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特表2024-527457手術デバイス用の機械的圧縮密封力センサ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-25
(54)【発明の名称】手術デバイス用の機械的圧縮密封力センサ
(51)【国際特許分類】
   G01L 5/00 20060101AFI20240718BHJP
   H01R 13/52 20060101ALI20240718BHJP
   A61B 17/115 20060101ALI20240718BHJP
【FI】
G01L5/00 Z
H01R13/52 301H
A61B17/115
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572628
(86)(22)【出願日】2022-06-07
(85)【翻訳文提出日】2023-11-22
(86)【国際出願番号】 IB2022055303
(87)【国際公開番号】W WO2022259152
(87)【国際公開日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】63/209,194
(32)【優先日】2021-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/716,015
(32)【優先日】2022-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512269650
【氏名又は名称】コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】カブレラ, ラミーロ ディー.
(72)【発明者】
【氏名】モズディエーズ, パトリック ディー.
(72)【発明者】
【氏名】スグロイ, アンソニー
【テーマコード(参考)】
2F051
4C160
5E087
【Fターム(参考)】
2F051AA17
2F051AB09
4C160CC22
4C160CC32
4C160CC37
5E087EE11
5E087FF03
5E087LL04
5E087RR12
(57)【要約】
力センサは、基板と、感知要素と、フレックス・ケーブルと、シール・アセンブリとを含む。基板は、近位及び遠位面、並びにその中に画定された空洞を有する。感知要素は、基板の空洞内に配列され、ピンブロック・アセンブリは、感知要素に電気連結される。シール・アセンブリは、少なくとも1つのガスケットと、リテーナ・プレートと、シール拘束部とを含む。シール・アセンブリは、基板の空洞を封止し、その中に配列された感知要素を保護するために、圧縮荷重下で保持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
近位面及び遠位面を有する基板であって、前記基板は、その中に前記近位面に開いている空洞を画定する、基板と、
前記基板の前記空洞内に配列された感知要素と、
前記基板の前記空洞内に装着され、前記感知要素に電気連結された、ピンブロック・アセンブリと、
前記ピンブロック・アセンブリの上で前記基板の前記空洞内に配列された、第1のガスケットと、
前記空洞の上で前記基板の前記近位面に対して位置付けられたフレックス・ケーブルであって、前記フレックス・ケーブルは、前記ピンブロック・アセンブリに電気連結される、フレックス・ケーブルと、
前記フレックス・ケーブルの上に位置付けられた、第2のガスケットと、
前記第2のガスケットの上に位置付けられた、リテーナ・プレートと、
前記基板に連結され、前記リテーナ・プレートの上に延在する、シール拘束部であって、前記シール拘束部は、前記リテーナ・プレート上に圧力を加え、前記基板の前記空洞を封止するために、前記フレックス・ケーブルに対して前記第2のガスケットを圧縮する、シール拘束部とを含む、力センサ。
【請求項2】
前記感知要素は歪みゲージである、請求項1に記載の力センサ。
【請求項3】
前記ピンブロック・アセンブリは、ブロック本体及び前記ブロック本体を通って延在するピンを含み、前記ピンのそれぞれは、前記ブロック本体からそれぞれ近位及び遠位に延在する近位部及び遠位部を有し、前記ピンの前記近位部は、前記基板の前記空洞から出て近位に延在し、前記ピンの前記遠位部は、前記空洞内に配列される、請求項1に記載の力センサ。
【請求項4】
前記第1のガスケットは、それを通る少なくとも1つの開口を画定し、前記ピンブロック・アセンブリの前記ピンの前記近位部は、前記第1のガスケットの前記少なくとも1つの開口を通って近位に延在する、請求項3に記載の力センサ。
【請求項5】
前記フレックス・ケーブルは、それを通って画定された複数の孔を含み、前記ピンブロック・アセンブリの前記ピンの前記近位部は、前記複数の孔を通って近位に延在する、請求項3に記載の力センサ。
【請求項6】
前記第2のガスケットは、それを通る開口を画定し、前記ピンブロック・アセンブリの前記ピンの前記近位部は、前記第2のガスケットの前記開口内に配列される、請求項3に記載の力センサ。
【請求項7】
前記フレックス・ケーブルは、前記第2のガスケットの近位端の上に巻かれ、前記リテーナ・プレートは、前記フレックス・ケーブルに対して位置付けられる、請求項1に記載の力センサ。
【請求項8】
前記基板の前記空洞は、前記遠位面に開き、前記力センサは、前記ピンブロック・アセンブリに電気連結され、前記空洞から出て遠位に延在する電子機器アセンブリを更に含む、請求項1に記載の力センサ。
【請求項9】
前記電子機器アセンブリの上に配列され、前記空洞の上で前記基板の前記遠位面に対して位置付けられたカバーを更に含み、前記シール拘束部は、前記基板の前記遠位面上の前記空洞を封止するために、前記遠位面に対して前記カバーの上に延在して圧縮する、請求項8に記載の力センサ。
【請求項10】
前記シール拘束部は、前記リテーナ・プレートと係合した近位壁及び前記カバーと係合した遠位壁を含む、圧縮クリップである、請求項9に記載の力センサ。
【請求項11】
電動ハンドル・アセンブリと、
遠位コネクタ・ハウジング及びトロカール接続ハウジングを含む、アダプタ・アセンブリと、
前記アダプタ・アセンブリの前記遠位コネクタ・ハウジングに解除可能に固定されたエンド・エフェクタと、
前記遠位コネクタ・ハウジングと前記トロカール接続ハウジングとの間に配列され、負荷経路に沿って前記エンド・エフェクタによって示された力を測定するように構成された、請求項1に記載の前記力センサとを含む、手術デバイス。
【請求項12】
前記フレックス・ケーブルは、前記力センサによって測定された前記力が、前記エンド・エフェクタの機能を果たすために、前記電動ハンドル・アセンブリに通信するように、前記電動ハンドル・アセンブリ及び前記エンド・エフェクタ・アセンブリに電気連結される、請求項11に記載の手術デバイス。
【請求項13】
近位面及び遠位面を有する基板であって、前記基板は、その中に前記近位面に開いている空洞を画定する、基板と、
前記基板の前記空洞内に配列された感知要素と、
前記空洞の上で前記基板の前記近位面上に装着されたピンブロック・アセンブリであって、前記ピンブロック・アセンブリは、前記感知要素に電気連結される、ピンブロック・アセンブリと、
