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特表2024-528023冷蔵庫およびその超音波補助処理装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】冷蔵庫およびその超音波補助処理装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   F25D 11/00 20060101AFI20240719BHJP
   F25D 29/00 20060101ALI20240719BHJP
   F25D 23/12 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
F25D11/00 101B
F25D29/00
F25D23/12 R
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505194
(86)(22)【出願日】2022-06-27
(85)【翻訳文提出日】2024-02-02
(86)【国際出願番号】 CN2022101622
(87)【国際公開番号】W WO2023005557
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110859039.9
(32)【優先日】2021-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522029969
【氏名又は名称】チンダオ ハイアール レフリジレーター カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER REFRIGERATOR CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Haier Industry Park, Haier Road No. 1 Laoshan District Qingdao,Shandong 266101, China
(71)【出願人】
【識別番号】521161200
【氏名又は名称】ハイアール スマート ホーム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100104226
【弁理士】
【氏名又は名称】須原 誠
(72)【発明者】
【氏名】ヂャオ ビンタン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ジン
(72)【発明者】
【氏名】ワン リーイェン
(72)【発明者】
【氏名】フェイ ビン
【テーマコード(参考)】
3L045
【Fターム(参考)】
3L045AA02
3L045BA01
3L045BA03
3L045CA02
3L045CA03
3L045LA01
3L045MA00
3L045NA00
3L045PA02
3L045PA03
3L045PA04
(57)【要約】
冷蔵庫およびその超音波補助処理装置の制御方法である。超音波補助処理装置は、冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置されたトレイ、トレイの底部に取り付けられた超音波振動子および冷蔵庫の背面側に取り付けられた超音波発生器を含む。該制御方法は、超音波補助処理装置を起動するステップと、冷蔵庫の動作環境パラメータを取得するステップと、冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、起動比率閾値の範囲内で超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御するステップと、を含む。超音波補助処理装置の過熱による損傷を防止し、冷蔵庫内における超音波補助処理装置の正常動作を確保することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置されたトレイ、前記トレイの底部に取り付けられた超音波振動子、および前記冷蔵庫の背面側に取り付けられた超音波発生器を備える冷蔵庫の超音波補助処理装置の制御方法であって、前記方法は、
前記超音波補助処理装置を起動するステップと、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータを取得するステップと、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、
前記起動比率閾値の範囲内で前記超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御するステップと、を含む、冷蔵庫の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項2】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは前記冷蔵庫外部の温度および湿度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項3】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは、前記冷蔵庫外部の温度および湿度、並びに前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて前記超音波補助処理装置の第1起動比率を決定するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて前記超音波補助処理装置の第2起動比率を決定するステップと、
前記第1起動比率が前記第2起動比率より小さいかを判定するステップと、
