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特表2024-527261表示装置の製造方法、それによって製造される表示装置、及び表示装置を含む電子装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-24
(54)【発明の名称】表示装置の製造方法、それによって製造される表示装置、及び表示装置を含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20240717BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240717BHJP
   H05B 33/14 20060101ALI20240717BHJP
   H10K 77/10 20230101ALI20240717BHJP
   H10K 59/95 20230101ALI20240717BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20240717BHJP
   B23K 26/38 20140101ALI20240717BHJP
   B23K 26/382 20140101ALI20240717BHJP
【FI】
G09F9/00 338
G09F9/30 308Z
G09F9/00 366A
G09F9/00 366Z
G09F9/00 350Z
H05B33/14 Z
H10K77/10
H10K59/95
G06F3/041 662
B23K26/38 A
B23K26/382
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577425
(86)(22)【出願日】2022-06-10
(85)【翻訳文提出日】2023-12-14
(86)【国際出願番号】 KR2022008221
(87)【国際公開番号】W WO2022265313
(87)【国際公開日】2022-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0077026
(32)【優先日】2021-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】シム,ジン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンジ
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ヒュンジン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヨンヒュク
【テーマコード(参考)】
3K107
4E168
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107AA05
3K107BB01
3K107CC43
3K107DD17
3K107EE61
3K107FF15
4E168AD07
4E168AD12
4E168DA45
4E168JA14
4E168JA16
4E168JA17
4E168JA25
5C094BA03
5C094BA27
5C094CA19
5C094DA06
5C094DA12
5C094FA01
5C094FA02
5C094FA04
5C094GB01
5C094JA08
5G435BB05
5G435CC09
5G435EE13
5G435EE49
5G435KK05
5G435KK10
5G435LL07
(57)【要約】
表示装置の製造方法は、デジタイザを準備するステップと、デジタイザの上側に支持層を提供するステップと、支持層の上側に表示パネルを提供するステップと、を含む。表示パネルは、第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む。支持層を提供するステップは、互いに向かい合う一面と他面とを含む予備支持層を準備するステップと、予備支持層の一面にレーザまたは研磨剤を提供して予備支持層を貫通する開口部を形成するステップと、を含む。一面における開口部の第1幅と他面における開口部の第2幅は互いに異なり、第1幅及び第2幅は第1方向と垂直な第2方向と並んでいる。一実施例の表示装置の製造方法は、軽量化された予備支持層に開口部を形成することが容易な特性を示す。
【選択図】図6B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタイザを準備するステップと、
前記デジタイザの上側に支持層を提供するステップと、
前記支持層の上側に第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルを提供するステップと、を含み、
前記支持層を提供するステップは、
互いに向かい合う一面と他面とを含む予備支持層を準備するステップと、
前記予備支持層の前記一面にレーザまたは研磨剤を提供して前記予備支持層を貫通する開口部を形成するステップと、を含み、
前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる表示装置の製造方法。
【請求項2】
前記第1幅は前記第2幅より小さい請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項3】
前記一面は前記デジタイザに隣接し、前記他面は前記表示パネルに隣接する請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項4】
前記予備支持層は、前記第1非折りたたみ領域と対応する第1支持部分と、前記第2非折りたたみ領域と対応する第2支持部分と、前記折りたたみ領域と対応する折りたたみ部分とを含み、
前記開口部は前記折りたたみ部分に形成される請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項5】
前記開口部を形成するステップは、前記予備支持層の前記一面に前記レーザを提供するステップを含み、
前記第1幅と前記第2幅の差は10μm以上20μm以下である請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項6】
前記開口部を形成するステップは、前記予備支持層の前記一面に前記研磨剤を提供するステップを含み、
前記第1幅と前記第2幅の差は20μm以上30μm以下である請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項7】
前記開口部を形成するステップは、前記研磨剤を提供するステップの前に前記予備支持層の前記一面にパターニングフィルムを提供するステップを更に含む請求項6に記載の表示装置の製造方法。
【請求項8】
前記パターニングフィルムは前記研磨剤が通過する孔が定義される請求項7に記載の表示装置の製造方法。
【請求項9】
前記研磨剤は平均直径が20μm以上50μm以下の複数個の研磨粒子を含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項10】
前記予備支持層は一方向に配列される強化繊維を含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項11】
前記予備支持層を準備するステップは、
第1強化繊維を含む第1予備支持層を提供するステップと、
前記第1予備支持層の上側に第2強化繊維を含む第2予備支持層を提供するステップと、
前記第2予備支持層の上側に前記第1強化繊維を含む第3予備支持層を提供するステップと、
順次に積層される前記第1予備支持層、前記第2予備支持層、及び前記第3予備支持層を圧着するステップと、を含み、
前記第1強化繊維の長軸は前記第1方向に配列され、前記第2強化繊維の長軸は前記第1方向と垂直な前記第2方向に配列される請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項12】
平面上において、前記開口部は一方向と並んだ第1端と、前記第1端から延長されて曲率を有する第2端とを含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項13】
第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルと、
前記表示パネルの下側に配置され、開口部が定義される支持層と、
前記支持層の下に配置されるデジタイザと、を含み、
前記支持層は互いに向かい合う一面と他面とを含み、
前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる表示装置。
【請求項14】
前記表示パネルは前記折りたたみ領域と離隔されるセンシング領域を含む請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記一面及び前記他面に垂直な断面上において、前記開口部は前記一面または前記他面に対して傾いている側面を含む台形状または逆台形状である請求項13に記載の表示装置。
【請求項16】
前記開口部は前記折りたたみ領域と重畳する請求項13に記載の表示装置。
【請求項17】
前記一面または前記他面に配置されるカバー層を更に含み、前記カバー層は前記開口部をカバーする請求項13に記載の表示装置。
【請求項18】
前記支持層と前記デジタイザとの間に配置され、前記折りたたみ領域と重畳しない接着層を更に含む請求項13に記載の表示装置。
【請求項19】
前記デジタイザは、前記折りたたみ領域と重畳せずに互いに離隔される第1デジタイザと第2デジタイザとを含む請求項13に記載の表示装置。
【請求項20】
光信号が通過するセンシング領域を含む表示装置と、
前記センシング領域に対応するように配置される電子光学モジュールと、
