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特表2024-528483ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20240723BHJP
【FI】
H04N21/431
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579381
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2023-12-25
(86)【国際出願番号】 CN2022125262
(87)【国際公開番号】W WO2023061461
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】202111198430.5
(32)【優先日】2021-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ホォイチアオ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジウェイ
(72)【発明者】
【氏名】フゥ,ジォン
(72)【発明者】
【氏名】チアオ,ハイユィ
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164SA25S
5C164UB41S
5C164UB88P
5C164YA21
(57)【要約】
本開示の実施例は、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器を提供し、コンピュータ処理技術の分野に関する。この方法は、ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、アイテム及びライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、上記ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生することと、を含み、アイテムとターゲット属性とエフェクトとの対応関係は、予め設定されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することと、を含み、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、
ライブ配信ルームのエフェクト再生方法。
【請求項2】
前記ターゲット属性には、前記ライブ配信ルームのライバー属性と前記ライブ配信ルームの属性とのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、及びライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、及びライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
所定の条件が満たされると、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することを含み、
前記所定の条件には、所定の時間周期内に前記ライブ配信ルームにおける前記エフェクトの過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻が前記ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生可能な期間を示すための前記エフェクトの有効期間内であること、前記ライブ配信ルーム内の前記アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、前記ライブ配信ルームのライバー状態がターゲットライバー状態であること、及び、前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの存在時間が所定の時間閾値以下であることのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲットライバー状態には、前記ライバーのジェスチャーが前記アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、前記ライバーと前記アイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記エフェクトには、画像エフェクト、動画エフェクト、及び音声エフェクトのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの周囲に前記エフェクトを再生することを含む、
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別するためのアイテム識別モジュールと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定するためのエフェクト決定モジュールと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためのエフェクト再生モジュールと、を備え、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、
ライブ配信ルームのエフェクト再生装置。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサと、メモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータ実行命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサによって前記メモリに格納されたコンピュータ実行命令が実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現する、電子機器。
【請求項12】
コンピュータ実行命令を格納し、
プロセッサによって前記コンピュータ実行命令が実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法をコンピューティング機器に実現させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現するためのコンピュータプログラム。
【請求項14】
プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを含む、
コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年10月14日に出願された、出願番号が202111198430.5であり、名称が「ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータ処理技術の分野に関し、特に、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザの電子機器を利用することは、通常、電子機器の様々なアプリケーションを利用することである。例えば、ライブ配信アプリを利用することについて、ライバーはライバー側でライブ配信を行い、視聴者は視聴者側でライブ配信を見ることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様において、本開示の実施例は、
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することと、を含み、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法を提供する。
【0006】
第2の態様において、本開示の実施例は、
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別するためのアイテム識別モジュールと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定するためのエフェクト決定モジュールと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためのエフェクト再生モジュールと、を備え、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、ライブ配信ルームのエフェクト再生装置を提供する。
【0007】
第3の態様において、本開示の実施例は、少なくとも1つのプロセッサと、メモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータ実行命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサによって前記メモリに格納されたコンピュータ実行命令が実行されると、第1の態様に記載の方法を実現する、電子機器を提供する。
