(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】データ処理方法、装置、端末、アクセスネットワーク機器及びコアネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 4/18 20090101AFI20240723BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240723BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20240723BHJP
【FI】
H04W4/18
H04W92/18
H04W72/25
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579738
(86)(22)【出願日】2022-08-16
(85)【翻訳文提出日】2024-01-30
(86)【国際出願番号】 CN2022112694
(87)【国際公開番号】W WO2023020466
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】202110961566.0
(32)【優先日】2021-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】張 奕忠
(72)【発明者】
【氏名】謝 振華
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、データ処理方法、装置、端末、アクセスネットワーク機器及びコアネットワーク機器を開示し、通信の技術分野に属する。本出願の実施例のデータ処理方法は、第2端末がマッピングルールを取得するステップであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであるステップと、前記第2端末が前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行するステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2端末がマッピングルールを取得するステップであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであるステップと、
前記第2端末が前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行するステップと、を含む、データ処理方法。
【請求項2】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2端末が第1端末から送信されたマッピングルールを受信するステップを含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2端末が第1メッセージを取得するステップであって、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであるステップと、
前記第2端末が前記第1メッセージによりマッピングルールを取得するステップと、を含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
第2端末が第1メッセージを取得する前記ステップは、
前記第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記第2端末がコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信するステップとのうちの1つを含む、請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
第2端末が第1メッセージを取得する前記ステップの後、
第2端末が第1端末に第1受取メッセージを送信するステップと、
第2端末がアクセスネットワーク機器に第1受取メッセージを送信するステップと、
第2端末がコアネットワーク機器に第1受取メッセージを送信するステップとのうちの1つをさらに含む、請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップの前、
前記第2端末が第2メッセージを送信するステップであって、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであるステップをさらに含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項11】
第2端末が第2メッセージを送信する前記ステップは、
前記第2端末が直接通信技術により第1端末に第2メッセージを送信するステップと、
前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末に第2メッセージを転送するステップと、
前記第2端末がコアネットワーク機器に第2メッセージを送信するステップとのうちの1つを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項12】
第2端末が第2メッセージを送信する前記ステップの後、
第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第2受取メッセージを受信するステップと、
第2端末が前記第1端末からアクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信するステップと、
第2端末がコアネットワーク機器からアクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信するステップとのうちの1つをさらに含み、
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2受取メッセージによりマッピングルールを取得するステップを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項13】
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載のデータ処理方法。
【請求項14】
データアドレス変換プロセスを実行する前記ステップは、
ネットワークアドレス変換NATによって、データアドレス変換プロセスを実行するステップを含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項15】
第1端末が第2端末にマッピングルールを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法。
【請求項16】
前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項17】
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項18】
第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップは、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第1メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第1メッセージを送信するステップとのうちの1つを含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項19】
第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、をさらに含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項20】
前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載のデータ処理方法。
【請求項21】
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項22】
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップは、
前記第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップと、
前記第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末から転送された第2メッセージを受信するステップとのうちの1つを含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項23】
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第2受取メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第2受取メッセージを転送するステップとのうちの1つをさらに含む、請求項15に記載のデータ処理方法。
【請求項24】
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のデータ処理方法。
【請求項25】
アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信するステップ、或いは、
アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法。
【請求項26】
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載のデータ処理方法。
【請求項27】
アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップは、
前記アクセスネットワーク機器が第1端末又はコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器が前記第1メッセージを前記第2端末に送信するステップと、を含む、請求項25に記載のデータ処理方法。
【請求項28】
アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップの後、
前記アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第1受取メッセージを受信するステップをさらに含む、請求項25に記載のデータ処理方法。
【請求項29】
アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第1受取メッセージを受信する前記ステップの後、
アクセスネットワーク機器が前記第1受取メッセージを第1端末に送信するステップをさらに含む、請求項28に記載のデータ処理方法。
【請求項30】
前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項28又は29に記載のデータ処理方法。
【請求項31】
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載のデータ処理方法。
【請求項32】
アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
前記アクセスネットワーク機器がコアネットワーク機器又は第1端末に第2メッセージを送信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器がコアネットワーク機器又は第1端末から送信された第2受取メッセージを受信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器が第2受取メッセージを第2端末に転送するステップと、を含む、請求項25に記載のデータ処理方法。
【請求項33】
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載のデータ処理方法。
【請求項34】
コアネットワーク機器が第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信するステップ、或いは、
コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法。
【請求項35】
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載のデータ処理方法。
【請求項36】
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載のデータ処理方法。
【請求項37】
コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
前記コアネットワーク機器がアクセスネットワーク機器に第2受取メッセージを送信するステップをさらに含む、請求項34に記載のデータ処理方法。
【請求項38】
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項37に記載のデータ処理方法。
【請求項39】
第2端末に適用されるデータ処理装置であって、
マッピングルールを取得することに用いられる第1取得モジュールであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものである第1取得モジュールと、
前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することに用いられる変換モジュールと、を備える、データ処理装置。
【請求項40】
第1端末に適用されるデータ処理装置であって、
第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第1送受信モジュールを備え、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置。
