(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-26
(54)【発明の名称】森林資源一枚地図成果品質検査方法、システム及びクラウドプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20240101AFI20240719BHJP
【FI】
G06Q50/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508110
(86)(22)【出願日】2022-07-16
(85)【翻訳文提出日】2024-04-03
(86)【国際出願番号】 CN2022106138
(87)【国際公開番号】W WO2023016190
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110920663.5
(32)【優先日】2021-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518377975
【氏名又は名称】成都市農林科学院
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU ACADEMY OF AGRICULTURAL AND FORESTRY SCIENCES
(71)【出願人】
【識別番号】522417786
【氏名又は名称】四川省林業和草原調査規劃院(四川省林業和草原生態環境監測中心)
【氏名又は名称原語表記】SICHUAN PROVINCIAL INSTITUTE OF FORESTRY AND GRASSLAND INVENTORY AND PLANNING (SICHUAN FORESTRY AND GRASSLAND ECOLOGICAL ENVIRONMENT MONITORING CENTER)
(71)【出願人】
【識別番号】522417797
【氏名又は名称】四川省林業勘察設計研究院有限公司
【氏名又は名称原語表記】SICHUAN FORESTRY SURVEY, DESIGN AND RESEARCH INSTITUTE CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】廖興勇
(72)【発明者】
【氏名】肖前剛
(72)【発明者】
【氏名】王勇軍
(72)【発明者】
【氏名】高飛
(72)【発明者】
【氏名】李娜娜
(72)【発明者】
【氏名】田穎沢
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC35
(57)【要約】
本発明は、森林資源一枚地図成果品質検査方法、システム及びクラウドプラットフォームに関し、データ処理過程に基づいて提出と検査を行い、県レベルはいつでも提出し、省レベルはいつでもまとめて検査を行い、しかも検査作業はワークフローによって段階的に行われ、前段階の作業が正しいことを保証した上で次のステップの作業を展開し、エラーを萌芽状態に是正し、県レベルの操作と省レベルの検査の繰り返しを回避し、時効性が大幅に向上させ、同時に県レベル成果を省レベル集約データベースに集中的にまとめ、省レベルは全省がまとめて一枚地図の成果に対して集中的に検査し、一回の検査は全省に対する検査を完成でき、検査効率が大幅に向上させ、しかもすべての提出からキー部分の提出に変わり、システムのストレージとネットワークのストレスを大幅に軽減させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のステップは、具体的には、
(1)行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベース及び森林資源ファイルデータベースを少なくとも含む省レベル集約データベースを構築する、ステップと、
(2)県レベルユーザーは行政区画データベースを形成し、形成された行政区画データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(3)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに行政区画データベースを提出する、ステップと、
(4)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の行政区画データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(2)~(3)を実行するように要求し、全省の行政区画データが一枚地図を形成する、ステップと、
(5)県レベルユーザーは森林監督データベースを形成し、形成された森林監督データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(6)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林監督データベースを提出する、ステップと、
(7)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林監督データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(5)~(6)を実行するように要求し、全省の森林監督データが一枚地図を形成する、ステップと、
(8)県レベルユーザーは森林資源現状データベースと森林資源変化データベースを形成し、形成された森林資源現状データベースと森林資源変化データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(9)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林資源変化データベースの中の変化原因が0でない変化ポリゴンを提出する、ステップと、
(10)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林資源変化データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(8)~(9)を実行するように要求し、全省の森林資源変化データが一枚地図を形成する、ステップと、
(11)省レベルユーザーは森林資源変化データベースを統計し、各県の前後期データ変化を比較し、比較分析成果をエクスポートし、全省森林資源変化データベースの中の各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、もしそうであれば、異常変化がある県レベル単位リストと異常変化内容をエクスポートし、そして異常変化がないまで異常変化がある県レベル単位にステップ(8)~(10)を実行し、品質検査を完了するよう要求する、ステップと、
(12)県レベルユーザーはすべての成果データベースをエクスポートし、省レベルに報告する、ステップと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項2】
前記ステップ(3)、ステップ(6)及びステップ(9)において、県レベルユーザーはネットワークを介して省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースに現在の県コードのデータが既に存在するかどうかを判断し、そうであれば、削除してから県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを直接に挿入する
ことを特徴とする請求項1に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項3】
前記ステップ(4)においては、全省行政区画データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(7)においては、全省森林監督データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(10)においては、全省森林資源変化データベースでは属性論理エラーに対して検査を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項4】
前記ステップ(11)において、全省森林資源変化データベースにおける各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、前記異常変化は地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタ値を無根拠に調整する
ことを特徴とする請求項1-3のいずれか1項に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項5】
前記行政区画データベースの論理構造は、OBJECTID、shape、省、県、郷、村、局、場、作業区、林班を含み、
前記森林資源現状データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、県、郷、村、局、場、作業区、林班、小班、細班、小地名、林地所有権、林地使用権、林木所有権、林木使用権、権利者名称、林権証番号、地類、土地利用現状地類、土地管理タイプ、植生カバータイプ、林木種類、面積、起源、森林カテゴリ、事権等級、天然林保護区域公益林かどうか、国家公益林等級、プロジェクト類別、生態エリア、所属エリア、エリア名称、エリア説明、自然度、群落構造、更新等級、健康等級、有害生物、災害種類、危害程度、退化タイプ、退化程度、湿地タイプ、立地タイプ、立地等級、造林タイプ、経営タイプ、経営意見、地形の位置、アスペクト、勾配位置、勾配、高度、アクセス可能度、土壌、土壌層厚さ、腐植質厚さ、テクスチャ、母質、砂礫含有量、土壌構造、土壌湿度、PH、緊密度、排水状況、浸食状況、優勢樹種、樹種構成、郁閉度、年齢、年齢グループ、平均胸径、平均樹高、ヘクタール蓄積、ヘクタール当たり植物数、樹種構造、林地品質等級、補足林地かどうか、林地保護等級、林地機能パーティション、主体機能区を含み、
