(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】脱毛器
(51)【国際特許分類】
A61B 18/18 20060101AFI20240719BHJP
A45D 26/00 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A61B18/18
A45D26/00 F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570239
(86)(22)【出願日】2023-06-20
(85)【翻訳文提出日】2023-11-13
(86)【国際出願番号】 CN2023101524
(87)【国際公開番号】W WO2023246817
(87)【国際公開日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】202221551332.5
(32)【優先日】2022-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202221550413.3
(32)【優先日】2022-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202221551331.0
(32)【優先日】2022-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519302316
【氏名又は名称】深▲せん▼由莱智能電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Ulike Smart Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】方 少▲卿▼
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK41
4C160MM22
(57)【要約】
本出願は脱毛器に関し、冷却駆動器、ハウジング、脱毛装置、冷感付け部、熱伝導部、制御基板、キャップおよび温度制御装置を備え、駆動ポートが設けられる冷却駆動器は、ハウジング内に固定され、ハウジングには、空気出口と、駆動ポートにドッキングされると共に、空気出口と連通する冷却流路と、冷却流路と連通する光出射口とが設けられ、脱毛装置は冷却流路内に固定され、冷感付け部は、光出射口に固定され、熱伝導部は、その一端が冷却流路内に位置し、他端が冷感付け部に接続され、制御基板はハウジング内に固定され、キャップは、その一端が空気出口に固定され、他端が熱伝導部に接続され、キャップには、空気案内孔と空気透過孔が設けられ、空気案内孔は、その一端が冷却流路と連通し、他端が空気透過孔と連通し、温度制御装置は、空気案内孔の内壁に取り付けられ、脱毛装置と温度制御装置は共に制御基板に電気的に接続される。温度制御装置が空気案内孔での高すぎる温度を検出すると、制御基板は、脱毛装置の作業を停止させる。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動ポートが設けられ、前記駆動ポートを介して冷却媒体を出力可能な冷却駆動器と、
その内に前記冷却駆動器が固定されたハウジングであって、空気出口と、前記駆動ポートにドッキングされると共に、前記空気出口と連通する冷却流路と、前記冷却流路と連通する光出射口とが設けられるハウジングと、
前記ハウジング内に位置し、前記冷却流路内に固定された脱毛装置と、
前記光出射口に固定されて前記脱毛装置に対向し、前記脱毛装置から発される光を受光して射出する冷感付け部と、
前記ハウジング内に固定された熱伝導部であって、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続された熱伝導部と、
前記ハウジング内に固定された制御基板と、
一端が前記空気出口に固定されて前記空気出口を密閉し、他端が前記熱伝導部に接続されており、空気案内孔と多数の空気透過孔とが設けられるキャップであって、一端が前記冷却流路と連通し、他端が前記空気透過孔と連通する前記空気案内孔は、前記冷却流路からの熱風を集中させてから、冷却媒体により前記空気透過孔から放出するために用いられるキャップと、
前記空気案内孔の内壁に取り付けられた温度制御装置であって、前記冷却駆動器、脱毛装置、冷感付け部とともに前記制御基板に電気的に接続される温度制御装置と、を備える脱毛器。
【請求項2】
前記キャップは、空気案内シェルと封止板を備え、前記空気案内シェルの一端は前記空気出口内に取り付けられ、他端は前記熱伝導部に接続され、前記空気案内シェルには、前記空気案内孔が貫通して設けられ、前記封止板は、前記空気案内シェル上に設けられて前記空気案内孔を密封し、前記空気透過孔は、前記封止板に穿設され、前記温度制御装置は、前記封止板と前記熱伝導部の間に位置することを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項3】
前記脱毛装置は、フィラメントレスランプと、前記制御基板に固定されたランプホルダーと、導電性材料で作製されたリフレクターとを備え、前記リフレクターおよびランプホルダーは共に前記冷却流路内に位置し、前記リフレクターは、前記ハウジング上に着脱自在に取り付けられ、前記制御基板に電気的に接続され、前記フィラメントレスランプは、前記ランプホルダーに取り付けられると共に、前記リフレクターに当接し、前記リフレクターは、前記フィラメントレスランプの前記冷感付け部から離れた側に位置し、前記リフレクターは、前記フィラメントレスランプからの光を反射して前記冷感付け部に集光させることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項4】