そうである場合、前記第1起動比率を前記起動比率閾値とするステップと、
そうでない場合、前記第2起動比率を前記起動比率閾値とするステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項5】
前記超音波補助処理装置が前記起動比率閾値の範囲内で周期的に動作するように制御するステップは、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を取得するステップと、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率と前記起動比率閾値を比較するステップと、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率が前記起動比率閾値より高い場合、前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を前記起動比率閾値まで低減させるステップと、を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率と前記起動比率閾値を比較するステップの後に、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率が前記起動比率閾値よりも低い場合、前記超音波補助処理装置の現在の起動比率をそのまま保持し、または前記現在の起動比率を前記起動比率閾値まで増加させるステップをさらに含む、請求項5に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項7】
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を前記起動比率閾値まで低減させるステップは、
前記超音波補助処理装置の稼働時間を短縮させるステップ、および/または
前記超音波補助処理装置の停止時間を延長させるステップを含む、請求項5に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項8】
前記超音波補助処理装置を起動するステップの前に、
前記超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定し、そうである場合、 前記超音波補助処理装置を起動するステップをさらに含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項9】
前記超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定するステップは、
前記トレイに配置された静電容量式センサまたはプローブ式センサのセンシングデータを取得し、前記センシングデータに基づいて前記トレイ内に被処理食材が載置されているかどうかを判定するステップを含む、請求項8に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項10】
メモリおよびプロセッサを含み、前記メモリ内に制御プログラムが記憶され、前記制御プログラムが前記プロセッサによって実行されると請求項1~9のいずれか1項に記載の制御方法を実施するためのコントローラと、
トレイ、超音波振動子および超音波発生器を含む超音波補助処理装置と、を備え、
前記トレイは前記冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置され、
前記超音波振動子は前記トレイの底部に配置され、
前記超音波発生器は前記冷蔵庫の背面側に配置され、前記超音波振動子に電気的に接続された、冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫の技術分野に関し、特に、冷蔵庫およびその超音波補助処理装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
超音波食材処理装置は、食材の処理効率を高めるために、食材を洗浄したり、食材の漬け込み速度、凍結速度を速めたりするために主に使用されている。現在、超音波食材処理装置は通常室温環境下で動作し、冷蔵庫の機能に対するより多くのユーザのニーズに応えるために、超音波食材処理装置を冷蔵庫に設ける解決策もある。
【0003】
しかしながら、超音波食材処理装置が冷蔵庫に備えられると、その自体の容積が限られており、大量の水を収容するのに十分でないという事実のため、連続動作後温度が高く、過熱によって損傷が発生しやすい。先行技術では、この問題を解決する技術的解決策がまだなく、異なる環境温度に対する超音波食材処理装置の動作を差別化して制御できず、まだ改良の余地がある。
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1態様の1つの目的は、超音波補助処理装置が処理過程で過熱により損傷するのを防止し、処理動作の正常進行を確保することである。
【0005】
本発明の第1態様のもう1つの目的は、超音波補助処理装置の起動比率を合理的に制御し、超音波補助処理装置の処理効率を向上させることである。
【0006】
本発明の第2態様の目的は冷蔵庫を提供することである。
【0007】
特に、本発明の第1態様によれば、本発明は冷蔵庫内の超音波補助処理装置用の制御方法を提供し、超音波補助処理装置は、冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置されたトレイ、トレイの底部に取り付けられた超音波振動子、および冷蔵庫の背面側に取り付けられた超音波発生器を含み、該制御方法は、
超音波補助処理装置を起動するステップと、
冷蔵庫の動作環境パラメータを取得するステップと、
冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、
起動比率閾値の範囲内で超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御するステップと、を含む。
【0008】
選択的に、冷蔵庫の動作環境パラメータは冷蔵庫外部の温度および湿度を含み、
冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む。
【0009】
選択的に、冷蔵庫の動作環境パラメータは、冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む。
【0010】
選択的に、冷蔵庫の動作環境パラメータは、冷蔵庫外部の温度および湿度、並びに冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置の第1起動比率を決定するステップと、
冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置の第2起動比率を決定するステップと、
第1起動比率が第2起動比率よりも小さいかを判定するステップと、
そうである場合、第1起動比率を起動比率閾値とするステップと、
そうでない場合、第2起動比率を起動比率閾値とするステップと、を含む。
【0011】
選択的に、起動比率閾値の範囲内で超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御するステップは、
超音波補助処理装置の現在の起動比率を取得するステップと、
超音波補助処理装置の現在の起動比率と起動比率閾値を比較するステップと、
超音波補助処理装置の現在の起動比率が起動比率閾値よりも高い場合、超音波補助処理装置の現在の起動比率を起動比率閾値まで低減させるステップと、を含む。
【0012】
選択的に、超音波補助処理装置の現在の起動比率と起動比率閾値を比較するステップの後に、
超音波補助処理装置の現在の起動比率が起動比率閾値よりも低い場合、超音波補助処理装置の現在の起動比率をそのまま保持し、または現在の起動比率を起動比率閾値まで増加させるステップをさらに含む。
【0013】
選択的に、超音波補助処理装置の現在の起動比率を起動比率閾値まで低減させるステップは、
超音波補助処理装置の稼働時間を短縮させる、および/または
超音波補助処理装置の停止時間を延長させるステップを含む。
【0014】
選択的に、超音波補助処理装置を起動するステップの前に、
超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定し、そうである場合、超音波補助処理装置を起動するステップをさらに含む。
【0015】
選択的に、超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定するステップは、
トレイ上に配置された静電容量式センサまたはプローブ式センサのセンシングデータを取得し、センシングデータに基づいてトレイ内に被処理食材が載置されているかどうかを判定するステップを含む。
【0016】
本発明の第2態様によれば、本発明は冷蔵庫を提供し、
メモリおよびプロセッサを含み、メモリ内に制御プログラムが記憶され、制御プログラムがプロセッサによって実行されると上記いずれか1つの制御方法を実現するコントローラと、
トレイ、超音波振動子および超音波発生器を含む超音波補助処理装置と、を備え、
トレイは冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置され、
超音波振動子はトレイの底部に配置され、
超音波発生器は冷蔵庫の背面側に配置され、超音波振動子に電気的に接続されている。
【0017】
本発明の冷蔵庫およびその超音波補助処理装置の制御方法は、食材の処理過程中に、まず超音波補助処理装置を起動した後に、冷蔵庫の動作環境パラメータを取得し、冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定し、起動比率閾値の範囲内で超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御し、超音波補助処理装置を周期的にオンオフすることにより、超音波補助処理装置を適時に停止して冷却させ、過熱による損傷を回避し、処理動作の正常進行を確保することができる。
【0018】
さらに、超音波補助処理装置の現在の起動比率が起動比率閾値よりも低いと判定した場合、超音波補助処理装置の現在の起動比率を起動比率閾値まで増加させることにより、食材処理周期を最大限に短縮させ、食材の処理効率を向上させる。
【0019】
以下の添付図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明することにより、本発明の上記およびその他の目的、利点および特徴は、当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読めば、様々な他の利点および利益は当業者にとって明らかになるであろう。添付図面は好ましい実施形態の目的を例示する目的でのみ使用され、本発明を限定するものではない。添付図面全体を通じて、同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0021】
図1】本発明の一実施例による冷蔵庫の概略構造図である。
図2】本発明の一実施例による冷蔵庫の概略ブロック図である。
図3】本発明の一実施例による超音波補助処理装置の制御方法の概略図である。
図4】本発明の一実施例による起動比率閾値決定方法のフローチャートであるである。