【0008】
第4の態様において、本開示の実施例は、コンピュータ実行命令を格納し、プロセッサによってコンピュータ実行命令が実行されると、第1の態様に記載の方法をコンピューティング機器に実現させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0009】
第5の態様において、本開示の実施例は、第1の態様に記載の方法を実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【0010】
第6の態様において、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると、第1の態様に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の実施例又は従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明において使用される必要な図面を簡単に説明し、以下の説明における図面は本開示のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとって、創造的な労働を払うことなく、これらの図面から他の図面を得ることができる。
【0012】
図1】本開示の実施例が適用されるライブ配信シーンの模式図である。
【0013】
図2】本開示の実施例により提供されるライブ配信ルームのエフェクト再生方法のステップのフローチャートである。
【0014】
図3】本開示の実施例により提供されるライブ配信ルームのエフェクト再生装置の構成のブロック図である。
【0015】
図4】本発明の実施例により提供される2種類の電子機器のうちの1つの構成のブロック図である。
図5】本発明の実施例により提供される2種類の電子機器のうちの1つの構成のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明確、かつ完全に説明し、説明する実施例は本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を払うことなく得た全ての他の実施例は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0017】
本開示の実施例は、ライブ配信シーンに適用されることができる。図1は本開示の実施例が適用されるライブ配信シーンの模式図である。図1を参照して示されるように、ライブ配信シーンは、端末機器とサーバとに関し、各端末機器には、上記サーバにアクセスするためのクライアントが動いている。図1は、1つのサーバと、CT1、CT2、CT3、CT4がそれぞれ動作している4つの端末TE1、TE2、TE3、TE4とを含む。CT1、CT2、CT3、CT4はいずれもサーバにアクセス可能である。端末機器TE2はライバーが使用する端末機器であり、ライバー端末と呼ばれてもよく、対応するクライアントCT2はライバークライアントと呼ばれてもよい。端末機器TE1、TE3、TE4は、それぞれ視聴者が使用する端末機器であり、視聴者端末と呼ばれてもよく、対応するクライアントCT1、CT3、CT4は、視聴者クライアントと呼ばれてもよい。
【0018】
上記ライバークライアントCT2が1つのライブ配信ルームにおいてライブ配信を行っている間に、ライバー端末TE2は、ライバークライアントCT2のライブ配信データをサーバに送信することができる。サーバは、端末機器TE1、TE3、TE4が対応する視聴者クライアントCT1、CT3、CT4に当該ライブ配信ルームのライブ配信データを表示するように、そのライブ配信データを、当該ライブ配信ルームにアクセスしている視聴者端末TE1、TE3、TE4に送信してもよい。
【0019】
上記ライブ配信中、ライバーはライブ配信ルームにおいてアイテムを展示することができる。しかしながら、このようにアイテムを展示するだけの形態は単一であり、ライブ配信の面白さが低下している。
【0020】
上記課題を解決するために、本開示の実施例は、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法、システム及び機器を提供し、この方法は、ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、アイテム及びライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、上記ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生することと、を含み、当該アイテムと当該ターゲット属性と当該エフェクトとの対応関係は、予め設定されている。本開示の実施例は、ライブ配信ルーム内のアイテムに応じて、ライブ配信ルームにおいて対応するエフェクトを再生することができる。これにより、アイテムとエフェクトを組み合わせることができ、ライブ配信ルームのアイテムの展示方法を豊富にし、ライブ配信のインタラクティブな効果を高め、ユーザ体験を向上させる。
【0021】
以下に、本開示の実施例の技術案及び本開示の技術案が上記技術課題をどのように解決することについて、具体的な実施例を用いて詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに組み合わせられてもよく、いくつかの実施例において、同じ又は類似の概念やプロセスについて繰り返し説明しないことがある。以下、図面を参照しながら本開示の実施例を説明する。
【0022】
図2は、本開示の実施例により提供されるライブ配信ルームのエフェクト再生方法のステップのフローチャートである。図2に示す方法は、電子機器に適用されることができ、例えば、ライバー端末や視聴者端末など、上記図1に示す任意の端末機器に適用されることができる。図2を参照して示されるように、そのライブ配信ルームのエフェクト再生方法は、以下のステップを含む。
【0023】
S101:ライブ配信ルーム内のアイテムを識別する。
【0024】
ライブ配信ルーム内のアイテムは任意のアイテムであってもよい。例えば、トロフィーや勲章などであってもよい。
【0025】
本開示の実施例は、そのアイテムを識別するための様々な方法を提供することができる。本開示の実施例において、ライブ配信ルーム内のアイテムは、一定の時間周期、例えばNミリ秒ごとに識別されてもよい。ライブ配信ルームのアイテムは、例えば、ライバーがライブ配信の時に撮影した実物や、ライバーが展示したアイテムなどである。
【0026】
第1の態様において、まず、第1の画像と呼ばれることができる複数のターゲットアイテムのピクチャを予め記憶し、次に、ライブ配信中に、ライブ配信ルームをスクリーンショットする、又は、ライブ配信ルームデータを取得して第2の画像を取得し、最後に、第1の画像と第2の画像とを比較し、ライブ配信ルームにおいてターゲットアイテムが存在するか否かを判定してもよい。
【0027】
第2の態様において、予めトレーニングされたアイテム識別モデルにより、ライブ配信ルーム内のアイテムを識別してもよい。まず、ライブ配信中に、ライブ配信ルームをスクリーンショットする、又は、ライブ配信ルームのデータを取得して第2の画像を取得し、次に、第2の画像をアイテム識別モデルに入力し、ライブ配信ルーム内のアイテムを得る。
【0028】
上記アイテム識別モデルは、予めトレーニングして得られた任意の機械モデルであり、例えば、CNN(convolutional neural networks)モデル、DNN(deep neural networks)モデルなどである。本開示の実施例は、アイテム識別モデルのタイプを限定しない。
【0029】
上記アイテム識別モデルのトレーニングプロセスは、トレーニングサンプルセットと複数回の反復によって実現される。トレーニングサンプルセットは、サンプルアイテムがマーク付けされたサンプル画像を複数含んでもよい。各回の反復トレーニングにおいて、まず、各サンプル画像をアイテム識別モデルに入力して、サンプル画像からアイテムを識別し、当該アイテムはアイテム識別モデルによって予測されるものであるので、予測アイテムと呼ばれることができ、次に、今回の反復において使用されたすべてのサンプル画像に対応する予測アイテム及びサンプルアイテムに応じて損失値を決定し、最後に、損失値に応じて次回の反復を継続するか、トレーニングを終了するかを決定し、損失値が所定の条件を満たさない場合に、損失値に応じてアイテム識別モデルのパラメータを調整して次回の反復トレーニングを行い、損失値が所定の条件を満たす場合に、トレーニングを終了し、今回の反復後のアイテム識別モデルをトレーニングにより得られたアイテム識別モデルとする。
【0030】
上記損失値は、従来公知の関数である損失関数、例えば、クロスエントロピー損失関数、二乗平均損失関数により算出されることができる。
【0031】
