(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体
(51)【国際特許分類】
A61B 5/1473 20060101AFI20240719BHJP
A61B 5/151 20060101ALN20240719BHJP
【FI】
A61B5/1473
A61B5/151 100
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505470
(86)(22)【出願日】2022-06-02
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 KR2022007869
(87)【国際公開番号】W WO2023013869
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0103241
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ヒュンホ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,ゴアンイェル
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジフーン
【テーマコード(参考)】
4C038
【Fターム(参考)】
4C038KK10
4C038KL01
4C038KL09
4C038TA02
4C038UE02
4C038UE04
(57)【要約】
本発明によるアプリケーターは、生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングとかみ合うように前記アプリケーターボディーにティルティング可能に結合されるロッキングフックと、及び前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第1位置から前記センサーユニットハウジングが前記ベースユニットハウジングと結合される第2位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、を含み、前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第1位置から前記第2位置に移動するシャトルを含むが、前記シャトルは前記第2位置で前記ロッキングフックに接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除される方向にティルティングさせることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、
ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、
前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングとかみ合うように前記アプリケーターボディーにティルティング可能に結合されるロッキングフックと、及び
前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第1位置で前記センサーユニットハウジングが前記ベースユニットハウジングと結合される第2位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、を含み、
前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第1位置から前記第2位置に移動するシャトルを含むが、前記シャトルは前記第2位置で前記ロッキングフックに接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除される方向にティルティングさせることを特徴とするアプリケーター。
【請求項2】
前記ロッキングフックは、
ピボット部と、
前記ベースユニットハウジングにかみ合うように前記ピボット部の一側に連結されるフック部と、
前記シャトルが接するように前記ピボット部と交差する方向に突き出されるレバー部を含み、
前記ピボット部を回転中心にして回転できるように設置されることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項3】
前記アプリケーターボディーは、前記ロッキングフックが前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除されるようにティルティングされる時前記レバー部を支えて前記ロッキングフックのティルティング角度を制限する下敷部を含むことを特徴とする請求項2に記載のアプリケーター。
【請求項4】
前記フック部は少なくとも一部分が前記ベースユニットハウジングの一側に形成されるハウジング溝に挿入される方式で前記ベースユニットハウジングにかみ合うことを特徴とする請求項2に記載のアプリケーター。
【請求項5】
前記アプリケーターボディーは、前記ロッキングフックの一側に接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングにかみ合うように偏向させる弾性アームを含むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項6】
前記ロッキングフックは、
ピボット部と、
前記ベースユニットハウジングにかみ合うように前記ピボット部の一側に連結されるフック部と、
前記シャトルが接するように前記ピボット部と交差する方向に突き出されるレバー部と、
前記ピボット部のまた他の一側から突き出されるロードを含み、
前記弾性アームは前記ロードに接するように具備されることを特徴とする請求項5に記載のアプリケーター。
【請求項7】
アプリケーターボディーと、
センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットと、
ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含み、前記センサーユニットと離隔されて前記アプリケーターボディーに分離可能に結合されるベースユニットと、
前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングとかみ合うように前記アプリケーターボディーにティルティング可能に結合されるロッキングフックと、及び
前記センサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第1位置から前記センサーユニットハウジングが前記ベースユニットハウジングと結合される第2位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、を含み、
前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第1位置から前記第2位置に移動するシャトルを含むが、前記シャトルは前記第2位置で前記ロッキングフックに接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除される方向にティルティングさせることを特徴とするアプリケーター組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経皮性センサー用アプリケーターに関するものであり、より詳細には、使用者の肌に挿入されて生体情報を測定するための経皮性センサーを使用者の肌に挿入するための経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、医療技術の発展で使用者の身体に付着されて使用される多様な医療用デバイスが開発されて販売されている。肌に付着されて使用される医療用デバイスは慢性疾患患者の身体に付着されて生体情報をモニタリングするか、または治療をするのに有用に活用されることができる。
【0003】
例えば、糖尿病のような慢性疾患は持続的な管理が必要であり、糖尿病患者の血糖をモニタリングすることに身体に付着されて血糖を測定する医療用デバイスが利用されることができる。糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるが、病気が進行されれば糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、皮膚掻痒症、手と足の傷が治らないで長続きする場合などの特有の症状が現われる。糖尿病がいっそうさらに進行されれば視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周疾患、筋けいれん及び神経痛、壞疽などで先に進む合併症が現われる。このような糖尿病を診断して合併症で先に進まないように管理するためには体系的な血糖測定と治療が併行されなければならない。
【0004】
糖尿病患者及び糖尿病で先に進まなかったが血液内に正常より多い糖が検出される人々のために多くの医療機器製造業社では血糖を測定することができる多様な種類の血糖測定機を提供している。
【0005】
血糖測定機は使用者が指端から採血して血糖測定を1回単位で遂行する方式と、使用者のお腹と腕などに付着して血糖測定を連続的に遂行する方式がある。
【0006】
糖尿病患者の場合、一般に高血糖と低血糖状態を行き交うようになるが、応急状況は低血糖状態から尋ねて来て、意識を失うか、または糖分供給なしに低血糖状態が長い間持続すれば命を失うこともある。したがって、低血糖状態の即刻な発見は糖尿病患者に非常に重要であるが、間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定機ではこれを正確に把握することに限界がある。
【0007】
最近にはこのような限界を乗り越えるために人体内に挿入されて数分間隔で血糖値を測定する連続血糖測定システム(CGMS: Continuous Glucose Monitoring System)が開発されて使用されている。連続血糖測定システムは採血による使用者の苦痛と拒否感を最小化するために痛症が相対的に減ったお腹と腕などの部位にプローブ形態の経皮性センサーを挿入した後連続的に血糖を測定することができる。
【0008】