図5】本発明の一実施例による超音波補助処理装置の制御方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面を参照して本開示の例示的な実施例をより詳細に説明する。添付図面に本開示の例示的な実施例が示されているが、本開示は、ここでの実施例によって限定されることなく、様々な形態で実施され得ることを理解されたい。むしろ、これらの実施例は、本開示をより徹底的に理解し、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるために提供される。
【0023】
上記問題を解決するために、本発明は冷蔵庫10を提供する。図1は、本発明の一実施例による冷蔵庫10の概略構造図である。該冷蔵庫10は一般に庫体100を備え、庫体100内に1つまたは複数の貯蔵室110が形成され、貯蔵室110は冷凍温度に応じて冷蔵室、冷凍室、温度可変室などを形成する。具体的に、貯蔵室110の数、機能、レイアウト方式は必要に応じて設定すればよい。
【0024】
本発明の冷蔵庫10は超音波補助処理装置200(図1には図示せず)をさらに含んでもよい。本実施形態では、超音波補助処理装置200は冷蔵庫10の冷蔵室内に直接に配置されてもよく、または引き出しのように冷蔵室内に引き出し可能に配置されてもよい。もちろん、他の場合に、超音波補助処理装置200は冷蔵庫10の冷凍室内または温度可変室内に配置されてもよい。超音波補助処理装置200の機能は漬け込み補助、凍結補助、洗浄補助などを含むが、これらに限定されない。
【0025】
具体的に、超音波補助処理装置200は少なくともトレイ、超音波発生器および超音波振動子を含み、トレイは冷蔵室(または冷凍室)に配置され、被処理食材を載置するために使用される。超音波振動子はトレイの底部に配置され、超音波発生器は冷蔵庫10の背面側に配置され、超音波振動子に電気的に接続され、超音波振動子に超音波電気エネルギーを供給することにより、超音波振動子が振動し、食材の漬け込み補助(または凍結補助)を提供する。なお、超音波補助処理装置200の動作原理は当業者に周知であるため、本明細書では繰り返さない。
【0026】
なお、超音波補助処理装置200の動作過程中において、超音波発生器および超音波振動子はいずれも過熱により損傷する可能性があるため、それぞれ超音波発生器および超音波振動子を別々に保護する必要がある。超音波発生器は冷蔵庫10の背面側(例えば冷蔵庫10の背面パネル)に配置され、冷蔵庫10の外部の温度および湿度は超音波発生器の起動比率に影響を与える主な要因となり、外部温度が低く、または湿度が高い場合、超音波発生器の放熱効果が向上し、それに対応して、超音波発生器の最大起動比率も比較的大きくなる。超音波振動子は冷蔵庫10の冷蔵室内に配置され、冷蔵室の温度は超音波振動子の起動比率に影響を与える主な要因となり、冷蔵室の湿度は超音波振動子の起動比率に小さい影響を与えることが実験的に判明している。したがって、本実施例は冷蔵庫10外部の温度および湿度、並びに冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を超音波補助処理装置200の起動比率閾値を制御するための制御基準とし、超音波補助処理装置200が起動比率閾値の範囲内で周期的に動作することにより、処理動作の正常進行を確保し、超音波補助処理装置200が過熱により損傷するのを防止することができる。
【0027】
図2は、本発明の一実施例による冷蔵庫10の概略ブロック図である。さらに、該冷蔵庫10はコントローラ300、温度検出装置330および湿度検出装置340をさらに備えてもよい。
【0028】
コントローラ300はメモリ320およびプロセッサ310を含み、メモリ320内に制御プログラム321が記憶され、制御プログラム321がプロセッサ310によって実行されると本実施例の超音波補助処理装置200の制御方法を実現する。コントローラ300は超音波発生器に信号接続され、超音波発生器に制御信号を提供し、超音波発生器のオンオフ、および超音波信号の音響強度、周波数などのパラメータの調整に使用される。コントローラ300は冷蔵庫10の主制御基板に集積されてもよく、超音波発生器に隣接して別個に設けられてもよい。コントローラ300はさらに冷蔵庫10の主制御装置に信号接続されて、主制御装置に超音波発生器の動作状態を提供し、主制御装置からの制御指令を受信するために使用される。
【0029】
コントローラ300は一定のデータ処理能力を有する様々なデバイスによって実装され得、1つの典型的な配置では、コントローラ300はメモリ320、プロセッサ310、入力/出力インタフェースなどを含んでもよい。
【0030】
冷蔵庫10の外部の温度および冷蔵室の内部の温度は様々な温度検出装置330、例えば温度センサによって検出され得る。冷蔵庫10の外部の湿度は様々な湿度検出装置340、例えば湿度センサによって検出され得る。
【0031】
図3は、本発明の一実施例による超音波補助処理装置200の制御方法の概略図である。該制御方法は少なくとも以下のステップS102~ステップS108を含む。
【0032】
ステップS102:超音波補助処理装置200を起動する。
【0033】
ステップS104:冷蔵庫10の動作環境パラメータを取得する。
【0034】
ステップS106:冷蔵庫10の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定する。このステップでは、起動比率閾値とは、現在の環境パラメータ下で、超音波補助処理装置200が許容する最大起動比率(稼働時間:停止時間)を指し、超音波補助処理装置200が最大起動比率で動作する過程中では、超音波振動子が過熱により損傷することがなく、超音波発生器も過熱により保護モードに入ったり、または損傷することもない。
【0035】
