(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/21 20230101AFI20240719BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240719BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20240719BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20240719BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W72/0457 110
H04W16/32
H04W72/1268
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507188
(86)(22)【出願日】2022-08-02
(85)【翻訳文提出日】2024-02-06
(86)【国際出願番号】 CN2022109679
(87)【国際公開番号】W WO2023011461
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】202110904391.X
(32)【優先日】2021-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲厳▼ 雪
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 萌
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067CC02
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE56
(57)【要約】
本開示の実施形態は、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置を提供する。前記方法は、セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、ここで、前記ターゲット情報は、ターゲットバッファ状態報告BSRと、ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置は、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とするセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項2】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項3】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項4】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つであることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項5】
前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項4に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項6】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項7】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項8】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たすことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項9】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表されることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項10】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項11】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものであることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項12】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信することを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項13】
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行することをさらに含み、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものであることを特徴とする
請求項12に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項14】
メモリ、送受信機、プロセッサを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含む操作を実行するためのものであり、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする端末。
【請求項15】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項16】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項17】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つであることを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項18】
前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項17に記載の端末。
【請求項19】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項20】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項21】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たすことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項22】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表されることを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項23】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含むことを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項24】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものであることを特徴とする
請求項14に記載の端末。
【請求項25】
メモリ、送受信機、プロセッサを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信すること、を含む操作を実行するためのものであり、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とするネットワーク機器。
【請求項26】
前記プロセッサは、
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数をさらに実行するためのものであり、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものであることを特徴とする
請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項27】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定するように構成される決定モジュールと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信するように構成される送信モジュールと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とするセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項28】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項29】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項30】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つであることを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項31】
前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項30に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項32】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項33】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項34】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たすことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項35】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表されることを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項36】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含むことを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項37】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものであることを特徴とする
請求項27に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項38】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信するように構成される受信モジュールを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項39】
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行するように構成される処理モジュールをさらに含み、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものであることを特徴とする
請求項38に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項40】
プロセッサに請求項1から11のいずれか1項に記載の方法におけるステップ、又は請求項12又は13のいずれか1項に記載の方法におけるステップを実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されていることを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2021年08月06日に提出された、特許の名称が「セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置」であり、出願番号が202110904391.Xである中国特許出願を参照する。当該特許出願の全体が参照により本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信の技術分野に関し、具体的に、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
NR R17は、SCG(Secondary Cell Group、セカンダリーセルグループ)非アクティブ化状態(deactivated)が導入され、ここで、SCG非アクティブ化状態は、SCGドーマント状態(dormant)、又はSCGサスペンド状態(suspend)、又はセカンダリーセルグループ内のプライマリーセル(PSCell:Primary SCG Cell)のサスペンド状態又はドーマント状態又は非アクティブ化状態等に等価する。
【0004】
現在、SCGが非アクティブ化状態である場合、端末の上りデータがSCG側の無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)ベアラに到着するようなシーンについて、端末はSCGのアクティブ化をトリガする必要がある。それでは、如何に端末がSCGのアクティブ化をトリガすることを実現するのかが課題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態は、従来技術における上記した課題を解決するために、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様において、本開示の実施形態は、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法を提供し、当該方法は、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0007】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【0008】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0009】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0010】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0011】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0012】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0013】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0014】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0015】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0016】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0017】
第2の態様において、本開示の実施形態は、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法を提供し、当該方法は、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信することを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0018】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、1つのターゲットLCID値は前記SCGのBSRの1つのフォーマットに対応し、前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちのいずれか1つを含む。
【0019】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0020】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0021】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0022】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0023】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0024】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0025】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0026】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0027】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0028】
1つの実施形態において、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行することをさらに含み、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものである。
【0029】