【請求項41】
アクセスネットワーク機器に適用されるデータ処理装置であって、
第2端末に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第2送受信モジュールを備え、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置。
【請求項42】
コアネットワーク機器に適用されるデータ処理装置であって、
第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第3送受信モジュールを備え、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置。
【請求項43】
第1端末又は第2端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から24のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される、端末。
【請求項44】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、請求項25から33のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される、アクセスネットワーク機器。
【請求項45】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、請求項34から38のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される、コアネットワーク機器。
【請求項46】
プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、請求項1から38のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される可読記憶媒体。
【請求項47】
プロセッサと通信インタフェースとを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合されており、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して請求項1から38のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップを実現するためのものである、チップ。
【請求項48】
非一時的可読記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで請求項1から38のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される、コンピュータプログラム製品。
【請求項49】
請求項1から38のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップを実行するように構成された、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年08月20日に中国で出願した出願番号が202110961566.0である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が引用によりここに取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信分野に属し、特に、データ処理方法、装置、端末、アクセスネットワーク機器及びコアネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0003】
モノのインターネット(IoT)及びスマートホームの普及に伴い、家庭内に複数のスマートホームデバイスが存在する場合がある。スマートホームは、家庭内の各種の機器(例えば、オーディオビデオ機器、照明システム、カーテン制御、空調制御、セキュリティシステム等)を接続する。各種の機器を互いに通信させることで、通信トポロジネットワーク、即ちパーソナルIoTを構成し、家電制御、照明制御、電話遠隔制御、屋内/屋外リモートコントロール、盗難防止アラーム、環境監視、HVAC制御等の多種の機能及び手段を提供する。
【0004】
パーソナルIoTのシーンでは、パーソナルIoT機器が情報シェアを必要とするシーンが存在する場合があり、潜在的な方法として、第5世代移動通信技術(5th Generation Mobile Communication Technology,5G)ネットワークを通じてデータ転送を行う方法がある。しかし、関連する技術において5Gネットワークによるデータ転送の解決策がないため、通信のフローが不完全となり、通信の信頼性が保証されない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、関連する技術において5Gネットワークによるデータ転送の解決策がないため、通信のフローが不完全となり、通信の信頼性が保証されないという問題を解決できる、データ処理方法、装置、端末、アクセスネットワーク機器及びコアネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1側面において、
第2端末がマッピングルールを取得するステップであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであるステップと、
前記第2端末が前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行するステップと、を含む、データ処理方法を提供する。
【0007】
第2側面において、第2端末に適用されるデータ処理装置であって、
マッピングルールを取得することに用いられる第1取得モジュールであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものである第1取得モジュールと、
前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することに用いられる変換モジュールと、を備える、データ処理装置を提供する。
【0008】
第3側面において、
第1端末が第2端末にマッピングルールを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法を提供する。
【0009】
第4側面において、第1端末に適用されるデータ処理装置であって、
第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第1送受信モジュールを備え、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置を提供する。
【0010】
第5側面において、
アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信するステップ、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法を提供する。
【0011】
第6側面において、アクセスネットワーク機器に適用されるデータ処理装置であって、
第2端末に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第2送受信モジュールを備え、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置を提供する。
【0012】
第7側面において、
コアネットワーク機器が第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信するステップ、或いは、
コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法を提供する。
【0013】
第8側面において、コアネットワーク機器に適用されるデータ処理装置であって、
コアネットワーク機器が第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第3送受信モジュールを備え、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置を提供する。
【0014】
第9側面において、第2端末又は第1端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、第1側面又は第3側面に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0015】
第10側面において、第2端末であって、プロセッサと通信インタフェースとを備え、前記プロセッサは、マッピングルールを取得することであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであること、及び前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することに用いられる、端末を提供する。
【0016】
第11側面において、第1端末であり、プロセッサと通信インタフェースとを備え、前記通信インタフェースは、第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、端末を提供する。
【0017】
第12側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、第5側面に記載の方法のステップが実現される、アクセスネットワーク機器を提供する。
【0018】
第13側面において、プロセッサと通信インタフェースとを備えるアクセスネットワーク機器であって、前記通信インタフェースは、第2端末に第1メッセージを送信すること、或いは、
アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、アクセスネットワーク機器を提供する。
【0019】
第14側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、第7側面に記載の方法のステップが実現される、コアネットワーク機器を提供する。
【0020】
第15側面において、プロセッサと通信インタフェースとを備えるコアネットワーク機器であって、前記通信インタフェースは、第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、コアネットワーク機器を提供する。
【0021】
第16側面において、プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、第1側面、第3側面、第5側面又は第7側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0022】
第17側面において、プロセッサと通信インタフェースとを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合されており、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1側面、第3側面、第5側面又は第7側面に記載の方法のステップを実現するためのものである、チップを提供する。
【0023】
第18側面において、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで第1側面、第3側面、第5側面又は第7側面に記載の方法のステップが実現される、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【0024】
第19側面において、第1側面、第3側面、第5側面又は第7側面に記載の方法のステップを実行するように構成された、通信機器を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本出願の実施例では、第2端末がデータアドレス変換プロセスを実行するためのマッピングルールを取得し、前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することにより、5Gネットワークによるデータ転送を保証し、通信の信頼性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
【
図2】本出願の実施例の第2端末に適用されるデータ処理方法の模式的なフローチャートである。
【
図3】本出願の実施例の具体的な適用手順の模式図その1である。
【
図4】本出願の実施例の具体的な適用手順の模式図その2である。
【
図5】本出願の実施例の具体的な適用手順の模式図その3である。
【
図6】本出願の実施例の具体的な適用手順の模式図その4である。
【
図7】本出願の実施例のデータ処理装置のモジュールの模式図その1である。
【
図8】本出願の実施例の端末の構造のブロック図である。
【
図9】本出願の実施例の第1端末に適用されるデータ処理方法の模式的なフローチャートである。
【
図10】本出願の実施例のデータ処理装置のモジュールの模式図その2である。
【
図11】本出願の実施例のアクセスネットワーク機器に適用されるデータ処理方法の模式的なフローチャートである。
【
図12】本出願の実施例のデータ処理装置のモジュールの模式図その3である。
【
図13】本出願の実施例のアクセスネットワーク機器の構造のブロック図である。
【
図14】本出願の実施例のコアネットワーク機器に適用されるデータ処理方法の模式的なフローチャートである。
【
図15】本出願の実施例のデータ処理装置のモジュールの模式図その4である。
【
