(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】オンデマンドシステム情報要求手順のための異なる障害タイプのログ記録
(51)【国際特許分類】
H04W 48/14 20090101AFI20240723BHJP
H04W 76/18 20180101ALI20240723BHJP
【FI】
H04W48/14
H04W76/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580873
(86)(22)【出願日】2022-06-29
(85)【翻訳文提出日】2024-02-27
(86)【国際出願番号】 SE2022050651
(87)【国際公開番号】W WO2023277775
(87)【国際公開日】2023-01-05
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パリシェレテロウジェニ, アリ
(72)【発明者】
【氏名】ルネ, ヨハン
(72)【発明者】
【氏名】オルシノ, アントニノ
(72)【発明者】
【氏名】ラーマチャンドラ, プラディーパ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF18
(57)【要約】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイス(212A-D)による方法(800)は、オンデマンドSI要求に関連付けられた情報をネットワークノード(210A-B)に送信すること(802)を含む。この情報は、オンデマンドSI要求が成功したか否かを示す。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスによる方法であって、該方法は、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記送信すること
を含む、方法。
【請求項2】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記情報をログ記録することをさらに含む
請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で送信される
請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求に専用の報告で送信される
請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記無線デバイスはユーザ装置である
請求項1乃至8の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードによる方法であって、該方法は、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記受信すること
を含む、方法。
【請求項11】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項10乃至12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記無線デバイスによってログ記録される
請求項10乃至13の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で受信される
請求項10乃至14の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求に専用の報告で受信される
請求項10乃至14の何れか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記ネットワークノードは無線アクセスノードを含み、前記方法は、少なくとも運用保守(O&M)ノードに前記情報を転送することをさらに含む
請求項10乃至17の何れか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記ネットワークノードは運用保守(O&M)ノードを含み、前記情報は前記無線デバイスと通信する無線アクセスネットワークノードを介して受信される
請求項10乃至17の何れか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記情報に基づいて少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正または変更することをさらに含む
請求項10乃至19の何れか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記情報に基づいて前記少なくとも1つのSIメッセージを送信するための前記構成を最適化、適合、調整、修正または変更することは、
複数のSIBを異なる複数のSIメッセージにグループ化する方法を変更すること;
前記少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること;
後続のオンデマンドSI要求に専用の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの量を変更すること;
少なくとも1つの後続のオンデマンドSI要求に関連付けられたRA関連構成を変更すること;
少なくとも1つのRAプリアンブルとMsg1に対する少なくとも1つの後続のSIメッセージとのマッピングを変更すること;
Msg1ベースのSI要求からMsg3ベースのSI要求に変更すること;
少なくとも1つのSIメッセージがMsg1またはMsg3の何れを介して利用可能であるかを変更すること;
後続のSIメッセージがブロードキャストされる回数を変更すること;
後続のSIメッセージをブロードキャストする時間期間を変更すること;
後続の複数のSIメッセージのスケジューリング周期を変更すること;
関連付けられたSIウィンドウ内でSIメッセージが送信される回数を変更すること;
要求されたSIメッセージが送信される少なくとも1つのビームを変更すること;
少なくとも1つのSIBと少なくとも1つのSIメッセージとの間のマッピングを変更すること;
SIウィンドウの長さを変更すること、
の少なくとも1つを含む
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスであって、該無線デバイスは、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したか否かを示す
無線デバイス。
【請求項23】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項22に記載の無線デバイス。
【請求項24】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項23に記載の無線デバイス。
【請求項25】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項22乃至24の何れか1項に記載の無線デバイス。
【請求項26】
前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記情報をログ記録するのにさらに適合している
請求項22乃至25の何れか1項に記載の無線デバイス。
【請求項27】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で送信される
請求項22乃至26の何れか1項に記載の無線デバイス。
【請求項28】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項27に記載の無線デバイス。
【請求項29】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求に専用の報告で送信される
請求項22乃至26の何れか1項に記載の無線デバイス。
【請求項30】
前記無線デバイスはユーザ装置である
請求項22乃至29の何れか1項に記載の無線デバイス。
【請求項31】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードであって、該ネットワークノードは、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す
ネットワークノード。
【請求項32】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項31に記載のネットワークノード。
【請求項33】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項32に記載のネットワークノード。
【請求項34】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項31乃至33の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項35】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記無線デバイスによってログ記録される
請求項31乃至34の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項36】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で受信される
請求項31乃至35の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項37】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項36に記載のネットワークノード。
【請求項38】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求に専用の報告で受信される
請求項31乃至35の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項39】
前記ネットワークノードは無線アクセスノードを含み、前記方法は、少なくとも運用保守(O&M)ノードに前記情報を転送することをさらに含む
請求項31乃至38の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項40】
前記ネットワークノードは運用保守(O&M)ノードを含み、前記情報は前記無線デバイスと通信する無線アクセスネットワークノードを介して受信される
請求項31乃至38の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項41】
前記情報に基づいて少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正または変更するのにさらに適合している
請求項31乃至40の何れか1項に記載のネットワークノード。
【請求項42】
前記情報に基づいて前記少なくとも1つのSIメッセージを送信するための前記構成を最適化、適合、調整、修正または変更する際に、前記ネットワークノードは、
複数のSIBを異なる複数のSIメッセージにグループ化する方法を変更すること;
前記少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること;
後続のオンデマンドSI要求に専用の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの量を変更すること;
少なくとも1つの後続のオンデマンドSI要求に関連付けられたRA関連構成を変更すること;
少なくとも1つのRAプリアンブルとMsg1に対する少なくとも1つの後続のSIメッセージとのマッピングを変更すること;
Msg1ベースのSI要求からMsg3ベースのSI要求に変更すること;
少なくとも1つのSIメッセージがMsg1またはMsg3の何れを介して利用可能であるかを変更すること;
後続のSIメッセージがブロードキャストされる回数を変更すること;
後続のSIメッセージをブロードキャストする時間期間を変更すること;
後続の複数のSIメッセージのスケジューリング周期を変更すること;
関連付けられたSIウィンドウ内でSIメッセージが送信される回数を変更すること;
要求されたSIメッセージが送信される少なくとも1つのビームを変更すること;
少なくとも1つのSIBと少なくとも1つのSIメッセージとの間のマッピングを変更すること;
SIウィンドウの長さを変更すること、
の少なくとも1つを実行するのにさらに適合している
請求項41に記載のネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線通信に関し、より詳細には、オンデマンドシステム情報(SI)要求手順のための異なる障害タイプをログ記録するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
オンデマンドのシステム情報(SI)の取得は、3GPP TS38.331 v.16.4.0の一部として規定されており、セクション5.2.2において、システム情報ブロック(SIB)がブロードキャストされ得ることまたはされないことを開示している。SIBがブロードキャストされる場合、si-BroadcastStatusはbroadcastingに設定され、ブロードキャストされるSIBの周期性がsi-BroadcastStatusの一部として提供される。
【0003】
SIがブロードキャストされない場合、ユーザ装置(UE)が目的のSIを要求する方法は2つある。第1の方法は、message1(MSG1)ベースのシステム情報要求である。この方法によると、SIBタイプのsi-BroadcastStatusはnotbroadcastingに設定され、UEが少なくとも1つのSIBの読み取りに興味がある場合、UEはsi-RequestConfigに従って、必要なSIBをブロードキャストするようネットワークに通知するために、どのランダムアクセスチャネル(RACH)リソースを使用すべきかを判断する必要がある。ただし、si-RequestConfigはオプションのフィールドであり、UEからのSI要求に対してRACHリソースが構成されている場合に存在する。逆に、si-RequestConfigが存在しない場合、またはRACHリソースがオンデマンドSI要求用に構成されている場合、UEはmessage3(MSG3)ベースのシステム情報要求である2番目の方法を使用することができる。このシナリオでは、UEはRRCSystemInfoRequestを開始し、関心のあるSIをネットワークに要求する。
【0004】
SIを要求する両方の方法において、(MSG1ベースの方法では構成に基づいて、MSG3ベースのソリューションでは競合ベースの方法に基づいて)RACH手順が開始される必要がある。ランダムアクセス(RA)手順が成功すると、UEによってra-Reportがログ記録(ロギング)される。ra-Reportは、RA手順のパフォーマンスを示す。RA手順の内容は、3GPP TS38.331に開示されている。特に、接続モードのオンデマンドSI要求の手順は、3GPP TS38.331のセクション5.2.2.3.5および5.2.2.3.6に開示されている。ただし、UEがシステム情報を要求するためのランダムアクセス手順に失敗した場合、UEには、失敗したランダムアクセス関連情報をログ記録するための動作は存在しない。
【0005】
しかし、現在、ある課題が存在する。例えば、3GPP TS38.321 v.16.4.0によると、ブロードキャストステータスがnotbroadcastingに設定されているSI(SIBなど)のオンデマンド要求をトリガした際、si-RequestConfigの一部としてRACHリソースが提供されている場合、UEは下位レイヤから確認メッセージを受信しなければならない。たとえば、UEは、3GPP TS38.321で規定されているように、媒体アクセス制御(MAC)レイヤから確認応答を受信することがある。下位レイヤからの確認応答は、3GPP TS38.331の5.2.2.3.2項に定義されているように、要求されたオンデマンドSI/SIBの取得をトリガする可能性がある。
【0006】
しかし、UEが要求されたSIの受信に失敗する結果となる異なる条件があるかもしれない。例えば、第1のケースでは、MACレイヤにおけるプリアンブルの送信およびランダムアクセス応答(RAR)メッセージの受信に関する問題が原因で、オンデマンドSI/SIB要求が失敗することがある。例えば、UEがアップリンクで良好なカバレッジの場所にいないために、オンデマンドSI/SIB要求に専用のプリアンブルの送信に失敗することがある。別の例として、プリアンブルはUEによって正常に送信されネットワークノードによって受信されるが、ダウンリンクのカバレッジの問題により、ネットワークノードがRARメッセージの送信に失敗することがある。
【0007】
別の例として、第2のケースでは、UEがプリアンブルの送信に成功し、ネットワークノードが送信されたプリアンブルを受信したことを示すRARを受信する場合がある。しかし、カバレッジの問題により、UEは要求されたオンデマンドSI/SIBを取得できない場合がある。あるいは、ネットワークがブロードキャストまたは専用のRRCシグナリングのいずれかを介してSI/SIBを送信しないことを決定したため、UEが要求したSI/SIBをUEが取得できない場合もある。しかしながら、これらのシナリオの何れにおいても、ネットワークはこれらの障害タイプの種類の知識を有さない。
【発明の概要】
【0008】
本開示の特定の態様およびその実施形態は、これらの課題または他の課題に対する解決策を提供し得る。例えば、オンデマンドSI/SIB要求手順に関してUEによってログ記録された新しい情報セットを使用する方法およびシステムが提供される。UEによってログ記録され、RANノード(および/またはOAM)に報告された新しい情報セットによって、RANノードまたはOAMは、手順における障害がMAC層(プリアンブルの送信またはRARおよびSI要求確認応答の受信)から発生したのか、または下位層からのSI要求確認応答を受信した後、SIBまたはSIメッセージを取得する段階で障害が発生したのかを分析し、理解することができる。
【0009】
特定の実施形態によれば、オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスによる方法は、ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信することを含む。該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す。
【0010】
特定の実施形態によれば、オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスは、ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信するのに適合している。該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したか否かを示す。
【0011】
特定の実施形態によれば、オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードによる方法は、無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信することを含む。該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す。
【0012】
特定の実施形態によれば、オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードは、無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信するのに適合している。該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す。
【0013】
特定の実施形態は、以下の技術的利点の1つ以上を提供することができる。例えば、特定の実施形態は、オンデマンドSI/SIB要求に関する測定および情報を受信するネットワークノードまたは運用保守(OAM)が、手順における障害を引き起こす問題がSIBまたはSIメッセージを取得する下位レイヤに関連しているかどうかを把握することを可能にするという技術的利点を提供し得る。具体的には、例えば、ネットワークノードまたはOAMは、障害がRRCレイヤのMACレイヤに関連しているかどうかを判断することができる。したがって、特定の実施形態は、例えば、MAC層またはSIを取得するための要求手順を最適化するなどの対抗措置をネットワークが取ることを可能にするという技術的利点を提供することができる。例えば、情報が、無線デバイスがプリアンブルの送信またはRAR手順の受信に成功しなかったことを示す場合、ネットワークノードは、SSBダウンリンク/アップリンクカバレッジを再最適化する必要があるかもしれない。しかし、SIBまたはSIメッセージを取得する段階で障害が発生した場合、ネットワークノードはSIブロードキャストまたはユニキャスト手順を最適化することができる。
【0014】
別の例として、特定の実施形態は、無線デバイスがプリアンブルの実際の送信前にSIBまたはSIメッセージを取得するためにSIウィンドウをリッスンするか否かを無線デバイスがログ記録しネットワークに報告することを可能にするという技術的利点を提供することができる。無線デバイスがプリアンブルを送信する前にSIウィンドウをリッスンしているかどうかを知ることは、ネットワークノードがSIメッセージのブロードキャストを最適化するのに役立つ。実際、プリアンブルを送信する前にSIウィンドウを検査(チェック)する無線デバイスが多く存在する場合、ネットワークノードが受信したプリアンブルごとに、全てのビームにSIBまたはSIメッセージをブロードキャストする方が良いかもしれない。これにより、他のUEが要求する前にSIBまたはSIメッセージを受信する可能性が高まる。しかし、無線デバイスがプリアンブルを送信する前にSIウィンドウをリッスンしない場合、他の無線デバイスがリッスンしない可能性があるため、ネットワークはすべてのビーム上でSIBまたはSIメッセージをブロードキャストする必要はない。
【0015】
他の利点は、当業者には容易に明らかであろう。特定の実施形態は、記載された利点を全く有しないかあるいは、いくつかまたは全てを有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
開示された実施形態ならびにその特徴および利点をより完全に理解するために、添付図面と併せて以下の説明を参照する:
【0017】
【
図1】特定の実施形態による無線デバイスの動作に基づく様々なネットワーク動作を示す図である。
【
図2】特定の実施形態による例示的な通信システムを示す図である。
【
図3】特定の実施形態による例示的なUEを示す図である。
【
図4】特定の実施形態による例示的なネットワークノードを示す図である。
【
図5】特定の実施形態によるホストのブロック図である。
【
図6】特定の実施形態によるいくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る仮想化環境を示す図である。
【
図7】特定の実施形態によるネットワークノードを介した部分的な無線接続によりUEと通信するホストを示す図である。
【
図8】特定の実施形態によるオンデマンドSI/SIB要求に関連する情報を報告するための無線デバイスによる方法を示す図である。
【
図9】特定の実施形態によるオンデマンドSI/SIB要求に関連する情報を処理するためのネットワークノードによる方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかを、添付図面を参照してより完全に説明する。実施形態は、当業者に主題の範囲を伝えるために例示として提供される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書に開示された主題の範囲内に含まれ、開示された主題は、本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例示として提供される。
【0019】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられていない限り、および/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における通常の意味に従って解釈されるものとする。要素、装置、構成要素、手段、ステップ等へのすべての言及は、明示的に別段の記載がない限り、その要素、装置、構成要素、手段、ステップ等の少なくとも1つのインスタンスを指すものとしてオープンに解釈されるものとする。本明細書に開示される方法のステップは、ステップが他のステップに続くまたは先行すると明示的に記述されている場合、および/またはステップが他のステップに続くまたは先行しなければならないことが暗黙的に記述されている場合を除き、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示された実施形態のいずれかの特徴は、適切な場合には、他の実施形態にも適用することができる。同様に、任意の実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用することができ、逆もまた同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
【0020】
いくつかの実施形態では、より一般的な用語「ネットワークノード」が使用される場合があり、UEと(直接または別のノードを介して)および/または別のネットワークノードと通信する任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応する場合がある。ネットワークノードの例としては、NodeB、マスターeNodeB(MeNB)、マスターセルグループ(MCG)またはセカンダリセルグループ(SCG)に属するネットワークノード、基地局(BS)、MSR_BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、eNodeB(eNB)、gNodeB(gNB)、ネットワーク制御装置、無線ネットワーク制御装置(RNC)、基地局制御装置(BSC)、中継器、ドナーノード制御中継器、基地送受信局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、分散アンテナシステム(DAS)内のノード、コアネットワークノード(例えば、移動交換局(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)など)、運用保守(O&M)、運用サポートシステム(OSS)、自己組織化ネットワーク(SON)、測位ノード(進化型サービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC)など)、駆動試験の最小化(MDT)、試験装置(物理ノードまたはソフトウェア)などがある。
【0021】
いくつかの実施形態では、ユーザ装置(UE)または無線デバイスという非限定的な用語が使用されることがあり、セルラー通信システムまたは移動通信システムにおいてネットワークノードおよび/または別のUEと通信する任意のタイプの無線デバイスを指すことがある。UEの例としては、ターゲットデバイス、デバイス間(D2D)UE、マシンタイプUEまたはマシン間(M2M)通信が可能なUE、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレット、携帯端末、スマートフォン、ラップトップ内蔵装置(LEE)、ラップトップ搭載装置(LME)、ユニファイドシリアルバス(USB)ドングル、UEカテゴリM1、UEカテゴリM2、近接サービスUE(ProSeUE)、車-車間UD(V2V_UE)、車-任意間UE(V2X_UE)などが挙げられる。
【0022】
さらに、基地局/gNBやUEなどの用語は、非限定的なものとみなされるべきであり、特に2つの間の特定の階層関係を意味するものではない。一般に、「gNB」はデバイス1とみなされ、「UE」はデバイス2とみなされ、これら2つのデバイスは、何らかの無線チャネルを介して互いに通信する。そして以下では、送信機または受信機は、gNBまたはUEのいずれかである。
【0023】
本明細書で説明する実施形態は、ロングタームエボリューション(LTE)およびニューラジオ(NR)無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの両方に適用可能である。
【0024】
本書で説明する禁止タイマは、3GPP TS38.331のタイマT350にマッピングされ、その逆も同様である。
【0025】
特定の実施形態によれば、ネットワークノードおよびRANノードは互換的に使用される。ネットワークノードまたはRANノードの非限定的な例は、eNB、gNB、gNB-集約ユニット(gNB-CU)、gNB-CU-制御プレーン(gNB-CU-CP)、gNB-分散ユニット(gNB-DU)であり得る。
【0026】
本明細書では、「オンデマンドSI」という用語が使用されるが、この用語は、「オンデマンドSIB」、「オンデマンドSIBs」、または「オンデマンドSIB(s)」と、意味を失うことなく交換することもできることが認識される。一般に、「SI」、「SIB」、「SIBs」、および「SIB(s)」は、意味を失うことなく交換可能に使用され得る。特定の実施形態によれば、例えばUEなどの無線デバイスによって実行される方法が提供される。この方法は、無線デバイスによって、オンデマンドSI/SIBを取得するための要求を受信したときの無線デバイスによる動作に関連する情報をログ記録することを含む。様々な特定の実施形態によれば、無線デバイスは、以下の情報のいずれか1つ以上をログ記録することができる:
・オンデマンドSI/SIB要求が成功したか否かを示すインジケーション(ここで、成功とは、UEが要求を送信し、UEが要求されたSIBまたはSIメッセージをネットワークから受信したことを意味する);
・SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたかどうかのインジケーション(ここで、本明細書で使用する場合、下位レイヤという用語は、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、または無線リンク制御(RLC)レイヤを含む);
・SIBまたはSI要求に対する確認応答が下位レイヤから正しく受信されている間に、SIBまたはSIメッセージの取得に失敗したかどうかを示すインジケーション;
・SIBまたはSI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されていない間に、SIBまたはSIメッセージの取得が成功したかどうかを示すインジケーション;
・UEがSIBx、SIBy、およびSIBzを要求したが、UEはSIBx(または要求されたSIBのすべてよりも少ない別のSIB)のみを受信したことを示すインジケーション;
・UEが、オンデマンドSIB/SI要求手順を開始する前に、必要なSIBまたはSIメッセージについてSIウィンドウを検査したかどうかを示すインジケーション;