前記ピンブロック・アセンブリの上に位置付けられた第1のガスケットと、
前記第1のガスケットの上に位置付けられ、前記ピンブロック・アセンブリに電気連結されたフレックス・ケーブルと、
前記フレックス・ケーブルの上に位置付けられた第2のガスケットと、
前記第2のガスケットの上に位置付けられたリテーナ・プレートと、
前記基板に連結されたシール拘束部であって、前記シール拘束部は、前記リテーナ・プレート上に圧力を加え、前記基板の前記空洞を封止するために、前記第2のガスケット、前記フレックス・ケーブル、前記第1のガスケット、及び前記ピンブロック・アセンブリを前記基板の前記近位面に対して圧縮する、シール拘束部とを含む、力センサ。
【請求項14】
前記感知要素は歪みゲージである、請求項13に記載の力センサ。
【請求項15】
前記ピンブロック・アセンブリは、ブロック本体及び前記ブロック本体を通って延在するピンを含み、前記ピンのそれぞれは、前記ブロック本体からそれぞれ近位及び遠位に延在する、近位部及び遠位部を有し、前記ピンの前記遠位部は、前記空洞内に配列される、請求項13に記載の力センサ。
【請求項16】
前記基板の前記近位面は、その中に画定された穴を含み、前記シール拘束部は、前記穴の中に延在する、請求項13に記載の力センサ。
【請求項17】
前記第1のガスケット、前記フレックス・ケーブル、前記第2のガスケット、及び前記リテーナ・プレートのそれぞれは、それを通る貫通穴を画定し、前記貫通穴は、前記基板内に画定された前記穴と位置合わせされる、請求項16に記載の力センサ。
【請求項18】
前記シール拘束部は、前記リテーナ・プレート、前記第2のガスケット、前記フレックス・ケーブル、及び前記第1のガスケットの前記貫通穴を通って、前記基板の前記穴の中に延在するネジを含む、請求項17に記載の力センサ。
【請求項19】
前記基板の前記空洞は、前記遠位面に開き、前記力センサは、前記ピンブロック・アセンブリに電気連結され、前記空洞から出て遠位に延在する電子機器アセンブリを更に含む、請求項13に記載の力センサ。
【請求項20】
前記電子機器アセンブリの上に配列され、前記基板の前記遠位面上の前記空洞を封止するために、前記基板の前記遠位面に対して位置付けられたカバーを更に含む、請求項19に記載の力センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年6月10日に出願された米国仮特許出願第63/209,194号明細書の利益及び優先権を主張し、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、一般に手術デバイスに関し、より詳細には、電動手術デバイスのための力センサに関する。
【背景技術】
【0003】
力センサ(例えば負荷読取センサ)は、手術ステープル機器などの手術デバイスにおける機能の制御を高めるために使用されてきた。力センサを使用することにより、手術デバイスの締付力、ステープル力、及び切断力は、これらの様々な機能を促進するために監視して使用することができる。力センサは、予め設定した負荷を検出するために使用し、それに応答して手術デバイスを反応させることができる。例えば厚い組織を締め付けている間、負荷は、組織が弛緩するにつれて、手術デバイスが締付力を維持するために締め付けを遅らせることができる、予め決定した限界まで上昇する。これにより、そのような組織を損傷する(例えば漿膜を引き裂く)ことなく、厚い組織を締め付けることができる。1つのそのような例は、電動EEA(End-to-End Anastomosis)デバイス(例えばエンドツーエンド吻合デバイス)に対して吻合を生成するために、円形ステープル型手術デバイスを発射することである。そのような手術デバイスの知能は、現在入手可能な使い捨てユニットに比べて高い生産コストであり、従ってそのようなインテリジェント・デバイスが再利用可能であれば有利であるはずである。
【0004】
再利用可能な手術デバイスは、次に使用する前に、高いpH溶液を使用して清浄(例え消毒)して殺菌しなければならない。殺菌の最も一般的な方法は、オートクレーブの使用である。オートクレーブは、高圧過熱蒸気(例えば37PSI@137℃で18分間)を利用する。そのような環境は、電子部品を損傷することが公知である。例えば、手術デバイスは、清浄及び/又は殺菌処理中に侵入する水分に悩まされることがあり、それは次いで電子部品を腐食及び/又は劣化させることがある。
【0005】
再利用可能な手術デバイスの電子部品の耐久性が、清浄及び殺菌処理に耐える(例えば電子部品が、高温、蒸気、及び/又は水分から守られる)ように向上した場合に、有益であるはずであり、それによって電子部品の信頼性が向上し、及び/又は手術デバイスの有効サイクル寿命が延び、コストが下がり製造性が向上する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の力センサは、高いpHの清浄及び殺菌(例えば、自動洗浄及び/又はオートクレーブ)に関連した環境ストレスに耐えるために封止され、そのような処置中に流体の侵入を最小に及び/又は除去し、それによって再使用のためにより耐性のある力センサをもたらす。
【0007】
力センサは、力センサの電子部品を守るために、機械圧縮荷重下で保持されるシール・アセンブリを利用する。シール・アセンブリは、レーザ溶接、漏れ試験、及び/若しくは成形プラスチック・ポッティングなどの高額部品並びに/又は集中工程の使用を低減或いは除去し、それによって従来の力センサを超えるコスト低減を提供する。更に溶接及びポッティング方法に関連した処理制御の必要性の低減又は除去により、力センサの設計及び製造が向上し、構成要素の誤差訂正又は廃物利用のために分解することができ、これは生産収率を向上させ、廃物を低減する。シール・アセンブリは、被覆の必要性を低減又は除去することがあり、それによってより大きい信頼性の循環を獲得する。
【0008】
本開示の一態様では、力センサは、基板と、感知要素と、ピンブロック・アセンブリと、第1のガスケットと、フレックス・ケーブルと、第2のガスケットと、リテーナ・プレートと、シール拘束部とを含む。基板は、近位及び遠位面を有し、その中に近位面に開いている空洞を画定する。感知要素は、基板の空洞内に配列される。ピンブロック・アセンブリは、基板の空洞内に装着され、感知要素に電気連結される。第1のガスケットは、ピンブロック・アセンブリの上で基板の空洞内に配列される。フレックス・ケーブルは、空洞の上で基板の近位面に対して位置付けられ、ピンブロック・アセンブリに電気連結される。第2のガスケットは、フレックス・ケーブルの上に位置付けられ、リテーナ・プレートは、第2のガスケットの上に位置付けられる。シール拘束部は、基板に連結され、リテーナ・プレートの上に延在する。シール拘束部は、リテーナ・プレート上に圧力を加え、基板の空洞を封止するために、フレックス・ケーブルに対して第2のガスケットを圧縮する。
【0009】
態様では、感知要素は歪みゲージである。
【0010】