第3の態様において、本開示の実施形態は、端末を提供し、当該端末は、メモリと、送受信機と、プロセッサと、を含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、
プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、第1の態様に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法におけるステップを実現するためのものである。
【0030】
第4の態様において、本開示の実施形態は、ネットワーク機器を提供し、当該ネットワーク機器は、メモリ、送受信機、プロセッサを含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、
プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、第2の態様に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法におけるステップを実現するためのものである。
【0031】
第5の態様において、本開示の実施形態は、プロセッサに第1の態様又は第2の態様に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法におけるステップを実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体をさらに提供する。
【発明の効果】
【0032】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置は、SCGが非アクティブ化状態である場合、ネットワーク機器に、端末からMCG側を介して送信された、SCGのバッファデータ状態情報を含むターゲット情報を受信させることで、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現し、これにより、ネットワーク機器は、SCGが非アクティブ化状態である場合、端末によって報告されたSCG側のバッファデータ状態情報に基づいて、対応する操作を決定して実行することで、SCG側の上りデータを円滑に報告することができ、従来技術と比べると、通信の安定性及び効率を大幅に向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0033】
以下、本開示の実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面をさらに得ることができる。
【0034】
【
図1】ロングBSRとロングトランケートBSRのMAC CEの概略図である。
【
図2】MACサブヘッダのヘッダフィールドの概略図その1である。
【
図3】MACサブヘッダのヘッダフィールドの概略図その2である。
【
図4】本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法のフローチャートその1である。
【
図5】本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法のフローチャートその2である。
【
図6】本開示の実施形態に係るネットワーク機器の構造の概略図である。
【
図7】本開示の実施形態に係る端末の構造の概略図である。
【
図8】本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置の構造の概略図その1である。
【
図9】本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置の構造の概略図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本開示の実施形態における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明し、3種類の関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、A及びBが同時に存在する場合、及びBが単独で存在する場合、の3つの場合を示し得る。文字「/」は、通常、前後の関連対象が「or」関係であることを示す。
【0036】
本開示の実施形態における「複数」という用語とは、二つ又は二つ以上を意味し、他の数量詞はこれに類似する。
【0037】
以下、本開示の実施形態における図面を参照しながら、本開示の実施形態における技術案を明確かつ完全に説明する。勿論、説明された実施形態は、本開示の一部の実施形態に過ぎず、すべての実施形態ではない。本開示における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施形態は、本開示の保護の範囲に属する。
【0038】
本開示における技術案を十分に理解しやすくするために、下記の内容について紹介する。
【0039】
マルチ接続のシーンでは、1つのMCGと1つ以上のSCGとに分かれる。マスターノード(MN:Master Node)側のセルグループはMCGであり、1つのプライマリーセル(PCell:Primary Cell)及び0個から複数個のセカンダリー(SCell:Secondary Cell)によって構成されている。セカンダリーノード(SN:Secondary Node)側のセルグループはSCGであり、同じく1つのPSCell及び0個から複数個のSCGによって構成されている。現在のプロトコルバージョンはデュアル接続シーンのみをサポートする。接続状態において端末にデュアル接続が設定されており、MNとSNは同時に端末とデータのインタラクションを行うことができる。
【0040】
省エネと、SCGを急速にアクティブ化してデータ伝送を行うこととを考慮すると、端末は、データ伝送量が比較的少ない場合、SCG側を非アクティブ化SCG状態に設定し、非アクティブ化SCG状態では、端末はSCG側物理下り制御チャンネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)の監視を行わず、物理上り共有チャンネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)伝送を行わない。
【0041】
(一)アクティブ化/非アクティブ化SCG
MN/SN/端末は、SCGのアクティブ化を要求することができ、ネットワークによってトリガされたSCGアクティブ化命令は、MNによって端末に送信される。MN/SNは、SCGの非アクティブ化を要求することができ、ネットワークによってトリガされたSCG非アクティブ化命令は、MNによって端末に送信される。SCGのアクティブ化/非アクティブ化過程において、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを用いて端末/MN及びMN/SNの間のインタラクションを行う。
【0042】
(二)BSR
BSR過程は、サービスgNB(5G基地局)にMACエンティティにおける上りデータ量を提供する。
【0043】
各論理チャンネルは、1つの論理チャンネルグループ(LCG:Logical Channel Group)に割り当てられ、LCGの最大数は8である。データ量の計算過程に基づいて、MACエンティティは、1つの論理チャンネルの上りデータ量を決定する。
【0044】
BSRの報告フォーマットは、ロングBSR(Long BSR)、ショートBSR(Short BSR)、ショートトランケートBSR(Short Truncated BSR)、及びロングトランケートBSR(Long Truncated BSR)に分けられる。伝送可能なデータを有するLCGの数量、パディングビット(padding bits)数等に応じて異なる報告フォーマットを選択する。ここで、MAC subPDU(サブプロトコルデータユニット)ヘッダにおける異なる論理チャンネルID(LCID:Logical Channel ID)により異なるBSRフォーマットを区別する。
【0045】
BSR報告は、LCGを粒度とし、当該LCGの伝送されるべきデータのサイズをネットワーク側に報告する。ロングBSR及びロングトランケートBSRのMAC制御ユニット(CE:Control Element)を例として、
図1に示すように、各LCGiは、i個目のLCGにおいて伝送されるべきデータバッファサイズ(Buffer Size)が報告されているか否かを示し、LCGiが1であることは、このLCGのBuffer Sizeフィールドが報告されていることを示し、LCGiが0であることは、このLCGのBuffer Sizeフィールドが報告されないことを示し、iは0~7であり、つまり、8つのLCGsがある。
【0046】
(三)MACプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)
1つのMAC PDUは、1つ又は複数のMAC subPDUを含み、各MAC subPDUは、
パディングを含むMACサブヘッダ(subheader)と、
MACサブヘッダ及びMACサービスデータユニット(SDU:Service Data Unit)と、
MACサブヘッダ及びMAC CEと、
MACサブヘッダ及びパディングと、のうちの1つによって構成される。
【0047】
MAC SDUのサイズは様々で、各MACサブヘッダはMAC SDU、MAC CE又はパディングに対応する。
【0048】
固定サイズのMAC CE、パディング、及び上り共通制御チャンネル(CCCH:Common Control Channel)を含むMAC SDU以外、1つのMACサブヘッダは、ヘッダフィールドがR/F/LCID/(eLCID)/Lによって構成され、
図2に、そのLが8-bitであるフォーマットを示す。
【0049】
固定サイズMAC CE、パディング、及び上りCCCHを含むMAC SDUに用いられるMACサブヘッダは、2つのヘッダフィールドR/LCID/(eLCID)によって構成され、
図3に、そのフォーマットの1つを示す。
【0050】
各フィールドについての説明:
LCID:DL-SCH(下り同期チャンネル)及びUL-SCH(上り同期チャンネル)のそれぞれに対して、対応するMAC SDU論理チャンネル実例又は対応するMAC CEタイプ又はパディングであり、
eLCID:拡張されたLCIDであり、
L:対応するMAC SDU又は可変サイズのMAC CEの長さ(byteで示す)であり、
F:長さフィールドのサイズであり、
R:リザーブビットであり、0に設定される。
【0051】
UL-SCHのLCIDの値は、以下の表に示す。
【0052】
【0053】
本開示の実施形態は、従来技術において端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示することができないという課題を解決するために、セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法及び装置を提供する。
【0054】
ここで、方法と装置は同一の出願の構想に基づくものであり、方法と装置の、課題を解決する原理は類似するため、装置と方法の実施は相互に参照することができ、重複点は説明しない。
【0055】
図4は、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法のフローチャートその1である。
図4を参照すると、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、下記のステップ410を含む。
【0056】
ステップ410において、SCGが非アクティブ化状態である場合、端末からMCGを介して送信されたターゲット情報を受信し、ターゲット情報は、SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、ターゲット情報は、
ターゲットBSRと、
ターゲットシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0057】
前記SCGのバッファデータ状態情報は、データがSCG側に到着したことと、前記データに関する内容とを特徴付けるためのものである。
【0058】
なお、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法の実行本体は、ネットワーク機器、例えば、基地局等であってもよい。
【0059】
SCGが非アクティブ化状態である場合、例えば、端末の上りデータがSCGのRLCベアラに到着したシーンでは、端末は、MCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信する。
【0060】
ネットワーク機器は、端末からMCGを介して送信されたターゲット情報を受信した後に、ターゲット情報を解析することによりターゲット情報に含まれるSCGのバッファデータ状態情報を取得して、この時点でSCGにおいて報告する必要がある上りデータを有することを決定し、対応する操作を実行することでSCG側の上りデータをネットワーク機器に報告する。
【0061】
ここで、ターゲット情報は、ターゲットBSR及びターゲットRRCシグナリングを含んでもよい。ターゲットBSRは、端末がMCGを介してネットワーク機器に送信するBSRを指してもよく、ターゲットRRCは、端末がMCGを介してネットワーク機器に送信するRRCを指してもよい。
【0062】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、SCGが非アクティブ化状態である場合、ネットワーク機器に、端末からMCG側を介して送信された、SCGのバッファデータ状態情報を含むターゲット情報を受信させることで、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現し、これにより、ネットワーク機器は、SCGが非アクティブ化状態である場合、端末によって報告されたSCG側のバッファデータ状態情報に基づいて、対応する操作を決定して実行することで、SCG側の上りデータを円滑に報告することができ、従来技術と比べると、通信の安定性及び効率を大幅に向上させた。
【0063】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するBSR MAC CEが位置するMAC subPDUヘッダにおけるLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含んでもよく、
ここで、SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含み得る。
【0064】
なお、予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値は、LCIDにおけるリザーブされた(reserved)Codepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、eLCIDにおけるリザーブされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、上記の2種以外のプリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよい。
【0065】
例えば、予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値は、LCIDにおけるリザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、又はeLCIDにおけるリザーブされた0から249のCodepointのパラメータ値及び/又は64から313のIndexのパラメータ値であってもよいし、又はeLCIDにおけるリザーブされた0から(216-1)のCodepointのパラメータ値及び/又は320から(216+319)のIndexのパラメータ値であってもよい。
【0066】
なお、CodepointパラメータとIndexパラメータの値は同一であってもよいし、異なっていてもよいし、例えば、LCIDにおけるCodepointパラメータとIndexパラメータは同一であり、eLCIDにおけるCodepointパラメータとIndexパラメータは異なっている。
【0067】
例えば、
1a、リザーブ(reserved)された35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちの任意の4つを4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0068】
例えば、index 35を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 36を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、index 37を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、index 38を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0069】
LCIDの値がindex 35に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0070】
1b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちの任意の4つを4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0071】
例えば、index 65を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 66を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、index 67を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、index 68を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0072】