・SIBまたはSIメッセージを受信するために何個のSIウィンドウ機会をUEが監視したかのインジケーション;
・SI-RNTI宛てのダウンリンクスケジューリング割り当てが関連するSIメッセージに関連するSIウィンドウで受信された場合、要求されたSIメッセージの受信のUEによる試行回数のインジケーション;
・UEがRRC_CONNECTED状態でSIを要求するためにDedicatedSIBRequestのRRCメッセージを使用した場合、UEがDedicatedSIBRequestメッセージを送信したときに行ったHARQの再送信の回数;
・RRC_CONNECTED状態のDedicatedSIBRequestのRRCメッセージまたはRRCSystemInfoRequestを使用したSI要求の場合、UEがハイブリッド自動再送要求(HARQ)手順による確認応答を下位レイヤから受信したか否かのインジケーション、および/または
・RRC_CONNECTEDのUEまたはオンデマンドSI/SIBを要求するためのDedicatedSIBRequestメッセージによる送信に応答して、UEがRLC下位レイヤから確認応答を受信したか否かのインジケーション。
【0027】
特定の実施形態によれば、無線デバイスは、例えば、接続確立障害(CEF)報告、RACH報告、またはRA報告などの既存のUE報告の一部として、上記の情報のいずれかをログ記録する。あるいは、この情報は、オンデマンドSI/SIB要求に関する情報および測定値を提供することに特化した新しい報告としてログ記録され、提供されることもある。
【0028】
あるいは、特定の実施形態によれば、無線デバイスは、報告フォーマットとは異なる構造で情報を格納し、無線デバイスは、例えば、ネットワークからログ/格納された情報のすべてまたは一部に関する報告を送信する要求をUEが受信したときなど、UEがトリガされたときに、格納された情報を使用して報告を構築することができる。
【0029】
特定の実施形態によれば、無線デバイスは、要求されたSI/SIBを取得する際に、無線デバイスにカバレッジを提供するSSBビームから受信された無線リンク品質をログ記録する。さらなる特定の実施形態において、無線リンク品質に関連するログされた情報は、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号干渉対雑音比(SINR)、信号対雑音比(SNR)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、パスロスなどのうちの1つ以上を含み得る。さらに、または代替的に、ログされた情報は、無線デバイスがオンデマンドSI/SIB要求を開始した時点の位置情報を含むことができる。
【0030】
特定の他の実施形態によれば、無線デバイスは、オンデマンドSI/SIB要求関連報告の一部として、サービングセル測定値および隣接セル測定値の無線リンク品質測定値を報告する。特定の実施形態において、例えば、無線リンク品質に関連するログ情報は、RSRP、RSRQ、SINR、SNR、RSSI、パスロス等のうちの1つ以上を含み得る。さらに、または代替的に、情報は、無線デバイスがオンデマンドSI/SIB要求を開始した時点における無線デバイスの位置情報を含み得る。
【0031】
特定の実施形態では、無線デバイスは、SI/SIB要求が実行されるセルのセルIDをログ記録する。セルIDは、セルグローバルID(CGI)、および/または物理セルID(PCI)、およびセルの動作周波数情報を含む場合がある。UEはまた、様々な特定の実施形態において、オンデマンドSI/SIBメッセージが要求されたセルのトラッキングエリアコードおよび公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)IDをログすることができる。
【0032】
特定の実施形態では、無線デバイスは、無線デバイスがオンデマンドSI/SIB要求を開始した時点のGNSS位置情報(例えば、全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、全地球航法衛星システム(GLONASS)、または北斗を介して取得された)もログ記録することができる。オプションとして、位置情報は、無線デバイスの速度および/または移動方向に関する情報によって補完される場合がある。
【0033】
特定の実施形態では、オンデマンドSI/SIB要求に関する情報および測定をログ記録した後、無線デバイスは、例えばネットワークノードなどのネットワークに対応する報告の利用可能性を示す。ネットワークからのフェッチ要求を受信すると、無線デバイスは、オンデマンドSI/SIB要求に関する情報および測定を含む報告をネットワークにシグナリングする。
【0034】
特定の実施形態では、測定値およびオンデマンドSI/SIB要求に関する情報を含む報告は、Xn、NGおよびF1インタフェースなどのRANノード間インタフェースを介したRANノード間シグナリングを介して、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード間で転送される。したがって、ネットワークノードは、無線デバイスから受信した情報を互いに送信/転送/交換することができる。
【0035】
特定の実施形態では、LTEのRACH報告やNRのRA報告、CEF報告、またはこの目的専用の報告、すなわちSI要求報告など、オンデマンドSI/SIB要求に関連するフィードバック情報を含む報告において、UEは、UEが関心を持ち、受信する必要がある他のSIのすべてのSIB(複数可)を示す情報を含めることができる。これには、セル内でブロードキャストされている/されていないSIB(複数可)と、ブロードキャストされている/されていないSIB(複数可)の両方が含まれる。この情報は、ネットワークが、ブロードキャストされるべき他のSIのSIBと、オンデマンドで利用可能なSIBを決定する際に有用である。1つのオプションとして、この情報は、セル内で利用可能な(ブロードキャストまたは利用可能なオンデマンドの)SIBのうち、UEが興味を持っているSIBを示す。また、別のオプションとして、その情報は、セル内で(ブロードキャストでもオンデマンドでも)利用できない、他のSIに属するものとして指定された1つまたは複数のSIB(複数可)にUEが関心を持っていることを示す場合もあり、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準、または3GPP標準の特定のリリースにおいて、他のSIのSIBとして指定されているすべてのSIB(複数可)のうち、UEが関心を持っている他のSIのSIB(複数可)を示す場合もある。
【0036】
ネットワークへのシグナリング
特定の実施形態によれば、無線デバイスは、既存の報告、例えば、RACH報告またはRA報告(NRのRA-Report-r16IEなど)、またはオンデマンドSI/SIB要求のために意図的に設計された専用報告(例えば、SI-RequestReportまたはSI-RequestReport-r17として示される新しいIEのいずれか)で、上述の情報および測定値の一部、すべて、またはいずれかをログ記録する。
【0037】
特定の実施形態では、無線デバイスは、オンデマンドSI/SIB要求関連情報、および/または測定結果、および/またはオンデマンドSI/SIB要求関連パラメータまたはIEのセットの複数のチャンクのリスト(最大X個)を、専用の報告または既存の報告(この新しいタイプの情報で拡張される)にログ記録する。
【0038】
オンデマンドSI/SIB要求に関連する情報をログ記録すると、無線デバイスは、オンデマンドSI/SIB要求関連情報を含む報告の可用性をネットワークノードに示し、ネットワークノードは、例えば、UE情報要求/応答手順などの勧誘メカニズムを介して報告のフェッチを要求する。
【0039】
特定の実施形態では、ネットワークノードは、無線デバイスからの可用性信号を待たない場合があり、RRC_CONNECTED状態の無線デバイスからオンデマンドSIの要求(すなわち、DedicatedSIBRequestメッセージ)を受信すると、ネットワークは、例えば、UE情報要求/応答手順を使用して、オンデマンドSI要求に関連する情報のフェッチを開始する場合がある。
【0040】
さらに、別の特定の実施形態では、オンデマンドSI/SIB要求を送信する際に、無線デバイスは、デフォルトで、以前のオンデマンドSI/SIB要求のオンデマンドSI/SIB要求関連情報を含む報告を含む。例えば、無線デバイスがRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態でSI/SIBを要求し、後にRRC_CONNECTED状態に遷移した場合、無線デバイスは、RRC接続が確立された後、ネットワーク(例えば、gNBまたはeNB)に報告を(先行する要求なしで)送信する。
【0041】
いくつかの実施形態では、オンデマンドSI要求に関する情報を含む報告が、SIが主に要求されたRANノードとは異なるRANノード(例えば、gNB-CU_2)によってフェッチされる場合(例えば、SI要求が別のRANノード(例えば、gNB-CU_1)によって所有されるセルで送信された場合)、報告(測定結果およびオンデマンドSI要求(gNB-CU_2)に関する情報を含む)を受信したRANノードは、オンデマンドSI/SIB要求が実行されたRANノード(gNB-CU_1)に報告を転送しなければならない。報告は、特定の実施形態では、XnまたはNGインタフェースなどのRANノード間インタフェースを介して送信されることがある。
【0042】
他の実施形態では、上述のシナリオにおいて、報告(例えばgNB-CU_2)を受信するRANノードは、代わりに報告をO&Mシステムに送信することができる。O&Mシステムは、報告を処理し、報告内の情報に関係するRANノード(gNB-CU_1など)で動作を開始する。あるいは、O&Mシステムは、特定の実施形態では、関係するRANノード(gNB-CU_1など)に報告を転送し、ranノード自身に報告を処理させ、可能な動作を開始させることができる。
【0043】
特定の実施形態において、gNB-DUがMACレイヤ手順を決定し最適化するものである場合、オンデマンドSI要求関連情報を含む報告(無線デバイスから直接、または別のノード(例えば、別のgNB-CUまたはO&Mシステムのエンティティ)から)を受信したgNB-CUは、報告(または報告の一部)をF1インタフェースを介してgNB-DUに転送することができる。
【0044】
ネットワークノードにおけるオンデマンドSI/SIB要求情報の処理
特定の実施形態によれば、ネットワークは、UEからのオンデマンドSI/SIB要求に関連するフィードバック情報を使用して、ネットワークの関連および関連する態様を最適化する。特に、オンデマンドSI/SIB要求に関連する測定結果および情報を受信したネットワークノードは、SI/SIB伝送を最適化するためにこの報告を使用する。したがって、ネットワークは、構成に関連する態様を最適化、適合、調整、修正、または変更するために、受信したそのような受信情報を使用することができる。例えば、様々な特定の実施形態によれば、ネットワークノードは、以下のいずれか1つ以上を実行することができる:
-複数のSIBを異なる複数のSIメッセージにグループ化する方法を変更する:例えば、特定の実施形態では、ネットワークが、同じ無線デバイスがあるSIBのセットを、おそらく連続したSI要求で要求することが一般的であることに気づいた場合、ネットワークは、関係するSIBが同じSIメッセージに含まれるように、SIBとSIメッセージのマッピングを変更することを選択することができる。
-SIB/SIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更する:例えば、特定の実施形態では、ネットワークが、あるSIBまたはSIメッセージが頻繁に要求され、多くの無線デバイスに関心があることに気づいた場合、ネットワークは、当該SI/SIBメッセージの配信原則をオンデマンドからブロードキャストに変更することを選択することができる。
-SI/SIB要求に専用の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの量を変更する:例えば、特定の実施形態において、ネットワークがSI/SIB要求がしばしば失敗することに気付いた場合、これは頻繁な衝突の兆候であるか、または受信基地局(例えばgNB)が処理できるよりも多くのMsg1に基づくSI/SIB要求が同じPRACH機会で送信されることの兆候である可能性があり、これはPRACHリソースの量を増加させること(例えばSI/SIB要求専用のPRACH機会をより密にすること)が有益であることを意味する可能性がある。
-SI/SIB要求に関連するRA関連構成を変更する:例えば、様々な実施形態において、ネットワークは以下の1つ以上を変更することができる:
・初期送信電力を制御するパラメータ、
・パワーランピングステップ、
・プリアンブル送信の最大許容回数。
-Msg1ベースのSI/SIB要求に対して、ランダムアクセスプリアンブルとSI/SIBメッセージとのマッピングを変更する:例えば、特定の実施形態では、ネットワークノードは、以前は別々の関連するランダムアクセスプリアンブルを持っていた複数のSI/SIBメッセージに同じランダムアクセスプリアンブルを関連付け、これらのSI/SIBメッセージを単一のMsg1ベースのSI/SIB要求(すなわち、単一のランダムアクセスプリアンブル)で要求できるようにすることを選択することができる。これは、例えば、ネットワークが、無線デバイスがこれらのSI/SIBメッセージの1つを要求するとき、関連するSI/SIBメッセージの他の1つも要求することが一般的であることに気付いた場合に有用である。
-Msg1ベースからMsg3ベースのSI/SIB要求へ変更する
-Msg1ベースとMsg3ベースで利用可能なSI/SIBメッセージを変更する:Msg1ベースとMsg3ベースのSI要求が並行してサポートされる可能性のある将来のシナリオでは、Msg1ベースとMsg3ベースのSI/SIB要求で利用可能なSI/SIBを変更する(両方の方法ですべての要求が可能でない場合)。
-要求されたSIメッセージがブロードキャストされる回数または時間期間を変更する:例えば、特定の実施形態において、無線デバイスから報告されたフィードバック情報が、SI/SIB要求に関する確認応答を受信したにもかかわらず、無線デバイスが要求されたSIメッセージ(複数可)または希望するSIB(複数可)の受信にしばしば失敗することを示す場合、ネットワークは、あるオンデマンドSI/SIBメッセージの要求を受信した後、それをブロードキャストする回数を増やすことによって、これに対処しようとすることができる。
-オンデマンドSI/SIBのスケジューリング周期を変更する
-オンデマンドSIメッセージが送信される回数を変更する:特定の実施形態では、ネットワークは、関連するSIウィンドウ内でオンデマンドSI/SIBメッセージが送信(またはビーム掃引)される回数(すなわち、関連する反復SIウィンドウの同じ発生またはインスタンス中に送信される回数)を変更することができる。
-要求されたSI/SIBメッセージが送信されるビーム:例えば、特定の実施形態では、ネットワークは、要求されたSI/SIBメッセージが送信されるビームを以下のように変更することができる:
・要求に使用されたPRACH機会(複数のSSBが同じPRACH機会オケージョンに関連付けられている場合はプリアンブル)に関連するSSBの同期信号ブロック(SSB)ビームに対応するもののみ;
・すべてのSSBビーム(つまり全ビーム掃引)、または
・統計により無線デバイスはほぼ当該カバーエリアに位置しているSSBビームのセット。
-SIBとSIメッセージのマッピングを変更する、および/または
-SIウィンドウの長さを変更する。
【0045】
特定の実施形態では、ネットワークノードは、オンデマンドSI/SIB要求の手順で発生した障害を分類し、障害がMAC層で発生したのか(例えば、MAC層でSI/SIB要求に対する確認応答を受信していない)、またはMAC層から確認応答を受信した後に障害が発生したのか(例えば、SIウィンドウでRRC層がSI/SIBメッセージを受信していないなど)を判断する。
【0046】
別の特定の実施形態では、ネットワークノードは、オンデマンドSI/SIB要求のプリアンブルを送信するために無線デバイスによって選択および使用されたビームインデックスを解析する。ネットワークノードはこの情報を使用して、要求されたSI/SIBメッセージのブロードキャストを無線デバイスによって選択されたビーム上でのみ最適化することができる。そのため、ネットワークノードは、プリアンブルの送信のために無線デバイスによって選択されなかったビーム上では、要求されたSI/SIBメッセージをブロードキャストしない。
【0047】
別の実施形態では、無線デバイスが選択されたビームインデックスを提供せず、ログ記録してプリアンブルインデックスを提供する場合、まず、選択されたプリアンブルの送信にどのSSBが使用されているかを把握し、次にSIメッセージのブロードキャストを最適化する。言い換えると、ネットワークノードは、まず、選択されたプリアンブルインデックスから選択されたビームを把握し、次に、無線デバイスによって頻繁に使用されたビーム上にのみSIBまたはSIメッセージをブロードキャストする(または、SIBまたはSIメッセージの要求のために無線デバイスによって使用されなかったビーム上にはSIBまたはSIメッセージをブロードキャストしない)。
【0048】
さらに別の実施形態では、ネットワークノードは無線デバイスから提供された情報を使用する。特に、ネットワークノードは、プリアンブルを送信する前にSIウィンドウを検査する際に、無線デバイスの動作を使用することができる。
図1は、特定の実施形態による、無線デバイスの動作に基づいて決定される異なるネットワーク動作を示す2つのシナリオ100を示す。
【0049】
図1に示される第1のシナリオ(シナリオ1)では、ネットワークノード(すなわち、RANノード)は、複数の無線デバイスがオンデマンドSIを要求する前に最も近いSIウィンドウをリッスンすることを示したため、全てのビーム上でSIBまたはSIメッセージをブロードキャストする。例えば、複数の無線デバイスがプリアンブルを送信する前にSIウィンドウを検査し、ブロードキャストステータスフラグがnotbroadcastingに設定されているSIBを取得しようとする場合、ネットワークノードは全てのビーム上でSIBまたはSIメッセージをブロードキャストすることを学習することができる(
図1のシナリオ1)。これにより、無線デバイスが実際の要求の前にブロードキャストステータスフラグがnotbroadcastingに設定されたSIBを取得する機会が増加する。しかしながら、無線デバイスがSIB/SI要求のためのプリアンブルを送信する前にSIウィンドウを検査しない場合、他のビームによってカバーされる他のUEは実際に要求するまでブロードキャストされたSIBまたはSIメッセージをリッスンしない可能性があるため、ネットワークノードは、プリアンブルを実際に受信したビーム上で、要求されたSIBまたはSIメッセージのみをブロードキャストすることを学習することができる。したがって、第2のシナリオ(シナリオ2)では、UEがオンデマンドSIを要求する前に、最も近いSIウィンドウをリッスンしないことを示したため、RANノードは、UE1をカバーするビームに向けてのみSIBまたはSIメッセージをブロードキャストする。
【0050】
実施例
本明細書で説明する特定の実施形態は、測定結果およびオンデマンドSI要求に関する情報のログ記録および報告を含み、RRC仕様3GPP TS38.331のUE情報要求/応答手順(ASN.1コードおよび関連するフィールド記述および条件付き存在コード説明の観点から記述される)の一部として実装することができる。以下に3つの非限定的な実装/実現例を示すが、これらの例は非限定的であり、実施形態例としてのみ提供されることを認識されたい。
【0051】
実施例1
この実装例または実現例では、ASN.1コードは、UEが関与したSI/SIB要求手順に関するUEからgNBへのフィードバック情報を報告する目的で、新しい情報要素(IE)を導入することに依存している(ここで、新しいIEはSI-ReqeustReport-r17と表記される)。ASN.1コードの最も関連性の高い部分は太字(訳注:本翻訳文では下線)で示されている。このコードには、以前に説明した情報項目の例がすべて含まれているわけではなく、このコードには、上記のテキストでは開示されていないかもしれない、UEがネットワークに報告する可能性のあるSI要求関連のフィードバック情報の例も開示されている。
【0052】
UE-MeasurementsAvailable情報要素
-- ASN1START
-- TAG-UE-MeasurementsAvailable-START
UE-MeasurementsAvailable-r16 ::= SEQUENCE {
logMeasAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableBT-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableWLAN-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
connEstFailInfoAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
rlf-InfoAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
[[
si-RequestInfoAvailable-r17 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
]]
}
-- TAG-UE-MeasurementsAvailable-STOP
-- ASN1STOP
【0053】
UEInformationRequest
UEInformationRequestメッセージは、ネットワークがUEから情報を取得するために使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC-SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:ネットワークからUE
【0054】
UEInformationRequestメッセージ
-- ASN1START
-- TAG-UEINFORMATIONREQUEST-START
UEInformationRequest-r16 ::= SEQUENCE {
rrc-TransactionIdentifier RRC-TransactionIdentifier,
criticalExtensions CHOICE {
ueInformationRequest-r16 UEInformationRequest-r16-IEs,
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEInformationRequest-r16-IEs ::= SEQUENCE {
idleModeMeasurementReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
logMeasReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
connEstFailReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
ra-ReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
rlf-ReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
mobilityHistoryReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension UEInformationRequest-v1700-IEs OPTIONAL
}
UEInformationRequest-v1700-IEs ::= SEQUENCE {
si-RequestReportReq-r17 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
nonCriticalExtension SEQUENCE {} OPTIONAL
}
-- TAG-UEINFORMATIONREQUEST-STOP
-- ASN1STOP
【0055】
UEInformationRequest-IEフィールドの説明
connEstFailReportReq
このフィールドは、UEが接続障害に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
idleModeMeasurementReq
このフィールドは、UEInformationResponseメッセージでアイドル/非アクティブ測定情報があれば、UEがネットワークに報告しなければならないことを示す。
logMeasReportReq
このフィールドは、UEがログ記録された測定値に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
mobilityHistoryReportReq
このフィールドは、UEがモビリティ履歴情報に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
ra-ReportReq
このフィールドは、UEがランダムアクセス手順に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
rlf-ReportReq
このフィールドは、UEが無線リンク障害に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
siRequestReportReq
このフィールドは、UEがSI要求手順に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
【0056】
UEInformationResponse
UEInformationResponseメッセージは、ネットワークから要求された情報を転送するためにUEが使用する。
シグナリング無線ベアラ:SRB1またはSRB2(ログ記録された測定情報が含まれる場合)
RLC-SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからネットワーク
【0057】
UEInformationResponseメッセージ
-- ASN1START
-- TAG-UEINFORMATIONRESPONSE-START
UEInformationResponse-r16 ::= SEQUENCE {
rrc-TransactionIdentifier RRC-TransactionIdentifier,
criticalExtensions CHOICE {
ueInformationResponse-r16 UEInformationResponse-r16-IEs,
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEInformationResponse-r16-IEs ::= SEQUENCE {
measResultIdleEUTRA-r16 MeasResultIdleEUTRA-r16 OPTIONAL,
measResultIdleNR-r16 MeasResultIdleNR-r16 OPTIONAL,
logMeasReport-r16 LogMeasReport-r16 OPTIONAL,
connEstFailReport-r16 ConnEstFailReport-r16 OPTIONAL,
ra-ReportList-r16 RA-ReportList-r16 OPTIONAL,
rlf-Report-r16 RLF-Report-r16 OPTIONAL,
mobilityHistoryReport-r16 MobilityHistoryReport-r16 OPTIONAL,
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension UEInformationResponse-v1700-IEs OPTIONAL
}
LogMeasReport-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteTimeStamp-r16 AbsoluteTimeInfo-r16,
traceReference-r16 TraceReference-r16,
traceRecordingSessionRef-r16 OCTET STRING (SIZE (2)),
tce-Id-r16 OCTET STRING (SIZE (1)),
logMeasInfoList-r16 LogMeasInfoList-r16,
logMeasAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableBT-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableWLAN-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
}
LogMeasInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxLogMeasReport-r16)) OF LogMeasInfo-r16
LogMeasInfo-r16 ::= SEQUENCE {
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
relativeTimeStamp-r16 INTEGER (0..7200),
servCellIdentity-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
measResultServingCell-r16 MeasResultServingCell-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultListLogging2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
anyCellSelectionDetected-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
}
ConnEstFailReport-r16 ::= SEQUENCE {
measResultFailedCell-r16 MeasResultFailedCell-r16,
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
numberOfConnFail-r16 INTEGER (1..8),
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
...
