(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】洗浄ステーション及び水タンク
(51)【国際特許分類】
A47L 11/28 20060101AFI20240719BHJP
A47L 11/40 20060101ALI20240719BHJP
A47L 9/28 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A47L11/28
A47L11/40
A47L9/28 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505165
(86)(22)【出願日】2022-05-13
(85)【翻訳文提出日】2024-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2022092806
(87)【国際公開番号】W WO2023010941
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】202110889012.4
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121799137.X
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121799561.4
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518454852
【氏名又は名称】云鯨智能創新(深▲せん▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Yunjing Intelligence Innovation (Shenzhen) Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room A2901, Yunzhongcheng, Building 1, Vanke Yuncheng VI, Dashi 2nd Road, Xili Community, Xili Street, Nanshan District, Shenzhen, Guangdong, China
(71)【出願人】
【識別番号】521539878
【氏名又は名称】云鯨智能(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Yunjing Intelligence (Shenzhen) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room A2902, Yunzhongcheng, Building 1, Vanke Yuncheng VI, Dashi 2nd Road, Xili Community, Xili Street, Nanshan District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】許 楚鋭
(72)【発明者】
【氏名】段 明
(72)【発明者】
【氏名】方 振康
(72)【発明者】
【氏名】丁 亜飛
(72)【発明者】
【氏名】▲すぇ▼ 坤桓
(72)【発明者】
【氏名】覃 万龍
【テーマコード(参考)】
3B057
【Fターム(参考)】
3B057DA00
(57)【要約】
本願は、洗浄ステーション及び水タンクを開示するものである。前記洗浄ステーションは、洗浄ステーション本体、第1水タンク及び第2水路システムを含み、洗浄ステーション本体には洗浄システムが形成されている。第1水タンクは洗浄ステーション本体に取出可能に設置され、第1水タンクは手動で清水を添加する及び/又は汚水を除去する。第1水タンクには第1チャンバーが形成され、第1チャンバーは洗浄システムと連通する。第2水路システムは、洗浄ステーションに形成された水路通路を含む。水路通路は、外部水路が洗浄ステーションの外部から送ってきた清水を受け入れて輸送し且つそれを洗浄システムに提供するために用いられる、及び/又は洗浄システムで使用された汚水を受け入れ、且つそれを洗浄ステーションの外部に排出するために使用される。第1チャンバー及び第2水路システムは、択一的にまたは同時に洗浄システムに清水を供給する及び/又は洗浄システムによって生成された汚水を受け入れる。本願は、ユーザーの使用体験を効果的に向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃ロボットを洗浄するための洗浄ステーションであって、前記洗浄ステーションは、
清水を受け入れて、前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムが形成された洗浄ステーション本体と、
前記洗浄ステーション本体に取出可能に装着される第1水タンクを含む第1水路システムと、
前記洗浄ステーションに形成された水路通路を含む第2水路システムと、を備え、
前記第1水タンクは、手動で清水を添加する及び/又は汚水を除去するように配置され、前記第1水タンクには第1チャンバーが形成され、
前記第1水タンクが洗浄ステーション本体に設置される場合、前記第1チャンバーは前記洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を提供する及び/又は前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れ、
前記水路通路は、外部水路が前記洗浄ステーションの外部から送ってきた清水を受け入れて輸送し且つそれを前記洗浄システムに提供する、及び/又は前記洗浄システムで使用された汚水を受け入れ且つそれを前記洗浄ステーションの外部に排出し、
前記第1水路システム及び前記第2水路システムは、択一的に又は同時に前記洗浄システムに清水を供給する、及び/又は前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れることを特徴とする洗浄ステーション。
【請求項2】
前記第1水タンク内に形成された前記第1チャンバーは、清水を貯留するための第1清水チャンバーと、汚水を貯留するための第1汚水チャンバーとを含み、あるいは、前記第1水タンクは、互いに独立した第1清水タンクと第1汚水タンクとを含み、
前記第1チャンバーは、前記第1清水タンクに形成された、清水を貯留するための第1清水チャンバーと、前記第1汚水タンクに形成された、汚水を貯留するための第1汚水チャンバーとを含み、
前記第2水路システムは、自動進水システムと、自動排水システムとを含むことを特徴とする請求項1に記載の洗浄ステーション。
【請求項3】
前記洗浄ステーションは、以下の使用モードを含み、
前記第1清水チャンバーと前記第1汚水チャンバーは、それぞれ前記洗浄システムに清水を提供し、及び前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れ、
前記第1清水チャンバーは前記洗浄システムに清水を提供し、前記自動排水システムは前記洗浄システムが生成した汚水を受け入れ、
前記自動進水システムは前記洗浄システムに清水を提供し、前記第1汚水チャンバーは前記洗浄システムが生成した汚水を受け入れ、
前記自動進水システムは前記洗浄システムに清水を提供し、前記自動排水システムは前記洗浄システムが生成した汚水を受け入れることを特徴とする請求項2に記載の洗浄ステーション。
【請求項4】
前記第2水路システムは、前記水路通路を介して前記洗浄システムに接続される、及び/又は
前記第2水路システムは、前記水路通路に接続された第2チャンバーをさらに含み、
前記第2チャンバーは、前記水路通路が輸送してきた清水を受け入れて貯留し、且つ前記洗浄システムに清水を供給し、及び/又は
前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れて貯留し、且つ前記水路通路に汚水を排出するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄ステーション。
【請求項5】
前記第2チャンバーは、前記洗浄ステーション本体に形成されるかまたは第2水タンクに形成され、
前記第2水タンクは、前記洗浄ステーション本体に取出可能に装着され、
前記水路通路は、前記第2水タンクに形成されるか又は前記第2水タンクと前記洗浄ステーション本体に形成され、
前記第2水タンクが前記洗浄ステーション本体に設置されている場合、前記第2チャンバーは前記洗浄システムと連通して、前記洗浄システムに清水を提供し、及び/又は前記洗浄システムが生成した汚水を受け入れることを特徴とする請求項4に記載の洗浄ステーション。
【請求項6】
前記第2水タンク内に形成された前記第2チャンバーは、清水を貯留するための第2清水チャンバーと、汚水を貯留するための第2汚水チャンバーとを含み、あるいは、
第2水タンクは、互いに独立した第2清水タンクと第2汚水タンクとを含み、
前記第2チャンバーは、前記第2清水タンクに形成された清水を貯留するための第2清水チャンバーと、前記第2汚水タンクに形成された汚水を貯留するための第2汚水チャンバーとを含むことを特徴とする請求項5に記載の洗浄ステーション。
【請求項7】
前記第2チャンバーが前記洗浄ステーション本体に形成される場合、前記第1水タンクは前記第2チャンバーに装着されるように配置されるか、又は、前記洗浄ステーション本体における前記第2チャンバーとは異なる位置に装着されるように配置され、
前記第2チャンバーが前記第2水タンクに形成されている場合、前記第1水タンクと前記第2水タンクは、前記洗浄ステーション本体における同じ位置に択一的に装着されるか、または前記洗浄ステーション本体における異なる位置に同時にまたは択一的に装着されるように構成されることを特徴とする請求項5に記載の洗浄ステーション。
【請求項8】
前記洗浄ステーション本体には水タンク収納空間が形成され、
前記第1水タンク及び/又は前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に設置されている場合に、前記第1水タンク及び/又は前記第2水タンクに占有されていない前記水タンク収納空間はアクセサリ載置空間を形成することを特徴とする請求項7に記載の洗浄ステーション。
【請求項9】
前記水タンク収納空間には、前記アクセサリ載置空間と前記第1水タンク及び/又は前記第2水タンクとを仕切る遮断扉が設けられており、前記遮断扉の前記アクセサリ載置空間の開口端とは反対側の一端は、前記洗浄ステーション本体に揺動可能に連接され、
前記水タンク収納空間に設置されたときに、前記第1水タンク及び/又は前記第2水タンクは、前記遮断扉が前記第1水タンク及び/又は前記第2水タンクに向かって揺動することを可能にするように前記遮断扉から離間していることを特徴とする請求項7に記載の洗浄ステーション。
【請求項10】
前記第1水タンクには第1磁性体が設けられ、前記第2水タンクには第2磁性体が設けられ、前記洗浄ステーション本体にはホールセンサが設けられ、
前記第1水タンクと前記第2水タンクは、前記洗浄ステーション本体における同じ位置に択一的に装着され、
前記第1水タンクが前記洗浄ステーション本体に設置されたときに、前記第1磁性体の第1磁極は前記ホールセンサに向かい、前記ホールセンサは誘導された磁場に基づいて第1電気信号を発生し、
前記第2水タンクが前記洗浄ステーション本体に設置されたときに、前記第2磁性体の第2磁極は前記ホールセンサに向かい、前記ホールセンサは誘導された磁場に基づいて前記第1電気信号と異なる第2電気信号を発生し、
前記第2磁極は、前記第1磁極とは極性が逆であることを特徴とする請求項8に記載の洗浄ステーション。
【請求項11】
前記第1水路システムには第1マーカーが設けられ、前記第2水路システムには第2マーカーが設けられ、前記洗浄ステーション本体には識別センサーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄ステーション。
【請求項12】
前記水路通路には動力装置が設けられており、前記動力装置は清水の輸送及び/又は汚水の排出のための輸送動力を提供することを特徴とする請求項1に記載の洗浄ステーション。
【請求項13】
清掃ロボットを洗浄するための洗浄ステーションであって、前記洗浄ステーションは、
清水を受け入れて前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムと、タンク収容空間とが設けられた洗浄ステーション本体と、
第1チャンバーと、前記第1チャンバーに連通する第1通路とが設けられた第1水タンクを含む第1水路システムと、
第2チャンバーと、前記第2チャンバーにそれぞれ連通する第2チャネル、第3チャネルとが設けられた第2水タンクを含む第2水路システムと、を備え、
前記洗浄システムは、洗浄エリアと、前記洗浄エリアに連通する送水通路とを含み、
前記第1水タンク及び前記第2水タンクは、前記水タンク収納空間に選択的に設けられ、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第1通路は、前記第1チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記送水通路と接続し、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、第2通路は、前記第2チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記送水通路と接続し、
第3通路は、外部の水路と接続するために用いられることを特徴とする洗浄ステーション。
【請求項14】
前記送水通路は、清水輸送路を含み、
前記第1チャンバーは第1清水チャンバーを含み、前記第1通路は第1清水通路を含み、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第1清水通路は、前記第1清水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記清水輸送路と接続し、
前記第2チャンバーは第2清水チャンバーを含み、前記第2通路は第2清水通路を含み、前記第3通路は第3清水通路を含み、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第2清水通路は、前記第2清水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記清水輸送路と接続し、
前記第3清水通路は、外部水路と接続して、外部水源から輸送してきた清水を受け入れ、且つそれを前記第2清水チャンバーに輸送するために使用されることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項15】
前記送水通路は、汚水輸送路を含み、
前記第1チャンバーは第1汚水チャンバーを含み、前記第1通路は第1汚水通路を含み、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第1汚水通路は、前記第1汚水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記汚水輸送路と接続し、
前記第2チャンバーは第2汚水チャンバーを含み、前記第2通路は第2汚水通路を含み、前記第3通路は第3汚水通路を含み、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第2汚水通路は、前記第2汚水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記汚水輸送路と接続し、
前記第3汚水通路は、前記第2汚水チャンバー内の水を外部水路に輸出するように、外部水路と接続するために用いられることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項16】
前記送水通路は、清水輸送路と汚水輸送路とを含み、
前記第1チャンバーは、第1清水チャンバーと第1汚水チャンバーとを含み、前記第1通路は、第1清水通路と第1汚水通路とを含み、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記第1清水通路は前記第1清水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記清水輸送路と接続し、前記第1汚水通路は前記第1汚水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記汚水輸送路と接続し、
前記第2チャンバーは第2清水チャンバーと第2汚水チャンバーとを含み、前記第2通路は第2清水通路と第2汚水通路とを含み、前記第3通路は第3清水通路と第3汚水通路とを含み、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記第2清水通路は前記第2清水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記清水輸送路と接続し、前記第3清水通路は、外部水路と接続して、外部水源から輸送してきた清水を受け入れ且つそれを前記第2清水チャンバーに輸送し、前記第2汚水通路は前記第2汚水チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記汚水輸送路と接続し、前記第3汚水通路は、前記第2汚水チャンバー内の水を外部水路に輸出するために、外部水路と接続するために使用されることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項17】
前記第3汚水通路には、前記第2汚水チャンバー内の水を外部水路に輸出するための輸送動力を提供するための第1動力装置が設けられていることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の洗浄ステーション。
【請求項18】
前記第2水路システムは、前記洗浄ステーション本体に取り付けられる中継台をさらに含み、前記第3通路は、前記中継台を介して外部水路と接続されていることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項19】
前記洗浄ステーション本体には、前記水タンク収納空間と連通する取付口が設けられ、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記第3通路は前記取付口に対応し、
前記中継台は、前記取付口に分離可能に取り付けられることを特徴とする請求項18に記載の洗浄ステーション。
【請求項20】
第2動力装置をさらに含み、
前記第1水タンクまたは前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記第2動力装置は、輸送動力を提供して、前記第1水タンクまたは前記第2水タンクの中の水を洗浄エリアに輸送することができるようにするか、または前記洗浄エリアの水を前記第1水タンクまたは前記第2水タンク内に輸送することができるようにすることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項21】
前記洗浄ステーション本体には、センサーが設けられており、
前記第1水タンクには第1信号素子が設けられ、前記第2水タンクには第2信号素子が設けられ、
前記第1信号素子と前記第2信号素子とは異なり、または、前記第1信号素子と前記第2信号素子が発する信号は異なり、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記センサーは、前記第1信号素子又は前記第1信号素子が発する信号を検出し且つ第1検出信号を生成し、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記センサーは、前記第2信号素子又は前記第2信号素子が発する信号を検出し且つ第2検出信号を生成し、
前記第1検出信号は、前記第2検出信号と異なることを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項22】
前記第1水タンク又は前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記水タンク収納空間の部分空間は占有されず、前記第1水タンク又は前記第2水タンクに占有されていない前記水タンク収納空間の部分はアクセサリ載置空間を形成することを特徴とする請求項13に記載の洗浄ステーション。
【請求項23】
前記水タンク収納空間には、前記アクセサリ載置空間と前記第1水タンク又は前記第2水タンクとを仕切る遮断扉が設けられていることを特徴とする請求項22に記載の洗浄ステーション。
【請求項24】
前記遮断扉は、前記洗浄ステーション本体に移動可能に接続され、
前記水タンク収納空間に設置されたときに、前記第1水タンクまたは前記第2水タンクは、前記遮断扉が前記第1水タンクまたは前記第2水タンクに向かって動くことを可能にするように前記遮断扉と間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項23に記載の洗浄ステーション。
【請求項25】
清掃ロボットを洗浄するための洗浄ステーションであって、前記洗浄ステーションは、
清水を受け入れて、前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムが形成された洗浄ステーション本体と、