前記森林監督データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、判読変化ポリゴン番号、補足ポリゴン番号、省、県、郷、村、林業局、林場、林班、横座標、縦座標、判読ポリゴン面積、判読変化原因、確認細班番号、森林資源変化ベースポリゴン、林地管理単位、変化原因、変化期間、プロジェクト名称、プロジェクト用途、検査文番号、検査年度、検査面積、実際変更の林地用途面積、実際変更の林地用途面積中の自然保護地面積、自然保護地名称、自然保護地レベル及びタイプ、前期森林資源管理「一枚地図」地類、認定前地類、第三回全国国土調査中の林地面積、前期森林資源管理「一枚地図」森林カテゴリ、前期森林資源管理「一枚地図」事権等級、前期森林資源管理「一枚地図」国家公益林等級、使用林地性質、前期森林資源管理「一枚地図」起源、林木伐採ライセンス発行状況、林木伐採ライセンス番号、実際伐採面積、実際伐採蓄積、実際伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンス超え伐採蓄積、ライセンス超え伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンスなし伐採蓄積、ライセンスなし伐採植物数、備考、調査レベル、調査単位、調査員、現状地類を含み、
前記森林資源変化データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、QQ _ OBJECTID、XZ _ OBJECTID、DC _ OBJECTID、省、県、郷、村、局、場、作業区、林班、Q _小班、Q _地類、Q _林地所有権、Q _林地使用権、Q _起源、Q _林種、Q _優勢樹種、Q _年齢グループ、Q _鬱閉度、Q _ヘクタール当たり植物数、Q _ヘクタール蓄積、Q _森林カテゴリ、Q _公益林事権、Q _公益林等級、Q _林地保護等級、Q _土地管理タイプ、XZ _小班、XZ _地類、XZ _林地所有権、XZ _林地使用権、XZ _起源、XZ _林種、XZ _優勢樹種、XZ _年齢グループ、XZ _鬱閉度、XZ _ヘクタール当たり植物数、XZ _ヘクタール蓄積、XZ _森林カテゴリ、XZ _公益林事権、XZ _公益林等級、XZ _林地保護等級、XZ _土地管理タイプ、DC _判読ポリゴン番号、DC _補足ポリゴン番号、DC _判読変化原因、DC _現状地類、DC _変化原因、DC _前地類、DC _認定前地類、DC _前起源、DC _前森林カテゴリ、DC _前事権等級、DC _前公益林等級、DC _使用林地性質、DC _ライセンス発行状況、変化面積、変化原因、変化時間、変化根拠、変更備考を含み、
前記森林資源ファイルデータベースは、建設プロジェクト使用林地データベース、林木伐採データベース、造林更新データベース、自然災害データベース、林業事件データベースが含まれるが、これらに限定されなく、データベース論理は実際の必要に応じて制定される、
この中で、OBJECTIDはオブジェクトの固有識別子を表し、shapeは図形を表す
ことを特徴とする請求項1-3のいずれか1項に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項6】
請求項1-5のいずれか1項に記載の森林資源一枚図成果品質検査方法を実行するために使用され、県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、
前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、以下には、
県レベルユーザーが要求に応じてローカルデータをインポートし、ローカルデータは少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースを含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複と空隙検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、多部品検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
今期完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班(Compartment)界乗り越え検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査、林分ファクタ検査を含み、
森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために使用される森林資源変化データベース検査モジュールと、少なくとも森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
地元の県レベル森林資源年度更新アプリケーションにおける行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースをインターネットを介して報告してまとめて省レベル集約データーベースの行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースに入るために使用される森林資源一枚地図成果報告モジュールと、を含み、
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、
省レベルユーザーに省レベル集約データベース作成機能を提供し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルのアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに使用権限を付与するために使用される省レベル集約データベース作成モジュールと、
県レベルが提出されたデータ報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースに申請単位の成果データがすでに存在するかどうかを確認し、そうである場合は、削除してから集約を挿入する一方、そうでない場合は、集約を直接に挿入するために使用される省レベル集約データベース集約モジュールと、
省レベルユーザーに行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベース検査機能を提供するために使用される省レベル集約データベース検査モジュールと、
省レベルユーザーに森林資源変化データベースの比較統計分析機能を提供し、県レベル単位の変化前後の地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタの変化面積を統計するために使用される省レベル集約データベース比較分析モジュールと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査システム。
【請求項7】
請求項6に記載の森林資源一枚地図成果品質検査システムを配備し、以下は、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される県レベルユーザー側と、
省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載される省レベルクラウドサーバー側と、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムのために計算、ストレージ、ネットワーク通信及びシステム運行能力のサポートを提供するために使用されるベースクラウドプラットフォームと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項8】
前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される各種PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCを含む県レベルユーザー側は、県レベルユーザーにアプリケーション作成・データインポート機能、行政区画データベース検査機能、森林監督データベース検査機能、森林資源現状データベース検査機能、森林資源変化データベース検査機能、森林資源一枚地図成果報告機能を提供する
ことを特徴とする請求項7に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項9】
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行のために計算、ストレージ、ネットワーク能力を提供するサーバー、ワークステーション、または仮想マシンを含む省レベルクラウドサーバー側は、ユーザーに省レベル集約データベース作成機能、省レベル集約データベース検査機能、省レベル集約データベース集約機能、及び省レベル集約データベース比較分析機能を提供し、この中で、サーバー、ワークステーション、または仮想マシンが、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行をサポートするために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームが配置され、前記仮想マシンのプラットフォーム能力は、ベースクラウドプラットフォームによって提供される
ことを特徴とする請求項8に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項10】
