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特表2024-527149ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/14 20180101AFI20240711BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20240711BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20240711BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W88/04
H04W8/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506782
(86)(22)【出願日】2022-07-27
(85)【翻訳文提出日】2024-02-02
(86)【国際出願番号】 CN2022108198
(87)【国際公開番号】W WO2023016258
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110914994.8
(32)【優先日】2021-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲亞▼利
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA22
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本開示は、ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供する。ターゲット中継ユーザ端末は、ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。本案により、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法であって、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するステップを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス方法。
【請求項2】
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、前記PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立するステップと、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
前記指示情報は、前記ターゲットネットワークデバイス、前記ターゲットリモートユーザ端末、又は前記前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、及び
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
接続確立要求メッセージに含まれる前記ユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定した後に、
前記接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを前記ユーザ端末に送信するステップをさらに含み、
前記応答メッセージには、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、及び
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法であって、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するステップを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス方法。
【請求項12】
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する前に、
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のプリセット条件は、
前記ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
前記ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項11~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれる中継発見メッセージを受信するステップと、
前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定した後に、
前記ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信するステップをさらに含み、
前記応答メッセージには、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、及び
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、及び
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項21】
ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置であって、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュールを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス装置。
【請求項22】
ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置であって、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュールを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス装置。
【請求項23】
ターゲット中継ユーザ端末であって、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、及び
前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするターゲット中継ユーザ端末。
【請求項24】
前記プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行する、
ことを特徴とする請求項23に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項25】
前記接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、前記PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む、
ことを特徴とする請求項23に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項26】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す、
ことを特徴とする請求項23に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項27】
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、前記ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立することと、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新することと、を含み、
前記指示情報は、前記ターゲットネットワークデバイス、前記ターゲットリモートユーザ端末、又は前記前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項23~26のいずれか1項に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項28】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項23~26のいずれか1項に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項29】
前記プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
接続確立要求メッセージに含まれる前記ユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する、
ことを特徴とする請求項28に記載のターゲット中継ユーザ端末。
【請求項30】
ユーザ端末であって、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、及び
前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末。
【請求項31】
前記プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定する、
ことを特徴とする請求項30に記載のユーザ端末。
【請求項32】
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定することは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択すること、又は、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択すること、を含み、
Nは1以上の整数である、
ことを特徴とする請求項31に記載のユーザ端末。
【請求項33】
前記第2のプリセット条件は、
前記ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
前記ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項32に記載のユーザ端末。
【請求項34】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す、
ことを特徴とする請求項30に記載のユーザ端末。
【請求項35】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末として前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項30~34のいずれか1項に記載のユーザ端末。
【請求項36】
前記プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
前記ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれる中継発見メッセージを受信し、
前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する、
ことを特徴とする請求項35に記載のユーザ端末。
【請求項37】
前記プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
前記ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信し、前記応答メッセージには、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項35に記載のユーザ端末。
【請求項38】
プロセッサで読み取り可能な記憶媒体であって、前記プロセッサで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、プロセッサに請求項1~請求項20のいずれか1項に記載のユーザ端末アクセス方法を実行させるために用いられる、
ことを特徴とするプロセッサで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項39】
コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるとき、請求項1~請求項20のいずれか1項に記載のユーザ端末アクセス方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特にユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
5G NR(New Radio、新しい無線)システムには、ネットワークのカバレッジ範囲を広げるために、ユーザ端末からネットワークデバイスへの中継UE-to-Network Relayとユーザ端末からユーザ端末への中継UE-to-UE Relayが導入される。ここで、中継ユーザ端末(Relay UE)はネットワークカバレッジ範囲内にあるユーザ端末であり、リモートユーザ端末はネットワークカバレッジ範囲内にあってもよいし、ネットワークカバレッジ範囲外にあってもよい。UE-to-Network relayの場合、リモートユーザ端末は中継ユーザ端末を介してネットワークデバイスにアクセスすることができ、UE-to-UE relayの場合、リモートユーザ端末は中継ユーザ端末を介してターゲットユーザ端末にアクセスすることができる。
