(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】衣類処理装置
(51)【国際特許分類】
D06F 43/04 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
D06F43/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506214
(86)(22)【出願日】2022-08-02
(85)【翻訳文提出日】2024-02-20
(86)【国際出願番号】 KR2022011412
(87)【国際公開番号】W WO2023014058
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0102312
(32)【優先日】2021-08-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0096219
(32)【優先日】2022-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】リ,ドンス
(72)【発明者】
【氏名】アン,スンヒョ
【テーマコード(参考)】
3B168
【Fターム(参考)】
3B168AA02
3B168AA05
3B168AA32
3B168AB23
3B168AB30
3B168AB32
3B168AE01
3B168AE02
3B168AE07
3B168BA43
3B168BA48
3B168BA72
3B168BA84
3B168JM03
(57)【要約】
【要約】 この発明は、衣類処理装置に関し、本発明の一実施例による衣類処理装置は、衣類が収容される第1ドラム、前記第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ、前記タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム、前記第1ドラムと前記タブとの間に備えられる基部、前記基部に備えられ、前記第1ドラムに空気を供給する空気供給部、前記基部に備えられ、前記空気供給部の空気と熱交換が行われる流体が循環し、前記流体を圧縮する圧縮器を含む流体循環部、及び前記第1ドラムと前記タブとの間に配置され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部を含み、前記圧縮器の下端は地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理装置であって、
衣類が収容される第1ドラム;
前記第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ;
前記タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム;
前記第1ドラムと前記タブとの間に備えられる基部;
前記基部に備えられ、前記第1ドラムに空気を供給する空気供給部;
前記基部に備えられ、前記空気供給部の空気と熱交換が行われる流体が循環し、前記流体を圧縮する圧縮器を備える流体循環部;及び
前記第1ドラムと前記タブとの間に配置され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を備えてなり、
前記圧縮器の下端は地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、衣類処理装置。
【請求項2】
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を備え、
前記圧縮器取付部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記圧縮器は、前記圧縮器から離れるように延長され、前記基部に結合される拡張支持部を備え、
前記拡張支持部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記流体循環部は、前記流体と前記空気供給部の空気との熱交換が行われる熱交換器を更に備え、
前記熱交換器の下端は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記圧縮器の下端は、前記洗剤供給部の後方に位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
外部給水源と連結され、前記タブ又は前記洗剤供給部に提供される水の流動を調節する給水弁;を更に備え、
前記給水弁は、前記基部より上方に位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記洗剤供給部と連結され、水が流動する給水ホース;を更に備え、
前記給水ホースの少なくとも一部は、前記基部より上方に位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記基部の少なくとも一部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重なる部分が開放される、請求項8に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重ならないように備えられる、請求項8に記載の衣類処理装置。
【請求項11】
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を更に備え、
前記圧縮器取付部は、前記洗剤供給部の後方に位置する、請求項9に記載の衣類処理装置。
【請求項12】
前記基部には流体が流動して空気と熱交換が行われる熱交換器が結合され、
前記熱交換器は、前記洗剤供給部の側方に位置する、請求項11に記載の衣類処理装置。
【請求項13】
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を更に備え、
前記圧縮器取付部は、前記基部の最下端を形成する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項14】
前記基部から離隔され、前記第1ドラムと連結されて前記第1ドラムを回転させる第1駆動部;を更に備える、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項15】
前記第1ドラムの後方に位置し、前記第1ドラムを外部から遮蔽する背面パネル;を更に備え、
前記第1駆動部は、前記背面パネルに結合される、請求項14に記載の衣類処理装置。
【請求項16】
衣類処理装置であって、
衣類が収容される第1ドラム;
前記第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ;
前記タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム;
前記第1ドラムと前記タブとの間に備えられ、前記第1ドラムに空気を供給する空気供給部を備える基部;及び
前記第1ドラムと前記タブとの間に配置され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を備えてなり、
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重ならないように配置され、前記基部の下端が前記洗剤供給部の上端より下方に位置する、衣類処理装置。
【請求項17】
衣類処理装置であって、
第1キャビネット、及び前記第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを備える第1処理装置;
前記第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び前記第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを備える第2処理装置;及び
前記第1ドラムより下方に位置し、前記第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部を備える基部;を備えてなり、
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムの側方向に配置される第1側面パネルを備え、
前記第2キャビネットは、前記第1側面パネルの下方に位置し、前記第2ドラムの側方向に配置される第2側面パネルを備え、
前記基部の少なくとも一部は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、衣類処理装置。
【請求項18】
前記基部は、前記第2キャビネットに結合され、前記少なくとも一部が前記第2キャビネットの内部に位置する、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項19】
前記第1処理装置は、前記基部が設けられた前記第2処理装置の上に設けられる、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項20】
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムの後方に位置する背面パネルを更に備え、
前記第1処理装置は、前記背面パネルに結合され、前記第1ドラムの回転力を提供する第1駆動部を更に備える、請求項19に記載の衣類処理装置。
【請求項21】
前記第2処理装置は、
前記第2キャビネットの内部に備えられ、内部に前記第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ;及び
前記タブと連結され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を更に備える、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項22】
前記基部及び前記洗剤供給部は、前記第2キャビネットに備えられ、前記タブより上方に位置し、互いに重ならないように配置される、請求項21に記載の衣類処理装置。
【請求項23】
前記第2処理装置は、
前記第2キャビネットの内部に備えられ、内部に前記第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ;及び
前記第2キャビネットの内部に備えられ、外部給水源と連結され、前記タブに供給される水の流動を調節する給水弁;を更に備え、
前記給水弁は、前記基部より上方に位置する、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項24】
前記基部の前記少なくとも一部は、前記第2キャビネットの内部に位置し、
前記基部は、前記空気供給部の空気の温度を調節するための温度調節部を更に備える、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項25】
前記温度調節部は、空気と熱交換が行われる流体を循環させる圧縮器を備え、
前記圧縮器は、少なくとも一部が前記第2側面パネルの上端より上方に突出する、請求項24に記載の衣類処理装置。
【請求項26】
前記基部は、前記圧縮器が設けられる圧縮器取付部が第2ドラムに向かって窪み形成される、請求項25に記載の衣類処理装置。
【請求項27】
前記圧縮器取付部は、前記基部の最下端を形成する、請求項26に記載の衣類処理装置。
【請求項28】
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムより前方に位置する第1前面パネルを備え、
第2キャビネットは、前記第1前面パネルより下方に位置し、前記第2ドラムより前方に位置する第2前面パネルを備え、
前記第1前面パネルと前記第2前面パネルとの間には前記第1処理装置及び前記第2処理装置と信号的に連結される制御パネルが備えられ、
前記制御パネルの下端は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、請求項17に記載の衣類処理装置。
【請求項29】
前記制御パネルの上端は、前記第1側面パネルの下端より上方に位置する、請求項28に記載の衣類処理装置。
【請求項30】
前記第1前面パネルの下端は、前記第1側面パネルの下端より上方に位置し、
前記第2前面パネルの上端は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、請求項29に記載の衣類処理装置。
【請求項31】
衣類処理装置であって、
第1キャビネット、及び前記第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを備える第1処理装置;
前記第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び前記第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを備える第2処理装置;及び
前記第1処理装置に備えられ、前記第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部を備える基部;を備えてなり、
前記第1処理装置は、前記第2処理装置の上方に設けられ、前記空気供給部と前記第1ドラムの内部が互いに連通する、衣類処理装置。
【請求項32】
前記空気供給部は、前記第1ドラムの内部と連通するための連結部を備え、
前記第1処理装置は、第1方向に摺動して前記連結部と結合される第1結合部を備える、請求項31に記載の衣類処理装置。
【請求項33】
前記連結部は、
前記第1結合部に向かって開放される開放面を囲む連結シーラー;及び
前記第1方向に沿って延長され、前記第1結合部の一部が挿入及び摺動される摺動溝;を備え、
前記連結シーラーの一部は、前記摺動溝に配置される、請求項32に記載の衣類処理装置。
【請求項34】
前記連結シーラーは、前記開放面を基準として前記第1方向に位置する第1部分が前記第1方向の反対方向に位置する第2部分より上方に位置する、請求項33に記載の衣類処理装置。
【請求項35】
前記連結部は、
前記開放面を基準として前記第1方向に位置し、前記開放面より上方に位置して、前記第1結合部を前記第1方向に支持する第1連結面;及び
前記開放面を基準として前記第1方向の反対方向に位置し、前記開放面より下方に位置して、前記第1結合部を前記第1方向に支持する第2連結面;を更に備え、
前記連結シーラーの前記第1部分は前記第1連結面に配置され、前記第2部分は、前記第2連結面に配置される、請求項34に記載の衣類処理装置。
【請求項36】
前記空気供給部は、前記第1ドラム及び前記第2ドラムと連通するための連結部を備え、
前記第1処理装置は、前記連結部と連結され、前記第1ドラムの内部と前記連結部を連通する第1結合部を更に備え、
前記第2処理装置は、前記連結部と連結され、前記第2ドラムの内部と前記連結部を連通する第2結合部を更に備え、
前記連結部、前記第1結合部、及び前記第2結合部のうちの少なくとも1つは、前記第1結合部及び前記第2結合部の何れか1つと前記連結部との空気の流動を択一的に許容する選択部を備える、請求項31に記載の衣類処理装置。
【請求項37】
前記選択部は、回転自在に備えられ、
第1回転位置において前記第1結合部と前記連結部との空気の流動を許容し、
第2回転位置において前記第2結合部と前記連結部との空気の流動を許容するように備えられる、請求項36に記載の衣類処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は衣類処理装置に関し、衣類を収容する第1ドラム及び第2ドラムを備える衣類処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