前記表示装置及び前記電子光学モジュールを制御する制御モジュールと、
前記表示装置、前記電子光学モジュール、及び前記制御モジュールが収納される筐体と、を含み、
前記表示装置は、
第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルと、
前記表示パネルの下側に配置され、開口部が定義される支持層と、
前記支持層の下に配置されるデジタイザと、を含み、
前記支持層は互いに向かい合う一面と他面とを含み、前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる電子装置。
【請求項21】
前記支持層は、前記第1非折りたたみ領域と対応する第1支持部分と、前記第2非折りたたみ領域と対応する第2支持部分と、前記折りたたみ領域と対応する折りたたみ部分とを含み、
前記開口部は前記折りたたみ部分に定義される請求項20に記載の電子装置。
【請求項22】
前記一面及び前記他面に垂直な断面上において、前記開口部は前記一面または前記他面に対して傾いている側面を含む台形状または逆台形状である請求項20に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は開口部を形成するステップを含む表示装置の製造方法、それによって製造される表示装置、及び表示装置を含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は画像を表示する表示装置を含む。表示装置は、表示画面に多様な画像を表示してユーザに情報を提供する。一般に、表示装置は割り当てられた画面内で情報を表示する。最近、折りたたみ可能なフレキシブル表示パネルを含むフレキシブル表示装置が開発されている。フレキシブル表示装置はリジッド表示装置とは異なって、折りたたまれるか曲げられる。形状が様々に変更可能なフレキシブル表示装置は、従来の画面のサイズに関わらず携帯することができ、ユーザの便宜性が向上される。
【0003】
折りたたみ可能なフレキシブル表示装置の容易な折りたたみのための表示装置の製造方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、強化繊維を含む支持層に開口部を形成するステップを含む表示装置の製造方法を提供することである。
【0005】
また、本発明の目的は、開口部が形成された支持層を含む表示装置、及び表示装置を含む電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、デジタイザを準備するステップと、前記デジタイザの上側に支持層を提供するステップと、前記支持層の上側に第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルを提供するステップと、を含み、前記支持層を提供するステップは、互いに向かい合う一面と他面とを含む予備支持層を準備するステップと、前記予備支持層の前記一面にレーザまたは研磨剤を提供して前記予備支持層を貫通する開口部を形成するステップと、を含み、前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる表示装置の製造方法を提供する。
【0007】
前記第1幅は前記第2幅より小さくてよい。
【0008】
前記一面は前記デジタイザに隣接し、前記他面は前記表示パネルに隣接してよい。
【0009】
前記予備支持層は、前記第1非折りたたみ領域と対応する第1支持部分と、前記第2非折りたたみ領域と対応する第2支持部分と、前記折りたたみ領域と対応する折りたたみ部分とを含み、前記開口部は前記折りたたみ部分に形成されてよい。
【0010】
前記開口部を形成するステップは、前記予備支持層の前記一面に前記レーザを提供するステップを含み、前記第1幅と前記第2幅の差は10μm以上20μm以下であってよい。
【0011】
前記開口部を形成するステップは、前記予備支持層の前記一面に前記研磨剤を提供するステップを含み、前記第1幅と前記第2幅の差は20μm以上30μm以下であってよい。
【0012】
前記開口部を形成するステップは、前記研磨剤を提供するステップの前に前記予備支持層の前記一面にパターニングフィルムを提供するステップを更に含んでよい。
【0013】
前記パターニングフィルムは前記研磨剤が通過する孔が定義されてよい。
【0014】
前記研磨剤は平均直径が20μm以上50μm以下の複数個の研磨粒子を含んでよい。
【0015】
前記予備支持層は一方向に配列される強化繊維を含んでよい。
【0016】
前記予備支持層を準備するステップは、第1強化繊維を含む第1予備支持層を提供するステップと、前記第1予備支持層の上側に第2強化繊維を含む第2予備支持層を提供するステップと、前記第2予備支持層の上側に前記第1強化繊維を含む第3予備支持層を提供するステップと、順次に積層される前記第1予備支持層、前記第2予備支持層、及び前記第3予備支持層を圧着するステップと、を含み、前記第1強化繊維の長軸は前記第1方向に配列され、前記第2強化繊維の長軸は前記第1方向と垂直な前記第2方向に配列されてよい。
【0017】
平面上において、前記開口部は一方向と並んだ第1端と、前記第1端から延長されて曲率を有する第2端とを含んでよい。
【0018】
本発明の一実施形態は、第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルと、前記表示パネルの下側に配置され、開口部が定義される支持層と、前記支持層の下に配置されるデジタイザと、を含み、前記支持層は互いに向かい合う一面と他面とを含み、前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる表示装置を提供する。
【0019】
前記表示パネルは前記折りたたみ領域と離隔されるセンシング領域を含んでよい。
【0020】
前記一面及び前記他面に垂直な断面上において、前記開口部は前記一面または前記他面に対して傾いている側面を含む台形状または逆台形状であってよい。
【0021】
前記開口部は前記折りたたみ領域と重畳してよい。
【0022】
前記一面または前記他面に配置されるカバー層を更に含み、前記カバー層は前記開口部をカバーしてよい。
【0023】
前記支持層と前記デジタイザとの間に配置され、前記折りたたみ領域と重畳しない接着層を更に含んでよい。
【0024】
前記デジタイザは、前記折りたたみ領域と重畳せずに互いに離隔される第1デジタイザと第2デジタイザとを含んでよい。
【0025】
本発明の一実施形態は、光信号が通過するセンシング領域を含む表示装置と、前記センシング領域に対応するように配置される電子光学モジュールと、前記表示装置及び前記電子光学モジュールを制御する制御モジュールと、前記表示装置、前記電子光学モジュール、及び前記制御モジュールが収納される筐体と、を含み、前記表示装置は、第1方向に延長される折りたたみ軸を基準に折りたたまれる折りたたみ領域と、前記折りたたみ領域を間に挟んで配置される第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域とを含む表示パネルと、前記表示パネルの下側に配置され、開口部が定義される支持層と、前記支持層の下に配置されるデジタイザと、を含み、前記支持層は互いに向かい合う一面と他面とを含み、前記一面における前記開口部の第1幅と前記他面における前記開口部の第2幅は互いに異なり、前記第1幅及び前記第2幅は前記第1方向と垂直な第2方向と並んでいる電子装置を提供する。
【0026】
前記支持層は、前記第1非折りたたみ領域と対応する第1支持部分と、前記第2非折りたたみ領域と対応する第2支持部分と、前記折りたたみ領域と対応する折りたたみ部分とを含み、前記開口部は前記折りたたみ部分に定義されてよい。
【0027】
前記一面及び前記他面に垂直な断面上において、前記開口部は前記一面または前記他面に対して傾いている側面を含む台形状または逆台形状であってよい。
【発明の効果】
【0028】
本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、レーザまたは研磨剤を使用するステップを含むことで、強化繊維を含む支持層に開口部を形成する。
【0029】
本発明の一実施形態による表示装置及び表示装置を含む電子装置は、強化繊維を含む支持層を含むことで、軽量化及び折りたたみの信頼性が維持される特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1A】本発明の一実施形態による電子装置を示す斜視図である。
図1B】本発明の一実施形態による電子装置が折りたたまれた状態を示す斜視図である。
図1C】本発明の一実施形態による電子装置が折りたたまれた状態を示す斜視図である。
図2A】本発明の一実施形態による電子装置を示す分解斜視図である。
図2B】本発明の一実施形態による電子装置のブロック図である。
図3A】本発明の一実施形態による表示パネルの平面図である。
図3B図3AのAA’領域に対応する部分を示す断面図である。
図4】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す断面図である。
図5A】本発明の一実施形態による電子装置を示す断面図である。
図5B】本発明の一実施形態による電子装置を示す断面図である。
図6A】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す斜視図である。
図6B図6AのBB’領域に対応する部分を示す斜視図である。
図6C】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す斜視図である。
図7A】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法の順序図である。