【0003】
従来の技術では、1ホップ中継のみがサポートされる。すなわち、ユーザ端末は1ホップ中継ユーザ端末を介してネットワークデバイス又はターゲットユーザ端末にアクセスする。その後、より柔軟なネットワークトポロジをサポートするために、マルチホップ中継が導入される可能性があり、マルチホップ場合でどのように中継接続の確立を実現するかはまだ明確な案がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、マルチホップシーンにおける中継接続の確立を実現するために、ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本開示は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法を提供し、当該方法は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するステップを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0006】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス方法は、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップをさらに含む。
【0007】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む。
【0008】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0009】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップと、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
指示情報は、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【0010】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0011】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0012】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス方法は、接続確立要求メッセージに含まれるユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップをさらに含む。
【0013】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス方法は、接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージをユーザ端末に送信するステップをさらに含み、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0014】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0015】
第2の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法を提供し、当該方法は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するステップを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0016】
選択可能な実施形態として、サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する前に、当該ユーザ端末アクセス方法は、
ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップをさらに含む。
【0017】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【0018】
選択可能な実施形態として、第2のプリセット条件は、
ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む。
【0019】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0020】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0021】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス方法は、ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれた中継発見メッセージを受信するステップと、
ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップと、をさらに含む。
【0022】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス方法は、ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信するステップをさらに含み、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0023】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0024】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0025】
第3の態様では、本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供し、当該装置は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュールを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0026】
第4の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供し、当該装置は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュールを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0027】
第5の態様では、本開示の実施例は、中継ユーザ端末を提供し、当該中継ユーザ端末は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、及び
メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0028】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行する。
【0029】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む。
【0030】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0031】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップと、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
指示情報は、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【0032】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0033】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0034】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
接続確立要求メッセージに含まれるユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0035】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージをユーザ端末に送信し、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0036】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0037】
第6の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末を提供し、当該ユーザ端末は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、
メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0038】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定する。
【0039】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【0040】
選択可能な実施形態として、第2のプリセット条件は、
ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む。
【0041】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0042】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0043】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれた中継発見メッセージを受信し、
ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0044】
選択可能な実施形態として、プロセッサは、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信し、応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0045】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0046】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0047】
第7の態様では、本開示の実施例は、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該プロセッサで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムは、プロセッサに第1の態様及び/又は第2の態様のユーザ端末アクセス方法を実行させるために用いられる。
【0048】
第8の態様では、本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム製品には、コンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるとき、第1の態様及び/又は第2の態様のユーザ端末アクセス方法を実現する。
【0049】
本開示が提供するユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体では、ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。本案により、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【0050】
なお、本部分に記述された内容は、本開示の実施例の主要な又は重要な特徴を特定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するためのものでもない。本開示の他の特徴は、以下の明細書により容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
本開示又は従来の技術における技術案をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来の技術の説明において使用する必要がある図面を簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本開示に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることかできる。
【0052】
図1】従来の技術におけるユーザ端末アクセス方法の適用シーンの概略図である。
図2】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法の適用シーンの概略図である。
図3】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図1である。