}
MeasResultServingCell-r16 ::= SEQUENCE {
resultsSSB-Cell MeasQuantityResults,
resultsSSB SEQUENCE{
best-ssb-Index SSB-Index,
best-ssb-Results MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16)
} OPTIONAL
}
MeasResultFailedCell-r16 ::= SEQUENCE {
cgi-Info CGI-Info-Logging-r16,
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList
}
}
}
RA-ReportList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxRAReport-r16)) OF RA-Report-r16
RA-Report-r16 ::= SEQUENCE {
cellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16 OPTIONAL,
raPurpose-r16 ENUMERATED {accessRelated, beamFailureRecovery, reconfigurationWithSync, ulUnSynchronized,
schedulingRequestFailure, noPUCCHResourceAvailable, requestForOtherSI,
spare9, spare8, spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1},
...
}
RA-InformationCommon-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteFrequencyPointA-r16 ARFCN-ValueNR,
locationAndBandwidth-r16 INTEGER (0..37949),
subcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing,
msg1-FrequencyStart-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-FrequencyStartCFRA-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacingCFRA-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-FDM-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
msg1-FDMCFRA-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16,
...
}
PerRAInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAInfo-r16
PerRAInfo-r16 ::= CHOICE {
perRASSBInfoList-r16 PerRASSBInfo-r16,
perRACSI-RSInfoList-r16 PerRACSI-RSInfo-r16
}
PerRASSBInfo-r16 ::= SEQUENCE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
numberOfPreamblesSentOnSSB-r16 INTEGER (1..200),
perRAAttemptInfoList-r16 PerRAAttemptInfoList-r16
}
PerRACSI-RSInfo-r16 ::= SEQUENCE {
csi-RS-Index-r16 CSI-RS-Index,
numberOfPreamblesSentOnCSI-RS-r16 INTEGER (1..200)
}
PerRAAttemptInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAAttemptInfo-r16
PerRAAttemptInfo-r16 ::= SEQUENCE {
contentionDetected-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
dlRSRPAboveThreshold-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
...
}
RLF-Report-r16 ::= CHOICE {
nr-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
measResultLastServCell-r16 MeasResultRLFNR-r16,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultListNR-r16 MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultListEUTRA-r16 MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
} OPTIONAL,
c-RNTI-r16 RNTI-Value,
previousPCellId-r16 CHOICE {
nrPreviousCell-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraPreviousCell-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
failedPCellId-r16 CHOICE {
nrFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
eutraFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-InfoEUTRALogging,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 EUTRA-PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA
}
}
},
reconnectCellId-r16 CHOICE {
nrReconnectCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraReconnectCellId-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
timeUntilReconnection-16 TimeUntilReconnection-16 OPTIONAL,
reestablishmentCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
timeConnFailure-r16 INTEGER (0..1023) OPTIONAL,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
connectionFailureType-r16 ENUMERATED {rlf, hof},
rlf-Cause-r16 ENUMERATED {t310-Expiry, randomAccessProblem, rlc-MaxNumRetx,
beamFailureRecoveryFailure, lbtFailure-r16,
bh-rlfRecoveryFailure, spare2, spare1},
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
noSuitableCellFound-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16 OPTIONAL,
...
},
eutra-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
failedPCellId-EUTRA CGI-InfoEUTRALogging,
measResult-RLF-Report-EUTRA-r16 OCTET STRING,
...
}
}
MeasResultList2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2NR-r16
MeasResultList2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2EUTRA-r16
MeasResult2NR-r16 ::= SEQUENCE {
ssbFrequency-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
refFreqCSI-RS-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
measResultList-r16 MeasResultListNR
}
MeasResultListLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResultLogging2NR-r16
MeasResultLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR,
measResultListLoggingNR-r16 MeasResultListLoggingNR-r16
}
MeasResultListLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellReport)) OF MeasResultLoggingNR-r16
MeasResultLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB-r16 INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16) OPTIONAL
}
MeasResult2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA,
measResultList-r16 MeasResultListEUTRA
}
MeasResultRLFNR-r16 ::= SEQUENCE {
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList OPTIONAL,
ssbRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (64)) OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Indexes-r16 ResultsPerCSI-RS-IndexList OPTIONAL,
csi-rsRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (96)) OPTIONAL
} OPTIONAL
}
}
TimeSinceFailure-r16 ::= INTEGER (0..172800)
MobilityHistoryReport-r16 ::= VisitedCellInfoList-r16
TimeUntilReconnection-16 ::= INTEGER (0..172800)
UEInformationResponse-v1700-IEs ::= SEQUENCE {
si-RequestReportList-r17 SI-RequestReportList-r17
...
}
SI-RequestReportList-r17 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxSIRequestReport-r17)) OF SI-RequestReport-r17
SI-RequestReport-r17 ::= SEQUENCE {
cellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
wantedSIB-Types-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxSIB)) OF SIB-Type-r17,
siRequestType-r17 ENUMERATED {msg1Based, msg3Based, rrcConnectedStateRequest),
si-RequestAttemptsPerSSB-InfoList-r17 SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF SI-RequestAttemptsPerSSB-Info-r17 OPTIONAL, -- Cond msg1msg3Request
si-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 SI-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 OPTIONAL, -- Cond rrcConnStateRequest
perRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfoList-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxNoOfSI-RequestAttemptsRRC-ConnState) OF PerRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfo-r17 OPTIONAL, -- Cond rrcConnStateRequest
initiationTime InitiationTimestamp,
locationInfo LocationInfo-r16 OPTIONAL,
outcome-r17 Outcome-r17,
receivedSIB-Types-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxSIB)) OF SIB-Type-r17, OPTIONAL, -- Cond ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived
si-MessageReceptionInfo-r17 SI-MessageReceptionInfo-r17
OPTIONAL, -- Cond si-MessageReceptionAttempted
...
}
SIB-Type-r17 ::= ENUMERATED {sibType2, sibType3, sibType4, sibType5, sibType6, sibType7, sibType8, sibType9, sibType10-v1610, sibType11-v1610, sibType12-v1610, sibType13-v1610, sibType14-v1610, spare3, spare2, spare1, ...}
InitiationTimestamp ::= CHOICE {
preciseUTC INTEGER (0..8796093022207),
coarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol CoarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol,
coarseUTC-HSFN-SFN-Slot CoarseUTC-HSFN-SFN-Slot,
coarseUTC-HSFN-SFN CoarseUTC-HSFN-SFN,
semiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol SemiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol,
semiCoarseUTC-SFN-Slot SemiCoarseUTC-SFN-Slot,
semiCoarseUTC-SFN SemiCoarseUTC-SFN,
hsfn-SFN-SlotSymbol HSFN-SFN-SlotSymbol,
hsfn-SFN-Slot HSFN-SFN-Slot,
hsfn-SFN HSFN-SFN,
gnssTime GNSS-Time
}
CoarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
CoarseUTC-HSFN-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
CoarseUTC-HSFN-SFN ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
SemiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
SemiCoarseUTC-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
SemiCoarseUTC-SFN ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023)
}
HSFN-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
HSFN-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
HSFN-SFN ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023)
}
GNSS-Time ::= SEQUENCE {
timeSource CHOICE {
gpsTime INTEGER (0..4398046511104),
galileoTime INTEGER (0..4398046511104),
glonassTime INTEGER (0..8796093022207),
beidouTime INTEGER (0..4398046511104),
...
},
leapSeconds INTEGER (-255..256) OPTIONAL,
}
Outcome-r17 ::= CHOICE {
concluded-r17 ENUMERATED {ackedAndAllWantedSIBsReceived, ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived, ackedAndNoWantedSIBsReceived, maxAllowedAttemptsReachedWithoutAck},
abandoned-r17 ENUMERATED {wantedSIBsReceived, subsetOfWantedSIBsReceived, lossOfCoverage, rlf, cellReselection, spare3, spare2, spare1, ...},
...
}
SI-MessageReceptionInfo-r17 ::= SEQUENCE (SIZE(1..maxSI-Message) OF PerSI-MessageReceptionInfo-r17)
PerSI-MessageReceptionInfo-r17 ::= SEQUENCE {
si-MessageNumber-r17 INTEGER (1..maxSI-Message),
numberOfReceptionAttempts-r17 INTEGER,
si-MessageReceptionResult-r17 ENUMERATED {success, failure},
...
}
SI-RequestAttemptsPerSSBInfo-r17 ::= SEQUENCE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
numberOfSI-RequestsSentOnSSB INTEGER (1..200),
perSI-RequestAttemptInfoList-r17 SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerSI-RequestAttemptInfo-r17,
...
}
PerSI-RequestAttemptInfo-r17 ::= SEQUENCE {
contentionDetected-r16 BOOLEAN OPTIONAL, -- Cond msg3Request
dlRSRPAboveThreshold-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
relativeTimestamp RelativeTimestamp OPTIONAL,
...
}
SI-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 ::= SEQUENCE {
absoluteFrequencyPointA-r16 ARFCN-ValueNR,
locationAndBandwidth-r16 INTEGER (0..37949),
subcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing,
...
}
PerRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfo-r17 ::= SEQUENCE {
numberOfHARQ-Retransmissions-r17 INTEGER,
relativeTimestamp RelativeTimestamp OPTIONAL, -- In case of HARQ retransmissions, the relative timestamp indicates the time of the first transmission.
...
}
RelativeTimestamp ::= CHOICE {
milliseconds INTEGER (0..1048575),
slots INTEGER (0..4194303),
symbols INTEGER (0..67108863),
...
}
-- TAG-UEINFORMATIONRESPONSE-STOP
-- ASN1STOP
【0058】
UEInformationResponse-IEフィールドの説明
logMeasReport
このフィールドは、ログ記録されたMDTに関連付けられたUEによって保存された測定結果を提供するために使用される。
measResultIdleEUTRA
RRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE中に実行されたEUTRA測定結果。
measResultIdleNR
RRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE中に実行されたNR測定結果。
ra-ReportList
このフィールドは、過去に成功したランダムアクセス手順の数maxRAReport-r16までUEが保存するRA報告のリストを提供するために使用される。
rlf-Report
このフィールドは、RLF報告関連の内容を示すために使用される。
SI-RequestReportList
このフィールドは、SI要求手順のmaxSIRequestReport数までの過去についてUEが保存するSI要求報告のリストを含む。
【0059】
SI-RequestReportフィールドの説明
cellID
このフィールドは、関連するSI要求手順が実行されたセルのセルIDを、CGIまたはPCIと搬送波周波数の組み合わせの形で示す。
coarseUTC
このフィールドは、UTCに従って1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過時間を32768ミリ秒の単位で示す。
contentionDetected
このフィールドは、Msg3ベースのSI要求を試行した場合に、送信されたプリアンブルの競合が検出されたかどうかを示すために使用される。UEがMsg1ベースのSI要求を使用する場合、このフィールドは含まれない。
dlRSRPAboveThreshold
このフィールドは、SI要求手順に選択されたUL_BWPのUL_BWP構成において、SI要求試行に関連するDLビーム(SSB)のRSRPがrach-ConfigCommonの閾値rsrp-ThresholdSSB以上であったか未満であったかを示すために使用される。
gnssTime
このフィールドは、それぞれのGNSS時刻ソースの時刻保持開始からの経過ミリ秒数を示す。
initiationTime
このフィールドは、SI要求手順が開始された時刻を示す。Msg1およびMsg3に基づくSI要求の場合、この時刻はランダムアクセスプリアンブル送信に使用されるPRACHオケージョンの最初のシンボルの開始時刻である。RRC_CONNECTED状態でDedicatedSIBReqeustメッセージを使用するSI要求の場合、示された時間はDedicatedSIBReqeustメッセージを伝送するPUSCH伝送の最初のシンボル(HARQ再送信の場合は最初の伝送)の開始時刻である。パラメータで使用される時間表現がより粗い粒度を持つ場合、指示された(丸められた)時間は、実際の開始時間に最も近い値であるべきである。
locationInfo
このフィールドには、UEの位置情報と、場合によってはUEの速度情報が含まれる。理想的には、SI要求手順の開始時のUEの位置(および該当する場合は速度)を示すべきであるが、報告された位置情報は、commonLocationInfoIEのlocationTimestampパラメータで示されるように、異なる時間に収集された可能性もある。
numberOfHARQ-Retransmissions
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態でのDedicatedSIBRequestメッセージの送信を使用したSI要求試行中に使用されたHARQの再送信回数を示す。
numberOfSI-RequestsSentOnSSB
このフィールドは、対応するSS/PBCHブロックに関連するPRACHリソースを使用して送信された、連続するMsg1またはMsg3に基づくSI要求の総数を示すために使用される。
outcome
このフィールドは、SI要求手順の結果を示す。フィールド「concluded」が存在することは、SI要求手順が(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、または、DedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求の場合はRLC確認応答、によって)確認応答されたか、または確認応答を受信せずにSI要求の最大試行回数に達するまで継続されたことを示す。SI要求が確認応答された場合、UEはすべての要求SIB(すなわち、SI要求のSIB)を受信することができる。「ackedAndAllWantedSIBsReceived」、「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」、および「ackedAndNoWantedSIBsReceived」というENUMERATED値で示される。UEが確認応答を受信することなく、最大許容数のSI要求試行を行った場合、concededフィールドには値「maxAllowedAttemptsReachedWithoutAck」が設定される。abandonedフィールドの存在は、SI要求手順が確認応答を受け取らなかったとしても、最大許容試行回数が実行される前にSI要求手順が放棄されたことを示す。SI要求手順を放棄した理由は、このフィールドが提供する値で示される。
perRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfoList
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態でのDedicatedSIBRequestメッセージの送信を通して実行された連続したSI要求試行の数についての詳細情報を提供する。1回のSI要求試行は、関連するHARQ再送のセットで構成され得る。
perSI-RequestAttemptInfoList
このフィールドは、同じSS/PBCHブロックに関連するPRACHリソースを使用してランダムアクセスプリアンブルが送信された、連続したMsg1ベースまたはMsg3ベースのSI要求試行回数に関する詳細情報を提供する。
preciseUTC
このフィールドは、UTCに基づき、1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過ミリ秒数を示す。
receivedSIB-Types
このフィールドは、UEのSI要求が確認され(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、DedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求の場合はRLC確認応答が一致する)、UEが希望するSIB(すなわち、wantedSIB-Typesフィールドに示されたタイプのSIB)のすべてではなく少なくとも1つを受信した場合に、UEが受信した希望するSIB(もしあれば)を示す。このフィールドは、outcomeフィールドが存在する場合に表示される。このフィールドは、outcomeフィールドに値「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」に設定されたconcludedフィールドが含まれている場合に存在し、そうでない場合は存在しない。
relativeTimestamp
このフィールドは、initiationTimeフィールドで示される時刻から、relativeTimestampフィールドが関連するSI要求試行の開始までの経過時間を示す。Msg1に基づくSI要求試行とMsg3に基づくSI要求試行の場合、SI要求試行の開始はランダムアクセスプリアンブル送信に使用されるPRACH機会の最初のシンボルの開始である。DedicatedSIBRequestメッセージを使用するSI要求試行の場合、SI要求試行の開始は、DedicatedSIBRequestメッセージの送信に使用されるPUSCHリソースの最初のシンボルの開始である。SI要求試行がHARQ再送を含む場合、相対タイムスタンプは最初の送信の開始時刻を示す。
semiCoarseUTC
このフィールドは、UTCに基づき、1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過時間を示し、単位は2048ミリ秒である。
si-MessageReceptionInfo
このフィールドは、要求されたSIメッセージの受信または受信試行に関連する情報を提供する。UEが要求されたSIメッセージの受信試行しなかった場合、このフィールドは存在しない。これは、「ackedAndAllWantedSIBsReceived」、「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」、または「ackedAndNoWantedSIBsReceived」のいずれかの値に設定されたconcludedフィールドが結果フィールドに含まれる場合、このフィールドが存在することを意味する。
si-RequestAttemptsPerSSB-InfoLIst
このフィールドは、Msg1ベースまたはMsg3ベースのSI要求試行の連続するセットに関する詳細情報を提供し、各セットのSI要求試行は、特定の(同じ)SS/PBCHブロックに関連付けられたPRACHリソースを使用する。そのような連続するSI要求試行の各セットは、Si-ReqestAttemptsPerSSB-Infoフィールドに含まれる。
si-RequestType
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態において、Msg1ベースのSI要求、Msg3ベースのSI要求、またはDedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求のタイプのいずれかを示す。
si-RRC-ConnStateConfigInfo
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態のSI要求のメカニズムに関連する一般的な構成情報を提供する。
ssb-Index
このフィールドは、SI要求試行に対応するSS/PBCHブロックのSS/PBCHインデックスを示すために使用される。
wantedSIB-Types
このフィールドは、UEが(このSI-RequestReportインスタンスが関係するSI要求手順の間に)要求されたSIメッセージ内のSIBのうち、UEが関心を持つもの(すべてまたはサブセット)を示す。例えば、SIBX、SIBY、およびSIBZがオンデマンドで利用可能な同じSIメッセージに含まれ、SI-RequestReportのwantedSIB-TypesパラメータがSIBタイプXおよびYを示す場合、これは、SI-RequestReportが関係するSI要求手順において、UEがSIBX、SIBY、およびSIBZを含むSIメッセージを要求したが、UEはSIBXおよびSIBYにのみ関心があり、SIBZには関心がなかったことを意味する。(注:連続した試行の間に、UEが要求されたSIBまたは要求されたSIメッセージまたはSIBを変更した場合、これは新しいSI要求手順とみなされ、新しいSI-RequestReportとしてログ記録および報告されるべきである。)
【0060】
SI-RRC-ConnStateConfigInfoフィールドの説明
absoluteFrequencyPointA
このフィールドは、参照リソースブロック(共通RB0)の絶対周波数位置を示す。
locationAndBandwidth
このSI-RequestReportが関係するSI要求手順のDedicatedSIBRequestメッセージの伝送に使用される帯域幅部分の周波数領域の位置と帯域幅。
subcarrierSpacing
このフィールドは、このSI-RequestReportが関係するSI要求手順のDedicatedSIBRequestメッセージの送信に使用されたサブキャリア間隔を示す。
【0061】
条件付きプレゼンスおよび説明
ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived
このフィールドは、UEのSI要求が肯定応答され(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、DedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求の場合はRLC確認応答が一致する)、UEが希望するSIB(すなわち、wantedSIB-Typesフィールドに示されたタイプのSIB)を少なくとも1つ(すべてではない)受信した場合に、必ず存在する。したがって、outcomeフィールドに値「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」に設定されたconcludedフィールドが含まれる場合はこのフィールドは必須で存在し、そうでない場合はこのフィールドは存在しない。
msg1msg3Request
SI要求がMsg1ベースのSI要求メソッドまたはMsg3ベースのSI要求メソッドで実行された場合、このフィールドは必須である。そうでなければ、SI要求がDedicatedSIBRequestメッセージの送信によって実行された場合、このフィールドは存在しない。
msg3Request
SI要求がMsg3ベースのSI要求メソッドで実行された場合、このフィールドは必須である。
rrcConnStateRequest
SI要求がDedicatedSIBRequestメッセージの送信によって実行された場合、このフィールドは必須である。
si-MessageReceptionAttempted
このフィールドは、UEが少なくとも1つの要求されたSIメッセージに対して受信試行した場合(成功したか失敗したかのどちらかである)、存在することが必須である。
【0062】
LocationInfo
IE「LocationInfo」は、UEで利用可能な詳細な位置情報、Bluetooth、WLAN、およびセンサーの測定結果を転送するために使用される。
【0063】
LocationInfo情報要素
-- ASN1START
-- TAG-LOCATIONINFO-START
LocationInfo-r16 ::= SEQUENCE {
commonLocationInfo-r16 CommonLocationInfo-r16 OPTIONAL,
bt-LocationInfo-r16 LogMeasResultListBT-r16 OPTIONAL,
wlan-LocationInfo-r16 LogMeasResultListWLAN-r16 OPTIONAL,
sensor-LocationInfo-r16 Sensor-LocationInfo-r16 OPTIONAL,
...