図7B】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法の順序図である。
図8】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法を概略的に示す斜視図である。
図9】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法を概略的に示す斜視図である。
図10A】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法を概略的に示す斜視図である。
図10B】本発明の一実施形態による電子装置の製造方法を概略的に示す斜視図である。
図11】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す斜視図である。
図12A】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す断面図である。
図12B】本発明の一実施形態による電子装置の一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本明細書において、ある構成要素(または領域、層、部分など)が他の構成要素の「上にある」、「結合される」、または「結合される」と言及される場合には、それは他の構成要素の上に直接配置・連結・結合され得るか、またはそれらの間に第3の構成要素が配置され得ることを意味する。
【0032】
同じ図面の符号は同じ構成要素を指す。また、図面において、構成要素の厚さ、割合、及び寸法は技術的内容の効果的な説明のために誇張されている。「及び/または」は、関連する構成要素が定義する一つ以上の組み合わせを全て含む。
【0033】
第1、第2などの用語は様々な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は前記用語に限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様にして第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0034】
また、「下に」、「下側に」、「上に」、「上側に」などの用語は、図面に示した構成要素の連関関係を説明するために使用される。前記の用語は相対的な概念であって、図面に示した方向を基準に説明される。
【0035】
「含む」または「有する」などの用語は明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解すべきである。
【0036】
異なるように定義されない限り、本明細書で使用された全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるようなものと同じ意味を有する。また、一般的に使用される辞書で定義された用語のような用語は、関連技術の脈絡で有する意味と一致する意味を有すると解釈すべきであって、ここで明示的に定義されない限り、過度に理想的であるか形式的な意味で解釈してはならない。
【0037】
以下では図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
【0038】
図1A乃至図1Cは、本発明の一実施形態による電子装置EDの斜視図である。図1Aでは電子装置EDが広げられた状態を示している。図1B及び図1Cでは電子装置EDが折りたたまれた状態を示している。
【0039】
図1A及び図1Cを参照すると、本発明の一実施形態による電子装置EDは、第1方向DR1及び第1方向DR1と交差する第2方向DR2が定義する表示面DSを含む。電子装置EDは、表示面DSを介して画像IMをユーザに提供する。
【0040】
表示面DSは、表示領域DAと表示領域DAに隣接する非表示領域NDAとを含む。表示領域DAは画像IMを表示し、非表示領域NDAは画像IMを表示しない。非表示領域NDAは、表示領域DAを囲む。但し、これに限らず、表示領域DAの形状及び非表示領域NDAの形状は変形されてもよい。
【0041】
表示面DSはセンシング領域TAを更に含む。センシング領域TAは表示領域DAの一部領域である。センシング領域TAは表示領域DAよりも高い透過率を有する。センシング領域TAに光信号、例えば、可視光線または赤外線が移動する。電子装置EDはセンシング領域TAを通過する可視光線を介して外部イメージを撮影するか、赤外線を介して外部物体の接近性を判断する電子モジュールを含む。図1Aでは一つのセンシング領域TAを例示的に示しているが、これに限らず、センシング領域TAは複数個備えられてもよい。
【0042】
電子装置EDの厚さ方向は、第1方向軸DR1及び第2方向軸DR2が定義する表面に対する法線方向である第3方向軸DR3と並ぶ方向である。本明細書で説明される第1乃至第3方向軸DR1、DR2、DR3が指示する方向は相対的な概念であって、他の方向に変換されてもよい。また、第1乃至第3方向軸DR1、DR2、DR3が指示する方向は第1乃至第3方向と説明され、同じ図面符号が使用される。本明細書において、第1方向軸DR1と第2方向軸DR2は互いに直交し、第3方向軸DR3は第1方向軸R1と第2方向軸DR2が定義する平面に対する法線方向である。
【0043】
電子装置EDは、折りたたみ領域FAと複数個の非折りたたみ領域NFA1、NFA2とを含む。非折りたたみ領域NFA1、NFA2は第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2とを含む。第2方向DR2内において、折りたたみ領域FAは第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2との間に配置される。
【0044】
図1Bに示したように、折りたたみ領域FAは第1方向軸DR1に平行する折りたたみ軸FXを基準に折りたたまれる。折りたたみ領域FAは所定の曲率及び曲率半径R1を有する。第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2が互いに向かい合い、電子装置EDは表示面DSが外部に露出されないように内側に折りたたまれる(inner-folding)。
【0045】
また、電子装置EDは、表示面DSが外部に露出されるように外側に折りたたまれる(outer-folding)。本発明の一実施形態において、電子装置EDは広げられる動作から内側折りたたみまたは外側折りたたみ動作が互いに繰り返されるように構成されるが、これに限らない。本発明の一実施形態において、電子装置EDは広げられる動作、内側折りたたみ動作、及び外側折りたたみ動作のうちいずれか一つを選択するように構成されてもよい。
【0046】
図1Bに示したように、第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2との間の距離は曲率半径R1と実質的に同じである。これとは異なり、図1Cでは第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2との間の距離は曲率半径R1より小さく示されている。図1B図1Cは表示面DSを基準に示したものであり、電子装置EDの外観をなす筐体EDC(図2A)は第1非折りたたみ領域NFA1と第2非折りたたみ領域NFA2の先端領域で接してもよい。
【0047】
図2Aは、本発明の一実施形態による電子装置EDの分解斜視図である。図2Bは、一実施例による電子装置EDのブロック図である。
【0048】
図2A及び図2Bを参照すると、電子装置EDは、表示装置DDと、電子モジュールEMと、電子光学モジュールELMと、電源モジュールPSMと、筐体EDCとを含む。図示は省略するが、電子装置EDは表示装置DDの折りたたみ動作を制御するための機構構造物を更に含む。
【0049】
表示装置DDは画像を生成し、外部入力を感知する。表示装置DDはウィンドウWMと表示モジュールDMとを含む。ウィンドウWMは電子装置EDの前面を提供する。
【0050】
表示モジュールDMは少なくとも表示パネルDPを含む。図2Aでは表示モジュールDMの積層構造のうち表示パネルDPのみを示しているが、実質的に表示モジュールDMは表示パネルDPの上側に配置される複数個の構成を更に含む。例えば、表示パネルDPは、有機発光表示パネル(organic light emitting display panel)または量子ドット発光表示パネルのような発光型表示パネルである。但し、これは例示的なものであって、本発明の一実施形態はこれに限らない。
【0051】
表示パネルDPは、電子装置EDの表示領域DA(図1A)及び非表示領域NDA(図1A)に対応する表示領域DP-DAと非表示領域DP-NDAとを含む。本明細書において「領域/部分と領域/部分が対応する」とは重畳するということを意味し、同じ面積に限らない。
【0052】
表示パネルDPは図1Aのセンシング領域TAに対応するセンシング領域DP-TAを含む。センシング領域TAは表示領域DP-DAより解像度が低い領域である。センシング領域DP-TAについては後ほど詳細に説明する。
【0053】
図2Aに示したように、表示パネルDPの非表示領域DP-NDAに駆動チップDICが配置される。表示パネルDPの非表示領域DP-NDAにフレキシブル回路フィルムFCBが結合される。図示は省略するが、フレキシブル回路フィルムFCBはメイン回路基板に電気的に連結される。
【0054】
駆動チップDICは、表示パネルDPの画素を駆動するための駆動素子、例えば、データ駆動回路を含む。図2Aでは駆動チップDICが表示パネルDPの上に実装されている構造を示しているが、本発明の一実施形態はこれに限らない。例えば、駆動チップDICはフレキシブル回路フィルムFCBの上に実装されてもよい。
【0055】