図4】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図2である。
図5】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図3である。
図6】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図1である。
図7】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図2である。
図8】本開示の実施例によって提供される中継ユーザ端末の構成の概略図である。
図9】本開示の実施例によって提供されるユーザ端末の構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
本開示では、関連オブジェクトの関連関係を説明する用語「及び/又は」は、3つの関係が存在することができることを意味し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在する3つの場合を表すことができる。文字「/」は一般的に、前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを指示する。本開示の実施例における「複数」という用語は、2つ以上を意味し、他の助数詞はそれと類似する。
【0054】
以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は本開示の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、取得した他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0055】
5G NR(New Radio、新しい無線)システムには、ネットワークのカバレッジ範囲を広げるために、ユーザ端末からネットワークデバイスへの中継UE-to-Network Relayとユーザ端末からユーザ端末への中継UE-to-UE Relayが導入される。ここで、中継ユーザ端末(Relay UE)はネットワークカバレッジ範囲内にあるユーザ端末であり、リモートユーザ端末はネットワークカバレッジ範囲内にあってもよいし、ネットワークカバレッジ範囲外にあってもよい。UE-to-Network relayの場合、リモートユーザ端末は中継ユーザ端末を介してネットワークデバイスにアクセスすることができ、UE-to-UE relayの場合、リモートユーザ端末は中継ユーザ端末を介してターゲットユーザ端末にアクセスすることができる。
【0056】
図1は、従来の技術におけるユーザ端末アクセス方法の適用シーンの概略図である。図1に示すように、このシーンは、リモートユーザ端末101、中継ユーザ端末102、及びターゲットデバイス103を含む。
【0057】
実際の用途では、ターゲットデバイス103は、基地局などのネットワークデバイスであってもよく、他のリモートユーザ端末などの他のユーザ端末デバイスであってもよく、図1では基地局を例示するが、これに限定されない。
【0058】
ここで、中継ユーザ端末102はターゲットデバイス103との通信範囲内にあり、リモートユーザ端末101はターゲットデバイス103の通信範囲外にあり、リモートユーザ端末101はターゲットデバイス103との通信を実現するために、中継ユーザ端末102を介して関連データを転送してもよく、これによりターゲットデバイス103とのデータ伝送を実現することができる。
【0059】
従来の技術では、1ホップ中継のみがサポートされる。すなわち、リモートユーザ端末101は1ホップ中継ユーザ端末を介してネットワークデバイス又はターゲットユーザ端末にアクセスする。その後、より柔軟なネットワークトポロジをサポートするために、マルチホップ中継が導入される可能性があり、マルチホップ場合でどのように中継接続の確立を実現するかはまだ明確な案がない。
【0060】
マルチホップ中継シーンにおいて、一般的なリモートユーザ端末と中継動作として期待されるユーザ端末とがターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、ターゲット中継ユーザ端末の挙動は異なることを考慮し、ターゲット中継ユーザ端末がアクセスするユーザ端末のアイデンティティを識別できるようにするために、アクセスするユーザ端末のアイデンティティに応じて異なる動作を実行するための拡張機構を考慮する必要がある。
【0061】
そこで、上述の問題を解決するために、本開示の実施例は、ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供し、本方法では、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、接続確立要求メッセージにはユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれることにより、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【0062】
図2は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法の適用シーンの概略図である。図2に示すように、このシーンには、リモートユーザ端末201、中継ユーザ端末202(図では中継ユーザ端末1、中継ユーザ端末2……中継ユーザ端末Mを例に示し、Mは1より大きい整数)、及びターゲットデバイス103を含む。
【0063】
実際の用途では、ターゲットデバイス203は、基地局などのネットワークデバイスであってもよく、他のリモートユーザ端末などの他のユーザ端末デバイスであってもよく、図2では基地局を例示するが、これに限定されない。
【0064】
また、上述したリモートユーザ端末201、中継ユーザ端末202は、いずれも、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理デバイスなどであってもよい。
【0065】
異なるシステムでは、上記ユーザ端末の名称も異なる場合があり、例えば5Gシステムでは、上記ユーザ端末はユーザデバイス(User Equipment、UE)と呼ばれ、上記ユーザ端末は無線端末であってもよく、ここで、無線端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network、CN)と通信することができ、無線端末は携帯電話(又は「セルラ」電話)や携帯端末を有するコンピュータなどのモバイル端末であってもよく、例えば、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵又は車載のモバイル装置であってもよい。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などのデバイスが挙げられる。無線端末は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、モバイル局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)とも呼ばれ、本開示の実施例には限定されない。
【0066】
本開示の実施例が提供する技術案は、様々なシステム、特に5Gシステムに適用することができる。例えば、適用可能なシステムは、グローバル移動体通信(global system of mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple acess、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、長期進化(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割二重(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割二重(time division duplex、TDD)システム、高級長期進化(long term evolution advanced、LTE-A)システム、汎用移動体システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)システム、5G新しい無線(New Radio、NR)システムなどがある。これらの多くのシステムには、ユーザ端末とネットワークデバイスが含まれる。システムには、進化したパケットシステム(Evloved Packet System、EPS)、5Gシステム(5GS)などのコアネットワーク部分も含まれる。
【0067】
上述の図2は概略的であり、上述のシーンには、図2に図示されていない無線中継デバイスや無線リターンデバイスなどをさらに含んでもよい他のネットワークデバイスも含まれてもよいことを理解されたい。
【0068】
なお、本開示の実施例が提供する方法及び装置は、同一の出願構想に基づくものであり、方法及び装置が問題を解決する原理が類似するため、装置及び方法の実施は相互に参照することができ、重複点はもはや説明しない。
【0069】
図3は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図1である。図3に示すように、当該ユーザ端末アクセス方法は、次のステップを含んでもよい。
【0070】
S301、ユーザ端末は、サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する。
【0071】
ここで、接続確立要求メッセージは、ターゲット中継ユーザ端末とのサイドリンク通信接続の確立を要求するためのものであり、当該接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末リモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0072】
ここで、中継ユーザ端末としての具体的な理解とは、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に中継ユーザ端末として動作することが望ましいことを意味する。
【0073】
例として、図2を参照すると、ユーザ端末がリモートユーザ端末201である場合、ターゲット中継ユーザ端末は中継ユーザ端末1であり、アイデンティティ識別子は、該リモートユーザ端末201がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すことに用いられる。ここで、中継ユーザ端末として中継ユーザ端末1にアクセスすることは、リモートユーザ端末201が中継ユーザ端末1にアクセスした後に中継機能がオンになり、中継ユーザ端末として動作することを意味する。
【0074】
これに応じて、ターゲット中継ユーザ端末は、ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信する。
【0075】
さらに、ターゲット中継ユーザ端末は、接続確立要求メッセージに含まれたアイデンティティ識別子を取得し、アイデンティティ識別子に基づいて対応する操作を実行し、具体的な実施形態については、次の実施例に示す。
【0076】
本開示が提供するユーザ端末アクセス方法では、ユーザ端末はサイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、ターゲット中継ユーザ端末はユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信しする。接続確立要求メッセージにはユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれることにより、中継ユーザ端末はアクセスするユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて対応する操作を実行することができ、これによりユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【0077】
いくつかの実施例では、接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージを採用してもよい。ここで、PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含んでもよい。
【0078】
別の実施例では、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、明示的又は暗黙的に接続確立要求メッセージに含まれてもよい。
【0079】
1つの態様では、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、明示的に接続確立要求メッセージに含まれることは、
接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すことを含む。
【0080】
例示的には、接続確立要求メッセージに含まれる指示情報(例えば1bit)の値が0であれば、ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすることを示し、このbit指示情報の値が1であれば、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすることを示す。
【0081】