LCIDの値がindex 65に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0073】
1c、プリセットされた4つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0074】
例えば、第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、第2のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、第3のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、第4のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0075】
LCIDの値が第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0076】
2a、リザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちの任意の2つを2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応することができる。具体的に、index 35を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 36を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0077】
LCIDの値がindex 35に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0078】
2b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちの任意の2つを2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応することができる。具体的に、index 65を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 66を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0079】
LCIDの値がindex 65に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0080】
2c、プリセットされた2つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応することができる。
【0081】
例えば、第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、第2のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0082】
LCIDの値が第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0083】
3a、リザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちのいずれか1つを1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0084】
例えば、index 37を用いてターゲットLCID値を示してもよく、ターゲットLCID値が3であると仮定する。LCIDの値がindex 37に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのロングトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0085】
3b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちのいずれか1つを1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0086】
例えば、index 37又はindex 67を用いてターゲットLCID値を示してもよく、ターゲットLCID値が3であると仮定すると、当該ターゲットLCID値はSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する。
【0087】
LCIDの値がindex 37又はindex 67に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのロングトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0088】
3c、プリセットされた1つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0089】
LCIDの値がプリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、プリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に基づいてターゲットBSRがSCGのどのフォーマットのBSRであるかを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0090】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値を含んでもよく、ターゲットLCID値は、SCGの所定のフォーマットのBSRに対応し、所定のフォーマットのBSRに対応するBSR MAC CEは、下記の1から11のうちの1つ又は複数を含み得る。
1、SCG index(インデックス)であって、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを示すものである。
2、LCG bitmap(ビットマップ)であって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCGを表す。
3、LCG IDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG IDである。
4、LCIDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCIDである。
5、LCID bitmapであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCID bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCを表す。
6、LCID index bitmapであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、即ち、bitmapの8ビットの最初の6ビットはLCID5/6/7/8/9/31をそれぞれ示し、最後の2ビットはナル又は0であってもよく、その後に伝送されるべきデータを有する各LCIDのバッファサイズに順に対応する。
7、LCID indexであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがDRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、index0,1,2,3,4,5を記録する。
8、LCID bitmap長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID bitmapの長さを指示し、例えば、LCID bitmapの長さが8ビット、16ビット、32ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられたLCを順に含み、余分なビットは0に設定される。
9、LCID index長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID indexの長さを指示し、例えば、LCID indexの長さが3ビット、4ビット、5ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた論理チャンネルを順に含み、余分なビットは0に設定される。
10、バッファデータ情報であって、どのくらいのバッファデータ量が存在するかを示すものであり、ここで、バッファデータ量は、LCGを単位とするものであってもよいし、LCを単位とするものであってもよい。
11、報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報であって、現在のSCGにおいて報告されていないBSRが存在するか否かを指示するためのものである。
【0091】
例えば、index 66を用いてSCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を示してもよい。
【0092】
LCIDの値がindex 66に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGの所定のフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、SCG index、LCG、LC、バッファデータ等の情報を取得することにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0093】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、下記の1から4のうちのいずれか1つを含む。
【0094】
1、MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、リザーブビットはターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示す。
【0095】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、リザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0096】
又は、リザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、リザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0097】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0098】
2、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットのうちのいずれか1つはターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示す。
【0099】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、第1のリザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0100】
又は、第1のリザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、第1のリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0101】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの第1のリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いてネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0102】
3、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットのうちの一方はターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示し、他方はターゲットBSRがMCGのBSRであるか否かを示す。
【0103】
この場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
SCGのBSRのフォーマット及び/又はMCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
SCGのBSRのフォーマット及びMCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含んでもよい。
【0104】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1であり、且つMCGのBSRを示す第2のリザーブビットRも1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRもMCGのBSRも含むことを示すことができ、この時点でMACサブヘッダにはロングBSRであることを指示する1つのターゲットLCIDのみが含まれる場合、SCGのBSRとMCGのBSRはいずれもロングBSRであることを示す。
【0105】
BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1であり、且つMCGのBSRを示す第2のリザーブビットRも1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRもMCGのBSRも含むことを示すことができ、この時点でMACサブヘッダにはSCGのBSRがロングBSRであること、及びMCGのBSRがショートBSRであることをそれぞれ指示する2つのターゲットLCIDが含まれる場合、この時点でSCGのBSRはロングBSRであり、且つMCGのBSRはショートBSRである。
【0106】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの第1のリザーブビット及び第2のリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSR及び/又はMCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0107】
4、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットは、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示すためのSCG indexを示し、
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダにおける2つのリザーブビットRの値が01である場合、ターゲットBSRがindex=01であるSCGのBSRであることを示すことができる。
【0108】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの2つのリザーブビットの値により、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0109】
ここで、上記のターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0110】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、BSRの関連情報(LCID、eLCID及びリザーブビット等)に対して対応する設定を行うことにより、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現することができ、既存のネットワークに対する低コスト且つ高効率な改造を実現することができる。
【0111】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB識別情報を含み、当該DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、ここで、bitmapは、下記の1から4のうちのいずれか1つを含む。
【0112】
1、全てのMCGのID及び全てのSCGのID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の全てのDRBのbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0113】
2、SCGにおけるRLCベアラのDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0114】
3、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0115】
4、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0116】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、下記の1から3のうちのいずれか1つである。
【0117】
1、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、DRB IDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0118】
2、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではなく、当該DRB IDはDRB IDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0119】