ステップS108:超音波補助処理装置200が起動比率閾値の範囲内で周期的に動作するように制御する。
【0036】
本発明の超音波補助処理装置200の制御方法では、食材の処理過程中において、まず超音波補助処理装置200を起動した後に、冷蔵庫10の動作環境パラメータを取得し、冷蔵庫10の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定し、超音波補助処理装置200が起動比率閾値の範囲内で周期的に動作するように制御し、超音波補助処理装置200を周期的にオンオフする。これにより、超音波補助処理装置200を適時に停止して冷却させ、過熱による損傷を回避し、処理動作の正常進行を確保することができる。
【0037】
選択可能な実施例では、冷蔵庫10の動作環境パラメータは、冷蔵庫10の外部の温度および湿度を含み得る。冷蔵庫10の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定するステップは、冷蔵庫10の外部の温度および湿度を取得した後に、冷蔵庫10の外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定することであってもよい。冷蔵庫10の外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定することにより、超音波補助処理装置200の超音波発生器が過熱により過熱保護モードに入り、または損傷するのを効果的に回避することができる。
【0038】
別の選択可能な実施例では、冷蔵庫10の動作環境パラメータは冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を含んでもよい。冷蔵庫10の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定するステップは、冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を取得した後に、冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定することであってもよい。冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定することにより、超音波補助処理装置200の超音波振動子が過熱により損傷するのを効果的に回避することができる。
【0039】
具体的な実施態様では、冷蔵庫10の動作環境パラメータは冷蔵庫10の外部の温度および湿度に加えて、冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度も含む。図4は、本発明の一実施例による起動比率閾値決定方法のフローチャートである。図4に示すように、冷蔵庫10の動作環境パラメータに基づいて超音波補助処理装置200の起動比率閾値を決定するステップは、以下のステップS202~ステップS214を含む。
【0040】
ステップS202:冷蔵庫10の外部の温度および湿度を取得する。
【0041】
ステップS204:冷蔵庫10の外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置200の第1起動比率を決定する。このステップでは、第1起動比率は、超音波補助処理装置200の超音波発生器が現在の冷蔵庫10の外部の温度および湿度条件下で動作し得る最大起動比率であり、超音波発生器は該最大起動比率で周期的に動作するとき、過熱により損傷することがない。
【0042】
ステップS206:冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を取得する。
【0043】
ステップS208:冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置200の第2起動比率を決定する。このステップでは、第2起動比率は、超音波補助処理装置200の超音波振動子が現在の冷蔵庫10の冷蔵室の内部温度の条件下で動作し得る最大起動比率であり、超音波振動子は該最大起動比率で周期的に動作するとき、過熱により損傷することがない。
【0044】
ステップS210:第1起動比率が第2起動比率よりも小さいかを判定し、そうである場合、ステップS212を実行し、そうでない場合、ステップS214を実行する。
【0045】
ステップS212:第1起動比率を起動比率閾値とする。
【0046】
ステップS214:第2起動比率を起動比率閾値とする。
【0047】
第1起動比率と第2起動比率を比較することにより、両者における小さい方を最終的な超音波補助処理装置200が動作するときの起動比率閾値とし、食材の処理過程中において、超音波発生器が動作過程中の過熱により損傷するのを回避するだけでなく、超音波振動子が動作過程中に損傷するのを回避することができ、処理動作の円滑な進行に資する。
【0048】
ステップS108では、超音波補助処理装置200が起動比率閾値の範囲内で周期的に動作する制御するステップは、超音波補助処理装置200の現在の起動比率を取得し、超音波補助処理装置200の現在の起動比率と起動比率閾値を比較し、超音波補助処理装置200の現在の起動比率が起動比率閾値よりも高い場合、超音波補助処理装置200の現在の起動比率自動を起動比率閾値まで低減させることであってもよく、これにより、超音波補助処理装置200が連続動作後に過熱により損傷するのを回避することができる。
【0049】
さらに、超音波補助処理装置200の現在の起動比率と起動比率閾値を比較するステップの後に、超音波補助処理装置200の現在の起動比率が起動比率閾値よりも低い場合、超音波補助処理装置200の現在の起動比率をそのまま保持することにより、超音波補助処理装置200が動作過程中に過熱により損傷することがなく、または現在の起動比率を起動比率閾値まで増加させることにより、食材処理周期を最大限に短縮させ、食材の処理効率を向上させることができる。
