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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】リアルタイムコーチングシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240723BHJP
   H04N 21/21 20110101ALI20240723BHJP
【FI】
G06Q50/10
H04N21/21
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023581072
(86)(22)【出願日】2022-06-29
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 KR2022009298
(87)【国際公開番号】W WO2023277563
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0084677
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】524004618
【氏名又は名称】アン、サン ジュン
【氏名又は名称原語表記】AHN, Sang Joon
【住所又は居所原語表記】102dong,1615ho Dangsan-ro 205,Yeongdeungpo-gu,Seoul 07213,Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】524004629
【氏名又は名称】ハン、ボン ス
【氏名又は名称原語表記】HAN,Bong Soo
【住所又は居所原語表記】3F #301,Eonju-ro 85-gil 14,Gangnam-gu,Seoul 06221,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】アン、サン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、ボン ス
【テーマコード(参考)】
5C164
5L050
【Fターム(参考)】
5C164FA26
5C164SA51P
5C164SB41S
5C164YA11
5L050CC11
(57)【要約】
リアルタイムコーチングシステム及び方法に関し、より詳しくは、スポーツ競技に多数参加者の集団知性を反映してリアルタイムコーチングするリアルタイムコーチングシステム及び方法に関する。前記リアルタイムコーチングシステム及び方法は、セットトップボックス、コンピュータ、スマートフォンから収集される情報に基づいて予め定められた規則に従って競技に介入または参加するために投票(Poll)データ、戦略/戦術に対するリアルタイムコーチングデータを生成し、生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場に提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファン参加者30から収集された情報に基づいて選手分析、戦術/戦略分析、コーチング参加者履歴分析を行う分析モジュール10;
リアルタイムコーチングシステム1の情報分析、リアルタイム集計を担当する集計モジュール20;
セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集して前記集計モジュール20に提供するレシーバ40;及び、
前記分析モジュール10、前記集計モジュール20、前記レシーバ40により収集された情報に基づいて推薦選手、推薦戦略、過去履歴情報のコーチングデータを生成して競技現場60に提供するコーチングデータ生成モジュール30;を含む
ことを特徴とするリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項2】
前記集計モジュール20は、
情報分析によりリアルタイムデータをコーチングデータ生成モジュール30に提供するリアルタイム集計モジュール21;を含む
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項3】
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
多数のカメラ2から構成されたビデオ判定システムを含み、ビデオ判定システムのカメラ映像情報をクライアント220に提供して使用者がカメラ映像情報を視聴し、
前記クライアント220は、
リアルタイムコーチングシステム1が提供するカメラ映像情報を受信してディスプレイを介して表示し、ユーザインタフェースで入力されるユーザ入力に応じてカメラ映像情報を選択、再生し、判定情報をリアルタイムコーチングシステム1に提供する
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項4】
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
放送網120に接続された競技現場参加者(選手+コーチ+観衆)と相互作用し、インターネット130に接続されたセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集、分析、加工してリアルタイムコーチングデータを生成し、放送網120またはインターネット130を介して生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場参加者に提供するサーバ210;及び、
前記サーバ210に対応するセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160からなるクライアント220;を含む
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項5】
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
