワーク側機器を提供する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
第11側面において、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されて第1側面又は第2側面に記載の方法のステップを実現するコンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
下記の第2情報又は他の指示情報の有効化時間についてはいずれも以上の前記第5情報の有効化時間に対する記述を参照できることに注意すべきであり、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。 S320において、前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行う。
理解されるように、S320の実現過程については方法実施例200中の関連記述を参照することができ、同様な技術効果が達成され、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0239
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0239】
別の可能な実現形態として、ネットワーク側機器が第2情報を前記増幅器に送信するステップの前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が第5指示情報を前記増幅器に送信するステップを更に含み、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替コマンド、及び前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える関連時間情報が搭載されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0278
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0278】
別の可能な実現形態として、前記第2送受信モジュール910は、更に、第5指示情報を前記増幅器に送信するために用いられ、前記第5指示情報には少なくとも、前記第1状態又は第2状態に切り替えるように前記増幅器に指示するための切替コマンド、及び前記増幅器が前記第1状態又は第2状態に切り替える関連時間情報が搭載されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0296
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0296】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の増幅器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)のようなコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【手続補正7】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
増幅器が端末アクセス状態及び/又はネットワーク側機器により指示された第1情報に基づいて、目標状態を決定するステップと、
前記増幅器が前記目標状態に基づいて状態切替を行うステップとを含み、
前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含む、
増幅器の制御方法。
【請求項2】
前記第1情報は、
状態切替を行うか、状態切替を行わないことを前記増幅器に指示するための第1指示情報、
前記増幅器が第1状態であるか、又は、第2状態であるかを指示するための第2指示情報、
データスケジューリング情報、
時分割複信TDDの配置情報、
ビーム情報、
ビーム識別子ID又はビームインデックスindex、
前記増幅器の送信電力、
不連続受信DRX配置情報、
端末識別子情報、
トラフィックロード情報、
ハードリソース情報、ソフトリソース情報、利用不可能リソース情報のうちの少なくとも一項を含む目標リソース情報、
マスタセルグループMCG配置情報、
セカンダリセルグループSCG配置情報の少なくとも一項を含む、請求項1に記載の増幅器の制御方法。
【請求項3】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記データスケジューリング情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが上りリンクULデータ及び/又は下りリンクDLデータである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記データスケジューリング情報がULデータとDLデータをスケジューリングしていない場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記データスケジューリング情報により指示されたスケジューリングデータが、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理上りリンク制御チャネルPUCCH、サウンディング参照信号SRS、チャネル状態情報-参照信号CSI-RS、同期信号ブロックSSB、共通サーチスペースCSSのうちの少なくとも一項を含む所定データである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の増幅器の制御方法。
【請求項4】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記TDDの配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記TDDの配置がUL配置及び/又はDL配置を含む場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記TDDの配置がflexible配置を含む場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
UL配置及び/又はDL配置を含む第1配置とflexible配置を含む第2配置と比である前記TDDの配置比に基づいて、前記目標状態を決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の増幅器の制御方法。
【請求項5】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記目標リソース情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記目標リソース情報が前記ハードリソースである場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記利用不可能リソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、前記目標状態が前記第2状態又は第1状態であると決定するステップは、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースであり、且つ前記ネットワーク側機器から送信された、前記増幅器が前記第1状態であるか、又は、前記第2状態であるかを指示するための第3指示情報を受信した場合に、前記第3指示情報に基づいて前記目標状態を決定するステップと、
前記目標リソース情報が前記ソフトリソースである場合に、デフォルトで前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップとのいずれか一項を含む、
請求項2に記載の増幅器の制御方法。
【請求項6】
