(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-24
(54)【発明の名称】リンクモニタリング方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04L 1/00 20060101AFI20240717BHJP
H03M 13/29 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
H04L1/00 D
H03M13/29
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504837
(86)(22)【出願日】2022-05-05
(85)【翻訳文提出日】2024-03-05
(86)【国際出願番号】 CN2022090977
(87)【国際公開番号】W WO2023005313
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110846541.6
(32)【優先日】2021-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フアン、ケチャオ
(72)【発明者】
【氏名】レウン、ワイ コン レイモンド
(72)【発明者】
【氏名】マ、フイシャオ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、シャオリン
【テーマコード(参考)】
5K014
【Fターム(参考)】
5K014BA01
5K014GA01
(57)【要約】
本願は、リンクモニタリング方法及び装置を開示し、データ伝送技術の分野に属する。方法は:外部符号符号化済みデータを受信する段階;外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する段階;外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階を備える。本願は、リンクの品質を効果的にモニタリングできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
【請求項2】
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP1は正の整数である;及び
前記P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP2は正の整数である、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する段階;
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
【請求項13】
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP3は正の整数である;及び
前記P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する段階
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP4は正の整数である、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項12から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項12から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、請求項12から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
出力データは、内部符号復号が実行されたデータである、請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
リンクモニタリング装置であって、
外部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行するように構成されている符号化ユニット;及び
内部符号符号化済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている復号ユニット
を備え、ここで前記復号ユニットは更に、前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている、
装置。
【請求項23】
前記復号ユニットは具体的には:
前記外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP1は正の整数である;及び
前記P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する
ように構成されている、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記復号ユニットは具体的には:
前記外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び
前記外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する、ここでP2は正の整数である、
ように構成されている、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項22から24のいずれか一項に記載の装置。
【請求項26】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項22から25のいずれか一項に記載の装置。
【請求項27】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項22から26のいずれか一項に記載の装置。
【請求項28】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである、請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
【請求項29】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
【請求項30】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである、請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
【請求項31】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
【請求項32】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含む、請求項22から31のいずれか一項に記載の装置。
【請求項33】
リンクモニタリング装置であって、
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;
前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行するように構成されている第1復号ユニット;
内部符号復号済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている第2復号ユニット
を備え、ここで前記第2復号ユニットは更に、前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている、
装置。
【請求項34】
前記第2復号ユニットは具体的には:
前記内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP3は正の整数である;及び
前記P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する
ように構成されている、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記第2復号ユニットは具体的には:
前記内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び
前記内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する、ここでP4は正の整数である、
ように構成されている、請求項33に記載の装置。
【請求項36】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである、請求項33から35のいずれか一項に記載の装置。
【請求項37】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項33から36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項38】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項33から37のいずれか一項に記載の装置。
【請求項39】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項33から38のいずれか一項に記載の装置。
【請求項40】
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、請求項33から39のいずれか一項に記載の装置。
【請求項41】
出力データは、内部符号復号が実行されたデータである、請求項33から40のいずれか一項に記載の装置。
【請求項42】
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、請求項33から40のいずれか一項に記載の装置。
【請求項43】
メモリ及びプロセッサを備えるコンピュータデバイスであって、前記メモリはプログラム命令を格納し、前記プロセッサは前記プログラム命令を実行して請求項1から21のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータデバイス。
【請求項44】
プログラム命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、前記コンピュータデバイスは、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項45】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、「リンクモニタリング方法及び装置」と題する、2021年7月26日に出願された中国特許出願第202110846541.6号に対する優先権を主張し、その全体は参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、データ伝送技術の分野、特に、リンクモニタリング方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
5G、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、及び人工知能によって継続的に推進されながら、光通信システム及び光伝送ネットワーク(optical transport network、OTN)は、大容量及び超高速のトレンドに向かって発展している。光通信システム及び光伝送ネットワークにおいて送信される光信号は、伝送プロセスにおけるいくつかの理由に起因して歪められ得、光信号の伝送ビット誤りレートは、イーサネット(登録商標)伝送レートの増加と共に増加する。前方誤り訂正(forward error correction, FEC)符号化が、送信されたデータを訂正するために使用され、伝送ビット誤りの問題を解消し、トランスミッタによって送信された受信済みデータから未処理のデータを復元する。加えて、FEC復号は更に、リンクモニタリングを支援し得る。リンクモニタリングは、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングすることを意味する。
【0004】
しかしながら、リンクの品質をモニタリングするための有効な方法は現在存在しない。
【発明の概要】
【0005】
本願は、リンクの品質を効果的にモニタリングするためのリンクモニタリング方法及び装置を提供する。本願において提供される技術的解決手段は以下の通りである。
【0006】
第1態様によれば、本願はリンクモニタリング方法を提供する。方法は:外部符号符号化済みデータを受信する段階;外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する段階;外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階を備える。
【0007】
リンクモニタリング方法において、外部符号符号化済みデータが受信され、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングする。
【0008】
加えて、リンクモニタリング方法において、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0009】
実装において、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響を反映し得るので、トランスミッタ処理モジュールは、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定し得る。次に、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定することは、外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいてP1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定すること、ここで、P1は正の整数である;及び、P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定することを含む。
【0010】
トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータの1又は複数(すなわちP1)の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定し得る。この場合、トランスミッタ処理モジュールは、P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を別々に決定する必要がある。加えて、リンクの品質が、外部符号符号化済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0011】
別の実装において、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定することは:外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定すること:及び、外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいてリンクの品質を決定すること、ここでP2は正の整数である、を含む。
【0012】
リンクの品質が、外部符号符号化済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0013】
任意選択的に、外部符号復号済みデータの特定の実装は異なる適用シナリオにより変動する。以下のケースは、説明のための例として使用される。
【0014】
あるケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。例えば、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールはまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。デスキューがまず外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号復号がデスキュー済みデータに対して実行され、次に、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質が、外部符号復号の状況に基づいて決定される。リンクの品質を決定するためのデータはデスキュー済みデータであるので、データに基づいて決定されたリンクの品質の精度を効果的に確実にすることができる。
【0015】
別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータである。例えば、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールはまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキュー及びレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。
【0016】
更に別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである。例えば、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールはまず、外部符号符号化済みデータに対してデータ抽出を実行し、次に、データ抽出済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。データ抽出後のデータのデータ量が、データ抽出前のデータのデータ量より小さいとき、データ抽出を通じて取得されたデータのレートは、トランスミッタ処理モジュールによって符号化されたデータ内部符号のレートより小さいことがあり得る。これにより、デスキュー済みデータのレートを低減し、低消費電力でモニタリングを実装し得る。
【0017】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータの特定の実装は異なる適用シナリオによって変動する。以下のケースは、説明のための例として使用される。
【0018】
あるケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである。例えば、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を直接実行し得る。
【0019】
別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。内部符号符号化済みデータが、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであり、かつ、外部符号復号済みデータが、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであるとき、デスキューは、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータを受信した後に実行され得る。デスキューが実行された後、2種類の処理がデスキュー済みデータに対して実行され得る。一方の種類の処理は、トランスミッタ処理モジュールが内部符号符号化を実行しデータを出力するというものであり、他方の種類の処理は、トランスミッタ処理モジュールが外部符号復号を実行するというものである。
【0020】
更に別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである。このように、トランスミッタ処理モジュールによって取得されたデータの複数のレーンの順序に関係なく、レーン再整列がデータに実行され、次に、レーン再整列済みデータに対して内部符号符号化が実行され、その結果、トランスミッタ処理モジュールによって出力される内部符号符号化済みデータは、レーン再整列において指定される順序に基づいて整列される。したがって、パフォーマンステストがトランスミッタ処理モジュール上で実行されるとき、同じ種類の異なるトランスミッタ処理モジュールは、入力データが同じとき、同じ出力データを有する。これにより、トランスミッタ処理モジュールのパフォーマンステストを容易にする。加えて、データに対して内部符号符号化が実行される前に、第1インターリービングが更にデータに対して必要される実行がある場合、レーン再整列が実行されるすべてのデータは、レーン再整列において指定される順序に基づいて整列され得るので、第1インターリービングが実行されるデータの順序は固定される。これにより第1インターリービング処理ユニットの設計を容易にする。
【0021】
更に別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。加えて、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータに対して2種類の処理が実行され得る。一方の種類の処理は内部符号符号化であり、他方の種類の処理は外部符号復号である。
【0022】
更に別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含む。例えば、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールはまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。別の例について、外部符号符号化済みデータを受信した後、一方で、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し得る。他方、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。
【0023】
第2態様によれば、本願はリンクモニタリング方法を提供する。方法は、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信する段階;前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する段階;前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階を備える。
【0024】
リンクモニタリング方法において、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータが受信され、内部符号復号が外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号復号済みデータが出力される。加えて、外部符号復号が内部符号復号済みデータに対して実行され、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質が、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0025】
加えて、リンクモニタリング方法において、内部符号復号済みデータは出力される必要がある。加えて、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号が実行される必要もあり、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0026】