衣類処理装置は、ドラムの内部に衣服、寝具などの洗濯物を投入して、洗濯物についた汚染を除去したり乾燥するなど、その洗濯物に必要な処理を行う装置である。
【0003】
衣類処理装置が洗濯物の汚染を除去するように備えられる場合、その衣類処理装置は、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの過程を行い、衣類処理装置は、ドラムに洗濯物を投入する方式を基準として、トップローディング(top loading)方式とフロントローディング(front loading)方式とに区分する。
【0004】
衣類処理装置は、外観を形成するキャビネット、キャビネットの内部に収容されるタブ、タブの内部に回転自在に取り付けられ、洗濯物が投入されるドラム、洗剤をドラムの内部に供給する洗剤供給装置を含んでなる。
【0005】
ドラムに収容された洗濯物に洗濯水が供給された状態でドラムがモーターによって回転すると、洗濯物はドラム及び洗濯水との摩擦によって洗濯物についた汚れを除去する。
【0006】
洗剤供給装置は、洗濯効果を増進させるように洗剤供給機能を備える。ここで、洗剤とは、繊維洗剤、繊維柔軟剤及び繊維漂白剤など洗濯効果を増進させる物質を意味する。洗剤は、粉(粉末)タイプの洗剤、液体(液状)タイプの洗剤が利用できる。
【0007】
一方、衣類処理装置が洗濯物を乾燥するように備えられる場合、その衣類処理装置は、乾燥した空気を洗濯物に提供し、洗濯物から水分を除去する。
【0008】
衣類処理装置は、キャビネット、キャビネットの内部に回転自在に備えられるドラム及び洗濯物に提供される空気を加熱及び乾燥する加熱手段などを含んでなる。
【0009】
ドラムに収容された洗濯物に乾燥した空気が供給されることで、洗濯物に存在する水分が乾燥した空気によって蒸発して除去され、洗濯物の水気が除去される。
【0010】
一方、ユーザが求める様々な衣類の処理過程をいずれも満たし、各処理過程に対する実行時間を短縮するために多くの研究が進められている。例えば、衣類処理装置は、互いに分離されている複数のドラムを含み、各々のドラムにおいて互いに独立した衣類処理過程を行うことで、複数の処理過程を同時に行うことができる。
【0011】
関連文献EP 2949801には、フロントローディングタイプの主ドラムの下に引き出し型のトップローディングタイプの副ドラムが備えられる衣類処理装置が開示されている。ユーザは主ドラムで衣類の第1処理過程を行うと共に、副ドラムで第1処理過程とは独立した第2処理過程を行う。
【0012】
但し、衣類処理装置において、副ドラムは主ドラムよりサイズが小さく、少量の衣類を処理し、空間的な限界によって衣類の乾燥過程など実行可能な処理過程に限界がある。
【0013】
前述のような問題を克服するために、衣類処理装置に複数のドラムが備えれるが、各々のドラムがいずれも同等なサイズであり、互いに対等な関係で設計されて、互いに独立した衣類処理過程を行うように研究されている。
【0014】
関連文献CN 102605586には、上側の第1処理装置及び下側の第2処理装置がフロントローディングタイプとして設計された衣類処理装置が開示されている。この衣類処理装置において、ユーザは、第1処理装置及び第2処理装置を互いに独立して利用することで、衣類の処理過程を同時に複数で行うことができる。
【0015】
この衣類処理装置は、上側の第1処理装置が衣類の乾燥過程を行う乾燥機として備えられ、下側の第2処理装置は衣類の洗濯過程を行う洗濯機として備えられる。
【0016】
この衣類処理装置において、ユーザは、洗濯過程を行うときには第2処理装置を利用して、乾燥過程を行うときには第1処理装置を利用する。また、第1処理装置及び第2処理装置は同時に作動可能である。
【0017】
一方、この衣類処理装置のように第1処理装置及び第2処理装置が上下積層型で備えられる場合、第1処理装置の下部には第1処理装置のドラムの内部に熱風を供給する空気供給部が備えられ、第2処理装置の上部には第2処理装置のドラムの内部に洗剤を供給する洗剤供給部及び水を供給する給水部などが備えられることにより、上側の第1処理装置の前面に形成される衣類開口又は第1処理装置のドラムの地面からの高さが増加しざるを得ないという問題がある。
【0018】
さらに、第1処理装置の空気供給部の位置を第2処理装置の反対側、例えば、第1処理装置の上部に移動させると、第2処理装置も衣類の乾燥機能を確保しようとする場合には、空気供給部と第2処理装置のドラムとの離隔距離が増加し、第2処理装置のドラムの内部に熱風を供給して、第2処理装置の乾燥機能を具現することに不利となる。
【0019】
即ち、第1処理装置及び第2処理装置の積層形態において、第1処理装置は、ユーザが衣類の投入のために近づく衣類開口又はドラム開口の高さが高過ぎて、ユーザの接近性が低下し、さらに衣類処理装置及び全体高さが高過ぎて、設置空間の制約が発生し、使用過程において第1処理装置に対するメインテナンスに不便が発生する。
【0020】
よって、第1処理装置及び第2処理装置が上下積層型で備えられる衣類処理装置において、上側の第1処理装置に形成される衣類開口又はドラム開口の高さを効果的に下げて、ユーザの接近性を便利に向上させ、第1処理装置はもちろん第2処理装置もまた乾燥機能が行えるという効果的な構造を開発することはこの技術分野において重要な課題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明の実施例は、上下積層の関係にある第1処理装置及び第2処理装置によって使用便宜性が向上できる衣類処理装置を提供しようとする。
【0022】
また、本発明の実施例は、上側の第1処理装置のドラムの高さを効果的に減らすことで、ユーザの接近性及び便宜性が向上できる衣類処理装置を提供しようとする。
【0023】
また、本発明の実施例は、全体高さを効率的に減少して設置空間の制約を減らし、メインテナンス作業が容易な衣類処理装置を提供しようとする。
【0024】
また、本発明の実施例は、第1ドラムと第2ドラムとの間の空間を効率的に活用して、様々な構成が備えられる衣類処理装置を提供しようとする。
【0025】
また、本発明の実施例は、上側の第1処理装置の第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部が下側の第2処理装置の内部空間を活用して配置可能な衣類処理装置を提供しようとする。
【0026】
また、本発明の実施例は、空気供給部を含む基部が第2処理装置に構造的に安定して備えられる衣類処理装置を提供しようとする。
【0027】
また、本発明の実施例は、第1処理装置及び第2処理装置に1つの空気供給部を介して空気を供給して、衣類の乾燥機能が具現できる衣類処理装置を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0028】
本発明の一実施例による衣類処理装置は、上側の第1処理装置及び下側の第2処理装置を含む(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)。第1処理装置は第1ドラムに収容される衣類の乾燥過程を行い、第2処理装置は第2ドラムに収容される衣類の洗濯過程を行う。
【0029】
本発明の一実施例において、第1ドラムに熱風を供給するための空気供給部の少なくとも一部は、第2処理装置の内部に位置する。例えば、空気供給部が設置される基部は、少なくとも一部が第2処理装置の上部に配置される洗剤供給部と地面に平行に位置する。
【0030】
これにより、本発明の一実施例において、基部に備えられる圧縮器の下端は、洗剤供給部と地面に平行な方向に重なって位置する。また、基部に備えられる熱交換器の下端は、洗剤供給部と地面に平行な方向に重なって位置する。
【0031】
基部は、第2処理装置の上部に配置されるために、洗剤供給部に対向する部分が開放された形態で備えられる。即ち、基部は、地面に垂直な方向に洗剤供給部と重ならないように備えられる。
【0032】
前述のような本発明の一実施例による衣類処理装置は、衣類が収容される第1ドラム、第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ、タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム、第1ドラムとタブとの間に備えられる基部、基部に備えられる。
【0033】
また、第1ドラムに空気を供給する空気供給部、基部に備えられ、空気供給部の空気と熱交換が行われる流体が循環し、流体を圧縮する圧縮器を含む流体循環部、及び第1ドラムとタブとの間に配置され、タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部を含む。
【0034】
圧縮器の下端は地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。本発明の一実施例は、圧縮器の下端が洗剤供給部と同じ高さになるように基部の位置を設定することで、第1処理装置の高さ、即ち、第1ドラムの高さが効果的に減少される。
【0035】
基部は、圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を含み、圧縮器取付部は、地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。
【0036】
圧縮器は、圧縮器から離れるように延長され、基部に結合される拡張支持部を含み、拡張支持部は、地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。
【0037】
流体循環部は、流体と空気供給部の空気との熱交換が行われる熱交換器をさらに含み、熱交換器の下端は地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。
【0038】
圧縮器の下端は、洗剤供給部の後方に位置する。
【0039】
外部給水源と連結され、タブ又は洗剤供給部に提供される水の流動を調節する給水弁をさらに含み、給水弁は、基部より上方に位置する。
【0040】
洗剤供給部と連結され、水が流動する給水ホースをさらに含み、給水ホースの少なくとも一部は、基部より上方に位置する。基部の少なくとも一部は、地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。
【0041】
基部は、地面に垂直な方向に沿って洗剤供給部と重なる部分が開放される。基部は、地面に垂直な方向に沿って洗剤供給部と重ならないように備えられる。
【0042】
基部は、圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部をさらに含み、圧縮器取付部は、洗剤供給部の後方に位置する。基部には流体が流動して空気と熱交換が行われる熱交換器が結合され、熱交換器は、洗剤供給部の側方に位置する。
【0043】
基部は、圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部をさらに含み、圧縮器取付部は、基部の最下端を形成する。
【0044】
基部から離隔され、第1ドラムと連結されて第1ドラムを回転させる第1駆動部をさらに含む。第1ドラムの後方に位置し、第1ドラムを外部から遮蔽する背面パネルをさらに含み、第1駆動部は背面パネルに結合される。
【0045】
熱交換器の下端は、地面に平行な方向に沿って洗剤供給部と重なるように位置する。
【0046】
一方、本発明の一実施例による衣類処理装置は、第1キャビネット、及び第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを含む第1処理装置と、第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを含む第2処理装置、及び第1ドラムより下方に位置し、第1ドラムの内部に空気を供給する空気供給部を含む基部を含む。
【0047】
第1キャビネットは、第1ドラムの側方に配置される第1側面パネルを含み、第2キャビネットは、第1側面パネルの下方に位置し、第2ドラムの側方に配置される第2側面パネルを含み、基部の少なくとも一部は第2側面パネルの上端より下方に位置する。
【0048】
基部は、第2キャビネットに結合され、少なくとも一部が第2キャビネットの内部に位置する。第1処理装置は、基部が設けられた第2処理装置の上方に設けられる。
【0049】
第1キャビネットは、第1ドラムの後方に位置する背面パネルをさらに含み、第1処理装置は、背面パネルに結合されて第1ドラムの回転力を提供する第1駆動部をさらに含む。
【0050】
第2処理装置は、第2キャビネットの内部に備えられ、内部に第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ、及びタブと連結され、タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部をさらに含む。
【0051】
基部及び洗剤供給部は、第2キャビネットに備えられ、タブより上方に位置し、互いに重ならないように配置される。
【0052】
第2処理装置は、第2キャビネットの内部に備えられ、内部に第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ、及び第2キャビネットの内部に備えられ、外部給水源と連結され、タブに供給される水の流動を調節する給水弁をさらに含み、給水弁は、基部より上方に位置する。
【0053】
基部の少なくとも一部は、第2キャビネットの内部に位置し、基部は、空気供給部の空気の温度を調節する温度調節部をさらに含む。
【0054】
温度調節部は、空気と熱交換が行われる流体を循環させる圧縮器を含み、圧縮器は、少なくとも一部が第2側面パネルの上端より上方に突出する。
【0055】
基部は、圧縮器が設けられる圧縮器取付部が第2ドラムに向かって窪み形成される。圧縮器取付部は、基部の最下端を形成する。
【0056】
第1キャビネットは、第1ドラムより前方に位置する第1前面パネルを含み、第2キャビネットは、第1前面パネルより下方に位置し、第2ドラムより前方に位置する第2前面パネルを含む。
【0057】
第1前面パネルと第2前面パネルとの間には、第1処理装置及び第2処理装置と信号的に連結される制御パネルが備えられ、制御パネルの下端は、第2側面パネルの上端より下方に位置する。
【0058】
制御パネルの上端は、第1側面パネルの下端より上方に位置する。第1前面パネルの下端は、第1側面パネルの下端より上方に位置し、第2前面パネルの上端は、第2側面パネルの上端より下方に位置する。
【0059】
一方、本発明の一実施例は、第1キャビネット、及び第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを含む第1処理装置、第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを含む第2処理装置、及び第1処理装置に備えられ、第1ドラムの内部に空気を供給する空気供給部を含む基部を含み、第1処理装置は、第2処理装置の上方に設けられ、空気供給部と第1ドラムの内部は互いに連通する。
【0060】
空気供給部は、第1ドラムの内部と連通するための連結部を含み、第1処理装置は、第1方向に摺動して連結部と結合される第1結合部を含む。
【0061】
連結部は、第1結合部に向かって開放される開放面を囲む連結シーラー、及び第1方向に沿って延長され、第1結合部の一部が挿入及び摺動する摺動溝を含み、連結シーラーの一部は摺動溝に配置される。
【0062】
