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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】回転軸構造及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   F16C 11/04 20060101AFI20240723BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20240723BHJP
   H05K 7/12 20060101ALI20240723BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
F16C11/04 F
F16C11/10 C
H05K7/12 U
H05K7/12 V
G06F1/16 312J
G06F1/16 312E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578162
(86)(22)【出願日】2022-03-22
(85)【翻訳文提出日】2023-12-19
(86)【国際出願番号】 CN2022082304
(87)【国際公開番号】W WO2023273430
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110742765.2
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュー,シアンフイ
(72)【発明者】
【氏名】リアン,ヤンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ,シービン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,インフイ
【テーマコード(参考)】
3J105
4E353
【Fターム(参考)】
3J105AA04
3J105AA12
3J105AB02
3J105AB09
3J105AB24
3J105AC07
3J105BB06
3J105BB54
3J105BC02
3J105DA13
4E353AA03
4E353BB02
4E353DD14
4E353DR14
4E353DR36
4E353DR50
4E353EE05
4E353GG21
(57)【要約】
回転軸構造であり、当該回転軸構造は、ロータ(13)と、ステータ(12)と、弾性部材(14)とを含み、ロータ(13)とステータ(12)の両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、弾性部材(14)は、ロータ(13)のカム面の反対端に接続され、ロータ(13)又はステータ(12)の回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材(14)の弾性力が変化するため、回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、弾性部材(14)は、ステータ(12)のカム面の反対端に接続され、ロータ(13)又はステータ(12)の回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材(14)の弾性力が変化するため、回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する。当該回転軸構造によれば、関連技術における回転軸構造が複雑であり、組み立て及びメンテナンスの難しさが大きいという問題を解決することができ、回転軸構造の操作性や使いやすさを向上させ、回転軸構造を簡略化し、組み立て及びメンテナンスの難しさを低減し、操作性を向上させ、製造コストを節約する効果を達成することができる。さらに、電子機器を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、
前記ロータと前記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
前記弾性部材は、前記ロータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、
前記弾性部材は、前記ステータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
回転軸構造。
【請求項2】
前記ロータの第1端は、前記弾性部材に接続され、
前記ロータの第2端は、前記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、前記ロータの第2端の端面は、第1カム面であり、前記ステータの第2端の端面は、第2カム面であり、前記第1カム面は、第2カム面に合わせる、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項3】
前記ステータの第1端は、前記弾性部材に接続され、
前記ステータの第2端は、前記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、前記ステータの第2端の端面は、第1カム面であり、前記ステータの第2端の端面は、第2カム面であり、前記第1カム面は、第2カム面に合わせる、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項4】
前記ステータの第2端は、前記弾性部材に接続される、
請求項2に記載の回転軸構造。
【請求項5】
前記ロータの第2端は、前記弾性部材に接続される、
請求項3に記載の回転軸構造。
【請求項6】
前記ステータの第2端は、前記弾性部材に固定接続され、前記ステータは、外部の可動スリーブを介して前記ロータに外嵌される、