図16】本出願の実施例の通信機器の構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明する。当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。当業者が本出願における実施例に基づいて得られる他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0028】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又はシーケンスを記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。なお、このように使用される用語は、本出願の実施例をここで図示又は説明する以外の順番で実施できるように、場合によっては互換してもよい。「第1」、「第2」によって区別される対象は、一般的に同じ種類に属し、対象の個数が限定されるものではない。例えば、第1対象は、1つであってもよく、複数であってもよい。また、明細書及び請求項において、「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、符号の「/」は、一般的に前後の関連する対象が「又は」の関係にあることを表す。
【0029】
本出願では、任意に、取得とは、配置から得ること、受信すること、要求を通した後に受信すること、自己学習により取得すること、受信していない情報に基づく推定により取得すること、又は、受信した情報に基づいて処理した後に取得することとして理解でき、実際の需要に応じて具体的に決定することができ、本出願の実施例ではこれを限定しない。例えば、機器から送信されたある能力指示情報を受信していない場合、この機器がこの能力をサポートしないと推定することができる。
【0030】
本出願の実施例に記載された技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの進化型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、符号分割多元接続(code division multiple access,CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access,TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(single-carrier frequency-division multiple access,SC-FDMA)及び他のシステム等の他の無線通信システムに使用されてもよいことに留意されたい。本出願の実施例における用語「システム」と「ネットワーク」は、しばしば、互換的に使用される。本出願に記載された技術は、上記で言及されたシステム及び無線技術に使用され得るとともに、他のシステム及び無線技術にも使用され得る。以下の説明は、例示を目的に新たな無線(new radio,NR)システムについて説明し、以下の説明の大部分においてNR用語が使用されるが、これらの技術は、第6世代(6th Generation,6G)通信システムのようなNRシステムアプリケーション以外のアプリケーションに適用されてもよい。
【0031】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11と、ネットワーク側機器12とを備える。端末11は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(ノートパソコンとも呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルピーシー(Ultra-Mobile Personal Computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、拡張現実(Augmented Reality,AR)/仮想現実(virtual reality,VR)機器、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(Vehicle User Equipment,VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment,PUE)、スマートホーム(冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具等のような無線通信機能を備えた家庭用機器)等の端末側機器であってもよい。ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートヘッドフォン、スマートグラス、スマートジュエリー(スマートバングル、スマートブレスレット、スマートリング、スマートネックレス、スマート足輪、スマートアンクレット等)、スマートリストバンド、スマートウェア、ゲーム機等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例では、端末11の具体的な種類が限定されないという点である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、基地局は、ノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、進化型Bノード(Evolved Node B,eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network,WLAN)アクセスポイント、ワイヤレス・フィディリティ(Wireless Fidelity,WiFi)ノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は上記の分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同様な技術効果を達成できれば、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。説明すべきことは、本出願の実施例では、単にNRシステムにおける基地局を例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないという点である。
【0032】
以下、図面を参照し、いくつかの実施例及びその適用シーンにより、本出願の実施例で提供されるデータ処理方法、装置、端末、アクセスネットワーク機器及びコアネットワーク機器を詳しく説明する。
【0033】
図2に示すように、本出願の実施例は、以下のステップを含むデータ処理方法を提供する。
【0034】
ステップ201:第2端末がマッピングルールを取得する。
【0035】
説明すべきことは、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであるという点である。
【0036】
ステップ202:前記第2端末が前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行する。
【0037】
本出願の実施例でいう第2端末とは、本来第1端末に送信されるべきデータを受信する端末を指す。例えば、当該第2端末は、テレビ、カメラ等のスマートホーム、ウェアラブルデバイス等のようなパーソナルIoTにおける各種の機器である。
【0038】
例えば、携帯電話は動画をテレビにキャストしたいが、動画が配置されているアプリケーション(Application,APP)はキャスト機能を持たない。携帯電話は、5Gネットワークによりこの機能を実現し、即ち、5Gネットワークを通じて本来携帯電話に送信されるべきデータをテレビに転送したい。そうすると、携帯電話は、本出願の実施例で言及された第1端末に対応し、テレビは、本出願の実施例で言及された第2端末に対応する。
【0039】
説明すべきことは、第1端末が第2端末を能動的に制御できるので、例えば、第1端末が携帯電話のようなパーソナルIoTの下でのパーソナル制御端末であってもよいという点である。
【0040】
説明すべきことは、第2端末がデータアドレス変換プロセスを実行する実現方式は、第2端末がネットワークアドレス変換(Network Address Translation,NAT)によってデータアドレス変換プロセスを実行することであるという点である。
【0041】
さらに説明すべきことは、第2端末がネットワークからのデータパケットを受信すると、当該データパケットが本来第1端末に送信されるべきであるので、データパケットの目標アドレスが第1端末であり、第2端末がNATを実行しなければ当該データパケットを解析できないという点である。本出願の実施例が適用された後、第2端末がネットワークのデータパケットを受信した後、下位レイヤーは、データパケット内の目標アドレスを第1端末から第2端末に置き換え、その結果、第2端末の上位レイヤーは、当該データパケットがネットワークから第2端末に送信されるものであると考え、第2端末は、当該データパケットの解析を続けて対応するデータを取得することができる。
【0042】
第2端末がネットワークにデータを送信すると、ソースアドレスを第2端末から第1端末に置き換え、次いで、データパケットの送信を実現し、その結果、ネットワークは、当該データパケットを受信した後、当該データパケットが第1端末から送信されるものであると考える。
【0043】
説明すべきことは、当該マッピングルールは、第1端末から第2端末に通知されてもよく、第2端末自身が決定してもよいという点である。以下、マッピングルールの生成主体の観点から、それぞれ本出願の実施例について次のように詳しく説明する。
【0044】
一、第1端末がマッピングルールを生成する
説明すべきことは、この場合、ステップ201の任意の実現方式は、
前記第2端末が第1端末から送信されたマッピングルールを受信することであるという点である。
【0045】
任意に、当該マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、インターネットプロトコル(Internet Protocol,IP)アドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name,FQDN)及びユニフォームリソースロケータ(Uniform Resource Locator,URL)のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
説明すべきことは、当該マッピングルールは、マッピングリストであってもよく、通常、マッピングリスト内の第1情報と第2情報とは一対一に対応し、例えば、マッピングリストには、第1端末のIPアドレスが第2端末のIPアドレスに対応すること、第1端末のポート番号が第2端末のポート番号に対応すること、第1端末のFQDNが第2端末のFQDNに対応すること、第1端末のURLが第2端末のURLに対応すること、第1端末のIPアドレスが第2端末のポート番号に対応すること等のうちの少なくとも1つが含まれるが、これらに限定されないという点である。
【0047】
二、第2端末がマッピングルールを生成する状況(第1端末によりデータ転送がトリガされる)
説明すべきことは、この場合、ステップ201の任意の実現方式は、
前記第2端末が第1メッセージを取得し、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、
前記第2端末が前記第1メッセージによりマッピングルールを取得することであるという点である。
【0048】
つまり、この場合、マッピングルールは、第2端末が第1メッセージにより決定したものである。
【0049】
説明すべきことは、通常、当該第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含むという点である。つまり、第2端末が第1メッセージを受信した後、当該第1メッセージに第1端末の関連情報が含まれるので、第2端末は、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つによりマッピングルールを生成することができる。
【0050】
任意に、前記第2端末が第1メッセージを取得する実現方式は、次の方式の1つを採用できる。
【0051】
実現方式1:前記第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第1メッセージを受信する。
【0052】
説明すべきことは、本出願の実施例でいう直接通信技術は、WLAN直接接続通信、Bluetooth接続通信、PC5サイドリンク(Sidelink)通信等の技術を含むが、これらに限定されないという点である。
【0053】
さらに説明すべきことは、第2端末は、第1端末から送信された第1メッセージを受信した後、さらに第1端末に第1受取メッセージを送信する必要があるという点である。
【0054】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
実現方式2:前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末から送信された第1メッセージを受信する。
【0056】
説明すべきことは、この実現方式では第2端末と第1端末とは直接通信せず、アクセスネットワーク機器を通じて両者の対話型メッセージを転送するという点である。第2端末は、第1端末の第1メッセージを受信した後、第1受取メッセージをフィードバックする必要があり、アクセスネットワーク機器は、第2端末から送信された第1受取メッセージを受信した後、当該第1受取メッセージを第1端末に転送する。
【0057】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
実現方式3:前記第2端末がコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信する。
【0059】