連結シーラーは、開放面を基準として第1方向に位置する第1部分が第1方向の反対方向に位置する第2部分より上方に位置する。
【0063】
連結部は、開放面を基準として第1方向に位置し、開放面より上方に位置して第1結合部を第1方向に支持する第1連結面、及び開放面を基準として第1方向の反対方向に位置し、開放面より下方に位置して第1結合部を第1方向に支持する第2連結面をさらに含み、連結シーラーの第1部分は第1連結面に配置され、第2部分は第2連結面に配置される。
【0064】
空気供給部は、第1ドラム及び第2ドラムと連通するための連結部を含み、第1処理装置は連結部と連結され、第1ドラムの内部と連結部を連通する第1結合部をさらに含み、第2処理装置は連結部と連結され、第2ドラムの内部と連結部を連通する第2結合部をさらに含む。
【0065】
連結部、第1結合部及び第2結合部のうちの少なくとも1つは、第1結合部及び第2結合部の何れか1つと連結部との空気の流動を択一に許容する選択部を含む。
【0066】
選択部は、回転自在に備えられ、第1回転位置において第1結合部と連結部の空気の流動を許容し、第2回転位置において第2結合部と連結部の空気の流動を許容するように備えられる。
【発明の効果】
【0067】
本発明の実施例は、上下積層の関係にある第1処理装置及び第2処理装置によって使用便宜性が向上できる衣類処理装置を提供しようとする。
【0068】
また、本発明の実施例は、上側の第1処理装置のドラムの高さを効果的に減らすことで、ユーザの接近性及び便宜性が向上できる衣類処理装置を提供しようとする。
【0069】
また、本発明の実施例は、全体の高さが効率的に減少され、設置空間の制約が減らし、メインテナンス作業が容易な衣類処理装置を提供しようとする。
【0070】
また、本発明の実施例は、第1ドラムと第2ドラムとの間の空間を効率的に活用して、様々な構成が備えられる衣類処理装置を提供しようとする。
【0071】
また、本発明の実施例は、上側の第1処理装置の第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部が下側の第2処理装置の内部空間を活用して配置可能な衣類処理装置を提供しようとする。
【0072】
また、本発明の実施例は、空気供給部を含む基部が第2処理装置に構造的に安定して備えられる衣類処理装置を提供しようとする。
【0073】
また、本発明の実施例は、第1処理装置及び第2処理装置に1つの空気供給部を介して空気を供給し、衣類の乾燥機能が具現可能な衣類処理装置を提供しようとする。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【
図1】本発明の一実施例による衣類処理装置の外観を示す前方斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例による衣類処理装置を前方から見た前面図である。
【
図3】本発明の一実施例による衣類処理装置を側方から見た側面図である。
【
図4】本発明の一実施例による衣類処理装置を後方から見た後方斜視図である。
【
図5】本発明の一実施例による衣類処理装置の内部を示す図である。
【
図6】本発明の一実施例による衣類処理装置において第1処理装置の第1駆動部と第1ドラムの連結関係を示す断面図である。
【
図7】本発明の一実施例において第1処理装置と第2処理装置が分離されたことを示す図である。
【
図8】本発明の一実施例において第1処理装置が第2処理装置の上に着座したことを示す図である。
【
図9】
図8の衣類処理装置において第1処理装置が第2処理装置に対して摺動したことを示す図である。
【
図10】
図9の衣類処理装置に制御パネルが取り付けられたことを示す図である。
【
図11】本発明の一実施例において制御パネル及び第2側面パネルの上端の高さを示す図である。
【
図12】本発明の一実施例において第1ドラムと第2ドラムとの間に配置される基部を示す図である。
【
図13】本発明の一実施例において基部の空気供給部と第1ドラムが連結されたことを示す図である。
【
図14】本発明の一実施例において第1ドラム及び第2ドラムに共に連結された基部の空気供給部を示す図である。
【
図15】
図14の空気供給部による空気の循環過程を概念的に示す図である。
【
図16】本発明の一実施例において第2処理装置の上部に配置される基部を示す図である。
【
図17】本発明の一実施例により第1処理装置に備えられて空気供給部と連結される第1結合部を示す図である。
【
図18】本発明の一実施例において洗剤供給部に平行に配置される基部を上から見た図である。
【
図19】本発明の一実施例において圧縮器の下端と洗剤供給部の高さを比較した図である。
【
図20】本発明の一実施例において基部の圧縮器取付部を後方から見た断面図である。
【
図21】本発明の一実施例において熱交換器の下端と洗剤供給部の高さを比較した図である。
【
図22】本発明の一実施例において第1ドラム及び第2ドラムと連結された空気供給部の流入部を示す図である。
【
図23】本発明の一実施例において空気供給部の流入部が第1結合部と分離されたことを示す図である。
【
図24】本発明の一実施例において空気供給部の流入部と結合される第1処理装置の第1流入結合部を示す図である。
【
図25】本発明の一実施例において空気供給部の流入部に形成される開放面を示す図である。
【
図26】本発明の一実施例において空気供給部の連結部に備えられる連結シーラーを示す図である。
【
図27】本発明の一実施例において第2処理装置の上に第1処理装置が着座されて空気供給部の連結部に第1処理装置の第1流入結合部が配置されたことを示す図である。
【
図28】
図27の第1流入結合部が摺動して空気供給部の流入部と第1流入結合部が結合されたことを示す図である。
【
図29】本発明の一実施例により空気供給部の連結部に形成される摺動溝を示す図である。
【
図30】本発明の一実施例により第1流入結合部及び第2流入結合部と結合された流入部の内部を示す断面図である。
【
図31】本発明の一実施例において空気供給部の流入部に備えられる第1選択部を示す図である。
【
図32】本発明の一実施例において第2ドラムの内部と空気供給部が連通した状態の流入部の内部を示す断面図である。
【
図33】本発明の一実施例において第1ドラムの内部と空気供給部が連通した状態の流入部の内部を示す断面図である。
【
図34】本発明の一実施例において第1流出結合部及び第2流出結合部と結合された空気供給部の流出部を示す図である。
【
図35】本発明の一実施例において第1処理装置に備えられて空気供給部の流出部と結合される第1流出結合部を示す図である。
【
図36】本発明の一実施例により空気供給部の流出部に形成される開放面及び第2流出結合部を示す図である。
【
図37】本発明の一実施例において空気供給部の流出部に備えられる流出フレームを示す図である。
【
図38】本発明の一実施例において第1処理装置が第2処理装置の上に着座して空気供給部の流出部の上に第1処理装置の第1流出結合部が配置されたことを示す図である。
【
図39】
図38の衣類処理装置において第1流出結合部が摺動して空気供給部の流出部と結合されたことを示す図である。
【
図40】本発明の一実施例において空気供給部の流出部と第1流出結合部及び第2流出結合部による空気流動の経路を示す図である。
【
図41】本発明の一実施例により第1流出結合部に備えられる第2選択部を示す図である。
【
図42】本発明の一実施例において空気供給部の流出部と第1ドラムの内部が連通した状態の第2選択部を示す図である。
【
図43】本発明の一実施例において空気供給部の流出部と第2ドラムの内部が連通した状態の第2選択部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下、添付する図面を参照して、本発明の実施例について本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施し得るように詳細に説明する。
【0076】
但し、本発明は様々な形態で具現することができ、ここで説明する実施例に限定されない。また、図面において本発明を明確に説明するために、説明と関係のないところは省略し、明細書の全体を通して類似するところについては類似する図面符号を付している。
【0077】
本発明において、同じ構成要素についての重複する説明は省略する。
【0078】
また、この明細書において、ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接連結されているか又は接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできることで理解すべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことで理解すべきである。
【0079】
また、本明細書において用いた用語はただ特定の実施例を説明するために用いられたもので、本発明を限定する意図はない。
【0080】
また、本明細書において、単数の表現は文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。
【0081】
また、本明細書において、「含む」又は「有する」(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)などの用語は実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものなどの存在又は付加可能性を予め排除しないことに理解すべできある。
【0082】
また、本明細書において、「及び/又は」という用語は、記載された複数の項目の組み合わせ又は記載された複数の項目のうちの何れかを含む。本明細書において、「A又はB」は「A」、「B」又は「AとB」を含む。
【0083】
図1には本発明の一実施例による衣類処理装置1が示されている。衣類処理装置1は、キャビネットを含み、キャビネットの内部には衣類を収容するためのドラムが備えられる。
【0084】
衣類処理装置1は、第1処理装置2及び第2処理装置3を含む。第1処理装置2と第2処理装置3はドラムを基準として区分できる。例えば、第1処理装置2は第1ドラム30を含み、第2処理装置3は第2ドラム40を含む。
【0085】
第1処理装置2と第2処理装置3は1つのキャビネットを共有してもよく、
図1に示すように、互いに異なるキャビネットを備えてもよい。例えば、第1処理装置2は第1キャビネット10を含み、第2処理装置3は第2キャビネット20を含む。
【0086】
キャビネットは、内部にドラム及びその他の構成を備えるための空間を形成し、外部から内部空間を遮蔽するように備えられる。キャビネットは、前方に配置される前面パネル、後方に配置される背面パネル、側方に配置される側面パネルなどを含む。
【0087】
第1処理装置2は第2処理装置3より上方に位置し、少なくとも側面パネルを共有するように備えられる。即ち、本発明の一実施例において、側面パネルの上部が第1ドラム30の側方向に位置し、側面パネルの下部が第2ドラム40の側方向に位置する。
【0088】
図1のように、第1処理装置2及び第2処理装置3のそれぞれが第1キャビネット10及び第2キャビネット20を含む場合、第1キャビネット10は第1前面パネル11、第1背面パネル13及び第1側面パネル12を含み、第2キャビネット20は第2前面パネル21、第2背面パネル23及び第2側面パネル22を含む。
【0089】
この場合、第1前面パネル11は第2前面パネル21より上方に位置し、第1背面パネル13は第2背面パネル23より上方に位置し、第1側面パネル12は第2側面パネル22より上方に位置する。
【0090】
本発明の一実施例は、フロントローディングタイプとして備えられる。即ち、第1キャビネット10及び第2キャビネット20のそれぞれは第1前面パネル11及び第2前面パネル21に内部と外部を連通する第1衣類開口及び第2衣類開口が形成される。
【0091】
第1衣類開口は第2衣類開口より上方に位置し、第1処理装置2は第1衣類開口を選択的に遮蔽するための第1衣類ドア18を含み、第2処理装置3は第2衣類開口を選択的に遮蔽するための第2衣類ドア28を含む。
【0092】
第1衣類ドア18及び第2衣類ドア28のそれぞれは第1前面パネル11又は第2前面パネル21に結合される。第1衣類ドア18及び第2衣類ドア28は、第1前面パネル11又は第2前面パネル21に回転自在に結合され、回転位置に応じて第1衣類開口又は第2衣類開口を選択的に閉鎖する。
【0093】
本発明の一実施例は、制御パネル50を含む。制御パネル50は第1処理装置2及び第2処理装置3のそれぞれに設けられてもよく、
図1に示すように、単一に設けられて第1処理装置2及び第2処理装置3に共に連結されてもよい。
【0094】
制御パネル50の位置は様々である。例えば、制御パネル50は複数備えられ、第1処理装置2及び第2処理装置3のそれぞれの上部に位置するか、第1前面パネル11の下部及び第2前面パネル21の上部に位置してユーザの接近性を向上させてもよい。
【0095】
本発明の一実施例において、制御パネル50は単一に備えられ、第1前面パネル11と第2前面パネル21との間に備えられることで、ユーザの接近性を確保する。
【0096】
図2には本発明の一実施例による衣類処理装置1の前面図が示されている。第1処理装置2は第1前面パネル11を含み、第1前面パネル11には前述の第1衣類開口及び第1衣類ドア18が位置する。
【0097】
第2処理装置3は第2前面パネル21を含み、第2前面パネル21には前述の第2衣類開口及び第2衣類ドア28が位置する。第1前面パネル11は第2前面パネル21の上に位置する。例えば、第1前面パネル11及び第2前面パネル21は地面に垂直な方向に整列される。
【0098】
制御パネル50は、第1前面パネル11と第2前面パネル21との間に配置される。制御パネル50は、第1処理装置2の下部の前方に位置するか、第2処理装置3の上部の前方に位置するか、第1処理装置2及び第2処理装置3の前方に共に位置する。
【0099】
図3には本発明の一実施例による衣類処理装置1の側面図が示されている。第1処理装置2は第1ドラム30を含み、第1ドラム30は第1衣類開口に向かう第1ドラム開口を含む。第1ドラム30の内部には第1衣類開口を介して投入される衣類を収容する空間が形成される。
【0100】
第2処理装置3は第2ドラム40を含み、第2ドラム40は第2衣類開口に向かう第2ドラム開口を含む。第2ドラム40の内部には第2衣類開口を介して投入される衣類を収容する空間が形成される。
【0101】
第2処理装置3はさらにタブ45を含む。第2ドラム40はタブ45の内部に回転自在に設けられる。タブ45は第2衣類開口に向かうタブ開口を含む。第2衣類開口を介して投入される衣類は、タブ開口及び第2ドラム開口を経て第2ドラム40の内部に収容される。
【0102】
タブ45は内部に水が収容されるように備えられる。即ち、第2処理装置3はタブ45に水が収容され、第2ドラム40の内部に収容された衣類の洗濯過程を行うように備えられる。即ち、第2処理装置3は衣類の洗濯過程を行う洗濯機として備えられる。
【0103】
本発明の一実施例において、第1処理装置2及び第2処理装置3は互いに独立した衣類の処理過程を行う。ユーザは、必要に応じて、第1処理装置2及び第2処理装置3の何れか1つを作動させて衣類の処理過程を行うか、第1処理装置2及び第2処理装置3を同時に作動させて各々の衣類処理過程を行う。
【0104】
また、本発明の一実施例において、第1処理装置2は衣類の乾燥過程を行う乾燥機として備えられ、第2処理装置3は衣類の洗濯過程を行う洗濯機として備えられる。
【0105】