請求項2に記載の回転軸構造。
【請求項7】
前記ステータの第2端は、前記弾性部材に固定接続され、前記ステータは、外部の可動スリーブを介して前記ロータに外嵌される、
請求項3に記載の回転軸構造。
【請求項8】
前記ロータ及び前記弾性部材の数は、いずれも2つであり、
2つの前記ロータの一端が前記ステータの両端に嵌合接続され、
2つの前記ロータと前記ステータの三者の嵌合面には、カム面が設けられており、
2つの前記弾性部材は、2つの前記ロータのカム面の反対端にそれぞれ接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、三者のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項9】
第1本体、第2本体、及び前記第1本体と前記第2本体とを接続する回転軸構造を含み、
前記回転軸構造は、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、
前記ロータと前記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
前記弾性部材は、前記ロータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、
前記弾性部材は、前記ステータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
電子機器。
【請求項10】
前記第1本体は、前記ロータに固定接続され、前記第2本体は、前記ステータに固定接続され、或いは、
前記第1本体は、前記ステータに固定接続され、前記第2本体は、前記ロータに固定接続される、
請求項9に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年6月30日に提出した、発明の名称が「回転軸構造及び電子機器」の中国特許出願CN202110742765.2に基づくものであり、当該特許出願についての優先権を主張し、その全ての開示内容は、参照により本開示に組み込まれるものとする。
【0002】
本開示の実施例は、機械の分野に関し、具体的には、回転軸構造及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
回転軸は、特定の回転軸周りの回転運動を実現するために設計された構造である。通信の分野又は電子機器の分野、特に端末機器の分野において、回転軸構造が多く、典型的な回転軸構造は、ノートパソコンの回転軸である。しかし、従来の回転軸構造の構造は、複雑であり、組み立て及びメンテナンスの難しさが大きい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、回転軸構造及び電子機器を提供することにより、少なくとも関連技術における回転軸構造が複雑であり、組み立て及びメンテナンスの難しさが大きいという問題を解決するとともに、回転軸構造の操作性を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施例によれば、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、上記ロータと上記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、上記弾性部材は、上記ロータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、上記弾性部材は、上記ステータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、回転軸構造を提供する。
【0006】
本開示の別の実施例によれば、第1本体、第2本体、及び上記第1本体と上記第2本体とを接続する回転軸構造を含む電子機器であって、上記回転軸構造は、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、上記ロータと上記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、上記弾性部材は、上記ロータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、上記弾性部材は、上記ステータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、これにより、ユーザが回転軸構造を回転させる場合、ダンピング及びアシストの効果を提供することができる。したがって、関連技術における回転軸構造が複雑であり、組み立て及びメンテナンスの難しさが大きいという問題を解決し、回転軸構造を簡略化し、組み立て及びメンテナンスの難しさを低減し、操作性を向上させ、製造コストを節約する効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の実施例に係る電子機器の回転軸の異なる状態の概略図である。
図2】本開示の実施例に係るディスクダンピング回転軸構造の概略図である。
図3】本開示の実施例に係る摩擦ダンピング回転軸構造の概略図である。
図4】本開示の実施例に係る歯車噛み合いダンピング回転軸構造の概略図である。
図5】本開示の実施例に係る回転軸構造の概略図である。
図6】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図7】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図8】本開示の実施例に係る回転軸構造を0度~45度開く概略図である。
図9】本開示の実施例に係る回転軸構造を45度~90度開く概略図である。