3、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含み、当該DRB IDはIDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0120】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
論理チャンネル識別情報は、下記の1から3のうちのいずれか1つを満たす。
【0121】
1、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラがスプリットベアラである場合、ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含む。
【0122】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラがスプリットベアラである場合、ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0123】
2、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはスプリットベアラではない。
【0124】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはスプリットベアラではないことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0125】
3、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではない。
【0126】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0127】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0128】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を指示するbitmap情報又はLCG IDリストを読み取ることにより、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0129】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0130】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を読み取ることにより、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを決定することができる。
【0131】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0132】
オプションとして、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含むとともに、DRB情報、LC情報、LCG情報、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報のうちのいずれか1つをさらに含んでもよい。
【0133】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を読み取り、又はその中の、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報と、DRB情報、LC情報、LCG情報及びSCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報のうちのいずれか1つと、を読み取ることにより、SCGにおける伝送されるべきデータの具体的なサイズ情報を決定することができる。
【0134】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、RRCシグナリングの関連情報(DRB識別情報、論理チャンネル識別情報、論理チャンネルグループ識別情報、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報及びSCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報等)に対して対応する設定を行うことにより、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現することができ、既存のネットワークに対する低コスト且つ高効率な改造を実現することができる。
【0135】
1つの実施形態において、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、
ターゲット情報に基づいて、
MCG及び/又はSCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行することをさらに含み得、
ここで、ターゲットベアラは、SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものである。
【0136】
理解されるように、ネットワーク機器がターゲット情報を読み取った後、現在のSCGにおいて伝送されるべきデータを有すると決定することができる。
【0137】
従って、ネットワーク機器は、ターゲットベアラを介してSCGのバッファデータ状態情報に対応するデータをネットワーク機器に送信するように、MCGに対してターゲットベアラを再設定する。又は、
ネットワーク機器は、ターゲットベアラを介してSCGのバッファデータ状態情報に対応するデータをネットワーク機器に送信するように、SCGに対してターゲットベアラを再設定する。又は、
ネットワーク機器は、ターゲットベアラを介してSCGのバッファデータ状態情報に対応するデータをネットワーク機器に送信するように、MCG及びSCGに対してターゲットベアラを同時に再設定する。又は、
ネットワーク機器は、SCGを非アクティブ化状態からアクティブ化状態に変換させて、SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータをネットワーク機器に送信するように、SCGをアクティブ化する。
【0138】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法において、SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータをネットワーク機器に伝送するように、ネットワーク機器は、ターゲット情報に基づいてSCGにおいて伝送されるべきデータを有すると決定した後、MCG及び/又はSCGに対してターゲットベアラを再設定し、又はSCGをアクティブ化することができるため、円滑な通信を確保することができると共に、通信効率を向上させた。
【0139】
図5は、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法のフローチャートその2である。
図5を参照すると、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、下記のステップ510及びステップ520を含むことができる。
【0140】
ステップ510において、SCGが非アクティブ化状態であると決定する。
【0141】
ステップ520において、MCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信し、ターゲット情報は、SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものである。
【0142】
ここで、ターゲット情報は、
ターゲットBSRと、
ターゲットシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0143】
なお、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法の実行本体は、例えば携帯電話、コンピュータ等の端末であってもよい。
【0144】
例えば、端末の上りデータがSCGのRLCベアラに到着したシーンでは、端末は、SCGが非アクティブ化状態であるか否かを決定する。SCGが非アクティブ化状態である場合、端末はMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信する。
【0145】
ネットワーク機器は、端末からMCGを介して送信されたターゲット情報を受信した後、ターゲット情報を解析することによりターゲット情報に含まれるSCGのバッファデータ状態情報を取得して、この時点でSCGにおいて報告する必要がある上りデータを有することを決定し、それにより、対応する操作を実行してSCG側の上りデータをネットワーク機器に報告する。
【0146】
ここで、ターゲット情報は、ターゲットBSR及びターゲットRRCシグナリングを含んでもよい。ターゲットBSRは、端末がMCGを介してネットワーク機器に送信するBSRを指してもよく、ターゲットRRCは、端末がMCGを介してネットワーク機器に送信するRRCを指してもよい。
【0147】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、SCGが非アクティブ化状態である場合、ネットワーク機器に端末からMCG側を介して送信された、SCGのバッファデータ状態情報を含むターゲット情報を受信させることで、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現し、これにより、ネットワーク機器は、SCGが非アクティブ化状態である場合、端末によって報告されたSCG側のバッファデータ状態情報に基づいて、対応する操作を決定して実行することで、SCG側の上りデータを円滑に報告することができ、従来技術と比べると、通信の安定性及び効率を大幅に向上させた。
【0148】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するBSR MAC CEが位置するMAC subPDUヘッダにおけるLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含んでもよく、
ここで、SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含み得る。
【0149】
なお、予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値は、LCIDにおけるリザーブされた(reserved)Codepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、eLCIDにおけるリザーブされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、上記の2種以外のプリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよい。
【0150】
例えば、予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値は、LCIDにおけるリザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値であってもよいし、又はeLCIDにおけるリザーブされた0から249のCodepointのパラメータ値及び/又は64から313のIndexのパラメータ値であってもよいし、又はeLCIDにおけるリザーブされた0から(216-1)のCodepointのパラメータ値及び/又は320から(216+319)のIndexのパラメータ値であってもよい。
【0151】
なお、CodepointパラメータとIndexパラメータの値は同一であってもよいし、異なっていてもよいし、例えば、LCIDにおけるCodepointパラメータとIndexパラメータは同一であり、eLCIDにおけるCodepointパラメータとIndexパラメータは異なっている。
【0152】
例えば、
1a、リザーブ(reserved)された35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちの任意の4つを4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0153】
例えば、index 35を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 36を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、index 37を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、index 38を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0154】
LCIDの値がindex 35に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0155】
1b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちの任意の4つを4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0156】
例えば、index 65を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 66を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、index 67を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、index 68を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0157】
LCIDの値がindex 65に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0158】
1c、プリセットされた4つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を4つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、当該4つのターゲットLCID値は、SCGのショートフォーマットのBSR、ロングフォーマットのBSR、ショートトランケートフォーマットのBSR及びロングトランケートフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0159】
例えば、第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートトランケートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、第2のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示し、第3のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第3のターゲットLCID値を示し、第4のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第4のターゲットLCID値を示してもよい。
【0160】
LCIDの値が第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0161】
2a、リザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちの任意の2つを2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応する。
【0162】
具体的に、index 35を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 36を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0163】
LCIDの値がindex 35に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0164】
2b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちの任意の2つを2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応することができる。
【0165】
具体的に、index 65を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、index 66を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0166】
LCIDの値がindex 65に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0167】
2c、プリセットされた2つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を2つのターゲットLCID値にそれぞれ対応させ、そして、この2つのターゲットLCID値はSCGのBSRの任意の2つのフォーマットに対応することができる。例えば、当該2つのターゲットLCID値はSCGのショートフォーマットのBSR及びロングフォーマットのBSRにそれぞれ対応することができる。
【0168】
例えば、第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのショートフォーマットのBSRに対応する第1のターゲットLCID値を示し、第2のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を用いてSCGのロングフォーマットのBSRに対応する第2のターゲットLCID値を示してもよい。
【0169】
