(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20240719BHJP
A24F 40/42 20200101ALI20240719BHJP
A24F 40/10 20200101ALI20240719BHJP
B29C 45/14 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/42
A24F40/10
B29C45/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024502694
(86)(22)【出願日】2022-08-16
(85)【翻訳文提出日】2024-01-17
(86)【国際出願番号】 KR2022012176
(87)【国際公開番号】W WO2023022465
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0108213
(32)【優先日】2021-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
【テーマコード(参考)】
4B162
4F206
【Fターム(参考)】
4B162AA06
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC12
4B162AC17
4B162AC22
4B162AC34
4F206AD07
4F206AH81
4F206JA07
4F206JB12
4F206JL02
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が提供される。エアロゾル生成装置は、ピンホールを含むボディーと、前記ピンホールを通して前記ボディーの外側に挿入されるように前記ピンホールに隣接して配置されたピンハウジングと結合され、電力を提供してエアロゾルを生成するピンと、前記ピンハウジング及び前記ボディーと結合され、前記ボディーと前記ピンハウジングとの間の連結をシーリングするプレートと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピンホールを含むボディーと、
前記ピンホールを通して前記ボディーの外側に挿入されるように前記ピンホールに隣接して配置されたピンハウジングと結合され、電力を提供してエアロゾルを生成するピンと、
前記ピンハウジング及び前記ボディーと結合され、前記ボディーと前記ピンハウジングとの間の連結をシーリングするプレートと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記ボディーは、前記ピンホールの周辺で前記ボディーの内面が陥没することで形成される内側凹溝を含み、
前記ピンハウジングは前記内側凹溝に固定される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記ピンハウジングの一部は前記内側凹溝から突出し、
前記プレートは、前記内側凹溝から突出するピンハウジングの一部と結合される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記ピンハウジングは、前記ピンハウジングの側部が陥没することで形成される少なくとも一つの溝を含み、
前記プレートは前記少なくとも一つの溝と結合される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ピンハウジングは、前記ピンハウジングの側部の凹溝に対応する下向き支持面を含み、
前記プレートは、前記溝及び前記支持面と結合される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記ピンはポゴピン(pogopin)である、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ピンは、
前記ピンホールを通して挿入され、前記ボディーの外側に突出する曲面形状のトッププランジャーと、
内部に前記トッププランジャーが挿入され、前記ピンハウジングと結合されるバレルと、
前記バレルの内部に配置され、一側が前記トッププランジャーを支持し、他側が前記バレルの底と接触するスプリングと、
前記トッププランジャーの反対側の前記バレルに配置され、前記ピンハウジング及び前記プレートから露出されるボトムプランジャーと、を含む、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記トッププランジャーの曲面部の下端は前記ピンホールと接触するか又は隣接して位置する、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記プレートの下側に配置され、前記ボトムプランジャーと電気的に連結されるコネクタをさらに含む、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記ボディー及び前記プレートは、それぞれ前記ボディー及び前記プレートの第1結合ホール及び第2結合ホールを通過する締結部材を使用して互いに固定される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記プレートを支持するサポートパネルをさらに含み、
前記サポートパネルは、前記締結部材が通過して前記サポートパネルを前記ボディー及び前記プレートに固定する第3結合ホールを含む、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記ピンハウジングは、前記ピンの周囲にインサート射出成形することで形成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記プレートは、前記ピンハウジング及びボディーが互いに接触した後、インサート射出成形によって形成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記プレートの材料は、前記ボディーと前記ピンハウジングとの間の隙間を満たす、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
