▶ インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッドの特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】モノのインターネットネットワークのディスカバリ
(51)【国際特許分類】
H04W 4/70 20180101AFI20240723BHJP
H04W 84/18 20090101ALI20240723BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20240723BHJP
H04L 67/51 20220101ALI20240723BHJP
【ＦＩ】
H04W4/70
H04W84/18 110
H04W48/08
H04L67/51
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578085
(86)(22)【出願日】2022-06-23
(85)【翻訳文提出日】2024-01-25
(86)【国際出願番号】 US2022034740
(87)【国際公開番号】W WO2022271957
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】63/215,162
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/276,236
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/338,780
(32)【優先日】2022-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．ＷＣＤＭＡ
２．３ＧＰＰ
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人ＮＩＰ＆ＳＢＰＪ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シー、シアオヤン
(72)【発明者】
【氏名】アッバス、タイム―ル
(72)【発明者】
【氏名】コガラン、テズカン
(72)【発明者】
【氏名】アハマド、サード
(72)【発明者】
【氏名】セティ、アヌジ
(72)【発明者】
【氏名】スターシニック、マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ブルシロフスキー、アレック
(72)【発明者】
【氏名】プルカヤスタ、デバシシュ
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA43
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）をディスカバリするためのシステム、方法、及び手段が、提供され得る。ＰＩＮに関連付けられたディスカバリポリシー構成情報が、決定され得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）を備え得、ＰＩＮのためのディスカバリが有効にされ得ることを示し得る。第１のメッセージは、ＰＩＮのためのディスカバリが有効化されている場合、第２のＷＴＲＵに送信され得る。第１のメッセージは、ディスカバリポリシー構成情報に基づき得、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。第２のメッセージは、第２のＷＴＲＵから受信され得る。第２のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し得る。第３のメッセージは、第２のＷＴＲＵに送信され得る。第３のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられ得る要求された情報を示し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）であって、前記第１のＷＴＲＵが、プロセッサを備え、前記プロセッサが、
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）に関連付けられたディスカバリポリシー構成情報を決定するように構成され、前記ディスカバリポリシー構成情報が、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）を含み、前記ディスカバリポリシー構成情報が、前記ＰＩＮのためのディスカバリが有効であることを示し、
前記ＰＩＮのためのディスカバリが有効である場合に、第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信するように構成され、前記第１のメッセージが前記ディスカバリポリシー構成情報に基づき、前記第１のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、
前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信するように構成され、前記第２のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し、
前記第２のＷＴＲＵに第３のメッセージを送信するように構成され、前記第３のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示す、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）。
【請求項2】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、ディスカバリモード、ＰＩＮ情報、又は前記ＰＩＮ ＩＤのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項3】
前記要求された情報が、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のデバイスのリスト、ＰＩＮ機能、ＰＩＮ利用可能性、ＰＩＮ到達可能性、又は前記ＰＩＮに関連付けられたサービスのうちの少なくとも１つを含む、請求項１又は２のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項4】
前記プロセッサが、第３のＷＴＲＵから第４のメッセージを受信することによって、前記ＰＩＮに関連付けられた前記ディスカバリポリシー構成情報を決定するように構成されており、前記第３のＷＴＲＵが、ＰＩＮゲートウェイ、管理機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＭＣ）、又はゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＧＣ）のうちの少なくとも１つである、請求項１～３のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項5】
前記プロセッサが、第５のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信するように更に構成されており、前記第５のメッセージが、前記第１のＷＴＲＵと前記第２のＷＴＲＵとの間の接続を確立するための要求を示す、請求項１～４のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項6】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）をディスカバリするために、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）によって実行される方法であって、前記方法が、ＰＩＮに関連付けられたディスカバリポリシー構成情報を決定することであって、前記ディスカバリポリシー構成情報が、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）を含み、前記ディスカバリポリシー構成情報が、前記ＰＩＮのためのディスカバリが有効であることを示す、ディスカバリポリシー構成情報を決定することと、
前記ＰＩＮのためのディスカバリが有効である場合に、第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信することであって、前記第１のメッセージが前記ディスカバリポリシー構成情報に基づき、前記第１のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示す、第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信することと、
前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信することであって、前記第２のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示す、前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信することと、
第３のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信することであって、前記第３のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示す、第３のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信することと、を含む、方法。
【請求項7】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、ディスカバリモード、ＰＩＮ情報、又は前記ＰＩＮ ＩＤのうちの少なくとも１つを含む、請求項６に記載の方法。
【請求項8】
前記要求された情報が、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のデバイスのリスト、ＰＩＮ機能、ＰＩＮ利用可能性、ＰＩＮ到達可能性、又は前記ＰＩＮに関連付けられたサービスのうちの少なくとも１つを含む、請求項６又は７のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記ＰＩＮに関連付けられた前記ディスカバリポリシー情報を前記決定することが、第３のＷＴＲＵから第４のメッセージを受信することを含み、前記第３のＷＴＲＵが、ＰＩＮゲートウェイ、管理機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＭＣ）、又はゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＧＣ）のうちの少なくとも１つである、請求項６～８のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第２のＷＴＲＵに第５のメッセージを送信することを更に含む方法であって、前記第５のメッセージが、前記第１のＷＴＲＵと前記第２のＷＴＲＵとの間の接続を確立するための要求を示す、請求項６～９のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）であって、前記第１のＷＴＲＵが、プロセッサを備え、前記プロセッサが、
第２のＷＴＲＵから要請要求メッセージを受信するように構成され、前記要請要求メッセージが、ＰＩＮに関連付けられたパーソナル・モノのインターネットネットワーク（ＰＩＮ）識別情報（ＩＤ）を示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報の要求を示し、
要請応答メッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信するように構成され、前記要請応答メッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示し、
前記要求された情報に基づく要求メッセージを前記第２のＷＴＲＵから受信するように構成され、前記要求メッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記第２のＷＴＲＵに関連付けられたＷＴＲＵ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに参加する要求を示し、
前記ＷＴＲＵ ＩＤが認証された場合に、前記第２のＷＴＲＵに応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第２のＷＴＲＵが前記ＰＩＮに参加することを認可されていることを示し、前記応答メッセージが、認可情報を示す、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）。
【請求項12】
前記プロセッサが、前記第２のＷＴＲＵに広告メッセージを送信するように更に構成されており、前記広告メッセージが、前記ＰＩＮに関連付けられた前記ＰＩＮ ＩＤを示す、請求項１０に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項13】
前記プロセッサが、接続要求メッセージを受信するように更に構成されており、前記接続要求メッセージが、前記認可情報に基づいて、前記ＰＩＮへの接続を確立するための要求を示す、請求項１０～１１のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項14】
前記プロセッサが、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように更に構成されている、請求項１０～１２のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項15】
前記プロセッサが、認証要求をネットワークノードに送信することによって前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように、更に構成されており、前記認証要求が、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するために使用される認証情報に対する要求である、請求項１０～１３のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項16】
前記プロセッサが、前記認証情報を使用して前記ＷＴＲＵを認証することによって、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように、更に構成されている、請求項１０～１４のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記第２のＷＴＲＵがアクセスを許可されるサービスを決定するように、更に構成されている、請求項１０～１５のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項18】
前記応答メッセージは、前記第２のＷＴＲＵがアクセスを許可されている前記サービスを更に示す、請求項１０～１６のいずれか一項に記載の第１のＷＴＲＵ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２１年６月２５日に出願された米国仮特許出願第６３／２１５，１６２号、２０２１年１１月５日に出願された同第６３／２７６，２３６号、及び２０２２年５月５日に出願された同第６３／３３８，７８０号の利益を主張し、その内容が全体として本明細書に参照として組み込まれる。
本出願は、２０２１年６月２５日に出願された米国仮特許出願第６３／２１５，１６２号、２０２１年１１月５日に出願された同第６３／２７６，２３６号、及び２０２２年５月５日に出願された同第６３／３３８，７８０号の利益を主張し、その内容が全体として本明細書に参照として組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話ネットワークを使用して通信するデバイスは、モノのインターネット（Internet of Things、ＩｏＴ）の特徴及び／又は機能を有するように設計されてもよい。これらのデバイス（例えば、ＩｏＴ機能を有する）は、電力消費を改善することができる、及び／又は、例えば、バルク動作のためのネットワーク効率を高めることができる。
【発明の概要】
【0003】
パーソナル・モノのインターネット（Internet of Things、ＩｏＴ）ネットワーク（Personal Internet of Things Network、ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。実施例では、ＰＩＮ要素（PIN Element、ＰＩＮＥ）は、要請要求を送ること、及び／又は要請応答を受信することによって、ＰＩＮ情報をディスカバリし得る。実施例では、ＰＩＮＥは、無線送信ユニット／受信ユニット（Wireless Transmit/Receive Unit、ＷＴＲＵ）であり得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、支援ディスカバリ要求メッセージを、ＰＩＮゲートウェイ、ＰＩＮ管理機能を有するＰＩＮ要素、及び／又はその他のＰＩＮ要素に送り得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、グループディスカバリポリシーに基づいて、その他のＰＩＮグループメンバーをディスカバリし得る。ＰＩＮゲートウェイは、ＰＩＮグループ情報をディスカバリし得る、及び／又はＰＩＮグループ情報をその他のＰＩＮ要素に提供し得る。ＰＩＮ要素は、１つ以上のディスカバリ制限レベルで構成され得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮ情報がその他のＰＩＮ要素のために構成されたディスカバリ制限レベルに一致する場合、ＰＩＮ情報をその他のＰＩＮ要素に提供し得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、その到達可能性ステータスをブロードキャストし得るが、これは、ＰＩＮ要素が直接、又はＰＩＮゲートウェイ（Gate Way、ＧＷ）若しくはＰＩＮリレーを介してアクセスされ得ることを示してもよい。
【0004】
ＰＩＮＥにおいて構成されるピン要素（ＰＩＮＥ）識別性及び証明情報のフォーマットが提供され得る。システム（例えば、５Ｇシステム）は、管理機能を有するＰＩＮＥ（PINE with Management Capabilities、ＰＥＭＣ）が、識別性及び証明情報で規定されているＰＩＮＥを認証及び／又は認可し得るように、拡張されてもよい。システム（例えば、５ＧＣ）は、ＰＥＭＣとＰＩＮＥとの間で実行される認証及び認可手順を支援することが可能であり得る。
【0005】
ＰＩＮＥがＰＥＭＣによって認証及び／又は認可された場合、ＰＩＮＥは、ＰＩＮのゲートウェイ機能を有するＰＩＮＥ（PINE with Gateway Capabilities、ＰＥＧＣ）と通信することが可能であり得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可する際に、ＰＥＧＣを支援し得る。
【0006】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）に関連付けられたディスカバリポリシー構成情報が、決定され得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮ識別情報（identification、ＩＤ）を備え得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮのためのディスカバリが有効化されていることを示し得る。第１のメッセージは、ＷＴＲＵ（例えば、別のＷＴＲＵ）に送信され得る。例えば、ＰＩＮのディスカバリが有効化されている場合、第１のメッセージをＷＴＲＵに送信し得る。第１のメッセージは、ディスカバリポリシー構成情報に基づき得る。第１のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。第２のメッセージは、ＷＴＲＵから受信され得る。第２のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し得る。第３のメッセージは、ＷＴＲＵに送信され得る。第３のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた要求された情報を示し得る。
【0007】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。要請要求メッセージは、ＷＴＲＵ（例えば、別のＷＴＲＵ）から受信され得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられたパーソナル・モノのインターネットネットワーク（ＰＩＮ）識別情報（ＩＤ）を示し得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示す。要請応答メッセージを、ＷＴＲＵに送信し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮに関連付けられた要求された情報を示し得る。要求メッセージは、ＷＴＲＵから受信され得る。要求メッセージは、要求された情報に基づき得る。要求メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、ＷＴＲＵに関連付けられたＷＴＲＵ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、ＰＩＮに参加するための要求を示し得る。応答メッセージは、例えば、ＷＴＲＵ ＩＤが認証された場合に、ＷＴＲＵから受信され得る。応答メッセージは、ＷＴＲＵがＰＩＮに参加することを認可されていることを示し得る。応答メッセージは、認可情報を示し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】１つ以上の開示された実施形態が実装され得る、代表的な通信システムを例解するシステム図である。
【図1B】一実施形態による、図１Ａに例解される通信システム内で使用され得る、代表的な無線送信ユニット／無線受信ユニット（wireless transmit/receive unit、ＷＴＲＵ）を例解するシステム図である。
【図1C】一実施形態による、図１Ａに例解される通信システム内で使用され得る、代表的な無線アクセスネットワーク（Radio Access Network、ＲＡＮ）及び代表的なコアネットワーク（Core Network、ＣＮ）を例解するシステム図である。
【図2】代表的な自宅用ＰＩＮを示す図である。
【図3】着用式デバイスを備える代表的なＰＩＮを示す図である。
【図4】第１のディスカバリモデル（例えば、本明細書で説明されるディスカバリモデルＡ）を使用するＰｒｏＳｅ（Proximity services、近接サービス）直接ディスカバリの一実施例を示す図である。
【図5】第２のディスカバリモデル（例えば、本明細書で説明されるディスカバリモデルＢ）を使用するＰｒｏＳｅ直接ディスカバリの一実施例を示す図である。
【図6】ＰＩＮディスカバリの一実施例を示す図である。
【図7】ＰＩＮディスカバリの一実施例を示す図である。
【図8】ＰＩＮ要素グループディスカバリの一実施例を示す図である。
【図9】ＰＩＮ要素グループディスカバリの別の実施例を示す図である。
【図10】制限されたＰＩＮディスカバリの一実施例を示す図である。