これにより、ユーザは衣服の乾燥が必要な場合には第1処理装置2を、衣服の洗濯が必要な場合には第2処理装置3を、第1群の衣服を乾燥すると同時に第2群の衣服を洗濯する場合には第1処理装置2及び第2処理装置3を同時に用いる。
【0106】
但し、第1処理装置2及び第2処理装置3の機能が必ずしも前述に限られることではなく、第1処理装置2及び第2処理装置3のそれぞれが洗濯機に該当するか乾燥機に該当してもよい。第1処理装置2が洗濯機に該当して、第2処理装置3が乾燥機に該当することも可能である。
【0107】
第1ドラム30は第1駆動部15と連結されて回転する。第1駆動部15は第1ドラム30の後方に位置し、第1背面パネル13に結合して固定される。第2ドラム40は第2駆動部25と連結されて回転する。第2駆動部25は第2ドラム40の後方に位置し、第2背面パネル23又はタブ45に固定される。
【0108】
図4には本発明の一実施例による衣類処理装置1の後方斜視図が示されている。
図4には第1処理装置2の第1背面パネル13及び第2処理装置3の第2背面パネル23が互いに分離されたことを示すが、第1背面パネル13及び第2背面パネル23は1つのパネルとして備えられてもよい。
【0109】
図4のように、第1キャビネット10及び第2キャビネット20が互いに分離されている場合、第1処理装置2は製造過程又は使用前の設置過程において第2処理装置3の上に設置及び固定される。第1処理装置2が第2処理装置3の上に設置される過程については後述する。
【0110】
図5には本発明の一実施例による衣類処理装置1の内部が示されている。第1ドラム30は第2ドラム40及びタブ45より上方に設けられ、第2処理装置3が洗濯機として備えられる場合、第2ドラム40及びタブ45は、
図5に示すように、前端が後端より上方に位置するように中心軸が傾斜して備えられる。
【0111】
第1ドラム30と第2ドラム40との間には第1処理装置2の駆動のための様々な構成が設けられる基部100が位置する。例えば、第1処理装置2は衣類の乾燥過程を行う乾燥機として備えられ、基部100には第1ドラム30の内部に空気を供給するための空気供給部200が備えられ、空気の乾燥及び加熱のための温度調節部300などが備えられる。基部100の具体的な構造は後述する。
【0112】
図6には本発明の一実施例によって第1ドラム30及び第1駆動部15が連結されることが示されている。第1駆動部15は、基部100から離隔され、第1ドラム30と連結されて第1ドラム30を回転させる。
【0113】
本発明の一実施例は、第1駆動部15が基部100に位置せずに離隔されることで、基部100にその他の構成を配置するか、余裕空間を確保する。さらに、第1駆動部15は第1ドラム30の後方に位置して第1背面パネル13に結合される。
【0114】
具体的に、第1背面パネル13は、第1ドラム30の後方に位置し、第1ドラム30を外部から遮蔽し、第1駆動部15は第1背面パネル13に結合される。
【0115】
第1駆動部15は、第1背面パネル13の前方又は後方から第1背面パネル13に結合される。
図6には第1駆動部15が第1背面パネル13の後方から第1背面パネル13に結合され、第1背面パネル13の後方に背面カバーが配置されて、第1駆動部15を外部から遮蔽する構造が示されている。
【0116】
第1駆動部15は第1背面パネル13に結合され、第1背面パネル13を貫通して第1ドラム30の後面に結合される。第1駆動部15は第1ドラム30の後面に直接又は間接に結合される。
【0117】
第1駆動部15の駆動軸は、第1ドラム30の回転軸と同一線上に位置する。これにより、第1駆動部15の回転力が第1ドラム30の回転に直接に関わって第1ドラム30の回転力を提供するか回転を制御することに有利である。
【0118】
図7には本発明の一実施例において第1処理装置2と第2処理装置3が互いに分離されることが示されている。但し、基部100は第2処理装置3に結合され、第1処理装置2から分離される。
【0119】
第1処理装置2は、前述のように、製造過程又は使用前の設置過程において第2処理装置3の上に設けられる。第1処理装置2が第2処理装置3と分離された場合、第1処理装置2の基部100は第2処理装置3の上部に配置されて、第2処理装置3の上に結合される第1処理装置2と連結される。即ち、第1処理装置2は、基部100が設けられた第2処理装置3の上に設けられる。
【0120】
例えば、基部100は、前述のように、空気供給部200と温度調節部300などを含み、温度調節部300は流体が循環する流体循環システムに該当し、この流体循環システムは流体の圧縮及び循環のための圧縮器310を含み、空気供給部200は第1処理装置2が第2処理装置3の上に結合されることで、第1ドラム30の内部と連結される。
【0121】
図8には
図7の第1処理装置2が第2処理装置3の上に着座することが示されている。但し、第1処理装置2は第2処理装置3の上に着座した後、摺動の過程によって結合過程が行われる。
【0122】
例えば、
図8に示すように、第1処理装置2が第2処理装置3の上に載置された状態で、第1処理装置2は地面に平行な方向に沿って結合の正位置から離隔される。
【0123】
図8には第1処理装置2が結合の正位置から後方に離隔されることが示されている。即ち、本発明の一実施例において、第1処理装置2は第2処理装置3の上に載置された後、前方に摺動して結合が行われる。
【0124】
図9には
図8の第1処理装置2が前方に摺動して結合の正位置に配置されることが示されている。結合の正位置において第1処理装置2の第1キャビネット10は第2処理装置3の第2キャビネット20の上に位置する。
【0125】
例えば、第1処理装置2が結合の正位置に向かって前方に摺動した後、第1前面パネル11は地面に垂直な方向に沿って第2前面パネル21の上に位置し、第1側面パネル12は第2側面パネル22の上に位置し、第1背面パネル13は第2背面パネル23の上に位置する。
【0126】
図10には
図9の衣類処理装置1に制御パネル50が結合されることが示されている。第1処理装置2が第2処理装置3の上で結合の正位置に摺動した後、制御パネル50が第1前面パネル11と第2前面パネル21との間に結合されて、衣類処理装置1の設置が完了する。
【0127】
制御パネル50は第1処理装置2及び第2処理装置3から引き出される電線が連結される。この電線は、第1処理装置2及び第2処理装置3のそれぞれに備えられる第1制御部及び第2制御部と連結されるか、第1駆動部15及び第2駆動部25などのような電力消費装置と連結される。
【0128】
本発明の一実施例において、制御パネル50は第1処理装置2及び第2処理装置3の状態情報をユーザに出力し、ユーザは制御パネル50の入力部を操作して、第1処理装置2及び第2処理装置3を操作する。
【0129】
一方、
図11には本発明の一実施例による衣類処理装置1において制御パネル50と第1側面パネル12及び第2側面パネル22との高さの関係が示されている。即ち、第1前面パネル11と第2前面パネル21の間には第1処理装置2及び第2処理装置3と信号的に連結される制御パネル50が備えられる。
【0130】
制御パネル50は、ユーザが手で容易に接近できるように、第1前面パネル11と第2前面パネル21の間に備えられ、制御パネル50の下端は第1側面パネル12の下端より下方に位置する。制御パネル50の下端は第2側面パネル22の上端より下方に位置する。
【0131】
本発明の一実施例は、第1処理装置2と第2処理装置3が地面に垂直な方向に沿って積層された形態であり、これによって第1処理装置2の高さが第2処理装置3によって増加する。
【0132】
但し、第1処理装置2の高さが増加し過ぎる場合、制御パネル50の位置又は第1ドラム30の高さが過度に増加する可能性があり、これによるユーザの使用便宜性が低下する。
【0133】
よって、第1処理装置2を第2処理装置3の上に設置する構造において、第1処理装置2の高さ、例えば、第1ドラム30の高さ又は制御パネル50の高さを適宜に調節することは使用便宜性を向上させ、設置空間の制約を減らすために重要である。
【0134】
よって、本発明の一実施例は、ユーザが第1処理装置2及び第2処理装置3を操作するために接近する制御パネル50の高さを適宜に下げるために、制御パネル50の下端が第2側面パネル22の下端より下方に位置する。
【0135】
即ち、制御パネル50の上端は第1処理装置2の前面上に位置し、制御パネル50の下端は第2処理装置3の前面上に位置する。制御パネル50が全体として第1処理装置2又は第2処理装置3の前面の一部を構成しないため、本発明の一実施例において、制御パネル50は第1処理装置2の摺動過程が終了した後に設置される。
【0136】
制御パネル50の上端は第1側面パネル12の下端及び第2側面パネル22の上端より上方に位置する。さらに、制御パネル50の設置位置を確保するために、第1前面パネル11及び第2前面パネル21は地面に垂直な方向に沿って互いに離隔される。
【0137】
即ち、第1前面パネル11の下端は第1側面パネル12の下端より上方に位置し、第2前面パネル21の上端は第2側面パネル22の上端より上方に位置することで、衣類処理装置1の前面上の略中央部分が開放され、中央部分に制御パネル50が配置されることで、第1前面パネル11、第2前面パネル21及び制御パネル50が共に衣類処理装置1の前面を形成する。
【0138】
一方、
図12には本発明の一実施例において第2処理装置3に設けられた基部100の上に位置する第1処理装置2と基部100が結合されることが示されている。但し、基部100は必ずしも第2処理装置3に結合される必要はなく、場合によっては第1処理装置2の下部に結合されてもよい。
【0139】
基部100は第1ドラム30と第2ドラム40との間に位置する。即ち、基部100は第2処理装置3のタブ45より上方に位置し、第1ドラム30より下方に位置する。基部100の空気供給部200は第1処理装置2の第1結合部260と結合されて、第1ドラム30の内部と連通する。
【0140】
第1キャビネット10は下面が開放され、第2キャビネット20は上面が開放される。即ち、第1キャビネット10と第2キャビネット20は地面に垂直な方向に沿って互いに連通するように連結される。
【0141】
基部100は、第1キャビネット10の開放された下面及び第2キャビネット20の開放された上面に位置する。即ち、基部100の一部は第2キャビネット20の内部に位置し、基部100の他の一部は第1キャビネット10の内部に位置する。例えば、基部100は第2キャビネット20の開放された上面の少なくとも一部を遮蔽するように備えられる。
【0142】
基部100の空気供給部200は第1ドラム30の内部と連通するように備えられ、第1ドラム30の内部に衣類の乾燥のための空気を供給する。但し、本発明の一実施例は、基部100の少なくとも一部が第2キャビネット20の内部に配置されることで、第1キャビネット10の内部で基部100の設置のための空間を効果的に減少させる。
【0143】
基部100の少なくとも一部が第2キャビネット20の内部に配置されることで、基部100の高さが下がり、これによって第1ドラム30の高さもまた下がる。これにより、第1ドラム開口及び第1衣類開口の高さが下がるため、ユーザの接近性、即ち、ユーザが第1衣類開口を介して衣類を投入するための接近性が効果的に向上できる。
【0144】
図13には基部100の空気供給部200と第1ドラム30の内部が連通することが示されている。基部100の空気供給部200は第1ドラム30の内部と連通するための連結部210を備え、第1処理装置2は基部100の空気供給部200と連結するための第1結合部260を含む。
【0145】
第1処理装置2が第2処理装置3の上に設けられることで、第1結合部260は空気供給部200の連結部210と結合される。空気供給部200の連結部210は、流入部220及び流出部230を含む。
【0146】
流入部220は第1ドラム30から排出される空気が流入されるように備えられ、流出部230は第1ドラム30に供給する空気が流出されるように備えられる。
【0147】
第1処理装置2は第1ドラム30から排出される空気が流動する第1流入結合部261を含み、第1ドラム30に供給される空気が流動する第1流出結合部262を含む。
【0148】
第1処理装置2において第1ドラム30の一側は内部パネル60によって支持され、第1ドラム30の他側は第1背面パネル13によって支持される。例えば、第1ドラム30の前端部は内部パネル60によって支持され、第1ドラム30の後端部は第1背面パネル13又は第1駆動部15との結合関係によって回転自在に支持される。
【0149】
内部パネル60は第1前面パネル11の後方に位置する。第1前面パネル11及び内部パネル60には第1衣類開口が形成され、内部パネル60は第1ドラム30の前端を回転自在に支持するための支持ローラーなどを含む。
【0150】
内部パネル60は第1ドラム30の前端を囲むように備えられ、第1流入結合部261を含む。即ち、第1ドラム30から排出される空気は内部パネル60に備えられる第1流入結合部261を介して空気供給部200の流入部220に流動する。
【0151】
第1処理装置2の第1流出結合部262は第1ドラム30又は第1背面パネル13と結合される。後述のように、空気供給部200の流出部230から流出される空気は、第1流出結合部262に沿って流動し、第1背面パネル13に備えられる空気流路80に沿って流動し、空気流路80の空気は第1ドラム30の後面から第1ドラム30の内部に流入される。
【0152】
一方、
図14には本発明の一実施例により第1ドラム30及び第2ドラム40の内部と連通するように備えられた空気供給部200が示されている。
【0153】
本発明の一実施例において、第1処理装置2はもちろん第2処理装置3もまた衣類の乾燥過程を行う。例えば、第1処理装置2は衣類の乾燥過程のための乾燥機に該当し、第2処理装置3は衣類の洗濯過程に加えて乾燥過程を行う洗濯-乾燥機に該当する。
【0154】
第2処理装置3の乾燥過程を行うために、空気供給部200は、第2ドラム40又はタブ45の内部と連通し、タブ45の内部に洗剤を供給するための洗剤供給部400を含む。
図14には空気供給部200の連結部210と連結される第2結合部270が示されている。
【0155】
基部100の空気供給部200は、上方に第1ドラム30の内部と連結され、下方に第2ドラム40の内部と連結される。即ち、基部100の空気供給部200はタブ45の内部と連通する。
【0156】
一方、
図15には本発明の一実施例において空気の流動経路が概略的に示されている。以下、
図15を参照として、本発明の空気が流動する過程を説明する。
【0157】
まず、本発明の一実施例において、基部100は、空気の乾燥及び加熱が行われ、空気が流動する空気供給部200を含む。空気供給部200は空気が流入される流入部220と、空気が流出される流出部230を含む。
【0158】
空気供給部200の内部には空気が流動する経路が設定され、この経路には空気から水分を除去する除湿器と、第1ドラム30又は第2ドラム40に提供する空気を加熱する加熱器が備えられる。
【0159】
一方、基部100は温度調節部300を含む。温度調節部300は流体が循環するヒットポンプシステムに該当する。即ち、温度調節部300の流体は圧縮器310によって圧縮及び流動される冷媒に該当し、この流体が流動する凝縮器及び蒸発器を含む。
【0160】
温度調節部300、即ち、流体循環部において流体は、圧縮器310、凝縮器及び蒸発器を順次に循環し、凝縮器は流体の熱が周辺に放出され、蒸発器は流体が周辺から熱を吸収する。
【0161】
即ち、本発明の一実施例において、蒸発器は、空気供給部200において空気が流動する経路上に位置し、空気から熱を吸収する吸熱器322に該当し、温度が低下する空気から水蒸気が凝結されて除去される除湿器に該当する。
