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特表2024-528116コネクタクリップを有する組立ブロックベースプレート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】コネクタクリップを有する組立ブロックベースプレート
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20240719BHJP
   A63H 33/10 20060101ALI20240719BHJP
   A63H 33/04 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A63H33/08 Z
A63H33/10 Z
A63H33/04 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505520
(86)(22)【出願日】2022-07-28
(85)【翻訳文提出日】2024-03-26
(86)【国際出願番号】 US2022074275
(87)【国際公開番号】W WO2023010092
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】63/227,068
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524037959
【氏名又は名称】スラブ ドリーム ラボ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110003524
【氏名又は名称】弁理士法人愛宕綜合特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】トンプソン,ロバート ライル
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150EH09
(57)【要約】
組立キットは、ベースプレート及びコネクタクリップを含む。ベースプレートは、上面及び底面を有する平面板を含み、複数のノードは、上面から突出し、及び複数のバレルは、底面から突出する。コネクタクリップは、両方とも複数の突起及び複数のスロットを有する第1のヘッド部及び第2のヘッド部を含み、突起及びスロットは、突起-スロット-突起の順序で連続的に配置される。コネクタクリップは、バレルがベースプレートの底面から突出する高さに実質的に対応する最大厚さを有し、コネクタクリップの第1及び第2のヘッド部の少なくとも一方は、ベースプレートを第2のベースプレートに接合する際に使用するための圧入接続において、ベースプレートの底面上のいくつかのバレルと嵌合係合するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のノードが突出する天面及び複数のバレルが突出する底面を有する平面板を含むベースプレートと、第1ヘッド及び第2ヘッドを含み、前記第1及び第2ヘッドは共に複数の突起及び複数のスロットを有し、前記突起及びスロットは突起-スロット-突起の順序で互いに並んで連続的に配置されるコネクタクリップとを具備する組立キットであって、前記コネクタクリップは、バレルが前記ベースプレートの前記底面から突出する高さに実質的に対応する最大厚さを有し、前記コネクタクリップの前記第1及び第2のヘッド部の少なくとも一方は、前記ベースプレートの前記底面上のいくつかのバレルと圧入接続で嵌合係合するように構成される、組立キット。
【請求項2】
前記コネクタクリップは前記ベースプレートの前記底面上のいくつかのバレルに嵌合係合するように構成され、前記コネクタクリップのヘッド部のスロットは前記いくつかのバレルの外周に対して圧入接続で受けられ、前記ヘッド部の突起は隣接するバレル間に位置せしめられる、請求項1に記載の組立キット。
【請求項3】
前記コネクタクリップの少なくとも1つのヘッド部のスロットは約180°以下の曲率で形成される、請求項2に記載の組立キット。
【請求項4】
前記コネクタクリップは前記第1及び第2のヘッド部を互いに接合するネック部をさらに含み、前記ネック部は前記第1及び第2のヘッド部の長さよりも短い長さを有する、請求項1に記載のキット。
【請求項5】
前記ベースプレートは前記平面板の前記底面の周縁の周りに延びる下側周縁隆起部を含み、いくつかのコネクタ凹部は前記周縁隆起部沿いに間隔をおいて設けられて、前記周縁隆起部に開口部を形成し、少なくとも1つのコネクタ凹部は前記コネクタクリップの前記ネック部の長さとほぼ等しいか又はそれを超える長さを有する、請求項4に記載のキット。
【請求項6】
前記下側周縁隆起部は、前記平面板の前記底面から、前記バレルが前記平面板の前記底面から延びる前記高さに実質的に対応する高さまで延びる、請求項5に記載のキット。
【請求項7】
前記コネクタクリップの前記第1及び第2のヘッド部はそれぞれ外縁及び内縁を含み、前記スロット及び突起は前記ヘッド部の前記外縁に位置せしめられ、前記ネック部は前記ヘッド部の前記内縁を接合するように位置せしめられる、請求項4に記載のキット。
【請求項8】
前記ベースプレートは、前記平面板の周縁に沿って延びて、少なくとも第1の縁部に沿った第1の相互ロック機構と少なくとも第2の縁部に沿った第2の相互ロック機構とを有する相互ロック機構を含み、