【図11】ｐｉｎ要素（ＰＩＮＥ）の管理機能（ＰＥＭＣ）認証及び認可を伴うｐｉｎのための代表的手順を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図１Ａは、１つ以上の開示された実施形態が実装され得る、代表的な通信システム１００を例解する図である。通信システム１００は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム１００は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム１００は、コード分割多重アクセス（Code Division Multiple Access、ＣＤＭＡ）、時分割多重アクセス（Time Division Multiple Access、ＴＤＭＡ）、周波数分割多重アクセス（Frequency Division Multiple Access、ＦＤＭＡ）、直交ＦＤＭＡ（orthogonal FDMA、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリアＦＤＭＡ（Single-Carrier FDMA、ＳＣ－ＦＤＭＡ）、ゼロテールユニークワードＤＦＴ－Ｓｐｒｅａｄ ＯＦＤＭ（Zero-Tail Unique-Word DFT-Spread OFDM、ＺＴ ＵＷ ＤＴＳ－ｓ ＯＦＤＭ）、ユニークワードＯＦＤＭ（Unique Word OFDM、ＵＷ－ＯＦＤＭ）、リソースブロックフィルタ処理ＯＦＤＭ、フィルタバンクマルチキャリア（Filter Bank Multi Carrier、ＦＢＭＣ）等の、１つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0010】
図１Ａに示されるように、通信システム１００は、無線送信／受信ユニット（ＷＴＲＵ）１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄと、ＲＡＮ１０４／１１３と、ＣＮ１０６／１１５と、公衆交換電話網（Public Switched Telephone Network、ＰＳＴＮ）１０８と、インターネット１１０と、その他のネットワーク１１２と、を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のＷＴＲＵ、基地局、ネットワーク、及び／又はネットワーク要素を企図していることが、理解されよう。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのそれぞれは、無線環境において動作する、及び／又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び／又は「ＳＴＡ」と称され得るＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは、無線信号を送信及び／又は受信するように構成され得、ユーザ機器（User Equipment、ＵＥ）、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末（Personal Digital Assistant、ＰＤＡ）、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はＭｉ－Ｆｉデバイス、モノのインターネットデバイス、ウォッチ又はその他の着用式の、ヘッドマウントディスプレイ（Head-Mounted Display、ＨＭＤ）、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション（例えば、遠隔手術用）、工業用デバイス及びアプリケーション（例えば、工業用及び／又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び／又はその他の無線デバイス）、家電デバイス、商業用及び／又は工業用無線ネットワークで動作するデバイス等を含み得る。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、及び１０２ｄのいずれも置き換え可能にＵＥと称され得る。
【0011】
通信システム１００はまた、基地局１１４ａ及び／又は基地局１１４ｂを含み得る。基地局１１４ａ、１１４ｂのそれぞれは、ＣＮ１０６／１１５、インターネット１１０、及び／又はその他のネットワーク１１２など、１つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの少なくとも１つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局１１４ａ、１１４ｂは、ベーストランシーバ局（Base Transceiver Station、ＢＴＳ）、Ｎｏｄｅ－Ｂ、ｅＮｏｄｅＢ（ｅＮＢ）、ＨｏｍｅＮｏｄｅＢ、Ｈｏｍｅ ｅＮｏｄｅＢ、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）、ＮＲ ＮｏｄｅＢ、サイトコントローラ、アクセスポイント（Access Point、ＡＰ）、無線ルータ等であってもよい。基地局１１４ａ、１１４ｂはそれぞれ単一の要素として描示されているが、基地局１１４ａ、１１４ｂは、任意の数の相互接続された基地局及び／又はネットワーク要素を含み得ることが、理解されよう。
【0012】
基地局１１４ａは、基地局コントローラ（Base Station Controller、ＢＳＣ）、無線ネットワークコントローラ（Radio Network Controller、ＲＮＣ）、リレーノード等、その他の基地局及び／又はネットワーク要素（図示せず）もまた含み得る、ＲＡＮ１０４／１１３の一部であり得る。基地局１１４ａ及び／又は基地局１１４ｂは、セル（図示せず）と称され得る、１つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び／又は受信するように、構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトル及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスの通達範囲を提供し得る。セルは、セルセクタに更に分けられ得る。例えば、基地局１１４ａと関連付けられたセルは、３つのセクタに分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局１１４ａは、３つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに１つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局１１４ａは、多重入力多重出力（Multiple-Input Multiple Output、ＭＩＭＯ）技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビーム形成を使用して、所望の空間方向に信号を送信及び／又は受信し得る。
【0013】
基地局１１４ａ、１１４ｂは、エアインターフェース１１６を介して、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの１つ以上と通信し得るが、本エアインターフェース１１６は、任意の好適な無線通信リンク（例えば、無線周波数（Radio Frequency、ＲＦ）、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線（infrared、ＩＲ）、紫外線（ultraviolet、ＵＶ）、可視光等）であり得る。エアインターフェース１１６は、任意の好適な無線アクセス技術（Radio Access Technology、ＲＡＴ）を使用して、確立され得る。
【0014】
より具体的には、上記のように、通信システム１００は、多重アクセスシステムであり得、例えば、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ－ＦＤＭＡ等の、１つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、ＲＡＮ１０４／１１３内の基地局１１４ａ、及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ユニバーサル移動体通信システム（Universal Mobile Telecommunications System、ＵＭＴＳ）地上無線アクセス（UMTS Terrestrial Radio Access、ＵＴＲＡ）などの無線技術を実装し得るが、これは、広帯域ＣＤＭＡ（Wideband CDMA、ＷＣＤＭＡ）を使用して、エアインターフェース１１５／１１６／１１７を確立し得る。ＷＣＤＭＡは、高速パケットアクセス（High-Speed Packet Access、ＨＳＰＡ）及び／又は進化型ＨＳＰＡ（ＨＳＰＡ＋）などの通信プロトコルを含み得る。ＨＳＰＡは、高速ダウンリンク（Downlink、ＤＬ）パケットアクセス（High-Speed Downlink Packet Access、ＨＳＤＰＡ）及び／又は高速アップリンクパケットアクセス（High-Speed UL Packet Access、ＨＳＵＰＡ）を含み得る。
【0015】
一実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、進化型ＵＭＴＳ地上無線アクセス（Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、Ｅ－ＵＴＲＡ）などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション（Long Term Evolution、ＬＴＥ）及び／又はＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ（ＬＴＥ－Ａ）及び／又はＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｐｒｏ（ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ）を使用して、エアインターフェース１１６を確立し得る。
【0016】
一実施形態では、基地局１１４ａ、及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、新たな無線（New Radio、ＮＲ）技術を使用して、エアインターフェース１１６を確立し得る、ＮＲ無線アクセスなどの無線技術を実装し得る。
【0017】
一実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、例えば、デュアルコネクティビティ（Dual Connectivity、ＤＣ）原理を使用して、ＬＴＥ無線アクセス及びＮＲ無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局（例えば、ｅＮＢ及びｇＮＢ）に／から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び／又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0018】
その他の実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ＩＥＥＥ８０２．１１（すなわち、無線フィデリティ（Wireless Fidelity、ＷｉＦｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（すなわち、ワイマックス（Worldwide Interoperability for Microwave Access、ＷｉＭＡＸ）、ＣＤＭＡ２０００、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、ＣＤＭＡ２０００ ＥＶ－ＤＯ、暫定規格２０００（ＩＳ－２０００）、暫定規格９５（ＩＳ－９５）、暫定規格８５６（ＩＳ－８５６）、汎欧州デジタル移動電話方式（Global System for Mobile communications、ＧＳＭ）、ＧＳＭ進化型高速データレート（Enhanced Data rates for GSM Evolution、ＥＤＧＥ）、ＧＳＭ ＥＤＧＥ（ＧＥＲＡＮ）等の無線技術を実装し得る。
【0019】
図１Ａの基地局１１４ｂは、例えば、無線ルータ、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、（例えば、ドローンによる使用のための）空中回廊、道路等の場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なＲＡＴを利用し得る。一実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、ＩＥＥＥ８０２．１１などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク（Wireless Local Area Network、ＷＬＡＮ）を確立し得る。一実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、ＩＥＥＥ８０２．１５などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク（Wireless Personal Area Network、ＷＰＡＮ）を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、セルラベースのＲＡＴ（例えば、ＷＣＤＭＡ、ＣＤＭＡ２０００、ＧＳＭ、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、ＮＲなど）を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図１Ａに示すように、基地局１１４ｂは、インターネット１１０への直接接続を有し得る。したがって、基地局１１４ｂは、ＣＮ１０６／１１５を介してインターネット１１０にアクセスする必要がない場合がある。
【0020】
ＲＡＮ１０４／１１３は、ＣＮ１０６／１１５と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び／又はボイスオーバインターネットプロトコル（Voice over Internet Protocol、ＶｏＩＰ）サービスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの１つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件等の、様々なサービス品質（Quality of Service、ＱｏＳ）要件を有し得る。ＣＮ１０６／１１５は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供する、及び／又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図１Ａには示されていないが、ＲＡＮ１０４／１１３及び／又はＣＮ１０６／１１５は、ＲＡＮ１０４／１１３と同じＲＡＴ又は異なるＲＡＴを採用するその他のＲＡＮと、直接又は間接的に通信し得ることが、理解されよう。例えば、ＮＲ無線技術を利用し得るＲＡＮ１０４／１１３に接続されていることに加えて、ＣＮ１０６／１１５はまた、ＧＳＭ、ＵＭＴＳ、ＣＤＭＡ２０００、ＷｉＭＡＸ、Ｅ－ＵＴＲＡ、又はＷｉＦｉ無線技術を採用して、別のＲＡＮ（図示せず）と通信し得る。
【0021】
ＣＮ１０６／１１５はまた、ＰＳＴＮ１０８、インターネット１１０、及び／又はその他のネットワーク１１２にアクセスするために、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。ＰＳＴＮ１０８は、従来型電話サービス（Plain Old Telephone Service、ＰＯＴＳ）を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット１１０は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル（Transmission Control Protocol、ＴＣＰ）、ユーザデータグラムプロトコル（User Datagram Protocol、ＵＤＰ）、及び／又はＴＣＰ／ＩＰインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル（Internet Protocol、ＩＰ）などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク１１２は、その他のサービスプロバイダによって所有及び／又は運営される、有線及び／又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク１１２は、ＲＡＮ１０４／１１３と同じＲＡＴ又は異なるＲＡＴを採用し得る、１つ以上のＲＡＮに接続された別のＣＮを含み得る。
【0022】
通信システム１００におけるＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る（例えば、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る）。例えば、図１Ａに示されるＷＴＲＵ１０２ｃは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局１１４ａ、及びＩＥＥＥ８０２無線技術を用い得る基地局１１４ｂと通信するように構成され得る。
【0023】
図１Ｂは、代表的なＷＴＲＵ１０２を例解するシステム図である。図１Ｂに示すように、ＷＴＲＵ１０２は、とりわけ、プロセッサ１１８、トランシーバ１２０、送信／受信要素１２２、スピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、ディスプレイ／タッチパッド１２８、非リムーバブルメモリ１３０、リムーバブルメモリ１３２、電源１３４、全世界測位システム（Global Positioning System、ＧＰＳ）チップセット１３６、及び／又はその他の周辺機器１３８を含み得る。ＷＴＲＵ１０２は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが、理解されよう。
【0024】
プロセッサ１１８は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ（Digital Signal Processor、ＤＳＰ）、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと関連付けられた１つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路（Application Specific Integrated Circuit、ＡＳＩＣ）、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ（Field Programmable Gate Array、ＦＰＧＡ）回路、任意のその他のタイプの集積回路（Integrated Circuit、ＩＣ）、状態機械等であり得る。プロセッサ１１８は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力処理／出力処理、及び／又はＷＴＲＵ１０２が無線環境で動作することを可能にする、任意のその他の機能を実行し得る。プロセッサ１１８は、送信／受信要素１２２に結合され得るトランシーバ１２０に結合され得る。図１Ｂは、プロセッサ１１８及びトランシーバ１２０を別個のコンポーネントとして描示するが、プロセッサ１１８及びトランシーバ１２０は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが、理解されよう。
【0025】
送信／受信要素１２２は、エアインターフェース１１６を介して基地局（例えば、基地局１１４ａ）に信号を送信するか、基地局（例えば、基地局１１４ａ）から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信／受信要素１２２は、ＲＦ信号を送信及び／又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信／受信要素１２２は、例えば、ＩＲ、ＵＶ又は可視光信号を送信及び／又は受信するように構成された、エミッタ／検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信／受信要素１２２は、ＲＦ信号及び光信号の両方を送信及び／又は受信するように構成され得る。送信／受信要素１２２は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び／又は受信するように構成され得るということが、理解されよう。
【0026】
送信／受信要素１２２は、単一の要素として図１Ｂに描示されているが、ＷＴＲＵ１０２は、任意の数の送信／受信要素１２２を含み得る。より具体的には、ＷＴＲＵ１０２は、ＭＩＭＯ技術を用い得る。したがって、一実施形態では、ＷＴＲＵ１０２は、エアインターフェース１１６を介して無線信号を送受信するための２つ以上の送信／受信要素１２２（例えば、複数のアンテナ）を含み得る。
【0027】
トランシーバ１２０は、送信／受信要素１２２によって送信される信号を変調し、送信／受信要素１２２によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、ＷＴＲＵ１０２は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ１２０は、例えば、ＮＲ及びＩＥＥＥ８０２．１１などの複数のＲＡＴを介してＷＴＲＵ１０２が通信することを可能にするための、複数のトランシーバを含み得る。
【0028】
ＷＴＲＵ１０２のプロセッサ１１８は、スピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、及び／又はディスプレイ／タッチパッド１２８（例えば、液晶ディスプレイ（Liquid Crystal Display、ＬＣＤ）表示ユニット若しくは有機発光ダイオード（Organic Light-Emitting Diode、ＯＬＥＤ）表示ユニット）に結合され得るが、これらから、ユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ１１８はまた、ユーザデータをスピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、及び／又はディスプレイ／タッチパッド１２８に出力し得る。なお、プロセッサ１１８は、非リムーバブルメモリ１３０及び／又はリムーバブルメモリ１３２などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ１３０は、ランダムアクセスメモリ（Random-Access Memory、ＲＡＭ）、読み取り専用メモリ（Read-Only Memory、ＲＯＭ）、ハードディスク、又は任意のその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ１３２は、加入者識別モジュール（Subscriber Identity Module、ＳＩＭ）カード、メモリスティック、セキュアデジタル（Secure Digital、ＳＤ）メモリカード等を含み得る。その他の実施形態では、プロセッサ１１８は、サーバ又はホームコンピュータ（図示せず）上など、ＷＴＲＵ１０２上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
【0029】