説明すべきことは、この場合での1つの実現方式は、第1端末がコアネットワーク機器に第1メッセージを送信し、コアネットワーク機器がアクセスネットワーク機器を通じて第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末が、さらに第1受取メッセージをコアネットワーク機器にフィードバックする必要があることであるという点である。
【0060】
この場合での別の実現方式は、第1端末がコアネットワーク機器に転送要求を送信し、コアネットワーク機器が、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つが運ばれた転送受取メッセージをアクセスネットワーク機器に送信し、アクセスネットワーク機器が転送受取メッセージを受信した後、当該転送受取メッセージにより第1メッセージ(この場合、当該第1メッセージが転送指示である)を第2端末に送信し、第2端末が当該第1メッセージを受信した後、第1受取メッセージをアクセスネットワーク機器にフィードバックすることである。
【0061】
具体的に、当該第1受取メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
三、第2端末がマッピングルールを生成する状況(第2端末によりデータ転送がトリガされる)
説明すべきことは、この場合、ステップ201の前に、
前記第2端末が第2メッセージを送信するステップであって、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであるステップをさらに含むという点である。
【0063】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
任意に、前記第2端末が第2メッセージを送信する方式は、次の実現方式の1つを採用できる。
【0065】
実現方式1:前記第2端末が直接通信技術により第1端末に第2メッセージを送信する。
【0066】
説明すべきことは、本出願の実施例でいう直接通信技術は、WLAN直接接続通信、Bluetooth接続通信、PC5 sidelink通信等の技術を含むが、これらに限定されないという点である。
【0067】
さらに説明すべきことは、第1端末は、第2端末から送信された第1メッセージを受信した後、さらに第2端末に第2受取メッセージを送信する必要があるという点である。任意に、当該第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
さらに、第2端末は、当該第2受取メッセージによりマッピングルールを取得し、つまり、この場合、第2端末は、第1端末からフィードバックされた第2受取メッセージによりマッピングルールを決定する。
【0069】
実現方式2:前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末に第2メッセージを転送する。
【0070】
説明すべきことは、この実現方式では第2端末と第1端末とは直接通信せず、アクセスネットワーク機器を通じて両者の対話型メッセージを転送するという点である。第1端末は、第2端末の第2メッセージを受信した後、第2受取メッセージをフィードバックする必要があり、アクセスネットワーク機器は、第1端末から送信された第2受取メッセージを受信すると、当該第2受取メッセージを第2端末に転送する。第2端末は、当該第2受取メッセージによりマッピングルールを取得し、つまり、この場合、第2端末は、第1端末からフィードバックされた第2受取メッセージによりマッピングルールを決定する。
【0071】
実現方式3:前記第2端末がコアネットワーク機器に第2メッセージを送信する。
【0072】
説明すべきことは、この場合での実現方式は、第2端末がコアネットワーク機器に第2メッセージを送信し、コアネットワーク機器がアクセスネットワーク機器を通じて第2受取メッセージを第2端末に送信し、第2端末が当該第2受取メッセージによりマッピングルールを決定することであるという点である。
【0073】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
説明すべきことは、本出願の実施例でいうIPアドレスは、IPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されないという点である。
【0075】
以下、具体的な適用において、上記した各機器間の具体的な対話によるデータ転送のプロセスについては、例を挙げて次のように説明する。
【0076】
具体状況1:第1端末と第2端末との間に直接接続通信があり、第1端末がマッピングルールを決定した後、第2端末に送信する。
【0077】
図3に示すように、この場合での具体的な適用プロセスは、主に以下のステップを含む。
【0078】
ステップ300:第1端末がプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit,PDU)セッションを通じてデータ伝送を行う。
【0079】
ステップ301:第1端末が第2端末との直接通信接続を確立する。
【0080】
説明すべきことは、当該直接通信は、Bluetooth、サイドリンク(Sidelink)、WIFI、有線接続等の方式によって実現可能であるという点である。
【0081】
ステップ302:第1端末が転送要求を送信する。
【0082】
ステップ303:第2端末が転送受取メッセージをフィードバックする。
【0083】
任意に、前記転送受取メッセージには、第2端末のIPアドレス及びポート番号のうちの少なくとも1つが運ばれている。
【0084】
ステップ304:第2端末がアクセスネットワークとのリソース接続を確立する。
【0085】
通常、第2端末は、アクセスネットワークに対応するエアインターフェースリソースを確立するために、第1端末の支援を受ける必要がある。
【0086】
ステップ305:第1端末がマッピングルールを決定する。
【0087】
説明すべきことは、第1端末は、主に転送受取メッセージによりマッピングルールを決定するという点である。
【0088】
ステップ306:第1端末がマッピングルールを第2端末に送信する。
【0089】
ステップ307:第2端末がデータパケットを受信した後、マッピングルールに従ってNATを実行する。
【0090】
第2端末はPDUセッションを通じてデータ伝送を行い、アプリケーションサーバーはデータの送受信の主体を感知しない。
【0091】
説明すべきことは、この場合でのステップ304とステップ305とは明確な順序関係を有さず、第2端末はどちらのステップを先に実行してもよいという点である。
【0092】
具体状況2:第1端末と第2端末との間に直接接続通信があり、第1端末が転送要求を開始し、転送要求でIPアドレス及びポート番号を第2端末に送信し、第2端末がマッピングルールを決定する。
【0093】
図4に示すように、この場合での具体的な適用プロセスは、主に以下のステップを含む。
【0094】
ステップ400:第1端末がPDUセッションを通じてデータ伝送を行う。
【0095】
ステップ401:第1端末が第2端末との直接通信接続を確立する。
【0096】
説明すべきことは、当該直接通信は、Bluetooth、サイドリンク(Sidelink)、WIFI、有線接続等の方式によって実現可能であるという点である。
【0097】
ステップ402:第1端末が第1メッセージを送信する。
【0098】
説明すべきことは、ここでの第1メッセージは転送要求を指すという点である。当該第1メッセージには、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つが運ばれている。
【0099】
ステップ403:第2端末が第1受取メッセージをフィードバックする。
【0100】
説明すべきことは、ここでの第1受取メッセージは転送受取メッセージを指すという点である。
【0101】
任意に、前記転送受取メッセージには、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つが運ばれている。
【0102】
ステップ404:第2端末が第1メッセージによりマッピングルールを決定する。
【0103】
ステップ405:第2端末がアクセスネットワークとのリソース接続を確立する。
【0104】
通常、第2端末は、アクセスネットワークに対応するエアインターフェースリソースを確立するために、第1端末の支援を受ける必要がある。
【0105】
ステップ406:第2端末がデータパケットを受信した後、マッピングルールに従ってNATを実行する。
【0106】
第2端末はPDUセッションを通じてデータ伝送を行い、アプリケーションサーバーはデータの送受信の主体を感知しない。
【0107】
説明すべきことは、この場合でのステップ404とステップ405とは明確な順序関係を有さず、第2端末はどちらのステップを先に実行してもよいという点である。
【0108】
具体状況3:第1端末と第2端末との間に直接接続通信がなく、第1端末がRANを通じて転送要求を転送し、転送要求にIPアドレス及びポート番号が運ばれ、第2端末がマッピングルールを決定する。
【0109】
図5に示すように、この場合での具体的な適用プロセスは、主に以下のステップを含む。
【0110】
ステップ500:第1端末がPDUセッションを通じてデータ伝送を行う。
【0111】
ステップ501:第1端末がアクセスネットワークを通じて第2端末に第1メッセージを送信する。
【0112】
説明すべきことは、ここでの第1メッセージは転送要求を指すという点である。当該第1メッセージには、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つが運ばれている。
【0113】
ステップ502:第2端末がアクセスネットワークを通じて第1端末に第1受取メッセージを送信する。
【0114】
説明すべきことは、ここでの第1受取メッセージは転送受取メッセージを指すという点である。
【0115】
ステップ503:第2端末が第1メッセージによりマッピングルールを決定する。
【0116】
ステップ504:第2端末がアクセスネットワークとのリソース接続を確立する。
【0117】
通常、第2端末は、アクセスネットワークに対応するエアインターフェースリソースを確立するために、第1端末の支援を受ける必要がある。
【0118】
ステップ505:第2端末がデータパケットを受信した後、マッピングルールに従ってNATを実行する。
【0119】
第2端末はPDUセッションを通じてデータ伝送を行い、アプリケーションサーバーはデータの送受信の主体を感知しない。
【0120】
説明すべきことは、この場合でのステップ503とステップ504とは明確な順序関係を有さず、第2端末はどちらのステップを先に実行してもよいという点である。
【0121】
具体状況4:第1端末と第2端末との間に直接接続通信がなく、第1端末がセッション管理機能(Session Management Function,SMF)に対してデータ転送要求を開始し、SMFが同意した後、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)に転送受取メッセージを送信し、転送受取メッセージに第1端末のIPアドレス及びポート番号が運ばれ、RANが第2端末に転送指示を送信し、転送指示メッセージに第1端末のIPアドレス及びポート番号が運ばれ、第1端末がマッピングルールを決定した後、第2端末に送信する。
【0122】
図6に示すように、この場合での具体的な適用プロセスは、主に以下のステップを含む。
【0123】
ステップ600:第1端末がPDUセッションを通じてデータ伝送を行う。
【0124】
ステップ601:第1端末がSMFに転送要求を送信する。
【0125】
ステップ602:SMFが転送受取メッセージをアクセスネットワークに送信する。
【0126】
ステップ603:アクセスネットワークが第2端末に第1メッセージを送信する。
【0127】
説明すべきことは、ここでの第1メッセージは転送指示を指すという点である。当該第1メッセージには、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つが運ばれている。
【0128】
ステップ604:第2端末が第1受取メッセージをアクセスネットワークに送信する。
【0129】
ステップ605:第2端末が第1メッセージによりマッピングルールを決定する。
【0130】
ステップ606:第2端末がアクセスネットワークとのリソース接続を確立する。
【0131】
通常、第2端末は、アクセスネットワークに対応するエアインターフェースリソースを確立するために、第1端末の支援を受ける必要がある。
【0132】
ステップ607:第2端末がデータパケットを受信した後、マッピングルールに従ってNATを実行する。
【0133】
第2端末はPDUセッションを通じてデータ伝送を行い、アプリケーションサーバーはデータの送受信の主体を感知しない。
【0134】
説明すべきことは、この場合でのステップ605とステップ606とは明確な順序関係を有さず、第2端末はどちらのステップを先に実行してもよいという点である。
【0135】
説明すべきことは、第2端末がデータアドレス変換プロセスを実行するためのマッピングルールを取得し、前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することにより、5Gネットワークによるデータ転送を保証し、通信の信頼性を保証することができるという点である。
【0136】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるデータ処理方法は、データ処理装置又は当該データ処理装置におけるデータ処理方法を実行するための制御モジュールによって実行されてもよいという点である。本出願の実施例では、データ処理装置によってデータ処理方法を実行する場合を例として、本出願の実施例で提供されるデータ処理装置を説明する。
【0137】
図7に示すように、本出願の実施例は、第2端末に適用されるデータ処理装置700であって、