図2Bに示したように、表示領域DDは入力センサISとデジタイザDTMとを含む。入力センサISはユーザの入力を感知する。静電容量方式の入力センサISは表示パネルDPの上側に配置される。デジタイザDTMはスタイラスペンの入力を感知する。電磁誘導方式のデジタイザDTMは表示パネルDPの下側に配置される。
【0056】
電子モジュールEMは、制御モジュール10、無線通信モジュール20、映像入力モジュール30、音響入力モジュール40、音響出力モジュール50、メモリ60、及び外部インターフェースモジュール70などを含む。前記モジュールは前記回路基板に実装されるか、フレキシブル回路基板を介して電気的に連結される。電子モジュールEMは電源モジュールPSMと電気的に連結される。
【0057】
制御モジュール10は電子装置EDの伝搬的な動作を制御する。例えば、制御モジュール10はユーザの入力に符合するように表示装置DD活性化するか非活性化する。制御モジュール10はユーザの入力に符合するように映像入力モジュール30、音響入力モジュール40、音響出力モジュール50などを制御する。制御モジュール10は少なくとも一つのマイクロプロセッサを含む。
【0058】
無線通信モジュール20はブルートゥース(登録商標)またはWi-Fi(登録商標)回線を利用して他の端末機と無線信号を送/受信する。無線通信モジュール20は一般通信回線を利用して音声信号を送/受信する。無線通信モジュール20は複数個のアンテナモジュールを含む。
【0059】
映像入力モジュール30は、映像信号を処理して表示装置DDに表示可能な映像データに変換する。音響入力モジュール40は、録音モード、音声認識モードなどでマイクロフォン(Microphone)によって外部の音響信号を入力されて電気的な音声データに変換する。音響出力モジュール50は、無線通信モジュール20から受信された音響データまたはメモリ60に保存されている音響データを変換して外部に出力する。
【0060】
外部インターフェースモジュール70は、外部充電器、有/無線データポート、カードソケット(例えば、メモリカード(Memory card)、SIM(Subscriber Identification Module)/UIM(User Identity Module) card)などに電気的に連結されるインタフェースの役割をする。電源モジュールPSMは、電子装置EDの全般的な動作に必要な電源を供給する。電源モジュールPSMは通常のバッテリ装置を含む。
【0061】
電子光学モジュールELMは、光信号を出力するか受信する電子部品である。電子光学モジュールELMはカメラモジュール及び/または近接センサを含む。カメラモジュールはセンシング領域DP-TAを介して外部イメージを撮影する。
【0062】
図2Aに示した筐体EDCは表示装置DD、特にウィンドウWMと結合されて上述した他のモジュールを収納する。筐体EDCは互いに分離された2つの部分EDC1、EDC2を含むと示したが、これに限らない。図示は省略するが、電子装置EDは2つの部分EDC1、EDC2を連結するためのヒンジ構造物を更に含む。
【0063】
図3Aは、本発明の一実施形態による表示パネルDPの平面図である。図3Bは、図3AのAA’領域を拡大した平面図である。
【0064】
図3Aを参照すると、表示パネルDPは、表示領域DP-DAと、表示領域DP-DAに離接する非表示領域DP-NDAとを含む。表示領域DP-DAと非表示領域DP-NDAは画素PXの配置有無によって区分される。表示領域DP-DAには画素PXが配置される。非表示領域DP-NDAには走査駆動部SDV、データ駆動部、及び発光駆動部EDVが配置される。データ駆動部は図3Aに示した駆動チップDICに構成される一部の回路である。
【0065】
表示パネルDPは、第2方向DP2内で区分される第1領域AA1と、第2領域AA2と、曲げ領域BAとを含む。第2領域AA2及び曲げ領域BAは非表示領域DP-NDAの一部領域である。曲げ領域BAは第1領域AA1と第2領域AA2との間に配置される。
【0066】
第1領域AA1は図1Aの表示面DSに対応する領域である。第1領域AA1は、第1非折りたたみ領域NFA10と、第2非折りたたみ領域NFA20と、折りたたみ領域FA0とを含む。第1非折りたたみ領域NFA10、第2非折りたたみ領域NFA20、及び折りたたみ領域FA0は、図1A乃至図1Cの第1非折りたたみ領域NFA1、第2非折りたたみ領域NFA2、及び折りたたみ領域FAにそれぞれ対応する。
【0067】
第1方向DR1内において、曲げ領域BA及び第2領域AA2の長さは第1領域AA1の長さより小さい。曲げ軸方向の長さが短い領域は容易に曲げられる。
【0068】
表示パネルDPは、複数個の画素PXと、複数個の走査ラインSL1~SLmと、複数個のデータラインDL1~DLnと、複数個の発光ラインEL1~ELmと、第1及び第2制御ラインCSL1、CSL2と、電源ラインPLと、複数個のパッドPDとを含む。ここで、m及びnは自然数である。画素PXは、走査ラインSL1~SLm、データラインDL1~DLn、及び発光ラインEL1~ELmに電気的に連結される。
【0069】
走査ラインSL1~SLmは、第1方向DR1に延長されて走査駆動部SDVに電気的に連結される。データラインDL1~DLnは第2方向DR2に延長され、曲げ領域BAを経由して駆動チップDICに電気的に連結される。発光ラインEL1~ELmは、第1方向DR1に延長されて発光駆動部EDVに電気的に連結される。
【0070】
電源ラインPLは、第2方向DR2に延長される部分と第1方向DR1に延長される部分を含む。第1方向DR1に延長される部分と第2方向に延長される部分は互いに異なる層の上に配置される。電源ラインPLのうち第2方向DR2に延長される部分は、曲げ領域BAを経由して第2領域AA2に延長される。電源ラインPLは第1電圧を画素PXに提供する。
【0071】
第1制御ラインCSL1は走査駆動部SDVに電気的に連結され、曲げ領域BAを経由して第2領域AA2の下端に向かって延長される。第2制御ラインCSL2は発光駆動EDVに電気的に連結され、曲げ領域BAを経由して第2領域AA2の下端に向かって延長される。
【0072】
第1方向軸DR1及び第2方向軸DR2が定義する平面視において、パッドPDは第2領域AA2の下端に隣接して配置される。駆動チップDIC、電源ラインPL、第1制御ラインCSL1、及び制御ラインCSL2はパッドPDに電気的に連結される。フレキシブル回路フィルムFCBは異方性導電接着層を介してパッドPDに電気的に連結される。
【0073】
図3Bに示したように、センシング領域DP-TAは表示領域DP-DAより光透過率が高く解像度が低い領域である。光透過率及び解像度は基準面積内で測定される。
センシング領域DP-TAは表示領域DP-DAより基準面積内で遮光構造物の占有割合が小さい。遮光構造物は、後述する回路層の導電パターン、発光素子の電極、及び遮光パターンなどを含む。
【0074】
センシング領域DP-TAは表示領域DP-DAより基準面積内で解像度が低い。センシング領域DP-TAは表示領域DP-DAより基準面積(または同じ面積)内でより少数の画素が配置される。
【0075】
図3Bに示したように、表示領域DP-DAに第1画素PX1が配置され、センシング領域DP-TAに第2画素PX2が配置される。第1画素PX1と第2画素PX2は互いに異なる発光面積を有し、第1画素PX1と第2画素PX2は互いに異なる配列を有する。
【0076】
図3Bには第1画素PX1と第2画素PX2の発光領域LAが第1画素PX1と第2画素PX2を代表して示されている。発光領域LAそれぞれは発光素子の第1電極が画素定義膜から露出された領域と定義される。
【0077】
第1画素PX1は第1色画素PX1-Rと、第2色画素PX1-Gと、第3色画素PX1-Bとを含み、第2画素PX2は第1色画素PX2-Rと、第2色画素PX2-Gと、第3色画素PX2-Bとを含む。第1画素PX1と第2画素PX2それぞれは赤画素と、緑画素と、青画素とを含む。表示領域DP-DA内において発光領域LAの間には非発光領域NLAが配置される。
【0078】
センシング領域DP-TAは、画素領域PAと、配線領域BLと、透過領域BTとを含む。第2画素PX2は画素領域PA内に配置される。一つの画素領域PA内に2つの第1色画素PX2-R、4つの第2色画素PX2-G、及び2つの第3色画素PX2-Bが配置されると示されているが、これに限らない。
【0079】
画素領域PA及び配線領域BLには第2画素PX2に関する導電パターン、信号ライン、または遮光パターンが配置される。遮光パターンは金属パターンであり、実質的に画素領域PA及び配線領域BLに重畳する。
【0080】
センシング領域DP-TAの透過領域BTには第2画素PXが配置されないため、センシング領域DP-TAの光透過率を増加させる。透過領域BTは実質的に光信号が通過する領域である。
【0081】
図4図2AのI-I’線に対応する部分を示しており、表示モジュールDMの断面図である。図4を参照すると、表示モジュールDMは、表示パネルDPと、入力センサISと、反射防止層ARLとを含む。表示パネルDPは、ベース層110と、回路層120と、発光素子層130と、封止層140とを含む。
【0082】
ベース層110は、回路層120が配置されるベース面を提供する部材である。ベース層110は、曲げ(bending)、折りたたみ(folding)、巻き(rolling)などが可能なフレキシブル(flexible)基板である。ベース層110は、ガラス基板、金属基板、または高分子基板などである。しかし、実施例はこれに限らず、ベース層110は無機層、有機層、または複合材料層であってもよい。
【0083】
ベース層110は多層構造を有する。例えば、ベース層110は、第1合成樹脂層と、多層または単層の無機層と、前記多層または単層の無機層の上に配置される第2合成樹脂層とを含む。第1合成樹脂層及び第2合成樹脂層それぞれはポリイミド系樹脂を含むが、特にこれに限らない。