態様では、ピンブロック・アセンブリは、ブロック本体及びブロック本体を通って延在するピンを含む。ピンのそれぞれは、ブロック本体からそれぞれ近位及び遠位に延在する、近位部及び遠位部を有する。ピンの近位部は基板の空洞から出て近位に延在し、ピンの遠位部は空洞内に配列される。一部の態様では、第1のガスケットは、それを通る少なくとも1つの開口を画定し、ピンブロック・アセンブリのピンの近位部は、第1のガスケットの少なくとも1つの開口を通って近位に延在する。一部の態様では、フレックス・ケーブルは、それを通って画定された複数の孔を含み、ピンブロック・アセンブリのピンの近位部は、複数の孔を通って近位に延在する。一部の態様では、第2のガスケットは、それを通る開口を画定し、ピンブロック・アセンブリのピンの近位部は、第2のガスケットの開口内に配列される。
【0011】
一部の態様では、フレックス・ケーブルは、第2のガスケットの近位端の上に巻かれ、リテーナ・プレートは、フレックス・ケーブルに対して位置付けられる。
【0012】
態様では、基板の空洞は、遠位面に開き、力センサは、ピンブロック・アセンブリに電気連結され、空洞から出て遠位に延在する電子機器アセンブリを更に含む。一部の態様では、力センサは、電子機器アセンブリの上に配列され、空洞の上で基板の遠位面に対して位置付けられたカバーを更に含む。シール拘束部は、基板の遠位面上の空洞を封止するために、遠位面に対してカバーの上に延在して圧縮する。特定の態様では、シール拘束部は、リテーナ・プレートと係合した近位壁及びカバーと係合した遠位壁を含む、圧縮クリップである。
【0013】
本開示の別の態様では、手術デバイスは、電動ハンドル・アセンブリと、遠位コネクタ・ハウジング及びトロカール接続ハウジングを含むアダプタ・アセンブリと、アダプタ・アセンブリの遠位コネクタ・ハウジングに解除可能に固定されたエンド・エフェクタと、遠位コネクタ・ハウジングとトロカール接続ハウジングとの間に配列された、上記の力センサとを含む。力センサは、負荷経路に沿ってエンド・エフェクタによって示された力を測定するように構成される。
【0014】
態様では、フレックス・ケーブルは、力センサによって測定された力が、エンド・エフェクタの機能を果たすために、電動ハンドル・アセンブリに通信するように、電動ハンドル・アセンブリ及びエンド・エフェクタ・アセンブリに電気連結される。
【0015】
本開示の更に別の態様では、力センサは、基板と、感知要素と、ピンブロック・アセンブリと、第1のガスケットと、フレックス・ケーブルと、第2のガスケットと、リテーナ・プレートと、シール拘束部とを含む。基板は、近位及び遠位面を有し、その中に近位面に開いている空洞を画定する。感知要素は、基板の空洞内に配列される。ピンブロック・アセンブリは、空洞の上で基板の近位面上に装着され、感知要素に電気連結される。第1のガスケットは、ピンブロック・アセンブリの上に位置付けられ、フレックス・ケーブルは、第1のガスケットの上に位置付けられ、ピンブロック・アセンブリに電気連結され、第2のガスケットは、フレックス・ケーブルの上に位置付けられ、リテーナ・プレートは、第2のガスケットの上に位置付けられ、シール拘束部は、基板に連結される。シール拘束部は、リテーナ・プレート上に圧力を加え、基板の空洞を封止するために、基板の近位面に対して第2のガスケット、フレックス・ケーブル、第1のガスケット、及びピンブロック・アセンブリを圧縮する。
【0016】
態様では、感知要素は歪みゲージである。
【0017】
一部の態様では、ピンブロック・アセンブリは、ブロック本体及びブロック本体を通って延在するピンを含む。ピンのそれぞれは、ブロック本体からそれぞれ近位及び遠位に延在する、近位部及び遠位部を有する。ピンの遠位部は、空洞内に配列される。
【0018】
態様では、基板の近位面は、その中に画定された穴を含み、シール拘束部は、穴の中に延在する。一部の態様では、第1のガスケット、フレックス・ケーブル、第2のガスケット、及びリテーナ・プレートのそれぞれは、それを通る貫通穴を画定し、貫通穴は基板内に画定された穴と位置合わせされる。特定の態様では、シール拘束部は、リテーナ・プレート、第2のガスケット、フレックス・ケーブル、及び第1のガスケットの貫通穴を通って、基板の穴の中に延在するネジである。
【0019】
態様では、基板の空洞は、遠位面に開き、力センサは、ピンブロック・アセンブリに電気連結され、空洞から出て遠位に延在する電子機器アセンブリを更に含む。一部の態様では、力センサは、電子機器アセンブリの上に配列され、基板の遠位面上の空洞を封止するために、基板の遠位面に対して位置付けられたカバーを更に含む。
【0020】
本開示の1つ又は複数の態様の詳細は、添付図面及び以下の記載に説明される。他の態様と同様に、本開示に記載された態様の特徴、目的、及び利点は、記載及び図面から、並びに特許請求の範囲から明らかになろう。
【0021】
本開示の様々な態様は、本明細書の一部に組み込まれ、本明細書の一部を構成する、図面を参照して以下に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本開示の態様による手術デバイスの斜視図である。
図2図1の手術デバイスのアダプタ・アセンブリの斜視図である。
図3A】そこからアダプタ・アセンブリの外部スリーブを取り除いた、図1及び2のアダプタ・アセンブリの遠位端部の斜視図である。
図3B図3Aのアダプタ・アセンブリのトロカール接続ハウジングの拡大斜視図である。
図3C図3Aのアダプタ・アセンブリのコネクタ・ハウジングの拡大斜視図である。
図4】本開示の一態様による、図1の手術デバイスの力センサの斜視図である。
図5】本開示の一態様による、図1の手術デバイスの力センサの斜視図である。
図6】本開示の一態様による、図1の手術デバイスの力センサの斜視図である。
図7】部品を分離して示された、図4~6の力センサの斜視図である。
図8図6の8-8線分に沿って切り取った、図4~7の力センサの断面図である。
図9】本開示の別の態様による、力センサの斜視図である。
図10】本開示の別の態様による、力センサの斜視図である。
図11】部品を分離して示された、図9及び10の力センサの斜視図である。
図12図9の12-12線分に沿って切り取った、図9~11の力センサの断面図である。
図13】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
図14】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
図15】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
図16】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
図17】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
図18】本開示の一態様による、力センサの基板への力センサのシール・アセンブリのアセンブリを例示する、図9~12の力センサの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