プロセッサ１１８は、電源１３４から電力を受信し得るが、ＷＴＲＵ１０２におけるその他のコンポーネントに電力を分配する、及び／又は制御するように、構成され得る。電源１３４は、ＷＴＲＵ１０２に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源１３４は、１つ以上の乾電池（例えば、ニッケルカドミウム（Nickel-Cadmium、ＮｉＣｄ）、ニッケル亜鉛（Nickel-Zinc、ＮｉＺｎ）、ニッケル金属水素化物（Nickel Metal Hydride、ＮｉＭＨ）、リチウムイオン（Lithium-ion、Ｌｉ－ｉｏｎ）等）、太陽電池、燃料電池等を含み得る。
【0030】
プロセッサ１１８はまた、ＧＰＳチップセット１３６に結合され得るが、これは、ＷＴＲＵ１０２の現在の場所に関する場所情報（例えば、経度及び緯度）を提供するように、構成され得る。ＧＰＳチップセット１３６からの情報に加えて又はその代わりに、ＷＴＲＵ１０２は、基地局（例えば、基地局１１４ａ、１１４ｂ）からエアインターフェース１１６を介して場所情報を受信する、及び／又は２つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。ＷＴＲＵ１０２は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置決定方法によって位置情報を取得し得るということが、理解されよう。
【0031】
プロセッサ１１８は、その他の周辺機器１３８に更に結合され得るが、その他の周辺機器１３８には、追加の特徴、機能、及び／又は有線若しくは無線接続を提供する、１つ以上のソフトウェア及び／又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器１３８には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、（写真及び／又はビデオのための）デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス（Universal Serial Bus、ＵＳＢ）ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）モジュール、周波数変調（Frequency Modulated、ＦＭ）無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び／又は拡張現実（Virtual Reality/Augmented Reality、ＶＲ／ＡＲ）デバイス、アクティビティトラッカ等が含まれ得る。周辺機器１３８は、１つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び／又は湿度センサのうちの１つ以上であり得る。
【0032】
ＷＴＲＵ１０２は、（例えば、ＵＬ（例えば、送信用）及びダウンリンク（例えば、受信用）の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた）信号のいくつか又は全ての送信及び受信が並列及び／又は同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア（例えば、チョーク）又はプロセッサを介した信号処理（例えば、別個のプロセッサ（図示せず）又はプロセッサ１１８を介して）のいずれかを介して自己干渉を低減する、及び又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、ＷＲＴＵ１０２は、（例えば、ＵＬ（例えば、送信用）又はダウンリンク（例えば、受信用）のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた）信号のうちのいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための、半二重無線機を含み得る。
【0033】
図１Ｃは、一実施形態によるＲＡＮ１０４及びＣＮ１０６を例解するシステム図である。上記のように、ＲＡＮ１０４は、Ｅ－ＵＴＲＡ無線技術を用いて、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信し得る。ＲＡＮ１０４はまた、ＣＮ１０６と通信し得る。
【0034】
ＲＡＮ１０４は、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃを含み得るが、ＲＡＮ１０４は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のｅノード－Ｂを含み得るということが、理解されよう。ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃはそれぞれ、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するための、１つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、ＭＩＭＯ技術を実装し得る。したがって、ｅノード－Ｂ１６０ａは、例えば、複数のアンテナを使用して、ＷＴＲＵ１０２ａに無線信号を送信する、及び／又はＷＴＲＵ１０２ａから無線信号を受信し得る。
【0035】
ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃの各々は、特定のセル（図示せず）と関連付けられ得、ＵＬ及び／又はＤＬ等において、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように、構成され得る。図１Ｃに示すように、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、Ｘ２インターフェースを介して、互いに通信し得る。
【0036】
図１Ｃに示されるＣＮ１０６は、モビリティ管理エンティティ（Mobility Management Entity、ＭＭＥ）１６２、サービングゲートウェイ（Serving Gateway、ＳＧＷ）１６４、及びパケットデータネットワーク（Packet Data network、ＰＤＮ）ゲートウェイ（又はＰＧＷ）１６６を含み得る。前述の要素のそれぞれは、ＣＮ１０６の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、ＣＮオペレータ以外のエンティティによって所有及び／又は運営され得ることが、理解されよう。
【0037】
ＭＭＥ１６２は、Ｓ１インターフェースを介して、ＲＡＮ１０４におけるｅノード－Ｂ１６２ａ、１６２ｂ、１６２ｃの各々に接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、ＭＭＥ１６２は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化／非アクティブ化、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、等の役割を、果たし得る。ＭＭＥ１６２は、ＲＡＮ１０４と、ＧＳＭ及び／又はＷＣＤＭＡなどのその他の無線技術を採用するその他のＲＡＮ（図示せず）との間で切り替えるための、制御プレーン機能を提供し得る。
【0038】
ＳＧＷ１６４は、Ｓ１インターフェースを介してＲＡＮ１０４におけるｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃの各々に接続され得る。ＳＧＷ１６４は、一般に、ユーザデータパケットをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに／それらからルーティングし、かつ転送し得る。ＳＧＷ１６４は、ｅノードＢ間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、ＤＬデータがＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに利用可能である場合にページングをトリガする機能、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのコンテキストを管理かつ記憶する機能等の、その他の機能を実行し得る。
【0039】
ＳＧＷ１６４は、ＰＧＷ１６６に接続され得、ＰＧＷ１６６は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃとＩＰ対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット１１０などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。
【0040】
ＣＮ１０６は、その他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、ＣＮ１０６は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、ＰＳＴＮ１０８などの回路交換ネットワークへのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。例えば、ＣＮ１０６は、ＣＮ１０６とＰＳＴＮ１０８との間のインターフェースとして機能するＩＰゲートウェイ（例えば、ＩＰマルチメディアサブシステム（IP Multimedia Subsystem、ＩＭＳ）サーバ）を含み得るか、それと通信し得る。なお、ＣＮ１０６は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃにその他のネットワーク１１２へのアクセスを提供し得、その他のネットワーク１１２は、その他のサービスプロバイダによって所有される、及び／又は動作されるその他の有線及び／又は無線ネットワークを含み得る。
【0041】
ＷＴＲＵは、無線端末として図１Ａ～図１Ｄに説明されているが、特定の代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの（例えば、一時的又は永久的に）有線通信インターフェースを使用し得ることが、企図される。
【0042】
代表的な実施形態では、その他のネットワーク１１２は、ＷＬＡＮであり得る。
【0043】
インフラストラクチャ基本サービスセット（Basic Service Set、ＢＳＳ）モードのＷＬＡＮは、ＢＳＳのアクセスポイント（Access Point、ＡＰ）及びＡＰと関連付けられた１つ以上のステーション（station、ＳＴＡ）を有し得る。ＡＰは、配信システム（Distribution System、ＤＳ）若しくはＢＳＳに入る、かつ／又はＢＳＳから出るトラフィックを搬送する別のタイプの有線／無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。ＢＳＳ外から生じる、ＳＴＡへのトラフィックは、ＡＰを通って到達し得、ＳＴＡに配信され得る。ＳＴＡからＢＳＳ外の宛先へと生じるトラフィックは、ＡＰに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のトラフィックは、例えば、ＡＰを介して送信され得、ソースＳＴＡは、ＡＰにトラフィックを送信し得、ＡＰは、トラフィックを宛先ＳＴＡに配信し得る。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のトラフィックは、同位層間トラフィックとしてみなされ得る、及び／又は称され得る。同位層間トラフィックは、ソースＳＴＡと宛先ＳＴＡとの間で（例えば、それらの間で直接的に）、直接リンクセットアップ（Direct Link Setup、ＤＬＳ）で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、ＤＬＳは、８０２．１１ｅ ＤＬＳ又は８０２．１１ｚトンネル化ＤＬＳ（Tunneled DLS、ＴＤＬＳ）を使用し得る。独立ＢＳＳ（Independent BSS、ＩＢＳＳ）モードを使用するＷＬＡＮは、ＡＰを有しない場合があり、ＩＢＳＳ内又はそれを使用するＳＴＡ（例えば、ＳＴＡの全部）は、互いに直接通信し得る。通信のＩＢＳＳモードは、本明細書では、「アドホック（ad-hoc）」通信モードと称され得る。
【0044】
８０２．１１ａｃインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する場合に、ＡＰは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上に、ビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅（例えば、２０ＭＨｚ幅の帯域幅）又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、ＢＳＳの動作チャネルであり得、ＡＰとの接続を確立するためにＳＴＡによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば、８０２．１１システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス（Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance、ＣＳＭＡ／ＣＡ）が実装され得る。ＣＳＭＡ／ＣＡの場合、ＡＰを含むＳＴＡ（例えば、全てのＳＴＡ）は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のＳＴＡによって動作中であると感知され／検出される、及び／又は決定される場合、特定のＳＴＡは、バックオフされ得る。１つのＳＴＡ（例えば、１つのステーションのみ）は、所与のＢＳＳにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0045】
高スループット（High Throughput、ＨＴ）ＳＴＡは、通信のための４０ＭＨｚ幅のチャネルを使用し得るが、この４０ＭＨｚ幅のチャネルは、例えば、プライマリ２０ＭＨｚチャネルと、隣接又は非隣接の２０ＭＨｚチャネルと、の組み合わせを介して、形成され得る。
【0046】
非常に高いスループット（Very High Throughput、ＶＨＴ）のＳＴＡは、２０ＭＨｚ、４０ＭＨｚ、８０ＭＨｚ、及び／又は１６０ＭＨｚ幅のチャネルをサポートし得る。上記の４０ＭＨｚ及び／又は８０ＭＨｚ幅のチャネルは、連続する複数の２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。１６０ＭＨｚチャネルは、８つの連続する２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって、又は８０＋８０構成と称され得る２つの連続していない８０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。８０＋８０構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを２つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換（Inverse Fast Fourier Transform、ＩＦＦＴ）処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別個に行われ得る。ストリームは、２つの８０ＭＨｚチャネルにマッピングされ得、データは、送信ＳＴＡによって送信され得る。受信ＳＴＡの受信機では、８０＋８０構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御（Medium Access Control、ＭＡＣ）に送信し得る。
【0047】
サブ１ＧＨｚの動作モードは、８０２．１１ａｆ及び８０２．１１ａｈによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、８０２．１１ｎ及び８０２．１１ａｃで使用されるものと比較して、８０２．１１ａｆ及び８０２．１１ａｈでは低減される。８０２．１１ａｆは、ＴＶホワイトスペース（TV White Space、ＴＶＷＳ）スペクトルにおいて、５ＭＨｚ、１０ＭＨｚ及び２０ＭＨｚ帯域幅をサポートし、８０２．１１ａｈは、非ＴＶＷＳスペクトルを使用して、１ＭＨｚ、２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、及び１６ＭＨｚ帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、８０２．１１ａｈは、マクロカバレッジエリア内のＭＴＣデバイスなど、メータタイプの制御／マシンタイプ通信をサポートし得る。ＭＴＣデバイスは、例えば、特定の、かつ／又は限定された帯域幅のためのサポート（例えば、そのためのみのサポート）を含む、特定の機能を有し得る。ＭＴＣデバイスは、（例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために）閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0048】
複数のチャネル、並びに８０２．１１ｎ、８０２．１１ａｃ、８０２．１１ａｆ、及び８０２．１１ａｈなどのチャネル帯域幅をサポートし得るＷＬＡＮシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、ＢＳＳにおける全てのＳＴＡによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするＢＳＳで動作する全てのＳＴＡの中から、ＳＴＡによって設定される、及び／又は制限され得る。８０２．１１ａｈの例では、プライマリチャネルは、ＡＰ及びＢＳＳにおけるその他のＳＴＡが２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、１６ＭＨｚ、及び／又はその他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、１ＭＨｚモードをサポートする（例えば、それのみをサポートする）ＳＴＡ（例えば、ＭＴＣタイプデバイス）に対して１ＭＨｚ幅であり得る。キャリア感知及び／又はネットワーク配分ベクトル（Network Allocation Vector、ＮＡＶ）設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、ＡＰに送信する（１ＭＨｚ動作モードのみをサポートする）ＳＴＡに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
【0049】
米国では、８０２．１１ａｈにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、９０２ＭＨｚ～９２８ＭＨｚである。韓国では、利用可能な周波数帯域は９１７．５ＭＨｚ～９２３．５ＭＨｚである。日本では、利用可能な周波数帯域は９１６．５ＭＨｚ～９２７．５ＭＨｚである。８０２．１１ａｈに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて６ＭＨｚ～２６ＭＨｚである。
【0050】
図１Ｄは、一実施形態によるＲＡＮ１１３及びＣＮ１１５を例解するシステム図である。上記のように、ＲＡＮ１１３は、ＮＲ無線技術を使用して、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信し得る。ＲＡＮ１１３はまた、ＣＮ１１５と通信し得る。
【0051】
ＲＡＮ１１３は、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃを含み得るが、ＲＡＮ１１３は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のｇＮＢを含み得ることが、理解されよう。ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃはそれぞれ、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するための、１つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、ＭＩＭＯ技術を実装し得る。例えば、ｇＮＢ１８０ａ、１０８ｂは、ビーム形成を利用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃに信号を送信及び／又は受信し得る。したがって、ｇＮＢ１８０ａは、例えば、複数のアンテナを使用して、ＷＴＲＵ１０２ａに無線信号を送信し得る、及び／又はＷＴＲＵ１０２ａから無線信号を受信し得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、ｇＮＢ１８０ａは、複数のコンポーネントキャリアをＷＴＲＵ１０２ａ（図示せず）に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、マルチポイント協調（基地局間協調通信、Coordinated Multi-Point、ＣｏＭＰ）技術を実装し得る。例えば、ＷＴＲＵ１０２ａは、ｇＮＢ１８０ａ及びｇＮＢ１８０ｂ（及び／又はｇＮＢ１８０ｃ）からの協調送信を受信し得る。
【0052】
ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、拡張可能なヌメロロジ（numerology）と関連付けられた送信を使用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。例えば、ＯＦＤＭシンボル間隔及び／又はＯＦＤＭサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び／又は異なる部分に対して変化し得る。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、（例えば、様々な数のＯＦＤＭシンボルを含む、及び／又は様々な長さの絶対時間が持続する）様々な又は拡張性のある長さのサブフレーム又は送信時間間隔（Transmission Time Interval、ＴＴＩ）を使用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。
【0053】
ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、スタンドアロン構成及び／又は非スタンドアロン構成でＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するように、構成され得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、その他のＲＡＮ（例えば、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃなど）にアクセスすることなく、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、モビリティアンカ・ポイントとして、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、未認可バンドにおける信号を使用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。非スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し、これらに接続する一方で、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃなどの別のＲＡＮとも通信し、これらに接続し得る。例えば、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、１つ以上のｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃ及び１つ以上のｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃと実質的に同時に通信するための、ＤＣ原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、ｅノード－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのモビリティアンカとして機能し得るが、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃをサービス提供するための追加の通達範囲及び／又はスループットを提供し得る。