【0084】
回路層120はベース層110の上に配置される。回路層120は、絶縁層、半導体パターン、及び信号ラインなどを含む。
【0085】
発光素子層130は回路層120の上に配置される。発光素子層130は発光素子を含む。例えば、発光素子は、有機発光物質、無機発光物質、有機-無機発光物質、量子ドット、量子ロッド、マイクロLED、またはナノLEDを含む。
【0086】
封止層140は発光素子層130の上に配置される。封止層140は、水分、酸素、及びほこり粒子などのような異物から発光素子層130を保護する。封止層140は少なくとも一つの無機層を含む。封止層140は無機層/有機層/無機層の積層構造物を含む。
入力センサISは表示パネルDPの上に直接配置される。表示パネルDPと入力センサISは連続した工程によって形成される。ここで、「直接配置される」とは、入力センサISと表示パネルDPとの間に第3の構成要素が配置されないことを意味する。つまり、入力センサISと表示パネルDPとの間には別途の接着部材が配置されない。
【0087】
反射防止層ARLは入力センサISの上に直接配置される。反射防止層ARLは表示装置DDの外部から入射される外部光の反射率を減少する。反射防止層ARLはカラーフィルタを含む。前記カラーフィルタは所定の配列を有する。例えば、前記カラーフィルタは表示パネルDPに含まれる画素の発光カラーを考慮して配列される。また、反射防止層ARLは前記カラーフィルタに隣接するブラックマトリックスを更に含む。
【0088】
一実施例において、入力センサISと反射防止層ARLの位置は互いに入れ替えられる。反射防止層ARLは偏光フィルムに代替される。偏光フィルムは接着層を介して入力センサISに結合される。
【0089】
図5A及び図5Bは、一実施例による表示装置DDの断面図である。図5Aは表示モジュールDMが曲げられずに広げられた状態を示している。図5Bは表示モジュールDMの曲げ領域BA(図3A)が曲げられた状態を示している。図5A及び図5Bにおいて、表示モジュールDMを区分する領域は図3Aの表示パネルDPを基準に示されている。
【0090】
図5A及び図5Bを参照すると、表示装置DDは、ウィンドウWMと、上側部材UMと、表示モジュールDMと、下側部材LMとを含む。上側部材UMはウィンドウWMと表示モジュールDMとの間に配置される構成を通称し、下側部材LMは表示モジュールDMの下側に配置される構成を通称する。
【0091】
ウィンドウWMは、薄膜ガラス基板UTGと、薄膜ガラス基板UTGの上側に配置されるウィンドウ保護層PFと、ウィンドウ保護層PFの下面に配置されるベゼルパターンBPとを含む。ウィンドウ保護層PFは合成樹脂フィルムを含む。ウィンドウWMは、ウィンドウ保護層PFと薄膜ガラス基板UTGを結合する接着層AL1(以下、第1接着層)を含む。
【0092】
ベゼルパターンBPは図1Aに示した非表示領域NDAに重畳する。ベゼルパターンBPは、薄膜ガラス基板UTGの一面またはウィンドウ保護層PFの一面の上に配置される。図5A及び図7Aではウィンドウ保護層PFの下面に配置されるベゼルパターンBPを例示的に示している。これに限らず、ベゼルパターンBPはウィンドウ保護層PFの上面に配置されてもよい。ベゼルパターンBPは有色の遮光幕であって、例えば、コーティング方式で形成される。ベゼルパターンBPは、ベース物質と、ベース物質に混合された染料または顔料とを含む。
【0093】
薄膜ガラス基板UTGの厚さは15μm以上45μm以下である。薄膜ガラス基板UTGは化学強化ガラスである。薄膜ガラス基板UTGは折りたたまれることと広げられることが繰り返されてもシワの発生が最小化される。
【0094】
ウィンドウ保護層PFの厚さは50μm以上80μm以下である。ウィンドウ保護層PFは、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド、トリアセチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、またはポリエチレンテレフタレートを含む。図示していないが、ウィンドウ保護層PFの上面の上にはハードコーディング層、指紋防止層、及び反射防止層のうち少なくとも一つが配置される。
【0095】
第1接着層AL1は、感圧接着フィルム(PSA、Pressure Sensitive Adhesive film)または光学透明接着部材(OCA、Optically Clear Adhesive)である。以下で説明する接着層は第1接着層AL1と同じ接着剤を含む。
【0096】
第1接着層AL1は薄膜ガラス基板UTGから分離される。薄膜ガラス基板UTGに比べウィンドウ保護層PFの強度が低いため、ウィンドウ保護層PFではスクラッチが相対的に発生しやすい。スクラッチが発生したらウィンドウ保護層PFを入れ替える。第1接着層AL1とウィンドウ保護層PFを分離した後、新しいウィンドウ保護層を薄膜ガラス基板UTGに取り付ける。
【0097】
平面上において、薄膜ガラス基板UTGの端はベゼルパターンBPに重畳しない。薄膜ガラス基板UTGの端がベゼルパターンBPに重畳しないことで、薄膜ガラス基板UTGの端がベゼルパターンBPから露出される。それによって、検査装置によって薄膜ガラス基板UTGの端に発生した微細なクラックを検査する。
【0098】
上側部材UMは上部フィルムDLを含む。上部フィルムDLは合成樹脂フィルムを含む。上部フィルムDLは表示装置DDの前面に印加される外部の衝撃を吸収する。図4を参照して説明した表示モジュールDMは偏光フィルムを代替する反射防止層ARLを含むが、これによって減少された衝撃強度を上部フィルムDLが補償する。但し、実施例はこれに限らず、上部フィルムDLは省略されてもよい。
【0099】
上側部材UMは、上部フィルムDLとウィンドウWMを結合する第2接着層AL2と、上部フィルムDLと表示モジュールDMを結合する第3接着層AL3とを含む。
【0100】
下側部材LMは、パネル保護層PPLと、バリア層BRLと、支持層PLTと、カバー層SCVと、デジタイザDTMと、金属層MLと、金属プレートMPと、防熱層HRPと、第4接着層乃至第11接着層AL4乃至AL11とを含む。第4接着層乃至第11接着層AL4乃至AL11それぞれは感圧接着剤または光学透明接着剤のような接着剤を含む。一実施例において、上述した構成のうち一部は省略されてもよい。例えば、金属プレートMPまたは防熱層HRP及びこれとの接着層は省略されてもよい。
【0101】
パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下側に配置される。パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下部を保護する。パネル保護層PPLは可撓性プラスチック物質を含む。例えば、パネル保護層PPLはポリエチレンテレフタレートを含む。
【0102】
本発明の一実施例において、パネル保護層PPLは折りたたみ領域FAに配置されない。パネル保護層PPLは、表示パネルDP(図3Aを参照)の第1領域AA1を保護する第1パネル保護層PPL-1と、第2領域AA2を保護する第2パネル保護層PPL-2とを含む。
【0103】
第4接着層AL4はパネル保護層PPLと表示パネルDPを接着する。第4接着層AL4は、第1パネル保護層PPL-1に対応する第1部分AL4-1と、第2パネル保護層PPL-2に対応する第2部分AL4-2とを含む。
【0104】
図5Bに示したように、曲げ領域BAが曲げられる際、第2パネル保護層PPL-2は第2領域AA2と共に第1領域AA1及び第1パネル保護層PPL-1の下側に配置される。パネル保護層PPLが曲げ領域BAに配置されないため、曲げ領域BAはより容易に曲げられる。第2パネル保護層PPL-2は第11接着層AL11を介して金属プレートMPに取り付けられる。
【0105】
図5Bを参照すると、曲げ領域BAは所定の曲率と曲率半径を有する。曲率半径は約0.1mm乃至0.5mmである。曲げ保護層BPLは少なくとも曲げ領域BAに配置される。曲げ保護層BPLは曲げ領域BA、第1領域AA1、及び第2領域AA2に重畳する。曲げ保護層BPLは第1領域AA1の一部分、及び第2領域AA2の一部分の上に配置される。
【0106】
曲げ保護層BPLは曲げ領域BAと共に曲げられる。曲げ保護層BPLは外部の衝撃から曲げ領域BAを保護し、曲げ領域BAの中立面を制御する。曲げ領域BAに配置される信号ラインに中立面が近づくように、曲げ保護層BPLは曲げ領域BAのストレスを制御する。
【0107】
図5A及び図5Bに示したように、第5接着層AL5がパネル保護層PPLとバリア層BRLを結合する。バリア層BRLはパネル保護層PPLの下側に配置される。バリア層BRLは外部の押圧による圧縮力に対する抵抗力を上げる。よって、バリア層BRLは表示パネルDPの歪みを防ぐ役割をする。バリア層BRLはポリイミドまたはポリエチレンテレフタレートのような可撓性プラスチック物質を含む。また、バリア層BRLは光透過率が低い有色のフィルムである。バリア層BRLは外部から入射される光を吸収する。例えば、バリア層BRLは黒色の合成樹脂フィルムである。ウィンドウ保護層PFの上側から表示装置DDをみた場合には、バリア層BRLの下側に配置される構成要素はユーザに視認されない。
【0108】
第6接着層AL6はバリア層BRLと支持層PLTを結合する。第6接着層AL6は互いに離隔される第1部分AL6-1と第2部分AL6-2とを含む。第1部分AL6-1と第2部分AL6-2の離隔された距離D6(または間隔)は折りたたみ領域FA0の幅に対応し、後述するギャップGPより大きい。第1部分AL6-1と第2部分AL6-2の離隔された距離D6は7mm以上15mm以下であるが、好ましくは9mm以上13mm以下である。