図10】本開示の実施例に係る回転軸構造を0度~45度閉じる概略図である。
図11】本開示の実施例に係る回転軸構造を45度~90度閉じる概略図である。
図12】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図13】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図14】本開示の実施例に係るまたさらに別の回転軸構造の概略図である。
図15】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図16】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図17】本開示の実施例に係るまたさらに別の回転軸構造の概略図である。
図18】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図19】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図20】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図21】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図22】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図23】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図24】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図25】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図26】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図27】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図28】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図29】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図30】本開示の実施例に係るまたさらに別の回転軸構造の概略図である。
図31】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図32】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図33】本開示の実施例に係るまたさらに別の回転軸構造の概略図である。
図34】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図35】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
図36】本開示の実施例に係るまたさらに別の回転軸構造の概略図である。
図37】本開示の実施例に係る別の回転軸構造の概略図である。
図38】本開示の実施例に係るさらに別の回転軸構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施例について、図面を参照しながら実施例を挙げて詳細に説明する。
【0010】
なお、本開示の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために用いられるものである。
【0011】
関連技術において、回転軸は、特定の回転軸周りの回転運動を実現するために設計された構造である。通信の分野又は電子機器の分野、特に端末機器の分野において、回転軸構造が多く、典型的な回転軸構造は、ノートパソコンの回転軸であり、図1に示すように、図1における(a)~(g)は、ノートパソコンのアセンブリが異なる位置にある概略図であり、回転軸構造の実現原理の違いにより、(1)ディスクダンピング回転軸、(2)歯車噛み合いダンピング回転軸、(3)摩擦ダンピング回転軸に分けられる。三者は、いずれも固定値のダンピングを提供することができ、回転時に一定のダンピング感がある。
【0012】
図2に示すように、ディスクダンピング回転軸は、構造が簡単であり、その実現原理は、2つの部品の間の締まり嵌めによる摩擦によってダンピングを発生させることであり、加工材料及び嵌め合い公差の精度に対する要求が高く、適切なダンピング及び長い耐用年数を実現するために、構造を絶えず調整する必要がある。
【0013】
図3に示すように、図3における(a)及び(b)は、いずれも摩擦ダンピング回転軸であり、弾性部材の圧縮により弾性力を発生させて、2つの可動部材を押圧して接触面に一定のダンピングを発生させる。図3に示すように、図4に示すのは、歯車噛み合いダンピング回転軸であり、2つの部品の歯が互いに噛み合って摩擦力を発生させて、ダンピングトルクを発生させ、当該構造は、複雑で、部品が多く、コストが高く、組み立てに対する要求が高い。
【0014】
通信製品又は電子機器のエンジニアリング操作性や使いやすさに対するユーザの要求が高まっており、特に常にメンテナンスを必要とする可動部材に対して、回転軸構造は、一定で変化しないダンピングを提供するだけでは顧客のニーズを満たすことができなくなってきている。
【0015】
本開示の実施例は、回転軸構造を提供し、図5に示すように、当該回転軸構造は、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、図6に示すように、上記ロータと上記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、図5に示すように、上記弾性部材は、上記ロータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する。
