(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-25
(54)【発明の名称】文書処理方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 16/10 20190101AFI20240718BHJP
【FI】
G06F16/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578187
(86)(22)【出願日】2022-09-16
(85)【翻訳文提出日】2023-12-19
(86)【国際出願番号】 CN2022119381
(87)【国際公開番号】W WO2023041050
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】202111111900.X
(32)【優先日】2021-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ワン,チャンミン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ズーホン
(72)【発明者】
【氏名】ユアン,ジウェイ
(57)【要約】
本発明は、文書処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。文書処理方法は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することと、文書パラメータ情報に基づいて新規ターゲットオンライン文書を生成することを含む。プリセットされたオンライン文書作成の条件は、プリセットされた文書更新周期に達し、更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することの少なくとも一つを含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することと、
前記文書パラメータ情報に基づいて、新規ターゲットオンライン文書を生成すること、を含み、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
プリセットされた文書更新周期に到達することであって、前記更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、
第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することであって、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するための文書であること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項2】
前記作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することは、
前記ターゲットデータオブジェクトのデータ收集タスクに基づいて、関連の構成情報を特定することと、
前記構成情報に基づいて、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得すること、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成情報に基づいて、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することは、
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から、作成すべきオンライン文書のうち、ユーザによる編集を禁止するユーザ関連情報を取得すること、又は/及び
プリセットされた第2の構成情報を照会して、前記第2の構成情報から作成すべきオンライン文書のうち、ユーザが当該インデックス情報に対応するターゲットデータの値を編集するように案内するための文書インデックス情報を取得すること、
を含む、ことを特徴する請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットオンライン文書がオンラインテーブルであり、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
第1のオンラインテーブルのデータ收集領域数がプリセットされた閾値に達することと、又は、第1のオンラインテーブルのデータ收集領域が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットオンライン文書をプリセットされたクラウド記憶空間にアーカイブすることを更に含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項6】
クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットし、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることを更に含む、
ことを特徴する請求項5に記載の方法。
【請求項7】
クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットすることは、
前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了する前に、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスを設定することを含み、
前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることは、
前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了した後に、前記ターゲットオンライン文書がプリセットされた文書更新周期に達する、又は、前記ターゲットオンライン文書のデータ量がプリセットされたデータ量に達すると判定し、若しくは、前記ターゲットオンライン文書が、データ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量を完了すると判定して、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることを含む、
ことを特徴する請求項6に記載の方法。
【請求項8】
プリセットされた第3の構成情報に基づいて、少なくとも1つのユーザへ、前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信することを更に含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ユーザが前記文書リンクをトリガした後に前記ターゲットオンライン文書を編集する編集情報をリアルタイムで取得することと、前記編集情報を受信したことに応答して、前記編集情報を前記ターゲットオンライン文書に記憶すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、
前記方法は、
第3の構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信することであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されていることと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域に同じデータ收集領域が含まれ、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新すること
を更に含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザが前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分の見えるデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域に入力する編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を更に含む、ことを特徴する請求項10に記載の方法。
【請求項12】
生成された前記ターゲットオンライン文書の文書識別情報には、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込むことと、又は、
生成された前記ターゲットオンライン文書には、データ収集タスクに関連づけられた情報と、ユーザの固有属性情報とを含み、編集が禁止されるユーザ関連情報を記入することを更に含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項13】
当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込むことは、
データ収集の周期情報、収集タスクの名称、収集の発生地点情報を持ち込むことを含む
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定することと、
前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、前記権限情報には、編集操作制限権限を含むことに応答して、前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること、
を含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項15】
前記編集制御ポリシーは、プリセットされたデータ編集領域の編集制限時間帯を含み、前記編集操作を制御することは、
前記編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じて前記データ編集領域を表示し、前記編集制限時間帯以外の時間に、当該領域の編集が現在許可されないことをユーザに促すための第2の表示状態に応じて前記データ編集領域を表示することと、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、前記編集時間と前記編集制限時間帯とプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合に、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯を超えていると判定する場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信すること、又は
前記編集時間が前記編集制限時間帯よりも早いと判定する場合に、早期編集禁止の指示情報を送信すること、
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する文書位置を特定し、前記文書位置がプリセットされた位置である場合に、編集禁止の指示情報を送信すること
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、それぞれ、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
ユーザによる自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項19】
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれは、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含むことと、
構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信することであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されていることと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新すること、
を含むことを特徴する文書処理方法。
【請求項20】
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から前記ユーザの関連情報を取得することと、
前記ユーザの、ユーザによる編集を禁止する関連情報を、前記文書のうち、前記ユーザに対応するデータ收集領域の該当サブ領域に設定すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信することは、
プリセットされた第2の構成情報を照会して、前記第2の構成情報から前記複数のユーザの属する1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間を取得することと、
前記1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して1つ又は複数のグループへ前記文書リンクを送信すること、
を含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信することは、
プリセットされた第3の構成情報を照会して、前記第3の構成情報から前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間を取得することと、
前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して、各前記ユーザへ前記文書リンクを送信すること
を含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項23】
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作を取得して、前記ユーザのユーザ識別を識別することと、
プリセットされた権限情報に基づいて、前記ユーザに前記ユーザ識別に対応するデータ收集領域を表示すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することは、
プリセットされた文書更新周期に達することに応答して、次の周期の、異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することを含む、
ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記ターゲットオンライン文書に対応する文書リンクをプリセットされたクラウド記憶空間に記憶することを更に含む、
ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項26】
ユーザが、現在、前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を編集する編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項27】
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じて前記データ編集サブ領域を表示し、前記編集制限時間帯以外の時間において、前記データ編集サブ領域が現在編集拒否となることをユーザに促すための第2の表示状態に応じて当該サブ領域を表示することと、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、前記編集時間と前記編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項26に記載の方法。
【請求項28】
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯を超えていると判定する場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯よりも早いと判定する場合に、早期編集禁止の指示情報を送信すること
を含む、ことを特徴する請求項26に記載の方法。
【請求項29】
ユーザによる自分に対応する複数のターゲットデータ收集サブ領域への編集情報を取得することと、
前記編集情報に基づいて、前記ユーザのターゲットデータ編集指標を生成すること、
を更に含む、ことを特徴とする請求項19~28の何れか一項に記載の方法。
【請求項30】
ターゲットオンライン文書の文書リンクを受信することであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいることと、
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記ターゲットオンライン文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集サブ領域を表示し、ユーザが前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して、前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することと、
前記ユーザが前記文書リンクを複数回トリガして前記ターゲットオンライン文書を開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新することであって、前記ターゲットデータの値は、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクに存在すること、
を含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項31】
前記ターゲットデータ領域において、予め記入された前記ユーザの関連情報を表示することであって、前記関連情報は、前記ユーザによる編集を禁止することを更に含む、
ことを特徴する請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ユーザによる、前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域の編集操作に対応する編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることに応答して、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定することを更に含む、
ことを特徴する請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることは、
前記編集時間が編集許可期間内にあること、又は
前記編集時間が編集禁止期間内にあること、又は
前記編集時間が編集許可期間を超えた時間長さは、プリセットされた時間長さ以内であること
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間を超えている場合に、タイムアウト編集禁止の提示情報を表示することと、
前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間よりも早い場合に、早期編集禁止の提示情報を表示すること、
を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項35】
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得するための第1の取得モジュールと、
前記文書パラメータ情報に基づいて新規ターゲットオンライン文書を生成するための生成モジュールと、を備え、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
プリセットされた文書更新周期に到達することであって、前記更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、
第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することであって、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するための文書であること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項36】
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定するための決定モジュールと、
前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、前記権限情報には、編集操作制限権限を含むことに応答して、前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御するための制御モジュールと、を備える
ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項37】
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得するための第2の取得モジュールであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域が異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれが、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含む第2の取得モジュールと、