【0109】
一方、第1部分AL6-1と第2部分AL6-2は一つの接着層が含む互いに異なる部分として定義されるが、これに限らない。第1部分AL6-1が一つの接着層(例えば、第1接着層)と定義され、第2部分AL6-2は他の一つの接着層(例えば、第2接着層)と定義されてもよい。第6接着剤AL6だけでなく、後述する接着層のうち2つの部分を含む接着層に同じ説明が適用される。
【0110】
支持層PLTはバリア層BRLの下側に配置される。支持層PLTは支持層PLTの上側に配置される構成を支持し、表示装置DDの広げられた状態と折りたたまれた状態を維持する。支持層PLTは、後述するデジタイザDTMから発生した磁場を無損失または最小限の損失で透過させる。
【0111】
支持層PLTは、第1非折りたたみ領域NAF10に対応する第1支持部分PLT-1と、第2非折りたたみ領域NAF20に対応する第2支持部分PLT-2と、折りたたみ領域FA0に対応する折りたたみ部分PLT-Fとを含む。折りたたみ部分PLT-Fは第1支持部分PLT-1と第2支持部分PLT-2との間に配置される。折りたたみ部分PLT-Fには開口部OPが定義される。
【0112】
支持層PLTの折りたたみ部分PLT-Fは、図1B及び図1Cに示した折りたたみ動作の際、第1支持部分PLT-1と第2支持部分PLT-2から開放されたバリア層BRLの領域に異物が浸透することを防止する。開口部OPによって支持層PLTの可撓性が向上される。折りたたみ領域FA0に対応する領域に第6接着層AL6が配置されないことで、支持層PLTの可撓性が向上される。支持層PLTについては後ほどより詳細に説明する。
【0113】
第7接着層AL7が支持層PLTとデジタイザDTMを結合し、第8接着層AL8がカバー層SCVと支持層PLTを結合する。第7接着層AL7は、第1支持部分PLT-1と第1デジタイザDTM-1を結合する第1部分AL7-1と、第2支持部分PLT-2と第2デジタイザDTM-2を結合する第2部分AL7-2とを含む。
【0114】
カバー層SCVは第2方向DR2内で第7接着層AL7の第1部分AL7-1と第7接着層AL7の第2部分AL7-2との間に配置される。カバー層SCVは、広げられた状態でデジタイザDTMに対する干渉を防止するためにデジタイザDTMと離隔される。カバー層SCVと第8接着層AL8の厚さの和は第7接着層AL7の厚さより小さい。
【0115】
カバー層SCVは支持層PLTの一面に配置されて、折りたたみ部分PLT-Fの開口部OPをカバーする。カバー層SCVは支持層PLTの第1支持部分PLT-1及び第2支持部分PLT-2と重畳しない。カバー層SCVは支持層PLTより低い弾性係数を有する。例えば、カバー層SCVは熱可塑性ポリウレタン、ゴム、シリコンなどを含むが、これに限らない。
【0116】
デジタイザDTMはEMR(electromagnetic resonance)感知パネルとも呼ばれるが、電子ペンと予め設定された共振周波数の磁場を発生する多数のループコイル(loop coil)とを含む。ループコイルで形成された磁場は、電子ペンのインダクタ(コイル)とキャパシタからなるLC共振回路(LC resonance circuit)に印加される。コイルは受信された磁場によって電流を発生し、発生した電流をキャパシタに伝達する。キャパシタはコイルから入力される電流を充電し、充電された電流をコイルに放電する。結局、コイルには共振周波数の磁場が放出される。電子ペンによって放出された磁場はデジタイザのループコイルによって更に吸収されるが、それによって電子ペンがタッチスクリーンのどの位置に近接しているのかを判断する。
【0117】
第1デジタイザDTM-1と第2デジタイザDTM-2は所定のギャップGPを置いて離隔されて配置される。第2方向軸DR2及び第3方向軸DR3が定義する断面上において、第2方向軸DR2と並んだギャップGPの長さは0.3mm以上3mm以下で、折りたたみ領域FA0に対応するように配置される。
【0118】
デジタイザDTMの下側に金属層MLが配置される。金属層MLは、支持層PLTの第1支持部分PLT-1と支持層PLTの第2支持部分PLT-2にそれぞれ重畳する第1金属層ML1と第2金属層ML2とを含む。金属層MLはデジタイザDTMを駆動する際に発生する熱を外部に放出する。金属層MLはデジタイザDTMから発生する熱を下側に伝達する。金属層MLは後述する金属プレートMPより大きい電気伝導度及び熱伝導度を有する。例えば、金属層MLは銅またはアルミニウムを含む。
【0119】
第9接着層AL9はデジタイザDTMと金属層MLを結合する。第9接着層AL9は、第1金属層ML1及び第2金属層ML2に対応する第1部分AL9-1と第2部分AL9-2とを含む。
【0120】
金属層MLの下側に金属プレートMPが配置される。金属プレートMPは、第1金属層ML1及び第2金属層ML2にそれぞれ重畳する第1金属プレートMP1と第2金属プレートMP2とを含む。金属プレートMPは下側から印加される外部の衝撃を吸収する。
【0121】
金属プレートMPは金属層MLより大きい強度を有し、大きい厚さを有する。金属プレートMPはステンレススチール(stainless steel)のような金属物質を含む。例えば、金属プレートMPはSUS304を含む。
【0122】
第10接着層AL10は金属層MLと金属プレートMPを結合する。第10接着層AL10は、第1金属プレートMP1及び第2金属プレートMP2に対応する第1部分AL10-1と第2部分AL10-2とを含む。
【0123】
金属プレートMPの下側に放熱層HRPが配置される。放熱層HRPは、第1金属プレートMP1及び第2金属プレートMP2にそれぞれ重畳する第1放熱層HRP1と第2放熱層HRP2とを含む。放熱層HRTは、放熱層HRPの下側に配置される電子部品(図示せず)から発生した熱を放出する。電子部品は図2A及び図2Bに示した電子モジュールEMである。放熱層HRPは接着層とグラファイト層が交互に積層される構造を有する。最外殻に配置される接着層が金属プレートMPに取り付けられる。
【0124】
金属プレートMPの下側に磁場遮蔽シートMSMが配置される。磁場遮蔽シートMSMは、金属プレートMPの下側に配置される磁性体(図示せず)から発生した磁場を遮蔽する。磁場遮蔽シートMSMは磁性体から発生した磁場がデジタイザDTMに干渉することを防止する。
【0125】
磁場遮蔽シートMSMは複数個の部分を有する。複数個の部分は互いに異なる厚さを有する。表示装置DDの下側に配置されるブラケット(図示せず)が有する段差に符号するように複数個の部分が配置される。磁場遮蔽シートMSMは磁場遮蔽層と接着層が交互に積層される構造を有する。磁場遮蔽シートMSMの一部分は金属プレートMPに直接取り付けられ、磁場遮蔽シートMSMの一部分は金属プレートMPに直接取り付けられる。
【0126】
下側部材LMが含む部材のうち一部に貫通孔LTHが形成される。貫通孔LTHは図2Aのセンシング領域DP-TAに重畳するように形成される。図5Aに示したように、貫通孔LTHは第4接着層AL4から金属プレートMPまで貫通する。貫通孔LTHは光信号の経路で遮光構造物が除去されたものと同じであり、貫通孔LTHは電子光学モジュールELMの光信号の受信効率を向上させる。
【0127】
図6Aは、一実施例による支持層PLTを示す斜視図である。図6Bは、図6AのBB’領域に対応する部分を示す斜視図である。図6Aを参照すると、開口部OPは支持層PLTの折りたたみ部分PLT-Fに形成される。図6Bは支持層PLTの折りたたみ部分PLT-Fを拡大して示している。
【0128】
図6Aでは支持層PLTは単層構造であると示したが、実施例はこれに限らない。一実施例において、支持層PLTは複数個の層が積層される多層構造を含む。
【0129】
支持層PLTは互いに向かい合う一面SF1と他面SF2とを含む。一面SF1及び他面SF2それぞれは、第1方向軸DR1及び第2方向軸DR2が定義する平面と並んでいる。図6Bにおいて、支持層PLTの一面SF1は支持層PLTの下面であり、支持層PLTの他面SF2は支持層PLTの上面である。支持層PLTの上面はバリア層BRLに隣接し、支持層PLTの下面はデジタイザDTMに隣接する。図示とは異なり、支持層PLTの一面SF1が支持層PLTの上面で、支持層PLTの他面SF2が支持層PLTの下面であってもよい。
【0130】
第2方向軸DR2及び第3方向軸DR3が定義する断面上において、開口部OPは台形状である。断面上において、開口部OPは互いに平行な短辺及び長辺を含む台形状である。台形の短辺及び長辺は第2方向軸DR2と並んでいる。開口部OPの形状については後ほど図12A図12Bを参照してより詳細に説明する。
【0131】
図6Cは、一実施例による支持層PLTの一部を拡大して示す斜視図である。本発明の一実施形態において、支持層PLTは強化繊維FBとマトリックス部MXとを含む。支持層PLTは強化繊維FBとマトリックス部MXとを含む強化繊維複合材からなる。強化線維FBは一方向に配列され、マトリックスMXに分散されてされる。
【0132】
強化繊維FBは炭素繊維、ガラス繊維、またはアラミド繊維である。マトリックス部MXは高分子樹脂を含む。マトリックス部MXは熱可塑性樹脂を含む。例えば、マトリックスMXはエポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、またはポリプロピレン系樹脂などを含む。例えば、強化繊維複合材は炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon fiber reinforced plastic)、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Carbon fiber reinforced plastic)、またはアラミド繊維強化プラスチック(AFRP:Aramid fiber reinforced polymer)である。