【0016】
ここでは、図7に示すように、弾性部材は、バネ又は弾性力を提供可能な各種の素子であってもよく、弾性部材は、ロータに固定的に接続されてもよく、前記ロータに接触して接続されてもよく、本願は、これを限定しない。
【0017】
1つ又は複数の実施例において、上記弾性部材は、上記ステータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する。つまり、弾性部材は、ロータ側だけでなく、ステータ側に設けられてもよい。
【0018】
本開示によれば、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、これにより、ユーザが回転軸構造を回転させる場合、ダンピング及びアシストの効果を提供することができる。したがって、関連技術における回転軸構造が複雑であり、組み立て及びメンテナンスの難しさが大きいという問題を解決し、回転軸構造を簡略化し、組み立て及びメンテナンスの難しさを低減し、ユーザが回転軸を回転させる操作性を向上させ、製造コストを節約する効果を達成することができる。
【0019】
1つ又は複数の実施例において、上記ロータの第1端は、上記弾性部材に接続され、
上記ロータの第2端は、上記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、上記ロータの第2端の端面は、第1カム面であり、上記ステータの第2端の端面は、第2カム面であり、上記第1カム面は、第2カム面に合わせ、
上記ロータが径方向に回転する角度が第1所定角度から第2所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最大値から最小値になり、上記弾性部材の弾性力が第1弾性力から第2弾性力に大きくなり、上記ロータが回転の抵抗力を受け、
上記ロータが径方向に回転する角度が第2所定角度から第3所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最小値から最大値になり、上記ロータの第1端が受けた上記弾性部材の弾性力が第2弾性力から第2弾性力に小さくなり、上記ロータが回転のアシスト力を受ける。
【0020】
1つ又は複数の実施例において、上記ステータの第1端は、上記弾性部材に接続され、
上記ステータの第2端は、上記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、上記ステータの第2端の端面は、第1カム面であり、上記ステータの第2端の端面は、第2カム面であり、上記第1カム面は、第2カム面に合わせ、
上記ステータが径方向に回転する角度が第1所定角度から第2所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最大値から最小値になり、上記弾性部材の弾性力が第1弾性力から第2弾性力に大きくなり、上記ロータが回転の抵抗力を受け、
上記ステータが径方向に回転する角度が第2所定角度から第3所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最小値から最大値になり、上記ステータの第1端が受けた上記弾性部材の弾性力が第2弾性力から第2弾性力に小さくなり、上記ステータが回転のアシスト力を受ける。
【0021】
1つ又は複数の実施例において、上記ステータの第2端は、上記弾性部材に接続される。
【0022】
1つ又は複数の実施例において、上記ロータの第2端は、上記弾性部材に接続される。
【0023】
1つ又は複数の実施例において、上記ステータの第2端は、上記弾性部材に固定接続され、上記ステータは、外部の可動スリーブを介して上記ロータに外嵌される。
【0024】
1つ又は複数の実施例において、上記ステータの第2端は、上記弾性部材に固定接続され、上記ステータは、外部の可動スリーブを介して上記ロータに外嵌される。
【0025】
1つ又は複数の実施例において、上記ロータ及び上記弾性部材の数は、いずれも2つであり、
2つの上記ロータの一端が上記ステータの両端に嵌合接続され、
2つの上記ロータと上記ステータの三者の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
2つの上記弾性部材は、2つの上記ロータのカム面の反対端にそれぞれ接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、三者のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する。
【0026】
本願の実施例に係る電子機器は、第1本体、第2本体、及び上記第1本体と上記第2本体とを接続する回転軸構造を含み、
上記回転軸構造は、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、
上記ロータと上記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
上記弾性部材は、上記ロータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、電子機器は、ノートパソコンなどの回転させて開く必要がある電子機器を含んでもよいが、これに限定されず、ここでは、何ら限定されるものではない。
【0027】
一実施例において、上記弾性部材は、上記ステータのカム面の反対端に接続され、上記ロータ又は上記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、上記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する。
