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特表2024-528056伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体
(51)【国際特許分類】
   A45C 7/02 20060101AFI20240719BHJP
   A45C 5/03 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A45C7/02 A
A45C5/03
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505270
(86)(22)【出願日】2022-07-05
(85)【翻訳文提出日】2024-03-08
(86)【国際出願番号】 CN2022103929
(87)【国際公開番号】W WO2023005624
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110866363.3
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202110864535.3
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121746957.2
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524036826
【氏名又は名称】張 効益
(71)【出願人】
【識別番号】524036837
【氏名又は名称】金 星攀
(71)【出願人】
【識別番号】524036848
【氏名又は名称】丁 一凡
(74)【代理人】
【識別番号】100160691
【弁理士】
【氏名又は名称】田邊 淳也
(72)【発明者】
【氏名】張 効益
(72)【発明者】
【氏名】金 星攀
(72)【発明者】
【氏名】丁 一凡
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA02
3B045CE07
3B045CE08
3B045EA03
3B045EB10
3B045FA04
3B045FB02
3B045GB01
3B045GC01
3B045GD03
3B045GD07
(57)【要約】
本発明は、伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体を開示する。伸縮可能なスーツケースは、新型キャリーバーとスーツケース本体を備える。新型キャリーバーは、筐体固定管、筐体移動管、および伸縮棒を含み、スーツケース本体は、上側筐体、および下側筐体を含む。上側筐体は、下側の端部が下側筐体の外部にスリーブ接続されており、上側筐体と下側筐体の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能である。筐体移動管は、上側の端部が上側筐体7に固定かつ接続されており、下側の端部に第一係止部材が設置されている。筐体固定管は、下側筐体に固定かつ接続されており、内部に筐体移動管の下側の端部がスリーブ接続されており、第一係止部材により、筐体移動管が筐体固定管にロックされている。下側筐体の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスターが設置されている。伸縮棒は、筐体移動管の上側の端部に設置されており、伸縮棒を介してスーツケースが押されるまたは引張られる。本発明は、スーツケースの容量を速やかに調整することができ、伸縮棒を介してスーツケースを押すまたは引張ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新型キャリーバーであって、
伸縮棒(3)を備え、前記伸縮棒(3)の下側の端部に筐体固定管(1)および筐体移動管(2)が設置されており、
前記筐体移動管(2)および前記筐体固定管(1)は、それぞれ、縦方向に伸縮可能である筐体の上下両側の端部に接続されており、
前記筐体移動管(2)は、下側の端部に第一係止部材(4)が設置されており、下側の端部が前記筐体固定管(1)の内部にスリーブ接続されており、前記第一係止部材(4)により、前記筐体移動管(2)が前記筐体固定管(1)にロックされており、
前記伸縮棒(3)は、前記筐体移動管(2)の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒(3)を介して前記筐体が押されるまたは引張られる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項2】
請求項1に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一係止部材(4)は、一つの第一台座(40)、複数の第一ロックピン(41)、第一スプリング(42)、および第一押止部材(43)を含み、
前記第一台座(40)は、前記筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記筐体固定管(1)には、上から下まで複数の第一係止穴(10)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第一ロックピン(41)および前記第一スプリング(42)は、前記第一台座(40)内に設置されており、前記第一ロックピン(41)の一端が前記第一スプリング(42)と接続されており、前記第一ロックピン(41)の他端が前記第一係止穴(10)内に嵌め込まれており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に設置されており、前記第一押止部材(43)の駆動により前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)内に引っ込められる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項3】
請求項2に記載の新型キャリーバーであって、
前記伸縮棒(3)は、プッシュプル固定管(30)およびプッシュプル移動管(31)を含み、
前記プッシュプル固定管(30)は、前記筐体移動管(2)内にスリーブ接続されており、下側の端部が前記第一台座(40)の上側の端部の一方の側に固定されており、
前記プッシュプル移動管(31)は、下側の端部に第二係止部材(32)が設けられており、下側の端部が前記プッシュプル固定管(30)内にスリーブ接続されており、前記第二係止部材(32)により前記プッシュプル移動管(31)が前記プッシュプル固定管(30)にロックされる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項4】
請求項3に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二係止部材(32)は、第二台座(320)、第二ロックピン(321)、第二スプリング(322)、および第二押止部材(323)を含み、
前記第二台座(320)は、前記筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記プッシュプル固定管(30)には、上から下まで複数の第二係止穴(300)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第二ロックピン(321)および前記第二スプリング(322)は、前記第二台座(320)内に設置されており、前記第二ロックピン(321)の一端が前記第二スプリング(322)と接続されており、前記第二ロックピン(321)の他端が前記第二係止穴(300)内に嵌め込まれており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に設置されており、前記第二押止部材(323)の駆動により前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)内に引っ込められる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項5】
請求項4に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一ロックピン(41)の数は二つであり、
二つの前記第一ロックピン(41)は、前記第一台座(40)の両側に、互いに対向するよう設けられており、
前記第一スプリング(42)の端部は、それぞれ二つの前記第一ロックピン(41)の内側の端部に固定かつ接続されており、
前記第一ロックピン(41)の上側の端部に、第一斜め溝(410)が設置されており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部(430)が設置されており、上側の端部に第一接続棒(44)が固定されており、
前記第一接続棒(44)は、前記プッシュプル固定管(30)の外側に位置し、上側の端部が前記筐体移動管(2)の中から伸び出しており、前記第一接続棒(44)が下方向に押されることで、前記第一斜め凸部(430)が動かされ、前記第一斜め溝(410)が内側に移動するよう駆動され、前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項6】
請求項5に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二スプリング(322)は、一端が前記第二ロックピン(321)の内側の端部に固定かつ接続されており、他端が前記第二台座(320)に固定かつ接続されており、
前記第二ロックピン(321)の上側の端部に第二斜め溝(3210)が設置されており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部(3230)が設置されており、上側の端部に第二接続棒(324)が固定されており、
前記第二接続棒(324)は、上側の端部が前記プッシュプル移動管(31)の中から伸び出しており、前記第二接続棒(324)が下方向に押されることで、前記第二斜め凸部(3230)が動かされ、前記第二斜め溝(3210)が内側に移動するよう駆動され、前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項7】
請求項6に記載の新型キャリーバーであって、
前記筐体固定管(1)、前記筐体移動管(2)、および前記伸縮棒(3)は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されており、
二つの前記筐体移動管(2)の上側の端部の間には、取付ベース(5)が固定されており、
二つの前記プッシュプル移動管(31)の上側の端部の間には、取っ手(6)が固定されており、
前記取付ベース(5)には、第一駆動部材(50)が設置されており、前記第一駆動部材(50)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第一接続棒(44)が下方向に押され、
前記取っ手(6)には、第二駆動部材(60)が設置されており、前記第二駆動部材(60)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第二接続棒(324)が下方向に押される、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項8】