内部に液体を貯蔵し、前記ボディーの一側に結合されるカートリッジをさらに含み、前記カートリッジは、前記ボディーと結合されるとき、前記ピンと電気的に連結される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、カートリッジに電力を供給する端子の周辺の隙間をシーリングし、液体及び異物などが浸透することを防止することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、端子を安定的に支持する構造を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジが装置に結合されるとき、端子と容易に接触するようにすることである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、端子の周辺のシーリング構造を容易に製造することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本出願で説明する主題の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、ピンホールを含むボディーと、前記ピンホールを通して前記ボディーの外側に挿入されるように前記ピンホールに隣接して配置されたピンハウジングと結合され、電力を提供してエアロゾルを生成するピンと、前記ピンハウジング及び前記ボディーと結合され、前記ボディーと前記ピンハウジングとの間の連結をシーリングするプレートと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジに電力を供給する端子の周辺の隙間をシーリングし、液体及び異物などが浸透することを防止することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、端子を安定的に支持する構造を提供することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが装置に結合されるとき、端子と容易に接触するようにすることができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、端子の周辺のシーリング構造を容易に製造することができる。
【0013】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0016】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0017】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0018】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0019】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0020】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0021】
図1及び
図2を参照すると、エアロゾル生成装置100は、ボディー3を含むことができる。エアロゾル生成装置100は、キャップ30を含むことができる。エアロゾル生成装置100は、カートリッジ40を含むことができる。カートリッジ40はボディー3の一側に着脱可能に結合され得る。キャップ30は、カートリッジ40を覆うようにボディー3に着脱可能に結合され得る。スティックSはキャップ30を貫通してボディー3に挿入され得る。
【0022】
ボディー3は、ロウワーボディー1及びアッパーボディー2を含むことができる。ロウワーボディー1の内部には、バッテリー、制御部など、エアロゾル生成装置100の構成要素が設けられ得る。アッパーボディー2はロウワーボディー1の上側に結合され得る。
【0023】
アッパーボディー2は、カラム10及び着座部20を含むことができる。カラム10は上下方向に長く延びることができる。カラム10は、外側壁11と、内側壁12と、上壁13と、を含むことができる。
【0024】
着座部20はカラム10の内側壁12の下部から突出することができる。着座部20は上側に向かうことができる。カートリッジ領域24はカラム10の内側壁12と着座部20との間に形成され得る。カートリッジ領域24はカラム10の内側壁12の一側に位置し、着座部20の上側に位置し得る。
【0025】
カラム10は挿入空間142を含むことができる。挿入空間142はカラム10の内部から上下方向に延び、上壁13が開口するように上方に開口し得る。
【0026】
ボディー流入口141はカラム10の一側に形成され得る。ボディー流入口141は、内側壁12が開放することで形成され得る。ボディー流入口141はカラム10の外側に開口し得る。ボディー流入口141は挿入空間142と連通することができる。ボディー流入口141はカートリッジ領域24に向かうように配置され得る。ボディー流入口141はカートリッジ領域24と連通することができる。
【0027】
カートリッジ40はカートリッジ領域24でアッパーボディー2に着脱可能に結合され得る。カートリッジ40はカラム10の内側壁12に結合され、着座部20に着座することによって底が支持されることができる。カートリッジ40は、第1コンテナ41及び第2コンテナ42を含むことができる。第1コンテナ41は第2コンテナ42の上側に配置され得る。第1コンテナ41は液体を貯蔵することができる。
【0028】