前記第1の相互ロック機構は上部棚状部と底部棚状部とを含む2段環状棚状部の形態であり、前記上部棚状部は前記底部棚状部よりも前記平面板からさらに水平方向に延び、
前記第2の相互ロック機構は上部棚状部と底部棚状部とを含む2段環状棚状部の形態であり、前記底部棚状部は前記上部棚状部よりも前記平面板からさらに水平方向に延び、
前記ベースプレートの前記第1の相互ロック機構は同様に構築されたベースプレートの第2の相互ロック機構と嵌合係合するように構成されると共に、前記ベースプレートの前記第2の相互ロック機構は同様に構築されたベースプレートの第1の相互ロック機構と嵌合係合するように構成され、
前記コネクタクリップは、前記ベースプレートの相互ロック機構が第2のベースプレートの相互ロック機構と嵌合係合されるとき、前記第1のヘッド部が前記ベースプレート上のバレルと圧入嵌合係合するように適合されると共に、前記第2のヘッド部が前記第2のベースプレート上のバレルと圧入嵌合係合するように適合されるように構成され、前記コネクタクリップの前記ネック部は前記ベースプレート及び前記第2のベースプレートにおいて整列したコネクタ凹部を通して延びて、それにより前記相互ロック機構が嵌合係合した状態で前記ベースプレートを互いにロックする、請求項4に記載のキット。
【請求項9】
前記コネクタクリップは、前記ネック部の一部、少なくとも1つのヘッド部の一部又は両方における減少した厚さの領域を有して形成され、前記減少した厚さは前記ベースプレート上の増加した厚さの領域に実質的に対応し、前記コネクタクリップ上の前記減少した厚さと前記ベースプレート上の前記増加した厚さとの合計は、前記バレルが前記平面板の前記底面から延びる前記高さに実質的に等しい、請求項4に記載のキット。
【請求項10】
請求項1に記載のキットを使用する方法であって、
前記コネクタクリップの前記第1のヘッド部を第1のベースプレートの前記底面に係合させることと、
前記コネクタクリップの前記第2のヘッド部を第2のベースプレートの前記底面に係合させることと
を含む方法。
【請求項11】
前記第1のベースプレート上のコネクタ凹部と前記第2のベースプレート上のコネクタ凹部とを位置決めするために前記ベースプレートを整列させることと、
前記コネクタクリップを前記第1及び第2のベースプレートの両方に係合させるとき、前記第1及び第2のヘッド部を接合する前記コネクタクリップのネック部が、前記整列されたベースプレートの前記コネクタ凹部を通して延びるように前記コネクタクリップを位置決めすることと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1及び第2のベースプレートを整列させるとき、前記第1のベースプレートの相互ロック機構を前記第2のベースプレートの相互ロック機構と係合させること、
前記係合された相互ロック機構を互いに所定の位置に固定するように、前記コネクタクリップを前記第1及び第2のベースプレートに係合させること
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記係合された相互ロック機構を固定するために前記コネクタクリップを係合させるとき、前記コネクタクリップの減少した厚さの領域が、前記ベースプレートの一方の相互ロック機構の増加した厚さの領域と整列するように向けられることをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
コネクタクリップであって、第1のヘッド部及び第2のヘッド部を含み、前記第1及び第2のヘッド部は、両方とも複数の突起及び複数のスロットを含み、前記突起及びスロットは、突起-スロット-突起の順序で互いに並んで連続的に配置され、
前記コネクタクリップは、ベースプレートの下側に係合するように構成され、前記ベースプレートは、上面及び底面を有する平面板を含み、複数のノードは、前記ベースプレートの前記上面から突出し、及び複数のバレルは、前記ベースプレートの前記底面から突出し、
前記コネクタクリップは、バレルが前記ベースプレートの前記底面から突出する高さに実質的に対応する最大厚さを有し、及び前記コネクタクリップの前記第1及び第2のヘッド部の少なくとも一方は、前記ベースプレートの前記底面上のいくつかのバレルと圧入接続で嵌合係合するように構成される、コネクタクリップ。
【請求項15】
請求項14に記載のコネクタクリップと、少なくとも1つのベースプレートとを含むキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、相互ロック式組立ブリックの分野における製品及び方法に関する。特に、本発明は、相互ロック式組立ブリックと共に使用するためのベースプレートと、複数のそのようなベースプレートを互いに接続するためのコネクタクリップと、そのようなベースプレート及びコネクタクリップを含むキットとを対象とする。
【背景技術】
【0002】
相互ロック式組立ブリックは、古くからよく知られており、その中でおそらく最もよく知られているのは、LEGOグループによって商標LEGO(登録商標)として販売されているLEGOブリックである。LEGOグループは、1932年にOle Kirk Kristiansenによって設立され、LEGOブリックは、その最も重要な製品であり、「Toy of the Century」に2度選出されている。LEGOグループの製品は、長年にわたって幅広い発展を遂げてきたが、その基盤は、依然として伝統的なLEGOブリックにある。現在の形態のLEGOブリックは、1958年に創作され、米国特許第3,005,282号を付与されその開示全体は参照のため本明細書に包含されている。