構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信する送信モジュールであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されている送信モジュールと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュールであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュールと、
を備える、ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項38】
文書の文書リンクを受信するための接收モジュールであって、前記文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域が、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる接收モジュールと、
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集領域を表示する表示モジュールと、
前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新するための第2の更新モジュールであって、前記同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて文書を複数回開く第2の更新モジュールと
を備えることを特徴とする文書処理装置。
【請求項39】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し実行することにより、前記請求項1~13の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項14~18の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項19~29の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項30~34の何れか一項に記載の文書処理方法を実現する
ことを特徴とする前記電子機器。
【請求項40】
前記請求項1~13の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項14~18の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項19~29の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項30~34の何れか一項に記載の文書処理方法、を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されている、
ことを特徴とするコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2021年09月18日に出願された中国出願第2021111119000.X号(発明名称:文書処理方法、装置、機器及び媒体)に基づき、その優先権を主張し、該出願の全ての内容は、引用により全体として本開示に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本開示は、コンピュータ応用技術分野、特に、文書処理方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
日常生産及び生活において、データの収集は比較的に通常である。例えば、店舗やチェーン店の運営する過程において、店舗やチェーン店の運営データなどを統計する。
【0004】
従来の技術では、関連データを統計するために、現場に到達して、データの収集及び手動記録を行い、更に、人工的に記録されたデータを集計することが必要である。例えば、巡回検査を行うユーザは、対応する店舗に到達し、紙のフォームを店舗の店長に提供して記入させることで、店舗のデータの収集を実現し、さらに、巡回検査員は、収集したすべての店舗のデータを集計する必要がある。
【0005】
しかしながら、上述したデータ収集の方式は、ユーザの現場までの収集及び手動記録に依存して、データ収集の効率が低下する。
【発明の概要】
【0006】
上述した技術課題を解決する、又は少なくとも一部的に解決するために、本公開は文書処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0007】
本公開の実施例は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することと、前記文書パラメータ情報に基づいて、新規ターゲットオンライン文書を生成することと、を含み、前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、プリセットされた文書更新周期に到達し、前記更新周期内に、前記ターゲットオンライン文書を使用して、ターゲットデータオブジェクトを収集することと、第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定すること、の少なくとも一つを含み、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するために用いられる、文書処理方法を提供する。
【0008】
本公開の実施例に係る文書処理方法、オンライン文書を使用して、データオブジェクトの収集を実現するとともに、データ収集周期又はデータ収集タスクによりオンライン文書を自動的に生成し、文書生成とデータ収集自体とを緊密に組み合わせることで、文書を使用して、データを収集するの効率が向上する。
【0009】
本公開の実施例は文書処理方法を提供する。前記方法は、ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定することと、前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、前記権限情報は、編集操作限制権限を含んでいることに応答して、前記編集操作限制権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することを含む。
【0010】
本公開の実施例に係る文書処理方法は、ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、編集操作に対応する文書位置を特定し、更に、ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、権限情報が編集操作限制権限に属することに応答して、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する。これにより、オンライン文書の編集操作を制御して、オンライン文書編集シーンを多様化するために技術的サポートを提供する。
【0011】
本公開の実施例は文書処理方法を提供する。前記方法は、異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれは、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含むことと、構成情報に基づいて複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信することでっあって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されていることと、ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新することを含む。
【0012】
本公開の実施例に係る文書処理方法は、ターゲットオンライン文書において、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を設定することができ、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集し、ユーザが文書リンクを複数回クリックして当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新し、データ收集領域を増やす度にデータ処理の圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率を更に向上させることができる。
【0013】
本公開の実施例は文書処理方法を提供する、前記方法は、文書の文書リンクを受信することであって、前記文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいることと、ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記ターゲットオンライン文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集サブ領域を表示し、ユーザが前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して、前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することと、前記ユーザが前記文書リンクを複数回トリガして前記ターゲットオンライン文書を開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新することであって、前記ターゲットデータの値は、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクに存在する。
【0014】
本公開の実施例は文書処理装置を更に提供する。前記装置は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得するための第1の取得モジュールと、前記文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成する生成モジュールと、を備え、前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、プリセットされた文書更新周期に到達し、前記更新周期内に、前記ターゲットオンライン文書を使用して、ターゲットデータオブジェクトを収集することと、第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することであって、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するの少なくとも一つを含む。
【0015】
本公開の実施例は文書処理装置を更に提供する。前記装置は、ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定するための決定モジュールと、前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得するための制御モジュールと、備え、前記権限情報は、編集操作限制権限を含んでいることに応答して、前記編集操作限制権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御する。
【0016】
本公開の実施例は文書処理装置を更に提供する。前記装置は、異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得するための第2の取得モジュールであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれは、対応するユーザ編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域複数のターゲットデータ收集領域を含んでいる第2の取得モジュールと、構成情報に基づいて複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信するための送信モジュールであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なるデータ收集領域を示すに用いられる表示権限情報が関連付けられて設定されている送信モジュールと、ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新するための第1の更新モジュールであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュールとを備える。
【0017】
本公開の実施例は文書処理装置を更に提供する。前記装置は、文書の文書リンクを受信するための接收モジュールであって、前記文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域が編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる接收モジュールと、ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集領域を表示する表示モジュールと、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新するための第2の更新モジュールであって、前記同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて文書を複数回開く第2の更新モジュールとを備える。
【0018】
本公開の実施例は電子機器を更に提供する。前記電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し実行するために用いられ、例えば、本公開の実施例に係る文書処理方法を実現する。
【0019】
本公開の実施例はコンピュータ読み出し可能な記憶媒体を更に提供する。例えば本公開の実施例に係る文書処理方法を実行するために用いられる前記記憶媒体コンピュータプログラムを記憶している。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図面を組みわせて、以下の具体的な実施の形態を参照して、本開示の各実施の形態の上記及びその他の特徴、利点及び態様がより明らかになるであろう。図面を通して、同一又は類似の符号は同一又は類似の要素を表す。図面は概略的であり、本来の構成又は要素は、必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
【0021】
【
図1】本公開の実施例に係る文書処理方法のフローチャートである。
【
図2】本公開の実施例に係る文書処理シーンの概略図である。
【
図3】本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。
【
図4】本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。
【
図5】本公開の実施例に係る他の文書処理方法のフローチャートである。
【
図6】本公開の実施例に係る他の文書処理方法のフローチャートである。
【
図7】本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。
【
図8】本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。
【
図9】本公開の実施例に係る他の文書処理方法のフローチャートである。
【
図10】(a)は、本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。(b)は、本公開の実施例に係る他の文書処理シーンの概略図である。
【
図11】本公開の実施例に係る他の文書処理方法のフローチャートである。
【
図12】本公開の実施例に係る他の文書処理方法のフローチャートである。
【
図13】本公開の実施例に係る文書処理装置の構成の概略図である。
【
図14】本公開の実施例に係る他の文書処理装置の構成の概略図である。
【
図15】本公開の実施例に係る他の文書処理装置の構成の概略図である。
【
図16】本公開の実施例に係る他の文書処理装置の構成の概略図である。
【
図17】本公開の実施例に係る電子機器の構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を更に詳しく説明する。図面には、本公開のある実施例を示しているが、本開示は、様々な形態で実施することができ、以下の実施例は、本開示をより明確かつ完全に理解するために提供するものであり、本発明を限定すると解釈されるべきではない。本開示の図面及び実施例は、例示に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するために用いられるものではないことを理解されたい。
【0023】
本開示の方法の実施例に記載された各手順は、異なる順序で及び/又は並列に実行することができることを理解されたい。さらに、方法についての実施例は、手順の追加や省略を含んでもよい。本開示の範囲はこの点で限定されない。
【0024】
本明細書で使用される用語である「含む」及びその変形は、「含むが、限定されない」という開放的な包含である。用語「~に基づく」は、「少なくとも部分的に~基づく」である。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「他の実施例」という用語は、「少なくとも1つの他の実施例」を意味し、「幾つかの実施例」という用語は、「少なくとも幾つかの実施例」を意味する。他の用語の関連定義は、以下の説明において提供される。
【0025】
本開示で言及された「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためだけに用いられ、これらの装置、モジュール又はユニットの実行する機能の順序又は相互の依存関係を限定するものではないことを理解されたい。
【0026】
本開示において言及されている「1つ」、「複数」の修飾は限定的ではなく概略的である。当業者にとって、文脈に特に明示的に指摘されない限り、「1つ又は複数」と理解されるべきである。
【0027】
本開示の実施例の複数の装置同士の間で交換されるメッセージや情報の名称は、例示だけに過ぎず、これらのメッセージや情報の範囲を限定するために使用されるものではない。
【0028】
上述した課題を解決するために、本公開の実施例は、オンライン文書のデータ収集形態を提供し、文書がオンラインであるため、データの収集から集計などの面は、オンラインで操作し、データ収集の効率を大幅に向上させることができる。
【0029】
データを収集する文書はオンラインであることに加えて、異なるシーンにおいて、オンライン文書を使用してデータを収集する際に発生し得る実際の問題を更に発見し分析して、これらの実際の問題に対する解決策を提案する。以下はそれぞれ例示的に紹介する。
【0030】
以下は、本公開の実施例のオンライン文書のデータ収集過程を説明する。
【0031】
先ず、オンライン文書を使用してデータを収集する際に発生し得る実際の問題に対して、オンライン文書の作成方式を改善することで、上述した問題を解決する。以下は、例示的に説明する。
【0032】
図1は、本公開の一実施例の文書処理方法のフローである。当該方法は、文書処理装置により実行され、ただし、当該装置は、ソフトウェア又は/及びはハードウェアにより実現してもよく、一般的には、サーバに集積される。
図1に示すように、当該方法は、
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得する(ステップ101)ことを含む。
【0033】
本実施例では、プリセットされたオンライン文書作成の条件は、以下の少なくとも一つを含む。
【0034】
第1の例として、プリセットされた文書更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集する。ただし、ターゲットデータオブジェクトは、シーンにおいて収集すべきデータオブジェクト、例えば、売上、出勤人数などであってもよい。
【0035】
つまり、本例では、オンライン文書を周期的且つ自動的に作成する。文書更新周期は、実験データに基づいて標定し、又はデータ収集の必要に応じて決定することができ、オンライン文書を周期的且つ自動的に作成することで、オンライン文書のデータ量が大きいことによるメモリのオーバーフローなどを回避することができ、更に、データを周期的に収集することが必要になる際に、同一の周期内に収集したデータ同一のオンライン文書に格納し、異なる周期内に収集したデータことなるオンライン文書に格納することができ、これにより、オンライン文書の自動作成、及び新規に作成された文書による元の文書への交換によりデータを収集し、異なる周期内に、収集したデータを自動的に分類して、後段にデータを処理する効率を向上させる。
【0036】
第2の例として、本例では、オンライン文書で収集されたデータ量が大きいため、記憶効率に影響を与え、ローカルメモリがオーバーフローするなど問題を回避するために、オンライン文書で收集されたデータ量が一定の値よりも大きいかどうか、又は、関連データを収集し続けると、收集されたデータ量が一定の値よりも大きいことを判定することができる。
【0037】
データ量が一定の値よりも大きい場合は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすと判定し、オンライン文書を再作成してデータを収集し、前にオンライン文書で収集されたデータをアーカイブして記憶する。
【0038】
本実施例では、オンライン文書作成の条件を満たす前に作成した、ターゲットデータオブジェクトを収集するための第1のオンライン文書のデータ量を取得し、第1のオンライン文書のデータ量がプリセットされたデータ量に達した場合に、ローカルオーバフローなどを回避するために、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすと見なして、新規オンライン文書を作成する。