}
-- TAG-LOCATIONINFO-STOP
-- ASN1STOP
【0064】
CommonLocationInfo
IE「CommonLocationInfo」は、測定値とUEの位置情報を関連付けるために、UEで利用可能な詳細な位置情報を転送するために使用される。
【0065】
CommonLocationInfo情報要素
-- ASN1START
-- TAG-COMMONLOCATIONINFO-START
CommonLocationInfo-r16 ::= SEQUENCE {
gnss-TOD-msec-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationTimestamp-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationCoordinate-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationError-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationSource-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
velocityEstimate-r16 OCTET STRING OPTIONAL
}
-- TAG-COMMONLOCATIONINFO-STOP
-- ASN1STOP
【0066】
CommonLocationInfoフィールドの説明
gnss-TOD-msec
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプgnss-TOD-msec。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationTimeStamp
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプDisplacementTimeStamp。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationCoordinate
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプLocationCoordinates。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationError
TS37.355[49]で定義されているパラメータLocationError。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationSource
TS37.355[49]で定義されているパラメータLocationSource。最初のオクテットの最初/左端のビットは、最上位ビットを含む。
velocityEstimate
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプVelocity。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
【0067】
実施例2
実施例1と同様に、この第2の実装例または実現例では、ASN.1コードは、UEが関与したSI要求手順に関するUEからgNBへのフィードバック情報を報告する目的で、新しいIEの導入に依存している(ここで、新しいIEはSI-ReqeustReport-r17と示される)。ただし、SI-RequestReport-r17IEの内部では、実施例1よりもRA-Report-r16IEに関連するパラメータの再利用が多い。ASN.1コードの最も関連する部分は黄色でハイライト(訳注:本翻訳文では下線)されている。このコードには、先に説明した情報項目の例がすべて含まれているわけではなく、このコードには、上記のテキストで開示されていない可能性がある、UEがネットワークに報告するSI要求関連のフィードバック情報の例も開示されている。
【0068】
UE-MeasurementsAvailable情報要素
-- ASN1START
-- TAG-UE-MeasurementsAvailable-START
UE-MeasurementsAvailable-r16 ::= SEQUENCE {
logMeasAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableBT-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableWLAN-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
connEstFailInfoAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
rlf-InfoAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
[[
si-RequestInfoAvailable-r17 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
]]
}
-- TAG-UE-MeasurementsAvailable-STOP
-- ASN1STOP
【0069】
UEInformationRequest
UEInformationRequestメッセージは、ネットワークがUEから情報を取得するために使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC-SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:ネットワークからUE
【0070】
UEInformationRequestメッセージ
-- ASN1START
-- TAG-UEINFORMATIONREQUEST-START
UEInformationRequest-r16 ::= SEQUENCE {
rrc-TransactionIdentifier RRC-TransactionIdentifier,
criticalExtensions CHOICE {
ueInformationRequest-r16 UEInformationRequest-r16-IEs,
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEInformationRequest-r16-IEs ::= SEQUENCE {
idleModeMeasurementReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
logMeasReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
connEstFailReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
ra-ReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
rlf-ReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
mobilityHistoryReportReq-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension UEInformationRequest-v1700-IEs OPTIONAL
}
UEInformationRequest-v1700-IEs ::= SEQUENCE {
si-RequestReportReq-r17 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need N
nonCriticalExtension SEQUENCE {} OPTIONAL
}
-- TAG-UEINFORMATIONREQUEST-STOP
-- ASN1STOP
【0071】
UEInformationRequest-IEフィールドの説明
connEstFailReportReq
このフィールドは、UEが接続障害に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
idleModeMeasurementReq
このフィールドは、UEInformationResponseメッセージでアイドル/非アクティブ測定情報があれば、UEがネットワークに報告しなければならないことを示す。
logMeasReportReq
このフィールドは、UEがログ記録された測定値に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
mobilityHistoryReportReq
このフィールドは、UEがモビリティ履歴情報に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
ra-ReportReq
このフィールドは、UEがランダムアクセス手順に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
rlf-ReportReq
このフィールドは、UEが無線リンク障害に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
siRequestReportReq
このフィールドは、UEがSI要求手順に関する情報を報告するか否かを示すために使用される。
【0072】
UEInformationResponse
UEInformationResponseメッセージは、ネットワークから要求された情報を転送するためにUEが使用する。
シグナリング無線ベアラ:SRB1またはSRB2(ログ記録された測定情報が含まれる場合)
RLC-SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからネットワーク
【0073】
UEInformationResponseメッセージ
-- ASN1START
-- TAG-UEINFORMATIONRESPONSE-START
UEInformationResponse-r16 ::= SEQUENCE {
rrc-TransactionIdentifier RRC-TransactionIdentifier,
criticalExtensions CHOICE {
ueInformationResponse-r16 UEInformationResponse-r16-IEs,
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEInformationResponse-r16-IEs ::= SEQUENCE {
measResultIdleEUTRA-r16 MeasResultIdleEUTRA-r16 OPTIONAL,
measResultIdleNR-r16 MeasResultIdleNR-r16 OPTIONAL,
logMeasReport-r16 LogMeasReport-r16 OPTIONAL,
connEstFailReport-r16 ConnEstFailReport-r16 OPTIONAL,
ra-ReportList-r16 RA-ReportList-r16 OPTIONAL,
rlf-Report-r16 RLF-Report-r16 OPTIONAL,
mobilityHistoryReport-r16 MobilityHistoryReport-r16 OPTIONAL,
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension UEInformationResponse-v1700-IEs OPTIONAL
}
LogMeasReport-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteTimeStamp-r16 AbsoluteTimeInfo-r16,
traceReference-r16 TraceReference-r16,
traceRecordingSessionRef-r16 OCTET STRING (SIZE (2)),
tce-Id-r16 OCTET STRING (SIZE (1)),
logMeasInfoList-r16 LogMeasInfoList-r16,
logMeasAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableBT-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableWLAN-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
}
LogMeasInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxLogMeasReport-r16)) OF LogMeasInfo-r16
LogMeasInfo-r16 ::= SEQUENCE {
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
relativeTimeStamp-r16 INTEGER (0..7200),
servCellIdentity-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
measResultServingCell-r16 MeasResultServingCell-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultListLogging2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
anyCellSelectionDetected-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
}
ConnEstFailReport-r16 ::= SEQUENCE {
measResultFailedCell-r16 MeasResultFailedCell-r16,
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
numberOfConnFail-r16 INTEGER (1..8),
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
...
}
MeasResultServingCell-r16 ::= SEQUENCE {
resultsSSB-Cell MeasQuantityResults,
resultsSSB SEQUENCE{
best-ssb-Index SSB-Index,
best-ssb-Results MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16)
} OPTIONAL
}
MeasResultFailedCell-r16 ::= SEQUENCE {
cgi-Info CGI-Info-Logging-r16,
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList
}
}
}
RA-ReportList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxRAReport-r16)) OF RA-Report-r16
RA-Report-r16 ::= SEQUENCE {
cellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16 OPTIONAL,
raPurpose-r16 ENUMERATED {accessRelated, beamFailureRecovery, reconfigurationWithSync, ulUnSynchronized,
schedulingRequestFailure, noPUCCHResourceAvailable, requestForOtherSI,
spare9, spare8, spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1},
...
}
RA-InformationCommon-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteFrequencyPointA-r16 ARFCN-ValueNR,
locationAndBandwidth-r16 INTEGER (0..37949),
subcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing,
msg1-FrequencyStart-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-FrequencyStartCFRA-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacingCFRA-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-FDM-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
msg1-FDMCFRA-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16,
...
}
PerRAInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAInfo-r16
PerRAInfo-r16 ::= CHOICE {
perRASSBInfoList-r16 PerRASSBInfo-r16,
perRACSI-RSInfoList-r16 PerRACSI-RSInfo-r16
}
PerRASSBInfo-r16 ::= SEQUENCE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
numberOfPreamblesSentOnSSB-r16 INTEGER (1..200),
perRAAttemptInfoList-r16 PerRAAttemptInfoList-r16
}
PerRACSI-RSInfo-r16 ::= SEQUENCE {
csi-RS-Index-r16 CSI-RS-Index,
numberOfPreamblesSentOnCSI-RS-r16 INTEGER (1..200)
}
PerRAAttemptInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAAttemptInfo-r16
PerRAAttemptInfo-r16 ::= SEQUENCE {
contentionDetected-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
dlRSRPAboveThreshold-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
...
}
RLF-Report-r16 ::= CHOICE {
nr-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
measResultLastServCell-r16 MeasResultRLFNR-r16,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultListNR-r16 MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultListEUTRA-r16 MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
} OPTIONAL,
c-RNTI-r16 RNTI-Value,
previousPCellId-r16 CHOICE {
nrPreviousCell-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraPreviousCell-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
failedPCellId-r16 CHOICE {
nrFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
eutraFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-InfoEUTRALogging,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 EUTRA-PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA
}
}
},
reconnectCellId-r16 CHOICE {
nrReconnectCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraReconnectCellId-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
timeUntilReconnection-16 TimeUntilReconnection-16 OPTIONAL,
reestablishmentCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
timeConnFailure-r16 INTEGER (0..1023) OPTIONAL,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
connectionFailureType-r16 ENUMERATED {rlf, hof},
rlf-Cause-r16 ENUMERATED {t310-Expiry, randomAccessProblem, rlc-MaxNumRetx,
beamFailureRecoveryFailure, lbtFailure-r16,
bh-rlfRecoveryFailure, spare2, spare1},
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
noSuitableCellFound-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16 OPTIONAL,
...
},
eutra-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
failedPCellId-EUTRA CGI-InfoEUTRALogging,
measResult-RLF-Report-EUTRA-r16 OCTET STRING,
...
}
}
MeasResultList2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2NR-r16
MeasResultList2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2EUTRA-r16
MeasResult2NR-r16 ::= SEQUENCE {
ssbFrequency-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
refFreqCSI-RS-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
measResultList-r16 MeasResultListNR
}
MeasResultListLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResultLogging2NR-r16
MeasResultLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR,
measResultListLoggingNR-r16 MeasResultListLoggingNR-r16
}
MeasResultListLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellReport)) OF MeasResultLoggingNR-r16
MeasResultLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB-r16 INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16) OPTIONAL
}
MeasResult2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA,
measResultList-r16 MeasResultListEUTRA
}
MeasResultRLFNR-r16 ::= SEQUENCE {
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList OPTIONAL,
ssbRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (64)) OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Indexes-r16 ResultsPerCSI-RS-IndexList OPTIONAL,
csi-rsRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (96)) OPTIONAL
} OPTIONAL
}
}
TimeSinceFailure-r16 ::= INTEGER (0..172800)
MobilityHistoryReport-r16 ::= VisitedCellInfoList-r16
TimeUntilReconnection-16 ::= INTEGER (0..172800)
UEInformationResponse-v1700-IEs ::= SEQUENCE {
si-RequestReportList-r17 SI-RequestReportList-r17
...
}
SI-RequestReportList-r17 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxSIRequestReport-r17)) OF SI-RequestReport-r17
SI-RequestReport-r17 ::= SEQUENCE {
cellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
wantedSIB-Types-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxSIB)) OF SIB-Type-r17,
siRequestType-r17 ENUMERATED {msg1Based, msg3Based, rrcConnectedStateRequest),
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16 OPTIONAL, -- Cond msg1msg3Request
si-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 SI-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 OPTIONAL, -- Cond rrcConnStateRequest
perRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfoList-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxNoOfSI-RequestAttemptsRRC-ConnState) OF PerRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfo-r17 OPTIONAL, -- Cond rrcConnStateRequest
initiationTime InitiationTimestamp,
locationInfo LocationInfo-r16 OPTIONAL,
outcome-r17 Outcome-r17,
receivedSIB-Types-r17 SEQUENCE (SIZE (1..maxSIB)) OF SIB-Type-r17 OPTIONAL, -- Cond ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived
si-MessageReceptionInfo-r17 SI-MessageReceptionInfo-r17
OPTIONAL, -- Cond si-MessageReceptionAttempted
...
}
SIB-Type-r17 ::= ENUMERATED {sibType2, sibType3, sibType4, sibType5, sibType6, sibType7, sibType8, sibType9, sibType10-v1610, sibType11-v1610, sibType12-v1610, sibType13-v1610, sibType14-v1610, spare3, spare2, spare1, ...}
InitiationTimestamp ::= CHOICE {
preciseUTC INTEGER (0..8796093022207),
coarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol CoarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol,
coarseUTC-HSFN-SFN-Slot CoarseUTC-HSFN-SFN-Slot,
coarseUTC-HSFN-SFN CoarseUTC-HSFN-SFN,
semiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol SemiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol,
semiCoarseUTC-SFN-Slot SemiCoarseUTC-SFN-Slot,
semiCoarseUTC-SFN SemiCoarseUTC-SFN,
hsfn-SFN-SlotSymbol HSFN-SFN-SlotSymbol,
hsfn-SFN-Slot HSFN-SFN-Slot,
hsfn-SFN HSFN-SFN,
gnssTime GNSS-Time
}
CoarseUTC-HSFN-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
CoarseUTC-HSFN-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
CoarseUTC-HSFN-SFN ::= SEQUENCE {
coarseUTC INTEGER (0..268435455),
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
SemiCoarseUTC-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
SemiCoarseUTC-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
SemiCoarseUTC-SFN ::= SEQUENCE {
semiCoarseUTC INTEGER (0..4294967295),
sfn INTEGER (0..1023)
}
HSFN-SFN-SlotSymbol ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159),
symbol INTEGER (0..13)
}
HSFN-SFN-Slot ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023),
slot INTEGER (0..159)
}
HSFN-SFN ::= SEQUENCE {
hsfn INTEGER (0..1023),
sfn INTEGER (0..1023)
}
GNSS-Time ::= SEQUENCE {
timeSource CHOICE {
gpsTime INTEGER (0..4398046511104),
galileoTime INTEGER (0..4398046511104),
glonassTime INTEGER (0..8796093022207),
beidouTime INTEGER (0..4398046511104),
...
},
leapSeconds INTEGER (-255..256) OPTIONAL,
}
Outcome-r17 ::= CHOICE {
concluded-r17 ENUMERATED {ackedAndAllWantedSIBsReceived, ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived, ackedAndNoWantedSIBsReceived, maxAllowedAttemptsReachedWithoutAck},
abandoned-r17 ENUMERATED {wantedSIBsReceived, subsetOfWantedSIBsReceived, lossOfCoverage, rlf, cellReselection, spare3, spare2, spare1, ...},
...
}
SI-MessageReceptionInfo-r17 ::= SEQUENCE (SIZE(1..maxSI-Message) OF PerSI-MessageReceptionInfo-r17)
PerSI-MessageReceptionInfo-r17 ::= SEQUENCE {
si-MessageNumber-r17 INTEGER (1..maxSI-Message),
numberOfReceptionAttempts-r17 INTEGER,
si-MessageReceptionResult-r17 ENUMERATED {success, failure},
...
}
SI-RRC-ConnStateConfigInfo-r17 ::= SEQUENCE {
absoluteFrequencyPointA-r16 ARFCN-ValueNR,
locationAndBandwidth-r16 INTEGER (0..37949),
subcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing,
...
}
PerRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfo-r17 ::= SEQUENCE {
numberOfHARQ-Retransmissions-r17 INTEGER,
relativeTimestamp RelativeTimestamp OPTIONAL, -- In case of HARQ retransmissions, the relative timestamp indicates the time of the first transmission.
...
}
RelativeTimestamp ::= CHOICE {
milliseconds INTEGER (0..1048575),
slots INTEGER (0..4194303),