LCIDの値が第1のプリセットCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのショートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0170】
3a、リザーブされた35から44のCodepoint及び/又はIndexパラメータのうちのいずれか1つを1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0171】
例えば、index 37を用いてターゲットLCID値を示してもよく、ターゲットLCID値が3であると仮定する。
【0172】
LCIDの値がindex 37に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのロングトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0173】
3b、リザーブされた0から249のCodepointパラメータ及び/又は64から313のIndexパラメータのうちのいずれか1つを1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0174】
例えば、index 37又はindex 67を用いてターゲットLCID値を示してもよく、ターゲットLCID値が3であると仮定すると、当該ターゲットLCID値はSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応する。
【0175】
LCIDの値がindex 37又はindex 67に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGのロングトランケートフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0176】
3c、プリセットされた1つのCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を1つのターゲットLCID値に対応させ、そして、この1つのターゲットLCID値はSCGのBSRの4つのフォーマットのうちのいずれか1つであってもよい。例えば、SCGのショートフォーマットのBSRが0であり、ロングフォーマットのBSRが1であり、ショートトランケートフォーマットのBSRが2であり、及びロングトランケートフォーマットのBSRが3であると定義すると、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が3としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのロングトランケートフォーマットのBSRに対応することを示し、いずれか1つに対応する1つのターゲットLCID値が0としてマークされた場合、当該ターゲットLCID値がSCGのショートフォーマットのBSRに対応することを示し、…等々。
【0177】
LCIDの値がプリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、プリセットされたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に基づいてターゲットBSRがSCGのどのフォーマットのBSRであるかを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0178】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値を含んでもよく、ターゲットLCID値は、SCGの所定のフォーマットのBSRに対応し、所定のフォーマットのBSRに対応するBSR MAC CEは、下記の1から11のうちの1つ又は複数を含み得る。
1、SCG index(インデックス)であって、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを示すものである。
2、LCG bitmap(ビットマップ)であって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCGを表す。
3、LCG IDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG IDである。
4、LCIDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCIDである。
5、LCID bitmapであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCID bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCを表す。
6、LCID index bitmapであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、即ち、bitmapの8ビットの最初の6ビットはLCID5/6/7/8/9/31をそれぞれ示し、最後の2ビットはナル又は0であってもよく、その後に伝送されるべきデータを有する各LCIDのバッファサイズに順に対応する。
7、LCID indexであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがDRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、index0,1,2,3,4,5を記録する。
8、LCID bitmap長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID bitmapの長さを指示し、例えば、LCID bitmapの長さが8ビット、16ビット、32ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられたLCを順に含み、余分なビットは0に設定される。
9、LCID index長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID indexの長さを指示し、例えば、LCID indexの長さが3ビット、4ビット、5ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた論理チャンネルを順に含み、余分なビットは0に設定される。
10、バッファデータ情報であって、どのくらいのバッファデータ量が存在するかを示すものであり、ここで、バッファデータ量は、LCGを単位とするものであってもよいし、LCを単位とするものであってもよい。
11、報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報であって、現在のSCGにおいて報告されていないBSRが存在するか否かを指示するためのものである。
【0179】
例えば、index 66を用いてSCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を示してもよい。
【0180】
LCIDの値がindex 66に対応する場合、ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRがSCGの所定のフォーマットのBSRであると決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、SCG index、LCG、LC、バッファデータ等の情報を取得することにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0181】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、下記の1から4のうちのいずれか1つを含む。
【0182】
1、MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、リザーブビットはターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示す。
【0183】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、リザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0184】
又は、リザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、リザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0185】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0186】
2、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットのうちのいずれか1つはターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示す。
【0187】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、第1のリザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0188】
又は、第1のリザーブビットRが0である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRであることを示し、第1のリザーブビットRが1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRではないことを示してもよい。
【0189】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの第1のリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いてネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0190】
3、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットのうちの一方はターゲットBSRがSCGのBSRであるか否かを示し、他方はターゲットBSRがMCGのBSRであるか否かを示す。
【0191】
この場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
SCGのBSRのフォーマット及び/又はMCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
SCGのBSRのフォーマット及びMCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含んでもよい。
【0192】
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1であり、且つMCGのBSRを示す第2のリザーブビットRも1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRもMCGのBSRも含むことを示すことができ、この時点でMACサブヘッダにはロングBSRであることを指示す1つのターゲットLCIDのみが含まれる場合、SCGのBSRとMCGのBSRはいずれもロングBSRであることを示す。
【0193】
BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダのうちSCGのBSRを示す第1のリザーブビットRが1であり、且つMCGのBSRを示す第2のリザーブビットRも1である場合、ターゲットBSRがSCGのBSRもMCGのBSRも含むことを示すことができ、この時点でMACサブヘッダにはSCGのBSRがロングBSRであること、及びMCGのBSRがショートBSRであることをそれぞれ指示す2つのターゲットLCIDが含まれる場合、この時点でSCGのBSRはロングBSRであり、且つMCGのBSRはショートBSRである。
【0194】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの第1のリザーブビット及び第2のリザーブビットの値により、ターゲットBSRがSCGのBSR及び/又はMCGのBSRであるか否かを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0195】
4、MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、2つのリザーブビットは、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示すためのSCG indexを示し、
例えば、BSR MAC CEが位置するMACサブPDUのMACサブヘッダにおける2つのリザーブビットRの値が01である場合、ターゲットBSRがindex=01であるSCGのBSRであることを示すことができる。
【0196】
ネットワーク機器は、ターゲットBSRを受信した後、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダの2つのリザーブビットの値により、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを決定することができる。続いて、ネットワーク機器は、ターゲットBSRにおける情報を読み取って、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを知ることにより、どのSCGベアラにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定する。
【0197】
ここで、上記のターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0198】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、BSRの関連情報(LCID、eLCID及びリザーブビット等)に対して対応する設定を行うことにより、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現することができ、既存のネットワークに対する低コスト且つ高効率な改造を実現することができる。
【0199】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB識別情報を含み、当該DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、ここで、bitmapは、下記の1から4のうちのいずれか1つを含む。
【0200】
1、全てのMCGのID及び全てのSCGのID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の全てのDRBのbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0201】
2、SCGにおけるRLCベアラのDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0202】
3、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0203】
4、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDを指示するbitmapを読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0204】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、下記の1から3のうちのいずれか1つである。
【0205】
1、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、DRB IDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0206】
2、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではなく、当該DRB IDはDRB IDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラではないDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0207】
3、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含み、当該DRB IDはDRB IDリスト等の形式をとることができるDRB ID
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つRLCベアラがスプリットベアラである場合、RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDを指示するリスト情報を読み取ることにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0208】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
論理チャンネル識別情報は、下記の1から3のうちのいずれか1つを満たす。
【0209】
1、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラがスプリットベアラである場合、ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含む。
【0210】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラがスプリットベアラである場合、ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0211】