他の1つの態様では、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、暗黙的に接続確立要求メッセージに含まれることは、
接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0082】
例示的には、接続確立要求メッセージに指示情報(例えば1bit)がオプションで含まれ、接続確立要求メッセージにこの1bitの指示情報が含まれる場合、ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすることを示し、接続確立要求メッセージにこの1bitの指示情報が含まれていない場合、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすることを示す。
【0083】
なお、上記の明示的及び暗黙的に指示情報を含む方式は例示的であり、その他の同様な方式はここで説明を省略する。
【0084】
図4は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図2である。図4に示すように、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法は、次のステップを含んでもよい。
【0085】
S401、ユーザ端末は、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定する。
【0086】
アイデンティティがリモートユーザ端末であるユーザ端末とアイデンティティが中継ユーザ端末であるユーザ端末とでは、ターゲット中継ユーザ端末を決定する際に採用される方式が異なることを理解すべきであり、次に、具体的な実施例に基づいてそれぞれ説明する。
【0087】
(1)ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する。
【0088】
実際の用途では、本開示の実施例は、第1のプリセット条件について限定されず、例えば、第1のプリセット条件は、ASレイヤ基準及び/又はNAS基準に基づいて決定してもよい。
【0089】
例示的には、第1のプリセット条件がASレイヤ基準である場合、第1のプリセット条件は、サイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことであってもよい。すなわち、ユーザ端末は、ユーザ端末と測定された各候補中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質(例えば、SD-RSRP)を決定し、そして、ユーザ端末は、サイドリンク通信インタフェースのチャネル品質条件を満たす(すなわち、プリセット閾値よりも高い)各候補中継ユーザ端末の中から、ターゲット中継ユーザ端末として唯一の中継ユーザ端末を選択する。
【0090】
別の実施例では、NASレイヤの中継選択規則に基づいて候補中継ユーザ端末が第1のプリセット条件を満たすかどうかを決定してもよく、そして、ユーザ端末は、第1のプリセット条件を満たす候補中継ユーザ端末の中から、ターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する。NAS中継選択規則の内容については、本開示の実施例は具体的に限定されない。
【0091】
(2)ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択する。
【0092】
ここで、第2のプリセット条件は、
ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む。
【0093】
S402、ユーザ端末は、サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する。
【0094】
ステップS402は、図3に示す実施例におけるステップS301の技術案及び有益な効果も同様であることを理解すべきであり、具体的には上述した実施例を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0095】
S403、ターゲット中継ユーザ端末は、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行する。
【0096】
次に、ステップS4031~S4032に関連して、それぞれ2つのアイデンティティのユーザ端末に対応するターゲット操作について詳細に説明する。
【0097】
S4031、ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末がユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立する。
【0098】
S4032、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、中継ユーザ端末がユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立する必要があるとともに、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新する必要がある。
【0099】
指示情報は、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【0100】
例として、図2を参照すると、ターゲット中継ユーザ端末は中継ユーザ端末1の例であり、ターゲットネットワークデバイスとターゲットリモートユーザ端末は図2のターゲットデバイス203である。
【0101】
このステップでは、ユーザ端末が中継ユーザ端末1に接続確立要求メッセージを送信し、接続確立要求メッセージに含まれたユーザ端末のアイデンティティ識別子はユーザ端末が中継ユーザ端末であることを示し、中継ユーザ端末1はアイデンティティ識別子に基づいてユーザ端末のアイデンティティは中継ユーザ端末であると決定した後、中継ユーザ端末1はターゲットデバイス203に指示情報を送信し、選択可能な実施形態として、他の中継ユーザ端末、例えば中継ユーザ端末2、中継ユーザ端末Mなどにも指示情報を送信する。これにより、ターゲットデバイス203及び/又は中継ユーザ端末2、中継ユーザ端末M等にルーティング情報を更新させることができる。
【0102】
いくつかの実施例では、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0103】
ここで、中継動作モード及び中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0104】
本開示の実施例では、ターゲット中継ユーザ端末は、アクセスユーザ端末のアイデンティティに基づいて異なる操作を実行することができ、したがって、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【0105】
次に、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合の具体的な実施形態を具体的な実施例に基づいて説明する。
【0106】
図5は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法のシグナリング相互作用の概略図3である。図5に示すように、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス方法は、次のステップを含んでもよい。
【0107】
S501、ユーザ端末は、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定する。
【0108】
ここで、ステップS501は、図4に示す実施例におけるステップS401と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0109】
S502、ユーザ端末は、ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる中継発見メッセージを受信する。
【0110】
ここで、中継発見メッセージにはターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれる。
【0111】
S503、ユーザ端末は、ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0112】
S504、ユーザ端末は、サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する。
【0113】
ここで、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0114】
S505、ターゲット中継ユーザ端末は、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行する。
【0115】
ここで、ステップS505~S505は、図4に示す実施例におけるステップS402~S403と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0116】
S506、ターゲット中継ユーザ端末は、接続確立要求メッセージに含まれるユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0117】
S507、ターゲット中継ユーザ端末は、接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージをユーザ端末に送信する。
【0118】
ここで、応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0119】
これに応じて、ユーザ端末は、ターゲット中継ユーザ端末が送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信し、応答メッセージに指示された、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを取得することにより、当該ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後、当該中継動作モードに従って動作する。
【0120】
ターゲット中継ユーザ端末側では、本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供する。図6は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図1である。図6に示すように、ユーザ端末アクセス装置600は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュール601を含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0121】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス装置600は、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するために用いられる処理モジュール602をさらに含む。
【0122】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む。
【0123】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0124】
選択可能な実施形態として、処理モジュール602は、具体的に、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立すること、及び
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新すること、に用いられ、
指示情報は、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【0125】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0126】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0127】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス装置600は、接続確立要求メッセージに含まれるユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するために用いられる決定モジュール603をさらに含む。
【0128】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス装置600は、接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージをユーザ端末に送信するために用いられる送信モジュール604をさらに含み、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0129】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0130】