請求項7に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一駆動部材(50)は、第一駆動ボタン(500)、および、前記第一駆動ボタン(500)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒(501)を含み、
前記第一駆動棒(501)は、両側の端部が斜面であり、前記取付ベース(5)に摺動可能に設置されており、前記第一駆動ボタン(500)が下方向に押されると、二つの前記第一駆動棒(501)が動かされ外側に移動し前記第一接続棒(44)に対して下方向に押し、
前記第一駆動棒(501)の内部に第一駆動スプリング(502)が設置されており、前記第一駆動スプリング(502)は、両側の端部がそれぞれ前記第一駆動棒(501)および前記取付ベース(5)に接続されており、前記第一駆動棒(501)を内側に移動させ復位させる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項9】
請求項7に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二駆動部材(60)は、第二駆動ボタン(600)、および、前記第二駆動ボタン(600)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒(601)を含み、
前記第二駆動棒(601)は、両側の端部が斜面であり、前記取っ手(6)に摺動可能に設置されており、前記第二駆動ボタン(600)が下方向に押されると、二つの前記第二駆動棒(601)が動かされ外側に移動し前記第二接続棒(324)に対して下方向に押し、
前記第二駆動棒(601)の内部に第二駆動スプリング(602)が設置されており、前記第二駆動スプリング(602)は、両側の端部がそれぞれ前記第二駆動棒(601)および前記取っ手(6)に接続されており、前記第二駆動棒(601)を内側に移動させ復位させる
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項10】
スーツケース本体であって、
上側筐体(7)と下側筐体(8)を備え、
前記上側筐体(7)は、下側の端部が前記下側筐体(8)の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能であり、
前記上側筐体(7)は、互いに対向するよう設置されている上側収容体(70)および上側カバー(71)を含み、前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)の間に上側ロック部材(72)が設置されており、前記上側ロック部材(72)により前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)が取り外し可能に接続されており、
前記下側筐体(8)は、互いに対向するよう設置されている下側収容体(80)および下側カバー(81)を含み、前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)の間に下側ロック部材(82)が設置されており、前記下側ロック部材(82)により前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)が取り外し可能に接続されている、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項11】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記上側筐体(7)は、下側端部に上側ストッパー(73)が固定されており、前記上側ストッパー(73)が前記上側筐体(7)の内側の上側端部に延伸し、
前記下側筐体(8)は、上側端部に下側ストッパー(83)が固定されており、前記下側ストッパー(83)が前記下側筐体(8)の外側の下側端部に延伸し、
前記上側ストッパー(73)は、下から上に向いて前記下側ストッパー(83)と前記下側筐体(8)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記下側ストッパー(83)は、上から下に向いて前記上側ストッパー(73)と前記上側筐体(7)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記上側ストッパー(73)および前記下側ストッパー(83)により、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の最大引き伸ばし長さが制限される、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項12】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記下側筐体(8)の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレール(85)が固定されており、
前記上側筐体(7)の内壁には、スライドブロック(74)が固定されており、
前記スライドブロック(74)は前記スライドレール(85)に摺動可能に設置されている、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項13】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記上側ロック部材(72)および前記下側ロック部材(82)は、いずれも線ファスナーである、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項14】
請求項13に記載のスーツケース本体であって、
前記上側筐体(7)は、下側端部の外壁に、錠(75)が固定されており、
前記上側ロック部材(72)と前記下側ロック部材(82)のファスナースライダーが前記錠(75)にロックされている
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項15】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記下側筐体(8)の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター(84)が設置されている
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項16】
伸縮可能なスーツケースであって、
新型キャリーバー(001)とスーツケース本体(001)を備え、
前記新型キャリーバー(001)は、筐体固定管(1)、筐体移動管(2)、および伸縮棒(3)を含み、
前記スーツケース本体(001)は、上側筐体(7)、および下側筐体(8)を含み、
前記上側筐体(7)は、下側の端部が前記下側筐体(8)の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能であり、
前記筐体移動管(2)は、上側の端部が前記上側筐体(7)に固定かつ接続されており、下側の端部に第一係止部材(4)が設置されており
前記筐体固定管(1)は、前記下側筐体(8)に固定かつ接続されており、内部に前記筐体移動管(2)の下側の端部がスリーブ接続されており、前記第一係止部材(4)により、前記筐体移動管(2)が前記筐体固定管(1)にロックされており、
前記下側筐体(8)の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター(84)が設置されており、
前記伸縮棒(3)は、前記筐体移動管(2)の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒(3)を介してスーツケースが押されるまたは引張られる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項17】
請求項16に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記上側筐体(7)は、互いに対向するよう設置されている上側収容体(70)および上側カバー(71)を含み、前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)の間に上側ロック部材(72)が設置されており、前記上側ロック部材(72)により前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)が取り外し可能に接続されており、
前記下側筐体(8)は、互いに対向するよう設置されている下側収容体(80)および下側カバー(81)を含み、前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)の間に下側ロック部材(82)が設置されており、前記下側ロック部材(82)により前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)が取り外し可能に接続されている、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項18】
請求項16に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記上側筐体(7)は、下側端部に上側ストッパー(73)が固定されており、前記上側ストッパー(73)が前記上側筐体(7)の内側の上側端部に延伸し、
前記下側筐体(8)は、上側端部に下側ストッパー(83)が固定されており、前記下側ストッパー(83)が前記下側筐体(8)の外側の下側端部に延伸し、
前記上側ストッパー(73)は、下から上に向いて前記下側ストッパー(83)と前記下側筐体(8)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記下側ストッパー(83)は、上から下に向いて前記上側ストッパー(73)と前記上側筐体(7)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記上側ストッパー(73)および前記下側ストッパー(83)により、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の最大引き伸ばし長さが制限される、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項19】
請求項16に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記第一係止部材(4)は、一つの第一台座(40)、複数の第一ロックピン(41)、第一スプリング(42)、および第一押止部材(43)を含み、
