(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】ビデオ処理方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/4722 20110101AFI20240719BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20240719BHJP
【FI】
H04N21/4722
H04N21/431
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506612
(86)(22)【出願日】2022-08-05
(85)【翻訳文提出日】2024-02-02
(86)【国際出願番号】 CN2022110513
(87)【国際公開番号】W WO2023016363
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110925453.5
(32)【優先日】2021-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リ,ゼォユィ
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,ウェン
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164UB41S
5C164UB83P
5C164UD42P
5C164YA11
(57)【要約】
ビデオ処理方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。前記方法は、ターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示することと、当該話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、ターゲットビデオの再生ページに、当該ターゲットビデオが属する第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示することと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示することと、
前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示することと、を含む、ビデオ処理方法。
【請求項2】
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示することは、
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する複数の話題コメントを上下にスクロールして表示することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作に応答して、前記話題パネル入口に対応する表示領域に表示される話題コメントを前記第2のビデオ集合に対する話題コメントに切り替えることをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作を受け取ると、前記第1のビデオ集合からの遷移に対して、前記話題パネル入口を下に隠すとともに、前記第2のビデオ集合への遷移に対して、前記話題パネル入口を上に浮かせ、前記話題パネル入口に対応する表示領域に前記第2のビデオ集合に対する話題コメントを表示することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、前記話題パネルにはコメント入口が設けられており、前記方法はさらに、
前記コメント入口に基づいて、前記第1のビデオ集合に対する現在のユーザのコメントコンテンツを受信することと、
前記話題パネルにおいて、前記コメントコンテンツをトップに表示することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記話題パネル入口は、話題パネルの部分領域に属し、前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに話題パネルを表示することは、
前記話題パネル入口に対するドラッグ上向きスライド操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記話題パネルを底部から引き上げて表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記話題パネル入口には、同じタイプ撮影機能入口又は投稿機能入口が設けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、前記第1のビデオ集合は、ホットビデオストリームに属し、前記方法はさらに、
前記ターゲットビデオの再生ページに前記ターゲットビデオの再生プログレスバーを隠すことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示するための第1の表示モジュールと、
前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示するための第2の表示モジュールと、を含む、ビデオ処理装置。
【請求項11】
命令が記憶されており、前記命令が端末装置で実行されると、前記端末装置に請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現する機器。
【請求項13】
プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2021年8月12日に出願された中国出願第202110925453.5号(発明の名称は「ビデオ処理方法、装置、機器及び記憶媒体」)に基く優先権を主張し、当該出願に記載されたすべての記載内容を援用するものである。
【0002】
本開示は、データ処理分野に関し、特にビデオ処理方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットのショートビデオ技術の発展に伴い、ビデオ処理の多様化に対する要求が高まりつつある。どのようにビデオ処理方式を豊かにしてユーザのニーズを満たすかは、現在早急に解決すべき課題となっている。
【発明の概要】
【0004】
上記課題を解決する又は少なくとも部分的に解決するために、本開示は、ビデオ処理方式を豊かにしてビデオ処理の多様化に対するユーザのニーズを満たすことができるビデオ処理方法を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、本開示は、
第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示することと、
前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示することと、を含む、ビデオ処理方法を提供する。
【0006】
好ましい実施形態では、前記方法はさらに、
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示することを含む。
【0007】
好ましい実施形態では、前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示することは、
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する複数の話題コメントを上下にスクロールして表示することを含む。
【0008】
好ましい実施形態では、前記方法はさらに、
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作に応答して、前記話題パネル入口に対応する表示領域に表示される話題コメントを前記第2のビデオ集合に対する話題コメントに切り替えることを含む。
【0009】
好ましい実施形態では、前記方法はさらに、
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作を受け取ると、前記第1のビデオ集合からの遷移に対して、前記話題パネル入口を下に隠すとともに、前記第2のビデオ集合への遷移に対して、前記話題パネル入口を上に浮かせ、前記話題パネル入口に対応する表示領域に前記第2のビデオ集合に対する話題コメントを表示することを含む。
【0010】
好ましい実施形態では、前記話題パネルにはコメント入口が設けられており、前記方法はさらに、
前記コメント入口に基づいて、前記第1のビデオ集合に対する現在のユーザのコメントコンテンツを受信することと、
前記話題パネルにおいて、前記コメントコンテンツをトップに表示することと、を含む。
【0011】
好ましい実施形態では、前記話題パネル入口は、話題パネルの部分領域に属し、前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに話題パネルを表示することは、
前記話題パネル入口に対するドラッグ上向きスライド操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記話題パネルを底部から引き上げて表示することを含む。
【0012】
好ましい実施形態では、前記話題パネル入口には、同じタイプ撮影機能入口又は投稿機能入口が設けられている。
【0013】
好ましい実施形態では、前記第1のビデオ集合は、ホットビデオストリームに属し、前記方法はさらに、
前記ターゲットビデオの再生ページに前記ターゲットビデオの再生プログレスバーを隠すことを含む。
【0014】
第2の態様によれば、本開示は、
第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示するための第1の表示モジュールと、
前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示するための第2の表示モジュールと、
を含む、ビデオ処理装置を提供する。
【0015】
第3の態様によれば、本開示は、命令を記憶し、前記命令が端末装置で実行されると、前記端末装置に前記方法を実現させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0016】
第4の態様によれば、本開示は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記方法を実現する機器を提供する。
【0017】
第5の態様によれば、本開示は、命令を含み、前記命令がプロセッサによって実行されると、前記方法を実現する、コンピュータプログラムを提供する。
【0018】
本開示の実施例に係る発明を先行技術に比較して、少なくとも以下の利点を有する。
【0019】
本開示の実施例は、ビデオ処理方法を提供する。まず、第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示する。次に、当該話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、当該ターゲットビデオの再生ページに、第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示する。本開示の実施例では、ターゲットビデオの再生ページから話題コンテンツが示されている話題パネルに遷移することができ、ユーザがビデオを視聴する過程で、ビデオに関する話題コンテンツの閲覧をトリガし、ビデオ処理方式を豊かにし、ユーザの多様なビデオ処理ニーズを満たし、ユーザのビデオ視聴体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