前記ベースクラウドプラットフォームは、コンピューティングリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイ、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームの上にオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアが配置されるアプリケーションプラットフォームが含まれるが、これらに限定されない
ことを特徴とする請求項9に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地理空間データの計算、識別、処理技術分野に属し、具体的には森林資源一枚地図成果品質検査方法、システム及びクラウドプラットフォームに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、森林資源一枚地図年度更新は省・県の2レベルの更新を採用し、県レベルの単位は森林資源変化データベースの成果を完成した後、省レベルの検査部門に集中的に報告し、県レベルの成果が省レベルに報告する時、ハードディスクコピー方式を採用して完成する。森林資源一枚地図の更新成果はすべて地理空間データベースであるため、地理空間データの計算とストレージ数は多く、県レベルはC/Sアーキテクチャが独立に配置されたデスクトップソフトウェアを採用し、県レベルのデータに対して空間編集、属性品質検査、トポロジ分析と地理空間処理を完了する。省レベルの検査も同じデスクトップソフトウェアを使用して、県レベルが提出した成果に対して再びソフトウェアをインポートして検査ステップを繰り返し、不合格成果に対して合格するまで繰り返し検査し、最終的に全省森林資源一枚地図成果をまとめて形成する。
【0003】
上記の方案には、以下の欠陥がある。
【0004】
1、時効性が悪い。省レベルユーザーは、データを検査するには、県レベルがすべての作業を完了してから、成果を提出するまで待たなければならない。もしエラーが発見された場合は、県レベルの単位に修正した後に再検査する提示する必要があり、また、成果には複数の成果データベースと検査モジュールが構成されているため、早期のエラーにより全体の作業が再開されなければならない。
【0005】
2、作業が集中である。省レベルが県ごとのデータに対してライブラリ化して検査する必要があり、県が多い場合やデータ量が多い場合、省レベルでの作業ストレスは大きい。
【0006】
3、作業が重複である。県レベルはすでにすべての検査を完了し、合格したと考えている場合、省レベルは検査の角度から、県レベルの提出成果に信頼せず、依然としてすべての検査過程を繰り返す必要があるため、作業が重複で非効率になる。
【0007】
4、検査効果が悪い。検査時間が集中で、作業負荷が大きいため、省レベル検査は主にデータ空間トポロジー検査と属性論理検査などの基礎データ規範性検査部分に注目し、論理規則に符合するが、実際の作業の要求に符合しない突然変異、異常変化に対しての検査が弱い。また、各区・県のデータをすべて検査されてから、全省のデータ集約を行うことができ、全省の資源データの変化状況を統計し、分析することができるため、省レベル全体の変化が予期できない状況が現れやすい。
【0008】
5、ユーザーの体験が悪い。すべてのデータが面と向かって提出する必要があり、検査過程の時間が長いため、ユーザーは検査結果を長時間待たなければならない必要がある。
【0009】
以上のように、時効性が高く、検査効率が高く、検査品質が大幅に向上させる森林資源一枚地図成果品質検査方法、システム及びクラウドプラットフォームを提供することが急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、時効性が高く、検査効率が高く、検査品質が大幅に向上させる森林資源一枚地図成果品質検査方法、システム及びクラウドプラットフォームを提供することを目的とする。
【0011】
上記の目的は、以下の技術方案により実現される。
【0012】
以下のステップは、具体的には、
(1)行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベース及び森林資源ファイルデータベースを少なくとも含む省レベル集約データベースを構築する、ステップと、
(2)県レベルユーザーは行政区画データベースを形成し、形成された行政区画データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(3)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに行政区画データベースを提出する、ステップと、
(4)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の行政区画データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(2)~(3)を実行するように要求し、全省の行政区画データが一枚地図を形成する、ステップと、
(5)県レベルユーザーは森林監督データベースを形成し、形成された森林監督データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(6)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林監督データベースを提出する、ステップと、
(7)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林監督データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(5)~(6)を実行するように要求し、全省の森林監督データが一枚地図を形成する、ステップと、
(8)県レベルユーザーは森林資源現状データベースと森林資源変化データベースを形成し、形成された森林資源現状データベースと森林資源変化データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(9)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林資源変化データベースの中の変化原因が0でない変化ポリゴンを提出する、ステップと、
(10)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林資源変化データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(8)~(9)を実行するように要求し、全省の森林資源変化データが一枚地図を形成する、ステップと、
(11)省レベルユーザーは森林資源変化データベースを統計し、各県の前後期データ変化を比較し、比較分析成果をエクスポートし、全省森林資源変化データベースの中の各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、もしそうであれば、異常変化がある県レベル単位リストと異常変化内容をエクスポートし、そして異常変化がないまで異常変化がある県レベル単位にステップ(8)~(10)を実行し、品質検査を完了するよう要求する、ステップと、
(12)県レベルユーザーはすべての成果データベースをエクスポートし、省レベルに報告する、ステップと、を含む。
【0013】
更なる技術的手段は、前記ステップ(3)、ステップ(6)及びステップ(9)において、県レベルユーザーはネットワークを介して省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースに現在の県コードのデータが既に存在するかどうかを判断し、そうであれば、削除してから県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを直接に挿入する。
【0014】
更なる技術的手段は、前記ステップ(4)においては、全省行政区画データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(7)においては、全省森林監督データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(10)においては、全省森林資源変化データベースでは属性論理エラーに対して検査を行う。
【0015】
更なる技術的手段は、前記ステップ(11)において、全省森林資源変化データベースにおける各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、前記異常変化は地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタ値を無根拠に調整する。
【0016】
更なる技術的手段は、前記行政区画データベースの論理構造は、OBJECTID、shape、省、県、郷、村、局、場、作業区、林班を含み、
前記森林資源現状データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、県、郷、村、局、場、作業区、林班、小班、細班、小地名、林地所有権、林地使用権、林木所有権、林木使用権、権利者名称、林権証番号、地類、土地利用現状地類、土地管理タイプ、植生カバータイプ、林木種類、面積、起源、森林カテゴリ、事権等級、天然林保護区域公益林かどうか、国家公益林等級、プロジェクト類別、生態エリア、所属エリア、エリア名称、エリア説明、自然度、群落構造、更新等級、健康等級、有害生物、災害種類、危害程度、退化タイプ、退化程度、湿地タイプ、立地タイプ、立地等級、造林タイプ、経営タイプ、経営意見、地形の位置、アスペクト、勾配位置、勾配、高度、アクセス可能度、土壌、土壌層厚さ、腐植質厚さ、テクスチャ、母質、砂礫含有量、土壌構造、土壌湿度、PH、緊密度、排水状況、浸食状況、優勢樹種、樹種構成、郁閉度、年齢、年齢グループ、平均胸径、平均樹高、ヘクタール蓄積、ヘクタール当たり植物数、樹種構造、林地品質等級、補足林地かどうか、林地保護等級、林地機能パーティション、主体機能区を含み、