実装において、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響を反映し得るので、レシーバ処理モジュールは、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定し得る。次に、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定することは、P3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定すること、ここで、P3は、正の整数である;及び、P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定することを含む。
【0027】
レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータの1又は複数(すなわち、P3)の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定し得る。この場合、レシーバ処理モジュールは、P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を別々に決定する必要がある。加えて、リンクの品質が、内部符号復号済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0028】
別の実装において、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階は、内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する実行外部符号復号の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び、前記P4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、内部符号復号済みデータのリンクの品質を決定する段階、ここでP4は正の整数である、を含む。
【0029】
リンクの品質が、内部符号復号済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0030】
任意選択的に、外部符号復号済みデータの特定の実装は異なる適用シナリオにより変動する。以下のケースは、説明のための例として使用される。
【0031】
あるケースにおいて、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである。例えば、内部符号復号済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュールはまず、内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。
【0032】
別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータである。例えば、内部符号復号済みデータの受信後、レシーバ処理モジュールはまず、内部符号復号済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。
【0033】
更に別のケースにおいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータがレーン再整列済みデータであるとき、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0034】
更に別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである。例えば、内部符号復号済みデータの受信後、レシーバ処理モジュールはまず、内部符号復号済みデータに対してデータ抽出を実行し、次に、データ抽出済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。データ抽出後のデータのデータ量が、データ抽出前のデータのデータ量より小さいとき、データ抽出を通じて取得されたデータのレートは、トランスミッタ処理モジュールによって符号化されたデータ内部符号のレートより小さいことがあり得る。これにより、デスキュー済みデータのレートを低減し、低消費電力でモニタリングを実装し得る。
【0035】
更に別のケースにおいて、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。例えば、内部符号復号済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュールはまず内部符号復号済みデータに対して第2デインターリービングを実行し、次に、第2デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、レシーバ処理モジュールによって出力されるデータが、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、かつ、外部符号復号済みデータが、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであるとき、レシーバ処理モジュールが内部符号復号済みデータを受信した後に逆の処理が実行され得る。逆の処理が実行された後、逆の処理が実行されたデータに対して2種類の処理が実行され得る。一方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールがデータを出力することであり、他方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールが外部符号復号を実行することである。このように、データに対して外部符号復号を実行しリンクの品質を検出するプロセスは、レシーバ処理モジュールによってデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
【0036】
任意選択的に、出力データの特定の実装は異なる適用シナリオによって変動する。以下のケースは、説明のための例として使用される。
【0037】
あるケースでは、出力データは、内部符号復号が実行されたデータである。例えば、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行した後、レシーバ処理モジュールは直接、内部符号復号済みデータを出力し得る。
【0038】
更に別のケースにおいて、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。例えば、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュールはまず、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータに対して第2デインターリービングを実行し、次に、第2デインターリービングが実行されたデータを出力し得る。
【0039】
第3態様によれば、本願はリンクモニタリング装置を提供する。装置は:外部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行するように構成されている符号化ユニット;内部符号符号化済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている復号ユニットを備える。復号ユニットは更に、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている。
【0040】
任意選択的に、復号ユニットは具体的には、外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP1は正の整数である;及び、P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定するように構成されている。
【0041】
任意選択的に、復号ユニットは具体的には:外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び、外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、リンクの品質を決定する、ここでP2は正の整数である、ように構成されている。
【0042】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。
【0043】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0044】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである。
【0045】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである。
【0046】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。
【0047】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー及びレーン再整列が実行されたデータである。
【0048】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0049】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含む。
【0050】
第4態様によれば、本願はリンクモニタリング装置を提供する。装置は、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行するように構成されている第1復号ユニット;内部符号復号済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている第2復号ユニットを備える。第2復号ユニットは更に、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている。
【0051】
任意選択的に、第2復号ユニットは具体的には、内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP3は正の整数である;及びP3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定するように構成されている。
【0052】
任意選択的に、第2復号ユニットは具体的には:内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び、内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、リンクの品質を決定する、ここでP4は正の整数である、ように構成されている。
【0053】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである。
【0054】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0055】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0056】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである。
【0057】
任意選択的に、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。
【0058】
任意選択的に、出力データは内部符号復号済みデータである。
【0059】
任意選択的に、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。
【0060】
第5態様によれば、本願は、メモリ及びプロセッサを備えるコンピュータデバイスを提供する。メモリはプログラム命令を格納し、プロセッサはプログラム命令を実行して、本願の第1態様、第2態様、及び、第1態様及び第2態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行する。
【0061】
第6態様によれば、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令を含む不揮発性コンピュータ可読記憶媒体である。プログラム命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、コンピュータデバイスは、本願の第1態様、第2態様、及び、第1態様及び第2態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行することが可能である。
【0062】
第7態様によれば、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行するとき、コンピュータは、本願の第1態様、第2態様、及び、第1態様及び第2態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【
図1】本願の実施形態によるリンクモニタリング方法に関する実装環境の概略図である。
【0064】
【
図2】本願の実施形態による
図1に示される実装環境におけるデータ伝送プロセスの概略フローチャートである。
【0065】
【
図3】本願の実施形態によるトランスミッタ処理モジュールに適用されるリンクモニタリング方法のフローチャートである。
【0066】
【
図4】本願の実施形態によるトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0067】
【
図5】本願の実施形態による別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0068】
【
図6】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0069】
【
図7】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0070】
【
図8】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0071】
【
図9】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0072】
【
図10】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0073】
【
図11】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0074】
【
図12】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0075】
【
図13】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0076】
【
図14】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0077】
【
図15】本願の実施形態による更に別のトランスミッタ処理モジュールの構造の概略図である。
【0078】
【
図16】本願の実施形態によるデータ抽出の概略図である。
【0079】
【
図17】本願の実施形態による、トランスミッタ処理モジュールが外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する方法のフローチャートである。
【0080】
【
図18】本願の実施形態による、トランスミッタ処理モジュールが外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する別の方法のフローチャートである。
【0081】
【
図19】本願の実施形態による、レシーバ処理モジュールに適用されたリンクモニタリング方法のフローチャートである。
【0082】
【
図20】本願の実施形態による、レシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0083】
【
図21】本願の実施形態による、別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0084】
【
図22】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0085】
【
図23】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0086】
【
図24】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0087】
【
図25】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0088】
【
図26】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0089】
【
図27】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0090】
【
図28】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0091】
【
図29】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0092】
【
図30】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0093】
【
図31】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0094】
【
図32】本願の実施形態による、更に別のレシーバ処理モジュールの構造の概略図である。
【0095】
【
図33】本願の実施形態による、レシーバ処理モジュールが外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する方法のフローチャートである。
【0096】
【
図34】本願の実施形態による、レシーバ処理モジュールが外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する別の方法のフローチャートである。
【0097】
【
図35】本願の実施形態によるトランスミッタ処理モジュールに適用される別のリンクモニタリング方法のフローチャートである。
【0098】
【
図36】本願の実施形態によるレシーバ処理モジュールに適用された更に別のリンクモニタリング方法のフローチャートである。
【0099】
【
図37】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオの概略図である。
【0100】
【
図38】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオの別の概略図である。
【0101】
【
図39】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオの更に別の概略図である。
【0102】
【
図40】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するレシーバ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するレシーバデバイスに適用可能である適用シナリオの概略図である。
【0103】
【
図41】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するレシーバ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するレシーバデバイスに適用可能である適用シナリオの別の概略図である。
【0104】
【
図42】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するレシーバ光モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するレシーバデバイスに適用可能である適用シナリオの更に別の概略図である。
【0105】
【
図43】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ光モジュール、及び、4*200Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオの概略図である。
【0106】
【
図44】本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するレシーバ光モジュール、及び、4*200Gインタフェースを有するレシーバデバイスに適用可能である適用シナリオの概略図である。
【0107】
【
図45】本願の実施形態による、リンクモニタリング装置の構造の概略図である。
【0108】
【
図46】本願の実施形態による、更に別のリンクモニタリング装置の構造の概略図である。
【0109】
【
図47】本願の実施形態による、コンピュータデバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0110】
本願の目的、技術的解決手段および利点をより明確にするために、以下では、添付の図面を参照して、本願の実装を詳細にさらに説明する。
【0111】
5G、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、及び人工知能によって継続的に推進されながら、光通信システム及び光伝送ネットワーク(optical transport network、OTN)は、大容量及び超高速のトレンドに向かって発展している。光通信システムは通常、光波の振幅、位相、偏位、又は周波数を使用してデータを搬送する。伝送中、光信号は、散乱、偏光依存損失、ノイズ、非線形効果、又は他の要因に起因して歪み得る。加えて、光ネットワークのコンポーネントの摩耗及び老朽化は、伝送システムのパフォーマンス劣化を引き起こし得る。前方誤り訂正(forward error correction,FEC)符号化が、送信されたデータを訂正するために使用され、伝送ビット誤りを解消し、受信されたデータから未処理のデータを復元する。加えて、FEC復号は更に、リンク同期及びリンクパフォーマンスモニタリングを支援し得る。リンクパフォーマンスモニタリングは、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングすることを意味する。
【0112】
しかしながら、リンクの品質をモニタリングするための有効な方法は現在存在しない。
【0113】
本願の実施形態はリンクモニタリング方法を提供する。リンクモニタリング方法はトランスミッタ処理モジュールに適用され得、リンクモニタリング方法は、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングするために使用される。リンクモニタリング方法において、外部符号符号化済みデータが受信され、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化済みデータが出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0114】
加えて、リンクモニタリング方法において、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行しデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0115】
