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特表2024-527479メッセージ送信方法、装置、機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-25
(54)【発明の名称】メッセージ送信方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/214 20220101AFI20240718BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20240718BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20240718BHJP
【FI】
H04L51/214
H04L51/04
G06F3/0484
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023576029
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2023-12-11
(86)【国際出願番号】 CN2022105909
(87)【国際公開番号】W WO2023001066
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】202110833147.9
(32)【優先日】2021-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジン,スヤオ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA19
5E555BA23
5E555BA76
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB19
5E555BB23
5E555BC17
5E555CA02
5E555CA12
5E555CB02
5E555CB12
5E555CB42
5E555CC05
5E555CC19
5E555DB11
5E555DB25
5E555DB41
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC53
5E555DC63
5E555DD07
5E555EA03
5E555EA08
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
本開示は、メッセージ送信方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。該メッセージ送信方法は、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであることと、前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであることと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信することとを含む、メッセージ送信方法。
【請求項2】
前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、
現在のユーザが入力したインタラクションイベント情報又はユーザ属性情報を受信することと、
前記インタラクションイベント情報又はユーザ属性情報に基づいて前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、
前記グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示することであって、前記メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じインタラクションイベントに参加したグループメンバー又は同じユーザ属性を有するグループメンバーが含まれることと、
前記メンバー組み合わせリストに作用する選択操作に応じてターゲットメンバー組み合わせを決定することと、
前記ターゲットメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーに基づいて、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つのメンバー組み合わせは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前述した、前記グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前述した、前記グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザの前記グループにおけるグループ身分情報を決定することと、
前記グループ身分情報に基づいて前記メンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前述した、前記グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザが入力した選別条件情報を受信することと、
前記選別条件情報に基づいて前記メンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前述した、前記グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
グループ会話における所定期間内の履歴会話内容を分析して、ターゲットインタラクションイベントとターゲットユーザ属性のうちの少なくとも1つを得ることと、
前記ターゲットインタラクションイベントと前記ターゲットユーザ属性のうちの少なくとも1つに基づいて、前記メンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記グループ会話インタフェースは、所定のアプリケーションに含まれ、前記インタラクションイベントは、前記所定のアプリケーションで発生するイベントを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記インタラクションイベントは、前記グループ内で発生した、前記グループにおけるターゲットユーザに関連付けられたイベントを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記所定のアプリケーションは、リソース配布アプリケーションを含み、前記インタラクションイベントは、
前記ターゲットユーザに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、
前記ターゲットユーザが配布したリソースに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、
前記ターゲットユーザに対して行ったリソース配布リマインドイベントとのうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記受信対象のうちの各所定の受信対象に対して、現在の所定の受信対象に対応するメッセージ受信インタフェースに、前記ターゲットメッセージの受信対象が前記現在の所定の受信対象であることを表示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられた受信対象決定モジュールであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである受信対象決定モジュールと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信するように設けられたメッセージ送信モジュールとを含む、メッセージ送信装置。
【請求項14】
メモリ、プロセッサ、及び、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサで運行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~12のいずれか1項に記載のメッセージ送信方法を実現させる、電子機器。
【請求項15】
プロセッサによって実行されると、請求項1~12のいずれか1項に記載のメッセージ送信方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年7月22日に中国特許局に提出された、出願番号が202110833147.9である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、メッセージ送信方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の急速な発展に伴い、人々の間のコミュニケーションは、ますます便利になっている。
【0004】
多くのアプリケーションは、グループ通信機能を備える。一般的には、グループにおけるメンバーの数が多い。メッセージ受信対象を指定するニーズがある場合、ユーザは、全てのグループメンバーを閲覧し、その中から自分が選択したい対象を選び出す必要があり、操作手順が煩雑で、効率が低い。複数のメッセージ受信対象を指定する必要がある場合、逐一選択する必要があるため、操作手順がより煩雑で、効率がさらに低くなる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、メッセージ送信方式を最適化できるメッセージ送信方法、装置、記憶媒体及び機器を提供する。