前記制御基板には、前記制御基板に電気的に接続された弾性導電部材が固定され、前記リフレクターは、前記弾性導電部材に当接し、前記弾性導電部材を介して前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項5】
前記脱毛器は、前記フィラメントレスランプのパワーを調整するためのレギュレータをさらに備え、前記ハウジングには、取付孔が貫通して設けられ、前記レギュレータは、前記取付孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項6】
前記レギュレータは、回転耳式構造のノブと、前記制御基板に取り付けられたギアスイッチとを備え、前記ノブは、前記取付孔に取り付けられて、前記ギアスイッチと回転可能に接続されることを特徴とする、請求項5に記載の脱毛器。
【請求項7】
前記脱毛器は、前記フィラメントレスランプに瞬間的な高電圧パルスを与えるためのトリガー点灯キーをさらに備え、前記ハウジングには、さらに係合孔が貫通して設けられ、前記トリガー点灯キーは、前記係合孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項8】
前記冷却流路は、第1冷却流路および第2冷却流路を含み、前記第1冷却流路と第2冷却流路は並んで設けられ、前記第1冷却流路と第2冷却流路は同様に、その一端が前記駆動ポートにドッキングされ、他端が前記空気出口にドッキングされ、前記脱毛装置は、前記第1冷却流路内に位置し、前記熱伝導部の一部は前記第2冷却流路内に位置し、前記駆動ポート内には、前記第1冷却流路内に入る冷却媒体の容量を制限するためのバッフルが傾斜して設けられ、前記冷却媒体は、前記熱伝導部上の熱を奪うことが可能であることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項9】
前記熱伝導部は、熱伝導部材と、グラフェン材料で作製されたグラファイトシートとを含み、前記グラファイトシートは前記熱伝導部材に固定され、前記熱伝導部材は、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続されることを特徴とする、請求項8に記載の脱毛器。
【請求項10】
前記熱伝導部材は、前記冷感付け部に接続されたベーパーチャンバーと、前記ベーパーチャンバーの下部に固定された多数のヒートシンクとを含み、前記グラファイトシートは前記ベーパーチャンバーの上部に固定され、前記ベーパーチャンバーは前記ハウジングの内壁に固定され、前記ベーパーチャンバーの前記冷感付け部から離れた一端は前記第2冷却流路を覆い、前記ヒートシンクは前記第2冷却流路に収納され、前記ベーパーチャンバーの前記第2冷却流路を覆う部分に接触することを特徴とする、請求項9に記載の脱毛器。
【請求項11】
前記ハウジングは、底部シェルと、前記底部シェルにキャップされた上部シェルと、前記冷却流路を第1冷却流路と第2冷却流路に分離するための仕切部とを含み、前記仕切部、冷却駆動器、制御基板、脱毛装置、冷感付け部、熱伝導部および温度制御装置はいずれも、前記底部シェルと前記上部シェルとの間に挟まれることを特徴とする、請求項8に記載の脱毛器。
【請求項12】
前記リフレクターは、前記仕切部に取り付けられることを特徴とする、請求項11に記載の脱毛器。
【請求項13】
前記リフレクターには、その長さ方向に沿って第1のU字溝が設けられ、前記リフレクターの長さ方向は、前記冷却媒体の流れ方向と一致し、前記フィラメントレスランプは、前記第1のU字溝内に位置し、前記第1のU字溝の内壁に当接することを特徴とする、請求項12に記載の脱毛器。
【請求項14】
前記リフレクターはU字構造であり、前記仕切部には、その長さ方向に沿って第2のU字溝と、前記第2のU字溝の内壁に凹設された多数の係合溝とが設けられ、前記第2のU字溝は、前記仕切部の前記冷感付け部に向かう側に位置し、前記制御基板は前記底部シェルに固定され、前記リフレクターには多数の係合ブロックが凸設され、前記係合ブロックは前記係合溝内に係合され、前記リフレクターは前記第2のU字溝内に位置することを特徴とする、請求項13に記載の脱毛器。
【請求項15】
前記冷却駆動器は渦流ファンであり、前記ハウジングには空気入口がさらに設けられ、前記空気入口は前記冷却駆動器に対応して設けられ、前記冷却流路は前記ハウジングの内部に位置し、前記空気入口は、前記駆動ポート、前記冷却流路を介して前記空気出口と連通し、前記空気入口、空気出口および光出射口はいずれも前記ハウジングの縁部に開設されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項16】
前記冷却駆動器は、案内口をさらに備え、前記案内口はそれぞれ前記空気入口、前記駆動ポートと連通することを特徴とする、請求項15に記載の脱毛器。
【請求項17】
前記脱毛器は弾性ガスケットをさらに備え、前記弾性ガスケットは穿孔を有し、前記冷却駆動器の前記空気入口に向かう面と前記ハウジングとの間に隙間が設けられ、前記弾性ガスケットは、前記冷却駆動器と前記ハウジングとの間に挟まれて前記隙間を塞ぎ、前記空気入口、穿孔および案内口は順次連通することを特徴とする、請求項16に記載の脱毛器。
【請求項18】
前記脱毛器は電源アダプターをさらに備え、前記電源アダプターは、前記ハウジング内に位置し、ワイヤを介して前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項19】
前記冷感付け部は、肌に当てるための冷感付け板と、前記冷感付け板に接続された冷却部材とを備え、前記冷感付け板は、前記光出射口に固定されて、前記熱伝導部に接続され、前記冷却部材は前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項20】