例えば手術デバイスの本開示の力センサは、自動洗浄及び/又はオートクレーブなどの過酷な環境から守られる電子部品を含む。力センサは、感知要素に防漏遮蔽を生成するためにシール・アセンブリによって覆われた、その中に装着された感知要素、例えば歪みゲージ及びそれらを支持する電子機器などを有する基板を含む。
【0024】
次に本開示の態様は、同じ参照番号が、複数の図のそれぞれの同一又は対応する要素を示す図面を参照して詳細に記載される。本明細書を通して、用語「近位」は、使用者の手により近いデバイスの一部又はその構成要素を指し、用語「遠位」は、使用者の手から遠いデバイスの一部又はその構成要素を指す。
【0025】
次に図1を参照すると、手術デバイス1は、本開示の一態様によれば、電動携帯式電気機器の形である。手術デバイス1は、電動ハンドル・アセンブリ10、ツール・アセンブリ又はエンド・エフェクタ20、及び電動ハンドル・アセンブリ10とエンド・エフェクタ20を相互接続するアダプタ・アセンブリ30を含む。電動ハンドル・アセンブリ10は、アダプタ・アセンブリ30と選択的に接続するように構成され、次いでアダプタ・アセンブリ30は、エンド・エフェクタ20と選択的に接続するように構成される。
【0026】
手術デバイス1は、本開示の態様を開示するために必要な程度に更に記載される。追加として、電動ハンドル・アセンブリ10、エンド・エフェクタ20、及びアダプタ・アセンブリ30を含むように記載されて示されているが、種々の異なるハンドル・アセンブリ、エンド・エフェクタ、及び/又はアダプタ・アセンブリが、本開示の態様と共に利用されてもよいことを理解するべきである。例示的手術デバイスの構造及び機能の詳述については、米国特許第10,327,779号明細書及び米国特許第10,426,468号明細書を参照してもよく、それぞれの内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0027】
引き続き図1を参照すると、電動ハンドル・アセンブリ10は、手術デバイス1に電力供給し、様々な作動を制御するように構成された、パワーパック(図示せず)を収納するハンドル・ハウジング12、及び手術デバイス1の様々な機能を作動させるための複数のアクチュエータ14(例えば指作動式制御ボタン、ノブ、トグル、スライド、インタフェース、及び同種のもの)を含む。エンド・エフェクタ20は、その中に配列された複数のステープル(図示せず)を有する負荷ユニット22、並びにアンビル・ヘッド24a及びアンビル・ロッド24bを含むアンビル・アセンブリ24を含む。アダプタ・アセンブリ30は、ハンドル・アセンブリ10に作動可能に接続するように構成された近位部30a、及びエンド・エフェクタ20に作動可能に接続するように構成された遠位部30bを含む。
【0028】
次に図2を参照すると、アダプタ・アセンブリ30は、外部スリーブ32及び外部スリーブ32の遠位端に固定された遠位コネクタ・ハウジング34を含む。遠位コネクタ・ハウジング34は、エンド・エフェクタ、例えばエンド・エフェクタ20(図1)をアダプタ・アセンブリ30に解除可能に固定するように構成される。アダプタ・アセンブリ30は、その中に配列された配線アセンブリ40(仮想線で示されている)を含む。配線アセンブリ40は、ハンドル・アセンブリ10(図1)とエンド・エフェクタ20(図1)との間の通信を可能にし、ハンドル・アセンブリ10からエンド・エフェクタ20に電力を中継するように構成される。例えばこの通信は、エンド・エフェクタ20とアダプタ・アセンブリ30との間と同様に、アダプタ・アセンブリ30とハンドル・アセンブリ10との間のデータ及び制御信号を較正並びに通信することができ、それによってエンド・エフェクタ20に関するデータをハンドル・アセンブリ10に転送し、ハンドル・アセンブリ10からエンド・エフェクタ20に信号を送信する。配線アセンブリ40は、刺激(例えば引張)を検出し、刺激を電気信号に変換し、そのデータをハンドル・アセンブリ10に送信してエンド・エフェクタ20の機能を果たす、力センサ100を含む。力センサとして、より具体的には歪みゲージとして記載されて示されているが、他の型のセンサが追加として又は別法としてアンビル・アセンブリ30内で利用されてもよいことを理解するべきである。
【0029】
配線アセンブリ40は、概して少なくとも1つのフレックス・ケーブル42と同様に、第1及び第2の電気コネクタ44、46、並びにフレックス・ケーブル42に連結された力センサ100を含む。フレックス・ケーブル42は、アダプタ・アセンブリ30の長さに延在し、第1及び第2の電気コネクタ44、46並びに力センサ100と電気接続するために、それを通って画定された導電性トレース(図示せず)の終端に電気接触領域(図示せず)を含む。フレックス・ケーブル42は、ハンドル・アセンブリ10(図1)と電気接続するために、第1の電気コネクタ44に連結された第1の又は近位端部42aと、エンド・エフェクタ20(図1)と電気接続するために、第2の電気コネクタ46に連結された第2の又は遠位端部42bと、力センサ100に電気接続された第3の又は中間端部42cとを含む。態様では、フレックス・ケーブル42は、その上の電気部品(当業者の理解の範囲内である要素又は電気回路の中で、例えば集積回路(例えばマイクロチップ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ)、抵抗器、増幅器、誘導子、コンデンサ、感知要素(例えば光センサ、圧力センサ、静電容量センサ)、ボタン、スイッチ、回路基板、電気コネクタ、ケーブル、及び/若しくはワイヤを含む、例えば表面実装技術並びに/又はスルーホール実装技術)を支持する。フレックス・ケーブル42は、当業者の理解の範囲内であるような、配線ハーネスを形成するために一緒に電気結合された複数のケーブル(例えばフレックス・ケーブル、アダプタ・ケーブル、その他)の1つであってもよいことを理解するべきである。
【0030】
図3Aに示されたように、アダプタ・アセンブリ30は、力センサ100の中心孔101(図4参照)及びトロカール接続ハウジング38の中心孔39(図3B)を通って延在する、トロカール・アセンブリ36を更に含む。トロカール接続ハウジング38は、アダプタ・アセンブリ30の外部スリーブ32(図2)に対してトロカール・アセンブリ36を解除可能に固定する。力センサ100は、アダプタ・アセンブリ30のトロカール接続ハウジング38と遠位コネクタ・ハウジング34との間に配列され、負荷経路に沿って力を測定するように構成される。具体的には、力センサ100は、エンド・エフェクタ20の力(例えば図1に示されたように、アダプタ・アセンブリ30の遠位部30bに対して矢印「A」の方向にアンビル・ヘッド24aによって加えられた圧力、アンビル・ヘッド24aが組織の上を閉じた際に、矢印「A」の反対方向にアンビル・ヘッド24aに作用する組織によって加えられた圧力、その他)を測定する。
【0031】