【0039】
作成されたオンライン文書は、周期毎にターゲットデータオブジェクトを収集するように、周期的にデータを収集する可能性があるため、1つのオンライン文書には、複数の周期に収集されたデータを格納することがある。メモリのオーバーフローを回避するために、本実施例では、第1のオンライン文書は、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全て、すなわち、次のデータ收集周期に書き込むデータ量の全て、又は、現在のデータ收集周期に書き込むデータ量の全てを保持できないと判定する場合は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすと見なして、新規オンライン文書を作成する。
【0040】
通常、オンライン文書は、ユーザの作成操作に応答して作成される。本公開では、データ収集のシーンにおいて、オンライン文書自体の技術的制限により、通常、あるタイプのオンライン文書のデータ保持量は制限される、例えば、オンラインテーブルが最大データ行の制限を有する。また、データ収集タスク自体も、例えば、あるデータ収集タスクが周期的なものであるという幾つかの特性がある。そのため、オンライン文書を使用してデータを収集する際に、オンライン文書の作成方式及び作成タイミングとデータ収集タスク自体の特性とを組み合わせて、プリセットされた文書更新周期に達する、若しくは、第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定する場合に、ターゲットオンライン文書を自動的に作成する。ただし、更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集し、第1のオンライン文書は、オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するのものである。上述した文書の自動作成という形態により、オンライン文書は、データの収集時にデータ量が大きいため、メモリが溢れるなどの問題を回避することができ、更に、データを周期的に収集することが必要になる際に、同一の周期内に収集したデータ同一のオンライン文書に格納し、異なる周期内に収集したデータことなるオンライン文書に格納することができ、これにより、オンライン文書の自動作成、及び新規に作成された文書による元の文書への交換によりデータを収集し、異なる周期内に収集したデータを自動的に分類して、後段にデータを処理する効率を向上させる。
【0041】
なお、本実施例に係るオンライン文書は、オンライン編集及びデータ更新を実現することができ、本公開は、オンライン文書の形式を限定するものではなく、例えば、オンラインテーブルなどであってもよい。オンラインテーブルの場合に、現在ターゲットデータオブジェクトを収集するための第1のオンラインテーブルのデータ收集領域数がプリセットされた閾値に達する、若しくは、第1のオンラインテーブルのデータ收集領域が次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定すると、オンライン文書作成の条件を満たしていると見なすことができる。
【0042】
更に、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たした後、作成すべき文書パラメータ情報を取得する。ただし、当該文書パラメータ情報は、オンライン文書のレイアウト情報や、データ收集領域の行数や、ターゲットデータオブジェクトへの記入を指示すると考えられる文書インデックス情報などを含む。これにより、作成した文書がデータ収集タスクのニーズに対応できるように、データ収集タスクに基づいて対応する文書パラメータ情報を決定する。本公開の一実施例では、ターゲットデータオブジェクトのデータ收集タスクに基づいて関連の構成情報を決定し、例えば、関連の設定者に対して、構成情報の入力インタフェースを表示し、関連の設定者が当該入力インタフェースにおいて入力した関連の構成情報を取得し、更に、構成情報に基づいて、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得する。ただし、構成情報と文書パラメータ情報との対応関係を予め記憶し、当該対応関係クエリに基づいて対応する文書パラメータ情報を取得することができる。
【0043】
ステップ102において、文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成する。
【0044】
本実施例では、文書パラメータ情報に基づいて記入ユーザに提示されるオンライン文書の表示效果を決定することができ、如何にしてオンライン文書を使用してデータを収集する、例えば、どの情報を収集するか、異なる情報がそれぞれどこに記入されるか、制限条件があるかなどを決定することができ、データ収集タスクに基づいてターゲットオンライン文書を生成するための文書パラメータ情報を決定することで、生成されたターゲットオンライン文書をデータ収集タスクに適合させて、データ収集の効率とデータ可用性を向上させることができる。従って、文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成する。
【0045】
実際の実行中に、オンライン文書を生成するための文書パラメータ情報の関連設定により、ユーザによるデータ記入の正確性及び効率を向上させることができる。
【0046】
本公開の幾つかの実施例では、ユーザ関連情報を含む第1の構成情報をプリセットする。ユーザ関連情報は、現在のデータ収集タスクに関連づけられた情報を含む。本実施例では、プリセットされた第1の構成情報を照会して作成すべきオンライン文書のうち、システム設定用のユーザ関連情報を取得する。第1の構成情報は、権限のある情報管理部門が合法的に許可されることで取得することができる。
【0047】
これにより、オンライン文書を生成する際に、ユーザによる編集が許可されないユーザ関連情報を自動的に充填する。よって、オンライン文書の記入効率が向上し、オンライン文書によるデータ収集の信頼性をある程度確保し、ユーザによるユーザ関連情報の不正な改ざんを防止する。
【0048】
本実施例では、
図2に示すように、ユーザ関連情報は、現在のデータ収集タスクに関連する情報1と2を含む場合に、対応するオンライン文書を生成する際に、対応するフィールドに応するユーザ関連情報を直接充填し、当該ユーザ関連情報は、ユーザによる編集を禁止し、ユーザが対応するユーザ関連情報をクリックすると、「編集禁止」という提示メッセージなどを表示してもよい。
【0049】
在本公開の別の実施例では、ユーザへ対応する位置において当該インデックス情報に対応するターゲットデータの値を編集することを促すための文書インデックス情報を含む第2の構成情報をプリセットし、当該文書インデックス情報は、テキスト形式、画像形式、動画形式などの何れかであってもよい。よって、オンライン文書を作成する際に、プリセットされた第2の構成情報を照会して、第2の構成情報から作成すべきオンライン文書のうち、文書インデックス情報を取得して、当該文書インデックス情報に基づいて当該インデックス情報に対応するターゲットデータの値を編集するようにユーザを案内する。
【0050】
本実施例では、
図3に示すように、オンライン文書に記入すべきフィールドが現在のデータ収集タスクに関連づけられた情報1と2を含む場合に、対応するオンライン文書を生成する際に、対応するフィールドの関連領域に「現在のデータ収集タスクに関連づけられた情報1」、「現在のデータ収集タスクに関連づけられた情報2」などの文書インデックス情報を直接表示し、ユーザが当該文書インデックス情報に基づいて対応するデータなどを記入することで、ユーザによるオンライン文書の記入効率及び正確度を向上させる。
【0051】
幾つかの実施例では、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書名などの識別情報には、例えば、データ収集の日付けなどの周期情報、収集タスクの名称、データ収集の発生した場所など、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を含む。例えば、店舗情報を収集するシーンでは、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書識別にはデータ収集の日付けや、店舗名称などを持ち込んでもよい。ある領域内に複数のデータ収集ポイントを有し、各データ収集ポイントにおいて収集する必要があるデータが自動的に生成された文書のプリセットされたデータ収集領域内に記入される場合に、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書識別には、例えば、東城区、西城区など、当該領域の名称情報を持ち込んでもよい。
【0052】
自動的に生成されたターゲットオンライン文書の識別情報には、対応するデータ収集周期又は/及びは収集タスクの情報を持ち込んでいることで、ターゲットオンライン文書を容易にアーカイブ整理及び照会し、後段のデータの分析及び利用に有利である。
【0053】
幾つかの実施例では、上記のオンライン文書をアーカイブする際に、アーカイブすべきターゲットオンライン文書をプリセットされたクラウド記憶空間に記憶して、クラウド記憶空間において後続のオンライン文書の読み取りを行ってもよい。
【0054】
本実施例では、クラウド記憶空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットしてもよい。当該記憶アドレスは、ユーザにより指定したものであってもよいし、也可以是サーバにより自動的に割り当てされたものであってもよく、ターゲットオンライン文書をクラウド記憶空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブする。
【0055】
例えば、ターゲットデータオブジェクトとアーカイブアドレスとの関連関係を設定してもよい。ターゲットオンライン文書をアーカイブする際に、ターゲットオンライン文書で收集されたターゲットデータオブジェクト及び前記関連関係に基づいて、ターゲットオンライン文書のアーカイブアドレスを特定しアーカイブ処理する。
【0056】
また、例えば、ターゲットオンライン文書を自動的に生成する際に、関連関係に基づいて前記ターゲットオンライン文書のアーカイブアドレスを設定し、アーカイブタイミングを満たすと、ターゲットオンライン文書をアーカイブアドレスにアーカイブしてもよい。幾つかの可能な実施例では、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトの收集を完了する前に、クラウド記憶空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスを設定することにより、ターゲットオンライン文書をクラウド記憶空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブする際に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトの收集を完了した後に、ターゲットオンライン文書がプリセットされた文書更新周期に達する、又はターゲットオンライン文書のデータ量がプリセットされたデータ量に達すると判定する、或いは、ターゲットオンライン文書がデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量に達すると判定することで、ターゲットオンライン文書をクラウド記憶空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブする。
【0057】
在本公開の実施例では、上記のオンライン文書をアーカイブする際に、アーカイブすべきターゲットオンライン文書の文書リンクをプリセットされたクラウド記憶空間にアーカイブすることで、クラウド記憶空間の活用を容易にする。よって、文書リンクに基づいて関連のオンライン文書を取得することができる。
【0058】
本実施例では、通過クラウド空間におけるターゲットデータオブジェクトの記憶アドレス、例えば、知識ベース指定ディレクトリなどのクラウド空間記憶アドレスをプリセットし、当該ターゲットデータオブジェクトを収集するためのターゲットオンライン文書を当該記憶アドレスにアーカイブして、ターゲットデータオブジェクトを収集するのオンライン文書自体が更新されたかどうか、及び当該ターゲットデータオブジェクトを保持するためのオンライン文書の数が是1部であるか複数部であるかにかかわらず、ターゲットデータオブジェクトに対して收集したターゲットデータの値を予め指定されたクラウド記憶空間に記憶することで、ターゲットデータオブジェクトに対応する複数の文書を統一的に自動アーカイブして、後続のデータ管理及び照会の効率を向上させることができる。
【0059】
本公開の幾つかの実施例では、文書リンクの形式でユーザへオンライン文書を送信し、即ち、本実施例では、プリセットされた第3の構成情報に基づいて、少なくとも1つのユーザへターゲットオンライン文書の文書リンクを送信してもよい。ただし、当該プリセットされた構成情報は、記入すべきデータのユーザの識別情報や文書リンクの送信時間などを含んでもよい。
【0060】
本実施例では、プリセットされた構成情報に基づいて対応する少なくとも1つのユーザへターゲットオンライン文書の文書リンクを送信する。更に、ユーザが文書リンクをクリックした後に、ターゲットオンライン文書に対する編集情報をリアルタイムで取得することができ、当該編集情報は、関連フィールドの入力のデータなどを含む。本実施例では、受信した編集情報に応答して、編集情報をターゲットオンライン文書に記憶することで、ユーザによる提出操作を行うことなく、記入した編集情報を同期に記憶することができる。
【0061】
以上により、公開の実施例の文書処理方法は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書パラメータ情報を取得し、文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成することにより、オンライン文書作成とデータ収集タスクとを適合させと共に、オンライン文書データを収集することで、データ収集の効率が向上する。
【0062】
データ収集のシーンにおいて、複数のユーザのターゲットデータオブジェクトを収集することが必要になることがある。例えば、店舗を巡回検査する際に、店舗のそれぞれの店長のターゲットデータオブジェクトを集中する必要がある。店長ごとに個別のオンライン文書を生成すると、オンライン文書の生成効率が低下する恐れがある。よって、データ収集の効率に更に影響を与え、データの後期の管理及びメンテナンスも不便になる。
【0063】
従って、本公開の幾つかの実施例では、オンライン文書により複数のオンラインユーザのターゲットデータオブジェクトを収集する方法を更に提供する。
【0064】
本実施例では、ターゲットオンライン文書は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域をそれぞれに含む複数のデータ收集領域を含む。ただし、それぞれのデータ收集領域は、1つのユーザに対応し、異なるユーザに対応するデータ收集領域は異なることにより、1つのオンライン文書において、データ收集領域により異なるユーザを区別して、1つの文書を使用して複数のユーザデータを収集することで、データ収集の効率が向上する。また、それぞれのデータ收集領域に対応するターゲットデータ收集サブ領域は、関連のターゲットデータオブジェクトに対するデータ収集にもちいられる。
【0065】
本実施例では、オンライン文書がオンラインテーブルである場合は、データ收集領域は、異なる列にそれぞれに対応する複数のセルを有する1つ又は複数のデータ行であってもよい。異なる列は、異なる種類の情報を収集するために用いられ、各セルは、本公開の実施例における1つのターゲットデータ收集サブ領域に相当することができる。一例として、在店舗の売上集計シーンにおいて、店長Aに対応するデータ收集領域は、
図4に示すように、「データ収集タスクに関連づけられた情報1」、「データ収集タスクに関連づけられた情報2」、「店舗住所」、「店舗売上」などのターゲットデータ收集サブ領域をふくんでもよい。
【0066】
本実施例では、
図5に示すように、当該文書処理方法は、
構成情報に基づいて複数のユーザへターゲットオンライン文書の文書リンク送信する(ステップ501)ことを更に含む。
ここで、文書リンクには、文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示す表示権限情報が関連付けられて設定されている。
【0067】
本実施例では、ターゲットオンライン文書が送信する複数のユーザのユーザ識別、送信時間などを含む構成情報に基づいて送信複数のユーザへターゲットオンライン文書の文書リンクを送信する。本実施例では、文書リンクは、ターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応するデータ收集領域表示権限と関係付けて設定される。これにより、各ユーザにとって、他のユーザのデータの漏洩を回避するように、自体に対応するデータ收集領域のみを見ることができる。
【0068】
なお、異なるアプリケーションシーンにおいて、文書リンクは、ターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応するデータ收集領域表示権限と関係付けて設定される方式は異なってもよく、以下は例を説明する。
【0069】
幾つかの可能な実施例では、文書リンクに対するユーザのクリック操作が検出されると、ユーザのユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報に基づいて対応する構成情報を照会する。例えば、ユーザ識別とデータ收集領域との対応関係を含む当該構成情報は、データテーブルに記憶されてもよい。よって、当該構成情報に基づいて、当該ユーザに対して当該ユーザに対応するデータ收集領域情報を表示する。
【0070】
他の可能な実施例では、サーバは、ターゲットオンライン文書のうち、各データ收集領域に対応する編集権限を持つユーザ識別情報を予め標記し記憶する。ユーザによる文書リンクのトリガ操作が検出されると、トリガ操作を実行したユーザのユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報と編集権限を持つユーザ識別情報とを一致させることで、ユーザにターゲットオンライン文書を表示する際に、ユーザ識別情報と編集権限を持つユーザ識別情報とが一致するデータ收集領域を表示し、一致しないデータ收集領域の全てを表示しない。
【0071】
ステップ502において、ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてユーザがトリガする編集情報を受信し、編集情報を使用してターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する。同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域に同じデータ收集領域が含まれ、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。
【0072】
本実施例では、ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、更に、当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてユーザがトリガする編集情報を受信し使用して、ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する。
【0073】
ただし、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域は、同じデータ收集領域であってもよく、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。また、本実施例では、ユーザが文書リンクを複数回クリックして、当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を複数回編集した編集情報を取得した後に、複数回編集した編集情報に基づいてターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新する。即、同一のユーザが、データ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を複数回編集することができるが、複数回編集するのは、同一のデータ收集領域であり、ユーザの入力した編集情報を収集するデータ收集領域を追加することではない。サーバにとって、データ收集領域においてユーザが毎回に入力した編集情報を記憶すればよく、毎回に新しいデータ收集領域を生成する必要はない。サーバは、ターゲットオンライン文書の文書リンクを対応するユーザに送信する度に、ユーザは、受信したターゲットオンライン文書に基づいて現在次数で編集情報を入力する。ユーザは、文書リンクを複数回クリックしたが、何れも同一のターゲットオンライン文書に基づいてデータを入力するため、ターゲットオンライン文書は、編集情報収集の1つの担体のみであり、毎回に新しいデータ收集領域を再生成する必要はなく、データ収集の効率が大幅に向上する。