【0162】
また、凝縮器は、空気供給部200において空気が流動する経路上に位置し、空気中に熱を供給する発熱器324に該当し、温度の増加した空気が高温乾燥する加熱器に該当する。
【0163】
本発明の一実施例は、温度調節部300に該当する流体循環部の吸熱器322及び発熱器324が共に空気供給部200に配置されることで、空気の除湿及び加熱が行われる。即ち、第1ドラム30又は第2ドラム40から排出される空気は空気供給部200を流動して、吸熱器322によって冷却されて水蒸気が凝結及び除去されて除湿され、この後、発熱器324によって加熱されて高温乾燥する。
【0164】
一方、空気供給部200の流出部230を介して流出される空気は、第1処理装置2の第1流出結合部262及び第2流出結合部272の何れか1つに沿って流動し、第1ドラム30及び第2ドラム40の何れか1つに流入される。
【0165】
第1ドラム30及び第2ドラム40はそれぞれの後面に形成される複数の穴を介して空気が内部に流入される。第1ドラム30及び第2ドラム40の内部に提供される空気は、流体循環部の吸熱器322及び発熱器324によって高温乾燥した状態であり、よって第1ドラム30及び第2ドラム40の内部に収容された衣類は、空気との接触によって水分が蒸発及び除去される。
【0166】
第1ドラム30及び第2ドラム40の内部で水分が増加された空気は、第1ドラム開口又は第2ドラム開口を介して第1ドラム30及び第2ドラム40の外部に排出される。第1ドラム30から排出される空気は、第1流入結合部261を介して空気供給部200の流入部220に流動され、第2ドラム40から排出される空気は、第2流入結合部271を介して空気供給部200の流入部220に流動される。
【0167】
流入部220を介して空気供給部200の内部に流入される空気は、流体循環部の吸熱器322及び発熱器324を経て再び高温乾燥し、この空気が第1ドラム30及び第2ドラム40の内部に流入される循環過程を再び経る。
【0168】
より具体的に、第1処理装置2を基準として、流出部230を介して排出される空気は、第1処理装置2のダクト部70に伝達される。ダクト部70は、第1処理装置2の第1流出結合部262に該当する。
【0169】
ダクト部70は流出部230と第1背面パネル13の空気流路80を連結する。ダクト部70を経由した空気は、空気流路80に沿って流動する。
【0170】
第1背面パネル13は第1駆動部15の周縁に沿って延長される空気流路80を含む。空気流路80は、ドラムの後面に対向するように備えられ、前方に開放される。また、第1ドラム30の後面において空気流路80に対向する部分には空気の流入のための開口が形成される。
【0171】
これによって、ダクト部70を介して流入されて空気流路80に沿って流動する空気は前方に流出され、空気流路80から流出される空気は第1ドラム30の後面の開口を介して第1ドラム30の内部に流入される。
【0172】
第1ドラム30の内部の空気は、第1ドラム開口を介して第1ドラム30の外部に排出され、第1ドラム30の外部に排出される空気は、内部パネル60に備えられる第1流入結合部261を介して流動して、空気供給部200の流入部220に流入される。
【0173】
一方、第2処理装置3を基準として、流出部230を介して排出される空気は、第2処理装置3の第2流出結合部272に流動する。第2処理装置3は、タブ45と連通するタブ流路75を含み、第2流出結合部272は、タブ流路75に該当するか、別として製造されてタブ流路75と流出部230を連結する。
【0174】
例えば、第2処理装置3は、流出部230のファンハウジング237に結合される流出フレーム240を含み、流出フレーム240の少なくとも一部が第2流出結合部272に該当する。タブ流路75は第2流出結合部272に結合される。
【0175】
流出部230から流出される空気は、第2流出結合部272及びタブ流路75に沿って流動するタブ45の内部に流入される。第2ドラム40の内部はタブ45の内部と連通関係であるため、流出部230から提供される高温乾燥した空気は、第2ドラム40の内部に提供され、衣類の乾燥過程が行われる。
【0176】
タブ45の内部の空気は、タブ開口を介してタブ45の外部に排出され、タブ開口を囲むタブガスケット65及び第2流入結合部271に沿って空気が流動して空気供給部200の流入部220に伝達される。第2流入結合部271は、タブガスケット65の一部に該当するか、別として製造されてタブガスケット65に結合される。
【0177】
一方、
図16には本発明の一実施例によって第1処理装置2の上部側に位置する基部100が示されている。以下、
図16を参照として、基部100の配置関係を具体的に説明する。
【0178】
まず、本発明の一実施例は、前述した第1処理装置2及び第2処理装置3を含み、第1処理装置2は、第1キャビネット10、及び第1キャビネット10の内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラム30を含み、第2処理装置3は、第1キャビネット10の下方に配置される第2キャビネット20、及び第2キャビネット20の内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム40を含む。
【0179】
基部100は、第1ドラム30より下方に位置し、第1ドラム30の内部に空気を供給する空気供給部200を含む。基部100は第1ドラム30と第2ドラム40との間に配置される。
【0180】
これによって、第1ドラム30及び第2ドラム40と基部100との距離が効率的に最小化され、基部100の空気供給部200から第1ドラム30及び第2ドラム40への空気の伝達経路が効果的に最小化される。
【0181】
第1キャビネット10は、第1ドラム30の側方向に配置される第1側面パネル12を含み、第2キャビネット20は、第1側面パネル12の下方に位置し、第2ドラム40の側方向に配置される第2側面パネル22を含む。
【0182】
基部100の少なくとも一部は、第2側面パネル22の上端より下方に位置する。即ち、基部100の下端は、第2側面パネル22の上端より下方に位置する。
【0183】
即ち、基部100は、第2キャビネット20に結合され、少なくとも一部が第2キャビネット20の内部に位置する。但し、基部100が第1キャビネット10に結合及び固定され、基部100の下端が第2側面パネル22の上端より下方に位置する構造も可能である。
【0184】
図16を参照すると、本発明の一実施例において、基部100は、第2キャビネット20に結合及び固定され、少なくとも一部が第2側面パネル22の上端より下方に位置して、第2キャビネット20の内部に位置し、その他の一部は第2側面パネル22の上端より上方に位置して、第1キャビネット10の内部に位置する。但し、必要に応じては、基部100が全体として第2キャビネット20の内部に位置してもよい。
【0185】
本発明の一実施例において、第1ドラム30に空気を供給する空気供給部200を含む基部100は、少なくとも一部が第2キャビネット20の内部に位置し、これによって第1ドラム30と地面との距離が効果的に減少され、第1衣類開口又は第1ドラム開口に対するユーザの接近性が効果的に増加する。
【0186】
また、基部100の下端が第2側面パネル22の上端より下方に位置すると、結局、基部100は第2キャビネット20の上部において第2側面パネル22などによって地面に平行な方向から支持される。
【0187】
これによって、本発明の一実施例は、第2キャビネット20に対する基部100の構造的な安定性が効果的に向上され、また第2処理装置3の移動、設置などの取り扱い過程において基部100に対する安定性が確保される。
【0188】
一方、
図17には第1処理装置2において基部100と結合される第1結合部260が示されている。第1結合部260は第1流入結合部261及び第1流出結合部262を含む。第1流入結合部261は、第1ドラム30の第1ドラム開口と連通して、空気供給部200の連結部210のうちの流入部220と結合される。
【0189】
第1流出結合部262は、第1ドラム30の後面と連通して、空気供給部200の連結部210のうちの流出部230と結合される。第1処理装置2は、第1結合部260と空気供給部200の連結部210が結合されることで、第1ドラム30の内部と空気供給部200が連通する。
【0190】
一方、
図18には第2キャビネット20を上から見た様子が示されている。即ち、
図18には基部100と洗剤供給部400を上から見た様子が示されている。
【0191】
本発明の一実施例において、第2処理装置3は、前述のように、洗濯機として備えられ、よって第2処理装置3はタブ45及び洗剤供給部400を含む。
【0192】
洗剤供給部400は、ユーザの接近性を考慮して、タブ45より上方に配置され、洗剤を貯蔵する洗剤貯蔵部が前方に引き出されるように備えられる。
【0193】
洗剤供給部400は、制御パネル50の下方に位置し、ユーザが腰を落とさなくても、手を過度に上げなくても洗剤供給部400が取り扱えるように、衣類処理装置1の前面を基準として、洗剤供給部400は第1衣類ドア18より下方に位置し、第2衣類ドア28より上方に位置する。
【0194】
タブ45は、第2キャビネット20の内部に備えられ、内部に第2ドラム40が設けられて、水が収容される。洗剤供給部400は、タブ45と連結され、タブ45の内部に洗剤を供給する。
【0195】
洗剤供給部400は水と共に洗剤をタブ45の内部に伝達する。洗剤供給部400は水と洗剤の自重がタブ45への流動に有利に作用するようにタブ45より上方に位置する。
【0196】
一方、基部100及び洗剤供給部400は、第2キャビネット20に備えられ、タブ45より上方に位置し、基部100の少なくとも一部は地面に平行な方向に沿って洗剤供給部400と重なるように位置する。即ち、基部100の少なくとも一部は、洗剤供給部400と地面に対して同じ高さを有する。
【0197】
言い換えれば、基部100は、地面に垂直な方向を基準として、洗剤供給部400と重ならないように位置する。即ち、基部100は、地面に垂直な方向に沿って洗剤供給部400と重なる部分が開放される。
【0198】
具体的に、本発明の一実施例は、第1ドラム30の高さを減少させるために、基部100の高さが低くなり、基部100の下端が第2キャビネット20の内部に位置し、これによって基部100の少なくとも一部が洗剤供給部400と地面に対して同じ高さを有する。
【0199】
このために、基部100は、洗剤供給部400と対応する位置に開放されるように備えられ、この基部100の開放領域110に洗剤供給部400が配置されることで、基部100と洗剤供給部400が同じ高さを有する。
【0200】
さらに、本発明の一実施例は、第1ドラム30の回転力を提供する第1駆動部15が基部100に結合されず、基部100から離隔されることで、基部100に開放領域110を形成する余裕面積が発生し、開放領域110に洗剤供給部400が配置されることで、基部100の高さを効果的に下げることができる。
【0201】
より具体的に、本発明の一実施例は、第1処理装置2が乾燥過程を行うように、第1ドラム30の内部に空気を供給する空気供給部200が備えられ、空気供給部200の空気を加熱又は除湿するための温度調節部300が備えられる。
【0202】
一方、空気供給部200及び温度調節部300の自重を考慮して、第1キャビネット10又は第2キャビネット20の内部に安定的に固定するための基部100が備えられる。
【0203】
空気供給部200及び温度調節部300の構成の一部は、基部100外の対象、例えば、第1キャビネット10又は第2キャビネット20の強度を補強するためのフレームなどに結合される。
【0204】
但し、空気供給部200の流出ファン235や温度調節部300の圧縮器310、熱交換器320などの荷重を考慮して、空気供給部200及び温度調節部300の各構成を安定的に配置するために、基部100のような別の支持部材が備えられることが有利である。
【0205】
即ち、基部100は、衣類処理装置1の内部に備えられ、空気供給部200又は温度調節部300の少なくとも一部が設置及び支持される領域を提供し、本発明の一実施例は、基部100によって空気供給部200及び温度調節部300を安定的に固定する。
【0206】
一方、空気供給部200などが設けられる基部100は、第1処理装置2において衣類の乾燥過程を行うように、第1ドラム30との距離は近いほど有利である。
【0207】
但し、基部100が第1ドラム30より上方に設けられることは、本発明の一実施例において、第2処理装置3が乾燥過程を行うために空気供給部200と連結されることを考慮するとき、空気供給部200と第2ドラム40との距離が増加し過ぎて不利になり、さらに、比較的に荷重の高い基部100が衣類処理装置1の上端部に位置することになって、構造的な安定性の側面からも不利になる。
【0208】
よって、本発明の一実施例は、基部100が第1ドラム30と第2ドラム40との間に配置され、第1ドラム30と第2ドラム40との距離を効率的に設定し、衣類処理装置1全体の構造的な安定性も向上させる。
【0209】
一方、前述のように、洗剤供給部400もまたユーザの便宜性及び水/洗剤の落下効果を用いるために、第1ドラム30と第2ドラム40との間に配置される。即ち、本発明の一実施例において、洗剤供給部400及び基部100は、第1ドラム30と第2ドラム40との間の空間に共に設けられる。
【0210】
このとき、洗剤供給部400と基部100とが上下に配置される場合、第1ドラム30と第2ドラム40との間の空間が占める高さが増加するため、第1ドラム30の高さを減少させることに不利であり、これによって本発明の一実施例は、基部100に開放領域110を形成する。
【0211】
即ち、本発明の一実施例は、基部100において洗剤供給部400の地面と垂直に対向する部分を除去して、基部100と洗剤供給部400の少なくとも一部が同じ高さを有しても、相互間の構造的な干渉が発生することを防止する。
【0212】
開放領域110は、洗剤供給部400の少なくとも一部が上下方向に対向し、開放領域110は、洗剤供給部400より広い面積からなり、洗剤供給部400が開放領域110に位置する。
【0213】
また、本発明の一実施例は、前述のように、第1ドラム30を回転させるための第1駆動部が基部100から除去され、第1背面パネル13などに結合及び固定されるため、基部100において開放領域110を形成するための余裕面積を効果的に確保する。
【0214】
一方、本発明の一実施例において、基部100は空気供給部200及び温度調節部300などの設置領域を提供するが、前述のように、空気供給部200及び温度調節部300などの各構成の全てが基部100に設けられる必要はない。
【0215】
例えば、基部100において圧縮器310又は熱交換器320などが除去され、その部分がさらに開放領域110を形成してもよい。この場合、圧縮器310又は熱交換器320などの基部100と離隔及び分離された構成は、第1キャビネット10、第2キャビネット20、タブなどの様々な構成に結合関係を形成する。
【0216】
以下、本発明の一実施例において、基部100が省略されている構造を説明する。
【0217】
まず、基部100が除去されても、空気供給部200及び温度調節部300は、第1ドラム30及び第2ドラム40との連結効率性を考慮して、第1ドラム30と第2ドラム40との間に位置する。また、第2ドラム40の高さを減少させるように、空気供給部200及び温度調節部300の構成のうちの少なくとも一部は、第2キャビネット20の内部に備えられる。
【0218】