【0133】
強化繊維FBは一方向に延長されるが、図6Cでは第1方向軸DR1と並んで延長されると示されている。複数の強化繊維FBそれぞれの長軸方向LXは第1方向軸DR1と並んで配列される。強化繊維FBの延長方向または強化繊維FBの長軸方向LXは、強化繊維複合材の製造工程における機械方向(Machine direction、MD)に対応する。機械方向MDは縦方向と称され、機械方向と垂直な方向であるTD(transverse direction)方向は横方向と称される。強化繊維FBは複数個のサブ強化繊維(図示せず)の集合で構成される。複数個のサブ強化繊維が一つの束に接合されて一つの強化繊維FBを構成する。
【0134】
本発明の一実施形態による表示装置は、本発明の一実施形態による表示装置の製造方法によって製造される。以下、図7A乃至図12Bを参照して、本発明の一実施形態による表示装置及びその製造方法について説明する。以下で図7A乃至図12Bを参照して説明する際、図1A乃至図6Cを参照して説明した内容と同じ図面符号に対しては同じ内容が適用される。図7A乃至図12Bの説明において、図1A乃至図6Cで説明した内容と重複する内容は再度説明せず、異なる内容を中心に説明する。
【0135】
図7A及び図7Bは、本発明の一実施形態による表示装置の製造方法を示す順序図である。図8乃至図11は、本発明の一実施形態による表示装置の製造方法のステップを概略的に示す図である。
【0136】
本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、デジタイザを準備するステップS100と、支持層を提供するステップS200と、表示パネルを提供するステップS300とを含む。支持層PLTはデジタイザDTMの上側に提供され、表示パネルDPは支持層PLTの上側に提供される。
【0137】
本発明の一実施形態において、支持層を提供するステップS200は、予備支持層を準備するステップS210と、開口部を形成するステップS220とを含む。予備支持層を準備するステップS210は、第1予備支持層P-PLT1を提供するステップと、第1予備支持層P-PLT1の上側に第2予備支持層P-PLT2を提供するステップと、第2予備支持層P-PLT2の上側に第3予備支持層P-PLT3を提供するステップと、圧着するステップとを含む。圧着するステップは、第1予備支持層、第2予備支持層、及び第3予備支持層を圧着するステップである。図8を参照すると、予備支持層P-PLTは、順次に積層される第1予備支持層P-PLT1と、第2予備支持層P-PLT2と、第3予備支持層P-PLT3とを含む。
【0138】
支持層PLT(図6)は予備支持層P-PLT(図8)から形成される。予備支持層P-PLTは一方向に配列される強化繊維FB(図6)を含む。また、予備支持層P-PLTは強化繊維FBが配列されるマトリックス部MX(図6)を含む。
【0139】
第1予備支持層P-PLT1は第1強化繊維とマトリックス部MX(図6)とを含む。第3予備支持層P-PLT3は第1強化繊維とマトリックス部MX(図6)とを含む。第2予備支持層P-PLT2は第2強化繊維とマトリックス部MX(図6)とを含む。第1強化繊維及び第2強化繊維は同じ強化繊維FBである。第1予備支持層P-PLT1、第2予備支持層P-PLT2、及び第3予備支持層P-PLT3のマトリックス部MX(図6)は同じである。これとは異なって、第1強化繊維及び第2強化繊維は異なる強化繊維であってもよい。第1予備支持層P-PLT1、第2予備支持層P-PLT2、及び第3予備支持層P-PLT3のマトリックス部MXは少なくとも一つが異なってもよい。
【0140】
第1予備支持層P-PLT1と第3予備支持層P-PLT3との間に配置される第2予備支持層P-PLT2の強化繊維の長軸の延長方向は、第1予備支持層P-PLT1及び第3予備支持層P-PLT3の強化繊維の長軸の延長方向とは異なる。第1強化繊維の長軸の延長方向と第2強化繊維の長軸の延長方向は互いに異なる。
【0141】
第1予備支持層P-PLT1及び第3予備支持層P-PLT3それぞれは第1方向DR1に配列される第1強化繊維を含み、第2予備支持層P-PLT2は第2方向DR2に配列される第2強化繊維を含む。第1予備支持層P-PLT1及び第3予備支持層P-PLT3において、第1強化繊維の長軸は第1方向軸DR1と並んでいる。また、第1予備支持層P-PLT1及び第3予備支持層P-PLT3において、第1強化繊維の長軸は折りたたみ軸FX(図1B及び図1C)の延長方向と並んでいる。第2予備支持層P-PLT2において、第2強化繊維の長軸は第2方向軸DR2と並んでいる。
【0142】
第1予備支持層P-PLT1、第2予備支持層P-PLT2、及び第3予備支持層P-PLT3を圧着して予備支持層P-PLTが形成される。一実施例において、予備支持層P-PLTは、第1非折りたたみ領域NAF10(図5A)に対応する第1支持部分PLT-1と、第2非折りたたみ領域NAF20(図5A)に対応する第2支持部分PLT-2と、折りたたみ領域FA0(図5A)に対応する折りたたみ部分PLT-Fとを含む。予備支持層P-PLTの折りたたみ部分PLT-Fに開口部OPが形成される。
【0143】
図9及び図10Aは、図8のBB’領域を拡大して示す斜視図である。つまり、図9及び図10では予備支持層P-PLTの折りたたみ部分PLT-Fを示している。図9及び図10Aを参照すると、予備支持層P-PLTは互いに向かい合う一面SF1と他面SF2とを含む。予備支持層P-PLTの一面SF1及び他面SF2は第3方向軸DR3と並んだ方向に離隔される。例えば、予備支持層P-PLTの一面SF1は予備支持層P-PLTの下面であり、予備支持層P-PLTの他面SF2は予備支持層P-PLTの上面である。これとは異なり、予備支持層P-PLTの一面SF1が予備支持層P-PLTの上面で、予備支持層P-PLTの他面SF2が予備支持層P-PLTの下面であってもよい。
【0144】
本発明の一実施形態によると、予備支持層P-PLTの一面SF1にレーザLS(図9)または研磨剤MC(図10B)を提供して開口部OPを形成する。レーザLS(図9)または研磨剤MC(図10B)は予備支持層P-PLTの折りたたみ部分PLT-Fに提供される。予備支持層P-PLTの第1支持部分PLT-1と第2支持部分PLT-2にはレーザLS(図9)及び研磨剤MC(図10B)が提供されない。
【0145】
図9では予備支持層P-PLTの一面SF1にレーザLSを提供して開口部OPを形成すると示されている。予備支持層P-PLTの一面SF1は予備支持層P-PLTの下面である。予備支持層P-PLTの一面SF1にレーザLSを提供して予備支持層P-PLTの一部をカットする。例えば、レーザLSはナノ秒レーザ(nanosecond laser)である。レーザLSはCNC(computer numerical control)法で提供される。図9の図示とは異なり、レーザLSは予備支持層P-PLTの他面SF2に提供されてもよい。つまり、レーザLSは予備支持層P-PLTの上面に提供されてもよい。
【0146】
上述したように、強化繊維FB及びマトリックス部MXを含む予備支持層P-PLTはレーザによってカットされる。レーザによって予備支持層P-PLTの一部がカットされることで、予備支持層P-PLTを貫通する開口部OPが形成される。レーザPSは加工ラインWLに沿って移動しながら予備支持層P-PLTをカットする。加工ラインWLは開口部OPを形成するために予備支持層P-PLTの一面SF1の上にデザインされる。
【0147】
図9とは異なり、図10A及び図10Bでは予備支持層P-PLTの一面SF1に研磨剤MCを提供して開口部OPを形成すると示されている。本発明の一実施形態によると、開口部を形成するステップS220は、予備支持層P-PLTの一面SF1にパターニングフィルムFRを提供するステップを更に含む。研磨剤MCを提供するステップの前にパターニングフィルムFRを提供するステップを更に含む。図10A及び図10Bの図示とは異なって、パターニングフィルムFR及び研磨剤MCは予備支持層P-PLTの他面SF2に提供されてもよい。つまり、パターニングフィルムFR及び研磨剤MCは予備支持層P-PLTの上面に提供されてもよい。
【0148】
本発明の一実施形態において、パターニングフィルムFRは孔HEが定義されるが、孔HEは開口部OPを形成するためにデザインされる。パターニングフィルムFRの孔HEは研磨剤MCが通過する部分である。パターニングフィルムFRにおいて、孔HEを除いた部分には研磨剤MCが通過しない。
【0149】
パターニングフィルムFRの孔HEでは予備支持層P-PLTの一面SF1が露出される。孔HEによって露出された予備支持層P-PLTの一面SF1に研磨剤MCが提供され、予備支持層P-PLTの一面SF1がカットされる。予備支持層P-PLTの一面SF1がカットされることで、支持層PLTを貫通する開口部OPが形成される。
【0150】
予備支持層P-PLTの一面SF1にパターニングフィルムFRが提供された後、パターニングフィルムFRの上に研磨剤MCが提供される。例えば、パターニングフィルムFRはドライフィルムレジスト(DFR:Dry film resist)である。研磨剤MCは噴射装置PYによって提供される。
【0151】
研磨剤MCは複数個の研磨粒子を含む。また、研磨剤MCが含む粒子の平均直径は20μm以上50μm以下である。例えば、研磨剤MCは酸化アルミナ、ガラスビード、または炭化ケイ素を含み、粒子の平均直径は約30μmである。但し、これは例示的なものであって、研磨剤MCの種類及びサイズはこれに限らない。
【0152】
予備支持層が金属を含めば、金属に開口部を形成するためにエッチング工程を利用する。これとは異なり、表示装置DDにおいて、支持層PLTは強化繊維FBを含んでもよい。支持層PLTが強化繊維FBを含むことで、軽量化されて折りたたみの信頼性が維持された表示装置DDを提供することができる。