連続血糖測定システムは使用者の肌内に挿入されて体内で血糖を測定する経皮性センサーを含むセンサーユニットと、経皮性センサーによって測定された血糖数値を送るためのトランスミッタと、伝送を受けた血糖数値を出力する端末機などを含んで構成される。
【0009】
経皮性センサーを利用する医療用システムは製造社ごとに非常に多様な形態で製作されているし、その使用方式も多様である。現在、大部分のシステムは1回用センサーユニットをアプリケーターを通じて身体に付着する方式で製作流通されている。使用者はアプリケーターを利用してセンサーユニットを肌に付着するために多くの段階の作業を遂行しなければならないし、センサーユニットを身体に付着した後、経皮性センサーと共に肌に挿入されたニードルを直接抜き出さなければならないなどさまざまの後続手続きらを遂行しなければならない。
【0010】
例えば、使用者は1回用センサーユニットの包装をむき出してアプリケーターに正確に装着しなければならないし、センサーユニットをアプリケーターに挿入した状態でアプリケーターを作動させてセンサーユニットを肌に付着しなければならない。そして、センサーユニットの付着後には肌に挿入されたニードルを抜き出して、トランスミッタをセンサーユニットに結合させるなどの作業を遂行しなければならない不便さがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述したところのような点を勘案して案出されたものであり、経皮性センサーを含むセンサーユニットが組み立てされた状態で製作可能で経皮性センサーを肌に挿入するための使用者の付加作業を最小化して、使用者が経皮性センサーを肌に挿入するのに便利に使用することができる経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明はセンサーユニットと分離された状態でアプリケーターに分離可能に結合されるベースユニットとアプリケーターの結合構造が改善されたアプリケーター及びアプリケーター組立体を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述したところのような目的を解決するための本発明によるアプリケーターは、生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングとかみ合うように前記アプリケーターボディーにティルティング可能に結合されるロッキングフックと、及び前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第1位置から前記センサーユニットハウジングが前記ベースユニットハウジングと結合される第2位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、を含み、前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第1位置から前記第2位置に移動するシャトルを含むが、前記シャトルは前記第2位置で前記ロッキングフックに接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除される方向にティルティングさせることを特徴とする。
【0014】
前記ロッキングフックは、ピボット部と、前記ベースユニットハウジングにかみ合うように前記ピボット部の一側に連結されるフック部と、前記シャトルが接するように前記ピボット部と交差する方向に突き出されるレバー部を含み、前記ピボット部を回転中心にして回転するように設置されることができる。
【0015】
前記アプリケーターボディーは、前記ロッキングフックが前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除されるようにティルティングされる時前記レバー部を支えて前記ロッキングフックのティルティング角度を制限する下敷部を含むことができる。
【0016】
前記フック部は少なくとも一部分が前記ベースユニットハウジングの一側に形成されるハウジング溝に挿入される方式で前記ベースユニットハウジングにかみ合うことができる。
【0017】
前記アプリケーターボディーは、前記ロッキングフックの一側に接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングにかみ合うように偏向させる弾性アームを含むことができる。
【0018】
前記ロッキングフックは、ピボット部と、前記ベースユニットハウジングにかみ合うように前記ピボット部の一側に連結されるフック部と、前記シャトルが接するように前記ピボット部と交差する方向に突き出されるレバー部と、前記ピボット部のまた他の一側から突き出されるロードを含み、前記弾性アームは前記ロードに接するように具備されることができる。
【0019】
一方、前述したところのような目的を解決するための本発明によるアプリケーター組立体は、アプリケーターボディーと、センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットと、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含み、前記センサーユニットと離隔されて前記アプリケーターボディーに分離可能に結合されるベースユニットと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングとかみ合うように前記アプリケーターボディーにティルティング可能に結合されるロッキングフックと、及び前記センサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第1位置から前記センサーユニットハウジングが前記ベースユニットハウジングと結合される第2位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、を含み、前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第1位置から前記第2位置に移動するシャトルを含むが、前記シャトルは前記第2位置で前記ロッキングフックに接して前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングでかみ合い解除される方向にティルティングさせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、センサーユニットをアプリケーター内に組み立てされた状態で製作することで、センサーユニットを使用者の肌に付着するための使用者の付加作業を最小化して、単純にアプリケーターを作動させることだけでセンサーユニットを使用者の肌に付着することができる。
【0021】
また本発明によれば、センサーユニットがベースユニットに結合される前にベースユニットがアプリケーターボディーから易しく分離されないようにアプリケーターボディーに安定的に固定され、センサーユニットがベースユニットに結合された後にはベースユニットがアプリケーターボディーから円滑に分離されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は本発明の一実施例によるアプリケーター組立体を示した斜視図である。
【
図2】
図2は身体付着ユニットが使用者の肌に付着された姿を示した図面である。
【
図3】
図3は身体付着ユニットを示した斜視図である。
【
図4】
図4はセンサーユニットにニードルが結合された姿を示した図面である。
【
図5】
図5はセンサーユニットとベースユニットが結合される前の姿を示した図面である。
【
図7】
図7は
図1のII-II線に沿って取った断面図である。
【
図8】
図8は本発明の一実施例によるアプリケーターを分解して示した斜視図である。
【
図9】
図9はロッキングフックがベースフレームで分離された姿を示した図面である。
【
図10】
図10は挿入ユニット組立体を分解して示した図面である。
【
図11】
図11はニードルアセンブリーのキャリアとニードルが分離された姿を示した図面である。
【
図12】
図12及び
図13は、本発明の一実施例によるアプリケーターの一部分を分解して示した図面である。
【
図13】
図12及び
図13は、本発明の一実施例によるアプリケーターの一部分を分解して示した図面である。
【
図14】
図14は挿入ユニット組立体がアプリケーターボディーに結合された姿を示した図面である。
【
図15】
図15は挿入ユニットのセンサー挿入動作を示した図面である。
【
図16】
図16はストッパ部材が第3位置から第4位置に移動する過程を示した図面である。
【
図17】
図17乃至
図19は、本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。
【
図18】
図17乃至
図19は、本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。
【
図19】
図17乃至
図19は、本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。
【
図20】
図20は本発明の他の実施例によるアプリケーターのベースフレームを示した斜視図である。
【
図21】
図21は本発明の他の実施例によるアプリケーターのロッキングフックがベースフレームで分離された姿を示した図面である。
【
図22】
図22は本発明の他の実施例によるアプリケーターのロッキングフックがベースユニットにかみ合った姿を示した図面である。
【
図23】
図23は本発明の他の実施例によるアプリケーターのロッキングフックがベースユニットでかみ合い解除された姿を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明による経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体を図面を参照して詳しく説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施例によるアプリケーター組立体を示した斜視図であり、
図2は身体付着ユニットが使用者の肌に付着された姿を示した図面であり、
図3は身体付着ユニットを示した斜視図である。
【0025】