前記第一台座(40)は、筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記筐体固定管(1)には、上から下まで複数の第一係止穴(10)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第一ロックピン(41)および前記第一スプリング(42)は、前記第一台座(40)内に設置されており、前記第一ロックピン(41)の一端が前記第一スプリング(42)と接続されており、前記第一ロックピン(41)の他端が前記第一係止穴(10)内に嵌め込まれており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に設置されており、前記第一押止部材(43)の駆動により前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)内に引っ込められる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項20】
請求項19に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記伸縮棒(3)は、プッシュプル固定管(30)およびプッシュプル移動管(31)を含み、
前記プッシュプル固定管(30)は、前記筐体移動管(2)内にスリーブ接続されており、下側の端部が前記第一台座(40)の上側の端部の一方の側に固定されており、
前記プッシュプル移動管(31)は、下側の端部に第二係止部材(32)が設けられており、下側の端部が前記プッシュプル固定管(30)内にスリーブ接続されており、前記第二係止部材(32)により前記プッシュプル移動管(31)が前記プッシュプル固定管(30)にロックされる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項21】
請求項20に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記第二係止部材(32)は、第二台座(320)、第二ロックピン(321)、第二スプリング(322)、および第二押止部材(323)を含み、
前記第二台座(320)は、前記筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記プッシュプル固定管(30)には、上から下まで複数の第二係止穴(300)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第二ロックピン(321)および前記第二スプリング(322)は、前記第二台座(320)内に設置されており、前記第二ロックピン(321)の一端が前記第二スプリング(322)と接続されており、前記第二ロックピン(321)の他端が前記第二係止穴(300)内に嵌め込まれており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に設置されており、前記第二押止部材(323)の駆動により前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)内に引っ込められる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項22】
請求項21に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記第一ロックピン(41)の数は二つであり、
二つの前記第一ロックピン(41)は、前記第一台座(40)の両側に、互いに対向するよう設けられており、
前記第一スプリング(42)の端部は、それぞれ二つの前記第一ロックピン(41)の内側の端部に固定かつ接続されており、
前記第一ロックピン(41)の上側の端部に、第一斜め溝(410)が設置されており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部(430)が設置されており、上側の端部に第一接続棒(44)が固定されており、
前記第一接続棒(44)は、前記プッシュプル固定管(30)の外側に位置し、上側の端部が前記筐体移動管(2)の中から伸び出しており、前記第一接続棒(44)が下方向に押されることで、前記第一斜め凸部(430)が動かされ、前記第一斜め溝(410)が内側に移動するよう駆動され、前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項23】
請求項22に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記第二スプリング(322)は、一端が前記第二ロックピン(321)の内側の端部に固定かつ接続されており、他端が前記第二台座(320)に固定かつ接続されており、
前記第二ロックピン(321)の上側の端部に第二斜め溝(3210)が設置されており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部(3230)が設置されており、上側の端部に第二接続棒(324)が固定されており、
前記第二接続棒(324)は、上側の端部が前記プッシュプル移動管(31)の中から伸び出しており、前記第二接続棒(324)が下方向に押されることで、前記第二斜め凸部(3230)が動かされ、前記第二斜め溝(3210)が内側に移動するよう駆動され、前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項24】
請求項23に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記筐体固定管(1)、前記筐体移動管(2)、および前記伸縮棒(3)は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されており、
二つの前記筐体移動管(2)の上側の端部の間には、取付ベース(5)が固定されており、
二つの前記プッシュプル移動管(31)の上側の端部の間には、取っ手(6)が固定されており、
前記取付ベース(5)には、第一駆動部材(50)が設置されており、前記第一駆動部材(50)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第一接続棒(44)が下方向に押され、
前記取っ手(6)には、第二駆動部材(60)が設置されており、前記第二駆動部材(60)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第二接続棒(324)が下方向に押される、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項25】
請求項24に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記第一駆動部材(50)は、第一駆動ボタン(500)、および、前記第一駆動ボタン(500)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒(501)を含み、
前記第一駆動棒(501)は、両側の端部が斜面であり、前記取付ベース(5)に摺動可能に設置されており、前記第一駆動ボタン(500)が下方向に押されると、二つの前記第一駆動棒(501)が動かされ外側に移動し前記第一接続棒(44)に対して下方向に押し、
前記第一駆動棒(501)の内部に第一駆動スプリング(502)が設置されており、
前記第一駆動スプリング(502)は、両側の端部がそれぞれ前記第一駆動棒(501)および前記取付ベース(5)に接続されており、前記第一駆動棒(501)を内側に移動させ復位させ、
前記第二駆動部材(60)は、第二駆動ボタン(600)、および、前記第二駆動ボタン(600)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒(601)を含み、
前記第二駆動棒(601)は、両側の端部が斜面であり、前記取っ手(6)に摺動可能に設置されており、前記第二駆動ボタン(600)が下方向に押されると、二つの前記第二駆動棒(601)が動かされ外側に移動し前記第二接続棒(324)に対して下方向に押し、
前記第二駆動棒(601)の内部に第二駆動スプリング(602)が設置されており、
前記第二駆動スプリング(602)は、両側の端部がそれぞれ前記第二駆動棒(601)および前記取っ手(6)に接続されており、前記第二駆動棒(601)を内側に移動させ復位させる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項26】
請求項16に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記下側筐体(8)の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレール(85)が固定されており、
前記上側筐体(7)の内壁には、スライドブロック(74)が固定されており、
前記スライドブロック(74)は前記スライドレール(85)に摺動可能に設置されている、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項27】
請求項17に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記上側ロック部材(72)および前記下側ロック部材(82)は、いずれも線ファスナーである、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【請求項28】
請求項27に記載の伸縮可能なスーツケースであって、
前記上側筐体(7)は、下側端部の外壁に、錠(75)が固定されており、
前記上側ロック部材(72)と前記下側ロック部材(82)のファスナースライダーが前記錠(75)にロックされている、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーツケースの技術分野に関し、具体的には、伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体に関する。
【背景技術】
【0002】
スーツケースは、トランク、キャリーケースとも言い、出かける際に物品を携帯するのに用いられるケースであり、荷物の一種である。通常、スーツケースは、旅の途中に必要とする衣類、個人のケア用品、および記念品を置くのに用いられる。市販のスーツケースの大きさは、通常、航空会社の機内持ち込み可能な手荷物および預入荷物のサイズの規定を基準としており、筐体内部の使用空間の大きさが決まっており、実際のニーズに応じて筐体内部の収容空間を変えることができず、柔軟性に欠けており、使い勝手が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体ことを目的とする。
当該伸縮可能なスーツケースは、上側筐体と下側筐体の相対位置を変えることで、実際のニーズに応じてスーツケースの容量を調整することができる。上側カバーおよび下側カバーは、それぞれ、上側収容体および下側収容体の上を閉じるため、物品を速く取り出すことができる。キャリーバーを介して、スーツケースを押すまたは引張るため、柔軟性に優れ、使いやすい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の技術手段を採用する。