【0074】
実際の編集中に、本公開の幾つかの実施例では、ユーザが文書リンクを介して当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に入力する編集操作を更に取得する。プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、編集操作を制御する。当該編集制御ポリシーは、ユーザ編集操作のタイプと編集内容などを制御する。例えば、編集制御ポリシーが、予め充填されたユーザ関連情報の編集を禁止する場合、ユーザが自分に対応するデータ收集領域に予め充填されたユーザ関連情報を編集する際に、当該編集操作が不正と見なして、当該編集操作を拒否することができる。また、例えば、この編集制御ポリシーが文字数制限である場合に、ユーザが自分に対応するデータ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に入力する際に、入力文字数が文字数制限を超えると、当該編集操作が不正と見なして、当該編集操作などを拒否することができる。特に、編集制限時間帯を設定することにより、ターゲットデータオブジェクトの収集時間を制御することができ、還可以進一歩ターゲットデータオブジェクトの収集時間と前記編集制限時間帯との関係、例えば、編集許可期間内にあるか、編集許可期間外にあるか、若しくは、編集許可期間からの時間長さなどの関係に基づいて、収集したターゲットデータにプリセットされたマークを付けることで、後期データ処理を容易にし、データ収集操作をより規範化することができる。
【0075】
在幾つかの実施例では、ターゲットデータ收集サブ領域の編集を制御する制御ポリシーは、当該ターゲットデータ收集サブ領域の、データ收集サブ領域内の情報をどのように記入するかを指示するために、ターゲットオンライン文書を生成する時の文書パラメータに基づいて決定されたインデックス情報に基づいて自動的に生成することができる。例えば、前記編集制限時間帯は、インデックス情報に基づいて自動的に設定することができる。例えば、インデックス情報は9月6日を表示すると、対応するデータ収集領域の編集制限時間帯は、9月6日以内に編集を許可し、その後及び前に編集を許可しないように自動的に設定される。若しくは、その後又は前に編集する場合には、該当マークを付ける。還可以編集制御ポリシーがユーザの編集操作に影響を及ぼそうとする、編集制限時間帯が到来する之前又は期限切になる前のプリセットされた時間長さになる場合に、対応するユーザにリマインダメッセージを送信し、ユーザがリマインダメッセージをトリガすることで、対応するターゲットデータ編集サブ領域に移行することができる。これにより、ターゲットオンライン文書生成と文書編集制御ポリシーとの相互連動を可能にして、全体の効率を向上させることができる。
【0076】
以上により、本公開の実施例に係る文書処理方法によれば、ターゲットオンライン文書において、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を設定することができ、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集するとともに、ユーザが文書リンクを複数回クリックして当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新し、データ收集領域を増やす度にメモリの圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率を更に向上させることができる。
【0077】
別の幾つかの実施例では、データ収集中に、特定のデータの入力に時間的制限を有する、例えば、特定の許可された時間帯においてデータ收集領域を編集するなどの問題に対して、オンライン文書を使用してデータを収集する際に、上述した問題をどのように解決するかについて、例を挙げて説明する。
図6は、本公開の別の実施例に係る文書処理方法のフロー図である。
図6に示すように、当該方法は、
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、編集操作に対応する文書位置を特定する(ステップ601)ことを含む。
【0078】
本実施例では、プリセットされた文書位置は、データ記入フィールドなど、ユーザ編集操作可能な位置などであってもよい。
【0079】
ステップ602において、ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、権限情報が編集操作制限権限に属することに応答して、編集操作制限権限のうち、文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する。
【0080】
ユーザと権限情報との対応関係を予め構築することで、本実施例では、当該対応関係に基づいて、ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、当該権限情報は、対応する権限情報が時間などの他の情報に関連するかどうかを指示すると考えられる編集操作制限権限に属するかどうかを判断することができる。例えば、ある権限情報は、ある時間帯に開放し、ある時間帯に開放しないと、編集操作制限権限に属する。
【0081】
本実施例では、編集操作制限権限に属する権限情報に対して、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに応じて編集操作を制御し、当該編集制御ポリシーは権限情報に関連する時間などの他の情報に基づいて権限を具体的に制御する方式を指示するために用いられる。
【0082】
本公開の一実施例では、権限情報が時間情に関連付けられている場合に、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御することは、
編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じてデータ編集領域を表示し、編集制限時間帯以外の時間において、当該領域の編集が現在許可されないことをユーザに促すための第2の表示状態に応じてデータ編集領域を表示することで、現在データ編集領域における編集制限をユーザに直感に提示すること含む。ただし、第1の表示状態と第2の表示状態は、色、文字などにより区別することができ、ここでは制限しない。
【0083】
本実施例では、編集操作に対応する編集時間、及び文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することを含み、更に、編集時間が編集制限時間帯に属しないことが検出された場合に、編集操作により生成された編集情報に対して、プリセットされたマークを設定する。当該プリセットされたマークは、非編集制限時間帯に編集を指示すると考えられる識別情報であり、一々列挙しないが、文字、画像、コードなどであってもよい。また、プリセットされたマークの生成は、サーバであってもよく、ユーザの居るユーザ端末のローカルであってもよい。
【0084】
また、幾つかの可能な例では、編集時間が編集制限時間帯に属しないことを指示するために、プリセットされたマークに基づいて区別することができる。例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属するが、編集時間の終了時間が編集制限時間帯の終了時間を超える場合は、対応する編集情報に対して第1のプリセットされたマークを生成し、例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属しなく、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属しない場合は、対応する編集情報に対して第2のプリセットされたマークを生成する。また、例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属し、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属する場合は、対応する編集情報に対して第3のプリセットされたマークを生成することで、後続の編集情報の分類管理などを容易にする。ただし、第1、第2、第3のプリセットされたマークの生成方式は、編集情報の編集期間が異なる状況を区別するようにプリセットしてもよい。
【0085】
これにより、本実施例では、同一のユーザが複数の時間帯においてターゲットデータ收集サブ領域を収集するニーズを満たし、関連ターゲットデータ收集サブ領域の存在する編集位置に基づいて、複数の編集制限時間帯を設定することができ、編集制限時間帯の制限により、複数回記入されたターゲットデータ收集サブ領域の混同を回避することができる。
【0086】
一例として、売上を報告するシーンにおいて、
図7に示すように、ターゲットオンライン文書において複数の時間帯における売上記入の文書位置を設定することができ、それぞれの文書位置にそれぞれの編集制限時間帯を設定することで、ユーザは、対応する編集制限時間帯にのみ、対応する文書位置に売上を編集することができる、前記編集時間が編集制限時間帯に属しないことが検出された場合に、編集操作により生成された編集売上に対してプリセットされたマークを設定する。
【0087】
例えば、ユーザは、編集制限時間帯が7時から9までの対応する売上を記入する文書位置に対して、売上の入力時間が10時であれば、ユーザが当該文書位置に入力した売上を受信した後に、入力した売上に対して「遅延記入」の文字識別を設定することで、後続の売上の集計などを容易にする。
【0088】
本公開の幾つかの実施例では、権限情報が時間情に関連付けられている場合に、文書位置対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御すること、編集操作に対応する編集時間、及び文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することを含み、編集制限時間帯は、シーンのニーズに応じて設定することができる。
【0089】
更に、編集時間が編集制限時間帯を超えていると判定した場合に、タイムアウト編集を禁止する指示情報を送信して、幾つかのシーンにおいて編集時間を制御することを満たす、若しくは、編集時間が編集制限時間帯よりも早いと判断した場合に、早期編集禁止の指示情報を送信する。
【0090】
一例として、室内温度を報告するシーンでは、ターゲットオンライン文書において、複数の時間帯に対応する温度の文書位置を設定することができ、各温度記入の文書位置は、それぞれ異なる編集制限時間帯を設定することができるため、ユーザは、対応する編集制限時間帯にのみ、対応する文書位置に温度を入力することができ、他の時点に入力することができない。つまり、早期入力それとも遅滞入力にかかわらず、データの偽造を防止するように、対応する位置に対応する温度データを入力することができない。
【0091】
例えば、
図8に示すように、ユーザは、集制限時間帯が7時から9点までの対応する温度記入の文書位置に対して編集操作を行う編集時間が10時である場合に、ユーザの編集操作を拒否し、「編集禁止、タイムアウト」のポップアップ指示情報などを送信する。
【0092】
本公開の幾つかの実施例では、権限情報が編集位置に関連づけられている場合に、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御することは、編集操作に対応する文書位置を決定し、文書位置がプリセットされた位置であると、編集禁止の指示情報を送信することを含み、上記のプリセットされた位置は、予め入力したユーザ関連情報の文書位置などであってもよく、ユーザによる上述関連情報の改ざんを防止し、ターゲットデータ收集サブ領域に対応する関連情報の信頼性を確保する。
【0093】
実際の応用において、上述したように、1つのオンライン文書には、複数のデータ收集領域が含まれている可能性があり、文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、各データ收集領域は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含んでいることで、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御することは、
ユーザが自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域の編集操作を取得し、更に、プリセットされた設置のターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御することを含む。例えば、編集制御ポリシーが、予め充填されたユーザ関連情報の編集を禁止する場合、ユーザが自分に対応するデータ收集領域に予め充填されたユーザ関連情報を編集する際に、当該編集操作が不正と考えられ、当該編集操作を拒否する。また、例えば、この編集制御ポリシーが文字数制限である場合に、ユーザが自分に対応するデータ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に入力する際に、入力文字数が文字数制限を超えると、当該編集操作が不正と考えられ、当該編集操作などを拒否する。
【0094】
以上により、本公開の実施例に係る文書処理方法によれば、ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、編集操作に対応する文書位置を特定し、更に、ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、権限情報が編集操作制限権限に属することに応答して、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する。これにより、オンライン文書の編集操作を制御して、オンライン文書を使用して、異なるデータ收集シーンにおける多様なニーズを満たすための技術サポートを提供する。
【0095】
他の可能な実施例では、1つのデータ収集周期又はタスクにおいて複数のデータ収集子タスクが必要となることがある。どのようにオンライン文書を使用してこの場合を実現するかは、解決すべき問題である。以下の実施例は、オンラインテーブルを例として、どのようにオンラインテーブルに基づいてマルチユーザ及びマルチ取得子タスクを管理するかを例示的に説明する。
【0096】
図9は、本公開の別の実施例に係る文書処理方法のフロー図である。当該方法サーバに応用される。
図9に示すように、当該方法は、
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得する(ステップ901)ことを含み、ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、各データ收集領域は、対応するユーザが編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含む。
【0097】
本実施例では、ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、各データ收集領域は、対応するユーザが編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含む。それぞれのデータ收集領域は、1つのユーザに対応し、異なるユーザに対応するデータ收集領域は異なる。
【0098】
これにより、1つのオンライン文書において、データ收集領域により異なるユーザを区別して、1つの文書を使用して複数のユーザデータを収集することで、データ収集の効率が向上する。また、それぞれのデータ收集領域に対応するターゲットデータ收集サブ領域は、異なるデータ収集子タスクに対応するデータを収集する、即ち、関連のターゲットデータオブジェクトのデータを収集するために用いられる。
【0099】
ステップ902において、構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信する。文書リンクには、文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示す表示権限情報が関連付けられて設定されている。
【0100】
本実施例では、ターゲットオンライン文書が送信する複数のユーザのユーザ識別や送信時間などを含む構成情報に基づいて複数のユーザへターゲットオンライン文書の文書リンクを送信する。
【0101】
なお、異なるアプリケーションシーンにおいて、構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信する方式は異なってもよく、以下は例を説明する。
【0102】
本公開の幾つかの実施例では、ユーザに対応するグループ識別子及び対応する報知時間をプリセットするための第2の構成情報をプリセットし、当該報知時間具体的な時間の以外に、報知周期時間などであってもよい。グループ識別子は、複数のユーザが1つのユーザグループを構成する場合に、ユーザの属するユーザグループの識別情報を指示するために用いられる。
【0103】
本実施例では、プリセットされた第2の構成情報を照会して、複数のユーザの属する1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間を取得し、更に、1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザにより、1つ又は複数のグループに文書リンクを送信する。
【0104】
換言すれば、文書リンクをユーザグループに直接送信し、複数のターゲットオンライン文書に対応するユーザのそれぞれに文書リンクを送信することにより、送信効率が低下するという問題を解消する。ただし、システム仮想ユーザは、対応するアプリケーション中に設定されたサービス仮想ユーザなどであってもよい。
【0105】
一例として、
図10(a)に示すように、ターゲットオンライン文書を送信すべき複数のユーザの存在するユーザグループを、「ワークグループ1」として識別し、対応する報知時間が朝8時であると決定すると、朝8時に通過システム仮想ユーザ「リマインダアシスタント」を介して「ワークグループ1」へターゲットオンライン文書に対応する文書リンクを送信し、ターゲットオンライン文書の送信効率が更に向上し、データ収集のインテリジェント化が向上する。
【0106】
本公開の幾つかの実施例では、各ユーザのユーザ識別及び対応する報知時間を含む第3の構成情報をプリセットし、当該報知時間は、具体的な時点であってもよいし、報知周期時間長さであってもよい。
【0107】
本実施例では、プリセットされた第3の構成情報を照会して、複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間を取得し、更に、複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して各ユーザに文書リンクを送信する。システム仮想ユーザは、対応するアプリケーション中に設定されたサービス仮想ユーザなどであってもよい。
【0108】
一例として、
図10(b)に示すように、ターゲットオンライン文書が送信すべき複数のユーザを特定するユーザ識別は、「ユーザ1」と「ユーザ2」を含み、対応する報知時間朝8時であると、朝8時に、システム仮想ユーザ「リマインダアシスタント」を介して「ユーザ1」と「ユーザ2」に文書リンクを送信する。
【0109】
また、本実施例では、文書リンクは、ターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応するデータ收集領域表示権限と関係付けて設定されることにより、各ユーザにとって、他のユーザのデータの漏洩を回避するように、自体に対応するデータ收集領域のみを見ることができる。
【0110】
なお、異なるアプリケーションシーンにおいて、文書リンクは、ターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応するデータ收集領域表示権限と関係付けて設定される方式は異なり、以下は例を説明する。
【0111】
幾つかの可能な実施例では、文書リンクに対するユーザのクリック操作が検出されると、例えばユーザ名前の情報など、ユーザのユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報に基づいてプリセットされたデータ表を照会して、当該データ表には、ユーザ識別と対応するデータ收集領域との対応関係を含み、当該対応関係に基づいてユーザに対応するデータ收集領域情報を取得することで、ユーザに対応するデータ收集領域情報を表示する。
【0112】
他の可能な実施例では、サーバは、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書において、各データ收集領域に対応する編集権限を持つユーザ識別情報をプリセットし、ユーザによる文書リンクのクリック操作が検出されると、クリックユーザのユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報と編集権限を持つユーザ識別情報とを一致させることによって、ユーザにターゲットオンライン文書を表示する際に、ユーザ識別情報と編集権限を持つユーザ識別情報とが一致するデータ收集領域を表示し、一致しないデータ收集領域の全てを表示しない。
【0113】
ステップ903において、ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてユーザがトリガする編集情報を受信し、編集情報を使用してターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する。同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。