上記トレーニングプロセスにおいて必要とされるサンプル画像を取得するプロセスとして、まず、エフェクトをサポートするアイテムを特定し、次に、エフェクトをサポートするこれらのアイテムを複数の条件で撮影し、複数のサンプル画像を取得し、例えば、異なる照明、異なる角度等の条件で撮影し、最後に、サンプル画像に当該アイテムをマーク付けてサンプルアイテムとしてもよい。
【0032】
S102:アイテム及びライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定し、当該アイテムと当該ターゲット属性と当該エフェクトとの対応関係は、予め設定されている。
【0033】
ターゲット属性は、ライブ配信ルームのライバー属性とライブ配信ルームの属性とを含むが、これらに限定されるものではない。
【0034】
上記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、ライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる。ライバーアイデンティフィケーションは、一人のライバーを一意に示すための、ライブ配信ルームのライバーのアカウントであってもよい。ライバータイプは、任意のジャンルに応じて分けられてもよい。例えば、ライバーが得意なライブ配信の内容に応じて、試合解説のライバーや物売りライバーに分けられてもよい。
【0035】
上記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、ライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる。ライブ配信ルームタイプは、任意のジャンルに応じて分けられてもよく、例えば、ライブ配信ルームは、ライブ配信ルームの用途に応じて、アイテムを販売するためのライブ配信ルームや試合を解説するためのライブ配信ルームに分けられてもよく、さらに、ライブ配信ルームは、ライブ配信ルームの配信の長さに応じて、配信の長さが異なるライブ配信ルームに分けられてもよい。
【0036】
本発明の実施例において、ライブ配信ルーム内のアイテムを識別した後、ライブ配信ルームのターゲット属性を取得することができるため、ターゲット属性を取得したか否かと、エフェクトを取得したか否かとに応じて、エフェクトを再生するか否かを決定することができる。
【0037】
第1の状況では、ターゲット属性を取得できなかった。このとき、エフェクトに必要なターゲット属性を特定していないので、エフェクトを再生しない。
【0038】
第2の状況では、ターゲット属性を取得したが、アイテム及びターゲット属性に応じて対応するエフェクトを取得できなかった。このとき、エフェクトを取得できなかったため、エフェクトを再生しない。
【0039】
第3の状況では、ターゲット属性を取得しているとともに、アイテム及びターゲット属性とに応じて対応するエフェクトを取得したため、エフェクトを再生する。
【0040】
本発明の実施例において、S102で使用される対応関係を予め複数設定してもよく、異なる対応関係におけるアイテム及び/又はターゲット属性及び/又はエフェクトは異なる。
【0041】
なお、1つのアイテムは複数のターゲット属性に対応してもよく、ターゲット属性ごとに1つのエフェクトが対応する。例えば、ターゲット属性がライバーアイデンティフィケーションである場合に、{M1、ID1、SE1}、{M1、ID2、SE2}、{M1、ID3、SE1}の3つの対応関係があり、よって、ライバーアイデンティフィケーションがID1であるライブ配信ルームにおいて、アイテムM1に対応するエフェクトはSE1となり、ライバーアイデンティフィケーションがID2であるライブ配信ルームにおいて、アイテムM1に対応するエフェクトはSE2となり、ライバーアイデンティフィケーションがID3であるライブ配信ルームにおいて、アイテムM1に対応するエフェクトはSE1となる。
このように、アイテムM1は、3つのライバーのライブ配信ルームにおいてエフェクトが対応されている。M1がライバーID1のライブ配信ルームにおいて対応するエフェクトは、ライバーID2のライブ配信ルームにおいて対応するエフェクトと異なる。しかし、ライバーID1のライブ配信ルームにおいて対応するエフェクトは、ライバーID3のライブ配信ルームにおいて対応するエフェクトと同じである。
【0042】
以上で示されたように、同一のアイテムについて、複数のライバーのライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生することができ、異なるライバーにおけるエフェクトは同一であってもよく、異なってもよい。このように、エフェクトはアイテムだけでなく、ターゲット属性にも対応している。アイテムが異なり、かつ、ターゲット属性が異なる場合に、表示されるエフェクトを異ならせることができ、エフェクトの柔軟性を向上させる。
【0043】
また、1つのターゲット属性は1つ又は複数のアイテムに対応していてもよく、異なるアイテムに対応するエフェクトは同一であってもよく、異なってもよい。例えば、ターゲット属性がライバーアイデンティフィケーションである場合に、{M1、ID1、SE1}、{M2、ID1、SE2}、{M3、ID1、SE1}の3つの対応関係があり、よって、ライバーアイデンティフィケーションがID1であるライブ配信ルームにおいて、3つのアイテムM1~M3はいずれもエフェクトが対応されている。しかし、M1とM2は異なるエフェクトに対応し、M1とM3は同一のエフェクトSE1に対応する。
【0044】
最後に、1つのターゲット属性及び1つのアイテムは、2つのエフェクトが対応されてもよい。例えば、ターゲット属性がライバーアイデンティフィケーションである場合に、{M1、ID1、SE1}、{M1、ID1、SE2}の2つの対応関係があり、よって、ライバーアイデンティフィケーションがID1であるライブ配信ルームにおいて、アイテムM1は2つのエフェクトSE1とSE2が対応されている。つまり、アイテムM1に対して、エフェクトSE1だけでなく、エフェクトSE2も再生する必要がある。例えば、ライバーアイデンティフィケーションがID1であるライブ配信ルームにおいて、ライバーが取り出したアイテムM1がトロフィーである場合に、音声エフェクトSE1だけでなく、動画エフェクトSE2も再生することができる。
【0045】
1つ又は複数の上記対応関係を得た後、この1つ又は複数の対応関係からS101で識別されたアイテム及びS101におけるライブ配信ルームに対応するターゲット属性の両方にマッチングするターゲット対応関係を選択し、ターゲット対応関係におけるエフェクトをS103で再生すべきエフェクトとしてもよい。
【0046】
ターゲット対応関係とは、S101で識別されたアイテム及びS101におけるライブ配信ルームに対応するターゲット属性を含む対応関係であると理解されてもよい。
【0047】
S103:上記ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生する。
【0048】
エフェクトは、画像エフェクト、動画エフェクト、音声エフェクトを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0049】
上記画像エフェクトは、画像で表示されるエフェクトであり、画像エフェクトは、特定のコンテンツを有する1フレームの画像であってもよく、例えば、アイテムがトロフィーである場合に、対応する画像エフェクトは、当該ライバーのプロフィール写真が付いたトロフィーの画像であってもよい。
【0050】
上記動画エフェクトは、連続する複数のフレームの画像で表示されたエフェクトであり、各フレームの画像は特定のコンテンツを含んでもよく、例えば、アイテムがトロフィーである場合に、対応する動画エフェクトは、そのライバーのプロフィール写真が付いたトロフィーの動画であってもよい。
【0051】
上記音声エフェクトは、音声で表されるエフェクトであり、例えば、アイテムがトロフィーである場合に、対応する音声エフェクトは、「わあ、金賞受賞者ですね」という音声であってもよい。
【0052】
ライブ配信ルーム内のアイテムに応じてエフェクトを正確に再生するために、所定の条件が満たされるとエフェクトを再生してもよい。この所定の条件には、過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻がエフェクトの有効期間内であること、アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、及びライバーの状態がターゲットライバー状態であることが含まれるが、これらに限定されるものではない。具体的には、上記1つ又は複数の所定の条件が満たされると、上記ライブ配信ルームにおいて上記エフェクトを再生する。上記1つ又は複数の所定の条件が満たされない場合に、上記ライブ配信ルームにおいて上記エフェクトを再生しない。