【0003】
一方に突起したスタッドと、他方に凹んだチューブとを有するLEGOブリックの相互ロック原理は、無限の組立の可能性を提供する。任意の数のLEGOブリックを互いに接合して、一層複雑な構造を構築することができる。LEGOブリック構造物の支持土台としては、ベースプレートとして当技術分野において周知のものがある。ベースプレートは、LEGOブリックのチューブと相互ロック係合するためのいくつかのスタッドを片面に有する比較的平坦な平面板である。その比較的平坦な平面形状のため、ベースプレートは、ベースプレートのスタッドと係合するLEGOブリック構造物に向上した安定性を提供することができる。
【0004】
しかしながら、従来のベースプレートは、一般に、例えば8インチ×8インチ又は15インチ×15インチのプラスチック板など、固定寸法の限られたサイズでのみ大量生産される。LEGOブリック市場は、組立用ベースプレートを15インチより大きいサイズにして展開されることはなかった。これは、従来のベースプレートの有用性を制限する。例えば、比較的大きいLEGOブリック構築物を組み上げようとする消費者は、構築物の適切な支持を達成するために複数のベースプレートを利用する必要がある。また、従来のベースプレートには、別々のベースプレートを互いに直接相互連結又は組み合わせるための構造がないため、消費者は、別途の係合構造を使用するなどして、例えば1つ又は複数の組立ブロックを2つの隣接するプレート間の継ぎ目の上に配置するか、又は釘、ステープル又は接着剤を介して別々のベースプレートを互いに又は共通のバッキング材に付けることにより、別々のベースプレートを接合する必要がある。
【0005】
しかしながら、これらの慣行は、ベースプレートの上に追加の組立ブロックを使用すると、ベースプレート上の構築物として意図されたアセンブリと干渉する可能性があるため、利便ではない。同様に、ベースプレートを一緒に付けるための追加的な手段の使用は、ベースプレートの分解及び輸送を複雑にし得るために望ましくない。
【0006】
したがって、当技術分野では、複数のベースプレートを互いに接合してより大きい複合ベースプレートを形成する一方、ベースプレートを容易に分解できる利便な手段が依然として必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ベースプレートと、コネクタクリップと、少なくとも1つのベースプレート及び少なくとも1つのコネクタクリップを含むキットとを包含する。ベースプレートは、上面及び底面を有する平面板を含み、複数のノードは、上面から突出し、及び複数のバレルは、底面から突出する。コネクタクリップは、第1のヘッド部及び第2のヘッド部を含み、第1及び第2のヘッド部は、両方とも複数の突起及び複数のスロットを含み、突起及びスロットは、突起-スロット-突起の順序で互いに並んで連続的に配置される。コネクタクリップは、バレルがベースプレートの底面から突出する高さに実質的に対応する最大厚さを有し、及びコネクタクリップの第1及び第2のヘッド部の少なくとも一方は、ベースプレートの底面上のいくつかのバレルと圧入接続で嵌合係合するように構成される。
【0008】
コネクタクリップは、ベースプレートの底面上のいくつかのバレルに嵌合係合するように構成され、いくつかのバレルの外周に対して圧入接続で受けられたコネクタクリップのヘッド部のスロットと、隣接するバレル間に位置決めされるヘッド部の突起とを有する。コネクタクリップの少なくとも1つのヘッド部のスロットは、約180°以下の曲率で形成される。
【0009】
コネクタクリップは、第1及び第2のヘッド部を互いに接合するネック部をさらに含み、ネック部は、第1及び第2のヘッド部の長さよりも短い長さを有する。コネクタクリップのヘッド部は、それぞれ外縁及び内縁を含み、スロット及び突起は、ヘッド部の外縁に位置決めされ、及びネック部は、ヘッド部の内縁を接合するように位置決めされる。ベースプレートは、平面板の底面の周縁の周りに延びる下側周縁隆起部を含み、いくつかのコネクタ凹部は、周縁隆起部に沿いに間隔をおいて設けられて、周縁隆起部に開口部を形成し、少なくとも1つのコネクタ凹部は、コネクタクリップのネック部の長さとほぼ等しいか又はそれを超える長さを有する。下側周縁隆起部は、平面板の底面から、バレルが平面板の底面から延びる高さ及びコネクタクリップの全体厚さに実質的に対応する高さまで延びる。
【0010】
いくつかの例では、ベースプレートは、少なくとも第1の縁に沿った第1の相互ロック機構と、少なくとも第2の縁に沿った第2の相互ロック機構とを包含する、平面板の周縁に沿って延びる相互ロック機構を含む。第1の相互ロック機構は、上部棚状部と底部棚状部とを含む2段環状棚状部の形態であり、上部棚状部は、底部棚状部よりも平面板からさらに水平方向に延び、第2の相互ロック機構は、上部棚状部と底部棚状部とを含む2段環状棚状部の形態であり、底部棚状部は、上部棚状部よりも平面板からさらに水平方向に延びる。ベースプレートの第1の相互ロック機構は、同様に構築されたベースプレートの第2の相互ロック機構と嵌合係合するように構成され、及びベースプレートの第2の相互ロック機構は、同様に構築されたベースプレートの第1の相互ロック機構と嵌合係合するように構成される。コネクタクリップは、ベースプレートの相互ロック機構が第2のベースプレートの相互ロック機構と嵌合係合されるとき、第1のヘッド部がベースプレート上のバレルと圧入嵌合係合するように適合され、及び第2のヘッド部が第2のベースプレート上のバレルと圧入嵌合係合するように適合されるように構成され、コネクタクリップのネック部は、ベースプレート及び第2のベースプレートにおいて整列したコネクタ凹部を通して延びて、それにより相互ロック機構が嵌合係合した状態でベースプレートを互いにロックする。