【0114】
本実施例では、ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、更に、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信する。
更に、編集情報を使用して、ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新し、ただし、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。つまり、本実施例では、ユーザが文書リンクを複数回クリックして、当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を複数回編集した編集情報を取得した後に、複数回編集した編集情報に基づいてターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新する、即ち、同一のユーザが、データ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を複数回編集することができるが、複数回編集されたのは、何れも同一のデータ收集領域であり、データ收集領域を増やすことなく、ユーザが入力した編集情報を収集する。
【0115】
サーバは、データ收集領域にユーザが毎回に入力した編集情報を記憶可能であればよく、毎回に新しいデータ收集領域を生成する必要はない。サーバは、ターゲットオンライン文書の文書リンクを対応するユーザに送信する度に、ユーザは、受信したターゲットオンライン文書に基づいて、現在の次数で編集情報を入力する。ユーザは、文書リンクを複数回クリックしたが、何れも同一のターゲットオンライン文書に基づいてデータを入力し、ターゲットオンライン文書は、編集情報収集の担体として、毎回に再生成する必要がなく、データ収集の効率が大幅に向上する。
【0116】
ターゲットオンライン文書を表示する場合に、他のユーザのデータの漏洩を回避するために、本公開の幾つかの実施例では、ユーザによる文書リンクのトリガ操作を取得し、ユーザのユーザ識別、例えば、プリセットされたフック函数などにより文書リンクをクリックしたユーザ識別を取得する。
【0117】
更に、ユーザが編集権限を持つデータ收集領域を指示するためのプリセットされた権限情報に基づいて、ユーザにユーザ識別に対応するデータ收集領域を表示し、例えば、権限情報は、ユーザが編集権限を持つデータ收集領域のデータ收集領域識別などを含むことができる。
【0118】
本公開の幾つかの実施例では、データ収集タスクに関連づけられた情報を含むユーザ関連情報を含む第1の構成情報をプリセットする。本実施例では、プリセットされた第1の構成情報を照会して作成すべきオンライン文書のうち、システム設定用のユーザ関連情報を取得する。
【0119】
オンライン文書を生成する際に、ユーザによる編集を禁止する各ユーザの関連情報を各ユーザに対応する文書内のデータ收集領域の該当フィールドに配置することよって、オンライン文書の記入効率が向上し、また、オンライン文書のデータ収集の信頼性をある程度確保する。
【0120】
以上により、本公開の実施例に係る文書処理方法は、複数のターゲットデータターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を收集し、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集し、ユーザが文書リンクを複数回トリガしてその自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新し、データ收集領域を増やす度にメモリの圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率を更に向上させることができる。
【0121】
複数のターゲットデータを收集するターゲットオンライン文書のデータ量が通常大きいため、データ量が大きいことによるメモリのオーバーフローを回避し、収集結果を自動的にアーカイブするなどのために、ターゲットオンライン文書のデータを周期的にアーカイブすることができる。
【0122】
本公開の幾つかの実施例では、文書更新周期をプリセットし、プリセットされた文書更新周期に達することに応答して、異なるユーザが複数のターゲットデータを收集するための次の周期のターゲットオンライン文書を取得し、各文書更新周期において、ターゲットオンライン文書で收集した編集情報を一度にアーカイブし記憶する。そして、前回のターゲットオンライン文書における編集情報を記憶した後に、1つの対応する編集情報が入力されていないターゲットオンライン文書を再送する。
【0123】
幾つかの実施例では、入力されてターゲットデータ收集サブ領域を容易に辿るなどのために、ターゲットオンライン文書に対応する文書リンクをプリセットされたクラウド記憶空間に記憶し、例えば、リンクの形式でターゲットオンライン文書を記憶して、クラウド記憶空間の記憶メモリを節約する。
【0124】
実際の実行中に、入力された編集情報の正当性を確保するために、本公開の一実施例では、編集情報を入力する際の編集操作の正当性を検証することも必要となる。
【0125】
本実施例では、
図11に示すように、当該方法は、
ユーザが現在文書リンクを介してその自身に対応するデータ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対して行う編集操作を取得する(ステップ1101)ことを更に含む。
【0126】
本実施例では、ユーザが対応する文書リンクをクリックしたことが検出された後、ターゲットオンライン文書におけるユーザに対応するデータ收集領域をユーザに表示することができ、ユーザが自分に対応するデータ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域の編集操作を行い、例えば、ターゲットデータ收集サブ領域が売上の入力領域である場合に、編集操作が銷售値の入力操作などである。
【0127】
ステップ1102において、プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する。
【0128】
本実施例では、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御し、ただし、編集制御ポリシーは、基于権限情報に関連付けられた時間など他の情報に基づいて権限を制御する具体的な制御方式を指示するために用いられる。
【0129】
なお、異なるアプリケーションシーンにおいて、プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する方式不同、以下は例を説明する。
【0130】
本公開の幾つかの実施例では、編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じてデータ編集領域を表示し、編集制限時間帯以外の時間において、第2の表示状態に応じてデータ編集領域を表示し、第2の表示状態当該領域の編集が現在許可されないことをユーザに促すために用いられ、編集操作に対応する編集時間、及びプリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制限時間帯を取得し、編集時間及び前記編集制限時間帯がプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合に、編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定する。
【0131】
ただし、当該プリセットされたマークは、非編集制限時間帯に編集を指示すると考えられる識別情報であってよいし、編集制限時間帯に編集される識別情報、又は、編集制限時間帯よりもプリセットされた時間長さだけ長い識別情報であってもよい、上記の識別情報は、一々列挙しないが、文字、画像、コードなどであってよい。また、プリセットされたマークは、サーバにおいて、ランダムアルゴリズムなどのプリセットされたアルゴリズムに基づいて生成してもよいし、ユーザの居るユーザ端末のローカルにおいて生成してもよい。上記の識別情報を生成した後に、上記の識別情報をユーザ端末ローカル又はサーバに同期することができる。
【0132】
また、幾つかの可能な例では、編集時間が編集制限時間帯に属しないことを指示するために、プリセットされたマークの相違により区別することができる。例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属するが、編集時間の終了時間が編集制限時間帯の終了時間を超える場合は、対応する編集情報に対して第1のプリセットされたマークを生成し、例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属しなく、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属しない場合は、対応する編集情報に対して第2のプリセットされたマークを生成する。また、例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属し、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属する場合は、対応する編集情報に対して第3のプリセットされたマークを生成することで、後続の編集情報の分類管理などを容易にする。第1、第2、第3のプリセットされたマークの生成方式は、編集情報の編集期間が異なる状況を区別するようにプリセットしてもよい。
【0133】
これにより、本実施例では、同一のユーザが複数の時間帯においてターゲットデータ收集サブ領域を収集するニーズを満たしている。関連ターゲットデータ收集サブ領域の存在する編集位置に基づいて、複数の編集制限時間帯を設定し、編集制限時間帯の制限によって、複数回記入が必要なターゲットデータ收集サブ領域の混同を回避することができ、更に、異なる時間帯において収集することが必要なデータオブジェクトの混同を回避することができる。
【0134】
本公開の幾つかの実施例では、権限情報は、時間情報と関連づけられている場合、編集操作に対応する編集時間、及び文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得し、編集制限時間帯は、シーンのニーズに応じて設定することができる。
【0135】
更に、編集時間が編集制限時間帯を超えていると判定した場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信し、編集時間が編集制限時間帯よりも早いと判断した場合に、早期編集禁止の指示情報を送信する。
【0136】
幾つかのシーンにおいて、ターゲットオンライン文書に入力された編集情報を取得する以外に、取得した編集情報に基づいて評価分析を行うこともできる。これにより、幾つかのシーンにおけるデータ評価のニーズを満たす。
【0137】
本公開の一実施例では、ユーザが自分に対応する複数のターゲットデータ收集サブ領域を編集する編集情報を取得し、編集情報に基づいて対応するターゲットデータ編集指標を生成することができる。
【0138】
ターゲットデータ編集指標は、抽出された編集情報における情報と関連づけられている、例えば、抽出されたのが、時間通りにプリセットされたターゲットデータ收集サブ領域においてデータを編集できなかったプリセットされたマークである場合、プリセットされたマークに基づいて時間通りに編集情報を記入しなかった回数などをターゲットデータ編集指標として生成することができる。
【0139】
また、例えば、当抽出されたのが、プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域の編集消費時間長さである場合、編集消費時間長さに基づいて記入効率をターゲットデータ編集指標として生成することができる。
【0140】
以上により、本公開の実施例に係る文書処理方法は、ターゲットオンライン文書を自動的に生成又は/及びは自動的にアーカイブする、若しくは、ユーザによるターゲットオンライン文書の編集操作の正当性を検証することができるため、関連データをタイムリーで且つ容易にアーカイブし、編集操作を規範化し、データ量が大きいことによるメモリのオーバーフローやデータエラーなどの問題を回避し、データ收集の正確性を確保することができるため、関連シーンにおけるデータ收集のニーズを満たすための技術的なサポートを提供する。
【0141】
最後に、データ收集のシーンにおいて、ユーザ側によるオンライン文書の編集方法を例示的に説明し、関連内容は、他の実施例の説明を参照する。
【0142】
図12は、本公開の別の実施例に係る文書処理方法のフロー図である。
図12に示すように、当該方法は、
ターゲットオンライン文書の文書リンクを受信する(ステップ1201)ことを含み、ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、データ收集領域は、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる。
【0143】
本実施例では、ユーザ側は文書の文書リンクを受信し、文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、データ收集領域は、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる。
【0144】
ステップ1202において、ユーザによる文書リンクのトリガ操作に応答して、文書リンクと予め関連づけられて設定された権限情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集サブ領域を表示し、ユーザがターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、編集情報を使用してターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する。
【0145】
ステップ1203において、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザに表示したデータ收集領域が同じターゲットデータ收集サブ領域になり、ユーザがターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。
【0146】
同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて文書を複数回開く。ユーザは、文書リンクをトリガして、前記ターゲットオンライン文書を開くことができる。
【0147】
本実施例では、ユーザによる文書リンクのトリガ操作に応答して、文書リンクと予め関連づけられて設定された権限情報に基づいて、文書のうちのユーザに対応するターゲットデータ收集サブ領域を表示することにより、他のユーザデータ收集領域の安全を確保する。
【0148】
本実施例では、ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてユーザがトリガする編集情報を受信し、編集情報を使用してターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新し、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域は、同じデータ收集領域であってもよく、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する。つまり、本実施例では、ユーザが文書リンクを複数回クリックすることに応答して、当該ユーザが自分に対応するデータ收集領域を複数回編集した編集情報に基づいて、サーバの文書のうち、ユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新する。つまり、同一のユーザが、データ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を複数回編集することができるが、複数回編集したのは、何れも同一のデータ收集領域であり、ユーザが入力した編集情報を収集するためにデータ收集領域を増えることではない。
【0149】
サーバは、同一のデータ収集周期又はデータ収集タスクにおいて、ユーザがデータ收集領域において入力した編集情報を記憶すればよく、ユーザが文書リンクを開く度に新規データ收集領域を生成する必要はない。ユーザは、文書リンクを複数回クリックしたが、何れも同一のターゲットオンライン文書に基づくデータ入力である。ターゲットオンライン文書は、編集情報を収集するための担体としてのみ使用され、文書リンクをトリガする度に再生成する必要はないため、データ収集の効率が大幅に向上する。幾つかの実施例では、異なるデータ収集周期又はデータ収集タスクにおいて、サーバ前のデータ収集周期又はタスクにおいて入力された編集情報を持たないターゲットオンライン文書の文書リンクを対応するユーザに送信し、ユーザは、受信したターゲットオンライン文書に基づいて新規データ収集周期又はデータ収集タスクに対して編集情報を入力することができる。
【0150】
幾つかの実施例では、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書名などの識別情報には、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報、例えば、データ収集の日付けなどの周期情報や、収集タスクの名称や、データ収集の発生した場所などを持ち込んでもよい。例えば、店舗情報を収集するシーンでは、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書識別にはデータ収集の日付けや、店舗名称などを持ち込んでもよい。ある領域内に複数のデータ収集ポイントを有し、各データ収集ポイントにおいて収集する必要なデータが、自動的に生成された文書のプリセットされたデータ収集領域内に記入さる場合に、自動的に生成されたターゲットオンライン文書の文書識別に、例えば、東城区、西城区など、当該領域の名称情報を持ち込んでもよい。
【0151】
自動的に生成されたターゲットオンライン文書の識別情報には、対応するデータ収集周期又は/及びは収集タスクの情報を持ち込むことで、ターゲットオンライン文書を容易にアーカイブ整理及び照会し、後段のデータの分析及び利用に有利である。
【0152】
実際の編集中に、本公開の幾つかの実施例では、ユーザが文書リンクを介して当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域においてターゲットデータ收集サブ領域に対して行う編集操作を更に取得し、プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御し、当該編集制御ポリシーのユーザは、例えば、編集制御ポリシーが、予め充填されたユーザ関連情報の編集を禁止する場合、ユーザが自分に対応するデータ收集領域に予め充填されたユーザ関連情報を編集する際に、当該編集操作を不正と見なして拒否するように、ユーザ編集操作のタイプ及び編集内容などの正当性を検証する。
【0153】
本公開の幾つかの実施例では、ターゲットデータ收集領域に予め記入されたユーザの関連情報を表示し、ユーザ関連情報は、データ収集タスクに関連づけられた情報、又はユーザの固有属性情報をふくむことができる。関連情報は、ユーザによる編集を禁止するため、オンライン文書の記入効率が向上し、また、オンライン文書のデータ収集の信頼性をある程度確保する。
【0154】
実際の記入中に、収集されたデータをタイムリーで且つ容易に取得し、データ収集の効率などを向上させるために、ユーザ側によるオンライン文書に対しての編集操作の編集時間を管理することもできる。
【0155】
本公開の幾つかの実施例では、ユーザによるターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、ターゲットデータ收集サブ領域のプリセットされた編集制限時間帯に属しない場合に、編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定する。当該プリセットされたマークは、非編集制限時間帯に編集を指示すると考えられる識別情報であってよく、一々列挙しないが、文字、画像、コードなどであってもよい。また、プリセットされたマークは、サーバにおいて、ランダムアルゴリズムなどのプリセットされたアルゴリズムに基づいて生成してもよいし、在ユーザの居る端末のローカルにおいて生成してもよい。生成後に、他の機器、例えば、サーバ又はユーザの居る端末に同期することもできる。
【0156】
幾つかの可能な例では、編集時間と前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とは、プリセットされた関係を満たし多様性を有する。例えば、編集時間は、編集許可期間内、又は、編集禁止期間内にある、若しくは、編集許可期間の時間長さを超え且つプリセットされた時間長さ内にあるなどである。ただし、編集制限時間帯は、編集許可期間、及び編集禁止期間以外に、例えばクロノ編集期間、他のタイプの制限時間帯であってもよい。あるターゲットデータ収集サブ領域がクロノ編集期間に対応する場合に、当該サブ領域のクロノ編集時間を記録することができ、更にその編集時間を記録することもできる。
【0157】