マッピングルールを取得することに用いられる第1取得モジュール701であって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものである第1取得モジュール701と、
前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することに用いられる変換モジュール702と、を備える、データ処理装置700を提供する。
【0138】
任意に、前記第1取得モジュール701は、
第1端末から送信されたマッピングルールを受信することに用いられる第1受信ユニットを含む。
【0139】
任意に、前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0140】
任意に、前記第1取得モジュール701は、
第1メッセージを取得することに用いられる第1取得モジュールであって、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである第1取得ユニットと、
前記第1メッセージによりマッピングルールを取得することに用いられる第2取得ユニットと、を含む。
【0141】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
任意に、前記第1取得モジュールは、
前記第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第1メッセージを受信することと、
前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末から送信された第1メッセージを受信することと、
前記第2端末がコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0143】
任意に、前記第1送信モジュールは、
第2端末が第1端末に第1受取メッセージを送信することに用いられる第1送信ユニットと、
第2端末がアクセスネットワーク機器に第1受取メッセージを送信することに用いられる第2送信ユニットと、
第2端末がコアネットワーク機器に第1受取メッセージを送信することに用いられる第3送信ユニットとのうちの1つを含む。
【0144】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
任意に、前記第1取得モジュール701がマッピングルールを取得する前、前記第1送信ユニットは、さらに、第2メッセージを送信することであって、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであることに用いられる。
【0146】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0147】
任意に、前記第1送信モジュールは、
直接通信技術により第1端末に第2メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第1端末に第2メッセージを転送することと、
コアネットワーク機器に第2メッセージを送信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0148】
任意に、前記データ処理装置700は、
前記第1送信モジュールが第2メッセージを送信した後、直接通信技術により前記第1端末から送信された第2受取メッセージを受信することに用いられる第1受信モジュールと、
第1送信モジュールが第2メッセージを送信した後、前記第1端末から前記アクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信することに用いられる第2受信モジュールと、
第1送信モジュールが第2メッセージを送信した後、前記コアネットワーク機器から前記アクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信することに用いられる第3受信モジュールとのうちの1つをさらに含む。
【0149】
前記第1取得モジュール701は、
前記第2受取メッセージによりマッピングルールを取得することに用いられる。
【0150】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
任意に、前記変換モジュール702は、
ネットワークアドレス変換NATによって、データアドレス変換プロセスを実行することに用いられる。
【0152】
説明すべきことは、当該装置の実施例は、上記の方法の実施例に対応する装置の実施例であり、上記の方法の実施例における全ての実現工程は、いずれも当該装置の実施例に適用され、同様な技術効果を達成することもでき、ここでは説明を省略するという点である。
【0153】
本出願の実施例におけるデータ処理装置は、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は、モバイル端末であってもよく、非モバイル端末であってもよい。例示的に、モバイル端末は、以上に挙げられた端末11の種類を含んでもよいが、これらに限定されない。非モバイル端末は、サーバ、ネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビジョン(television,TV)、現金自動預払機又はキオスクなどであってもよいが、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0154】
本出願の実施例で提供されるデータ処理装置は、
図2の方法の実施例の実現する各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0155】
本出願の実施例は、第2端末であって、プロセッサと通信インタフェースとを備え、プロセッサは、マッピングルールを取得することであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであること、及び前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することに用いられる、端末をさらに提供する。
【0156】
当該端末の実施例は、上記の第2端末側に適用される方法の実施例に対応し、上記の方法の実施例の各実施工程及び実現形態は、いずれも当該端末の実施例に適用され、同様な技術効果を達成できる。具体的に、
図8は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェアの構造模式図である。
【0157】
当該端末800は、第2端末であり、高周波ユニット801、ネットワークモジュール802、オーディオ出力ユニット803、入力ユニット804、センサ805、表示ユニット806、ユーザ入力ユニット807、インタフェースユニット808、メモリ809、及びプロセッサ810等の少なくとも一部の部材を含むが、これらに限定されない。
【0158】
当業者であれば、端末800は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ810に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理などの機能を実現することができることが理解可能である。
図8に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は、図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0159】
なお、本出願の実施例では、入力ユニット804は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)8041、及びマイクロホン8042を含んでもよい。表示ユニット806は、表示パネル8061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形態で表示パネル8061を構成することができる。ユーザ入力ユニット807は、タッチパネル8071及び他の入力機器8072を含む。タッチパネル8071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル8071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器8072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0160】
本出願の実施例では、高周波ユニット801は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ810で処理し、また、アップリンクデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット801は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。
【0161】
メモリ809は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ809は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶可能なプログラム又はコマンド記憶領域と、データ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、非揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスである。
【0162】
プロセッサ810は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。任意に、プロセッサ810は、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンドなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ810に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0163】
プロセッサ810は、
マッピングルールを取得することであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであること、及び
前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することを実現するために用いられる。
【0164】
本出願の実施例の端末は、第2端末がデータアドレス変換プロセスを実行するためのマッピングルールを取得し、前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行することにより、5Gネットワークによるデータ転送を保証し、通信の信頼性を保証することができる。
【0165】
任意に、前記高周波ユニット801は、
第1端末から送信されたマッピングルールを受信することを実現するために用いられる。
【0166】
任意に、前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
任意に、前記プロセッサ810は、
第1メッセージを取得することであって、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであること、及び
前記第2端末が前記第1メッセージによりマッピングルールを取得することを実現するために用いられる。
【0168】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0169】
任意に、前記高周波ユニット801は、
直接通信技術により第1端末から送信された第1メッセージを受信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第1端末から送信された第1メッセージを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0170】
任意に、前記高周波ユニット801は、さらに、
第1端末に第1受取メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器に第1受取メッセージを送信することと、
コアネットワーク機器に第1受取メッセージを送信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0171】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
任意に、前記高周波ユニット801は、さらに、
第2メッセージを送信することであって、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであることを実現するために用いられる。
【0173】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0174】
任意に、前記高周波ユニット801は、さらに、
直接通信技術により第1端末に第2メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第1端末に第2メッセージを転送することと、
コアネットワーク機器に第2メッセージを送信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0175】
任意に、前記高周波ユニット801は、さらに、
直接通信技術により前記第1端末から送信された第2受取メッセージを受信することと、
前記第1端末から前記アクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信することと、
前記コアネットワーク機器から前記アクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0176】