本願の実施形態は別のリンクモニタリング方法を提供する。リンクモニタリング方法はレシーバ処理モジュールに適用され得、リンクモニタリング方法は、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングするために使用される。リンクモニタリング方法において、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータが受信され、内部符号復号が外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号復号済みデータが出力される。加えて、外部符号復号が内部符号復号済みデータに対して実行され、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質が、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0116】
加えて、リンクモニタリング方法において、内部符号復号済みデータは出力される必要がある。加えて、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号が実行される必要があり、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0117】
本願の実施形態は、更に別のリンクモニタリング方法を提供する。リンクモニタリング方法は、トランスミッタ処理モジュール、すなわち、トランスミッタにおける処理モジュールに適用され得る。リンクモニタリング方法は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをモニタリングし、データが処理基準を満たすかどうかをモニタリングした結果に基づいて、その後のデスキューのための方法を決定するために使用される。リンクモニタリング方法において、外部符号符号化済みデータが受信され、デスキューが外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化が外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化済みデータが出力される。加えて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出され、デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、デスキューのためのデスキュー方法が調節される。
【0118】
リンクモニタリング方法において、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出される必要がある。2のプロセスは別々に実行される。したがって、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行してデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0119】
本願の実施形態は、更に別のリンクモニタリング方法を提供する。リンクモニタリング方法はレシーバ処理モジュール、すなわち、レシーバにおける処理モジュールに適用され得る。リンクモニタリング方法は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをモニタリングし、データが処理基準を満たすかどうかをモニタリングした結果に基づいて、その後のデスキューのための方法を決定するために使用される。リンクモニタリング方法において、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータが受信され、内部符号復号が外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号復号済みデータが出力される。加えて、デスキューが内部符号復号済みデータに対して実行され、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出され、デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、デスキューのためのデスキュー方法が調節される。
【0120】
リンクモニタリング方法において、内部符号復号済みデータが出力される必要がある。加えて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出される必要がある。2のプロセスは別々に実行される。したがって、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0121】
図1は、本願の実施形態によるリンクモニタリング方法に関する実装環境の概略図である。
図1に示されるように、実装環境は、トランスミッタデバイス01、トランスミッタ処理モジュール02、チャネル伝送媒体03、レシーバ処理モジュール04、及びレシーバデバイス05を含む。データセンターネットワークにおいて、トランスミッタデバイス01及びレシーバデバイス05は、スイッチ又はルータなどのデバイスであり得る。トランスミッタデバイス01はまた、トランスミッタに位置するホストチップ(host chip)と称され、レシーバデバイス05はまた、レシーバに位置するホストチップと称され、チャネル伝送媒体03は光ファイバであり得る。トランスミッタデバイス01は、アタッチメントユニットインタフェース(attachment unit interface, AUI)を通じてトランスミッタ処理モジュール02に接続され得、レシーバデバイス05はAUIを通じてレシーバ処理モジュール04に接続され得る。処理モジュールは、光モジュール(optical module)、電気モジュール、又は、データ送信プロセスにおいてデータを処理する別のモジュールであり得る。例えば、処理モジュールは,800LRモジュール(800LR module、コヒーレントな光モジュール)であり得る。加えて、適用シナリオにおけるトランスミッタデバイス01、トランスミッタ処理モジュール02、チャネル伝送媒体03、レシーバ処理モジュール04、及びレシーバデバイス05はすべて、双方向伝送又は単方向伝送をサポートし得る。これは、本願の実施形態において特に限定されるものではない。
【0122】
図2は、本願の実施形態による
図1に示される実装環境におけるデータ伝送プロセスの概略フローチャートである。
図2に示されるように、トランスミッタデバイス01からレシーバデバイス05へデータを送信するプロセスにおいて、トランスミッタデバイス01は、データに対して外部符号符号化を実行し、次に、外部符号符号化済みデータをトランスミッタ処理モジュール02へ送信するように構成されている。トランスミッタ処理モジュール02は、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行して外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを取得する、及び、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータをチャネル伝送媒体03へ送信するように構成されている。チャネル伝送媒体03は、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータをレシーバ処理モジュール04へ送信するように構成されている。レシーバ処理モジュール04は、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行する、及び、内部符号復号が実行されたデータ(外部符号復号が実行される予定のデータ)をレシーバデバイス05へ送信するように構成されている。レシーバデバイス05は、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている。トランスミッタ処理モジュール02及びレシーバ処理モジュール04の両方は更に、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングするように構成されている。加えて、トランスミッタ処理モジュール02及びレシーバ処理モジュール04の両方は更に、信号に対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをモニタリングし、及び、データが処理基準を満たすかどうかのモニタリングの結果に基づいて、その後のデスキューのための方法を決定するように構成されている。
【0123】
「内部符号」における「内部」及び「外部符号」における「外部」は、データに対して操作を実行する実行主体及びチャネル伝送媒体03の間の距離を示す。内部符号に対して操作を実行する実行主体は、チャネル伝送媒体により近く、外部符号に対して操作を実行する実行主体は、チャネル伝送媒体からより遠く離れている。本願の実施形態において、データがトランスミッタ処理モジュール02を介してトランスミッタデバイス01からチャネル伝送媒体03へ送信され、次にレシーバ処理モジュール04を介してチャネル伝送媒体03からレシーバデバイス05へ送信される。トランスミッタ処理モジュール02によって符号化されたデータと比較して、トランスミッタデバイス01によって符号化されたデータは、チャネル伝送媒体03からより遠く離れている。レシーバ処理モジュール04によって復号されたデータと比較して、レシーバデバイス05によって復号されたデータは、チャネル伝送媒体03からより遠く離れている。したがって、トランスミッタデバイス01によって符号化されたデータは外部符号符号化済みデータと称され、トランスミッタ処理モジュール02によって符号化されたデータは内部符号符号化済みデータと称され;レシーバデバイス05によって復号されたデータは外部符号復号済みデータと称され、レシーバ処理モジュール04によって復号されたデータは内部符号復号済みデータと称される。
【0124】
前述の内容は、本願の実施形態において提供されるリンクモニタリング方法の適用シナリオの例であり、リンクモニタリング方法の適用シナリオに対するいかなる限定も構成しないと理解されるべきである。当業者であれば、サービス要件が変化すると、リンクモニタリング方法の適用シナリオが適用要件に応じて調節され得ることを認識し得る。適用シナリオは、本願の実施形態において列挙されない。
【0125】
以下では、本願の実施形態に記載のリンクモニタリング方法の実装プロセスを説明する。以下ではまず、トランスミッタ処理モジュールに適用されるリンクモニタリング方法を説明する。リンクモニタリング方法は、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングするために使用される。
図3に示されるように、リンクモニタリング方法の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0126】
ステップ301:トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータを受信する。
【0127】
実装において、
図4に示されるように、物理媒体接続部(physical medium attachment, PMA)サブレイヤ021がトランスミッタ処理モジュール02に配置される。トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータを受信することは本質的に、PMAサブレイヤがトランスミッタ処理モジュール及びトランスミッタデバイスの間のインタフェース(例えばAUI)を通じて、トランスミッタデバイスによって、外部符号符号化されたデータを受信することである。加えて、外部符号符号化済みデータを受信した後、PMAサブレイヤは、外部符号符号化済みデータに対してデマルチプレックスを実行し、nの物理コーディングサブレイヤレーン(physical coding sublayer lane, PCSL)データストリームを取得し得、それにより、nのPCSLデータストリームに対してデスキュー(de-skew)を実行する。
【0128】
ステップ302:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。
【0129】
外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力して、チャネル伝送媒体(例えば光ファイバ)を通じて内部符号符号化済みデータをレシーバ処理モジュールへ送信し得る。トランスミッタ処理モジュール及びトランスミッタデバイスの間のインタフェースを通じたデータ伝送中に生じたビット誤りは、外部符号復号を通じて除去されることなく内部符号符号化のために送信される。
図4に示されるように、内部符号符号化ユニット022がトランスミッタ処理モジュール02に配置されており、内部符号符号化ユニット022は、内部符号符号化を実行するように構成されている。トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行することは本質的に、内部符号符号化方式を使用して外部符号符号化済みデータの内部符号チェックデータを取得し、内部符号チェックデータを外部符号符号化済みデータに追加することである。トランスミッタ処理モジュールが内部符号符号化済みデータを出力することは本質的に、チェックデータを含む外部符号符号化済みデータを出力することであり、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを出力するとも称される。
【0130】
任意選択的に、トランスミッタ処理モジュールによって内部符号符号化が実行されたオブジェクト(すなわち、内部符号符号化が実行されたデータ)の特定の実装は、異なる適用シナリオによって変動する。あるケースでは、内部符号符号化が実行されたデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであり得る。実装において、
図4に示すように、アライメントマーカロック及びレーンデスキュー(alignment marker lock and lane de-skew)ユニット023がトランスミッタ処理モジュール02に配置される。アライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット023は、データに対してデスキューを実行するように構成されている。例えば、
図4に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02はまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータに対して内部符号符号化を実行し得る。別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは直接的に、外部符号符号化が実行されたデータであり得る。例えば、
図5に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02は、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を直接実行し得る。更に別のケースにおいて、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり得る。実装において、データ処理は第1インターリービングを含む。例えば、
図6に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02はまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。例えば、
図7に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信後、一方で、トランスミッタ処理モジュール02は、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し得;他方、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。加えて、
図6及び
図7に示されるように、第1インターリービング処理ユニット024はトランスミッタ処理モジュール02に配置され、第1インターリービング処理ユニット024は、第1インターリービングを実行するように構成されている。
【0131】
デスキュー済みデータは通常、複数のレーンのデータを含むことに留意されたい。デスキュープロセスが内部符号符号化及び出力のプロセスの前に実行されるとき、デスキューの後及び内部符号符号化の前に、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対してレーン再整列(lane reorder)を実行し得る。言い換えれば、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータであり得る。レーン再整列は、複数のレーンのデータのアライメントマーカに基づいて、複数のレーンのデータを再整列することを意味し、その結果、複数のレーンのデータは指定された順序で配列され得る。加えて、デスキュー及びレーン再整列が実行されたデータに対して2種類の処理が実行され得る。一方の種類の処理は内部符号符号化であり、他方の種類の処理は外部符号復号である。
図8に示されるように、レーン再整列ユニット025がトランスミッタ処理モジュール02に配置される。レーン再整列ユニット025はデータに対してレーン再整列を実行するように構成されている。
【0132】
このように、トランスミッタ処理モジュールによって取得された複数のレーンのデータの順序に関係なく、レーン再整列がデータに実行され、次に、レーン再整列済みデータに対して内部符号符号化が実行され、その結果、トランスミッタ処理モジュールによって出力される内部符号符号化済みデータは、レーン再整列において指定される順序に基づいて整列される。したがって、パフォーマンステストがトランスミッタ処理モジュール上で実行されるとき、同じ種類の異なるトランスミッタ処理モジュールは、入力データが同じとき、同じ出力データを有する。これにより、トランスミッタ処理モジュールのパフォーマンステストを容易にする。加えて、データに対して内部符号符号化が実行される前に、第1インターリービングが更にデータに対して必要される実行がある場合、レーン再整列が実行されるすべてのデータは、レーン再整列において指定される順序に基づいて整列され得るので、第1インターリービングが実行されるデータの順序は固定される。これにより第1インターリービング処理ユニットの設計を容易にする。
【0133】
加えて、データに対してレーン再整列を実行した後、トランスミッタ処理モジュールはまずデータに対して第1デインターリービング(de-interleave)を実行し得る。言い換えれば、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。加えて、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータに対して2種類の処理が実行され得る。一方の種類の処理は内部符号符号化であり、他方の種類の処理は外部符号復号である。データに対して外部符号符号化を実行した後、トランスミッタデバイスは、外部符号符号化済みデータに対して第2インターリービングを実行し、次に、第2インターリービングが実行されたデータを出力する。第1デインターリービングは第2インターリービングの逆の処理である。第1デインターリービングがデータに対して実行され、複数のレーンのデータに基づいて符号語ストリームが取得される。外部符号符号化済みデータが、RS符号化が実行されたデータである場合、符号語ストリームは、RS符号語のストリーム(stream of Reed-Solomon codewords)である。実装において、トランスミッタ処理モジュールはまず、デスキュー済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。代替的に、トランスミッタ処理モジュールはまず、デスキュー済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、第1デインターリービングが実行されたデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。
図9に示されるように、第1デインターリービング処理ユニット026がトランスミッタ処理モジュールに配置され、第1デインターリービング処理ユニット026が、データに対して第1デインターリービングを実行するように構成されている。
【0134】
加えて、内部符号符号化済みデータをチャネル伝送媒体へ送信する前に、トランスミッタ処理モジュールは更に、内部符号符号化済みデータに対していくつかのデータ処理を実行し得る。例えば、変調マッピング又はチャネルインターリービングなどのデータ処理がまず内部符号符号化済みデータに対して実行され得、次に、データ処理済みデータがチャネル伝送媒体へ送信される。
【0135】
実装において、nのPCSLデータストリームに対してデスキューを実行する実装プロセスは、nのPCSLデータストリームのアライメントマーカ(alignment marker, AM)を取得すること;nのPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいてnのPCSLデータストリームに対してアライメントマーカロックを実行すること;及び、nのPCSLデータストリームのアライメントマーカがすべて有効であると決定した後、nのPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいて、nのPCSLデータストリームに対してデスキューを実行することを含み得る。
【0136】
異なる伝送シナリオについて、対応する伝送シナリオにおけるn1のPCSLデータストリームの標準アライメントマーカが通信規格において定義される。このように、n1のPCSLデータストリームのマーカがすべて有効であると決定する実装は:トランスミッタ処理モジュールによって受信されたn1のPCSLデータストリームのアライメントマーカを、通信規格において定義されたn1のPCSLデータストリームの標準アライメントマーカと照合すること;及び、トランスミッタ処理モジュールによって受信されたn1のPCSLデータストリームのアライメントマーカがn1のPCSLデータストリームの標準アライメントマーカと1つ1つ一致するとき、n1のPCSLデータストリームのマーカがすべて有効であると決定することを含む。トランスミッタ処理モジュール及びトランスミッタデバイスの間のインタフェース(例えばAUI)が、pの並列のインタフェースであるとき、処理モジュールはnのPCSLデータストリームをpのデータストリームに分割し得、各データストリームはn1のPCSLデータストリームを含み、ここでn=n1*p、pは正の整数、n1は正の整数である。前述の説明に基づいて、各データストリームにおけるn1のPCSLデータストリームのアライメントマーカがすべて有効であると別々に決定される。次に、nのPCSLデータストリームすべてのアライメントマーカに基づいてnのPCSLデータストリームに対してデスキューが実行され、又はpのデータストリームに対してデスキューが別々に実行される。
【0137】
有効なデスキューがデータに対して実行され得ることを確実にするために、トランスミッタ処理モジュールは、いくつかのポリシーに従って、データに対してデスキューを実行するためのデスキュー方法を決定し得ることに留意されたい。例えばトランスミッタ処理モジュールはまず、データに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得る。デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータが処理基準を満たすまで、デスキューのためのデスキュー方法を調節し、処理基準が満たされるデスキュー方法を使用することによって、データに対してデスキューを実行する。本願の本実施形態の可読性を改善するべく、プロセスの実装プロセスは、本明細書において詳細に説明されない。プロセスの実装プロセスについては、以下の内容におけるステップ3201~ステップ3205の関連する説明を参照されたい。