【0011】
ベースプレートが相互ロック機構を包含する例では、コネクタクリップは、ネック部の一部、少なくとも1つのヘッド部の一部又は両方における減少した厚さの領域を有して形成され得る。コネクタクリップの1つ又は複数の部分の減少した厚さは、ベースプレート上の増加した厚さの領域と実質的に対応するようにされ、コネクタクリップ上の減少した厚さと、ベースプレート上の増加した厚さとの合計は、バレルが平面板の底面から延びる高さに実質的に等しい。
【0012】
使用時、コネクタクリップは、コネクタクリップの第1のヘッド部を第1のベースプレートの底面に係合させ、且つコネクタクリップの第2のヘッド部を第2のベースプレートの底面に係合させることにより、第1及び第2のベースプレートを互いに接合するために使用され得る。第1及び第2のベースプレートをコネクタクリップで接合するとき、ベースプレートは、第1のベースプレートのコネクタ凹部を第2のベースプレートのコネクタ凹部と一緒に位置決めするために整列され、及びコネクタクリップは、ネック部が、整列されたベースプレートのコネクタ凹部を通して延びるようにコネクタクリップを位置決めすることにより、両方のベースプレートに係合される。
【0013】
ベースプレートが相互ロック機構を包含する場合、ベースプレートは、第1のベースプレートの相互ロック機構を第2のベースプレートの相互ロック機構と係合させるように整列され、及びコネクタクリップは、係合された相互ロック機構を互いに所定の位置に固定するようにベースプレートと係合される。係合された相互ロック機構を固定するためにコネクタクリップを係合させるとき、コネクタクリップは、コネクタクリップの減少した厚さの領域が、ベースプレートの一方の相互ロック機構の増加した厚さの領域と整列するように向けられる。
【0014】
前述の概要及び以下の詳細な記載は、いずれも例示的且つ説明的なものにすぎず、特許請求される本発明のさらなる説明を提供することを意図する。添付の図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を示し、上記記載と共に本発明の原理を説明する役割を果たす。
【0015】
本発明のさらなる特徴及び利点は、以下に記載する図面に関連して提供される以下の詳細な記載から確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明によるベースプレートを示す。
図2図1のベースプレートの上面図を示す。
図3A図1のベースプレートの第1の底面図を示す。
図3B図1のベースプレートの第2の底面図を示す。
図4図3A~3Bのベースプレートの底面図の近接図を示す。
図5】本発明によるコネクタクリップを示す。
図6図5のコネクタクリップの側面図を示す。
図7図5のコネクタクリップの上面図を示す。
図8図5のコネクタクリップの底面図を示す。
図9図5による2つのコネクタクリップによって接続された、図1による2つのベースプレートを示す。
図10図9のコネクタクリップの近接図を示す。
図11】分解された状態の、図10のベースプレート及びコネクタアセンブリの断面立面図を示す。
図12】組み立てられた状態の、図10のベースプレート及びコネクタアセンブリの断面立面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の本開示は、添付図面に示された例を参照して本発明を考察するが、本発明をこれらの例に限定するものではない。
【0018】
本明細書で提供されるあらゆる例又は例示的な表現(例えば、「~など」)の使用は、単に本発明をよりよく明らかにすることを意図し、別段に言及されない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書中のいかなる文言も、文脈上別段に明確にされない限り、言及されない要素が本発明の実施に必須であるか又は重要であることを示すものとして解釈されるべきではない。
【0019】
本明細書で使用される際、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、文脈が別段に明示しない限り、複数の参照先を包含する。文脈上別段の指摘がない限り、用語「又は」は、包括的な「又は」と理解される。「第1」、「第2」、「第3」等などの用語は、複数の装置又は要素を記載するために使用される際、別個の装置の相対的な作用、位置及び/又は機能を伝えるためにのみ使用され、そのような装置又は要素の特定の順序を必要とせず、且つそのような装置又は要素の特定の量又は序列を必要としない。
【0020】