【0006】
本開示は、
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであることと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信することとを含む、メッセージ送信方法を提供する。
【0007】
本開示は、
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられた受信対象決定モジュールであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである受信対象決定モジュールと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信するように設けられたメッセージ送信モジュールとを含む、メッセージ送信装置を提供する。
【0008】
本開示は、プロセッサによって実行されると、上記のメッセージ送信方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示は、メモリ、プロセッサ、及び、メモリに記憶され、且つプロセッサで運行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行して上記のメッセージ送信方法を実現させる電子機器を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の実施例によるメッセージ送信方法の流れを示す概略図。
図2】本開示の実施例による別のメッセージ送信方法の流れを示す概略図。
図3】本開示の実施例によるグループ会話インタフェースの概略図。
図4】本開示の実施例による別のメッセージ送信方法の流れを示す概略図。
図5】本開示の実施例によるメッセージ送信装置のブロック構成図。
図6】本開示の実施例による電子機器のブロック構成図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下は、添付図面を参照しながら、本開示の実施例を記述する。添付図面においては本開示のいくつかの実施例が示されたが、本開示を複数種の形態で実現することができ、これらの実施例は、本開示を理解するために提供される。本開示の添付図面及び実施例は、例示的なものに過ぎない。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載された複数のステップは、異なる順序で実行されてもよく、且つ/又は並行して実行されてもよい。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、且つ/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点において制限されない。
【0013】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、開放式包括であり、即ち、「を含むが、それらに限らない」を意味する。「基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」を意味する。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連定義は、以下の説明において与えられる。
【0014】
本開示で記載された「第1の」、「第2の」などの概念は、単に異なる装置、モジュール、又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0015】
本開示で記載された「1つ」、「複数」の修飾は、概略的なものであり、制限性のあるものではない。特別な説明がない限り、「1つ又は複数」と理解されるべきであることが当業者に自明である。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置間でやりとりされるメッセージ又は情報の名称は、説明的なものに過ぎず、これらメッセージ又は情報の範囲を制限するものではない。
【0017】
以下に説明される実施例において、各実施例は、選択的な特徴及び例を同時に提供し、実施例に記載される複数の特徴は、組み合わされて複数の選択的な態様を形成してもよく、各番号が付けられた実施例を単に1つの技術案と見なすべきではない。
【0018】
図1は、本開示の実施例によるメッセージ送信方法の流れを示す概略図である。該方法は、メッセージ送信装置によって実行されてもよい。ここで、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアで実現されてもよく、一般的には電子機器に統合され得る。図1に示すように、該方法は以下のようなステップを含む。
【0019】
ステップ101:グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定する。ここで、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである。
【0020】
本開示の実施例では、グループには、少なくとも2人のグループメンバー、つまり、少なくとも2人のユーザが含まれてもよい。グループ会話インタフェースは、所定のアプリケーションにおけるインタフェースであってもよい。所定のアプリケーションは、グループ会話機能を提供することができる。本実施例では、所定のアプリケーションのタイプを限定するものではない。所定のアプリケーションは、例えば、携帯電話、タブレット又はコンピュータなどの電子機器にインストールされてもよい。ユーザは、所定のアプリケーションにアカウントを登録してログインしてもよい。例示的に、所定のアプリケーションは、インスタントメッセージングアプリケーション、ショートビデオアプリケーション、ライブ配信アプリケーション又はオンライン会議アプリケーションなどを含んでもよい。
【0021】
例示的に、ターゲットメッセージを、現在送信待ちメッセージとして捉えることができる。本実施例では、ターゲットメッセージの入力と受信対象の決定との間の順序を限定するものではない。例えば、まずターゲットメッセージの入力を受け付け、次に受信対象を決定してもよい。また、まず受信対象を決定し、次にターゲットメッセージの入力を受け付けてもよい。
【0022】
例示的に、所定のアプリケーションには、複数の形態のインタラクションイベント(又はアクティビティ)が存在する可能性があり、これらインタラクションイベントは、グループ内で発生する可能性もあれば、所定のアプリケーション全体にわたる可能性もある。所定のインタラクションイベントは、そのうちの1種又は複数種であってもよい。所定のインタラクションイベントに基づいてユーザがメッセージを送信したい対象を決定してもよい。それにより、多数のグループメンバーを逐一閲覧して選択したい対象であるか否かを決定することを回避することができる。選択したい受信対象が複数であり得る場合、インタラクションイベントに基づいてグループにおける異なるグループメンバー間の関連付けを決定してもよい。同じインタラクションイベントに参加したグループメンバーは、同じ特性を有し、つまり、同一回のグループ送信メッセージのメッセージ受信対象になる可能性があり、これらのグループメンバーを受信対象としてもよい。ここで、イベントタイプは、所定のアプリケーション自身の特性に基づいて決定されてもよく、本開示の実施例はこれについて限定するものではない。例えば、所定のアプリケーションのグループで投票機能をサポートする場合、同じ投票イベントに参加したグループメンバー又は同じオプションに投票したグループメンバーを受信対象としてもよい。また、例えば、所定のアプリケーションのグループでグループノート機能をサポートする場合、同じグループノートイベントに参加したグループメンバーを受信対象としてもよい。また、例えば、所定のアプリケーションでリソース転送機能をサポートする場合、同じリソースを転送したグループメンバーを受信対象としてもよい。
【0023】
例示的に、グループにおけるグループメンバーは、複数のユーザ属性を有する可能性がある。所定のユーザ属性に基づいてユーザがメッセージを送信したい対象を決定してもよい。それにより、多数のグループメンバーを逐一閲覧して選択したい対象であるか否かを決定することを回避することができる。また、グループにおける一部のグループメンバーは、同じユーザ属性を有する可能性がある。選択したい受信対象が複数であり得る場合、所定のユーザ属性に基づいてグループにおける異なるグループメンバー間の関連付けを決定し、同じ所定のユーザ属性を有するグループメンバーを受信対象としてもよい。所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであり、つまり、ここでの所定のユーザ属性は、グループにおける全てのグループメンバーが有するユーザ属性を含まない。所定のユーザ属性は、実際のニーズに応じて予め設定されてもよいし、現在のシナリオなどの関連要素に応じて動的に決定されてもよい。例えば、ユーザ属性は、ユーザレベル、グループへの参加時間、勤務先又は所属部署などを含んでもよく、一般的には、ユーザがグループで公開した個人紹介又はユーザ署名などの関連情報に基づいて決定されてもよい。