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された前記MCG配置情報及び/又は前記SCG配置情報に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記増幅器の状態が第2状態であることを前記MCG配置情報と前記SCG配置情報がいずれも指示した場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップと、
前記増幅器の状態が第1状態であることを前記MCG配置情報又は前記SCG配置情報が指示した場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項2に記載の増幅器の制御方法。
【請求項7】
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との合計であり、
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、
前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計であり、
前記増幅器の動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCGの配置情報が指示し、前記増幅器の動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCGの配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との重合部分であり、
前記増幅器の動作時間範囲が第1時間範囲であり、動作周波数範囲が第1周波数範囲であることを前記MCG配置情報が指示し、前記増幅器の動作時間範囲が第2時間範囲であり、動作周波数範囲が第2周波数範囲であることを前記SCG配置情報が指示した場合に、前記増幅器の動作時間範囲は前記第1時間範囲と前記第2時間範囲との重合部分であり、前記増幅器の動作周波数範囲は前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との合計である、請求項2に記載の増幅器の制御方法。
【請求項8】
増幅器が前記端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定するステップは、
前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態である場合に、前記目標状態が前記第1状態であると決定するステップと、
前記端末アクセス状態が、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態である場合に、前記目標状態が前記第2状態であると決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項1に記載の増幅器の制御方法。
【請求項9】
増幅器が端末アクセス状態に基づいて、目標状態を決定するステップの前に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器により指示された第2情報に基づいて前記端末アクセス状態を決定するステップと、
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップとの少なくとも一項を更に含む、請求項1に記載の増幅器の制御方法。
【請求項10】
前記第2情報は、
前記増幅器に端末アクセスが存在するか否かを指示するための第4指示情報、
SSB配置情報、
ページングpaging配置情報、
制御リソースセットCORESET配置情報、
サーチスペースSearch space配置情報、
データスケジューリング情報の少なくとも一項を含
又は、
前記第2情報は前記ネットワーク側機器が第2測定結果、第3測定結果、第4測定結果、第5測定結果のいずれか一項により決定したものであり、
前記第2測定結果は端末が前記ネットワーク側機器から送信された第1下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1下りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第3測定結果は前記ネットワーク側機器が端末から送信された第1上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第1上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第2状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信した情報であり、
前記第4測定結果は前記端末が前記ネットワーク側機器から送信された第2下りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2下りリンク測定情報は前記増幅器が第1状態にある時に前記ネットワーク側機器が前記端末に送信した情報であり、
前記第5測定結果は前記ネットワーク側機器が前記端末から送信された第2上りリンク測定情報を測定した測定結果であり、前記第2上りリンク測定情報は前記増幅器が前記第1状態にある時に前記端末が前記ネットワーク側機器に送信する情報である、
請求項に記載の増幅器の制御方法。
【請求項11】
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップは、
前記第1測定結果として上りリンク信号を測定できなかった場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果が第1閾値より小さい場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在しない状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果が第1閾値以上の場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定するステップと、
前記第1測定結果として上りリンク信号を測定した場合に、前記増幅器に端末アクセスが存在する状態を前記端末アクセス状態として決定するステップとの少なくとも一項を含む、請求項に記載の増幅器の制御方法。
【請求項12】
前記増幅器が第3情報に対する第1測定結果により前記端末アクセス状態を決定するステップの前に、
前記増幅器が前記ネットワーク側機器から送信された、測定時間アクティブ化情報及び/又は測定時間指示情報が搭載されている第6指示情報を受信するステップと、
前記増幅器が前記測定時間アクティブ化情報及び/又は前記測定時間指示情報に基づいて目標測定時間を決定し、前記目標測定時間に基づいて前記第3情報を測定し、前記第1測定結果を得るステップとを更に含む、請求項に記載の増幅器の制御方法。
【請求項13】
ネットワーク側機器が第1情報及び/又は第2情報を増幅器に送信するステップを含み、
前記第1情報は目標状態を決定するように前記増幅器に指示するためのものであり、前記目標状態は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送する第1状態、又は、前記増幅器が入力信号を増幅及び/又は転送しない第2状態を含み、
前記第2情報は前記増幅器に端末アクセス状態を指示するためのものである、増幅器の制御方法。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の増幅器の制御方法のステップを実現する、増幅器。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項13に記載の増幅器の制御方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】