前記森林監督データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、判読変化ポリゴン番号、補足ポリゴン番号、省、県、郷、村、林業局、林場、林班、横座標、縦座標、判読ポリゴン面積、判読変化原因、確認細班番号、森林資源変化ベースポリゴン、林地管理単位、変化原因、変化期間、プロジェクト名称、プロジェクト用途、検査文番号、検査年度、検査面積、実際変更の林地用途面積、実際変更の林地用途面積中の自然保護地面積、自然保護地名称、自然保護地レベル及びタイプ、前期森林資源管理「一枚地図」地類、認定前地類、第三回全国国土調査中の林地面積、前期森林資源管理「一枚地図」森林カテゴリ、前期森林資源管理「一枚地図」事権等級、前期森林資源管理「一枚地図」国家公益林等級、使用林地性質、前期森林資源管理「一枚地図」起源、林木伐採ライセンス発行状況、林木伐採ライセンス番号、実際伐採面積、実際伐採蓄積、実際伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンス超え伐採蓄積、ライセンス超え伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンスなし伐採蓄積、ライセンスなし伐採植物数、備考、調査レベル、調査単位、調査員、現状地類を含み、
前記森林資源変化データベースの論理構造は、OBJECETID、shape、QQ _ OBJECTID、XZ _ OBJECTID、DC _ OBJECTID、省、県、郷、村、局、場、作業区、林班、Q _小班、Q _地類、Q _林地所有権、Q _林地使用権、Q _起源、Q _林種、Q _優勢樹種、Q _年齢グループ、Q _鬱閉度、Q _ヘクタール当たり植物数、Q _ヘクタール蓄積、Q _森林カテゴリ、Q _公益林事権、Q _公益林等級、Q _林地保護等級、Q _土地管理タイプ、XZ _小班、XZ _地類、XZ _林地所有権、XZ _林地使用権、XZ _起源、XZ _林種、XZ _優勢樹種、XZ _年齢グループ、XZ _鬱閉度、XZ _ヘクタール当たり植物数、XZ _ヘクタール蓄積、XZ _森林カテゴリ、XZ _公益林事権、XZ _公益林等級、XZ _林地保護等級、XZ _土地管理タイプ、DC _判読ポリゴン番号、DC _補足ポリゴン番号、DC _判読変化原因、DC _現状地類、DC _変化原因、DC _前地類、DC _認定前地類、DC _前起源、DC _前森林カテゴリ、DC _前事権等級、DC _前公益林等級、DC _使用林地性質、DC _ライセンス発行状況、変化面積、変化原因、変化時間、変化根拠、変更備考を含み、
前記森林資源ファイルデータベースは、建設プロジェクト使用林地データベース、林木伐採データベース、造林更新データベース、自然災害データベース、林業事件データベースが含まれるが、これらに限定されなく、データベース論理は実際の必要に応じて制定される、
この中で、OBJECTIDはオブジェクトの固有識別子を表し、shapeは図形を表す。
【0017】
本発明は、上記の目的を実現するために、上記のいずれか1項の森林資源一枚図成果品質検査方法を実行するために使用され、県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、
前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、以下には、
県レベルユーザーが要求に応じてローカルデータをインポートし、ローカルデータは少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースを含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複と空隙検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、多部品検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
今期完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班(Compartment)界乗り越え検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査、林分ファクタ検査を含み、
森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために使用される森林資源変化データベース検査モジュールと、少なくとも森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
地元の県レベル森林資源年度更新アプリケーションにおける行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースをインターネットを介して報告してまとめて省レベル集約データーベースの行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースに入るために使用される森林資源一枚地図成果報告モジュールと、を含み、
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、
省レベルユーザーに省レベル集約データベース作成機能を提供し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルのアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに使用権限を付与するために使用される省レベル集約データベース作成モジュールと、
県レベルが提出されたデータ報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースに申請単位の成果データがすでに存在するかどうかを確認し、そうである場合は、削除してから集約を挿入する一方、そうでない場合は、集約を直接に挿入するために使用される省レベル集約データベース集約モジュールと、
省レベルユーザーに行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベース検査機能を提供するために使用される省レベル集約データベース検査モジュールと、
省レベルユーザーに森林資源変化データベースの比較統計分析機能を提供し、県レベル単位の変化前後の地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタの変化面積を統計するために使用される省レベル集約データベース比較分析モジュールと、を含む。
【0018】
本発明は、上記の目的を実現するために、上記の森林資源一枚地図成果品質検査システムを配備し、以下は、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される県レベルユーザー側と、
省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載される省レベルクラウドサーバー側と、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムのために計算、ストレージ、ネットワーク通信及びシステム運行能力のサポートを提供するために使用されるベースクラウドプラットフォームと、を含む。
【0019】
更なる技術的手段は、前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される各種PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCを含む県レベルユーザー側は、県レベルユーザーにアプリケーション作成・データインポート機能、行政区画データベース検査機能、森林監督データベース検査機能、森林資源現状データベース検査機能、森林資源変化データベース検査機能、森林資源一枚地図成果報告機能を提供する。
【0020】
更なる技術的手段は、前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行のために計算、ストレージ、ネットワーク能力を提供するサーバー、ワークステーション、または仮想マシンを含む省レベルクラウドサーバー側は、ユーザーに省レベル集約データベース作成機能、省レベル集約データベース検査機能、省レベル集約データベース集約機能、及び省レベル集約データベース比較分析機能を提供し、この中で、サーバー、ワークステーション、または仮想マシンが、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行をサポートするために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームが配置され、前記仮想マシンのプラットフォーム能力は、ベースクラウドプラットフォームによって提供される。
【0021】
更なる技術的手段は、前記ベースクラウドプラットフォームは、コンピューティングリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイ、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームの上にオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアが配置されるアプリケーションプラットフォームが含まれるが、これらに限定されない。
【0022】
従来技術と比較して、本発明は以下の利点を備える。
【0023】
1、結果検査から過程検査に変わり、時効性が大幅に向上させる。本発明は、元の県レベルがすべての提出を完了しなければならない後、省レベル部門は集中検査を開始することができ、データ処理過程に基づいて提出と検査を行い、県レベルはいつでも提出し、省レベルはいつでもまとめて検査を行い、しかも検査作業は作業フローによって段階的に行い、前段階の作業が正しいことを保証した上で次のステップの作業を展開し、エラーを萌芽状態に是正し、県レベルの操作と省レベル検査の繰り返しを回避し、時効性が大幅に向上させる。