本発明の一実施例によるアプリケーター組立体10は使用者の肌に挿入されて生体情報を測定するセンサー110を具備するセンサーユニット100と、センサーユニット100と共に身体付着ユニット20を構成するベースユニット200と、身体付着ユニット20を使用者の肌に付着するためのアプリケーター30を含む。アプリケーター組立体10はアプリケーター30にセンサーユニット100とベースユニット200が分離されて装着された状態で使用者に提供されることができる。センサーユニット100とベースユニット200はアプリケーター30の作用で自動に組み立てされながら使用者の肌に付着されることができる。
【0026】
図2に示したもののように、身体付着ユニット20は使用者の肌に付着されて生体情報を測定し、測定データを外部端末機5に無線送信することができる。外部端末機5としては、使用者の携帯端末機や、専用医療デバイス、PC、サーバーなど身体付着ユニット20の測定データを受信することができる多様なものになることができる。身体付着ユニット20が測定することができる生体情報は特定のものに限定されない。例示的な実施例として、身体付着ユニット20は使用者の血糖を測定し、血糖測定情報を外部端末機5に送信することができる。
【0027】
図3に示したもののように、身体付着ユニット20は使用者の生体情報を測定するためのセンサーユニット100と、使用者の肌に付着されてセンサーユニット100と結合されるベースユニット200を含む。ベースユニット200は内部に電子部品が設置された構成でなされることができる。このようなベースユニット200はセンサーユニット100と電気的に連結されてセンサーユニット100が測定した生体情報を処理して外部端末機5に送信することができる。
【0028】
他の実施例として、ベースユニット200は単純にセンサーユニット100を使用者の肌から分離されないように支持する構成を取ることができる。この場合、ベースユニット200にはセンサーユニット100が測定した生体情報を処理して外部端末機5に送信することができる別途の電子ユニットが分離可能に結合されることができる。
【0029】
図3乃至
図5に示したもののように、センサーユニット100は使用者の肌に挿入されるセンサー110と、センサー110が結合されるセンサーユニットハウジング120と、センサーユニットハウジング120に結合されてセンサー110と電気的に連結されるセンサーユニット電気接触部146と、ベースユニット200に付着されるようにセンサーユニットハウジング120に具備される接着レイヤー155と、接着レイヤー155を覆う保護シート160を含む。
【0030】
センサー110は一部分がセンサーハウジング120の内部に配置されてセンサーユニット電気接触部146と電気的に連結される。センサー110はセンサーハウジング120から突き出されて使用者の肌に挿入されることができる挿入部116を具備する。
【0031】
センサーユニットハウジング120にはセンサー110の一部及びセンサー110を使用者の肌に挿入するためのニードル485が挿入されるハウジング開口140がセンサーユニットハウジング120を厚さ方向に貫通するように形成される。センサーユニットハウジング120はハウジングボディー142と、ハウジングボディー142の一側から突き出されるボス127を含む。ハウジング開口140はハウジングボディー142とボス127を貫通するように形成される。ハウジングボディー142はベースユニット200のベースユニットリセス213に嵌め合い結合される形状でなされる。ハウジングボディー142はボス127が具備されるボディー部143と、ボディー部143より広いカバー部144を含む。
【0032】
センサーユニットハウジング120は示された構成に限定されないし、センサー110が装着され、ベースユニット200に結合されることができる多様な他の構成に変更されることができる。
【0033】
センサーユニット電気接触部146はセンサー110と電気的に連結されるようにセンサーユニットハウジング120に配置される。センサーユニット電気接触部146は電気信号を伝達するための複数の端子部147を含むことができる。センサーユニット電気接触部146は一部分がセンサーユニットハウジング120の表面に露出されることで、センサー110とベースユニット200のベースユニット電気接触部225を電気的に連結することができる。
【0034】
接着レイヤー155はセンサーユニットハウジング120の表面に配置される。接着レイヤー155は両側面が接着性を有する形態でなされる。接着レイヤー155の一面はセンサーユニットハウジング120の表面に接着され、接着レイヤー155の他面は保護シート160で覆われる。接着レイヤー155は保護シート160が分離された後ベースユニット200に接着されることができる。接着レイヤー155の中間部分には接着レイヤーホール156と、接着レイヤー開口157が接着レイヤー155を厚さ方向に貫通するように形成される。
【0035】
保護シート160は接着レイヤー155を覆って保護する。保護シート160は接着レイヤー155に分離可能に付着される材質でなされる。接着レイヤー155が空気中に露出された状態で長期間維持されれば、接着レイヤー155の接着性が落ちることがある。保護シート160は接着レイヤー155を覆うことで接着レイヤー155の接着性が落ちる問題を防止し、センサーユニット100の製作工程や、センサーユニット100をアプリケーター30に組立てる工程で作業者によるセンサーユニット100の取り扱いを容易にする。
【0036】
保護シート160の表面には接着部材164が具備される。接着部材164は両側面が接着性を有する両面テープ形態でなされることができる。接着部材164の一面は保護シート160に接着され、接着部材164の他面はアプリケーター30に具備されるリムービング部材610に接着されることができる。したがって、保護シート160は接着部材164を通じてリムービング部材610と結合されることができる。
【0037】
センサーユニット100は接着レイヤー155に保護シート160が付着された状態でアプリケーター30に装着される。保護シート160はセンサー110が使用者の肌に挿入される前にアプリケーター30のリムービングユニット600によって接着レイヤー155で分離されることができる。センサーユニット100は保護シート160が分離された状態でベースユニット200側に移動してベースユニット200と結合されることができる。
【0038】
ベースユニット200はセンサーユニット100が結合されるベースユニットハウジング210と、ベースユニットハウジング210の内部に設置される電子部品を含む。電子部品はセンサーユニット100のセンサーユニット電気接触部146と接触するベースユニット電気接触部225と、基板、バッテリー、信号を処理するためのプロセッサチップ、外部端末機5との無線通信のための通信チップなどを含むことができる。ベースユニット電気接触部225は電気信号を伝達するための複数の端子部226を含むことができる。
【0039】
ベースユニットハウジング210にはセンサー110の挿入部116とニードル485が通過することができる挿入ホール211と、センサーユニットハウジング120が結合される装着部212が具備される。装着部212はベースユニットリセス213と、ベースユニットリセス213の内側に設けられる接触面216を含む。ベースユニットリセス213は挿入ホール211と連結される第1リセス214と、第1リセス214より挿入ホール211から遠く位置して第1リセス214と連結される第2リセス215を含むことができる。センサーユニット100のハウジングボディー142はベースユニットリセス213に嵌め合い結合されてベースユニットハウジング210と安定的な結合状態を維持することができる。ベースユニットハウジング210の外側縁にはハウジング溝217が形成される。ハウジング溝217にはアプリケーター30に具備されるロッキングフック360の一部分が挿入されることができる。
【0040】
ベースユニットハウジング210の表面には接着部230が具備される。接着部230はベースユニットハウジング210を使用者の肌に接着させることができる。接着部230は保護シートで覆われて保護されることができる。接着部230を覆う保護シートはベースユニット200を使用者の肌に付着する過程で除去されることができる。
【0041】
センサーユニット100とベースユニット200は相互分離された状態でアプリケーター30に設置されてアプリケーター30がセンサー110を使用者の肌に挿入するように動作される過程で相互結合されて身体付着ユニット20を形成する。センサーユニット100はニードル485が結合された状態でアプリケーター30に装着され、ニードル485が結合された状態でベースユニット200側に動いてベースユニット200と結合されることができる。センサーユニット100がベースユニット200と結合された後ニードル485はセンサーユニット100から分離され、身体付着ユニット20だけ使用者の肌に残っているようになる。
【0042】
図6乃至
図16を参照すれば、アプリケーター30はセンサーユニット100及びベースユニット200が装着された状態で作動してセンサーユニット100とベースユニット200を結合させ、センサーユニット100とベースユニット200が結合された身体付着ユニット20を使用者の肌に付着させることができる。アプリケーター30は身体付着ユニット20を使用者の肌に付着させた後身体付着ユニット20と分離され、身体付着ユニット20は接着部230によって使用者の肌に付着された状態を維持することができる。
【0043】
アプリケーター30はベースユニット200が分離可能に結合されるアプリケーターボディー300と、センサー110を使用者の肌に挿入させるための挿入ユニット430を含む挿入ユニット組立体400と、アプリケーターボディー300に移動可能に設置されるストッパ部材500と、センサーユニット100の保護シート160を分離するためのリムービングユニット600を含む。挿入ユニット430はセンサーユニット100をベースユニット200から事前設定された間隔程度離隔された第1位置からベースユニット200と結合される第2位置に移動させることができる。センサーユニット100とベースユニット200は第2位置で結合されることで身体付着ユニット20を形成する。