【0053】
以下、各種の所定の条件とエフェクト再生との関係を説明する。
【0054】
所定の条件は過去の再生回数が所定の回数閾値以下である場合に、まず、所定の時間周期内に上記ライブ配信ルームにおけるエフェクトの過去の再生回数を取得し、次に、過去の再生回数と所定の回数閾値との関係を判定し、過去の再生回数が所定の回数閾値以下であれば、ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生し、過去の再生回数が所定の回数閾値より大きければ、ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生しない。
【0055】
所定の時間周期は、数日、数時間等であってもよい。以下、所定の時間周期が1時間であり、所定の回数閾値が1であることを例にしてエフェクトの再生状況を説明する。
【0056】
10:05分にS101で1つのライブ配信ルーム内のアイテムが検出され、このとき、現在の時間である10~11時の間にS102で決定されたエフェクトの当該ライブ配信ルームにおける過去の再生回数である0が所定の回数閾値である1未満であるため、そのエフェクトを再生する。そして、当該ライブ配信ルームにおける上記エフェクトの過去の再生回数は0から1に更新される。
【0057】
10:10分にS101でこのアイテムが再度に検出されたときに、現在の時間である10時~11時の間に上記S102で決定されたエフェクトの当該ライブ配信ルームにおける過去の再生回数である1が所定の回数閾値である1に等しいであるため、そのエフェクトを再生する。そして、当該ライブ配信ルームにおける上記エフェクトの過去の再生回数は1から2に更新される。
【0058】
10:15分にS101でこのアイテムが再度に検出されたときに、現在の時間である10時~11時の間に上記S102で決定されたエフェクトの当該ライブ配信ルームにおける過去の再生回数2が所定の回数閾値1よりも大きいため、そのエフェクトを再生しない。そして、当該ライブ配信ルームにおける上記エフェクトの過去の再生回数は更新されない。
【0059】
同様に、10:15から11:00までの間に、このライブ配信ルームにおいてこのアイテムのエフェクトは表示されない。
【0060】
過去の再生回数と所定の回数閾値とからなる所定の条件により、ライブ配信ルームにおいてアイテムが長期間存在する場合に、このアイテムのエフェクトを繰り返し表示することを回避し、さらに、ライブ配信ルームの通常のライブ配信への影響を回避することができることが分かる。
【0061】
所定の条件は現在時刻が上記有効期間内である場合に、S101でアイテムが識別され、かつ、S102でエフェクトが決定された後、現在時刻と当該エフェクトの有効期間との関係を判断してもよい。現在時刻がこの有効期間内であれば、上述したS101におけるライブ配信ルームにおいてS102で決定されたエフェクトを再生する。現在時刻がこの有効期間内でなければ、上述したS101におけるライブ配信ルームにおいてS102で決定されたエフェクトを再生しない。
【0062】
有効期間は予め設定されてもよく、ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生可能な期間を示すために使用される。
【0063】
上記有効期間は、上記S102における対応関係に関連付けられてもよい。具体的には、上記したS102における対応関係ごとに1つの有効期間が対応されている。このようにして、異なるライバーのライブ配信ルームにおいて、同一のアイテムの有効期間が同じであってもよく、異なってもよい。例えば、S101で識別されたアイテムが2015年のトロフィーであり、このトロフィーに対して2015年から2017年までの有効期間を設定し、これにより、2018年以降、このライバーのライブ配信ルームにおいてこのトロフィーが検出されても、このトロフィーのエフェクトがこのライブ配信ルームに表示されなくなる。
【0064】
本開示の実施例は、上記有効期間によってエフェクトの再生時間を限定してもよく、この有効期間は、このアイテムが大きな影響力を有する期間であってもよいことが分かる。例えば、上記トロフィーについて、何年が経ったらこのトロフィーに関心を持つ人が少なくなって影響力が弱くなるので、有効期間をこのトロフィーの授与時間後の一定の期間としてもよい。
【0065】
所定の条件はアイテムの状態がターゲットアイテム状態である場合に、まず、ライブ配信ルーム内のアイテムの状態を識別し、次に、アイテムの状態がターゲットアイテム状態であるか否かを判定し、アイテムの状態がターゲットアイテム状態であればライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生し、アイテムの状態がターゲットアイテム状態でなければライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生しない。
【0066】
ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれてもよい。
【0067】
上記手持ち状態とは、人の手がアイテムを取っていることを意味する。つまり、アイテムが人の手にあれば、ライバーがこのアイテムを展示していることを表し、よって、このアイテムのエフェクトを再生する。逆に、アイテムが人の手になければ、このアイテムのエフェクトを再生しない。
【0068】
上記ターゲット位置は、予め設定されたアイテム展示位置であってもよい。例えば、ターゲット位置はライバーの直正面であってもよい。つまり、アイテムがライバーの真正面にあれば、ライバーがこのアイテムを展示していることを表し、よって、このアイテムのエフェクトを再生する。逆に、アイテムがライバーの真正面ではなければ、このアイテムのエフェクトを再生しない。
【0069】
本発明の実施例は、アイテムの状態によってライバーがアイテムを展示していることを判定することができ、よって、ライバーによるアイテムの展示中にエフェクトが再生されることを保証することができる。具体的には、アイテムの状態がターゲットアイテム状態である場合に、ライバーがこのアイテムを展示していると考えられ、よって、エフェクトを再生する。一方、アイテムの状態がターゲットアイテムの状態でない場合に、ライバーがこのアイテムを展示していないと考えられ、よって、エフェクトを再生しない。このようにして、本発明の実施例は、エフェクトの再生がタイミングに合っていることを保証し、誤ったタイミングでエフェクトが再生されることを回避することができる。
【0070】
所定の条件はライバー状態がターゲットライバー状態である場合に、まず、ライブ配信ルームのライバー状態を識別し、次に、ライバー状態がターゲットライバー状態であるか否かを判定し、ライバー状態がターゲットライバー状態であればライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生し、ライバー状態がターゲットライバー状態でなければライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生しない。
【0071】
ターゲットライバー状態には、ライバーのジェスチャーが当該アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、ライバーとアイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0072】
上記ライバーのジェスチャーは、当該アイテムに対してのジェスチャーであり、ライバーがこのアイテムを展示していることを表すことができる。例えば、ライバーがアイテムを展示しているときに、通常、アイテムに手を指す。
【0073】
上記ターゲット相対的な位置関係は、ライバーの任意の手足とアイテムとの相対位置関係であってもよい。例えば、ライバーは、顔がこのアイテムを向いたり、目がこのアイテムの方を向いたり、身体全体がこのアイテムの方を向いたりする場合、これらの相対的な位置関係のいずれも、ライバーがこのアイテムを展示していることを表すターゲット位置関係としてもよい。
【0074】
本発明の実施例は、ライバー状態によってこのライバーがこのアイテムを展示していることを判定することができ、よって、ライバーによるアイテムの展示中にエフェクトが再生されることを保証することができる。このようにして、本発明の実施例は、エフェクトの再生がタイミングに合っていることを保証し、誤ったタイミングでエフェクトが再生されることを回避することができる。
【0075】
所定の条件は存在時間が所定の時間閾値以下である場合に、まず、ライブ配信ルームにおけるこのアイテムの存在時間を特定し、次に、存在時間と所定の時間閾値の関係を判定し、存在時間が所定の時間閾値以下であれば、ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生し、存在時間が所定の時間閾値より大きければ、ライブ配信ルームにおいてエフェクトを再生しない。