前記脱毛器は、脱毛装置への通電を制御するためのスタートキーをさらに備え、前記ハウジングには、さらに埋め込み孔が貫通して設けられ、前記スタートキーは、前記埋め込み孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、脱毛器の技術分野に関し、具体的には脱毛器に関する。
【背景技術】
【0002】
光脱毛は、市販されている新しい脱毛技術と美容方法として、特殊な波長の強いパルス光により毛包を破壊し、永久脱毛の効果を実現することで、スピードが速く、効果が良好で、安全性が高く、副作用がなく、痛みがないという利点を有し、美容や医療業界で広く歓迎されている。
【0003】
既存の脱毛器は通常、その内部で発生する熱を渦流ファンで空冷して放散させるが、脱毛器の内部の温度が高すぎると、安全上の危険を引き起こしやすい。
【0004】
以上から、脱毛器の内部の過度の温度を防ぎ、安全上の危険を低減することは、早急に解決すべき技術的課題となっている。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施例は、脱毛器を提供し、前記脱毛器は、駆動ポートが設けられ、前記駆動ポートを介して冷却媒体を出力可能な冷却駆動器と、その内に前記冷却駆動器が固定されたハウジングであって、空気出口と、前記駆動ポートにドッキングされると共に、前記空気出口と連通する冷却流路と、前記冷却流路と連通する光出射口とが設けられるハウジングと、前記ハウジング内に位置し、前記冷却流路内に固定された脱毛装置と、前記光出射口に固定されて前記脱毛装置に対向し、前記脱毛装置から発される光を受光して射出する冷感付け部と、前記ハウジング内に固定された熱伝導部であって、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続された熱伝導部と、前記ハウジング内に固定された制御基板と、一端が前記空気出口に固定されて前記空気出口を密閉し、他端が前記熱伝導部に接続されており、空気案内孔と、多数の空気透過孔とが設けられるキャップであって、一端が前記冷却流路と連通し、他端が前記空気透過孔と連通する空気案内孔は、前記冷却流路からの熱風を集中させてから、冷却媒体により前記空気透過孔から放出するために用いられるキャップと、前記空気案内孔の内壁に取り付けられた温度制御装置であって、前記冷却駆動器、脱毛装置、冷感付け部とともに前記制御基板に電気的に接続される温度制御装置と、を備える。
【0006】
本出願によって提供される脱毛器では、ハウジングの内部にはキャップが取り付けられ、キャップの一端はハウジングの空気出口に取り付けられて空気出口を密封し、キャップの他端は熱伝導部に接続され、キャップには、空気透過孔および空気案内孔が設けられ、一端が冷却流路と連通し、他端が空気透過孔と連通する空気案内孔は、冷却流路からの熱風を一緒に集中させてから、冷却媒体により空気透過孔に吹き送り、空気透過孔から放出するために用いられ、冷却媒体は好ましくは冷却空気であり、キャップは集中送風を実現し、冷却流路は、第1冷却流路および第2冷却流路で構成され、キャップは、第1冷却流路および第2冷却流路からの熱風を集めて、その熱風を空気案内孔および空気透過孔に案内することにより、吹き出した熱風をハウジングの内部空洞から隔離することができ、よって、熱風が放出してからハウジング内に再び進入することを防止することができると同時に、熱風の逆流を防止し、放熱効率と放熱効果の両方を向上させることができる。さらに、温度制御装置は、キャップ上に取り付けられて、空気案内孔の内壁に位置し、空気案内孔からの熱風の温度が高すぎることを検出すると、その情報を制御基板に送信し、制御基板は、脱毛装置の作業を停止させることにより、ハウジングの内部温度が過度に高くなることから生じる安全上の危険を回避する。
【0007】
本出願の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明で使用される図面を簡単に紹介し、当然のことながら、以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなく、これらの図面に基づく他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本出願で提供される脱毛器の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図2】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図3】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後の一実施例の分解構造を示す模式図である。
【
図4】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後の別の実施例の分解構造を示す模式図である。
【
図5】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後のさらに別の実施例の分解構造を示す模式図である。
【
図6】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後のさらなる一実施例の分解構造を示す模式図である。
【
図7】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後のさらなる一実施例の分解構造を示す模式図である。
【