【0044】
アプリケーターボディー300はベースフレーム310と、ベースフレーム310上に配置されるミドルフレーム330と、ミドルフレーム330に結合されてミドルフレーム330の上部を覆うトップケース370を含む。
【0045】
ベースフレーム310は使用者の肌に接することができる底部312を有するフレームベース部311を含む。フレームベース部311の底部312にはベースユニット200が装着されるリセス313が具備される。ベースユニット200は接着部230が使用者の肌と向い合うようにリセス313に分離可能に結合されてセンサーユニット100と離隔された第2位置に置かれることができる。フレームベース部311の中間にはベースフレーム開口314がフレームベース部311を厚さ方向に貫通するように形成される。ベースフレーム開口314のまわりにはフェンス部316と支柱318が突き出具備される。ベースフレーム310がミドルフレーム330と結合される時フェンス部316と支柱318がミドルフレーム330のミドルフレーム開口334に挿入される。フェンス部316は挿入ユニット組立体400に具備されるコラム部材410の外面に接してコラム部材410を支持することができる。支柱318はリムービングユニット600のリムービング部材610を支える。フェンス部316の内側にはコラム部材410を固定するためのアプリケーターボディースナップ部321が具備される。アプリケーターボディースナップ部321はコラム部材410にかみ合うスナップフック322を含む。フレームベース部311のベースフレーム開口314両側には貫通ホール324がフレームベース部311を厚さ方向に貫通するように形成される。一対の貫通ホール324それぞれの上部には支持部326と下敷部328が具備される。
【0046】
支持部326にはベースユニット200を分離可能に固定するためのロッキングフック360が結合される。ロッキングフック360はリセス313に装着されたベースユニット200にかみ合ってベースユニット200をリセス313から分離されないように固定することができる。ロッキングフック360は身体付着ユニット20が使用者の肌に付着された後ベースユニット200でかみ合い解除されることができる。ロッキングフック360は支持部326にピボット結合されて一定角度範囲内でティルティングされることができる。ロッキングフック360は支持部326に回転可能に結合されるピボット部361と、ピボット部361に連結されるフック部362と、ピボット部361からそれぞれ突き出されるロード363及びレバー部365を含む。フック部362はベースユニット200のハウジング溝217に挿入されてベースユニット200にかみ合うことができる。フック部362はピボット部361の一側から突き出され、ロード363はピボット部361の他の一側から突き出される。フック部362はベースフレーム310の貫通ホール324に挿入されてその一部分がベースフレーム310のリセス313内に位置する。レバー部365はピボット部361と交差するように配置される。すなわち、レバー部365はピボット部361からベースフレーム開口314側に突き出される。
【0047】
ロッキングフック360はレバー部365が挿入ユニット組立体400のシャトル431によって加圧される時ピボット部361を中心に回転してティルティングされることで、ベースユニット200からかみ合い解除されることができる。ロッキングフック360がベースユニット200からかみ合い解除される時レバー部365はベースフレーム310の下敷部328に接するようになる。レバー部365が下敷部328に接する時ロッキングフック360は回転することができない。したがって、下敷部328はロッキングフック360のティルティング角度を制限し、シャトル431の移動距離を制限することができる。
【0048】
ロッキングフック360は図示された構成で限定されないで多様な他の構成で変更されることができる。例えば、レバー部365はピボット部361の一側から突き出されるように具備されないで、フック部362やロード363など他の部分にピボット部361と交差する方向に突き出されることができる。
【0049】
また、ベースフレーム310の具体的な構成は図示されたものに限定されないで多様に変更可能である。
【0050】
ミドルフレーム330はベースフレーム310と結合される外郭フレーム331と、外郭フレーム331の内側に配置されるステージ333と、ステージ333より高く突き出される支持台339を含む。ステージ333はフレームベース部311の上に配置される。ステージ333の中間にはベースフレーム310のフェンス部316と支柱318が挿入されるミドルフレーム開口334が設けられる。ミドルフレーム開口334はベースフレーム310のベースフレーム開口314と対応するように形成される。すなわち、ベースフレーム310とミドルフレーム330が結合される時ミドルフレーム開口334とベースフレーム開口314が連結される。ミドルフレーム開口334はベースフレーム開口314と連結されてアプリケーターボディー溝343を形成する。アプリケーターボディー溝343に挿入ユニット組立体400の一部分が挿入されて挿入ユニット組立体400がアプリケーターボディー300と結合されることができる。ミドルフレーム開口334の両側ではロッキングフック360を支持する弾性アーム335が具備される。
【0051】
弾性アーム335はロッキングフック360のロード363に接するように設置されてロッキングフック360に対してベースユニット200とかみ合う方向に弾性力を加えることができる。すなわち、弾性アーム335はロッキングフック360の一側に接して弾性力を加えることでロッキングフック360をベースユニット200とかみ合う方向に偏向させることができる。図面には弾性アーム335がミドルフレーム開口334に位置してロード363に対してミドルフレーム開口334から遠くなる方向に弾性力を加えることができることで示したが、弾性アーム335の設置位置や、弾性アーム335がロッキングフック360と接する部分の位置は多様に変更されることができる。
【0052】
ステージ333にはガイドレール336と固定突起337が具備される。ガイドレール336はストッパ部材500を線形移動するようにガイドする役割をする。固定突起337はストッパ部材500に移動力を提供するストッパ部材ドライバー540を支持する。
【0053】
支持台339はストッパ部材500を作動させるための作動部材345を支持する。支持台339には作動部材345の設置のための支持台溝340と複数の支持台開口341342が具備される。
【0054】
作動部材345はボタン部346と、ボタン部346から突き出される加圧突起348と、作動部材フック350を含む。作動部材345は使用者によって操作されてストッパ部材500を動かすように作動する。作動部材345は作動部材フック350が支持台339の支持台開口341に挿入されて支持台339から分離しないで支持台溝340のうちで動くことができる。作動部材345は使用者によってアプリケーターボディー300の内側に押される時加圧突起348がストッパ部材500の固定フック522を加圧することができる。ストッパ部材500は固定フック522によってアプリケーターボディー300に固定されていながら作動部材345が固定フック522を加圧する時アプリケーターボディー300に対する固定力が解除されて動くことができる。
【0055】
作動部材345は図示された構成以外に、使用者によって操作されることができるようにアプリケーターボディー300に設置されてストッパ部材500を動かすように作動することができる多様な他の構成で変更されることができる。
【0056】
トップケース370はミドルフレーム330と結合されてミドルフレーム330の上部を覆う。トップケース370の一側にはトップケース開口371がミドルフレーム330の支持台339が結合されることができる形態で具備される。
【0057】
トップケース370の具体的な構成は図示されたものに限定されないで多様に変更可能である。そして、トップケース370とミドルフレーム330の結合方式も多様に変更されることができる。
【0058】
また、アプリケーターボディー300は図示されたもののようにベースフレーム310と、ミドルフレーム330と、トップケース370を含む構成以外に、挿入ユニット組立体400と結合されて挿入ユニット組立体400を支持することができる多様な他の構成で変更されることができる。
【0059】
挿入ユニット組立体400はアプリケーターボディー300に固定されるコラム部材410と、センサーユニット100と結合されるようにコラム部材410に支持されてセンサーユニット100を第1位置から第2位置に移動させる挿入ユニット430を含む。
【0060】
コラム部材410はアプリケーターボディー300に固定されて挿入ユニット430を支持する。コラム部材410はコラム部材ボディー411を含む。コラム部材ボディー411は内側に挿入ユニット430を収容することができる空間が設けられ、一端部に外側に開放されたコラム部材開口412が形成された形態でなされる。コラム部材ボディー411の一端部には複数のコラム部材レッグ413がコラム部材開口412を取り囲む形態で具備される。コラム部材レッグ413は弾性変形されることができる形態で具備されることができる。コラム部材410はコラム部材レッグ413がアプリケーターボディー300のアプリケーターボディー溝343に挿入される方式でアプリケーターボディー300に結合されることができる。
【0061】
また、コラム部材ボディー411の一端部にはアプリケーターボディー300のアプリケーターボディースナップ部321とかみ合うことができるコラム部材スナップ部414が具備される。コラム部材410はコラム部材スナップ部414がアプリケーターボディースナップ部321とかみ合うことでアプリケーターボディー300にさらに堅固に固定されることができる。コラム部材スナップ部414は弾性変形可能なスナップアーム415を含む。スナップアーム415にはアプリケーターボディースナップ部321のスナップフック322がかみ合うスナップ溝416が具備される。コラム部材410がアプリケーターボディー溝343に挿入される時スナップフック322とスナップアーム415が触れ合ってスナップフック322の一部分がスナップ溝416に挿入される。このようにスナップフック322とスナップアーム415がかみ合うことでコラム部材410がアプリケーターボディー300に安定的に固定されることができる。また、アプリケーターボディー300のフェンス部316がコラム部材410の外面に密着されてコラム部材410をより安定的に支持することができる。このようにコラム部材410は一側の末端がアプリケーターボディー300のアプリケーターボディー溝343に挿入される方式で簡単にアプリケーターボディー300に結合されることができる。