【0024】
ステップ102:前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信する。
【0025】
例示的に、受信対象にターゲットメッセージを送信することにより、ターゲットメッセージを一括送信することを実現する。
【0026】
本開示の実施例によるメッセージ送信方法は、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定し、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであり、前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信する。上記の技術案を採用することにより、所定のインタラクションイベント又は所定のユーザ属性に基づいて、グループ内からターゲットメッセージの受信対象を素早く選び出すことができ、グループ内のインタラクション効率を向上させるのに有利である。さらに、選択したい受信対象が複数であり得る場合、インタラクションイベント又はユーザ属性に基づいて、グループにおける複数のグループメンバーをターゲットメッセージの受信対象として素早く一括して決定でき、グループ内のインタラクション効率を向上させることができる。
【0027】
いくつかの実施例では、前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、現在のユーザが入力したインタラクションイベント情報又はユーザ属性情報を受信することと、前記インタラクションイベント情報又はユーザ属性情報に基づいて前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む。このように設定する利点は、ユーザは、インタラクションイベント又はユーザ属性情報を入力することができ、所定のアプリケーションによって、相応なグループメンバーを受信対象として自動的にマッチングすることができ、受信対象を素早く決定することを実現できることである。
【0028】
いくつかの実施例では、前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示することであって、前記メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じインタラクションイベントに参加したグループメンバー又は同じユーザ属性を有するグループメンバーが含まれることと、前記メンバー組み合わせリストに作用する選択操作に応じて、ターゲットメンバー組み合わせを決定することと、前記ターゲットメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーに基づいて、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む。1つのメンバー組み合わせにおけるグループメンバーの数は、少なくとも1人であり、つまり、1人であってもよいし、複数人であってもよい。1つのメンバー組み合わせにおけるグループメンバーの数は、複数人であることが多い。このように設定する利点は、イベント又はユーザ属性に基づいてグループにおける異なるグループメンバーをメンバー組み合わせに集約し、メンバー組み合わせリストに表示してユーザに選択させることができ、ユーザは、メンバー組み合わせを選択することにより、組み合わせにおける複数のグループメンバーの選択を実現でき、さらに、複数のメッセージ受信対象を一括選択することを実現でき、メッセージ受信対象の決定効率を向上させ、グループ内のインタラクション効率を向上させるのに有利であることである。
【0029】
例示的に、メンバー組み合わせリストの表示を行う必要がある場合、全て又は一部の可能なメンバー組み合わせをメンバー組み合わせリストに表示して、現在のユーザが実際のニーズに応じて選択するようにしてもよい。本実施例は、メンバー組み合わせの表示形態を限定するものではなく、例えば、メンバー組み合わせの名称及び/又はメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーのメンバー標識を表示してもよく、メンバー標識は、例えば、名称、ニックネーム又はアバターなどであってもよい。選択的に、現在のユーザによる選択を容易にするために、メンバー組み合わせの名称を、対応するイベント又はユーザ属性で命名してもよい。
【0030】
グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、ユーザが入力した組み合わせ並び順設定情報を受信することと、それに応じて、前記組み合わせ並び順設定情報に基づいて、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示することとをさらに含んでもよい。このように設定する利点は、ユーザが自分の習慣に応じてリストにおけるメンバー組み合わせの並び順を設定し、例えば、よく選択するイベント又はユーザ属性の並び順を前に設定することを可能にすることにより、ユーザが選択したいメンバー組み合わせを素早く見つけることに寄与することである。
【0031】
例示的に、現在のユーザは、スクリーンにタッチすることにより、又はマウスなどの入力装置を介して選択操作を入力してもよい。選択操作は、タップ、長押し、又はダブルタップなどであってもよい。ターゲットメンバー組み合わせを決定する際に、選択操作の入力位置に応じて、ユーザに選択されたメンバー組み合わせを決定し、選択されたメンバー組み合わせをターゲットメンバー組み合わせとして決定してもよい。
【0032】
本実施例では、ターゲットメンバー組み合わせの数を限定するものではなく、1つであってもよいし、複数であってもよい。例示的に、選択操作は、複数回の入力をサポートしてもよく、毎回の選択操作は、1つのターゲットメンバー組み合わせを決定することができる。
【0033】
例示的に、ターゲットメンバー組み合わせに含まれる全てのグループメンバーをそのままターゲットメッセージの受信対象として決定してもよい。これにより、ターゲットメッセージの受信対象を素早く決定することができる。
【0034】
選択的に、ターゲットメンバー組み合わせが複数である場合、複数のターゲットメンバー組み合わせにおけるグループメンバーの和集合に基づいてターゲットメッセージの受信対象を決定してもよい。これにより、より柔軟にターゲットメッセージの受信対象を決定することを実現することができる。
【0035】
選択的に、まずターゲットメンバー組み合わせに含まれる全てのグループメンバーを表示し、現在のユーザが入力した、グループメンバーを削除且つ/又は追加するための調整操作を受け付けてもよい。例えば、該調整操作は、表示された全てのグループメンバーのうちの1人又は複数人のグループメンバーを削除するために用いられ、さらに、表示された全てのグループメンバーに加えてグループメンバーを追加するためにも用いられる。そして、調整操作に応じて、ターゲットメッセージの受信対象を決定する。このように設定する利点は、決定されたターゲットメッセージの受信対象が現在のユーザの実際のニーズにより適合するように、現在のユーザによる調整を可能にすることである。
【0036】
いくつかの実施例では、前記1つのメンバー組み合わせは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである。
【0037】
いくつかの実施例では、前記メンバー組み合わせリストに複数のメンバー組み合わせが含まれる場合、異なるメンバー組み合わせにおけるグループメンバーに共通部分が存在することを許可する。このように設定する利点は、より豊富な組み合わせ方式を得ることができることである。実際の応用では、同じグループメンバーが異なるイベントに同時に参加し、又は同じグループメンバーが異なるユーザ属性を有することがあり得る。このため、グループメンバーの組み合わせを行う際に、同じグループメンバーが異なるメンバー組み合わせに入れられることを許可し、現在のユーザがより正確にメンバー組み合わせを選択することを容易にする。
【0038】
いくつかの実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信することをさらに含んでもよい。このように設定する利点は、現在のユーザが実際のニーズに応じてグループ送信対象のタイミング又は方式を選択することを許可できることである。
【0039】
例示的に、現在のユーザは、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定の文字、例えば、「@」を入力してもよい。1人のグループメンバーを個別に指定する方式と区別する必要がある場合、所定の文字を変更してもよい。つまり、所定の文字を、1人のメッセージ受信対象を指定する指定文字と異ならせる。このとき、所定の文字は、連続して入力された所定数の指定文字を含んでもよい。例えば、指定文字が「@」であり、所定数が2である場合、所定の文字は「@@」であってもよい。また、例えば、指定文字の前に、幾つ又は複数の意味を示す文字、例えば「n」を入力してもよい。つまり、所定の文字は、所定の複数文字と指定文字との組み合わせを含んでもよく、例えば、所定の文字は、「n@」であってもよい。
【0040】