例えば、空気供給部200は、第2処理装置3のタブ45に結合されて固定される。空気供給部200において空気の流動経路を形成する流路部が第2処理装置3のタブ45に結合されて固定される。第1ドラム30の第1結合部260は、第2キャビネット20の内部に配置された空気供給部200に結合され、第1ドラム30の内部と空気供給部200が連通する。
【0219】
一方、温度調節部300の少なくとも一部は、流路部の内に位置する。例えば、温度調節部300は熱交換器320を含み、熱交換器320は流路部の内に備えられ、空気の除湿又は加熱を行う。
【0220】
洗剤供給部400は、タブ45の上方において側方向の一側に位置して、流路部は、タブ45の上方において側方向の他側に位置し、洗剤供給部400との構造的な干渉が回避される。
【0221】
温度調節部300の圧縮器310は、その長さ方向が地面に垂直又は平行に配置され、タブ45に結合されて固定されるか、第2キャビネット20に結合されて固定される。圧縮器310が地面に平行に配置される場合、空気供給部200及び温度調節部300は全体として第2キャビネット20の内部に位置する。
【0222】
圧縮器310が第2キャビネット20に結合される場合、圧縮器310は第2キャビネット20の強性を補強するためのフレームに結合及び固定されるか、圧縮器310の取付のための別の支持部材がフレームに備えられ、圧縮器310が支持部材に着座及び結合される。圧縮器310は、洗剤供給部400の後方や流路部の後方に配置される。
【0223】
一方、本発明の一実施例において、第2処理装置3は、衣類の洗濯過程を行うために、外部から水が供給される給水部を含む。給水部は外部給水源と連結され、タブ45又は洗剤供給部400に提供される水の流動を調節する給水弁450を含む。
【0224】
また、給水弁450は、基部100より上方に位置する。即ち、本発明の一実施例において、基部100は給水弁450が上方に位置するように高さを減少する。
【0225】
一方、給水部は、洗剤供給部400と連結され、水が流動する給水ホース460をさらに含み、給水ホース460の少なくとも一部もまた基部100より上方に位置する。
【0226】
図18を参照すると、第1ドラム30に空気を供給するための空気供給部200を含む基部100の上方に給水弁450及び給水ホース460が配置される。給水ホース460は、給水弁450と洗剤供給部400を連結し、外部給水源から供給される水を洗剤供給部400に伝達する。
【0227】
本発明の一実施例は、第2処理装置3の給水弁450及び給水ホース460が基部100と上方に配置されることで、基部100と第2ドラム40との間に配置される構成を最小化し、これによって基部100の高さを効果的に下げる。
【0228】
一方、
図18には前述した温度調節部300を構成する圧縮器310、吸熱器322及び発熱器324の位置が示されている。本発明の一実施例において、基部100は、空気供給部200の空気の温度を調節するための温度調節部300を含み、温度調節部300は、流体が圧縮器310、発熱器324及び吸熱器322を循環して流動する流体循環部に該当する。
【0229】
流体循環部は、発熱器324及び吸熱器322を含む熱交換器320を含み、熱交換器320は、空気供給部200の内部に備えられ、空気の除湿又は加熱を行う。
【0230】
また、温度調節部300において空気と熱交換が行われる流体を循環させる圧縮器310は、少なくとも一部が第2側面パネル22の上端より上方に突出する。
【0231】
即ち、圧縮器310の上端部は、第2キャビネット20の内部の上方に突出して第1キャビネット10の内部に位置する。但し、必要に応じては、圧縮器310全体が第2キャビネット20の内部に位置することも可能である。
【0232】
一方、
図19には本発明の一実施例において基部100に取り付けられる圧縮器310及び洗剤供給部400が示されている。本発明の一実施例は、前述した温度調節部300を含み、温度調節部300は基部100に備えられ、空気供給部200の空気と熱交換が行われる流体が循環し、流体を圧縮する圧縮器310を含む流体循環部に該当する。
【0233】
本発明の一実施例において、圧縮器310の下端312は地面に平行な方向に沿って洗剤供給部400と重なるように位置する。即ち、圧縮器310の下端312は洗剤供給部400の上端より低い位置となる。
【0234】
基部100に取り付けられる様々な構成のうち、圧縮器310は、圧縮の効率などを考慮して、地面に垂直に配置される柱状となる。即ち、基部100において圧縮器310は上下方向に最も長い。
【0235】
これにより、基部100において圧縮器310の上端の高さを下げることは、第1ドラム30の高さを下げることにおいて重要であり、よって本発明の一実施例は、圧縮器310の下端312が洗剤供給部400と地面に平行に位置するように圧縮器310の高さを下げることで、第1ドラム30の高さを効果的に減少させる。
【0236】
但し、本発明の一実施例において、圧縮器310の下端312は、洗剤供給部400の下端より下方に位置することも可能である。本発明の一実施例において、圧縮器310は、洗剤供給部400の後方に位置する。
【0237】
即ち、本発明の一実施例において、圧縮器310の下端312は、洗剤供給部400の後方に位置する。また、基部100は、圧縮器310が取り付けられる圧縮器取付部120をさらに含み、圧縮器取付部120は、洗剤供給部400の後方に位置する。
【0238】
具体的に、本発明の一実施例は、圧縮器310の上端の高さを減少させるために圧縮器310が取り付けられる基部100の圧縮器取付部120の高さを下げる。例えば、本発明の一実施例において、圧縮器取付部120は基部100から第2ドラム40に向かって窪み形成される。
【0239】
圧縮器取付部120は、地面に平行な方向に沿って洗剤供給部400と重なるように位置する。圧縮器取付部120の下端は、洗剤供給部400と地面に平行に配置されるか、洗剤供給部400より下方に位置する。
【0240】
一方、本発明の一実施例において、圧縮器取付部120は、洗剤供給部400の後方に配置され、タブ45は、水漏れの防止のために前端より後端が低い位置に配置される。
【0241】
即ち、圧縮器310及び圧縮器取付部120の位置は、タブ45の後端部の上方であり、タブ45の後端部が前端部より下方に位置することで、圧縮器取付部120の窪みの深さをさらに容易に深くすることができ、圧縮器120の下端の位置を下げることに有利である。
【0242】
図20には本発明の一実施例による基部100の圧縮器取付部120を後方から見た断面が示されている。
図20には空気供給部200の流出部230が示され、流出部230の内部に備えられて空気の流動を形成する流出ファン235が示されている。
【0243】
流出部230は、第1処理装置2の第1ドラム30と連通する第1流出結合部262と結合され、第2処理装置3のタブ45と連通する第2流出結合部272と結合される。
【0244】
一方、圧縮器取付部120は、基部100のその他より下に位置するように下方に窪み形成され、これによって圧縮器310の上端の高さが低くなる。一方、
図20を参照すると、圧縮器取付部120は基部100の最下端を形成する。
図20には圧縮器310の下端312及び圧縮器取付部120の高さが点線で示されている。
【0245】
即ち、本発明の一実施例において、基部100は、圧縮器310の高さを下げるために窪み形成される圧縮器取付部120を含み、圧縮器取付部120の下端は基部100の最下端に該当する。
【0246】
一方、圧縮器310は拡張支持部315を含む。拡張支持部315は、圧縮器310から離れるように延長されて圧縮器取付部120に結合される。拡張支持部315は、圧縮器310が圧縮器取付部120によって支持される面積を増加させ、圧縮器310の構造的な安定性を向上させる。
【0247】
本発明の一実施例において、拡張支持部315は、洗剤供給部400と地面に平行に位置される。拡張支持部315は、少なくとも洗剤供給部400の上端より下方に位置する。
【0248】
拡張支持部315は、圧縮器310の下端312に位置する。即ち、本発明の一実施例において、拡張支持部315は、圧縮器310の下端312を定義し、よって拡張支持部315が洗剤供給部400と地面に対して平行に位置する。
【0249】
一方、
図21には流体循環部の熱交換器320及び洗剤供給部400が示されている。
図21には温度調節部300に該当する流体循環部の熱交換器320の下端の高さが点線で示されている。
【0250】
前述のように、温度調節部300の熱交換器320は、吸熱器322及び発熱器324を含み、熱交換器320は洗剤供給部400の側方向に位置する。例えば、第2処理装置3の上部において側方向の一側には洗剤供給部400が配置され、側方向の他側には空気供給部200が配置され、空気供給部200に熱交換器320が備えられる。
【0251】
熱交換器320は、流体と空気供給部200の空気との熱交換を行う。熱交換器320の下端は地面に平行な方向に沿って洗剤供給部400と重なるように位置する。
【0252】
ここで、熱交換器320の下端とは、吸熱器322及び発熱器324の何れか1つの下端を意味する。よって、本発明の一実施例は、吸熱器322又は発熱器324の下端が洗剤供給部400と平行に位置する。熱交換器320の下端は少なくとも洗剤供給部400の上端より下方に位置する。
【0253】
本発明の一実施例は、熱交換器320の下端が地面に平行な方向に沿って洗剤供給部400と重なるように位置するように基部100の高さを下げることで、第1ドラム30の高さの減少、及び衣類処理装置1の全体高さを効果的に減少することができる。
【0254】
一方、前述のように、基部100は、開放領域110が形成されることにより、即ち、基部100が洗剤供給部400と地面に垂直な方向に沿って重ならないように備えられることで、基部100の少なくとも一部が洗剤供給部400と地面に平行な方向に重なるように配置される。
【0255】
さらに、本発明の一実施例において、基部100の下端は、洗剤供給部400の上端より下方に位置する。基部100は、その一部が洗剤供給部400と地面に平行に重なるように位置してもよく、一部が洗剤供給部400より下方に位置してもよく、基部100全体として洗剤供給部400より低い高さに位置してもよい。
【0256】
以下、本発明の一実施例による空気供給部200と第1処理装置2の結合関係を具体的に説明する。
【0257】
図22には本発明の一実施例によって空気供給部200の連結部210に該当する流入部220、第1処理装置2の第1結合部260に該当する第1流入結合部261、及び第2処理装置3の第2結合部270に該当する第2流入結合部271が結合されることが示されている。
【0258】
前述のように、本発明の一実施例において、基部100は、第2処理装置3に備えられ、第1処理装置2は第2処理装置3の上に着座及び結合されることで、第1ドラム30の内部と空気供給部200とが互いに連通する。
【0259】
即ち、本発明の一実施例において、第1処理装置2は、第2処理装置3の上方に設けられ、空気供給部200と第1ドラム30の内部とが互いに連通する。
【0260】
一方、第2流入結合部271は、第1処理装置2においてタブ45と流入部220を連結する。第2流入結合部271は流入部220と結合されてタブ45の内部を連結する。第2流入結合部271はタブ45の前端部側に位置する。
【0261】
第1処理装置2は、タブ45の前端部と第2前面パネル21との間を封止するためのタブガスケット65を含み、タブガスケット65はタブ開口を囲むように備えられ、第2流入結合部271はタブガスケット65に結合されるかタブガスケット65と一体として成形される。
【0262】
図23には本発明の一実施例による空気供給部200の流入部220を上から見た様子が示されている。流入部220の上端は第2側面パネル22の上端より上方に位置するように突出する。
【0263】
流入部220は基部100の前端部に配置され、流入部220から後方に空気供給部200の空気の流動経路が定義される。流入部220の後方に温度調節部300の吸熱器322及び発熱器324が位置する。
【0264】
図24には第1処理装置2の第1結合部260が示されている。
図24には第1結合部260のうち、第1ドラム開口と連通する第1流入結合部261が示されている。第1流入結合部261には内部パネル60に備えられる。第1流入結合部261は内部パネル60に結合されるか、内部パネル60の一部として成形される。
【0265】
空気供給部200の連結部210は第1ドラム30の内部と連通する。第1処理装置2は第1方向に摺動して連結部210と結合される第1結合部260を含む。
【0266】
前述のように、第1処理装置2は、第2処理装置3上で第1方向に沿って摺動する。この過程において、第1処理装置2の第1結合部260は、第1方向に沿って摺動し、連結部210と結合される。
【0267】
一方、
図25には本発明の一実施例によって連結部210から第1結合部260に向かって開放される開放面211が示されている。
図25の連結部210は流入部220に該当し、よって流入部220には第1流入結合部261に向かって開放される開放面211が形成される。
【0268】
連結部210において開放面211の周縁部は、第1結合部260との接触関係を形成し、これによって開放面211の周縁部には空気の漏れを防止するための連結シーラー250が備えられる。
【0269】
図26には本発明の一実施例による連結シーラー250が示されている。連結シーラー250は、連結部210のうちの流入部220にはもちろん流出部230に備えられてもよく、その形状的な特徴も同様である。
【0270】
連結シーラー250は、開放面211に対して第1方向に位置する第1部分251と、開放面211に対して第1方向の反対方向に位置する第2部分252とを含み、第1部分251及び第2部分252を除いて流入部220の摺動溝212に配置されるその他の部分を含む。連結シーラー250の配置については以下に具体的に説明する。
【0271】
一方、
図27には本発明の一実施例において流入部220の上に第1流入結合部261が配置されることが示されている。
図27の第1流入結合部261は流入部220に対する結合の正位置より第1方向の反対方向に離隔して位置する。
【0272】
即ち、
図27の第1流入結合部261は、第1処理装置2が摺動する前の位置に該当し、第1方向、例えば、前方に向かって第1処理装置2が摺動すると共に、第1流入結合部261が結合の正位置に移動する。
【0273】
図28には
図27の第1流入結合部261が第1方向に移動して結合の正位置に配置されて、流入部220との結合が行われた状態が示されている。摺動による結合関係は、流出部230及び第1流出結合部262においても同様な特徴を示す。
【0274】
本発明の一実施例において、第1ドラム30の内部に空気を供給するための空気供給部200は、第1処理装置2と分離可能に備えられ、第1処理装置2と第2処理装置3との結合過程によって空気供給部200の連結部210と第1処理装置2の第1結合部260とが結合することで、第1ドラム30の内部と空気供給部200が効果的に連通する。
【0275】
一方、本発明の一実施例において連結部210は第1方向に摺動する第1結合部260との結合が効率的に行われるように開放面211の周縁部を設計する。
【0276】
具体的に、連結部210は第1連結面213及び第2連結面214を含む。第1連結面213は開放面211を基準として第1方向に位置し、開放面211より上方に位置して第1結合部260を第1方向に支持する。
【0277】
また、第2連結面214は、開放面211を基準として第1方向の反対方向に位置し、開放面211より下方に位置して第1結合部260を第1方向に支持する。