【0062】
アプリケーターボディー300とコラム部材410の結合方式は図示されたものに限定されないで多様に変更されることができる。
【0063】
コラム部材ボディー411の両側の側部にはスリット418がセンサーユニット100の移動方向と平行な方向に形成される。スリット418の中間部分にはリリース部420が具備される。リリース部420は挿入ユニット430のキャリア462がベースユニット200側に移動する中にキャリア462の一部分が接触することができる部分である。リリース部420の作用でキャリア462が挿入ユニット430のシャトル431でかみ合い解除されることができる。
【0064】
また、コラム部材ボディー411のまた他の両側の側部にはガイド溝422がセンサーユニット100の移動方向と平行な方向に形成される。ガイド溝422にシャトル431のシャトルフック433が配置されてシャトルフック433がガイド溝422に沿って移動することができる。ガイド溝422の末端にはシャトル431の移動距離を制限するためのコラム部材ディテント423が具備される。シャトル431がセンサーユニット100と共に第1位置から移動して第2位置に到逹する時シャトルフック433がコラム部材ディテント423に接することで、シャトル431が第2位置で停止することができる。コラム部材ボディー411の一側にはコラム部材ホール424がコラム部材ボディー411の側部を内外で貫通するように形成される。コラム部材ホール424にはシャトル431及びキャリア462の移動を拘束するための安全ピン(P)が挿入されることができる。コラム部材ボディー411のまた他の一側には覆い部425が具備される。覆い部425にはリムービング部材610が部分的に挿入されることができる覆い部溝426が設けられる。コラム部材410の内部にはリテンション部427が具備される。リテンション部427はシャトル431に移動力を提供するシャトルドライバー490を支持する役割をする。
【0065】
挿入ユニット430はコラム部材410を通じてアプリケーターボディー300に結合されてセンサーユニット100を第1位置から第2位置に移動させることができる。挿入ユニット430はコラム部材410の内側に移動可能に設置されるシャトル431と、シャトル431と共に移動して使用者の肌に挿入されることができるニードル485を具備するニードルアセンブリー460を含む。
【0066】
シャトル431はコラム部材410の内部に線形移動可能に設置される。コラム部材410がアプリケーターボディー300に結合された状態でシャトル431はセンサーユニット100と共に第1位置から第2位置に移動することができる。シャトル431は内側にニードルアセンブリー460を収容する空間が設けられたシャトルボディー432を含む。シャトルボディー432の一側にはシャトル431の移動範囲を制限するためのシャトルフック433が具備される。シャトルフック433はシャトル431が第2位置に移動する時コラム部材410のコラム部材ディテント423に接することでシャトル431の移動を制限することができる。シャトル431の他の一側にはシャトル突起435が具備される。シャトル突起435はストッパ部材500に接するようにシャトルボディー432から突き出される。シャトル431はシャトル突起435がストッパ部材500に接することで第1位置に固定され、シャトル突起435がストッパ部材500から脱する時第2位置に移動することができる。シャトル431はシャトル突起435を通じてロッキングフック360を動かすことができる。すなわち、シャトル431が第2位置に到逹する時シャトル突起435がロッキングフック360のレバー部365を加圧することで、ロッキングフック360が回転してベースユニット200とかみ合い解除されることができる。
【0067】
シャトルボディー432の両側の側部には一対のスリット436がシャトル431の移動方向と平行な方向に形成される。スリット436の中間部分にはキャリア462のキャリアラッチ477がかみ合うことができるシャトルディテント438が具備される。キャリアラッチ477がシャトルディテント438にかみ合った状態でキャリア462はシャトル431と共に移動してシャトル431に対して相対移動することができない。そして、キャリアラッチ477がシャトルディテント438にかみ合い解除される時キャリア462はシャトル431に対して相対移動することができる。
【0068】
シャトルボディー432の一側端部にはセンサーユニット100と接するシャトル底部440が具備される。シャトル底部440にはシャトル貫通口441と押し突起442が具備される。シャトルボディー432の内側で動くことができるニードル485がシャトル貫通口441を通じてシャトルボディー432の外側に突き出されることができる。押し突起442はセンサーユニット100のセンサーユニット溝138に挿入されることができるように具備される。センサーユニット100が挿入ユニット430に装着される時押し突起442がセンサーユニット100のセンサーユニット溝138に挿入されることで、センサーユニット100が動かないで定位置を維持することができる。
【0069】
シャトルボディー432の側部には弾性変形可能なストッパアーム444が具備される。ストッパアーム444は挿入ユニット組立体400を組立てる過程でシャトル431をコラム部材410に臨時固定することに利用されることができる。挿入ユニット組立体400はシャトル431がコラム部材410に臨時固定された状態でアプリケーターボディー300に結合されることができる。シャトル431がストッパアーム444によってコラム部材410に臨時固定された状態でシャトル431は動くことができない。したがって、アプリケーター30が作動可能な状態になるためには挿入ユニット組立体400をアプリケーターボディー300に結合してシャトル431の臨時固定状態を解除する作業が必要である。挿入ユニット組立体400を組立てる過程でシャトル431をコラム部材410の内部に挿入してストッパアーム444がコラム部材410のコラム部材ディテント423にかみ合う時シャトル431がコラム部材410に臨時固定された状態になる。シャトル431をコラム部材410に臨時固定すれば、挿入ユニット組立体400を組立てる過程や、挿入ユニット組立体400をアプリケーターボディー300に結合する過程でシャトル431が偶発的に動く問題を防止することができる。シャトル431の臨時固定方式は、図示されたものに限定されないで多様に変更されることができる。
【0070】
シャトルボディー432の一側にはシャトルロッキング部446が具備される。シャトルロッキング部446は第2位置に到逹したシャトル431を第2位置に固定するためのものである。アプリケーター30の使用後シャトル431が第2位置に固定されることでアプリケーター30は再使用されることができない。シャトルロッキング部446はストッパ部材500のロックキング突起525が挿入されることができるロッキング溝447を含む。
【0071】
シャトル431の内側にはリテンション部449と固定部451が具備される。リテンション部449はシャトルドライバー490を支持する。固定部451にはキャリア462に移動力を提供するニードルリリースドライバー495が結合される。
【0072】
この以外に、シャトル431はシャトル開口453と、シャトルホール455を含む。シャトルホール455には安全ピン(P)が挿入されることができる。安全ピン(P)がコラム部材ホール424を通過してシャトルホール455に挿入される時シャトル431の動きが拘束されることができる。安全ピン(P)がシャトルホール455に挿入されることでシャトル431がコラム部材410に臨時固定されることができる。
【0073】
シャトル431はシャトルドライバー490から移動力の提供を受けて動く。シャトルドライバー490はシャトル431に対して第1位置から第2位置に移動する方向に弾性力を加える弾性部材491を含む。弾性部材491は一端がコラム部材410のリテンション部427に接して他端がシャトル431のリテンション部449に接する。シャトル431は弾性部材491を弾性変形させた状態でストッパアーム444及び安全ピン(P)によってコラム部材410に臨時固定された状態を維持することができる。そして、挿入ユニット組立体400がアプリケーターボディー300に結合された後ストッパアーム444がコラム部材410のコラム部材ディテント423でかみ合い解除され、安全ピン(P)がシャトル431から分離されれば、シャトル突起435がストッパ部材500に接しながらシャトル431は作動部材345によって移動可能な状態に転換される。
図16の(a)に示したもののようにストッパ部材500がシャトル突起435に接してシャトル突起435を支える時シャトル431は第1位置に固定されることができる。そして、
図16の(c)に示したもののようにストッパ部材500が動いてシャトル突起435から脱すれば、シャトル431が弾性部材491の弾性力によって第2位置に移動するようになる。
【0074】
シャトル431は第1位置から第2位置に移動することで、センサーユニット100をベースユニット200側に移動させて第2位置に到逹してロッキングフック360をリリースさせることができる。
図15に示したもののように、シャトル431が第2位置に到逹する時シャトル突起435がロッキングフック360のレバー部365に接してレバー部365を加圧する。この時、ロッキングフック360がアプリケーターボディー300の弾性アーム335を偏向させながらピボット部361を中心に回転してティルティングされることで、フック部362がベースユニットハウジング210から脱するようになる。したがって、ベースユニット200がロッキングフック360でかみ合い解除されてアプリケーターボディー300と分離されることができる。