【0054】
ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃの各々は、特定のセル（図示せず）と関連付けられ得、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、ＵＬ及び／又はＤＬにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、ＮＲとＥ－ＵＴＲＡとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能（User Plane Function、ＵＰＦ）１８４ａ、１８４ｂへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能（Access and Mobility Management Function、ＡＭＦ）１８２ａ、１８２ｂへの制御プレーン情報のルーティング等を処理するように構成され得る。図１Ｄに示すように、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、Ｘｎインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0055】
図１Ｄに示されるＣＮ１１５は、少なくとも１つのＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂ、少なくとも１つのＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂ、少なくとも１つのセッション管理機能（Session Management Function、ＳＭＦ）１８３ａ、１８３ｂ、及び場合によってはデータネットワーク（Data Network、ＤＮ）１８５ａ、１８５ｂを含み得る。前述の要素のそれぞれは、ＣＮ１１５の一部として描示されているが、これらの要素のいずれも、ＣＮオペレータ以外のエンティティによって所有及び／又は操作され得ることが、理解されよう。
【0056】
ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂは、Ｎ２インターフェースを介してＲＡＮ１１３におけるｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート（例えば、異なる要件を有する異なるＰＤＵセッションの処理）、特定のＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂの選択、登録エリアの管理、ＮＡＳシグナリングの終了、モビリティ管理等の役割を果たし得る。ネットワークスライスは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃを利用しているサービスのタイプに基づいて、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのＣＮサポートをカスタマイズするために、ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延（ultra-reliable low latency、ＵＲＬＬＣ）アクセスに依存するサービス、高速大容量（enhanced massive mobile broadband、ｅＭＢＢ）アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信（Machine Type Communication、ＭＴＣ）アクセスのためのサービス等の異なる使用事例のために、確立され得る。ＡＭＦ１６２は、ＲＡＮ１１３と、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ及び／又はＷｉＦｉなどの非３ＧＰＰアクセス技術などのその他の無線技術を採用するその他のＲＡＮ（図示せず）との間で切り替えるための、制御プレーン機能を提供し得る。
【0057】
ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、Ｎ１１インターフェースを介して、ＣＮ１１５内のＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂに接続され得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂはまた、Ｎ４インターフェースを介して、ＣＮ１１５内のＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂに接続され得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを選択及び制御し、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、ＵＥ ＩＰアドレスを管理して割り当てること、ＰＤＵセッションを管理すること、ポリシー執行及びＱｏＳを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供すること等の、その他の機能を実行し得る。ＰＤＵセッションタイプは、ＩＰベース、非ＩＰベース、イーサネットベース等であり得る。
【0058】
ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂは、Ｎ３インターフェースを介して、ＲＡＮ１１３内のｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上に接続され得、これによって、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃとＩＰ対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット１１０などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。ＵＰＦ１８４、１８４ｂは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームＰＤＵセッションをサポートすること、ユーザプレーンＱｏＳを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供すること等の、その他の機能を実行し得る。
【0059】
ＣＮ１１５は、その他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、ＣＮ１１５は、ＣＮ１１５とＰＳＴＮ１０８との間のインターフェースとして機能するＩＰゲートウェイ（例えば、ＩＰマルチメディアサブシステム（IP multimedia subsystem、ＩＭＳ）サーバ）を含み得るか、それと通信し得る。なお、ＣＮ１１５は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃにその他のネットワーク１１２へのアクセスを提供し得、その他のネットワーク１１２は、その他のサービスプロバイダによって所有される、及び／又は動作されるその他の有線及び／又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂへのＮ３インターフェース、及びＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂとＤＮ１８５ａ、１８５ｂとの間のＮ６インターフェースを介して、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを通じてローカルデータネットワーク（ＤＮ）１８５ａ、１８５ｂに接続され得る。
【0060】
図１Ａ～図１Ｄ、及び図１Ａ～図１Ｄの対応する説明から見て、ＷＴＲＵ１０２ａ～ｄ、基地局１１４ａ～ｂ、ｅノード－Ｂ１６０ａ～ｃ、ＭＭＥ１６２、ＳＧＷ１６４、ＰＧＷ１６６、ｇＮＢ１８０ａ～ｃ、ＡＭＦ１８２ａ～ｂ、ＵＰＦ１８４ａ～ｂ、ＳＭＦ１８３ａ～ｂ、ＤＮ１８５ａ～ｂ、及び／又は本明細書で説明される任意のその他のデバイスのうちの１つ以上に関する、本明細書で説明される機能のうちの１つ以上又は全ては、１つ以上のエミュレーションデバイス（図示せず）によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書で説明される機能の１つ以上又は全てをエミュレートするように構成された、１つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、その他のデバイスを試験し得る、並びに／又はネットワーク及び／若しくはＷＴＲＵ機能をシミュレートし得る。
【0061】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び／又はオペレータネットワーク環境におけるその他のデバイスの１つ以上の試験を実装するように、設計され得る。例えば、１つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内のその他のデバイスを試験するために、有線通信ネットワーク及び／又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装される、及び／又は展開されている間、１つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。１つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び／又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装／展開されている間、１つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得る、及び／又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
【0062】
１つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び／又は無線通信ネットワークの一部として実装／展開されていない間、全てを含む１つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、１つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに／又は展開されていない（例えば、試験用の）有線及び／若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。１つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。ＲＦ回路（例えば、１つ以上のアンテナを含み得る）を介した直接ＲＦ結合及び／又は無線通信は、データを送信する、及び／又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0063】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。実施例では、ＰＩＮ要素（ＰＩＮＥ）は、要請要求を送ること、及び／又は要請応答を受信することによって、ＰＩＮ情報をディスカバリし得る。実施例では、ＰＩＮＥは、無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）であり得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、支援ディスカバリ要求メッセージを、ＰＩＮゲートウェイ、ＰＩＮ管理機能を有するＰＩＮ要素、及び／又はその他のＰＩＮ要素に送り得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、グループディスカバリポリシーに基づいて、その他のＰＩＮグループメンバーをディスカバリし得る。ＰＩＮゲートウェイは、ＰＩＮグループ情報をディスカバリし得る、及び／又はＰＩＮグループ情報をその他のＰＩＮ要素に提供し得る。ＰＩＮ要素は、１つ以上のディスカバリ制限レベルで構成され得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮ情報がその他のＰＩＮ要素のために構成されたディスカバリ制限レベルに一致する場合、ＰＩＮ情報をその他のＰＩＮ要素に提供し得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、その到達可能性ステータスをブロードキャストし得るが、これは、ＰＩＮ要素が直接、又はＰＩＮゲートウェイ（ＧＷ）若しくはＰＩＮリレーを介してアクセスされ得ることを示してもよい。
【0064】
ＰＩＮＥにおいて構成されるピン要素（ＰＩＮＥ）識別性及び証明情報のフォーマットが提供され得る。システム（例えば、５Ｇシステム）は、管理機能を有するＰＩＮＥ（ＰＥＭＣ）が、識別性及び証明情報で規定されているＰＩＮＥを認証及び／又は認可し得るように、拡張されてもよい。システム（例えば、５ＧＣ）は、ＰＥＭＣとＰＩＮＥとの間で実行される認証及び認可手順を支援することが可能であり得る。
【0065】
ＰＩＮＥがＰＥＭＣによって認証及び／又は認可された場合、ＰＩＮＥは、ＰＩＮのゲートウェイ機能を有するＰＩＮＥ（ＰＥＧＣ）と通信することが可能であり得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可する際に、ＰＥＧＣを支援し得る。
【0066】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）に関連付けられたディスカバリポリシー構成情報が、決定され得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）を備え得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮのためのディスカバリが有効化されていることを示し得る。第１のメッセージは、第２のＷＴＲＵに送信され得る。例えば、第１のメッセージは、ＰＩＮのためのディスカバリが有効化されている場合、第２のＷＴＲＵに送信され得る。第１のメッセージは、ディスカバリポリシー構成情報に基づき得る。第１のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。第２のメッセージは、第２のＷＴＲＵから受信され得る。第２のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し得る。第３のメッセージは、第２のＷＴＲＵに送信され得る。第３のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた要求された情報を示し得る。
【0067】
実施例では、ディスカバリポリシー構成情報は、ディスカバリモード、ＰＩＮ情報、及び／又はＰＩＮ ＩＤのうちの少なくとも１つを含み得る。
【0068】
実施例では、要求された情報は、ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のデバイスのリスト、ＰＩＮ機能、ＰＩＮ利用可能性、ＰＩＮ到達可能性、及び／又はＰＩＮに関連付けられたサービスのうちの少なくとも１つを備え得る。
【0069】
実施例では、ＰＩＮに関連付けられ得るディスカバリポリシー構成情報は、第３のＷＴＲＵから第４のメッセージを受信することによって決定され得る。第３のＷＴＲＵは、ＰＩＮゲートウェイ、管理機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＭＣ）、及び／又はゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＧＣ）のうちの少なくとも１つであり得る。
【0070】
実施例では、第５のメッセージは、第２のＷＴＲＵに送信され得る。第５のメッセージは、第１のＷＴＲＵと第２のＷＴＲＵとの間の接続を確立する要求を示し得る。
【0071】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）に関連付けられたディスカバリポリシー構成情報が、決定され得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）を備え得る。ディスカバリポリシー構成情報は、ＰＩＮのためのディスカバリが有効化されていることを示し得る。第１のメッセージは、ＷＴＲＵ（例えば、別のＷＴＲＵ）に送信され得る。例えば、ＰＩＮのディスカバリが有効化されている場合、第１のメッセージをＷＴＲＵに送信し得る。第１のメッセージは、ディスカバリポリシー構成情報に基づき得る。第１のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。第２のメッセージは、ＷＴＲＵから受信され得る。第２のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し得る。第３のメッセージは、ＷＴＲＵに送信され得る。第３のメッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得、ＰＩＮに関連付けられた要求された情報を示し得る。
【0072】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。要請要求メッセージは、ＷＴＲＵ（例えば、別のＷＴＲＵ）から受信され得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられたパーソナル・モノのインターネットネットワーク（ＰＩＮ）識別情報（ＩＤ）を示し得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示す。要請応答メッセージを、ＷＴＲＵに送信し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮに関連付けられた要求された情報を示し得る。要求メッセージは、ＷＴＲＵから受信され得る。要求メッセージは、要求された情報に基づき得る。要求メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、ＷＴＲＵに関連付けられたＷＴＲＵ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、ＰＩＮに参加するための要求を示し得る。応答メッセージは、例えば、ＷＴＲＵ ＩＤが認証された場合に、ＷＴＲＵから受信され得る。応答メッセージは、ＷＴＲＵがＰＩＮに参加することを認可されていることを示し得る。応答メッセージは、認可情報を示し得る。
【0073】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）のディスカバリに関連するシステム、方法、及び手段が、本明細書で説明される。実施例では、第１のＷＴＲＵが提供され得る。第１のＷＴＲＵは、プロセッサを備え得る。プロセッサは、１つ以上の方法を実行するように構成され得る。要請要求メッセージは、第２のＷＴＲＵから受信され得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられ得るパーソナル・モノのインターネットネットワーク（ＰＩＮ）識別情報（ＩＤ）を示し得る。要請要求メッセージは、ＰＩＮに関連付けられ得る情報に対する要求を示す。要請応答メッセージを、第２のＷＴＲＵに送信し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要請応答メッセージは、ＰＩＮに関連付けられ得る要求された情報を示し得る。要求メッセージは、第２のＷＴＲＵから受信され得る。要求メッセージは、要求された情報に基づき得る。要求メッセージは、ＰＩＮ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、第２のＷＴＲＵに関連付けられ得るＷＴＲＵ ＩＤを示し得る。要求メッセージは、ＰＩＮに参加するための要求を示し得る。応答メッセージは、例えば、ＷＴＲＵ ＩＤが認証された場合に、第２のＷＴＲＵから受信され得る。応答メッセージは、第２のＷＴＲＵがＰＩＮに参加することを認可されていることを示し得る。応答メッセージは、認可情報を示し得る。
【0074】
実施例では、広告メッセージは、第２のＷＴＲＵに送信され得る。広告メッセージは、ＰＩＮに関連付けられ得るＰＩＮを示し得る。
【0075】
実施例では、接続要求メッセージが受信され得る。接続要求メッセージは、認可情報に基づいてＰＩＮへの接続を確立する要求を示し得る。
【0076】
実施例では、ＷＴＲＵ ＩＤが認証され得る。実施例では、ＷＴＲＵ ＩＤは、認証情報を使用することによって、認証され得る。
【0077】
実施例では、第２のＷＴＲＵがサービスにアクセスすることを許可され得ることが、決定され得る。
【0078】
ＰＩＮ要素及びＰＩＮＥは、本明細書では交換可能に使用され得る。ＰＩＮＥは、パーソナルＩｏＴネットワーク（ＰＩＮ）に接続するデバイスであり得る。ＰＩＮ ＧＷ及びＰＥＧＣは、本明細書では交換可能に使用され得る。ＰＥＧＣは、ＰＩＮにおけるゲートウェイとして機能することが可能なＰＩＮＥであり得る。ＰＩＮ管理及びＰＥＭＣは、本明細書では交換可能に使用され得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮにおいて管理機能として機能することが可能なＰＩＮＥであり得る。ＰＥＧＣ及びＰＩＮ ＧＷは、本明細書では交換可能に使用され得る。例えば、ＰＥＧＣによって実行され得る機能は、ＰＥＭＣによって実行され得る。別の実施例として、ＰＥＭＣによって実行され得る機能は、ＰＥＧＣによって実行され得る。デバイスは、ＰＥＧＣ及びＰＥＭＣの両方であってもよい（例えば、本明細書で説明されるようなＰＥＧＣ及びＰＥＭＣの、両方の特徴を含んでもよい）。例えば、ＰＩＮ ＧＷは、ＰＥＧＣ及び／又はＰＥＭＣであり得る。別の実施例として、ＷＴＲＵは、ＰＩＮ ＧＷ、ＰＥＧＣ、ＰＥＭＣ、これらの組み合わせ等とし得る。単純Ｐｉｎ要素（ＰＩＮＥ）、ゲートウェイ機能を有するＰＩＮＥ（ＰＥＧＣ）、及び／又は管理機能を有するＰＩＮＥ（ＰＥＭＣ）などのデバイスが、ＷＴＲＵサブスクリプションにリンクされ得る。デバイスをＷＴＲＵのサブスクリプションにリンキングすることは、ＷＴＲＵのサブスクリプションが、単純ＰＩＮＥがＰＩＮ内でそのＷＴＲＵに関連付けられ得ることを示すように更新されることを意味し得る。例えば、ＷＴＲＵがＰＥＭＣ又はＰＥＧＣである場合、リンキングは、デバイス（例えば、ＰＩＮＥ）が、ＰＥＭＣ又はＰＥＧＣによって運用されるＰＩＮ内で動作する場合があることを、示し得る。
【0079】
本明細書で説明されるように、ＰＩＮＥは、単純ＰＩＮＥ（例えば、ａＰＥＧＣ又はＰＥＭＣでなくてもよいＰＩＮＥ）を示し得る。本明細書で開示されるように、無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）は、ＰＩＮＥ、ＰＥＧＣ、ＰＥＭＣ、これらの組み合わせ等であってもよい、並びに／又はそれらを備えてもよい。
【0080】