【0024】
2、個々分散式検査から集中統一式検査に変わり、検査効率が大幅に向上させる。本発明は元の省レベルが県レベルごとの成果に対してデスクトップ側GISソフトウェアを再使用してインポートした後に一つ一つ検査する過程を変え、県レベルの成果をまとめて省レベル集約データベースに入り、省レベルは全省を一枚地図にまとめた成果に対して集中的に検査し、一回の検査で全省に対する検査を完成でき、検査効率が大幅に向上させる。
【0025】
3、新聞配達からネット報告に変わり、ユーザー体験が大幅に向上させる。本発明は元の県レベル単位がデータの提出に対してすべて面と向かって提出しなければならない方式を変更し、ローカルネットワークで報告するだけで省レベル集約データベースに入ることができ、検査効率の向上に加えて、すぐに報告しすぐに検査することができ、ユーザー体験が大幅に向上させる。
【0026】
4、部分検査から全体検査に変わり、検査品質が大幅に向上させる。本発明は元の検査業務の中でデータ空間トポロジー検査と属性論理検査などの基礎データ規範性検査部分だけに注目し、リアルタイム省レベル集約データベースを基礎とし、全体とグローバル視野で全省の森林資源変化状況と変化規則を分析し、森林資源変化データベースを手掛かりとし、表面がデータ検査規則に符合するが実際の作業要求に符合しない突然変異、異常変化を重点的に検査することに変わって、検査業務の高さと深さを大幅に向上させ、さらに検査品質を向上させる。
【0027】
5、全体の提出からキー部分への提出に変わり、システムストレージとネットワークのストレスを大幅に軽減させる。県レベルの森林資源現状データベースと森林資源変化データベースの要素数は一般的に10万~40万個であり、データストレージ量は1~3 GBであるため、省レベル集約に対して、森林資源現状データベースと森林資源変化データベースを同時に提出すると、県レベルと省レベルのデータストレージとネットワーク負荷量に対する要求が極めて高く、かつ全体の森林資源現状データベースを提出することはデータ安全問題がある。本発明は全体の提出をキー部分として変更することにより、ユーザーが森林資源変化データベースの中の変化部分(変化原因は0ではない)を提出し、森林資源現状データベースと森林資源変化データベースの未変化部分(変化原因は0である)を提出せず、変化部分に対して検査を行うだけで全県の変化状況を制御できることを要求し、システム検査時のデータストレージとネットワーク伝送ストレスを大幅に低下させる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明の一部を構成する添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するために用いられるものであり、本発明の例示的な実施形態及びその説明は、本発明に対する不当な限定を構成するものではなく、本発明を説明するために使用される。
【
図1】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図成果品質検査方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の一実施形態に係る県レベルユーザー側アプリケーションシステムの構成ブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る省レベルサーバー側アプリケーションシステムの構成ブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図成果の品質検査システムの各モジュールの実行フローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォームの構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に説明するが、この部分の説明は、例示的で解釈的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。さらに、当業者は、本明細書の説明に基づいて、本明細書の実施例及び異なる実施例中の特徴をそれぞれ組み合わせることができる。
【0030】
本発明の実施例では、
図1を参照して、森林資源一枚地図成果品質検査方法のフローチャートは以下の通りである。
【0031】
(1)省レベル集約データベースを構築し、アクセスユーザーと権限を設定する。省レベル管理者によって省レベル集約データベースを構築し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルのアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに権限を付与し、この中、省レベル集約データベースには、行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベース、森林資源ファイルデータベースが含まれるが、これらに限定されなく、そのデータベース論理構造は県レベルの各成果データベースの名称とデータベース論理構造と完全に一致し、
この中、行政区画データベースの論理構造は(OBJECTID、shape、省、県、郷、村、局、場、作業区、林班(Compartment))であり、
森林資源現状データベースの論理構造は(OBJECETID、shape、県、郷、村、局、場、作業区、林班、小班(Sub compartment)、細班(subplot)、小地名、林地所有権、林地使用権、林木所有権、林木使用権、権利者名称、林権証番号、地類、土地利用現状地類、土地管理タイプ、植生カバータイプ、林木種類、面積、起源、森林カテゴリ、事権等級、天然林保護区域公益林かどうか、国家公益林等級、プロジェクト類別、生態エリア、所属エリア、エリア名称、エリア説明、自然度、群落構造、更新等級、健康等級、有害生物、災害種類、危害程度、退化タイプ、退化程度、湿地タイプ、立地タイプ、立地等級、造林タイプ、経営タイプ、経営意見、地形の位置、アスペクト、勾配位置、勾配、高度、アクセス可能度、土壌、土壌層厚さ、腐植質厚さ、テクスチャ、母質、砂礫含有量、土壌構造、土壌湿度、PH、緊密度、排水状況、浸食状況、優勢樹種、樹種構成、郁閉度、年齢、年齢グループ、平均胸径、平均樹高、ヘクタール蓄積、ヘクタール当たり植物数、樹種構造、林地品質等級、補足林地かどうか、林地保護等級、林地機能パーティション、主体機能区)であり、
森林監督データベースの論理構造は(OBJECETID、shape、判読変化ポリゴン番号、補足ポリゴン番号、省、県、郷、村、林業局、林場、林班、横座標、縦座標、判読ポリゴン面積、判読変化原因、確認細班(subplot)番号、森林資源変化ベースポリゴン、林地管理単位、変化原因、変化期間、プロジェクト名称、プロジェクト用途、検査文番号、検査年度、検査面積、実際変更の林地用途面積、実際変更の林地用途面積中の自然保護地面積、自然保護地名称、自然保護地レベル及びタイプ、前期森林資源管理「一枚地図」地類、認定前地類、第三回全国国土調査中の林地面積、前期森林資源管理「一枚地図」森林カテゴリ、前期森林資源管理「一枚地図」事権等級、前期森林資源管理「一枚地図」国家公益林等級、使用林地性質、前期森林資源管理「一枚地図」起源、林木伐採ライセンス発行状況、林木伐採ライセンス番号、実際伐採面積、実際伐採蓄積、実際伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンス超え伐採蓄積、ライセンス超え伐採植物数、ライセンス超え伐採面積、ライセンスなし伐採蓄積、ライセンスなし伐採植物数、備考、調査レベル、調査単位、調査員、現状地類)であり、
森林資源ファイルデータベースは、建設プロジェクト使用林地データベース、林木伐採データベース、造林更新データベース、自然災害データベース、林業事件データベースが含まれるが、これらに限定されなく、データベース論理は実際の必要に応じて制定される。
【0032】
(2)県レベルユーザーは行政区画データベースを形成し、自己検査を行い、ローカルに空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する。
【0033】
(3)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに行政区画データベースを提出する。ここで、県レベルユーザーはネットワークを通じて省レベル集約データベースの中の行政区画データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の行政区画データベースに現在の県コードのデータがすでに存在したかどうかを判断し、そうであれば、消去してから県レベル行政区画データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル行政区画データベースのすべてのデータを直接に挿入する。
【0034】
(4)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の行政区画データベースに対して検査を行い、検査成果をエクスポートする。全省の行政区画データベースにおける県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位の間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーを検査し、エラーがあるかどうかを判断し、もしそうであれば、エラーがある県レベル単位リストとエラー内容をエクスポートし、エラーがないまでステップ2を実行し、全省行政区画のレイヤーがシームレス継ぎ目のない一枚地図を形成する。