【0075】
シャトルドライバー490はコイルスプリング形態の弾性部材491を含む構成以外にシャトル431に移動力を提供することができる多様な他の構成で変更されることができる。
【0076】
ニードルアセンブリー460はセンサーユニット100が分離可能に結合されるキャリア462と、センサーユニット100を貫通するようにキャリア462に結合されるニードル485を含む。ニードル485はセンサーユニット100と結合された状態でセンサーユニット100と共に第1位置から第2位置に進んで使用者の肌に挿入されることができるし、第2位置でキャリア462と共に後退して使用者の肌及びセンサーユニット100から分離されることができる。
【0077】
キャリア462はシャトル431に相対移動可能に結合される。キャリア462は一部分がシャトル431にかみ合うことで、シャトル431と共に第1位置から第2位置に進むことができる。そして、キャリア462は第2位置でシャトル431からかみ合い解除されてセンサーユニット100から遠くなる方向に後退することができる。
【0078】
キャリア462はニードル485が結合されるキャリアボディー463と、キャリアボディー463から延長される弾性変形可能なキャリアウイング471と、キャリアボディー463の側部に連結されるグリップアーム479を含む。
【0079】
キャリアボディー463の一側には挿入溝465が形成される。挿入溝465にはニードル485の一部分が挿入されることができる。挿入溝465内にはニードル485とかみ合ってニードル485を固定するためのクランプ部が具備されることができる。キャリアボディー463の一側にはニードルリリースドライバー495が結合される固定部469が具備される。キャリア462はニードルリリースドライバー495によってシャトル431に対して相対移動することができる。
【0080】
ニードルリリースドライバー495はキャリア462に移動力を提供する。ニードルリリースドライバー495は一端がシャトル431の固定部451に結合されて他端がキャリア462の固定部469に結合される弾性部材496を含む。弾性部材496は引張スプリング形態でなされてキャリア462をシャトル431の固定部451側に引かれるように弾性力を加える。すなわち、弾性部材496はキャリア462に対してセンサーユニット100から遠くなる方向に弾性力を加えてキャリア462に結合されるニードル485をセンサーユニット100から分離されるように移動させることができる。
【0081】
ニードルリリースドライバー495はコイルスプリング形態の弾性部材496を含む構成以外にキャリア462に移動力を提供することができる多様な他の構成で変更されることができる。
【0082】
キャリアボディー463の側部にはキャリアホール470がキャリアボディー463の側部を内外に貫通するように形成される。キャリアホール470には安全ピン(P)が挿入されることができる。安全ピン(P)はコラム部材410のコラム部材ホール424及びシャトル431のシャトルホール455を順に通過してキャリアホール470に挿入されることでキャリア462をシャトル431に臨時固定することができる。
【0083】
安全ピン(P)を利用してシャトル431及びキャリア462を臨時固定することで、挿入ユニット組立体400を組立てる過程や、挿入ユニット組立体400をアプリケーターボディー300に結合する過程でシャトル431とキャリア462が偶発的に動く問題を減らすことができる。安全ピン(P)がキャリア462とシャトル431及びコラム部材410から分離されれば挿入ユニット430が作動部材345によって作動可能な状態になる。
【0084】
キャリアウイング471はキャリアボディー463からキャリア462の移動方向に延長される形状でキャリアボディー463に連結される。キャリアウイング471はキャリアボディー463に弾性変形可能に連結されるウイングボディー472と、ウイングボディー472から突き出されるトリガー474及びキャリアラッチ477を含む。
【0085】
トリガー474はウイングボディー472の一側にウイングボディー472から外側に突き出されるように具備される。トリガー474はシャトル431のスリット436及びコラム部材410のスリット418に挿入されてこれらスリット436418に沿って移動することができる。キャリア462はシャトル431と共に第1位置から第2位置に移動する中にコラム部材410のリリース部420に接触するようになる。
【0086】
図15に示したもののように、リリース部420はトリガー474を加圧することができるようにコラム部材410のスリット418中間に配置される。キャリア462が第1位置から第2位置に移動する中にトリガー474がリリース部420に接してキャリアウイング471が弾性変形されることができる。トリガー474にはリリース部420に接触するトリガー傾斜部475が具備される。
【0087】
キャリアラッチ477はウイングボディー472から外側に突き出される。キャリアラッチ477はシャトル431のシャトルディテント438にかみ合うことができる。キャリアラッチ477がシャトルディテント438にかみ合った状態でキャリア462は弾性部材496を弾性変形させた状態を維持することができるし、弾性部材496の弾性力が作用する方向に動くことができない。そして、トリガー474がリリース部420に接してキャリアウイング471が弾性変形される時キャリアラッチ477がシャトルディテント438から脱してキャリア462が動くことができる。
【0088】
グリップアーム479はキャリアボディー463の側部に弾性変形可能に具備される。グリップアーム479はキャリアボディー463の両側に一対がお互いに向い合うように配置されてセンサーユニット100のセンサーユニットハウジング120を分離可能に固定する。グリップアーム479にはセンサーユニットハウジング120にかみ合うグリップ突起480と、コラム部材410の内壁428に接する突出部481が具備される。キャリア462はキャリアボディー463がシャトル431の内側に位置してグリップアーム479の末端がシャトル431から突き出されるようにシャトル431に結合される。キャリア462は一対のグリップアーム479がセンサーユニットハウジング120とかみ合う方式でセンサーユニット100を固定することができる。この時、センサーユニットハウジング120の表面がシャトル431のシャトル底部440に密着され、シャトル431の押し突起442がセンサーユニットハウジング120のセンサーユニット溝138に挿入される。したがって、センサーユニット100がシャトル431に安定的に結合された状態を維持することができる。
【0089】
そして、キャリア462は
図6に示したもののように、挿入ユニット組立体400がアプリケーターボディー300に結合される時センサーユニット100を第1位置に位置させることができる。キャリア462がコラム部材410の内側に位置する時グリップアーム479の突出部481がコラム部材410の内壁428に接する。したがって、グリップアーム479がセンサーユニットハウジング120とかみ合う方向に偏向され、キャリア462はセンサーユニット100と安定的に結合された状態を維持することができる。
【0090】
一方、センサーユニット100とキャリア462がベースユニット200側に移動してセンサーユニット100がベースユニット200と結合される時突出部481はコラム部材410の内壁428から脱するようになる。したがって、センサーユニット100がベースユニット200と結合された状態でグリップアーム479の固定力が弱くなって、キャリア462がニードルリリースドライバー495によって移動する時グリップアーム479がセンサーユニット100から分離されることができる。
【0091】
キャリア462は図示された構成以外に、ニードル485と結合されてシャトル431に相対移動可能に設置される多様な他の構成で変更されることができる。
【0092】
ニードル485はキャリア462に固定されてセンサーユニット100に結合された状態で第1位置から第2位置に移動することができる。ニードル485はセンサーユニット100が第2位置に移動する時センサー110より先に使用者の肌を貫通して行ってセンサー110が安定的に肌に挿入されるようにする。ニードル485はセンサー110が使用者の肌に挿入された後には使用者の肌から分離される。ニードル485は使用者の肌に挿入されることができるニードルボディー486と、キャリア462に結合されるニードルヘッド487を含む。
【0093】
ニードル485の具体的な構成は図示されたものに限定されないで多様に変更されることができる。また、ニードル485がキャリア462に結合される方式も多様に変更されることができる。
【0094】
挿入ユニット組立体400はシャトル431を動かすためのシャトルドライバー490の弾性部材491とニードルアセンブリー460を動かすためのニードルリリースドライバー495の弾性部材496が弾性変形された状態でアプリケーターボディー300に結合されることができる。また、挿入ユニット組立体400はセンサーユニット100と結合された状態でアプリケーターボディー300に結合されることができる。挿入ユニット組立体400がアプリケーターボディー300に結合された後、安全ピン(P)が除去されてストッパアーム444がシャトル431に対する拘束力を解除するように操作されることで挿入ユニット430が作動部材345によって作動可能な状態になる。
【0095】
例示的な他の実施例として、挿入ユニット430はコラム部材410を通じてアプリケーターボディー300に結合された後、使用者によってシャトル431とキャリア462が作動可能な位置に動くことができる。
【0096】