【0076】
所定の時間閾値は、エフェクトの再生時間が長くなりすぎてライブ配信に影響を与えないように、小さい値にされてもよい。例えば、ライブ配信ルームにアイテムが表示された最初の10秒間にエフェクトが再生されるように、所定の時間閾値を10秒に設定してもよく、10秒後、ライブ配信ルームにアイテムが表示されてもエフェクトが再生されない。
【0077】
複数の所定の条件が設定される場合に、複数の所定の条件が同時に満たされたときにエフェクトを再生する必要がある。少なくとも1つの所定の条件が満たされなければ、エフェクトは再生されない。例えば、設定された所定の条件は、過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻がエフェクトの有効期間内であること、アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、及び。ライバー状態がターゲットライバー状態であることを含む場合に、過去の再生回数が所定の回数閾値以下であり、且つ現在時刻がエフェクトの有効期間内であり、且つアイテムの状態がターゲットアイテム状態であり、且つライバー状態がターゲットライバー状態であると、エフェクトを再生する。しかし、過去の再生回数が所定の回数閾値より大きくなり、及び/又は現在時刻がエフェクトの有効期間内でなく、及び/又はアイテムの状態がターゲットアイテム状態でなく、及び/又はライバー状態がターゲットライバー状態でない場合に、エフェクトを再生しない。
【0078】
なお、上記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、ライブ配信ルームにおいて上記エフェクトを再生する際に、ライブ配信ルームにおけるアイテムの位置に応じて画像エフェクト又は動画エフェクトを再生してもよい。具体的には、ライブ配信ルームにおけるアイテムの周囲にエフェクトを再生する。これにより、エフェクトとアイテムとの関係はより明確になることができる。例えば、トロフィーの左、右、上、下に画像エフェクト又は動画エフェクトを再生してもよい。
【0079】
通常、ライブ配信の時間が長いので、ライブ配信中にライバーが異なる時間に異なるアイテムを展示することがあるため、各アイテムに対応するエフェクトが時間順に1つずつ再生されてもよいと理解される。例えば、時刻t1において、ライバーがアイテムM1を展示し、アイテムM1のエフェクトは時刻t1において再生されてもよい。時刻t2において、ライバーがまたアイテムM2を展示し、アイテムM2のエフェクトは時刻t2において再生されてもよい。もちろん、M1のエフェクトとM2のエフェクトは同じであってもよく、異なってもよい。
【0080】
上記実施例のライブ配信ルームのエフェクト再生方法に対応し、図3は、ライブ配信ルームのエフェクト再生システムに適用される本開示の実施例により提供されるライブ配信ルームのエフェクト再生装置の構成のブロック図である。説明の便宜上、本開示の実施例に関連する部分のみが示されている。図3を参照し、上記ライブ配信ルームのエフェクト再生装置200は、アイテム識別モジュール201と、エフェクト決定モジュール202と、エフェクト再生モジュール203とを備える。
【0081】
アイテム識別モジュール201は、上記ライブ配信ルーム内のアイテムを識別するために使用される。
【0082】
エフェクト決定モジュール202は、前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定するために使用され、前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている。
【0083】
エフェクト再生モジュール203は、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するために使用される。
【0084】
オプションとして、前記ターゲット属性には、前記ライブ配信ルームのライバー属性と前記ライブ配信ルームの属性とのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0085】
オプションとして、前記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、ライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0086】
オプションとして、前記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、ライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0087】
オプションとして、前記エフェクト再生モジュール203は、
所定の条件が満たされると、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためにも使用され、前記所定の条件には、所定の時間周期内に前記ライブ配信ルームにおける前記エフェクトの過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻が前記ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生可能な期間を示すための前記エフェクトの有効期間内であることと、前記ライブ配信ルーム内の前記アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、前記ライブ配信ルームのライバー状態がターゲットライバー状態であること、前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの存在時間が所定の時間閾値以下であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0088】
オプションとして、前記ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0089】
オプションとして、前記ターゲットライバー状態には、前記ライバーのジェスチャーが前記アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、前記ライバーと前記アイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0090】
オプションとして、前記エフェクトには、画像エフェクト、動画エフェクト、音声エフェクトのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0091】
オプションとして、前記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、前記エフェクト再生モジュール203は、
前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの周囲に前記エフェクトを再生するためにも使用される。
【0092】
本実施例により提供されるライブライブ配信ルームのエフェクト再生装置は、上記図2に示された方法実施例の技術案を実行するために使用されることができ、その実現原理及び技術的効果は類似しており、本実施例はここで繰り返し説明しない。
【0093】
図4は、本開示の実施例により提供される電子装置600の構成のブロック図である。その電子装置600は、メモリ602と、少なくとも1つのプロセッサ601とを備える。
【0094】
メモリ602は、コンピュータ実行命令を格納する。
【0095】
少なくとも1つのプロセッサ601は、電子機器600が上記図2における方法を実現するように、メモリ602に格納されたコンピュータ実行命令を実行する。
【0096】
また、この電子機器は、ほかの装置又は機器からの情報を受信し、プロセッサ601に転送するための受信機603と、ほかの装置又は機器に情報を送信するための送信機604とをさらに備えてもよい。
【0097】
さらに、図5を参照し、本開示の実施例を実現するために適する電子機器900の構成の模式図が示され、当該電子機器900は端末機器であってもよい。端末機器は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDAと略称)、タブレット(Portable Android Device、PADと略称)、ポータブルメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMPと略称)、車載端末(例えばカーナビゲーション端末)等のモバイル端末、及び例えばデジタルテレビ(Television、TV)、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。図5に示す電子機器は一例にすぎなく、本開示の実施例の機能及び使用範囲に制限を与えるものではない。