洗浄システムと接続して前記洗浄システムに清水を送り、及び前記洗浄システムから排出された汚水を受け入れるために使用される水路システムと、を備えることを特徴とする洗浄ステーション。
【請求項26】
前記洗浄システムは、清水輸送路を含み、
前記水路システムは、第2清水チャンバーと、前記第2清水チャンバーにそれぞれ連通する第2清水通路、第3清水通路とが設けられた第2水タンクを含み、
前記第2清水通路は、前記第2清水チャンバーと前記洗浄システムとを連通するように前記清水輸送路と接続し、
前記第2清水通路は、外部水路と接続して、外部水源からの清水を受け入れ、且つ前記清水を前記第2清水チャンバーに移送するために使用されることを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項27】
前記水路システムは、前記洗浄ステーション本体に設けられた清水輸入通路を含み、
前記清水輸入通路は、前記洗浄システムと連通しており、且つ外部水路と接続して、外部水源からの清水を受け入れて、前記清水を前記洗浄システムに輸送することを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項28】
前記洗浄システムは清水輸送路を含み、
前記水路システムは、清水チャンバーと、前記清水チャンバーに連通する清水輸入通路とを含み、
前記清水チャンバーと前記清水輸入通路は、前記洗浄ステーション本体に設けられ、
前記清水チャンバーは、前記清水輸入通路と連通して、前記洗浄システムに清水を供給し、
前記清水輸入通路は、外部水路と接続して、外部水源の清水を前記清水チャンバーに輸送することを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項29】
前記清水チャンバーは、清水タンクを収容可能であり、
前記清水タンクには、清水チャンバーと前記清水チャンバーと連通する清水通路が設けられ、
前記清水タンクが前記清水チャンバーに収容されるときに、前記清水通路は前記清水輸送路と接続して、前記清水チャンバーと前記洗浄システムとを連通することを特徴とする請求項28に記載の洗浄ステーション。
【請求項30】
前記洗浄システムは汚水輸送路を含み、
前記水路システムは、第2汚水チャンバーと、前記第2汚水チャンバーにそれぞれ連通する第2汚水通路、第3汚水通路とが設けられた第2水タンクを含み、
前記第2汚水通路は、前記第2汚水チャンバーと前記洗浄システムとを連通するように前記汚水輸送路に接続され、
前記第2汚水通路は、前記第2汚水チャンバー内の汚水を排出するために外部水路と接続することを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項31】
前記水路システムは汚水輸出通路を含み、前記汚水輸出通路は前記洗浄ステーション本体に設置され、
前記汚水輸出通路は、前記洗浄システムと連通しており、且つ前記洗浄システムにより生成された汚水を排出するために外部水路と接続することを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項32】
前記洗浄システムは、汚水輸送路を含み、
前記水路システムは、汚水チャンバーと前記汚水チャンバーに連通する汚水輸出通路とを含み、
前記汚水チャンバーと前記汚水輸出通路は、前記洗浄ステーション本体に設置され、
前記汚水チャンバーは、前記洗浄システムによって排出された汚水を受け入れるために前記汚水輸送路と連通し、
前記汚水輸出通路は、外部水路と接続して、前記汚水チャンバー内の汚水を排出するために用いられることを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項33】
前記汚水チャンバーは、1つの汚水タンクを収容可能であり、
前記汚水タンクには、汚水チャンバーと前記汚水チャンバーに連通する汚水通路とが設けられ、
前記汚水タンクが前記汚水チャンバーに収容されるときに、前記汚水通路は前記汚水チャンバーと前記洗浄システムとを連通するように前記汚水輸送路に接続されることを特徴とする請求項32に記載の洗浄ステーション。
【請求項34】
前記洗浄システムは、送水通路を含み、
前記洗浄ステーション本体には、水タンク収納空間が形成されており、
前記水路システムは、貯水チャンバーと、前記貯水チャンバーと連通する接続通路とが設けられた水タンクを含み、
前記水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記接続通路は前記貯水チャンバーと前記洗浄システムとを連通するように前記送水通路に接続されることを特徴とする請求項25に記載の洗浄ステーション。
【請求項35】
前記水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記水タンク収納空間の部分空間は占有されず、前記水タンクに占有されていない前記水タンク収納空間の部分はアクセサリ載置空間を形成することを特徴とする請求項34に記載の洗浄ステーション。
【請求項36】
前記水タンク収納空間には、前記アクセサリ載置空間と前記水タンクとを仕切る遮断扉が設けられていることを特徴とする請求項35に記載の洗浄ステーション。
【請求項37】
前記遮断扉は、前記洗浄ステーション本体に可動的に接続され、
前記水タンク収納空間に装着された場合、前記水タンクは、前記遮断扉が前記水タンクに向かって動くことを可能にするように前記遮断扉と間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項36に記載の洗浄ステーション。
【請求項38】
前記水タンクには、前記貯水チャンバーと連通する第3通路が設けられ、
前記洗浄ステーション本体の一側には、前記水タンク収納空間と連通する取付口が設けられ、
前記水タンクが前記水タンク収納空間に装着された場合、前記第3通路は前記取付口に対応し、且つ前記取付口を介して外部水路と接続して、外部水源の清水を受け入れて前記清水を前記貯水チャンバーに輸送するか、または、前記貯水チャンバー内の汚水を排出することを特徴とする請求項34に記載の洗浄ステーション。
【請求項39】
前記水路システムは、中継台をさらに含み、
前記中継台は、前記取付口に分離可能に取り付けられて前記第3通路に接続され、さらに前記中継台の中継作用を利用して前記第3通路を外部水路に接続することを特徴とする請求項38に記載の洗浄ステーション。
【請求項40】
洗浄ステーションの洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通するための水タンクであって、
前記水タンクには、清水チャンバー、汚水チャンバー、清水輸入通路、清水輸出通路、汚水輸入通路及び汚水輸出通路が設けられ、
前記清水チャンバーは、前記清水輸入通路を介して前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ、前記清水輸出通路を介して前記洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を輸送し、
前記汚水チャンバーは、前記汚水輸入通路を介して前記洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通して前記洗浄システムにより生成された汚水を受け入れ、前記汚水輸出通路を介して前記汚水を前記洗浄ステーションの外部に排出することを特徴とする水タンク。
【請求項41】
第1制御弁をさらに含み、前記第1制御弁は、前記清水チャンバー内の水位の高低に応じて、前記清水輸入通路を閉じるか又は開くことを特徴とする請求項40に記載の水タンク。
【請求項42】
前記第1制御弁はフロートバルブであり、前記フロートバルブは前記清水チャンバーに設けられ、
あるいは、前記清水チャンバー内には液位検出装置が設けられ、前記第1制御弁は前記液位検出装置に電気的に接続され、
前記第1制御弁は、前記液位検出装置により検出された前記清水チャンバー内の水位の高低に基づいて前記清水輸入通路を閉じるか又は開くことに用いられることを特徴とする請求項41に記載の水タンク。
【請求項43】
前記清水輸入通路には、前記清水チャンバーが外部水路の清水を受け入れることに輸送動力を供給するための第1ポンプが設けられ、及び/又は
前記汚水輸出通路には、前記汚水チャンバーが汚水を排出することに輸送動力を提供するための第2ポンプが設けられていることを特徴とする請求項40に記載の水タンク。
【請求項44】
前記汚水輸出通路には弁体が設けられ、前記弁体は前記第2ポンプの下流側に位置し、
前記弁体は第1状態と第2状態を有し、
前記弁体が前記第1状態にあるときに、前記汚水チャンバーは外部と通気して連通し、前記弁体は汚水の流出を制限し、
前記第2ポンプがオンになると、前記弁体は水圧の下で前記第2状態まで開放され、汚水は前記弁体から排出されることを特徴とする請求項43に記載の水タンク。
【請求項45】
前記弁体の下流側気圧が上流側気圧より大きい場合、前記弁体は前記第1状態から第3状態に変化することができ、前記弁体は前記第3状態にある場合に閉じられることを特徴とする請求項44に記載の水タンク。
【請求項46】
前記水タンクには、前記汚水チャンバーと外部とを連通する気孔が設けられ、前記気孔は、負圧ポンプにより前記汚水チャンバーを真空引きし、
前記第1状態において、前記弁体は微小に開いて外部と連通し、且つ汚水の流出を制限し、
前記弁体は、前記汚水チャンバーが負圧状態に引かれるように、前記負圧ポンプにより閉じられることを特徴とする請求項45に記載の水タンク。
【請求項47】
前記水タンクは、水タンク本体と、前記水タンク本体に着脱可能に連接された中継台とを含み、
前記水タンクは、前記中継台を介して前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ、且つ前記汚水を前記洗浄ステーションの外部に排出し、
前記清水チャンバー、前記汚水チャンバー、前記清水輸出通路及び前記汚水輸入通路は前記水タンク本体に設けられ、
前記清水輸入通路及び前記汚水輸出通路は前記水タンク本体及び前記中継台に形成されていることを特徴とする請求項40に記載の水タンク。
【請求項48】
前記中継台は、座体と、前記座体に設けられ、且つそれぞれ前記清水輸入通路と前記汚水輸出通路の構成部分である清水中継管体及び汚水中継管体と、を含み、
前記清水中継管体は、清水接続管を介して前記清水輸入通路の前記水タンク本体における構成部分に接続され、
前記汚水中継管体は、汚水接続管を介して前記汚水輸出通路の前記水タンク本体における構成部分に接続され、
前記清水中継管体の前記清水接続管と接続する一端には逆止弁が設けられ、前記逆止弁は常態では閉状態にあり、前記清水接続管が前記清水中継管体内に挿入されたときに押圧されて開状態に移行するように配置されることを特徴とする請求項47に記載の水タンク。
【請求項49】
前記水タンクは、分離可能な第1筐体及び第2筐体を含み、
前記清水チャンバー、前記汚水チャンバー、前記清水輸出通路及び前記汚水輸入通路は、前記第1筐体に設置され、
前記清水輸入通路は、前記第1筐体に設けられた第1接続口と、前記第2筐体内に設けられた清水輸入管路及び第2接続口と、を含み、
前記第1接続口は前記清水チャンバーと連通し、前記第2接続口は前記清水輸入管路の出水端に設けられ、
前記汚水輸出通路は、前記第1筐体に設けられた第3接続口と、前記第2筐体内に設けられた汚水輸出管路及び第4接続口と、を含み、
前記第3接続口は前記汚水チャンバーと連通し、前記第4接続口は前記汚水輸出管路の進水端に設けられ、
前記第1筐体が前記第2筐体に突き合わされると、前記第1接続口は前記第2接続口に突き合わされ、前記第3接続口は前記第4接続口に突き合わされることを特徴とする請求項40に記載の水タンク。
【請求項50】
前記第1接続口は第1逆止弁構造を含み、前記第2接続口は第2逆止弁構造を含み、
前記第1逆止弁構造と前記第2逆止弁構造は、前記第1筐体が前記第2筐体に突き合わされる時に、前記第1逆止弁構造と前記第2逆止弁構造とは突き合わされ且つ互いに開いた状態に押し合い、前記第1筐体が前記第2筐体から離れる時に、前記第1逆止弁構造及び前記第2逆止弁構造は閉状態に自動的に復帰するように構成され、及び/又は
前記第3接続口は、第3逆止弁構造を含み、
前記第1筐体が前記第2筐体に突き合わされると、前記第3逆止弁構造は、前記第4接続口と突き合わされ且つ開いた状態にプッシュされ、
前記第1筐体が前記第2筐体から離れると、前記第3逆止弁構造は閉状態に自動的に復位することを特徴とする請求項49に記載の水タンク。
【請求項51】
清掃ロボットの清掃具を洗浄するための洗浄ステーションであって、
洗浄ステーション本体と、請求項40から50のいずれか1項に記載の水タンクとを含み、
前記洗浄ステーション本体には洗浄システムが設けられ、前記水タンクの清水輸出通路と汚水輸入通路は、それぞれ前記洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を輸送し、且つ前記洗浄システムにより生成された汚水を受け入れることを特徴とする洗浄ステーション。
【請求項52】
清掃ロボットの清掃具を洗浄するための洗浄ステーションであって、
前記洗浄ステーションには洗浄システムが設けられており、
前記洗浄ステーションには、清水輸入通路と汚水輸出通路が設けられ、
前記清水輸入通路は、前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ且つ前記清水を前記洗浄システムに供給するためのものであり、前記汚水輸出通路は、前記洗浄システムによって生成された汚水を前記洗浄ステーションから排出するためのものであることを特徴とする洗浄ステーション。
【請求項53】
前記洗浄ステーションには、清水チャンバーが設けられ、前記清水チャンバーは、前記洗浄システムに清水を供給するように前記洗浄システムと連通し、
前記清水チャンバーは、前記清水輸入通路が前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れるように、前記清水輸入通路と連通し、及び/又は
前記洗浄ステーションには汚水チャンバーが設けられ、前記汚水チャンバーは前記洗浄システムと連通して前記洗浄システムにより生成された汚水を受け入れ、
前記汚水チャンバーは、前記汚水輸出通路と連通して、汚水が前記汚水輸出通路を通じて前記洗浄ステーションの外へ排出するようにすることを特徴とする請求項52に記載の洗浄ステーション。
【請求項54】
前記汚水輸出通路には弁体が設けられ、前記弁体は第2ポンプの下流側に位置し、前記弁体は第1状態と第2状態を有し、
前記弁体が前記第1状態にあるときに、前記汚水チャンバーは外部と通気して連通し、前記弁体は汚水の流出を制限し、
第2ポンプがオンになる時に、前記弁体は水圧によって前記第2状態まで開かれ、汚水は前記弁体から排出することを特徴とする請求項53に記載の洗浄ステーション。
【請求項55】
前記清水輸入通路は、前記清水チャンバーに連通する第1清水支路と、前記洗浄システムに連通する第2清水支路とを含み、及び/又は
前記汚水輸出通路は、前記汚水チャンバーに連通する第1汚水支路と、前記洗浄システムに連通する第2汚水支路とを含むことを特徴とする請求項54に記載の洗浄ステーション。
【請求項56】
前記清水輸入通路には第1ポンプが設けられ、前記第1ポンプは清水の輸入に輸送動力を供給するように配置され、及び/又は
前記汚水輸出通路には第2ポンプが設けられ、前記第2ポンプは汚水の排出に輸送動力を提供するように配置されていることを特徴とする請求項52に記載の洗浄ステーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、清掃ロボットの洗浄の技術分野に関し、特に洗浄ステーション及び水タンクに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、清掃ロボットは人々の生活で益々多くに使用されている。ユーザーの使用を容易にするために、清掃ロボットの洗浄対象物を自動洗浄するための洗浄ステーションは、徐々に不可分な付帯設備となっている。洗浄ステーションは、一般的に取出可能な清水タンクと汚水タンクとを含む。清水タンクと汚水タンクは、それぞれ洗浄ステーションの洗浄システムと連通して、洗浄システムに清水を提供したり、洗浄システムから排出された汚水を受け入れたりする。清水タンクと汚水タンクは、ユーザーが手動で操作して清水を加えたり、汚水を流したりする必要がある。一部のユーザーにとって、これは面倒ではなく、自分で手を動かす楽しささえ感じさせるが、他のユーザーにとってこれは負担になり、使用体験の印象が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の目的は、ユーザーの使用体験を向上させることができる洗浄ステーションを提供することにある。
【0004】
本願の別の目的は、洗浄ステーションの洗浄ステーション本体に設置する際に、自動進排水を実現することができ、ユーザーに利便性をもたらす水タンクを提供することにある。
【0005】
本願のさらに別の目的は、自動進排水を実現し、ユーザーに利便性をもたらすことができる洗浄ステーションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願の一実施形態によって提供される洗浄ステーションは、清掃ロボットを洗浄するために用いられ、且つ清水を受け入れて、前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムが形成された洗浄ステーション本体と、
前記洗浄ステーション本体に取出可能に装着される第1水タンクを含む第1水路システムと、
前記洗浄ステーションに形成された水路通路を含む第2水路システムと、を備え、
前記第1水タンクは、手動で清水を添加する及び/又は汚水を除去するように配置され、前記第1水タンクには第1チャンバーが形成され、
前記第1水タンクが洗浄ステーション本体に設置される場合、前記第1チャンバーは前記洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を提供する及び/又は前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れ、
前記水路通路は、外部水路が前記洗浄ステーションの外部から送ってきた清水を受け入れて輸送し且つそれを前記洗浄システムに提供する、及び/又は前記洗浄システムで使用された汚水を受け入れ且つそれを前記洗浄ステーションの外部に排出し、
前記第1水路システム及び前記第2水路システムは、択一的に又は同時に前記洗浄システムに清水を供給する、及び/又は前記洗浄システムによって生成された汚水を受け入れる。
【0007】
本願によって提供される洗浄ステーションは、取出可能な第1水タンクを含む第1水路システムを備える。洗浄ステーションは、第1水タンクを利用して洗浄システムに清水を提供し、及び/または洗浄システムによって生成された汚水を受け入れることができる。これと同時に、本願の洗浄ステーションは、第2水路システムをさらに備える。第2水路システムは、その水路通路を利用して洗浄ステーションの外部と連通して水の輸送を行い、さらに洗浄システムに清水を提供し、及び/又は洗浄システムによって生成された汚水を受け入れることができる。即ち、本願の洗浄ステーションは、通常の水タンクを用いて洗浄システムに清水を提供する及び/又は洗浄システムから排出された汚水を受け入れることができるだけでなく、第2水路システムを利用して自動進水及び/又は自動排水を実現することができ、ユーザーがみずから清水を入れたり、汚水を除去したりする必要がなく、一部のユーザーの負担を軽減することができる。したがって、本願の洗浄ステーションは、異なるユーザーの個人化ニーズと同じユーザーの異なるニーズを満たすことができ、ユーザーの使用体験を効果的に向上させることができる。
【0008】
上記目的を達成するために、本願のもう1つの実施形態によって提供される洗浄ステーションは、清掃ロボットを洗浄するために用いられ、且つ清水を受け入れて前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムと、タンク収容空間とが設けられた洗浄ステーション本体と、
第1チャンバーと、前記第1チャンバーに連通する第1通路とが設けられた第1水タンクを含む第1水路システムと、
第2チャンバーと、前記第2チャンバーにそれぞれ連通する第2チャネル、第3チャネルとが設けられた第2水タンクを含む第2水路システムと、を備え、
前記洗浄システムは、洗浄エリアと、前記洗浄エリアに連通する送水通路とを含み、
前記第1水タンク及び前記第2水タンクは、前記水タンク収納空間に選択的に設けられ、
前記第1水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、前記第1通路は、前記第1チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記送水通路と接続し、
前記第2水タンクが前記水タンク収納空間に装着される場合、第2通路は、前記第2チャンバーと前記洗浄エリアとを連通するように前記送水通路と接続し、前記第3通路は、外部の水路と接続するために用いられる。
【0009】
本願の洗浄ステーションは、第1水タンクを用いて洗浄システムに清水を提供する及び/又は洗浄システムから排出された汚水を受け入れることができるし、第2水タンクを利用して洗浄ステーションの自動進水及び/又は自動排水を実現することもでき、ユーザーがみずから清水を加えたり、汚水を除去したりする必要がなく、一部のユーザーの負担を軽減することができる。したがって、本願の洗浄ステーションは、異なるユーザーの個人化ニーズと同じユーザーの異なるニーズを満たすことができ、ユーザーの使用体験を効果的に向上させることができる。