さらに、プロセッサ810は、
前記第2受取メッセージによりマッピングルールを取得することを実現するために用いられる。
【0177】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
任意に、上記したデータアドレス変換プロセスを実行することは、
ネットワークアドレス変換NATによって、データアドレス変換プロセスを実行することを含む。
【0179】
本出願の実施例は、端末をさらに提供することが好ましく、前記端末は、第2端末であり、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、データ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0180】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非揮発性であってもよく、揮発性であってもよい。可読記憶媒体には、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、第2端末に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0181】
図9に示すように、本出願の実施例は、
第1端末が第2端末にマッピングルールを送信し、或いは、
第1端末が第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信し、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップ901を含み、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法をさらに提供する。
【0182】
任意に、前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
任意に、第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップは、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第1メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第1メッセージを送信するステップとのうちの1つを含む。
【0185】
任意に、第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、をさらに含む。
【0186】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0187】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0188】
任意に、第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップは、
前記第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップと、
前記第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末から転送された第2メッセージを受信するステップとのうちの1つを含む。
【0189】
任意に、第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第2受取メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第2受取メッセージを転送するステップとのうちの1つをさらに含む。
【0190】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0191】
説明すべきことは、上記の実施例における全ての第1端末に関する説明は、いずれも第1端末に適用されるデータ処理方法の実施例に適用され、同様な技術効果を達成することもでき、ここでは説明を省略するという点である。
【0192】
図10に示すように、本出願の実施例は、第1端末に適用されるデータ処理装置1000であって、
第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第1送受信モジュール1001を備え、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置1000をさらに提供する。
【0193】
任意に、前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0194】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0195】
任意に、前記第1送受信モジュール1001は、第2端末への第1メッセージの送信を実行する場合、
直接通信技術により第2端末に第1メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第1メッセージを送信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0196】
任意に、データ処理装置1000は、
前記第1送受信モジュール1001が第2端末に第1メッセージを送信した後、直接通信技術により第2端末から送信された第1受取メッセージを受信することに用いられる第2送信モジュールと、
前記第1送受信モジュール1001が第2端末に第1メッセージを送信した後、アクセスネットワーク機器から送信された第1受取メッセージを受信することに用いられる第4受信モジュールとのうちの1つをさらに含む。
【0197】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0198】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0199】
任意に、前記第1送受信モジュール1001は、第2端末から送信された第2メッセージの受信を実行する場合、
直接通信技術により第2端末から送信された第2メッセージを受信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第2端末から転送された第2メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0200】
任意に、データ処理装置1000は、
前記第1送受信モジュール1001が第2端末から送信された第2メッセージを受信した後、直接通信技術により第2端末に第2受取メッセージを送信することに用いられる第3送信モジュールと、
前記第1送受信モジュール1001が第2端末から送信された第2メッセージを受信した後、アクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第2受取メッセージを転送することに用いられる第4送信モジュールとのうちの1つをさらに含む。
【0201】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0202】
説明すべきことは、当該装置の実施例は、上記の方法の実施例に対応する装置の実施例であり、上記の方法の実施例における全ての実現工程は、いずれも当該装置の実施例に適用され、同様な技術効果を達成することもでき、ここでは説明を省略するという点である。
【0203】
本出願の実施例は、第1端末であって、プロセッサと通信インタフェースとを備え、通信インタフェースは、第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、端末をさらに提供する。
【0204】
当該端末の実施例は、上記の端末側の方法の実施例に対応し、上記の方法の実施例の各実施工程及び実現形態は、いずれも当該端末の実施例に適用され、同様な技術効果を達成できる。
【0205】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、当該端末は、第1端末であり、そのハードウェアの構造については
図8を参照でき、ここでは説明を省略する。
【0206】
高周波ユニットは、
第1端末が第2端末にマッピングルールを送信すること、或いは、
第1端末が第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信すること、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信することを実現するために用いられ、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである。
【0207】
任意に、前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0208】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0209】
任意に、高周波ユニットは、さらに、
直接通信技術により第2端末に第1メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第1メッセージを送信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0210】
任意に、高周波ユニットは、さらに、
直接通信技術により第2端末から送信された第1受取メッセージを受信することと、
アクセスネットワーク機器から送信された第1受取メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0211】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0212】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0213】
任意に、高周波ユニットは、さらに、
直接通信技術により第2端末から送信された第2メッセージを受信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第2端末から転送された第2メッセージを受信することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0214】
任意に、高周波ユニットは、さらに、
直接通信技術により第2端末に第2受取メッセージを送信することと、
アクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第2受取メッセージを転送することとのうちの1つを実現するために用いられる。
【0215】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0216】
本出願の実施例は、端末をさらに提供することが好ましい。前記端末は、第1端末であり、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、データ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成できる。繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0217】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非揮発性であってもよく、揮発性であってもよい。可読記憶媒体には、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、第1端末に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0218】
図11に示すように、本出願の実施例は、
アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信し、或いは、
アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップ1101を含み、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法をさらに提供する。
【0219】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0220】
任意に、アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップは、
前記アクセスネットワーク機器が第1端末又はコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器が前記第1メッセージを前記第2端末に送信するステップと、を含む。
【0221】
任意に、アクセスネットワーク機器が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップの後、
前記アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第1受取メッセージを受信するステップをさらに含む。
【0222】
任意に、アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第1受取メッセージを受信する前記ステップの後、
アクセスネットワーク機器が前記第1受取メッセージを第1端末に送信するステップをさらに含む。
【0223】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0224】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0225】
任意に、アクセスネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