2、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはスプリットベアラではない。
【0212】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはスプリットベアラではないことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0213】
3、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではない。
【0214】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことを指示するbitmap情報又はLCIDリストを読み取ることにより、どのLCにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0215】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0216】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報ク情報を指示するbitmap情報又はLCG IDリストを読み取ることにより、どのLCGにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができ、それにより、どのDRBにおいて伝送されるべきデータを有するかを決定することができる。
【0217】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0218】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を読み取ることにより、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを決定することができる。
【0219】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットRRCシグナリングを含む場合、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0220】
オプションとして、ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含むとともに、DRB情報、LC情報、LCG情報、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報のうちのいずれか1つをさらに含んでもよい。
【0221】
ネットワーク機器は、ターゲットRRCシグナリングを受信した後、その中の、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を読み取り、又はその中の、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報と、DRB情報、LC情報、LCG情報及びSCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報のうちのいずれか1つと、を読み取ることにより、SCGにおける伝送されるべきデータの具体的なサイズ情報を決定することができる。
【0222】
本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法は、RRCシグナリングの関連情報(DRB識別情報、論理チャンネル識別情報、論理チャンネルグループ識別情報、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報及びSCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報等)に対して対応する設定を行うことにより、端末がSCG側のバッファデータ状態情報を指示する機能を実現することができ、既存のネットワークに対する低コスト且つ高効率な改造を実現することができる。
【0223】
本開示の実施形態に係る技術案は、様々なシステム、特に5Gシステムに適用可能である。例えば、適用可能なシステムは、グローバル移動通信(GSM:global system of mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)システム、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:time division duplex)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A:long term evolution advanced)システム、ユニバーサル移動システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、ワイマックス(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access)システム、5Gニューラジオ(NR:New Radio)システムなどがある。これらの各種のシステムには何れも、端末機器とネットワーク機器が含まれる。システムには、例えば進化したパケットシステム(EPS:Evloved Packet System)、5Gシステム(5GS)などのコアネットワーク部分も含まれ得る。
【0224】
本開示の実施形態に係る端末機器は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理装置などであってもよい。異なるシステムでは、端末機器の名前が異なる場合もあり、例えば、5Gシステムでは、端末機器はユーザ装置(UE:User Equipment)と呼ぶことができる。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(CN:Core Network)と通信することができ、無線端末機器は、例えば携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ぶ)や移動端末機器を有するコンピュータのような移動端末機器であってもよく、例えば、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵、又は車載の移動装置であり、これらは、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(PCS:Personal Communication Service)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiated Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)などのデバイスが挙げられる。無線端末機器は、システム、利用者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)と呼ぶこともでき、本開示の実施形態では限定されない。
【0225】
本開示の実施形態に係るネットワーク機器は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる基地局であってもよい。具体的な応用場面に応じて、基地局は、アクセスポイントとも呼ばれてもよく、アクセスネットワークにおいてエアインターフェース上で1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信するデバイスであってもよく、又はその他の名前であってもよい。ネットワーク機器は、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして、受信したエアフレームとインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)パケットを互いに交換するために使用することができ、ここで、アクセスネットワークの残りの部分はインターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含んでもよい。ネットワーク機器はまた、エアインターフェースの属性管理を調整することができる。例えば、本開示の実施形態に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム(GSM:Global System for Mobile communications)又は符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)におけるネットワーク機器(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wide-band Code Division Multiple Access)におけるネットワーク機器(NodeB)であってもよく、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システムにおける進化型ネットワーク機器(eNB又はe-NodeB:evolutional Node B)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよく、ホーム進化基地局(HeNB:Home evolved Node B)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施形態では限定されない。一部のネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット(CU:centralized unit)ノードと分布ユニット(DU:distributed unit)ノードとを含んでもよく、集中ユニットと分布ユニットは地理的に分離して配置されてもよい。
【0226】
ネットワーク機器と端末機器との間は、1つ又は複数のアンテナをそれぞれ用いてマルチ入力マルチ出力(MIMO:Multi Input Multi Output)伝送を行うことができ、MIMO伝送は、シングルユーザMIMO(SU-MIMO:Single User MIMO)又はマルチユーザMIMO(MU-MIMO:Multiple User MIMO)であってもよい。アンテナの組み合わせの形態及び数量によって、MIMO伝送は、2D-MIMO、3D-MIMO、FD-MIMO又はmassive-MIMOであってもよく、ダイバーシティ伝送又はプリコーディング伝送又はビームフォーカシング伝送等であってもよい。
【0227】
図6は、本開示の実施形態に係るネットワーク機器の構造の概略図である。
図6を参照すると、本開示の実施形態は、メモリ610、送受信機620、プロセッサ630をを含み得るネットワーク機器を提供する。
【0228】
メモリ610は、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、送受信機620は、前記プロセッサ630の制御下でデータを送受信するためのものであり、プロセッサ630は、前記メモリ610におけるコンピュータプログラムを読み取って、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信することを含む操作を実行するためのものであり、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0229】
ここで、
図6において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ630によって代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ610によって代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、例えば周辺デバイス、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらはすべて当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機620は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々なデバイスと通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。プロセッサ630は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ610は、プロセッサ630が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0230】
プロセッサ630は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0231】
プロセッサ630は、メモリ610に記憶されているコンピュータプログラムを呼び出することにより、取得された実行可能な命令に従って本開示の実施形態に係るいずれかの上記の方法を実行するためのものである。プロセッサ630とメモリ610は物理的に分離して配置されてもよい。
【0232】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、1つのターゲットLCID値は前記SCGのBSRの1つのフォーマットに対応し、前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちのいずれか1つを含む。
【0233】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0234】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0235】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0236】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0237】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0238】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0239】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0240】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0241】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0242】
1つの実施形態において、前記プロセッサ630は、
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数をさらに実行するためのものであり、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものである。
【0243】
図7は、本開示の実施形態に係る端末の構造の概略図である。
図7を参照すると、本開示の実施形態は、メモリ710、送受信機720、プロセッサ730をを含み得る端末を提供する。
【0244】
メモリ710は、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、送受信機720は、前記プロセッサ730の制御下でデータを送受信するためのものであり、プロセッサ730は、前記メモリ710におけるコンピュータプログラムを読み取って、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含む操作を実行するためのものであり、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0245】
ここで、
図7において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ730によって代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ710によって代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、周辺デバイス、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらはすべて当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機720は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々なデバイスと通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース740は、必要な機器に外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、それらに限定されない。
【0246】
プロセッサ730は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ710は、プロセッサ730が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0247】
選択的に、プロセッサ730は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサ730は、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0248】
プロセッサ730は、メモリ710に記憶されているコンピュータプログラムを呼び出することにより、取得された実行可能な命令に従って本開示の実施形態に係るいずれかの上記の方法を実行するためのものである。プロセッサ730とメモリ710は物理的に分離して配置されてもよい。