キャップ30はアッパーボディー2を覆い、ボディー3に着脱可能に結合され得る。キャップ30は、アッパーボディー2及びアッパーボディー2に結合されたカートリッジ40を覆うことができる。キャップ30は、内部にアッパーボディー2及びカートリッジ40が挿入される空間が形成され得る。キャップ30の内部空間は下側に開口し得る。キャップ30の側壁31はキャップ30の内部空間の側部を取り囲むことができる。キャップ30の上壁33はキャップ30の内部空間の上部を覆うことができる。挿入口34は上壁33が開口することで形成され得る。キャップ30がボディー3に結合されると、挿入口34は、挿入空間142の上側で挿入空間142と連通することができる。カバー35は上壁33に移動可能に設けられ得る。カバー35は上壁33上でスライドすることができる。カバー35は挿入口34を開閉することができる。
【0029】
図3を参照すると、第1チャンバーC1は第1コンテナ41の内部に形成され得る。液体は第1チャンバーC1に貯蔵され得る。第2チャンバーC2は第2コンテナ42の内部に形成され得る。
【0030】
カートリッジ流入口441は、カートリッジ40が開口することで形成され得る。カートリッジ排出口442は、カートリッジ40が開口することで形成され得る。カートリッジ流路443はカートリッジ流入口441と第2チャンバーC2とを連結することができる。カートリッジ排出口442は第2チャンバーC2と連通することができる。
【0031】
カートリッジ排出口442は、第2コンテナ42の一側が開放することで形成され得る。排出ポート422はカートリッジ排出口442を取り囲むことができる。排出ポート422は第2コンテナ42の一側から突出することができる。カートリッジ40がアッパーボディー2に結合されると、排出ポート422はボディー流入口141に挿入され、カートリッジ排出口442とボディー流入口141とは連通することができる。
【0032】
芯45は第2チャンバーC2に設けられ得る。芯45は第1チャンバーC1と連結され得る。芯45は第1チャンバーC1から液体を受けることができる。ヒーター46は発熱して芯45を加熱することができる。ヒーター46は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーター46は芯45を巻くことができる。ヒーター46が芯45を加熱すると、第2チャンバーC2内で芯45の周辺にエアロゾルが生成することができる。
【0033】
ヒーター端子47はカートリッジ40の下部に露出され得る。ヒーター端子47は第2コンテナ42の底に形成され得る。ヒーター端子47はヒーター46と電気的に連結され得る。カートリッジ40がアッパーボディー2に結合されると、ヒーター端子47は第1ピン50と接触して電気的に連結され得る。
【0034】
第1ピン50は着座部20の外側に突出することができる。第1ピン50は、コネクタ97を介してロウワーボディー1の内部に設けられたバッテリーから電力を受けてヒーター端子47及びヒーター46に提供することができる。ヒーター46は電力を受けて発熱することができる。
【0035】
カートリッジ40の外部の空気はカートリッジ流入口441を通してカートリッジ40の内部に流入することができる。空気は、カートリッジ流入口441、カートリッジ流路443、第2チャンバーC2、及びカートリッジ排出口442を順次流動することができる。カートリッジ40の内部の空気はカートリッジ排出口442を通してカートリッジ40の外部に排出され得る。カートリッジ40の内部に流入した空気は、第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルを伴って、カートリッジ排出口442を通してカートリッジ40の外部に排出され得る。
【0036】
図3及び
図4を参照すると、第1ピン50はボディー3の内側に配置され、ボディー3の外側に突出することができる。ボディー3は、着座部20を含むことができる。
【0037】
着座部20は、外側凹溝25を含むことができる。外側凹溝25は、着座部20の上面21が下側に陥没することで形成され得る。外側凹溝25はカートリッジ領域24の下側に位置し得る。
【0038】
外側凹溝25の下部は底部251によって覆われ、側部は周辺部252によって覆われ得る。外側凹溝25の上側は開放し得る。外側凹溝25の一側部は周辺部252によって覆われずに開放し得る。座標系に表示するx方向を前方と定義すると、外側凹溝25の前方は開放し得る。第1ピン50の上端は上側に露出されるか又は外側凹溝25の底部251から外側凹溝25に向かって上側に膨らむように突出することができる。
【0039】
ガイド部223は外側凹溝25の底から上側に突出することができる。ガイド部223は、外側凹溝25に突出した一対の第1ピン50の間に配置され得る。ガイド部223は前方から後方に長く延びることができる。ガイド部223は前方から後方に延び、一対の第1ピン50の間を通過することができる。ガイド部223は前方から後方に行くほど急に傾くことができる。
【0040】
カートリッジ40の底は、着座部20及び外側凹溝25に対応する形状を有し得る。カートリッジ40の底は、ガイド部223に対応する位置/形状に上側に陥没ことができる。カートリッジ40がアッパーボディー2に結合されるとき、ガイド部223は、第1ピン50と第2ピン47とが互いに接触するようにカートリッジ40の配置を案内することができる。カートリッジ40がアッパーボディー2に結合されると、カートリッジ40の底は着座部20に着座し、第1ピン50と第2ピン47とが互いに電気的に連結されることができる。
【0041】
図4及び
図5を参照すると、第1ピン50は第1モールディング部材60と結合され得る。第1ピン50の上端及び下端は第1モールディング部材60から上下に突出することができる。第1モールディング部材60は着座部20及び外側凹溝25の下側に配置され得る。第1モールディング部材60は第1ブロック60又はピンハウジング60と言える。
【0042】
第2モールディング部材80はボディー3及び第1モールディング部材60と結合され得る。第2モールディング部材80はボディー3と第1モールディング部材60との間を覆うか、又は、シーリングすることができる。第2モールディング部材80は着座部20の下面22に結合され得る。第2モールディング部材80は第2ブロック80又はプレート80と言える。
【0043】
図6及び