【0098】
図5に示すように、電子機器900は、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROMと略称)902に格納されたプログラム、又は記憶装置908からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)903にロードされたプログラムに従い、様々な適切な動作及び処理を実行することができる処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックスプロセッサなど)901を含んでもよい。RAM903には、電子機器900の操作に必要な各種のプログラムやデータも格納されている。処理装置901、ROM902及びRAM903は、バス904を介して互いに接続されている。入出力(Input/output、I/O)インターフェース905もバス904に接続されている。
【0099】
一般的に、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置906と、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCDと略称)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置907と、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置908と、通信装置909とは、I/Oインターフェース905に接続されていてもよい。通信装置909は、電子機器が他の機器と無線又は有線で通信してデータを交換できるようにすることができる。図5には、様々な装置を有する電子機器900が示されているが、図示された装置の全てを実施する、又は備える必要がないことを理解されたい。代わりに、より多くの、又はより少ない装置を実施する又は備えることも可能である。
【0100】
特に、本開示の実施例によれば、上記のフローチャートを参照して説明したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含む。該コンピュータプログラム製品は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置909を介してネットワークからダウンロードしてインストールされてもよく、或いは記憶装置908又はROM902からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムは、処理装置901によって実行されると、本開示の実施例に係る方法において定義される上述の機能が実行される。
【0101】
なお、本開示における上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体やコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、又は上記双方の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁、赤外線であってもよく、半導体システム、装置又は機器であってもよい。或いは、それらの任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例として、1つ又は複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Electrical Programmable Read Only Memory、EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read Only Memory、CD-ROM)、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、又は上記任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本開示において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって、又はそれらと組み合わせて使用されることができるプログラムを含む又は格納する任意の有形媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搭載される、ベースバンドにおいて伝播される又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでもよい。このような伝播されるデータ信号は、様々な形態をとってもよく、電磁信号、光信号、又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって、又はそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播、又は伝送することができる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送されてもよく、ワイヤ、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。
【0102】
上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記の電子機器に含まれるものであってもよく、電子機器に組み込まれずに単独で存在してもよい。
【0103】
上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ又は複数のプログラムを搭載し、上記1つ又は複数のプログラムが電子機器によって実行されると、当該電子機器に上記実施例に示す方法を実行させる。
【0104】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語、又はそれらの組み合わせで記述することができる。上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」言語などの従来の手続き型プログラミング言語が含まれるが、これらに限定されない。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータ上で実行されてもよい。また、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータ上で実行され部分的にリモートコンピュータ上で実行されてもよい。更に、完全にリモートコンピュータ又はサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LANと略称)又はワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WANと略称)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続されてもよく、外部のコンピュータに接続されていてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネット経由で接続する)。
【0105】
図におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例に従って実施され得るシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品のアーキテクチャ、機能、及び操作を示している。この点について、フローチャート又はブロック図における各ボックスは、モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができる。該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部には、所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令が含まれる。また、代替としてのいくつかの実現において、ボックス内に示された機能は、図示された順序とは異なる順序で発生可能であることに留意されたい。例えば、連続して示された2つのボックスは、関連の機能によって、実際には基本的に並行して実行されてもよく、逆順に実行されることもある。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ボックス、及びブロック図及び/又はフローチャート内のボックスの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムを用いて実現されてもよく、専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせを用いて実現されてもよいことに留意されたい。
【0106】