図8】本出願で提供される底部シェル、空気案内シェル、コンデンサおよび冷却駆動器を組み合わせた後の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図9】本出願で提供される制御基板、空気案内シェル、熱伝導部および冷却駆動器を組み合わせた後の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図10】本出願で提供される制御基板、脱毛装置および冷却駆動器を組み合わせた後の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図11】本出願で提供される仕切部の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図12】本出願で提供される冷却駆動器の一実施例の構造を示す模式図である。
【
図13】本出願で提供される脱毛器の電源アダプターとワイヤを取り外した後の別の実施例の構造を示す模式図である。
【
図14】本出願で提供される
図13の分解構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面および実施例と併せて、本出願をより詳細に説明する。以下の実施例は、本出願を説明するためにのみ使用されるが、本出願の範囲を限定するものではないことに留意されたい。同様に、以下の実施例は、本出願の実施例の一部に過ぎず、その全てではなく、当業者が創造的な労力を要することなく得られる他の全ての実施例は、本出願の保護範囲に含まれるものとする。
【0010】
本出願で言及された「実施例」は、実施例と併せて記載される特定の特徴、構造または特性が、本出願の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。当業者には、明示的にも黙示的にも、本出願に記載された実施例が他の実施例と組み合わされてもよいことが理解される。
【0011】
図1乃至
図12を参照すると、本出願の実施例は、内部の過度の温度を防止できる脱毛器を開示し、内部の過度の温度を防止できる脱毛器は、以下、単に脱毛器と称され、冷却駆動器10と、ハウジング20と、脱毛装置30と、冷感付け部40と、熱伝導部50と、制御基板60と、温度制御装置70とを備える。
【0012】
駆動ポート11が設けられる冷却駆動器10は、駆動ポート11を介して冷却媒体を出力でき、かつハウジング20内に固定され、ハウジング20には、空気出口21と、駆動ポート11とドッキングされると共に、空気出口21と連通する冷却流路22と、冷却流路22と連通する光出射口23とが設けられ、冷却流路22は、ハウジング20の中央部に位置し、空気出口21と光出射口23は、ハウジング20の縁部に位置し、空気出口21は駆動ポート11と対向して配置される。
【0013】
脱毛装置30は、ハウジング20内に位置して、冷却流路22の内壁に固定され、冷感付け部40は、光出射口23に固定されて脱毛装置30に対向し、脱毛装置30から発される光、すなわちレーザーを受光して射出し、脱毛装置30は、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行い、前記冷感付け部40は、光による灼熱感を軽減するための急速冷却を可能にし、快適性を確保することができる。
【0014】
冷感付け部40は、光透過性結晶に該当する材料であればよく、具体的にサファイア、K9ガラス、クリスタルガラスであってもよく、好ましくはサファイア材料である。
【0015】
熱伝導部50は、ハウジング20内に固定され、その一端が冷却流路22内に位置し、他端が冷感付け部40に接続され、冷感付け部40上の熱を熱伝導部50に伝えることができ、冷却媒体は、熱伝導部50上の熱を空気出口21から放散させ、さらにハウジング20全体内の熱を減少させることができ、制御基板60はハウジング20内に固定される。
【0016】
温度制御装置70は、好ましくは温度センサまたはサーモスタットなどであり、ハウジング20内に取り付けられ、熱伝導部50の冷却駆動器10から離れた側に位置し、冷却駆動器10、脱毛装置30、冷感付け部40および温度制御装置70はいずれも、制御基板60に電気的に接続され、温度制御装置70は、好ましくは空気出口21の近くに設けられ、空気出口21での温度が高すぎることを検出すると、その情報を制御基板60に送信し、制御基板60は、脱毛装置30の電源を遮断し、脱毛装置30の作業を停止させることにより、ハウジング20の内部温度が高くなることから生じる安全上の危険を回避し、例えば、冷感付け部40または冷却駆動器10が損傷すると、空気出口21での温度が過度に高くなり、その場合、レーザーによって人間の皮膚に生じる灼熱を迅速に移動することができず、人間の皮膚に損傷を与える。
【0017】
本実施例では、脱毛装置30は、フィラメントレスランプ31と、ランプホルダー32と、導電性材料で作製されたリフレクター33とを備え、ランプホルダー32およびリフレクター33は共に冷却流路22内に設けられ、ランプホルダー32は制御基板60に固定され、リフレクター33は、ハウジング20に着脱自在に取り付けられ、フィラメントレスランプ31は、ランプホルダー32に取り付けられると共に、リフレクター33に当接し、リフレクター33は、フィラメントレスランプ31の冷感付け部40から離れた側に位置し、フィラメントレスランプ31からの光を反射して冷感付け部40に集光させ、リフレクター33は制御基板60に電気的に接続され、ランプホルダー32は、フィラメントレスランプ31に直流電圧を供給するが、このときフィラメントレスランプ31は点灯せず、リフレクター33がトリガ電極として作動し、制御基板60がリフレクター33を介してフィラメントレスランプ31に高電圧パルスを与えなければ、フィラメントレスランプ31の点灯を励起して制御することができない。
【0018】
