(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-24
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、機器及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 51/214 20220101AFI20240717BHJP
G06F 15/00 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
H04L51/214
G06F15/00 420C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578057
(86)(22)【出願日】2022-08-25
(85)【翻訳文提出日】2023-12-19
(86)【国際出願番号】 CN2022114733
(87)【国際公開番号】W WO2023025234
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】202110981899.X
(32)【優先日】2021-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】李 雪▲はん▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲ちぇん▼
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 溢哲
(72)【発明者】
【氏名】李 俊晨
(72)【発明者】
【氏名】李 洛斌
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲輝▼明
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲啓▼▲陽▼
(57)【要約】
本願において情報処理方法、装置、機器及び記憶媒体が開示される。その方法は、サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するステップであって、ターゲット情報はソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、指示情報はソースセッショングループのタイプを指示するために使用される、前期のステップと、指示情報及びソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定するステップと、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションでターゲット情報をレンダリングして展示するステップと、を含む。これにより、異なるタイプのソースセッショングループに対して、ターゲット情報の異なる範囲及び操作権限が展示され、転送されたポストの情報をソースセッショングループのタイプに応じて柔軟に展示することを実現した。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントに用いられる情報処理方法であって、
サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するステップであって、前記ターゲット情報は前記ソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、前記指示情報は前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用される、前期のステップと、
前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定するステップと、
前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するステップと、を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項2】
前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定するステップは、
前記指示情報が第1情報である場合、前記ターゲット情報の展示範囲を第1展示範囲と確定し、前記ターゲット情報の操作権限を第1操作権限と確定するステップと、
前記指示情報が第2情報である場合、前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおける受信者ユーザが、前記ソースセッショングループにおけるユーザであるかどうかを確定するステップと、
ターゲットセッションにおけるユーザが前記ソースセッショングループのユーザであると確定する場合、前記ターゲット情報の展示範囲を第2展示範囲と確定し、前記ターゲット情報の操作権限を第2操作権限と確定するステップと、
ターゲットセッションにおけるユーザが前記ソースセッショングループのユーザではないと確定する場合、前記ターゲット情報の展示範囲を第3展示範囲と確定し、前記ターゲット情報の操作権限を第3操作権限と確定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
【請求項3】
前記第1情報は、前記ソースセッショングループがパブリックグループであることを指示するために使用され、前記第2情報は、前記ソースセッショングループがプライベートグループであることを指示するために使用されることを特徴とする請求項2に記載された方法。
【請求項4】
前記ソースセッショングループはトピックグループであり、前記転送待ち情報は、元の情報と、前記元の情報に対するユーザの操作情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
【請求項5】
前記ターゲット情報が入れ子構造の情報であることを特徴とする請求項2に記載された方法。
【請求項6】
前記ターゲット情報は、第1階層情報と第2階層情報とを含み、前記ターゲット情報の展示範囲は、前記第1階層情報の展示範囲と前記第2階層情報の展示範囲とを含み、前記ターゲット情報の操作権限は、前記第1階層情報の操作権限と前記第2階層情報の操作権限とを含むことを特徴とする請求項5に記載された方法。
【請求項7】
前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づいて、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するステップは、
第1階層情報をレンダリングして第1ビューを生成し、前記第1階層情報の展示範囲に基づいて前記第1ビューを表示し、前記第1階層情報の操作権限に基づいて前記第1ビューの操作権限を設定するステップと、
前記第1ビューをクリックするユーザの操作に応答して、前記第2階層情報をレンダリングして第2ビューを生成し、前記第2階層情報の展示範囲に基づいて前記第2ビューを現在のインターフェースに表示し、前記第2階層情報の操作権限に基づいて前記第2ビューの操作権限を設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項6に記載された方法。
【請求項8】
前記第1階層情報は、前記ソースセッショングループの名称と、前記転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、前記第2階層情報は、前記転送待ち情報を含み、前記転送待ち情報は、元の情報と、前記元の情報に対するユーザの操作情報とを含むことを特徴とする請求項7に記載された方法。
【請求項9】
前記第1展示範囲において、前記第1階層情報の展示範囲は、前記ソースセッショングループの名称を前記第1ビューに展示することを含み、前記第1階層情報の操作権限は、前記第1ビューをクリックして前記第2ビューにジャンプすることができることを含み、
前記第2展示範囲において、前記第1階層情報の展示範囲は、前記ソースセッショングループの名称を前記第1ビューに展示することを含み、前記第1階層情報の操作権限は、前記第1ビューをクリックして前記第2ビューにジャンプすることができることを含み、
前記第3展示範囲において、前記第1階層情報の展示範囲は、前記ソースセッショングループの名称を前記第1ビューで隠蔽することを含み、前記第1階層情報の操作権限は、前記第1ビューをクリックして前記第2ビューにジャンプすることができることを含むことを特徴とする請求項8に記載された方法。
【請求項10】
前記第1展示範囲において、前記第2階層情報の展示範囲は、前記転送待ち情報に含まれる元の情報及び前記元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を前記第2ビューに展示することを含み、前記第2階層情報の操作権限は、前記第2ビューで前記転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含み、
前記第2展示範囲において、前記第2階層情報の展示範囲は、前記転送待ち情報に含まれる元の情報及び前記元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を前記第2ビューに展示することを含み、前記第2階層情報の操作権限は、前記第2ビューで前記転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含み、
前記第3展示範囲において、前記第2階層情報の展示範囲は、前記転送待ち情報に含まれる元の情報及び前記転送待ち情報が転送される前の、前記元の情報に対するユーザの操作情報を前記第2ビューに展示することを含み、前記第2階層情報の操作権限は、前記第2ビューで前記転送待ち情報に対して所定の操作を実行できないことを含むことを特徴とする請求項8に記載された方法。
【請求項11】
前記所定の操作は、回答、いいね、コメント、転送、購読のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10に記載された方法。
【請求項12】
前記第1展示範囲、前記第2展示範囲、及び前記第3展示範囲において、前記第2階層情報の展示範囲は、前記転送待ち情報の概要情報及び前記転送待ち情報のソースを前記第2ビューに展示することも含むことを特徴とする請求項10に記載された方法。
【請求項13】
サーバに用いられる情報処理方法であって、