【0249】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【0250】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0251】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0252】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0253】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0254】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0255】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0256】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0257】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0258】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0259】
図8は、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置の構造の概略図その1である。
図8を参照すると、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置は、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信するように構成される受信モジュール810を含むことができ、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0260】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【0261】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0262】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0263】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0264】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0265】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0266】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0267】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0268】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0269】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0270】
1つの実施形態において、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置は、
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行するように構成される処理モジュール(図示せず)をさらに含んでもよく、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものである。
【0271】
図9は、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置の構造の概略図その2である。
図9を参照すると、本開示の実施形態に係るセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置は、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定するように構成される決定モジュール910と、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信するように構成される送信モジュール920と、を含んでもよく、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0272】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGのBSRのフォーマットに対応するターゲットLCID値を含み、
前記SCGのBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【0273】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値に対応するターゲットLCID値であって、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するターゲットLCID値を含み、
ここで、前記SCGの所定のフォーマットのBSRに対応するBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0274】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを含み、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【0275】
1つの実施形態において、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0276】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0277】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含む。
【0278】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たす。
【0279】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表される。
【0280】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含む。
【0281】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものである。
【0282】
なお、本開示の実施形態に係る上記装置は、上述した方法の実施形態が実現するすべての方法のステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができ、ここでは、本実施形態における上記の方法の実施形態と同じ部分及び有益効果の詳細は省略する。
【0283】
なお、本開示の実施形態においてユニットに対する分割は、模式的なものであり、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実現では他の分割方式があり得る。また、本開示の各実施形態において各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は各ユニットが単独で物理的に存在するか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現することができ、ソフトウェア機能のユニットの形で実現することもできる。
【0284】
上記の統合されたユニットは、ソフトウェア機能のユニットの形で実現し、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、その本質、又は先行技術に寄与する部分、又は当該技術手段の全て又は一部が、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、本開示の各実施形態に記載の方法のすべて又は一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0285】
他方、本開示の実施形態は、プロセッサに上述した各実施形態によって提供される方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記方法は、例えば、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信することを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。又は、
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0286】
前記プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサがアクセスできる任意の利用可能な媒体又はデータ記憶デバイスであってもよく、磁気メモリ(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(MO)等)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVD等)、半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートドライブ(SSD))等を含むが、それらに限定されない。
【0287】
当業者には理解されるように、本開示の実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得る。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態を採用することができる。そして、本開示は、コンピュータで利用可能なプログラムコードが含まれている1つ又は複数のコンピュータで利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリ等を含むが、それらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0288】
本開示は、本開示の実施形態による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら説明するものである。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能な命令により実現できることは理解されるべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令は、1つのマシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込型プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するための手段が生成される。
【0289】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で作動させることができるプロセッサ可読メモリに記憶されて、当該プロセッサ可読メモリに記憶されている命令によって命令手段を含む製品を生成させることもできる。当該命令手段は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する。
【0290】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされて、コンピュータで実現される処理を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで一連の操作ステップを実行させることもできる。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで実行される命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー、及び/又は、ブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0291】
無論、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に対して様々な変更及び修正を行うことができる。このように、本開示のこれらの変更及び修正が、本開示の特許請求の範囲及びその均等な技術的範囲内に含まれる場合、本開示は、これらの変更及び修正を含むことも意図する。
【符号の説明】
【0292】
610 メモリ
620 送受信機
630 プロセッサ
710 メモリ
720 送受信機
730 プロセッサ
740 ユーザインターフェース
810 受信モジュール
910 決定モジュール
920 送信モジュール
【手続補正書】
【提出日】2024-02-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
ここで、前記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
ここで、1つのターゲットLCID値はBSRの1つのフォーマットに対応し、BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちのいずれか1つを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するBSR MAC CEが位置するMAC subPDUヘッダにおけるLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
ここで、BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含み得る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR MAC CEであることを満たしてもよく、前記BSR MAC CEは、下記の1から11のうちの1つ又は複数を含み得る。
1、SCG index(インデックス)であって、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを示すものである。
2、LCG bitmap(ビットマップ)であって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCGを表す。
3、LCG IDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG IDである。
4、LCIDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCIDである。
5、LCID bitmapであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCID bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCを表す。
6、LCID index bitmapであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、即ち、bitmapの8ビットの最初の6ビットはLCID5/6/7/8/9/31をそれぞれ示し、最後の2ビットはナル又は0であってもよく、その後に伝送されるべきデータを有する各LCIDのバッファサイズに順に対応する。
7、LCID indexであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがDRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、index0,1,2,3,4,5を記録する。
8、LCID bitmap長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID bitmapの長さを指示し、例えば、LCID bitmapの長さが8ビット、16ビット、32ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられたLCを順に含み、余分なビットは0に設定される。
9、LCID index長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID indexの長さを指示し、例えば、LCID indexの長さが3ビット、4ビット、5ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた論理チャンネルを順に含み、余分なビットは0に設定される。
10、バッファデータ情報であって、どのくらいのバッファデータ量が存在するかを示すものであり、ここで、バッファデータ量は、LCGを単位とするものであってもよいし、LCを単位とするものであってもよい。
11、報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報であって、現在のSCGにおいて報告されていないBSRが存在するか否かを指示するためのものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0093】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、下記の1から4のうちのいずれか1つを満たす。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0148】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するBSR MAC CEが位置するMAC subPDUヘッダにおけるLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たしてもよく、