幾つかの可能な例では、編集時間と編集制限時間帯との具体的な関係を示すために、プリセットされたマークの相違により区別することができる。例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属するが、編集時間の終了時間が編集制限時間帯の終了時間を超える場合は、対応する編集情報に対して第1のプリセットされたマークを生成する。例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属しなく、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属しない場合は、対応する編集情報に対して第2のプリセットされたマークを生成する。また、例えば、編集時間の開始時間が編集制限時間帯に属し、編集時間の終了時間も編集制限時間帯に属する場合は、対応する編集情報に対して第3のプリセットされたマークを生成することで、後続の編集情報の分類管理などを容易にする。第1、第2、第3のプリセットされたマークの生成方式は、編集情報の編集時間と編集制限時間帯との関係を区別するように、プリセットされてもよい。
【0158】
本公開の幾つかの実施例では、ユーザによるターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、ターゲットデータ收集サブ領域のプリセットされた編集制限時間帯を超えている場合に、タイムアウト編集禁止の提示情報を表示する。ユーザによるターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、ターゲットデータ收集サブ領域のプリセットされた編集制限時間帯よりも早い場合に、早期編集禁止の提示情報を表示する。これにより、幾つかのシーンにおける編集時間の制御を満たす。
【0159】
以上により、本公開の実施例に係る文書処理方法は、オンラインデータ収集を実現し、データ収集の効率が向上するとともに、ターゲットオンライン文書において、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を設定することができ、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集し、更に、ユーザが文書リンクを複数回クリックして当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新することで、データ收集領域を増やす度にメモリの圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率が更に向上し、特定のデータ収集シーンのニーズ、例えば、ユーザが1つの収集周期内において複数回編集する、又は異なるタイプのターゲットデータを収集するニーズを満たすこともできる。本公開の実施例は、週報記入やワーク報告などのシーンに応用することもできる。
【0160】
本公開の実施例は、本公開の実施例のそれぞれに係る文書処理装置方法を実行することができ、実行方法に対応する機能モジュール及びその有益な效果を奏する文書処理装置を更に提供する。
【0161】
本公開は、文書処理装置を提供する。
【0162】
図13は、本公開の実施例に係る文書処理装置の構成の概略図である。当該装置は、ソフトウェア又は/及びはハードウェアにより実現することができ、一般的には、例えば、サーバのような電子機器に集積されてもよい。
図13に示すように、当該装置は、
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書パラメータ情報を取得する第1の取得モジュール1310と、
文書パラメータ情報に基づいて、新規ターゲットオンライン文書を生成する生成モジュール1320と、を備え、
プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
プリセットされた文書更新周期に達すると、更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、
第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定する、の少なくとも一つを含む。第1のオンライン文書は、オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するものである。
【0163】
好ましくは、本公開の一実施例では、第1の取得モジュール1310は、
前記ターゲットデータオブジェクトのデータ收集タスクに基づいて、関連の構成情報を特定し、
前記構成情報に基づいて作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得するために更に用いられる、
【0164】
好ましくは、本公開の一実施例では、第1の取得モジュール1310は、
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から、作成すべきオンライン文書のうち、ユーザによる編集を禁止するユーザ関連情報を取得する、又は/及びは、
プリセットされた第2の構成情報を照会して、从前記第2の構成情報中取得作成すべきオンライン文書のうち、文書インデックス情報、ただし、前記文書インデックス情報用于ユーザが当該インデックス情報に対応するターゲットデータの値を編集するように案内するために具体的に用いられる。
【0165】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記ターゲットオンライン文書がオンラインテーブルであり、前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、以下の少なくとも一つを含む。
第1のオンラインテーブルのデータ收集領域数がプリセットされた閾値に達する、若しくは、第1のオンラインテーブルのデータ收集領域が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できない。
【0166】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記ターゲットオンライン文書をプリセットされたクラウド記憶空間にアーカイブするための記憶モジュールを更に備える。
【0167】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記記憶モジュールは、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットし、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブするために更に用いられる。
【0168】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記記憶モジュールは、前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了する前に、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスを設定し、
前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了した後に、前記ターゲットオンライン文書がプリセットされた文書更新周期に達する、又は、前記ターゲットオンライン文書のデータ量がプリセットされたデータ量に達すると判定し、若しくは、前記ターゲットオンライン文書が、データ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量を完了すると判定して、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブするために更に用いられる。
【0169】
好ましくは、本公開の一実施例では、
プリセットされた第3の構成情報に基づいて、少なくとも1つのユーザへ前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信するための第1のリンク送信モジュールを更に備える。
【0170】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記リンク送信モジュールは、
ユーザが前記文書リンクをトリガした後に前記ターゲットオンライン文書を編集する編集情報をリアルタイムで取得し、前記編集情報を受信したことに応答して、前記編集情報を前記ターゲットオンライン文書に記憶するために具体的に用いられる。
【0171】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、前記装置は、
第3の構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信するための第2のリンク送信モジュールであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されている第2のリンク送信モジュールと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新するための文書編集モジュールであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域に同じデータ收集領域が含まれ、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する文書編集モジュールとを備える。
【0172】
好ましくは、本公開の一実施例では、前記文書編集モジュールは、
ユーザが前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分の見えるデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域に入力する編集操作を取得し、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御するために具体的に用いられる。
【0173】
好ましくは、本公開の一実施例では、生成された前記ターゲットオンライン文書の文書識別情報には、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込む、又は、
生成された前記ターゲットオンライン文書に、データ収集タスクに関連づけられた情報、又はユーザの固有属性情報を含み、編集が禁止されるユーザ関連情報が記入される。
【0174】
好ましくは、本公開の一実施例では、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込むことは、
データ収集の周期情報と、収集タスクの名称と、収集の発生地点情報とを持ち込むことを含む。
【0175】
本公開の実施例の文書処理装置は、プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書パラメータ情報を取得し、文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成することにより、オンライン文書作成とデータ収集タスクとを適合させ、オンライン文書データを収集することで、データ収集の効率が向上する。
【0176】
本公開は、文書処理装置を更に提供する。
【0177】
図14は、本公開の実施例に係る文書処理装置の構成の概略図である。当該装置は、ソフトウェア又は/及びはハードウェアにより実現することができ、一般的には、例えば、サーバのような電子機器に集積されてもよい。
図14に示すように、当該装置は、
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、編集操作に対応する文書位置を特定するための決定モジュール1410と、
ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、権限情報は、編集操作制限権限を含んでいることに応答して、編集操作制限権限のうち、文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御するための制御モジュール1420とを備える。
【0178】
好ましくは、本公開の一実施例では、編集制御ポリシーは、プリセットされたデータ編集領域の編集制限時間帯を含み、制御モジュール1420は、
編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じてデータ編集領域を表示し、編集制限時間帯以外の時間において、当該領域の編集が現在許可されないことをユーザに促すための第2の表示状態に応じてデータ編集領域を表示し、
編集操作に対応する編集時間、及び文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、編集時間と編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合に、編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定するために具体的に用いられる。
【0179】
好ましくは、本公開の一実施例では、制御モジュール1420は、具体的に、
編集操作に対応する編集時間、及び文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得し、
編集時間が編集制限時間帯を超えていると判定した場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信する、若しくは、
編集時間が編集制限時間帯よりも早いと判断した場合に、早期編集禁止の指示情報を送信するために用いられる。
【0180】
好ましくは、本公開の一実施例では、制御モジュール1420は、具体的に、
編集操作に対応する文書位置を決定し、文書位置がプリセットされた位置であると、編集禁止の指示情報を送信するために用いられる。
【0181】
好ましくは、本公開の一実施例では、文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、各データ收集領域は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、制御モジュール1420は、具体的に、
編集操作制限権限のうち、文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御するために用いられ、
ユーザによる自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作を取得することと、
プリセットされたターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御することを含む。
【0182】
本公開の実施例の文書処理装置は、ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、編集操作に対応する文書位置を特定して、更に、ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、権限情報が編集操作制限権限に属することに応答して、文書位置に対応するプリセットされた編集制御ポリシーに基づいて編集操作を制御する。これにより、オンライン文書の編集操作を制御して、オンライン文書を使用して、異なるデータ收集シーンにおける多様なニーズを満たすための技術サポートを提供する。
【0183】
本公開は、文書処理装置を更に提供する。
【0184】
図15は、本公開の実施例に係る文書処理装置の構成の概略図である。当該装置は、ソフトウェア又は/及びはハードウェアにより実現することができ、一般的には、例えば、サーバのような電子機器に集積されてもよい。
図15に示すように、当該装置は、
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得するための第2の取得モジュール1510であって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれは、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含む第2の取得モジュール1510と、
構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信するための送信モジュール1520であって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されている送信モジュール1520と、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新するための第1の更新モジュール1530であって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュール1530とを備える。
【0185】
好ましくは、本公開の一実施例では、
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から前記ユーザの関連情報を取得し、
前記ユーザの、ユーザによる編集が禁止される関連情報を前記文書のうち、前記ユーザに対応するデータ收集領域の該当サブ領域に配置する配置モジュールを更に備える。
【0186】
好ましくは、本公開の一実施例では、送信モジュール1520は、具体的に、
プリセットされた第2の構成情報を照会して、前記第2の構成情報から前記複数のユーザの属する1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間を取得し、
前記1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して1つ又は複数のグループへ前記文書リンクを送信するために用いられる。
【0187】
好ましくは、本公開の一実施例では、送信モジュール1520は、具体的に、
プリセットされた第3の構成情報を照会して、前記第3の構成情報から前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間を取得し、
前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して、各前記ユーザへ前記文書リンクを送信するために用いられる。
【0188】
好ましくは、本公開の一実施例では、
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作を取得して、前記ユーザのユーザ識別を識別するための識別モジュールと、
プリセットされた権限情報に基づいて、前記ユーザに前記ユーザ識別に対応するデータ收集領域を表示するためのデータ收集領域表示モジュールとを備える。
【0189】
好ましくは、本公開の一実施例では、第2の取得モジュール1510は、具体的に、プリセットされた文書更新周期に達することに応答して、次の周期の、異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得するために用いられる。
【0190】
好ましくは、本公開の一実施例では、
前記ターゲットオンライン文書に対応する文書リンクをプリセットされたクラウド記憶空間に記憶するための文書リンク記憶モジュールを更に備える。
【0191】
好ましくは、本公開の一実施例では、
ユーザが、現在、前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を編集する編集操作を取得するための編集操作取得モジュールと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御する編集操作制御モジュールとを更に備える。
【0192】
好ましくは、本公開の一実施例では、編集操作制御モジュールは、具体的に、
編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じて、前記データ編集サブ領域を表示し、前記編集制限時間帯以外の時間において、前記データ編集サブ領域が現在編集拒否となることをユーザに促すための第2の表示状態に応じて当該サブ領域を表示し、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、前記編集時間と前記編集制限時間帯とプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合に、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定するために用いられる。
【0193】
好ましくは、本公開の一実施例では、編集操作制御モジュールは、具体的に、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得し、
前記編集時間が前記編集制限時間帯を超えていると判定する場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信し、
前記編集時間が前記編集制限時間帯よりも早いと判定する場合に、早期編集禁止の指示情報を送信するために用いられる。
【0194】
好ましくは、本公開の一実施例では、
ユーザによる自分に対応する複数のターゲットデータ收集サブ領域への編集情報を取得するための編集情報取得モジュールと、
前記編集情報に基づいて、前記ユーザのターゲットデータ編集指標データ編集指標を生成するための生成モジュールとを更に備える。本公開の実施例の文書処理装置は、複数のターゲットデータターゲットオンライン文書のうち、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を收集し、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集し、ユーザが文書リンクを複数回トリガしてその自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新し、データ收集領域を増やす度にメモリの圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率を更に向上させることができる。