【0138】
ステップ303:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する。
【0139】
トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定し得る。加えて、一方でトランスミッタ処理モジュールは外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。他方で、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し、次に、外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する。言い換えれば、トランスミッタ処理モジュールは外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定する。2のプロセスはそれぞれ、2つの処理レーン上で実行される。このように、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。任意選択的に、
図4~
図9に示されるように、外部符号復号ユニット027がトランスミッタ処理モジュール02に配置され、外部符号復号ユニット027は:外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている。
【0140】
任意選択的に、外部符号復号済みデータの特定の実装は異なる適用シナリオにより変動する。あるケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであり得る。例えば、
図4~
図9に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02はまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、内部符号符号化済みデータが、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであり、かつ、外部符号復号済みデータが、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータであるとき、デスキューは、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータを受信した後に実行され得る。デスキューが実行された後、2種類の処理がデスキュー済みデータに対して実行され得る。一方の種類の処理は、トランスミッタ処理モジュールが内部符号符号化を実行しデータを出力するというものであり、他方の種類の処理は、トランスミッタ処理モジュールが外部符号復号を実行するというものである。デスキューがまず外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号復号がデスキュー済みデータに対して実行され、次に、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質が、外部符号復号の状況に基づいて決定される。リンクの品質を決定するためのデータはデスキュー済みデータであるので、データに基づいて決定されたリンクの品質の精度を効果的に確実にすることができる。
【0141】
別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。例えば、
図9、
図10、
図11及び
図12に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02はまず、外部符号符号化済みデータに対してデスキュー及びレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。
【0142】
更に別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータであり得る。例えば、
図13、
図14及び
図15に示されるように、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュール02はまず、外部符号符号化済みデータに対してデータ抽出を実行し、次に、データ抽出済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。
【0143】
データに対してデスキューを実行し、データに対してレーン再整列を実行し、データに対して第1デインターリービングを実行する実装については、前述の内容における関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。加えて、外部符号復号済みデータは代替的に、デスキュー、データ抽出、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得、デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングなどの複数の種類の処理の実行順序は、適用要件に応じて調節され得る。
【0144】
データにおいてデータ抽出を実行することは、予め設定されたルールに従ってデータからデータストリームの一部を抽出することを意味する。実装において、
図13、
図14及び
図15に示されるように、データ抽出ユニット028はトランスミッタ処理モジュール02に配置される。データ抽出ユニット028は、予め設定されたルールに従って、データからデータストリームの一部を抽出し、データ抽出が実行されたデータストリームを出力し得る。
【0145】
任意選択的に、データ抽出についての予め設定されたルールは:データにおけるTのシンボルごとにT0のシンボルが選択されて、データ抽出が実行されたデータストリームを復号できることを確実にし、ここで、T0のシンボルは、少なくとも1つの完全な符号語シーケンスを含む必要があることであり得る。T≧T0であり、T及びT0は正の整数である。T及びT0の値は、適用要件に応じて決定され得る。例えば
図16は、16のPCSLデータストリームを有するデータを示す。外部符号の符号長は544シンボルであり、データストリームにおけるシンボルA0、A1、A2及び同様のものは、シンボルが1の符号語データストリームからのものであり、A0、A1、...、及びA543は符号語を構成することを示し;データストリームにおけるシンボルB0、B1、B2及び同様のものは、シンボルが別の符号語データストリームからのものであり、B0、B1、...、及びB543が符号語を構成することを示すことが考慮される。データ抽出前に、各データレーンにおいて送信されたシンボルは、
図16の破線枠1において示される方式で配列される。この場合、Tは2176であり得、T0は1088であり得る。データ抽出がT及びT0の値に基づいて実行された後、抽出されたデータは、
図16の破線枠2におけるシンボルを含む。
【0146】
T>T0であるとき、データ抽出を通じて取得されたデータのレートは、トランスミッタ処理モジュールによって符号化されたデータ内部符号のレートより小さいことがあり得ることに留意されたい。これにより、デスキュー済み信号のレートを低減し、低消費電力でモニタリングを実装し得る。T=T0のとき、データ抽出ユニットの入力データ及び出力データは基本的に同一であるので、データ抽出ユニットが設定されないとみなされ得る。それに対応して、この場合、データ抽出ユニットも除去され得る。
【0147】
ステップ304:トランスミッタ処理モジュールが、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する。
【0148】
実装において、
図17に示されるように、ステップ304の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0149】
ステップ3041a:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定し、ここでP1は正の整数である。
【0150】
トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスを復号する状況に基づいて、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数を決定し得る。実装において、外部符号復号の状況に基づいて、符号語シーケンスを正常に復号できる(すなわち、訂正可能である)と決定された場合、復号中に符号語シーケンスにおいて訂正されたシンボルの総数は、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数として示され得る。外部符号復号の状況に基づいて、符号語シーケンスを正常に復号できない(すなわち、訂正不可能(uncorrectable))と決定された場合、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、最大復号訂正能力に対応する誤りシンボルの数tを超えるとみなされ得る。この場合、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、t+1として示され得る。例えば、KP4 RS(544、514)符号が外部符号として使用されるとき、最大復号訂正能力に対応する誤りシンボルの数は15である。受信された符号語シーケンスが訂正可能である場合、復号中の符号語シーケンスにおける訂正されたシンボルの総数は、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数として示され得る。受信された符号語シーケンスが訂正不可能である場合、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は16として示され得る。
【0151】
トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータの1又は複数(すなわちP1)の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定し得る。この場合、トランスミッタ処理モジュールは、P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を別々に決定する必要がある。加えて、リンクの品質が、外部符号符号化済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0152】
前述の説明における「符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数」は、デコーダによって検出された符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数であり、符号語シーケンスにおける実際の誤りシンボルの数に等しい又は等しくないことがあり得ることに留意されたい。
【0153】
ステップ3042a:トランスミッタ処理モジュールは、P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定する。
【0154】
符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンク上の符号語シーケンスの影響を反映し得るので、トランスミッタ処理モジュールは、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定し得る。実装において、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数の和を計算し、和に基づいてリンクの品質を決定し得る。例えば、和は、予め設定された閾値と比較され得る。和が閾値より大きい(閾値を超える)とき、リンクの品質が劣化した、すなわち、リンク劣化(link degrade)がリンク上で発生したと決定される。和が閾値より小さい又はそれに等しいとき、リンクの品質は劣化しないと決定される。閾値は、適用要件に応じて決定され得る。加えて、リンクの品質について複数のレベルが設定され得、複数のレベルについて対応する閾値がそれぞれ設定される。和が閾値によって限定される範囲内にあるとき、リンクの品質は、閾値に対応する品質レベルであると決定される。
【0155】
別の実装において、
図18に示されるように、ステップ304の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0156】
ステップ3041b:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する。
【0157】
ステップ3041bの実装プロセスは:トランスミッタ処理モジュールが、外部符号復号の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数を決定し、次に、受信された符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、符号語シーケンスの指示パラメータを決定することを含む。トランスミッタ処理モジュールが、外部符号復号の状況に基づいて、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数を決定する実装については、ステップ3041aにおける関連する説明を参照されたい。実装において、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて符号語シーケンスの指示パラメータを決定することは:符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数を、予め設定された第1閾値と比較すること;及び、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数が第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、符号語シーケンスに対応する指示パラメータをQ0に設定すること;又は、符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数が第1閾値より大きいとき、符号語シーケンスに対応する指示パラメータをQ1に設定することを含む。Q0の値はQ1の値より小さく、第1閾値、Q0の値、及びQ1の値は、適用要件に応じて決定され得る。例えば、Q0の値は0であり得、Q1の値は1であり得る。
【0158】
ステップ3042b:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいてリンクの品質を決定し、ここでP2は正の整数である。
【0159】
実装において、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータの和を計算し、和に基づいてリンクの品質を決定し得る。例えば、和は、予め設定された第2閾値と比較され得る。和が第2閾値より大きいとき、リンクの品質が劣化している、すなわち、リンク劣化がリンク上で発生していると決定される。和が第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、リンクの品質は劣化していないと決定される。第2閾値は、適用要件に応じて決定され得る。加えて、リンクの品質について複数のレベルが設定され得、複数のレベルについて対応する閾値がそれぞれ設定される。和が閾値によって限定される範囲内にあるとき、リンクの品質は、閾値に対応する品質レベルであると決定される。加えて、P2は1より大きい正の整数であり得る。リンクの品質が、外部符号符号化済みデータの複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて決定されるとき、複数の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数は、リンクに対する符号語シーケンスの影響をより包括的に反映し得るので、リンクの品質はより正確にモニタリングされ得る。
【0160】
結論として、リンクモニタリング方法において、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0161】
加えて、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行しデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0162】
以下では、レシーバ処理モジュールに適用されるリンクモニタリング方法を説明する。リンクモニタリング方法は、データ伝送についてのリンクの品質をモニタリングするために使用される。
図19に示されるように、リンクモニタリング方法の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0163】
ステップ1901:レシーバ処理モジュールが外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信する。
【0164】
レシーバ処理モジュールは、チャネル伝送媒体(例えば光ファイバ)を介してトランスミッタ処理モジュールに接続される。トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを出力した後、レシーバ処理モジュールは、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータをチャネル伝送媒体から受信し得る。加えて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データを処理して(例えば、データに対してチャネルデインターリービング及び復調を実行する)、データストリームを取得し得、それにより、データストリームを更に処理する。
【0165】
ステップ1902:レシーバ処理モジュールは、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する。
【0166】
外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対して内部符号復号を実行して、チャネル伝送媒体におけるデータの伝送中に生じるビット誤りの少なくとも一部を除去し、内部符号復号済みデータを出力し得、それにより、レシーバ処理モジュールにおけるデータの処理及び伝送を完了する。実装において、
図20に示されるように、内部符号復号ユニット041及びPMAサブレイヤ042がレシーバ処理モジュール04に配置される。内部符号復号ユニット041は、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行するように構成されている。レシーバ処理モジュールが内部符号復号済みデータを出力することは本質的に、PMAサブレイヤ042が、レシーバ処理モジュール及びレシーバデバイスの間のインタフェース(例えばAUI)を通じて、内部符号復号済みデータをレシーバデバイスへ送信することである。
【0167】
任意選択的に、レシーバ処理モジュールによって出力されるデータ(すなわち出力データ)の特定の実装は異なる適用シナリオによって変動する。あるケースでは、レシーバ処理モジュールによって出力されるデータは直接的に、内部符号復号済みデータであり得る。例えば、
図20に示されるように、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行した後、レシーバ処理モジュール04は直接、内部符号復号済みデータを出力し得る。
【0168】
別のケースにおいて、データに対して内部符号符号化を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは、データに対してデータ処理を実行し得、その結果、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータはデータ処理済みデータであり得る。したがって、レシーバ処理モジュールによって出力されるデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり得る。実装において、データ処理は第1インターリービングを含み得、データ処理の逆の処理は第2デインターリービングを含み得る。例えば、
図21に示されるように、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュール04はまず、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータに対して第2デインターリービングを実行し、次に、第2デインターリービングが実行されたデータを出力し得る。加えて、
図21に示されるように、第2デインターリービング処理ユニット043がレシーバ処理モジュール04に配置される。第2デインターリービング処理ユニット043は、内部符号復号済みデータに対してデインターリービングを実行するように構成されている。データに対して第2デインターリービングを実行する実装については、前述の内容におけるデインターリービングについての関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0169】
ステップ1903:レシーバ処理モジュールは内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する。
【0170】
レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定し得る。加えて、一方でレシーバ処理モジュールは内部符号復号済みデータを出力する。他方で、レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する。言い換えれば、レシーバ処理モジュールは内部符号復号済みデータを出力する。加えて、レシーバ処理モジュールは、外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定する。2のプロセスが2つの処理レーン上で別々に実行される。このように、外部符号復号を実行しリンクの品質を決定するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
図20及び
図21に示されるように、外部符号復号ユニット044がレシーバ処理モジュール04に配置され、外部符号復号ユニット044は、データに対して外部符号復号を実行するように構成されている。
【0171】
任意選択的に、外部符号復号済みデータの特定の実装は異なる適用シナリオにより変動する。あるケースでは、
図20に示されるように、外部符号復号済みデータは内部符号復号済みデータであり得る。別のケースでは、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータであり得る。例えば、
図22及び
図23に示されるように、内部符号復号済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュール04はまず、内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行し、次に、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。アライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット045がレシーバ処理モジュール04に配置され、アライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット045は、データに対してデスキューを実行するように構成されている。更に別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。例えば、