前記サーバ210と前記クライアント220の通信接続を介して前記クライアント220から投票、戦略を収集し、前記サーバ210が投票集計、戦略収集、ポイント精算によりリアルタイムコーチングデータを生成して競技現場60に提供する
請求項4に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項6】
前記サーバ210は、OS(Operating System)211、https(HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer)212、ソケット213、App(Application)214を含み、前記クライアント220はJVM(Java Virtual Machine)221、https222、ソケット223、App224を含み、
前記OS211はアプリケーション214にソフトウェア資源を提供し、前記https212はインターネット通信サービスを提供し、前記ソケット213は通信接続を提供し、 前記App214はアプリケーションであって、前記サーバ210の投票集計、戦略収集、ポイント精算を処理し、
前記JVM221はジャバ仮想マシンであり、前記https222はインターネット通信サービスを提供し、前記ソケット223は通信接続を提供し、前記App224はアプリケーションであって、クライアント220の投票、戦略、ポイントを処理する
請求項4に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項7】
前記クライアント220は、投票610、ポイント620、掲示板630、戦略指示640、ブロックチェーン650のアーキテクチャを含み、
前記サーバ210は投票集計710、ポイント精算720、掲示板管理730、戦略収集740、ブロックチェーン750のアーキテクチャを含む
請求項4記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項8】
前記ブロックチェーン650、750は、
前記サーバ210と前記クライアント220の間に生成された情報610を相互認証し、前記情報610をブロックチェーンにして前記情報610の信頼性を高める
請求項7に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リアルタイムコーチングシステム及び方法に関し、より詳しくは、スポーツ競技に多数参加者の集団知性を反映してリアルタイムコーチングするリアルタイムコーチングシステム及び方法に関する。
【0002】
前記リアルタイムコーチングシステム及び方法は、セットトップボックス、コンピュータ、スマートフォンから収集される情報に基づいて予め定められた規則に従って競技に介入または参加するために投票(Poll)データ、戦略/戦術に対するリアルタイムコーチングデータを生成し、生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場に提供する。
【背景技術】
【0003】
本発明のリアルタイムコーチングシステム及び方法に関連した特許文献1のスポーツ競技の遠隔判定サービスシステム及びその方法を例に挙げれば、従来技術は競技映像をクライアントに提供し、遠隔判定を下すことができる遠隔判定端末機を利用してスポーツ競技に対して遠隔判定サービスを提供する。
【0004】
従来のスポーツ競技の遠隔判定サービスシステム及びその方法は、ビデオ判定システムが遠隔で提供されるに過ぎず、本発明のように、投票、戦略、ポイントなどのフィードバック情報に基づいたリアルタイムコーチングデータ(フィードバック情報を加工した結果)を提供することはできない。また、特許文献2のネットワークを介するスポーツ中継放送サービスシステム及びサービス方法もスポーツ中継の競技に使用者意見を交換するだけで、リアルタイムコーチングデータをコーチ、監督、または選手など実際の競技現場にいる物理的参加者に提供することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、競技現場の参加者(選手+コーチ+観衆)、あるいは遠隔から放送やインターネットストリーミングにより競技を視聴する使用者から収集された情報を利用してリアルタイムコーチングデータを生成し、競技現場に提供して、スポーツ競技の運営過程に集団知性を反映するリアルタイムコーチングシステム及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、スポーツ競技に集団知性を反映できるようにサーバ、クライアントの通信接続を利用して投票、戦略、ポイントの情報を管理し、リアルタイムコーチングデータを生成するリアルタイムコーチングシステム及び方法を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましいリアルタイムコーチングシステム及び方法は、ファン参加者30から収集された情報に基づいて選手分析、戦術/戦略分析、コーチング参加者履歴分析を行う分析モジュール10;リアルタイムコーチングシステム1の情報分析、リアルタイム集計を担当する集計モジュール20;セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集して前記集計モジュール20に提供するレシーバ40;及び前記分析モジュール10、前記集計モジュール20、前記レシーバにより収集された情報に基づいて推薦選手、推薦戦略、過去履歴情報のコーチングデータを生成して競技現場60に提供するコーチングデータ生成モジュール30;を含んで構成されることを特徴とする。
【0008】
また、前記集計モジュール20は、情報分析によりリアルタイムデータをコーチングデータ生成モジュール30に提供するリアルタイム集計モジュール21;を含むことを特徴とする。
【0009】