ストッパ部材500はミドルフレーム330のステージ333に線形移動するように配置される。ストッパ部材500はセンサーユニット100が第1位置から第2位置に移動する方向と交差する方向に移動するように設置される。図面にはストッパ部材500がセンサーユニット100の移動方向と垂直で交差する方向に動くことで示したが、ストッパ部材500の移動方向は多様に変更されることができる。ストッパ部材500はシャトル431を第1位置に位置するように支える第3位置からシャトル431とかみ合い解除される第4位置に移動することができる。ストッパ部材500は第3位置から第1位置に位置したシャトル431のシャトル突起435と接することで、第1位置に置かれたシャトル431の動きを拘束し、第4位置に移動する時シャトル431が第2位置に移動するようにシャトル突起435から脱することができる。また、ストッパ部材500は第3位置でリムービングユニット600のリムービング部材610が第1位置に位置したセンサーユニット100の接着レイヤー155と結合されたポジションを維持するようにリムービング部材610の動きを拘束することができる。
【0097】
ストッパ部材500はストッパ部材ドライバー540から移動力の提供を受けて動くことができる。ストッパ部材ドライバー540はストッパ部材500を第3位置から第4位置に移動するようにストッパ部材500に移動力を提供する。ストッパ部材ドライバー540はストッパ部材500に対して第4位置に偏向される方向に弾性力を加える弾性部材541を含む。弾性部材541は一端がミドルフレーム330の固定突起337に結合されて他端がストッパ部材500に接してストッパ部材500に弾性力を加えることができる。
【0098】
ストッパ部材ドライバー540はコイルスプリング形態の弾性部材541を含む構成以外にストッパ部材500に移動力を提供することができる多様な他の形態で変更されることができる。
【0099】
ストッパ部材500はストッパ部材ボディー510と、シャトル431を支えるための下敷部519と、アプリケーターボディー300にかみ合うことができるストッパ部材固定部521と、第2位置に到逹したシャトル431を第2位置に固定するためのストッパ部材ロッキング部524と、リムービング部材610を支えることができるストッパ部527を含む。
【0100】
ストッパ部材ボディー510にはストッパ部材開口512とストッパ部材溝513がストッパ部材ボディー510を厚さ方向に貫通するように形成される。ストッパ部材溝513の内には弾性部材541の他端が結合される固定突起514が具備される。ストッパ部材溝513の上側には覆い部515が具備されてストッパ部材溝513内に置かれる弾性部材541を覆う。
【0101】
ミドルフレーム330のステージ333と向い合うストッパ部材ボディー510の一面にはレール部517が具備される。レール部517はミドルフレーム330のガイドレール336とかみ合ってガイドレール336に沿ってスライディングされることができる。
【0102】
下敷部519はストッパ部材開口512の両側縁に一対が相互向い合うように配置される。下敷部519はストッパ部材ボディー510から突き出されてシャトル431のシャトル突起435を支えることができる。ストッパ部材500が第3位置に位置する時下敷部519はシャトル431のシャトル突起435を支えて第1位置に置かれたシャトル431の動きを拘束することができる。そして、ストッパ部材500が第4位置に移動する時下敷部519がシャトル突起435から脱することで、シャトル431が第2位置に移動することができる。下敷部519はストッパ部材ボディー510から突き出される形態以外にシャトル突起435、またはシャトル431の他の一部分と接するか、またはかみ合うことができる多様な他の形態で変更されることができる。
【0103】
ストッパ部材固定部521はアプリケーターボディー300の一側にかみ合うことでストッパ部材500が弾性部材541を弾性変形させた状態を維持するようにストッパ部材500の動きを拘束することができる。ストッパ部材固定部521はミドルフレーム330の支持台339にかみ合うことができる一対の固定フック522を含む。固定フック522は作動部材345によって支持台339でかみ合い解除されることができる。
図16の(a)に示したもののように固定フック522は支持台339の支持台開口342に挿入されて支持台339の一側にかみ合うことができる。この時、ストッパ部材500は第3位置に固定された状態を維持する。
図16の(b)に示したもののように作動部材345が使用者によって押されて固定フック522側に進む時作動部材345の加圧突起348が固定フック522を加圧する。この時、固定フック522は支持台339でかみ合い解除されるように偏向される。固定フック522が作動部材345によって支持台339でかみ合い解除されれば、
図16の(c)に示したもののようにストッパ部材500が弾性部材541の弾性力によって第4位置まで移動することができる。
【0104】
ストッパ部材500が弾性部材541を弾性変形させたポジションを維持するようにストッパ部材500の動きを拘束するためのストッパ部材固定部521の構成は図示されたものに限定されないで多様に変更可能である。
【0105】
ストッパ部材ロッキング部524は第2位置に移動したシャトル431のシャトルロッキング部446とかみ合うことで、シャトル431を第2位置に固定することができる。ストッパ部材ロッキング部524はシャトルロッキング部446のロッキング溝447に挿入されることができるロックキング突起525を含む。ロックキング突起525はストッパ部材開口512中に突き出されるようにストッパ部材ボディー510の内面一側に具備される。
図16の(c)に示したもののようにストッパ部材500が第4位置に移動する時ロックキング突起525が第2位置に到逹したシャトル431のロッキング溝447に挿入されることができる。このように、ストッパ部材ロッキング部524がシャトルロッキング部446とかみ合うことでシャトル431が第2位置に固定され、アプリケーター30は再使用されることができない。
【0106】
ストッパ部材ロッキング部524とシャトルロッキング部446は図示された構成に限定されないで多様に変更されることができる。
【0107】
ストッパ部527はストッパ部材ボディー510の一側に連結されてストッパ部材開口512内に配置される。ストッパ部527はリムービング部材610が第1位置に位置したセンサーユニット100の保護シート160と結合されたポジションを維持するようにリムービング部材610と接してリムービング部材610の動きを拘束する。
【0108】
ストッパ部材500は第3位置でシャトル431とリムービング部材610の動きをすべて拘束することができる。ストッパ部材500は第3位置から第4位置に向けて動く中にリムービング部材610に対する拘束力を先に解除した後シャトル431に対する拘束力を解除することができる。したがって、センサーユニット100が第1位置に位置した状態で保護シート160の分離動作が完了し、その後にシャトル431が動いてセンサーユニット100が第2位置に移動することができる。場合によってリムービング部材610による保護シート160の分離動作中にシャトル431が第2位置に向けて移動する動作が開始される構成も可能である。
【0109】
このように、ストッパ部材500は作動部材345によって動いてリムービングユニット600と挿入ユニット430を順番で、または同時に作動させることができる。
【0110】
リムービングユニット600はセンサーユニット100が第2位置に到逹してベースユニット200に結合される前にセンサーユニット100の保護シート160を接着レイヤー155から分離させるようにアプリケーターボディー300に設置される。リムービングユニット600は保護シート160と結合されるようにアプリケーターボディー300に回転可能に設置されるリムービング部材610と、リムービング部材610に回転力を提供するリムービング部材ドライバー620を含む。
【0111】
リムービング部材610はセンサーユニット100の移動方向に対して垂直である回転中心軸を中心に回転するようにアプリケーターボディー300に設置されることができる。リムービング部材610にはヒンジ部611が具備される。リムービング部材610はヒンジ部611がベースフレーム310の支柱318上に回転可能に結合されることでヒンジ部611を中心に回転することができる。リムービング部材610の一側にはリムービング部材溝613が形成される。リムービング部材610が第1位置に位置したセンサーユニット100の保護シート160と結合される時センサーユニットハウジング120のボス127がリムービング部材溝613に位置することができる。リムービング部材610は保護シート160の表面に具備された接着部材164を通じて保護シート160と結合されることができる。リムービング部材610と保護シート160の結合方式は接着部材164を利用する方式以外の多様な他の方式が利用されることができる。
【0112】
リムービング部材ドライバー620はリムービング部材610と結合されてリムービング部材610に弾性力を加えるリムービング弾性部材621を含む。リムービング弾性部材621はヒンジ部611に絡められたトーションスプリング形態でなされる。リムービング弾性部材621は一側がアプリケーターボディー300に接することでリムービング部材610を回転させることができる弾性力をリムービング部材610に提供することができる。
【0113】
リムービング部材610がストッパ部材500のストッパ部527によって支えられて第1位置に位置したセンサーユニット100の保護シート160とほとんど平行に置かれる時、保護シート160が接着レイヤー155を覆った状態でリムービング部材610と結合されることができる。
【0114】
一方、ストッパ部材500が第4位置に向けて動く時ストッパ部527がリムービング部材610から脱しながらストッパ部527によるリムービング部材610の拘束力が解除されることができる。この時、リムービング部材610はリムービング弾性部材621の弾性力によって回転することで、保護シート160を接着レイヤー155から分離させることができる。
【0115】
リムービングユニット600を構成するリムービング部材610やリムービング部材ドライバー620の構成は図示されたものに限定されないで多様に変更可能である。
【0116】