ここでの図面は、本明細書の一部として組み込まれ、本開示に適合する実施例を示し、明細書とともに本開示の原理を解釈するために用いられる。
【0021】
本開示の実施例又は従来の技術における技術的手段をより明瞭に説明するために、以下、実施例又は従来の技術の説明に必要な図面を簡単に紹介する。当業者にとって、創意工夫をせずとも、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができることは自明である。
【
図1】本開示の実施例に係るビデオ処理方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例に係る話題パネル入口の表示模式図である。
【
図3】本開示の実施例に係る話題パネルの模式図である。
【
図4】本開示の実施例に係るビデオ処理装置の構造模式図である。
【
図5】本開示の実施例に係るビデオ処理機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、本開示の態様をさらに説明する。なお、互いに矛盾しない限り、本開示の実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わせ可能である。
【0023】
以下の説明では、本開示を十分に理解してもらうために、多くの具体的な詳細を説明しているが、本開示は、ここに記載されている形態と異なる他の形態で実施することもできる。明細書における実施例がすべての実施例ではなく、本開示の一部の実施例にすぎないことは明らかである。
【0024】
ビデオ処理方式を豊かにするために、本開示は、ビデオ処理方法を提供する。具体的には、ターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示し、当該話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、ターゲットビデオの再生ページに話題パネルを表示する。当該話題パネルには、当該ターゲットビデオが属する第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている。
【0025】
このように、本開示の実施例では、ビデオ再生ページに話題パネル入口を設けることにより、ターゲットビデオの再生ページから話題コンテンツが示されている話題パネルに遷移する機能を実現する。ユーザは、ビデオを視聴する過程で、ビデオに関する話題コンテンツの閲覧をトリガし得る。ビデオ処理方式を豊かにし、ユーザの多様なビデオ処理ニーズを満たし、ユーザのビデオ視聴体験を向上させることができる。
【0026】
この上で、本開示の実施例は、ビデオ処理方法を提供する。
図1は、本開示の実施例に係るビデオ処理方法のフローチャートである。当該方法は、以下のことを含む。
【0027】
S101:第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示する。
【0028】
本開示の実施例では、ターゲットビデオは、第1のビデオ集合におけるいずれかのビデオであってもよい。第1のビデオ集合は、複数のビデオを含んでもよいし、1つのビデオ、すなわち、ターゲットビデオのみを含んでもよい。
【0029】
好ましい実施形態では、第1のビデオ集合に含まれるビデオは、同一のテーマコンテンツを含むビデオであってもよく、例えば第1のビデオ集合には、あるホット事件に関するホットビデオが含まれている。
【0030】
本開示の実施例では、ターゲットビデオの再生ページには、話題パネルに入るための話題パネル入口が設けられている。ターゲットビデオの再生中、ユーザが当該話題パネル入口をトリガすることによって話題パネルに入ることができるように、ターゲットビデオの再生ページに当該話題パネル入口を表示する。
【0031】
好ましい実施形態では、話題パネル入口は、ターゲットビデオの再生ページの底部に表示することができる。
図2は、本開示の実施例に係る話題パネル入口の表示模式図である。話題パネル入口の表示形態は限定されず、例えば
図2に示す半透明な底部パネルの形態で話題パネル入口等を表示することができる。
【0032】
ユーザが、ターゲットビデオが属する第1のビデオ集合におけるコンテンツに対する話題コメントを事前に把握し、ユーザが話題パネルに入って討論に参加するように引きつけるために、本開示の実施例では、さらに、話題パネル入口に対応する表示領域に、当該第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示することができる。
図2に示すように、話題パネル入口に対応する表示領域に表示される「やっぱり彼女が好きで、応援していく…」は、第1のビデオ集合に対する話題コメントに属する。
【0033】
好ましい実施形態では、上下にスクロール表示するように、話題パネル入口に対応する表示領域に、第1のビデオ集合に対する複数の話題コメントを表示することができる。
【0034】
また、話題コメントを表示するとともに、この話題コメントを発表したユーザのアイコンなどの情報を表示することもできる。
【0035】
また、話題パネル入口の位置をユーザに提示するために、本開示の実施例では、さらに、話題パネル入口に対応する表示領域に、例えば
図2に示す効果的な「話題」文字のような話題標識を表示することができる。