図24、
図25及び
図26に示されるように、内部符号復号済みデータの受信後、レシーバ処理モジュール04はまず、内部符号復号済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。レーン再整列ユニット046及び第1デインターリービング処理ユニット047は、レシーバ処理モジュール04に配置され、レーン再整列ユニット046は、データに対してレーン再整列を実行するように構成され、第1デインターリービング処理ユニット047は、データに対して第1デインターリービングを実行するように構成されている。更に別のケースにおいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータがレーン再整列済みデータであるとき、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。言い換えれば、レシーバ処理モジュールは、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対してレーン再整列を実行する必要はない。この場合、内部符号復号済みデータが、第2インターリービングが実行されたデータである場合、レシーバ処理モジュールはまず、内部符号復号済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。例えば、
図27及び
図28に示されるように、更に別のケースにおいて、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータであり得る。例えば、
図29及び
図30に示されるように、内部符号復号済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュール04はまず、内部符号復号済みデータに対してデータ抽出を実行し、次に、データ抽出済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。
図29、
図30、
図31及び
図32に示されるように、データ抽出ユニット048は、レシーバ処理モジュール04に配置され、データ抽出ユニット048は、データに対してデータ抽出を実行するように構成されている。更に別のケースにおいて、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり得、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり得る。任意選択的に、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。例えば、
図28~
図32に示されるように、内部符号復号済みデータを受信した後、レシーバ処理モジュール04はまず内部符号復号済みデータに対して第2デインターリービングを実行し、次に、第2デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、レシーバ処理モジュールによって出力されるデータが、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、かつ、外部符号復号済みデータが、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであるとき、レシーバ処理モジュールが内部符号復号済みデータを受信した後に逆の処理が実行され得る。逆の処理が実行された後、逆の処理が実行されたデータに対して2種類の処理が実行され得る。一方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールがデータを出力することであり、他方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールが外部符号復号を実行することである。このように、データに対して外部符号復号を実行しリンクの品質を検出するプロセスは、レシーバ処理モジュールによってデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
【0172】
データに対してデスキューを実行し、データに対してレーン再整列を実行し、データに対して第1デインターリービングを実行し、データに対してデータ抽出を実行し、及び、データに対して第2デインターリービングを実行する実装については、前述の内容における関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。加えて、外部符号復号済みデータは代替的に、デスキュー、データ抽出、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得、デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングなどの複数の種類の処理の実行順序は、適用要件に応じて調節され得る。
【0173】
ステップ1904:レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する。
【0174】
実装において、
図33に示されるように、ステップ1904の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0175】
ステップ19041a:レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対して外部符号復号を実行する状況に基づいて、P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定し、ここでP3は正の整数である。
【0176】
ステップ19041aの実装プロセスについては、ステップ3041aの実装プロセスを参照されたい。
【0177】
ステップ19042a:レシーバ処理モジュールは、P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、リンクの品質を決定する。
【0178】
ステップ19042aの実装プロセスについては、ステップ3042aの実装プロセスを参照されたい。
【0179】
別の実装において、
図34に示されるように、ステップ1904の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0180】
ステップ19041b:レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対して外部符号復号を実行する状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する。
【0181】
ステップ19041bの実装プロセスについては、ステップ3041bの実装プロセスを参照されたい。
【0182】
ステップ19042b:レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいてリンクの品質を決定し、ここでP4は正の整数である。
【0183】
ステップ19042bの実装プロセスについては、ステップ3042bの実装プロセスを参照されたい。
【0184】
結論として、リンクモニタリング方法において、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0185】
加えて、内部符号復号済みデータは出力される必要がある。加えて、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号が実行される必要があり、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0186】
以下では、トランスミッタ処理モジュールに適用されるリンクモニタリング方法を説明する。リンクモニタリング方法は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをモニタリングし、データが処理基準を満たすかどうかをモニタリングした結果に基づいて、その後のデスキューのための方法を決定するために使用される。
図35に示されるように、リンクモニタリング方法の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0187】
ステップ3201:トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータを受信する。
【0188】
ステップ3201の実装プロセスについては、ステップ301の実装プロセスを参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0189】
ステップ3202:トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。
【0190】
トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行する実装プロセスについては、ステップ302における関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0191】
任意選択的に、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対してデータ処理を実行し、次に、データ処理済みデータに対して内部符号符号化を実行し得る。この場合、内部符号符号化がトランスミッタ処理モジュールによって実行されたオブジェクト(すなわち、内部符号符号化済みデータとも称される、トランスミッタ処理モジュールによって符号化されるデータ内部符号)は、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータである。実装において、
図6に示されるように、データ処理は第1インターリービングを含む。
【0192】
加えて、内部符号符号化済みデータをチャネル伝送媒体へ送信する前に、トランスミッタ処理モジュールは、内部符号符号化済みデータに対していくつかのデータ処理を実行し得る。例えば、変調マッピング又はチャネルインターリービングなどのデータ処理がまず内部符号符号化済みデータに対して実行され得、データ処理済みデータがチャネル伝送媒体へ送信される。
【0193】
ステップ3203:トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行する。
【0194】
任意選択的に、異なる伝送シナリオにおいて、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行するプロセスの実行機会は、伝送シナリオの要件に応じて調節され得る。加えて、伝送中に、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行する必要があり、内部符号符号化済みデータを出力する。以下では、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行するプロセス、及びトランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力するプロセスの間の異なる実行順序の例を使用することによって、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行するプロセスの実行機会を説明する。
【0195】
実装において、
図4、
図6、
図8、
図9、
図10、
図11、
図13、及び
図15に示されるように、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行するプロセスは、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに内部符号符号化を実行して内部符号符号化済みデータを出力するプロセスの前に実行され得る。言い換えれば、内部符号符号化がトランスミッタ処理モジュールによって実行されたオブジェクト(すなわち内部符号符号化済みデータ)は、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。この場合、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行するプロセスは、デスキュー済みデータに対して内部符号符号化を実行することを含む。いくつかの伝送シナリオにおいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、トランスミッタ処理モジュールはまた、データに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力することに留意されたい。いくつかの他の伝送シナリオにおいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、トランスミッタ処理モジュールはまず、データにおいていくつかのデータを修正し、処理基準を満たさないデータとしてデータをマークし、内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。
【0196】
デスキュー済みデータは通常、複数のレーンのデータを含むことに留意されたい。デスキュープロセスが、内部符号符号化及び出力のプロセスの前に実行されるとき、デスキューの後かつ内部符号符号化の前に、トランスミッタ処理モジュールは更に、例えば、
図8、
図9、
図10及び
図15に示されるように、データに対してレーン再整列を実行し得る。
【0197】
加えて、データに対してレーン再整列を実行した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、まずデータに対して第1デインターリービングを実行し得る。言い換えれば、内部符号符号化済みデータは、例えば
図9及び
図15に示されるように、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。実装において、トランスミッタ処理モジュールはまず、デスキュー済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。代替的に、トランスミッタ処理モジュールはまず、デスキュー済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、第1デインターリービングが実行されたデータに対して第1インターリービングを実行し、次に、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し得る。レーン再整列及び第1デインターリービングの実装については、前述の内容における関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0198】
別の実装において、
図5、
図7、
図12及び
図14に示されるように、一方でトランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し得る。他方、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し得、内部符号符号化済みデータを出力する。言い換えれば、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。2のプロセスは別々に実行され得る。この場合、外部符号符号化済みデータを受信した後、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対して2種類の処理を実行する。一方の種類の処理は、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行することであり、他方の種類の処理は、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力することである。この場合、内部符号符号化がトランスミッタ処理モジュールによって実行されたオブジェクトはデスキュー済みデータでなく、受信された外部符号符号化済みデータである。このように、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行するプロセスは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し内部符号符号化済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を更に低減する。
【0199】
ステップ3204:トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。
【0200】
一方で、トランスミッタ処理モジュールは外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。他方で、トランスミッタ処理モジュールは、外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。言い換えれば、トランスミッタ処理モジュールは外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。2のプロセスが2つの処理レーン上で別々に実行される。このように、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行して内部符号符号化済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
【0201】
実装において、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを決定し得る。それに対応して、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをトランスミッタ処理モジュールが検出することは:トランスミッタ処理モジュールがデスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行すること、及び、外部符号復号の状況に基づいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを決定することを含む。
図4~
図15に示されるように、外部符号復号ユニット027はトランスミッタ処理モジュール02に配置され、外部符号復号ユニット027は、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行する、及び、外部符号復号の状況に基づいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを決定するように構成されている。
図4~
図15において、外部符号復号ユニット027からアライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット023を指す矢印は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを示す。
【0202】
任意選択的に、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定したとき、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータが処理基準を満たすと決定し得る。デスキュー済みデータを正常に復号できるかどうかを決定するための複数の実装がある。本願の本実施形態において、以下2つの実装が説明のための例として使用される。
【0203】
実装において、デスキュー済みデータを復号するプロセスが完了した後、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定する。言い換えれば、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して完全な復号プロセスを実行し得る。完了復号プロセスがデスキュー済みデータに対して実行された後、デスキュー済みデータを復号するプロセスが完了されたと決定された場合、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定する。例えば、外部符号がリード・ソロモン符号であるとき、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータの受信された符号語シーケンスについてシンドローム(syndrome)を計算し、シンドロームに基づいて誤り位置多項式(error locator polynomial)を計算し、キー方程式(key equation)を解き、符号誤りが発生する誤り位置を取得し;次に、誤り位置に基づいて符号誤りの誤り値を決定して符号語を復号し得、それにより、デスキュー済みデータを復号する。
【0204】
複数の符号語シーケンスを含むデスキュー済みデータについては、復号プロセスにおいて、デスキュー済みデータのN1の連続する符号語シーケンスが復号に失敗したことが分かった場合、デスキュー済みデータを正常に復号できないと決定され得る。それに対応して、デスキュー済みデータは処理基準を満たさないと決定され得る。N1は1より大きい正の整数であり、N1の値は適用シナリオに応じて調節され得る。例えば、外部符号がRS符号であり、KP4 RS(544、514)符号がRS符号に使用されるとき、N1の値は3であり得る。デコーダによって受信された符号語データストリームがqの符号語データストリームに分割され得、qのサブデコーダが復号に使用されるとき、「デスキュー済みデータのN1の連続する符号語シーケンスの復号に失敗する」ことは、任意の符号語データストリームにおけるN1の連続する符号語シーケンスの復号に失敗することであり得ることに留意されたい。qは1より大きい正の整数である。言い換えれば、複数の符号語シーケンスを含むデスキュー済みデータについては、データがqの符号語データストリームに分割され得、qのサブデコーダが復号に使用されるとき、任意のデータストリームにおけるN1の連続する符号語シーケンスが復号に失敗したことが復号プロセスにおいて分かった場合、デスキュー済みデータは処理基準を満たさないと決定され得る。
【0205】
代替的に、M1の符号語シーケンスを含む1又は複数のセットを含むデスキュー済みデータについては、任意のM1の符号語シーケンスにおけるN2の連続する符号語シーケンスの復号に失敗した場合、デスキュー済みデータを正常に復号できないと決定され得る。それに対応して、デスキュー済みデータは処理基準を満たさないと決定され得る。N2は1より大きい正の整数であり、M1はN2より大きい正の整数であり、M1及びN2の値は適用シナリオに応じて調節され得る。
【0206】
前述の説明において、「デスキュー済みデータのN1の連続する符号語シーケンスの復号に失敗する」及び「M1の符号語シーケンスにおけるN2の連続する符号語シーケンスの復号に失敗する」ことは、対応する数の符号語シーケンスの復号に失敗したとデコーダが検出することを意味することに留意されたい。
【0207】