ここで説明する必要があるのは、本開示が提供する上記ユーザ端末アクセス装置は、上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップをそれに応じて実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0131】
ユーザ端末側では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供する。図7は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図2である。図7に示すように、ユーザ端末アクセス装置700は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュール701を含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0132】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス装置700は、
ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するために用いられる決定モジュール702をさらに含む。
【0133】
選択可能な実施形態として、決定モジュール702は、具体的に、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択する、ために用いられ、
Nは1以上の整数である。
【0134】
選択可能な実施形態として、第2のプリセット条件は、
ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む。
【0135】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が明示的又は暗黙的に接続確立要求メッセージに含まれる。
【0136】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0137】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0138】
選択可能な実施形態として、当該ユーザ端末アクセス装置700は、ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれる中継発見メッセージを受信するために用いられる受信モジュール703と、
ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するために用いられる決定モジュール704と、をさらに含む。
【0139】
選択可能な実施形態として、受信モジュール703はさらに、ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信するために用いられ、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0140】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0141】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0142】
ここで説明する必要があるのは、本開示が提供する上記ユーザ端末アクセス装置は、上記方法の実施例においてユーザ端末が実現するすべての方法ステップをそれに応じて実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0143】
図8は、本開示の実施例によって提供される中継ユーザ端末の構成の概略図である。ここで、当該中継ユーザ端末は、ターゲット中継ユーザ端末であり、図8に示すように、当該ターゲット中継ユーザ端末は、トランシーバ801と、プロセッサ802と、メモリ803とを含む。
【0144】
メモリ803は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
【0145】
トランシーバ801は、プロセッサ802の制御でデータを送受信するために用いられる。
【0146】
ここで、図8では、バスアーキテクチャは、プロセッサ802によって表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ803によって表されるメモリの様々な回路がリンクされた任意の数の相互接続バス及びブリッジを含むことができる。バスアーキテクチャはまた、周辺機器、レギュレータ、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは当技術分野で知られるため、本明細書ではこれ以上の説明を省略する。バスインタフェースはインタフェースを提供する。トランシーバ801は、送信機及び受信機を含む複数の要素であってもよく、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体は、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む。プロセッサ802は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する責任を負い、メモリ803は、動作を実行する際にプロセッサ802が使用するデータを記憶することができる。
【0147】
プロセッサ802は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する責任を負い、メモリ803は、動作を実行する際にプロセッサ802が使用するデータを記憶することができる。
【0148】
選択可能な実施形態として、プロセッサ802は、中央プロセッサ(central processing unit、CPU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、又は複雑プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0149】
プロセッサ802は、メモリ803に記憶されたコンピュータプログラムを起動することによって、取得された実行可能な命令に従って、本開示の実施例によって提供されるするターゲット中継ユーザ端末に関してユーザ端末アクセス方法のいずれかを実行するために用いられる。プロセッサ802とメモリ803は物理的に分離して配置されてもよい。
【0150】
具体的に、プロセッサ802は、メモリ803に記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するために用いられ、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0151】
選択可能な実施形態として、プロセッサ802は、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行する。
【0152】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージはPC5接続確立要求メッセージであり、PC5接続確立要求メッセージはPC5-Sシグナリング及び/又はPC5-RRCシグナリングを含む。
【0153】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0154】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップを含む。
【0155】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新することを含み、
指示情報は、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【0156】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0157】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0158】
選択可能な実施形態として、プロセッサ802は、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
接続確立要求メッセージに含まれるユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0159】
選択可能な実施形態として、プロセッサ802は、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージをユーザ端末に送信し、
応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0160】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0161】
ここで説明する必要があるのは、本開示が提供する上記中継ユーザ端末は、上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップをそれに応じて実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0162】
図9は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末の構成の概略図である。図9に示すように、当該ユーザ端末は、トランシーバ901と、プロセッサ902と、メモリ903とを含む。
【0163】
メモリ903は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
【0164】
トランシーバ901は、プロセッサ902の制御でデータを送受信するために用いられる。
【0165】
ここで、図9では、バスアーキテクチャは、プロセッサ902によって表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ903によって表されるメモリの様々な回路がリンクされた任意の数の相互接続バス及びブリッジを含むことができる。バスアーキテクチャはまた、周辺機器、レギュレータ、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは当技術分野で知られるため、本明細書ではこれ以上の説明を省略する。バスインタフェースはインタフェースを提供する。トランシーバ901は、送信機及び受信機を含む複数の要素であってもよく、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体は、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む。プロセッサ902は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する責任を負い、メモリ903は、動作を実行する際にプロセッサ902が使用するデータを記憶することができる。
【0166】
プロセッサ902は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する責任を負い、メモリ903は、動作を実行する際にプロセッサ902が使用するデータを記憶することができる。
【0167】
選択可能な実施形態として、プロセッサ902は、中央プロセッサ(central processing unit、CPU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、又は複雑プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0168】
プロセッサ902は、メモリ903に記憶されたコンピュータプログラムを起動することによって、取得された実行可能な命令に従って、本開示の実施例によって提供されるするターゲット中継ユーザ端末に関してユーザ端末アクセス方法のいずれかを実行するために用いられる。プロセッサ902とメモリ903は物理的に分離して配置されてもよい。
【0169】
具体的に、プロセッサ902は、メモリ903に記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するために用いられ、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示すために用いられる。
【0170】
選択可能な実施形態として、プロセッサ902は、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定する。
【0171】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【0172】
選択可能な実施形態として、第2のプリセット条件は、
ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む。
【0173】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末として中継ユーザ端末にアクセスするか、又は、中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスするかを示す。
【0174】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスする場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【0175】