図7を参照すると、ピンアセンブリー70は、少なくとも一つの第1ピン50及び第1モールディング部材60を含むことができる。第1ピン50と第1モールディング部材60とは互いに結合され得る。第1モールディング部材60は第1ピン50とともにインサート射出成形によって形成され得る。例えば、第1モールディング部材60は、第1ピン50をインサート射出成形のための金型に配置し、溶融状態の射出物を注入した後、硬化させることで、形成され得る。第1モールディング部材60は第1ピン50と密着することができる。第1ピン50は一対が提供され得る。一対の第1ピン50は所定の距離だけ互いに離隔し得る。
【0044】
第1ピン50はポゴピン(pogopin)であり得る。第1ピン50は、トッププランジャー51を含むことができる。第1ピン50は、バレル52を含むことができる。第1ピン50は、ボトムプランジャー53を含むことができる。
【0045】
トッププランジャー51は第1ピン50の上部に配置され得る。トッププランジャー51の下部はバレル52の内側に挿入され得る。トッププランジャー51の上部はバレル52から上側に突出することができる。トッププランジャー51はバレル52の内部で上下方向に移動することができる。
【0046】
トッププランジャー51は、ヘッド部511を含むことができる。トッププランジャー51は、ボディー部512を含むことができる。トッププランジャー51は、制限部513を含むことができる。ヘッド部511は第1ピン50の上端に形成され得る。ヘッド部511はボディー部512の上側に形成され得る。ヘッド部511はボディー部512から上側に膨らむように突出することができる。ヘッド部511はラウンド形状を有し得る。ヘッド部511は、球形の少なくとも一部を含むことができる。ヘッド部511はバレル52の上側に配置され得る。
【0047】
ボディー部512は円筒状を有し得る。ボディー部512はヘッド部511の外周に沿って下側に延びる形状を有し得る。ボディー部512はバレル52から上側に突出することができる。トッププランジャー51が押されて下側に移動すると、ボディー部512の少なくとも一部はバレル52の内部に配置され得る。トッププランジャー51が復元して上側に移動すると、ボディー部512はバレル52の上側に配置され得る。
【0048】
制限部513はボディー部512の周囲から半径外側方向に突出することができる。制限部513はバレル52の内部に配置され得る。制限部513はバレル52と接触するので、トッププランジャー51がバレル52を離脱して上側に移動することを制限することができる。
【0049】
トッププランジャー51は、突起514をさらに含むことができる。突起514は制限部513から下側に突出してスプリング55に挿入され得る。もしくは、スプリング55はトッププランジャー51の内部に挿入され得る。
【0050】
バレル52は円筒状を有し得る。バレル52は中空形状を有し、上側に開口し得る。スプリング55はバレル52の内部空間54に配置され得る。スプリング55の下端はボトムプランジャー53を支持し、スプリング55の上端はトッププランジャー51を支持することができる。スプリング55は、トッププランジャー51に上方に復元力又は弾性力を提供することができる。
【0051】
ボトムプランジャー53は円板状を有し得る。ボトムプランジャー53は第1ピン50の下端に形成され得る。バレル52の底はボトムプランジャー53によって覆われ得る。もしくは、ボトムプランジャー53はバレル52の底であり得る。ボトムプランジャー53はバレル52と一体に形成され得る。ボトムプランジャー53はバレル52の下端から半径外側方向にさらに突出することができる。
【0052】
バレル突起56はバレル52の周囲から半径外側方向に突出することができる。バレル突起56はバレル52の周囲に沿って円周方向に延びることができる。バレル突起56はリング形状を有し得る。バレル突起56はバレル52と一体に形成され得る。
【0053】
第1モールディング部材60はバレル52の側部の周辺と結合するか又は密着することができる。バレル52は第1モールディング部材60の内部に挿入されて第1モールディング部材60に埋め込まれ得る。バレル突起56は第1モールディング部材60の内側に配置され得る。バレル突起56は第1モールディング部材60に対して上下方向に内力を作用することができる。バレル突起56と第1モールディング部材60とは上下方向に互いに支持することができる。
【0054】
バレル52から上側に突出するトッププランジャー51は第1モールディング部材60から上側に突出することができる。ヘッド部511は第1モールディング部材60から上側に突出することができる。ボディー部512の少なくとも一部は第1モールディング部材60から上側に突出することができる。バレル52の上端は第1モールディング部材60から上側に露出され得る。
【0055】
ボトムプランジャー53は第1モールディング部材60から下側に突出するか、又は、第1モールディング部材60の下側に配置され得る。第1モールディング部材60はボトムプランジャー53の上端に接触するか又はかかることができる。ボトムプランジャー53は第1モールディング部材60の下面62を上方に支持することができる。
【0056】
図8及び
図9を参照すると、第1モールディング部材60は、第1側面611と、第2側面612と、下面62と、上面63と、を含むことができる。第1モールディング部材60は、側部が陥没することで形成され、第2モールディング部材80(
図14及び
図15)が満たされて互いに接合される複数の溝を含むことができる。第1モールディング部材60は、リセス部65を含むことができる。第1モールディング部材60は、支持面661、662を含むことができる。
【0057】
リセス部65は、第1側面611又は第2側面612が内側に陥没し、下面62から上面63まで延びるように形成され得る。リセス部65は上下方向に長く形成され得る。リセス部65は上側及び/又は下側に開口し得る。上面63はリセス部65の上側を覆わなくてもよい。下面62はリセス部65の下側を覆わなくてもよい。リセス部65は一対の第1ピン50の間に隣接して配置され得る。
【0058】
