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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】内容物容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/16 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
B65D43/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505425
(86)(22)【出願日】2023-02-27
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 KR2023002701
(87)【国際公開番号】W WO2023249196
(87)【国際公開日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】20-2022-0001534
(32)【優先日】2022-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513160763
【氏名又は名称】コルマー コリア カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】KOLMAR KOREA CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Kolmar Korea, 12-11, Deokgogae-gil, Jeonui-myeon, Sejong, 30004, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、チャン ス
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョン ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、サン イン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ヘ ジン
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ソン ム
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA05
3E084AA14
3E084AB01
3E084AB05
3E084AB06
3E084AB09
3E084CA03
3E084DA03
3E084DB17
3E084FA02
3E084FC04
3E084GB06
3E084GB16
3E084JA20
(57)【要約】
内容物容器は、内側に第1収容空間が形成される外容器と、前記第1収容空間に収容され、内側に第2収容空間が形成される内容器と、前記外容器の上側に備えられ、内側に前記内容器が挿入されるように上下貫通された連通空間が形成されるショルダー部と、前記連通空間を開閉する蓋部と、を含み、前記ショルダー部の内周に沿って受け部が突出形成され、前記内容器の外周に沿って据え置き部が突出形成され、前記据え置き部が前記受け部の上端に据え置かれると、前記内容器が前記外容器の前記第1収容空間に収容され、前記蓋部が前記連通空間を密閉すると、前記内容器の据え置きが固定されながら、前記第2収容空間が密閉できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物容器であって、
内側に第1収容空間が形成される外容器と、
前記第1収容空間に収容され、内側に第2収容空間が形成される内容器と、
前記外容器の上側に備えられ、内側に前記内容器が挿入されるように上下貫通された連通空間が形成されるショルダー部と、
前記連通空間を開閉する蓋部と、を含み、
前記ショルダー部の内周に沿って受け部が突出形成され、前記内容器の外周に沿って据え置き部が突出形成され、
前記据え置き部が前記受け部の上端に据え置かれると、前記内容器が前記外容器の前記第1収容空間に収容され、
前記蓋部が前記連通空間を密閉すると、前記内容器の据え置きが固定されながら、前記第2収容空間が密閉される
ことを特徴とする内容物容器。
【請求項2】
前記ショルダー部の上端には、内側支持部および外側支持部がそれぞれ突出しており、
前記蓋部の下端には、前記内側支持部の外側に密着する内側密着部および前記外側支持部の内側に密着する外側密着部がそれぞれ形成され、
前記蓋部が前記連通空間を密閉するために下降するとき、前記内側密着部と前記外側密着部の下降によって前記内側密着部と前記外側密着部との間に形成される気密空間が圧縮されることによって前記密閉が強化される
請求項1に記載の内容物容器。
【請求項3】
前記ショルダー部において、前記外側支持部の外側には、少なくとも1つの第1係止部が備えられ、前記蓋部の内側には、前記第1係止部に対応する少なくとも1つの第2係止部が備えられ、