symbols INTEGER (0..67108863),
...
}
-- TAG-UEINFORMATIONRESPONSE-STOP
-- ASN1STOP
【0074】
UEInformationResponse-IEフィールドの説明
logMeasReport
このフィールドは、ログ記録されたMDTに関連付けられたUEによって保存された測定結果を提供するために使用される。
measResultIdleEUTRA
RRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE中に実行されたEUTRA測定結果。
measResultIdleNR
RRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE中に実行されたNR測定結果。
ra-ReportList
このフィールドは、過去に成功したランダムアクセス手順の数maxRAReport-r16までUEが保存するRA報告のリストを提供するために使用される。
rlf-Report
このフィールドは、RLF報告関連の内容を示すために使用される。
SI-RequestReportList
このフィールドは、SI要求手順のmaxSIRequestReport数までの過去についてUEが保存するSI要求報告のリストを含む。
【0075】
RA-Reportフィールドの説明
absoluteFrequencyPointA
このフィールドは、参照リソースブロック(共通RB0)の絶対周波数位置を示す。
cellID
このフィールドは、関連するランダムアクセス手順が実行されたセルのCGIを示す。
contentionDetected
このフィールドは、指定されたランダムアクセス試行で送信プリアンブルの競合が検出されたか否かを示すために使用される。このフィールドは、UEがランダムアクセス試行を行う際に競合のないランダムアクセスリソースを使用する場合、またはraPurposeがrequestForOtherSIに設定されている場合には含まれない。
csi-RS-Index
このフィールドは、ランダムアクセスの試みに対応するCSI-RSインデックスを示すために使用される。
dlRSRPAboveThreshold
このフィールドは、ランダムアクセス試行に関連するDLビーム(SSB)品質が、ビーム障害回復のために開始されたランダムアクセス手順に選択されたUL_BWPのUL_BWP構成のbeamFailureRecoveryConfigの閾値rsrp-ThresholdSSBを上回ったか下回ったかを示すために使用される。
locationAndBandwidth
UEが使用するランダムアクセスリソースに関連する帯域幅部分の周波数領域の位置および帯域幅。
numberOfPreamblesSentOnCSI-RS
このフィールドは、対応するCSI-RSで送信された連続するRAプリアンブルの総数を示すために使用される。
numberOfPreamblesSentOnSSB
このフィールドは、対応するSS/PBCHブロックで送信された連続するRAプリアンブルの総数を示すために使用される。
perRAAttemptInfoList
このフィールドは、ランダムアクセスの試行に関する詳細情報を提供する。
perRAInfoList
このフィールドは、ランダムアクセス試行の時系列順に、各ランダムアクセス試行に関する詳細情報を提供する。
perRACSI-RSInfoList
このフィールドは、同じCSI-RSに関連する連続したランダムアクセス試行に関する詳細情報を提供する。
perRASSBInfoList
このフィールドは、同じSS/PBCHブロックに関連する連続したランダムアクセス試行に関する詳細情報を提供する。
raPurpose
このフィールドは、RA報告エントリがトリガされるRAシナリオを示すために使用される。RRC_IDLEからの初期アクセス、RRC-INACTIVEからの移行、およびMSG3に基づくSI要求に関連するRAアクセスは、インジケータ「accessRelated」を使用して示される。インジケータbeamFailureRecoveryは、SpCell[3]でビーム障害回復に関連するRA手順が成功した場合に使用される。インジケータreconfigurationWithSyncは、UEが同期を伴う再構成を実行した場合に使用される。インジケータulUnSynchronizedは、PTAG内でtimeAlignmentTimerが実行されていないときに、RRC_CONNECTED中にDLまたはULのデータ到着によってSpCell内でランダムアクセス手順が開始された場合、またはPDCCHオーダーによってサービングセル内でRA手順が開始された場合に使用される[3]。インジケータschedulingRequestFailureは、SR失敗の場合に使用される[3]。インジケータnoPUCCHResourceAvailableは、UEに有効なSR_PUCCHリソースが構成されていない場合に使用される[3]。インジケータrequestForOtherSIは、要求SI要求に基づくMSG1に使用される。
ra-InformationCommon
このフィールドは、RA報告とRLF報告の間で共通のランダムアクセス関連情報を示すために使用される。RA報告では、このフィールドの提示は必須である。RLF報告の場合、connectionFailureTypeが「hof」に設定されているか、connectionFailureTypeが「rlf」に設定されており、rlf-Causeが「randomAccessProblem」または「beamRecoveryFailure」に等しい場合、このフィールドはオプションで提示される。
ssb-Index
このフィールドは、ランダムアクセス試行に対応するSS/PBCHブロックのSS/PBCHインデックスを示すために使用される。
subcarrierSpacing
UEが使用するランダムアクセスリソースに関連するBWPで使用されるサブキャリア間隔。
【0076】
SI-RequestReportフィールドの説明
cellID
このフィールドは、関連するSI要求手順が実行されたセルのセルIDを、CGIまたはPCIと搬送波周波数の組み合わせの形で示す。
coarseUTC
このフィールドは、UTCに従って1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過時間を32768ミリ秒の単位で示す。
contentionDetected
このフィールドは、Msg3ベースのSI要求を試行した場合に、送信されたプリアンブルの競合が検出されたかどうかを示すために使用される。UEがMsg1ベースのSI要求を使用する場合、このフィールドは含まれない。
dlRSRPAboveThreshold
このフィールドは、SI要求手順に選択されたUL_BWPのUL_BWP構成において、SI要求試行に関連するDLビーム(SSB)のRSRPがrach-ConfigCommonの閾値rsrp-ThresholdSSB以上であったか未満であったかを示すために使用される。
gnssTime
このフィールドは、それぞれのGNSS時刻ソースの時刻保持開始からの経過ミリ秒数を示す。
initiationTime
このフィールドは、SI要求手順が開始された時刻を示す。Msg1およびMsg3に基づくSI要求の場合、この時刻はランダムアクセスプリアンブル送信に使用されるPRACHオケージョンの最初のシンボルの開始時刻である。RRC_CONNECTED状態でDedicatedSIBReqeustメッセージを使用するSI要求の場合、示された時間はDedicatedSIBReqeustメッセージを伝送するPUSCH伝送の最初のシンボル(HARQ再送信の場合は最初の伝送)の開始時刻である。パラメータで使用される時間表現がより粗い粒度を持つ場合、指示された(丸められた)時間は、実際の開始時間に最も近い値であるべきである。
locationInfo
このフィールドには、UEの位置情報と、場合によってはUEの速度情報が含まれる。理想的には、SI要求手順の開始時のUEの位置(および該当する場合は速度)を示すべきですが、報告された位置情報は、commonLocationInfoIEのlocationTimestampパラメータで示されるように、異なる時間に収集された可能性もある。
outcome
このフィールドは、SI要求手順の結果を示す。フィールド「concluded」が存在することは、SI要求手順が(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、またはDedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求のRLC確認応答、によって)確認応答されたか、または確認応答を受信せずにSI要求の最大試行回数に達するまで継続されたことを示す。SI要求が確認応答された場合、UEはすべての要求SIB(すなわち、SI要求のSIB)を受信することができる。「ackedAndAllWantedSIBsReceived」、「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」、および「ackedAndNoWantedSIBsReceived」というENUMERATED値で示される。UEが確認応答を受信することなく、最大許容数のSI要求試行を行った場合、concededフィールドには値「maxAllowedAttemptsReachedWithoutAck」が設定される。abandonedフィールドの存在は、SI要求手順が確認応答を受け取らなかったとしても、最大許容試行回数が実行される前にSI要求手順が放棄されたことを示す。SI要求手順を放棄した理由は、このフィールドが提供する値で示される。
perRRC-ConnStateSI-RequestAttemptInfoList
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態でのDedicatedSIBRequestメッセージの送信を通して実行された連続したSI要求試行の数についての詳細情報を提供する。1回のSI要求試行は、関連するHARQ再送のセットで構成され得る。
preciseUTC
このフィールドは、UTCに基づき、1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過ミリ秒数を示す。
receivedSIB-Types
このフィールドは、UEのSI要求が確認され(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、DedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求の場合はRLC確認応答が一致する)、UEが希望するSIB(すなわち、wantedSIB-Typesフィールドに示されたタイプのSIB)のすべてではなく少なくとも1つを受信した場合に、UEが受信した希望するSIB(もしあれば)を示す。このフィールドは、outcomeフィールドが存在する場合に表示される。このフィールドは、outcomeフィールドに値「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」に設定されたconcludedフィールドが含まれている場合に存在し、そうでない場合は存在しない。
relativeTimestamp
このフィールドは、initiationTimeフィールドで示される時刻から、relativeTimestampフィールドが関連するSI要求試行の開始までの経過時間を示す。Msg1に基づくSI要求試行とMsg3に基づくSI要求試行の場合、SI要求試行の開始はランダムアクセスプリアンブル送信に使用されるPRACHオケージョンの最初のシンボルの開始である。DedicatedSIBRequestメッセージを使用するSI要求試行の場合、SI要求試行の開始は、DedicatedSIBRequestメッセージの送信に使用されるPUSCHリソースの最初のシンボルの開始である。SI要求試行がHARQ再送を含む場合、相対タイムスタンプは最初の送信の開始時刻を示す。
semiCoarseUTC
このフィールドは、UTCに基づき、1899年12月31日と1900年1月1日との間の深夜からの経過時間を示し、単位は2048ミリ秒である。
si-MessageReceptionInfo
このフィールドは、要求されたSIメッセージの受信または受信の試みに関連する情報を提供する。UEが要求されたSIメッセージの受信を試みなかった場合、このフィールドは存在しない。これは、「ackedAndAllWantedSIBsReceived」、「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」、または「ackedAndNoWantedSIBsReceived」のいずれかの値に設定されたconcludedフィールドが結果フィールドに含まれる場合、このフィールドが存在することを意味する。
si-RequestType
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態において、Msg1ベースのSI要求、Msg3ベースのSI要求、またはDedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求のタイプのいずれかを示す。
si-RRC-ConnStateConfigInfo
このフィールドは、RRC_CONNECTED状態のSI要求のメカニズムに関連する一般的な構成情報を提供する。
ssb-Index
このフィールドは、SI要求試行に対応するSS/PBCHブロックのSS/PBCHインデックスを示すために使用される。
wantedSIB-Types
このフィールドは、UEが(このSI-RequestReportインスタンスが関係するSI要求手順の間に)要求されたSIメッセージ内のSIBのうちのどれ(すべてまたはサブセット)に興味があるかを示す。例えば、SIBX、SIBY、およびSIBZがオンデマンドで利用可能な同じSIメッセージに含まれ、SI-RequestReportのwantedSIB-TypesパラメータがSIBタイプXおよびYを示す場合、これは、SI-RequestReportが関係するSI要求手順において、UEがSIBX、SIBY、およびSIBZを含むSIメッセージを要求したが、UEはSIBXおよびSIBYにのみ関心があり、SIBZには関心がなかったことを意味する。(注:連続した試行の間に、UEが要求されたSIBまたは要求されたSIメッセージまたはSIBを変更した場合、これは新しいSI要求手順とみなされ、新しいSI-RequestReportとしてログ記録および報告されるべきである。)
【0077】
SI-RRC-ConnStateConfigInfoフィールドの説明
absoluteFrequencyPointA
このフィールドは、参照リソースブロック(共通RB0)の絶対周波数位置を示す。
locationAndBandwidth
このSI-RequestReportが関係するSI要求手順のDedicatedSIBRequestメッセージの伝送に使用される帯域幅部分の周波数領域の位置と帯域幅。
subcarrierSpacing
このフィールドは、このSI-RequestReportが関係するSI要求手順のDedicatedSIBRequestメッセージの送信に使用されたサブキャリア間隔を示す。
【0078】
条件付きプレゼンスおよび説明
ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived
このフィールドは、UEのSI要求が肯定応答され(Msg1ベースのSI要求の場合はMsg2のRAPIDフィールドが一致するか、Msg3ベースのSI要求の場合はMsg4のUE_Contention_Resolution_ID_MAC_CEが一致するか、DedicatedSIBRequestメッセージを使用したSI要求の場合はRLC確認応答が一致する)、UEが希望するSIB(すなわち、wantedSIB-Typesフィールドに示されたタイプのSIB)を少なくとも1つ(すべてではない)受信した場合に、必ず存在する。したがって、outcomeフィールドに値「ackedAndSubsetOfWantedSIBsReceived」に設定されたconcludedフィールドが含まれる場合はこのフィールドは必須で存在し、そうでない場合はこのフィールドは存在しない。
msg1msg3Request
SI要求がMsg1ベースのSI要求メソッドまたはMsg3ベースのSI要求メソッドで実行された場合、このフィールドは必須である。そうでなければ、SI要求がDedicatedSIBRequestメッセージの送信によって実行された場合、このフィールドは存在しない。
msg3Request
SI要求がMsg3ベースのSI要求メソッドで実行された場合、このフィールドは必須である。
rrcConnStateRequest
SI要求がDedicatedSIBRequestメッセージの送信によって実行された場合、このフィールドは必須である。
si-MessageReceptionAttempted
このフィールドは、UEが少なくとも1つの要求されたSIメッセージに対して受信試行した場合(成功したか失敗したかのどちらかである)、存在することが必須である。
【0079】
LocationInfo
IE「LocationInfo」は、UEで利用可能な詳細位置情報、Bluetooth、WLAN、およびセンサーの測定結果を転送するために使用される。
【0080】
LocationInfo情報要素
-- ASN1START
-- TAG-LOCATIONINFO-START
LocationInfo-r16 ::= SEQUENCE {
commonLocationInfo-r16 CommonLocationInfo-r16 OPTIONAL,
bt-LocationInfo-r16 LogMeasResultListBT-r16 OPTIONAL,
wlan-LocationInfo-r16 LogMeasResultListWLAN-r16 OPTIONAL,
sensor-LocationInfo-r16 Sensor-LocationInfo-r16 OPTIONAL,
...
}
-- TAG-LOCATIONINFO-STOP
-- ASN1STOP
【0081】
CommonLocationInfo
IE「CommonLocationInfo」は、測定値とUEの位置情報を関連付けるために、UEで利用可能な詳細な位置情報を転送するために使用される。
【0082】
CommonLocationInfo情報要素
-- ASN1START
-- TAG-COMMONLOCATIONINFO-START
CommonLocationInfo-r16 ::= SEQUENCE {
gnss-TOD-msec-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationTimestamp-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationCoordinate-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationError-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
locationSource-r16 OCTET STRING OPTIONAL,
velocityEstimate-r16 OCTET STRING OPTIONAL
}
-- TAG-COMMONLOCATIONINFO-STOP
-- ASN1STOP
【0083】
CommonLocationInfoフィールドの説明
gnss-TOD-msec
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプgnss-TOD-msec。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationTimeStamp
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプDisplacementTimeStamp。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationCoordinate
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプLocationCoordinates。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationError
TS37.355[49]で定義されているパラメータLocationError。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
locationSource
TS37.355[49]で定義されているパラメータLocationSource。最初のオクテットの最初/左端のビットは、最上位ビットを含む。
velocityEstimate
TS37.355[49]で定義されているパラメータタイプVelocity。最初のオクテットの最初/左端のビットは最上位ビットを含む。
【0084】
実施例3
以下は、さらに別の非限定的な実施例である。
【0085】
UEInformationResponseメッセージ
-- ASN1START
-- TAG-UEINFORMATIONRESPONSE-START
UEInformationResponse-r16 ::= SEQUENCE {
rrc-TransactionIdentifier RRC-TransactionIdentifier,
criticalExtensions CHOICE {
ueInformationResponse-r16 UEInformationResponse-r16-IEs,
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEInformationResponse-r16-IEs ::= SEQUENCE {
measResultIdleEUTRA-r16 MeasResultIdleEUTRA-r16 OPTIONAL,
measResultIdleNR-r16 MeasResultIdleNR-r16 OPTIONAL,
logMeasReport-r16 LogMeasReport-r16 OPTIONAL,
connEstFailReport-r16 ConnEstFailReport-r16 OPTIONAL,
ra-ReportList-r16 RA-ReportList-r16 OPTIONAL,
rlf-Report-r16 RLF-Report-r16 OPTIONAL,
mobilityHistoryReport-r16 MobilityHistoryReport-r16 OPTIONAL,
SI-ReportList-r17 SI-ReportList-r17 OPTIONAL,
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension SEQUENCE {} OPTIONAL
}
SI-ReportList-r17 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxSIReport-r17)) OF SI-Report-r17
SI-Report-r17 ::= SEQUENCE {
cellId-r17 CHOICE {
cellGlobalId-r17 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r17 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
SuccessfulSIRequestAck-r17 BOOLEAN OPTIONAL,
SuccessfulSIAcquiring-r17 BOOLEAN OPTIONAL,
SuccessfulSIAcquiringWithAbortedRACH BOOLEAN OPTIONAL,
ListenToNearestSIWindow BOOLEAN OPTIONAL,
measResultServingCell-r16 MeasResultServingCell-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultListLogging2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
...
}
LogMeasReport-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteTimeStamp-r16 AbsoluteTimeInfo-r16,
traceReference-r16 TraceReference-r16,
traceRecordingSessionRef-r16 OCTET STRING (SIZE (2)),
tce-Id-r16 OCTET STRING (SIZE (1)),
logMeasInfoList-r16 LogMeasInfoList-r16,
logMeasAvailable-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableBT-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
logMeasAvailableWLAN-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
...
}
LogMeasInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxLogMeasReport-r16)) OF LogMeasInfo-r16
LogMeasInfo-r16 ::= SEQUENCE {
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
relativeTimeStamp-r16 INTEGER (0..7200),
servCellIdentity-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
measResultServingCell-r16 MeasResultServingCell-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultListLogging2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
anyCellSelectionDetected-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL
}
ConnEstFailReport-r16 ::= SEQUENCE {
measResultFailedCell-r16 MeasResultFailedCell-r16,
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultNeighCellListNR MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultNeighCellListEUTRA MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
},
numberOfConnFail-r16 INTEGER (1..8),
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
...
}
MeasResultServingCell-r16 ::= SEQUENCE {
resultsSSB-Cell MeasQuantityResults,
resultsSSB SEQUENCE{
best-ssb-Index SSB-Index,
best-ssb-Results MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16)
} OPTIONAL
}
MeasResultFailedCell-r16 ::= SEQUENCE {
cgi-Info CGI-Info-Logging-r16,
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList
}
}
}
RA-ReportList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxRAReport-r16)) OF RA-Report-r16
RA-Report-r16 ::= SEQUENCE {
cellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16,
raPurpose-r16 ENUMERATED {accessRelated, beamFailureRecovery, reconfigurationWithSync, ulUnSynchronized,
schedulingRequestFailure, noPUCCHResourceAvailable, requestForOtherSI,
spare9, spare8, spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1}
}
RA-InformationCommon-r16 ::= SEQUENCE {
absoluteFrequencyPointA-r16 ARFCN-ValueNR,
locationAndBandwidth-r16 INTEGER (0..37949),
subcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing,
msg1-FrequencyStart-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-FrequencyStartCFRA-r16 INTEGER (0..maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacing-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-SubcarrierSpacingCFRA-r16 SubcarrierSpacing OPTIONAL,
msg1-FDM-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
msg1-FDMCFRA-r16 ENUMERATED {one, two, four, eight} OPTIONAL,
perRAInfoList-r16 PerRAInfoList-r16
}
PerRAInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAInfo-r16
PerRAInfo-r16 ::= CHOICE {
perRASSBInfoList-r16 PerRASSBInfo-r16,
perRACSI-RSInfoList-r16 PerRACSI-RSInfo-r16
}
PerRASSBInfo-r16 ::= SEQUENCE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
numberOfPreamblesSentOnSSB-r16 INTEGER (1..200),
perRAAttemptInfoList-r16 PerRAAttemptInfoList-r16
}
PerRACSI-RSInfo-r16 ::= SEQUENCE {
csi-RS-Index-r16 CSI-RS-Index,
numberOfPreamblesSentOnCSI-RS-r16 INTEGER (1..200)
}
PerRAAttemptInfoList-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..200)) OF PerRAAttemptInfo-r16
PerRAAttemptInfo-r16 ::= SEQUENCE {
contentionDetected-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
dlRSRPAboveThreshold-r16 BOOLEAN OPTIONAL,
...
}
RLF-Report-r16 ::= CHOICE {
nr-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
measResultLastServCell-r16 MeasResultRLFNR-r16,
measResultNeighCells-r16 SEQUENCE {
measResultListNR-r16 MeasResultList2NR-r16 OPTIONAL,
measResultListEUTRA-r16 MeasResultList2EUTRA-r16 OPTIONAL
} OPTIONAL,
c-RNTI-r16 RNTI-Value,
previousPCellId-r16 CHOICE {
nrPreviousCell-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraPreviousCell-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
failedPCellId-r16 CHOICE {
nrFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR
}
},
eutraFailedPCellId-r16 CHOICE {
cellGlobalId-r16 CGI-InfoEUTRALogging,
pci-arfcn-r16 SEQUENCE {
physCellId-r16 EUTRA-PhysCellId,
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA
}
}
},
reconnectCellId-r16 CHOICE {
nrReconnectCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16,
eutraReconnectCellId-r16 CGI-InfoEUTRALogging
} OPTIONAL,
timeUntilReconnection-16 TimeUntilReconnection-16 OPTIONAL,
reestablishmentCellId-r16 CGI-Info-Logging-r16 OPTIONAL,
timeConnFailure-r16 INTEGER (0..1023) OPTIONAL,
timeSinceFailure-r16 TimeSinceFailure-r16,
connectionFailureType-r16 ENUMERATED {rlf, hof},
rlf-Cause-r16 ENUMERATED {t310-Expiry, randomAccessProblem, rlc-MaxNumRetx,
beamFailureRecoveryFailure, lbtFailure-r16,
bh-rlfRecoveryFailure, spare2, spare1},
locationInfo-r16 LocationInfo-r16 OPTIONAL,
noSuitableCellFound-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL,
ra-InformationCommon-r16 RA-InformationCommon-r16 OPTIONAL,
...
},
eutra-RLF-Report-r16 SEQUENCE {
failedPCellId-EUTRA CGI-InfoEUTRALogging,
measResult-RLF-Report-EUTRA-r16 OCTET STRING,
...