いくつかの実施例では、制御基板60には弾性導電部材61が溶接され、リフレクター33は、ハウジング20の内壁に固定され、弾性導電部材61に当接し、弾性導電部材61を介して制御基板60に電気的に接続され、弾性導電部材61は、弾性片またはバネで構成される部材であってもよく、弾性導電部材61は、制御基板60に電気的に接続されることを前提として、リフレクター33と接触圧を有するため、接続の有効性が確保され、構造が確実で安定性が高くなり、また弾性導電部材61により、脱毛器の組立とメンテナンスの効率が向上する。
【0019】
冷却流路22は、第1冷却流路221および第2冷却流路222を含む二重空気流路であり、第1冷却流路221と第2冷却流路222は並んで設けられ、第1冷却流路221と第2冷却流路222は同様に、その一端が駆動ポート11にドッキングされ、他端が空気出口21にドッキングされ、脱毛装置30は、第1冷却流路221内に位置し、熱伝導部50の一部は第2冷却流路222内に位置し、熱伝導部50の放熱と脱毛装置30の放熱は別に行われるため、脱毛器の内部の全体的な冷却効率をさらに効果的に向上させ、駆動ポート11の内壁には、第1冷却流路221内に入る冷却媒体の容量を制限するためのバッフル12が傾斜して設けられ、前記第1駆動ポート11を利用して第1冷却流路221および第2冷却流路222とドッキングすることにより、前記冷却駆動器10は、冷却流路22から外部冷却媒体を駆動して脱毛装置30および熱伝導部50をそれぞれ冷却し、脱毛器の内部構造を最適化し、脱毛器の内部の放熱効率を向上させ、冷却駆動器10は、外部冷却媒体を流すように駆動することにより、外部冷却媒体は二重空気流路における脱毛器の内部の熱を効果的に奪うことができる。
【0020】
熱伝導部50は、熱伝導部材51と、グラフェン材料で作製されたグラファイトシート52とを含み、グラファイトシート52は熱伝導部材51に固定され、グラフェン材料で作製されたグラファイトシート52は、熱伝導部材51の熱伝導効率を高めることができ、熱伝導部50の熱伝導性は従来に比べて大幅に向上することができ、熱伝導部材51は、その一端が冷却流路22内に位置し、他端が冷感付け部40に接続される。
【0021】
熱伝導部材51は、冷感付け部40に接続されたベーパーチャンバー511と、ベーパーチャンバー511の下部に固定された多数のヒートシンク512とを含み、グラファイトシート52はベーパーチャンバー511の上部に固定され、ベーパーチャンバー511はハウジング20の内壁に固定され、ベーパーチャンバー511の冷感付け部40から離れた一端は第2冷却流路222を覆い、ヒートシンク512は第2冷却流路222内に収納され、ヒートシンク512は、ベーパーチャンバー511の第2冷却流路222を覆う部分に接触し、放熱効果を向上させることができる。
【0022】
脱毛器は作業時に熱を発生させ、冷却駆動器10は、外部冷却媒体を駆動してハウジング20内に流入させ、外部冷却媒体によって熱伝導部50の熱を除去することができ、それにより、脱毛器の内部デバイスの急速冷却を実現し、脱毛器の内部の熱が高すぎることを回避し、脱毛装置30内のデバイスの短絡、焼損や爆発などの危険な状況を防止することができる。
【0023】
本実施例では、冷却駆動器10は渦流ファンであり、冷却媒体は好ましくは冷却空気であり、ハウジング20には空気入口251がさらに設けられ、空気入口251は冷却駆動器10に対応して設けられる。冷却流路22はハウジング20の内部に位置し、空気入口251は、駆動ポート11、冷却流路22を介して空気出口21と連通し、空気入口251はハウジング20の縁部に開設される。
【0024】
冷却駆動器10は案内口13を有し、案内口13の一端が駆動ポート11と連通し、他端が空気入口251に対応して設けられると共に、空気入口251と連通し、脱毛器は弾性ガスケット80をさらに含み、弾性ガスケット80は穿孔81を有し、渦流ファンの空気入口251に向かう面とハウジング20との間に隙間が設けられ、弾性ガスケット80は、渦流ファンとハウジング20との間に挟まれて隙間を塞ぎ、空気入口251、穿孔81および案内口13は順次連通することにより、ハウジング20内の熱風が渦流ファン内に再吸引され、渦流ファンの放熱効果が悪くなることを回避し、もちろん、空気出口21からの熱風が冷却駆動器10内に再吸入される場合を除く。
【0025】
いくつかの実施例では、穿孔81の内径は、空気入口251の内径よりも大きく、空気入口251、穿孔81および案内口13は、案内口13への外気の進入を円滑にするように同軸に設けられている。
【0026】
ハウジング20は、底部シェル24と、底部シェル24にキャップされた上部シェル25と、冷却流路22を第1冷却流路221と第2冷却流路222に分離するための仕切部26とを含み、仕切部26、冷却駆動器10、制御基板60、脱毛装置30、冷感付け部40、熱伝導部50および温度制御装置70はいずれも、底部シェル24と上部シェル25との間に挟まれ、空気入口251は、冷却駆動器10に対応して設けられ、駆動ポート11を介して空気出口21と連通する。リフレクター33は仕切部26に取り付けられる。
【0027】
いくつかの実施例では、リフレクター33には、その長さ方向に沿って第1のU字溝331が設けられ、リフレクター33の長さ方向は、前記冷却媒体の流れ方向と一致し、前記フィラメントレスランプ31は、第1のU字溝331内に位置し、第1のU字溝331の内壁に当接することにより、フィラメントレスランプ31からの光を反射して冷感付け部40に集光させることが容易になる。
【0028】
リフレクター33はU字構造であり、仕切部26には、その長さ方向に沿って第2のU字溝261と、第2のU字溝261の内壁に凹設された多数の係合溝262とが設けられ、第2のU字溝261は、仕切部26の冷感付け部40に向かう側に位置し、制御基板60は底部シェル24に固定され、リフレクター33には多数の係合ブロック332が凸設され、係合ブロック332は係合溝262内に係合され、リフレクター33の一部は第2のU字溝261内に位置し、それによりリフレクター33への異物の衝突を回避する。