クライアントによって送信された情報転送要求を受信するステップであって、前記情報転送要求にソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及び前記ソースセッショングループのタイプが担持される、ステップと、
前記転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成するステップと、
前記ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに、前記ターゲット情報、前記ソースセッショングループのセッション識別子及び指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用されることで、前記ターゲットクライアントが前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定し、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づき、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するようにする、ステップと、を含む情報処理方法。
【請求項14】
前記ターゲット情報は、第1階層情報と第2階層情報とを含み、前記ターゲット情報の展示範囲は、前記第1階層情報の展示範囲と前記第2階層情報の展示範囲とを含み、前記ターゲット情報の操作権限は、前記第1階層情報の操作権限と前記第2階層情報の操作権限とを含むことを特徴とする請求項13に記載された方法。
【請求項15】
前記第1階層情報は、前記ソースセッショングループの名称と、前記転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、前記第2階層情報は、前記転送待ち情報を含み、前記転送待ち情報は、元の情報と、前記元の情報に対するユーザの操作情報とを含むことを特徴とする請求項14に記載された方法。
【請求項16】
情報処理装置であって、
サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するための受信モジュールであって、前記ターゲット情報は前記ソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、前記指示情報は前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用される、前記の受信モジュールと、
前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定するための確定モジュールと、
前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するための表示モジュールと、を含む情報処理装置。
【請求項17】
情報処理装置であって、
クライアントによって送信された情報転送要求を受信するための受信モジュールであって、前記情報転送要求にソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及び前記ソースセッショングループのタイプが担持される、前記の受信モジュールと、
前記転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成するための生成モジュールと、
前記ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに、前記ターゲット情報、前記ソースセッショングループのセッション識別子及び指示情報を送信するための送信モジュールであって、前記指示情報は、前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用されることで、前記ターゲットクライアントが前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定し、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づき、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するようにする、前記の送信モジュールと、を含む情報処理装置。
【請求項18】
端末機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、前記実行可能な指令を実行することによって、請求項1~12のいずれか一項に記載された情報処理方法を実行するように構成される、端末機器。
【請求項19】
サーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、前記実行可能な指令を実行することによって、請求項13~15のいずれか一項に記載された情報処理方法を実行するように構成される、サーバ。
【請求項20】
コンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、請求項1~12または請求項13~15のいずれか一項に記載された情報処理方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2021年8月25日に提出された、出願の名称が「情報処理方法、装置、機器及び記録媒体」であって、中国特許出願番号が「202110981899.X」である優先権を主張し、その全内容が引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、通信技術の分野に関し、特に、情報処理方法、装置、機器、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インスタントメッセンジャー(Instant Messaging、IM)とは、インターネットのメッセージなどを即時に送受信できる業務のことである。モバイルインターネットの発展に伴い、インスタントメッセンジャー技術はインターネットソーシャルと深く融合する特徴により、各種のインスタントメッセンジャークライアントが広く応用されている。
【0004】
現在のインスタントメッセンジャーアプリは、複数のユーザを含むグループのセッション(いわゆるグループチャット)の確立をサポートしており、グループにおけるいずれかのユーザがグループセッションで投稿したメッセージは、グループにおける他のユーザにプッシュされ、複数のユーザが同じトピックについて議論しやすくなる。トピックグループは、一般的なグループチャットとは異なるグループセッションモードである。両者の違いは、トピックグループにおけるいずれかのユーザがトピックグループセッションで投稿した各メッセージは1つのポストであり、トピックグループにおける他のメンバーはポストに対して回答、コメント、転送、購読などの操作を行うことができることである。トピックグループは、パブリックトピックグループとプライベートトピックグループという2つのタイプを含み、インスタントメッセンジャーアプリは、ユーザがパブリックトピックグループまたはプライベートトピックグループにおけるポストを他のグループセッションまたはシングルチャットセッションに転送することをサポートし、転送されたポストの情報は、元のポストの情報と、元のポストに対するユーザの操作情報とを含む。
【0005】
しかし、トピックグループにおけるポストを他のグループセッションやシングルチャットセッションに転送して展示する場合には、転送されたポストの情報をトピックグループのタイプに応じてどのように柔軟に展示するかが早急に解決すべきである課題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願において、転送されたポストの情報をトピックグループのタイプに応じてどのように柔軟に展示するかという課題を解決するための情報処理方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様では、本願において、クライアントに用いられる情報処理方法であって、
サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するステップであって、前記ターゲット情報は前記ソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、前記指示情報は前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用される、前期のステップと、
前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定するステップと、
前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づいて、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するステップと、を含む情報処理方法が提供される。
【0008】
第2態様では、本願において、サーバに用いられる情報処理方法であって、
クライアントによって送信された情報転送要求を受信するステップであって、前記情報転送要求にソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及び前記ソースセッショングループのタイプが担持される、前記のステップと、
前記転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成するステップと、
前記ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに、前記ターゲット情報、前記ソースセッショングループのセッション識別子及び前記指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用されることで、前記ターゲットクライアントが前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定し、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づき、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するようにする、前記のステップと、を含む情報処理方法が提供される。
【0009】
第3態様では、本願において、情報処理装置であって、
サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するための受信モジュールであって、前記ターゲット情報は前記ソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、前記指示情報は前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用される、前記の受信モジュールと、
前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定するための確定モジュールと、
前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づいて、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するための表示モジュールと、を含む情報処理装置が提供される。
【0010】
第4態様では、本願において、情報処理装置であって、
クライアントによって送信された情報転送要求を受信するための受信モジュールであって、前記情報転送要求にソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及び前記ソースセッショングループのタイプが担持される、前記の受信モジュールと、
前記転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成するための生成モジュールと、
前記ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに、前記ターゲット情報、前記ソースセッショングループのセッション識別子及び前記指示情報を送信するための送信モジュールであって、前記指示情報は、前記ソースセッショングループのタイプを指示するために使用されることで、前記ターゲットクライアントが前記指示情報及び前記ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限を確定し、前記ターゲット情報の展示範囲及び前記ターゲット情報の操作権限に基づき、前記ターゲットセッションで前記ターゲット情報をレンダリングして展示するようにする、前記の送信モジュールと、を含む情報処理装置が提供される。
【0011】
第5態様では、本願において、端末機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、前記実行可能な指令を実行することによって、第1態様または第1態様の各可能な実施形態のいずれかに記載された情報処理方法を実行するように構成される、端末機器が提供される。
【0012】
第6態様では、本願において、サーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、前記実行可能な指令を実行することによって、第2態様または第2態様の各可能な実施形態のいずれかに記載された情報処理方法を実行するように構成される、サーバが提供される。
【0013】
第7態様では、本願の実施例において、コンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、第1態様、または第1態様の各可能な実施形態、または第2態様、または第2態様の各可能な実施形態のいずれかに記載された情報処理方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本願に係る情報処理方法、装置、機器及び記憶媒体によれば、クライアントが、サーバから送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、前記ソースセッショングループのタイプを指示するための指示情報とを受信した後に、クライアントが、ターゲット情報をレンダリングして展示する際に、指示情報と、ソースセッショングループのセッション識別子とに基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定し、さらに、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲット情報をレンダリングして展示することができる。これにより、異なるタイプのソースセッショングループに対して、ターゲット情報の異なる範囲及び操作権限が展示され、異なるユーザに対して、展示された転送待ち情報に対応するビューが同じであり、展示範囲及び操作権限のみが異なり、転送された情報をソースセッショングループのタイプに応じて柔軟に展示することを実現した。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本願の実施例により提供される情報処理方法のアプリケーションシナリオを示す概略図である。
【
図2】本願の実施例により提供される情報処理方法の対話型フロー図である。
【
図3】本願の実施例により提供される情報処理方法の対話型フロー図である。
【
図4】本願の実施例により提供されるパブリックグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
【
図5】本願の実施例により提供されるプライベートグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
【
図6】本願の実施例により提供されるプライベートグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
【
図7】本願の実施例により提供される情報処理装置の構成概略図である。
【
図8】本願の実施例により提供される情報処理装置の構成概略図である。
【
図9】本願の実施例により提供される端末機器の構成概略図である。
【
図10】本願の実施例により提供されるサーバの構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、例が添付の図面に示された本願の実施例について詳細に説明する。図面を参照して以下に説明する実施例は、本願を説明するために意図された例示的なものであり、本願を限定するものとは理解されない。
【0017】
本願の実施例の明細書、請求の範囲、及び図面における用語「第1」及び「第2」などは、特定の順序または前後の順位を説明するために使用される必要がなく、類似の対象を区別するために使用される。このように使用される用語は、ここで記載された本願の実施例が、例えばここで図示または記載されたもの以外の順序で実施されることを可能にするために、適宜交換されてもよいことが理解されるべきである。また、用語「含む」及び「有する」、ならびにそれらの任意の変形は、非排他的に含むことをカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、または機器は、明示的に列挙されたステップまたはユニットなどに限定される必要はなく、明示的に列挙されていない、またはこれらのプロセス、方法、製品、または機器に固有の他のステップまたはユニットを含むことができる。
【0018】
まず、以下、当業者の理解を容易にするために、本願の実施例における用語の一部を説明する。
【0019】
1.グループとは、インスタントメッセンジャーを行う複数のユーザの集合であり、サーバには、グループ内のすべてのユーザなどのグループの情報及び共有空間やディスカッションコミュニティなどの付加的なアプリケーションが保持される。グループには、各ユーザの投稿した情報が1つの情報である通常のグループチャットのグループと、各ユーザの投稿した情報が1つのポストであり、他のメンバーがポストに対して回答、コメント、転送、購読などの操作を行うことができるトピックグループとが含まれ、トピックグループにはポストとポストに対するユーザの操作情報(回答、いいね、コメントなど)が記録されて表示される。トピックグループにはパブリックグループとプライベートグループという2つのタイプがある。
【0020】
2.セッションは、インスタントメッセンジャーを行う2人のユーザまたは複数のユーザがインスタントメッセンジャー中に情報を送受信するベアラであり、例えば、ユーザAとユーザBとがそれぞれのインスタントメッセンジャークライアントを介してインスタントメッセンジャーサーバを経由してセッションを確立し、または、ユーザAと複数のユーザとがそれぞれのインスタントメッセンジャークライアントを介してインスタントメッセンジャーサーバを経由してセッションを確立し、インスタントメッセンジャーのいずれかのクライアントが、セッションの確立及び取り消しを発信することができる。
【0021】
インスタントメッセンジャーアプリケーションは、ユーザがパブリックトピックグループまたはプライベートトピックグループにおけるポストを他のグループセッションまたはシングルチャットセッションに転送することをサポートし、トピックグループにパブリックトピックグループとプライベートグループという2つの異なるタイプがあるため、プライベートグループにおけるポストが他のセッションに転送されて展示される場合、転送されたポストの情報をトピックグループのタイプに応じてどのように柔軟にするかがある。当該課題を解決するために、本願の実施例に係る情報処理方法、装置、機器及び記憶媒体によれば、サーバにより、ソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子及びソースセッショングループのタイプが担持される、クライアントから送信される情報転送要求を受信した後、転送待ち情報に基づいてターゲット情報を生成してから、ターゲット情報、ソースセッショングループのセッション識別子及び指示情報をターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに送信し、指示情報はパブリックグループまたはプライベートグループなどのソースセッショングループのタイプを指示するために使用されるので、ターゲットクライアントは、ターゲット情報をレンダリングして展示する際に、指示情報及びソースセッショングループのセッション識別子に基づいてターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定し、さらに、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいてターゲット情報をレンダリングして展示することができる。これにより、異なるタイプのソースセッショングループに対して、ターゲット情報の異なる範囲及び操作権限が展示され、異なるユーザに対して、展示された転送待ち情報に対応するビューが同じであり、展示範囲及び操作権限のみが異なり、転送された情報をソースセッショングループのタイプに応じて柔軟に展示することを実現した。
【0022】
次に、本願の実施例に係るアプリケーションシナリオを例示して説明する。