例示的に、現在のユーザは、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定の音声コマンドを入力してもよい。例えば、現在のユーザは、音声で「メッセージをグループ送信する」を発話してもよい。音声でメッセージの内容を入力する場合と区別するために、所定の音声コマンドの入力方式を変更してもよい。例えば、まず指定文字、例えば「@」を入力し、次に音声入力コントロール、例えば、マイクロフォン標識を選択してもよい。このとき入力された音声情報を、所定の音声コマンドと見なしてもよい。
【0041】
選択的に、所定のコマンドは、所定のイベントに関連付けられた所定のコントロールがトリガされたときに生成されるコマンドをさらに含んでもよい。例示的に、所定のコントロールは、所定のイベントに対応する応答ボタンであってもよい。現在のユーザが該応答ボタンをトリガすると、所定のイベントに対して応答したいと見なしてもよい。このとき、現在のユーザがメッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを入力したと見なして、該所定のイベントに参加したグループメンバーを該所定のイベントに対応するメンバー組み合わせに振り分け、メンバー組み合わせリストに表示してもよい。例えば、所定のコントロールは、リソース配布リマインドイベントに参加したグループメンバーに対する統一されたメッセージ返信をトリガするためのリソース配布リマインドイベントの返信コントロールであってもよい。
【0042】
いくつかの実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザのグループにおけるグループ身分情報を決定することと、前記グループ身分情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む。このように設定する利点は、現在のユーザのグループにおける異なる身分情報に対してメンバー組み合わせリストを決定することができ、メンバー組み合わせリストにおけるメンバー組み合わせの数を制御することができ、ユーザがターゲットメンバー組み合わせをより素早く選択することに寄与することである。ここで、グループ身分情報は、例えば、グループマスター、グループ管理者、及び一般グループメンバーなどを含んでもよい。例示的に、異なるグループ身分のメンバーにとって、複数のグループメンバーに対してメッセージをグループ送信するニーズは、異なることがある。グループマスター又はグループ管理者などのグループ身分に対して、一般グループメンバーよりも、メンバー組み合わせリストに多くのメンバー組み合わせを提示してもよい。
【0043】
いくつかの実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザが入力した選別条件情報を受信し、前記選別条件情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定することをさらに含んでもよい。このように設定する利点は、ユーザが自ら選別条件を入力することをサポートすることができ、メンバー組み合わせリストにおけるメンバー組み合わせ数を減少させ、ユーザの期待を満足させることができ、ユーザがターゲットメンバー組み合わせをより素早く選択することに寄与することである。
【0044】
例示的に、選別条件インタフェースを表示し、選別条件インタフェースに複数の選別条件を表示し、現在のユーザによって1つ又は複数の選別条件について、相応な選別条件情報を入力してもよい。例えば、選別範囲などを入力してもよい。選別条件は、所定のアプリケーションの特性に基づいて設定されてもよい。例えば、イベントが発生した時間範囲(例えば、最近3日間)、イベントに関連する対象(例えば、ユーザが投稿した作品)、又はカスタムされたユーザ属性の区間(例えば、1週間以内にグループに参加した)などを含んでもよい。
【0045】
例示的に、現在のユーザが自然言語で入力した選別条件情報を受信してもよく、テキスト又は音声形式であってもよい。選択的に、まず、指定文字、例えば「@」を入力し、そして、テキスト情報又は音声情報を入力する。このときのテキスト情報又は音声情報を、選別条件情報と見なしてもよい。例えば、ユーザが@を入力した後、「最近3日間私をフォローした人」を入力し、該選別条件情報を分析することにより、最近3日間現在のユーザをフォローしたグループメンバーを自動的に得て、メンバー組み合わせを形成し、メンバー組み合わせリストに表示する。
【0046】
いくつかの実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザが入力したターゲットメッセージに対応する送信待ちメッセージ内容を受信することと、前記送信待ちメッセージの内容を分析して、ターゲットインタラクションイベント及び/又はターゲットユーザ属性を得ることと、前記ターゲットインタラクションイベント及び/又は前記ターゲットユーザ属性に基づいてメンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含んでもよい。このように設定する利点は、送信待ちメッセージ内容に対して、意図的な自動分析を行うことができ、それにより、より正確に現在のユーザの期待に適合するメンバー組み合わせリストを素早く表示できることである。
【0047】
例示的に、所定のアプリケーションには多くのイベントが存在する可能性があり、ユーザ属性も多様であるため、存在し得るメンバー組み合わせの数が多く、現在のユーザがターゲットメンバー組み合わせを素早く選択するのに不利である。ユーザがまず送信待ちメッセージ内容を入力し、次にメッセージ受信対象の設定を行うことを許可する場合、現在のユーザは、一般的には、送信待ちメッセージ内容を入力する時に、どれらのグループメンバーにメッセージを送信したいかを予め計画しておく。また、送信待ちメッセージ内容は、一般的には、一定の指向性を有する。送信待ちメッセージ内容を分析することにより、関連する可能性のあるイベント又はユーザ属性を分析することができる。これにより、グループメンバーの選別範囲をある程度縮小し、表示待ちのメンバー組み合わせリストにおけるメンバー組み合わせの数を減少させることができる。
【0048】
例えば、上記の例の投票イベントに対して、現在のユーザが投票イベントの主催者であるとすると、送信待ちメッセージ内容は、「XXに関する投票に積極的に参加してありがとう。次の予定は、・・・です」であり得る。該メッセージ内容に基づいて、ターゲットイベントはXX投票イベントを含むと分析することができ、さらに、該投票イベントに参加したグループメンバーを1つのメンバー組み合わせに振り分け、メンバー組み合わせリストに表示してもよい。
【0049】
また、例えば、現在のユーザがグループにおけるリソース配布者であるとすると、他のグループメンバーは、現在のユーザに対してリソース配布リマインドを行うことができ、つまり、インタラクションイベントは、リソース配布リマインドイベントである。現在のユーザがリソース配布リマインドイベントに対して返信するとき、送信待ちメッセージ内容は、「リマインドありがとう。できるだけ早く新しいリソースを配布します」であり得る。該メッセージ内容に基づいて、ターゲットイベントはリソース配布リマインドイベントを含むと分析することができ、さらに、リソース配布リマインドイベントに参加したグループメンバーを1つのメンバー組み合わせに振り分け、メンバー組み合わせリストに表示してもよい。
【0050】
いくつかの実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、グループ会話における所定期間内の履歴会話内容を分析して、ターゲットインタラクションイベント及び/又はターゲットユーザ属性を得ることと、前記ターゲットインタラクションイベント及び/又は前記ターゲットユーザ属性に基づいて、メンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む。このように設定する利点は、履歴会話内容に対して、意図的な自動分析を行うことができ、それにより、より正確に現在のユーザの期待に適合するメンバー組み合わせリストを表示できることである。
【0051】
例示的に、グループメンバーがグループ内で会話を行う場合、1つのインタラクションイベントをめぐって、又は同じユーザ属性を有する一部のユーザが集中的に発言又は議論を行う可能性がある。所定期間内の履歴会話内容を分析することにより、関連し得るインタラクションイベント又はユーザ属性を分析することができる。それにより、グループメンバー選別範囲をある程度縮小して、表示待ちのメンバー組み合わせリストにおけるメンバー組み合わせの数を減少させることができる。
【0052】
いくつかの実施例では、前記グループ会話インタフェースは、所定のアプリケーションに含まれ、前記イベントは、前記所定のアプリケーションで発生したイベントを含む。このように設定する利点は、所定のアプリケーションに対して、グループチャット機能以外に、多くの他の機能がさらに存在し得ることである。他の機能のうち、グループにおけるグループメンバーは、何らかのイベントにより関連付け又はインタラクションが発生する可能性があり、グループ内で発生したイベントに限定されない。このため、イベントの範囲は、所定のアプリケーション全体に広がることができ、所定のアプリケーション内のイベントに基づいて相応な複数のメッセージ受信対象を素早く選択することがより容易になる。