「実質的に」という語は、特性又は状況に関して本明細書で使用される際、特定された特性又は状況を著しく損なわないような充分小さい逸脱の程度を示すものである。所与の状況で許容される正確な逸脱の程度は、当業者によって理解され得るように特定の文脈に依存する。
【0021】
用語「約」又は「およそ」の使用は、それぞれの文脈で当業者によって理解され得るように、指定された値又は範囲を上回る及び/又は下回る値を述べることを意図する。いくつかの例では、これは、およそ±10%の範囲の値を包含し得、他の例ではおよそ±5%の範囲の値が包含され得、さらに他の例ではおよそ±2%の範囲の値が包含され得、さらに他の例では、これは、およそ±1%の範囲の値を包含し得る。
【0022】
用語「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、本明細書で使用される際、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素及び/又は構成要素の存在を特定するが、本明細書で示されない限り又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除しないことが理解される。
【0023】
「組立ブリック」という用語は、組立要素であって、このような組立要素の多要素アセンブリを構築するための、ノード/スタッドの相手方バレル/チューブとの接合により、支持ベースプレート及び/又は他の組立要素に接続され得る組立要素を包含するものとして理解される。組立ブリックの例としては、LEGO(登録商標)、DUPLO(登録商標)及びMega Bloks(登録商標)の名称で販売されている組立要素が挙げられるが、これらに限定されない。
【0024】
本明細書における値の範囲の記載は、別段に示されない限り、範囲の端点、その範囲内のそれぞれの別個の値及び全体的な範囲によって包含されるすべての中間範囲内のそれぞれの範囲に入るそれぞれの別個の値に個別に言及するための略記として機能し、本明細書に個別に記載の通りに本明細書に組み込まれる。
【0025】
別段に指示されない限り又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、本明細書に記載される方法は、以下に挙げられる任意の適切な順序で個々のステップが実行されることで実施することができる:開示されたステップ間に中間ステップがないか又は1つ若しくは複数のさらなるステップが介在する開示された正確な順序、開示された正確な順序以外の順序で開示されたステップが実行されること、1つ又は複数のステップが同時に実行されること及び1つ又は複数の開示されたステップが省略されること。
【0026】
本発明は、ベースプレート100と、2つのベースプレート100を互いに接合するように適合されたコネクタクリップ200と、そのようなベースプレート100及びコネクタクリップ200を含むキットとを包含する。コネクタクリップ200は、2つのベースプレート100a/100bを互いに並べて接合するように適合される。ベースプレート100の各側にある2つ以上のコネクタクリップを包含する任意の数のコネクタクリップ200を使用して、ベースプレート100を互いに接合することができる。
【0027】
図1~4は、本発明によるベースプレート100の一例を示す。ベースプレート100は、そこから突出する複数のノード103を有する上側102と、その中に形成された複数のキャビティ105及びそこから突出する複数のバレル106を有する底側104とを有する平面板101を包含する。底側104は、平面板101の下側周囲全体に延びる下側周縁隆起部107も包含するが、例外として、周縁隆起部107に沿った離散的な位置にいくつかのコネクタ凹部108が設けられる。
【0028】
ベースプレート100のノード103及びバレル106は、ベースプレート100と共に使用することが意図される組立ブリック(図示せず)のスタッド及びチューブとの嵌合係合のためのサイズ及び形状を有し、ベースプレートのノード103は、組立ブリックチューブとの圧入嵌合受けのために適合され、ベースプレートのバレル106は、組立ブリックスタッドとの圧入嵌合受けのために適合される。このようにして、ベースプレート100は、それ自体を、オフィスビル、パーキングガレージ等を模した構造物などの多層構造物を組み上げる際の相互ロック式組立ブリックとして使用することができる。ベースプレート100のノード103及びバレル106は、第1のベースプレート100aを第2のベースプレート100bの上に嵌合式に積み重ねることができるように、互いに圧入嵌合係合のためにも適合される。有利には、バレル106を包含することにより、ベースプレート100の剛性及び耐久性も向上する。
【0029】