}
}
MeasResultList2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2NR-r16
MeasResultList2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResult2EUTRA-r16
MeasResult2NR-r16 ::= SEQUENCE {
ssbFrequency-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
refFreqCSI-RS-r16 ARFCN-ValueNR OPTIONAL,
measResultList-r16 MeasResultListNR
}
MeasResultListLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE(SIZE (1..maxFreq)) OF MeasResultLogging2NR-r16
MeasResultLogging2NR-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueNR,
measResultListLoggingNR-r16 MeasResultListLoggingNR-r16
}
MeasResultListLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellReport)) OF MeasResultLoggingNR-r16
MeasResultLoggingNR-r16 ::= SEQUENCE {
physCellId-r16 PhysCellId,
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults,
numberOfGoodSSB-r16 INTEGER (1..maxNrofSSBs-r16) OPTIONAL
}
MeasResult2EUTRA-r16 ::= SEQUENCE {
carrierFreq-r16 ARFCN-ValueEUTRA,
measResultList-r16 MeasResultListEUTRA
}
MeasResultRLFNR-r16 ::= SEQUENCE {
measResult-r16 SEQUENCE {
cellResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Cell-r16 MeasQuantityResults OPTIONAL
},
rsIndexResults-r16 SEQUENCE{
resultsSSB-Indexes-r16 ResultsPerSSB-IndexList OPTIONAL,
ssbRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (64)) OPTIONAL,
resultsCSI-RS-Indexes-r16 ResultsPerCSI-RS-IndexList OPTIONAL,
csi-rsRLMConfigBitmap-r16 BIT STRING (SIZE (96)) OPTIONAL
} OPTIONAL
}
}
TimeSinceFailure-r16 ::= INTEGER (0..172800)
MobilityHistoryReport-r16 ::= VisitedCellInfoList-r16
TimeUntilReconnection-16 ::= INTEGER (0..172800)
【0086】
図2は、いくつかの実施形態による通信システム200の例を示す。この例では、通信システム200は、無線アクセスネットワーク(RAN)などのアクセスネットワーク204と、1つまたは複数のコアネットワークノード208を含むコアネットワーク206とを含む電気通信ネットワーク202を含む。アクセスネットワーク204は、ネットワークノード210aおよび210b(そのうちの1つまたは複数を一般にネットワークノード210と呼ぶことがある)などの1つまたは複数のアクセスネットワークノード、または他の同様の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスノードまたは非3GPPアクセスポイントを含む。ネットワークノード210は、UE212a、212b、212c、および212d(これらのうちの1つまたは複数を一般にUE212と呼ぶことがある)を1つまたは複数の無線接続を介してコアネットワーク206に接続することなどにより、ユーザ装置(UE)の直接接続または間接接続を容易にする。
【0087】
無線接続を介した例示的な無線通信には、電磁波、電波、赤外線、および/またはワイヤ、ケーブル、または他の物質導体を使用せずに情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することが含まれる。さらに、異なる実施形態では、通信システム200は、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、UE、および/または、有線接続または無線接続のいずれを介するかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を促進または参加し得る任意の他のコンポーネントまたはシステムを含み得る。通信システム200は、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、無線ネットワーク、および/または他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインタフェースすることができる。
【0088】
UE212は、ネットワークノード210および他の通信デバイスと無線通信するように配置、構成、および/または動作可能な無線デバイスを含む、多種多様な通信デバイスのいずれであってもよい。同様に、ネットワークノード210は、UE212と、および/または電気通信ネットワーク202内の他のネットワークノードまたは機器と、直接的または間接的に通信するように配置、構成、および/または動作可能であり、無線ネットワークアクセスなどのネットワークアクセスを可能にする、および/または提供する、および/または電気通信ネットワーク202内の管理などの他の機能を実行する。
【0089】
描かれている例では、コアネットワーク206はネットワークノード210をホスト216などの1つ以上のホストに接続している。これらの接続は、1つ以上の中間ネットワークまたはデバイスを介して直接または間接的に行われる。他の例では、ネットワークノードはホストに直接結合されてもよい。コアネットワーク206は、ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントで構造化された1つ以上のコアネットワークノード(例えば、コアネットワークノード208)を含む。これらのコンポーネントの機能は、UE、ネットワークノード、および/またはホストに関して説明したものと実質的に類似している場合があり、そのようなコンポーネントの説明は、コアネットワークノード208の対応するコンポーネントに一般的に適用可能である。例示的なコアネットワークノードは、移動交換センタ(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)、ホーム加入者サーバ(HSS)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、認証サーバ機能(AUSF)、加入者識別子非通知機能(SIDF)、統合データ管理(UDM)、セキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)、ネットワーク露出機能(NEF)、および/またはユーザプレーン機能(UPF)のうちの1つまたは複数の機能を含む。
【0090】
ホスト216は、アクセスネットワーク204および/または電気通信ネットワーク202のオペレータまたはプロバイダ以外のサービスプロバイダの所有または管理下にあり、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって運営されることがある。ホスト216は、1つ以上のサービスを提供するために様々なアプリケーションをホストすることができる。そのようなアプリケーションの例としては、ライブおよび録画済みのオーディオ/ビデオコンテンツ、複数のUEによって検出された様々な周囲の状況に関するデータを取得およびコンパイルするようなデータ収集サービス、分析機能、ソーシャルメディア、リモートデバイスを制御または他の方法で相互作用するための機能、アラームおよび監視センターのための機能、またはサーバによって実行される他の任意のそのような機能が挙げられる。
【0091】
全体として、
図2の通信システム200は、UE、ネットワークノード、およびホスト間の接続を可能にする。その意味で、通信システムは、これらに限定されないが、以下のような特定の規格など、事前に定義された規則または手順に従って動作するように構成することができる:例えば、移動通信のためのグルーバルシステム(GSM)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の適切な2G、3G、4G、5G標準、または適用可能な任意の将来世代標準(例えば6G)、電気電子学会(IEEE)802.11標準(WiFi)などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)標準、および/または、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Wave、近距離無線通信(NFC)、ZigBee、LiFi、および/またはLoRaやSigfoxなどの低電力広域ネットワーク(LPWAN)標準などの他の適切な無線通信標準。
【0092】
いくつかの例では、電気通信ネットワーク202は、3GPP標準化機能を実装するセルラーネットワークである。したがって、電気通信ネットワーク202は、電気通信ネットワーク202に接続される異なるデバイスに異なる論理ネットワークを提供するために、ネットワークスライシングをサポートすることができる。例えば、電気通信ネットワーク202は、一部のUEに超信頼低遅延通信(URLLC)サービスを提供する一方で、他のUEにエンハンスドモバイルブロードバンド(eMBB)サービスを提供し、および/またはさらなるUEに大規模マシン型通信(mMTC)/大規模IoTサービスを提供することができる。
【0093】
いくつかの例では、UE212は、人間の直接的なインタラクションなしに情報を送信および/または受信するように構成される。例えば、UEは、所定のスケジュールで、内部または外部のイベントによってトリガされたときに、またはアクセスネットワーク204からの要求に応答して、アクセスネットワーク204に情報を送信するように設計され得る。さらに、UEは、シングルまたはマルチRATまたはマルチスタンダードモードで動作するように構成される場合がある。例えば、UEは、Wi-Fi、NR(ニューラジオ)、およびLTEのいずれか1つまたは構成で動作することができ、すなわち、E-UTRAN(進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク)ニューラジオ-デュアル接続(EN-DC)などのマルチ無線デュアル接続(MR-DC)のために構成され得る。
【0094】
実施例では、ハブ214は、アクセスネットワーク204と通信して、1つまたは複数のUE(例えば、UE212cおよび/または212d)とネットワークノード(例えば、ネットワークノード210b)との間の間接的な通信を促進する。いくつかの例では、ハブ214は、コントローラ、ルータ、コンテンツソースおよび分析、またはUEに関する本明細書で説明される他の通信デバイスのいずれかであってもよい。例えば、ハブ214は、UEのコアネットワーク206へのアクセスを可能にするブロードバンドルータであってもよい。別の例として、ハブ214は、UE内の1つまたは複数のアクチュエータにコマンドまたは命令を送信するコントローラであってもよい。コマンドまたは命令は、UE、ネットワークノード210から、またはハブ214内の実行可能コード、スクリプト、プロセス、または他の命令によって受信され得る。別の例として、ハブ214は、UEデータの一時的なストレージとして機能するデータコレクタであってもよく、いくつかの実施形態では、データの分析または他の処理を実行してもよい。別の例として、ハブ214はコンテンツソースであってもよい。例えば、VRヘッドセット、ディスプレイ、スピーカ、または他のメディア配信デバイスであるUEの場合、ハブ214は、ネットワークノードを介して、VRアセット、ビデオ、オーディオ、または感覚情報に関連する他のメディアまたはデータを取得することができ、ハブ214は、その後、直接、ローカル処理を実行した後、および/または追加のローカルコンテンツを追加した後のいずれかで、UEに提供する。さらに別の例では、ハブ214は、特に1つまたは複数のUEが低エネルギーIoTデバイスである場合に、UEのプロキシサーバまたはオーケストレータとして機能する。
【0095】
ハブ214は、ネットワークノード210bへの常時/持続的または断続的な接続を有することができる。ハブ214はまた、ハブ214とUE(例えば、UE212cおよび/または212d)との間、ならびにハブ214とコアネットワーク206との間で、異なる通信方式および/またはスケジュールを可能にすることができる。他の例では、ハブ214は、有線接続を介してコアネットワーク206および/または1つ以上のUEに接続される。さらに、ハブ214は、アクセスネットワーク204を介してM2Mサービスプロバイダに、および/または直接接続を介して別のUEに接続するように構成される場合がある。一部のシナリオでは、UEは、有線接続または無線接続を介してハブ214を介して接続されたまま、ネットワークノード210との無線接続を確立することができる。一部の実施形態では、ハブ214は、専用ハブ、すなわち、UEとの間の通信をネットワークノード210bから/ネットワークノード210bにルーティングすることを主機能とするハブであってもよい。他の実施形態では、ハブ214は、非専用ハブ、すなわち、UEとネットワークノード210bとの間の通信をルーティングするように動作可能であるが、特定のデータチャネルの通信開始点および/または通信終了点として追加的に動作可能なデバイスであってもよい。
【0096】
図3は、いくつかの実施形態によるUE300を示す。本明細書で使用される場合、UEは、ネットワークノードおよび/または他のUEと無線通信することができ、構成され、配置され、および/または動作可能なデバイスを指す。UEの例としては、スマートフォン、携帯電話、セルラー電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生アプライアンス、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵装置(LEE)、ラップトップ搭載装置(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内装置(CPE)、車載または車載組込み/統合無線デバイスなどが挙げられるが、これらに限定されない。他の例には、狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別された任意のUEが含まれる。
【0097】
UEは、例えば、サイドリンク通信、専用の短範囲通信(DSRC)、車-車間通信(V2V)、車-インフラ間通信(V2I)、または車-任意間通信(V2X)のための3GPP標準規格を実装することにより、デバイス間(D2D)通信をサポートすることができる。他の例では、UEは、関連デバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味でのユーザを必ずしも持たない場合がある。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる操作を意図しているが、特定の人間のユーザとは関連付けられない、または当初は関連付けられない可能性があるデバイスを表す場合がある(例えば、スマートスプリンクラー制御装置)。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売またはエンドユーザによる操作を意図していないが、ユーザと関連付けられるか、またはユーザの利益のために操作される可能性があるデバイスを表す場合がある(たとえば、スマート電力メータ)。
【0098】
UE300は、バス304を介して、入出力インタフェース306、電源308、メモリ310、通信インタフェース312、および/または任意の他のコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせに動作可能に結合された処理回路302を含む。特定のUEは、
図3に示されたコンポーネントのすべてまたはサブセットを利用することができる。コンポーネント間の統合レベルは、UEごとに異なる場合がある。さらに、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、送受信機、送信機、受信機など、コンポーネントの複数のインスタンスを含む場合がある。
【0099】
処理回路302は、命令およびデータを処理するように構成され、メモリ310にマシン可読コンピュータプログラムとして格納された命令を実行するように動作する任意の逐次ステートマシンを実装するように構成され得る。処理回路302は、1つまたは複数のハードウェア実装ステートマシン(例えば、ディスクリートロジック、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)など)、適切なファームウェアを伴うプログラマブルロジック、1つまたは複数の格納されたコンピュータプログラム、適切なソフトウェアを伴うマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの汎用プロセッサ、または上記の任意の組み合わせとして実装され得る。例えば、処理回路302は、複数の中央処理装置(CPU)を含むことができる。
【0100】
本実施例において、入出力インタフェース306は、入力デバイス、出力デバイス、または1つ以上の入力デバイスおよび/もしくは出力デバイスへのインタフェースまたはインタフェースを提供するように構成され得る。出力デバイスの例には、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組み合わせが含まれる。入力デバイスにより、ユーザはUE300に情報を取り込むことができる。入力デバイスの例としては、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどが挙げられる。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知するための静電容量式または抵抗膜式のタッチセンサを含むことができる。センサーは、例えば、加速度センサー、ジャイロスコープ、傾斜センサー、力センサー、磁力計、光学センサー、近接センサー、生体センサーなど、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインタフェースポートを使用することができる。例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートを使用して、入力デバイスと出力デバイスを提供することができる。
【0101】
いくつかの実施形態では、電源308は、電池または電池パックとして構成される。外部電源(例えば、コンセント)、光起電力装置、または電力電池などの他のタイプの電源を使用することもできる。電源308は、電源308自体、および/または外部電源から、入力回路または電力ケーブルなどのインタフェースを介してUE300の様々な部分に電力を供給するための電力回路をさらに含み得る。電力の供給は、例えば、電源308の充電のためであってもよい。電源回路は、電源308からの電力を、電力が供給されるUE300のそれぞれの構成要素に適した電力にするために、任意のフォーマット、変換、または他の変更を実行することができる。
【0102】
メモリ310は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、フラッシュドライブなどのメモリであるか、またはそれらを含むように構成することができる。一例では、メモリ310は、オペレーティングシステム、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット、ガジェットエンジン、または他のアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションプログラム314、および対応するデータ316を含む。メモリ310は、UE300による使用のために、様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組み合わせのいずれかを格納することができる。
【0103】
メモリ310は、冗長独立ディスクアレイ(RAID)、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外付けハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブなどの多数の物理ドライブユニットを含むように構成することができる、外部のミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMMのSDRAM、USIMおよび/またはISIMなどの1つまたは複数の加入者IDモジュール(SIM)を含むユニバーサル集積回路カード(UICC)の形態の耐タンパーモジュールなどのスマートカードメモリ、その他のメモリ、またはそれらの任意の組み合わせとして構成され得る。UICCは、たとえば、埋め込み型UICC(eUICC)、統合型UICC(iUICC)、または一般に「SIMカード」として知られる取り外し可能なUICCであってもよい。メモリ310は、UE300が、一時的または非一時的メモリ媒体に格納された命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスしたり、データをオフロードしたり、データをアップロードしたりすることを可能にし得る。通信システムを利用するものなどの製造品は、メモリ310として、またはメモリ310に接して具現化される場合があり、このメモリ310は、デバイス読み取り可能な記憶媒体として構成される場合がある。
【0104】
処理回路302は、通信インタフェース312を使用してアクセスネットワークまたは他のネットワークと通信するように構成され得る。通信インタフェース312は、1つまたは複数の通信サブシステムから構成され、アンテナ322を含むか、またはアンテナ322に通信可能に結合され得る。通信インタフェース312は、無線通信が可能な別のデバイス(たとえば、別のUEまたはアクセスネットワーク内のネットワークノード)の1つまたは複数の遠隔送受信機と通信することなどにより、通信するために使用される1つまたは複数の送受信機を含むことができる。各送受信機は、ネットワーク通信(例えば、光、電気、周波数割り当てなど)を提供するのに適切な送信機318および/または受信機320を含み得る。さらに、送信機318および受信機320は、1つまたは複数のアンテナ(例えば、アンテナ322)に結合されることがあり、回路コンポーネント、ソフトウェアまたはファームウェアを共有することがあり、あるいは、別個に実装されることがある。
【0105】
図示された実施形態では、通信インタフェース312の通信機能は、セルラー通信、Wi-Fi通信、LPWAN通信、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥースなどの近距離通信、近距離通信、位置を決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などの位置ベースの通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。通信は、IEEE802.11、符号分割多重アクセス(CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、GSM、LTE、ニューラジオ(NR)、UMTS、WiMax、イーサネット、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、同期光ネットワーキング(SONET)、非同期転送モード(ATM)、QUIC、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)などの1つまたは複数の通信プロトコルおよび/または標準に従って実施することができる。
【0106】
センサの種類に関係なく、UEは、そのセンサによって捕捉されたデータの出力を、その通信インタフェース312を介して、ネットワークノードへの無線接続を介して提供することができる。UEのセンサによって捕捉されたデータは、別のUEを介してネットワークノードに無線接続を介して通信することができる。出力は、定期的(例えば、感知された温度を報告する場合は15分ごとに1回)、ランダム(例えば、複数のセンサからの報告による負荷を均等にするため)、トリガイベント(例えば、水分が検出されたときにアラートが送信される)に応答して、要求(例えば、ユーザが開始した要求)に応答して、または連続ストリーム(例えば、患者のライブビデオフィード)とすることができる。
【0107】
別の例として、UEは、無線接続を介してネットワークノードから無線入力を受信するように構成された通信インタフェースに関連するアクチュエータ、モータ、またはスイッチで構成される。受信した無線入力に応答して、アクチュエータ、モータ、またはスイッチの状態が変化することがある。例えば、UEは、受信した入力に応じて飛行中のドローンの制御面やローターを調整するモーターや、受信した入力に応じて医療処置を行うロボットアームを構成することができる。
【0108】
UEは、モノのインターネット(IoT)デバイスの形態である場合、1つまたは複数のアプリケーション領域で使用するためのデバイスである可能性があり、これらの領域は、都市ウェアラブル技術、拡張産業アプリケーション、およびヘルスケアを含むが、これらに限定されない。このようなIoTデバイスの非限定的な例としては、以下のようなデバイスが挙げられる:コネクテッド冷蔵庫または冷凍庫、テレビ、コネクテッド照明装置、電力メーター、ロボット掃除機、音声制御スマートスピーカー、ホームセキュリティカメラ、人感センサー、サーモスタット、煙探知機、ドア/窓センサー、洪水/湿気センサー、電気ドアロック、コネクテッドドアベル、ヒートポンプのような空調システム、自律走行車、監視システム、天候監視装置、車両駐車監視装置、電気自動車充電ステーション、スマートウォッチ、フィットネストラッカー、拡張現実(AR)または仮想現実(VR)用ヘッドマウントディスプレイ、触覚増強または感覚増強用ウェアラブル、散水器、動物またはアイテム追跡装置、植物または動物を監視するセンサー、産業用ロボット、無人航空機(UAV)、心拍数モニターや遠隔操作手術ロボットのようなあらゆる種類の医療機器。IoTデバイスの形態のUEは、
図3に示されたUE300に関連して説明されたような他の構成要素に加えて、IoTデバイスの意図された用途に依存する回路および/またはソフトウェアで構成される。
【0109】
さらに別の具体例として、IoTシナリオでは、UEは、モニタリングおよび/または測定を実行し、そのようなモニタリングおよび/または測定の結果を別のUEおよび/またはネットワークノードに送信する機械または他のデバイスを表す場合がある。この場合、UEはM2Mデバイスである可能性があり、3GPPのコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。特定の一例として、UEは3GPPのNB-IoT規格を実装することができる。他のシナリオでは、UEは、自動車、バス、トラック、船舶、航空機などの車両、または動作状態や動作に関連する他の機能を監視および/または報告できる他の機器を表す場合がある。
【0110】
実際には、単一のユースケースに関して、任意の数のUEを一緒に使用することができる。例えば、第1のUEは、ドローンであるか、またはドローンに統合され、ドローンを操作するリモートコントローラである第2のUEにドローンの速度情報(速度センサを介して取得される)を提供する。ユーザがリモートコントローラから変更を加えると、第1のUEは、ドローンのスロットルを(例えば、アクチュエータを制御することによって)調整して、ドローンの速度を増減させることができる。第1のUEおよび/または第2のUEは、上述した機能性を1つ以上含むこともできる。例えば、UEは、センサとアクチュエータを含み、速度センサとアクチュエータの両方のデータの通信を処理することができる。
【0111】
図4は、いくつかの実施形態によるネットワークノード400を示す。
【0112】
本明細書で使用される場合、ネットワークノードとは、電気通信ネットワークにおいて、UEと、および/または他のネットワークノードまたは機器と、直接的または間接的に通信することができ、構成され、配置され、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例としては、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))が挙げられるが、これらに限定されない。
【0113】
基地局は、提供するカバレッジ量(別の言い方をすれば、送信電力レベル)に基づいて分類されるため、提供するカバレッジ量に応じて、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることがある。基地局は、中継ノードまたは中継を制御する中継ドナーノードである場合がある。ネットワークノードはまた、集中型デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)(リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることもある)などの分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分を含むこともある。このような遠隔無線ユニットは、アンテナ一体型無線機としてアンテナと一体化されていても、一体化されていなくてもよい。分散型無線基地局の一部は、分散型アンテナシステム(DAS)のノードと呼ばれることもある。
【0114】
ネットワークノードの他の例としては、マルチ送信ポイント(マルチTRP)5Gアクセスノード、MSRのBSなどのマルチスタンダード無線(MSR)装置、無線ネットワーク制御装置(RNC)や基地局制御装置(BSC)などのネットワーク制御装置、基地送受信局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、運用保守(O&M)ノード、運用支援システム(OSS)ノード、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、測位ノード(例えば、進化型サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC))、および/または最小化駆動試験(MDT)を含む。
【0115】
ネットワークノード400は、処理回路402、メモリ404、通信インタフェース406、および電源408を含む。ネットワークノード400は、複数の物理的に別個のコンポーネント(例えば、NodeBコンポーネントとRNCコンポーネント、またはBTSコンポーネントとBSCコンポーネントなど)から構成されることがあり、これらはそれぞれそれぞれのコンポーネントを有することがある。ネットワークノード400が複数の別個のコンポーネント(例えば、BTSおよびBSCコンポーネント)から構成される特定のシナリオでは、別個のコンポーネントの1つ以上が複数のネットワークノード間で共有される場合がある。例えば、単一のRNCが複数のNodeBを制御する場合がある。このようなシナリオでは、各一意のNodeBとRNCのペアは、場合によっては、単一の別個のネットワークノードと見なされることがある。いくつかの実施形態では、ネットワークノード400は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成される場合がある。このような実施形態では、一部の構成要素が重複され(例えば、異なるRAT用の別個のメモリ404)、一部の構成要素が再利用される(例えば、同じアンテナ410が異なるRATで共有される)場合がある。ネットワークノード400はまた、例えばGSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、Zigbee、Z-wave、LoRaWAN、無線周波数識別子(RFID)またはBluetooth無線技術など、ネットワークノード400に統合された異なる無線技術のための様々な図示のコンポーネントの複数のセットを含むことができる。これらの無線技術は、ネットワークノード400内の同一または異なるチップまたはチップセットおよび他のコンポーネントに統合される場合がある。
【0116】
処理回路402は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、ネットワークノード400の機能を提供するために、単独で、またはメモリ404などの他のネットワークノード400コンポーネントと連携して、提供するように動作可能な他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組み合わせの1つまたは複数から構成され得る。
【0117】
いくつかの実施形態において、処理回路402は、システムオンチップ(SOC)を含む。いくつかの実施形態において、処理回路402は、無線周波数(RF)送受信機回路412およびベースバンド処理回路414のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)送受信機回路412およびベースバンド処理回路414は、無線ユニットおよびデジタルユニットなどの別個のチップ(またはチップセット)、基板、またはユニット上にある場合がある。代替実施形態では、RF送受信機回路412およびベースバンド処理回路414の一部または全部は、同じチップまたはチップセット、基板、またはユニット上にある場合がある。
【0118】
メモリ404は、限定はされないが、永続記憶装置、ソリッドステートメモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性のコンピュータ読み取り可能メモリを構成することができる、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または、処理回路402によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性の、非一時的デバイス読み取り可能な、および/またはコンピュータ実行可能なメモリデバイスである。メモリ404は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、処理回路402によって実行され、ネットワークノード400によって利用され得る論理、規則、コード、テーブル、および/または他の命令のうちの1つ以上を含むアプリケーションを含む、任意の適切な命令、データ、または情報を記憶することができる。メモリ404は、処理回路402によって行われたあらゆる計算、および/または通信インタフェース406を介して受信されたあらゆるデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路402およびメモリ404は統合されている。
【0119】