【0023】
本願の実施例により提供される情報処理方法は、少なくとも以下のアプリケーションシナリオに適用できる。以下、添付図面とともに説明する。
【0024】
例示的に、
図1は本願の実施例により提供される情報処理方法のアプリケーションシナリオの概略図である。
図1に示すように、現在のインスタントメッセンジャークライアントに表示される第1セッショングループには2つのトピック情報(トピック情報1及びトピック情報2、それぞれユーザA及びユーザCに投稿される)があり、第1セッショングループにおけるあるユーザDは、2人のユーザのセッションまたはグループセッションである第2セッションにおけるユーザが当該トピック情報1を読むように、第1セッショングループにおけるユーザAによって投稿されたトピック情報1(ポストとポストに対するユーザの操作情報を含む)を第2セッションに転送する必要がある。前記第2セッションは、2人のユーザのセッションであってもよく、グループセッションであってもよい。第1セッショングループは、パブリックグループであってもよく、プライベートグループであってもよい。
【0025】
トピック情報1を第2セッショングループに転送した後、第2セッションにおけるすべてのユーザがそのトピック情報を見ることができるが、第2セッションにおけるユーザによって使用される端末機器が実行するインスタントメッセンジャークライアントは、トピック情報1を第1セッショングループのタイプに基づいてどのように展示するか、第1セッショングループがプライベートグループである場合、トピックの情報1を展示する際の情報セキュリティを同時に確保する必要があり、本願により提供される情報処理方法を使用できる。なお、
図1に示すシナリオは一例に過ぎず、本願により提供される情報処理方法は、他の類似のシナリオにも適用でき、本願ではこれに対して限定しない。
【0026】
以下、具体的な実施例を利用して、本願の技術案及び本願の技術案によって上述の技術的課題をどのように解決するかについて詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに組み合わされてもよく、いくつかの実施例では、同一または類似の概念またはプロセスについて割愛する。以下、添付の図面とともに、本願の実施例について説明する。
【0027】
図2は本願の実施例により提供される情報処理方法の対話型フロー図であり、
図2に示すように、本実施例の方法は、以下のステップS101~ステップS105を含むことができる。
【0028】
ステップS101において、サーバは、クライアントによって送信された情報転送要求を受信し、情報転送要求にソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及びソースセッショングループのタイプが担持される。
【0029】
そのうち、本願の実施例におけるクライアントは、インスタントメッセンジャークライアント(以下、クライアントと略す)であり、1つのセッション(ソースセッショングループ及びターゲットセッションを含む)のすべてのユーザ側の端末装置がインスタントメッセンジャークライアントを実行し、セッションにおける異なるユーザのインスタントメッセンジャークライアントがサーバを介してセッションを確立し、インスタントメッセンジャークライアントとサーバとが約束された通信プロトコルに従って通信する。
【0030】
具体的に、ここでのクライアントは、ソースセッショングループからターゲットセッションへの転送待ち情報の転送をトリガする、ユーザによって使用される端末装置で実行されるクライアントであり、転送待ち情報は、ソースセッショングループにおける任意のユーザによって投稿された情報である。選択的に、ソースセッショングループはトピックグループであってもよい。したがって、この場合、ソースセッショングループにおける任意のユーザによって投稿された情報は1つのポストであり、ソースセッショングループにおける他のメンバーはポストに対して回答、コメント、転送、及び購読などの操作が可能であり、この場合、転送待ち情報は、転送待ちのポストであり、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含み、その操作情報は、回答、いいね、コメント、転送、及び購読のうちの少なくとも1つの情報を含む。選択的に、ソースセッショングループは通常のグループであってもよい。ソースセッショングループが通常のグループである場合、転送待ち情報は、ソースセッショングループにおける任意のユーザによって投稿された情報である。
【0031】
ユーザが転送情報をトリガするとき、例えば、ユーザがソースセッショングループ中で転送待ち情報を選択し(マウスを転送待ち情報に移動することもでき、タッチスクリーンを介して転送待ち情報に指を置くこともできる)、クライアントは、ユーザのこの操作に応答して、当該転送待ち情報に対する操作ボックスオプションをページにポップアップするように制御し、ユーザが操作ボックスオプションにおける「転送」項目を選択すると、クライアントは、ユーザのこの操作に応答して、ユーザがターゲットセッションを選択するためのセッションオプションを表示し、ユーザは、1対1のセッションまたはグループセッションであるターゲットセッションとして1つまたは複数のセッションを選択することができ、ユーザがターゲットセッションを選択した後、当該転送待ち情報の転送をトリガし、クライアントは情報転送要求を生成し、当該情報転送要求には、ソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及びソースセッショングループのタイプが担持される。
【0032】
本願の実施例で、ソースセッショングループのタイプにはパブリックグループとプライベートグループとが含まれる。パブリックグループはグループの属性がパブリックであり、任意のユーザが当該グループに参加することができ、パブリックグループの情報もパブリックである。プライベートグループはグループの属性がプライベートであり、グループの管理者の認証を受けてから参加することができる。グループ内のユーザのみがプライベートの情報を閲覧できる。ソースセッショングループのタイプは、ユーザがクライアントを介して作成するときにユーザによって設定されることができ、その後、ユーザがそれを変更することができ、クライアントはソースセッショングループのタイプを保存することができる。
【0033】
ステップS102において、サーバは、転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成する。
【0034】
具体的に、一実施可能な形態では、ターゲット情報は入れ子構造の情報であってもよい。入れ子構造の情報は、表示時に転送待ち情報の送信時間、タイトル、及びソース等のみを表示し、具体的な情報コンテンツを隠蔽し、ユーザによってトリガされた閲覧指令を受信すると、具体的な情報コンテンツを表示することができる。入れ子構造のターゲット情報を生成することにより、表示時に占めるページを小さくしやすく、ユーザは、既に表示されている情報によって、転送待ち情報の概要情報を知ることができ、具体的な内容を了解必要がある場合に、具体的な内容を再展示することができ、ユーザの情報取得効率を向上させることができる。なお、ターゲット情報は、本願の実施例に限定されるものではなく、他の構造の情報であってもよい。
【0035】
ステップS103において、サーバは、ターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、ソースセッショングループのタイプを指示するための指示情報とを、ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに送信する。
【0036】
具体的に、サーバが受信した情報転送要求には、ソースセッショングループのタイプが担持され、サーバは、ソースセッショングループのタイプに基づいて、ソースセッショングループのタイプを指示するように指示情報をターゲットクライアントに送信することができ、選択的に、例えば、ソースセッショングループのタイプが第1タイプ(例えば、パブリックグループ)である場合には、指示情報は第1情報であり、ソースセッショングループのタイプが第2タイプ(例えば、プライベートグループ)である場合には、指示情報は第2情報であり、第1情報は例えば「0」であり、第2情報は例えば「1」である。別の実施可能な形態では、ソースセッショングループのタイプが第1タイプ(例えば、パブリックグループ)である場合には、指示情報を送信せず、ソースセッショングループのタイプが第2タイプ(例えば、プライベートグループ)である場合には、所定の指示情報を送信することも可能である。
【0037】
そのうち、ソースセッショングループが作成されると、サーバは、ソースセッショングループのセッション識別子を記憶し、サーバは、ソースセッショングループのセッション識別子を直接取得することができる。
【0038】
そのうち、ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントは、ターゲットセッションにおけるすべてのユーザが使用する端末装置で実行されるクライアントである。
【0039】
ステップS104において、ターゲットクライアントは、サーバから送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報とを受信した後、指示情報とソースセッショングループのセッション識別子とに基づいて、ターゲット情報の展示範囲、及びターゲット情報の操作権限を確定する。
【0040】
選択的に、一実施可能な形態では、指示情報によってソースセッショングループがプライベートグループであることが指示されている場合、ターゲットセッション中のクライアントに対応するユーザがソースセッショングループ中のユーザであると、ターゲット情報の展示範囲は第2展示範囲であり、ターゲット情報の操作権限は第2操作権限であり、ターゲットセッション中のクライアントに対応するユーザがソースセッショングループ中のユーザでないと、ターゲット情報の展示範囲は第3展示範囲であり、ターゲット情報の操作権限は第3操作権限であり、第2展示範囲は第3展示範囲よりも大きい。本実施形態では、プライベートグループからの転送待ち情報によって生成されたターゲット情報をターゲットセッションに展示する際に、ターゲットセッションにおけるクライアントに対応するユーザがプライベートグループ中のユーザである場合のターゲット情報の展示範囲が、ターゲットセッションにおけるクライアントに対応するユーザがプライベートグループ中のユーザでない場合のターゲット情報の展示範囲よりも大きくなるので、ユーザエクスペリエンスと情報セキュリティの両方を考慮して、プライベートトピックグループからの転送待ち情報の情報セキュリティをある程度確保することができる。