【0053】
いくつかの実施例では、前記インタラクションイベントは、前記グループ内で発生した、前記グループ内のターゲットユーザに関連付けられたイベントを含む。ここで、ターゲットユーザは、グループマスターであってもよいし、他のグループメンバーであってもよく、限定されない。
【0054】
いくつかの実施例では、前記所定のアプリケーションは、リソース配布アプリケーションを含み、前記イベントは、ターゲットユーザに対して所定のインタラクション操作を行うイベント、ターゲットユーザが配布したリソースに対して所定のインタラクション操作を行うイベント、及びターゲットユーザに対して行ったリソース配布リマインドイベントのうちの少なくとも1つを含む。ここで、所定のインタラクション操作は、ポジティブインタラクション操作、例えば、いいねや投げ銭などを含んでもよく、他のタイプのインタラクション操作を含んでもよく、本実施例はこれについて限定するものではない。このように設定する利点は、リソース配布アプリケーションに対して、リソース配布者と他のユーザはアプリケーション内でコミュニケーションを行うことができることである。例えば、ユーザは、リソース配布者に対する喜び又は関心を示すことができる。また、ユーザは、リソース配布者が配布したリソースに対する喜び又は関心を示すことができる。リソース配布者が長期間作品を更新しない場合、他のユーザは、リソース配布リマインドイベントに参加したことにより、リソース配布者にリマインドすることができ、上記インタラクションイベントに参加したグループメンバーをそれぞれ異なるメンバー組み合わせに集約することによって、リソース配布者が関連するグループメンバーに対して素早くメッセージ返信を行うことを容易にし、インタラクション効率を向上させることができる。
【0055】
例示的に、前記リソースは、画像、テキスト、オーディオ又はビデオなどの多様な形態の情報又はデータなどであってもよく、一般的には作品の形態、例えば、ライブ配信動画、ショートビデオ、小説及び漫画などのオンラインリソース作品で提示され、本実施例はこれについて限定するものではない。ユーザは、配布したい作品を所定のアプリケーションに対応するサーバにアップロードしてもよい。サーバによって、他のユーザが使用する所定のアプリケーションに送信して提示する。それに応じて、リソース配布アプリケーションは、例えば、ライブ配信アプリケーション、ショートビデオアプリケーション、オンライン小説アプリケーション、及びオンライン漫画アプリケーションなどであってもよい。
【0056】
リソース配布者とリソース配布者をフォローするユーザ(リソース配布者のフォロワーとして捉えることができる)との間のコミュニケーションを容易にするために、所定のアプリケーションにグループを作成することができる。グループメンバーは、グループにおいて会話することができる。グループの作成者(つまり、グループマスター)は、リソース配布者自身であってもよいし、リソース配布者のフォロワーであってもよい。以下、グループマスターがリソース配布者であり、フォロワーが他のグループメンバーである場合を例にして(以下の説明におけるフォロワーは、グループにおけるフォロワーを指し、一般的にはグループ外のフォロワーを含まない)説明する。この場合、グループをフォロワーグループとして捉えることができる。
【0057】
いくつかの実施例では、前記受信対象のうちの各所定の受信対象に対して、現在の所定の受信対象に対応するメッセージ受信インタフェースに、前記ターゲットメッセージの受信対象が前記現在の所定の受信対象であることを表示することをさらに含む。このように設定する利点は、グループマスターの返信が意図的であることを該フォロワーに感じさせることができ、ユーザのスティッキネスを高めるのに有利であることである。ここで、所定の受信対象は、前記受信対象のうちの全ての受信対象を含んでもよい。つまり、前記受信対象のうちの各受信対象に対して、現在の受信対象に対応するメッセージ受信インタフェースに、前記ターゲットメッセージの受信対象が前記現在の受信対象であることを表示する。
【0058】
図2は、本開示の実施例による別のメッセージ送信方法の流れを示す概略図である。本開示の実施例は、上記の実施例における選択的な態様に基づいて説明する。図2に示すように、該方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0059】
ステップ201:所定のアプリケーションに現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信する。
【0060】
所定のアプリケーションは、リソース配布アプリケーションを含む。説明の便宜上、以下、リソース配布アプリケーションがショートビデオアプリケーションである場合を例にする。現在のユーザは、グループにおけるグループマスターであってもよく、ショートビデオ作者として捉えることもできる。
【0061】
図3は、本開示の実施例によるグループ会話インタフェースの概略図である。図3に示すように、現在のユーザが複数のメッセージ受信対象を指定するための所定の文字301を入力することができ、所定の文字301が「@@」であってもよいとする。
【0062】
ステップ202:所定のコマンドに応じて、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する。ここで、メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じインタラクションイベントに参加した複数のグループメンバー又は同じユーザ属性を有する複数のグループメンバーが含まれる。
【0063】
例示的に、前記インタラクションイベントは、現在のユーザに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントと、現在のユーザが配布したリソースに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントと、現在のユーザに対するリソース配布リマインドイベントとのうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
現在のユーザに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントは、グループマスターに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントを含んでもよい。ポジティブインタラクションコントロールによりポジティブインタラクション操作を入力してもよい。ポジティブインタラクションコントロールは、例えば、フォローコントロール、いいねコントロール、伝言コントロール及び薦めコントロールなどを含んでもよい。対応するイベントを、グループマスターをフォローするイベント、グループマスターにいいねするイベント、グループマスターに伝言するイベント及びグループマスターを薦めるイベントなどと略称してもよい。
【0065】
現在のユーザが配布したリソースに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントは、グループマスターが配布したショートビデオに対してポジティブインタラクション操作を入力するイベントを含んでもよい。同様に、ポジティブインタラクションコントロールによりポジティブインタラクション操作を入力してもよい。ポジティブインタラクションコントロールは、例えば、いいねリストコントロール、いいねコントロール、コメントコントロール及び転送コントロールなどを含んでもよい。対応するイベントを、作品をフォローするイベント、作品にいいねするイベント、作品にコメントするイベント及び作品を転送するイベントなどと略称してもよい。選択的に、グループマスターの作品数は一般的には多いので、メンバー組み合わせの数を制御するために、作品を予め指定し、又はユーザが自ら指定してもよい。例えば、グループマスターが最新に配布したショートビデオであってもよい。
【0066】
リソース配布者が長期間作品を更新しない場合、リソース配布者をフォローするユーザ、例えば、フォロワーは、通常、早期更新を促す又はリマインドする意欲がある。このとき、フォロワーがリソース配布リマインドイベントを開始し、他のフォロワーが該リソース配布リマインドイベントをサポートする場合がある。これらフォロワーを、リソース配布リマインドイベントの参加者と呼んでもよい。
【0067】
図3に示すように、ユーザが「@@」を入力すると、メンバー組み合わせリストを表示する必要があると決定する。図3に示されるメンバー組み合わせリスト302には、3つのメンバー組み合わせが例示的に示され、それぞれ、「更新を求めることに参加した人」、「私の新作にいいねした人」、「最近コメントをした人」である。ここで、「最近」に対応する期間は、所定のアプリケーションによりデフォルト設定可能であり、例えば、最近1日間であり、本実施例ではこれについて限定するものではない。
【0068】
ステップ203:現在のユーザが入力したメンバー組み合わせリストに作用する選択操作を受け付け、選択操作に応じてターゲットメンバー組み合わせを決定する。
【0069】
例示的に、図3に示すように、現在のユーザが「私の新作にいいねした人」にメッセージを送信したいとすると、対応する位置にタップして、ターゲットメンバー組み合わせを決定してもよい。
【0070】