【0036】
また、ビデオ処理方式をより豊かにするために、本開示の実施例では、さらに、話題パネル入口に同じタイプ撮影機能入口又は投稿機能入口を設けることができる。同じタイプ撮影機能入口により、ユーザは、同じタイプ撮影機能入口を再検索することなく、現在のページでターゲットビデオに対する同じタイプ撮影機能を直接トリガすることができるため、ユーザ体験が向上される。また、投稿機能入口により、ユーザは、投稿機能入口を再検索することなく、現在のページでターゲットビデオが属する第1のビデオ集合のテーマコンテンツに対して直接投稿することもできるため、ユーザ体験が向上される。例えば、第1のビデオ集合のテーマコンテンツがあるホット事件である場合、ユーザは、話題パネル入口に設けられた投稿機能入口を通じて、このホット事件に対して直接投稿することができるため、ユーザの操作が容易になる。
【0037】
実際の応用では、同じビデオ集合に属するビデオが同じ話題コメントに対応するため、同じビデオ集合におけるビデオに対して再生を切り替える過程で、話題パネル入口に対応する表示領域内の話題コメントに対して切り替えをトリガすることはない。つまり、同じビデオ集合におけるビデオは、同じ話題コメントに対応する。
【0038】
好ましい実施形態では、第1のビデオ集合は、ホットビデオストリームに属することができる。すなわち、第1のビデオ集合におけるビデオはすべて、ホットビデオである。つまり、ターゲットビデオは、ホットビデオに属する。ホットビデオは、時間が短いなどの特徴があるため、ユーザはホットビデオを視聴する過程で再生プログレスバーを調整する可能性が低いため、ユーザがホットビデオを視聴する効果に影響を与えない上で、本開示の実施例では、話題パネル入口が設けられたビデオ再生ページの全体的な表示効果を確保するために、ターゲットビデオの再生ページに当該ターゲットビデオの再生プログレスバーを隠す。
【0039】
また、本開示の実施例では、さらに、表示ニーズなどに応じて、ターゲットビデオの再生ページの音声制御バーなどを隠すことができるが、本開示の実施例では、これについて限定されない。
【0040】
S102:前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示する。
【0041】
本開示の実施例では、話題パネル入口に対するユーザのトリガ操作を受け取ると、ターゲットビデオの再生ページに話題パネルを表示するとともに、当該話題パネルに、当該ターゲットビデオが属する第1のビデオ集合に対する話題コンテンツを示すことができる。話題パネル入口に対するトリガ操作は、クリック、上向きスライドなどの操作を含むことができる。
【0042】
好ましい実施形態では、ターゲットビデオの再生ページの話題パネル入口は、話題パネルの部分領域に属することができる。具体的には、当該話題パネル入口に対するドラッグ上向きスライド操作を受け取ると、ターゲットビデオの再生ページに、話題パネルを底部から引き上げて表示することができる。前記話題パネルの動的表示効果に基づいて、ユーザ体験を向上させることができる。
【0043】
本開示の実施例では、第1のビデオ集合に対する話題コンテンツは、第1のビデオ集合に対する話題コメント及び/又は話題の文章を含むことができる。話題の文章は、図面及び/又は文字を含むことができる。
図3は、本開示の実施例に係る話題パネルの模式図である。当該話題パネルには、第1のビデオ集合に対する話題コメント及び話題の文章が表示されており、話題コメント及び話題の文章は、混合して並べて表示することができる。
【0044】
好ましい実施形態では、バツをクリックしたり、下にスライドしたりすることで、話題パネルを閉じ、ターゲットビデオの再生継続をトリガすることができる。このように、本開示の実施例では、話題パネルの表示は、第1のビデオ集合に対するユーザの視聴に影響を与えないため、ユーザ体験が向上される。
【0045】
なお、話題パネルに表示される話題コメント及び話題の文章は、サーバーサイドが第1のビデオ集合における各ビデオに対するコメントや関連文章などをスクリーニングした後、クライアントに送信して表示されるものである。例えば、あるホット事件に関するビデオ集合における各ビデオには、多くのコメントが存在する可能性があり、当該ホット事件に関する多くの文章も存在するので、サーバーサイドは、クライアントが当該ビデオ集合の話題パネルに表示できるように、「いいね」の多いコメント及び文章のみをホットコメント及びホット文章としてクライアントに送信することができる。
【0046】
好ましい実施形態では、話題パネルにおけるインタラクション方式を豊かにするために、話題パネルに表示される話題コメント及び話題の文章に対して、ユーザは、「いいね」を押したり、返事したりすることができる。
【0047】
また、ユーザは、話題パネルを上下にスライドさせることで、第1のビデオ集合に対応するより多くの話題コメント及び話題の文章を表示することができる。
【0048】
話題パネルのインタラクション方式をより豊かにするために、話題パネルにコメント入口を設けることもできる。これにより、現在のユーザは当該コメント入口に基づいて第1のビデオ集合のテーマコンテンツに対してコメントを投稿することができる。具体的には、ユーザは、話題パネルの下方にあるコメント入口をクリックすることで、コメントキーボートを呼び出し、コメントキーボートを通じてコメントを投稿することができる。
【0049】
実際の応用では、話題パネルのコメント入口に基づいて、第1のビデオ集合に対する現在のユーザのコメントコンテンツを受信すると、当該話題パネルに当該コメントコンテンツをトップに表示することができるため、ユーザのコメント体験が向上される。