選択可能な実施形態として、プロセッサ902は、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれた中継発見メッセージを受信し、
ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定する。
【0176】
選択可能な実施形態として、プロセッサは902、以下の操作を実行するためにさらに用いられ、
ターゲット中継ユーザ端末から送信する接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信し、応答メッセージには、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる。
【0177】
選択可能な実施形態として、中継動作モードは、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0178】
選択可能な実施形態として、中継能力指示情報は、
レイヤ2の中継L2 relay、
レイヤ3の中継L3 relay、
レイヤ2のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L2 U2N relay、
レイヤ2のユーザ端末からユーザ端末への中継L2 U2U relay、
レイヤ3のユーザ端末からネットワークデバイスへの中継L3 U2N relay、
レイヤ3のユーザ端末からユーザ端末への中継L3 U2U relay、
の少なくとも1つを含む。
【0179】
ここで説明する必要があるのは、本開示が提供する上記ユーザ端末は、上記方法の実施例においてユーザ端末が実現するすべての方法ステップをそれに応じて実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0180】
なお、本開示の実施例におけるユニットの分割は概略的であり、単なる論理機能分割であり、実際に実現する際には別の分割方式があってもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットが単独で物理的に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0181】
上記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットとして実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体に格納することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、本質的に、又は従来の技術に貢献した部分、又はこの技術案のすべて又は一部がソフトウェア製品の形で具現化でき、このコンピュータソフトウェア製品は、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)又はプロセッサ(processor)が本開示の各実施例の方法のすべて又は一部のステップを実行するようにするためのいくつかの命令を含む記憶媒体に記憶される。一方、前述の記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0182】
中継ユーザ端末側では、本開示の実施例は、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体を提供する。プロセッサで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムは、プロセッサに上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0183】
ユーザ端末側では、本開示の実施例は、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体を提供する。プロセッサで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムは、プロセッサに上記方法の実施例においてユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0184】
ここで、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体は、磁気メモリ(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(MO)など)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVDなど)、及び半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートハードディスク(SSD)などを含むが、これらに限定されないが、プロセッサがアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶デバイスであってもよい。
【0185】
中継ユーザ端末側では、本開示の1つの実施例は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラムは記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサは記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出すことができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行する際に上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0186】
ユーザ端末側では、本開示の1つの実施例は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラムは記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサは記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出すことができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行する際に上記方法の実施例においてユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0187】
本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末及びユーザ端末を含む通信システムも提供する。第ターゲット中継ユーザ端末は、上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末側が実行するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができる。ユーザ端末は、上記方法の実施例においてユーザ端末側が実行するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【0188】
当業者は、本開示の実施例が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するであろう。したがって、本開示は、完全ハードウェア実施例、完全ソフトウェア実施例、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施例の例を採用することができる。また、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスクメモリや光学メモリなどを含むがこれらに限定されない)の1つ又は複数に実装されるコンピュータプログラム製品の例を採用することができる。
【0189】
本開示は、本開示の実施例による方法、装置、及びコンピュータプログラム製品のシグナリング相互作用の概略図及び/又はブロック図を参照して説明される。シグナリング相互作用の概略図及び/又はブロック図中の各フロー及び/又はブロック、ならびにシグナリング相互作用の概略図及び/又はブロック図中のフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能命令によって実装されうることが理解されるべきである。これらのコンピュータ実行可能命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、シグナリング相互作用概略図の1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための手段を生成するように機械を生成することができる。
【0190】
これらのプロセッサ実行可能命令は、シグナリング相互作用概略図の1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を生成するように、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置を特定の方法で動作させることができるプロセッサ可読メモリに格納することもできる。
【0191】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ実装の処理を生成するためにコンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で一連の動作ステップを実行するようにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードすることもでき、したがって、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、シグナリング相互作用概略図の1つのフロー又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックで指定された機能を実装するためのステップを提供する。
【0192】
明らかに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示を種々の変更及び変形することができる。このように、本開示のこれらの修正及び変形が本開示の請求項及びその均等技術の範囲内に属する場合、本開示はまた、これらの変更及び変形を含むことを意図する。
【0193】
本開示は、2021年08月10日に中国特許局に提出した、出願番号が202110914994.8、出願名称が「ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体」という中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用によって本開示に組み込まれる。
【符号の説明】
【0194】
600 ユーザ端末アクセス装置
601 受信モジュール
602 処理モジュール
603 決定モジュール
604 送信モジュール
700 ユーザ端末アクセス装置
701 送信モジュール
702 決定モジュール
703 受信モジュール
801 トランシーバ
802 プロセッサ
803 メモリ
901 トランシーバ
902 プロセッサ
903 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-02-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
開示は、マルチホップシーンにおける中継接続の確立を実現するために、ユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
第1の態様では、本開示は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法を提供し、当該方法は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するステップを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末であると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップと、
ユーザ端末が中継ユーザ端末であると決定した場合、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
指示メッセージは、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
第2の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法を提供し、当該方法は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するステップを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
第3の態様では、本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供し、当該装置は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュールを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