複数のＩｏＴデバイス（例えば、ＩｏＴ対応ＷＴＲＵ）が、私設環境などの環境において展開され得る。ＩｏＴ機能を有するＷＴＲＵは、ＰＩＮとして編成され得る。例えば、家庭環境では、セキュリティセンサ、スマートライト、スマートプラグ、プリンタ、携帯電話等は、住居用ゲートウェイによって管理され得、互いに通信し得る。これらのデバイスのうちの１つ以上（例えば、これらのデバイスの全て）は、ＰＩＮを構成し得る。デバイス（例えば、ＷＴＲＵなどの各デバイス）は、ＰＩＮ要素と称される場合があり、異なるＰＩＮ要素は、異なる機能を有し得る。例えば、住居用ゲートウェイは、ＰＩＮ要素間の接続及び／又はネットワーク（例えば、５Ｇネットワーク）とＰＩＮ要素との間の接続を提供することに関連付けられたゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＩＮ ＧＷ）であってもよい。住居用ゲートウェイは、１つ以上のＰＩＮ管理機能をサポートし得る（例えば、１つ以上のＰＩＮ管理機能を実行するように構成され得る）。図２は、代表的なホームＰＩＮ（例えば、ホームオートメーションＰＩＮ）を示す。
【0081】
１つ以上の着用式デバイス（例えば、ポータブルデバイス及び／又は取り付け可能デバイス）は、ＰＩＮを形成し得る。一実施例では、着用式デバイスは、ＷＴＲＵであり得る。このようなＰＩＮでは、ＷＴＲＵ（例えば、携帯電話であり得る、別のＷＴＲＵ）は、ゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素及び／又は管理機能を有するＰＩＮ要素として動作し得る。スマートウォッチ、仮想現実（Virtual Reality、ＶＲ）／拡張現実（Augmented Reality、ＡＲ）デバイス（例えば、ＶＲ／ＡＲゴーグル又はメガネ）、ａｉｒｐｏｄｓ、ＷＴＲＵ、及び／又は同様のものなどの１つ以上のＰＩＮ要素は、ＰＩＮにおいて互いに（及び／又は５Ｇネットワークを介して、その他のＷＴＲＵと）通信し得る。図３は、５Ｇネットワークを介して互いに通信する着用式デバイスを含む、２つの代表的なＰＩＮを示す。
【0082】
近接サービス（Proximity Services、ＰｒｏＳｅ）は、ＷＴＲＵが互いに近接していることに基づいて、３ＧＰＰシステム（例えば、５Ｇネットワーク）によって、提供され得る。第１のＷＴＲＵは、例えば、ＰｒｏＳｅディスカバリ手順を通じて、第１のＷＴＲＵの近傍にあり得るその他のＷＴＲＵをディスカバリするように、構成され得る。モデルＡ及びモデルＢなどの、複数のＰｒｏＳｅディスカバリモード（例えば、２つのＰｒｏＳｅディスカバリモード）があり得る。モデルＡでは、ＷＴＲＵ（例えば、アナウンシング側ＷＴＲＵ）は、例えば、ＰｒｏＳｅコードを有する告知メッセージをブロードキャストし得る。このようなＰｒｏＳｅコードは、例えば、アナウンシング側ＷＴＲＵの識別子、及び／又はアナウンシング側ＷＴＲＵによって提供されるサービスに関連付けられ得る。告知メッセージを受信するその他のＷＴＲＵ（例えば、監視ＷＴＲＵ）は、アナウンシング側ＷＴＲＵがそれらの近傍にあることを知ることができる。モデルＢでは、ＷＴＲＵ（例えば、ディスカバリ側ＷＴＲＵ）は、例えば、ＰｒｏＳｅクエリコードと共に、要請要求メッセージをブロードキャストし得る。このようなＰｒｏＳｅクエリコードは、ディスカバリされるべきＷＴＲＵ及び／又はディスカバリされるべきＰｒｏＳｅサービスの識別子に、関連付けられ得る。要請要求メッセージを受信するその他のＷＴＲＵ（例えば、被ディスカバリ側ＷＴＲＵ）は、例えば、ＰｒｏＳｅ応答コードを用いて、要求に応答し得る。このようなＰｒｏＳｅ応答コードは、被ディスカバリ側ＷＴＲＵの識別子及び／又は被ディスカバリ側ＷＴＲＵによって提供されるＰｒｏＳｅサービスに、関連付けられ得る。ディスカバリ側ＷＴＲＵは、例えば、本明細書で説明される特徴を通して、１つ以上の被ディスカバリ側ＷＴＲＵがその近傍にあることを知り得る。
【0083】
本明細書で説明されるディスカバリモードのうちの１つ以上（例えば、ディスカバリモードの全て）は、グループディスカバリ（例えば、特定のグループに属するＷＴＲＵをディスカバリするため）、ＷＴＲＵ対ネットワークリレーディスカバリ（例えば、５Ｇネットワークへの接続を提供するＷＴＲＵ対ネットワークリレーをディスカバリするため）等を実行するために、使用され得る。（例えば、グループディスカバリのための）実施例では、ディスカバリメッセージ（例えば、告知メッセージ、要請要求／応答等）は、グループＩＤを含み得る。（例えば、ＷＴＲＵ対ネットワークリレーディスカバリのための）実施例では、ディスカバリメッセージ（例えば、告知メッセージ、要請要求／応答等）は、ＷＴＲＵ対ネットワークリレーサービスを示すために、（例えば、本明細書で説明されるＰｒｏＳｅコードの代わりに）リレーサービスコードを使用し得る。
【0084】
図４は、本明細書で説明されるディスカバリモードＡを使用する５Ｇ ＰｒｏＳｅディスカバリ（例えば、直接ディスカバリ）の、一実施例を示す。図５は、本明細書で説明されるディスカバリモードＢを使用する５Ｇ ＰｒｏＳｅディスカバリ（例えば、直接ディスカバリ）の、一実施例を示す。
【0085】
本明細書で説明されるシステム、方法、及び手段は、ＰＩＮディスカバリ及び／又はＰＩＮ要素ディスカバリを容易にするために、使用され得る。（例えば、ホームオートメーションＰＩＮのための）実施例では、ＩｏＴデバイス（例えば、ゲストＰＩＮ要素）を有し得る自宅への訪問者及び／又はゲストは、例えば、訪問者自身のゲームデバイス（例えば、ゲストＰＩＮ要素）を使用してビデオゲームをプレイするために、ホームＰＩＮ（例えば、ホームオートメーションＰＩＮ）に一時的に参加することができる。ＰＩＮに参加する前に、ゲストＰＩＮ要素は、ホームＰＩＮ及び／又はホームＰＩＮ内の１つ以上のＰＩＮ要素をディスカバリし得る。（例えば、本明細書で説明されるディスカバリモデルＡ及び／又はモードＢに基づく）近接サービスディスカバリが、同位ノードをディスカバリするために使用され得る。本明細書で説明されるホームＰＩＮなどの１以上のＰＩＮ環境では、ゲストＰＩＮ要素は、利用可能なＰＩＮ情報及び／又はＰＩＮ要素情報をディスカバリするように構成され得る。ＰＩＮ情報は、例えば、ＰＩＮ識別子（identifier、ＩＤ）、ＰＩＮトポロジ、及び／又はＰＩＮのステータス（例えば、ＰＩＮ内のＰＩＮ要素の数）を含み得るが、一方で、ＰＩＮ要素情報は、例えば、ＰＩＮ要素ＩＤ、ＰＩＮ要素機能（例えば、ＰＩＮ要素がゲートウェイ、管理、又はリレーエンティティであるかどうか）、ＰＩＮ要素のステータス（例えば、ＰＩＮ要素がオンであるかオフであるかどうか）等を含み得る。
【0086】
本明細書で説明される１つ以上の技術は、どのタイプ（複数可）のＰＩＮ情報及び／又はＰＩＮ要素情報がディスカバリされるべきかを決定するために、並びに／又はこのようなＰＩＮ及び／若しくはＰＩＮ要素情報のディスカバリを可能にするために、使用され得る。
【0087】
本明細書で説明されるシステム、方法、及び手段は、ＰＩＮ要素グループディスカバリを容易にするために、使用され得る。（例えば、ホームオートメーションに関連付けられたイントラＰＩＮ通信を実行するために、及び／又は音声、ビデオ、及び／又はゲームデータなどのデータをストリーミングするための）実施例では、ＰＩＮ要素は、１つ以上のその他のＰＩＮ要素と（例えば、同時に）通信するように構成され得る、及び／又は通信を開始する前にその他のＰＩＮ要素を個々の要素として、又はＰＩＮ要素グループとしてディスカバリするように、構成され得る。ＰＩＮ要素グループは、例えば、アプリケーション層グループＩＤに基づいてアプリケーションに対して形成され得る。このようなアプリケーション層グループＩＤは、アプリケーションサーバによって提供され得る、及び／又は（例えば、ネットワークによって）事前構成又は規定され得る。（例えば、ＰＩＮを伴う場合の）実施例では、グループサイズ及び／又はメンバーＩＤ（複数可）は、ＰＩＮ ＧＷを介して知られ得る（例えば、取得され得る）。このような情報は、グループキャスト制御のために使用され得る。
【0088】
近接ベースのグループメンバーディスカバリ技術は、ＰＩＮ要素グループディスカバリのために使用され得る。（例えば、ＰＩＮ環境が関与する場合の）実施例では、ＰＩＮ要素は、ＰＩＮアプリケーション層グループＩＤ、ＰＩＮグループサイズ（例えば、グループ内のＰＩＮ要素の数）、ＰＩＮグループＩＤ等の、利用可能なＰＩＮグループ情報をディスカバリするように、構成され得る。本明細書で説明される１つ以上の技術は、例えば、ＰＩＮグループメンバーが互いを直接ディスカバリすることを、ＰＩＮ ＧＷが許可しない場合、又はＰＩＮグループメンバーが互いを直接ディスカバリすることを、ＰＩＮ ＧＷが許可する場合、ＰＩＮ要素グループ情報のディスカバリを可能にし得る。
【0089】
ＰＩＮディスカバリ、ＰＩＮ要素ディスカバリ、及び／又はＰＩＮ要素グループディスカバリに関連するプライバシー問題に、対処し得る。これらのプライバシー問題は、例えば、ゲストＰＩＮ要素がＰＩＮを用いてディスカバリ手順を実行する場合に、ＰＩＮ所有者に対して生じ得る。プライバシー問題は、ＰＩＮ情報及び／又はＰＩＮ要素情報が無認可のゲストＰＩＮ要素によってディスカバリされ得ないこと、セキュリティセンサがゲストＰＩＮ要素によって（例えば、ゲストＰＩＮ要素がＰＩＮ内のプリンタをディスカバリすることを認可されている場合であっても）ディスカバリされ得ないこと等を確実にすることを、含み得る。本明細書で説明される１つ以上の技術は、プライバシーポリシーに基づいてＰＩＮディスカバリ及び／又はＰＩＮ要素ディスカバリの実行を制御する（例えば、異なるプライバシーポリシーに基づいてＰＩＮ情報及び／又はＰＩＮ要素情報に関して異なるディスカバリ動作が実行されることを可能にする）ために、使用され得る。
【0090】
ＰＩＮ要素の利用可能性及び／又は到達可能性のディスカバリが、提供され得る。実施例では、ゲストＰＩＮ要素がＰＩＮ要素をディスカバリするためにディスカバリ手順を実行する場合、ゲストＰＩＮは、ＰＩＮ要素の利用可能性及び／又は到達可能性が目的となり得る。例えば、ゲストＰＩＮは、ＰＩＮ要素がアクセスされ得る時間ウィンドウが目的となり得る、及び／又はＰＩＮ要素がアクセスされ得るデータパスが目的となり得る。ゲストＰＩＮ要素がＰＩＮ要素の利用可能性及び／又は到達可能性をディスカバリすることを可能にすることが、提供され得る。
【0091】
ＰＩＮＥの認証及び認可を、提供し得る。ＰＩＮＥは、証明情報及び／又は識別情報（例えば、ＰＩＮＥ ＩＤ）と共に、事前構成及び／又はオンボードされてもよい。証明情報及び／又はＰＩＮＥ ＩＤは、モバイルネットワーク事業者（ＭＮＯ）によって制御されるサーバ、ネットワーク機能、及び／又はリポジトリ上で規定され得る。ＰＩＮＥは、ＰＩＮを管理するＰＥＭＣに近接して配置され得る。ＰＩＮＥがオンにされ得、ＰＥＭＣをディスカバリし得、ＰＩＮＥ認証及び認可の手順が開始され得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥが認証されているかどうか、及び／又はＰＩＮＥがＰＩＮに参加することを認可されているかどうかを、決定し得る。ＰＩＮＥがＰＩＮに参加すると、ＰＩＮＥは、ＰＥＧＣとの通信を確立し得るが、ＰＩＮ内のその他のデバイスと通信し得る。
【0092】
ＰＥＭＣ及びＰＥＧＣは、１つ以上のＷＴＲＵであり得る。ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣ又はＰＥＧＣとの間の通信のために、ＰＣ５が使用され得る。実施例では、ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、並びに／又はＰＩＮ ＧＷとの間のその他のインターフェースが使用され得る。ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、並びに／又はＰＩＮ ＧＷとの間の通信は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＷｉＦｉなどのプロトコル（例えば、非３－ＧＰＰプロトコル）によって伝送され得る。一実施例では、セキュリティは、ＰＩＮアプリケーション層によって提供され得るが、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ及び／又はＷｉＦｉによっては提供され得ない（例えば、機密性、整合性、及び／又はリプレイ保護）。
【0093】
ＰＩＮＥにおいて構成される（例えば、構成される必要があり得る）ＰＩＮＥ識別情報及び／又は証明情報のフォーマットが、提供され得る。システム（例えば、５Ｇシステム）は、ＰＥＭＣが、識別情報及び証明情報で規定されているＰＩＮＥを認証及び／又は認可し得るように、拡張され得る。システム（例えば、５ＧＣ）は、ＰＥＭＣとＰＩＮＥとの間で実行される認証及び認可手順を支援することが可能であり得る。
【0094】
ＰＩＮＥがＰＥＭＣによって認証及び認可される場合、ＰＩＮＥは、ＰＩＮのＰＥＧＣと通信することが可能であり得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可する際に、ＰＥＧＣを支援し得る。
【0095】
本明細書で説明される実施例は、顧客構内ネットワークのために使用され得る。ＰＩＮ ＧＷ（ＰＥＭＣ及び／又はＰＥＧＣであり得る）は、進化型住居用ゲートウェイによって置き換えられ得、ゲストＰＩＮ要素／ＰＩＮ要素は、ＷＴＲＵによって置き換えられ得る。
【0096】
実施例では、ＰＩＮ要素（例えば、ＰＩＮ ＧＷ又は管理機能を有するＰＩＮ要素）は、ＰＩＮの識別子を含み得る告知メッセージを送信（例えば、ブロードキャスト）し得る。ゲストＰＩＮ要素は、告知メッセージを受信したことに応答して、ＰＩＮをディスカバリし得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮに関する情報（例えば、追加情報）をディスカバリすることを決定し得るが、ＰＩＮ内の１つ以上のその他のＰＩＮ要素に要求（例えば、要請要求）を送信し得る。要求は、ＰＩＮ識別子及び／又はディスカバリされるべきその他のＰＩＮ情報などの情報を含み得る。このようなＰＩＮ情報は、例えば、機能（例えば、特定の機能）を有する１つ以上のＰＩＮ要素、ＰＩＮトポロジ、１つ以上のＰＩＮサービス等を示し得る。要求に含まれるＰＩＮ情報と一致するＰＩＮ要素は、例えば、ゲストＰＩＮ要素によって要求されたＰＩＮ情報を有する応答（例えば、要請応答）を送信し得る。例えば、ゲストＰＩＮ要素が、リレー機能を有するＰＩＮ要素をディスカバリすることを決定した場合、ゲストＰＩＮ要素は、ディスカバリされるべきＰＩＮ情報にリレー機能指示を含め得る。実施例では、ゲストＰＩＮ要素が、ＰＩＮサービス（例えば、特定のＰＩＮサービス）を提供するＰＩＮ要素をディスカバリすることを決定した場合、ゲストＰＩＮ要素は、ディスカバリされるべきＰＩＮ情報にＰＩＮサービス記述及び／又はサービスＩＤを含め得る。
【0097】
ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、その他のＰＩＮ要素のための１つ以上のＰＩＮディスカバリポリシーを構成し得る。１つ以上のＰＩＮディスカバリポリシーは、ディスカバリが有効にされるか無効にされるかの指示、ディスカバリモードの指示、ＰＩＮ識別子の指示等を含み得る。ＰＩＮ要素は、１つ以上のＰＩＮディスカバリポリシーに基づいて、ディスカバリ手順を実行し得る。異なるＰＩＮ要素は、異なるＰＩＮディスカバリポリシーを用いて構成され得る。
【0098】
本明細書で説明される告知メッセージは、ＰＩＮの１つ以上のＰＩＮ要素（例えば、全てのＰＩＮ要素）によってブロードキャストされ得るか、ＰＩＮ ＧＷ若しくはディスカバリポリシーに基づく管理機能を有するＰＩＮ要素によって、ブロードキャストされ得る。
【0099】
本明細書で説明される告知、要請要求、及び／又は要請応答メッセージは、ＰＩＮ要素識別子及び／又はゲストＰＩＮ要素識別子を含み得る。
【0100】
ゲストＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子を含み得る告知メッセージを受信し得る。ゲストＰＩＮ要素は、ローカルポリシーに基づいてＰＩＮのＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定し得る。ゲストＰＩＮ要素は、要請要求を送信し得るが、要請要求は、ディスカバリされるべきＰＩＮ識別子及び／又はＰＩＮ情報を含み得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子及び／又はディスカバリされるべきＰＩＮ情報を含み得る要請応答を受信し得る。
【0101】
ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、ディスカバリポリシー構成情報を受信し得るが、ディスカバリポリシー構成情報は、ディスカバリが有効化されているか無効化されているか、使用されるディスカバリモード、使用されるＰＩＮ識別子（例えば、ディスカバリメッセージにおいて）等を示し得る。ＰＩＮ要素は、例えば、ディスカバリポリシーに基づいて告知メッセージをブロードキャストし得る。ＰＩＮ要素は、要請要求を受信し得る、及び／又はＰＩＮ要素が要請要求に含まれるＰＩＮ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ要素は、要請要求メッセージによって要求されたＰＩＮ情報と共に、要請応答を送信し得る。
【0102】
ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、以下の挙動のうちの１つ以上を用いて構成され得る。ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリポリシー構成情報を受信し得るが、ディスカバリポリシー構成情報は、ディスカバリが有効化されているか無効化されているか、使用されるディスカバリモード、使用されるＰＩＮ識別子（例えば、ディスカバリメッセージにおいて）等を示し得る。ＰＩＮ ＧＷは、例えば、ディスカバリポリシーに基づいて告知メッセージをブロードキャストし得る。ＰＩＮ ＧＷは、要請要求を受信し得る、及び／又はＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮ情報（例えば、要請要求に含まれるＰＩＮ情報）と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ ＧＷは、要請要求メッセージによって要求されたＰＩＮ情報と共に、要請応答を送信し得る。
【0103】
図６は、ＰＩＮディスカバリ手順の一実施例を示す。１において、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、又はＰＩＮ管理機能を有するＰＩＮ要素）は、ディスカバリポリシー構成情報を１つ以上のＰＩＮ要素に送信し得る（例えば、異なるＰＩＮ要素は、異なるディスカバリポリシーで構成され得る）。構成情報は、ディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、（例えば、ディスカバリメッセージ中で）使用されるべきＰＩＮ識別子等を示し得る。２において、ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮ識別子を含み得る告知メッセージをブロードキャストし得る。３において（例えば、ＰＩＮをディスカバリした後）、ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮに関連付けられたＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定し得る。４において、ゲストＰＩＮ要素は、要請要求を送信し得るが、要請要求は、ディスカバリされるべきＰＩＮ識別子及び／又はＰＩＮ情報を含み得る。５において、ディスカバリされるべきＰＩＮ情報に一致するＰＩＮ要素は、例えば、ゲストＰＩＮ要素によって要求されたＰＩＮ情報と共に、要請応答を送信し得る。
【0104】
実施例では、本明細書で説明されるディスカバリモデルＡ（例えば、ディスカバリモデルＡのみ）が、ＰＩＮディスカバリのために使用され得る。ＰＩＮ要素は、告知メッセージをブロードキャストし得るが、これは、ＰＩＮ識別子、及び／又はＰＩＮ要素の機能、ＰＩＮトポロジ、ＰＩＮ要素によって提供されるＰＩＮサービス（複数可）などのその他のＰＩＮ情報を含み得る。ゲストＰＩＮ要素は、告知メッセージを監視し得る。ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、ＰＩＮ内の１つ以上のＰＩＮ要素のためのＰＩＮディスカバリポリシーを構成し得る（例えば、異なるＰＩＮ要素は、異なるディスカバリポリシーで構成され得る）。告知メッセージは、例えば、ディスカバリポリシーに基づいて、ＰＩＮ中の１つ以上のＰＩＮ要素（例えば、全てのＰＩＮ要素）によって、又はＰＩＮ ＧＷ（例えば、例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）によって、ブロードキャストされ得る。実施例では、告知メッセージは、ＰＩＮ要素識別子を含み得る。実施例では、ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、ディスカバリポリシー構成情報（例えば、異なるＰＩＮ要素が異なるディスカバリポリシーで構成され得る）を受信し得るが、ディスカバリポリシー構成情報は、ディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、（例えば、ディスカバリメッセージにおいて）使用されるべきＰＩＮ識別子等を示し得る。ＰＩＮ要素は、ディスカバリポリシーに基づいて告知メッセージをブロードキャストし得る。告知メッセージは、ＰＩＮ情報を含み得る。
【0105】
実施例では、本明細書で説明されるディスカバリモデルＢ（例えば、ディスカバリモデルＢのみ）が、ＰＩＮディスカバリのために使用され得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子を含み得る要請要求を送信し得る。要請要求を受信するＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子及び／又はその他のＰＩＮ情報を含み得る、要請応答を送信し得る。ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、ＰＩＮ内の１つ以上のＰＩＮ要素のためのＰＩＮディスカバリポリシーを構成し得る（例えば、異なるＰＩＮ要素は、異なるディスカバリポリシーで構成され得る）。ＰＩＮ要素は、ディスカバリポリシーに基づいて要請要求に応答することを、決定し得る。要請要求及び／又は応答メッセージは、ＰＩＮ要素識別子及び／又はゲストＰＩＮ要素識別子を含み得る。ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、ディスカバリポリシー構成情報を受信し得る（例えば、異なるＰＩＮ要素は、異なるディスカバリポリシー構成情報を受信し得る）が、ディスカバリポリシー構成情報は、ディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、ディスカバリメッセージにおいて使用されるべきＰＩＮ識別子等を示し得る。ＰＩＮ要素は、（例えば、ディスカバリされるべきＰＩＮ情報を含み得る）要請要求を受信し得るが、ＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮ情報を有する要請応答を送信し得る。
【0106】