前記第1係止部と前記第2係止部の結合により、前記蓋部が前記ショルダー部を密閉する
請求項2に記載の内容物容器。
【請求項4】
前記ショルダー部は、前記外容器に結合される外側枠部と、前記外側枠部の内側に備えられ、前記受け部が内側に延長される内側枠部と、前記外側枠部と前記内側枠部を連結し、上端に前記内側支持部および前記外側支持部が形成される連結部と、をさらに含む
請求項2に記載の内容物容器。
【請求項5】
前記蓋部の下端には、前記蓋部が前記連通空間を密閉するときに前記据え置き部の上端を下側に加圧することによって、前記内容器を固定および密閉する少なくとも1つの加圧部が突出する
請求項1に記載の内容物容器。
【請求項6】
前記内容器には、前記据え置き部の外側端部から下側に屈曲して延長される下向き屈曲部が形成され、
前記ショルダー部には、前記受け部の内側端部から上側に屈曲して延長される上向き屈曲部が形成され、
前記内容器が前記ショルダー部に据え置かれるとき、前記下向き屈曲部の内側面が前記上向き屈曲部の外側面によって支持される
請求項1に記載の内容物容器。
【請求項7】
前記上向き屈曲部は、前記受け部の内周に沿って離隔しており、複数の前記上向き屈曲部の間には、開放部が形成される
請求項6に記載の内容物容器。
【請求項8】
前記第2収容空間の密閉が解除され、前記第2収容空間に収容された内容物の漏液が発生すれば、前記内容物が前記開放部を介して前記第1収容空間に流入することにより、前記内容物の外部漏出が防止される
請求項7に記載の内容物容器。
【請求項9】
前記据え置き部が前記受け部に据え置かれるとき、前記第1収容空間内の空気が前記開放部を介して外部に排出されることによって、前記第1収容空間の内圧上昇を解消する
請求項7に記載の内容物容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物容器に関する。
【背景技術】
【0002】
リフィル容器は、通常、内容器と外容器からなる二重容器の形で提供される。このような二重容器形のリフィル容器の場合、内容物の消尽した内容器を外容器から分離し、新しい内容物を外容器に結合することにより内容物のリフィルが行われる。
【0003】
しかし、内容器と外容器を強固に結合した状態で内容器を外容器から分離するためには、内容器または外容器を回転操作するか、または加圧操作するなど、強固な結合を解除するための煩わしい操作過程が必要となる。
【0004】
内容器と外容器との間の結合強度を弱く調整することによって、結合解除のための煩わしい操作過程を最小化できるが、この場合、ユーザが意図しない場合でも内容器が外容器から簡単に離脱でき、内容器の密閉が簡単に解除されて内容物が外部に漏出するという問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述の問題点を解決するための内容物容器を提供することをその目的とする。
【0006】
本発明の技術的課題は、前述の技術的課題に限定されず、言及されていない他の技術的課題は、以下の記載から当業者に明確に理解できる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態によって内容物容器が提供される。前記内容物容器は、内側に第1収容空間が形成される外容器と、前記第1収容空間に収容され、内側に第2収容空間が形成される内容器と、前記外容器の上側に備えられ、内側に前記内容器が挿入されるように上下貫通された連通空間が形成されるショルダー部と、前記連通空間を開閉する蓋部と、を含み、前記ショルダー部の内周に沿って受け部が突出形成され、前記内容器の外周に沿って据え置き部が突出形成され、前記据え置き部が前記受け部の上端に据え置かれると、前記内容器が前記外容器の前記第1収容空間に収容され、前記蓋部が前記連通空間を密閉すると、前記内容器の据え置きが固定されながら、前記第2収容空間が密閉される。
【0008】
また、前記ショルダー部の上端には、内側支持部および外側支持部がそれぞれ突出しており、前記蓋部の下端には、前記内側支持部の外側に密着する内側密着部および前記外側支持部の内側に密着する外側密着部がそれぞれ形成され、前記蓋部が前記連通空間を密閉するために下降するとき、前記内側密着部と前記外側密着部の下降によって前記内側密着部と前記外側密着部との間に形成される気密空間が圧縮されることにより、前記密閉が強化できる。
【0009】
また、前記ショルダー部において、前記外側支持部の外側には、少なくとも1つの第1係止部が備えられ、前記蓋部の内側には、前記第1係止部に対応する少なくとも1つの第2係止部が備えられ、前記第1係止部と前記第2係止部の結合により、前記蓋部が前記ショルダー部を密閉できる。
【0010】
また、前記ショルダー部は、前記外容器に結合される外側枠部と、前記外側枠部の内側に備えられ、前記受け部が内側に延長される内側枠部と、前記外側枠部と前記内側枠部を連結し、上端に前記内側支持部および前記外側支持部が形成される連結部と、をさらに含み得る。
【0011】
また、前記蓋部の下端には、前記蓋部が前記連通空間を密閉するときに前記据え置き部の上端を下側に加圧することによって、前記内容器を固定および密閉する少なくとも1つの加圧部が突出できる。