第4の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供し、当該装置は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュールを含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
第5の態様では、本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末を提供し、当該中継ユーザ端末は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、及び
メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末であると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップと、
ユーザ端末が中継ユーザ端末であると決定した場合、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
指示メッセージは、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
第6の態様では、本開示の実施例は、ユーザ端末を提供し、当該ユーザ端末は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリ、
プロセッサの制御でデータを送受信するトランシーバ、
メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するためのプロセッサ、を含み、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
第8の態様では、本開示の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるとき、第1の態様及び/又は第2の態様のユーザ端末アクセス方法を実現する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
本開示がユーザ端末アクセス方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供する。この方法では、ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。本案により、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスしようとする場合、ターゲット中継ユーザ端末はアクセスしようとするユーザ端末のアイデンティティ情報を正確に識別することができ、それによってユーザ端末のアイデンティティに対応する操作を採用し、システムの正常な動作を保証することができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0071】
ここで、接続確立要求メッセージは、ターゲット中継ユーザ端末とのサイドリンク通信接続の確立を要求するためのものであり、当該接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がユーザ端末リモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】
例として、図2を参照すると、ユーザ端末がリモートユーザ端末201である場合、ターゲット中継ユーザ端末は中継ユーザ端末1であり、アイデンティティ識別子は、該リモートユーザ端末201がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すことに用いられる。ここで、リモートユーザ端末201が中継ユーザ端末であることは、リモートユーザ端末201が中継ユーザ端末1にアクセスした後に中継機能がオンになり、中継ユーザ端末として動作することを意味する。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
1つの態様では、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、明示的に接続確立要求メッセージに含まれることは、
接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すことを含む。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
例示的には、接続確立要求メッセージに含まれる指示情報(例えば1bit)の値が0であれば、ユーザ端末がリモートユーザ端末であることを示し、このbit指示情報の値が1であれば、ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすることを示す。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
他の1つの態様では、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、暗黙的に接続確立要求メッセージに含まれることは、
接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
例示的には、接続確立要求メッセージに指示情報(例えば1bit)がオプションで含まれ、接続確立要求メッセージにこの1bitの指示情報が含まれる場合、ユーザ端末がリモートユーザ端末であることを示し、接続確立要求メッセージにこの1bitの指示情報が含まれていない場合、ユーザ端末が中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
モートユーザ端末としてのユーザ端末と中継ユーザ端末としてのユーザ端末とでは、ターゲット中継ユーザ端末を決定する際に採用される方式が異なることを理解すべきであり、次に、具体的な実施例に基づいてそれぞれ説明する。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0087】
(1)ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
実際の用途では、本開示の実施例は、第1のプリセット条件について限定されず、例えば、第1のプリセット条件は、AS(Access Stratum)レイヤ基準及び/又はNAS(Non Access Stratum)基準に基づいて決定してもよい。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
例示的には、第1のプリセット条件がAS基準である場合、第1のプリセット条件は、サイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことであってもよい。すなわち、ユーザ端末は、ユーザ端末と測定された各候補中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質(例えば、基準信号受信電力(RSRP)を決定し、そして、ユーザ端末は、サイドリンク通信インタフェースのチャネル品質条件を満たす(すなわち、プリセット閾値よりも高い)各候補中継ユーザ端末の中から、ターゲット中継ユーザ端末として唯一の中継ユーザ端末を選択する。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
別の実施例では、NASの中継選択規則に基づいて候補中継ユーザ端末が第1のプリセット条件を満たすかどうかを決定してもよく、そして、ユーザ端末は、第1のプリセット条件を満たす候補中継ユーザ端末の中から、ターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する。NAS中継選択規則の内容については、本開示の実施例は具体的に限定されない。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
(2)ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
S4031、ユーザ端末がリモートユーザ端末であると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末がユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立する。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】
S4032、ユーザ端末が中継ユーザ端末であると決定した場合、中継ユーザ端末がユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立する必要があるとともに、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新する必要がある。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
指示メッセージは、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0100】
例として、図2を参照すると、ターゲット中継ユーザ端末は中継ユーザ端末1の例であり、ターゲットネットワークデバイス又はターゲットリモートユーザ端末は図2のターゲットデバイス203である。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】
いくつかの実施例では、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
次に、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合の具体的な実施形態を具体的な実施例に基づいて説明する。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
ここで、ステップS50~S505は、図4に示す実施例におけるステップS402~S403と同様であり、ここでは説明を省略する。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0120】
ターゲット中継ユーザ端末側では、本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供する。図6は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図1である。図6に示すように、ユーザ端末アクセス装置600は、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュール601を含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
選択可能な実施形態として、処理モジュール602は、具体的に、
ユーザ端末がリモートユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立すること、及び
ユーザ端末が中継ユーザ端末としてターゲット中継ユーザ端末にアクセスすると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新すること、に用いられ、
指示メッセージは、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
ユーザ端末側では、本開示の実施例は、ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置を提供する。図7は、本開示の実施例によって提供されるユーザ端末アクセス装置の構成の概略図2である。図7に示すように、ユーザ端末アクセス装置700は、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュール701を含み、
接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0133】
選択可能な実施形態として、決定モジュール702は、具体的に、
ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択する、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択する、ために用いられ、
Nは1以上の整数である。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0136】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0137】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
具体的に、プロセッサ802は、メモリ803に記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するために用いられ、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0153】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末であると決定した場合、ユーザ端末とサイドリンク通信インタフェースを介してサイドリンク通信接続を確立するステップを含む。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行することは、