【0010】
上記の別の目的を達成するために、本願はさらに水タンクを提供している。前記水タンクは、洗浄ステーションの洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通するための水タンクであって、
前記水タンクには、清水チャンバー、汚水チャンバー、清水輸入通路、清水輸出通路、汚水輸入通路及び汚水輸出通路が設けられ、
前記清水チャンバーは、前記清水輸入通路を介して前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ、前記清水輸出通路を介して前記洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を輸送し、
前記汚水チャンバーは、前記汚水輸入通路を介して前記洗浄ステーション本体における洗浄システムと連通して前記洗浄システムにより生成された汚水を受け入れ、前記汚水輸出通路を介して前記汚水を前記洗浄ステーションの外部に排出する。
【0011】
本願の水タンクを洗浄ステーション本体に装着して使用する場合、清水チャンバーは清水輸入通路を利用して洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入することができ、汚水チャンバーは汚水輸出通路を介して汚水を洗浄ステーションの外部に排出することができる。これにより、洗浄ステーションが清水を自動的に加えること及び汚水を自動的に排出する目的を実現し、ユーザーが手動で清水を補充したり汚水を流したりする必要がなく、ユーザーの使用に便利をもたらした。しかも、本願は自動進排水の機能を実現すると同時に、依然として清水チャンバーと汚水チャンバーを利用して一時貯水を行い、本願洗浄ステーションの給水信頼性を効果的に保障するとともに、使用の利便性の向上にも有利である。
【0012】
上記のさらなる目的を達成するために、本願に係る洗浄ステーションは、清掃ロボットの清掃具を洗浄するために用いられ、且つ洗浄ステーション本体と、上記のようなタンクとを含み、前記洗浄ステーション本体には洗浄システムが設けられ、前記水タンクの清水輸出通路と汚水輸入通路は、それぞれ前記洗浄システムと連通して前記洗浄システムに清水を輸送し、且つ前記洗浄システムにより生成された汚水を受け入れる。
【0013】
本願により提供される洗浄ステーションが使用する際に、清水チャンバーは清水輸入通路を利用して洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入することができ、汚水チャンバーは汚水輸出通路を介して汚水を洗浄ステーションの外部に排出することができる。これにより、洗浄ステーションが清水を自動的に加えること及び汚水を自動的に排出する目的を実現し、ユーザーが手動で清水を補充したり汚水を流したりする必要がなく、ユーザーの使用に便利をもたらした。また、本願は自動進排水の機能を実現すると同時に、依然として清水チャンバーと汚水チャンバーを利用して一時貯水を行い、本願洗浄ステーションの給水信頼性を効果的に保障するとともに、使用の利便性の向上にも有利である。
【0014】
上記のさらなる目的を達成するために、本願のさらなる実施形態に係る洗浄ステーションは、清掃ロボットの清掃具を洗浄するために用いられ、前記洗浄ステーションには洗浄システムが設けられており、前記洗浄ステーションには、清水輸入通路と汚水輸出通路が設けられ、前記清水輸入通路は、前記洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ且つ前記清水を前記洗浄システムに供給するためのものであり、前記汚水輸出通路は、前記洗浄システムによって生成された汚水を前記洗浄ステーションから排出するためのものである。
【0015】
本願の洗浄ステーションは、使用時に、清水輸入通路を利用して洗浄ステーションの外部の水路から清水を輸入して洗浄システムに提供することができ、一方では、洗浄システムで生成された汚水は汚水輸出通路を介して洗浄ステーションの外部に排出することができる。これにより、洗浄ステーションが清水を自動的に加えること及び汚水を自動的に排出する目的を実現し、ユーザーが手動で清水を補充したり汚水を流したりする必要がなく、ユーザーの使用に便利をもたらした。
【0016】
本願のさらなる実施形態に係る洗浄ステーションは、清掃ロボットを洗浄するために用いられ、且つ清水を受け入れて、前記清掃ロボットの洗浄待ち部品を洗浄し、及び洗浄により生成された汚水を排出する洗浄システムが形成された洗浄ステーション本体と、
前記洗浄システムと接続して前記洗浄システムに清水を送り、及び前記洗浄システムから排出された汚水を受け入れるために使用される水路システムと、を備える。
【0017】
本願の洗浄ステーションは、洗浄システムを利用して清水を受け入れて清掃ロボットの洗浄対象物を洗浄し、且つ洗浄によって生成された汚水を排出する。一方、水路システムを利用して洗浄システムに清水を輸送し、且つ洗浄システムが排出した汚水を受け入れる。さらに、ユーザーが手動で清掃ロボットを洗浄する必要がなく、ユーザーの使用体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1a】本願の実施例に係る洗浄ステーションの斜視構造の概略図を示し、その中に第1水タンクが装着されている。
【
図1b】本願の実施例に係る洗浄ステーションの断面図を示し、その中に第1水タンクが装着されている。
【
図1c】本願の実施例によって提供される第1水タンクの構造概略
図1を示している。
【
図1d】本願の実施例によって提供される第1水タンクの構造概略
図2を示している。
【
図1e】本願の実施例によって提供される第1水タンクの汚水タンクの構造概略図である。
【
図1f】本願の実施例によって提供される第1水タンクの清水タンクの構造概略図である。
【
図1g】本願の実施例によって提供される第1水タンクが装着された洗浄ステーションの構造概略図である。
【
図1h】本願の実施例によって提供される第1水タンクが装着された洗浄ステーションの構造概略図である。
【
図2】本願の実施例に係る洗浄ステーションの別の斜視構造の概略図を示し、その中に第2水タンクが装着されている。
【
図3】本願の実施例に係る洗浄ステーションホルダと第2水タンクとの斜視構造の概略図である。
【
図4】本願の実施例に係る洗浄ステーションホルダの斜視構造の概略図である。
【
図5】本願の実施例に係る第2水タンク及び中継台との斜視構造の概略図である。
【
図6】本願の実施例の第2水タンクの分解構造の模式図である。
【
図7a】本願の実施例に係る第2水タンクの断面構造の模式
図1である。
【
図7b】本願の実施例に係る第2水タンクの断面構造の模式
図2である。
【
図8a】本願の実施例に係る洗浄ステーションの洗浄リブ付き洗浄エリアの模式図である。
【
図8b】本願の実施例に係る洗浄ステーションから洗浄リブを除去した後の洗浄エリアの模式図である。
【
図9a-9b】本願の実施例に係る第2水路システムと洗浄システムとの模式図である。
【
図9c】本願の実施例に係る第2水路システムと洗浄システムとの給水模式図である。
【
図9d】本願の実施例に係る第2水路システムと洗浄システムとの排水模式図である。
【
図9e】本願の実施例に係る第1水路システムと洗浄システムが清水を供給する場合の模式図である。
【
図9f】本願の実施例に係る第1水路システムと洗浄システムが汚水を収集する場合の模式図である。
【
図9g】本願の実施例によって提供される洗浄ステーションと外部水道管との接続状態を示す模式図である。
【
図10】本願の実施例が第1磁性体及びホールセンサを用いて第1水タンクを検出する場合の模式図である。
【
図11】本願の実施例が第2磁性体及びホールセンサを用いて第2水タンクを検出する場合の模式図である。
【
図12】本願の実施例に係る洗浄ステーションにおける水タンク収納空間、アクセサリ載置空間、遮断扉及び第2水タンクの相互関係を示す模式図である。
【
図13-24】異なる実施例における洗浄ステーションが手動進水と自動進水とを両立する構造を示す模式図である。 ここで、
【
図13a-13b】第1汚水タンク及び第2汚水タンクが洗浄ステーション本体の同じ位置に択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図14a-14c】第1汚水タンク及び第2汚水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に同時に又は択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図15a-15b】ステーション本体に形成された第2汚水チャンバーに第1汚水タンクが取出可能に配置された実施例の異なる使用状態を示す図である。
【
図16a-16b】第1汚水タンクがステーション本体の第2汚水チャンバーとは異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態を示す図である。
【
図17a-17b】手動排水システムが第1汚水タンクを含む及び自動排水システムが水路通路を介して外部と洗浄システムとを直接に連通する実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図18a-18b】それぞれ洗浄ステーション本体の同じ位置に第1汚水タンク及び第2汚水タンクを択一的に配置した実施例の異なる使用状態を示す模式図である。
【
図19a-19c】第1汚水タンク及び第2汚水タンクが択一的に又は同時にステーション本体の異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図20a-20c】第1汚水タンク及び第2汚水タンクがステーション本体の異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図21a-21b】第1水タンクがステーション本体の第2汚水チャンバーとは異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図22a-22b】手動排水システムが第1水タンクに形成された第1汚水チャンバーを含む及び自動排水システムが水路通路を介して外部と洗浄システムとを直接に連通する実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図23a-23b】第1水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の同じ位置に択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図24a-24c】1第1水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図25-36】異なる実施例における洗浄ステーションが手動進水と自動進水とを両立する構造をそれぞれ示す模式図である。 そのうち、
【
図25a-25b】第1清水タンク及び第2清水タンクが洗浄ステーション本体の同じ位置に択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図26a-26c】第1清水タンク及び第2清水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図27a-27b】第1清水タンクがステーション本体に形成された第2清水チャンバーに取出可能に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図28a-28b】第1清水タンクがステーション本体の第2清水チャンバーとは異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図29a-29b】手動進水システムが第1清水タンクを含む及び自動進水システムが水路通路を介して外部と洗浄システムとを直接に連通する実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図30a-30b】第1清水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の同じ位置に択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図31a-31c】第1清水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図32a-32c】第1水タンク及び第2清水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図33a-33b】第1水タンクが洗浄ステーション本体の第2清水チャンバーとは異なる位置に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図34a-34b】手動進水システムが第1水タンクに形成された第1清水チャンバーを含む及び自動進水システムが水路通路を介して外部と洗浄システムとを直接に連通する実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図35a-35b】第1水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の同じ位置に択一的に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図36a-36c】第1水タンク及び第2水タンクが洗浄ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置された実施例の異なる使用状態をそれぞれ示す模式図である。
【
図37】本願の実施例に係る第1逆止弁構造及び第2逆止弁構造の分解構造を示す模式図である。
【
図38】本願の実施例に係る第2筐体及び中継台などの斜視構造の概略図である。
【
図39】本願の実施例に係る清水中継管体、清水接続管及び逆止弁の斜視構造の模式図である。
【
図40】本願の実施例に係る汚水中継管体、汚水接続管及び弁体の斜視構造の模式図である。
【
図41-44】本願の実施例に係る清水システムと清水輸入通路、汚水輸出通路との水路接続関係を示すブロック図である。
【
図45a】本願の実施例に係る洗浄ステーションの横断面図である。
【
図46a】本願の実施例に係る洗浄ステーションの中継台における縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願の技術的内容、構造的特徴、実現の効果を詳細に説明するために、以下に実施の形態とともに図面と合わせて詳細に説明する。
【0020】
図1~
図11に示すように、本願の実施形態に係る洗浄ステーションは、清掃ロボットの洗浄対象物を清浄するために用いられる。洗浄対象物は、清掃ロボットの清掃物(例えば、ワイプ部品)、車輪、ひいては機体などであってもよく、本願はこれに限定されない。洗浄ステーション100は、ステーション本体8、第1水路システム110及び第2水路システム120を含む。
【0021】
洗浄ステーション本体8には、洗浄システム9が形成されている。洗浄システム9は、清水を受け入れて、清掃ロボット(図示せず)の洗浄対象物を洗浄し、且つ洗浄によって生成された汚水を排出する。ここで、清掃ロボットの洗浄対象物としては、ワイプ部品を含むが、これに限定されるものではない。他の幾つかの実施例では、清掃ロボットの洗浄対象部材は、駆動輪、ハウジングなどを含むこともできる。洗浄システム9の具体的な構造形態については、本願の改良点ではなく、ここでは詳述しない。それは、第1水路システム110または第2水路システム120から供給される清水を受け入れることができ、且つ生成された汚水を第1水路システム110または第2水路システム120に排出することができるものであれば、当業者が考えられる様々な形態であってもよい。
【0022】
第1水路システム110は、洗浄ステーション本体8に取出可能に装着された第1水タンク1を含む。第1水タンク1は、手動による清水の添加及び/又は汚水の除去を行うように構成されている。言い換えれば、第1水タンク1が使用形態においては一般的な水タンクであり(使用時に自動進水及び/又は自動排水ができない)、ユーザーが手でその中に水を加えたり、汚水を除去したりする必要がある。通常、使用前または使用後に前述の操作を行う必要がある。
図1に示すように、
図1は従来の第1水タンク1を示している。この第1水タンク1には蓋をすることができる開放口Cが設けられており、この開放口Cを通じて清水を入れたり汚水を除去したりすることができる。通常、この第1水タンク1をステーション本体8から取り出してから清水を入れる及び/又は汚水を流したりする操作が行われる。
【0023】
なお、本願実施例に記載の「自動進水」とは、ユーザーの介入を必要とせず、外部の水が水タンクに入ることができることを意味する。「自動排水」とは、ユーザーの介入を必要とせず、水タンク内の水が自動的に排出することを意味する。もちろん、外部の水を水タンクに入れる動力と、水タンク内の水を排出させる動力とを動力装置により提供することができる。
【0024】
第1水タンク1には、第1チャンバー11(
図10に示される)が設けられている。第1水タンク1が洗浄ステーション本体8に装着された時に、第1チャンバー11は洗浄システム9と連通して、洗浄システム9に清水を供給し、及び/または洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れる。
【0025】
第1水タンク1の第1チャンバー11が洗浄システム9と如何に連通するかについては、本願は具体的な構成形態を限定せず、第1チャンバー11と洗浄システム9とを連通できればよい。
図1bと
図4に合せて見ると、具体的な例では、第1水タンク1には第1接続口111が設けられ、洗浄システム9はステーション本体8に設けられた第2接続口81を含む。第1水タンク1がステーション本体8に取り付けられたときに、第1水タンク1の第1接続口111とステーション本体8の第2接続口81とがドッキングして、第1チャンバー11と洗浄システム9との連通を可能にする。具体的には、ステーション本体8はホルダ80を含み、第2接続口81はホルダ80に形成される。なお、第1水タンク1の第1接続口111とステーション本体8の第2接続口81とのドッキング方法には、異なる方法があることを理解されたい。例えば、第2接続口81を第1接続口111に挿入してもよいし、第1接続口111を第2接続口81に挿入してもよい。具体的な実施例では、第2接続口81は、第1接続口111を介して第1チャンバー11に装入されてもよい。この方法では、清水または汚水が直接に第1接続口111を流れることはない。即ち、第1接続口111の内壁面に水が接触することはなく、第2接続口81の内壁面にのみ接触する。他の幾つかの実施例では、第1水タンク1には、洗浄システム9と連通するために、第1チャンバー11と連通する貫通孔、配管などが設けられてもよい。また、接続口や配管にバルブなどの構造を設けることもできる。例示的には、バルブを介して水路システムの開閉を制御することができる。本願はこれに限定されない。
【0026】
また、洗浄システム9の具体的な構成については、具体的には、
図8bに示すように、洗浄システム9は、ステーション本体8に設けられた洗浄エリア91と、洗浄エリア91に連通する送水通路(図示せず)とを含むことができる。第1水タンク1には、第1チャンバー11と連通する第1通路が設けられている。第1水タンク1がステーション本体8に設置されると、第1通路は第1チャンバー11と洗浄エリア91とを連通するように送水通路に接続される。
【0027】
幾つかの実施例では、ステーション本体8の送水通路は、清水輸送路82を含む。第1チャンバー11は、第一清水チャンバー11aを含む。第1通路は、第1清水通路を含む。第1水タンク1がステーション本体8に装着された場合、第1清水通路は第1清水チャンバー11aと洗浄エリアとを連通するように清水輸送路82に接続される。これにより、第1清水チャンバー11aは洗浄エリアに洗浄に必要な清水を輸送することができる。例示的には、洗浄エリア91には、水噴出孔911が設けられてもよい。水タンク内の清水は、清水輸送路82を通って水噴出孔911に流れ、最終的に水噴出孔911から洗浄エリア91に噴出される。
【0028】
幾つかの実施例では、ステーション本体8の送水通路は汚水輸送路93を含んでもよい。第1チャンバー11は、第1汚水チャンバー11bを含む。第1通路は、第1汚水通路を含む。第1水タンク1がステーション本体8に装着された場合、第1汚水通路は、第1汚水チャンバー11bと洗浄エリアとを連通するように汚水輸送路93に接続される。これにより、第1汚水チャンバー11bは、前述の洗浄エリア91から排出された汚水を受け入れることができる。例示的には、
図8aに示すように、洗浄エリア91には、洗浄リブ92が設けられてもよい。清掃ロボットが洗浄ステーション100において自己洗浄する際に、洗浄エリア91の洗浄リブ92は清掃ロボットの洗浄対象物(例えば、ワイプ部品)と接触したままで、洗浄対象物における汚れを拭き取ることができる。以下に、洗浄エリア91の具体的な構成形態について説明するが、幾つかの実施例では、