図3B及び4に示されたように、トロカール接続ハウジング38は、近位負荷接触領域「Cp」で力センサ100の本体又は基板110の近位面110aと調和して近位面110aに負荷する遠位面38aを含む。図3C及び5に示されたように、遠位コネクタ・ハウジング34の近位面34aは、(例えば遠位面110bの角のそれぞれに配列された)遠位負荷接触領域「Cd」で力センサ100の基板110の遠位面110bと調和して遠位面110bに負荷する。こうして例えばアンビル・アセンブリ24(図1)が、組織を締め付け及び/又はステープリングしている間に、エンド・エフェクタ20の負荷ユニット22(図1)に向かって近づくと、アンビル・ヘッド24aは、遠位コネクタ・ハウジング34の遠位端34bに対して矢印「A」(図1)の方向に均一の圧力を加え、次いで力センサ100の遠位負荷接触領域「Cd」に伝達される。
【0032】
図4~6に示されたように、力センサ100の基板110は、近位及び遠位面110a、110bを通して画定され、基板110の中心長手方向軸「X」に沿って延在する中心孔101を有する。基板110は、中心長手方向軸「X」を通過する平面によって第1及び第2の横半体111a、111bに分割される。基板110の近位面110a(図4)及び遠位面110b(図5)は、上記のように、近位及び遠位負荷接触領域「Cp」、「Cd」のそれぞれを有する耐荷重面であり、これにより、手術デバイス1(図1)によって負荷された時に基板110を圧縮することができる。基板110は、金属(例えばステンレス鋼)などの、高強度及び高温の耐性を有する硬質材料から形成される。
【0033】
図4に見られるように、基板110の近位面110aは、中心壁112a、側壁112b、及び中心壁112aと側壁112bを相互接続させる中間壁112cを含む、段付き面である。中心壁112aは、実質的に平面であり、基板110の中心長手方向軸「X」に実質的に垂直である平面に沿って延在し、側壁112bも平面であり、基板110の中心長手方向軸「X」に実質的に垂直である平面に沿って、中心壁112aに対して長手方向に離間して遠位に延在する。中間壁112cは、実質的に平面であり、基板110の中心長手方向軸「X」に実質的に平行である平面に沿って延在する。近位面110aは、例えば傾斜した側壁などの他の構成を有してもよいことを理解するべきである。図5に見られるように、基板110の遠位面110bは、実質的に平面であり、基板110の中心長手方向軸「X」(図4)に実質的に垂直である平面に沿って、近位面110aの中心及び側壁112a、112b(図4)に実質的に平行に延在する。
【0034】
次に図7及び8を参照すると、力センサ100は、概して基板110と、感知要素120と、ピンブロック・アセンブリ130と、電子機器アセンブリ140と、シール・アセンブリ150とを含む。基板110は、近位及び遠位面110a、110bの両方に開いた、第1の横半体111a内に画定された空洞113を含む。遠位面110aは、その中に窪んだ溝115(図8)を更に含み、溝115は、シール・アセンブリ150のカバー158と係合するために空洞113の中の開口の周りに延在する。
【0035】
態様では、基板110は、基板110の折り曲げを促進し及び/又は剛性を低減するために、その上面110c内に画定されたリリーフ穴114を含む。リリーフ穴114と同様に、リリーフカットなどの他のリリーフ特徴が、種々の形状及びサイズと同様に、より延長(例えば屈曲)が所望された時に、基板110についての異なる位置で基板110内に形成されてもよいことを理解するべきである。
【0036】
感知要素120、例えば歪みゲージは、基板110の空洞113内に配列され、それに関連した構成要素(図示せず)、例えば媒体層、膜、保護被覆、抵抗器、導線及び/又はトレースなどの電子部品を含む電気回路、並びに電子機器及び/又は半田コネクタ、その他と共に、基板110(例えば図12参照)に接着(例えば糊付け)される。感知要素120は、当業者の理解の範囲内であるように、圧縮された時に基板110の線歪応答を読み取ることができる、抵抗ブリッジ、例えばホイートストン・ブリッジを形成するために、一連の線(図示せず)で一緒に接続される。別法として、感知要素120は、例えば蒸着により、基板110の上に直接コーティング又はエッチングされてもよい。一部の態様では、基板110は、感知要素120及びホイートストン・ブリッジを含むためにエッチングされた、薄い断熱層(例えば蒸着ガラス)及び薄い導電層(例えばニクロム)を含む。
【0037】
ピンブロック・アセンブリ130は、基板110の空洞113内にしっかりと固定される。ピンブロック・アセンブリ130は、ブロック本体132及び互いに対して離間されたブロック本体132を通って延在する複数のピン134(本明細書では概ねピンと呼ばれる)を含む。ブロック本体132は、ガラス又はプラスチックなどの絶縁材料から形成され、ピン134は、金属などの導電性材料から形成される。ピン134のそれぞれは、ブロック本体132から近位及び遠位のそれぞれに延在する近位部134a及び遠位部134bを含む。感知要素120は、ピン134に、例えば線(図示せず)により基板110の空洞113内に電気連結される。ピン134の近位部134aは、フレックス・ケーブル42と電気接続するために基板110の近位面110aを越えて延在し、ピン134の遠位部134bは、電子機器アセンブリ140内で電気接続するために空洞113内に配列される。
【0038】
電子機器アセンブリ140は、回路基板142及びピンブロック・アセンブリ130のピン134の遠位部134bと電気接続するためのコネクタ144を含む。コネクタ144は、基板110の空洞113、及び基板110の遠位面110bを越えて空洞113から出て遠位に延在する回路基板142内に配列される。回路基板142は、力センサ100に関するデータを読み取り及び/又は記憶し、フレックス・ケーブル42を介して電動ハンドル・アセンブリ10(図1)にデータを送信するように構成される。回路基板142は、マイクロプロセッサ142a及びメモリ142bを含む。マイクロプロセッサ142aは、感知要素120から電気信号を受信し及び/又は測定し、メモリ142b内にそれらを記録するように構成され、メモリ142bは、次いでマイクロプロセッサ142aから受信したデータを記憶するように構成される。メモリ142bは、ピンブロック・アセンブリ130及びフレックス・ケーブル42との電気接触を介して、ハンドル・アセンブリ10(図1)にデータを通信するように構成され、フレックス・ケーブル42は、次いで第1の電気コネクタ44(図2)によってハンドル・アセンブリ10に電気連結される。データは、電動ハンドル・アセンブリ10(図1)のパワーパック(図示せず)のプロセッサ又は何らかの遠隔プロセッサ若しくは同種のものによって処理されてもよい。データは、例えばアンビル・アセンブリ30(図1)に沿った応力測定を含んでもよく、アンビル・アセンブリ30は、アルゴリズムを介して対応する組織応力測定に変換される。データは、エンド・エフェクタ20(図1)の他の所望の監視された特性に対応してもよく、エンド・エフェクタ20は、次いで他の所望の監視された組織の特性及び/又は感知要素120の型に依存した挙動及び/又はアンビル・アセンブリ30内で利用されたセンサに対応することを理解するべきである。
【0039】