新型キャリーバーであって、伸縮棒を備え、前記伸縮棒の下側の端部に筐体固定管および筐体移動管が設置されている。前記筐体移動管および前記筐体固定管は、それぞれ、縦方向に伸縮可能である筐体の上下両側の端部に接続されている。前記筐体移動管は、下側の端部に第一係止部材が設置されており、下側の端部が前記筐体固定管の内部にスリーブ接続されており、前記第一係止部材により、前記筐体移動管が前記筐体固定管にロックされている。前記伸縮棒は、前記筐体移動管の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒を介して筐体が押されるまたは引張られる。
【0005】
好ましくは、前記第一係止部材は、一つの第一台座、複数の第一ロックピン、第一スプリング、および第一押止部材を含む。前記第一台座は、筐体移動管の下側の端部に固定かつ設置されている。前記筐体固定管には、上から下まで複数の第一係止穴が所定間隔を有するよう設置されている。前記第一ロックピンおよび前記第一スプリングは、前記第一台座内に設置されており、前記第一ロックピンの一端が前記第一スプリングと接続されており、前記第一ロックピンの他端が前記第一係止穴内に嵌め込まれている。前記第一押止部材は、前記第一台座に設置されており、前記第一押止部材の駆動により前記第一ロックピンが前記第一台座内に引っ込められる。
【0006】
好ましくは、前記伸縮棒は、プッシュプル固定管およびプッシュプル移動管を含む。前記プッシュプル固定管は、前記筐体移動管内にスリーブ接続されており、下側の端部が前記第一台座の上側の端部の一方の側に固定されている。前記プッシュプル移動管は、下側の端部に第二係止部材が設けられており、下側の端部が前記プッシュプル固定管内にスリーブ接続されており、第二係止部材により前記プッシュプル移動管が前記プッシュプル固定管にロックされる。
【0007】
好ましくは、前記第二係止部材は、第二台座、第二ロックピン、第二スプリング、および第二押止部材を含む。前記第二台座は、前記筐体移動管の下側の端部に固定かつ設置されている。前記プッシュプル固定管には、上から下まで複数の第二係止穴が所定間隔を有するよう設置されている。前記第二ロックピンおよび前記第二スプリングは、前記第二台座内に設置されており、前記第二ロックピンの一端が前記第二スプリングと接続されており、前記第二ロックピンの他端が前記第二係止穴内に嵌め込まれている。前記第二押止部材は、前記第二台座に設置されており、前記第二押止部材の駆動により第二ロックピンが前記第二台座内に引っ込められる。
【0008】
好ましくは、前記第一ロックピンの数は二つである。二つの前記第一ロックピンは、前記第一台座の両側に、互いに対向するよう設けられている。前記第一スプリングの端部は、それぞれ二つの前記第一ロックピンの内側の端部に固定かつ接続されている。前記第一ロックピンの上側の端部に、第一斜め溝が設置されている。前記第一押止部材は、前記第一台座に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部が設置されており、上側の端部に第一接続棒が固定されている。前記第一接続棒は、前記プッシュプル固定管の外側に位置し、上側の端部が前記筐体移動管の中から伸び出しており、前記第一接続棒が下方向に押されることで、前記第一斜め凸部が動かされ、前記第一斜め溝が内側に移動するよう駆動され、前記第一ロックピンが前記第一台座に引込まれるようにする。
【0009】
好ましくは、前記第二スプリングは、一端が前記第二ロックピンの内側の端部に固定かつ接続されており、他端が前記第二台座に固定かつ接続されている。前記第二ロックピンの上側の端部に第二斜め溝が設置されている。前記第二押止部材は、前記第二台座に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部が設置されており、上側の端部に第二接続棒が固定されている。前記第二接続棒は、上側の端部が前記プッシュプル移動管の中から伸び出しており、前記第二接続棒が下方向に押されることで、前記第二斜め凸部が動かされ、前記第二斜め溝が内側に移動するよう駆動され、前記第二ロックピンが前記第二台座に引込まれるようにする。
【0010】
好ましくは、前記筐体固定管、前記筐体移動管、および前記伸縮棒は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されている。二つの前記筐体移動管の上側の端部の間には、取付ベースが固定されている。二つの前記プッシュプル移動管の上側の端部の間には、取っ手が固定されている。前記取付ベースには、第一駆動部材が設置されており、前記第一駆動部材を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第一接続棒が下方向に押される。前記取っ手には、第二駆動部材が設置されており、前記第二駆動部材を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第二接続棒が下方向に押される。
【0011】
好ましくは、前記第一駆動部材は、第一駆動ボタン、および、前記第一駆動ボタンの側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒を含む。前記第一駆動棒は、両側の端部が斜面であり、前記取付ベースに摺動可能に設置されており、前記第一駆動ボタンが下方向に押されると、二つの前記第一駆動棒が動かされ外側に移動し前記第一接続棒に対して下方向に押す。前記第一駆動棒の内部に第一駆動スプリングが設置されている。第一駆動スプリングは、両側の端部がそれぞれ前記第一駆動棒および前記取付ベースに接続されており、前記第一駆動棒を内側に移動させ復位させる。
【0012】
好ましくは、前記第二駆動部材は、第二駆動ボタン、および、前記第二駆動ボタンの側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒を含む。前記第二駆動棒は、両側の端部が斜面であり、前記取っ手に摺動可能に設置されており、前記第二駆動ボタンが下方向に押されると、二つの前記第二駆動棒が動かされ外側に移動し前記第二接続棒に対して下方向に押す。前記第二駆動棒の内部に第二駆動スプリングが設置されている。第二駆動スプリングは、両側の端部がそれぞれ前記第二駆動棒および前記取っ手に接続されており、前記第二駆動棒を内側に移動させ復位させる。
【0013】
スーツケース本体であって、上側筐体と下側筐体を備える。前記上側筐体は、下側の端部が前記下側筐体の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体と前記下側筐体の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能である。前記上側筐体は、互いに対向するよう設置されている上側収容体および上側カバーを含み、前記上側収容体と前記上側カバー間に上側ロック部材が設置されており、前記上側ロック部材により前記上側収容体と前記上側カバーが取り外し可能に接続されている。前記下側筐体は、互いに対向するよう設置されている下側収容体および下側カバーを含み、前記下側収容体と前記下側カバーの間に下側ロック部材が設置されており、前記下側ロック部材により前記下側収容体と前記下側カバーが取り外し可能に接続されている。
【0014】
好ましくは、前記上側筐体は、下側端部に上側ストッパーが固定されている。前記上側ストッパーは前記上側筐体の内側の上側端部に延伸する。前記下側筐体は、上側端部に下側ストッパーが固定されている。前記下側ストッパーは前記下側筐体の外側の下側端部に延伸する。前記上側ストッパーは、下から上に向いて前記下側ストッパーと前記下側筐体の間の隙間に嵌め込まれている。前記下側ストッパーは、上から下に向いて前記上側ストッパーと前記上側筐体の間の隙間に嵌め込まれている。前記上側ストッパーおよび前記下側ストッパーにより、前記上側筐体と前記下側筐体の最大引き伸ばし長さが制限される。
【0015】
好ましくは、前記下側筐体の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレールが固定されている。前記上側筐体の内壁には、スライドブロックが固定されている。前記スライドブロックは前記スライドレールに摺動可能に設置されている。
【0016】
好ましくは、前記上側ロック部材および前記下側ロック部材は、いずれも線ファスナーである。
【0017】
好ましくは、前記上側筐体は、下側端部の外壁に、錠が固定されている。
前記上側ロック部材と前記下側ロック部材のファスナースライダーが錠にロックされている。
【0018】
好ましくは、前記下側筐体の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスターが設置されている。
【0019】
伸縮可能なスーツケースであって、新型キャリーバーとスーツケース本体を備える。前記新型キャリーバーは、筐体固定管、筐体移動管、および伸縮棒を含む。前記スーツケース本体は、上側筐体、および下側筐体を含む。前記上側筐体は、下側の端部が前記下側筐体の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体と前記下側筐体の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能である。前記筐体移動管は、上側の端部が前記上側筐体に固定かつ接続されており、下側の端部に第一係止部材が設置されている。前記筐体固定管は、前記下側筐体に固定かつ接続されており、内部に前記筐体移動管の下側の端部がスリーブ接続されており、前記第一係止部材により、前記筐体移動管が前記筐体固定管にロックされている。前記下側筐体の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスターが設置されている。前記伸縮棒は、前記筐体移動管の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒を介してスーツケースが押されるまたは引張られる。
【0020】
好ましくは、前記上側筐体は、互いに対向するよう設置されている上側収容体および上側カバーを含み、前記上側収容体と前記上側カバーの間に上側ロック部材が設置されており、前記上側ロック部材により前記上側収容体と前記上側カバーが取り外し可能に接続されている。前記下側筐体は、互いに対向するよう設置されている下側収容体および下側カバーを含み、前記下側収容体と前記下側カバーの間に下側ロック部材が設置されており、前記下側ロック部材により前記下側収容体と前記下側カバーが取り外し可能に接続されている。
【0021】
好ましくは、前記上側筐体は、下側端部に上側ストッパーが固定されている。前記上側ストッパーは前記上側筐体の内側の上側端部に延伸する。前記下側筐体は、上側端部に下側ストッパーが固定されている。前記下側ストッパーは前記下側筐体の外側の下側端部に延伸する。前記上側ストッパーは、下から上に向いて前記下側ストッパーと前記下側筐体の間の隙間に嵌め込まれている。前記下側ストッパーは、上から下に向いて前記上側ストッパーと前記上側筐体の間の隙間に嵌め込まれている。前記上側ストッパーおよび前記下側ストッパーにより、前記上側筐体と前記下側筐体の最大引き伸ばし長さが制限される。
【0022】