【0012】
また、前記内容器には、前記据え置き部の外側端部から下側に屈曲して延長される下向き屈曲部が形成され、前記ショルダー部には、前記受け部の内側端部から上側に屈曲して延長される上向き屈曲部が形成され、前記内容器が前記ショルダー部に据え置かれるとき、前記下向き屈曲部の内側面が前記上向き屈曲部の外側面によって支持され得る。
【0013】
また、前記上向き屈曲部は、前記受け部の内周に沿って離隔しており、複数の前記上向き屈曲部の間には、開放部が形成され得る。
【0014】
また、前記第2収容空間の密閉が解除され、前記第2収容空間に収容された内容物の漏液が発生すれば、前記内容物が前記開放部を介して前記第1収容空間に流入することにより、前記内容物の外部漏出が防止できる。
【0015】
また、前記据え置き部が前記受け部に据え置かれるとき、前記第1収容空間内の空気が前記開放部を介して外部に排出されることによって、前記第1収容空間の内圧上昇を解消することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、内容器をショルダー部に据え置きまたは離脱させる簡単な操作で内容器の脱着が行われるようにして内容器を容易に交換し、リフィル動作を簡単に行うが、交換が完了すると内容器を強固に固定させることができる。
【0017】
また、本発明によると、蓋部が連通空間を密閉すると、内容器を第1収容空間に固定させて内容器が外容器から容易に離脱しないようにすることができる。
【0018】
また、本発明によると、蓋部が連通空間を密閉すると、内容器内部の収容空間を密閉させて内容物の外部漏出を防止できる。
【0019】
また、本発明によると、蓋部が連通空間を密閉するために下降するにつれて密閉を徐々に強化させることができる。
【0020】
また、本発明によると、内容物の漏液が発生しても、内容物を外容器内部の収容空間に流入させて内容物が外部に漏出されることを防止できる。
【0021】
また、本発明によると、内容器が外容器に据え置かれるときに、外容器内部の収容空間の空気を外部に排出させ、内圧上昇を解消することができる。
【0022】
本発明の詳細な説明で引用される図面をより十分に理解するために各図面の簡単な説明が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態による内容物容器の斜視図である。
図2】本発明の実施形態による内容物容器の分解斜視図である。
図3】本発明の実施形態による内容物容器の断面図である。
図4】本発明の実施形態による内容器の結合動作を説明するための図である。
図5】本発明の実施形態による蓋部の密閉動作を説明するための図である。
図6】本発明の実施形態による内容物容器の積層を説明するための図である。
図7】本発明の実施形態による内容物容器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面に記載された内容を参照して本発明による例示的な実施形態を詳細に説明する。また、添付の図面に記載された内容を参照して本発明の実施形態による装置を構成して使用する方法を詳細に説明する。各図に示されている同じ参照番号または符号は、実質的に同じ機能を行う部品または構成要素を示す。以下に記載される便宜上、上下左右の方向は、図面を基準としたものであり、当該方向に本発明の権利の範囲が必ずしも限定されるものではない。
【0025】
第1、第2などの序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために使用できるが、構成要素は、用語によって限定されない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利の範囲から逸脱することなく、第1構成要素を第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。「および/または」という用語は、複数の関連項目の組み合わせまたは複数の関連項目のうち、いずれか1つの項目を含む。
【0026】
本明細書で使用される用語は、実施形態を説明するために使用されたものであって、本発明を制限および/または限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに別の方式で意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、含むまたは有するなどの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または追加の可能性を予め排除しない。
【0027】
明細書全体において、ある部分が他の部分と連結されていると言うとき、これは、直接的に連結されている場合だけでなく、その中間に他の構成を挟んで間接的に連結されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を含むと言う場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0028】