【0195】
本公開は、文書処理装置を更に提供する。
【0196】
図16は、本公開の実施例に係る文書処理装置の構成の概略図である。当該装置は、ソフトウェア又は/及びはハードウェアにより実現することができ、一般的には、例えば、ユーザ端末のような電子機器に集積されてもよい。
図16に示すように、当該装置は、
文書の文書リンクを受信するための接收モジュール1610であって、文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、データ收集領域が、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる接收モジュール1610と、
ユーザによる文書リンクのトリガ操作に応答して、文書リンクと予め関連づけられて設定された権限情報に基づいて、文書のうち、ユーザに対応するターゲットデータ收集領域を表示するための表示モジュール1620と、
ユーザの開き操作に応答して、文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、当該ユーザに対応する可視データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域においてユーザがトリガする編集情報を受信し、編集情報を使用してターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新するための第2の更新モジュール1630であって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザがターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域為同じデータ收集領域、ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、データ收集領域内のターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新するデータ收集領域データ收集領域とを備える。
【0197】
好ましくは、本公開の一実施例では、
前記ターゲットデータ領域に予め記入された前記ユーザの編集が禁止される関連情報を表示するための関連情報表示モジュールを更に備える。
【0198】
好ましくは、本公開の一実施例では、
前記ユーザによる、前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域の編集操作に対応する編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることに応答して、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定するための識別設置モジュールを更に備える。
【0199】
好ましくは、本公開の一実施例では、編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たすことは、以下の少なくとも一つを含む。
前記編集時間が編集許可期間内にあること、又は
前記編集時間が編集禁止期間内にあること、又は
前記編集時間編集許可期間を超えた時間長さがプリセットされた時間長さ以内であること。
【0200】
好ましくは、本公開の一実施例では、
前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間を超えている場合に、タイムアウト編集禁止の提示情報を表示するための提示情報表示モジュールを更に備え、
提示情報表示モジュールは、前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間よりも早い場合に、早期編集禁止の提示情報を表示するために更に用いられている。
【0201】
本公開の実施例の文書処理装置は、オンラインデータ収集を実現し、データ収集の効率が向上すると共に、ターゲットオンライン文書において、異なるユーザに対応する異なるデータ收集領域を設定することができ、1つのターゲットオンライン文書を使用して複数のターゲットユーザの編集情報を収集し、ユーザが文書リンクを複数回クリックして当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域を編集しても、データ收集領域を増やすことなく、複数回編集したデータ收集領域の編集情報に基づいて、ターゲットオンライン文書のうちのユーザに対応する同一のデータ收集領域を同期更新し、データ收集領域を増やす度にメモリの圧力が大きくなることを回避し、データ収集の効率を更に向上させることができる、特定のデータ収集シーンのニーズを満たすこともできる。例えば、ユーザが1つの収集周期内において複数回編集する、又は異なるタイプのターゲットデータを収集するニーズを満たすことができる。
【0202】
上述した実施例を実現するために、本公開は、プロセッサにより実行されると、上述した実施例に係る文書処理方法を実現するコンピュータプログラム/指令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。
【0203】
図17は、本公開の実施例に係る電子機器の構成の概略図である。
【0204】
以下は、具体的に、
図17は、本公開の実施例かかる電子機器1700の構成を実現することに適用できる構成概略図を示す。本公開の実施例に係る電子機器1700は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、カーナビゲーション端末)などのモバイル端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むが、これらに限定されない。
図17に示す電子機器は1つの例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び応用範囲に制限を与えない。
【0205】
図17に示すように、電子機器1700は、読取り専用メモリ(ROM)1702に格納されたプログラム、又は記憶装置1708からランダムアクセスメモリ(RAM)1703にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行可能な処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなど)1701を備えることができる。RAM 1703には、電子機器1700の動作に必要な各種プログラムやデータも格納されている。処理装置1701、ROM 1702及びRAM 1703は、バス1704を介して互いに接続されている。バス1704には、入出力(I/O)インタフェース1705も接続されている。
【0206】
一般的に、例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置1706と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置1707と、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1708と、通信装置1709というような装置は、I/Oインタフェース1705に接続されている。通信デバイス1709により、電子デバイス1700は、データを交換するために、他のデバイスと無線又は有線通信することができる。
図17は、様々な装置を備えた電子機器1700を示しているが、図示された装置のすべてを実施又は具備する必要はないことが理解されるべきである。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0207】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して説明したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムにより実装することができる。例えば、本開示の実施例は、フローチャートに示す方法を実行するために用いられ、非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含む。この実施例では、コンピュータプログラムは、通信装置1709を介してネットワークからダウンロードしインストールされてもよいし、記憶装置1708又はROM 1702からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムは、処理装置1701により実行されると、本開示の実施例に係る文書処理方法に限定される上記の機能を実行する。
【0208】
なお、本開示の上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又はこれらの任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されるものではない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例としては、1つ又は複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本開示では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、指令を実行するシステムや装置やデバイスやこれらとの組み合わせに適用可能なプログラムを含む、又は格納する任意の有形媒体であってもよい。一方、本開示では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドにおいて又は搬送波の一部として伝播され、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搭載されるデータ信号を含んでもよい。このような伝播されるデータ信号は、様々な形態を採用してもよく、電磁信号、光信号、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されものではない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、指令を実行するシステムや、装置やデバイスによって使用される、又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播、又は伝送することができるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送することができ、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。
【0209】
いくつかの実施形態において、クライアントやサーバーは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキスト伝送プロトコル)などの現在知られている又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができるとともに、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、エキストラネット(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、アドホックエンドツーエンドネットワーク)、及び現在知られている又は将来研究開発されるネットワークなどを含む。
【0210】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、当該電子機器に組み込まれていない別個に存在されるものであってもよい。
【0211】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プリセットされたオンライン文書作成条件を満たすことに応答して作成すべき文書パラメータ情報を取得し、文書パラメータ情報に基づいてターゲットオンライン文書を生成することにより、オンライン文書作成を実現し、オンライン文書を介してデータの自動収集を行い、データ収集効率が向上しました。
【0212】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語、又はこれらの組み合わせで書かれてもよい。上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含むが、これらに限定されるものではなく、「C」言語又は類似のプログラミング言語など、従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータで実行されてもよいし、独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、一部がユーザコンピュータで一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続されてもよいし、又は外部コンピュータに接続されてもよい(例えばインターネットを介してインターネットサービスプロバイダを利用して接続される)。
【0213】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例におけるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に従って実現可能なアーキテクチャ、機能、及び操作を図示する。この点について、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、所定のロジック機能を実現するための少なくとも1つの実行可能命令を含む1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表してもよい。置換としてのいくつかの実現において、ブロック内に表記された機能は、図面に示されたものとは異なる順序で発生することもあることにも留意されたい。例えば、連続的に表示された2つのブロックは、実際には実質的に並列に実行されてもよく、関与する機能に応じて逆の順序で実行されてもよい場合がある。ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、ならびにブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアベースの専用システムで実現されてもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現されてもよいことにも留意されたい。
【0214】
説明された本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。ユニットの名称は、ある場合には当該ユニット自身に対する限定にならない。
【0215】
本明細書で以上の通り説明された機能は、少なくとも部分的に、少なくとも1つのハードウェアロジック部品によって実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用され得る例示的なタイプのハードウェアロジック部品は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑プログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0216】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体は、命令を実行するシステム、装置、又はデバイスによって使用される、又はこれらと組み合わせて使用されるプログラムを含む又は格納することができる有形媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、少なくとも1つのワイヤに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0217】
以上の説明は、本開示のより良い実施例及び適用される技術原理に対する説明にすぎない。当業者は、本開示に係る開示の範囲は、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の開示の発想から逸脱することなく、上記の技術的特徴又はその均等な特徴の任意の組み合わせからなる他の技術案も包含すべきであることを理解するであろう。例えば、上記の特徴と本開示で開示されたもの(ただし、それに限定されるものではない)に類似する機能を有する技術的特徴とを互いに置き換えて形成された技術案である。
【0218】
また、各操作は特定の順序で描かれたが、これらの操作が示されている特定の順序で実行されるか、又は順次実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。ある環境において、マルチタスクや並列処理が有利になる場合がある。同様に、いくつかの具体的な実施の詳細が上記の論述に含まれているが、これらは本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施例において組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施例において個別に、又は任意の適切なサブ組み合わせで実現されてもよい。
【0219】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法的・論理的動作に固有の言語で説明されているが、添付した特許請求の範囲において限定される主題は、以上で説明された特定の特徴又は動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。逆に、以上で説明された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態にすぎない。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することと、
前記文書パラメータ情報に基づいて、新規ターゲットオンライン文書を生成すること、を含み、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
プリセットされた文書更新周期に到達することであって、前記更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、
第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することであって、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するための文書であること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項2】
前記作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することは、
前記ターゲットデータオブジェクトのデータ收集タスクに基づいて、関連の構成情報を特定することと、
前記構成情報に基づいて、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得すること、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成情報に基づいて、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得することは、
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から、作成すべきオンライン文書のうち、ユーザによる編集を禁止するユーザ関連情報を取得すること、又は/及び
プリセットされた第2の構成情報を照会して、前記第2の構成情報から作成すべきオンライン文書のうち、ユーザが当該インデックス情報に対応するターゲットデータの値を編集するように案内するための文書インデックス情報を取得すること、
を含む、ことを特徴する請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットオンライン文書がオンラインテーブルであり、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
第1のオンラインテーブルのデータ收集領域数がプリセットされた閾値に達することと、又は、第1のオンラインテーブルのデータ收集領域が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットオンライン文書をプリセットされたクラウド記憶空間にアーカイブすることを更に含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項6】
クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットし、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることを更に含む、
ことを特徴する請求項5に記載の方法。
【請求項7】
クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスをプリセットすることは、