前記アクセスネットワーク機器がコアネットワーク機器又は第1端末に第2メッセージを送信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器がコアネットワーク機器又は第1端末から送信された第2受取メッセージを受信するステップと、
前記アクセスネットワーク機器が第2受取メッセージを第2端末に転送するステップと、を含む。
【0226】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
説明すべきことは、上記の実施例における全てのアクセスネットワーク機器に関する説明は、いずれもアクセスネットワーク機器に適用されるデータ処理方法の実施例に適用され、同様な技術効果を達成することもでき、ここでは説明を省略するという点である。
【0228】
図12に示すように、本出願の実施例は、アクセスネットワーク機器に適用されるデータ処理装置1200であって、
第2端末に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第2送受信モジュール1201を備え、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置1200をさらに提供する。
【0229】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0230】
任意に、前記第2送受信モジュール1201は、第2端末への第1メッセージの送信を実行する場合、
第1端末又はコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信することに用いられる第2受信ユニットと、
前記第1メッセージを前記第2端末に送信することに用いられる第4送信ユニットと、を含む。
【0231】
任意に、データ処理装置1200は、
前記第2送受信モジュール1201が第2端末への第1メッセージの送信を実行する場合、第1端末又はコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信することに用いられる第2受信ユニットと、
前記第1メッセージを前記第2端末に送信することに用いられる第4送信ユニットと、を含む。
【0232】
任意に、データ処理装置1200は、
前記第2送受信モジュール1201が第2端末に第1メッセージを送信した後、第2端末から送信された第1受取メッセージを受信することに用いられる第5受信モジュールをさらに含む。
【0233】
任意に、前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0234】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0235】
任意に、データ処理装置1200は、
前記第2送受信モジュール1201が第2端末から送信された第2メッセージを受信した後、コアネットワーク機器又は第1端末に第2メッセージを送信することに用いられる第6送信モジュールと、
コアネットワーク機器又は第1端末から送信された第2受取メッセージを受信することに用いられる第6受信モジュールと、
第2受取メッセージを第2端末に転送することに用いられる第7送信モジュールと、を含む。
【0236】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0237】
本出願の実施例は、アクセスネットワーク機器をさらに提供することが好ましく、前記アクセスネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、アクセスネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0238】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非揮発性であってもよく、揮発性であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、アクセスネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0239】
前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0240】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースとを備えるアクセスネットワーク機器であって、通信インタフェースは、第2端末に第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、アクセスネットワーク機器をさらに提供する。
【0241】
当該アクセスネットワーク機器の実施例は、上記のアクセスネットワーク機器側に適用される方法の実施例に対応し、上記の方法の実施例の各実施工程及び実現形態は、いずれも当該アクセスネットワーク機器の実施例に適用され、同様な技術効果を達成できる。
【0242】
具体的に、本出願の実施例は、アクセスネットワーク機器をさらに提供する。
図13に示すように、当該アクセスネットワーク機器1300は、アンテナ1301、高周波装置1302、ベースバンド装置1303を含む。アンテナ1301は高周波装置1302に接続される。アップリンク方向に、高周波装置1302は、アンテナ1301を通じて情報を受信し、受信した情報を処理のためにベースバンド装置1303に送信する。ダウンリンク方向に、ベースバンド装置1303は、送信される情報を処理し、高周波装置1302に送信し、高周波装置1302は、受信した情報を処理した後、アンテナ1301を通じて送信する。
【0243】
前記帯域処理装置は、ベースバンド装置1303内に位置してもよい。以上の実施例では、アクセスネットワーク機器によって実行される方法は、ベースバンド装置1303で実現することができ、当該ベースバンド装置1303は、プロセッサ1304と、メモリ1305とを含む。
【0244】
ベースバンド装置1303は、少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、当該ベースバンドボードには複数のチップが設けられ、
図13に示すように、チップのうちの1つは、例えば、メモリ1305におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示されるアクセスネットワーク機器の操作を実行するためにメモリ1305に接続されるプロセッサ1304である。
【0245】
当該ベースバンド装置1303は、高周波装置1302と情報を交換するためのネットワークインタフェース1306をさらに含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(Common Public Radio Interface,CPRI)である。
【0246】
具体的に、本出願の実施例のアクセスネットワーク機器は、メモリ1305に記憶されプロセッサ1304上で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに備え、プロセッサ1304は、メモリ1305におけるコマンド又はプログラムを呼び出し、
図12に示す各モジュールによって実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成し、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0247】
図14に示すように、本出願の実施例は、
コアネットワーク機器が第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信し、或いは、
コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップ1401を含み、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法をさらに提供する。
【0248】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0249】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0250】
任意に、コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
前記コアネットワーク機器がアクセスネットワーク機器に第2受取メッセージを送信するステップをさらに含む。
【0251】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0252】
説明すべきことは、上記の実施例における全てのコアネットワーク機器に関する説明は、いずれもコアネットワーク機器に適用されるデータ処理方法の実施例に適用され、同様な技術効果を達成することもでき、ここでは説明を省略するという点である。
【0253】
図15に示すように、本出願の実施例は、コアネットワーク機器に適用されるデータ処理装置1500であって、
第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられる第3送受信モジュール1501を備え、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、
コアネットワーク機器が第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信し、或いは、
コアネットワーク機器が第2端末から送信された第2メッセージを受信し、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理装置1500をさらに提供する。
【0254】
任意に、前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0255】
任意に、前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
任意に、データ処理装置1500は、
前記第3送受信モジュール1501が第2端末から送信された第2メッセージを受信した後、アクセスネットワーク機器に第2受取メッセージを送信することに用いられる第8送信モジュールをさらに含む。
【0257】
任意に、前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む。
【0258】
本出願の実施例は、コアネットワーク機器をさらに提供することが好ましく、前記コアネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、コアネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0259】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非揮発性であってもよく、揮発性であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、コアネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0260】
前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0261】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースとを備えるコアネットワーク機器であって、通信インタフェースは、第1端末から送信された第1メッセージを受信し、アクセスネットワークのノードに第1メッセージを送信すること、或いは、
第2端末から送信された第2メッセージを受信することに用いられ、
前記第1メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、コアネットワーク機器をさらに提供する。
【0262】
当該コアネットワーク機器の実施例は、上記のコアネットワーク機器側に適用される方法の実施例に対応し、上記の方法の実施例の各実施工程及び実現形態は、いずれも当該コアネットワーク機器の実施例に適用され、同様な技術効果を達成できる。
【0263】
具体的に、本出願の実施例は、コアネットワーク機器をさらに提供し、当該コアネットワーク機器の構造について
図13を参照でき、ここでは説明を省略する。
【0264】
具体的に、本出願の実施例のコアネットワーク機器は、メモリに記憶されプロセッサ上で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに備え、プロセッサは、メモリにおけるコマンド又はプログラムを呼び出し、
図15に示す各モジュールによって実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成し、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0265】
任意に、
図16に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ1601と、メモリ1602と、メモリ1602に記憶され前記プロセッサ1601上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備える通信機器1600をさらに提供する。当該通信機器1600が端末である場合、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行される時に、上記の端末側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成できる。当該通信機器1600がアクセスネットワーク機器である場合、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行される時に、上記のアクセスネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成できる。当該通信機器1600がコアネットワーク機器である場合、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行される時に、上記のコアネットワーク機器側に適用されるデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0266】