ここで、BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含み得る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR MAC CEであることを満たしてもよく、前記BSR MAC CEは、下記の1から11のうちの1つ又は複数を含み得る。
1、SCG index(インデックス)であって、ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを示すものである。
2、LCG bitmap(ビットマップ)であって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCGを表す。
3、LCG IDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCG IDである。
4、LCIDであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCIDである。
5、LCID bitmapであって、SCGにおいて伝送されるべきデータを有することを示すLCID bitmapであり、ここで、1bitは1つのLCを表す。
6、LCID index bitmapであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、即ち、bitmapの8ビットの最初の6ビットはLCID5/6/7/8/9/31をそれぞれ示し、最後の2ビットはナル又は0であってもよく、その後に伝送されるべきデータを有する各LCIDのバッファサイズに順に対応する。
7、LCID indexであって、ここで、LCID indexは、対応するLCIDを識別するためのものであり、例えば、SCGにおいて5/6/7/8/9/31のLCID/drbIDのみがDRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた場合、プリセットされた順番、例えば、LCIDのサイズの順番に従ってソートされて符号化され、index=0はLCID5に対応し、index=1はLCID6に対応し、index=2はLCID7に対応し、index=3はLCID8に対応し、index=4はLCID9に対応し、index=5はLCID31に対応し、index0,1,2,3,4,5を記録する。
8、LCID bitmap長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID bitmapの長さを指示し、例えば、LCID bitmapの長さが8ビット、16ビット、32ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられたLCを順に含み、余分なビットは0に設定される。
9、LCID index長さ指示情報であって、ここで、当該指示情報は、LCID indexの長さを指示し、例えば、LCID indexの長さが3ビット、4ビット、5ビット等であってもよいことを指示する。ここで、DRB又は上り伝送のRLCベアラと関連付けられた論理チャンネルを順に含み、余分なビットは0に設定される。
10、バッファデータ情報であって、どのくらいのバッファデータ量が存在するかを示すものであり、ここで、バッファデータ量は、LCGを単位とするものであってもよいし、LCを単位とするものであってもよい。
11、報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報であって、現在のSCGにおいて報告されていないBSRが存在するか否かを指示するためのものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0181
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0181】
1つの実施形態において、ターゲット情報がターゲットBSRを含む場合、ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、下記の1から4のうちのいずれか1つを満たす。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0232
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0232】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
ここで、1つのターゲットLCID値は前記BSRの1つのフォーマットに対応し、前記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちのいずれか1つを含む。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0233
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0233】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0234
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0234】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0249
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0249】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
前記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0250
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0250】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0251
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0251】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0260】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
前記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0261
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0261】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0262
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0262】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0272
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0272】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
前記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0273
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0273】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0274
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0274】
1つの実施形態において、前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つである。
【手続補正25】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定することと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信することと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とするセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項2】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応する論理チャンネルID LCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値
を使用し、異なるLCID値が異なるターゲットBSRに対応し、前記異なるターゲットBSRに対応するBSRのフォーマットが異なることを満たし、
ここで、前
記BSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット及びロングトランケートフォーマットのうちの1つ又は複数を含
み、
又は、
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するLCIDは、
前記ターゲットBSRに対応するLCIDが予約されたCodepoint及び/又はIndexのパラメータ値を使用し、前記ターゲットBSRが所定のフォーマットを採用したBSR媒体アクセス制御MAC制御ユニットCEであることを満たし、前記BSR MAC CEは、
SCGインデックスindexと、
論理チャンネルグループLCGビットマップbitmapと、
LCG IDと、
LCIDと、
LCID bitmapと、
LCID index bitmapと、
LCID indexと、
LCID bitmap長さ指示情報と、
LCID index長さ指示情報と、
バッファデータ情報と、
報告されていないBSRが存在するか否かの指示情報と、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項3】
前記ターゲット情報が前記ターゲットBSRを含む場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダのリザーブビットは、
前記MACサブヘッダが1つのリザーブビットを含む場合、前記リザーブビットは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちのいずれか1つは、前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示すことと、
前記MACサブヘッダが2つのリザーブビットを含む場合、前記2つのリザーブビットはSCG indexを示し、前記SCG indexは前記ターゲットBSRがどのSCGのBSRであるかを指示するためのものであることと、のうちのいずれか1つを
満たし、
ここで、前記ターゲットBSRのフォーマットは、ショートフォーマット、ロングフォーマット、ショートトランケートフォーマット、ロングトランケートフォーマット及び所定のフォーマットのうちのいずれか1つであることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項4】
前記2つのリザーブビットのうちの一方は前記ターゲットBSRが前記SCGのBSRであるか否かを示し、他方は前記ターゲットBSRが前記MCGのBSRであるか否かを示す場合、前記ターゲットBSRに対応するMACサブヘッダは、
前記SCGのBSRのフォーマット及び/又は前記MCGのBSRのフォーマットを指示するための1つのターゲットLCIDと、
前記SCGのBSRのフォーマット及び前記MCGのBSRのフォーマットをそれぞれ指示するための2つのターゲットLCIDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項
3に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項5】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するデータ無線ベアラDRB識別情報を含み、前記DRB識別情報はbitmapの方式によって表され、
前記bitmapは、
全てのMCGのID及び全てのSCGのIDと、
SCGにおける無線リンク制御RLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項6】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有するDRB IDを含み、前記DRB IDは、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラはスプリットベアラではないDRB IDと、
SCGにおけるRLCベアラのDRB IDであって、且つ前記RLCベアラがスプリットベアラである場合、前記RLCベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むDRB IDと、のうちのいずれか1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項7】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネル識別情報を含み、前記論理チャンネル識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCIDリストの方式によって表され、
前記論理チャンネル識別情報は、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラがスプリットベアラである場合、前記ベアラはメインパスがSCGにあるスプリットベアラのみを含むことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはスプリットベアラではないことと、
前記論理チャンネル識別情報はベアラを含み、且つ前記ベアラはメインパスがMCGにあるスプリットベアラではないことと、のうちのいずれか1つを満たすことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項8】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する論理チャンネルグループ識別情報を含み、前記論理チャンネルグループ識別情報は、bitmapの方式によって表され、又はLCG IDリストの方式によって表されることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項9】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含むことを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項10】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズ情報を含み、
ここで、SCGにおける伝送されるべきデータのサイズは、DRBごと、LCごと、LCGごと、SCGごとのうちのいずれか1つを単位とするものであることを特徴とする
請求項1に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項11】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信することを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項12】
前記ターゲット情報に基づいて、
前記MCG及び/又は前記SCGに対してターゲットベアラを再設定することと、
前記SCGをアクティブ化することと、のうちの1つ又は複数を実行することをさらに含み、
ここで、前記ターゲットベアラは、前記SCGのバッファデータ状態情報に対応するデータを送信するためのものであることを特徴とする
請求項
11に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送方法。
【請求項13】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態であることを決定するように構成される決定モジュールと、
マスターセルグループMCGを介してターゲット情報をネットワーク機器に送信するように構成される送信モジュールと、を含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とするセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項14】
前記ターゲット情報が前記ターゲットRRCシグナリングを含む場合、前記ターゲットRRCシグナリングは、SCGにおいて伝送されるべきデータを有する指示情報を含むことを特徴とする
請求項13に記載のセカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【請求項15】
セカンダリーセルグループSCGが非アクティブ化状態である場合、端末からマスターセルグループMCGを介して送信されたターゲット情報を受信するように構成される受信モジュールを含み、前記ターゲット情報は、前記SCGのバッファデータ状態情報を指示するためのものであり、
ここで、前記ターゲット情報は、
ターゲットバッファ状態報告BSRと、
ターゲット無線リソース制御RRCシグナリングと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする
セカンダリーセルグループのバッファデータ状態情報伝送装置。
【国際調査報告】