【0029】
ハウジング20は、カバープレート27をさらに備え、案内口13と連通する多数の吸気孔271が設けられるカバープレート27は、前記ハウジング20上に取り付けられて空気入口251に位置し、冷却駆動器10を人への傷害から保護することができる。
【0030】
脱毛器はキャップ28をさらに備え、キャップ28の一端は、ハウジング20の空気出口21に取り付けられて前記空気出口21を密閉し、キャップ28の他端は、熱伝導部50に接続され、キャップ28には、空気透過孔281および空気案内孔282が設けられ、一端が冷却流路22と連通し、他端が空気透過孔281と連通する空気案内孔282は、冷却流路22からの熱風を一緒に集中させてから、冷却媒体により空気透過孔281に吹き送り、空気透過孔281から放出するために用いられ、キャップ28は集中送風を実現する。
【0031】
温度制御装置70は、キャップ28上に取り付けられて、空気案内孔282内に位置し、好ましくは、キャップ28は、空気案内シェル283と封止板284を備え、空気案内シェル283は環状であり、その一端が前記空気出口21内に取り付けられ、他端が熱伝導部50に接続され、空気案内シェル283には、前記空気案内孔282が貫通して設けられ、封止板284と温度制御装置70は共に空気案内シェル283に取り付けられ、封止板284は、空気案内孔282を密封するために使用され、空気透過孔281は前記封止板284に穿設され、空気案内シェル283と封止板284の相互協働により、熱風をハウジング20の外部に導き、熱風の逆流を防止し、放熱効率と放熱効果の両方を向上させることができ、温度制御装置70は、封止板284と熱伝導部50の間に位置し、別体のキャップ28上に取り付けられるものであり、空気案内孔282内の熱風の温度を検出するために使用され、空気案内孔282での温度が高すぎることを検出すると、その情報を制御基板60に送信し、制御基板60は、脱毛装置30の電源を遮断し、脱毛装置30の作業を停止させることにより、ハウジング20の内部の温度が過度に高くなることから生じる安全上の危険を回避する。
【0032】
本実施例では、冷却流路22は、第1冷却流路221および第2冷却流路222で構成され、キャップ28は、第1冷却流路221および第2冷却流路222からの熱風を集めて、その熱風を空気案内孔282および空気透過孔281に案内することにより、吹き出した熱風をハウジング20の内部空洞から隔離し、よって、熱風が放出してからハウジング20内に再び進入することを防止することができると共に、キャップ28は、温度制御装置70を衝突から保護することができる。
【0033】
脱毛器はコンデンサ90をさらに備え、コンデンサ90は、ハウジング20内に固定され、制御基板60に電気的に接続されており、制御基板60の一部として電力を蓄えるために使用することができる。
【0034】
いくつかの実施例では、脱毛器は電源アダプター100をさらに備え、電源アダプター100は、ハウジング20の外側に位置し、ワイヤ110を介して制御基板60に接続され、それにより、外部の交流電力を脱毛器の内部デバイスに必要な直流電力に変換する。
【0035】
冷感付け部40は、肌に当てる冷感付け板41と、冷感付け板41に接続された冷却部材42とを備え、冷感付け板41は、光出射口23に固定されて、熱伝導部50に接続され、冷感付け部40の熱が前記冷感付け板41から前記熱伝導部50に伝導されることにより、前記冷感付け部40による冷却効果が得られ、冷却速度が速められ、冷却部材42は制御基板60に電気的に接続される。
【0036】
脱毛器は、脱毛装置30への通電を制御するためのスタートキー200をさらに備え、ハウジング20には、さらに埋め込み孔が貫通して設けられ、スタートキー200は、埋め込み孔に取り付けられて、制御基板60に電気的に接続され、フィラメントレスランプ31の始動と停止を制御するために使用される。
【0037】
さらに
図13~
図14を参照すると、脱毛器は、フィラメントレスランプ31のパワーを調整するためのレギュレータ300をさらに備え、ハウジング20には、さらに取付孔241が貫通して設けられ、レギュレータ300は、取付孔241上に取り付けられて、制御基板60に電気的に接続され、それにより、フィラメントレスランプ31の明るさをいつでも容易に調整することができる。
【0038】
レギュレータ300は、ノブ310と、制御基板60に取り付けられたギアスイッチ320とを含み、当該ギアスイッチ320は、内部にねじりバネを備えた回転式スイッチであり、ノブ310は、取付孔241に取り付けられて、ギアスイッチ320と回転可能に接続され、フィラメントレスランプ31のパワーレベルは3段階に分けることができ、ノブ310を回転させるたびに、フィラメントレスランプ31の明るさは1回変更され、3つのパワーレベルは順次循環することができ、ノブ310は回転が終了すると初期状態に戻り、ノブ310は触ったときの機械的な感触を重視した回転耳式構造となっている。
【0039】
脱毛器は、フィラメントレスランプ31に瞬間的な高電圧パルスを与えるためのトリガー点灯キー400をさらに備え、ハウジング20には、さらに係合孔が貫通して設けられ、トリガー点灯キー400は、係合孔に取り付けられて、制御基板60に電気的に接続され、トリガー点灯キー400を押すことにより、フィラメントレスランプ31に瞬間的な高電圧パルスを与え、フィラメントレスランプ31の点灯を励起して制御し、レーザーを発生させて脱毛器を作動させることができ、トリガー点灯キー400を押さなければ、フィラメントレスランプ31は点灯しない。
【0040】
また、トリガー点灯キー400の周辺部には表示灯指示があり、表示するためには皮膚に接触させる必要があり、こうしてトリガー点灯キー400は押圧して作動できるようになり、皮膚に接触しなければ、表示灯は点灯せず、このときトリガー点灯キー400を押しても作動しない。