【0041】
選択的に、一実施可能な形態では、ステップS104は、具体的に、以下のステップS1041~ステップS1044を含むことができる。
【0042】
ステップS1041において、指示情報が第1情報であれば、ターゲット情報の展示範囲を第1展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第1操作権限と確定する。
【0043】
選択的に、第1情報は、前記ソースセッショングループがパブリックグループであることを指示するために使用され、前記第2情報は、前記ソースセッショングループがプライベートグループであることを指示するために使用される。ソースセッショングループがトピックグループである場合、第1情報は、前記ソースセッショングループがパブリックトピックグループであることを指示するために使用され、前記第2情報は、前記ソースセッショングループがプライベートトピックグループであることを指示するために使用される。
【0044】
例えば、指示情報が第1情報であれば、ソースセッショングループのタイプが第1タイプ(例えば、パブリックグループ)であることが指示された場合には、ターゲット情報の展示範囲を第1展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第1操作権限と確定する。
【0045】
ステップS1042において、指示情報が第2情報である場合、ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおけるユーザが、ソースセッショングループのユーザであるかどうかを確定する。
【0046】
例えば、指示情報が第2情報であれば、ソースセッショングループのタイプが第2タイプ(例えば、プライベートグループ)であることが指示された場合、まず、ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループにおけるユーザであるかどうかを確定する必要があり、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループにおけるユーザであれば、そのユーザにターゲット情報の展示範囲及び操作権限を設定する必要がなく、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループにおけるユーザでない場合、ソースセッショングループがプライベートグループであるため、そのユーザにターゲット情報の展示範囲及び操作権限を設定する必要があることが理解される。
【0047】
ステップS1043において、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループのユーザであると確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第2展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第2操作権限と確定する。
【0048】
ステップS1044において、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループのユーザではないと確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第3展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第3操作権限と確定する。
【0049】
ステップS105において、ターゲットクライアントは、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションでターゲット情報をレンダリングして展示する。
【0050】
本実施例では、ターゲット情報は、入れ子構造の情報であるので、2階層の入れ子構造を例とし、選択的に、ターゲット情報は第1階層情報と第2階層情報を含み、ターゲット情報の展示範囲は第1階層情報の展示範囲と第2階層情報の展示範囲を含み、ターゲット情報の操作権限は第1階層情報の操作権限と第2階層情報の操作権限を含む。ターゲット情報が3階層以上の入れ子構造であれば、ターゲット情報の展示範囲は各階層情報の展示範囲を含み、ターゲット情報の操作権限は各階層情報の操作権限を含むことができることが理解される。
【0051】
ステップS105は、ターゲット情報が第1階層情報と第2階層情報とを含む場合には、具体的に、以下のステップS1051~ステップS1052を含むことができる。
【0052】
ステップS1051において、第1階層情報をレンダリングして第1ビューを生成し、第1階層情報の展示範囲に基づいて第1ビューを表示し、第1階層情報の操作権限に基づいて第1ビューの操作権限を設定する。
【0053】
ステップS1052において、第1ビューをクリックするユーザの操作に応答して、第2階層情報をレンダリングして第2ビューを生成し、第2階層情報の展示範囲に基づいて第2ビューを現在のインターフェースに表示し、第2階層情報の操作権限に基づいて第2ビューの操作権限を設定する。
【0054】
一実施可能な形態では、第1階層情報は、ソースセッショングループの名称と、転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、第2階層情報は、転送待ち情報を含み、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。即ち、第1階層情報は、転送待ち情報の概要情報を含み、第2階層情報は、転送待ち情報の具体的な内容である。
【0055】
従って、第1展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。
【0056】
第2展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。
【0057】
第3展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューで隠蔽することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。
【0058】
従って、第1展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0059】
そのうち、第1展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、即ち、転送待ち情報が転送された後の、ソースセッショングループにおけるユーザの元の情報に対する操作情報を第2ビューに展示することもできる。具体的に実現される際に、サーバによってソースセッショングループのタイプが第1タイプ(例えば、パブリックグループ)であると確定された場合、サーバは、転送待ち情報に基づいてターゲット情報を生成するときに、転送待ち情報へのリンクをターゲット情報の第2階層情報とすることができ、それによって、ターゲットクライアントは、第2ビューを展示するときに、元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を展示することができる。
【0060】
第2展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0061】
第3展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び転送待ち情報が転送される前の、元の情報に対するユーザの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できないことを含む。
【0062】
選択的に、前記転送待ち情報に対する所定の操作は、回答、いいね、コメント、転送、購読のうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
そのうち、上述した選択可能な形態において、第2展示範囲と第3展示範囲との違いは、第2階層情報の展示範囲が異なり、第2階層情報の操作権限が異なることであり、第2階層情報の展示範囲の違いは、第2展示範囲において転送待ち情報に含まれる元の情報とその元情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報とを第2ビューに展示し、第3展示範囲において転送待ち情報に含まれる元の情報と転送待ち情報が転送される前の、元の情報に対するユーザの操作情報とを第2ビューに展示することである。具体的に実現される際に、一実施可能な形態として、サーバによってソースセッショングループのタイプが第2タイプ(例えば、プライベートグループ)であると確定された場合、サーバは、転送待ち情報に基づいてターゲット情報を生成する際に、2つのタイプのターゲット情報を生成することができる。当該2つのタイプのターゲット情報の違いは、その第2階層情報が異なることである。例えば、第1ターゲット情報と第2ターゲット情報とを生成し、第1ターゲット情報の第2階層情報は転送待ち情報へのリンクであり、第2ターゲット情報の第2階層情報は転送待ち情報に含まれる元の情報と、元の情報に対するユーザの履歴操作情報である。サーバは、ターゲット情報を送信する際に、第1ターゲット情報が第1ユーザタイプ指示(例えば、ユーザがソースセッショングループにおけるユーザであることを指示する)を、第2ターゲット情報が第2ユーザタイプ指示(例えば、ユーザがソースセッショングループにおけるユーザでないことを指示する)を担持するように、2つのタイプのターゲット情報を送信し、ユーザタイプ指示を担持することができる。別の実施可能な形態として、サーバは、転送待ち情報に基づいてターゲット情報を生成する際に、生成された第2階層情報が転送待ち情報へのリンクであり、ターゲットクライアントは、展示する際に、ターゲット情報の展示範囲が第3展示範囲であると確定された場合に、転送待ち情報が転送された後の、元の情報に対するユーザの操作情報を展示しないようにしてもよい。
【0064】
選択的に、第1展示範囲、第2展示範囲、及び第3展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報の概要情報及び転送待ち情報のソースを第2ビューに展示することも含む。転送待ち情報の概要情報と、転送待ち情報のソースとを展示することにより、ユーザが、当該情報のソースまたはトレーサビリティを了解するように容易にできる。