支持面661、662は上下方向と交差する方向に面を形成することができる。支持面661、662は下側に向かうことができる。支持面661、662は第1モールディング部材60の上面63と下面62との間の高さに位置し得る。下面62は支持面661、662を覆わなくてもよい。支持面661、662は、側面611、612が内側に陥没し、下面62から上側に所定の高さだけ延びることで形成され得る。支持面661、662は複数が備えられ得る。第1支持面661は第1側面611が内側に陥没することで形成され得る。支持面662、すなわち、第2支持面662は第1側面611及び第2側面612の間の部分又は第2側面612が内側に陥没することで形成され得る。
【0059】
したがって、第1モールディング部材60の表面積が増加することができる。また、第2モールディング部材80(
図17参照)によって上下方向に支持される支持面661、662が形成され得る。
【0060】
ピンアセンブリー70に対して、上下方向に第1領域A1から第5領域A5が定義され得る。第1領域A1から第5領域A5は、ピンアセンブリー70の上側から下側に順次位置し得る。
【0061】
第1領域A1は第1モールディング部材60の上側に位置し得る。トッププランジャー51の少なくとも一部は第1領域A1に配置され得る。ヘッド部511は第1領域A1に配置され得る。ボディー部512の少なくとも一部は第1領域A1に配置され得る。
【0062】
第2領域A2は第1領域A1の下側に位置し得る。第2領域A2は第1モールディング部材60の上側に位置し得る。トッププランジャー51の少なくとも一部は第2領域A2に配置され得る。ボディー部512の少なくとも一部は第2領域A2に配置され得る。ヘッド部511は第2領域A2の上側に配置され得る。
【0063】
第3領域A3は第2領域A2の下側に位置し得る。第1モールディング部材60の少なくとも一部は第3領域A3に配置され得る。第1モールディング部材60の上部は第3領域A3に配置され得る。第1モールディング部材60の上面63は第3領域A3の上端に位置し得る。リセス部65の上部は第3領域A3に配置され得る。
【0064】
第4領域A4は第3領域A3の下側に位置し得る。第1モールディング部材60の少なくとも一部は第4領域A4に配置され得る。第1モールディング部材60の下部は第4領域A4に配置され得る。第1モールディング部材60の下面62は第4領域A4の下端に位置し得る。リセス部65の下部は第4領域A4に配置され得る。
【0065】
支持面661、662は第3領域A3及び第4領域A4内に配置され得る。支持面661、662は第3領域A3の上端と第4領域A4の下端との間に配置され得る。第1支持面661は、第3領域A3及び第4領域A4のうちのいずれか一方に配置され得る。第2支持面662は、第3領域A3及び第4領域A4のいずれか一方に配置され得る。
【0066】
第5領域A5は第4領域A4の下側に位置し得る。第1モールディング部材60は第5領域A5の上側に配置され得る。ボトムプランジャー53の少なくとも一部は第5領域A5に配置され得る。
【0067】
図10及び
図11を参照すると、着座部20は、外側凹溝25及び内側凹溝26を含むことができる。着座部20は、着座部20の下面22の周囲に沿って下側に突出する周辺部23を含むことができる。
【0068】
外側凹溝25は、着座部20の上面21が下側に陥没することで形成され得る。外側凹溝25は上側に開口し得る。外側凹溝25は、底部251及び周辺部252を含むことができる。
【0069】
内側凹溝26は、着座部20の下面22が上側に陥没することで形成され得る。内側凹溝26は下側に開口し得る。外側凹溝25と内側凹溝26とは、着座部20に対して互いに対向し得る。内側凹溝26は外側凹溝25の下側に配置され得る。内側凹溝26は、底部261及び周辺部262を含むことができる。
【0070】
ピンホール264は着座部20が上下に開口することで形成され得る。ピンホール264は、外側凹溝25の底部251及び内側凹溝26の底部261が開口することで形成され得る。ピンホール264は、第1ピン50の個数に対応するように、複数が備えられ得る。ピンホール264は外側凹溝25と内側凹溝26との間に形成され得る。ピンホール264は外側凹溝25及び内側凹溝26と連通することができる。
【0071】
着座部20の上面21はボディー3の外面と言える。着座部20の下面22はボディー3の内面と言える。外側凹溝25はボディー3の外面に形成され得る。内側凹溝26はボディー3の内面に形成され得る。
【0072】
ボディー3の外面は、着座部20の上面21、外側凹溝25、外側凹溝25の底部251及び周辺部252のうちの少なくとも一つを含むことができる。ボディー3の内面は、着座部20の下面22、内側凹溝26、内側凹溝26の底部261及び周辺部262のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0073】
図12及び
図13を参照すると、ピンアセンブリー70は、着座部20の下側に配置、接触又は結合することができる。第1モールディング部材60の少なくとも一部は内側凹溝26に挿入され得る。第1ピン50のトッププランジャー51はピンホール264に挿入され得る。トッププランジャー51はピンホール264を貫通して外側凹溝25に露出されるか又は突出することができる。ピンアセンブリー70の第4領域A4及び第5領域A5は着座部20の下面22の下側に突出することができる。第3領域A3に配置された第1モールディング部材60の上部は内側凹溝26に挿入され、第4領域A4に配置された第1モールディング部材60の下部は内側凹溝26から下側に突出することができる。第1モールディング部材60の上部は、内側凹溝26の底部261及び周辺部262によって支持されることができる。
【0074】
図14及び
図15を参照すると、第2モールディング部材80は着座部20及び第1モールディング部材60と結合され得る。第2モールディング部材80は着座部20と第1モールディング部材60との間を覆うか又はシーリングすることができる。第2モールディング部材80は第1モールディング部材60と着座部20との間の隙間を満たすことができる。ボトムプランジャー53は第2モールディング部材80の下側に突出するか又は露出され得る。