好ましくは、前記第一係止部材は、一つの第一台座、複数の第一ロックピン、第一スプリング、および第一押止部材を含む。前記第一台座は、筐体移動管の下側の端部に固定かつ設置されている。前記筐体固定管には、上から下まで複数の第一係止穴が所定間隔を有するよう設置されている。前記第一ロックピンおよび前記第一スプリングは、前記第一台座内に設置されており、前記第一ロックピンの一端が前記第一スプリングと接続されており、前記第一ロックピンの他端が前記第一係止穴内に嵌め込まれている。前記第一押止部材は、前記第一台座に設置されており、前記第一押止部材の駆動により前記第一ロックピンが前記第一台座内に引っ込められる。
【0023】
好ましくは、前記伸縮棒は、プッシュプル固定管およびプッシュプル移動管を含む。前記プッシュプル固定管は、前記筐体移動管内にスリーブ接続されており、下側の端部が前記第一台座の上側の端部の一方の側に固定されている。前記プッシュプル移動管は、下側の端部に第二係止部材が設けられており、下側の端部が前記プッシュプル固定管内にスリーブ接続されており、第二係止部材により前記プッシュプル移動管が前記プッシュプル固定管にロックされる。
【0024】
好ましくは、前記第二係止部材は、第二台座、第二ロックピン、第二スプリング、および第二押止部材を含む。前記第二台座は、前記筐体移動管の下側の端部に固定かつ設置されている。前記プッシュプル固定管には、上から下まで複数の第二係止穴が所定間隔を有するよう設置されている。前記第二ロックピンおよび前記第二スプリングは、前記第二台座内に設置されており、前記第二ロックピンの一端が前記第二スプリングと接続されており、前記第二ロックピンの他端が前記第二係止穴内に嵌め込まれている。前記第二押止部材は、前記第二台座に設置されており、前記第二押止部材の駆動により第二ロックピンが前記第二台座内に引っ込められる。
【0025】
好ましくは、前記第一ロックピンの数は二つである。二つの前記第一ロックピンは、前記第一台座の両側に、互いに対向するよう設けられている。前記第一スプリングの端部は、それぞれ二つの前記第一ロックピンの内側の端部に固定かつ接続されている。前記第一ロックピンの上側の端部に、第一斜め溝が設置されている。前記第一押止部材は、前記第一台座に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部が設置されており、上側の端部に第一接続棒が固定されている。前記第一接続棒は、前記プッシュプル固定管の外側に位置し、上側の端部が前記筐体移動管の中から伸び出しており、前記第一接続棒が下方向に押されることで、前記第一斜め凸部が動かされ、前記第一斜め溝が内側に移動するよう駆動され、前記第一ロックピンが前記第一台座に引込まれるようにする。
【0026】
好ましくは、前記第二スプリングは、一端が前記第二ロックピンの内側の端部に固定かつ接続されており、他端が前記第二台座に固定かつ接続されている。前記第二ロックピンの上側の端部に第二斜め溝が設置されている。前記第二押止部材は、前記第二台座に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部が設置されており、上側の端部に第二接続棒が固定されている。前記第二接続棒は、上側の端部が前記プッシュプル移動管の中から伸び出しており、前記第二接続棒が下方向に押されることで、前記第二斜め凸部が動かされ、前記第二斜め溝が内側に移動するよう駆動され、前記第二ロックピンが前記第二台座に引込まれるようにする。
【0027】
好ましくは、前記筐体固定管、前記筐体移動管、および前記伸縮棒は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されている。二つの前記筐体移動管の上側の端部の間には、取付ベースが固定されている。二つの前記プッシュプル移動管の上側の端部の間には、取っ手が固定されている。前記取付ベースには、第一駆動部材が設置されており、前記第一駆動部材を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第一接続棒が下方向に押される。前記取っ手には、第二駆動部材が設置されており、前記第二駆動部材を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第二接続棒が下方向に押される。
【0028】
好ましくは、前記第一駆動部材は、第一駆動ボタン、および、前記第一駆動ボタンの側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒を含む。前記第一駆動棒は、両側の端部が斜面であり、前記取付ベースに摺動可能に設置されており、前記第一駆動ボタンが下方向に押されると、二つの前記第一駆動棒が動かされ外側に移動し前記第一接続棒に対して下方向に押す。前記第一駆動棒の内部に第一駆動スプリングが設置されている。第一駆動スプリングは、両側の端部がそれぞれ前記第一駆動棒および前記取付ベースに接続されており、前記第一駆動棒を内側に移動させ復位させる。前記第二駆動部材は、第二駆動ボタン、および、前記第二駆動ボタンの側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒を含む。前記第二駆動棒は、両側の端部が斜面であり、前記取っ手に摺動可能に設置されており、前記第二駆動ボタンが下方向に押されると、二つの前記第二駆動棒が動かされ外側に移動し前記第二接続棒に対して下方向に押す。前記第二駆動棒の内部に第二駆動スプリングが設置されている。第二駆動スプリングは、両側の端部がそれぞれ前記第二駆動棒および前記取っ手に接続されており、前記第二駆動棒を内側に移動させ復位させる。
【0029】
好ましくは、前記下側筐体の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレールが固定されている。前記上側筐体の内壁には、スライドブロックが固定されている。前記スライドブロックは前記スライドレールに摺動可能に設置されている。
【0030】
好ましくは、前記上側ロック部材および前記下側ロック部材は、いずれも線ファスナーである。
【0031】
好ましくは、前記上側筐体は、下側端部の外壁に、錠が固定されており、前記上側ロック部材と前記下側ロック部材のファスナースライダーが錠にロックされている。
【0032】
上述の技術手段を採用することにより、本発明は以下の有益な効果を有する。
1、本発明の伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体は、実際の状況に応じてスーツ―ケースを伸縮させの高さを調整することができ、第一係止部材を介して筐体移動管と筐体固定管の相対的な長さを調整することができ、スーツケースの容量を速やかに調整することができ、伸縮棒を介してケースが押されるまたは引張られ、柔軟性に優れ、使いやすい。
【0033】
2、本発明の伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体は、上側ストッパーが、下から上に向いて下側ストッパーと下側筐体の間の隙間に嵌め込まれており、下側ストッパーが、上から下に向いて上側ストッパーと上側筐体の間の隙間に嵌め込まれており、上側ストッパーおよび下側ストッパーにより、上側筐体と下側筐体の最大引き伸ばし長さが制限され、上側筐体と下側筐体が互いに滑り落ちることを防止する。
【0034】
3、本発明の伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体は、上側ロック部材および下側ロック部材は、いずれも線ファスナーであり、上側ロック部材と下側ロック部材のファスナースライダーが錠にロックされており、操作が簡単であり、使いやすい。
【0035】
4、本発明の伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体は、第一駆動ボタンが押されることにより、二つの第一駆動棒が動かされ外側に移動し第一接続棒に対して下方向に押す。第一接続棒が下方向に押されることで、第一斜め凸部が動かされ、第一斜め溝が内側に移動するよう駆動され、第一ロックピンが第一台座に引込まれるようになり、筐体移動管が筐体固定管に沿って移動可能になり、スーツケースの高さが調整可能になる。高さ調整完了後、第一駆動ボタンが解放されると、第一ロックピンが第一スプリングの回復力の作用により第一係止穴内に嵌め込まれ筐体移動管と筐体固定管がロックされる。同時に、第一駆動スプリングは第一駆動棒を内側に移動させ復位させる。
【0036】
5、本発明の伸縮可能なスーツケース、ならびに、その新型キャリーバーおよびスーツケース本体は、第二駆動ボタンが押されることにより、二つの第二駆動棒が動かされ外側に移動し第二接続棒に対して下方向に押す。第二接続棒が下方向に押されることで、第二斜め凸部が動かされ、第二斜め溝が内側に移動するよう駆動され、第二ロックピンが第二台座に引込まれるようになり、プッシュプル移動管がプッシュプル固定管に沿って移動可能になり、取っ手の高さが調整可能になる。高さ調整完了後、第二駆動ボタンが解放されると、第二ロックピンが第二スプリングの回復力の作用により第二係止穴内に嵌め込まれプッシュプル移動管とプッシュプル固定管がロックされる。同時に、第二駆動スプリングは第二駆動棒を内側に移動させ復位させる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本発明の立体構造を示す略図である。
図2】本発明の内部構造を示す略図である。
図3】本発明の上側筐体と下側筐体の縦断面構造を示す略図である。
図4図3の中のA部分の局部拡大図である。
図5】本発明の横断面構造を示す略図である。
図6図5の中のB部分の局部拡大図である。
図7】本発明の筐体固定管、筐体移動管、および伸縮軸において、前側の立体構造を示す略図である。
図8】本発明の筐体固定管、筐体移動管、および伸縮軸において、後側の立体構造を示す略図である。
図9】本発明の筐体固定管、筐体移動管、および伸縮軸において、取付ベースおよび取っ手が取付られていないときの構造を示す略図である。
図10】第一駆動部材と第二駆動部材の接続構造を示す略図である。
図11】本発明の筐体固定管、筐体移動管、および伸縮軸において、第一押止部材に沿った縦断面構造を示す略図である。
図12図11の中のC部分の局部拡大図である。
図13】本発明の筐体固定管、筐体移動管、および伸縮軸において、第二押止部材に沿った縦断面構造を示す略図である。
図14図12の中のD部分の局部拡大図である。
図15】本発明の第一駆動部材と第二駆動部材の構造を示す略図である。
図16】本発明の第一係止部材において、第一台座が取付られていないときの構造を示す略図である。
図17】本発明の第二係止部材において、第二台座が取付られていないときの構造を示す略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本発明の目的、技術手段および優れた点をより明確にするために、以下、図面および実施例を参照し、本発明をさらに詳細に説明する。本明細書に記載された具体的な実施例は、単に本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではない。
【0039】
(実施例1)