通信インタフェース406は、ネットワークノード、アクセスネットワーク、および/またはUE間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。図示されるように、通信インタフェース406は、例えば有線接続を介してネットワークとの間でデータを送受信するためのポート(複数可)/端子(複数可)416を備える。通信インタフェース406はまた、アンテナ410に結合されるか、または特定の実施形態ではアンテナ410の一部である無線フロントエンド回路418を含む。無線フロントエンド回路418は、フィルタ420と増幅器422から構成される。無線フロントエンド回路418は、アンテナ410および処理回路402に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ410と処理回路402との間で通信される信号を調整するように構成され得る。無線フロントエンド回路418は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはUEに送信されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路418は、フィルタ420および/または増幅器422の組み合わせを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換することができる。その後、無線信号はアンテナ410を介して送信される。同様に、データを受信する場合、アンテナ410は、無線フロントエンド回路418によってデジタルデータに変換される無線信号を収集することができる。デジタルデータは処理回路402に渡される。他の実施形態では、通信インタフェースは、異なる構成要素および/または異なる構成要素の組み合わせで構成される場合がある。
【0120】
ある代替実施形態では、ネットワークノード400は別個の無線フロントエンド回路418を含まず、代わりに、処理回路402が無線フロントエンド回路を含み、アンテナ410に接続される。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信機回路412の全部または一部は通信インタフェース406の一部である。さらに他の実施形態では、通信インタフェース406は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端子416、無線フロントエンド回路418、およびRF送受信機回路412を含み、通信インタフェース406は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路414と通信する。
【0121】
アンテナ410は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含むことができる。アンテナ410は、無線フロントエンド回路418に結合されてもよく、データおよび/または信号を無線で送受信できる任意のタイプのアンテナであってもよい。特定の実施形態では、アンテナ410はネットワークノード400とは別個であり、インタフェースまたはポートを介してネットワークノード400に接続可能である。
【0122】
アンテナ410、通信インタフェース406、および/または処理回路402は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/または特定の取得動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データおよび/または信号は、UE、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ410、通信インタフェース406、および/または処理回路402は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データおよび/または信号を、UE、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信することができる。
【0123】
電源408は、ネットワークノード400の様々な構成要素に、それぞれの構成要素に適した形態で(例えば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)電力を供給する。電源408は、本明細書で説明する機能を実行するための電力をネットワークノード400の構成要素に供給する電力管理回路をさらに備えるか、または電力管理回路に結合される場合がある。例えば、ネットワークノード400は、電気ケーブルなどの入力回路またはインタフェースを介して外部電源(例えば、電力網、コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は、電源408の電力回路に電力を供給する。さらなる例として、電源408は、電源回路に接続されるか、または電源回路に内蔵される電池または電池パックの形態の電源から構成されることがある。バッテリーは、外部電源が故障した場合にバックアップ電力を提供することができる。
【0124】
ネットワークノード400の実施形態は、本明細書で説明される機能のいずれか、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能を含む、ネットワークノードの機能の特定の態様を提供するために、
図4に示されるもの以外の追加の構成要素を含むことができる。例えば、ネットワークノード400は、ネットワークノード400への情報の入力を可能にし、ネットワークノード400からの情報の出力を可能にするユーザインタフェース装置を含むことができる。これにより、ユーザはネットワークノード400の診断、保守、修理、および他の管理機能を実行することができる。
【0125】
図5は、本明細書で説明する様々な態様に従った、
図2のホスト216の実施形態であり得るホスト500のブロック図である。本明細書で使用されるように、ホスト500は、スタンドアロンサーバ、ブレードサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバ、仮想マシン、コンテナ、またはサーバファーム内の処理リソースを含む、様々な組み合わせのハードウェアおよび/またはソフトウェアであるか、またはそれらで構成され得る。ホスト500は、1つまたは複数のサービスを1つまたは複数のUEに提供することができる。
【0126】
ホスト500は、バス504を介して入出力インタフェース506、ネットワークインタフェース508、電源510、およびメモリ512に動作可能に結合された処理回路502を含む。他の実施形態では、他の構成要素を含めることができる。これらの構成要素の特徴は、その説明がホスト500の対応する構成要素に一般的に適用可能であるように、
図3および
図4などの以前の図のデバイスに関して説明したものと実質的に類似していてもよい。
【0127】
メモリ512は、1つまたは複数のホストアプリケーションプログラム514を含む1つまたは複数のコンピュータプログラム、およびユーザデータ、例えば、ホスト500のためにUEによって生成されたデータ、またはUEのためにホスト500によって生成されたデータを含み得るデータ516を含み得る。ホスト500の実施形態は、示された構成要素のサブセットまたはすべてのみを利用することができる。ホストアプリケーションプログラム514は、コンテナベースのアーキテクチャで実装され、複数の異なるクラス、タイプ、または実装のUE(たとえば、ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ウェアラブルディスプレイシステム、ヘッドアップディスプレイシステム)用のトランスコーディングを含む、ビデオコーデック(例えば、多用途ビデオ符号化(VVC)、高効率ビデオ符号化(HEVC)、アドバンスドビデオ符号化(AVC)、MPEG、VP9)およびオーディオコーデック(例えば、FLAC、アドバンスドオーディオ符号化(AVC)、MPEG、G.711)のサポートを提供することができる。ホストアプリケーションプログラム514はまた、ユーザ認証およびライセンス検査を提供することができ、コアネットワーク内またはコアネットワークの端にあるデバイスなどの中央ノードに、健全性、経路、およびコンテンツ可用性を定期的に報告することができる。したがって、ホスト500は、UEのオーバーザトップサービスのために異なるホストを選択および/または指示することができる。ホストアプリケーションプログラム514は、HTTPライブストリーミング(HLS)プロトコル、リアルタイムメッセージングプロトコル(RTMP)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、HTTP上の動的適応的ストリーミングHTTP(MPEG-DASH)などの様々なプロトコルをサポートすることができる。
【0128】
図6は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る仮想化環境600を示すブロック図である。本明細書において、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、ストレージデバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用されるように、仮想化は、本明細書に記載される任意の装置またはその構成要素に適用することができ、機能の少なくとも一部が1つまたは複数の仮想構成要素として実装される実装に関連する。本明細書に記載される機能の一部またはすべては、ネットワークノード、UE、コアネットワークノード、またはホストとして動作するハードウェアコンピューティングデバイスなどのハードウェアノードの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境600に実装される1つまたは複数の仮想マシン(VM)によって実行される仮想コンポーネントとして実装され得る。さらに、仮想ノードが無線接続性を必要としない実施形態(例えば、コアネットワークノードまたはホスト)では、ノードは完全に仮想化され得る。
【0129】
アプリケーション602(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることもある)は、本明細書に開示される実施形態の一部の特徴、機能、および/または利点を実装するために、仮想化環境Q400で実行される。
【0130】
ハードウェア604は、処理回路、ハードウェア処理回路によって実行可能なソフトウェアおよび/または命令を記憶するメモリ、および/またはネットワークインタフェース、入出力インタフェースなど、本明細書で説明するような他のハードウェアデバイスを含む。ソフトウェアは、1つまたは複数の仮想化レイヤ606(ハイパーバイザまたは仮想マシンモニタ(VMM)とも呼ばれる)をインスタンス化し、VM608aおよび608b(そのうちの1つまたは複数を一般にVM608と呼ぶことができる)を提供し、および/または本明細書に記載されるいくつかの実施形態に関連して説明される機能、特徴および/または利点のいずれかを実行するために、処理回路によって実行され得る。仮想化レイヤ606は、VM608に対してネットワークハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを提示することができる。
【0131】
VM608は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインタフェース、および仮想ストレージから構成され、対応する仮想化レイヤ606によって実行され得る。仮想アプライアンス602のインスタンスの異なる実施形態は、VM608の1つまたは複数上で実装されてもよく、実装は異なる方法でなされてもよい。ハードウェアの仮想化は、いくつかの文脈ではネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、データセンターに配置され得る業界標準の大容量のサーバハードウェア、物理スイッチ、および顧客構内機器である物理ストレージ上に、多くのネットワーク機器タイプを統合するために使用され得る。
【0132】
NFVの文脈では、VM608は、物理的な、仮想化されていないマシン上で実行されているかのようにプログラムを実行する、物理的なマシンのソフトウェア実装であり得る。VM608の各々、およびそのVMを実行するハードウェア604のその部分(そのVM専用のハードウェアおよび/またはそのVMが他のVMと共有するハードウェアである)は、別々の仮想ネットワーク要素を形成する。依然としてNFVの文脈では、仮想ネットワーク機能は、ハードウェア604の上で1つまたは複数のVM608で実行され、アプリケーション602に対応する特定のネットワーク機能を処理する責任を負う。
【0133】
ハードウェア604は、汎用または特定のコンポーネントを備えたスタンドアロンのネットワークノードに実装することができる。ハードウェア604は、仮想化を介していくつかの機能を実装することができる。あるいは、ハードウェア604は、多くのハードウェアノードが協働し、特にアプリケーション602のライフサイクル管理を監督する管理およびオーケストレーション610を介して管理される、ハードウェアのより大きなクラスタ(例えば、データセンターまたはCPE内など)の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、ハードウェア604は、各々が1つまたは複数の送信機および1つまたは複数のアンテナに結合され得る1つまたは複数の受信機を含む1つまたは複数の無線ユニットに結合される。無線ユニットは、1つまたは複数の適切なネットワークインタフェースを介して他のハードウェアノードと直接通信することができ、無線アクセスノードまたは基地局などの無線機能を有する仮想ノードを提供するために仮想コンポーネントと組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、いくつかのシグナリングは、ハードウェアノードと無線ユニットとの間の通信に代替的に使用され得る制御システム612を使用して提供され得る。
【0134】
図7は、いくつかの実施形態に従って、部分的な無線接続を介してネットワークノード704を介してUE706と通信するホスト702の通信図を示す。ここで、前の段落で説明したUE(
図2のUE212aおよび/または
図3のUE300など)、ネットワークノード(
図2のネットワークノード210aおよび/または
図4のネットワークノード400など)、およびホスト(
図2のホスト216および/または
図5のホスト500など)の、様々な実施形態に従った例示的な実装を、
図7を参照して説明する。
【0135】
ホスト500と同様に、ホスト702の実施形態は、通信インタフェース、処理回路、およびメモリのようなハードウェアを含む。ホスト702はまた、ホスト702に格納されるか、ホスト702によってアクセス可能であり、処理回路によって実行可能なソフトウェアを含む。ソフトウェアは、UE706とホスト702との間に延びるオーバーザトップ(OTT)接続750を介して接続するUE706などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能なホストアプリケーションを含む。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーションは、OTT接続750を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
【0136】
ネットワークノード704は、ホスト702およびUE706との通信を可能にするハードウェアを含む。接続760は、直接であってもよいし、コアネットワーク(
図2のコアネットワーク206のような)および/または1つ以上の他の中間ネットワーク(1つ以上のパブリック、プライベート、またはホストされたネットワークなど)を通過してもよい。例えば、中間ネットワークは、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。
【0137】
UE706は、ハードウェアおよびソフトウェアを含み、これらのソフトウェアは、UE706に格納されるか、またはUE706によってアクセス可能であり、UEの処理回路によって実行可能である。ソフトウェアは、ウェブブラウザまたはオペレータ固有の「アプリ」などのクライアントアプリケーションを含み、ホスト702のサポートにより、UE706を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホスト702において、実行ホストアプリケーションは、UE706およびホスト702で終端するOTT接続750を介して、実行クライアントアプリケーションと通信することができる。ユーザにサービスを提供する際、UEのクライアントアプリケーションは、ホストのホストアプリケーションから要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続750は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。UEのクライアントアプリケーションは、OTT接続750を介してホストアプリケーションに提供するユーザデータを生成するために、ユーザと対話することができる。
【0138】
OTT接続750は、ホスト702とUE706との間の接続を提供するために、ホスト702とネットワークノード704との間の接続760を介して、およびネットワークノード704とUE706との間の無線接続770を介して延びることができる。OTT接続750が提供され得る接続760および無線接続770は、ネットワークノード704を介したホスト702とUE706との間の通信を説明するために抽象的に描かれており、仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングには明示的に言及していない。
【0139】
OTT接続750を介してデータを送信する例として、ステップ708において、ホスト702は、ホストアプリケーションを実行することによって実行され得るユーザデータを提供する。いくつかの実施形態では、ユーザデータは、UE706と対話する特定の人間ユーザに関連付けられる。他の実施形態では、ユーザデータは、人間の明示的な対話なしにホスト702とデータを共有するUE706に関連付けられる。ステップ710において、ホスト702は、UE706に向けてユーザデータを搬送する送信を開始する。ホスト702は、UE706によって送信された要求に応答して送信を開始することができる。要求は、UE706との人間による対話によって、またはUE706上で実行されるクライアントアプリケーションの操作によって引き起こされる場合がある。送信は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード704を経由することができる。したがって、ステップ712において、ネットワークノード704は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従って、ホスト702が開始した送信において搬送されたユーザデータをUE706に送信する。ステップ714において、UE706は、ホスト702によって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたUE706上で実行されるクライアントアプリケーションによって実行され得る、伝送において搬送されたユーザデータを受信する。
【0140】
いくつかの例では、UE706は、ホスト702にユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータは、ホスト702から受信したデータに反応または応答して提供される場合がある。したがって、ステップ716において、UE706は、クライアントアプリケーションを実行することによって実行され得るユーザデータを提供することができる。ユーザデータを提供する際に、クライアントアプリケーションは、UE706の入出力インタフェースを介してユーザから受信したユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UE706は、ステップ718において、ネットワークノード704を介してホスト702に向けてユーザデータの送信を開始する。ステップ720において、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード704は、UE706からユーザデータを受信し、受信したユーザデータのホスト702に向けた送信を開始する。ステップ722において、ホスト702は、UE706によって開始された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0141】
さまざまな実施形態の1つまたは複数が、無線接続770が最後のセグメントを形成するOTT接続750を使用してUE706に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、たとえば、データレート、待ち時間、および/または消費電力のうちの1つ以上を改善し、それによって、たとえば、ユーザ待ち時間の短縮、ファイルサイズの制限の緩和、コンテンツ解像度の改善、応答性の改善、および/またはバッテリ寿命の延長などの利点を提供することができる。
【0142】
一例のシナリオでは、工場ステータス情報がホスト702によって収集および分析される場合がある。別の例として、ホスト702は、マップの作成に使用するために、UEから取得された可能性のあるオーディオデータおよびビデオデータを処理することができる。別の例として、ホスト702は、車両混雑の制御(例えば、交通信号の制御)を支援するために、リアルタイムデータを収集および分析することができる。別の例として、ホスト702は、UEによってアップロードされた監視ビデオを保存することができる。他の例として、ホスト702は、UEにブロードキャスト、マルチキャストまたはユニキャストすることができるビデオ、オーディオ、VRまたはARなどのメディアコンテンツを保存またはアクセスを制御することができる。他の例として、ホスト702は、エネルギー価格設定、発電ニーズのバランスをとるための非時限的電気負荷の遠隔制御、ロケーションサービス、プレゼンテーションサービス(遠隔デバイスから収集されたデータから図などをコンパイルすることなど)、またはデータの収集、検索、保存、分析および/もしくは送信の任意の他の機能のために使用され得る。
【0143】
いくつかの例では、データレート、待ち時間、および1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視する目的で、測定手順が提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホスト702とUE706との間のOTT接続750を再構成するためのオプションのネットワーク機能がさらに存在し得る。測定手順および/またはOTT接続を再構成するためのネットワーク機能は、ホスト702および/またはUE706のソフトウェアおよびハードウェアに実装され得る。いくつかの実施形態では、センサ(図示せず)が、OTT接続750が通過する他のデバイスに、または他のデバイスに関連して配備されることがある;センサは、上記に例示された監視量の値を供給することによって、またはソフトウェアが監視量を計算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することがある。OTT接続750の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、優先ルーティングなどを含むことができる;再構成は、ネットワークノード704の動作を直接変更する必要はない。このような手順および機能性は、当該技術分野において公知であり、実施されている場合がある。特定の実施形態では、測定は、ホスト702によるスループット、伝搬時間、待ち時間などの測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェアが、伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続750を使用して、メッセージ、特に空のメッセージまたは「ダミー」メッセージを送信させるように実施することができる。
【0144】
図8は、特定の実施形態による、オンデマンドSI/SIB要求に関連する情報を報告するための無線デバイス212A~Dによる方法800を示す。この方法は、ステップ802において、ネットワークノード210A-Bに、オンデマンドSI/SIB要求に関連する情報を送信することを含む。この情報は、オンデマンドSI要求が成功したこと、またはオンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す。
【0145】
特定の実施形態では、情報は、無線デバイス212A-Dによって要求された少なくとも1つのSIBのインジケーションを含む。
【0146】
特定の実施形態では、情報は、無線デバイスが、無線デバイス212A-Dによって要求された少なくとも1つのSIBを受信したか否かを示す。
【0147】
特定の実施形態では、情報は以下の少なくとも一つを示す:SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されている間に少なくとも1つのSIメッセージの取得が失敗したか否か、無線デバイス212A-Dによって要求された少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを無線デバイス212A-Dが受信したことのインジケーション、無線デバイス212A-Dが少なくとも1つのSIメッセージのSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージのために、いくつのSIウィンドウの機会を監視したかのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージを受信するために、いくつの試行を行ったかのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージを要求するためにRRCメッセージを送信するときに行ったHARQ再送信の数;無線デバイス212A-Dが下位レイヤのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイス212A-DがオンデマンドSI要求を送信した時刻における無線デバイス212A-Dの位置情報;およびオンデマンドSI要求が実行されるセルのセル識別子。
【0148】
特定の実施形態では、無線デバイス212A-Dは、オンデマンドSI要求の送信に関連するSI要求手順を実行している間に情報をログ記録する。
【0149】
特定の実施形態では、情報はRA報告またはRACH報告で送信される。
【0150】
特定の実施形態では、RA報告またはRACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む。
【0151】
特定の実施形態では、情報はオンデマンドSI要求に専用の報告で送信される。
【0152】
特定の実施形態では、無線デバイス212A-Dはユーザ装置である。
【0153】
図9は、特定の実施形態による、オンデマンドSI/SIB要求に関連する情報を処理するためのネットワークノード210A-Bによる方法を示す。この方法は、ステップ902において、無線デバイス212A~DのオンデマンドSI要求に関連する情報を受信することを含む。情報は、オンデマンドSI要求が成功したこと、またはオンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す。
【0154】
特定の実施形態では、情報は、無線デバイス212A-Dによって要求された少なくとも1つのSIBのインジケーションを含む。
【0155】
特定の実施形態では、情報は、無線デバイス212A-Dが要求した少なくとも1つのSIBを無線デバイス212A-Dが受信したか否かを示す。
【0156】
特定の実施形態では、情報は以下の少なくとも一つを示す:SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと、SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されている間に少なくとも1つのSIメッセージの取得が失敗したか否か;無線デバイス212A-Dが、無線デバイス212A-Dによって要求された少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを受信したことのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージのSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージのために、いくつのSIウィンドウの機会を監視したかのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージを受信するために、いくつの試行を行ったかのインジケーション;無線デバイス212A-Dが、少なくとも1つのSIメッセージを要求するためにRRCメッセージを送信するときに行ったHARQ再送信の数;無線デバイス212A-Dが下位レイヤのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイス212A-DがオンデマンドSI要求を送信した時刻における無線デバイス212A-Dの位置情報;およびオンデマンドSI要求が実行されるセルのセル識別子。
【0157】
特定の実施形態では、情報は、オンデマンドSI要求の送信に関連するSI要求手順を実行している間に、無線デバイス212A-Dによってログ記録される。
【0158】
特定の実施形態では、情報はRA報告またはRACH報告で受信される。
【0159】
特定の実施形態では、RA報告またはRACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む。
【0160】
特定の実施形態では、情報はオンデマンドSI要求に専用の報告で受信される。
【0161】
特定の実施形態では、ネットワークノード210A-Bは無線アクセスノードを構成し、本方法はさらに、少なくともO&Mノードに情報を転送することを含む。
【0162】
特定の実施形態では、ネットワークノード210A-BはO&Mノードを構成し、情報は無線デバイス212A-Dと通信する無線アクセスネットワークノードを介して受信される。
【0163】
特定の実施形態では、ネットワークノード210A-Bは、情報に基づいて、少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正、または変更する。
【0164】
特定の実施形態において、情報に基づいて少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正、または変更する場合、ネットワークノード210A-Bは、以下のうちの少なくとも1つを実行する:複数のSIBが異なるSIメッセージにグループ化される方法を変更すること、少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること、後続のオンデマンドSI要求のために専用化されるPRACHリソースの量を変更すること、少なくとも1つの後続のオンデマンドSI要求に関連付けられたRA関連構成を変更すること、少なくとも1つのRAプリアンブルとMsg1の少なくとも1つの後続のSIメッセージとのマッピングを変更すること、Msg1ベースのSI要求からMsg3ベースのSI要求へ変更すること;少なくとも1つのSIメッセージがMsg1またはMsg3の何れを介して利用可能であるかを変更すること、後続のSIメッセージがブロードキャストされる回数を変更すること、後続のSIメッセージをブロードキャストする時間帯を変更すること、後続のSIメッセージのスケジューリング周期性を変更すること、関連するSIウィンドウ内でSIメッセージが送信される回数を変更すること、要求されたSIメッセージが送信される少なくとも1つのビームを変更すること、少なくとも1つのSIBと少なくとも1つのSIメッセージとのマッピングを変更すること、およびSIウィンドウの長さを変更すること。
【0165】
本明細書で説明されるコンピューティングデバイス(例えば、UE、ネットワークノード、ホスト)は、図示されたハードウェアコンポーネントの組み合わせを含み得るが、他の実施形態は、異なるコンポーネントの組み合わせを有するコンピューティングデバイスを含み得る。これらのコンピューティングデバイスは、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能、および方法を実行するために必要なハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせで構成され得ることを理解されたい。本明細書で説明される決定、計算、取得、または類似の操作は、処理回路によって実行されてもよく、処理回路は、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つまたは複数の操作を実行すること、および前記処理の結果として決定を行うことによって、情報を処理することができる。さらに、コンポーネントは、より大きなボックス内に配置された単一のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子式に配置されたボックスとして描かれているが、実際には、コンピューティングデバイスは、単一の図示されたコンポーネントを構成する複数の異なる物理コンポーネントから構成される場合があり、機能は、別々のコンポーネント間で分割される場合がある。例えば、通信インタフェースは、本明細書で説明されるコンポーネントのいずれかを含むように構成されてもよく、および/または、コンポーネントの機能は、処理回路と通信インタフェースとの間で分割されてもよい。別の例では、このようなコンポーネントのいずれかの非計算集約型機能をソフトウェアまたはファームウェアで実装し、計算集約型機能をハードウェアで実装することができる。
【0166】
特定の実施形態では、本明細書に記載される機能の一部または全部は、メモリに記憶された命令を実行する処理回路によって提供される場合があり、このメモリは、特定の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体の形態のコンピュータプログラム製品である場合がある。代替的な実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤ方式など、別個のまたは離散的な装置可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなく、処理回路によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれにおいても、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路は、説明した機能を実行するように構成することができる。そのような機能性によって提供される利点は、処理回路のみに、またはコンピューティングデバイスの他の構成要素に限定されるものではなく、コンピューティングデバイス全体によって、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク一般によって享受される。
【0167】
実施形態例
グループAの例示的実施形態
例示的実施形態A1.オンデマンドシステム情報要求手順のための障害情報を記録するための無線デバイスによる方法は、単独で、または上述の他のステップ、特徴、または機能と組み合わせて、上述の無線デバイスのステップ、特徴、または機能のいずれかを含む。
例示的実施形態A2.前述の実施形態の方法であって、上述した1つまたは複数の追加の無線デバイスのステップ、特徴または機能をさらに含む。
例示的実施形態A3.前述の実施形態の何れかに記載の方法であって、ユーザデータを提供することと、ネットワークノードへの送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することと、をさらに含む。
【0168】
グループBの例示的実施形態
例示的実施形態B1.オンデマンドシステム情報要求手順のために記録された障害情報を処理するためにネットワークノードによって実行される方法であって、この方法は、単独で、または上述の他のステップ、特徴、または機能と組み合わせて、上述のネットワークノードのステップ、特徴、または機能のいずれかを含む。
例示的実施形態B2.前述の実施形態の方法であって、上述した1つまたは複数の追加のネットワークノードのステップ、特徴または機能をさらに含む。