シール・アセンブリ150は、フレックス・ケーブル42を基板110に固定し、感知要素120、ピンブロック・アセンブリ130、及びその中に配列された電子機器アセンブリ140を保護するために、基板110の空洞113を封止する。シール・アセンブリ150は、第1及び第2のガスケット152、154と、リテーナ・プレート156と、カバー158と、シール拘束部160とを含む。第1の又はヘッダ・ガスケット152は、ピンブロック・アセンブリ130のブロック本体132と基板110の近位面110aとの間の空洞113内に位置付けるようにサイズ化されて形状される。第1のガスケット152は、それを通る開口153を画定する、ガスケット本体152aを含む。ガスケット本体152aは、ブロック本体132に当接し、ピンブロック・アセンブリ130のピン134の近位部134aが、ガスケット本体152a内に画定された開口153を通り、基板110の近位面110aを越えて近位に延在するように、基板110の近位面110aと面一であるように構成される。第1のガスケット152の開口153は、単一の連続した開口であってもよく、又はピン134と位置合わせされた若しくは整合された複数の開口を含んでもよい。第1のガスケット152は、基板110の空洞113の中の開口を封止する支援をするために、弾性材料(例えばWacker Chemie AGの商標Elastosil(登録商標)で販売されているものなどの、シリコン、ゴム、又はそれらの組合せ)などの高温適合材料から形成される。
【0040】
フレックス・ケーブル42の第3の部分42cは、基板110の近位面110a上の空洞113の上に位置付けるためにサイズ化されて形状され、フレックス・ケーブル42が基板110の近位面110aに対して実質的に面一であり、第1のガスケット152が空洞113内に配列されるように、空洞113の中の開口より大きいサイズに寸法化される。フレックス・ケーブル42の第3の部分42cは、それを通って画定された複数の孔43を含み、複数の孔43は、それを通るピンブロック・アセンブリ130のピン134を受領するようにサイズ化され、形状され、位置付けられる。フレックス・ケーブル42の第3の部分42cは、ピンブロック・アセンブリ130のピン134の近位部134aが、フレックス・ケーブル42の複数の孔43と係合し、複数の孔43を通って延在するように、シール・アセンブリ150の第1のガスケット152の上に位置付けられる。
【0041】
第2のガスケット154は、フレックス・ケーブル42の第3の部分42cの上に位置付けるようにサイズ化されて形状される。第2のガスケット154は、それを通る複数の開口155を画定するガスケット本体154aを含み、複数の開口155は、ピンブロック・アセンブリ130のピン134と位置合わせされ若しくは整合される。第2のガスケット154は、ピン130の近位部134aが、図8に見られるように、第2のガスケット154の複数の開口155の中に延在し、開口155内に配列されるように、フレックス・ケーブル42の第3の部分42cの上に位置付けられる。第2のガスケット154は、基板110の空洞113の中の開口を封止する支援をするために、ピン130及びフレックス・ケーブル42に対して圧縮可能な、(例えば第1のガスケット152と同じ又は類似した)弾性材料などの高温適合材料から形成される。一部の態様では、第2のガスケット154は、第1のガスケット152より可撓性の材料から形成される。フレックス・ケーブルの第3の部分42cがフレックス・ケーブル42の一端で画定される態様では、フレックス・ケーブル42は、第2のガスケット154がフレックス・ケーブル42の間に挟まれるように、例えば図8に見られるように、第2のガスケット154の周りに巻かれる。
【0042】
リテーナ・プレート156は、フレックス・ケーブル42に対して位置付けられるようにサイズ化されて形状される。リテーナ・プレート156は、平面本体156aの遠位端の周りに延在する、唇156bを有する平面本体156aを含む。リテーナ・プレート156は、基板110の近位面110aに向かって第2のガスケット154を機械的に圧縮するために、フレックス・ケーブル42に対して位置付けられる。リテーナ・プレート156は、例えば金属(例えばステンレス鋼)又は高分子(例えばSolvay Specialty Polymers USA,L.L.C.により商標Radel(登録商標)で販売されているものなどの、ポリフェニルスルホン)などの、非毒性で化学的に不活性であり、高温及び強い洗剤に耐えることができる硬質材料から形成される。
【0043】
別法として、リテーナ・プレート156は、その中に空洞(図示せず)を画定してもよく、空洞は、その中にフレックス・ケーブル42及び第2のガスケット154を受領するように構成される。そのような態様では、リテーナ・プレート156の唇156bは、基板110の近位面110aと同様に、そこから外方に延在するフレックス・ケーブル42の一部に当接し、それによってリテーナ・プレート156内で第2のガスケット154を圧縮する。
【0044】
カバー158は、その中に電子機器アセンブリ140の回路基板142を収納するようにサイズ化されて形状される。カバー158は、開口近位端158b及び閉鎖遠位端158cを有する細長い本体158aを含み、それによってその中にポケット159を画定する。フランジ158dは、基板110の遠位面110bと係合するため、より具体的には、遠位面110b内に画定された溝115内に位置付けるために、開口近位端158bの全外周の周りに延在する。一部の態様では、カバー158の少なくともフランジ158d、特定の態様では、カバー158全体は、その上にカバー158が、シール・アセンブリ150のシール拘束部160によって提供された比較的低い閉鎖力によって液密手法で配列される、基板110の遠位面110bを有効に封止するために、低いデュロメータを有する弾性体などの高分子材料から形成される。態様では、カバー158は、(例えばリテーナ・プレート156と同じ又は類似した)硬質材料から加工される。
【0045】
別法として、一部の態様では、電子機器アセンブリ140は、フレックス・ケーブル42に一体化されてもよく、基板110の空洞113は、基板110の近位面110aのみに開く。そのような態様では、力センサ100は、電子機器アセンブリ140又はシール・アセンブリ150のカバー158を含まない。
【0046】
シール拘束部160は、圧縮クリップの形であり、シール・アセンブリ150を基板110に固定するために、基板110の第1の横半体111aの周りに位置付けるようにサイズ化されて形状される。圧縮クリップ160は、基板110の側面110dに沿って延在するように構成された側壁162を含む。態様では、圧縮クリップ160の側壁162は、圧縮クリップ160が側面110dと面一であるように、基板110の側面110d内に画定された凹部117内に位置付けられる。圧縮クリップ160は、リテーナ・プレート156を係合し(例えば覆い)、第1及び第2のガスケット152、154と同様に、フレックス・ケーブル42の第3の部分42cを基板110の近位面110に固定するために、その第1の又は近位端162aで側壁162から横方向に延在する近位壁164、並びにカバー158、より具体的には、フランジ158dを係合し、基板110の遠位面110bに固定するために、その第2の又は遠位端162bで側壁162から横方向に延在する遠位壁164を更に含む。遠位壁164は、二又に分かれるように示されているが、遠位壁164は、それを通る開口を画定する連続した壁であってもよく、開口は、それを通るカバー158を受領し、基板110の遠位面110bに対してフランジ158dを押すように構成される。