【0028】
1つ又は複数の実施例において、上記第1本体は、上記ロータに固定接続され、上記第2本体は、上記ステータに固定接続され、或いは、
上記第1本体は、上記ステータに固定接続され、上記第2本体は、上記ロータに固定接続される。
【0029】
本開示の実施例において、ステータとロータとの相対運動により、電子機器の第1本体と第2本体との分離を実現し、ステータとロータとの嵌合面が相互作用する場合に発生するトルクの変化を利用して、回転軸構造が回転するときにダンピングとアシストの効果を提供することができる。
【0030】
一実施例において、回転軸構造(90度、45度回転する場合、中間遷移状態である)の回転過程は、以下のとおりである。
【0031】
図8に示すように、開く途中で、回転角度が0~45度である場合、回転軸構造は、ダンピングトルクを提供し、45度まで開いた場合、臨界点になり、ロータは、回転トルクを提供せず、図9に示すように、臨界点を越えると、45~90度である場合、回転軸は、アシストトルクを提供し、跳ね上げ感があり、ユーザ体験を向上させる。
【0032】
図10に示すように、閉じる途中で、90~45度である場合、ダンピングトルクを提供し、45度まで閉じた場合、臨界点になり、回転トルクを提供せず、図11に示すように、臨界点を越えると、45~0度である場合、アシストトルクを提供し、吸引感があり、ユーザ体験を向上させる。
【0033】
関連技術における固定値のダンピング回転軸技術に比べて、当該回転軸構造は、ダンピングを提供するとともに、アシスト機能もあり、ユーザの操作体験を向上させ、また、重要な部品(ロータとステータ)は、耐摩耗性材料で製造されてもよいが、これに限定されず、ダンピング保持性が高く、信頼性が高く、金型製作コストが低く、構造が簡単で、組み立てやすい。
【0034】
1つ又は複数の実施例において、上記回転軸構造は、異なる電子機器に適用することができ、電子機器は、開閉時に左側回転軸と右側回転軸が同時に作動する必要があり、つまり、電子機器に2つの回転軸構造を設けてもよく、左右両側の回転軸構造が類似するため、以下、一方側の回転軸構造を例とし、図5に示すように、電子機器は、ステータベース、ステータ、ロータ、弾性部材及びカバープレートを含み、ステータ及びロータは、耐摩耗性材料で製造されてもよく、ステータベース及びカバープレートは、金属構造である。
【0035】
図6及び図12に示すように、ステータの末端部には、ステータベースの円弧面及び平面に嵌合する円柱面及び平面が設けられて、両方の間の径方向の固定を実現し、ステータの平面がステータベースの平面に当接して、ステータの軸方向の固定を実現し、ステータベースが2つのネジ孔により他の構造部材に固定される。図13に示すように、ロータは、円柱面及び平面により、カバープレートの円弧面及び平面にそれぞれ嵌合し、弾性部材は、ロータの末端部の平面とカバープレートの円柱状止まり穴面との間に取り付けられ、ロータの平面は、カバープレートの平面と嵌合して、ロータとカバープレートの同期回転を実現する。
【0036】
図14に示すように、電子機器の組み立てについて、まず、ステータをステータベースに入れ、次に、弾性部材をカバープレートの止まり穴の底部に入れ、弾性部材をカバープレートの止まり穴面に当接させ、図7に示すように、ロータをカバープレートに入れ、次に、カバープレート全体をステータの先端部に嵌合させ、この時、弾性部材が圧縮され、さらに、他側を装着して、上記電子機器の組み立てを完成し、組み立てられた初期状態において、カバープレートが閉状態にあり、かつ両側の弾性部材がいずれも圧縮状態にある。
【0037】
図15及び図16に示すように、電子機器が初期に組み立てられた後、ステータとロータのカム面との初期嵌合位置は、弾性部材の弾性力により押さえられ、カバープレートは、ダンピングトルクにより閉状態にあり、カバープレートの状態及び力の解析は、以下のとおりである。
【0038】
図17及び図18に示すように、ロータは、3つの力である弾性部材の弾性力F1、ステータがロータに与える力F2、F3の作用を受け、F2、F3を軸方向の力と径方向の力に分解すると、軸方向の力F22+F32は、F1と釣り合い、接線方向の力F31とF21は、ダンピングトルクを発生させて、カバープレートが開かれることを阻止し、カバープレートを閉状態にし、この時にカバープレートを開かせようとすると、人の手で当該ダンピングトルクを克服する必要がある。
【0039】
図19及び図20に示すように、カバープレートを開く途中で、0~45度である場合、カバープレートがロータを動かして回転させ、ステータがステータベースに拘束されるため、動かず、2つのカム面と接触位置が変化し、ロータが右に移動して、弾性部材を絶えず圧縮し、弾性力もそれに伴って大きくなり、弾性力によりロータにダンピングトルクが発生して、人の手の力に対抗することにより、ダンピング感を提供する。
【0040】
図21及び図22に示すように、ロータは、3つの力である弾性部材の推力F1、ステータがロータに与える力F2、F3を受け、F2を軸方向の力F22と接線方向の力F21に分解し、F3を軸方向の力F32と接線方向の力F31に分解すると、軸方向の力F22+F32>F1であり、ロータが右に移動して弾性部材を圧縮するため、F1が絶えず大きくなるとともに、接線方向の力F31とF21がダンピングトルクを提供し、かつその力の値が絶えず小さくなり、ダンピングトルクが絶えず小さくなり、人の手の抵抗感も絶えず小さくなる。
【0041】
図23図24図25及び図26から分かるように、カバープレートを45度まで開いた場合、2つのカム面の突起が接触し、この時、弾性部材の圧縮量が最大になり、弾性力が最大であり、突起のみが接触するため、非常に不安定であり、ダンピングトルクもほぼ0になり、上向き又は下向きの力がわずかにあると、電子機器が突起を乗り越えて面接触の状況に戻る。