例示的実施形態B3.前述の実施形態の何れかに記載の方法であって、ユーザデータを取得することと、ユーザデータをホストまたはユーザ装置に転送することと、をさらに含む。
【0169】
グループCの例示的実施形態
例示的実施形態C1.オンデマンドシステム情報要求手順のための障害情報を記録するための無線デバイス(例えば、ユーザ装置(UE)など)による方法は、ネットワークノードに、オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連する情報を送信することを含む。
例示的実施形態C2.情報は、オンデマンドSI要求が成功したか否か;オンデマンドSI要求が成功したこと;オンデマンドSI要求が成功しなかったこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤ(すなわち、PHY、MAC、またはRLCレイヤ)から受信されたか否か;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;無線デバイスが要求されたシステム情報ブロック(SIB)の一部のみを受信したことのインジケーション;無線デバイスがプリアンブルを送信する前に少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;少なくとも1つのSIメッセージに対して無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;無線デバイスが実行した少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;無線デバイスが下位レイヤにおいてHARQ手順からの確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイスが無線リンク制御(RLC)下位レイヤから確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイスがオンデマンドSI要求を開始した時の無線デバイスの位置情報;オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、の少なくとも1つを示す、例示的実施形態C1に記載の方法。
例示的実施形態C3.オンデマンドSI要求はオンデマンドシステム情報ブロック(SIB)要求を含む、例示的実施形態C1-C2の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C4.オンデマンドSI要求に関連するSI手順を実行している間に情報を記録することをさらに含む、例示的実施形態C1-C3の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C5.情報がランダムアクセス報告またはランダムアクセスチャネル報告で送信される、例示的実施形態C1-C4の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C6.情報はオンデマンドSI要求に専用の報告で送信される、例示的実施形態C1-C4の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C7.情報は、SIを取得するときに無線デバイスにカバレッジを提供する同期信号ブロックビームに関連する少なくとも1つの信号強度測定値をさらに含む、例示的実施形態C1-C6の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C8.少なくとも1つの信号強度測定値は、RSRP測定値、RSRQ測定値、SINR測定値、SNR測定値、RSSI測定値、およびパスロス測定値のうちの少なくとも1つを含む、例示的実施形態C7に記載の方法。
例示的実施形態C9.情報をネットワークノードに送信する前に、情報が利用可能であることを示すインジケーションをネットワークノードに送信することと、ネットワークノードから、情報の要求を受信することと、をさらに含み、情報は、要求に応答してネットワークノードに送信される、例示的実施形態C1-C8の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C10.無線デバイスはユーザ装置である、例示的実施形態C1-C9の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C11.ユーザデータを提供することと、ネットワークノードへの伝送を介してユーザデータをホストに転送することと、をさらに含む、例示的実施形態C1-C10の何れかに記載の方法。
例示的実施形態C12.例示的実施形態C1-C12の何れかに記載の方法を実行するように構成された処理回路を備える、無線デバイス。
例示的実施形態C13.例示的実施形態C1-C12の何れかに記載の方法を実行するように構成された処理回路を備える、無線デバイス。
例示的実施形態C14.コンピュータ上で実行されると、例示的実施形態C1-C12の何れかに記載の方法を実行する命令を含む、コンピュータプログラム。
例示的実施形態C15.コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラムは、コンピュータ上で実行されると例示的実施形態C1-C12の何れかに記載の方法を実行する命令を含む。
例示的実施形態C16.コンピュータによって実行されたときに例示的実施形態C1-C12の何れかに記載の方法を実行する命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。
【0170】
グループDの例示的実施形態
例示的実施形態D1.オンデマンドシステム情報要求手順のために記録された障害情報を処理するためのネットワークノードによる方法は、無線デバイスから、オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連する情報を受信することを含む。
例示的実施形態D2.情報は、オンデマンドSI要求が成功したか否か;オンデマンドSI要求が成功したこと;オンデマンドSI要求が成功しなかったこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤ(すなわち、PHY、MAC、またはRLCレイヤ)から受信されたか否か;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;無線デバイスが要求されたシステム情報ブロック(SIB)の一部のみを受信したことのインジケーション;無線デバイスがプリアンブルを送信する前に少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;少なくとも1つのSIメッセージに対して無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;無線デバイスが実行した少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;無線デバイスが下位レイヤにおいてHARQ手順からの確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイスが無線リンク制御(RLC)下位レイヤから確認応答を受信したか否かのインジケーション;無線デバイスがオンデマンドSI要求を開始した時の無線デバイスの位置情報;オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、の少なくとも1つを示す、例示的実施形態D1に記載の方法。
例示的実施形態D3.オンデマンドSI要求は、オンデマンドシステム情報ブロック(SIB)要求を含む、例示的実施形態D1-D2の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D4.情報は、オンデマンドSI要求に関連するSI手順を実行している間に、無線デバイスによって記録される、例示的実施形態D1-D3の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D5.情報は、ランダムアクセス報告またはランダムアクセスチャネル報告で受信される、例示的実施形態D1-D4の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D6.情報は、オンデマンドSI要求に専用の報告で受信される、例示的実施形態D1-D4の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D7.情報は、SIを取得するときに無線デバイスにカバレッジを提供する同期信号ブロックビームに関連する少なくとも1つの信号強度測定値をさらに含む、例示的実施形態D1-D6の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D8.少なくとも1つの信号強度測定値は、RSRP測定値、RSRQ測定値、SINR測定値、SNR測定値、RSSI測定値、およびパスロス測定値のうちの少なくとも1つを含む、例示的実施形態D7に記載の方法。
例示的実施形態D9.情報を受信する前に、無線デバイスから情報が利用可能であるというインジケーションを受信することと、無線デバイスに情報の要求を送信することと、をさらに含む、例示的実施形態D1-D8の何れかに記載の方法。情報は、要求に応答してネットワークノードによって受信される。
例示的実施形態D10.少なくとも1つの他のネットワークノードに情報を転送することをさらに含む、例示的実施形態D1-D9の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D11.情報に基づいて、少なくとも1つのSI送信の構成を最適化、適合、調整、修正、または変更することをさらに含む、例示的実施形態D1-D10の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D12.情報に基づいて少なくとも1つのSI伝送のための構成を最適化、適応、調整、修正、または変更することは、SIBが異なるSIメッセージにどのようにグループ化されるかを変更すること;SIB/SIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること;SI要求のために専用化されるPRACHリソースの量を変更すること、少なくとも1つのSI要求に関連するRA関連構成を変更すること;ランダムアクセスプリアンブルのMsg1用SIメッセージへのマッピングを変更すること;Msg1ベースからMsg3ベースのSI要求に変更すること;Msg1を介して利用可能なSIメッセージおよび/またはMsg3を介して利用可能なSIメッセージを変更すること;SIメッセージをブロードキャストする回数または期間を変更すること;オンデマンドSIメッセージのスケジューリング周期性を変更すること;関連するSIウィンドウ内でオンデマンドSIメッセージが送信される回数を変更すること;要求されたSIメッセージが送信されるビームを変更すること;SIBとSIメッセージのマッピングを変更すること;SIウィンドウの長さを変更すること、のうちの少なくとも1つを含む、例示的実施形態D11に記載の方法。
例示的実施形態D13.無線デバイスはユーザ装置である、例示的実施形態D1-Dの何れかに記載の方法。
例示的実施形態D14.ネットワークノードはgNodeB(gNB)を含む、例示的実施形態D1-D13の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D15.ユーザデータを取得することと、ユーザデータをホストまたはユーザ装置に転送することと、をさらに含む、例示的実施形態D1-D14の何れかに記載の方法。
例示的実施形態D16.例示的実施形態D1-D15の何れかに記載の方法を実行するように構成された処理回路を備える、ネットワークノード。
例示的実施形態D17.コンピュータ上で実行されると、例示的実施形態D1-D15の何れかに記載の方法を実行する命令を含む、コンピュータプログラム。
例示的実施形態D18.コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラムは、コンピュータ上で実行されると例示的実施形態D1-D15の何れかに記載の方法を実行する命令を含む。
例示的実施形態D19.コンピュータによって実行されたときに例示的実施形態D1-D15の何れかに記載の方法を実行する命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。
【0171】
グループEの例示的実施形態
例示的実施形態E1.オンデマンドシステム情報要求手順のための障害情報を記録するためのユーザ装置(UE)であって、グループAおよびCの例示的実施形態の何れかのステップを実行するように構成された処理回路と、処理回路に電力を供給するように構成された電源回路と、を備える。
例示的実施形態E2.オンデマンドシステム情報要求手順のために記録された障害情報を処理するためのネットワークノードであって、グループBおよびDの例示的実施形態の何れかのステップを実行するように構成された処理回路と、処理回路に電力を供給するように構成された電源回路と、を備える。
例示的実施形態E3.オンデマンドシステム情報要求手順のための障害情報を記録するユーザ装置(UE)であって、無線信号を送受信するように構成されたアンテナと、アンテナおよび処理回路に接続されアンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように構成された無線フロントエンド回路と、グループAおよびCの例示的実施形態の何れかのステップを実行するように構成される処理回路と、処理回路に接続され処理回路によって処理されるUEへの情報の入力を可能にするように構成された入力インタフェースと、処理回路に接続され処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように構成された出力インタフェースと、処理回路に接続されUEに電力を供給するように構成されたバッテリーと、を備える。
例示的実施形態E4.オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワークへのユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインタフェースと、を備え、UEは通信インタフェースと処理回路とを備え、UEの通信インタフェースおよび処理回路は、ホストからユーザデータを受信するために、グループAおよびCの例示的実施形態の何れかのステップを実行するように構成される。
例示的実施形態E5.セルラーネットワークは、ホストからUEにユーザデータを送信するためにUEと通信するように構成されたネットワークノードをさらに含む、先行する例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E6.ホストの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、それにより、ユーザデータを提供し、ホストアプリケーションは、UE上で実行されるクライアントアプリケーションと対話するように構成され、クライアントアプリケーションは、ホストアプリケーションに関連付けられる、先行する2つの例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E7.ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさらに含む通信システムで動作するホストによって実装される方法であって、UEにユーザデータを提供することと、ネットワークノードを含むセルラーネットワークを介して、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始することと、を含み、UEは、ホストからユーザデータを受信するために、グループAの例示的実施形態の何れかの動作を実行する、方法。
例示的実施形態E8.ホストにおいて、UE上で実行中のクライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行して、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、先行する例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E9.ホストにおいて、UE上で実行されるクライアントアプリケーションに入力データを送信することであって、入力データはホストアプリケーションを実行することによって提供される、送信することをさらに含み、ユーザデータは、ホストアプリケーションからの入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、先行する例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E10.オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、ホストは、ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワークへのユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインタフェースと、を備え、UEは、通信インタフェースおよび処理回路を備え、UEの通信インタフェースおよび処理回路は、ユーザデータをホストに送信するためにグループAおよびCの例示的実施形態の何れかのステップを実行するように構成される。
例示的実施形態E11.セルラーネットワークは、UEからホストへユーザデータを送信するためにUEと通信するように構成されたネットワークノードをさらに含む、先行する例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E12.ホストの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、それによってユーザデータを提供し、ホストアプリケーションは、UE上で実行されるクライアントアプリケーションと対話するように構成され、クライアントアプリケーションは、ホストアプリケーションに関連付けられる、先行する2つの例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E13.ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさらに含む通信システムで動作するように構成されたホストによって実施される方法であって、ホストにおいて、UEによってネットワークノードを介してホストに送信されたユーザデータを受信することを含み、UEは、ユーザデータをホストに送信するために、グループAおよびCの例示的実施形態の何れかのステップを実行する。
例示的実施形態E14.ホストにおいて、UE上で実行中のクライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行して、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、先行する例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E15.ホストにおいて、UE上で実行されるクライアントアプリケーションに入力データを送信することであって、入力データはホストアプリケーションを実行することによって提供される、送信することをさらに含み、ユーザデータは、ホストアプリケーションからの入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、先行する例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E16.オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワーク内のネットワークノードへのユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインタフェースと、を備え、ネットワークノードは、通信インタフェースおよび処理回路を有し、ネットワークノードの処理回路は、ホストからUEにユーザデータを送信するために、グループBおよびDの例示的実施形態の何れかの動作を実行するように構成される。
例示的実施形態E17.ホストの処理回路は、ユーザデータを提供するホストアプリケーションを実行するように構成され、UEは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行して、ホストからのユーザデータの送信を受信するように構成された処理回路を備える、先行する例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E18.ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさらに含む通信システムにおいて動作するように構成されたホストにおいて実装される方法であって、UEにユーザデータを提供することと、ネットワークノードを含むセルラーネットワークを介して、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始することと、を含み、ネットワークノードは、ユーザデータをホストからUEに送信するために、グループBおよびDの例示的実施形態の何れかの動作を実行する。
例示的実施形態E19.ネットワークノードにおいて、ホストから提供されたユーザデータをUEのために送信することをさらに含む、先行する例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E20.ユーザデータは、UE上で実行されるクライアントアプリケーションと対話するホストアプリケーションを実行することによってホストで提供され、クライアントアプリケーションはホストアプリケーションに関連付けられる、先行する2つの例示的実施形態の方法。
例示的実施形態E21.オーバザトップサービスを提供するように構成された通信システムであって、ユーザ装置(UE)にユーザデータを提供するように構成された処理回路であって、ユーザデータはオーバザトップサービスに関連する、処理回路を備えるホストと、UEに送信するためにセルラーネットワークノードに向けてユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインタフェースと、を備え、ネットワークノードは、通信インタフェースおよび処理回路を備え、ネットワークノードの処理回路は、ユーザデータをホストからUEに送信するために、グループBおよびDの例示的実施形態の何れかの動作を実行するように構成される。
例示的実施形態E22.ネットワークノードおよび/またはユーザ装置をさらに備える、先行する例示的実施形態の通信システム。
例示的実施形態E23.オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、ホストは、ユーザデータの受信を開始するように構成された処理回路と、セルラーネットワーク内のネットワークノードからユーザデータを受信するように構成されたネットワークインタフェースと、を備え、ネットワークノードは、通信インタフェースと処理回路とを有し、ネットワークノードの処理回路は、ホストのユーザ装置(UE)からユーザデータを受信するために、グループBおよびDの実施形態例の何れかの動作を実行するように構成される。
例示的実施形態E24.ホストの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、それによってユーザデータを提供し、ホストアプリケーションは、UE上で実行されるクライアントアプリケーションと対話するように構成され、クライアントアプリケーションは、ホストアプリケーションに関連付けられる、先行する例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E25.ユーザデータの受信を開始することは、ユーザデータを要求することを含む、先行する2つの例示的実施形態のホスト。
例示的実施形態E26.ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさらに含む通信システムにおいて動作するように構成されたホストによって実装される方法であって、ホストにおいて、UEからのユーザデータの受信を開始することであって、ユーザデータはネットワークノードがUEから受信した送信に由来する、開始することを含み、ネットワークノードは、ホストのためにUEからユーザデータを受信するために、グループBおよびDの例示的実施形態の何れかのステップを実行する。
例示的実施形態E27.ネットワークノードにおいて、受信したユーザデータをホストに送信することをさらに含む、先行する例示的実施形態の方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスによる方法であって、該方法は、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記送信すること
を含む、方法。
【請求項2】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記情報をログ記録することをさらに含む
請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で送信される
請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードによる方法であって、該方法は、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記受信すること
を含む、方法。
【請求項9】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項
8または9に記載の方法。
【請求項12】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記無線デバイスによってログ記録される
請求項
8乃至11の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で受信される
請求項
8乃至12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
前記情報に基づいて少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正または変更することをさらに含む
請求項
8乃至14の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記情報に基づいて前記少なくとも1つのSIメッセージを送信するための前記構成を最適化、適合、調整、修正または変更することは、
複数のSIBを異なる複数のSIメッセージにグループ化する方法を変更すること;
前記少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること;
後続のオンデマンドSI要求に専用の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの量を変更すること;
少なくとも1つの後続のオンデマンドSI要求に関連付けられたRA関連構成を変更すること;
少なくとも1つのRAプリアンブルとMsg1に対する少なくとも1つの後続のSIメッセージとのマッピングを変更すること;
Msg1ベースのSI要求からMsg3ベースのSI要求に変更すること;
少なくとも1つのSIメッセージがMsg1またはMsg3の何れを介して利用可能であるかを変更すること;
後続のSIメッセージがブロードキャストされる回数を変更すること;
後続のSIメッセージをブロードキャストする時間期間を変更すること;
後続の複数のSIメッセージのスケジューリング周期を変更すること;
関連付けられたSIウィンドウ内でSIメッセージが送信される回数を変更すること;
要求されたSIメッセージが送信される少なくとも1つのビームを変更すること;
少なくとも1つのSIBと少なくとも1つのSIメッセージとの間のマッピングを変更すること;
SIウィンドウの長さを変更すること、
の少なくとも1つを含む
請求項
15に記載の方法。
【請求項17】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスであって、該無線デバイスは、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したか否かを示す
無線デバイス。
【請求項18】
請求項2乃至7の何れか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成された
請求項17に記載の無線デバイス。
【請求項19】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードであって、該ネットワークノードは、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す
ネットワークノード。
【請求項20】
請求項9乃至16の何れか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成された
請求項19に記載のネットワークノード。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスによる方法であって、該方法は、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記送信すること
を含む、方法。
【請求項2】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記情報をログ記録することをさらに含む
請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で送信される
請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードによる方法であって、該方法は、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信することであって、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す、前記受信すること
を含む、方法。
【請求項9】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)のインジケーションを含む
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記情報は、前記無線デバイスによって要求された前記少なくとも1つのSIBを前記無線デバイスが受信したか否かを示す
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記情報は、
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたか否か;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されなかったこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信されたこと;
前記SI要求に対する確認応答が下位レイヤから受信された間に、少なくとも1つのSIメッセージの取得に失敗したか否か;
前記無線デバイスにより要求された前記少なくとも1つのSIメッセージの一部のみを該無線デバイスが受信したことのインジケーション;
前記無線デバイスが前記少なくとも1つのSIメッセージに対するSIウィンドウを検査したか否かのインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージに対して前記無線デバイスによって監視されたSIウィンドウ機会の個数のインジケーション;
前記無線デバイスが実行した前記少なくとも1つのSIメッセージの受信の試行回数のインジケーション;
前記少なくとも1つのSIメッセージを要求するための無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する際に前記無線デバイスが行ったハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信の回数;
前記無線デバイスが下位レイヤでのHARQ手順から確認応答を受信したか否かのインジケーション;
前記無線デバイスが前記オンデマンドSI要求を送信した時の前記無線デバイスの位置情報;
前記オンデマンドSI要求が実行されたセルのセル識別子、
の少なくとも1つを示す
請求項
8に記載の方法。
【請求項12】
前記情報は、前記オンデマンドSI要求の送信に関連付けられたSI要求手順を実行している間に前記無線デバイスによってログ記録される
請求項
8に記載の方法。
【請求項13】
前記情報は、ランダムアクセス(RA)報告またはランダムアクセスチャネル(RACH)報告で受信される
請求項
8に記載の方法。
【請求項14】
前記RA報告または前記RACH報告は、少なくとも1つのRSRP測定値および/またはパスロス測定値を含む
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記情報に基づいて少なくとも1つのSIメッセージを送信するための構成を最適化、適合、調整、修正または変更することをさらに含む
請求項
8に記載の方法。
【請求項16】
前記情報に基づいて前記少なくとも1つのSIメッセージを送信するための前記構成を最適化、適合、調整、修正または変更することは、
複数のSIBを異なる複数のSIメッセージにグループ化する方法を変更すること;
前記少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされるか否かを変更すること;
後続のオンデマンドSI要求に専用の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの量を変更すること;
少なくとも1つの後続のオンデマンドSI要求に関連付けられたRA関連構成を変更すること;
少なくとも1つのRAプリアンブルとMsg1に対する少なくとも1つの後続のSIメッセージとのマッピングを変更すること;
Msg1ベースのSI要求からMsg3ベースのSI要求に変更すること;
少なくとも1つのSIメッセージがMsg1またはMsg3の何れを介して利用可能であるかを変更すること;
後続のSIメッセージがブロードキャストされる回数を変更すること;
後続のSIメッセージをブロードキャストする時間期間を変更すること;
後続の複数のSIメッセージのスケジューリング周期を変更すること;
関連付けられたSIウィンドウ内でSIメッセージが送信される回数を変更すること;
要求されたSIメッセージが送信される少なくとも1つのビームを変更すること;
少なくとも1つのSIBと少なくとも1つのSIメッセージとの間のマッピングを変更すること;
SIウィンドウの長さを変更すること、
の少なくとも1つを含む
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を報告するための無線デバイスであって、該無線デバイスは、
ネットワークノードに前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を送信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したか否かを示す
無線デバイス。
【請求項18】
請求項2乃至7の何れか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成された
請求項17に記載の無線デバイス。
【請求項19】
オンデマンドシステム情報(SI)要求に関連付けられた情報を処理するためのネットワークノードであって、該ネットワークノードは、
無線デバイスの前記オンデマンドSI要求に関連付けられた情報を受信するのに適合しており、該情報は前記オンデマンドSI要求が成功したことまたは前記オンデマンドSI要求が成功しなかったことを示す
ネットワークノード。
【請求項20】
請求項9乃至16の何れか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成された
請求項19に記載のネットワークノード。
【国際調査報告】