リムービングユニット600はセンサーユニット100が第1位置で動く前に保護シート160の分離動作を完了するように作動することができる。前で説明したもののように、ストッパ部材500が第3位置から第4位置に移動しながらリムービング部材610に対する拘束力を先に解除した後シャトル431に対する拘束力を解除することができる。したがって、リムービング部材610がシャトル431が動く前に保護シート160を分離する作業を完了することが可能である。このように、センサーユニット100が第1位置で動く前に保護シート160の分離動作を完了することで保護シート160が分離しない状態でセンサーユニット100がベースユニット200に到逹する問題を防止することができる。
【0117】
以下では
図17乃至
図19を参照して本発明の一実施例によるアプリケーター30を利用して身体付着ユニット20を使用者の肌に付着する過程に対して説明する。
【0118】
先ず、
図17に示したもののように、身体付着ユニット20を使用者の肌に付着するためにベースユニット200が接着部230を通じて使用者の肌に付着されるようにアプリケーター30の底部312を使用者の肌に位置させる。作動部材345が操作される前に、キャリア462に結合されたセンサーユニット100は保護シート160が接着レイヤー155を覆った状態で第1位置に位置する。この時、ストッパ部材500の下敷部519がシャトル431を支えてシャトル431が第1位置に止められたポジションを維持することができる。そして、ストッパ部材500のストッパ部527がリムービング部材610を支えてリムービング部材610は保護シート160と結合されたポジションを維持する。
【0119】
以後、使用者が作動部材345を押せば作動部材345がストッパ部材500のストッパ部材固定部521をアプリケーターボディー300からかみ合い解除させる。この時、
図18に示したもののように、ストッパ部材500がストッパ部材ドライバー540によって第3位置から第4位置に移動するようになる。ストッパ部材500が第3位置から第4位置に移動することによってリムービング部材610に対する拘束力が先に解除された後シャトル431に対する拘束力が順に解除される。したがって、リムービング部材610が回転して保護シート160をセンサーユニット100の接着レイヤー155から分離された後、シャトル431が第2位置に移動するようになる。シャトル431が第2位置に移動することでニードル485及びセンサー110が使用者の肌に挿入され、センサーユニット100が接着レイヤー155によってベースユニット200に付着されることで、身体付着ユニット20が組み立てされる。そして、シャトル431が第2位置に到逹する時、ストッパ部材500のストッパ部材ロッキング部524がシャトル431のシャトルロッキング部446とかみ合ってシャトル431が第2位置に固定され、シャトル431がロッキングフック360を動かしてロッキングフック360がベースユニット200からかみ合い解除される。
【0120】
シャトル431が第2位置に移動してセンサー110の挿入部116及びニードル485が使用者の肌に挿入される時、キャリア462のトリガー474がコラム部材410のリリース部420に接するようになる。この時、キャリア462のキャリアウイング471が弾性変形されることでキャリアラッチ477がシャトルディテント438からかみ合い解除される。
【0121】
キャリア462がシャトル431からかみ合い解除されれば
図19に示したもののように、キャリア462はニードルリリースドライバー495によって使用者の肌から遠くなる方向に動くようになる。この時、ニードル485が使用者の肌からすり抜けて来て身体付着ユニット20は接着部230によって使用者の肌に付着された状態を維持するようになる。
【0122】
身体付着ユニット20が使用者の肌に付着された後、アプリケーター30は身体付着ユニット20から分離され、身体付着ユニット20は使用者の生体情報を測定し、測定情報を外部端末機5などに送信することができる。
【0123】
前述したもののように、本発明の一実施例によるアプリケーター組立体10は、センサーユニット100と組み立てされて身体付着ユニット20を形成するベースユニット200がアプリケーターボディー300に設置されるロッキングフック360によってセンサーユニット100と離隔されるようにアプリケーターボディー300に安定的に結合された状態を維持することができる。そして、センサーユニット100が動いてベースユニット200と結合される時ロッキングフック360がセンサーユニット100と共に動くシャトル431によってベースユニット200でかみ合い解除されてベースユニット200がアプリケーター30から円滑に分離されることができる。
【0124】
一方、
図20は本発明の他の実施例によるアプリケーターのベースフレームを示した斜視図であり、
図21は本発明の他の実施例によるアプリケーターのロッキングフックがベースフレームから分離された姿を示した図面である。
【0125】
図20乃至
図23に示したアプリケーターは変形されたベースフレームと、変形されたロッキングフックを含むことで、他の構成要素は前で説明したものと類似である。
【0126】
ベースフレーム710は使用者の肌に接することができる底部712を有する。ベースフレーム710の底部712にはベースユニット200が装着されるリセス713が具備される。ベースユニット200は接着部230が使用者の肌と向い合うようにリセス713に分離可能に結合されてセンサーユニット100と離隔された第2位置に置かれることができる。ベースフレーム710の中間にはベースフレーム開口714がベースフレーム710を厚さ方向に貫通するように形成される。ベースフレーム開口714のまわりにはコラム部材410を支持するためのフェンス部716が突き出具備される。ベースフレーム開口714の両側には支持部718と、下敷部720と、弾性アーム722が具備される。支持部718はベースユニット200をロッキングフック730をティルティング可能に支持することができる。下敷部720はロッキングフック730の一部分を支えることができる。弾性アーム722はロッキングフック730を弾力的に支持することができる。
【0127】
ロッキングフック730はリセス713に装着されたベースユニット200にかみ合ってベースユニット200をリセス713から分離されないように固定することができる。ロッキングフック730は身体付着ユニット20が使用者の肌に付着された後ベースユニット200でかみ合い解除されることができる。ロッキングフック730は支持部718にピボット結合されてティルティングされることができる。ロッキングフック730は支持部718に回転可能に結合されるピボット部731と、ピボット部731に連結されるフック部732と、ピボット部731からそれぞれ突き出されるロード733及びレバー部735を含む。フック部732はベースユニット200の一側にかみ合うことができる。フック部732はピボット部731の一側から突き出され、ロード733はピボット部731の他の一側から突き出される。フック部732はその一部分がベースフレーム710のリセス713内に位置する。レバー部735はピボット部731からベースフレーム開口714側に突き出される。ロッキングフック730はレバー部735が挿入ユニット440のシャトル441によって加圧される時弾性アーム722を弾性変形させながらティルティングされることができる。
【0128】
図22に示したもののように、ロッキングフック730はベースフレーム710に結合されたベースユニット200の一側にかみ合ってベースユニット200をベースフレーム710に結合された状態で維持させることができる。この時、ベースフレーム710の弾性アーム722がロッキングフック730の一側に接してロッキングフック730をベースユニット200とかみ合う方向に偏向させる。したがって、ロッキングフック730は他の外力が加えられない時ベースユニット200と安定的にかみ合った状態を維持することができる。
【0129】
一方、
図23に示したもののようにシャトル431が第2位置で動いてベースユニット200にセンサーユニット100が結合される時シャトル431のシャトル突起435がロッキングフック730のレバー部735を加圧するようになる。この時、ロッキングフック730が弾性アーム722を弾性変形させながらレバー部735が下敷部720に接する角度までティルティングされてベースユニット200からかみ合い解除される。したがって、ベースユニット200がベースフレーム710から分離されることができる。
【0130】
以上、本発明に対して望ましい例を挙げて説明したが、本発明の範囲が前で説明されて図示される形態に限定されるものではない。
【0131】
例えば、図面には一対のロッキングフックがベースユニットの両側でベースユニットとかみ合うことで示したが、ロッキングフックの設置個数は多様に変更されることができる。
【0132】
また、図面にはロッキングフックがアプリケーターボディーに回転可能に結合されるピボット部を具備してピボット部を回転中心にして一定角度回転することで示したが、ロッキングフックは少なくとも一部分がティルティングされることができるようにアプリケーターボディーに弾性変形可能に連結されることができる。
【0133】
また、図面にはロッキングフックのピボット部がシャフト形態でなされたことで示したが、ピボット部はアプリケーターボディーが具備されるシャフトに結合される溝を有する形態でなされることができる。
【0134】
また、図面にはロッキングフックがシャトルのシャトルボディーから突き出されるシャトル突起と接してティルティングされることで示したが、ロッキングフックはシャトルの他の部分に接してティルティングされるように設置されることができる。
【0135】
また、図面にはロッキングフックがアプリケーターボディーに具備される弾性アームによってベースユニットにかみ合う方向に支持されることで示したが、弾性アームは省略されることができる。
【0136】
また、シャトルと接するようにロッキングフックに具備されるレバー部の個数や、位置は図示されたものに限定されないで多様に変更されることができる。
【0137】
以上、本発明を本発明の原理を例示するための望ましい実施例と関連されて図示して説明したが、本発明はそれと共に図示されて説明されたそのままの構成及び作用に限定されるものではない。むしろ添付された請求範囲の思想及び範囲を逸脱することがなしに本発明に対する複数の変更及び修正が可能であることを当業者らはよく理解することができるであろう。
【国際調査報告】