【0035】
(5)県レベルユーザーは森林監督データベースを形成し、自己検査を行い、ローカルに空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する。
【0036】
(6)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林監督データベースを提出する。ここで、県レベルユーザーはネットワークを通じて省レベル集約データベースの中の森林監督データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の森林監督データベースに現在の県コードのデータがすでに存在するかどうかを判断し、そうであれば、消去してから県レベル森林監督データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル森林監督データベースのすべてのデータを直接に挿入する。
【0037】
(7)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林監督データベースに対して検査を行い、検査成果をエクスポートする。全省森林監督データベースの中の県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位の間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーを検査し、エラーがあるかどうかを判断し、もしそうであれば、エラーがある県レベル単位のリストとエラー内容をエクスポートし、エラーがないまでエラーがある県レベル単位にステップ5を実行するよう要求し、全省森林監督データが一枚地図を形成する。
【0038】
(8)県レベルユーザーは森林資源現状データベースと森林資源変化データベースを形成し、自己検査を行い、ローカルに空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する。
【0039】
(9)県レベルユーザーは森林資源変化データベースにおける変化原因が0でない変化ポリゴンを省レベル集約データベースに提出する。ここで、県レベルユーザーはネットワークを通じて省レベル集約データベースの森林資源変化データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の森林資源変化データベースに現在の県コードのデータがすでに存在するかどうかを判断し、そうであれば、消去してから県レベル森林資源変化データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル森林資源変化データベースのすべてのデータを直接に挿入する。
【0040】
(10)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林資源変化データベースに対して検査を行い、検査成果をエクスポートする。全省森林資源変化データベースの中のデータの属性論理エラーを検査し、エラーがあるかどうかを判断し、もしそうであれば、エラーがある県レベル単位リストとエラー内容をエクスポートし、エラーがないまでエラーがある県レベル単位にステップ8を実行するよう要求し、全省森林資源変化データは一枚地図を形成する。
【0041】
(11)省レベルユーザーは森林資源変化データベースを統計し、各県の前後期間データ変化を比較し、比較分析成果をエクスポートする。全省の森林資源変化データベースにおける各県のデータ比較分析結果を分析し、異常な変化があるかどうかを判断し、即ち地類、権属、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級などのファクタを調整するかどうかを判断し、もしそうであれば、異常な変化がある県レベル単位リストと異常な変化内容をエクスポートし、異常な変化がないまで異常な県レベル単位にステップ8を実行するよう要求する。
【0042】
(12)県レベルユーザーはすべての成果データベースをエクスポートし、ハードディスクコピーによって省レベルに報告する。
【0043】
本発明が提供する森林資源一枚地図成果の品質検査システム構造の実施例は以下の通りであり、県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、
図2のように、県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、以下には、を含む。
【0044】
県レベルユーザーが要求に応じてローカルデータをインポートし、ローカルデータは少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースを含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、空隙検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、多部品検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
今期完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班(Compartment)界乗り越え検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査、林分ファクタ検査を含み、
森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために使用される森林資源変化データベース検査モジュールと、少なくとも森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
地元の県レベル森林資源年度更新プロジェクトにおける行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースがネットワークを通じて省レベル集約データーベースの行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースにまとめて入るために使用される森林資源一枚地図成果報告モジュールと、を含む。
【0045】
図3のように、省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、以下には、
省レベルユーザーに省レベル集約データベース作成機能を提供し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに使用権限を付与するために使用される省レベル集約データベース作成モジュールと、
県レベルが提出されたデータの報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースにすでに申請単位の成果データが存在するかどうかを確認し、存在する場合は、削除してから集約を挿入し、存在しない場合は、集約を直接に挿入するために使用される省レベル集約データベース集約モジュールと、
省レベルユーザーに行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベース検査機能を提供するために使用される省レベル集約データベース検査モジュールと、
省レベルユーザーに森林資源変化データの比較統計分析機能を提供し、県レベル単位の変化前後の地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタの変化面積を統計するために使用される省レベル集約データベース比較分析モジュールと、を含む。
【0046】
本発明が提供する森林資源一枚地図成果品質検査システムの実行フローは以下の通りであり、
図4に示すように、以下のステップには、
1、省レベル集約データベース作成モジュールを実行する、ステップと、省レベルのクラウドサーバー側アプリケーションシステムでは、省レベルの管理者を介して省レベル集約データベースを構築し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルのアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに使用権限を付与し、
2、アプリケーション作成・データインポートモジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは要求に応じてローカルデータをインポートし、森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースが含まれるが、これらに限定されなく、
3、行政区画データベース検査モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは、県レベルユーザー側の装置における行政区画データベースを形成し、自己検査を行い、ローカル行政区画データベースに空間トポロジーのエラーも属性論理のエラーもないことを保証し、
4、森林資源一枚地図成果報告モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは、県レベルユーザー側の装置におけるローカルのすべての森林資源一枚地図成果を提出し、この場合は行政区画データベース成果のみが含み、
5、省レベル集約データベース集約モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは、県レベルが提出されたデータの報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースに申請単位成果データがすでに存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから集約を挿入し、存在しない場合は集約を直接に挿入し、