図8bに示すように、洗浄エリア91には、排水孔912が設けられてもよい。洗浄ステーションは、清掃ロボットに対して清掃タスク(例えば、清掃ロボットのワイプ部材を清掃した後)を実行した後に生成した汚水は、排水孔912を介して排出される。排水孔912から排出された汚水は、汚水輸送路83を介して第1汚水チャンバー11bに輸送される。
【0029】
第1通路は、異なる実現形態を有してもよい。例えば、上述の接続口、貫通孔、配管などの形態を採用することができる。送水通路も同様に異なる実現形態を有してもよい。第1通路と送水通路との接続によって、第1チャンバー11と洗浄システム9との連通を実現できればよい。
【0030】
図1及び
図10に示すように、この例では、第1水タンク1は、互いに独立した第1清水タンク1aと、第1汚水タンク1bとを含む。第1清水タンク1aには、清水を貯留するための第1清水チャンバー11aが形成されている。第1汚水タンク1bには、汚水を貯留するための第1汚水チャンバー11bが形成されている。もちろん、1つの第1水タンク1を利用して、清水を貯留するための第1清水チャンバー11aと汚水を貯留するための第1汚水チャンバー11bとを同時に形成してもよい。また、洗浄ステーションは、清水を供給したり、汚水を受け入れたりすることができる第1水タンク1のみを含んでもよい。
【0031】
図9aと
図9dを併せて参照すると、第2水路システムは、水路通路3を含む。水路通路3は、外部水路(例えば、水道管)の清水が水路通路3を介してステーション本体8における洗浄システムと連通できるように、外部水路と連通するためのものである。これにより、外部水路の清水を洗浄システムに輸送することができる。及び/または、ステーション本体8の洗浄システムによって生成された汚水は、水路通路3を介して外部水路(例えば排水管、排水管が排水道に連通する)に排出される。例示的には、
図9に示すように、洗浄ステーション100は、外部送水管101を介して水道水の水源端(図示せず)に接続する。そして、外部排水管102を介して排水道まで連通する。水路通路3は、洗浄ステーションの外部の外部水路(例えば、水道管)から輸送してきた清水を受け入れて輸送して、洗浄システム9に供給する。及び/または、水路通路3は、洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れ、且つそれを洗浄ステーションの外部に排出するために使用される。これにより、異なる実施例では、第2水路システムによって、進水(清水供給)を行うことができるだけであってもよいし、排水(汚水排水)を行うことができるだけであってもよいし、進水と排水を同時に行うこともできる。もちろん、進水、排水及び同時進排水の間で選択などを行うこともできるが、第2水路システムを利用して洗浄システム9と洗浄ステーションの外界とを連通させて水の輸送を行うことができるようにすればよい。さらに、幾つかの実施例では、外部清水を洗浄ステーション100に輸送することを実現するために、外部水圧によって直接洗浄ステーション100に流れるか、または動力装置(例えば、ポンプ)を用いて外部清水を洗浄ステーション100に輸送することができる。一方、洗浄ステーション100内の汚水を自動的に外部に排出することを実現するために、動力装置(例えば、ポンプ)を利用して汚水を外部にポンプすることができる。第2水路システムを利用して給水及び/又は排水を行う際に、ユーザーがみずから水タンク内に清水を加えたり、手動で水タンク内の汚水を除去したりする必要はない。これにより、一部のユーザーの負担を減らすことができる。
【0032】
図7及び
図9dに示すように、幾つかの実施例では、第2水路システムは、第2チャンバー41をさらに含む。第2チャンバー41は、水路通路3から輸入された清水を受け入れ、且つ洗浄システム9に清水を供給し、及び/又は第2チャンバー41は、洗浄システム9で生成した汚水を受け入れて貯留し、且つ汚水を水路通路3に輸出するためのものである。第2チャンバー41の設置により、第2水路システムによって自動進水及び/又は自動排水を実現すると同時に、依然として第2チャンバー41を利用して清水及び/又は汚水の一時貯留を行うことができ、本願の洗浄ステーションの使用信頼性を有効に保障するとともに、使用の利便性を向上させることにも有利である。
【0033】
図2、
図7及び
図9cに示すように、第2水路システムは第2水タンク4を含み、第2チャンバー41は第2水タンク4に形成され、第2水タンク4はステーション本体8に取出可能に取り付けられ、水路通路3の少なくとも一部は第2水タンク4に形成されている。第2水タンク4がステーション本体8に装着された場合、第2チャンバー41は洗浄システム9と連通する。第2チャンバー41が第2水タンク4に形成されているため、第2水タンク4に第2チャンバー41と連通可能な通路を設ける必要がある。具体的には、水路通路3の全体を第2水タンク4に設置することができる。第2水タンク4がステーション本体8に設置されている場合には、第2水タンク4における水路通路3を直接利用して外部水路と連通することができる。もちろん、他の幾つかの実施例では、水路通路3の一部を第2水タンク4に設置し、他の一部をステーション本体8に設置してもよい。第2水タンク4がステーション本体8に装着されたときに、第2水タンク4における水路通路3の構成部分はステーション本体8における水路通路3の構成部分とドッキングして全体の水路通路3を形成する。第2チャンバー41が第2水タンク4に形成されているので、それを取り出して洗浄などの作業をするのに便利である。
【0034】
具体的には、洗浄システム9は、洗浄エリア91と、洗浄エリア91に連通する送水通路93とを含む。第2水タンク4には、第2チャンバー41に連通する第2通路と第3通路(即ち、水路通路3)が設けられている。4第2水タンク4がステーション本体8に装着された場合、第2通路は第2チャンバー41と洗浄エリアとを連通するために、送水通路に連接され、第3通路は外部水路と連通するために使用される。
【0035】
幾つかの実施例では、
図9cに示すように、送水通路93は清水輸送路93aを含み、第2チャンバー41は第2清水チャンバー41aを含み、第2通路43は第2清水通路43aを含み、第3通路は第3清水通路3aを含む。第2水タンク4がステーション本体8に装着された場合、第2清水通路43aは、第2水チャンバー41aと洗浄エリア91とを連通するために、清水輸送路93aに接続される。これにより、第2清水チャンバー41aは、洗浄に必要な清水(
図9cに破線矢印で示される清水流路)を洗浄エリア91に輸送することができる。第3清水通路3aは、外部水路と連通して、外部水源から輸送された清水を受け入れ、且つ清水を第2清水チャンバー41aに輸送するために使用される。
【0036】
幾つかの実施例では、
図9dに示すように、送水通路93は汚水輸送路93bを含み、第2チャンバー41は第2汚水チャンバー41bを含み、第2通路43は第2汚水通路43bを含み、第3通路は第3汚水通路3bを含む。第2水タンク4がステーション本体8に装着された場合、第2汚水通路43bは、第2汚水チャンバー41bと洗浄エリアとを連通するために、汚水輸送路93bに接続される。これにより、第2汚水チャンバー41bは、洗浄エリア91から排出された汚水(
図9dの破線矢印で示される汚水流路)を受け入れることができる。第3汚水通路3bは、外部水路と接続して、第2汚水チャンバー41b内の汚水を外部水路に輸出するために使用される。
【0037】
第2通路43は、異なる実現形態を有してもよく、例えば、接続口、貫通孔、配管などの形態を採用することができる。送水通路も、同様に異なる実現形態を有することができる。第2通路と送水通路との接続によって、第2チャンバー41と洗浄システム9との連通を実現できればよい。同様に、第3通路3は、直接的または間接的に外部水路と接続できるものであれば、異なる実現形態を有してもよい。
【0038】
具体的には、第3汚水通路3bには、第2汚水チャンバー41b内の水を外部水路に輸出するための輸送動力を提供するための第1動力装置34が設けられていてもよい。第1動力装置34は、ポンプを含むことができるが、これらに限定されない。
【0039】
図1bに示すように、洗浄ステーションがステーション本体8に択一的に装着された第1水タンク1と第2水タンク4を含む場合、第1水タンク1と第2水タンク4は、洗浄システム9の送水通路にそれぞれ第1通路と第2通路を利用して接続される。具体的には、送水通路には、第2動力装置36が設けられている。第1水タンク1または第2水タンク4がステーション本体8に装着されている場合、第2動力装置36は、第1水タンク1または第2水タンク4内の清水を洗浄エリアに輸送するための輸送動力、または洗浄エリアの汚水を第1水タンク1または第2水タンク4内に輸送するための輸送動力を提供するために使用される。
図7a及び
図7bに示すように、具体的には、第2水タンク4内には、清水を貯留するための第2清水チャンバー41a及び汚水を貯留するための第2汚水チャンバー41bが形成されている。つまり、同一のタンクには、清水を貯留する機能と汚水を貯留する機能がある。もちろん、自動進水と自動排水の機能を同時にまたは択一的に実現するために、第2水タンク4は、互いに独立した第2清水タンクと第2汚水タンクとを含んでもよい。第2清水タンクには、清水を貯留するための第2清水チャンバーが形成されている。第2汚水タンクには、汚水を貯留するための第2汚水チャンバーが形成されている。洗浄ステーションは、1つの第2清水タンクのみを備えるか、1つの第2汚水タンクのみを備えるようにしてもよい。
【0040】
図3、
図4、
図7a及び
図7bに示すように、この例では、第2水タンク4には、第2チャンバー11と連通する第3接続口42が設けられている。第2水タンク4がステーション本体8に装着された場合、第3接続口42は、洗浄システム9の第2接続口81とドッキングして、第2チャンバー41と洗浄システム9との連通を可能にしている。第2水タンク4における第3接続口42とステーション本体8における第2接続口81とのドッキング方式には、異なる方式があってもよい。例えば、第3接続口42は第2接続口81の中に挿入されてもよく、あるいは、第2接続口81は第3接続口42の中に挿入されてもよい。1つの具体的な実施例では、第2接続口81は、第3接続口42によって第2チャンバー41に侵入することができる。この場合、清水または汚水が第3接続口42を直接流れることはなく、即ち、水は第3接続口42の内壁面に接触することがなく、第2接続口81の内壁面にのみ接触する。また、第2水タンク4は、第2チャンバー41と洗浄システム9との連通を容易にするために、第2水タンク4に設けられた貫通孔、配管、及び/又は弁体などの構造を含んでもよい。例示的には、弁体を介して水路システムの連通/遮断などを制御することができる。本願は、これに限定されず、第2チャンバー41とステーション本体8における洗浄システム9とを連通させる役割を果たすことができればよい。
【0041】
図6と
図7に示すように、この例では、第2水タンク4は、分離可能な第1筐体45と第2筐体46とを含む。第2チャンバー41は、第1筐体45に形成される。水路通路3は、第1筐体45と第2筐体46とに同時に形成される。第1筐体45と第2筐体46が一体に接合されたときに、水路通路3の第1筐体45に位置する構成部分と第2筐体46に位置する構成部分とは、相互に接続されるようになる。
【0042】
具体的には、水路通路3は、第1筐体45に設けられる第4接続口31と、第2筐体46内に設けられる第5接続口32と、輸送管路33と、を含む。第4接続口31は第2チャンバー41に連通し、第5接続口32は輸送管路33の一端に位置し、輸送管路33の他端は外部水路に接続されることに用いられる。第1筐体45と第2筐体46とが一体的にドッキングされると、第4接続口31は第5接続口32に接続されて、第2チャンバー41と輸送管路33とを連通する。
【0043】
より具体的には、第4接続口31は第1逆止弁構造310を含み、第5接続口32は第2逆止弁構造320を含む。第1逆止弁構造310と第2逆止弁構造320は、第1筐体45が第2筐体46にドッキングされたときに、開いた状態まで互いにプッシュし、第1筐体45が第2筐体46から離れたときに、自動的に閉状態に復帰するように構成されている。
【0044】
図3と
図5を合わせて参照すると、外部水路との連通を容易にするために、水路通路3の対応するポートには分離可能な中継台70が接続されている。もちろん、この中継台70は第2水タンク4の構成部分と見なすこともできる。この例では、第2水タンク4は、まずステーション本体8に取り付けられ、次に、中継台70を第2水タンク4に接続する。
【0045】
また、この例における第2水タンク46をステーション本体8の構成部分とみなすことができる。この場合、第1筐体45は、第2水タンク4である。
【0046】
図1~
図4に示すように、第1水タンク1及び第2水タンク4は、ステーション本体8の同じ位置に択一的に装着されるように配置されている。第1水タンク1と第2水タンク4をステーション本体8の同じ位置に択一的に設置することにより、洗浄ステーションのサイズと水タンク容量との間でバランスを取るのに有利である。しかも、ユーザーは必要に応じて、自動進排水機能を備えた第2水タンク4または自動進排水機能を備えていない第1水タンク1をステーション本体8に取り付けることができ、ステーション本体8の再利用に有利であり、水タンクごとに洗浄ステーションを個別に配置する必要がなく、製造コストの削減に役立つ。
【0047】
第1水タンク1及び第2水タンク4の装着を容易にするために、ステーション本体8に水タンク収納空間82を設けることができる。具体的には、水タンク収納空間82をホルダ80に形成する。
【0048】
図3及び
図4に示すように、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4が水タンク収納空間82に装着された場合、水タンク収納空間82は、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4により占有される水タンク装着空間84と、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4により占有されていないアクセサリ載置空間83とを含む。例えば、清掃ロボットの清掃具をアクセサリ載置空間83に配置することができる。この配置により、洗浄ステーションに追加の部品配置機能を持たせることができ、ユーザーが部品を使用する際に部品をすばやく見つけることができる。
【0049】
図12を合わせて参照すると、具体的には、水タンク収納空間82には、アクセサリ載置空間83と水タンク装着空間84とを仕切る遮断扉Mが設けられている。遮断扉Mのアクセサリ載置空間83の開口端とは反対側の一端には、ステーション本体8に揺動可能に接続されている。水タンク収納空間82に装着される時に、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4は、遮断扉Mが第1水タンク1及び/又は第2水タンク4に向かって揺動することを可能にするように遮断扉Mから離間している。遮断扉Mの設置により、アクセサリ載置空間83に設置されたアクセサリが第1水タンク1及び/又は第2水タンク4の装着位置にスライド移動し、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4の装着に影響を与えることを回避できる。また、第1水タンク1及び/又は第2水タンク4と、アクセサリとの相互接触を避けることができる。しかも、遮断扉Mの揺動可能な設計により、アクセサリ載置空間83をさらに開放するのを容易にし、アクセサリの出し入れは容易になる。
【0050】
具体的な例では、第1水タンク1と第2水タンク4は水タンク収納空間82に択一的に設置され、具体的には水タンク装着空間84に設置される。第1水タンク1が水タンク収納空間82に装着されているときに、第1水タンク1と遮断扉Mとの間隔は相対的に小さいか又は間隔がない。このとき、遮断扉Mの開放は制限される。第1水タンク1が取り出された後に、遮断扉Mはアクセサリ載置空間83をさらに開放させて、アクセサリの出し入れを便利にするように、大きな角度を開くことができる。第2水タンク4が水タンク収納空間82に装着されているときに、第2水タンク4と遮断扉Mとの間隔は相対的に大きい。このとき、遮断扉Mは、第2水タンク4に向かって開いて、アクセサリ載置空間83をさらに開放させて、アクセサリの出し入れを容易にする。
【0051】
具体的には、洗浄システム9は、送水通路93を含む。第1水タンク1には、第1チャンバー11と、第1チャンバー11に連通する第1通路12とが形成されている。第1水タンク1が水タンク収納空間82に装着されるときに、第1通路12は、第1チャンバー11と洗浄システム9とを連通するように送水通路に接続される。第2水タンク4には、第2チャンバー41と、第2チャンバー41に連通する第2通路とが形成されている。第2水タンク4が水タンク収納空間82に装着されるときに、第2通路は、第2チャンバー41と洗浄システム9とを連通するように送水通路に接続される。
【0052】
より具体的には、
図9eに示すように、送水通路93は清水輸送路93aを含み、第1チャンバー11は第1清水チャンバー11aを含み、第1通路12は第1清水通路12aを含む。第1水タンク1がステーション本体8に装着されるときに、第1清水通路12aは、第1清水チャンバー11aと洗浄エリア91とを連通するように、清水輸送路93aに接続される。これにより、第1清水チャンバー11aは洗浄エリア91に洗浄に必要な清水を輸送することができる(
図9eの破線矢印で示される清水流路)。
【0053】
幾つかの実施例では、
図9fに示すように、送水通路93は汚水輸送路93bを含む。第1チャンバー11は第1汚水チャンバー11bを含み、第1通路12は第1汚水通路12bを含む。第1水タンク1がステーション本体8に装着されるときに、第1汚水通路12bは汚水輸送路93bに接続されて、第1汚水チャンバー11bと洗浄エリア91とを連通する。これにより、洗浄エリア91で生成した汚水は、第1汚水チャンバー11bに輸送されることができる(
図9fの破線矢印で示される清水流路)。
【0054】
幾つかの実施例では、
図9cに示すように、送水通路93は清水輸送路93aを含み、第2チャンバー41は第2清水チャンバー41aを含み、第2通路43は第2清水通路43aを含み、第3通路3は第3清水通路3aを含む。第2水タンク4がステーション本体8に装着されるときに、第2清水通路43aは、第2水チャンバー41aと洗浄エリア91とを連通するように清水輸送路93aに接続される。これにより、第2水チャンバー41aは、洗浄エリア91に対して洗浄に必要な清水を輸送することができる(
図9cの破線矢印で示される清水流路)。
【0055】
幾つかの実施例では、
図9dに示すように、送水通路93は汚水輸送路93bを含み、第2チャンバー41は第2汚水チャンバー41bを含み、第2通路43は第2汚水通路43bを含み、第3通路3は第3汚水通路3bを含む。第2水タンク4がステーション本体8に装着されるときに、第2汚水通路43bは、第2汚水チャンバー41bと洗浄エリア91とを連通するように、汚水輸送路93bに接続される。これにより、第2汚水チャンバー41bは、洗浄エリア91から排出された汚水を受け入れることができる(
図9dの破線矢印で示される汚水流路径)。
【0056】
図3~
図5、
図9c及び
図9dを合わせて参照する。具体的には、第2水タンク4には、第2チャンバー41と連通する第3通路3が設けられている。ステーション本体8には、水タンク収納空間82に連通する取付口が設けられている。第2水タンク4が水タンク収納空間82に装着されるときに、第3通路は取付口に対応し、且つ取付口を介して外部水路と接続して、外部水源の清水を受けて第2チャンバー41に清水を輸送するか、または、第2チャンバー41内の汚水を排出する。取付口の配置により、第2水タンク4と外部水路との接続は容易になる。
【0057】
さらに、取付口には、第3通路に接続するための中継台70が分離可能に装着されている。これにより、中継台70によって第3通路を外部水路に接続することができる。
【0058】
具体的には、第1水タンク1は、第1清水タンク1aと第1汚水タンク1bとを含む。第2水タンク4内には、清水を貯留するための第2清水チャンバー41aと、汚水を貯留するための第2汚水チャンバー41bとが併設されている。使用する際には、第1清水タンク1aと第1汚水タンク1bを同時に水タンク収納空間82に置くか、第2水タンク4を水タンク収納空間82に置いて自動的に進排水するかを選択することができる。
【0059】
なお、上記「同じ位置」とは、完全に一致している位置を占有することを意味するのではなく、ステーション本体8に択一的に配置するときに、第1水タンク1と第2水タンク4が占有している位置が重なることがあることを意味する。
【0060】
もちろん、第1水タンク1と第2水タンク4は、ステーション本体8における異なる位置に同時にまたは択一的に設置されてもよい。
【0061】
第1水タンク1と第2水タンク4とは、ステーション本体8の同じ位置に択一的に装着されるか、あるいは、ステーション本体8の異なる位置に同時または択一的に装着され、さまざまな可能性がある。次に、ステーション本体8の同じ位置に第1水タンク1と第2水タンク4を択一的に装着する例を説明する。
【0062】
第1清水タンク1aと第2清水タンクは、ステーション本体8の同じ位置に択一的に装着される。
【0063】
第1汚水タンク1bと第2汚水タンクは、ステーション本体8の同じ位置に択一的に装着される。