【0278】
第1連結面213及び第2連結面214は、前述の開放面211の周縁部の一部を形成する。即ち、周縁部のうちの開放面211に対して第1方向に位置する一辺は第1連結面213を含み、この一辺の反対側に位置する他辺は第2連結面214を含み、その他の辺には摺動溝212が形成される。
【0279】
開放面211は地面に略平行な面である。即ち、開放面211は略上方に開放され、第1結合部260は連結部210の上方に位置して開放面211を覆う。
【0280】
第1連結面213は開放面211を基準として第1方向に位置する。例えば、第1連結面213は開放面211より前方に位置する。第1連結面213は開放面211より上方に突出し、後方から第1結合部260が接触する。
【0281】
第2連結面214は開放面211を基準として第1方向の反対方向に位置する。例えば、第2連結面214は開放面211より後方に位置する。第2連結面214は開放面211より下方に配置され、後方から第1結合部260が接触する。
【0282】
連結部210と対応して第1結合部260も第1結合面268及び第2結合面269を含む。第1結合面268は第1結合部260の前方側に配置され、開放面211より上方に位置し、第2結合面269は第1結合部260の後方側に配置され、開放面211より下方に突出する。
【0283】
第1結合部260の第1結合面268は前方に第1連結面213と接触し、第2結合面269は前方に第2連結面214と接触する。
【0284】
本発明の一実施例は、連結部210に第1連結面213及び第2連結面214が備えられることで、連結部210と第1結合部260との接触が線接触ではなく安定した面接触となり、これにより連結部210と第1結合部260との間の空気漏れを効果的に抑制することができる。
【0285】
第1連結面213及び第2連結面214については、
図28の流入部220及び第1流入結合部261を基準として説明したが、後述のように、流出部230及び第2流入結合部271にも同様に適用できる。
【0286】
一方、連結シーラー250は開放面211を基準として第1方向に位置する第1部分251が第1方向の反対方向に位置する第2部分252より上方に位置する。
【0287】
即ち、連結シーラー250の第1部分251は第1連結面213に配置され、第2部分252は第2連結面214に配置される。連結シーラー250は連結部210と第1結合部260との接触部分に備えられ、空気漏れを抑制する。
【0288】
一方、
図29には連結部210に備えられる摺動溝212及び摺動溝212に挿入される連結シーラー250が示されている。
【0289】
本発明の一実施例において、開放面211を囲む周縁部のうち、第1連結面及び第2連結面214を除くその他、即ち、両側辺には摺動溝212が形成される。摺動溝212には第1結合部260の一部、例えば 第1結合部260から摺動溝212に向かって突出する摺動突起が挿入されて摺動される。
【0290】
本発明の一実施例において、連結シーラー250は、第1結合部260に向かって開放される開放面211を囲み、連結部210は、第1方向に沿って延長され、第1結合部260の一部が挿入及び摺動される摺動溝212を含み、連結シーラー250の一部は摺動溝212に配置される。例えば、連結シーラー250の両側辺部は、摺動溝212に挿入されて連結部210と第1結合部260との間を封止する。
【0291】
摺動溝212は第1方向に沿って延長される。例えば、摺動溝212は前後方向に延長される。第1結合部260は摺動突起が摺動溝212に挿入された状態で前方に摺動する。
【0292】
また、第1結合部260において摺動溝212に挿入される摺動突起は、第1方向に延長されたリブ状であり、第2結合面269と連結されて一辺が開放された四角形状である。
【0293】
一方、
図30には本発明の一実施例によって第1結合部260及び第2結合部270と結合された状態の流入部220の内部が示されている。
【0294】
第1結合部260によって流入部220の上方には第1ドラム30の内部と連通する流路が形成され、この流路は内部パネル60の内部に形成され、内部パネル60の内部には第1ドラム30から排出される空気から異物を除去するための内部フィルター62が備えられる。
【0295】
第2結合部270によって流入部220の下方にはタブ45又は第2ドラム40の内部と連通する流路が形成され、この流路はタブガスケット65を貫通してタブ45の内部に連結される。
【0296】
具体的に、本発明の一実施例において、空気供給部200は、第1ドラム30及び第2ドラム40と連通するための連結部210を含み、第1処理装置2は、連結部210と連結されて第1ドラム30の内部と連結部210を連通する第1結合部260をさらに含み、第2処理装置3は、連結部210と連結され、第2ドラム40の内部と連結部210を連通する第2結合部270をさらに含む。
【0297】
連結部210、第1結合部260及び第2結合部270のうちの少なくとも1つは、第1結合部260及び第2結合部270の何れか1つと連結部210との空気流動を択一的に許容する選択部280を含む。
【0298】
選択部280は第1選択部281及び第2選択部282を含む。第1選択部281は流入部220の空気流動を調節し、第2選択部282は流出部230の空気流動を調節するように備えられる。
【0299】
図30には流入部220の内部に備えられる第1選択部281が示されている。第1選択部281は流入部220の内部で第1流入結合部261及び第2流入結合部271の何れか1つを流入部220の内部と連通させ、その他の1つを閉鎖するように備えられる。
【0300】
図31には本発明の一実施例による第1選択部281が示されている。第1選択部281は一方向に沿って延長され、一方向に平行な回転軸を中心として回転するように備えられる。空気供給部200は第1選択部281の回転のための第1モーターを含む。
【0301】
即ち、本発明の一実施例において、選択部280は回転自在に備えられ、第1回転位置R1において第1結合部260と連結部210の空気流動を許容し、第2回転位置R2において第2結合部270と連結部210の空気流動を許容するように備えられる。
【0302】
流入部220の内部には第1選択部281が回転する空間が形成される。本発明の一実施例において、流入部220及び開放面211は略側方向に延長される形状であり、第1選択部281もまた側方向に延長される形状である。
【0303】
第1選択部281は遮断シーラー283を含む。遮断シーラー283は第1選択部281に備えられ、連結部210の内側面に接触するように備えられる。遮断シーラー283と連結部210の内側面が接触する部分は空気の流動を遮断する。
【0304】
図32には第1流入結合部261と空気供給部200の内部が連通するように第1選択部281が回転することが示されている。即ち、
図32において、流入部220は、第1ドラム30と連通し、タブ45の内部との連通関係は遮断される。
【0305】
図32には空気の流動が矢印で示されている。第1選択部281は一対の遮断シーラー283を含み、第1選択部281は第1回転位置R1に回転されて第2流入結合部271を遮蔽する。
【0306】
第1選択部281においてそれぞれの遮断シーラー283は第1選択部281の回転方向を基準として第2流入結合部271の両側に配置される。即ち、第1選択部281の第1回転位置R1において遮断シーラー283は第1流入結合部261と流入部220の内部の間から外れて第2流入結合部271の両側に配置され、流入部220と第2流入結合部271との連通関係を遮断する。
【0307】
図33には第2流入結合部271と空気供給部200の内部が連通するように第1選択部281が回転することが示されている。即ち、
図33において、流入部220は、タブ45と連通し、第1ドラム30との連通関係は遮断される。
【0308】
図33には空気の流動が矢印で示されている。第1選択部281は第2回転位置R2に回転されて第1流入結合部261を遮蔽する。即ち、第1選択部281の第2回転位置R2において遮断シーラー283は第2流入結合部271と流入部220の内部の間から外れて第1流入結合部261の両側に配置され、流入部220と第1流入結合部261との連通関係を遮断する。
【0309】
第1モーターは連結部210の外部に位置し、連結部210を貫通して第1選択部281と結合される。本発明の一実施例は、第1選択部281の回転位置を調節することで、流入部220と第1流入結合部261及び第2流入結合部271との連通関係を効果的に制御し、これによって第1処理装置2及び第2処理装置3の乾燥過程を効率的に行う。
【0310】
一方、
図34には本発明の一実施例によって第2流入結合部271及び第2流入結合部271と連通する空気供給部200の流出部230が示されている。流出部230は内部に流出ファン235を含み、流出ファン235の少なくとも一部を外部から遮蔽するファンハウジング237を含む。
【0311】
流出部230は上方に第1処理装置2の第1流出結合部262が結合され、タブ45と連通する第2流出結合部272と連結される。流出部230は空気供給部200において流入部220の反対側に位置する。
【0312】
空気供給部200においては流入部220から流出部230まで延長する空気の流動経路が定義される。流出部230から流出される空気は、第1ドラム30又はタブ45の内部に提供される。
【0313】
図35には本発明の一実施例による第1処理装置2の第1流出結合部262が示されている。第1処理装置2は第1背面パネル13に結合されるダクト部70を含み、ダクト部70は、前述した第1流出結合部262に該当するか、第1流出結合部262が別として備えられてダクト部70又は第1背面パネル13に結合される。
【0314】
ダクト部70が第1流出結合部262に該当する場合、ダクト部70に提供される空気は、ダクト部70を介して第1背面パネル13に形成される空気流路80に沿って流動し、第1ドラム30の後面を介して第1ドラム30の内部に流入される。
【0315】
一方、
図36には第1流出結合部262が分離された状態の流出部230が示されている。流出部230はファンハウジング237を含み、ファンハウジング237には流出フレーム240が結合され、流出フレーム240に連結部210の開放面211及び開放面211の周縁部が位置する。
【0316】
一方、流出フレーム240は第2流出結合部272を含む。即ち、流出フレーム240には第2流出結合部272の内部に空気が流入される第2流出結合部272の流入面242が形成される。
【0317】
流入面242は流出部230の開放面211に平行に位置し、流入面242及び開放面211は、後述する第2選択部282によって選択的に区画される。第2流出結合部272は流入面242からタブ45に向かって延長される。
【0318】
一方、
図37には本発明の一実施例による流出フレーム240が示されている。流出フレーム240は流出部230に結合され、流出部230の一部を構成し、第2流出結合部272を含む。
【0319】
流出フレーム240は、前述した開放面211及び開放面211を囲む周縁部を含み、開放面211及び周縁部の説明は、前述した流入部220の内容と実質的に同様である。
【0320】
但し、流出フレーム240において周縁部は、開放面211だけではなく、第2流出結合部272の流入面242を含んで囲むように備えられる。即ち、流出部230に備えられる周縁部と連結シーラー250は、開放面211と流入面242を共に囲むように備えられ、空気漏れを防止する。
【0321】
流出部230の周縁部も第1連結面213、第2連結面214及び摺動溝212を含む。第1連結面213は流出部230の開放面211及び第2流出結合部272の流入面242に対して第1方向に位置し、第2連結面214は開放面211及び流入面242に対して第1方向の反対方向に位置する。
【0322】
摺動溝212は周縁部のうちの開放面211及び流入面242に対して側方向に位置する両側辺に形成される。
【0323】
図38には流出部230の上方に第1流出結合部262に該当するダクト部70が配置されたことが示され、
図39には
図38の第1流出結合部262が第1方向に沿って摺動して流出部230と結合されることが示されている。
【0324】
第1流出結合部262は、第1流入結合部261と同様に、第1処理装置2の摺動過程で連結部210上で摺動して連結部210と結合される。即ち、第1流出結合部262は前方に摺動して流出部230と結合されて流出部230の開放面211を覆う。
【0325】
流出部230の第1連結面213は流出部230の開放面211より上方に位置し、流出部230の第2連結面214は流出部230の開放面211より下方に位置する。また、本発明の一実施例において、流出部230の周縁部のうちの両側辺は第1方向に向かうほど高さが増加するように傾斜して形成される。
【0326】
これによって、流出部230上で摺動する第1流出結合部262の動きが自然として誘導され、第1流出結合部262と流出部230との密着が効果的に増加される。
【0327】
流出部230の連結シーラー250は、第1部分251が第1連結面213に位置して、開放面211及び流入面242より上方に位置し、第2部分252が第2連結面214に位置して、開放面211及び流入面242より下方に位置する。流出部230の開放面211、周縁部及び連結シーラー250に関する特徴は、別に言及しない限り、前述した流入部220の説明と同様である。
【0328】
一方、
図40には流出部230、第1流出結合部262、第2流出結合部272及び第2選択部282が示されている。流出部230は、流出ファン235及びファンハウジング237を含み、流出ファン235によって流動する空気は、開放面211を介してファンハウジング237の外部に吐出される。
【0329】
開放面211を介して吐出される空気は、第1流出結合部262の内部に提供される。但し、第1流出結合部262の内部の一部は第2流出結合部272と共有するように備えられ、これによって開放面211を介して吐出される空気は、第1流出結合部262の内部に提供された後、第2選択部282の回転位置に応じて第1流出結合部262の流出面241を介して第1背面パネル13の空気流路80に伝達されるか、第2流出結合部272の流入面242を介して第2流出結合部272の内部に流入されてタブ45に提供される。
【0330】
タブ流路75はタブ45から延長されるベローズタイプとして備えられ、第2流出結合部272とタブ流路75が互いに結合される。
【0331】
第2選択部282は、流出部230、第1流出結合部262、及び第2流出結合部272の何れか1つに備えられる。
図40には本発明の一実施例によって第1流出結合部262に第2選択部282が備えられることが示されている。
【0332】
図41には本発明の一実施例による第2選択部282が示されている。第2選択部282は、第1流出結合部262、即ち、第1処理装置2のダクト部70の内部において回転自在に備えられる。
【0333】
第2選択部282は回転軸を含み、回転軸を中心として回転する板状の本体を含む。本体の枠には第1流出結合部262の内部で空気の流動を遮蔽するための遮断シーラー283が配置される。
【0334】
第2選択部282の本体の一側には本体の回転範囲を制限するための止め具が備えられる。この止め具は、本体の一端から第2選択部282の回転方向に沿って突出し、第1流出結合部262の内側面との接触によって第2選択部282の回転範囲を制限するように備えられる。
【0335】
一方、
図42には第2選択部282が第1回転位置R1に位置するように回転され、流出部230から流出される空気が第1流出結合部262の流出面241を介して吐出することが示されている。