【0153】
表示装置DDを製造するための本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、レーザLSまたは研磨剤MCを提供して開口部OP、OP-aを形成することで、強化繊維FBを含む支持層PLTに適合した開口部OP、OP-aの形成方法を提供する。
【0154】
図11は、レーザLSまたは研磨剤MCを提供して開口部OPが形成された支持層PLTを示す斜視図である。第1方向軸DR1及び第2方向軸DR2が定義する平面上において、開口部OPは第1端OP_E1と、第1端OP_E1から延長される第2端OP_E2とを含む。第1端OP_E1は第1方向軸DR1と並んでおり、第2端OP_E2は曲率を有する。つまり、第1方向軸DR1及び第2方向軸DR2が定義する平面上において、第1端OP_E1は直線状であり、第2端OP_E2は曲線状である。例えば、第2端OP_E2は開口部OPの円周の一部分である。
【0155】
レーザLSを提供して開口部OPを形成すれば、開口部OPの端OP_E1、OP_E2がより精密に形成される。開口部OPは複数個で形成されるが、複数個の開口部OPそれぞれのサイズ及び形状の差は最小化される。
【0156】
レーザLSを提供して開口部OPを形成する場合、第2端OP_E2はレーザLSによる熱影響部(HAZ、Heat affected zone)に当たる。第2端OP_E2は曲線に形成され、レーザLSによる熱影響部が観測される。レーザLSを提供して開口部OPを形成する場合、直線に構成される第1端OP_E1に比べ曲線に形成される第2端OP_E2はより長い時間を要する。
【0157】
一方、本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、開口部OPが形成された支持層PLTを洗浄するステップを更に含む。本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、開口部OPを形成するステップの後に支持層PLTなどを洗浄するステップを更に含む。また、開口部OPが形成された支持層PLTからパターニングフィルムFBを除去するステップを更に含むが、パターニングフィルムFBを除去するステップの前後に洗浄するステップを行う。支持層PLTなどを洗浄するステップでは半導体の製造に適合した超純水(DI water)などが洗浄物質として使用される。但し、これは例示的なものであって、支持層PLTなどを洗浄するステップで使用される洗浄物質はこれに限らない。
【0158】
図12A及び図12Bは、図11のX-X’線に対応する部分を示す断面図である。図12A及び図12Bでは本発明の一実施形態による支持層PLTの開口部OP、OP-aをより詳細に示している。図12Aを参照すると、断面上において、開口部OPは台形状である。これとは異なり、図12Bを参照すると、断面上において、開口部OP-aは逆台形状である。開口部OP、OP-aは一面SF1及び他面SF2に対して傾いた側面OP-SFを含む台形である。
【0159】
本明細書において、台形状は第3方向軸DR3の延長方向を基準に短辺が上側に配置され、長辺が下側に配置される。本明細書において、逆台形状は第3方向軸DR3の延長方向を基準に短辺が下側に配置され、長辺が上側に配置される。
【0160】
本発明の一実施形態によると、第2方向軸DR2及び第3方向軸DR3が定義する断面上において、開口部OP、OP-aは台形状または逆台形状である。予備支持層P-PLTにレーザLSまたは研磨剤MCを提供して形成される開口部OP、OP-aは台形または逆台形状である。
【0161】
図12A及び図12Bを参照すると、開口部OP、OP-aは支持層PLTの一面SF1で第1幅W1を有し、支持層PLTの他面SF2で第2幅W2を有する。第2方向軸DR2及び第3方向軸DR3が定義する断面上において、第1幅W1及び第2幅W2は第2方向軸DR2と並んでいる。開口部OP、OP-aの第1幅W1と開口部OP、OP-aの第2幅W2は互いに異なる。例えば、開口部OP、OP-aの第1幅W1は開口部OP、OP-aの第2幅W2より小さい。
【0162】
支持層PLTの一面SF1が支持層PLTの下面で支持層PLTの他面SF2が支持層PLTの上面の場合には、開口部OPは逆台形状である。支持層PLTの下面で第1幅W1を有し、支持層PLTの上面で第1幅W1より大きい第2幅W2を有する開口部OPは逆台形状である。
【0163】
これとは異なり、支持層PLTの一面SF1が支持層PLTの上面で支持層PLTの他面SF2が支持層PLTの下面での場合には、開口部OP-aは台形状である。支持層PLTの上面で第1幅W1を有し、支持層PLTの下面で第1幅W1より大きい第2幅W2を有する開口部OP-aは台形状である。
【0164】
図9に示したように、予備支持層P-PLTにレーザLSを提供して開口部OP、OP-aを形成する場合、第1幅W1と第2幅W2の差は10μm以上20μm以下である。予備支持層P-PLTの一面SF1の上にレーザLSを提供して開口部OPを形成する場合、一面SF1の上における第1幅W1は他面SF2上における第2幅W2より10μm以上20μm以下小さい。
【0165】
図10A及び図10Bに示したように、予備支持層P-PLTに研磨剤MCを提供して開口部OP、OP-aを形成する場合、第1幅W1と第2幅W2の差は20μm以上30μm以下である。予備支持層P-PLTの一面SF1の上研磨剤MCを提供して開口部OPを形成する場合、一面SF1の上における第1幅W1は他面SF2上における第2幅W2より20μm以上30μm以下小さい。
【0166】
第2方向軸DR2及び第3方向軸DR3が定義する断面上において、開口部OP、OP-aの形状は開口部OP、OP-aを形成する方法によって異なってよい。断面上において、開口部OP、OP-aの形状は開口部OP、OP-aを形成するために提供されるレーザLSが予備支持層P-PLTの一面SF1に提供されること、または、予備支持層P-PLTの他面SF2に提供されることによって異なってよい。また、断面上において、開口部OP、OP-aの形状は開口部OP、OP-aを形成するために提供される研磨剤MCが予備支持層P-PLTの一面SF1に提供されること、または、予備支持層P-PLTの他面SF2に提供されることによって異なってよい。
【0167】
開口部OPを形成するために予備支持層P-PLTの下面(図12AのSF1)にレーザLSまたは研磨剤MCが提供されると、図12Aに示したように開口部OPは逆台形状である。レーザLSまたは研磨剤MCが提供される面が予備支持層P-PLTの下面の場合には、予備支持層P-PLTから形成される支持層PLTの下面における開口部OPの第1幅W1は、予備支持層P-PLTから形成される支持層PLTの上面における開口部OPの第2幅W2より小さい。
【0168】
これとは異なって、開口部OP-aを形成するために予備支持層P-PLTの上面(図12BのSF1)にレーザLSまたは研磨剤MCが提供されると、図12Bに示したように開口部OP-aは台形状である。レーザLSまたは研磨剤MCが提供される面が予備支持層P-PLTの上面の場合には、予備支持層P-PLTから形成される支持層PLTの上面における開口部OP-aの第1幅W1は、予備支持層P-PLTから形成される支持層PLTの下面における開口部OP-aの第2幅W2より小さい。
【0169】
本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は予備支持層の折りたたみ部分に開口部を形成するステップを含む。予備支持層の折りたたみ部分にレーザまたは研磨剤が提供される。本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、レーザまたは研磨剤を提供して開口部を形成するステップを含むことで、強化繊維を含む支持層に開口部の形成が容易な特性を示す。
【0170】
本発明の一実施形態による電子装置は表示装置及び電子光学モジュールを含み、本発明の一実施形態による表示装置は表示装置の製造方法によって製造される。本発明の一実施形態による表示装置は、表示パネルと、表示パネルの下に配置される支持層と、支持層の下に配置されるデジタイザとを含む。表示パネルは、第1非折りたたみ領域と、第2非折りたたみ領域と、第1非折りたたみ領域と第2非折りたたみ領域との間に配置される折りたたみ領域と、を含む。支持層は、開口部が定義され、互いに向かい合う一面と他面とを含む。一面における開口部の第1幅と他面における開口部の第2幅は互いに異なる。支持層の開口部は表示パネルの折りたたみ領域に対応する折りたたみ部分に形成される。それによって、電子装置は折りたたみが容易な特性を示す。
【0171】
これまで本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野における熟練した当業者または該当技術分野における通常の知識を有する者であれば、後述する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲で本発明を様々に修正及び変更し得ることを理解できる。
【0172】
よって、本発明の技術的範囲は明細書の詳細な説明に記載の内容に限らず、特許請求の範囲によって決定される。
【産業上の利用可能性】
【0173】
本発明の一実施形態による表示装置および表示装置の製造方法は表示パネルに隣接して配置される支持層に開口部を形成されることで、折りたたみが容易で信頼性が優秀な表示装置及びそれを含む電子装置を提供するため、産業上の利用可能性が高い。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12A
図12B
【国際調査報告】