【0065】
なお、本実施例の上述した選択可能な形態では、第1展示範囲と第2展示範囲とは同じであり、選択的に、ユーザが転送待ち情報のソース、即ち、ソースセッショングループのタイプを区別することを容易にするために、第1展示範囲と第2展示範囲とは、異なっていてもよい。
【0066】
本実施例に係る情報処理方法によれば、クライアントが、サーバから送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、前記ソースセッショングループのタイプを指示するための指示情報とを受信した後に、クライアントが、ターゲット情報をレンダリングして展示する際に、指示情報と、ソースセッショングループのセッション識別子とに基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定し、さらに、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲット情報をレンダリングして展示することができる。これにより、異なるタイプのソースセッショングループに対して、ターゲット情報の異なる範囲及び操作権限が展示され、異なるユーザに対して、展示された転送待ち情報に対応するビューが同じであり、展示範囲及び操作権限のみが異なり、転送された情報をソースセッショングループのタイプに応じて柔軟に展示することを実現した。
【0067】
以下、本願に係る情報処理方法の詳細なプロセスについて、具体的な実施例を参照して説明する。
【0068】
図3は本願の実施例により提供される情報処理方法の対話型フロー図であり、
図3に示すように、本実施例の方法は、以下のステップS201~ステップS205を含むことができる。
【0069】
ステップS201において、クライアントは、ソースセッショングループにおけるユーザによってトリガされた転送待ち情報をターゲットセッションに転送する操作に応答して、ソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及びソースセッショングループのタイプが担持される情報転送要求をサーバに送信する。
【0070】
具体的に、ここでのクライアントは、ソースセッショングループからターゲットセッションへの転送待ち情報の転送をトリガする、ユーザによって使用される端末装置で実行されるクライアントであり、転送待ち情報は、ソースセッショングループにおける任意のユーザによって投稿された情報である。ソースセッショングループはトピックグループであってもよい。ソースセッショングループにおける任意のユーザによって投稿された情報は1つのポストであり、ソースセッショングループにおける他のメンバーはポストに対していいね、回答、コメント、転送、及び購読などの操作が可能であり、この場合、転送待ち情報は、転送待ちのポストであり、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。
【0071】
本実施例では、ソースセッショングループのタイプがパブリックグループとプライベートグループとを含む例を挙げて説明する。
【0072】
ステップS202において、サーバは、転送待ち情報に基づいて、入れ子構造の情報であるターゲット情報を生成する。
【0073】
本実施例では、ターゲット情報が第1階層情報と第2階層情報とを含む例を挙げて説明する。第1階層情報は、ソースセッショングループの名称と、転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、第2階層情報は、転送待ち情報を含み、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。即ち、第1階層情報は、転送待ち情報の概要情報を含み、第2階層情報は、転送待ち情報の具体的な内容である。
【0074】
本実施例では、選択的に、第2階層情報は、転送待ち情報へのリンクであってもよい。
【0075】
ステップS203において、サーバは、ターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、ソースセッショングループのタイプを指示するための指示情報とを、ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに送信する。
【0076】
本実施例では、ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントは、ターゲットセッションにおけるすべてのユーザによって使用される端末装置で実行されるクライアントである。本実施例では、サーバによってソースセッショングループのタイプがパブリックグループであると確定される場合に、送信する指示情報を第1情報とし、サーバによってソースセッショングループのタイプがプライベートグループであると確定される場合に、送信する指示情報を第2情報とする例を示す。
【0077】
ステップS204において、ターゲットクライアントは、サーバから送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報とを受信した後、指示情報とソースセッショングループのセッション識別子とに基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定する。
【0078】
ステップS205において、ターゲットクライアントは、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションでターゲット情報をレンダリングして展示する。
【0079】
具体的に、ステップS205には、第1階層情報をレンダリングして第1ビューを生成し、第1階層情報の展示範囲に基づいて第1ビューを表示し、第1階層情報の操作権限に基づいて第1ビューの操作権限を設定するステップが含まれている。第1ビューをクリックするユーザの操作に応答して、第2階層情報をレンダリングして第2ビューを生成し、第2階層情報の展示範囲に基づいて第2ビューを現在のインターフェースに表示し、第2階層情報の操作権限に基づいて第2ビューの操作権限を設定する。
【0080】
具体的に、一実施可能な形態として、ターゲット情報の展示範囲とターゲット情報の操作権限は、概して以下の3つである。
【0081】
一つ目として、指示情報が第1情報であれば、ターゲット情報の展示範囲を第1展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第1操作権限と確定する。
【0082】
第1展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0083】
図4は本願の実施例により提供されるパブリックグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
図4に示すように、
図4に示されたのは、第1展示範囲に対応する展示結果であり、左側は第1ビューであり、第1ビューに、ソースセッショングループの名称(
図4に示すソースセッショングループ1)、転送待ち情報のタイトル(
図4においてはユーザCのトピック)、及び転送待ち情報の概要情報(
図4において第1ビューに示す概要情報1)が展示され、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができ、具体的に、
図4に示すように、第1ビューはカードであり、例えば、カード全体(具体的にカードの任意の位置)をクリックして第2ビューにジャンプし、詳細ページに進む。選択的に、第1階層情報の操作権限には、ソースセッショングループの名前をクリックして、ソースセッショングループの最初のページにジャンプし、新規ユーザがソースセッショングループに自動的に参加することも含まれる。
【0084】
右側が第2ビューであり、第2ビューにおいて、転送待ち情報に含まれる元の情報(
図4に示す「XX議題に関する意見」、投稿者である「ユーザC」、投稿時間など)と、元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報(
図4に示すユーザD、ユーザE、ユーザFのコメントなど)が展示されている。選択的に、転送待ち情報の概要情報(例えば、
図4における第2ビューに示す概要情報1)及び転送待ち情報のソース(例えば、
図4における第2ビューに示す「ソースセッショングループ1から」)を第2ビューに展示することができ、転送待ち情報の概要情報と転送待ち情報のソースを展示することにより、ユーザがその情報のソースまたはトレーサビリティを了解するように容易にできる。第2階層情報の操作権限には、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行することが含まれる。選択的に、所定の操作は、回答、いいね、転送、購読などの任意の操作でもよい。選択的に、非ソースセッショングループのユーザは、転送待ち情報に応答した後、自動的にソースセッショングループに参加することができる。
【0085】
二つ目として、指示情報が第2情報であれば、ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループのユーザであると確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第2展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第2操作権限と確定する。
【0086】
第2展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0087】
図5は本願の実施例により提供されるプライベートグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
図5に示すように、
図5に示されたのは、第2展示範囲に対応する展示結果であり、左側は第1ビューであり、第1ビューに、ソースセッショングループの名称(
図5に示すソースセッショングループ1)、転送待ち情報のタイトル(
図5においてはユーザCのトピック)、及び転送待ち情報の概要情報(
図5における第1ビューに示す概要情報1)が展示され、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含み、具体的に、