【0075】
第2モールディング部材80は着座部20と第1モールディング部材60との間を覆うようにインサート射出成形によって形成され得る。第2モールディング部材80は着座部20の下面22を覆うようにインサート射出成形され得る。例えば、第2モールディング部材80は、第1モールディング部材60を内側凹溝26に挿入した後、着座部20及びピンアセンブリー70をインサート射出成形のための金型に配置し、溶融状態の射出物を注入した後、硬化させることで、形成され得る。
【0076】
第1モールディング部材60の上部は、内側凹溝26の底部261及び周辺部262によって支持されることができる。第1モールディング部材60の側部は第2モールディング部材80と接合されるか又は結合されることにより、第2モールディング部材80によって支持されることができる。
【0077】
したがって、液体や異物などがピンホール264を通してエアロゾル生成装置の内部に流入することを防止することができる。また、液体や異物などが第1ピン50及び着座部20の間の隙間又は第1モールディング部材60及び着座部20の間の隙間を通過してエアロゾル生成装置の内部に流入することを防止することができる。また、着座部20に対して第1ピン50を安定的に固定させることができる。
【0078】
第1結合ホール225は、着座部20の下面22が上側に陥没することで形成され得る。第1結合ホール225は内側凹溝26の周辺に形成され得る。複数の第1結合ホール225は内側凹溝26を中心に均衡を成すことができる。ネジ山は第1結合ホール225の内周面に形成され得る。第2結合ホール85は、第2モールディング部材80が開口することで形成され得る。第2結合ホール85は第1結合ホール225に対応する位置に形成され、第1結合ホール225と連通することができる。ロウワーボディー1から上側に突出した締結部材95(
図4参照)は第2結合ホール85を貫通して第1結合ホール225と結合され得る。締結部材95又は締結部材95の周辺は第2モールディング部材80を支持することができる。締結部材95はスクリューであり得る。締結部材95は第1結合ホール225に螺合することができる。
【0079】
よって、アッパーボディー2とロウワーボディー1とが互いに結合することができ、第2モールディング部材80が安定的に固定されるか又は支持されることができる。
【0080】
図16を参照すると、ピンアセンブリー70において、第1領域A1は外側凹溝25に配置され得る。第2領域A2はピンホール264に配置され得る。
【0081】
トッププランジャー51のヘッド部511は外側凹溝25に配置され得る。ヘッド部511はピンホール264から外側凹溝25に膨らむように突出することができる。ヘッド部511は外側凹溝25の底部251よりも上側に配置され得る。ヘッド部511は第2領域A2の上側に配置され得る。
【0082】
ボディー部512は第1領域A1と第2領域A2との間とオーバーラップするか又は第2領域A2に配置され得る。第1領域A1に露出されたボディー部512の高さはヘッド部511の高さよりも低くてもよい。ヘッド部511の屈曲開始部分は第2領域A2に隣接して位置し得る。
【0083】
よって、第2ピン47(
図3参照)が第1ピン50と接触するとき、屈曲形状のヘッド部511上でスライドし、トッププランジャー51を下側に押すことにより、第1ピン50と第2ピン47とを互いに電気的に容易に連結することができる。また、カートリッジ40がアッパーボディー2(
図3参照)に装着されるとき、カートリッジ40がトッププランジャー51にかかることを防止することができる。
【0084】
内側凹溝26(
図10参照)は第3領域A3に配置され得る。第4領域A4は内側凹溝26の下側に配置され得る。第1モールディング部材60の上部は内側凹溝26に挿入されて第3領域A3に配置され得る。
【0085】
第4領域A4は着座部20の下面22の下側に配置され得る。第1モールディング部材60の下部は第4領域A4に突出するか又は露出され得る。第2モールディング部材80は第4領域A4に配置され得る。第2モールディング部材80は第4領域A4で第1モールディング部材60の側部を取り囲むことができる。第2モールディング部材80は第4領域A4で第1モールディング部材60と着座部20との間の隙間を塞げるか又はシーリングすることができる。
【0086】
第5領域A5は第2モールディング部材80の下側に配置され得る。ボトムプランジャー53は第5領域A5に配置され得る。ボトムプランジャー53は第2モールディング部材80の下側に突出するか又は露出され得る。コネクタ97は第5領域A5に配置され得る。コネクタ97は第2モールディング部材80の下側に配置され得る。コネクタ97はボトムプランジャー53と接触するか又は結合することにより、第1ピン50と電気的に連結され得る。コネクタ97は、ボトムプランジャー53が挿入される連結ホール974(
図4参照)を含むことができる。
【0087】
したがって、液体や異物などがピンホール264を通してエアロゾル生成装置の内部に流入することを防止することができる。また、液体や異物などが第1ピン50及び着座部20の間の隙間又は第1モールディング部材60及び着座部20の間の隙間を通過してエアロゾル生成装置の内部に流入することを防止することができる。
【0088】
図17を参照すると、第1支持面661は第3領域A3又は第4領域A4に配置され得る。第2支持面662は第3領域A3又は第4領域A4に配置され得る。リセス部65は第3領域A3及び第4領域A4に配置され得る。リセス部65の上部は第3領域A3に配置され、リセス部65の下部は第4領域A4に配置され得る。
【0089】
第2モールディング部材80はリセス部65を満たすことができる。リセス部65を満たす第2モールディング部材80は第3領域A3及び第4領域A4に配置され得る。第2モールディング部材80はリセス部65に上下に配置され得る。第2モールディング部材80はリセス部65で第1モールディング部材60及び着座部20に結合され得る。