図1は、本発明の実施形態による内容物容器の斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による内容物容器の分解斜視図であり、図3は、本発明の実施形態による内容物容器の断面図である。
【0029】
図1図3を参照すると、内容物容器1000は、外容器100、内容器200、ショルダー部300、および蓋部400を含み得る。
【0030】
外容器100は、内側に第1収容空間s1が形成され得る。第1収容空間s1には、内容器200が収容できる。例えば、外容器100は、内側に第1収容空間s1が形成されるように上部が開放された筒状の容器であり得るが、これは例示的なものであって、外容器100の側面が開放されるか、または上下部がすべて開放されるなどの様々な実施形態が適用できる。
【0031】
内容器200は、第1収容空間s1に収容され、内側に第2収容空間s2が形成され得る。第2収容空間s2には、内容物が収容できる。例えば、内容器200は、内側に第2収容空間s2が形成されるボトル(Bottle)、瓶(Jar)、チューブ(Tube)、ポーチ(Pouch)容器などの公知の様々な形の容器のうちから自由に選択できる。
【0032】
実施形態において、内容物は、液状、ゲル状または粉末状の化粧料であり得る。例えば、内容物は、ローション、ミルクローション、モイスチャーローション、栄養ローション、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイスチャークリーム、美白美容液、トーンアップクリーム、日焼け止め、サンクリーム、サンミルク、BBクリーム、ベース、ファンデーション、CCクリーム、コンシーラー、ブラッシャー、シェーディング、アイシャドウ、アイブロー、アイクリーム、プライマーなどを含み得る。ただし、これに限定されるものではなく、他の剤形や種類の化粧料、医療用内容物などが適用できる。
【0033】
実施形態において、内容物は、不織布、スポンジなどからなる含浸部材に含浸された後、第2収容空間s2に収容できる。ただし、これは例示的なものであって、内容物は、第2収容空間s2に直接収容されるか、または化粧皿に収容された状態で第2収容空間s2に収容されるなどの様々な実施形態が適用できる。
【0034】
実施形態において、内容器200の内側上端には、少なくとも1つの離脱防止突起210が備えられ得る。離脱防止突起210は、第2収容空間s2に積層される含浸部材の高さを決定し得、含浸部材が第2収容空間s2の外側に離脱することを制限できる。
【0035】
ショルダー部300は、外容器100の上側に備えられ、内側に上下貫通した連通空間cが形成され得る。連通空間cを介して内容器200を挿入または分離できる。
【0036】
実施形態において、連通空間cに内容器200が挿入されて内容器200がショルダー部300に据え置かれると、内容器200は、外容器100の底面から離隔しながら第1収容空間s1に収容できる。
【0037】
実施形態において、ショルダー部300の内周に沿って受け部310が(内側に)突出形成され、内容器200の外周に沿って据え置き部220が(外側に)突出形成され得る。据え置き部220は、受け部310の上端に据え置かれ得る。据え置き部220が受け部310の上端に据え置かれると、内容器200が外容器100の底面から離隔しながら第1収容空間s1に収容され得る。また、据え置き部220が受け部310の上端から離脱すると、内容器200が外容器100から分離できる。
【0038】
実施形態において、ショルダー部300には、受け部310の内側端部から上側に屈曲して延長される上向き屈曲部320が形成され、内容器200には、据え置き部220の外側端部から下側に屈曲して延長される下向き屈曲部230が形成され得る。内容器200がショルダー部300に据え置かれるとき(すなわち、受け部310が据え置き部220に据え置かれるとき)、下向き屈曲部230の内側面が上向き屈曲部320の外側面によって支持されながら、内容器200がより安定的かつ強固に据え置かれることができる。
【0039】
実施形態において、上向き屈曲部320は、受け部310の内周に沿って形成されるが、複数の上向き屈曲部320が互いに離隔し得る。複数の上向き屈曲部320の間には、開放部330が形成され得る。
【0040】
実施形態において、開放部330は、内容物の外部漏出を防止できる。例えば、第2収容空間s2の密閉が解除されて第2収容空間s2に収容された内容物の漏液が発生すると、内容物が開放部330を介して第1収容空間s1に流入できる。すなわち、漏れた内容物は、第1収容空間s1に流入し、外部に漏れないことがある。
【0041】
さらに、受け部310には、開放部330に向かうほど下降する傾斜面が形成され得る。傾斜面に沿って漏液が移動しながら開放部330に向かうことができる。
【0042】