【0047】
圧縮クリップ160は、感知要素120、ピンブロック・アセンブリ130、及び基板110の空洞113内の電子機器アセンブリ140を密封するために、基板110に対してシール・アセンブリ150を機械的に圧縮する。圧縮クリップ160は、清浄又は殺菌循環の間に流体(例えば液体)の侵入を防ぐために、シール・アセンブリ150の構成要素の上に一定の圧力を加え、それによって外部環境から電子部品を保護する。具体的には、圧縮クリップ160は、基板110の近位面110aに向かってリテーナ・プレート156の上に圧力を加え、これは、次いで第2のガスケット154及びフレックス・ケーブル42の上に圧力を加えるので、第2のガスケット154及びフレックス・ケーブル42は、基板110の近位側上の空洞113の中の開口を閉じるために、基板110の近位面110aに対して圧縮される。圧縮クリップ160は、基板110の遠位側上の空洞113の中の開口を閉じるために、基板110の遠位面110bに向かって、及び遠位面110bに対してカバー158のフランジ158dにも圧力を加えて圧縮する。それに応じて、圧縮クリップ160は、圧縮された第1及び第2のガスケット152、154並びにフランジ158dからのバネ力によって適所に保持される。一部の態様では、シール・アセンブリ150のカバー158は、追加として、当業者の理解の範囲内である他の技術の中で、接着剤又は被覆の使用などの、従来の方法により基板110に固定されてもよい。圧縮クリップは、金属又はプラスチックなどの硬質材料から加工される。
【0048】
次に図9~12を参照すると、本開示の別の態様による力センサ200は、手術デバイス1(図1)内で使用するために示されている。力センサ200は、概して基板210と、感知要素120と、ピンブロック・アセンブリ230と、電子機器アセンブリ140と、シール・アセンブリ250とを含む。力センサ200は、力センサ100について上に記載されたように、フレックス・ケーブル42’に電気連結される。力センサ200及びフレックス・ケーブル42’は、図2~8の力センサ100及びフレックス・ケーブル42に実質的に類似しており、その間の差異に関して記載する。それに応じて、100番台の番号を付けた又は単独に番号を付けた構成要素などの本開示の様々な構成要素は、同様に200番台の番号を付けた又は単独に番号を付けた本開示の構成要素に対応するので、類似の構成要素の冗長な説明は、本明細書で繰り返す必要はないことを理解するべきである。
【0049】
基板210は、近位面210aが、その中に窪んだ溝219を更に含み、溝219は、ピンブロック・アセンブリ230と係合するために空洞213の中の開口の周りに延在することを除いて、力センサ100の基板110(図4)と実質的に同じである。穴216は、近位面210aを通り、溝219内の空洞213の両側に画定される。態様では、穴216は、シール・アセンブリ250のシール拘束部260と係合するためにネジ山を付けられる。
【0050】
ピンブロック・アセンブリ230は、ブロック本体232及びブロック本体232を通って延在する複数のピン234を含む。ブロック本体232は、基板210の穴216と位置合わせされ若しくは整合された両側のピン234上に、それを通って延在する貫通穴235を更に含む。
【0051】
シール・アセンブリ250は、第1及び第2のガスケット252、254と、リテーナ・プレート256と、カバー158と、シール拘束部260とを含む。第1及び第2のガスケット252、254のそれぞれは、それを通る複数の開口253、255を画定するガスケット本体252a、254aを含み、複数の開口253、255は、ピンブロック・アセンブリ230のピン234と位置合わせされ若しくは整合され、ピンブロック・アセンブリ230の貫通穴235と位置合わせされ若しくは整合された貫通穴253a、255aを更に含む。第1及び第2のガスケット252、254は、封止及び接着特性並びに耐久性を有する、弾性材料(例えばシリコンゴム)などの可撓性材料から形成される。リテーナ・プレート256は、ピンブロック・アセンブリ230の貫通穴235と位置合わせされ又は整合された、それを通る貫通穴251を画定する平面本体256aを含む。
【0052】
フレックス・ケーブル42’は、フレックス・ケーブル42’の第3の部分42c’が、それを通るピンブロック・アセンブリ230のピン234を受領するようにサイズ化され、形状され、位置付けられた複数の孔43’を含むことに加えて、それを通るシール拘束部260を受領するようにサイズ化され、形状され、位置付けられた貫通穴45’を含むことを除いて、フレックス・ケーブル42(図6)と実質的に同じである。
【0053】
シール拘束部260はネジの形であり、各ネジ260は、頭部266a及び頭部266aから延在するネジ付きシャンク266bを含む。ネジ260は、第1及び第2のガスケット252、254の貫通穴235a、255a、ピンブロック・アセンブリ230の貫通穴235、フレックス・ケーブル42’の貫通穴45’を通って基板210の穴216の中に位置付けるようにサイズ化され、形状される。
【0054】
シール・アセンブリ250を力センサ200の上に組み立てる方法は、図13~18に示されている。感知要素120(図12)が空洞213内で基板210に位置付けられて固定された状態で、ピンブロック・アセンブリ230は、ピン234の遠位部234b(図11)が、基板210の空洞213内に配列され、ブロック本体232が、基板210の近位面210aに隣接して位置付けられ、図13に見られるように、溝219内に着座するように、基板210の近位面210aの第1の横半体211a上に位置付けられる。感知要素120(図12)は、上に記載されたように、例えば線(図示せず)を介してピン234の遠位部234b(図11)に電気連結され、電子機器アセンブリ140のコネクタ144(図12)は、基板210の空洞213内に位置付けられ、基板210から出て遠位に延在する回路基板142と電気接続するために、例えば線(図示せず)を介して複数のピン234の遠位部234bに連結される。カバー258は、電子機器アセンブリ140(図12)の上に位置付けられ、例えば溶接、接着、被覆、及び/又は(例えばシール拘束部160、260と同じ又は類似した)機械接続により、基板210の遠位側上で空洞213を封止するために基板210の遠位面210bに固定される。
【0055】
図14に示されたように、第1のガスケット252は、次いでピンブロック・アセンブリ230のブロック本体232の上に置かれ、ピン234の近位部234aは、第1のガスケット252がブロック本体232に対して面一であるように、第1のガスケット252の開口253及びブロック本体232の貫通穴235(図13)と位置合わせされた貫通穴253aを通って延在する。
【0056】