【0050】
本開示の実施例に係るビデオ処理方法では、まず、第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに、話題パネル入口を表示する。次に、当該話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、当該ターゲットビデオの再生ページに、第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示する。本開示の実施例では、ビデオ再生ページに話題パネル入口を設けることにより、ターゲットビデオの再生ページから話題コンテンツが示されている話題パネルに遷移する機能が実現され、ユーザがビデオを視聴する過程で、ビデオに関する話題コンテンツの閲覧をトリガし、ビデオ処理方式を豊かにし、ユーザの多様なビデオ処理ニーズを満たし、ユーザのビデオ視聴体験を向上させることができる。
【0051】
一応用場面では、ユーザがビデオを視聴する過程で、1つのビデオ集合から別のビデオ集合に切り替える際に、異なるビデオ集合は、異なる話題コンテンツに対応するため、ビデオ集合の切り替え中に、ビデオ再生ページの話題パネル入口に対応する表示領域内の話題コメントを切り替えることができる。
【0052】
具体的には、本開示の実施例では、第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作を受け取ると、話題パネル入口に対応する表示領域に表示される話題コメントを第2のビデオ集合に対する話題コメントに切り替える。
【0053】
また、現在ビデオ集合を切り替える行為があることをユーザに提示するために、本開示の実施例では、第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作を受け取ると、第1のビデオ集合からの遷移に対して、話題パネル入口を下に隠すとともに、第2のビデオ集合への遷移に対して、話題パネル入口を上に浮かせ、話題パネル入口に対応する表示領域に第2のビデオ集合に対する話題コメントを表示することができる。本開示の実施例では、前記話題パネル入口を下に隠して再浮上させる動的効果により、現在ビデオ集合を切り替える行為があることをユーザに提示し、ユーザが話題パネル入口に対応する表示領域に表示される第2のビデオ集合に対する話題コメントに注目するとともに、話題パネルの表示をトリガするように引き付けることができる。
【0054】
実際の応用では、ホットビデオは、討論性が強いため、本開示の実施例に係るビデオ処理方法は特に、ホットビデオの処理に適用される。具体的には、ユーザがホットビデオストリームに入った後、ホットビデオストリームにおけるあるビデオ集合を再生する際に、当該ビデオ集合における各ホットビデオに対して、再生ページに話題パネル入口を表示することができ、また、話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、再生ページに話題パネルを表示するとともに、ユーザがホットビデオを視聴する過程で話題コメント及び/又は話題の文章の閲覧をトリガし、ホットビデオに対するユーザの視聴体験を向上させるように、話題パネルに、当該ビデオ集合に対応する話題コメント及び/話題の文章などを表示することができる。
【0055】
前記方法の実施例と同様の技術思想に基づいて、本開示はさらに、ビデオ処理装置を提供する。
図4は、本開示の実施例に係るビデオ処理装置の構造模式図である。
【0056】
前記装置は、
第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示するための第1の表示モジュール401と、
前記話題パネル入口に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示するための第2の表示モジュール402と、を含む。
【0057】
好ましい実施形態では、前記第1のビデオ集合に対する話題コンテンツは、前記第1のビデオ集合に対する話題コメント及び/又は話題の文章を含む。
【0058】
好ましい実施形態では、前記装置はさらに、
前記話題パネル入口に対応する表示領域に、前記第1のビデオ集合に対する話題コメントを表示するための第3の表示モジュールを含む。
【0059】
好ましい実施形態では、前記第3の表示モジュールは具体的には、
前記話題パネル入口に対応する表示領域には、前記第1のビデオ集合に対する複数の話題コメントが上下にスクロール表示するように表示されることに用いられる。
【0060】
好ましい実施形態では、前記装置はさらに、
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作に応答して、前記話題パネル入口に対応する表示領域に表示される話題コメントを前記第2のビデオ集合に対する話題コメントに切り替えるための第1の切り替えモジュールを含む。
【0061】
好ましい実施形態では、前記装置はさらに、
前記第1のビデオ集合から第2のビデオ集合に切り替えるトリガ操作を受け取ると、前記第1のビデオ集合からの遷移に対して、前記話題パネル入口を下に隠すとともに、前記第2のビデオ集合への遷移に対して、前記話題パネル入口を上に浮かせ、前記話題パネル入口に対応する表示領域に前記第2のビデオ集合に対する話題コメントを表示するための第2の切り替えモジュールを含む。
【0062】
好ましい実施形態では、前記話題パネルにはコメント入口が設けられており、前記装置はさらに、
前記コメント入口に基づいて、前記第1のビデオ集合に対する現在のユーザのコメントコンテンツを受信するための受信モジュールと、