前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了する前に、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスを設定することを含み、
前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることは、
前記ターゲットオンライン文書を使用して、前記ターゲットデータオブジェクトの收集を完了した後に、前記ターゲットオンライン文書がプリセットされた文書更新周期に達する、又は、前記ターゲットオンライン文書のデータ量がプリセットされたデータ量に達すると判定し、若しくは、前記ターゲットオンライン文書が、データ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量を完了すると判定して、前記ターゲットオンライン文書を、クラウド記憶空間における前記ターゲットデータオブジェクトの記憶アドレスにアーカイブすることを含む、
ことを特徴する請求項6に記載の方法。
【請求項8】
プリセットされた第3の構成情報に基づいて、少なくとも1つのユーザへ、前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信することを更に含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ユーザが前記文書リンクをトリガした後に前記ターゲットオンライン文書を編集する編集情報をリアルタイムで取得することと、前記編集情報を受信したことに応答して、前記編集情報を前記ターゲットオンライン文書に記憶すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、
前記方法は、
第3の構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記ターゲットオンライン文書の文書リンクを送信することであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されていることと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、当該ユーザの見えるデータ收集領域に同じデータ收集領域が含まれ、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新すること
を更に含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザが前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分の見えるデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域に入力する編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を更に含む、ことを特徴する請求項10に記載の方法。
【請求項12】
生成された前記ターゲットオンライン文書の文書識別情報には、当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込むことと、又は、
生成された前記ターゲットオンライン文書には、データ収集タスクに関連づけられた情報と、ユーザの固有属性情報とを含
むことを更に含む、ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項13】
当該ターゲットオンライン文書に対応するデータ収集周期又はデータ収集タスクの情報を持ち込むことは、
データ収集の周期情報、収集タスクの名称、収集の発生地点情報を持ち込むことを含む
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定することと、
前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、前記権限情報には、編集操作制限権限を含むことに応答して、前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること、
を含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項15】
前記編集制御ポリシーは、プリセットされたデータ編集領域の編集制限時間帯を含み、前記編集操作を制御することは、
前記編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じて前記データ編集領域を表示し、前記編集制限時間帯以外の時間に、当該領域の編集が現在許可されないことをユーザに促すための第2の表示状態に応じて前記データ編集領域を表示することと、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、前記編集時間と前記編集制限時間帯とプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合に、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯を超えていると判定する場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信すること、又は
前記編集時間が前記編集制限時間帯よりも早いと判定する場合に、早期編集禁止の指示情報を送信すること、
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する文書位置を特定し、前記文書位置がプリセットされた位置である場合に、編集禁止の指示情報を送信すること
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、それぞれ、2つ以上の編集すべきターゲットデータ收集サブ領域を含み、
前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
ユーザによる自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を含む、ことを特徴する請求項14に記載の方法。
【請求項19】
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれは、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含むことと、
構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信することであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されていることと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新すること、
を含むことを特徴する文書処理方法。
【請求項20】
プリセットされた第1の構成情報を照会して、前記第1の構成情報から前記ユーザの関連情報を取得することと、
前記ユーザの、ユーザによる編集を禁止する関連情報を、前記文書のうち、前記ユーザに対応するデータ收集領域の該当サブ領域に設定すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信することは、
第2の構成情報から前記複数のユーザの属する1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間を取得することと、
前記1つ又は複数のグループ識別子及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して1つ又は複数のグループへ前記文書リンクを送信すること、
を含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記構成情報に基づいて複数のユーザへ文書の文書リンクを送信することは、
第3の構成情報から前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間を取得することと、
前記複数のユーザのユーザ識別及び対応する報知時間に基づいて、システム仮想ユーザを介して、各前記ユーザへ前記文書リンクを送信すること
を含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項23】
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作を取得して、前記ユーザのユーザ識別を識別することと、
プリセットされた権限情報に基づいて、前記ユーザに前記ユーザ識別に対応するデータ收集領域を表示すること、
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することは、
プリセットされた文書更新周期に達すること
、又は、前記ターゲットオンライン文書におけるデータのサイズがプリセットされたデータサイズに達すること、又は、データ収集周期又はデータ収集タスクにおいてターゲットオンライン文書に書き込まれたデータのサイズが達成することに応答して、次の周期の、異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得することを含む、
ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記ターゲットオンライン文書に対応する文書リンクをプリセットされたクラウド記憶空間に記憶することを更に含む、
ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項26】
ユーザが、現在、前記文書リンクを介して、当該ユーザ自分に対応するデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域を編集する編集操作を取得することと、
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御すること
を更に含む、ことを特徴する請求項19に記載の方法。
【請求項27】
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集制限時間帯において、第1の表示状態に応じて前記データ編集サブ領域を表示し、前記編集制限時間帯以外の時間において、前記データ編集サブ領域が現在編集拒否となることをユーザに促すための第2の表示状態に応じて当該サブ領域を表示することと、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応する編集制限時間帯を取得し、前記編集時間と前記編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることが検出された場合、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定すること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項26に記載の方法。
【請求項28】
プリセットされた前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御することは、
前記編集操作に対応する編集時間、及び前記文書位置に対応するプリセットされた編集制限時間帯を取得することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯を超えていると判定する場合に、タイムアウト編集禁止の指示情報を送信することと、
前記編集時間が前記編集制限時間帯よりも早いと判定する場合に、早期編集禁止の指示情報を送信すること
を含む、ことを特徴する請求項26に記載の方法。
【請求項29】
ユーザによる自分に対応する複数のターゲットデータ收集サブ領域への編集情報を取得することと、
前記編集情報に基づいて、前記ユーザのターゲットデータ編集指標を生成すること、
を更に含む、ことを特徴とする請求項1
9に記載の方法。
【請求項30】
ターゲットオンライン文書の文書リンクを受信することであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域は、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域は、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいることと、
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記ターゲットオンライン文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集サブ領域を表示し、ユーザが前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して、前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新することと、
前記ユーザが前記文書リンクを複数回トリガして前記ターゲットオンライン文書を開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新することであって、前記ターゲットデータの値は、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクに存在すること、
を含む、ことを特徴する文書処理方法。
【請求項31】
前記ターゲットデータ領域において、予め記入された前記ユーザの関連情報を表示することであって、前記関連情報は、前記ユーザによる編集を禁止することを更に含む、
ことを特徴する請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ユーザによる、前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域の編集操作に対応する編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることに応答して、前記編集操作により生成された編集情報に対してプリセットされたマークを設定することを更に含む、
ことを特徴する請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記編集時間と、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集制限時間帯とがプリセットされた関係を満たしていることは、
前記編集時間が編集許可期間内にあること、又は
前記編集時間が編集禁止期間内にあること、又は
前記編集時間が編集許可期間を超えた時間長さは、プリセットされた時間長さ以内であること
の少なくとも一つを含む、ことを特徴する請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間を超えている場合に、タイムアウト編集禁止の提示情報を表示することと、
前記ユーザによる前記ターゲットデータ收集領域におけるターゲットデータ收集サブ領域への編集操作に対応する編集時間が、前記ターゲットデータ收集サブ領域の編集許可期間よりも早い場合に、早期編集禁止の提示情報を表示すること、
を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項35】
プリセットされたオンライン文書作成の条件を満たすことに応答して、作成すべき文書の文書パラメータ情報を取得するための第1の取得モジュールと、
前記文書パラメータ情報に基づいて新規ターゲットオンライン文書を生成するための生成モジュールと、を備え、
前記プリセットされたオンライン文書作成の条件は、
プリセットされた文書更新周期に到達することであって、前記更新周期内に、ターゲットオンライン文書を使用してターゲットデータオブジェクトを収集することと、
第1のオンライン文書内のデータ量がプリセットされたデータ量に達する、若しくは、第1のオンライン文書が、次のデータ收集周期又はデータ收集タスクにおいて書き込みが必要なデータ量の全てを保持できないと判定することであって、前記第1のオンライン文書は、前記オンライン文書作成の条件を満たす前に、ターゲットデータオブジェクトを収集するための文書であること、
の少なくとも一つを含む、ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項36】
ユーザによる文書の編集操作を受け付けて、前記編集操作に対応する文書の位置を特定するための決定モジュールと、
前記ユーザに対応するプリセットされた権限情報を取得し、前記権限情報には、編集操作制限権限を含むことに応答して、前記編集操作制限権限のうち、前記文書位置に対応する編集制御ポリシーに基づいて、前記編集操作を制御するための制御モジュールと、を備える
ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項37】
異なるユーザに対して複数のターゲットデータを收集するためのターゲットオンライン文書を取得するための第2の取得モジュールであって、前記ターゲットオンライン文書の異なるデータ收集領域が異なるユーザに対応し、前記データ收集領域のそれぞれが、対応するユーザの編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含む第2の取得モジュールと、
構成情報に基づいて、複数のユーザへ前記文書の文書リンクを送信する送信モジュールであって、前記文書リンクには、前記文書リンクを受信した第1、第2のユーザの見えるデータ收集領域が異なることを示すための表示権限情報が関連付けられて設定されている送信モジュールと、
ユーザの開き操作に応答して、前記文書リンクに対応するターゲットオンライン文書を開き、ユーザが当該ユーザに対応する可視データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域においてトリガする編集情報を受信し、前記編集情報を使用して前記ターゲットデータ收集サブ領域内のターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュールであって、同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて、ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報を使用して、前記データ收集領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新する第1の更新モジュールと、
を備える、ことを特徴とする文書処理装置。
【請求項38】
文書の文書リンクを受信するための接收モジュールであって、前記文書の異なるデータ收集領域が、異なるユーザに対応し、前記データ收集領域が、編集すべき複数のターゲットデータ收集サブ領域を含んでいる接收モジュールと、
ユーザによる前記文書リンクのトリガ操作に応答して、予め前記文書リンクに関連づけられて設定された権限情報に基づいて、前記文書のうち、前記ユーザに対応するターゲットデータ收集領域を表示する表示モジュールと、
前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を複数回開くことに応答して、前記ユーザが前記ターゲットオンライン文書を後で開く時に入力した編集情報に基づいて、前記ターゲットデータ收集サブ領域における前記ターゲットデータ收集サブ領域に対応するターゲットデータの値を更新するための第2の更新モジュールであって、前記同一のターゲットデータ收集周期又はターゲットデータ收集タスクにおいて文書を複数回開く第2の更新モジュールと
を備えることを特徴とする文書処理装置。
【請求項39】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し実行することにより、前記請求項1~13の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項14~18の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項19~29の何れか一項に記載の文書処理方法、又は請求項30~34の何れか一項に記載の文書処理方法を実現する
ことを特徴とする前記電子機器。
【請求項40】
前記請求項1~13の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項14~18の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項19~29の何れか一項に記載の文書処理方法、又は、請求項30~34の何れか一項に記載の文書処理方法、を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されている、
ことを特徴とする
非一時的なコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
【請求項41】
プロセッサにより実行されるとき請求項1~34のいずれか一項に記載の文書処理方法を実現する
ことを特徴とするプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2022年09月16日に提出された国際出願PCT/2022/119381号の継続出願であり、2021年09月18日に出願された中国出願第2021111119000.X号(発明名称:文書処理方法、装置、機器及び媒体)に基づき、その優先権を主張し、該出願の全ての内容は、引用により全体として本開示に組み込まれる。
【国際調査報告】