図15に見られるように、フレックス・ケーブル42’の第3の部分42c’は、次いでピンブロック・アセンブリ230のピン234の近位部234aが、フレックス・ケーブル42’の複数の孔43’を通って延在するように、第1のガスケット252の上に位置付けられ、貫通穴45は、フレックス・ケーブル42’の第3の部分42c’が、第1のガスケット252に対して面一であるように、第1のガスケット252の貫通穴253a(図14)と位置合わせされる。
【0057】
図16に見られるように、第2のガスケット254は、ピン234の近位部234aが、第2のガスケット254の複数の開口255の中に延在して配列され、貫通穴255aが、フレックス・ケーブル42’の貫通穴45(図15)と位置合わせされるように、フレックス・ケーブル42’の第3の部分42c’の上に位置付けられる。第2のガスケット254は、フレックス・ケーブル42’に対して面一である。
【0058】
図17に見られるように、リテーナ・プレート256は、第2のガスケット254の上に位置付けられ、貫通穴251は、第2のガスケット254の貫通穴255a(図16)と位置合わせされる。図18に見られるように、図12と併せて、ネジ260のネジ付きシャンク266bは、次いでリテーナ・プレート256の貫通穴251、第2のガスケット254の貫通穴255a、フレックス・ケーブル42’の貫通穴45’、第1のガスケット252の貫通穴253aを通って基板210の穴216の中に挿入され、ネジ260の頭部266aは、リテーナ・プレート256内に着座される。
【0059】
ネジ260は、ピンブロック・アセンブリ230、第1及び第2のガスケット252、254、フレックス・ケーブル42’、並びにリテーナ・プレート256を基板210に固定し、リテーナ・プレート256とピンブロック・アセンブリ230のブロック本体232との間で第1及び第2のガスケット252、254を圧縮するために、リテーナ・プレート256の上に圧力を加える。ネジ260は、その中の電子部品を有効に封止するために、シール・アセンブリ250の構成要素の上に一定の圧力を加える。
【0060】
力センサ100、200は、感知要素及び基板の第1の横半体と関連したシール・アセンブリを含んで示されているが、別法として又は追加として、力センサ100、200は、基板の第2の横半体内に空洞を含んでもよいことを理解するべきである。少なくとも基板の第1及び第2の横半体は互いに鏡像であるので、シール・アセンブリは、そのような代替構成又は追加構成を収容するように構成されることが、当業者には容易に理解されよう。感知要素が基板の第1及び第2の横半体のそれぞれの中に配列された態様では、2つのシール・アセンブリは、当業者が容易に認識できるように、力センサと共に利用されるはずである。
【0061】
シール・アセンブリは変化してもよいことを理解するべきである。例えば、追加のガスケットが提供されてもよく、及び/又は代替シール拘束部が、圧縮荷重下でシール・アセンブリを保持するために利用されてもよい。それに応じて、シール拘束部は、圧縮クリップとして、及びネジとして示されているが、他の構成(例えばストラップ)が想定される。
【0062】
手術デバイスは、例えば2つの管状又は中空組織断面(例えば腸の断面)を一緒に接合するために、吻合処置に使用される。概して、図1を再度参照すると、アンビル・アセンブリ24は、外科的切開又は自然開口(例えば経肛門)のいずれかを通して手術部位に適用され、第1の組織又は腸の断面(図示せず)内に位置付けられ、(例えば巾着縫合により)それに一時的に固定されてもよく、負荷ユニット22及びアダプタ・アセンブリ30の外部スリーブ32(図2)は、第2の組織又は腸の断面(図示せず)の中に挿入され、それに一時的に固定されてもよい。その後、臨床医は、アンビル・ロッド24bの近位端がアダプタ・アセンブリ30の遠位端の中に挿入されるまで、アンビル・アセンブリ24を操縦し、アダプタ・アセンブリ30の遠位端内の装着構造(図示せず)は、装着を果たすためにアンビル・ロッド24bを係合する。アンビル・アセンブリ24及び負荷ユニット22は、次いで第1及び第2の組織断面を近づけるために接近される。手術デバイス1は、次いで発射され、ナイフ(図示せず)は、吻合を完了するためにナイフの半径方向内方に配列された組織の一部を切断する。
【0063】
本開示の力センサ100、200は、手術デバイス1の機能を制御することにより、吻合処置を向上させるために利用されてもよい。例えば、力センサは、組織の圧縮の力及び/又は速度を制御するために使用されてもよい。組織を急速に圧縮し過ぎた場合、組織は、そのような圧縮中に傷つき、裂け、損傷その他になることがある。いかなる特定の理論に縛られることなく、一定の力の圧縮を組織に維持することは、最適なステープル・ギャップがステープリング及び切断機能を実行するように達成されるまで、組織に安定しているが迅速な圧縮を提供すると考えられる。力センサは、組織を圧縮するために、まず力を読み取るために利用されてもよい。一旦圧縮されると、力センサは、ステープリング機能を監視することもある。そのような監視により、ステープリング機能をプログラミングすることができる。態様では、手術デバイスは、選択されたアンビルに依存して、予め設定された負荷を送達するようにプログラミングされる。例えば、小さいアンビルは、大きいアンビルより低い力を必要とする。態様では、切断機能は、所定の力で止まるように制御されてもよい。これにより、電子機器及びソフトウェアが、そのような機能を制御することができ、緊密な機械停止の必要性を除去する。
【0064】
上文では携帯型電動手術デバイス1で使用するように例示されているが、本開示の範囲内で、力センサ100、200は、様々な電気機械及び/又は電気手術の機器並びにシステムと共に使用するように構成されることを企図する。例えば、力センサは、非モータ駆動だが電動手術デバイスで利用されてもよい(例えば再利用可能な手術デバイスは、洗浄及び/又は殺菌処置を受ける)。別の例として、力センサは、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2012/0116416号明細書、現在は米国特許第8,828,023号明細書に示されて記載されているロボット手術システムなどの、ロボット手術システムに利用されてもよい。
【0065】
本開示の態様が図面に示されてきたが、本開示は、当技術分野が許容する限り広範囲に、及び本明細書も同様に読まれることを意図するので、本開示はそれに限定されることを意図しない。従って本開示は、記載された厳密な態様に限定されず、様々な他の変更及び修正が、本開示の範囲又は精神から逸脱することなく、当業者によってなされてもよいことを理解されたい。追加として、本開示の特定の態様と関連して示されて記載された要素及び特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、特定の他の態様の要素及び特徴と組み合わされてもよく、そのような修正及び変更も、本開示の範囲内に含まれる。従って上述は限定としてではなく、本開示の態様の例証に過ぎないと解釈されるべきであり、本開示の主題は、具体的に示されて記載されたものに限定されない。こうして、本開示の範囲は、与えられた例より、むしろ添付の特許請求の範囲及びそれらの法律上の等価物によって決定されるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】