ステップ204:ターゲットメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーをターゲットメッセージの受信対象として決定する。
【0071】
例示的に、図3に示すように、ターゲットメンバー組み合わせには、4人のグループメンバーが含まれ、それぞれE、F、G及びHであり、これら4人のグループメンバーをターゲットメッセージの受信対象として決定してもよい。
【0072】
ステップ205:現在のユーザが入力したターゲットメッセージに対応する送信待ちメッセージ内容を受信し、送信待ちメッセージ内容をターゲットメッセージの受信対象に送信する。
【0073】
例示的に、図3に示すように、ターゲットメッセージ受信対象を決定した後、現在のユーザが入力した送信待ちメッセージ内容303、例えば、「私の新作を気に入ってくれてありがとう」を受信してもよい。ユーザ入力が完了した後、「送信」ボタンをタップすることにより、送信待ちメッセージ内容をE、F、G及びHに送信することができる。
【0074】
メッセージ内容の受信者及びグループにおける他のメンバーにとって、グループ会話インタフェースにおける該メッセージに対する表示形態は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、グループ会話インタフェースにおける該メッセージに対する表示形態が同じである場合、現在のユーザ側(つまり、グループマスター側)の表示形態と同じであってもよく、例えば、それぞれターゲットメッセージ受信対象を@メンションしてもよい。グループ会話インタフェースにおける該メッセージに対する表示形態が異なる場合、メッセージ内容の受信側に対して、受信側が自分であることのみを表示してもよい。例えば、Eに対しては、「@E私の新作を気に入ってくれてありがとう」と表示する。これにより、グループマスターの返信が意図的なものであることを該フォロワーに感じさせることができ、ユーザのスティッキネスを高めるのに有利である。メッセージ受信側でない他のグループメンバーに対して、現在のユーザ側(つまり、グループマスター側)の表示形態と同じであってもよい。
【0075】
本開示の実施例によるメッセージ送信方法は、リソース配布アプリケーションに適用できる。リソース配布者は、自分のフォロワーグループ内でメッセージを一括送信することができる。一括送信が必要な場合、複数のメッセージ受信対象を指定するための所定のコマンドを入力してもよく、その後、グループ会話インタフェースに異なるメンバー組み合わせを表示して、グループマスターに選択させてもよい。異なるメンバー組み合わせは、異なるイベント又はユーザ属性に対応してもよく、且つイベントは、リソース配布アプリケーションで発生するイベントであってもよい。これにより、グループマスターが自分とインタラクションイベントが存在する関連フォロワーを素早く選択することが容易になり、インタラクションの指向性を向上させ、インタラクション効率を効果的に向上させ、メッセージを全てのグループメンバーに送信するよりも、グループにおける関係のない他のメンバーに対する干渉を回避することができる。
【0076】
図4は、本開示の実施例による別のメッセージ送信方法の流れを示す概略図である。本開示の実施例は、上記の実施例における選択的な態様に基づいて説明する。図4に示すように、該方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0077】
ステップ401:現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信する。
【0078】
ステップ402:現在のユーザのグループにおけるグループ身分情報を決定する。
【0079】
ステップ403:グループ身分情報に基づいて、対応する選別条件入力インタフェースを表示する。
【0080】
例示的に、選別条件は、時間帯、作品、フォロワーレベル、フォロー日数、グループマスターとの親密度及びグループ参加時間のうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせなどを含んでもよい。異なるグループ身分情報のユーザに対して、選別条件をサポート可能な種類が異なる場合があり、さらに選別条件入力インタフェースが異なる場合がある。一般的には、グループマスター又はグループ管理者は、一般グループメンバーよりも多くの選別条件をサポートすることができる。
【0081】
ステップ404:現在のユーザが入力した選別条件情報を受信する。
【0082】
例示的に、選別条件情報は、選別条件の値であってもよく、候補を提供してユーザに選択させてもよいし、ユーザが値又は値の範囲を自ら入力してもよい。
【0083】
ステップ405:選別条件情報に基づいて、メンバー組み合わせリストを決定する。ここで、メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じイベントに参加した複数のグループメンバー又は同じユーザ属性を有する複数のグループメンバーが含まれる。
【0084】
ステップ406:現在のユーザがメンバー組み合わせリストに作用する選択操作に応じてターゲットメンバー組み合わせを決定する。
【0085】
ステップ407:ユーザが入力した、グループメンバーを削除且つ/又は追加するための調整操作を受け付け、調整操作に応じてターゲットメッセージの受信対象を決定する。
【0086】
ユーザが調整操作を入力せず、送信待ちメッセージ内容を入力し、又は、送信待ちメッセージ内容の取得に成功して送信コントロールをトリガする場合、ターゲットメンバー組み合わせに含まれるメンバーをそのままターゲットメッセージ受信対象として決定してもよい。
【0087】
ステップ408:グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、ターゲットメッセージの受信対象にターゲットメッセージを送信する。
【0088】
本開示の実施例によるメッセージ送信方法は、メンバー組み合わせリストを表示する前に、まず現在のユーザのグループ身分を決定し、次にグループ身分に基づいて現在のユーザが選別条件情報を入力することを許可し、さらに選別条件情報に基づいて現在のユーザが選択したいメンバー組み合わせをより正確に特定することができ、メンバー組み合わせに対して予備選別を行うことに相当し、メンバー組み合わせリストにおけるメンバー組み合わせの数を効果的に減少させ、且つユーザの期待を満足させることができ、ユーザがターゲットメンバー組み合わせをより素早く選択することに寄与し、グループ内のインタラクション効率を向上させることができる。
【0089】
図5は、本開示の実施例によるメッセージ送信装置のブロック構成図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアで実現されてもよく、一般的には電子機器に統合されてもよく、メッセージ送信方法を実行することにより、メッセージ送信を行うことができる。図5に示すように、該装置は、
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられた受信対象決定モジュールであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである受信対象決定モジュール501と、前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信するように設けられたメッセージ送信モジュール502とを含む。
【0090】
本開示によるメッセージ送信装置は、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定し、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであり、前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信する。上記の技術案を採用することにより、所定のインタラクションイベント又は所定のユーザ属性に基づいて、グループ内からターゲットメッセージの受信対象を素早く選び出すことができ、グループ内のインタラクション効率を向上させるのに有利である。
【0091】
選択的に、前記受信対象決定モジュール501は、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付けるように設けられたメッセージ入力受付部と、現在のユーザが入力したインタラクションイベント情報又はユーザ属性情報を受信し、前記インタラクションイベント情報又はユーザ属性情報に基づいて前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられた受信対象決定部と、を含む。
【0092】
選択的に、前記受信対象決定モジュール501は、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付けるように設けられたメッセージ入力受付部を含み、
グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示するように設けられたメンバー組み合わせリスト表示部であって、前記メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じインタラクションイベントに参加したグループメンバー又は同じユーザ属性を有するグループメンバーが含まれるメンバー組み合わせリスト表示部と、前記メンバー組み合わせリストに作用する選択操作に応じて、ターゲットメンバー組み合わせを決定するように設けられたターゲットメンバー組み合わせ決定部と、前記ターゲットメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーに基づいて、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられたターゲットメッセージ受信対象決定部とをさらに含む。
【0093】
選択的に、前記1つのメンバー組み合わせは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである。
【0094】
選択的に、該装置は、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信するように設けられた所定コマンド受信部をさらに含んでもよい。
【0095】
選択的に、該装置は、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザのグループにおけるグループ身分情報を決定するように設けられたグループ身分情報決定部と、前記グループ身分情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定するように設けられた第1のリスト決定部とをさらに含んでもよい。
【0096】
選択的に、該装置は、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、現在のユーザが入力した選別条件情報を受信するように設けられた選別条件情報受信部と、前記選別条件情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定するように設けられた第2のリスト決定部とをさらに含んでもよい。
【0097】
選択的に、該装置は、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、グループ会話における所定期間内の履歴会話内容を分析して、ターゲットインタラクションイベント及び/又はターゲットユーザ属性を得るように設けられた分析部と、前記ターゲットインタラクションイベント及び/又は前記ターゲットユーザ属性に基づいて、メンバー組み合わせリストを決定するように設けられた第3のリスト決定部とをさらに含んでもよい。
【0098】
選択的に、前記グループ会話インタフェースは、所定のアプリケーションに含まれ、前記インタラクションイベントは、前記所定のアプリケーションで発生するイベントを含む。
【0099】
選択的に、前記インタラクションイベントは、前記グループ内で発生した、前記グループにおけるターゲットユーザに関連付けられたイベントを含む。
【0100】
選択的に、前記所定のアプリケーションは、リソース配布アプリケーションを含み、前記インタラクションイベントは、ターゲットユーザに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、ターゲットユーザが配布したリソースに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、ターゲットユーザに対して行ったリソース配布リマインドイベントとのうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
選択的に、該装置は、
前記受信対象のうちの各所定の受信対象に対して、現在の所定の受信対象に対応するメッセージ受信インタフェースに、前記ターゲットメッセージの受信対象が前記現在の所定の受信対象であることを表示するように設けられた受信対象表示モジュールをさらに含む。
【0102】
以下、本開示の実施例を実現することに適合する電子機器600の構成概略図を示す図6を参照する。本開示の実施例中の電子機器600は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレット(PAD)、可搬式マルチメディア再生機(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及び例えばデジタルTV(Television、TV)、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含み得るが、それらに限らない。図6に示された電子機器600は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何の制限も加えない。
【0103】
図6に示すように、電子機器600は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)601を含んでもよく、それはリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)603にロードされたプログラムによって複数種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラムやデータがさらに格納されている。処理装置601、ROM 602及びRAM 603は、バス604を介して相互に接続される。入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェース605もバス604に接続される。
【0104】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置606と、例えば液晶ディスプレイー(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカー、発振器などを含む出力装置607と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608と、通信装置609とがI/Oインタフェース605に接続されていてもよい。通信装置609は電子機器600が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図6に様々な装置を備えた電子機器600が示されているが、示された装置の全てを実施したり、具備したりすることを要求する意図がない。それ以上又は以下の装置を代替的に実施したり、具備したりすることが可能である。
【0105】
本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは非一時的なコンピュータ可読媒体に搭載された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置609によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM 602からインストールされ得る。処理装置601によって該コンピュータプログラムが実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0106】
本開示における上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限らない。コンピュータ可読記憶媒体は、例として、1つ又は複数の導線を有する電気接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディス、RAM、ROM、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムはコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで伝播されるデータ信号又は搬送波で一部を伝播するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードを搭載した。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体は更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体はコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、ラジオ周波数(Radio Frequency、RF)など又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。
【0107】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されていない単独したものであってもよい。
【0108】
上記のコンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが担持されており、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行されると、該電子機器に、グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであることと、前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信することとを実行させる。