図7図17に示すように、新型キャリーバーであって、伸縮棒3を備える。伸縮棒3の下側の端部に筐体固定管1および筐体移動管2が設置されている。筐体移動管2および前記筐体固定管1は、それぞれ、縦方向に伸縮可能である筐体の上下両側の端部に接続されている。筐体移動管2は、下側の端部に第一係止部材4が設置されている。筐体移動管2の下側の端部は筐体固定管1の内部にスリーブ接続されている。第一係止部材4により、筐体移動管2が筐体固定管1にロックされている。伸縮棒3は、筐体移動管2の上側の端部に設置されており、伸縮棒3を介して筐体が押されるまたは引張られる。
【0040】
前記第一係止部材4は、一つの第一台座40、複数の第一ロックピン41、第一スプリング42、および第一押止部材43を含む。第一台座40は、筐体移動管2の下側の端部に固定かつ設置されている。筐体固定管1には、上から下まで複数の第一係止穴10が所定間隔を有するよう設置されている。第一ロックピン41および第一スプリング42は、第一台座40内に設置されており、第一ロックピン41の一端が第一スプリング42と接続されており、第一ロックピン41の他端が第一係止穴10内に嵌め込まれている。第一押止部材43は、第一台座40に設置されており、第一押止部材43の駆動により第一ロックピン41が第一台座40内に引っ込められる。
【0041】
伸縮棒3は、プッシュプル固定管30およびプッシュプル移動管31を含む。プッシュプル固定管30は、筐体移動管2内にスリーブ接続されており、下側の端部が第一台座40の上側の端部の一方の側に固定されている。プッシュプル移動管31は、下側の端部に第二係止部材32が設けられている。プッシュプル移動管31の下側の端部はプッシュプル固定管30内にスリーブ接続されており、第二係止部材32によりプッシュプル移動管31がプッシュプル固定管30にロックされる。
【0042】
前記第二係止部材32は、第二台座320、第二ロックピン321、第二スプリング322、および第二押止部材323を含む。第二台座320は、筐体移動管2の下側の端部に固定かつ設置されている。プッシュプル固定管30には、上から下まで複数の第二係止穴300が所定間隔を有するよう設置されている。第二ロックピン321および第二スプリング322は、第二台座320内に設置されており、第二ロックピン321の一端が第二スプリング322と接続されており、第二ロックピン321の他端が第二係止穴300内に嵌め込まれている。第二押止部材323は、第二台座320に設置されており、第二押止部材323の駆動により第二ロックピン321が前記第二台座320内に引っ込められる。
【0043】
第一ロックピン41の数は二つである。二つの第一ロックピン41は、第一台座40の両側に、互いに対向するよう設けられている。第一スプリング42の端部は、それぞれ二つの第一ロックピン41の内側の端部に固定かつ接続されている。第一ロックピン41の上側の端部に、第一斜め溝410が設置されている。第一押止部材43は、第一台座40に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部430が設置されており、上側の端部に第一接続棒44が固定されている。第一接続棒44は、プッシュプル固定管30の外側に位置し、上側の端部が筐体移動管2の中から伸び出しており、第一接続棒44が下方向に押されることで、第一斜め凸部430が動かされ、第一斜め溝410が内側に移動するよう駆動され、第一ロックピン41が第一台座40に引込まれるようにする。
【0044】
第二スプリング322は、一端が第二ロックピン321の内側の端部に固定かつ接続されており、他端が第二台座320に固定かつ接続されている。第二ロックピン321の上側の端部に第二斜め溝3210が設置されている。第二押止部材323は、第二台座320に摺動可能に設置されている。第二押止部材323の下側の端部に第二斜め凸部3230が設置されている。第二押止部材323の上側の端部に第二接続棒324が固定されている。第二接続棒324は、上側の端部が前記プッシュプル移動管31の中から伸び出しており、第二接続棒324が下方向に押されることで、第二斜め凸部3230が動かされ、第二斜め溝3210が内側に移動するよう駆動され、第二ロックピン321が第二台座320に引込まれるようにする。
【0045】
筐体固定管1、筐体移動管2、および伸縮棒3は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されている。二つの筐体移動管2の上側の端部の間には、取付ベース5が固定されている。二つのプッシュプル移動管31の上側の端部の間には、取っ手6が固定されている。取付ベース5には、第一駆動部材50が設置されており、第一駆動部材50を介して、互いに対向するよう設置されている二つの第一接続棒44が下方向に押される。取っ手6には、第二駆動部材60が設置されており、第二駆動部材60を介して、互いに対向するよう設置されている二つの第二接続棒324が下方向に押される。
【0046】
第一駆動部材50は、第一駆動ボタン500、および、第一駆動ボタン500の側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒501を含む。第一駆動棒501は、両側の端部が斜面であり、取付ベース5に摺動可能に設置されており、第一駆動ボタン500が下方向に押されると、二つの第一駆動棒501が動かされ外側に移動し第一接続棒44に対して下方向に押す。第一駆動棒501の内部に第一駆動スプリング502が設置されている。第一駆動スプリング502は、両側の端部がそれぞれ第一駆動棒501および取付ベース5に接続されており、第一駆動棒501を内側に移動させ復位させる。
【0047】
第二駆動部材60は、第二駆動ボタン600、および、第二駆動ボタン600の側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒601を含む。第二駆動棒601は、両側の端部が斜面であり、取っ手6に摺動可能に設置されており、第二駆動ボタン600が下方向に押されると、二つの第二駆動棒601が動かされ外側に移動し第二接続棒324に対して下方向に押す。第二駆動棒601の内部に第二駆動スプリング602が設置されている。第二駆動スプリング602は、両側の端部がそれぞれ第二駆動棒601および取っ手6に接続されており、第二駆動棒601を内側に移動させ復位させる。
【0048】
(実施例2)
図1図6に示すように、スーツケース本体であって、上側筐体7と下側筐体8を備える。上側筐体7は、下側の端部が下側筐体8の外部にスリーブ接続されており、上側筐体7と下側筐体8の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能である。上側筐体7は、互いに対向するよう設置されている上側収容体70および上側カバー71を含み、上側収容体70と上側カバー71の間に上側ロック部材72が設置されており、上側ロック部材72により上側収容体70と上側カバー71が取り外し可能に接続されている。下側筐体8は、互いに対向するよう設置されている下側収容体80および下側カバー81を含み、下側収容体80と下側カバー81の間に下側ロック部材82が設置されており、下側ロック部材82により下側収容体80と下側カバー81が取り外し可能に接続されている。
【0049】
上側筐体7は、下側端部に上側ストッパー73が固定されている。上側ストッパー73は上側筐体7の内側の上側端部に延伸する。下側筐体8は、上側端部に下側ストッパー83が固定されている。下側ストッパー83は下側筐体8の外側の下側端部に延伸する。上側ストッパー73は、下から上に向いて下側ストッパー83と下側筐体8の間の隙間に嵌め込まれている。下側ストッパー83は、上から下に向いて上側ストッパー73と上側筐体7の間の隙間に嵌め込まれている。上側ストッパー73および下側ストッパー83により、上側筐体7と下側筐体8の最大引き伸ばし長さが制限される。
【0050】
下側筐体8の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレール85が固定されている。上側筐体7の内壁には、スライドブロック74が固定されている。スライドブロック74はスライドレール85に摺動可能に設置されている。
【0051】
上側ロック部材72および下側ロック部材82は、いずれも線ファスナーである。
【0052】
上側筐体7は、下側端部の外壁に、錠75が固定されている。上側ロック部材72と下側ロック部材82のファスナースライダーが錠75にロックされている。
【0053】
下側筐体8の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター84が設置されている。
【0054】
図1図17に示すように、伸縮可能なスーツケースであって、新型キャリーバー001とスーツケース本体001を備える。新型キャリーバー001は、筐体固定管1、筐体移動管2、および伸縮棒3を含む。スーツケース本体001は、上側筐体7、および下側筐体8を含む。上側筐体7は、下側の端部が下側筐体8の外部にスリーブ接続されており、上側筐体7と下側筐体8の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能である。筐体移動管2は、上側の端部が上側筐体7に固定かつ接続されており、下側の端部に第一係止部材4が設置されている。筐体固定管1は、下側筐体8に固定かつ接続されており、内部に筐体移動管2の下側の端部がスリーブ接続されており、第一係止部材4により、筐体移動管2が筐体固定管1にロックされている。下側筐体8の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター84が設置されている。伸縮棒3は、筐体移動管2の上側の端部に設置されており、伸縮棒3を介してスーツケースが押されるまたは引張られる。
【0055】
上側筐体7は、互いに対向するよう設置されている上側収容体70および上側カバー71を含み、上側収容体70と上側カバー71の間に上側ロック部材72が設置されており、上側ロック部材72により上側収容体70と上側カバー71が取り外し可能に接続されている。下側筐体8は、互いに対向するよう設置されている下側収容体80および下側カバー81を含み、下側収容体80と下側カバー81の間に下側ロック部材82が設置されており、下側ロック部材82により下側収容体80と下側カバー81が取り外し可能に接続されている。
【0056】
上側筐体7は、下側端部に上側ストッパー73が固定されている。上側ストッパー73は上側筐体7の内側の上側端部に延伸する。下側筐体8は、上側端部に下側ストッパー83が固定されている。下側ストッパー83は下側筐体8の外側の下側端部に延伸する。上側ストッパー73は、下から上に向いて下側ストッパー83と下側筐体8の間の隙間に嵌め込まれている。下側ストッパー83は、上から下に向いて上側ストッパー73と上側筐体7の間の隙間に嵌め込まれている。上側ストッパー73および下側ストッパー83により、上側筐体7と下側筐体8の最大引き伸ばし長さが制限される。
【0057】
第一係止部材4は、一つの第一台座40、複数の第一ロックピン41、第一スプリング42、および第一押止部材43を含む。第一台座40は、筐体移動管2の下側の端部に固定かつ設置されている。筐体固定管1には、上から下まで複数の第一係止穴10が所定間隔を有するよう設置されている。第一ロックピン41および第一スプリング42は、第一台座40内に設置されており、第一ロックピン41の一端が第一スプリング42と接続されており、第一ロックピン41の他端が第一係止穴10内に嵌め込まれている。第一押止部材43は、第一台座40に設置されており、第一押止部材43の駆動により第一ロックピン41が第一台座40内に引っ込められる。