実施形態において、開放部330は、内容器200の据え置き時、第1収容空間s1の内圧上昇を解消することができる。例えば、内容器200がショルダー部300に据え置かれるとき(すなわち、据え置き部220が受け部310に据え置かれるとき)、第1収容空間s1内の空気が開放部330を介して外部に排出され、これにより、第1収容空間s1の内圧上昇を解消することができる。また、第1収容空間s1の内部で開放部330に向かう流体の流れが生成され、内容器200の第1収容空間s1への挿入がガイドできる。
【0043】
実施形態において、ショルダー部300は、外側枠部340と、外側枠部340の内側に備えられる内側枠部350と、外側枠部340と内側枠部350を連結する連結部360と、を含み得る。例えば、外側枠部340は、外容器100に結合され得、受け部310が内側枠部350から内側に延長され得る。例えば、外側枠部340の外側には、少なくとも1つのねじ山および/または嵌め込み突起が備えられ、外容器100とねじ結合および/または嵌め込み結合され得、これに限らず、係止結合、嵌合結合、係り合わせ結合などの様々な結合方式が適用できる。
【0044】
蓋部400は、ショルダー部300の連通空間cを開閉することができる。具体的に、蓋部400は、ショルダー部300の一側に回動可能に連結され、回動によって連通空間cを開放または密閉できる。例えば、蓋部400とショルダー部300は、少なくとも1つのヒンジ部によって連結されるなど、回動可能な結合を実現するための様々な結合方式が適用できる。このとき、蓋部400がショルダー部300に密閉回動した状態で蓋部400がショルダー部300に係止結合されることによって、連通空間cの密閉が行われ得る。
【0045】
ただし、これは例示的なものであって、実施形態によると、蓋部400は、ショルダー部300に着脱可能に結合され、蓋部400がショルダー部300に結合または分離されることにより、連通空間cが密閉または開放できる。例えば、蓋部400とショルダー部300は、互いに対応する少なくとも1つのねじ山によってねじ結合されるか、または互いに対応する少なくとも1つの嵌め込み突起によって嵌め込み結合されるなどの着脱可能な結合を実施するための様々な結合方式が適用できる。
【0046】
実施形態において、ショルダー部300には、少なくとも1つの第1係止部370が備えられ、蓋部400には、第1係止部370と対応する少なくとも1つの第2係止部410が備えられ得る。第1係止部370と第2係止部410の結合によって蓋部400が連通空間cを密閉できる。例えば、第1係止部370は、ショルダー部300において支持部(特に、外側支持部390)の外側に備えられ、第2係止部410は、蓋部400の内側に備えられ得る。
【0047】
実施形態において、ショルダー部300の上端、特に連結部360の上端には、少なくとも1つの支持部380を突出させることができ、蓋部400の下端には、支持部380と密着する少なくとも1つの密着部420が形成され得る。密着部420が支持部380に密着することにより、蓋部400による連通空間cの密閉を補助および/または強化できる。
【0048】
実施形態において、支持部380は、内側支持部381および外側支持部382を含み、密着部420は、内側密着部421および外側密着部422を含み得る。このとき、内側密着部421は、内側支持部381の外側に密着し、外側密着部422は、外側支持部382の外側に密着できる。密着によって内側密着部421と外側密着部422との間に気密空間tが形成され得る。
【0049】
実施形態において、蓋部400が連通空間cを密閉するために下降するとき、気密空間tが圧縮されることによって、蓋部400による連通空間cの密閉が強化できる。具体的に、内側密着部421と外側密着部422が下降するにつれて、気密空間tを外部から密閉して圧縮できる。気密空間tが圧縮されると、気密空間tの内圧が上昇し、内圧上昇によって内側密着部421が内側に加圧され、外側密着部422を外側に加圧することができる。このような加圧により、内側密着部421と内側支持部381との密着および外側密着部422と外側支持部382との密着が強化され、これにより、蓋部400による連通空間cの密閉が強化できる。
【0050】
実施形態において、蓋部400が連通空間cを密閉すると、内容器200が第1収容空間s1に固定され、第2収容空間s2が密閉できる。このために、例えば、蓋部400の下端には、少なくとも1つの加圧部430を突出させることができる。加圧部430は、蓋部400が連通空間cを密閉するときに内容器200、特に据え置き部220の上端を下側に加圧することによって、内容器200を固定および密閉できる。
【0051】
実施形態において、内容物容器1000は、複数個積層可能であり得る。このために、例えば、蓋部400の上端は、少なくとも一領域が外容器100の下端の形状に対応して陥没することができる。これによると、第1内容物容器の蓋部400の上端の陥没した領域に第2内容物容器の外容器100の下端が挿入されることにより、第2内容物容器が第1内容物容器の上端に積層できる。
【0052】
図1図3による内容物容器1000は、例示的なものであり、本発明が適用される実施形態によって様々な構成を適用できる。
【0053】
図4は、本発明の実施形態による内容器の結合動作を説明するための図である。