本開示の実施例において説明したユニットは、ソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよい。ユニットの名称は、場合によってユニット自体を限定するものではなく、例えば、第1の取得ユニットは「少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスを取得するユニット」として記載されてもよい。
【0107】
本明細書で以上で説明された機能は、少なくとも一部が、1つ又は複数のハードウェア論理素子によって実行され得る。例えば、使用され得るハードウェア論理素子の例として、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific IntegraTEd Circuit、ASIC)、特定用途向け標準製品(Application Specific Standard ProduCT、ASSP)、システムオンチップ(System On Chip、SOC)、複雑プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)などが含まれる。
【0108】
第1の態様の第1例において、本開示の実施例は、
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することと、を含み、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、ライブ配信ルームのエフェクト再生方法を提供する。
【0109】
第1の態様の第1例に基づいて、第1の態様の第2例において、前記ターゲット属性には、前記ライブ配信ルームのライバー属性と前記ライブ配信ルームの属性とのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0110】
第1の態様の第2例に基づいて、第1の態様の第3例において、前記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、及びライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0111】
第1の態様の第2例に基づいて、第1の態様の第4例において、前記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、及びライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0112】
第1の態様の第1~第4のいずれか1つの例に基づいて、第1の態様の第5例において、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
所定の条件が満たされると、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することを含み、
前記所定の条件には、所定の時間周期内に前記ライブ配信ルームにおける前記エフェクトの過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻が前記ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生可能な期間を示すための前記エフェクトの有効期間内であること、前記ライブ配信ルーム内の前記アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、前記ライブ配信ルームのライバー状態がターゲットライバー状態であること、及び、前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの存在時間が所定の時間閾値以下であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0113】
第1の態様の第5例に基づいて、第1の態様の第6例において、前記ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0114】
第1の態様の第5例に基づいて、第1の態様の第7例において、前記ターゲットライバー状態には、前記ライバーのジェスチャーが前記アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、前記ライバーと前記アイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0115】
第1の態様の第1~第4例のいずれか1つの例に基づいて、第1の態様の第8例において、前記エフェクトには、画像エフェクト、動画エフェクト、及び音声エフェクトのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0116】
第1の態様の第8例に基づいて、第1の態様の第9例において、前記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの周囲に前記エフェクトを再生することを含む。
【0117】
第2の態様の第1例において、
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別するためのアイテム識別モジュールと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定するためのエフェクト決定モジュールと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためのエフェクト再生モジュールと、を備え、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、ライブ配信ルームのエフェクト再生装置を提供する。
【0118】
第2の態様の第1例に基づいて、第2の態様の第2例において、前記ターゲット属性には、前記ライブ配信ルームのライバー属性と前記ライブ配信ルームの属性とのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0119】
第2の態様の第2例に基づいて、第2の態様の第3例において、前記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、及びライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0120】
第2の態様の第2例に基づいて、第2の態様の第4例において、前記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、及びライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0121】
第2の態様の第1~第4のいずれか1つの例に基づいて、第2の態様の第5例において、前記エフェクト再生モジュールは、
所定の条件が満たされると、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためにも使用され、前記所定の条件には、所定の時間周期内に前記ライブ配信ルームにおける前記エフェクトの過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻が前記ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生可能な期間を示すための前記エフェクトの有効期間内であること、前記ライブ配信ルーム内の前記アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、前記ライブ配信ルームのライバー状態がターゲットライバー状態であること、及び、前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの存在時間が所定の時間閾値以下であることのうちの少なくとも1つが含まれ、前記有効期間は、に使用される。
【0122】
第2の態様の第5例に基づいて、第2の態様の第6例において、前記ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0123】
第2の態様の第5例に基づいて、第2の態様の第7例において、前記ターゲットライバー状態には、前記ライバーのジェスチャーが前記アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、前記ライバーと前記アイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0124】
第2の態様の第1~第4例のいずれか1つの例に基づいて、第2の態様の第8例において、前記エフェクトには、画像エフェクト、動画エフェクト、及び音声エフェクトのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0125】