【0050】
いくつかの実施例では、超音波補助処理装置200の現在の起動比率を起動比率閾値まで低減させるステップは、超音波補助処理装置200の稼働時間を短縮させ、または超音波補助処理装置200の停止時間を延長させ、または超音波補助処理装置200の稼働時間を短縮させる同時に、超音波補助処理装置200の停止時間を延長させることであってもよい。
【0051】
本実施形態では、超音波補助処理装置200を起動するステップの前に、超音波補助処理装置200のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定してもよく、食材が所定位置に載置されたと判定された場合、超音波補助処理装置200を起動し、超音波補助処理装置200のアイドル動作を防止する。
【0052】
具体的に、超音波補助処理装置200のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定するステップは、トレイ上に配置された静電容量式センサまたはプローブ式センサのセンシングデータを取得した後に、センシングデータに基づいてトレイ内に被処理食材が載置されているかどうかを判定してもよい。トレイ内に食材が載置される、または食材が載置されない場合、静電容量式センサまたはプローブ式センサによって取得された誘電率が異なるため、効果的に区別することができる。
【0053】
図5は、本発明の一実施例による超音波補助処理装置200の制御方法のフローチャートである。該制御方法は少なくとも以下のステップS302~ステップS326を含む。
【0054】
ステップS302:トレイ上に配置された静電容量式センサまたはプローブ式センサのセンシングデータを取得する。
【0055】
ステップS304:センシングデータに基づいてトレイ内に被処理食材が載置されているかどうかを判定し、そうである場合、ステップS306を実行する。
【0056】
ステップS306:超音波補助処理装置200を起動する。
【0057】
ステップS308:冷蔵庫10の外部の温度および湿度を取得する。
【0058】
ステップS310:冷蔵庫10の外部の温度および湿度に基づいて超音波補助処理装置200の第1起動比率を決定する。このステップでは、第1起動比率は、超音波補助処理装置200の超音波発生器が現在の冷蔵庫10の外部の温度および湿度条件下で動作し得る最大起動比率であり、超音波発生器が該最大起動比率で周期的に動作するとき、過熱による損傷が発生しない。
【0059】
ステップS312:冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を取得する。
【0060】
ステップS314:冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度に基づいて超音波補助処理装置200の第2起動比率を決定する。このステップでは、第2起動比率は、超音波補助処理装置200の超音波振動子が現在の冷蔵庫10の冷蔵室の内部温度の条件下で動作し得る最大起動比率であり、超音波振動子が該最大起動比率で周期的に動作するときに、過熱による損傷が発生しない。
【0061】
ステップS316:第1起動比率と第2起動比率のうち小さい方を超音波補助処理装置200の起動比率閾値とする。
【0062】
なお、ステップS308~ステップS310およびステップS312~ステップS314の順序を入れ替えてもよく、すなわち第1起動比率と第2起動比率を決定する順序を入れ替えてもよく、本実施形態では特に限定されない。
【0063】
ステップS318:超音波補助処理装置200の現在の起動比率を取得する。
【0064】
ステップS320:超音波補助処理装置200の現在の起動比率が起動比率閾値よりも高いかを判定し、そうである場合、ステップS322を実行し、そうでない場合、ステップS324を実行する。
【0065】
ステップS322:現在の起動比率を起動比率閾値まで低減させ、ステップS326を実行する。
【0066】
ステップS324:現在の起動比率をそのまま保持し、ステップS326を実行する。このステップでは、現在の起動比率を適切に増加させてもよい。例えば、起動比率閾値まで増加させることにより、食材処理周期を最大限に短縮させ、食材の処理効率を向上させることができる。
【0067】
ステップS326:超音波補助処理装置200が所定周期で動作するように制御し、ステップS308に戻る。このステップでは、超音波補助処理装置200が所定周期で動作するように制御した後、再び冷蔵庫10の動作環境パラメータを検出することにより、超音波補助処理装置200の起動比率を頻繁に調整することを防止でき、食材処理の安定性に有益である。
【0068】
本実施例では、冷蔵庫10の外部の温度および湿度、並びに冷蔵庫10の冷蔵室の内部の温度を超音波補助処理装置200の起動比率閾値の制御基準として使用し、超音波補助処理装置200が起動比率閾値の範囲内で周期的に動作するように制御することにより、処理動作の正常進行を確保し、超音波補助処理装置200が連続的な過熱により損傷することを防止することができる。
【0069】