【0064】
第1清水タンク1aと第2清水タンクはステーション本体8の同じ位置に択一的に装着され、及び第1汚水タンク1bと第2汚水タンクはステーション本体8の同じ位置に択一的に装着される。
【0065】
第1水タンク1は、清水を貯留するための第1清水チャンバー11aと、汚水を貯留するための第1汚水チャンバー11bとを含む。第2水タンク4は、清水を貯留するための第2清水チャンバー41aと、汚水を貯留するための第2汚水チャンバー41bとを含む。第1水タンク1と第2水タンク4は、ステーション本体8の同じ位置に択一的に装着されている。
【0066】
第1水タンク1は、清水を貯留するための第1清水チャンバー11aと、汚水を貯留するための第1汚水チャンバー11bとを含む。第1水タンク1はステーション本体8に設置されている。あるいは、第2清水タンク及び/又は第2汚水タンクは、ステーション本体8における同じ位置に配置される。
【0067】
第2水タンク4は、清水を貯留するための第2清水チャンバー41aと、汚水を貯留するための第2汚水チャンバー41bとを含む。第2水タンク4は、ステーション本体8に設置されている。あるいは、第1清水タンク1a及び/又は第1汚水タンク1bは、ステーション本体8の同じ位置に配置される。
【0068】
なお、第2チャンバー41は、必ずしもタンクに形成する必要がなく、ステーション本体8に形成されてもよい。ここで、異なる機能を実現する第1チャンバー11を第1水タンク1とステーション本体8にそれぞれ形成してもよい。第1水タンク1とステーション本体8には同一の機能を実現する第2チャンバー41が併設されていることも排除されない。
【0069】
第2チャンバー41がステーション本体8に形成されている場合、第1水タンク1は第2チャンバー41に装着されていてもよいし、ステーション本体8における第2チャンバー41とは異なる位置に装着されていてもよい。ここでは、制限しない。
【0070】
図27a及び27bに示すように、幾つかの実施例では、洗浄システム9は清水輸送路を含み、第2水路システムは清水チャンバーjと清水チャンバーjに連通する清水輸入通路とを含み、清水チャンバーjと清水輸入通路はステーション本体8に設置される。清水チャンバーjは、洗浄システム9に清水を供給するために清水輸送路と連通している。清水輸入通路は、外部水路と接続して、外部水源の清水を清水チャンバーjに輸送するために使用される。これにより、専用のタンクを設置する必要がなく、ステーション本体8に設置された清水チャンバーjと清水輸入通路を利用して洗浄ステーションの自動進水を実現することができる。
【0071】
さらに、清水チャンバーjは、1つの清水タンクhを収容することができる。清水タンクhには、清水チャンバーh1と、清水チャンバーh1に連通する清水通路とが設けられている。清水タンクhが清水チャンバーjに収容されるときに、清水通路は清水チャンバーh1と洗浄システム9とを連通するように、清水輸送路に接続される。これにより、洗浄ステーションは、通常のタンクを利用して洗浄システム9に清水を提供することができるし、ステーション本体8における清水チャンバーjと清水輸入通路を利用して洗浄ステーションの自動進水を実現することができ、互換性のある効果を実現することができる。
【0072】
図15を参照する。具体的には、洗浄システム9は汚水輸送路を含み、第2水路システムは汚水チャンバーcと汚水チャンバーcに連通する汚水輸出通路とを含み、汚水チャンバーcと汚水輸出通路はステーション本体8に設置されている。汚水チャンバーcは、汚水輸送路と連通して、洗浄システム9が排出した汚水を受け入れる。汚水輸出通路は、外部水路に接続されて、汚水チャンバーc内の汚水を排出するために用いられる。これにより、専用のタンクを設置する必要がなく、ステーション本体8に設置された汚水チャンバーcと汚水輸出通路を利用して洗浄ステーションの自動排水を実現することができる。
【0073】
さらに、汚水チャンバーcは、1つの汚水タンクaを収容することができる。汚水タンクaには、汚水チャンバーa1と汚水チャンバーa1に連通する汚水通路とが設けられている。汚水タンクaが汚水チャンバーcに収容されるときに、汚水通路は汚水チャンバーa1と洗浄システム9とを連通するように、汚水輸送路に接続される。これにより、洗浄ステーションは通常のタンクを利用して洗浄システム9から排出された汚水を受け入れることができるし、ステーション本体8における汚水チャンバーcと汚水輸出通路を利用して洗浄ステーションの自動排水を実現することができ、互換性のある効果を実現した。
【0074】
もちろん、第2水路システムは、第2チャンバー41を含む以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、他の実施例では、第2水路システムは、水路通路3を利用して洗浄システム9に接続されてもよい。これにより、清水及び/又は汚水を一時貯留するための第2チャンバー41を設ける必要がない。
【0075】
具体的には、水路通路3は、ステーション本体8に設けられた清水輸入通路を含む。清水輸入通路は、洗浄システム9と連通しており、且つ外部水路に接続されて外部水源からの清水を受け入れて、且つ清水を洗浄システム9に輸送することに使用される。これにより、一時的に清水を貯留する第2清水チャンバー41aを設ける必要がなくなる。
【0076】
具体的には、水路通路3は、ステーション本体8に設けられた汚水輸出通路を含む。汚水輸出通路は、洗浄システム9と連通しており、且つ外部水路に接続されて、洗浄システム9で生成した汚水を排出することに用いられる。これにより、汚水を一時的に貯留する第2汚水チャンバー41bを設ける必要がなくなる。
【0077】
また、第2水路システムが自動進水システムと自動排水システムとを同時に含む場合、そのうちの一方は第2チャンバー41を含むスキームを採用してもよく、他方は第2チャンバー41を含まないスキームを採用してもよい。または、第2水路システムは、第2チャンバー41を含むスキームと、第2チャンバー41を含まないスキームとを同時に採用してもよい。例えば、水路通路3は、洗浄システム9に接続される一方で、第2チャンバー41にも接続される。
【0078】
上述した水路通路3については、上述した例の具体的な形態に限定されるものではない。異なる実施例によれば、ステーション本体8のみに形成されていても、第2水タンク4のみに形成されていても、第2水タンク4とステーション本体8との両方に形成されていても、あるいはその他の場合にも、種々の形態が可能である。洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入したり、汚水を洗浄ステーションの外部に排出したりする目的を達成できればよい。例えば、水路通路3は、第2水タンク4またはステーション本体8に形成された貫通孔または接続口のみを含んでもよい。この貫通孔または接続口は、外部水路を第2チャンバー41に連通させる(例えば、外部水路のポートは、この貫通孔または接続口を介して第2チャンバー41に直接に挿入することができる。このとき、液体は直接にこの貫通孔または接続口を流れることがない。もちろん、外部水路のポートは、他の形でこの貫通孔または接続口に接続することもできる)。または、水路通路3は、第2水タンク4及び/又はステーション本体8に設けられた配管等の構造を含むことができる。さらにまたは、水路通路3は、貫通孔、接続口または配管に設けられた逆止弁または継手などの構造を含み、且つそれを介して外部管路と接続してもよい。
【0079】
図7に示すように、幾つかの実施例では、水路通路3にはポンプ34が設けられている。ポンプ34は、第2チャンバー41が外部水路から送られてきた清水を受け入れるか、または第2チャンバー41内の汚水を外部に排出するための輸送動力を提供する。水路通路3の異なる実施形態によれば、ポンプ34は異なる設置形態を有していてもよく、第2水タンク4に設置されてもよく、ステーション本体8に設置されてもよい。具体的な例では、ポンプ34は、第2水タンク4の第2筐体46における輸送管路33に設けられている。また、ポンプ34は、インペラポンプなどの異なるタイプのポンプ34であってもよい。
【0080】
なお、異なる実施例において、第1水路システムと第2水路システムとは、洗浄システム9の同じ位置に接続されていてもよく、洗浄システム9の異なる位置に接続されていてもよく、本願はこれを制限しない。
【0081】
洗浄ステーションに自動進水と手動進水、及び/又は自動排水と手動排水を両立させる効果を持たせるために、第1水路システム及び第2水路システムは、択一的または同時に洗浄システム9に清水を供給し、及び/又は洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れるように構成される(即ち、少なくとも択一的に給水すること、択一的に排水すること、択一的に給水及び排水すること、同時に給水すること、同時に排水すること、同時に給水及び排水することをカバーする。択一的に給水し、択一的に排水し、同時に給水又は同時に排水するときに、対応する排水又は給水は、第1水路システムを利用することも可能であるし、第2水路システムを利用することも可能である)。一般的には、第1水路システム及び第2水路システムが清水を供給する及び/又は汚水を受け入れる際に選択的に行われる。もちろん、洗浄ステーションに第2水路システムと第1水路システムが同時に存在する場合(対応する第1水タンク1は取り出されていない)、洗浄システム9に清水を供給すること、及び/又は洗浄システム9で生成した汚水を受け入れることを同時に行う場合も排除されない。
【0082】
互換効果のある洗浄ステーションについては、具体的な使用時にどのように進排水を行うかについて、上述した第1水路システムの様々な状況と第2水路システムの様々な状況に基づいて様々な可能な組み合わせを行うことができる。
【0083】
異なる実施例によれば、第1水路システムは、手動進水システム及び手動排水システムを含むか、又は手動進水システム及び手動排水システムのうちの一方を含むことができる。第2水路システムは、自動進水システム及び自動排水システムを含んでもよいし、自動進水システム及び自動排水システムのうちの一方を含んでもよい。択一的にまたは同時に洗浄システムに清水を供給する(手動進水と自動進水の対応)、及び/又は、択一的に又は同時に洗浄システムが生成した汚水を受け入れる(手動排水と自動排水の対応)ことができればよい。
【0084】
進水の互換性にかかわらず、手動排水と自動排水の互換性についてだけ、異なる実施例によって少なくとも以下のような実現方法が存在することができる。
【0085】
(1)
図13に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
【0086】
自動排水システムは、第2汚水タンクbに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーb1を含む。第2汚水チャンバーb1は、水路通路を介して外部と連通している。
【0087】
第1汚水タンクaと第2汚水タンクbは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置されるように構成される。
【0088】
第1汚水タンクaと第2汚水タンクbがステーション本体の同じ位置に択一的に配置されているので、手動排水と自動排水の両立を図ると同時に、ステーション本体の空間の追加または過剰な占有を回避することができる。
【0089】
(2)
図14に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
【0090】
自動排水システムは、第2汚水タンクbに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーb1を含む。第2汚水チャンバーb1は、水路通路を介して外部と連通する。
【0091】
第1汚水タンクaと第2汚水タンクbは、ステーション本体の異なる位置に択一的にまたは同時に配置される。同時に配置される場合、状況に応じて同時に排水を行うか又は択一的に排水を行うように設置されることができる。
【0092】
場合によっては、第1汚水タンクaがステーション本体に載置されたときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1汚水タンクaがステーション本体に載置されたときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、及び/又は、第2汚水タンクbがステーション本体に載置されたときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第2汚水タンクbがステーション本体に載置されたときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置されることができる。
【0093】
第1汚水タンクaと第2汚水タンクbはステーション本体の異なる位置に配置されているため、第1汚水タンクaと第2汚水タンクbを常にステーション本体に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1汚水タンクaまたは第2汚水タンクbに対して別途に格納する必要がない。場合によっては、両者が同時に排水したり、択一的に排水したり、同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えたりするように配置されてもよい。
【0094】
(3)
図15に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
自動排水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーcを含み、第2汚水チャンバーcは水路通路を介して外部と連通する。
第1汚水タンクaは、第2汚水チャンバーcに取出し可能に置かれ、手動排水システムと自動排水システムは択一的に排水する。
【0095】
第1汚水タンクaが第2汚水チャンバーcに取出可能に配置されているので、手動排水と自動排水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。
【0096】
(4)
図16に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
自動排水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーcを含み、第2汚水チャンバーcは水路通路を介して外部と連通する。
第1汚水タンクaは、ステーション本体の第2汚水チャンバーcとは異なる位置に配置される。
第1汚水タンクaがステーション本体に載置される場合、状況に応じて手動排水システムと自動排水システムが同時に排水を行うか又は択一的に排水を行うように配置することができる。
自動排水システムを用いて排水する場合、第1汚水タンクaはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0097】
場合によっては、第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置される。及び/又は、第2汚水チャンバーcは、洗浄システム9と常時連通していてもよいし、洗浄システム9と開閉制御可能に連通していてもよい。
【0098】
第1汚水タンクaと第2汚水チャンバーcはステーション本体の異なる位置に設置されているため、第1汚水タンクaをステーション本体に常に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1汚水タンクaをわざわざ格納する必要がない。状況に応じて、両者が同時に排水を行ったり、択一的に排水を行ったり、又は同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0099】
(5)
図17に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1とを含む。
自動排水システムは、水路通路dを通じて外部と洗浄システム9と直接に連通し、すなわち、第2汚水チャンバーを含まない。
第1汚水タンクaがステーション本体に載置される場合、状況に応じて手動排水システムと自動排水システムが同時に排水を行うか又は択一的に排水を行うように配置されてもよい。
自動排水システムを用いて排水する場合、第1汚水タンクaはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0100】
場合によっては、第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。および/または、水路通路dは、洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0101】
自動排水システムは水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通するため、手動排水と自動排水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。また、場合によっては、第1汚水タンクaがステーション本体に常時載置されるように(取り出す必要がある場合を除く)配置することができ、第1汚水タンクaをわざわざ格納する必要がない。また、状況に応じて、自動排水システムと手動排水システムが同時に排水を行ったり、択一的に排水を行ったり、又は同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0102】
(6)
図18に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
自動排水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーe1を含み、第2汚水チャンバーe1は水路通路を介して外部と連通し、第2水タンクeは自動進水システムの構成部分である第2清水チャンバーe2をさらに含み、第2清水チャンバーe2は水路通路を介して外部と連通する。
第1汚水タンクaと第2水タンクeは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置されている。
【0103】
第2水タンクeがステーション本体に載置される場合、進水と排水はそれぞれ自動進水システムと自動排水システムによって行われる。もちろん、他の場合も排除されない。例えば、進水は、手動進水システムで行われることも可能である。
【0104】
第1汚水タンクaと第2水タンクeはステーション本体の同じ位置に択一的配置されているので、手動排水と自動排水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。
【0105】
(7)
図19に示すように、手動排水システムは、第1汚水タンクaに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーa1を含む。
自動排水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーe1を含み、第2汚水チャンバーb1は水路通路を介して外部と連通し、第2水タンクeは自動進水システムの構成部分である第2清水チャンバーe2をさらに含み、第2清水チャンバーe2は水路通路を介して外部と連通する。
第1汚水タンクaと第2水タンクeは、ステーション本体の異なる位置に択一的または同時に配置される。同時に配置される場合、状況に応じて両者が同時に排水を行うか又は択一的に排水を行うように配置される。
【0106】
場合によっては、第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1汚水タンクaがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置されてもよい。及び/又は、第2水タンクeがステーション本体に載置されると、第2汚水チャンバーe1は洗浄システム9との連通を維持するか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。第2水タンクeがステーション本体に載置されると、第2清水チャンバーe2は洗浄システム9との連通を維持するか又は洗浄システム9に開閉制御可能に接続されている。
【0107】
第1汚水タンクaと第2水タンクeはステーション本体の異なる位置に配置されているため、第1汚水タンクaと第2水タンクeを常にステーション本体に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1汚水タンクaや第2水タンクeをわざわざ格納する必要はない。状況に応じて、両者が同時に排水したり、択一的に排水したり、同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えたりすることができる。
【0108】
(8)
図20に示すように、手動排水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1清水チャンバーf2は、手動進水システムの構成部分である。
自動排水システムは、第2汚水タンクbに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーb1を含み、第2汚水チャンバーb1は水路通路を介して外部と連通する。