第2の態様の第8例に基づいて、第2の態様の第9例において、前記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、前記エフェクト再生モジュールは、
前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの周囲に前記エフェクトを再生するためにも使用される。
【0126】
第3の態様において、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、少なくとも1つのプロセッサと、メモリと、を備え、
前記メモリは、コンピュータ実行命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサによって前記メモリに格納されたコンピュータ実行命令が実行されると、第1の態様のいずれか1項に記載の方法を実現する、電子機器を提供する。
【0127】
第4の態様において、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ実行命令を格納し、プロセッサによって前記コンピュータ実行命令が実行されると、第1の態様のいずれか1項に記載の方法をコンピューティング機器に実現させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0128】
第5の態様において、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1の態様のいずれか1項に記載の方法を実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【0129】
第6の態様において、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、プロセッサによって実行されると、第1の態様のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0130】
以上の説明は、本開示の好ましい実施形例及び用いられた技術的原理に対する説明に過ぎない。当業者であれば、本開示の開示範囲は、上記の技術的特徴の特定の組み合わせによって形成される技術案に限定されるものではなく、上記の開示された主旨から逸脱することなく、上記の技術的特徴又はそれらと同等の特徴の任意の組み合わせによって形成される他の技術案も含まれることを理解すべきである。例えば、上記の特徴を、本開示において開示される(ただし、これらに限定されない)同様の機能を有する技術的特徴と置き換えることによって形成される技術案も含まれる。
【0131】
また、各操作は特定の順序で説明されたが、これらの操作が、示された特定の順序に従って実行されること、又は順番通りに実行されることを要求するものとして解釈されるべきではない。特定の環境において、マルチタスク及び並行処理は、有利な場合がある。同様に、上記に記載のいくつかの具体的な実現の詳細は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例に説明された特定の特徴は、単一の実施例において組み合わせて実現可能である。逆に、単一の実施例に説明される各特徴は、単独に、又は任意の適切な組合せで複数の実施例において実現され得る。
【0132】
本開示の主題は、方法の構造的特徴及び/又は論理的動作に特有の言葉を用いて説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において限定される主題は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、上述した特定の特徴や動作は、特許請求の範囲を実現するため例示的な形態に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-12-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別することと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定することと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することと、を含み、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、
ライブ配信ルームのエフェクト再生方法。
【請求項2】
前記ターゲット属性には、前記ライブ配信ルームのライバー属性と前記ライブ配信ルームの属性とのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ライバー属性には、ライバーアイデンティフィケーション、ライバー名称、及びライバータイプのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ライブ配信ルームの属性には、ライブ配信ルームアイデンティフィケーション、ライブ配信ルーム名称、及びライブ配信ルームタイプのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
所定の条件が満たされると、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することを含み、
前記所定の条件には、所定の時間周期内に前記ライブ配信ルームにおける前記エフェクトの過去の再生回数が所定の回数閾値以下であること、現在時刻が前記ターゲット属性に対応するライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生可能な期間を示すための前記エフェクトの有効期間内であること、前記ライブ配信ルーム内の前記アイテムの状態がターゲットアイテム状態であること、前記ライブ配信ルームのライバー状態がターゲットライバー状態であること、及び、前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの存在時間が所定の時間閾値以下であることのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットアイテム状態には、手持ち状態、及びターゲット位置に位置することのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲットライバー状態には、イバーのジェスチャーが前記アイテムに対してのジェスチャーであること、及び、前記ライバーと前記アイテムとの相対的な位置関係がターゲット位置関係であることのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記エフェクトには、画像エフェクト、動画エフェクト、及び音声エフェクトのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記エフェクトが画像エフェクト又は動画エフェクトである場合に、前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生することは、
前記ライブ配信ルームにおける前記アイテムの周囲に前記エフェクトを再生することを含む、
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ライブ配信ルーム内のアイテムを識別するためのアイテム識別モジュールと、
前記アイテム及び前記ライブ配信ルームのターゲット属性に応じて、対応するエフェクトを決定するためのエフェクト決定モジュールと、
前記ライブ配信ルームにおいて前記エフェクトを再生するためのエフェクト再生モジュールと、を備え、
前記アイテムと前記ターゲット属性と前記エフェクトとの対応関係は、予め設定されている、
ライブ配信ルームのエフェクト再生装置。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサと、メモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータ実行命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサによって前記メモリに格納されたコンピュータ実行命令が実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実現する、電子機器。
【請求項12】
コンピュータ実行命令を格納し、
プロセッサによって前記コンピュータ実行命令が実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の方法をコンピューティング機器に実現させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実現するためのコンピュータプログラム。
【国際調査報告】