【0090】
第2モールディング部材80は支持面661、662と結合するか又は密着することができる。支持面661、662は上下方向と交差する方向に面を形成することができる。第2モールディング部材80は支持面661、662を上側に支持することができる。第2モールディング部材80は、支持面661、662に上方に内力を提供することができる。第1支持面661は第1リセス部65に隣接して形成され得る。第2支持面662は第1モールディング部材60の4角部に隣接して形成され得る。
【0091】
したがって、ピンアセンブリー70はボディー3に安定的に固定されるか又は支持されることができる。
【0092】
図18を参照すると、サポートパネル92は第2モールディング部材80の下側に配置され得る。サポートパネル92は第2モールディング部材80の下側を覆うか又は支持することができる。コネクタ97は第1モールディング部材60とサポートパネル92との間に配置され得る。
【0093】
第3結合ホール925は、サポートパネル92が開口することで形成され得る。第3結合ホール925は第2結合ホール85に対応する位置に形成され得る。第3結合ホール925は複数が形成され得る。第3結合ホール925は第2結合ホール85と連通することができる。
【0094】
締結部材95は第3結合ホール925及び第2結合ホール85を貫通して第1結合ホール225に締結され得る。締結部材95は第3結合ホール925の周辺でサポートパネル92を固定することができる。第2モールディング部材80は着座部20の下面22とサポートパネル92との間で支持されるか又は固定され得る。
【0095】
締結部材95は、スレッド951を含むことができる。締結部材95は、シャンク(shank)952を含むことができる。締結部材95は、ヘッド953を含むことができる。スレッド951は第1結合ホール225の内周面に形成された雌ネジに締結され得る。シャンク952は第2結合ホール85及び第3結合ホール925に挿入されて配置され得る。ヘッド953はシャンク952から半径外側方向に突出することができる。ヘッド953はシャンク952又はスレッド951と中心が一致し、シャンク952又はスレッド951よりも円周長が大きくなってもよい。ヘッド953はサポートパネル92の下側に配置されるか、又はサポートパネル92の下側を支持することができる。サポートパネル92はヘッド953によって支持され、サポートパネル92の位置が固定されることにより、離脱を防止することができる。
【0096】
したがって、第2モールディング部材80が着座部から分離されることを防止することができる。また、第2モールディング部材80を外部から保護し、第2モールディング部材80の構造的安全性を改善することができる。
【0097】
図19を参照すると、ガイド部2530は複数が提供され得る。ガイド部2530は前方から後方に長く延びることができる。ガイド部2530は前方から後方に行くほど次第に高くなるように傾くことができる。複数のガイド部2530のそれぞれは、複数の第1ピン50のそれぞれの前方に配置され得る。第1ピン50に隣接したガイド部2530の後端の高さは、第1ピン50の高さと同一であるか又は類似することができる。
【0098】
したがって、カートリッジ40(
図3参照)がアッパーボディー2に結合されるとき、ガイド部2530は、第1ピン50と第2ピン47とが接触するように、カートリッジ40の配置を案内することができる。
【0099】
図20を参照すると、第1ピン50をインサート射出成形することにより、第1モールディング部材と第1ピン50とが結合されるか又は接合されたピンアセンブリー70を製作することができる(S1)。その後、ピンアセンブリー70をボディー3に配置することができる(S2)。S2段階で、ピンアセンブリー70を内側凹溝26に挿入することができる。第1モールディング部材60の上部は内側凹溝26に挿入され、底部261及び周辺部262によって支持されることができる。第1ピン50はボディー3のピンホール264を貫通してボディー3の外側に突出することができる。
【0100】
ピンアセンブリー70がボディー3に配置された状態で、インサート射出成形によって第2モールディング部材80を形成することができる(S3)。S3段階で、溶融状態の射出物がピンアセンブリー70の周辺でボディー3の内面に注入されて硬化することにより、第2モールディング部材80が形成され得る。第2モールディング部材80はピンアセンブリー70と一緒にボディー3の内面に結合されるか又は接合され得る。第2モールディング部材80は第1モールディング部材60とボディー3との間の隙間を塞げるか、満たすか、又はシーリングすることができる。第1ピン50のボトムプランジャー53は第2モールディング部材80から突出するか又は露出され得る。
【0101】
その後、第1ピン50とコネクタ97とを連結することができる(S4)。コネクタ97はバッテリーと連結され得る。コネクタ97はバッテリーと第1ピン50とを電気的に連結することができる。第2モールディング部材80から露出されるボトムプランジャー53は第2モールディング部材80の外側でコネクタ97と接触することができる。
【0102】
その後、サポートパネル92をボディー3と結合することができる(S5)。S5段階で、第2モールディング部材80はボディー3とサポートパネル92との間に配置され得る。S5段階で、サポートパネル92は締結部材95を介してボディー3に締結されて固定され得る。S5段階で、サポートパネル92は第2モールディング部材80を覆うことができる。第2モールディング部材80はサポートパネル92によって支持されることができる。
【0103】
図1~
図20を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、ピンホール264を有するボディー3と、前記ピンホール264を通して前記ボディー3の外側に挿入されるように前記ピンホール264に隣接して配置されたピンハウジング60と結合され、電力を提供してエアロゾルを生成するピン50と、前記ピンハウジング60及び前記ボディー3と結合され、前記ボディー3と前記ピンハウジング60との間の連結をシーリングするプレート80と、を含む。