別の実装において、シンドロームは、デスキュー済みデータの各符号語シーケンスについて計算され得る。デスキュー済みデータの符号語シーケンスのシンドロームが、デスキュー済みデータを正常に復号できることを示すとき、トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定する。符号語シーケンスのシンドロームは、符号語シーケンスを正常に復号できるかどうかを直接示し得る。加えて、符号語シーケンスを正常に復号できるかどうかがシンドロームに基づいて直接決定されるとき、複数の符号語シーケンスを含むデスキュー済みデータについては、シンドロームに基づいて、デスキュー済みデータのN1の連続する符号語シーケンスを正常に復号できないと決定された場合、符号語ストリームを正常に復号できないと決定され得る。代替的に、M1の符号語シーケンスを含む1又は複数のセットを含むデスキュー済みデータについては、シンドロームに基づいて、デスキュー済みデータの任意のM1の符号語シーケンスにおけるN2の連続する符号語シーケンスの復号に失敗したと決定された場合、符号語ストリームを正常に復号できないと決定され得る。
【0208】
デスキュー済みデータを正常に復号できるかどうかは、デスキュー済みデータの符号語シーケンスのシンドロームに基づいて決定される。したがって、トランスミッタ処理モジュールの電力消費及び計算複雑性を低減するために完全な復号プロセスがデスキュー済みデータに対して実行される必要はない。
【0209】
任意選択的に、処理基準を満たすかどうかを検出されるデータは代替的に、いくつかの処理及びデスキューが実行されたデータであり得る。加えて、データに対して実行される処理は異なる伝送シナリオによって変動し得る。本願の本実施形態において、以下のケースが説明のための例として使用される。
【0210】
第1のケースにおいて、処理基準を満たすかどうかを検出されるデータ(すなわち、デスキュー済みデータ)は、例えば
図13~
図15に示されるようにデスキュー及びデータ抽出が実行されたデータであり得る。
【0211】
第2のケースにおいて、前述の説明から、処理基準を満たすかどうかを検出されるデータは、例えば、
図9、
図10、
図11、
図12、
図13、
図14及び
図15に示されるように、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されるデータであり得ることが分かり得る。加えて、内部符号符号化及び出力の前にデスキューが実行されるとき、例えば
図9及び
図15に示されるように、レーン再整列及び第1デインターリービングは、デスキューの後かつ内部符号符号化の前に実行され得る。デスキュープロセス、及び、内部符号符号化及び出力のプロセスが別々に実行されるとき、例えば、
図12、
図13、及び
図14に示されるように、レーン再整列及び第1デインターリービングは、デスキューの後に実行され得る。
【0212】
第3のケースにおいて、処理基準を満たすかどうかを検出されたデータは、デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングなどの複数の種類の処理の実行順序は適用要件に応じて調節され得る。例えば、データ抽出がまずデータに対して実行され得、次に、レーン再整列がデータ抽出済みデータに対して実行され、次に、第1デインターリービングがレーン再整列済みデータに対して実行される。代替的に、レーン再整列がまずデータに対して実行され、第1デインターリービングがレーン再整列済みデータに対して実行され、次に、データ抽出が、第1デインターリービングが実行されたデータに対して実行され得る。本願の本実施形態では、これについて特に限定しない。加えて、データ抽出のプロセス及びデータに対してデスキューを実行するプロセスの実行順序はまた、適用要件に応じて調節され得る。例えば、前述の説明に基づいて、デスキューがまずデータに対して実行され得、次に、データ抽出がデスキュー済みデータに対して実行され;又は、データ抽出がまずデータに対して実行され得、次にデスキューがデータ抽出済みデータに対して実行される。これはまた、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0213】
ステップ3205:デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、トランスミッタ処理モジュールはデスキューのためのデスキュー方法を調節する。
【0214】
デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、外部符号符号化済みデータに対して実行されるデスキューは、デスキュー要件を満たさないことを示す。この場合、トランスミッタ処理モジュールは、デスキューのためのデスキュー方法を調節して、データに対して有効なデスキューを実行する必要がある。デスキュー済みデータが処理基準を満たすとき、デスキュー方法は調節される必要がない。実装において、データに対して実行されるデスキューは、ステートマシンを使用することによって実装され得、デスキューのためのデスキュー方法を調節することは、ステートマシンを再開(restart)することによって実装され得る。
【0215】
結論として、リンクモニタリング方法において、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出される必要がある。2のプロセスは別々に実行される。したがって、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行してデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0216】
以下では、レシーバ処理モジュールに適用されるリンクモニタリング方法を説明する。リンクモニタリング方法は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをモニタリングし、データが処理基準を満たすかどうかをモニタリングした結果に基づいて、その後のデスキューのための方法を決定するために使用される。
図36に示されるように、リンクモニタリング方法の実装プロセスは以下のステップを含む。
【0217】
ステップ3301:レシーバ処理モジュールが外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信する。
【0218】
ステップ3301の実装プロセスについては、ステップ1901の実装プロセスを参照されたい。
【0219】
ステップ3302:レシーバ処理モジュールは、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する。
【0220】
ステップ3302の実装プロセスについては、ステップ1902の実装プロセスを参照されたい。
【0221】
ステップ3303:レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。
【0222】
レシーバ処理モジュールが内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行する実装プロセスについては、トランスミッタ処理モジュールが外部符号符号化済みデータに対してデスキューを実行する実装プロセスを参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0223】
デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをレシーバ処理モジュールが検出する実装プロセスについては、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをトランスミッタ処理モジュールが検出する実装プロセスを参照されたい。例えば、レシーバ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを決定し得る。任意選択的に、デスキュー済みデータを正常に復号できるとき、デスキュー済みデータは処理基準を満たすと決定され得る。加えて、デスキュー済みデータを復号するプロセスが完了した後、レシーバ処理モジュールは、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定し得る。代替的に、デスキュー済みデータの符号語シーケンスのシンドロームが、デスキュー済みデータを正常に復号できることを示すとき、レシーバ処理モジュールは、デスキュー済みデータを正常に復号できると決定し得る。更に、デスキュー済みデータのN3の連続する符号語シーケンスの復号に失敗するとき、デスキュー済みデータは処理基準を満たさないと決定され得る。N3は1より大きい正の整数である。代替的に、デスキュー済みデータがM2の符号語シーケンスを含む場合、M2の符号語シーケンスにおけるN4の符号語シーケンスの復号に失敗するとき、デスキュー済みデータは処理基準を満たさない。N4は1より大きい正の整数であり、M2はN4より大きい正の整数である。
【0224】
図22~
図30に示されるように、外部符号復号ユニット044及びアライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット045はレシーバ処理モジュール04に配置される。アライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット045は、信号に対してデスキューを実行するように構成されている。外部符号復号ユニット044は、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを決定するように構成されている。
図22~
図30において、外部符号復号ユニット044からアライメントマーカロック及びレーンデスキューユニット045を指す矢印は、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを示す。
【0225】
一方、レシーバ処理モジュールは内部符号復号済みデータを出力する。他方、レシーバ処理モジュールは、内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。言い換えれば、レシーバ処理モジュールは内部符号復号済みデータを出力する。加えて、レシーバ処理モジュールは、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出する。2のプロセスが2つの処理レーン上で別々に実行される。このように、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
【0226】
任意選択的に、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータは、データ処理が実行されたデータであり得る。それに対応して、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり得る。デスキュー済みデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり得る。実装において、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。この場合、レシーバ処理モジュールが内部符号復号済みデータに対してデスキューを実行することは、
図21、
図23、
図25、
図28、
図29、及び
図30に示されるように、レシーバ処理モジュールが、内部符号復号済みデータに対してデータ処理の逆の処理を実行し、逆の処理が実行されたデータに対してデスキューを実行することを含む。レシーバ処理モジュールが、データを出力する前に、内部符号復号済みデータに対して逆の処理を実行する必要があり、データに対してデスキューを実行する前にデータに対して逆の処理を実行する必要があるとき、逆の処理は、レシーバ処理モジュールが外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行した後に実行され得る。逆の処理が実行された後、逆の処理が実行されたデータに対して2種類の処理が実行される。一方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールがデータを出力することであり、他方の種類の処理は、レシーバ処理モジュールがデータに対してデスキューを実行することである。このように、内部符号復号済みデータを出力するための伝送経路上でデスキューが実行されないので、デスキューし、及び、処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させず、データの全体的な伝送遅延を効果的に低減する。
【0227】
処理基準を満たすかどうかを検出されたデータ(すなわちデスキュー済みデータ)は代替的に、いくつかの処理及びデスキューが実行されたデータであり得ることに留意されたい。例えば、デスキュー済みデータは、デスキュー及びデータ抽出が実行されたデータであり得る。この場合、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかをレシーバ処理モジュールが検出することは:レシーバ処理モジュールがデスキュー済みデータに対してデータ抽出を実行し、データ抽出済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出することを含む。実装において、
図29及び
図30に示されるように、データ抽出ユニット048はレシーバ処理モジュール04に配置され、データ抽出ユニット048はデータに対してデータ抽出を実行するように構成されている。データ抽出の実装については、前述の内容における関連する説明を参照されたい。
【0228】
別の例では、デスキュー済みデータが複数のレーンのデータを含む場合、デスキュー済みデータは、デスキュー、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。この場合、レシーバ処理モジュールが、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出することは:
図24、
図25、及び
図29に示されるように、レシーバ処理モジュールが、複数のレーンのデスキュー済みデータに対してレーン再整列を実行し、レーン再整列済みデータに対して第1デインターリービングを実行し、及び、第1デインターリービングが実行されたデータが処理基準を満たすかどうかを検出することを含む。レーン再整列及び第1デインターリービングの実装プロセスについては、前述の内容における関連する説明を参照されたい。
【0229】
別の例では、デスキュー済みデータは代替的に、デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータであり得る。デスキュー、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングなどの複数の種類の処理の実行順序は適用要件に応じて調節され得る。例えば、データ抽出がまずデータに対して実行され得、次に、レーン再整列及び第1デインターリービングがデータ抽出済みデータに対して実行される。代替的に、レーン再整列及び第1デインターリービングがまずデータに対して実行され得、次に、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータに対してデータ抽出が実行される。本願の本実施形態では、これについて特に限定しない。加えて、データ抽出のプロセス及びデータに対してデスキューを実行するプロセスの実行順序はまた、適用要件に応じて調節され得る。例えば、前述の説明に基づいて、デスキューがまずデータに対して実行され得、次に、データ抽出がデスキュー済みデータに対して実行される。代替的に、データ抽出がまずデータに対して実行され得、次に、デスキューがデータ抽出済みデータに対して実行される。これはまた、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0230】
ステップ3304:デスキュー済みデータが処理基準を満たさないとき、レシーバ処理モジュールはデスキューのためのデスキュー方法を調節する。
【0231】
結論として、リンクモニタリング方法において、内部符号復号済みデータは出力される必要がある。加えて、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出される必要がある。2のプロセスは別々に実行される。したがって、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング方法は、より多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用できる。
【0232】
本願の本実施形態において提供されるリンクモニタリング方法は、複数のデータセンターインターコネクト(data center interconnect, DCI)適用シナリオに適用可能である。
【0233】
例えば、
図37は、本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ処理モジュール、及び、2*400Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオを示す。この場合、トランスミッタデバイスは、AUIの8の同期物理レーンを通じてデータをトランスミッタ処理モジュールへ送信し得る(4の物理レーンごとに1の400G AUI‐4インタフェースに属する)。トランスミッタ処理モジュールのPMAサブレイヤがデータをデマルチプレックスした後、32のPCSLデータストリームが取得され得る。32のPCSLデータストリームは2のデータストリームにグループ化され得、各データストリームは16のPCSLデータストリームを含む。トランスミッタ処理モジュールは、2のデータストリームに対してデスキューを別々に実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかの結果に基づいて、デスキューのためにトランスミッタ処理モジュールによって使用されるデスキュー方法を決定する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、デスキューが実行された2のデータストリームに対して第1インターリービングを実行し、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し得る。
【0234】
いくつかのシナリオにおいて、トランスミッタ処理モジュールは、32のPCSLデータストリームを2のデータストリームにグループ化し、各データストリームにおける16のPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいて、16のPCSLデータストリームに対してアライメントマーカロックを実行し、16のPCSLデータストリームのアライメントマーカが有効であるかどうかを決定することに留意されたい。次に、2のデータストリームにおける32のPCSLデータストリームのアライメントマーカが有効であると決定された後、32のPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいて32のPCSLデータストリームに対してデスキューが実行される。次に、デスキューが実行された2のデータストリームが処理基準を満たすかどうかが別々に検出される。
【0235】
トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得る。データに対してデスキューを実行した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、デスキュー済みデータに対して、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、データをトランスミッタ処理モジュールへ送信することについてのリンクの品質、すなわち、AUIの品質を決定し得る。
図37に示されるように、
図37における各破線枠は1のデータストリームの処理を示す。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、処理のために32のPCSLデータストリームを2のデータストリームにグループ化するので、処理が、データストリームに対してデータ抽出を実行することを含み、データ抽出に使用されるTがT0より大きい場合、各データストリームを処理するためのスループットレートは、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化が実行される前のスループットレートのT0/(2xT)であり得る。任意選択的に、
図38に示されるように、トランスミッタ処理モジュールは、データに対してデータ抽出を実行しないことがあり得る。加えて、
図39に示されるように、データに対してレーン再整列を実行するプロセスが、データに対するデスキューの実行及びデータに対する内部符号符号化の実行の間に実行され得る。
図39は、デスキューがまずデータに対して実行され、次に、レーン再整列がデータに対して実行されることを示す。次に、2種類の処理がレーン再整列済みデータに対して実行される。一方の種類の処理は、レーン再整列済みデータに対して第1インターリービング及び内部符号符号化を順次に実行することであり、他方の種類の処理は、レーン再整列済みデータに対して、データ抽出、第1デインターリービング、及び外部符号復号を順次に実行することである。加えて、このプロセスにおいて、データに対してデータ抽出を実行するかどうかは代替的に、適用要件に応じて選択され得る。
【0236】
同様に、この適用シナリオにおいて、
図40に示すように、データを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対して第2デインターリービングを実行して32のPCSLデータストリームを取得する。一方、レシーバ処理モジュールは、PMAサブレイヤを使用することによって、32のPCSLデータストリームを出力する。他方、レシーバ処理モジュールは、32のPCSLデータストリームを2のデータストリームにグループ化し、ここで、各データストリームは16のPCSLデータストリームを含み;各データストリームに対して外部符号復号を実行し;及び、外部符号復号の状況に基づいて、リンクの品質、すなわち、光ファイバリンクの品質を決定する。加えて、データストリームに対して外部符号復号を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対してデータ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し得る。任意選択的に、
図41に示されるように、レシーバ処理モジュールは、データに対してデータ抽出を実行しないことがあり得る。加えて、レーン再整列がデスキュー及び内部符号符号化の間に実行されるとき、
図42に示されるように、レシーバ処理モジュールは、データストリームに対してレーン再整列を実行する必要はない。加えて、このプロセスにおいて、データに対してデータ抽出を実行するかどうかはまた、適用要件に応じて選択され得る。
【0237】
別の例では、
図43は、本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ処理モジュール、及び、4*200Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオを示す。この場合、トランスミッタデバイスは、AUIの8の同期物理レーンを通じて、データをトランスミッタ処理モジュールへ送信し得る(2の物理レーンごとに1の200G AUI-2インタフェースに属する)。トランスミッタ処理モジュールのPMAサブレイヤがデータをデマルチプレックスした後、32のPCSLデータストリームが取得され得る。32のPCSLデータストリームは4のデータストリームにグループ化され得、各データストリームは8のPCSLデータストリームを含む。トランスミッタ処理モジュールは、4のデータストリームに対してデスキューを別々に実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかの結果に基づいて、デスキューのためにトランスミッタ処理モジュールによって使用されるデスキュー方法を決定する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、デスキューが実行された4のデータストリームに対して第1インターリービングを実行し、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し得る。