【0058】
伸縮棒3は、プッシュプル固定管30およびプッシュプル移動管31を含む。プッシュプル固定管30は、筐体移動管2内にスリーブ接続されており、下側の端部が第一台座40の上側の端部の一方の側に固定されている。プッシュプル移動管31は、下側の端部に第二係止部材32が設けられており、下側の端部がプッシュプル固定管30内にスリーブ接続されており、第二係止部材32によりプッシュプル移動管31がプッシュプル固定管30にロックされる。
【0059】
第二係止部材32は、第二台座320、第二ロックピン321、第二スプリング322、および第二押止部材323を含む。第二台座320は、筐体移動管2の下側の端部に固定かつ設置されている。プッシュプル固定管30には、上から下まで複数の第二係止穴300が所定間隔を有するよう設置されている。第二ロックピン321および第二スプリング322は、第二台座320内に設置されており、第二ロックピン321の一端が第二スプリング322と接続されており、第二ロックピン321の他端が第二係止穴300内に嵌め込まれている。第二押止部材323は、第二台座320に設置されており、第二押止部材323の駆動により第二ロックピン321が第二台座320内に引っ込められる。
【0060】
第一ロックピン41の数は二つである。二つの第一ロックピン41は、第一台座40の両側に、互いに対向するよう設けられている。第一スプリング42の端部は、それぞれ二つの第一ロックピン41の内側の端部に固定かつ接続されている。第一ロックピン41の上側の端部に、第一斜め溝410が設置されている。第一押止部材43は、第一台座40に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部430が設置されており、上側の端部に第一接続棒44が固定されている。第一接続棒44は、プッシュプル固定管30の外側に位置し、上側の端部が筐体移動管2の中から伸び出しており、第一接続棒44が下方向に押されることで、第一斜め凸部430が動かされ、第一斜め溝410が内側に移動するよう駆動され、第一ロックピン41が第一台座40に引込まれるようにする。
【0061】
第二スプリング322は、一端が第二ロックピン321の内側の端部に固定かつ接続されており、他端が第二台座320に固定かつ接続されている。第二ロックピン321の上側の端部に第二斜め溝3210が設置されている。第二押止部材323は、第二台座320に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部3230が設置されており、上側の端部に第二接続棒324が固定されている。第二接続棒324は、上側の端部がプッシュプル移動管31の中から伸び出しており、第二接続棒324が下方向に押されることで、第二斜め凸部3230が動かされ、第二斜め溝3210が内側に移動するよう駆動され、第二ロックピン321が第二台座320に引込まれるようにする。
【0062】
筐体固定管1、筐体移動管2、および伸縮棒3は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されている。二つの筐体移動管2の上側の端部の間には、取付ベース5が固定されている。二つのプッシュプル移動管31の上側の端部の間には、取っ手6が固定されている。取付ベース5には、第一駆動部材50が設置されており、第一駆動部材50を介して、互いに対向するよう設置されている二つの第一接続棒44が下方向に押される。取っ手6には、第二駆動部材60が設置されており、第二駆動部材60を介して、互いに対向するよう設置されている二つの第二接続棒324が下方向に押される。
【0063】
第一駆動部材50は、第一駆動ボタン500、および、第一駆動ボタン500の側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒501を含む。第一駆動棒501は、両側の端部が斜面であり、取付ベース5に摺動可能に設置されており、第一駆動ボタン500が下方向に押されると、二つの第一駆動棒501が動かされ外側に移動し第一接続棒44に対して下方向に押す。第一駆動棒501の内部に第一駆動スプリング502が設置されている。第一駆動スプリング502は、両側の端部がそれぞれ第一駆動棒501および取付ベース5に接続されており、第一駆動棒501を内側に移動させ復位させる。第二駆動部材60は、第二駆動ボタン600、および、第二駆動ボタン600の側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒601を含む。第二駆動棒601は、両側の端部が斜面であり、取っ手6に摺動可能に設置されており、第二駆動ボタン600が下方向に押されると、二つの第二駆動棒601が動かされ外側に移動し第二接続棒324に対して下方向に押す。第二駆動棒601の内部に第二駆動スプリング602が設置されている。第二駆動スプリング602は、両側の端部がそれぞれ第二駆動棒601および取っ手6に接続されており、第二駆動棒601を内側に移動させ復位させる。
【0064】
下側筐体8の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレール85が固定されている。上側筐体7の内壁には、スライドブロック74が固定されている。スライドブロック74はスライドレール85に摺動可能に設置されている。
【0065】
上側ロック部材72および下側ロック部材82は、いずれも線ファスナーである。
【0066】
上側筐体7は、下側端部の外壁に、錠75が固定されている。上側ロック部材72と下側ロック部材82のファスナースライダーが錠75にロックされている。
【0067】
以上、本発明の好適な具体的な実施形態についてのみ説明したが、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本発明の開示する技術的範囲内で当業者が容易に考えられる変更または置換は、本発明の保護範囲内に含まれるものとします。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に準ずる。
【符号の説明】
【0068】
001・・・新型キャリーバー
1・・・筐体固定管
10・・・第一係止穴
2・・・筐体移動管
3・・・伸縮軸
30・・・プッシュプル固定管
300・・・第二係止穴
31・・・プッシュプル移動管
32・・・第二係止部材
320・・・第二台座
321・・・第二ロックピン
3210・・・第二斜め溝
322・・・第二スプリング
323・・・第二押止部材
3230・・・第二斜め凸部
324・・・第二接続棒
4・・・第一係止部材
40・・・第一台座
41・・・第一ロックピン
410・・・第一斜め溝
42・・・第一スプリング
43・・・第一押止部材
430・・・第二斜め凸部
44・・・第一接続棒
5・・・取付ベース
50・・・第一駆動部材
500・・・第一駆動ボタン
501・・・第一駆動棒
502・・・第一駆動スプリング
6・・・取っ手
60・・・第二駆動部材
600・・・第二駆動ボタン
601・・・第二駆動棒
602・・・第二駆動スプリング
002・・・スーツケース本体
7・・・上側筐体
70・・・上側収容体
71・・・上側カバー
72・・・上側ロック部材
73・・・上側ストッパー
74・・・スライドブロック
75・・・錠
8・・・下側筐体
80・・・下側収容体
81・・・下側カバー
82・・・下側ロック部材
83・・・下側ストッパー
84・・・キャスター
85・・・スライドレール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新型キャリーバーであって、
伸縮棒(3)を備え、前記伸縮棒(3)の下側の端部に筐体固定管(1)および筐体移動管(2)が設置されており、
前記筐体移動管(2)および前記筐体固定管(1)は、それぞれ、縦方向に伸縮可能である筐体の上下両側の端部に接続されており、
前記筐体移動管(2)は、下側の端部に第一係止部材(4)が設置されており、下側の端部が前記筐体固定管(1)の内部にスリーブ接続されており、前記第一係止部材(4)により、前記筐体移動管(2)が前記筐体固定管(1)にロックされており、
前記伸縮棒(3)は、前記筐体移動管(2)の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒(3)を介して前記筐体が押されるまたは引張られる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項2】
請求項1に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一係止部材(4)は、一つの第一台座(40)、複数の第一ロックピン(41)、第一スプリング(42)、および第一押止部材(43)を含み、
前記第一台座(40)は、前記筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記筐体固定管(1)には、上から下まで複数の第一係止穴(10)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第一ロックピン(41)および前記第一スプリング(42)は、前記第一台座(40)内に設置されており、前記第一ロックピン(41)の一端が前記第一スプリング(42)と接続されており、前記第一ロックピン(41)の他端が前記第一係止穴(10)内に嵌め込まれており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に設置されており、前記第一押止部材(43)の駆動により前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)内に引っ込められる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項3】
請求項2に記載の新型キャリーバーであって、
前記伸縮棒(3)は、プッシュプル固定管(30)およびプッシュプル移動管(31)を含み、
前記プッシュプル固定管(30)は、前記筐体移動管(2)内にスリーブ接続されており、下側の端部が前記第一台座(40)の上側の端部の一方の側に固定されており、
前記プッシュプル移動管(31)は、下側の端部に第二係止部材(32)が設けられており、下側の端部が前記プッシュプル固定管(30)内にスリーブ接続されており、前記第二係止部材(32)により前記プッシュプル移動管(31)が前記プッシュプル固定管(30)にロックされる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項4】
請求項3に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二係止部材(32)は、第二台座(320)、第二ロックピン(321)、第二スプリング(322)、および第二押止部材(323)を含み、
前記第二台座(320)は、前記筐体移動管(2)の下側の端部に固定かつ設置されており、