6、省レベル集約データベース検査モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは県レベルがまとめて提出した後に形成された全省集約データベースデータに対して検査を行い、この場合は全省行政区画データベースのみに対して検査を行い、この検査項目と方法はステップ3の内容と一致であり、
7、森林監督データベース検査モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは県レベルユーザー側の装置における森林監督データベースを形成し、自己検査を行い、地元の行政区画データベースに空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証し、
8、森林資源一枚地図成果報告モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは、県レベルユーザー側の装置におけるローカルのすべての森林資源一枚地図成果を提出し、この場合は、行政区画データベースと森林監督データベースの成果を含み、
9、省レベル集約データベース集約モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは、県レベルが提出されたデータの報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースで申請単位の成果データがすでに存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから集約を挿入し、存在しない場合は集約を直接に挿入し、
10、省レベル集約データベース検査モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは県レベルがまとめて提出した後に形成された全省集約データベースデータに対して検査を行い、この場合は、全省森林資源監督データベースのみに対して検査を行い、その検査項目と方法はステップ7の内容と一致であり、
11、森林資源現状データベース検査モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは県レベルユーザー側の装置における森林資源現状データベースを形成し、自己検査を行い、森林資源現状データベースにおける空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証し、
12、森林資源変化データベース検査モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは県レベルユーザー側の装置における森林資源変化データベースを形成し、自己検査を行い、森林資源変化データベースにおける空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証し、
13、森林資源一枚地図成果報告モジュールを実行する、ステップと、県レベルユーザーは、県レベルユーザー側の装置における地元のすべての森林資源一枚地図成果を提出し、この場合は行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースの成果を含み、
14、省レベル集約データベース集約モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは、県レベルが提出されたデータの報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースで申請単位の成果データがすでに存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから集約を挿入し、存在しない場合は集約を直接に挿入し、
15、省レベル集約データベース検査モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは県レベルがまとめて提出した後に形成された全省集約データベースデータに対して検査を行い、この場合は、全省森林資源変化データベースのみに対して検査を行い、この検査項目と方法はステップ12の内容と一致であり、
16、省レベル集約データベース比較分析モジュールを実行する、ステップと、省レベルクラウドサーバー側アプリケーションシステムは県レベルがまとめて提出した後に形成された全省集約データベースデータに対して比較分析を行い、県レベル単位の変化前後の地類、権利所属、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級などのファクタの変化面積を統計することを含む。
【0047】
本発明が提供する森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム構造の実施例は以下の通りであり、上記の森林資源一枚地図成果品質検査システムが配置され、
図5に示すように、県レベルユーザー側アプリケーションシステム、省レベルクラウドサーバーアプリケーションシステムとベースクラウドプラットフォームを含む。
【0048】
県レベルユーザー側は、県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される各種PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCなどの設備を含み、県レベルユーザーにアプリケーション作成・データインポート機能、行政区画データベース検査機能、森林監督データベース検査機能、森林資源現状データベース検査機能、森林資源変化データベース検査機能と森林資源一枚地図成果報告機能を提供することであり、
省レベルクラウドサーバー側は、省レベルサーバーアプリケーションシステムの運行に計算、ストレージとネットワーク能力を提供するサーバー、ワークステーション或いは仮想マシンなどの設備を含み、ユーザーに省レベル集約データベース作成機能、省レベル集約データベース検査機能、省レベル集約データベース集約機能と省レベル集約データベース比較分析機能を提供し、この中で、サーバーとワークステーションなどの設備が省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行を支持するために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアなどのアプリケーションプラットフォームが配置され、仮想マシンのプラットフォーム能力がベースクラウドプラットフォームから提供されることであり、
ベースクラウドプラットフォームは、ネットワークリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイなど、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームにおける配置されるオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアなどのアプリケーションプラットフォームであることが含まれるが、これらに限定されない。
【0049】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、様々な改良や変形を行うことができ、これらの改良や変形も本発明の保護範囲と見なされるべきであることを留意されたい。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のステップは、具体的には、
(1)行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベース及び森林資源ファイルデータベースを少なくとも含む省レベル集約データベースを構築する、ステップと、
(2)県レベルユーザーは行政区画データベースを形成し、形成された行政区画データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(3)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに行政区画データベースを提出する、ステップと、
(4)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の行政区画データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(2)~(3)を実行するように要求し、全省の行政区画データが一枚地図を形成する、ステップと、
(5)県レベルユーザーは森林監督データベースを形成し、形成された森林監督データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(6)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林監督データベースを提出する、ステップと、
(7)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林監督データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(5)~(6)を実行するように要求し、全省の森林監督データが一枚地図を形成する、ステップと、
(8)県レベルユーザーは森林資源現状データベースと森林資源変化データベースを形成し、形成された森林資源現状データベースと森林資源変化データベースに対して自己検査を行い、地元で空間トポロジエラーも属性論理エラーもないことを保証する、ステップと、
(9)県レベルユーザーは省レベル集約データベースに森林資源変化データベースの中の変化原因が0でない変化ポリゴンを提出する、ステップと、
(10)省レベルユーザーは省レベル集約データベースの中の森林資源変化データベースに対して検査を行い、エラーがあるかどうかを判断し、もしエラーがあれば、エラーがある県レベルの単位リストとエラー内容をエクスポートし、そしてエラーがないまでステップ(8)~(9)を実行するように要求し、全省の森林資源変化データが一枚地図を形成する、ステップと、