第1水タンクfと第2汚水タンクbは、ステーション本体の異なる位置に配置される。
第2汚水タンクbがステーション本体に設置される場合、状況に応じて手動排水システムと自動排水システムが同時に使用される又は択一的に使用されるように配置されてもよい。
手動排水システムを用いて排水する場合、第2汚水タンクbはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0109】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。および/または、第2汚水タンクbがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第2汚水タンクbがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。第1水タンクfがステーション本体に載置されると、第1清水チャンバーf2は洗浄システム9と連通状態に保たれるか又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0110】
第1水タンクfと第2汚水タンクbはステーション本体の異なる位置に配置されているため、場合によっては、第1水タンクfおよび/または第2汚水タンクbをステーション本体に常時配置するように構成することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第2汚水タンクbをわざわざ格納する必要はない。また、場合によっては、自動排水システムと手動排水システムが同時に排水を行ったり、択一的に排水を行ったり、同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0111】
(9)
図21に示すように、手動排水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2をさらに含み、第1清水チャンバーf2は手動進水システムの構成部分である。
自動排水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーcを含み、第2汚水チャンバーcは水路通路を介して外部と連通する。
第1水タンクfは、ステーション本体の第2汚水チャンバーcとは異なる位置に配置される。
第1水タンクfがステーション本体に設置される場合、状況に応じて手動排水システムと自動排水システムが同時に排水を行うか、或いは択一的に排水を行うように配置されることができる。
自動排水システムを用いて排水する場合、第1水タンクfがステーション本体に載置されないこともある。
【0112】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置されることができる。及び/又は、第2汚水チャンバーcは、洗浄システム9と常時連通していてもよいし、洗浄システム9と開閉制御可能に連通していてもよい。第1水タンクfがステーション本体に載置されるときに、第1清水チャンバーf2は洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0113】
ステーション本体には手動排水システムと自動排水システムが同時に存在することができるため、状況に応じて自動排水システムと手動排水システムが同時に排水を行ったり、択一的に排水を行ったり、同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えるように配置されることができる。第1水タンクfと第2汚水チャンバーcはステーション本体の異なる位置に設置されているため、第1水タンクfを常にステーション本体に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1水タンクfをわざわざ格納する必要はない。
【0114】
(10)
図22に示すように、手動排水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2をさらに含み、第1清水チャンバーf2は手動進水システムの構成部分である。
自動排水システムは水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通する。
第1水タンクfは、ステーション本体に設置されることができる。この場合、状況に応じて手動排水システムと自動排水システムが同時に排水を行うか、又は択一的に排水を行うように配置することができる。
自動排水システムを用いて排水する場合、第1水タンクfがステーション本体に載置されないこともある。
【0115】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1汚水チャンバーf1が洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置されることができる。および/または、水路通路dは、洗浄システム9に開閉制御可能に接続されている。第1水タンクfがステーション本体に載置されるときに、第1清水チャンバーf2は洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0116】
自動排水システムは水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通するため、手動排水と自動排水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。また、場合によっては、第1水タンクfをステーション本体に常時置くように(取り出す必要がある場合を除く)配置することができ、第1水タンクfをわざわざ格納する必要はない。また、状況に応じて、自動排水システムと手動排水システムが同時に排水を行ったり、択一的に排水を行ったり、同時に排水することと択一的に排水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0117】
(11)
図23に示すように、手動排水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2をさらに含み、第1清水チャンバーf2は、手動進水システムの構成部分である。
自動排水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーe1を含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動進水システムの構成部分である第2清水チャンバーe2をさらに含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。
第1水タンクfと第2水タンクeは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置される。
【0118】
第1水タンクfと第2水タンクeはステーション本体の同じ位置に択一的に配置されているので、手動進排水と自動進排水の互換性を実現すると同時に、ステーション本体の空間の追加または過剰な占有を回避することができる。
【0119】
(12)
図24に示すように、手動排水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9によって輸送される汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含む。第1水タンクfは、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2をさらに含む。第1清水チャンバーf2は、手動進水システムの構成部分である。
自動排水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9から送られた汚水を受け入れるための第2汚水チャンバーe1を含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動進水システムの構成部分である第2清水チャンバーe2をさらに含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。
第1水タンクfと第2水タンクeは、ステーション本体の異なる位置に択一的にまたは同時に配置される。
【0120】
上述の洗浄ステーションが手動排水と自動排水を両立する実現形態は例にすぎず、網羅的ではなく、他にも様々な実現方法が存在することが理解できる。例えば、自動排水システムは同時に複数のサブシステムを含むことができる。例えば、第2汚水チャンバーを用いて汚水を受け入れる態様を含むし、水路通路が洗浄システム9と洗浄ステーションの外部とを直接に連通する態様も含むことができる。また、洗浄ステーションが手動排水と自動排水を両立する場合、洗浄システム9に清水を提供するのは、手動進水だけを採用してもよく、自動進水だけを採用してもよく(複数の態様が存在することができる)、手動進水と自動進水の両方に対応してもよい(択一的に又は同時に進水する)。
【0121】
排水の互換性の有無にかかわらず、手動進水と自動進水の互換性についてだけ、異なる実施例によって少なくとも以下のような実現形態が存在することができる。
【0122】
(1)
図25に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、第2清水タンクiに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーi1を含む。第2清水チャンバーi1は、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhと第2清水タンクiは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置される。
【0123】
第1清水タンクhと第2清水タンクiはステーション本体の同じ位置に択一的に配置されているので、手動進水と自動進水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間の追加または過剰な占有を回避することができる。
【0124】
(2)
図26に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、第2清水タンクiに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーi1を含む。第2清水チャンバーi1は、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhと第2清水タンクiは、ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置される。同時に配置される場合は、状況に応じて進水を同時に行うか又は択一的に進水を行うように設置されることができる。
【0125】
場合によっては、第1清清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、および/または、第2清水タンクiがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第2清水タンクiがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように配置されることができる。
【0126】
第1清水タンクhと第2清水タンクiはステーション本体の異なる位置に配置されているため、第1水タンクhと第2水タンクiを常にステーション本体に配置するように構成することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1清水タンクhまたは第2清水タンクiをわざわざ格納する必要はない。状況に応じて、両者が同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0127】
(3)
図27に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーjを含む。第2清水チャンバーjは、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhは、第2清水チャンバーjに取出可能に配置され、手動進水システムと自動進水システムは択一的に進水を行う。
【0128】
第1清水タンクhは第2清水チャンバーjに取出可能に配置されているので、手動進水と自動進水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。
【0129】
(4)
図28に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーjを含む。第2清水チャンバーjは、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhは、ステーション本体の第2清水チャンバーjとは異なる位置に配置される。第1清水タンクhがステーション本体に設置される際には、状況に応じて手動進水システムと自動進水システムが同時に進水を行うか、または択一的に進水を行うように配置することができる。自動進水システムを用いて進水する場合、第1清水タンクhはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0130】
場合によっては、第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、及び/又は第2清水チャンバーjが洗浄システム9と常時連通していてもよいし、洗浄システム9と開閉制御可能に連通してもよいように配置することができる。
【0131】
第1清水タンクhと第2清水チャンバーjはステーション本体の異なる位置に設置されているため、第1清水タンクhをステーション本体に常時設置するように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1清水タンクhをわざわざ格納する必要はない。状況に応じて、両者が同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0132】
(5)
図29に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通し、即ち、第2清水チャンバーを含まない。第1清水タンクhがステーション本体に設置される際に、状況に応じて手動進水システムと自動進水システムが同時に進水を行うか、または択一的に進水を行うように配置することができる。自動進水システムを用いて進水する場合、第1清水タンクhはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0133】
場合によっては、第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、および/または水路通路dは洗浄システム9に開閉制御可能に接続されているように配置することができる。
【0134】
自動進水システムは水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通するため、手動進水と自動進水の両立を図ると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。また、異なる状況に応じて、第1清水タンクhをステーション本体に常時置くように(取り出す必要がある場合を除く)配置することができ、第1清水タンクhをわざわざ格納する必要はない。また、場合によっては、自動進水システムと手動進水システムとが同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0135】
(6)
図30に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーe2を含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動排水システムの構成部分である第2汚水チャンバーe1をさらに含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhと第2水タンクeは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置されている。
【0136】
第2水タンクeがステーション本体に設置されている場合、進水と排水はそれぞれ自動進水システムと自動排水システムによって行われる。もちろん、他の場合も排除されない。例えば、排水は、手動排水システムで行われてもよい。
【0137】
第1清水タンクhと第2水タンクeはステーション本体の同じ位置に択一的に配置されているので、手動進水と自動進水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。
【0138】
(7)
図31に示すように、手動進水システムは、第1清水タンクhに形成された、洗浄システム9に清水を供給する第1清水チャンバーh1を含む。自動進水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーe2を含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動排水システムの構成部分である第2汚水チャンバーe1をさらに含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第1清水タンクhと第2水タンクeは、ステーション本体の異なる位置に択一的に又は同時に配置される。同時に配置される場合には、状況に応じて進水を同時に行うか又は択一的に進水を行うように設置することができる。
【0139】
場合によっては、第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は第1清水タンクhがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、および/または、第2水タンクeがステーション本体に載置されると、第2清水チャンバーe2は洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、第2水タンクeがステーション本体に載置されているときに、第2汚水チャンバーe1は洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように設置することができる。
【0140】
第1清水タンクhと第2水タンクeはステーション本体の異なる位置に配置されているため、第1清水タンクhと第2水タンクeを常にステーション本体に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1清水タンクhまたは第2水タンクeをわざわざ格納する必要はない。場合によっては、両者が同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0141】
(8)
図32に示すように、手動進水システムは第1水タンクfに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1水タンクfは洗浄システム9によって輸送された汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1汚水チャンバーf1は手動排水システムの構成部分である。自動進水システムは、第2清水タンクiに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーi1を含み、第2清水チャンバーi1は、水路通路を介して外部と連通する。第1水タンクfと第2清水タンクiは、ステーション本体の異なる位置に配置される。第2清水タンクiは、ステーション本体に載置される。状況に応じて、手動進水システムと自動進水システムが同時に使用されるか又は択一的に使用されるように設置することができる。手動進水システムを用いて進水する場合、第2清水タンクiはステーション本体に載置されなくてもよい。
【0142】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、および/または、第2清水タンクiがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第2清水タンクiがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と開閉制御可能に連通するように設置することができる。第1汚水チャンバーf1は、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0143】
第1水タンクfと第2清水タンクiはステーション本体の異なる位置に配置されているため、場合によっては、第2清水タンクi及び/又は第1水タンクfをステーション本体に常に配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、特に配置されていない第2清水タンクi又は第1水タンクfを格納する必要はない。また、場合によっては、自動進水システムと手動進水システムとが同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置されてもよい。
【0144】
(9)