【0041】
従来技術と比較して、本出願の脱毛器は以下のような利点を有する。
【0042】
1.本出願では、ハウジング20の空気出口21にキャップ28が取り付けられ、空気出口21を密封するためのキャップ28には、空気透過孔281および空気案内孔282が設けられ、一端が冷却流路22と連通し、他端が空気透過孔281と連通する空気案内孔282は、冷却流路22からの熱風を一緒に集中させ、冷却媒体により空気透過孔281から送風するために用いられ、キャップ28は集中送風を実現する。
【0043】
2.脱毛器には温度制御装置70がさらに設けられ、温度制御装置70は、空気案内孔282内に設けられ、冷却駆動器10は、駆動ポート11を介して冷却媒体を出力することができ、冷却媒体は好ましくは冷却空気であり、冷却媒体は、熱伝導部50上の熱を空気透過孔281から放散させることができ、温度制御装置70は、空気透過孔281での温度が高すぎることを検出すると、その情報を制御基板60に送信し、制御基板60は、脱毛装置30の作業を停止させることにより、ハウジング20の内部の温度が過度に高くなることから生じる安全上の危険を回避する。
【0044】
3.レギュレータ300が追加して設けられ、レギュレータ300は、フィラメントレスランプ31のパワーを調整し、フィラメントレスランプ31の明るさを変えるために用いることができる。
【0045】
4.ベーパーチャンバー511の上部にはグラファイトシート52がさらに追加され、グラフェン材料で作製されたグラファイトシート52は、熱伝導効率を高め、熱伝導部50の放熱効果を向上させることができる。
【0046】
5.リフレクター33は、弾性導電部材61を介して制御基板60に電気的に接続され、弾性導電部材61は、弾性片またはバネで構成される部材であってもよく、弾性導電部材61は、制御基板60に電気的に接続されることを前提として、リフレクター33と接触圧を有するため、接続の有効性が確保され、構造が確実で安定性が高くなり、また弾性導電部材61により、脱毛器の組立とメンテナンスの効率が向上する。
【0047】
6.弾性ガスケット80が追加して設けられ、渦流ファンの空気入口251に向かう面とハウジング20との間に隙間が設けられ、弾性ガスケット80は、渦流ファンとハウジング20との間に挟まれて隙間を塞ぎ、空気入口251、穿孔81および案内口13は順次連通することにより、ハウジング20内の熱風が渦流ファン内に再吸引され、渦流ファンの放熱効果が悪くなることを回避する。
【0048】
上記は本出願の実施例の一部に過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではないが、本出願の明細書および添付図面の内容を利用してなされた如何なる同等の装置または同等のプロセス変換、もしくは他の関連技術分野への直接または間接的な適用は、同様にすべて本出願の特許保護範囲に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本出願の実施例は、脱毛器を提供し、前記脱毛器は、駆動ポートが設けられ、前記駆動ポートを介して冷却媒体を出力可能な冷却駆動器と、その内に前記冷却駆動器が固定されたハウジングであって、空気出口と、前記駆動ポートにドッキングされると共に、前記空気出口と連通する冷却流路と、前記冷却流路と連通する光出射口とが設けられるハウジングと、前記ハウジング内に位置し、前記冷却流路内に固定された脱毛装置と、前記光出射口に固定されて前記脱毛装置に対向し、前記脱毛装置から発される光を受光して射出する冷感付け部と、前記ハウジング内に固定された熱伝導部であって、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続された熱伝導部と、前記ハウジング内に取り付けられ、前記熱伝導部の前記冷却駆動器から離れた側に位置し、かつ前記空気出口の近くに設けられる温度制御装置と、前記ハウジング内に固定されており、前記冷却駆動器、脱毛装置、冷感付け部および温度制御装置に電気的に接続される制御基板と、を備える。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動ポートが設けられ、前記駆動ポートを介して冷却媒体を出力可能な冷却駆動器と、
その内に前記冷却駆動器が固定されたハウジングであって、空気出口と、前記駆動ポートにドッキングされると共に、前記空気出口と連通する冷却流路と、前記冷却流路と連通する光出射口とが設けられるハウジングと、
前記ハウジング内に位置し、前記冷却流路内に固定された脱毛装置と、
前記光出射口に固定されて前記脱毛装置に対向し、前記脱毛装置から発される光を受光して射出する冷感付け部と、
前記ハウジング内に固定された熱伝導部であって、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続された熱伝導部と、
前記ハウジング内に取り付けられ、前記熱伝導部の前記冷却駆動器から離れた側に位置し、かつ前記空気出口の近くに設けられる温度制御装置と、
前記ハウジング内に固定されており、前記冷却駆動器、脱毛装置、冷感付け部および温度制御装置に電気的に接続される制御基板と、を備える脱毛器。
【請求項2】
前記脱毛装置は、一端が前記空気出口に固定されて前記空気出口を密閉し、他端が前記熱伝導部に接続されており、空気案内孔と多数の空気透過孔とが設けられるキャップであって、一端が前記冷却流路と連通し、他端が前記空気透過孔と連通する前記空気案内孔は、前記冷却流路からの熱風を集中させてから、冷却媒体により前記空気透過孔から放出するために用いられるキャップをさらに備え、
前記温度制御装置は、前記空気案内孔の内壁に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項3】