【0104】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー3は、前記ピンホール264の周辺で前記ボディー3の内面が陥没することで形成される内側凹溝26を含むことができる。前記ピンハウジング60は前記内側凹溝26に固定され得る。
【0105】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピンハウジング60の一部は前記内側凹溝26から突出することができる。前記プレート80は、前記内側凹溝26から突出するピンハウジング60の一部と結合され得る。
【0106】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピンハウジング60は、前記ピンハウジング60の側部611、612が陥没することで形成される少なくとも一つの溝を含むことができ、前記プレート80は前記少なくとも一つの溝と結合され得る。
【0107】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピンハウジング60は、前記ピンハウジング60の側部の凹溝に対応する下向き支持面661を含むことができる。前記プレート80は、前記溝及び前記支持面661、662と結合され得る。
【0108】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピン50はポゴピン(pogopin)50であり得る。
【0109】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピン50は、前記ピンホール264を通して挿入され、前記ボディー3の外側に突出する曲面形状のトッププランジャー51と、内部に前記トッププランジャー51が挿入され、前記ピンハウジング60と接合及び結合されるバレル52と、前記バレル52の内部に配置され、一側が前記トッププランジャー51を支持し、他側が前記バレル52の底と接触するスプリングと、前記トッププランジャー51の反対側の前記バレル52に配置され、前記ピンハウジング60及び前記プレート80から露出されるボトムプランジャー53と、を含むことができる。
【0110】
また、本開示の他の側面によれば、前記トッププランジャー51の曲面部の下端は前記ピンホール264と接触するか又は隣接して位置し得る。
【0111】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置100は、前記プレート80の下側に配置され、前記ボトムプランジャー53と電気的に連結されるコネクタ97をさらに含むことができる。
【0112】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー3は、内部に挿入されるカートリッジ40の一部を収容する外側凹溝25をさらに含むことができる。
【0113】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー3は、前記外側凹溝25の底から突出し、前記カートリッジ40の配置を案内するガイド部253、2530をさらに含むことができる。
【0114】
また、本開示の他の側面によれば、前記外側凹溝は、前記カートリッジの一部が内部にスライド可能に挿入されるように形成される。前記ガイド部253、2530は、前記カートリッジのスライド方向に沿って傾いて延びることができる。
【0115】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピン50及び前記ガイド部2530のそれぞれは互いに対応する位置に複数が提供され得る。
【0116】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー3及び前記プレートは、それぞれ前記ボディー及び前記プレートの第1結合ホール及び第2結合ホールを通過する締結部材を使用して互いに固定される。
【0117】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置100は、前記プレート80を支持するサポートパネルをさらに含むことができる。前記サポートパネルは、前記締結部材が通過して前記サポートパネルを前記ボディー及び前記プレートに固定する第3結合ホールを含む。
【0118】
また、本開示の他の側面によれば、前記ピンハウジング60は、前記ピン50の周囲にインサート射出成形することで形成され得る。
【0119】
また、本開示の他の側面によれば、前記プレート80は、前記ピンハウジング60及びボディー3が互いに接触した後、インサート射出成形によって形成され得る。
【0120】
また、本開示の他の側面によれば、前記プレート80は、前記ボディー3及び前記ピンハウジング60と一体に形成され、前記ボディー3と前記ピンハウジング60とを区分する境界を有し得る。
【0121】
また、本開示の他の側面によれば、前記プレート80の材料は、前記ボディー3と前記ピンハウジング60との間の隙間を満たすことができる。
【0122】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、内部に液体を貯蔵し、前記ボディー3の一側に結合されるカートリッジ40をさらに含むことができ、前記カートリッジ40は、前記ボディー3と結合されるとき、前記ピン50と電気的に連結され得る。
【0123】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0124】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0125】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】