図33に示すように、手動進水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9によって輸送された汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1汚水チャンバーf1は、手動排水システムの構成部分である。自動進水システムは、ステーション本体に形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーjを含む。第2清水チャンバーjは、水路通路を介して外部と連通する。第1水タンクfは、ステーション本体の第2清水チャンバーjとは異なる位置に配置される。第1水タンクfがステーション本体に設置される際に、状況に応じて手動進水システムと自動進水システムが同時に進水を行うか又は択一的に進水を行うように設置することができる。自動進水システムを用いて進水する場合、第1水タンクfがステーション本体に載置されないこともある。
【0145】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、及び/又は、第2清水チャンバーjは洗浄システム9と常時連通していてもよいし、洗浄システム9と開閉制御可能に連通していてもよいように配置することができる。第1汚水チャンバーf1は、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに、洗浄システム9と連通状態に保たれるか又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0146】
ステーション本体には手動進水システムと自動進水システムが同時に存在することができるため、状況に応じて自動進水システムと手動進水システムが同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように配置することができる。第1水タンクfと第2清水チャンバーjがステーション本体の異なる位置に設置されているため、第1水タンクfをステーション本体に常に置くように配置することができ(取り出す必要がある場合を除く)、第1水タンクfをわざわざ格納する必要はない。
【0147】
(10)
図34に示すように、手動進水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9によって輸送された汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1をさらに含み、第1汚水チャンバーf1は、手動排水システムの構成部分である。自動進水システムは、水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通する。第1水タンクfがステーション本体に設置される際に、状況に応じて手動進水システムと自動進水システムが同時に進水を行うか又は択一的に進水を行うように設置することができる。自動進水システムを用いて進水する場合、第1水タンクfはステーション本体に載置されないこともある。
【0148】
場合によっては、第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と連通状態に保たれるか、または第1水タンクfがステーション本体に載置されているときに第1清水チャンバーf2が洗浄システム9と開閉制御可能に連通し、および/または水路通路dは洗浄システム9に開閉制御可能に接続されるように設置することができる。第1水タンクfがステーション本体に載置されると、第1汚水チャンバーf1は洗浄システム9と連通状態に保たれるか、又は洗浄システム9と開閉制御可能に連通する。
【0149】
自動進水システムが水路通路dを通じて外部と洗浄システム9とを直接に連通するため、手動進水と自動進水の両立を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。また、場合によっては、第1水タンクfをステーション本体に常時置くように(取り出す必要がある場合を除く)配置することができ、第1水タンクfをわざわざ収納する必要はない。また、場合によっては、自動進水システムと手動進水システムとが同時に進水を行ったり、択一的に進水を行ったり、同時に進水することと択一的に進水することの間で切り換えるように設置することができる。
【0150】
(11)
図35に示すように、手動進水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9によって輸送された汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1汚水チャンバーf1は、手動排水システムの構成部分である。自動進水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーe2を含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動排水システムの構成部分である第2汚水チャンバーe1を含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第1水タンクfと第2水タンクeは、ステーション本体の同じ位置に択一的に配置される。
【0151】
第1水タンクfと第2水タンクeがステーション本体の同じ位置に択一的に配置されるので、手動進排水と自動進排水の互換性を実現すると同時に、ステーション本体の空間への追加的または過剰な占有を回避することができる。
【0152】
(12)
図36に示すように、手動進水システムは、第1水タンクfに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第1清水チャンバーf2を含み、第1水タンクfは、洗浄システム9によって輸送されてきた汚水を受け入れるための第1汚水チャンバーf1を含み、第1汚水チャンバーf1は、手動排水システムの構成部分である。自動進水システムは、第2水タンクeに形成された、洗浄システム9に清水を供給するための第2清水チャンバーe2を含む。第2清水チャンバーe2は、水路通路を介して外部と連通する。第2水タンクeは、自動排水システムの構成部分である第2汚水チャンバーe1を含む。第2汚水チャンバーe1は、水路通路を介して外部と連通する。第1水タンクfと第2水タンクeは、ステーション本体の異なる位置に択一的にまたは同時に配置される。
【0153】
上述の洗浄ステーションが手動進水と自動進水を両立する実現形態は例にすぎず、網羅的ではなく、他にも様々な実現形態が存在することが理解できる。例えば、自動進水システムは同時に複数のサブシステムを含むことができる。例えば、第2清水チャンバーを用いて清水を提供する態様を含むことができるし、水路通路が直接に洗浄システム9と洗浄ステーションの外部とを連通する態様も同時に含まれる。また、洗浄ステーションが手動進水と自動進水の両方に対応している場合、洗浄システム9で生成する汚水は手動排水のみを採用してもよく、自動排水のみを採用してもよく(複数の形態が存在してもよい)、手動排水と自動排水とを両立してもよい(択一的にまたは同時に排水する)。
【0154】
第1水タンク1内に清水を貯留するための第1清水チャンバー11aと汚水を貯留するための第1汚水チャンバー11bとが併設されている場合、または第1水タンク1が互いに独立した第1清水タンク1aと第1汚水タンク1bとを含み、及び第2水路システムが自動進水システムと自動排水システムを含む場合には、洗浄ステーションは以下の使用モードを含むことができる。
【0155】
第1清水チャンバー11aと第1汚水チャンバー11bは、それぞれ洗浄システム9に清水を供給する及び洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れる。
第1清水チャンバー11aは洗浄システム9に清水を供給し、自動排水システムは洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れる。
自動進水システムは洗浄システム9に清水を供給し、第1汚水チャンバー11bは洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れる。
自動進水システムは洗浄システム9に清水を供給し、自動排水システムは洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れる。
【0156】
以上の技術手段により、本願洗浄ステーションは、複数のモードの選択や使用を実現することができ、異なるユーザーのニーズと同一ユーザーが異なる使用環境の下での異なるニーズをさらに満たすことができる。
【0157】
図10及び
図11に示すように、幾つかの実施例では、第1水タンク1には第1磁性体61が設けられ、4第2水タンク4には第2磁性体62が設けられ、ステーション本体8にはホールセンサ63が設けられ、第1水タンク1と第2水タンク4はステーション本体8上の同じ位置に択一的に装着される。第1水タンク1がステーション本体8に装着されるときに、第1磁性体61の第1磁極はホールセンサ63に向けられ、ホールセンサ63は誘導された磁界に基づいて第1電気信号を発生する。第2水タンク4がステーション本体8に装着されるときに、第2磁性体62の第2磁極はホールセンサ63に向けられ、ホールセンサ63は誘導された磁界に基づいて第1電気信号とは異なる第2電気信号を発生する。第2磁極は、第1磁極とは極性が反対である。第1水タンク1と第2水タンク4がそれぞれステーション本体8に装着されるときに、第1磁性体61の第1磁極と第2磁性体62の第2磁極はいずれもホールセンサ63に向いており、且つ極性が逆であるため、ホールセンサ63は、誘起された異なる磁場に応じて明らかに異なる第1及び第2電気信号を発生することができる。これにより、装着されているのが第1水タンク1であるか、第2水タンク4であるかを迅速かつ正確に識別することができ、2種類のタンクにそれぞれホールセンサ63を配備する必要がなく、コストの削減に有利である。
【0158】
もちろん、第1水タンク1と第2水タンク2がステーション本体8の同じ位置に択一的に装着される場合、水タンクのタイプを識別する手段は上記具体的な技術手段に限定されるものではない。
【0159】
また、本願の第1水路システム及び第2水路システムについては、第1水路システム及び第2水路システムに第1マーカー及び第2マーカーをそれぞれ設け、ステーション本体に識別センサーを設け、識別センサーが識別したのが第1マーカーであるか、第2マーカーであるかを利用して、洗浄システムにアクセスしたのが第1水路システムであるか第2水路システムであるかを判断することができる。第1マーカー、第2マーカー、および識別センサーの形態については、本願では特に限定されない。例えば、第1マーカーと第2マーカーは識別コードであり、識別センサーはコードリーダである。または、第1マーカーと第2マーカーは磁性体であり、識別センサーはホールセンサである、などである。
【0160】
具体的には、ステーション本体8にはセンサが設けられ、第1水タンク1には第1信号素子が設けられ、第2水タンク4には第2信号素子が設けられ、第1信号素子と第2信号素子とは異なる。あるいは、第1信号素子と第2信号素子とは、異なる信号を発する。第1水タンク1が水タンク収納空間82に装着される場合、センサは第1信号素子又は第1信号素子が発した信号を検出して、第1検出信号を生成する。第2水タンク4が水タンク収納空間82に装着される場合、センサは第2信号素子又は第2信号素子が発した信号を検出して、第2検出信号を生成する。第1検出信号は、第2検出信号とは異なる。このような技術的手段により、本願では、水タンク収納空間82に装着されているのが第1水タンク1であるか第2水タンク2であるかを正確に識別することができ、ひいては相応の配置を行うことができる。
【0161】
図1~
図7、及び
図37~
図44に示すように、本願は、清掃ロボット(図示せず)が洗浄ステーションに入ったときにその清掃具をクリーニングするための洗浄ステーションを開示している。ここで、清掃具は、ワイプ部材、ロールブラシを含むが、これらに限定されない。そのうち、ワイプ部材は、清掃ロボットの本体に回動又は移動するように設けられてもよいし、清掃ロボットの本体に固定されてもよい。洗浄ステーションは、ステーション本体8と洗浄システム9とを含むことができる。洗浄ステーションには、清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bが設けられている。清水輸入通路30aは、外部水路が洗浄ステーションの外部から輸送してきた清水を受け入れ、且つ清水を洗浄システム9に供給するためのものである。汚水輸出通路30bは、洗浄システム9で生成された汚水を洗浄ステーションの外に排出するためのものである。
【0162】
本願の洗浄ステーションは、使用時に、清水輸入通路30aを利用して洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入して洗浄システム9供することができ、洗浄システム9で生成した汚水は汚水輸出通路30bを通じて洗浄ステーションの外部に排出することができ、さらに洗浄ステーションが自動的に清水を進水する及び自動的に汚水を排出する目的を実現し、ユーザーが手動で清水を補充したり汚水を流したりする必要がなく、ユーザーの使用に便利をもたらした。
【0163】
図7、及び
図41~
図44を合わせて参照する。洗浄ステーションに第2清水チャンバー41a及び/又は第2汚水チャンバー41bが設けられているかどうか、及びどのように設置されるかについては、清水輸入通路30aから輸入された清水が最終的に洗浄システム9に供給されて使用され、及び洗浄システム9で生成した汚水が最終的に汚水輸出通路30bから洗浄ステーションの外部に排出されることができれば、様々な形態があり得るが、本願はこれに限定されない。例えば、以下の第1~第3の場合のいずれかと、以下の第4~第6の場合のいずれかを組み合わせることができる。
【0164】
第1に、清水輸入通路30aは、清水を洗浄システム9に供給して、第2清水チャンバー41aを設ける必要はない。
【0165】
第2に、洗浄ステーションには第2清水チャンバー41aが設けられ、第2清水チャンバー41aは洗浄システム9に清水を供給するために洗浄システム9と連通し、第2清水チャンバー41aは清水輸入通路通路30aと連通して清水輸入通路30aが洗浄ステーションの外部から送られてきた清水を受け入れる。ここで、第2清水チャンバー41aは、洗浄ステーションのステーション本体に形成されていてもよいし、専用の水タンクに形成されていてもよい。水タンクがステーション本体に取り付けられている場合には、第2清水チャンバー41aはステーション本体における洗浄システム9に水を供給する。この場合、清水輸入通路30aは水タンクに設置されているだけでもよいし、水タンクとステーション本体に併設されていてもよい。
【0166】
第3に、第1と第2の状況は洗浄ステーションに集積され、即ち、清水輸入通路は第1清水分岐路と、第2清水分岐路とを含む。第1清水分岐路は、清水チャンバーに連通され、第2清水分岐路は洗浄システムに連通される。このように、洗浄システムに清水を供給する際に、状況に応じて選択することができ、例えば、択一的に使用したり、同時に使用したり、第2清水分岐路を利用して給水すると同時に、第1清水分岐路を利用して清水チャンバー内の清水を補充するが、清水チャンバーを利用して給水しない。
【0167】
第4に、洗浄システム9で生成した汚水は、第2汚水チャンバー41bを経由せずに汚水輸出通路30bに送られて排出される。
【0168】
第5に、洗浄ステーションには第2汚水チャンバー41bが設けられ、第2汚水チャンバー41bは洗浄システム9で生成した汚水を受け入れるために洗浄システム9と連通し、第2汚水チャンバー41bは汚水輸出通路30bと連通して汚水を汚水輸出通路30bによって洗浄ステーションの外に排出させるようにする。ここで、第2汚水チャンバー41bはステーション本体に形成されていてもよいし、専用の水タンクに形成されていてもよい。水タンクがステーション本体に装着されているときに、第2汚水チャンバー41bは洗浄システム9で生成した汚水を受け入れることができる。このとき、汚水輸出通路30bは、水タンクに設置されているだけでもよいし、水タンクとステーション本体に併設されていてもよい。
【0169】
第6に、第4と第5の状況は洗浄ステーションに集積されている。即ち、汚水輸出通路は第1汚水分岐路と、第2汚水分岐路とを含み、第1汚水分岐路は汚水チャンバーに連通され、第2汚水分岐路は洗浄システムに連通されている。このように、洗浄システムが汚水を排出する際には、状況に応じて選択することができる。例えば、択一的に使用したり、同時に使用したり、第2汚水分岐路を利用して汚水を受け入れると同時に、第1清水分岐路を利用して清水チャンバー内の清水を補充するが、清水チャンバーを利用して給水しないことなど。
【0170】
なお、幾つかの実施例では、第2清水チャンバー41aは、ステーション本体の複数の壁面により囲まれて形成されてよい。同様に、第2汚水チャンバー41bは、ステーション本体の複数の壁面で囲まれて形成されることができる。
【0171】
なお、第2清水チャンバー41a及び第2汚水チャンバー41bが共に水タンクに形成されている場合には、同一の水タンクを共用してもよいし、それぞれ独立した水タンクに形成してもよい。本願はこれに限定されない。
【0172】
異なる実施例によれば、清水輸入通路30aは、ステーション本体のみに形成されるか(第2清水チャンバー41aがステーション本体に形成されるか、または第2清水チャンバー41aを含まないか)、または水タンクのみに形成されるか、または水タンクとステーション本体に同時に形成されるか、またはその他の場合にも、洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入する目的を達成できれば、様々な形態があってもよい。第2清水チャンバー41aに輸入されても、洗浄システム9に直接輸入されてもよい。即ち、異なる実施例によれば、清水輸入通路30aはステーション本体のみに形成されていてもよいし、水タンクのみに形成されていてもよいし、水タンクとステーション本体の両方に形成されていてもよいし、その他の場合であってもよい。清水は、まず第2清水チャンバー41aに輸入されてから洗浄システム9に輸入されてもよいし、直接に洗浄システム9に輸入されてもよく、洗浄ステーション外部の水路から洗浄システム9に清水を輸入させる目的を達成できればよい。
【0173】
また、清水輸入通路30aは、水タンクまたはステーション本体に形成される貫通孔または接続口のみを含んでもよい。この貫通孔または接続口は、外部水路を第2清水チャンバー41aに連通させる(例えば、外部水路のポートは、この貫通孔または接続口を通過して第2清水チャンバー41a内に直接貫入することができる。この場合、液体は直接この貫通孔または接続口を流れることはない。もちろん、外部水路のポートは、他の方法でこの貫通孔または接続口に接続することもできる)。または、清水輸入通路30aは、水タンクおよび/またはステーション本体に設けられた配管などの構造を含むことができる。さらにまた、清水輸入通路30aは、貫通孔、接続口または配管に設けられた逆止弁や継手などの構造を含み、且つそれを介して外部管路と接続するなど。
【0174】
異なる実施例によれば、汚水輸出通路30bは、ステーション本体のみに形成されていても(第2汚水チャンバー41bがステーション本体に形成されるか又は第2汚水チャンバー41bを含まない)、水タンクのみに形成されていても、水タンクとステーション本体に同時に形成されていても、様々な形態があり、洗浄システム9から直接輸出される汚水を受け入れるか、第2汚水チャンバー41bから輸出される汚水を受け入れるか、洗浄システム9で生成した汚水を洗浄ステーションの外部に排出する目的を達成できればよい。即ち、汚水輸出通路30bは、ステーション本体のみに形成されていてもよいし、水タンクのみに形成されていてもよいし、水タンクとステーション本体の両方に形成されていてもよいし、その他の場合であってもよい。洗浄システム9から直接輸出される汚水を受け入れることも、第2汚水チャンバー41bから輸出される汚水を受け入れることも、洗浄システム9で生成した汚水を洗浄ステーションの外部に排出する目的を達成できればよい。
【0175】
具体的には、上述した清水輸入通路30aの例を参照して説明することができる。もちろん、汚水輸出通路30bと清水輸入通路30aとの役割の違いに基づいて、個別のセッティングを行ってもよい。
【0176】
また、清水輸入通路30aの進水を実現するために、清水輸入通路30aにおいて清水輸送に動力を供給する第1ポンプ(即ち、第2動力装置36)を設置することができる。同様に、汚水輸出通路30bの排水を実現するために、汚水輸出通路30bにおいて汚水排出に動力を供給する第2ポンプ34を設置することができ、特に、汚水は第2汚水チャンバー41bを経由して汚水輸出通路30bに排出する必要がある場合。具体的には、
図40、
図45a~
図46bに示すように、汚水輸出通路30bには弁体705が設けられている。弁体705は、第2ポンプ34の下流側に位置している。弁体705は、第1状態と第2状態を有する。弁体705が第1状態にあるときに、第2汚水チャンバー41bは外部と通気連通し、弁体705は汚水の流出を制限する。第2ポンプ34がオンになると、弁体705は水圧で第2状態に開き、汚水は弁体705から排出することができる。
【0177】
なお、弁体705が第2ポンプ34の下流側に位置するとは、汚水輸出通路30bの汚水流通経路に沿って定められた方向において、汚水は第2ポンプ34を通過してから、弁体705を通過することをいう。