本発明によるベースプレート100は、任意の数のノード103、キャビティ105及びバレル106を有して作られ得る。ベースプレート100の底側104の各キャビティ105は、ベースプレート100の上側102のノード103に対応する。いくつかのキャビティ105は、バレル106によって取り囲まれる。示される例では、バレル106は、選択されたキャビティ105にのみ設けられる(例えば、底側104の正方形パターン内に十字パターンを呈する)。しかしながら、後述する明示的な例外を除き、バレル106は、示される例で示した数よりも少ない数又は多い数で挙げられる任意の数のキャビティ105に設けられ得ることが理解されるであろう。下側周縁隆起部107に沿って続くキャビティマトリクスの第1の行109の全キャビティ105又は選択キャビティ105については、例外である。図3A、3B及び4に示される例などのいくつかの例では、第1の列109の全キャビティ105は、バレル106なしで提供される。他の例では、バレル106は、コネクタ凹部108に隣接するキャビティ105(例えば、その1~3つのキャビティスペース内)がバレル106を欠くように作られることを条件として、第1の列109のいくつかのキャビティ105に設けられ得る。キャビティマトリクスの第2の列110のキャビティ105は、下側周縁隆起部107から1キャビティスペースだけ離間し、バレル106と共に設けられる。図3A、3B及び4に示される例などのいくつかの例では、下側周縁隆起部107に直接隣接する第2の列110のキャビティ105を除いて、第2の列110の全キャビティ105にバレル106が設けられる。他の例では、コネクタ凹部108に近接するキャビティ105(例えば、その2~4つのキャビティスペース内)にバレル106が設けられることを除いて、第2の列110のいくつかのキャビティ105は、バレル106を欠いている場合がある。
【0030】
下側周縁隆起部107に加えて、底側104は、正方形の格子状に配置され、底側104の内部領域に沿って延びるいくつかの内部隆起部111も包含し得る。他の例では、内部隆起部111は、他の形状をとり、且つ/又はより少ない若しくはより多い隆起部(例えば、示された正方形の格子内にトラス状に配置された斜めに配向された内部隆起部)を包含し得る。内部隆起部111の包含は、ベースプレート100に向上した剛性及び耐久性を提供する。
【0031】
バレル106、周縁隆起部107及び内部隆起部111は、ベースプレート100の底側104から等しい高さH2に突出する。好ましい例では、バレル106及び隆起部107/111は、底側104から0.077インチ突出し、ベースプレート100は、バレル106の底側からノード103の頂部まで測定した全体高さH1が約0.227インチである。バレル106及び隆起部107/111を等しい高さで構築することにより、ベースプレート100は、組立ブリック構造物を支持するための向上した安定性と、ベースプレート100の上を歩き、且つその上に立つ大人の体重などのより増大した力の適用に耐えるための向上した耐久性とを提供される。
【0032】
いくつかの例では、ベースプレート100は、ベースプレート100の周縁に沿って延びる2段の環状棚状部の形態の相互ロック機構112が挙げられる。相互ロック機構112の2段形態は、ベースプレート100の水平方向において異なる長さに延びる底部棚状部113及び上部棚状部114が挙げられる。
【0033】
図に示される例では、底部棚状部113は、ベースプレート100の2つの周縁部115a/115bに沿って上部棚状部114よりもさらに水平方向に延び、上部棚状部114は、他の2つの周縁部115c/115dに沿って底部棚状部113よりもさらに水平方向に延びる。図11に示すように、底部及び上部棚状部113/114の両方は、0.076インチの高さH3を有し、さらに延びる棚状部は、両方の例では、そのそれぞれの周縁隆起部において、2段形態の他の対応する棚状部を越えて0.1インチの水平距離D1を突出する。相互ロック機構112について述べる場合、さらに突出する棚状部(底部棚状部113であれ、上部棚状部114であれ)は、雄部材と称され得、凹部、すなわちより少ない程度に突出する棚状部(底部棚状部113であれ、上部棚状部114であれ)は、雌部材と称され得る。
【0034】
図9は、第1及び第2のベースプレート100a/100bを接合する2つのコネクタクリップ200を有する第1のベースプレート100a及び第2のベースプレート100bのアセンブリを示す。図10は、図9のコネクタクリップ200の近接図であり、コネクタクリップ200の第1のヘッド部201aは、第1のベースプレート100aに係合し、コネクタクリップ200の第2のヘッド部201bは、第2のベースプレート100bに係合し、コネクタクリップ200のネック部202は、第1及び第2のベースプレート100a/100bの整列したコネクタ凹部108を通して延びる。
【0035】
図11~12は、図9~10のベースプレート及びコネクタクリップのアセンブリの断面立面図を示す。図11~12に示すように、相互ロック機構112は、組み合わされたベースプレートの安定性及び耐久性を向上させる一方、2つのベースプレート間の継ぎ目の出現を低減させるように2つの別個のベースプレート100a/100bの整列を促す。これは、例えば、図11~12に示すように、さらに突出した底部棚状部113を有する第1のベースプレート100の周縁部115a/115bを、さらに突出した上部棚状部114を有する第2のベースプレート100bの嵌合周縁部115c/115dと対応するように整列させることによって達成され得る。このように2つのベースプレートを整列させると、第1のベースプレート100aのさらに延びる底部棚状部113は、同時に2つのベースプレート間の継ぎ目の出現が最小限に抑えながら、第2のベースプレート100bのさらに延びる上部棚状部114に構造的支持を提供するように位置決めされる。。
【0036】