【0042】
図27及び図28に示すように、カバープレートの回転角度は、45度~90度の間であり、75度を例とすると、カバープレートの状態、ステータとロータとの噛み合い状態は、以下のとおりである。
【0043】
図29及び図30に示すように、ロータは、3つの力である弾性部材の弾性力F1、ステータがロータに与える力F2、F3の作用を受け、F2、F3を軸方向の力と径方向(接線方向)の力に分解すると、F21+F31の合力がF1より小さいため、弾性部材が伸長し(ただし、依然として圧縮状態にある)、径方向の力F22、F32がアシストトルクになり、カバープレートが当該トルクによって弾かれることにより、アシストの効果を生じる。
【0044】
図31及び図32は、カバープレートを90度まで開いた場合のカバープレートの状態を示す。
【0045】
図33及び図34に示すように、この時、ロータ13は、3つの力である弾性素子14の弾性力F1、ステータ12がロータ13に与える力F2、F3の作用を受け、F2、F3を軸方向の力と径方向の力に分解すると、径方向の力F21+F31は、F1と釣り合い、接線方向の力F22、F32は、回転トルクを発生させて、カバープレートの重力トルクを克服し、同時にカバープレート15にリミット機構が設計されているため、カバープレートを上方へ回転させることができず、カバープレート15は、90度開いた状態で静止する。
【0046】
1つ又は複数の実施例において、図35に示すように、ステータベースとステータは、一体成形され、ロータとカバープレートは、一体成形される。
【0047】
1つ又は複数の実施例において、図36に示すように、ステータ、ロータ及び弾性部材は、一体成形され、一体化された後、ステータベース及びカバープレートに組み込まれる。
【0048】
1つ又は複数の実施例において、図37に示すように、ステータとロータの構造は、対応して変更することができ、例えば、弾性部材をステータ側に設置し、ステータが軸方向のみに運動し、ロータがカバープレート側にあり、回転運動のみを行う構造形式である。
【0049】
1つ又は複数の実施例において、図38に示すように、左右両側のロータが組み合わせられ、同時に弾性部材がステータ側にあり、カバープレートを回転させる場合、ロータ(組み合わせた後)が回転運動を行い、ステータが軸方向に並進運動を行う。
【0050】
上記回転軸構造は、0度~45度である場合、ダンピングを提供し、45度~90度である場合、アシスト力を提供する。閉じる途中で、ちょうど逆になり、90度~45度である場合、構造は、ダンピングを提供し、45度~0度である場合、構造は、アシスト力を提供し、最初の状態に戻り、ここでは、繰り返しの力学的分析を省略する。
【0051】
カム曲面における突起の数の変更、曲面形状の変更、及びステータとロータの固定方式の変更を含む、ステータとロータが嵌合されたカム曲面の構造の改良により、弾性部材の構造形式、弾性力の大きさに対する調整は、いずれも異なるダンピングとアシストの効果を実現できるが、これらの変更は、いずれも本願の保護範囲内にある。
【0052】
以上の実施形態の説明により、当業者は、上記実施例に係る方法がソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを組み合わせることにより実現されてもよく、当然ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者が好適な実施形態であることを明確に理解できる。このような理解に基づいて、本開示の技術案の実質又は従来技術に貢献のある部分は、ソフトウェア製品の形態で体現され、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、1台の端末機器(携帯電話や、コンピュータ、サーバ、ネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例で説明した方法を実行させるいくつかの命令を含む。
【0053】
明らかに、当業者は、上述した本開示における各モジュール又は各ステップが汎用コンピューティングデバイスで実現されてもよく、それらが単一のコンピューティングデバイスに集中されてもよく、又は複数のコンピューティングデバイスで構成されたネットワークに分布されてもよく、それらがコンピューティングデバイスで実行可能なプログラムコードで実現されてよいので、それらを記憶装置に記憶してコンピューティングデバイスで実行し、かついくつかの場合で、本明細書とは異なる順序で、図示又は記載されたステップを実行することができ、又はそれらをそれぞれ各集積回路モジュールに作り、又はそれらのうちの複数のモジュール又はステップを単一の集積回路に作って実現することを理解すべきである。これにより、本開示は、いかなる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに限定されない。
【0054】
以上は、本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示を限定するものではなく、当業者であれば、本開示に対する様々な変更と変化を行うことができる。本開示の原則内で行われるいかなる修正、均等置換及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
【手続補正書】
【提出日】2024-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、
前記ロータと前記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