実施例では、ＰＩＮ要素（例えば、ＰＩＮ ＧＷ、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、告知メッセージをブロードキャストし得るが、これは、ＰＩＮのＩＤ、及び／又はＰＩＮ要素（複数可）が認可なしにディスカバリ可能ではない、若しくはＰＩＮ ＧＷを介してディスカバリ可能である（例えば、ＰＩＮ ＧＷとの通信を介してディスカバリ可能である）という情報を含み得る。ゲストＰＩＮ要素は、例えば、告知メッセージを受信した後に、ＰＩＮ ＧＷをディスカバリし得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ ＧＷと通信することが許可され得る（例えば、許可され得るのみであり得る）。その他のＰＩＮ要素は、それらがゲストＰＩＮ要素を介して直接ディスカバリされることができないように、ＰＩＮ ＧＷによってディスカバリポリシーを用いて構成され得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ ＧＷに要請要求を送信し得るが、これは、例えば、ＰＩＮ ＧＷのＰＩＮ ＩＤ及び／又はディスカバリされるべきＰＩＮ情報を含み得る（例えば、特定の機能、ＰＩＮトポロジ、ＰＩＮサービス等を有するＰＩＮ要素）。
【0107】
ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、例えば、ＰＩＮ内のＰＩＮ要素と通信することを介して（例えば、要請要求／応答を介して）、要求されたＰＩＮ情報を収集し得る。実施例では、ＰＩＮ ＧＷが情報を収集した場合、ＰＩＮ ＧＷは、要請応答をゲストＰＩＮ要素に送信し返し得る。ＰＩＮ ＧＷは、それがゲストＰＩＮによってディスカバリされ得るように、それぞれのＰＩＮ要素のディスカバリを可能にし得る。
【0108】
ゲストＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１以上を含み得る：ＰＩＮ ＩＤを含む告知メッセージを受信すること、ローカルポリシーに基づいて、ＰＩＮのＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定すること、ディスカバリされるべきＰＩＮ ＩＤ及び／又はＰＩＮ情報を含む要請要求を送信すること、又は、ディスカバリされるべきＰＩＮ ＩＤ及び／又はＰＩＮ情報を含む要請応答を受信すること。
【0109】
ＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１つ以上を含み得る：ディスカバリポリシー構成を受信することであって、ディスカバリ、ディスカバリモード、ディスカバリメッセージで使用されるＰＩＮ ＩＤ等を有効化するか、無効化することを含む、ディスカバリポリシー構成を受信すること、要請要求を受信し、ＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮ情報及び／又はＰＩＮ ＩＤと一致するかどうかを決定すること、又は、要請要求メッセージによって要求されたＰＩＮ情報を有する要請応答を送信すること。
【0110】
ＰＩＮ ＧＷ挙動（管理機能を伴うＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせであり得る）は、以下のうちの１つ以上を含み得る：ディスカバリポリシー構成を送信することであって、ディスカバリ、ディスカバリモード、ディスカバリメッセージで使用されるＰＩＮ ＩＤ等を有効化するか、無効化することを含む、ディスカバリポリシー構成を送信すること、ディスカバリポリシーに基づいて、告知メッセージをブロードキャストすること、要請要求を受信し、ＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮ情報と一致するかどうかを決定すること、又は、ＰＩＮ情報を有する要請応答を送信すること。
【0111】
図７は、ＰＩＮディスカバリの一実施例を示す図である。ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、ディスカバリポリシー構成をＰＩＮ要素（複数可）に送信し得るが、例えば、これは、ゲストＰＩＮ要素によるＰＩＮ要素（複数可）のためのディスカバリを、無効にし得る。ＰＩＮ ＧＷは、告知メッセージをブロードキャストし得るが、これは、ＰＩＮ ＧＷのＰＩＮ ＩＤと、ＰＩＮ ＧＷのみを介した認可又はディスカバリなしではＰＩＮディスカバリが認可されないという指示と、を含み得る。ＰＩＮ ＧＷをディスカバリした後、ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定し得る。ゲストＰＩＮ要素は、要請要求を送信し得るが、要請要求は、ディスカバリされるべきＰＩＮ ＩＤ及び／又はＰＩＮ情報を含み得る。ＰＩＮ ＧＷは、要請要求及び／又は応答を介して、ＰＩＮ内のゲストＰＩＮから、要求されたＰＩＮ情報をディスカバリし得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮ情報と共に、ターゲットＰＩＮ要素のＰＩＮ ＩＤを用いてゲストＰＩＮに応答し得る。ＰＩＮ ＧＷは、例えば、ターゲットＰＩＮ要素がゲストＰＩＮによってディスカバリされ得るように、ターゲットＰＩＮ要素上でのディスカバリを可能にし得る。ゲストＰＩＮは、ターゲットＰＩＮ要素をディスカバリするための情報（例えば、全ての必要な情報）を有し得るが、（例えば、本明細書で説明される）ディスカバリ手順が、後に続き得る。
【0112】
ＰＩＮ要素は、ＰＩＮ要素グループをディスカバリするように、構成され得る。このようなＰＩＮ要素グループは、アプリケーション（例えば、１つ以上のＰＩＮ要素のアプリケーション層）によって形成され得る、及び／又はネットワークによって事前構成若しくは規定され得る。後者の場合、グループサイズ及び／又はグループのメンバー（例えば、メンバーＩＤ）は、知られている（例えば、ネットワークによって構成されている）場合がある。ＰＩＮ要素は、複数の方法（例えば、２つの方法）で、グループディスカバリを実行するように構成され得る。例えば、ＰＩＮ ＧＷが（例えば、構成されたポリシーに基づいて）それらが近くにあるか遠くにあるかにかかわらず、ＰＩＮ要素がその他のグループメンバーを直接ディスカバリすることを許可しない場合、ＰＩＮ要素は、１つ以上のグループメンバーをディスカバリするために、支援要求をＰＩＮ ＧＷに送り得る。例えば、ＰＩＮ要素は、グループメンバーの直接ディスカバリがＰＩＮ ＧＷによって制限されない場合、グループメンバーディスカバリ要請メッセージを送信し得る。
【0113】
図８は、ＰＩＮ要素の直接ディスカバリが許容されない場合に、ＰＩＮ要素グループをディスカバリする、実施例を示す。示されるように、４つのＰＩＮ要素のグループは、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）に関連付けられ得る。ＰＩＮ要素のうちの１つは、グループキャスト通信のためのその他のグループメンバーをディスカバリすることが、目的になり得る。ＰＩＮ ＧＷは、（例えば、構成されたポリシーに基づいて）ＰＩＮグループメンバーが互いを直接ディスカバリすることを許容しない場合がある。このような場合、ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、グループディスカバリポリシー構成を受信し得るが、これは、直接（例えば、又は間接）グループディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、ＰＩＮ識別子、ＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーション識別子（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等を示し得る。（例えば、間接ディスカバリのための）実施例では、ＰＩＮ要素は、例えば、グループディスカバリポリシーに基づいてグループメンバーをディスカバリするために、支援ディスカバリ要求メッセージを、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）に送信し得る。ＰＩＮ要素は、（例えば、ディスカバリされるべき）ＰＩＮグループ情報を備える要請要求を受信し得るが、ＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮグループ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮグループ情報を含み得る要請応答を送信し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮグループ情報を含み得るグループディスカバリ告知メッセージを受信し得る。（例えば、間接ディスカバリのための）実施例では、ＰＩＮ要素は、グループ情報と共に、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、又は管理機能を有するＰＩＮ要素）から、支援ディスカバリ応答メッセージを受信し得る。
【0114】
ＰＩＮ ＧＷは、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ ＧＷは、グループディスカバリポリシー構成情報を送信し得るが、これは、直接（例えば、又は間接）グループディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるディスカバリモード、使用されるＰＩＮ識別子、使用されるＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーション識別子（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等を示し得る。ＰＩＮ ＧＷは、グループディスカバリ要請要求を送信し得る、及び／又はＰＩＮ要素がディスカバリされるべきＰＩＮグループ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮグループ情報を含み得るグループディスカバリ要請応答を受信し得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮ要素から、グループメンバーディスカバリ支援要求メッセージを受信し得るが、これは、ＰＩＮグループ情報を含み得る。ＰＩＮ ＧＷは、支援応答メッセージをＰＩＮ要素に送信し得るが、ＰＩＮグループ情報及び／又はグループメンバーＩＤを、応答に含め得る。
【0115】
図７に示されるように、１において、ＰＩＮ ＧＷは、グループディスカバリポリシー構成情報を、１つ以上のＰＩＮ要素（例えば、全てのＰＩＮ要素）に送り得る。構成情報は、直接（例えば、又は間接）ディスカバリメンバーディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、ＰＩＮ識別子、ＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーション識別子（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等の指示を含み得る。２において、その他のグループメンバーをディスカバリすることが目的となり得るＰＩＮ要素１は、支援メッセージをＰＩＮ ＧＷに送り得る。支援メッセージは、例えば、ＰＩＮグループ情報（例えば、ディスカバリされているＰＩＮグループ情報）を含み得る。３において（例えば、支援要求を受信した後）、ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリ要請要求メッセージをブロードキャストし得る。４において、１つ以上のＰＩＮ要素は、ＰＩＮグループ情報を含み得るディスカバリ要請メッセージを受信し得る。一致するＰＩＮグループ情報をディスカバリしようと試みるＰＩＮ要素は、要請応答をＰＩＮ ＧＷに送信し得るが、これは、一致するＰＩＮグループ情報を含み得る。５において、ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリ支援応答をＰＩＮ要素１に送信し、ＰＩＮグループメンバーの存在を確認し得る。
【0116】
図９は、ＰＩＮ要素の直接ディスカバリが許容され得ない場合に、ＰＩＮ要素グループをディスカバリする、実施例を示す。示されるように、４つのＰＩＮ要素のグループは、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）に関連付けられ得る。ＰＩＮ要素のうちの１つ以上は、例えば、グループキャスト通信のためのその他のグループメンバーをディスカバリすることが、目的になり得る。ポリシーは、例えば、ＰＩＮグループメンバーが互いにディスカバリメッセージを送信又は受信するのに十分に近くあり得る場合に、ＰＩＮグループメンバーが互いをディスカバリすることを可能にするように、事前構成され得る。ＰＩＮ ＧＷは、グループメンバー（例えば、グループメンバーのうちのいずれか）が直接到達可能でない場合に、ディスカバリを支援し得る。
【0117】
ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、グループディスカバリポリシー構成情報を受信し得るが、これは、直接（例えば、又は間接）グループディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、ＰＩＮ識別子、ＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーション識別子（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等の指示を含み得る。（例えば、直接ディスカバリのための）実施例では、ＰＩＮ要素は、グループディスカバリポリシーに基づいて、グループディスカバリ要請メッセージをブロードキャストし得る。ＰＩＮ要素は、要請要求を送信及び／又は受信し得るが、これは、ＰＩＮグループ情報（例えば、ディスカバリされているＰＩＮグループ情報）を含み得、ＰＩＮ要素が、ディスカバリされているＰＩＮ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮグループ情報を有する要請応答を送信及び／又は受信し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮグループ情報を有するグループディスカバリ告知メッセージを受信し得る。ＰＩＮ要素は、例えば、ＰＩＮ ＧＷから支援ディスカバリ応答メッセージを受信し得る。支援ディスカバリ応答メッセージは、ディスカバリ側ＰＩＮ要素によって直接ディスカバリされ得るかされ得ない、ＰＩＮグループ情報及び／又はグループメンバーを含み得る。
【0118】
ＰＩＮ ＧＷは、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ ＧＷは、グループディスカバリポリシー構成情報を送信し得るが、これは、直接（例えば、又は間接）グループディスカバリが有効であるか無効であるか、ディスカバリモード、ＰＩＮ識別子、ＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーションＩＤ（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等の指示を含み得る。ＰＩＮ ＧＷは、例えば、ディスカバリポリシーに基づいて、グループディスカバリ告知メッセージをブロードキャストし得る。ＰＩＮ ＧＷは、要請要求を受信し得、ＰＩＮ要素が、ディスカバリされているＰＩＮグループ情報と一致するかどうかを決定し得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮグループ情報を含み得る要請応答を送信し得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮ要素から、支援要求メッセージを受信し得るが、これは、ＰＩＮグループ情報を含み得る。ＰＩＮ ＧＷは、ＰＩＮグループ情報及び／又はグループメンバー識別子によって、支援応答メッセージをＰＩＮ要素に送信し得る。
【0119】
図９に示されているように、１において、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、グループディスカバリポリシー構成情報を、１つ以上のＰＩＮ要素（例えば、全てのＰＩＮ要素）に送り得る。構成情報は、グループディスカバリが有効であるか無効であるか、使用されるべきディスカバリモード、ＰＩＮ識別子、ＰＩＮグループ識別子、ＰＩＮアプリケーション識別子（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）、グループサイズ等の指示を含み得る。２において、（例えば、特定のサービスを提供するか、特定のグループＩＤを有する）ＰＩＮ要素グループをディスカバリすることが目的となるＰＩＮ要素（例えば、ディスカバリ側ＰＩＮ要素）は、グループディスカバリ要請要求メッセージをブロードキャストし得る。要求メッセージは、グループＩＤ及び／又はアプリケーションＩＤ（例えば、ＰＩＮグループに関連付けられたアプリケーションＩＤ）を含み得る。３において（例えば、ディスカバリ側ＰＩＮ要素から要請要求を受信した後に）、グループに属する被ディスカバリ側ＰＩＮ要素は、要請応答で応答し得る。応答は、ＰＩＮグループに関連付けられた情報を含み得る。４において、ディスカバリ側ＰＩＮ要素（例えば、ＰＩＮ要素１）は、それがＰＩＮグループの１つ以上のグループメンバー（例えば、全てのグループメンバー）から応答を受信しなかったと決定し得る。それに応答して、ディスカバリ側ＰＩＮ要素は、５において、メンバーディスカバリ支援メッセージを、ＰＩＮ ＧＷに送信し得る。支援メッセージは、例えば、ＰＩＮグループ情報及び／又は未着メンバーの数を含み得る。６において、ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリ告知メッセージをブロードキャストし得る。７において、ＰＩＮ要素１からの要請要求メッセージに以前に応答しなかったＰＩＮ要素のうちの１つ以上は、ディスカバリ要請要求メッセージをＰＩＮ ＧＷに送信し得る。８において、ＰＩＮ ＧＷは、詳細なＰＩＮグループ情報を有する要請要求メッセージに応答し得る。９において、ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリ支援応答をディスカバリ側ＰＩＮ要素（例えば、この場合はＰＩＮ要素１）に送信して、ＰＩＮグループメンバーの存在を確認し得る。
【0120】
制限は、ＰＩＮディスカバリ及び／又はＰＩＮ要素ディスカバリに関して、課され得る。実施例では、１つ以上のＰＩＮ要素（例えば、全てのＰＩＮ要素）は、１つ以上のディスカバリ制限レベルを指定し得るディスカバリポリシーを用いて、構成され得る。ＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定するゲストＰＩＮ要素は、例えば、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、又はＰＩＮ管理機能を有するその他のＰＩＮ要素（複数可））から、ＰＩＮのディスカバリポリシーを取り出し得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子及び／又はディスカバリ制限レベルを含み得る要請要求を送信し得る。要請要求を受信するＰＩＮ要素は、ディスカバリ制限レベル及び／又は１つ以上の対応するセキュリティパラメータに基づいて、ゲストＰＩＮ要素が、ＰＩＮ情報をディスカバリすることを許可されているかどうかを、決定（たとえば、チェック）し得る。ＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子及び／又はその他のＰＩＮ情報を有する要請応答を送信し得る。
【0121】
ディスカバリ制限レベル（複数可）は、セキュリティパラメータのセット（例えば、それぞれのセット）を用いて構成され得る。トークンは、セキュリティレベルに関連付けられた１つ以上のセキュリティパラメータに基づいて生成され得る、及び／又はディスカバリ制限レベルと共に送信され得る。トークン及び／又はディスカバリ制限レベルの受信機は、例えば、対応するセキュリティパラメータに基づいてトークンをチェックすることによって、ディスカバリ制限レベルがディスカバリメッセージ中で悪用されているかどうかをチェックし得る。
【0122】
実施例では、要請要求を受信した後に要請応答を送信する代わりに、ＰＩＮ要素は、ディスカバリ制限レベル（複数可）を含み得る告知メッセージをブロードキャストし得る。
【0123】
ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ ＧＷからディスカバリポリシー構成情報を受信する前に、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）との保護接続を確立し得る。
【0124】
ディスカバリ制限レベル（複数可）は、低、中、若しくは高として、及び／又はゲストレベル、通常レベル、フルアクセスレベル等として、定義され得る。ディスカバリ制限レベル（複数可）は、ディスカバリ制限レベル（複数可）がいつ利用可能であるかを示すための、時間ウィンドウ（複数可）を含み得る。
【0125】
ディスカバリ制限レベル（複数可）は、ＰＩＮ要素ごとに構成され得る。例えば、ＰＩＮ要素Ａは、高いディスカバリ制限レベルで構成され得、ＰＩＮ要素Ｂは、低いディスカバリ制限レベルで構成され得る。
【0126】
ディスカバリ制限レベル（複数可）は、ＰＩＮ情報ごとに設定され得る。例えば、ＰＩＮ要素Ａは、ＰＩＮ要素Ａのステータスに関連付けられた高いディスカバリ制限レベルと、ＰＩＮ要素ＡのＩＤに関連付けられた低いディスカバリ制限レベルと、で構成され得る。ディスカバリ制限レベル（複数可）は、ＰＩＮサービスごとに構成され得る。高いディスカバリ制限レベルは、第１のサービスのために構成され得、低いディスカバリ制限レベルは、第２のサービスのために構成され得る。
【0127】
ディスカバリ制限レベル（複数可）が設定されたゲストＰＩＮ要素は、設定されたディスカバリ制限レベル（複数可）に対応するＰＩＮ情報を、ディスカバリし得る（例えば、ディスカバリのみし得る）。例えば、高いディスカバリ制限レベルで構成されたＰＩＮ要素は、低いディスカバリ制限レベルで構成されたゲストＰＩＮ要素からの要請要求に応答し得ない。対応する要請要求が低いディスカバリ制限レベルで構成されたゲストＰＩＮ要素からのものである場合、ＰＩＮ要素は、低いディスカバリ制限レベルに関連付けられたＰＩＮ情報を、要請応答に含め得る（例えば、含めるのみし得る）。
【0128】
ゲストＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ゲストＰＩＮ要素は、１つ以上のディスカバリ制限レベル（複数可）及び／又はディスカバリ制限レベル（複数可）に対応するセキュリティパラメータを含み得る、ディスカバリポリシー構成情報を受信し得る。ゲストＰＩＮ要素は、ローカルポリシーに基づいてＰＩＮのＰＩＮ情報をディスカバリすることを決定し得る。ゲストＰＩＮ要素は、１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又はディスカバリ制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータに基づいて生成されたトークンを含み得る、要請要求を送信し得る。要請要求は、ディスカバリされるべきＰＩＮ識別子及び／又はＰＩＮ情報を含み得る。ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ識別子及び／又はディスカバリされているＰＩＮ情報を含み得る、要請応答を受信し得る。
【0129】