相互ロック機構112により、ユーザは、複数のベースプレート100を整列させて、より大きい支持エリアを提供することができる。例えば、それぞれ12×12インチの大きさの4つの別々のベースプレート100を、相互ロック機構112を介して互いに整列させて、24×24インチの大きさのより大きい支持エリアを得ることができる。相互ロック機構112は、このように任意の数のベースプレート100を解放可能に整列させるために使用することができ、その結果、複数のベースプレート100を、個別に収納可能なままであるが、一体化して使用するために整列させることができる。
【0037】
図5~8は、ベースプレート100の接合に使用するコネクタクリップ200の一例を示す。コネクタクリップ200は、ネック部202によって接続された2つのヘッド部201a/201bを有する。ヘッド部201a/201bは、ベースプレート100の底側104のいくつかのバレル106と、下側周縁隆起部107との間の空間における圧入受けのために適合され、ネック部202は、2つの別個のベースプレート100a/100b上で横並びに整列された2つのコネクタ凹部108を通して延びるように適合される。
【0038】
コネクタクリップ200の各ヘッド部201は、外縁203、内縁204及び外縁と内縁とを接合する2つの側縁205を有する四辺形形状で形成される。外縁203は、4つの突起206及び3つの半円形スロット207を設けられ、内縁204は、直線面として設けられる。各ヘッド部201では、半円形のスロット207は、それぞれベースプレート100の底側104にあるバレル106を受け入れるような寸法であり、突起206は、隣接するバレル106間に挿入するような寸法であり、内縁204の直線面は、下側周縁隆起部107に当接するように整列される。示される例では、約180°の半円形スロット207を有するコネクタクリップ200が形成されるが、半円形スロット207は、一般に、スロット207と呼ばれ得、スロット207は、180°未満の曲率を有する小円弧の形状で設けられ得ることが理解されるであろう。
【0039】
示される例では、コネクタクリップ200は、2つのヘッド部201a/201bとネック部202と共に設けられる。この例では、コネクタクリップは、ヘッド部201の長さによって定義される最大長さL1を有する。ネック部202は、最大長さL1よりも短い第2の長さL2を有する。ネック部の第2の長さL2は、ベースプレート100に設けられたコネクタ凹部108の長さと実質的に等しいか又はそれ未満にされ、それにより、ネック部202は、コネクタ凹部108を通過することが可能になり、コネクタクリップ200は、別個のヘッド部201a/201bの係合を介して2つの別個のベースプレート100を接合するために使用することができる。
【0040】
示される例では、コネクタクリップ200のヘッド部201a/201bは、非対称であり、一方のヘッド部201aは、他方のヘッド部201bの短い幅Wbに対して大きい幅Waを有する(Wa>Wb)。コネクタクリップ200は、相互ロック機構112を有するベースプレート100の寸法に対応するためにこの非対称な構成と共に設けられる。相互ロック機構112を有するベースプレート100を使用する場合、2つのベースプレート100a/100bを横に並べる整列は、さらに突出した底部棚状部113を有する第1のベースプレート100aの周縁部115a/115bを、さらに突出した上部棚状部114を有する第2のベースプレート100bの周縁部115c/115dと嵌め合うように位置決めすることによって達成される。さらに突出した下側棚状部113を有する周縁部115a/115bでは、下側周縁隆起部107は、突出した底部棚状部113の外縁と整列するように位置決めされた状態で第2の列110のバレル106から第1の距離Daに位置決めされる。一方、さらに突出した上部棚状部114を有する周縁部115c/115dでは、下側周縁隆起部107は、下側周縁隆起部107が、突出した上部棚状部114の外縁から挿入された状態で第2の列110のバレル106から第2の距離Dbに位置決めされる。第2の列110のバレル106と、突出した底部棚状部113に近接する下側周縁隆起部107との間の第1の距離Daは、第2の列110のバレル106と、突出した上部棚状部114に近接する下側周縁隆起部107との間の第2の距離Dbよりも大きい(Da>Db)。コネクタクリップ200のヘッド部201a/201bは、それぞれのベースプレート101a/101b上のバレル106と下側周縁隆起部107との間の圧入嵌合受けのために寸法決めされ、したがって異なる距離Da/Dbに対応するように異なる幅Wa/Wbで作られる。
【0041】
コネクタクリップ200のネック部202は、2つのヘッド部201a/201bの内縁204a/204bを接合し、嵌合係合のために互いに隣接して位置決めされた第1及び第2のベースプレート100a/100b上の一対の整列したコネクタ凹部108を通して延びるように寸法決めされる。
【0042】
示される例では、コネクタクリップ200は、バレル106及び隆起部107/111がベースプレート100の底側104から延びる高さH2(例えば、0.077インチ)に対応する第1の全体厚さT1で作られる。このようにして、コネクタクリップ200は、コネクタクリップ200がその下に固定されている間、ベースプレート100が別の支持面(例えば、地面、テーブルトップ、別のベースプレートなど)の上に平らに載ることができるように、ベースプレート100の全体高さH1と干渉することなく、バレル106と周縁隆起部107との間でベースプレート100の底側104の空間内に収まるサイズである。