前記弾性部材は、前記ロータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、
前記弾性部材は、前記ステータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
回転軸構造。
【請求項2】
前記ロータの第1端は、前記弾性部材に接続され、
前記ロータの第2端は、前記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、前記ロータの第2端の端面は、第1カム面であり、前記ステータの第端の端面は、第2カム面であり、前記第1カム面は、第2カム面に合わせる、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項3】
前記ステータの第1端は、前記弾性部材に接続され、
前記ステータの第2端は、前記ロータの第1端に回転嵌合に接続され、前記ステータの第2端の端面は、第1カム面であり、前記ロータの第端の端面は、第2カム面であり、前記第1カム面は、第2カム面に合わせる、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項4】
前記ステータの第2端は、前記弾性部材に接続される、
請求項2に記載の回転軸構造。
【請求項5】
前記ロータの第2端は、前記弾性部材に接続される、
請求項3に記載の回転軸構造。
【請求項6】
前記ステータの第2端は、前記弾性部材に固定接続され、前記ステータは、外部の可動スリーブを介して前記ロータに外嵌される、
請求項2に記載の回転軸構造。
【請求項7】
前記ロータの第2端は、前記弾性部材に固定接続され、前記ロータは、外部の可動スリーブを介して前記ステータに外嵌される、
請求項3に記載の回転軸構造。
【請求項8】
前記ロータ及び前記弾性部材の数は、いずれも2つであり、
2つの前記ロータの一端が前記ステータの両端に嵌合接続され、
2つの前記ロータと前記ステータの三者の嵌合面には、カム面が設けられており、
2つの前記弾性部材は、2つの前記ロータのカム面の反対端にそれぞれ接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、三者のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
請求項1に記載の回転軸構造。
【請求項9】
第1本体、第2本体、及び前記第1本体と前記第2本体とを接続する回転軸構造を含み、
前記回転軸構造は、ロータと、ステータと、弾性部材とを含み、
前記ロータと前記ステータの両方の嵌合面には、いずれもカム面が設けられており、
前記弾性部材は、前記ロータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生し、或いは、
前記弾性部材は、前記ステータのカム面の反対端に接続され、前記ロータ又は前記ステータの回転中に、両方のカム面の接触部位が絶えず変化することにより、弾性部材の弾性力が変化するため、前記回転軸構造にダンピングトルク又はアシストトルクが発生する、
電子機器。
【請求項10】
前記第1本体は、前記ロータに固定接続され、前記第2本体は、前記ステータに固定接続され、或いは、
前記第1本体は、前記ステータに固定接続され、前記第2本体は、前記ロータに固定接続される、
請求項9に記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
1つ又は複数の実施例において、上記ロータの第1端は、上記弾性部材に接続され、
上記ロータの第2端は、上記ステータの第1端に回転嵌合に接続され、上記ロータの第2端の端面は、第1カム面であり、上記ステータの第端の端面は、第2カム面であり、上記第1カム面は、第2カム面に合わせ、
上記ロータが径方向に回転する角度が第1所定角度から第2所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最大値から最小値になり、上記弾性部材の弾性力が第1弾性力から第2弾性力に大きくなり、上記ロータが回転の抵抗力を受け、
上記ロータが径方向に回転する角度が第2所定角度から第3所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最小値から最大値になり、上記ロータの第1端が受けた上記弾性部材の弾性力が第2弾性力から第弾性力に小さくなり、上記ロータが回転のアシスト力を受ける。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
1つ又は複数の実施例において、上記ステータの第1端は、上記弾性部材に接続され、
上記ステータの第2端は、上記ロータの第1端に回転嵌合に接続され、上記ステータの第端の端面は、第1カム面であり、上記ロータの第端の端面は、第2カム面であり、上記第1カム面は、第2カム面に合わせ、
上記ステータが径方向に回転する角度が第1所定角度から第2所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最大値から最小値になり、上記弾性部材の弾性力が第1弾性力から第2弾性力に大きくなり、上記ロータが回転の抵抗力を受け、
上記ステータが径方向に回転する角度が第2所定角度から第3所定角度になると、上記第1カム面と第2カム面との接触面積が最小値から最大値になり、上記ステータの第1端が受けた上記弾性部材の弾性力が第2弾性力から第弾性力に小さくなり、上記ステータが回転のアシスト力を受ける。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
1つ又は複数の実施例において、上記ロータの第2端は、上記弾性部材に固定接続され、上記ロータは、外部の可動スリーブを介して上記ステータに外嵌される。
【国際調査報告】