ＰＩＮ要素は、以下の挙動のうちの１つ以上で構成され得る。ＰＩＮ要素は、１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又はディスカバリ制限レベル（複数可）に関連付けられたセキュリティパラメータを含み得る、ディスカバリポリシー構成情報を受信し得る。ＰＩＮ要素は、要請要求を受信し、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）を決定し得る。ＰＩＮ要素は、例えば、ディスカバリ制限レベル（複数可）に関連付けられたトークン（例えば、制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータ）をチェックすることによって、ゲストＰＩＮ要素がそのディスカバリ制限レベル（複数可）について認可されているかどうかを決定し得る。ＰＩＮ要素は、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）に一致するＰＩＮ情報を含み得る、要請応答を送信し得る。
【0130】
ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、以下の挙動のうちの１つ以上を用いて構成され得る。ＰＩＮ ＧＷは、ディスカバリポリシー構成情報を、１つ以上のＰＩＮ要素に送信し得る。ディスカバリポリシー構成情報は、１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又は制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータを含み得る。ＰＩＮ ＧＷは、例えば、ゲストＰＩＮ要素から要請要求を受信し得、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）を決定し得る。ＰＩＮ ＧＷは、例えば、ディスカバリ制限レベルに関連付けられたトークン（例えば、制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータ）をチェックすることによって、ゲストＰＩＮ要素がそのディスカバリ制限レベル（複数可）について認可されているかどうかを決定し得る。ＰＩＮ ＧＷは、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）に一致するＰＩＮ情報を含み得る、要請応答を送信し得る。
【0131】
図１０は、制限されたＰＩＮディスカバリの一実施例を示す。１において、ＰＩＮ ＧＷ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、ディスカバリポリシー構成情報を、１つ以上のＰＩＮ要素に送信し得る。ディスカバリポリシー構成情報は、１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又はディスカバリ制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータを含み得る。２において、例えば、本明細書で説明される１つ以上の実施例に従って、ＰＩＮディスカバリが実行され得る。３において、ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ ＧＷとの安全な接続を確立し得る（例えば、ゲストＰＩＮ要素は、ＰＩＮ ＧＷに関連付けられたＰＩＮに参加し得る）。４において、ＰＩＮ ＧＷは、ゲストＰＩＮ要素にディスカバリポリシー構成情報を送信し得る。ディスカバリポリシー構成情報は、１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又はディスカバリ制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータを含み得る。５において、ゲストＰＩＮ要素は、ゲストＰＩＮ要素のために構成された１つ以上のディスカバリ制限レベル及び／又はそれらのディスカバリ制限レベルに関連付けられたセキュリティパラメータに基づいて生成されたトークンを含み得る、勧誘要求を送信し得る。要請要求は、ディスカバリされるべきＰＩＮ識別子及び／又はその他のＰＩＮ情報を含み得る。６において、ＰＩＮ要素は、例えば、それらのディスカバリ制限レベル（複数可）に関連付けられたトークンをチェックすることによって、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）、及び／又はゲストＰＩＮ要素がそのディスカバリ制限レベル（複数可）について認可されているかどうか、を決定し得る。７において、ＰＩＮ要素は、ゲストＰＩＮ要素のディスカバリ制限レベル（複数可）に一致するＰＩＮ情報を有する要請応答を、送信し得る。
【0132】
ＰＩＮ要素の利用可能性及び／又は到達可能性のディスカバリが、提供され得る。本明細書で説明される実施例は、ゲストＰＩＮ要素が、ＰＩＮ要素の利用可能及び／又は到達可能性をディスカバリすることを、どのように可能にするか、を示し得る。
【0133】
実施例では、ＰＩＮ要素（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、到達可能性ステータスを含み得る告知メッセージをブロードキャスト、マルチキャスト、又はグループキャストし得る。ＰＩＮ要素到達可能性ステータスは、ＰＩＮ要素が、例えば、ＰＩＮ ＧＷ若しくはＰＩＮリレーを介して直接アクセスされ得るか、コアネットワークを介してアクセスされ得るか、を示し得る。
【0134】
実施例では、告知メッセージをブロードキャスト、マルチキャスト、又はグループキャストする代わりに、ＰＩＮ要素は、ゲストＰＩＮ要素から要請要求を受信した後に、到達可能性ステータスを有する要請応答を送信し得る。
【0135】
到達可能性ステータスは、ＰＩＮ要素が、例えば、ＰＩＮ ＧＷ若しくはＰＩＮリレーを介して、又はコアネットワークを介して直接アクセスされる場合に、ＱｏＳ情報及び／又はセキュリティ情報を含み得る。
【0136】
到達可能性ステータスは、ＰＩＮ要素がＰＩＮ ＧＷを介して、例えば、ＰＩＮリレーを介して、又はコアネットワークを介してアクセスされ得る場合に、ＰＩＮ ＧＷのＩＤ、ＰＩＮリレーのＩＤ、又はＰＬＭＮ ＩＤを含み得る。
【0137】
到達可能性ステータスは、ＰＩＮ ＧＷ、ＰＩＮリレーを介して、又はコアネットワークを介してアクセスするために使用され得る、ＩＰアドレス、ＭＡＣアドレス、及び／又はプロトコルデータユニット（Protocol Data Unit、ＰＤＵ）セッションＩＤを含み得る。
【0138】
到達可能性ステータスは、到達可能性ステータスがサービス（例えば、特定のサービス）、例えば、ＰＩＮ ＧＷを介してアクセスされ得るプリンタサービスに対して利用可能である場合に、サービスＩＤを含み得る。
【0139】
実施例では、ゲストＷＴＲＵがＰＩＮ ＧＷとして動作する場合、ゲストＷＴＲＵは、コアネットワークとの接続が利用可能であるか否か、を示し得る。
【0140】
ＰＩＮ要素の到達可能性ステータスをディスカバリした後、ゲストＷＴＲＵは、ＰＩＮ要素と通信するために、例えば、ＰＩＮ ＧＷ、ＰＩＮリレーを介して、又はコアネットワークを介して、通信経路を選択し得る。
【0141】
実施例では、ゲストＷＴＲＵがＰＩＮ要素と通信する場合に、ゲストＷＴＲＵは、通信のためのＰＩＮ要素の到達可能性ステータス内のＩＰアドレス、ＭＡＣアドレス、又はＰＤＵセッションＩＤを使用し得る。
【0142】
ゲストＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１つ以上を含み得る：要請要求を送信すること、要請応答において、ＰＩＮ要素の到達可能性ステータスを受信すること、到達可能性ステータスに基づいて、例えば、ＰＩＮ ＧＷを介して、ＰＩＮリレーを介して、又はコアネットワークを介して、通信経路を選択すること、受信されたＰＩＮ ＧＷのＩＤ、ＰＩＮリレーのＩＤ、又はＰＬＭＮ ＩＤに基づいて、通信経路を確立すること、あるいは、受信された到達可能性ステータスに基づいて、ＩＰアドレス、ＭＡＣアドレス、又はＰＤＵセッションＩＤを使用することによって、ＰＩＮ要素と通信すること。
【0143】
ＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１つ以上を含み得る：要請要求を受信すること、又は要請応答を介してその到達可能性ステータスをブロードキャストすること。
【0144】
利用可能性ディスカバリが、提供され得る。本明細書で説明される実施例は、ゲストＰＩＮ要素が、ＰＩＮ要素の利用可能及び／又は到達可能性をディスカバリすることを、どのように可能にするか、を示し得る。
【0145】
実施例では、ＰＩＮ要素（例えば、ＰＩＮ ＧＷ、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）は、利用可能性ステータスを含み得る告知メッセージを、ブロードキャストし得る。ＰＩＮ要素利用可能性ステータスは、どの時間ウィンドウにおいてＰＩＮ要素がアクセスされ得るか、を示し得る。
【0146】
ＰＩＮ要素は、ゲストＰＩＮ要素から要請要求を受信した後に、利用可能性ステータスを有する要請応答を送信し得る。利用可能性ステータスは、サービスＩＤを含み得る。利用可能性ステータスは、どのエリアにおいてＰＩＮ要素がアクセスのために利用可能であるかを示し得る、ロケーション情報を含み得る。
【0147】
ゲストＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１つ以上を含み得る。要請要求を送信すること、要請応答において、ＰＩＮ要素の利用可能性ステータスを受信すること、ＰＩＮ要素が、現在の時間ウィンドウ及び現在の位置において利用可能であるかどうか、を決定すること、又は、ＰＩＮ要素と通信すること。
【0148】
ＰＩＮ要素の挙動は、以下のうちの１つ以上を含み得る：要請要求を受信すること、又は要請応答を介してその到達可能性ステータスをブロードキャストすること。
【0149】
ＰＩＮＥの認証及び／又は認可を、提供し得る。ＷＴＲＵが、ＰＩＮ ＧＷ、ＰＥＭＣ、及び／又はＰＥＧＣなどのＰＩＮ内のデバイスをどのようにディスカバリし、デバイスに接続し、及び／又はデバイスとの認証手順及び／又は認可手順をどのように実行し得るかについての手順が、提供され得る。手順は、ブートストラップされた識別子及び／又は偽信号を使用して、情報の交換（例えば、安全な交換）を可能にする、並びに／あるいは認証手順及び／又は認可手順の実行を可能にし得る。
【0150】
ＰＩＮＥ識別情報フォーマット（複数可）が、提供され得る。ＰＩＮＥ ＩＤフォーマットは、複数のフィールドを含み得る。ＰＩＮＥ ＩＤ中の第１のフィールドは、ＭＮＯ ＩＤに解決され得る値であり得る。フィールドのフォーマットは、（通信回線接続端末用）運用地域識別コード（Mobile Country Code、ＭＣＣ）及び／又は（通信回線接続端末用）電気通信事業者識別コード（Mobile Network Code、ＭＮＣ）であり得る。ＰＩＮＥ ＩＤ内の第２のフィールドは、ＰＩＮＥとの認証手順及び／又は認可手順を実行するために交信され得るネットワーク機能に決定され得る値であり得る。例えば、ネットワーク機能は、認証、認可、及びアカウンティング（Ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ（認証）Ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎ（認可）、Ａｃｃｏｕｎｔｉｎｇ（アカウンティング）、ＡＡＡ）サーバ、ＡＡＡプロキシ、認証サーバ機能（Authentication Server Function、ＡＵＳＦ）、又は統合データ管理（Unified Data Management、ＵＤＭ）であり得る。実施例では、第１のフィールドは、ＰＩＮＥのための認証手順及び／又は認可手順を実行するために交信され得るネットワーク機能を決定するために、使用され得る。実施例では、本フィールドは、ＰＩＮ ＩＤ及び／又はＰＩＮＥ ＩＤを取得するためにクエリされ得るネットワーク機能に、決定され得る。ＰＩＮＥ ＩＤ内の第３のフィールドは、ＰＩＮＥにリンクされたサブスクリプション識別子に決定され得る値であり得る。サブスクリプションは、ゲートウェイ機能を有するＰＥＭＣ又はＰＩＮＥ（例えば、管理機能を有するＰＩＮ要素、ＰＥＭＣ、ＰＥＧＣ、及び／又はこれらの組み合わせ）を識別し得る。ＰＩＮＥ ＩＤ内の第４のフィールドは、デバイス識別子に決定され得る値であり得る。ＰＩＮＥ ＩＤ中の第５のフィールドは、サービスプロバイダＩＤに決定され得る値であり得る。
【0151】
プライバシー及び／又は非リンク可能性の考慮事項に基づいて、識別情報におけるルーティング情報の使用は、状況を提示し得る。ｐｉｎｅＩＤ偽名及び／又は偽信号は、例えば、セキュリティ及び／又はプライバシーの観点（例えば、見解）からの特徴であり得る。
【0152】
ＰＩＮＥ ＩＤは、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号に関連付けられ得る。ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号は、ＰＩＮＥ ＩＤに決定され得る無差別なＩＤであり得る。ＰＩＮＥ ＩＤがＰＩＮＥ、ＰＥＭＣ、又はＰＥＧＣにおいて規定される場合、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号が規定され得る。ＰＩＮＥ ＩＤは、メッセージ交換及び／又はブロードキャストメッセージにおいて使用されて、ＰＩＮＥ ＩＤ及び／又はそれが含む情報をブロードキャストすることを回避し得るか、可視化されるのを回避し得る。リンク可能性を回避するために、このようなＰＩＮＥ ＩＤ偽名及び／又は偽信号は、頻繁に変更されなければならない場合がある。
【0153】
ＰＩＮブートストラップ情報が、提供され得る。ＰＩＮＥ ＩＤ及びＰＩＮＥ ＩＤ偽信号に加えて、ＰＩＮＥは、ＰＩＮブートストラップ情報を用いて構成され得る。
【0154】
ＰＩＮブートストラップ情報は、１つ以上の証明情報を含み得る。証明情報（例えば、各証明情報）は、ＰＩＮＥ ＩＤに関連付けられ、ＰＩＮＥを認証するために使用される値並びに／又は認証トークン及び／若しくは非認証トークン（例えば、チケット）であり得る。証明情報（例えば、各証明情報）は、ＰＩＮ ＩＤ、ＰＥＭＣ ＩＤ、及び／又はＰＥＧＣ ＩＤに関連付けられ得る。証明情報がＰＩＮ ＩＤ、ＰＥＭＣ ＩＤ、又はＰＥＧＣ ＩＤに関連付けられている場合、ＰＩＮＥは、ＰＥＭＣ又はＰＥＧＣ（特定のＰＥＭＣ又はＰＥＧＣ）を有するそのＰＩＮ内で、通信、認証、及び／又は認可のために（例えば、通信、認証、及び／又は認可のためだけに）証明情報を使用することを、知り得る。証明情報は、キー、識別情報、及び／又は証明書であり得る。
【0155】
ＰＩＮブートストラップ情報は、ＰＩＮ ＩＤ偽信号を含み得る。ＰＩＮ ＩＤ偽信号は、ＰＩＮ、ＰＥＭＣ、及び／又はＰＥＧＣをディスカバリするためにＰＩＮＥによって使用される値であり得る。例えば、ＰＩＮ ＩＤ偽信号は、ＰＩＮＥがその他のＰＩＮＥ、ＰＥＭＣ、及び／又はＰＥＧＣをディスカバリすることを可能にするために、ＰＩＮＥ、ＰＥＭＣ、及び／又はＰＥＧＣによってブロードキャストされる値であり得る。ＰＩＮ ＩＤ偽信号は、その他のＰＩＮＥ、ＰＥＭＣ、及び／又はＰＥＧＣが、ＰＩＮ ＩＤをブロードキャストすることを回避することを、可能にし得る。ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号は、実際のＰＩＮＥ ＩＤに決定され得る統一資源識別（Uniform Resource Identifier、ＵＲＩ）であり得る、又は実際のＰＩＮＥ ＩＤに決定され得るＵＲＩを指すＵＲＩ ＩＤ（例えば、インデックス）であり得る。
【0156】
ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報は、ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣ又はＰＥＧＣとの間の手順（例えば、ディスカバリ、認証、及び／又は認可）において使用され得るが、ＰＥＭＣ又はＰＥＧＣは、ＰＩＮＥのためのＰＩＮブートストラップ情報、又はＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報の少なくともサブセットを取得し得る（例えば、取得する必要がある）。ＰＥＭＣ又はＰＥＧＣは、ＰＩＮＥとの認証手順の実行前又は実行中に、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を取得し得る。ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報は、ＮＡＳシグナリングを介して、システム（例えば、５ＧＣ）から、又はユーザプレーン対話を介して、ＡＡＡサーバから取得され得る。取得されたＰＩＮブートストラップ情報は、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可するために、使用され得る。本明細書で説明されるＡＡＡサーバは、ＰＩＮサーバであり得る。
【0157】
実施例では、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥのための接続性を提供し、ＮＡＳシグナリング（例えば、制御プレーン）を介して、システム（例えば、５ＧＣ）から、又はユーザプレーン対話を介してアプリケーションサーバから、ＰＩＮブートストラップ情報を規定することを支援し得る、オンボーディングＰＥＭＣとして機能し得る。ＰＥＭＣは、全域ディスカバリコード及び／又はルーティング可能アドレス（例えば、ＩＰアドレス）をブロードキャストし得る。ＰＩＮＥは、全域ディスカバリコードを有するブロードキャストメッセージを聴取し得る。ＰＥＭＣがディスカバリされた場合、ＰＩＮＥは、ＰＩＮブートストラップ情報のオンボーディング及び／又は規定のために、ＰＥＭＣと接続し得る。ＰＩＮブートストラップ情報が規定された（例えば、首尾よく規定された）後、ＰＩＮＥは、オンボーディングＰＥＭＣから切断され、ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣ又はＰＥＧＣとの間の後続の手順（複数可）（例えば、ディスカバリ、認証、及び／又は認可）のために、規定されたＰＩＮブートストラップ情報を使用し得る。
【0158】
ＰＩＮＥのＰＥＭＣ認可及び／又は認証が、提供され得る。
【0159】
図１１は、ＰＩＮＥのＰＥＭＣ認証及び認可のための、代表的手順を示す。ＰＩＮＥは、ＰＩＮブートストラップ情報を規定し得る、ブートストラップされ得る、及び／又は構成され得る。ＰＩＮＥは、ＰＩＮＥ ＩＤ、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号、又はサーバからのＰＩＮブートストラップ情報のうちの１つ以上を受信し得る。例えば、アプリケーションクライアント又はＰＩＮイネーブラクライアントなどのＰＩＮＥ上のアプリケーションは、ＰＩＮイネーブラサーバからＰＩＮブートストラップ情報を受信し得る。ＰＩＮＥは、グラフィカルユーザインターフェース（Graphical User Interface、ＧＵＩ）等のユーザインターフェースを介して、製造プロセス中に、ＰＩＮブートストラップ情報を用いて構成され得る。ＰＩＮＥがＷＴＲＵである場合、ＰＩＮＥは、システム（例えば、５ＧＣ）との認証手順及び認可手順中に、ＮＡＳメッセージを介して、システム（例えば、５ＧＣ）から、ＰＩＮブートストラップ情報を受信し得る。ＰＩＮＥがＷＴＲＵである場合、ＰＩＮＥは、システム（例えば、５ＧＣ）との認証手順及び／又は認可手順中に、ＮＡＳメッセージを介して、システム（例えば、５ＧＣ）から受信されたＰＩＮブートストラップ情報を使用して、ＰＩＮＥ ＩＤ、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号、及び／又は証明情報を導出し得る。例えば、ＰＩＮＥは、ＰＩＮブートストラップ情報に含まれていた可能性があるキーを使用して、ＰＩＮＥ ＩＤ、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号、及び／又は証明情報を導出し得る。ＷＴＲＵであるＰＩＮＥは、以下のうちの１つ以上を使用して、そのアプリケーション証明書をブートストラップするためにアクセス認証を使用し得る：汎用ブートストラッピングアーキテクチャ（General Bootstrapping Architecture、ＧＢＡ）、アプリケーションのための認証及びキー管理（Authentication and Key Management for Application、ＡＫＭＡ）、又は５ＧのＧＢＡ。
【0160】
ＰＥＭＣは、ＰＩＮに参加することを許可された、ＰＩＮＥに関する情報を、受信し得る。本情報は、ＰＩＮＥの、ＰＩＮブートストラップ情報、ＰＩＮＥ ＩＤ、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号、及び／又はＰＩＮブートストラップ情報のサブセットを含み得る。ＰＥＭＣは、ＷＴＲＵ構成更新メッセージなどのＮＡＳメッセージを介して、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を受信し得る。ネットワークは、ＰＥＭＣのサブスクリプションが、ＰＩＮＥがＰＥＭＣによって管理されるＰＩＮに参加し得ることを示すように更新される場合に、ＷＴＲＵ構成更新メッセージを、ＷＴＲＵ（例えば、ＰＥＭＣ）に送信することを、決定し得る。ＷＴＲＵ構成更新メッセージは、ＰＩＮＥがＰＥＭＣのサブスクリプションにリンクされている場合に、ＰＥＭＣに送信され得る。ＰＥＭＣは、ＰＤＵセッション確立受諾メッセージ又はＰＤＵセッション修正コマンドなどのＮＡＳメッセージを介して、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を受信し得る。ネットワークは、ＰＥＭＣのサブスクリプションが更新されて、ＰＩＮＥが、ＰＥＭＣが管理するＰＩＮに参加し得ることが示される場合に、又はＷＴＲＵのサブスクリプションが、ＰＩＮＥからのトラフィックが、ＰＤＵセッションによって使用されるＤＮＮ／Ｓ－ＮＮＳＡＩの組み合わせへとルーティングされ得る、又はそこからルーティングされ得ることを示すように更新される場合に、ＰＤＵセッション確立受諾メッセージ又はＰＤＵセッション修正コマンドを、ＷＴＲＵ（例えば、ＰＥＭＣ）に送信することを、決定し得る。ＰＤＵセッション確立受諾メッセージ、又はＰＤＵセッション修正コマンドは、ＰＩＮＥが、ＰＥＭＣのサブスクリプション内のＤＮＮ／Ｓ－ＮＳＳＡＩの組み合わせに関連付けられたセッション管理情報にリンクされている場合に、ＰＥＭＣに送信され得る。ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報は、ＷＴＲＵ上でホストされるＰＩＮイネーブラクライアントによって、受信され得る。ＰＩＮイネーブラクライアントは、ＨＴＴＰメッセージ（例えば、ユーザプレーン）において、ＰＩＮイネーブラサーバからＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を受信し得る。例えば、ＰＩＮイネーブラサーバは、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を記憶し得るが、ＰＩＮＥがＰＥＭＣのサブスクリプションにリンクされている場合に、又はＰＩＮＥがＰＥＭＣのサブスクリプションにリンクされているという通知をＰＩＮイネーブラサーバが受信した場合に、本情報を、ＰＩＮイネーブラクライアントに送信することを、決定し得る。
【0161】