【0238】
いくつかのシナリオにおいて、トランスミッタ処理モジュールは、32のPCSLデータストリームを4のデータストリームにグループ化し、各データストリームにおける8のPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいて、8のPCSLデータストリームに対してアライメントマーカロックを実行し、8のPCSLデータストリームのアライメントマーカが有効であるかどうかを決定することに留意されたい。次に、4のデータストリームにおける32のPCSLデータストリームのアライメントマーカが有効であると決定された後、32のPCSLデータストリームのアライメントマーカに基づいて32のPCSLデータストリームに対してデスキューが実行される。次に、デスキューが実行された4のデータストリームが処理基準を満たすかどうかが別々に検出される。
【0239】
トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得る。データに対してデスキューを実行した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、デスキュー済みデータに対して、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、データをトランスミッタ処理モジュールへ送信することについてのリンクの品質、すなわち、AUIの品質を決定し得る。
図43に示されるように、
図43における各破線枠は1のデータストリームの処理を示す。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、処理のために32のPCSLデータストリームを4のデータストリームにグループ化するので、処理が、データストリームに対してデータ抽出を実行することを含み、データ抽出に使用されるTがT0より大きい場合、各データストリームを処理するためのスループットレートは、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化が実行される前のスループットレートのT0/(4xT)であり得る。
【0240】
同様に、この適用シナリオにおいて、
図44に示すように、データを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対して第2デインターリービングを実行して32のPCSLデータストリームを取得する。一方、レシーバ処理モジュールは、PMAサブレイヤを使用することによって、32のPCSLデータストリームを出力する。他方、レシーバ処理モジュールはまた、32のPCSLデータストリームを4のデータストリームにグループ化し、ここで、各データストリームは8のPCSLデータストリームを含み;各データストリームに対して外部符号復号を実行し;及び、外部符号復号の状況に基づいて、リンクの品質、すなわち、光ファイバリンクの品質を決定する。加えて、データストリームに対して外部符号復号を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対してデータ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し得る。
【0241】
別の例では、
図13は、本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、800G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ処理モジュール、及び、1*800Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオを示す。この場合、トランスミッタデバイスは、AUIの8の同期物理レーンを通じてデータをトランスミッタ処理モジュールへ送信し得、ここで、8の物理レーンは1の800G AUI-8インタフェースに属する。トランスミッタ処理モジュールのPMAサブレイヤがデータをデマルチプレックスした後、32(すなわち、
図13におけるn=32)のPCSLデータストリームが取得され得る。32のPCSLデータストリームは、1のデータストリーム(32のPCSLデータストリームを含む)として使用される。トランスミッタ処理モジュールは、1のデータストリームに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかの結果に基づいて、デスキューのためにトランスミッタ処理モジュールによって使用されるデスキュー方法を決定する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、デスキューが実行された1のデータストリームに対して第1インターリービングを実行し、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し得る。トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得る。データに対してデスキューを実行した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、デスキュー済みデータに対して、データ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し、次に、第1デインターリービングが実行されたデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、データをトランスミッタ処理モジュールへ送信することについてのリンクの品質、すなわち、AUIの品質を決定し得る。
図13に示されるように、
図13の破線枠は1のデータストリームの処理を示す。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、処理のために32のPCSLデータストリームを1のデータストリームとして使用するので、処理がデータストリームに対してデータ抽出を実行することを含み、かつ、データ抽出に使用されるTがT0より大きい場合、各データストリームを処理するためのスループットレートは、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化が実行される前のスループットレートのT0/Tであり得る。
【0242】
同様に、この適用シナリオにおいて、
図31に示されるように、データを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対してデインターリービングを実行して、32(すなわち、
図31におけるn=32)のPCSLデータストリームを取得する。一方、レシーバ処理モジュールは、PMAサブレイヤを使用することによって、32のPCSLデータストリームを出力する。他方、レシーバ処理モジュールはまた、32のPCSLデータストリームを1のデータストリームとして使用し、1のデータストリームに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、リンクの品質、すなわち、光ファイバリンクの品質を決定する。加えて、データストリームに対して外部符号復号を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは、データに対してデータ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し得る。
【0243】
別の例では、
図13は、本願の実施形態による、リンクモニタリング方法が、400G単波長のコヒーレントラインインタフェースを有するトランスミッタ処理モジュール、及び、1*400Gインタフェースを有するトランスミッタデバイスに適用可能である適用シナリオを示す。この場合、トランスミッタデバイスは、AUIの8の同期物理レーンを通じてデータをトランスミッタ処理モジュールへ送信し得、ここで、8の物理レーンは1の400G AUI-8インタフェースに属する。トランスミッタ処理モジュールのPMAサブレイヤがデータをデマルチプレックスした後、16(すなわち、
図13におけるn=16)のPCSLデータストリームが取得され得る。16のPCSLデータストリームは1のデータストリームとして使用され得る。トランスミッタ処理モジュールは、1のデータストリームに対してデスキューを実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかの結果に基づいて、デスキューのためにトランスミッタ処理モジュールによって使用されるデスキュー方法を決定する。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、デスキューが実行された1のデータストリームに対して第1インターリービングを実行し、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し得る。トランスミッタ処理モジュールは、デスキュー済みデータに対して外部符号復号を実行し、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかを検出し得る。データに対してデスキューを実行した後、トランスミッタ処理モジュールは更に、デスキュー済みデータに対して、データ抽出、レーン再整列及び第1デインターリービングを順次に実行し、次に、データ抽出済みデータに対して外部符号復号を実行し得る。加えて、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、データをトランスミッタ処理モジュールへ送信することについてのリンクの品質、すなわち、AUIの品質を決定し得る。
図13に示されるように、
図13の破線枠は1のデータストリームの処理を示す。加えて、トランスミッタ処理モジュールは、処理のために16のPCSLデータストリームを1のデータストリームとして使用するので、処理がデータストリームに対してデータ抽出を実行することを含み、かつ、データ抽出に使用されるTがT0より大きい場合、各データストリームを処理するためのスループットレートは、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化が実行される前のスループットレートのT0/Tであり得る。
【0244】
同様に、この適用シナリオにおいて、
図31に示すように、データを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対して第2デインターリービングを実行して、16(すなわち、
図31においてn=16)のPCSLデータストリームを取得する。一方で、レシーバ処理モジュールは、PMAサブレイヤを使用することによって、16のPCSLデータストリームを出力する。他方で、レシーバ処理モジュールはまた、16のPCSLデータストリームを1のデータストリームとして使用し、1のデータストリームに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいて、リンクの品質、すなわち、光ファイバリンクの品質を決定する。加えて、データストリームに対して外部符号復号を実行する前に、トランスミッタ処理モジュールは、データに対してデータ抽出、レーン再整列、及び第1デインターリービングを順次に実行し得る。
【0245】
前述の適用シナリオの例に加えて、本願の実施形態において提供されるリンクモニタリング方法は更に、別の適用シナリオに適用可能であり、例えば、400G、600G、800G、又は更には1.6T又は3.2Tなどのより高い速度の別の伝送シナリオに適用可能である。この場合、リンクモニタリング方法が800G又は1.6Tの速度に適用可能である例が使用される。リンクモニタリング方法は更に、本願の実施形態において提供される別のトランスミッタ処理モジュールに適用され得る。トランスミッタデバイスは、mの物理レーンを含む800G AUI-m/1600G AUI-mインタフェースを通じてデータをトランスミッタ処理モジュールへ送信し得る。トランスミッタ処理モジュールのPMAサブレイヤがデータをデマルチプレックスした後、nのPCSLデータストリームが取得され得る。次に、デスキューがnのPCSLデータストリームに対して実行され、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかが検出され、デスキュー済みデータが処理基準を満たすかどうかの結果に基づいて、デスキューのためにトランスミッタ処理モジュールによって使用されるデスキュー方法を決定する。加えて、デスキューが実行されたnのPCSLデータストリームに対して第1インターリービングが実行され、第1インターリービングが実行されたデータに対して内部符号符号化が実行され、内部符号符号化済みデータが出力される。加えて、トランスミッタ処理モジュールは更に、データに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、トランスミッタ処理モジュールへデータを伝送するためのリンクについての品質を決定し得る。nの値は、8、16、32、64又は同様のものであり得、mの値は、4、8、16、32又は同様のものであり得る。
【0246】
同様に、リンクモニタリング方法は更に、本願の実施形態において提供される別のレシーバ処理モジュールに適用され得る。データを受信した後、レシーバ処理モジュールは、データに対してデインターリービングを実行してnのPCSLデータストリームを取得する。一方、レシーバ処理モジュールは、PMAサブレイヤを使用することによって、nのPCSLデータストリームを出力する。他方、レシーバ処理モジュールはまた、nのPCSLデータストリームに対して外部符号復号を実行し、外部符号復号の状況に基づいてリンクの品質を決定する。
【0247】
本願の実施形態において提供されるリンクモニタリング方法の適用シナリオの前述の説明は、トランスミッタ処理モジュールのいくつかの実装及びレシーバ処理モジュールのいくつかの実装を例として使用することによって説明されることに留意されたい。しかしながら、本願の実施形態において提供されるリンクモニタリング方法の適用シナリオがまた、本願の実施形態において提供される他の構造の処理モジュールに適用され得ることは、除外されない。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0248】
本願の実施形態において提供されるリンクモニタリング方法のステップの順序は、適切に調節され得、ステップは、状況に基づいて追加又は除去され得ることに留意されたい。本願において開示された技術的範囲内で当業者により容易に考え出される任意の変形方法は、本願の保護範囲内に含まれるであろう。したがって、詳細は本明細書において説明されない。
【0249】
本願の実施形態は更に、リンクモニタリング装置を提供する。
図45に示されるように、リンクモニタリング装置450は:外部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット4501;外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行するように構成されている符号化ユニット4502;内部符号符号化済みデータを出力するように構成されている出力ユニット4503;及び、外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている復号ユニット4504を備える。
【0250】
復号ユニット4504は更に、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている。
【0251】
任意選択的に、復号ユニット4504は具体的には、外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP1は正の整数である;及び、P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定するように構成されている。
【0252】
任意選択的に、復号ユニット4504は具体的には:外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び、外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、リンクの品質を決定する、ここでP2は正の整数である、ように構成されている。
【0253】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。
【0254】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0255】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである。
【0256】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである。
【0257】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである。
【0258】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー及びレーン再整列が実行されたデータである。
【0259】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0260】
任意選択的に、内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含む。
【0261】
結論として、リンクモニタリング装置において、外部符号符号化済みデータが受信され、内部符号符号化が外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化済みデータが出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0262】
加えて、リンクモニタリング装置において、内部符号符号化が、外部符号符号化済みデータに対して実行される必要があり、内部符号符号化済みデータは出力される。加えて、外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、データに対して内部符号符号化を実行しデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング装置はより多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用され得る。
【0263】
本願の実施形態は更にリンクモニタリング装置を提供する。
図46に示されるように、リンクモニタリング装置460は:外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット4601;外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行するように構成されている第1復号ユニット4602;内部符号復号済みデータを出力するように構成されている出力ユニット4603;及び内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている第2復号ユニット4604を備える。
【0264】
第2復号ユニット4604は更に、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている。
【0265】
任意選択的に、第2復号ユニット4604は具体的には、内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP3は正の整数である;及びP3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいてリンクの品質を決定するように構成されている。
【0266】
任意選択的に、第2復号ユニット4604は具体的には:内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び、内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、リンクの品質を決定する、ここでP4は正の整数である、ように構成されている。
【0267】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである。
【0268】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0269】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである。
【0270】
任意選択的に、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである。
【0271】
任意選択的に、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。
【0272】
任意選択的に、出力データは、内部符号復号が実行されたデータである。
【0273】
任意選択的に、内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及びデータ処理の逆の処理が実行されたデータであり、データ処理は第1インターリービングを含み、逆の処理は第2デインターリービングを含む。
【0274】
結論として、本願の本実施形態において提供されるリンクモニタリング装置において、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータは受信され、内部符号復号が外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号復号済みデータが出力される。加えて、外部符号復号が内部符号復号済みデータに対して実行され、外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質が、内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。これにより、リンクの品質を効果的にモニタリングし得る。
【0275】
加えて、リンクモニタリング装置において、内部符号復号済みデータが出力される必要がある。加えて、内部符号復号済みデータに対して外部符号復号が実行される必要があり、リンクの品質は、外部符号復号の状況に基づいて決定される。2のプロセスは別々に実行される。したがって、データに対して外部符号復号を実行し、リンクの品質を決定するプロセスは、内部符号復号済みデータを出力するプロセスに影響を与えず、データの全体的な伝送遅延を追加的に増加させない。したがって、リンクモニタリング装置はより多くの伝送シナリオに、特に、伝送遅延に対する低い要件を有する伝送シナリオに適用され得る。
【0276】
当業者は、便宜的かつ簡潔な説明の目的で、前述の装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、方法の実施形態における対応する内容を参照することを明確に理解し得る。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0277】
本願の実施形態はコンピュータデバイスを提供する。