図5に示すように、第1ビューはカードであり、カードのタイトルやカードの概要情報をクリックして第2ビューにジャンプし、詳細ページに進む。選択的に、第1階層情報の操作権限には、ソースセッショングループの名前をクリックして、ソースセッショングループの最初のページにジャンプすることも含まれる。
【0088】
右側が第2ビューであり、第2ビューにおいて、転送待ち情報に含まれる元の情報(
図5に示す「XX議題に関する意見」、投稿者である「ユーザC」、投稿時間など)と、元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報(
図5に示すユーザD、ユーザE、ユーザFのコメントなど)が展示されている。選択的に、転送待ち情報の概要情報(例えば、
図4における第2ビューに示す概要情報1)及び転送待ち情報のソース(例えば、
図4における第2ビューに示す「ソースセッショングループ1から」)を第2ビューに展示することができ、転送待ち情報の概要情報と転送待ち情報のソースを展示することにより、ユーザがその情報のソースまたはトレーサビリティを了解するように容易にできる。第2階層情報の操作権限には、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行することが含まれる。選択的に、所定の操作は、回答、いいね、転送、購読などの任意の操作でもよい。
【0089】
三つ目として、指示情報が第2情報であれば、ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループ中のユーザでないと確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第3展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第3操作権限と確定する。
【0090】
第3展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューで隠蔽することを含み、第1階層情報の操作権限には、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることが含まれる。第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び転送待ち情報が転送される前の、元の情報に対するユーザの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できないことを含む。
【0091】
図6は本願の実施例により提供されるプライベートグループからの転送待ち情報がターゲットセッションに転送された後にターゲットセッションに展示される概略図である。
図6に示すように、
図6に示されたのは、第3展示範囲に対応する展示結果であり、左側は第1ビューであり、第1ビューで、ソースセッショングループの名称(
図6にソースセッショングループのみが表示され、ソースセッショングループの名称が展示されない)、転送待ち情報のタイトル(
図6においてはユーザCのトピックである)、及び転送待ち情報の概要情報(
図6における第1ビューに示す概要情報1)が展示される。なお、ターゲットセッションのユーザがソースセッショングループのユーザではなく、ソースセッショングループがプライベートグループである場合に、第1ビューに「トピックグループから」がいずれも表示される。第1階層情報の操作権限には、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることが含まれる。具体的に、
図6に示すように、第1ビューはカードであり、カード全体をクリックして(具体的にカードの任意の位置をクリックして)第2ビューにジャンプし、詳細ページに進むことができる。右側が第2ビューであり、第2ビューにおいて、転送待ち情報に含まれる元の情報(
図6に示す「XX議題に関する意見」、投稿者である「ユーザC」、投稿時間など)と、転送待ち情報が転送される前の、元の情報に対するユーザの操作情報(
図6に示すユーザDとユーザEのコメント、ユーザFのコメントは転送後の元の情報に対するユーザの操作情報であり、この時にユーザFのコメントは表示されず、「あなたはこのグループにいなく、しばらく後続の更新を見ることはできません」というヒント情報が表示される)が展示されている。選択的に、転送待ち情報の概要情報(例えば、
図6における第2ビューに示す概要情報1)及び転送待ち情報のソース(例えば、
図6における第2ビューに示す「トピックグループから」)を第2ビューに展示することができ、転送待ち情報の概要情報と転送待ち情報のソースを展示することにより、ユーザがその情報のソースを了解するように容易にすることができる。第2階層情報の操作権限には、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できないことが含まれる。
図6に示すように、入力ボックスが表示されない。
【0092】
以下は、本願の装置の実施例であり、本願の上述した方法の実施例を実施するために使用することができる。本願の装置の実施例に開示されていない詳細については、本願の上述した方法の実施例を参照することができる。
【0093】
図7は本願の実施例により提供される情報処理装置の構成概略図であり、
図7に示すように、本実施例に係る装置は、受信モジュール11、確定モジュール12、及び表示モジュール13を含む。そのうち、
受信モジュール11は、サーバによって送信されたターゲット情報と、ソースセッショングループのセッション識別子と、指示情報と、を受信するためのモジュールであって、ターゲット情報はソースセッショングループからの転送待ち情報に基づいて生成され、指示情報はソースセッショングループのタイプを指示するために使用される。
【0094】
確定モジュール12は、指示情報及びソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定するためのモジュールである。
【0095】
表示モジュール13は、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づいて、ターゲットセッションでターゲット情報をレンダリングして展示するためのモジュールである。
【0096】
選択的に、前記第1情報は、前記ソースセッショングループがパブリックグループであることを指示するために使用され、前記第2情報は、前記ソースセッショングループがプライベートグループであることを指示するために使用される。
【0097】
選択的に、前記ソースセッショングループはトピックグループであり、前記転送待ち情報は、元の情報と、前記元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。
【0098】
選択的に、前記ターゲット情報が入れ子構造の情報である。
【0099】
選択的に、確定モジュール12は、指示情報が第1情報である場合、ターゲット情報の展示範囲を第1展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第1操作権限と確定し、
指示情報が第2情報である場合、ソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲットセッションにおけるユーザが、ソースセッショングループのユーザであるかどうかを確定し、
ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループのユーザであると確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第2展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第2操作権限と確定し、
ターゲットセッションにおけるユーザがソースセッショングループのユーザではないと確定する場合、ターゲット情報の展示範囲を第3展示範囲と確定し、ターゲット情報の操作権限を第3操作権限と確定することに使用される。
【0100】
選択的に、ターゲット情報は、第1階層情報と第2階層情報とを含み、ターゲット情報の展示範囲は、第1階層情報の展示範囲と第2階層情報の展示範囲とを含み、ターゲット情報の操作権限は、第1階層情報の操作権限と第2階層情報の操作権限とを含む。
【0101】
選択的に、表示モジュール13は、第1階層情報をレンダリングして第1ビューを生成し、第1階層情報の展示範囲に基づいて第1ビューを表示し、第1階層情報の操作権限に基づいて第1ビューの操作権限を設定し、
第1ビューをクリックするユーザの操作に応答して、第2階層情報をレンダリングして第2ビューを生成し、第2階層情報の展示範囲に基づいて第2ビューを現在のインターフェースに表示し、第2階層情報の操作権限に基づいて第2ビューの操作権限を設定することに使用される。
【0102】
選択的に、第1階層情報は、ソースセッショングループの名称と、転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、第2階層情報は、転送待ち情報を含み、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。
【0103】
選択的に、第1展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。
【0104】
第2展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューに展示することを含み、第1階層情報の操作権限は、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることを含む。
【0105】
第3展示範囲において、第1階層情報の展示範囲は、ソースセッショングループの名称を第1ビューで隠蔽することを含み、第1階層情報の操作権限には、第1ビューをクリックして第2ビューにジャンプすることができることが含まれる。
【0106】
選択的に、第1展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0107】
第2展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び元の情報に対するユーザのリアルタイムの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できることを含む。
【0108】