前記脱毛装置は、フィラメントレスランプと、前記制御基板に固定されたランプホルダーと、導電性材料で作製されたリフレクターとを備え、前記リフレクターおよびランプホルダーは共に前記冷却流路内に位置し、前記リフレクターは、前記ハウジング上に着脱自在に取り付けられ、前記制御基板に電気的に接続され、前記フィラメントレスランプは、前記ランプホルダーに取り付けられると共に、前記リフレクターに当接し、前記リフレクターは、前記フィラメントレスランプの前記冷感付け部から離れた側に位置し、前記リフレクターは、前記フィラメントレスランプからの光を反射して前記冷感付け部に集光させることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項4】
前記制御基板には、前記制御基板に電気的に接続された弾性導電部材が固定され、前記リフレクターは、前記弾性導電部材に当接し、前記弾性導電部材を介して前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項5】
前記脱毛器は、前記フィラメントレスランプのパワーを調整するためのレギュレータをさらに備え、前記ハウジングには、取付孔が貫通して設けられ、前記レギュレータは、前記取付孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項6】
前記レギュレータは、回転耳式構造のノブと、前記制御基板に取り付けられたギアスイッチとを備え、前記ノブは、前記取付孔に取り付けられて、前記ギアスイッチと回転可能に接続されることを特徴とする、請求項5に記載の脱毛器。
【請求項7】
前記脱毛器は、前記フィラメントレスランプに瞬間的な高電圧パルスを与えるためのトリガー点灯キーをさらに備え、前記ハウジングには、さらに係合孔が貫通して設けられ、前記トリガー点灯キーは、前記係合孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項8】
前記冷却流路は、第1冷却流路および第2冷却流路を含み、前記第1冷却流路と第2冷却流路は並んで設けられ、前記第1冷却流路と第2冷却流路は同様に、その一端が前記駆動ポートにドッキングされ、他端が前記空気出口にドッキングされ、前記脱毛装置は、前記第1冷却流路内に位置し、前記熱伝導部の一部は前記第2冷却流路内に位置し、前記駆動ポート内には、前記第1冷却流路内に入る冷却媒体の容量を制限するためのバッフルが傾斜して設けられ、前記冷却媒体は、前記熱伝導部上の熱を奪うことが可能であることを特徴とする、請求項3に記載の脱毛器。
【請求項9】
前記熱伝導部は、熱伝導部材と、グラフェン材料で作製されたグラファイトシートとを含み、前記グラファイトシートは前記熱伝導部材に固定され、前記熱伝導部材は、その一端が前記冷却流路内に位置し、他端が前記冷感付け部に接続されることを特徴とする、請求項8に記載の脱毛器。
【請求項10】
前記熱伝導部材は、前記冷感付け部に接続されたベーパーチャンバーと、前記ベーパーチャンバーの下部に固定された多数のヒートシンクとを含み、前記グラファイトシートは前記ベーパーチャンバーの上部に固定され、前記ベーパーチャンバーは前記ハウジングの内壁に固定され、前記ベーパーチャンバーの前記冷感付け部から離れた一端は前記第2冷却流路を覆い、前記ヒートシンクは前記第2冷却流路に収納され、前記ベーパーチャンバーの前記第2冷却流路を覆う部分に接触することを特徴とする、請求項9に記載の脱毛器。
【請求項11】
前記ハウジングは、底部シェルと、前記底部シェルにキャップされた上部シェルと、前記冷却流路を第1冷却流路と第2冷却流路に分離するための仕切部とを含み、前記仕切部、冷却駆動器、制御基板、脱毛装置、冷感付け部、熱伝導部および温度制御装置はいずれも、前記底部シェルと前記上部シェルとの間に挟まれることを特徴とする、請求項8に記載の脱毛器。
【請求項12】
前記リフレクターは、前記仕切部に取り付けられ
、
前記リフレクターには、その長さ方向に沿って第1のU字溝が設けられ、前記リフレクターの長さ方向は、前記冷却媒体の流れ方向と一致し、前記フィラメントレスランプは、前記第1のU字溝内に位置し、前記第1のU字溝の内壁に当接することを特徴とする、請求項
11に記載の脱毛器。
【請求項13】
前記冷却駆動器は渦流ファンであり、前記ハウジングには空気入口がさらに設けられ、前記空気入口は前記冷却駆動器に対応して設けられ、前記冷却流路は前記ハウジングの内部に位置し、前記空気入口は、前記駆動ポート、前記冷却流路を介して前記空気出口と連通し、前記空気入口、空気出口および光出射口はいずれも前記ハウジングの縁部に開設されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項14】
前記冷却駆動器は、案内口をさらに備え、前記案内口はそれぞれ前記空気入口、前記駆動ポートと連通
し、
前記脱毛器は弾性ガスケットをさらに備え、前記弾性ガスケットは穿孔を有し、前記冷却駆動器の前記空気入口に向かう面と前記ハウジングとの間に隙間が設けられ、前記弾性ガスケットは、前記冷却駆動器と前記ハウジングとの間に挟まれて前記隙間を塞ぎ、前記空気入口、穿孔および案内口は順次連通することを特徴とする、請求項
13に記載の脱毛器。
【請求項15】
前記脱毛器は電源アダプターをさらに備え、前記電源アダプターは、前記ハウジング内に位置し、ワイヤを介して前記制御基板に電気的に接続され
、および/または、
前記脱毛器は、脱毛装置への通電を制御するためのスタートキーをさらに備え、前記ハウジングには、さらに埋め込み孔が貫通して設けられ、前記スタートキーは、前記埋め込み孔に取り付けられて、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【国際調査報告】