前記プッシュプル固定管(30)には、上から下まで複数の第二係止穴(300)が所定間隔を有するよう設置されており、
前記第二ロックピン(321)および前記第二スプリング(322)は、前記第二台座(320)内に設置されており、前記第二ロックピン(321)の一端が前記第二スプリング(322)と接続されており、前記第二ロックピン(321)の他端が前記第二係止穴(300)内に嵌め込まれており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に設置されており、前記第二押止部材(323)の駆動により前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)内に引っ込められる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項5】
請求項4に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一ロックピン(41)の数は二つであり、
二つの前記第一ロックピン(41)は、前記第一台座(40)の両側に、互いに対向するよう設けられており、
前記第一スプリング(42)の端部は、それぞれ二つの前記第一ロックピン(41)の内側の端部に固定かつ接続されており、
前記第一ロックピン(41)の上側の端部に、第一斜め溝(410)が設置されており、
前記第一押止部材(43)は、前記第一台座(40)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第一斜め凸部(430)が設置されており、上側の端部に第一接続棒(44)が固定されており、
前記第一接続棒(44)は、前記プッシュプル固定管(30)の外側に位置し、上側の端部が前記筐体移動管(2)の中から伸び出しており、前記第一接続棒(44)が下方向に押されることで、前記第一斜め凸部(430)が動かされ、前記第一斜め溝(410)が内側に移動するよう駆動され、前記第一ロックピン(41)が前記第一台座(40)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項6】
請求項5に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二スプリング(322)は、一端が前記第二ロックピン(321)の内側の端部に固定かつ接続されており、他端が前記第二台座(320)に固定かつ接続されており、
前記第二ロックピン(321)の上側の端部に第二斜め溝(3210)が設置されており、
前記第二押止部材(323)は、前記第二台座(320)に摺動可能に設置されており、下側の端部に第二斜め凸部(3230)が設置されており、上側の端部に第二接続棒(324)が固定されており、
前記第二接続棒(324)は、上側の端部が前記プッシュプル移動管(31)の中から伸び出しており、前記第二接続棒(324)が下方向に押されることで、前記第二斜め凸部(3230)が動かされ、前記第二斜め溝(3210)が内側に移動するよう駆動され、前記第二ロックピン(321)が前記第二台座(320)に引込まれるようにする、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項7】
請求項6に記載の新型キャリーバーであって、
前記筐体固定管(1)、前記筐体移動管(2)、および前記伸縮棒(3)は、いずれも、左右対向するよう二つ設置されており、
二つの前記筐体移動管(2)の上側の端部の間には、取付ベース(5)が固定されており、
二つの前記プッシュプル移動管(31)の上側の端部の間には、取っ手(6)が固定されており、
前記取付ベース(5)には、第一駆動部材(50)が設置されており、前記第一駆動部材(50)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第一接続棒(44)が下方向に押され、
前記取っ手(6)には、第二駆動部材(60)が設置されており、前記第二駆動部材(60)を介して、互いに対向するよう設置されている二つの前記第二接続棒(324)が下方向に押される、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項8】
請求項7に記載の新型キャリーバーであって、
前記第一駆動部材(50)は、第一駆動ボタン(500)、および、前記第一駆動ボタン(500)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第一駆動棒(501)を含み、
前記第一駆動棒(501)は、両側の端部が斜面であり、前記取付ベース(5)に摺動可能に設置されており、前記第一駆動ボタン(500)が下方向に押されると、二つの前記第一駆動棒(501)が動かされ外側に移動し前記第一接続棒(44)に対して下方向に押し、
前記第一駆動棒(501)の内部に第一駆動スプリング(502)が設置されており、前記第一駆動スプリング(502)は、両側の端部がそれぞれ前記第一駆動棒(501)および前記取付ベース(5)に接続されており、前記第一駆動棒(501)を内側に移動させ復位させる、
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項9】
請求項7に記載の新型キャリーバーであって、
前記第二駆動部材(60)は、第二駆動ボタン(600)、および、前記第二駆動ボタン(600)の側辺にそれぞれ設置されている二つの第二駆動棒(601)を含み、
前記第二駆動棒(601)は、両側の端部が斜面であり、前記取っ手(6)に摺動可能に設置されており、前記第二駆動ボタン(600)が下方向に押されると、二つの前記第二駆動棒(601)が動かされ外側に移動し前記第二接続棒(324)に対して下方向に押し、
前記第二駆動棒(601)の内部に第二駆動スプリング(602)が設置されており、前記第二駆動スプリング(602)は、両側の端部がそれぞれ前記第二駆動棒(601)および前記取っ手(6)に接続されており、前記第二駆動棒(601)を内側に移動させ復位させる
ことを特徴とする新型キャリーバー。
【請求項10】
スーツケース本体であって、
上側筐体(7)と下側筐体(8)を備え、
前記上側筐体(7)は、下側の端部が前記下側筐体(8)の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能であり、
前記上側筐体(7)は、互いに対向するよう設置されている上側収容体(70)および上側カバー(71)を含み、前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)の間に上側ロック部材(72)が設置されており、前記上側ロック部材(72)により前記上側収容体(70)と前記上側カバー(71)が取り外し可能に接続されており、
前記下側筐体(8)は、互いに対向するよう設置されている下側収容体(80)および下側カバー(81)を含み、前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)の間に下側ロック部材(82)が設置されており、前記下側ロック部材(82)により前記下側収容体(80)と前記下側カバー(81)が取り外し可能に接続されている、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項11】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記上側筐体(7)は、下側端部に上側ストッパー(73)が固定されており、前記上側ストッパー(73)が前記上側筐体(7)の内側の上側端部に延伸し、
前記下側筐体(8)は、上側端部に下側ストッパー(83)が固定されており、前記下側ストッパー(83)が前記下側筐体(8)の外側の下側端部に延伸し、
前記上側ストッパー(73)は、下から上に向いて前記下側ストッパー(83)と前記下側筐体(8)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記下側ストッパー(83)は、上から下に向いて前記上側ストッパー(73)と前記上側筐体(7)の間の隙間に嵌め込まれており、
前記上側ストッパー(73)および前記下側ストッパー(83)により、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の最大引き伸ばし長さが制限される、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項12】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記下側筐体(8)の外壁には、スーツケースの伸縮方向に沿ってスライドレール(85)が固定されており、
前記上側筐体(7)の内壁には、スライドブロック(74)が固定されており、
前記スライドブロック(74)は前記スライドレール(85)に摺動可能に設置されている、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項13】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記上側ロック部材(72)および前記下側ロック部材(82)は、いずれも線ファスナーである、
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項14】
請求項13に記載のスーツケース本体であって、
前記上側筐体(7)は、下側端部の外壁に、錠(75)が固定されており、
前記上側ロック部材(72)と前記下側ロック部材(82)のファスナースライダーが前記錠(75)にロックされている
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項15】
請求項10に記載のスーツケース本体であって、
前記下側筐体(8)の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター(84)が設置されている
ことを特徴とするスーツケース本体。
【請求項16】
伸縮可能なスーツケースであって、
新型キャリーバー(001)とスーツケース本体(001)を備え、
前記新型キャリーバー(001)は、筐体固定管(1)、筐体移動管(2)、および伸縮棒(3)を含み、
前記スーツケース本体(001)は、上側筐体(7)、および下側筐体(8)を含み、
前記上側筐体(7)は、下側の端部が前記下側筐体(8)の外部にスリーブ接続されており、前記上側筐体(7)と前記下側筐体(8)の相対位置を変えることでスーツケースの容量を調整可能であり、
前記筐体移動管(2)は、上側の端部が前記上側筐体(7)に固定かつ接続されており、下側の端部に第一係止部材(4)が設置されており
前記筐体固定管(1)は、前記下側筐体(8)に固定かつ接続されており、内部に前記筐体移動管(2)の下側の端部がスリーブ接続されており、前記第一係止部材(4)により、前記筐体移動管(2)が前記筐体固定管(1)にロックされており、
前記下側筐体(8)の底部に、スーツケースを移動するのに用いられるキャスター(84)が設置されており、
前記伸縮棒(3)は、前記筐体移動管(2)の上側の端部に設置されており、前記伸縮棒(3)を介してスーツケースが押されるまたは引張られる、
ことを特徴とする伸縮可能なスーツケース。
【国際調査報告】