【0054】
図4を参照すると、内容器200は、ショルダー部300内側の連通空間cを介して第1収容空間s1に挿入できる。内容器200が第1収容空間s1に挿入される過程で第1収容空間s1内部の空気が開放部330を介して外部に排出され、これにより、第1収容空間s1の内圧上昇を解消することができる。また、第1収容空間s1の内部で開放部330に向かう流体の流れが生成され、内容器200の第1収容空間s1への挿入がガイドできる。
【0055】
内容器200が第1収容空間s1に完全に挿入されると、内容器200は、ショルダー部300に据え置かれることによって、外容器100の底面と離隔した状態で第1収容空間s1に収容できる。具体的には、据え置き部220が受け部310に据え置かれることによって、内容器200がショルダー部300に据え置かれることができる。このとき、据え置き部220の外側の下向き屈曲部230の内周面は、受け部310の内側の上向き屈曲部320の外周面によって支持できる。
【0056】
図4による内容器200の結合動作は、例示的なものであり、本発明が適用される実施形態によって様々な方式が適用できる。
【0057】
図5は、本発明の実施形態による蓋部の密閉動作を説明するための図である。
【0058】
図5を参照すると、蓋部400が連通空間cを密閉するために下降すると、内側密着部421と外側密着部422が下降するにつれて、内側密着部421と外側密着部422との間に形成される気密空間tは、外部から密閉されて圧縮できる。気密空間tが圧縮されると、気密空間tの内圧が上昇し、内圧上昇によって内側密着部421が内側に加圧され、外側密着部422を外側に加圧することができる。このような加圧により、内側密着部421と内側支持部381との密着および外側密着部422と外側支持部382との密着が強化され、これにより、蓋部400による連通空間cの密閉が強化できる。
【0059】
蓋部400が完全に下降した場合、第1係止部370と第2係止部410が結合されることにより、連通空間cの密閉が行われ得る。
【0060】
図5による蓋部400の密閉動作は、例示的なものであり、本発明が適用される実施形態によって様々な方式が適用できる。
【0061】
図6は、本発明の実施形態による内容物容器の積層を説明するための図である。
【0062】
図6を参照すると、内容物容器1000は、第1内容物容器1000-1および第2内容物容器1000-2を含み、第2内容物容器1000-2は、第1内容物容器1000-1の上端に積層できる。このとき、第1内容物容器1000-1の蓋部400の上端は、少なくとも一領域が第2内容物容器1000-2の外容器100の下端の形状に対応して陥没することができ、このとき、第1内容物容器1000-1の蓋部400の上端の陥没した領域に第2内容物容器1000-2の外容器100の下端が挿入されることにより、第2内容物容器1000-2が第1内容物容器1000-1の上端に積層できる。これと同じ原理として、第2内容物容器1000-2の上端には、複数の内容物容器1000をさらに積層できる。
【0063】
図6による内容物容器1000の積層は、例示的なものであり、本発明が適用される実施形態によって様々な方式が適用できる。
【0064】
図7は、本発明の実施形態による内容物容器の斜視図である。
【0065】
図7を参照すると、内容物容器1000’は、外容器100、内容器200、ショルダー部300、蓋部400、および化粧用具500を含み得る。ここで、外容器100、内容器200、ショルダー部300および蓋部400は、図1図5と同様に説明することができる。
【0066】
化粧用具500は、第2収容空間s2に収容された内容物を使用するためのツールである。例えば、化粧用具500は、含浸部材を挟んで取り出すためのピンセット、内容物を塗布するためのスパチュラ、内容物を吸引するためのピペットなどの様々なメイク道具のうちから選択できる。
【0067】
実施形態において、化粧用具500は、蓋部400の下端に収納できる。このために、例えば、蓋部400の下端には、化粧用具500を収容するための少なくとも1つの収納空間が形成され得る。収納空間は、蓋部400の下端に少なくとも1つの収納突起が突出することによって形成されるか、または蓋部400の下端に少なくとも一領域が陥没することによって形成され得る。
【0068】
図7による内容物容器1000’は、例示的なものであり、本発明が適用される実施形態によって様々な構成が適用できる。
【0069】
以上のように、図面および明細書で最適の実施形態が開示された。ここで特定の用語が使用されたが、これは単に本発明を説明する目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定するために使用されたものではない。したがって、当技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形および均等な他の実施形態が可能であることが理解されるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】