【0178】
弁体705の下流側気圧が上流側気圧よりも大きい場合、弁体705は第1状態から第3状態に変化することができる。弁体705は、第3状態にあるときに、閉じられる(即ち、通気も通水もしない)。
【0179】
なお、弁体の上流側とは、汚水流通経路が定められた方向において汚水が先に流れる側を意味する。弁体の下流側とは、汚水流通経路が定められた方向において汚水が後に流れる側を意味する。
【0180】
上述した第1ポンプおよび/または第2ポンプは、ステーション本体におけるコントローラ(図示せず)と接続して、コントローラを用いてその動作を制御することができる。上述した第1ポンプおよび/または第2ポンプの動作時に電力供給を必要とする場合には、ステーション本体における電源モジュール(図示せず)と接続して、この電源モジュールを用いてポンプの動作に必要な電力を供給してもよい。
【0181】
図1~
図7及び
図44を参照する。本願の実施例に開示された洗浄ステーションは、洗浄システム9が設けられたステーション本体と、ステーション本体に装着された自動進排水タンク(即ち、上述の第2水タンク4)とを含む。水タンクには、第2清水チャンバー41a、第2汚水チャンバー41b、清水輸入通路30a、清水輸出通路(即ち、上述の第2清水通路)、汚水輸入通路(即ち、上述の第2汚水通路)及び汚水輸出通路30bが設けられている。第2清水チャンバー41aは、洗浄ステーションの外部から外部水路が送ってきた清水を清水輸入通路30aを介して受け入れ、清水輸出通路を介してステーション本体における洗浄システム9と連通することで、洗浄システム9に清水を輸送する。第2汚水チャンバー41bは、汚水輸入通路を介してステーション本体における洗浄システム9と連通することで、洗浄システム9によって生成された汚水を受け入れ、且つ汚水輸出通路30bを介して汚水を洗浄ステーションの外部に排出する。
【0182】
本願の洗浄ステーションが使用するときに、第2清水チャンバー41aは清水輸入通路30aを利用して洗浄ステーション外部の水路から清水を輸入することができる。第2汚水チャンバー41bは、汚水輸出通路30bを通じて汚水を洗浄ステーションの外部に排出することができる。このようにして、洗浄ステーションが自動的に清水を入れると自動的に汚水を排出する目的を実現し、ユーザーが手動で清水を補充したり汚水を流したりする必要はなく、ユーザーの使用に便利をもたらした。また、本願は自動で水を上下させる機能を実現すると同時に、依然として第2清水チャンバー41aと第2汚水チャンバー41bを利用して一時貯水を行い、洗浄ステーションの給水信頼性を有効に保障するとともに、使用の利便性の向上にも有利である。
【0183】
清水輸出通路と汚水輸入通路についても、洗浄システム9と連通する役割を果たすことができれば、同様に様々な異なる実現形態があり得る。
図1、
図2及び
図7に示す例では、清水輸出通路は水タンクに設置された清水接続口42aを含み、洗浄システム9はステーション本体に設置された清水接続口81aを含む。水タンクがステーション本体に装着されると、両者の清水接続口42a、81aはドッキングして、清水輸出通路と洗浄システム9との連通を実現する。汚水輸入通路は水タンクに設置された汚水接続口42bを含み、洗浄システム9はステーション本体に設置された汚水接続口81bを含む。水タンクがステーション本体に装着されると、両者の汚水接続口42b、81bはドッキングして、汚水輸入通路と洗浄システム9との連通を実現する。清水接続口42a、81aのドッキング方式と汚水接続口42b、81bのドッキング方式は、いずれも異なる方式があってもよい。例示的には、ステーション本体における清水接続口81aは水タンクの清水接続口42aから第2清水チャンバー41a内に貫入し、ステーション本体における汚水接続口81bは水タンクの汚水接続口42bから第2汚水チャンバー41b内に貫入する方式などがある。このとき、清水は清水輸出通路である水タンクにおける清水接続口42aを直接流れることはなく、汚水は汚水輸入通路である水タンクにおける汚水接続口42bを直接流れることもない。また、清水輸出通路と汚水輸入通路は、水タンクに設けられた配管などの構造を含むことができる。本願はこれに限定されない。
【0184】
また、汚水が洗浄システム9から第2汚水チャンバー41b内にスムーズに流入するために、水タンクに第2汚水チャンバー41bと外界とを連通する気孔49(
図7a及び
図7bに示す通り)を設けることができる。
【0185】
具体的には、気孔49に、第2汚水チャンバー41bを真空引きするための負圧ポンプ(図示せず)を設けてもよい。第2汚水チャンバー41bが負圧状態にあるときに、洗浄システム9の汚水は第2汚水チャンバー41b内に流入することができる。負圧ポンプに合わせて真空引きするために、汚水輸出通路30bに弁体705(
図40に示す通り)を設けることができる。第1状態では、当該弁体705は、外部と連通し且つ汚水の流出を制限するために僅かに開いている(例えば、微開)。負圧ポンプの真空引き時に、弁体705は、第2汚水チャンバー41bが負圧状態に引き抜くことができるように、負圧ポンプの作用下で閉じられることができる。汚水からの圧力がある程度になった後、弁体705は汚水を排出させるように開放される(例えば、大きく開く)。なお、第2汚水チャンバー41bの真空引き時に、弁体705と第2汚水チャンバー41bとの間の通路に汚水が存在すると、弁体705は閉じずに外部と連通し且つ汚水の流出を制限した状態に維持される可能性がある。あるいは、弁体705には閉状態が存在しなくてもよい。具体的には、汚水輸出通路30bには第2ポンプ34が設けられている場合には、この弁体705を第2ポンプ34の下流に設けることが好ましい。
【0186】
なお、「微開」とは、弁体705が小さな隙間または小孔を有していることを意味する。この小さな隙間または小孔の存在により、当該弁体705は通常の状態で通気することができるが、液体を流出させることができない。この隙間または小孔の最大スリット幅または最大孔径は0.2mm~0.8mmであってもよい。本願の実施例では、この隙間または小孔の最大スリット幅または最大孔径は0.5mmであってもよい。もちろん、他の幾つかの実施例では、当業者は上記の効果を達成できれば、実際のニーズに応じて設計することができる。
【0187】
好ましくは、弁体705は、常態において微開で伸縮可能な通路706を有する。真空引きを行う際に、通路706はそれ自体の伸縮特性によってその分収縮が生じて閉じることができる。さらに、第2汚水チャンバー41bを真空または負圧状態に引き抜くことができる。これと同時に、通路706の伸縮特性によって、汚水の圧力がある程度増大したときに、通路706は汚水を排出するために開く(通常より大きい)。具体的には、弁体705は、ダックビル弁であるがこれに限定されず、伸縮可能な通路を有していればよい。
【0188】
弁体705が常態において閉状態(非微開)であれば、第2ポンプ34が開いていない場合、第2ポンプ34と弁体705との間の配管は、負圧により汚水が流入できず空気段を形成するようになる。そのため、第2ポンプ34がオンになった後、第2ポンプ34と弁体705との間の配管には一定の水圧強度を達成したこそ、弁体705をオンにし、汚水を弁体705から排出させることができる。この過程は比較的に長い時間を必要とし、汚水排出の遅延をもたらす。一方、本実施例では、弁体705は第2汚水チャンバー41bと外気(例えば、弁体705が常態において微開状態にある)とを連通することができ、第2汚水チャンバー41bに汚水があると、汚水は弁体705の位置に流れ、しかも、水張力が存在するため汚水は流出しない。従って、第2ポンプ34が開いた後に汚水は弁体705から直接流出することができる。
【0189】
第1状態(常態)において、弁体705は微開状態に限定されるものではなく、外界と連通し且つ汚水の流出を制限する役割を果たすことができればよいことが理解される。なお、弁体705は、負圧ポンプに合わせて使用することに限定されない。
【0190】
もちろん、第2汚水チャンバー41bが専用の汚水タンクまたはステーション本体に形成される場合も、同様に気孔、弁体、ポンプなどの構造を利用して真空引き作業を行うことができる。
【0191】
図1、
図2、
図7a及び
図7bを合わせて参照すると、具体的な例では、ステーション本体はホルダ80を含み、洗浄システム9の清水接続口81a、汚水接続口81bはホルダ80に形成されている。ホルダ80には、気孔49が外部と連通するための接続口84がさらに設けられている。
【0192】
図7aに示すように、本願の実施例によって提供される水タンクは、第2清水チャンバー41a内の水位の高さに応じて、清水輸入通路30aを閉鎖または開放するための第1制御弁50をさらに含む。これにより、水タンクは、第2清水チャンバー41a内の水位の高さに基づいて第2清水チャンバー41aに水を自動的に補給することができる。しかも、水位が高すぎると、第1制御弁50は、第2清水チャンバー41aの水位が高すぎたり、水があふれたりするのを防止するために、水補給通路を自動的に遮断することができる。
【0193】
幾つかの具体的な実施例では、第1制御弁50は、第2清水チャンバー41a内の水位の高さに応じて清水輸入通路30aを閉じるか、または開くように配置されたフロートバルブであってもよい。具体的には、第2清水チャンバー41a内の水位が低い場合、清水輸入通路30aには水が正常に入ることができ、フロートバルブは清水輸入通路30aに干渉することがなく、水位の上昇に伴い、フロートバルブは清水の浮力によって運動する。第2清水チャンバー41aの水位が一定の高さに達すると、フロートバルブは清水輸入通路30aを塞いだ状態に移動する。このとき、清水輸入通路30a内の清水は、第2清水チャンバー41aに二度と入ることができず、水位が高すぎることを防止する役割を果たす。具体的には、清水輸入通路30aの出口端には、弁体構造35が固設されている。フロートバルブは、フロート51とバルブコア構造52とを含む。フロートボール51とバルブコア構造52との間には、接続体53が接続されている。接続体53のフロートボール51とバルブコア構造52との間の位置は、弁体構造35又は他の構造体にヒンジで連接されている。水位が昇降すると、フロート51が上下に浮遊し、さらにフロートバルブの全体がヒンジ位置廻りに上下回動する。水位が一定高さに達すると、フロートボール51の上昇により弁体機構52は弁体機構35の通路を下向きに塞いで、清水輸入通路30aを閉じる。
【0194】
他の幾つかの実施例では、フロートバルブは、他の装置に置き換えられてもよい。例示的には、第2清水チャンバー41a内に他の液位検出装置(図示せず)が設けられ、第1制御バルブは液位検出装置に電気的に接続され、第1制御バルブは液位検出装置によって検出された清水チャンバー内の水位の高さに基づいて清水輸入通路を閉鎖または開放するためのものである。具体的には、液位検出装置は、光電液位検出装置、容量式液位検出装置、静圧式液位検出装置などの少なくとも1つを含むことができるが、これらに限定されない。
【0195】
幾つかの実施例では、清水輸入通路30aには、第1ポンプが設けられてもよい。第1ポンプは、第2清水チャンバー41aが外部水路からの清水を受け入れることに輸送動力を供給するように配置される。第1ポンプの配置により、清水を水タンクにおける清水輸入通路30aを介して第2清水チャンバー41aにスムーズに輸入させることができる。汚水輸出通路30bには、第2ポンプ34が設けられてもよい。第2ポンプ34は、第2汚水チャンバー41bが汚水を排出することに輸送動力を提供するように配置される。第2ポンプ34の設置により、第2汚水チャンバー41b内の汚水は水タンクにおける汚水輸出通路30bを介して洗浄ステーションの外部にスムーズに排出される。
【0196】
具体的な例では、汚水輸出通路30bには第2ポンプ34が設けられているが、清水輸入通路30aにはポンプが設けられていない。
【0197】
図4及び
図38~
図40に示すように、幾つかの実施例では、水タンクは、水タンク本体4(即ち、上記の第2水タンク4)と、水タンク本体4に着脱可能に接続される中継台70と、を含む。水タンクは、洗浄ステーションの外部から送られてきた清水を中継台70を介して受け入れ、且つ洗浄ステーションの外部へ汚水を排出する。第2清水チャンバー41a、第2汚水チャンバー41b、清水輸出通路及び汚水輸入通路は水タンク本体4に設けられる。清水輸入通路30a及び汚水輸出通路30bは、水タンク本体4及び中継台70に形成されている(即ち、清水輸入通路30aは水タンク本体4に形成された第3清水通路3aと中継台70に形成された通路とを含み、汚水輸出通路30bは水タンク本体4に形成された第3汚水通路3bと中継台70に形成された通路とを含む。水タンクが水タンク本体4のみを含む場合、清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bはそれぞれ第3清水通路3aと第3汚水通路3bとなる)。中継台70の設置により、清水輸入通路30aが外部水路にアクセスする及び汚水輸出通路30bが洗浄ステーションの外部に汚水を排出するのに有利である。なお、水タンクは中継台70を介して外部水源に接続されるのはオプションであり、水タンクは中継台70を含まなくてもよい。また、ステーション本体に清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bの延長段が設けられる場合を排除しない。水タンクがステーション本体に装着されている場合、水タンクにおける清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bは、対応する延長段にドッキングして洗浄ステーション外部の清水を受け入れ、且つ汚水を洗浄ステーションの外部に排出する。
【0198】
具体的には、中継台70は、座体701と、座体701に設けられ且つそれぞれ清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bの構成部分である清水中継管体702、汚水中継管体703と、を含む。清水中継管体702は、清水接続管Lを介して清水輸入通路30aの水タンク本体4での構成部分に接続される。汚水中継管体703は、汚水接続管Mを介して汚水輸出通路30bの水タンク本体4での構成部分に接続されている。清水中継管体702と清水接続管Lとが接続する一端には、逆止弁704が設けられている。逆止弁704は、通常時に閉状態に配置され、清水接続管Lが清水中継管体702内に挿着されたときに押圧されて開状態に変換される。清水接続管Lと汚水接続管Mの設置により、水タンク本体4をステーション本体に設置するのに便利である。水タンク本体4の装着が完了すると、清水接続管Lと汚水接続管Mを利用してそれを中継台70に接続する。また、中継台70における清水中継管体702に設けられた逆止弁704により、中継台70と清水接続管Lとが分離する際に、清水中継管体702内の清水が流出することを回避することができる。
【0199】
この例では、汚水中継管体703に弁体705が設けられており、水タンク本体4に設置する必要がなく、水タンク本体の構造レイアウトに有利である。
【0200】
図5及び
図7に示すように、幾つかの実施例では、水タンクは分離可能な第1筐体45と第2筐体46とを含む。第2清水チャンバー41a、第2汚水チャンバー41b、清水輸出通路及び汚水輸入通路は、第1筐体45に設置される。清水輸入通路30aは、第1筐体45に設けられた第1接続口31aと、第2筐体46内に設けられた清水輸入管路33a、第2接続口32aと、を含む。第1接続口31aは第2清水チャンバー41aと連通し、第2接続口32aは清水輸入管路33aの出水端に設けられる。汚水輸出通路30bは、第1筐体45に設けられた第3接続口31bと、第2筐体46内に設けられた汚水輸出管路33b、第4接続口32bとを含む。第3接続口31bは、第2汚水チャンバー41bと連通する。第4接続口32bは、汚水輸出管路33bの進水端に設けられる。第1筐体45が第2筐体46にドッキングすると、第1接続口31aは第2接続口32aにドッキングし、第3接続口31bは第4接続口32bにドッキングする。第1筐体45と第2筐体46との分離可能な設計により、清水輸入通路30aと汚水輸出通路30bの構成配管などの主要な構造を第2筐体46に設置するのを便利にするとともに、第2清水チャンバー41aと第2汚水チャンバー41bが形成された第1筐体45を取り出して洗浄するなどの作業に便利であるが、第2筐体46を取り出す必要がなく、関連水路構造などとの接続を維持することができ、水タンクを取り出すたびに、関連する水路構造などとの接続を再構築する必要がなくなり、ユーザーにより良い使用体験を提供するのに有利である。もちろん、上記分離式の水タンクはオプション方式であり、水タンクは上記分離式設計に限定されるものではない。
【0201】
図6、
図7a及び
図37を合わせて参照する。具体的には、第1接続口31aは第1逆止弁構造310aを含み、第2接続口32aは第2逆止弁構造320aを含むことができる。第1逆止弁構造310a及び第2逆止弁構造320aは、第1筐体45が第2筐体46に突き合わせると、第1逆止弁構造310aと第2逆止弁構造320aとはドッキングし、且つ互いに開状態に押し出されるように配置されている。第1筐体45と第2筐体46とが分離すると、第1逆止弁構造310aと第2逆止弁構造320aは自動的に閉状態に復帰する。第3接続口31bは、第3逆止弁構造430を含むことができる。第1筐体45が第2筐体46に突き合わされると、第3逆止弁構造310bと第4接続口32bとは突き合わされ、且つ第3逆止弁構造310bが開状態に押し出される。第1筐体45と第2筐体46とが分離すると、第3逆止弁構造310bは閉状態に自動的に復帰する。第1接続口31aと第2接続口32aとの間の双方向逆止弁設計により、第1筐体45と第2筐体46とを分離する際に、清水の流出を基本的に回避することができる。第3逆止弁構造310bの設計により、第1筐体45と第2筐体46とを分離する際に、汚水の流出を基本的に回避することができる。
【0202】
さらに、第4接続口32bは、第4逆止弁構造320bを含むことができる。第3逆止弁構造430と第4逆止弁構造320bは、第1筐体45が第2筐体46に突き合わされると、第3逆止弁構造430と第4逆止弁構造320bとが突き合わされ、且つ開いた状態まで相互に押し合い、第1筐体45と第2筐体46とが分離すると、第3逆止弁構造430と第4逆止弁構造320bが自動的に閉状態に復帰するように配置されている。
【0203】
具体的な例では、第1逆止弁構造310aは、弁体311、弁芯312及び弁体311と弁芯312との間に設けられた弾性部材313を含む。弁芯312は、弁体311に可動に穿設されている。第2逆止弁構造320aは、弁体321と、弁体321に可動に穿設された弁芯322と、弁体321と弁体322との間に設けられた弾性部材323と、を含む。外力がない場合、弁芯312は弁体311における通路を塞ぎ、弁芯322は弁体321における通路を塞ぐ。第1筐体45が第2筐体46にドッキングされると、弁芯312と弁芯322は互いに押し合い、2つの弁体311、321における通路を開放させ、さらに清水輸入通路30aと第2清水チャンバー41aとの連通を実現する。これと同時に、2つの弾性部材313、323は、弁芯312、322の移動によって圧縮されて弾性付勢力を蓄積する。第1筐体45と第2筐体46とが分離されると、弾性部材313、323の作用により、2つの弁芯312、322は何れも自動的にリセットされて弁体311、321における通路を閉鎖し、清水の流出を容易にする。
【0204】
第3逆止弁構造430及び第4逆止弁構造320bの具体的な態様については、上記の第1逆止弁構造310a及び第2逆止弁構造320aへの説明を参照することができ、ここではこれ以上説明しない。
【0205】
第1接続口31a及び第2接続口32aは、上述した具体的な態様に限定されないことが理解される。
【0206】
具体的な例では、第1筐体45は第2筐体46の上に配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、第1筐体45は、第2筐体46の一方側に配置されてもよい。
【0207】
具体的には、清水輸入管路33aに清水輸送に動力を供給する第1ポンプを設け、汚水輸出管路33bに汚水排出のための動力を供給する第2ポンプ34を設けてもよい。
【0208】
具体的な例では、汚水輸出管路33bには第2ポンプ34としてのインペラポンプが設けられており、清水輸入管路33aには清水に輸送動力を供給するためのポンプが設けられていない。
【0209】
図1、
図2及び
図4に示すように、幾つかの実施例では、洗浄ステーションは、水タンクを収容するための水タンク収納空間82が形成されたホルダ80を含む。
【0210】
具体的な例では、
図45a及び
図45bに示すように、ホルダ80には2つの貫通孔85が設けられており、水タンクの水タンク本体4が水タンク収納空間82に装着されたときに、清水輸入通路30aの水タンク本体4における構成部分及び汚水輸出通路30bの水タンク本体4における構成部分はそれぞれ2つの貫通孔85に対応して、清水接続管L及び汚水接続管Mを用いて中継台70に接続される。
【0211】
上記で開示されたのは本願の好適な例にすぎず、その役割は当業者が本発明を理解し、実施するのを容易にし、もちろんそれによって本願の権利範囲を限定することはできない。従って、本願の特許範囲による同等の変化は、依然として本願のカバー範囲に属する。
【国際調査報告】