ユーザ端末が中継ユーザ端末であると決定した場合、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、ターゲット中継ユーザ端末とユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新することを含み、
指示メッセージは、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、又は前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0169
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0169】
具体的に、プロセッサ902は、メモリ903に記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、以下の操作を実行するために用いられ、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信し、接続確立要求メッセージには、ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定することは、
ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数である。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
選択可能な実施形態として、接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、指示情報の値によって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、指示情報が含まれるかどうかによって、ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0174
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0174】
選択可能な実施形態として、ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、接続確立要求メッセージには、さらに、ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、ユーザ端末がターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0182
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0182】
ターゲット中継ユーザ端末側では、本開示の実施例は、プロセッサで読み取り可能な記憶媒体を提供する。プロセッサで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムは、プロセッサに上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0185
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0185】
ターゲット中継ユーザ端末側では、本開示の1つの実施例は、命令を含むコンピュータプログラムをさらに提供する。コンピュータプログラムは記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサは記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出すことができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行する際に上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0186
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0186】
ユーザ端末側では、本開示の1つの実施例は、命令を含むコンピュータプログラムをさらに提供する。コンピュータプログラムは記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサは記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出すことができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行する際に上記方法の実施例においてユーザ端末が実現するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができ、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0187
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0187】
本開示の実施例は、ターゲット中継ユーザ端末及びユーザ端末を含む通信システムも提供する。ターゲット中継ユーザ端末は、上記方法の実施例においてターゲット中継ユーザ端末側が実行するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができる。ユーザ端末は、上記方法の実施例においてユーザ端末側が実行するすべての方法ステップを実現することができ、かつ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益効果について、ここでは説明を省略する。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0192】
明らかに、当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示を種々の変更及び変形することができる。このように、本開示のこれらの修正及び変形が本開示の請求項及びその均等技術の範囲内に属する場合、本開示はまた、これらの変更及び変形を含むことを意図する。
【手続補正63】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法であって、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するステップを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス方法。
【請求項2】
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に基づいて、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子に対応するターゲット操作を実行するステップは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末であると決定した場合、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立するステップと、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末であると決定した場合、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、ターゲットネットワークデバイス、ターゲットリモートユーザ端末、及び前ホップ中継ユーザ端末の中の少なくとも1つのデバイスに指示メッセージを送信し、及び/又は、前記ユーザ端末とのサイドリンク通信インタフェース接続を確立し、自身のルーティングテーブルを更新するステップと、を含み、
前記指示メッセージは、前記ターゲットネットワークデバイス、前記ターゲットリモートユーザ端末、又は前記前ホップ中継ユーザ端末に、対応するルーティングテーブルを更新するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
接続確立要求メッセージに含まれる前記ユーザ端末の中継能力指示情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップ、及び/又は、
前記接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを前記ユーザ端末に送信するステップであって、前記応答メッセージには、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれるステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス方法であって、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するステップを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス方法。
【請求項8】
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信する前に、
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザ端末のアイデンティティに基づいて、ターゲット中継ユーザ端末を決定するステップは、
前記ユーザ端末がリモートユーザ端末である場合、第1のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末として1つの中継ユーザ端末を選択するステップ、又は、
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、第2のプリセット条件を満たす中継ユーザ端末の中でターゲット中継ユーザ端末としてN個の中継ユーザ端末を選択するステップ、を含み、
Nは1以上の整数であ
前記第2のプリセット条件は、
前記ユーザ端末がサポートする中継動作モードは、ターゲット中継ユーザ端末が現在使用する中継動作モードを含むことと、
前記ユーザ端末と中継ユーザ端末との間のサイドリンク通信インタフェースのチャネル品質は、プリセット閾値よりも高いことと、
の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記接続確立要求メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報の値によって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示し、
又は、前記接続確立要求メッセージに指示情報がオプションで含まれ、前記指示情報が含まれるかどうかによって、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示す、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザ端末が中継ユーザ端末である場合、前記接続確立要求メッセージには、さらに、前記ユーザ端末の中継能力指示情報、及び/又は、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードが含まれる、
ことを特徴とする請求項7~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲット中継ユーザ端末からブロードキャストされる、前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードが含まれる中継発見メッセージを受信するステップと、
前記ターゲット中継ユーザ端末の中継動作モードに基づいて、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを決定した後に、
前記ターゲット中継ユーザ端末から送信する前記接続確立要求メッセージに対応する応答メッセージを受信するステップをさらに含み、
前記応答メッセージには、前記ユーザ端末が前記ターゲット中継ユーザ端末にアクセスした後に使用される中継動作モードを指示するための指示情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ターゲット中継ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置であって、
ユーザ端末がサイドリンク通信インタフェースを介して送信する接続確立要求メッセージを受信するために用いられる受信モジュールを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス装置。
【請求項15】
ユーザ端末に適用されるユーザ端末アクセス装置であって、
サイドリンク通信インタフェースを介してターゲット中継ユーザ端末に接続確立要求メッセージを送信するために用いられる送信モジュールを含み、
前記接続確立要求メッセージには、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子が含まれ、前記ユーザ端末のアイデンティティ識別子は、前記ユーザ端末がリモートユーザ端末又は中継ユーザ端末であることを示すために用いられる、
ことを特徴とするユーザ端末アクセス装置。
【手続補正64】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【国際調査報告】