本出願の実施例に係る端末はユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器、無線接続機能を有するハンドヘルド機器又は無線モデムに接続される他の処理機器等であってもよい。システムによって端末機器の名称は異なる可能性がある。5Gシステムでは、端末機器は、ユーザ機器(User Equipment,UE)と呼ばれてもよい。無線端末機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network,CN)と通信可能であり、無線端末機器は、モバイル電話(「セルラ」電話とも呼ばれる)及びモバイル端末機器を有するコンピュータ等のモバイル端末機器であってもよく、例えば、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵の又は車載のモバイル装置であってもよい。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service,PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol,SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)等の機器であってもよい。無線端末機器はシステム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、遠隔局(remote station)、アクセスポイント(access point)、遠隔端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device)と呼ばれてもよく、本出願の実施例では限定されない。
【0267】
本出願の実施例に係るアクセスネットワーク機器はモバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication,GSM)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)における基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)における基地局(NodeB,NB)であってもよく、LTEにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、又は中継局やアクセスポイント、又は将来5Gネットワークにおける基地局等であってもよく、ここでは限定されない。
【0268】
アクセスネットワーク機器と端末との間は、各々が1本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力(Multi Input Multi Output,MIMO)伝送を行うことができ、MIMO伝送は、シングルユーザMIMO(Single User MIMO,SU-MIMO)又はマルチユーザMIMO(Multiple User MIMO,MU-MIMO)であってもよい。アンテナの組み合わせの形態及び数に応じて、MIMO伝送は、2次元MIMO(2Dimension MIMO,2D-MIMO)、3次元MIMO(3Dimension MIMO,3D-MIMO)、全次元MIMO(Full Dimension MIMO,FD-MIMO)又はマッシブMIMO(Massive-MIMO,M-MIMO)であってもよく、ダイバーシティ伝送、又はプリコーディング伝送、又はビームフォーミング伝送等であってもよい。
【0269】
本出願の実施例は、また、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インタフェースとを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合されており、前記プロセッサは、プログラム又はコマンドを実行して上記のデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0270】
なお、本出願の実施例に記載されたチップは、システムオンチップ、システムチップ、チップシステム又はSoCなどと呼ばれてもよい。
【0271】
本出願の実施例は、また、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで上記のデータ処理方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで省略する。
【0272】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むという点である。特に断らない限り、語句「1つの・・・を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、ここで示された又は議論された順番に機能を実行することに限定されず、関連する機能によっては、ほぼ同時に、或いは反対の順番に機能を実行することをさらに含んでもよい。例えば、説明順と異なる順番に上記の方法を実行してもよい。さらに、各ステップを添加し、省略し、又は組み合わせてもよい。また、一部の例示を参照して説明した特徴を、他の例示に組み合わせてもよい。
【0273】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は関連技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令コマンドを含む。
【0274】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2端末がマッピングルールを取得するステップであって、前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであるステップと、
前記第2端末が前記マッピングルールに従ってデータアドレス変換プロセスを実行するステップと、を含む、データ処理方法。
【請求項2】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2端末が第1端末から送信されたマッピングルールを受信するステップを含
み、
前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2端末が第1メッセージを取得するステップであって、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであるステップと、
前記第2端末が前記第1メッセージによりマッピングルールを取得するステップと、を含み、
及び/又は、
データアドレス変換プロセスを実行する前記ステップは、
ネットワークアドレス変換NATによって、データアドレス変換プロセスを実行するステップを含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含み、
第2端末が第1メッセージを取得する前記ステップは、
前記第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末から送信された第1メッセージを受信するステップと、
前記第2端末がコアネットワーク機器から送信された第1メッセージを受信するステップとのうちの1つを含む、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
第2端末が第1メッセージを取得する前記ステップの後、
第2端末が第1端末に第1受取メッセージを送信するステップと、
第2端末がアクセスネットワーク機器に第1受取メッセージを送信するステップと、
第2端末がコアネットワーク機器に第1受取メッセージを送信するステップとのうちの1つをさらに含み、
前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップの前、
前記第2端末が第2メッセージを送信するステップであって、前記第2メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであるステップをさらに含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含み、
第2端末が第2メッセージを送信する前記ステップは、
前記第2端末が直接通信技術により第1端末に第2メッセージを送信するステップと、
前記第2端末がアクセスネットワーク機器を通じて第1端末に第2メッセージを転送するステップと、
前記第2端末がコアネットワーク機器に第2メッセージを送信するステップとのうちの1つを含む、請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
第2端末が第2メッセージを送信する前記ステップの後、
第2端末が直接通信技術により第1端末から送信された第2受取メッセージを受信するステップと、
第2端末が前記第1端末からアクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信するステップと、
第2端末がコアネットワーク機器からアクセスネットワーク機器を通じて転送された第2受取メッセージを受信するステップとのうちの1つをさらに含み、
第2端末がマッピングルールを取得する前記ステップは、
前記第2受取メッセージによりマッピングルールを取得するステップを含み、
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
第1端末が第2端末にマッピングルールを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末又はコアネットワーク機器に第1メッセージを送信するステップ、或いは、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップを含み、
前記マッピングルールが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように指示するためのものであり、前記第1メッセージが前記第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものであり、前記第2メッセージが第2端末にデータアドレス変換プロセスを実行するように要求するためのものである、データ処理方法。
【請求項10】
前記マッピングルールは、
前記第1端末の第1情報と前記第2端末の第2情報との間のマッピング関係を含み、
前記第1情報は、IPアドレス、ポート番号、完全修飾ドメイン名FQDN及びユニフォームリソースロケータURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、IPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第1メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2メッセージは、第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項11】
第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップは、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第1メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第1メッセージを送信するステップとのうちの1つを含み、
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップは、
前記第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第2メッセージを受信するステップと、
前記第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末から転送された第2メッセージを受信するステップとのうちの1つを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項12】
第1端末が第2端末に第1メッセージを送信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器から送信された第1受取メッセージを受信するステップと、をさらに含み、
前記第1受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項13】
第1端末が第2端末から送信された第2メッセージを受信する前記ステップの後、
第1端末が直接通信技術により第2端末に第2受取メッセージを送信するステップと、
第1端末がアクセスネットワーク機器を通じて第2端末に第2受取メッセージを転送するステップとのうちの1つをさらに含む、請求項9に記載のデータ処理方法。
【請求項14】
前記第2受取メッセージは、
第1端末のIPアドレス、ポート番号、FQDN及びURLのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項15】
第1端末又は第2端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から14のいずれか1項に記載のデータ処理方法のステップが実現される、端末。
【国際調査報告】