ＰＩＮＥは、ＰＥＭＣ又はＰＩＮをディスカバリし得、ＰＥＭＣによって管理されるＰＩＮに参加することを決定し得る。ＰＩＮＥ及びＰＥＭＣは、ディスカバリ手順において、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報を使用し得る。例えば、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報は、ＰＥＭＣによってブロードキャストされ得るディスカバリ値を含み得る。ＰＥＭＣは、ディスカバリ値及び／又はルーティング可能アドレス（例えば、ＩＰアドレス）を含むメッセージを、ブロードキャストし得る。ＰＩＮＥがブロードキャストメッセージを受信した場合、ＰＩＮＥは、ディスカバリ値がＰＩＮＥに記憶されているＰＩＮブートストラップ情報に関連付けられているかどうかを、チェックし得る。例えば、ＰＩＮＥは、ディスカバリ値がＰＩＮブートストラップ情報内にあるかどうか、又はディスカバリ値に対して実行される計算の結果が、ＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報内に記憶されている情報と一致するかどうかを、チェックし得る。例えば、ＰＩＮＥは、受信されたディスカバリ値及びＰＩＮＥの識別子に対してハッシュ演算を実行し、それがＰＩＮブートストラップ情報内の値と一致するかどうかを、チェックし得る。ＰＩＮＥが、ディスカバリ値がＰＩＮＥのＰＩＮブートストラップ情報に関連付けられていると決定した場合、ＰＩＮＥは、ＰＥＭＣがディスカバリされたとみなし、本明細書で説明される技術に進み得る。
【0162】
本明細書で説明されるように、ＰＩＮＥは、ＰＩＮをディスカバリするために、ＰＩＮ ＩＤ偽信号を使用し得る。例えば、ＰＩＮＥは、ＰＩＮ ＩＤ偽信号をブロードキャストしているＰＥＭＣをディスカバリ及び選択し得る、又はＰＩＮＥは、ＰＩＮ ＩＤ偽信号をブロードキャストするために、ＰＥＭＣに対する要求をブロードキャストし得る。ディスカバリ値は、ＰＩＮ ＩＤ偽信号であり得る。
【0163】
ＰＩＮＥは、（例えば、本明細書で説明されるように）受信されたルーティング可能アドレスを使用して、参加要求をＰＥＭＣに送信し、ＰＩＮに参加し、認証手順及び／又は認可手順を開始し得る。参加要求（例えば、参加要求の全部又は一部）は、ＰＩＮＥブートストラップ情報の一部であるセキュリティ材料を使用して、機密性、整合性、及び／又はリプレイ保護され得る。参加要求は、ＰＩＮＥ ＩＤ又はＰＩＮＥ ＩＤ偽信号を含み得る。参加要求は、暗号化されていない部分を含み得る。暗号化されていない部分は、ＰＩＮＥによって受信され、参加要求を送信するようにＰＩＮＥをトリガしたディスカバリ値（例えば、観測されたディスカバリ値）を含み得る。例えば、値のディスカバリは、１つ以上のＰＩＮＥ（複数可）に固有であり得、ＰＥＭＣは、受信されたディスカバリ値を使用して、参加要求を解読するためにどのＰＩＮＥブートストラップ情報が使用され得るかを決定し得る。ＰＥＭＣは、受信されたディスカバリ値を使用して、どのＰＩＮＥが要求を送信したかを決定し得る。
【0164】
ＰＥＭＣによる参加要求の受信は、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可するための情報（例えば、必要な情報）を取得するように、ＰＥＭＣをトリガし得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可するための情報（例えば、必要な情報）を有していない場合がある。例えば、ＰＥＭＣは、参加要求を送信したＰＩＮＥについてのＰＩＮＥブートストラップ情報を、依然として受信又は取得していない場合がある。このような場合、参加要求の受信は、ＰＩＮＥのためのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得するためのＭＮＯへの要求を含み得る、例外処理をトリガし得る。ＰＩＮＥのためのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得する要求は、ＮＡＳメッセージを介して送信され得るが、参加要求において受信された値を含み得る。例えば、参加要求は、ＰＩＮＥ ＩＤ及び／又は観測されたディスカバリ値を含み得る。ＡＭＦは、ＰＩＮＥ ＩＤ及び／又は観測されたディスカバリ値を使用して、ＰＩＮＥに関連付けられたＮＦ、ＡＡＡサーバ、又はＡＡＡ－Ｐを決定し、ＮＦ、ＡＡＡサーバ、又はＡＡＡ－ＰからＰＩＮＥに関するＰＩＮＥブートストラップ情報を取得し得る。取得されたＰＩＮＥブートストラップ情報は、ＮＡＳメッセージを介してＰＥＭＣに送信され得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥブートストラップ情報を使用して、ＷＴＲＵを認証及び／又は認可し得る。ＰＩＮＥのためのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得するための要求が、ＮＡＳメッセージを介して送信される場合、ＰＥＭＣは、ＮＡＳメッセージを介した参加要求に含まれたＰＩＮＥ ＩＤを含み得る。ＡＭＦがＮＡＳメッセージを受信した場合、ＡＭＦは、ＰＩＮＥブートストラップ情報の要求をどこに転送するかを決定するために、ＰＩＮＥ ＩＤを使用し得る。例えば、ＡＭＦは、ＰＩＮＥ ＩＤに対してドメインネームシステム（Domain Name System、ＤＮＳ）ルックアップを実行し得る。ＡＭＦは、ＰＩＮＥのフィールド（例えば、単一のフィールド）（例えば、ＰＩＮＥ ＩＤの第２のフィールド）に対して、ＤＮＳルックアップを実行し得る。ＡＭＦは、ＰＩＮＥ ＩＤの一部であるＭＮＯ ＩＤ（例えば、又はサービスプロバイダＩＤ）に基づいて、どのサーバと交信すべきかをＡＭＦが決定し得るように、ＭＮＯ ＩＤ（例えば、又はサービスプロバイダＩＤ）とサーバ識別子との間のマッピングで、構成されていてもよい。参加要求がＰＩＮＥ ＩＤ偽信号を含んでいた場合、ＡＭＦは、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号をＰＩＮＥ ＩＤに決定し得る（例えば、最初に決定し得る）。ＰＩＮＥのためのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得する要求は、データプレーンメッセージ（例えば、ＨＴＴＰメッセージ）を介してサーバに送信され得るが、参加要求において受信された値を含み得る。例えば、参加要求は、ＰＩＮＥ ＩＤ及び／又は観測されたディスカバリ値を含み得る。サーバは、ＰＩＮＥについてのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得するために、ＰＩＮＥ ＩＤ及び／又は観測されたディスカバリ値を使用し得る。取得されたＰＩＮＥブートストラップ情報は、応答メッセージを介してＰＥＭＣに送信され得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥブートストラップ情報を使用して、ＷＴＲＵを認証及び／又は認可し得る。ＰＩＮＥのためのＰＩＮＥブートストラップ情報を取得する要求が、データプレーンメッセージ（例えば、ＨＴＴＰメッセージ）を介してサーバに送信された場合、ＰＥＭＣは、参加要求に含まれていたＰＩＮＥ ＩＤ（例えば、ＰＩＮＥ ＩＤの全部又は一部）を使用して、どのサーバに参加要求を送信するかを決定し得る。例えば、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥ ＩＤに対してＤＮＳルックアップを実行し得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥのフィールド（例えば、単一のフィールド）（例えば、ＰＩＮＥ ＩＤの第２のフィールド）に対して、ＤＮＳルックアップを実行し得る。ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥ ＩＤの一部であるＭＮＯ ＩＤ（例えば、又はサービスプロバイダＩＤ）に基づいて、どのサーバと交信すべきかをＰＥＭＣが決定し得るように、ＭＮＯ ＩＤ（例えば、又はサービスプロバイダＩＤ）とサーバ識別子との間のマッピングで、構成されていてもよい。参加要求がＰＩＮＥ ＩＤ偽信号を含んでいた場合、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号を、サーバ識別情報（例えば、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号に関連付けられたＰＩＮＥ ＩＤを知るサーバの識別情報）に、決定（例えば、決定のみ）し得る場合がある。
【0165】
ＰＥＭＣがＰＩＮＥブートストラップ情報を取得した場合、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥとの認証手順及び／又は認可手順を実行し得る。
【0166】
ＰＥＭＣは、認証手順及び／又は認可手順が完了したことを示すメッセージを、ＰＩＮＥに送信し得る。
【0167】
ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥによって提供された証明情報（複数可）が真正であったことを検証するために、システム（例えば、５ＧＣ）に要求を送信し得る。例えば、ＰＥＭＣがＰＩＮＥを用いて認証手順及び／又は認可手順を実行した場合に、ＰＥＭＣが、システム（例えば、５ＧＣ）へのアクセスを有していなかった場合があり、ＰＥＭＣは、提供された証明情報（複数可）が最新であることをチェックしたい場合がある。
【0168】
ＰＥＭＣ及びＰＩＮＥは、ＰＩＮブートストラップ手順を実行し得るが、これは、ＰＩＮ内のその他のデバイスと通信するためにＰＩＮＥによって使用され得る証明情報を用いて、ＰＩＮＥを構成する。例えば、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥが通信し得るＰＥＧＣ（複数可）を決定し得るが、ＰＥＧＣ ＩＤ、ルーティング可能なＰＥＧＣアドレス（例えば、ＩＰアドレス）、及びＰＥＧＣと通信する（例えば、安全に通信する）ために使用され得るキーを導出及び／又は取得するために使用され得る値（例えば、キーＩＤ及び／又はキーインデックス）を用いて、ＰＩＮＥを構成し得る。
【0169】
ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可するために使用され得る情報を用いて、その他のデバイスを構成し得る。例えば、ＰＥＭＣは、ＰＩＮＥ ＩＤ、ＰＩＮＥ ＩＤ偽信号、及び／又はＰＩＮＥと通信するために使用され得るキーを導出するために使用され得る値を用いて、ＰＥＧＣを構成し得る。実施例では、ＰＩＮに複数のＰＥＭＣがある場合、ＰＥＭＣは、情報を用いてその他のＰＥＭＣを構成し得る。
【0170】
ＰＩＮＥのＰＥＧＣ許可及び／又は認証が、提供され得る。ＰＩＮＥは、ＰＥＧＣと交信し、ＰＥＭＣによって提供された証明情報（複数可）を使用して、ＰＥＧＣとの相互認証手順及び／又は相互認可手順を実行し得る。例えば、参加要求、証明情報要求、証明情報応答、認証及び／若しくは認可、参加完了、証明情報チェック要求、証明情報チェック応答、並びに／又はブートストラップのために、本明細書で説明されるＰＩＮＥ証明情報（複数可）は、ＰＥＭＣによって提供された証明情報（複数可）を用いて、ＰＩＮＥとＰＥＧＣとの間で実行され得る。実施例では、ＰＥＧＣは、ＰＩＮＥを認証及び／又は認可するのを手助けするために、ＰＥＭＣを使用し得る。
【0171】
上述の特徴及び要素は、特定の組み合わせで説明されているが、各特徴又は要素は、好ましい実施形態のその他の特徴及び要素なしで単独で使用されてもよい、又はその他の特徴及び要素を用いて若しくはそれらを用いずに、様々な組み合わせで使用されてもよい。
【0172】
本明細書で説明される実装形態は、３ＧＰＰ特有プロトコルを考慮し得るが、本明細書で説明される実装形態は、このシナリオに限定されず、その他の無線システムに適用可能であり得ることが、理解されよう。例えば、本明細書で説明される解決策は、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、新たな無線（New Radio、ＮＲ）、又は５Ｇ特有プロトコルを考慮するが、本明細書で説明される解決策は、このシナリオに限定されず、その他の無線システムにも更に適用可能であることが、理解されよう。
【0173】
上述のプロセスは、コンピュータ及び／若しくはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、並びに／又はファームウェアに実装され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、（有線接続及び／又は無線接続を介して送信される）電子信号及び／又はコンピュータ可読記憶媒体が挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ（Read Only Memory、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Random Access Memory、ＲＡＭ）、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどであるがこれらに限定されない磁気媒体、磁気光学媒体、並びに／又はコンパクトディスク（Compact Disc、ＣＤ）－ＲＯＭディスク、及び／若しくはデジタル多用途ディスク（Digital Versatile Disk、ＤＶＤ）などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、ＷＴＲＵ、端末、基地局、ＲＮＣ（Radio Network Controller、無線ネットワークコントローラ）、及び／又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【手続補正書】
【提出日】2024-02-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）であって、前記第１のＷＴＲＵが、プロセッサを備え、前記プロセッサが、
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）に関連付けられたディスカバリポリシー構成情報を決定するように構成され、前記ディスカバリポリシー構成情報が、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のＷＴＲＵのリスト、及び前記ＰＩＮの利用可能性を示し、
第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信するように構成され、前記第１のメッセージが前記ディスカバリポリシー構成情報に基づき、前記第１のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、
前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信するように構成され、前記第２のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示し、
前記第２のＷＴＲＵに第３のメッセージを送信するように構成され、前記第３のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示す、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）。
【請求項2】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、ディスカバリモード、又はＰＩＮ情報のうちの少なくとも１つを更に示す、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項3】
前記要求された情報が、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のＷＴＲＵの前記リスト、ＰＩＮ機能、ＰＩＮ到達可能性、又は前記ＰＩＮに関連付けられたサービスのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項4】
前記プロセッサが、第３のＷＴＲＵから第４のメッセージを受信することによって、前記ＰＩＮに関連付けられた前記ディスカバリポリシー構成情報を決定するように構成されており、前記第３のＷＴＲＵが、ＰＩＮゲートウェイ、管理機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＭＣ）、又はゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＧＣ）のうちの少なくとも１つである、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項5】
前記プロセッサが、第４のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信するように更に構成されており、前記第４のメッセージが、前記第１のＷＴＲＵと前記第２のＷＴＲＵとの間の接続を確立するための要求を示す、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項6】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、前記ＰＩＮに対するディスカバリが有効にされていることを更に示す、請求項１に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項7】
パーソナル・モノのインターネット（ＩｏＴ）ネットワーク（ＰＩＮ）をディスカバリするために、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）によって実行される方法であって、前記方法が、ＰＩＮに関連付けられたディスカバリポリシー構成情報を決定することであって、前記ディスカバリポリシー構成情報が、ＰＩＮ識別情報（ＩＤ）、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のＷＴＲＵのリスト、及び前記ＰＩＮの利用可能性を示す、ＰＩＮに関連付けられたディスカバリポリシー構成情報を決定することと、
第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信することであって、前記第１のメッセージが前記ディスカバリポリシー構成情報に基づいており、前記第１のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示す、第１のメッセージを第２のＷＴＲＵに送信することと、
前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信することであって、前記第２のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報に対する要求を示す、前記第２のＷＴＲＵから第２のメッセージを受信することと、
第３のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信することであって、前記第３のメッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示す、第３のメッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信することと、を含む、方法。
【請求項8】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、ディスカバリモード、又はＰＩＮ情報のうちの少なくとも１つを更に示す、請求項７に記載の方法。
【請求項9】
前記要求された情報が、前記ＰＩＮに関連付けられた１つ以上のＷＴＲＵの前記リスト、ＰＩＮ機能、ＰＩＮ到達可能性、又は前記ＰＩＮに関連付けられたサービスのうちの少なくとも１つを含む、請求項７に記載の方法。
【請求項10】
前記ＰＩＮに関連付けられた前記ディスカバリポリシー構成情報を前記決定することが、第３のＷＴＲＵから第４のメッセージを受信することを含み、前記第３のＷＴＲＵが、ＰＩＮゲートウェイ、管理機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＭＣ）、又はゲートウェイ機能を有するＰＩＮ要素（ＰＥＧＣ）のうちの少なくとも１つである、請求項７に記載の方法。
【請求項11】
前記第２のＷＴＲＵに第４のメッセージを送信することを更に含む方法であって、前記第４のメッセージが、前記第１のＷＴＲＵと前記第２のＷＴＲＵとの間の接続を確立するための要求を示す、請求項７に記載の方法。
【請求項12】
前記ディスカバリポリシー構成情報が、前記ＰＩＮに対するディスカバリが有効にされていることを更に示す、請求項７に記載の方法。
【請求項13】
第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）であって、前記第１のＷＴＲＵが、プロセッサを備え、前記プロセッサが、
第２のＷＴＲＵから要請要求メッセージを受信するように構成され、前記要請要求メッセージが、ＰＩＮに関連付けられたパーソナル・モノのインターネットネットワーク（ＰＩＮ）識別情報（ＩＤ）を示し、前記ＰＩＮに関連付けられた情報の要求を示し、
要請応答メッセージを前記第２のＷＴＲＵに送信するように構成され、前記要請応答メッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに関連付けられた前記要求された情報を示し、
前記要求された情報に基づく要求メッセージを前記第２のＷＴＲＵから受信するように構成され、前記要求メッセージが前記ＰＩＮ ＩＤを示し、前記第２のＷＴＲＵに関連付けられたＷＴＲＵ ＩＤを示し、前記ＰＩＮに参加する要求を示し、
前記ＷＴＲＵ ＩＤが認証された場合に、前記第２のＷＴＲＵに応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第２のＷＴＲＵが前記ＰＩＮに参加することを認可されていることを示し、前記応答メッセージが、認可情報を示す、第１の無線送信ユニット／受信ユニット（ＷＴＲＵ）。
【請求項14】
前記プロセッサが、前記第２のＷＴＲＵにディスカバリメッセージを送信するように更に構成されており、前記ディスカバリメッセージが、前記ＰＩＮに関連付けられた前記ＰＩＮ ＩＤを示す、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項15】
前記プロセッサが、接続要求メッセージを受信するように更に構成されており、前記接続要求メッセージが、前記認可情報に基づいて、前記ＰＩＮへの接続を確立するための要求を示す、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項16】
前記プロセッサが、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように更に構成されている、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項17】
前記プロセッサが、ネットワークノードに認証要求を送信することによって、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように更に構成されている、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項18】
前記プロセッサが、認証情報を使用して前記ＷＴＲＵを認証することによって、前記ＷＴＲＵ ＩＤを認証するように、更に構成されている、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項19】
前記プロセッサは、前記第２のＷＴＲＵがアクセスを許可されるサービスを決定するように、更に構成されている、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【請求項20】
前記応答メッセージは、前記第２のＷＴＲＵがアクセスを許可されているサービスを更に示す、請求項１３に記載の第１のＷＴＲＵ。
【国際調査報告】