第3展示範囲において、第2階層情報の展示範囲は、転送待ち情報に含まれる元の情報及び転送待ち情報が転送される前の、元の情報に対するユーザの操作情報を第2ビューに展示することを含み、第2階層情報の操作権限は、第2ビューで転送待ち情報に対して所定の操作を実行できないことを含む。
【0109】
選択的に、前記所定の操作は、回答、いいね、コメント、転送、購読のうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
選択的に、前記第1展示範囲、前記第2展示範囲、及び前記第3展示範囲において、前記第2階層情報の展示範囲は、前記転送待ち情報の概要情報及び前記転送待ち情報のソースを前記第2ビューに展示することも含む。
【0111】
本願の実施例により提供される装置は、上記の方法の実施例を実行することができ、その具体的な実現原理及び技術的効果については、上記の方法の実施例を参照でき、本実施例はここで割愛する。
【0112】
図8は本願の実施例により提供される情報処理装置の構成概略図であり、
図8に示すように、本実施例に係る装置は、受信モジュール21、生成モジュール22、及び送信モジュール23を含む。そのうち、
受信モジュール21は、クライアントによって送信された情報転送要求を受信するためのモジュールであって、情報転送要求にはソースセッショングループからの転送待ち情報、ターゲットセッションの識別子、及びソースセッショングループのタイプが担持される、前記のモジュールである。
【0113】
生成モジュール22は、転送待ち情報に基づいて、ターゲット情報を生成するためのモジュールである。
【0114】
送信モジュール23は、ターゲットセッションにおけるユーザに対応するターゲットクライアントに、ターゲット情報、ソースセッショングループのセッション識別子及び指示情報を送信するためのモジュールであって、指示情報は、ソースセッショングループのタイプを指示するために使用されることで、ターゲットクライアントが指示情報及びソースセッショングループのセッション識別子に基づいて、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限を確定し、ターゲット情報の展示範囲及びターゲット情報の操作権限に基づき、ターゲットセッションでターゲット情報をレンダリングして展示する、前記のモジュールである。
【0115】
選択的に、ターゲット情報は、第1階層情報と第2階層情報とを含み、ターゲット情報の展示範囲は、第1階層情報の展示範囲と第2階層情報の展示範囲とを含み、ターゲット情報の操作権限は、第1階層情報の操作権限と第2階層情報の操作権限とを含む。
【0116】
選択的に、第1階層情報は、ソースセッショングループの名称と、転送待ち情報に基づいて確定されるタイトルとを含み、第2階層情報は、転送待ち情報を含み、転送待ち情報は、元の情報と、元の情報に対するユーザの操作情報とを含む。
【0117】
本願の実施例により提供される装置は、上記の方法の実施例を実行することができ、その具体的な実現原理及び技術的効果については、上記の方法の実施例を参照でき、本実施例はここで割愛する。
【0118】
なお、上記の装置の各モジュールの区分は、単なる論理機能の区分であり、実際に実現される場合に、その全部または一部が1つの物理的な実物に集積されてもよいし、物理的に分離されてもよい。これらのモジュールは、すべて、処理要素を介して呼び出されるソフトウェアの形式で実現されてもよく、すべてハードウェアの形式で実現することもできる。モジュールの一部は処理要素を介して呼び出されるソフトウェアの方式で実現され、モジュールの一部はハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、処理モジュールは、別個に設けられた処理要素であってもよいし、前記装置のあるチップに集積して実現されてもよいし、また、プログラムコードの形式で前記装置のメモリに格納され、前記装置のある処理要素が前記処理モジュールの機能を呼び出して実行してもよい。他のモジュールも類似に実現される。また、これらのモジュールの全部または一部を集積してもよく、独立して実現してもよい。ここでの処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現されるプロセスにおいて、上記方法の各ステップまたは上記の各モジュールは、プロセッサ要素におけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェア形式の指令によって達成されることができる。
【0119】
例えば、これらのモジュールは、1つまたは複数の特定の集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、または1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)など、上記の1つまたは複数の方法を実施するように構成された1つまたは複数の集積回路とすることができる。別の例として、上記のいずれかのモジュールがプロセッシングエレメントスケジューラコードの形式で実現される場合、そのプロセッシングエレメントは、中央処理装置(central processing unit、CPU)やプログラムコードを呼び出すことができる他のプロセッサなどの汎用プロセッサであってもよい。別の例として、これらのモジュールは集積して、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現することができる。
【0120】
上述した実施例では、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせの全部または一部によって実現されてもよい。ソフトウェアを使用して実現される場合には、コンピュータプログラム製品の形式で全体的にまたは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ指令を含む。本願の実施例に従ったプロセスまたは機能は、コンピュータ上でコンピュータプログラム指令がロードされ実行されるときに全体的または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブルデバイスとすることができる。コンピュータ指令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるか、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されることができ、例えば、コンピュータ指令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)を介して、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信されることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つまたは複数の使用可能な媒体集積を含むサーバ、データセンターなどのデータ記憶装置とすることができる。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであってもよい。
【0121】
図9は本願の実施例により提供される端末機器の構成概略図であり、
図9に示すように、本実施例に係る端末機器は、プロセッサ31及びメモリ32を含む。そのうち、
メモリ32はプロセッサの実行可能な指令を記憶するためのものである。
【0122】
プロセッサ31は、実行可能な指令を実行することによって、上記の方法の実施例における情報処理方法を実行するように構成される。
【0123】
選択的に、メモリ32は、独立していてもよく、プロセッサ31と集積されていてもよい。
【0124】
メモリ32がプロセッサ31から独立したデバイスである場合、本実施例の端末機器は、メモリ32とプロセッサ31とを接続するためのバス33をさらに含むことができる。
【0125】
選択的に、本実施例の端末機器は、バス33を介してプロセッサ31と接続可能な通信インターフェース34をさらに含んでもよい。
【0126】
図10は本願の実施例により提供されるサーバの構成概略図であり、
図10に示すように、本実施例に係るサーバは、プロセッサ41及びメモリ42を含む。そのうち、
メモリ42はプロセッサ41の実行可能な指令を記憶するためのものである。
【0127】
プロセッサ41は、実行可能な指令を実行することによって、上記の方法の実施例における情報処理方法を実行するように構成される。
【0128】
選択的に、メモリ42は、独立していてもよく、プロセッサ41と集積されていてもよい。
【0129】
メモリ42がプロセッサ41から独立したデバイスである場合、本実施例のサーバは、メモリ42とプロセッサ41とを接続するためのバス43をさらに含むことができる。
【0130】
選択的に、本実施例のサーバは、バス43を介してプロセッサ41と接続可能な通信インターフェース44をさらに含んでもよい。
【0131】
本願は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに上述した実施例のような情報処理方法を実行させるためのコンピュータ実行指令を格納したコンピュータ可読記憶媒体も提供する。
【0132】
本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、上述の実施例のような情報処理方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品も提供する。
【0133】
本願の説明において、参照用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、または「いくつかの例」などの説明は、当該実施例または例に関連して説明された具体的な特徴、構造、材料、または特点が本願の少なくとも1つの実施例または例に含まれることを意味する。本願の明細書では、上述の用語の概略的な表現は、同じ実施例または例を対象としていなければならないものではない。さらに、説明された具体的な特徴、構造、材料、または特点は、任意の1つまたは複数の実施例または例において、適切な方法で組み合わされてもよい。さらに、当業者は、互いに矛盾することなく、本願に記載された異なる実施例または例、及び異なる実施例または例の特徴を結合し、組み合わせることができる。
【0134】
本願の実施例が上述して示され、説明されているが、上記の実施例は例示的なものであり、本願を限定するものとは理解されず、当業者であれば、本願の範囲内で上記の実施例を変更、修正、置換、及び変形することができることが理解されるであろう。
【国際調査報告】