図42において、流出部230から流出される空気の流動が矢印で示されている。
【0336】
第2選択部282は、第1回転位置R1において流出部230の開放面211と第2流出結合部272の流入面242との間を区画するように位置する。これによって、流出部230の開放面211を介して流出され、第1流出結合部262の内部に存在する空気は、第2流出結合部272の流入面242に流動されず、第1流出結合部262の流出面241を介して流出されて第1背面パネル13の空気流路80に伝達される。
【0337】
この場合、第2選択部282に備えられる遮断シーラー283は、第1流出結合部262の内側面と、流出フレーム240のうちの開放面211及び流入面242との間に接触することで、開放面211と流入面242との間を区画する。
【0338】
第2選択部282の回転軸は、第2選択部282の本体の端部に備えられ、回転軸は、第1流出結合部262の内側面に回転自在に結合される。第2選択部282を回転させるための第2モーターは、第1流出結合部262の外部に配置されて回転軸に結合される。
【0339】
図43には本発明の一実施例によって第2選択部282が第2回転位置R2に位置するように回転され、流出部230から流出される空気が第2流出結合部272の流入面242を介して第2流出結合部272の内部に流入されることが示されている。
【0340】
第2選択部282は、第2回転位置R2において流出部230の開放面211と第1流出結合部262の流出面241との間を区画するように位置する。これによって、流出部230の開放面211を介して流出されて第1流出結合部262の内部に存在する空気は、第1流出結合部262の流出面241に流動されず、第2流出結合部272の流入面242を介して第2流出結合部272の内部に流入される。
【0341】
第1選択部281及び第2選択部282は共に第1回転位置R1及び第2回転位置R2に位置するように回転される。例えば、第1選択部281が第1回転位置R1に回転される場合、第2選択部282も第1回転位置R1に回転され、第1選択部281が第2回転位置R2に回転される場合、第2選択部282も第2回転位置R2に回転される。
【0342】
第1選択部281及び第2選択部282の回転位置は、第1モーター及び第2モーターの制御によって行われ、本発明の一実施例は、第1モーター及び第2モーターを制御する制御部をさらに含む。
【0343】
本発明の一実施例は、1つの空気供給部200を介して第1ドラム30及び第2ドラム40の乾燥過程がいずれも行われる。例えば、基部100を第1ドラム30の上方に配置する場合、第1ドラム30の高さを下げることはできるものの、第2ドラム40と基部100との距離が増加し、第2ドラム40の乾燥過程を行うことに不利である。
【0344】
さらに、本発明の一実施例は、選択部280によって空気供給部200を介して循環する空気の流動経路を効果的に選択することができ、乾燥のための効率的な構造を具現することができる。
【0345】
本発明では特定の実施例について説明しているが、以下の特許請求の範囲により提供される本発明の技術的思想から外れない限り、本発明を様々に改良及び変化できることは当業者にとって自明であろう。
【0346】
〔国際出願時の特許請求の範囲〕
〔1〕
衣類処理装置であって、
衣類が収容される第1ドラム;
前記第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ;
前記タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム;
前記第1ドラムと前記タブとの間に備えられる基部;
前記基部に備えられ、前記第1ドラムに空気を供給する空気供給部;
前記基部に備えられ、前記空気供給部の空気と熱交換が行われる流体が循環し、前記流体を圧縮する圧縮器を備える流体循環部;及び
前記第1ドラムと前記タブとの間に配置され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を備えてなり、
前記圧縮器の下端は地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、衣類処理装置。
〔2〕
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を備え、
前記圧縮器取付部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔3〕
前記圧縮器は、前記圧縮器から離れるように延長され、前記基部に結合される拡張支持部を備え、
前記拡張支持部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔4〕
前記流体循環部は、前記流体と前記空気供給部の空気との熱交換が行われる熱交換器を更に備え、
前記熱交換器の下端は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔5〕
前記圧縮器の下端は、前記洗剤供給部の後方に位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔6〕
外部給水源と連結され、前記タブ又は前記洗剤供給部に提供される水の流動を調節する給水弁;を更に備え、
前記給水弁は、前記基部より上方に位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔7〕
前記洗剤供給部と連結され、水が流動する給水ホース;を更に備え、
前記給水ホースの少なくとも一部は、前記基部より上方に位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔8〕
前記基部の少なくとも一部は、地面に平行な方向に沿って前記洗剤供給部と重なるように位置する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔9〕
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重なる部分が開放される、〔8〕に記載の衣類処理装置。
〔10〕
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重ならないように備えられる、〔8〕に記載の衣類処理装置。
〔11〕
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を更に備え、
前記圧縮器取付部は、前記洗剤供給部の後方に位置する、〔9〕に記載の衣類処理装置。
〔12〕
前記基部には流体が流動して空気と熱交換が行われる熱交換器が結合され、
前記熱交換器は、前記洗剤供給部の側方に位置する、〔11〕に記載の衣類処理装置。
〔13〕
前記基部は、前記圧縮器が取り付けられる圧縮器取付部を更に備え、
前記圧縮器取付部は、前記基部の最下端を形成する、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔14〕
前記基部から離隔され、前記第1ドラムと連結されて前記第1ドラムを回転させる第1駆動部;を更に備える、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔15〕
前記第1ドラムの後方に位置し、前記第1ドラムを外部から遮蔽する背面パネル;を更に備え、
前記第1駆動部は、前記背面パネルに結合される、〔14〕に記載の衣類処理装置。
〔16〕
衣類処理装置であって、
衣類が収容される第1ドラム;
前記第1ドラムより下方に位置し、水が収容されるタブ;
前記タブの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラム;
前記第1ドラムと前記タブとの間に備えられ、前記第1ドラムに空気を供給する空気供給部を備える基部;及び
前記第1ドラムと前記タブとの間に配置され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を備えてなり、
前記基部は、地面に垂直な方向に沿って前記洗剤供給部と重ならないように配置され、前記基部の下端が前記洗剤供給部の上端より下方に位置する、衣類処理装置。
〔17〕
衣類処理装置であって、
第1キャビネット、及び前記第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを備える第1処理装置;
前記第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び前記第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを備える第2処理装置;及び
前記第1ドラムより下方に位置し、前記第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部を備える基部;を備えてなり、
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムの側方向に配置される第1側面パネルを備え、
前記第2キャビネットは、前記第1側面パネルの下方に位置し、前記第2ドラムの側方向に配置される第2側面パネルを備え、
前記基部の少なくとも一部は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、衣類処理装置。
〔18〕
前記基部は、前記第2キャビネットに結合され、前記少なくとも一部が前記第2キャビネットの内部に位置する、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔19〕
前記第1処理装置は、前記基部が設けられた前記第2処理装置の上に設けられる、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔20〕
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムの後方に位置する背面パネルを更に備え、
前記第1処理装置は、前記背面パネルに結合され、前記第1ドラムの回転力を提供する第1駆動部を更に備える、〔19〕に記載の衣類処理装置。
〔21〕
前記第2処理装置は、
前記第2キャビネットの内部に備えられ、内部に前記第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ;及び
前記タブと連結され、前記タブの内部に洗剤を供給する洗剤供給部;を更に備える、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔22〕
前記基部及び前記洗剤供給部は、前記第2キャビネットに備えられ、前記タブより上方に位置し、互いに重ならないように配置される、〔21〕に記載の衣類処理装置。
〔23〕
前記第2処理装置は、
前記第2キャビネットの内部に備えられ、内部に前記第2ドラムが設けられ、水が収容されるタブ;及び
前記第2キャビネットの内部に備えられ、外部給水源と連結され、前記タブに供給される水の流動を調節する給水弁;を更に備え、
前記給水弁は、前記基部より上方に位置する、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔24〕
前記基部の前記少なくとも一部は、前記第2キャビネットの内部に位置し、
前記基部は、前記空気供給部の空気の温度を調節するための温度調節部を更に備える、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔25〕
前記温度調節部は、空気と熱交換が行われる流体を循環させる圧縮器を備え、
前記圧縮器は、少なくとも一部が前記第2側面パネルの上端より上方に突出する、〔24〕に記載の衣類処理装置。
〔26〕
前記基部は、前記圧縮器が設けられる圧縮器取付部が第2ドラムに向かって窪み形成される、〔25〕に記載の衣類処理装置。
〔27〕
前記圧縮器取付部は、前記基部の最下端を形成する、〔26〕に記載の衣類処理装置。
〔28〕
前記第1キャビネットは、前記第1ドラムより前方に位置する第1前面パネルを備え、
第2キャビネットは、前記第1前面パネルより下方に位置し、前記第2ドラムより前方に位置する第2前面パネルを備え、
前記第1前面パネルと前記第2前面パネルとの間には前記第1処理装置及び前記第2処理装置と信号的に連結される制御パネルが備えられ、
前記制御パネルの下端は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、〔17〕に記載の衣類処理装置。
〔29〕
前記制御パネルの上端は、前記第1側面パネルの下端より上方に位置する、〔28〕に記載の衣類処理装置。
〔30〕
前記第1前面パネルの下端は、前記第1側面パネルの下端より上方に位置し、
前記第2前面パネルの上端は、前記第2側面パネルの上端より下方に位置する、〔29〕に記載の衣類処理装置。
〔31〕
衣類処理装置であって、
第1キャビネット、及び前記第1キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第1ドラムを備える第1処理装置;
前記第1キャビネットの下方に配置される第2キャビネット、及び前記第2キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される第2ドラムを備える第2処理装置;及び
前記第1処理装置に備えられ、前記第1ドラムの内部に空気を供給するための空気供給部を備える基部;を備えてなり、
前記第1処理装置は、前記第2処理装置の上方に設けられ、前記空気供給部と前記第1ドラムの内部が互いに連通する、衣類処理装置。
〔32〕
前記空気供給部は、前記第1ドラムの内部と連通するための連結部を備え、
前記第1処理装置は、第1方向に摺動して前記連結部と結合される第1結合部を備える、〔31〕に記載の衣類処理装置。
〔33〕
前記連結部は、
前記第1結合部に向かって開放される開放面を囲む連結シーラー;及び
前記第1方向に沿って延長され、前記第1結合部の一部が挿入及び摺動される摺動溝;を備え、
前記連結シーラーの一部は、前記摺動溝に配置される、〔32〕に記載の衣類処理装置。
〔34〕
前記連結シーラーは、前記開放面を基準として前記第1方向に位置する第1部分が前記第1方向の反対方向に位置する第2部分より上方に位置する、〔33〕に記載の衣類処理装置。
〔35〕
前記連結部は、
前記開放面を基準として前記第1方向に位置し、前記開放面より上方に位置して、前記第1結合部を前記第1方向に支持する第1連結面;及び
前記開放面を基準として前記第1方向の反対方向に位置し、前記開放面より下方に位置して、前記第1結合部を前記第1方向に支持する第2連結面;を更に備え、
前記連結シーラーの前記第1部分は前記第1連結面に配置され、前記第2部分は、前記第2連結面に配置される、〔34〕に記載の衣類処理装置。
〔36〕
前記空気供給部は、前記第1ドラム及び前記第2ドラムと連通するための連結部を備え、
前記第1処理装置は、前記連結部と連結され、前記第1ドラムの内部と前記連結部を連通する第1結合部を更に備え、
前記第2処理装置は、前記連結部と連結され、前記第2ドラムの内部と前記連結部を連通する第2結合部を更に備え、
前記連結部、前記第1結合部、及び前記第2結合部のうちの少なくとも1つは、前記第1結合部及び前記第2結合部の何れか1つと前記連結部との空気の流動を択一的に許容する選択部を備える、〔31〕に記載の衣類処理装置。
〔37〕
前記選択部は、回転自在に備えられ、
第1回転位置において前記第1結合部と前記連結部との空気の流動を許容し、
第2回転位置において前記第2結合部と前記連結部との空気の流動を許容するように備えられる、〔36〕に記載の衣類処理装置。
【国際調査報告】