【0043】
図5~7及び11に見られるように、より大きい幅Waを有するヘッド部201aの一部及びそこから延びるネック部202の一部は、減少した厚さT2を有して設けられる。コネクタクリップ200のこれらの部分は、対応する領域においてベースプレート100の増加した厚さに対応するために、減少した厚さT2を有して設けられる。具体的には、さらに突出した底部棚状部113を有するベースプレート100の周縁115a/115bは、底部棚状部113の存在により厚さが増加し、したがって、コネクタクリップ200は、ベースプレート100の全体高さH1と干渉することなく、コネクタクリップ200がベースプレート100の底側104内に収まり続けるように、そのようなベースプレート100上の厚さが増加した領域と整列するように適合されるこれらの領域において、減少した厚さを備える。いくつかの例では、コネクタクリップ200は、本明細書に開示されるものなどの相互ロック機構112を欠くが、コネクタ凹部108を有するベースプレート100と共に使用され得、そのような例では、コネクタクリップ200は、減少した厚さT2の領域を伴わずに全体的に均一な厚さT1を備え得ることが理解されるであろう。
【0044】
使用時、その中にコネクタ凹部108が形成された下側周縁隆起部107を共に有する2つのベースプレート100a/100bは、対応するコネクタ凹部108が整列された状態で並んで配置され、コネクタクリップ200は、第1のヘッド部201aが第1のベースプレート100aの下側の空間に位置決めされ、第2のヘッド部201bが第2のベースプレート100bの下側の空間に位置決めされた状態で挿入され、ネック部202は、整列されたコネクタ凹部108を通して延び、それにより2つのベースプレートを互いに接続する。このようにして2つのベースプレート100a/100bを互いに接合するために、2つ以上のコネクタクリップ200を使用することが好ましい。示される例では、図3A/3Bに示すように、各ベースプレート100は、8つのコネクタ凹部108を設けられ、各周縁115に2つのコネクタ凹部108が設けられる。この配置により、各ベースプレート100は、他の4つのベースプレート100と直接接合することができ、合計で任意の数のベースプレート100を接合することができる。
【0045】
示される例では、コネクタクリップ200は、相互ロック機構112と協働して、2つのベースプレート100a/100bの継ぎ目のない整列を達成及び維持し、相互ロック機構112の2段環状棚構造は、ベースプレート100a/100b間に継ぎ目のない整列を形成し、コネクタクリップ200は、ベースプレート100a/100bをそのような継ぎ目のない整列で所定の位置にロックする。このようにして、ユーザは、より大きい組立ブロックアセンブリを支持するためのより大きい複合ベースプレートを効果的に形成するために、継ぎ目のない整列で複数のベースプレート100を接続し得る。
【0046】
本発明が特定の実施形態を参照して記載されたが、前述の本開示は、例示的な実施形態にのみ対処し、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されず、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示された例に対する様々な変更形態及び修正形態を包含する追加の実施形態を包含し得ることが当業者に理解されるであろう。
【0047】
例えば、前述の例では、等しいサイズの円形バレルを有するベースプレートと、対応する円弧状スロット(例えば、半円形スロット)を有するコネクタクリップとを示しているが、ベースプレートは、任意の選択された形状を有し、任意選択的にサイズが異なるバレルを用いて作製され得、コネクタクリップも、同様に、ベースプレートのバレルに対応する形状及びサイズを有する円弧状スロットを用いて作製され得ることが理解されるであろう。
【0048】
開示されたそれらの方法は、開示されたステップのすべてを、その間に中間ステップを設けることなく、開示された正確な順序で実行することによって実施することができるが、当業者であれば、それらの方法は、開示されたステップ間にさらなるステップを介在させること、開示されたステップを、開示された正確な順序以外の順序で実行すること、1つ又は複数の開示されたステップを同時に実行すること及び1つ又は複数の開示されたステップを省略することによっても実施され得ることも理解するであろう。
【0049】
本発明の開示を理解するか又は完全なものにするために必要な範囲において、本明細書で言及されるすべての刊行物、特許及び特許出願は、それぞれが個別に組み込まれるのと同程度に参照により本明細書に明示的に組み込まれる。明示又は黙示を問わず、本明細書に組み込まれたいかなる特許にもライセンスは付与されない。本開示で表現される範囲には、各範囲の端点、端点間のすべての値及び端点に包含されるすべての中間範囲が含まれる。
【0050】
本発明は、本明細書に示された例示的な実施形態に限定されず、代わりに添付の特許請求の範囲によって特徴付けられ、これは、本開示の範囲を決して限定するものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】