図47は、コンピュータデバイスの可能なアーキテクチャの図の例である。
図47に示すように、コンピュータデバイス470は、プロセッサ4701、メモリ4702、通信インタフェース4703及びバス4704を含み得る。コンピュータデバイスにおいて、1又は複数のプロセッサ4701があり得る。
図47はプロセッサ4701のうち1つだけを示す。任意選択的に、プロセッサ4701は中央処理装置(central processing unit, CPU)であり得る。コンピュータデバイスが複数のプロセッサ4701を含む場合、複数のプロセッサ4701は、同じ種類又は異なる種類であり得る。任意選択的に、コンピュータデバイスの複数のプロセッサは、マルチコアプロセッサに統合され得る。
【0278】
メモリ4702はコンピュータ命令及びデータを格納し、メモリ4702は、本願において提供される方法を実装するために必要なコンピュータ命令及びデータを格納し得る。メモリ4702は、以下の任意の記憶媒体:不揮発性メモリ(例えば、リードオンリメモリ(read-only memory, ROM)、ソリッドステートディスク(solid-state disk, SSD)、ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)、又は光ディスク)又は揮発性メモリのいずれか1つ又は任意の組み合わせであり得る。
【0279】
通信インタフェース4703は、ネットワークアクセス機能を有する以下のコンポーネント:ネットワークインタフェース(例えばイーサネットインタフェース)及び無線ネットワークインタフェースカードのいずれか1つ又は任意の組み合わせであり得る。
【0280】
通信インタフェース4703は、別のノード又は別のコンピュータデバイスとのデータ通信を実行するためにコンピュータデバイスによって使用される。
【0281】
図47は更に、例としてバス4704を図示する。プロセッサ4701、メモリ4702及び通信インタフェース4703は、バス4704を使用することによって接続され得る。このように、プロセッサ4701は、バス4704を使用することによってメモリ4702にアクセスし得、更に、通信インタフェース4703を通じて別のノード又は別のコンピュータデバイスとデータを交換し得る。
【0282】
本願において、コンピュータデバイスは、メモリ4702においてコンピュータ命令を実行して、本願において提供される方法を実装する。例えば、外部符号符号化済みデータが受信され、内部符号符号化が外部符号符号化済みデータに対して実行され、内部符号符号化済みデータが出力される。外部符号復号が、外部符号符号化済みデータに対して実行され、外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質は、外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて決定される。加えて、本願において提供される方法のステップを実行するために、コンピュータデバイスがメモリ4702においてコンピュータ命令を実行する実装プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応する説明を参照されたい。
【0283】
本願の実施形態は更に、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令を含む不揮発性コンピュータ可読記憶媒体である。プログラム命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、コンピュータデバイスは、本願の実施形態において提供される方法を実行することが可能である。
【0284】
本願の実施形態が更に、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本願の実施形態において提供される方法を実行することが可能である。
【0285】
当業者であれば、実施形態の段階の全て又は一部が、ハードウェア又は関連したハードウェアに命令をするプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。記憶媒体は、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスク又は同様のものであってよい。
【0286】
本願の実施形態において、「第1」、「第2」、及び「第3」という用語は単に説明のために使用され、相対的な重要性の指示又は示唆として理解することはできない。別段明示的に限定されない限り、用語「少なくとも1つの」は、1又は複数を意味し、用語「複数の」は、2つ又はそれより多くを意味する。
【0287】
本願における「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを記載するための関連付け関係を記載するに過ぎず、3つの関係が存在してよいことを表わしている。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、および、Bのみが存在する、という3つの場合を表し得る。加えて、本明細書において、文字「/」は、通常、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を示す。
【0288】
前述の説明は、本願の任意選択的な実施形態のみであり、本願を限定するようには意図されていない。本願の思想及び原理内において行われる任意の修正、均等な置換又は改善は、本願の保護範囲に含まれるものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
【請求項2】
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP1は正の整数である;及び
前記P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP2は正の整数である、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含む、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する段階;
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
【請求項13】
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP3は正の整数である;及び
前記P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する段階
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP4は正の整数である、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項12から
14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、請求項12から
14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである、請求項12から
14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化の後及び内部符号符号化の前にデータ処理が実行されたデータであり、ここで、前記データ処理は第1インターリービングを含み;
前記内部符号復号の後及び前記外部符号復号の前に、前記方法は更に:
前記内部符号復号済みデータに対して前記データ処理の逆の処理を実行する段階、ここで前記逆の処理は、第2デインターリービングを含む、
を備える、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
出力データは、内部符号復号が実行されたデータである、請求項12から
14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化の後及び内部符号符号化の前にデータ処理が実行されたデータであり、ここで、前記データ処理は、第1インターリービングを含み;
前記内部符号復号の後及び前記外部符号復号の前に、前記方法は更に:
前記内部符号復号済みデータに対して前記データ処理の逆の処理を実行する段階、ここで、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む;及び
前記内部符号復号及び逆処理済みデータを出力する段階
を備える、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1つのプロセッサを備えるリンクモニタリングデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは:
外部符号符号化済みデータを受信し;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し;
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し;及び
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する
ように構成されている、リンクモニタリングデバイス。
【請求項23】
少なくとも1つのプロセッサを備えるリンクモニタリングデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは:
外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信し;
前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力し;
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行し;及び
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する、
ように構成されている、リンクモニタリングデバイス。
【請求項24】
第1デバイス及び第2デバイスを備える通信システム、ここで前記第1デバイスは:
外部符号符号化済みデータを受信し;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力し;
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行し;及び
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する
ように構成され;
ここで前記第2デバイスは:
外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータを受信し;
前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力し;
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行し;及び
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する
するように構成されている、
通信システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0288
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0288】
前述の説明は、本願の任意選択的な実施形態のみであり、本願を限定するようには意図されていない。本願の思想及び原理内において行われる任意の修正、均等な置換又は改善は、本願の保護範囲に含まれるものとする。
(他の可能な項目)
[項目1]
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行し、内部符号符号化済みデータを出力する段階;
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
[項目2]
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP1は正の整数である;及び
前記P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階
を備える、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP2は正の整数である、
を含む、項目1に記載の方法。
[項目4]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
[項目7]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目8]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含む、項目1から10のいずれか一項に記載の方法。
[項目12]
リンクモニタリング方法であって、
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータを受信する段階;
前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行し、内部符号復号済みデータを出力する段階;
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行する段階;及び
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する段階
を備える方法。
[項目13]
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する段階、ここでP3は正の整数である;及び
前記P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する段階
を含む、項目12に記載の方法。
[項目14]
前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定する前記段階は:
前記内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する段階;及び
前記内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する段階、ここでP4は正の整数である、
を含む、項目12に記載の方法。
[項目15]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである、項目12から14のいずれか一項に記載の方法。
[項目16]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目12から15のいずれか一項に記載の方法。
[項目17]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目12から16のいずれか一項に記載の方法。
[項目18]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである、項目12から17のいずれか一項に記載の方法。
[項目19]
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、項目12から18のいずれか一項に記載の方法。
[項目20]
出力データは、内部符号復号が実行されたデータである、項目12から19のいずれか一項に記載の方法。
[項目21]
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、項目12から19のいずれか一項に記載の方法。
[項目22]
リンクモニタリング装置であって、
外部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;
前記外部符号符号化済みデータに対して内部符号符号化を実行するように構成されている符号化ユニット;及び
内部符号符号化済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び
前記外部符号符号化済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている復号ユニット
を備え、ここで前記復号ユニットは更に、前記外部符号符号化済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている、
装置。
[項目23]
前記復号ユニットは具体的には:
前記外部符号符号化済みデータのP1の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P1の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP1は正の整数である;及び
前記P1の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する
ように構成されている、項目22に記載の装置。
[項目24]
前記復号ユニットは具体的には:
前記外部符号符号化済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び
前記外部符号符号化済みデータのP2の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する、ここでP2は正の整数である、
ように構成されている、項目22に記載の装置。
[項目25]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、項目22から24のいずれか一項に記載の装置。
[項目26]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目22から25のいずれか一項に記載の装置。
[項目27]
外部符号復号済みデータは、外部符号符号化及びデータ抽出が実行されたデータである、項目22から26のいずれか一項に記載の装置。
[項目28]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化が実行されたデータである、項目22から27のいずれか一項に記載の装置。
[項目29]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデスキューが実行されたデータである、項目22から27のいずれか一項に記載の装置。
[項目30]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、及びレーン再整列が実行されたデータである、項目22から27のいずれか一項に記載の装置。
[項目31]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化、デスキュー、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目22から27のいずれか一項に記載の装置。
[項目32]
前記内部符号符号化済みデータは、外部符号符号化及びデータ処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含む、項目22から31のいずれか一項に記載の装置。
[項目33]
リンクモニタリング装置であって、
外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータを受信するように構成されている入力ユニット;
前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータに対して内部符号復号を実行するように構成されている第1復号ユニット;
内部符号復号済みデータを出力するように構成されている出力ユニット;及び
前記内部符号復号済みデータに対して外部符号復号を実行するように構成されている第2復号ユニット
を備え、ここで前記第2復号ユニットは更に、前記内部符号復号済みデータに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記外部符号符号化済み及び内部符号符号化済みデータの伝送についてのリンクの品質を決定するように構成されている、
装置。
[項目34]
前記第2復号ユニットは具体的には:
前記内部符号復号済みデータのP3の符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記P3の符号語シーケンスの各々における誤りシンボルの数を決定する、ここでP3は正の整数である;及び
前記P3の符号語シーケンスにおける誤りシンボルの数に基づいて前記リンクの前記品質を決定する
ように構成されている、項目33に記載の装置。
[項目35]
前記第2復号ユニットは具体的には:
前記内部符号復号済みデータの符号語シーケンスに対する外部符号復号の実行の状況に基づいて、前記符号語シーケンスに対応する指示パラメータを決定する;及び
前記内部符号復号済みデータのP4の符号語シーケンスに対応する指示パラメータに基づいて、前記リンクの前記品質を決定する、ここでP4は正の整数である、
ように構成されている、項目33に記載の装置。
[項目36]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデスキューが実行されたデータである、項目33から35のいずれか一項に記載の装置。
[項目37]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目33から36のいずれか一項に記載の装置。
[項目38]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号、レーン再整列、及び第1デインターリービングが実行されたデータである、項目33から37のいずれか一項に記載の装置。
[項目39]
外部符号復号済みデータは、内部符号復号及びデータ抽出が実行されたデータである、項目33から38のいずれか一項に記載の装置。
[項目40]
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、外部符号復号済みデータは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、項目33から39のいずれか一項に記載の装置。
[項目41]
出力データは、内部符号復号が実行されたデータである、項目33から40のいずれか一項に記載の装置。
[項目42]
前記内部符号復号済みデータは、データ処理が実行されたデータであり、出力データは、内部符号復号及び前記データ処理の逆の処理が実行されたデータであり、前記データ処理は第1インターリービングを含み、前記逆の処理は第2デインターリービングを含む、項目33から40のいずれか一項に記載の装置。
[項目43]
メモリ及びプロセッサを備えるコンピュータデバイスであって、前記メモリはプログラム命令を格納し、前記プロセッサは前記プログラム命令を実行して項目1から21のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータデバイス。
[項目44]
プログラム命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、前記コンピュータデバイスは、項目1から21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
[項目45]
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、項目1から21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】