【0109】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせを用いて書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、更に一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含むが、それらに限らない。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)又は広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネット経由で接続する)。
【0110】
添付図面のうちフローチャート及びブロック図は本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。なお、いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよい。例えば、二つの連続的に示されたブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
【0111】
本開示の実施例に係るモジュールはソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ここで、モジュールの名称は該モジュール自身を限定しない場合がある。例えば、メッセージ送信モジュールは、「前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信するモジュール」と記述してもよい。
【0112】
本明細書で上述された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、使用可能な例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準製品(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップ(System on Chip、SOC)、コンプレックスプログラマブル論理装置(Complex Programmable Logic Device、CPLD)などを含むが、それらに限らない。
【0113】
本開示において、機械可読媒体は、有形媒体であってもよく、コマンド実行システム、装置、又はデバイスによって使用され、又はコマンド実行システム、装置、又はデバイスと組み合わせて使用されるプログラムを含み、又は記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であり得る。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置、もしくはデバイス、又は上記の任意の好適な組み合わせを含み得るが、それらに限らない。機械可読記憶媒体の例は、1つ又は複数の配線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、EPROM又はフラッシュメモリ、光ファイバ、CD-ROM、光記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0114】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットであることと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信することとを含む、メッセージ送信方法を提供する。
【0115】
一実施例では、前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、
現在のユーザが入力したインタラクションイベント情報又はユーザ属性情報を受信することと、
前記インタラクションイベント情報又はユーザ属性情報に基づいて前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む。
【0116】
一実施例では、前述した、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することは、
グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示することであって、前記メンバー組み合わせリストには、少なくとも1つのメンバー組み合わせが含まれ、1つのメンバー組み合わせには、同じインタラクションイベントに参加したグループメンバー又は同じユーザ属性を有するグループメンバーが含まれることと、
前記メンバー組み合わせリストに作用する選択操作に応じてターゲットメンバー組み合わせを決定することと、
前記ターゲットメンバー組み合わせに含まれるグループメンバーに基づいて、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定することとを含む。
【0117】
一実施例では、前記1つのメンバー組み合わせは、前記グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである。
【0118】
一実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザが入力した、メッセージを受信する複数の対象を指定するための所定のコマンドを受信することをさらに含む。
【0119】
一実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザのグループにおけるグループ身分情報を決定することと、
前記グループ身分情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む。
【0120】
一実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
現在のユーザが入力した選別条件情報を受信することと、
前記選別条件情報に基づいてメンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む。
【0121】
一実施例では、前述した、グループ会話インタフェースにメンバー組み合わせリストを表示する前に、
グループ会話における所定期間内の履歴会話内容を分析して、ターゲットインタラクションイベント及び/又はターゲットユーザ属性を得ることと、
前記ターゲットインタラクションイベント及び/又は前記ターゲットユーザ属性に基づいて、メンバー組み合わせリストを決定することとをさらに含む。
【0122】
一実施例では、前記グループ会話インタフェースは、所定のアプリケーションに含まれ、前記インタラクションイベントは、前記所定のアプリケーションで発生するイベントを含む。
【0123】
一実施例では、前記インタラクションイベントは、前記グループ内で発生した、前記グループにおけるターゲットユーザに関連付けられたイベントを含む。
【0124】
一実施例では、前記所定のアプリケーションは、リソース配布アプリケーションを含み、前記インタラクションイベントは、
ターゲットユーザに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、
ターゲットユーザが配布したリソースに対して所定のインタラクション操作を行うイベントと、
ターゲットユーザに対して行ったリソース配布リマインドイベントとのうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
一実施例では、
前記受信対象のうちの各所定の受信対象に対して、現在の所定の受信対象に対応するメッセージ受信インタフェースに、前記ターゲットメッセージの受信対象が前記現在の所定の受信対象であることを表示することをさらに含む。
【0126】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
グループ会話インタフェースにおいてターゲットメッセージの入力を受け付け、前記ターゲットメッセージの受信対象を決定するように設けられた受信対象決定モジュールであって、前記受信対象は、所定のインタラクションイベントに参加した少なくとも1人のグループメンバー又は所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーであり、前記所定のユーザ属性を有する少なくとも1人のグループメンバーは、グループにおける全てのグループメンバーのサブセットである受信対象決定モジュールと、
前記受信対象に基づいて前記ターゲットメッセージを送信するように設けられたメッセージ送信モジュールとを含む、メッセージ送信装置を提供する。
【0127】
また、複数の操作は、特定の順序で記述されているが、これは、そのような操作が、示されている特定の順序で、又は順次的な順序で実行されることを求めている、と理解されるべきではない。所定の環境では、マルチタスクと並行処理が有利であり得る。同様に、複数の実現の詳細が上記の記述に含まれているが、それらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。単一の実施例に関連して記載されている幾つかの特徴は、単一の実施例と組み合わせても実装可能である。逆に、単一の実施例に関連して記載されている複数の特徴はまた、複数の実施例で別々に、又は何らかの適切なサブコンビネーションで実装可能である。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】