ここまで、本明細書で本発明の複数の例示的な実施例を網羅的かつ詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の開示内容に基づいて、本発明の原理に適合する他の多くの変形または修正を直接に決定または推論することができることが、当業者にとって明らかであろう。したがって、本発明の範囲はそれらのすべての変形または修正をカバーすることを意図していることが理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-02-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置されたトレイ、前記トレイの底部に取り付けられた超音波振動子、および前記冷蔵庫の背面側に取り付けられた超音波発生器を備える冷蔵庫の超音波補助処理装置の制御方法であって、前記方法は、
前記超音波補助処理装置を起動するステップと、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータを取得するステップと、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、
前記起動比率閾値の範囲内で前記超音波補助処理装置が周期的に動作するように制御するステップと、を含む、冷蔵庫の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項2】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは前記冷蔵庫外部の温度および湿度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項3】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記冷蔵庫の動作環境パラメータは、前記冷蔵庫外部の温度および湿度、並びに前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を含み、
前記冷蔵庫の動作環境パラメータに基づいて前記超音波補助処理装置の起動比率閾値を決定するステップは、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度を取得するステップと、
前記冷蔵庫外部の温度および湿度に基づいて前記超音波補助処理装置の第1起動比率を決定するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度を取得するステップと、
前記冷蔵庫の冷蔵室の内部の温度に基づいて前記超音波補助処理装置の第2起動比率を決定するステップと、
前記第1起動比率が前記第2起動比率より小さいかを判定するステップと、
そうである場合、前記第1起動比率を前記起動比率閾値とするステップと、
そうでない場合、前記第2起動比率を前記起動比率閾値とするステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項5】
前記超音波補助処理装置が前記起動比率閾値の範囲内で周期的に動作するように制御するステップは、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を取得するステップと、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率と前記起動比率閾値を比較するステップと、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率が前記起動比率閾値より高い場合、前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を前記起動比率閾値まで低減させるステップと、を含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率と前記起動比率閾値を比較するステップの後に、
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率が前記起動比率閾値よりも低い場合、前記超音波補助処理装置の現在の起動比率をそのまま保持し、または前記現在の起動比率を前記起動比率閾値まで増加させるステップをさらに含む、請求項5に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項7】
前記超音波補助処理装置の現在の起動比率を前記起動比率閾値まで低減させるステップは、
前記超音波補助処理装置の稼働時間を短縮させるステップ、および/または
前記超音波補助処理装置の停止時間を延長させるステップを含む、請求項5に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項8】
前記超音波補助処理装置を起動するステップの前に、
前記超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定し、そうである場合、 前記超音波補助処理装置を起動するステップをさらに含む、請求項1に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項9】
前記超音波補助処理装置のトレイ内に食材が載置されているかどうかを判定するステップは、
前記トレイに配置された静電容量式センサまたはプローブ式センサのセンシングデータを取得し、前記センシングデータに基づいて前記トレイ内に被処理食材が載置されているかどうかを判定するステップを含む、請求項8に記載の超音波補助処理装置の制御方法。
【請求項10】
メモリおよびプロセッサを含み、前記メモリ内に制御プログラムが記憶され、前記制御プログラムが前記プロセッサによって実行されると請求項1~9のいずれか1項に記載の制御方法を実施するためのコントローラと、
トレイ、超音波振動子および超音波発生器を含む超音波補助処理装置と、を備え、
前記トレイは前記冷蔵庫の冷蔵室の内部に配置され、
前記超音波振動子は前記トレイの底部に配置され、
前記超音波発生器は前記冷蔵庫の背面側に配置され、前記超音波振動子に電気的に接続された、冷蔵庫。
【国際調査報告】