(11)省レベルユーザーは森林資源変化データベースを統計し、各県の前後期データ変化を比較し、比較分析成果をエクスポートし、全省森林資源変化データベースの中の各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、もしそうであれば、異常変化がある県レベル単位リストと異常変化内容をエクスポートし、そして異常変化がないまで異常変化がある県レベル単位にステップ(8)~(10)を実行し、品質検査を完了するよう要求する、ステップと、
(12)県レベルユーザーはすべての成果データベースをエクスポートし、省レベルに報告する、ステップと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項2】
前記ステップ(3)、ステップ(6)及びステップ(9)において、県レベルユーザーはネットワークを介して省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースにアクセスし、省レベル集約データベースの中の行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースに現在の県コードのデータが既に存在するかどうかを判断し、そうであれば、削除してから県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを挿入し、そうでなければ、県レベル行政区画データベース、森林監督データベースまたは森林資源変化データベースのすべてのデータを直接に挿入する
ことを特徴とする請求項1に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項3】
前記ステップ(4)においては、全省行政区画データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(7)においては、全省森林監督データベースでは県レベル単位内及び県レベル単位と県レベル単位との間に存在する空間トポロジエラーと属性論理エラーに対して検査を行い、前記ステップ(10)においては、全省森林資源変化データベースでは属性論理エラーに対して検査を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項4】
前記ステップ(11)において、全省森林資源変化データベースにおける各県データ比較分析結果を分析し、異常変化があるかどうかを判断し、前記異常変化は地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタ値を無根拠に調整する
ことを特徴とする請求項
3に記載の森林資源一枚地図成果品質検査方法。
【請求項5】
請求項
4に記載の森林資源一枚図成果品質検査方法を実行するために使用され、県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、
前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、以下には、
県レベルユーザーが要求に応じてローカルデータをインポートし、ローカルデータは少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースを含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複と空隙検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、多部品検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書検査、記入必要項目と記入必要しない項目検査とファクタ論理関係を含み、
今期完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は少なくとも重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班(Compartment)界乗り越え検査を含み、属性論理検査は少なくとも辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査、林分ファクタ検査を含み、
森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために使用される森林資源変化データベース検査モジュールと、少なくとも森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
地元の県レベル森林資源年度更新アプリケーションにおける行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースをインターネットを介して報告してまとめて省レベル集約データーベースの行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースに入るために使用される森林資源一枚地図成果報告モジュールと、を含み、
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、
省レベルユーザーに省レベル集約データベース作成機能を提供し、省レベル集約データベースの省レベル及び県レベルのアクセスグループまたはユーザーを設定し、各アクセスグループとユーザーに使用権限を付与するために使用される省レベル集約データベース作成モジュールと、
県レベルが提出されたデータ報告申請に対して判断を行い、省レベル集約データベースに申請単位の成果データがすでに存在するかどうかを確認し、そうである場合は、削除してから集約を挿入する一方、そうでない場合は、集約を直接に挿入するために使用される省レベル集約データベース集約モジュールと、
省レベルユーザーに行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベース検査機能を提供するために使用される省レベル集約データベース検査モジュールと、
省レベルユーザーに森林資源変化データベースの比較統計分析機能を提供し、県レベル単位の変化前後の地類、権利、起源、森林カテゴリ、事権等級、公益林等級、林地等級を含むファクタの変化面積を統計するために使用される省レベル集約データベース比較分析モジュールと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査システム。
【請求項6】
請求項
5に記載の森林資源一枚地図成果品質検査システムを配備し、以下は、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される県レベルユーザー側と、
省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載される省レベルクラウドサーバー側と、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムのために計算、ストレージ、ネットワーク通信及びシステム運行能力のサポートを提供するために使用されるベースクラウドプラットフォームと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項7】
前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される各種PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCを含む県レベルユーザー側は、県レベルユーザーにアプリケーション作成・データインポート機能、行政区画データベース検査機能、森林監督データベース検査機能、森林資源現状データベース検査機能、森林資源変化データベース検査機能、森林資源一枚地図成果報告機能を提供する
ことを特徴とする請求項
6に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項8】
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行のために計算、ストレージ、ネットワーク能力を提供するサーバー、ワークステーション、または仮想マシンを含む省レベルクラウドサーバー側は、ユーザーに省レベル集約データベース作成機能、省レベル集約データベース検査機能、省レベル集約データベース集約機能、及び省レベル集約データベース比較分析機能を提供し、この中で、サーバー、ワークステーション、または仮想マシンが、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行をサポートするために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームが配置され、前記仮想マシンのプラットフォーム能力は、ベースクラウドプラットフォームによって提供される
ことを特徴とする請求項
7に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【請求項9】
前記ベースクラウドプラットフォームは、コンピューティングリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイ、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームの上にオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアが配置されるアプリケーションプラットフォームが含まれるが、これらに限定されない
ことを特徴とする請求項
8に記載の森林資源一枚地図成果品質検査クラウドプラットフォーム。
【国際調査報告】