前記話題パネルにおいて、前記コメントコンテンツをトップに表示するための第4の表示モジュールと、を含む。
【0063】
好ましい実施形態では、前記話題パネル入口は、話題パネルの部分領域に属し、前記第2の表示モジュールは具体的には、
前記話題パネル入口に対するドラッグ上向きスライド操作に応答して、前記ターゲットビデオの再生ページに、前記話題パネルを底部から引き上げて表示することに用いられる。
【0064】
好ましい実施形態では、前記話題パネル入口には、同じタイプ撮影機能入口又は投稿機能入口が設けられている。
【0065】
好ましい実施形態では、前記第1のビデオ集合は、ホットビデオストリームに属し、前記装置はさらに、
前記ターゲットビデオの再生ページに前記ターゲットビデオの再生プログレスバーを隠すための非表示モジュールを含む。
【0066】
本開示の実施例に係るビデオ処理装置では、まず、第1のビデオ集合に属するターゲットビデオの再生ページに話題パネル入口を表示する。次に、当該話題パネル入口に対するトリガ操作を受け取ると、当該ターゲットビデオの再生ページに、第1のビデオ集合に対する話題コンテンツが示されている話題パネルを表示する。本開示の実施例では、ビデオ再生ページに話題パネル入口を設けることにより、ターゲットビデオの再生ページから話題コンテンツが示されている話題パネルに遷移する機能が実現され、ユーザがビデオを視聴する過程で、ビデオに関する話題コンテンツの閲覧をトリガし、ビデオ処理方式を豊かにし、ユーザの多様なビデオ処理ニーズを満たし、ユーザのビデオ視聴体験を向上させることができる。
【0067】
上記方法及び装置に加え、本開示の実施例はさらに、命令が記憶されており、前記命令が端末装置で実行されると、前記端末装置に、本開示の実施例に記載のビデオ処理方法を実現させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0068】
本開示の実施例はさらに、コンピュータプログラム/命令を含み、前記コンピュータプログラム/命令がプロセッサによって実行されると、本開示の実施例に記載のビデオ処理方法を実現するコンピュータプログラム製品を提供する。
【0069】
また、本開示の実施例はさらに、ビデオ処理機器を提供する。
図5に示すように、ビデオ処理機器は、
プロセッサ501と、メモリ502と、入力装置503と、出力装置504とを含むことができる。ビデオ処理機器のプロセッサ501の数は1つでもよいし、複数でもよい。
図5には、1つのプロセッサが例示されている。本開示のいくつかの実施例では、プロセッサ501、メモリ502、入力装置503及び出力装置504は、バス又は他の方法により接続可能である。
図5においてバスを介して接続されている。
【0070】
メモリ502は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために使用することができる。プロセッサ501は、メモリ502に記憶されているソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、ビデオ処理機器の様々な機能応用及びデータ処理を実行する。メモリ502は主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含むことができる。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションなどを記憶することができる。また、メモリ502は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、少なくとも1つのディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含んでもよい。入力装置503は、入力されたデジタル又は文字情報を受信し、ビデオ処理機器のユーザ設定及び機能制御に関する信号入力を生成するために使用することができる。
【0071】
具体的には、本実施例では、上記ビデオ処理機器の様々な機能を実現するために、プロセッサ501は下記命令に基づいて、1つ以上のアプリケーションのプロセスに対応する実行ファイルをメモリ502にロードし、メモリ502に記憶されたアプリケーションをプロセッサ501によって実行する。
【0072】
なお、本明細書では、「第1」や「第2」などの関係用語は、一つのエンティティ又は操作を別のエンティティ又は操作と区別するためにのみ用いられ、これらのエンティティ又は操作の間にそのような実際の関係又は順序が存在することを必ずしも要求又は暗示するものではない。そして、用語「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は機器は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又は、このようなプロセス、方法、物品又は機器に固有の要素をさらに含む。それ以上の制限がない場合に、「1つの……を含む」という文言によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又は機器に別の同じ要素がさらに存在することを除外するものではない。
【0073】
上述したものは、当業者が本開示を理解又は実現できるような本開示の具体的な実施形態にすぎない。これらの実施例の様々な変更は、当業者には自明であり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他の実施例で実現することができる。そのため、本開示は、本明細書に記載されたこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するものである。
【国際調査報告】