また、前記リアルタイムコーチングシステム1は、多数のカメラ2から構成されたビデオ判定システムを含み、ビデオ撮影及び送出システムのカメラ映像情報をクライアント220、すなわち、遠隔で視聴する視聴者に提供して使用者がカメラ映像情報を視聴し、前記クライアント220は、リアルタイムコーチングシステム1が提供するカメラ映像情報を受信してディスプレイを介して表示し、ユーザインタフェースで入力される使用者入力に応じてカメラ映像情報を選択、再生し、映像情報をリアルタイムコーチングシステム1に提供することを特徴とする。
【0010】
また、前記リアルタイムコーチングシステム1は、インターネット網 に接続された競技現場の参加者(選手+コーチ+観衆)と相互作用し、インターネット130に接続されたセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集してリアルタイムコーチングデータを生成し、放送網120またはインターネットを介して生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場の参加者に提供するサーバ210;及び前記サーバ210に対応するセットトップボックス140、コンピュータ150からなるクライアント220;を特徴を含むことを特徴とする。
【0011】
また、前記リアルタイムコーチングシステム1は、前記サーバ210と前記クライアント220の通信接続を介して前記クライアント220から投票によるフィードバックデータ、提案された特定戦略/戦術に対するフィードバックデータを収集し、前記コーチングサーバ が投票結果の集計と加工処理、戦略/戦術フィードバックデータの収集と加工処理、ポイント精算によりリアルタイムコーチングデータを生成して競技現場60に提供することを特徴とする。
【0012】
また、コーチングサーバ は、OS(Operating System)211、https(HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer)212、ソケット213、App(Application)214を含み、前記クライアント220は、JVM(Java Virtual Machine)221、https222、ソケット223、App224を含み、OS211は、アプリケーション214にソフトウェア資源を提供し、前記https212はインターネット通信システムを提供し、前記通信ソケット213は通信接続を提供し、 前記App214はアプリケーションであって、前記サーバ210の投票集計、戦略収集、ポイント精算を処理し、前記JVM221はジャバ仮想マシンであり、前記https222はインターネット通信サービスを提供し、前記ソケット223は通信接続を提供し、前記App224はアプリケーションであって、クライアント220の投票によるフィードバックデータ、戦略/戦術に対するフィードバックデータ、ポイントを処理することを特徴とする。
【0013】
また、前記クライアント220は、投票610、ポイント620、掲示板630、戦略指示640、ブロックチェーン650のアーキテクチャを含み、前記サーバ210は、投票集計710、ポイント精算720、掲示板管理730 、戦略収集740 、ブロックチェーン750のアーキテクチャを含むことを特徴とする。
【0014】
また、前記ブロックチェーン650、750は、前記サーバ210と前記クライアント220間に生成された情報610を相互認証し、前記情報610をブロックチェーンにして前記情報610の信頼性を高めることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、競技現場参加者(選手+コーチ+観衆)、使用者から収集された情報に基づいて生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場に提供してスポーツ競技に集団知性が導入されて使用者参加を励まし、スポーツ視聴の面白さを倍加する効果を有することができる。
【0016】
また、本発明は、スポーツ競技に集団知性が反映されて競技運営が高度化し、視聴者は競技に没入し、スポーツ競技に適用されるリアルタイムコーチングデータの信頼性を確保する効果を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明のリアルタイムコーチングシステムの構成を示したブロック図である。
図2】本発明のリアルタイムコーチングシステムのビデオ判定システムを示した例示図である。
図3】本発明のリアルタイムコーチングシステムの通信網構成を示した例示図である。
図4】リアルタイムコーチングシステムのサーバ、クライアントの構造を示したブロック図である。
図5】サーバとクライアントのアーキテクチャを示したブロック図である。
図6】本発明のリアルタイムコーチングシステムのブロックチェーンを示した例示図である。
図7】試合が行われる途中に選手交代などのリアルタイムコーチングのために投票を進めるための競技画面を示した例示図である。
図8】試合開始前に出場選手選抜のための投票画面を示した例示図である。
図9】客観式選択の選手選抜や選手交代より複雑な戦略と戦術を記述し、視聴者の参加(投票など)を誘導するための過程を示した例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の好ましい一実施形態によるリアルタイムコーチングシステム及び方法について詳しく説明する。以下で、従来周知の事項に対する説明は、本発明の要旨を明確にするために省略又は簡単化する。本発明の説明に含まれる構成は、個別にまたは複合結合構成されて動作する。
【0019】
図1は、本発明のリアルタイムコーチングシステムの構成を示したブロック図である。図1に示すように、リアルタイムコーチングシステム1は、分析モジュール10、集計モジュール20、リアルタイム集計モジュール21、コーチングデータ生成モジュール30、レシーバ40を含む。
【0020】
分析モジュール10は、ファン参加者30から収集された情報に基づいて選手分析、戦術/戦略分析、コーチング参加者履歴分析を行い、集計モジュール20は、リアルタイムコーチングシステム1の情報分析、リアルタイム集計を担当し、リアルタイム集計モジュール21は、情報分析によりリアルタイムデータをコーチングデータ生成モジュール30に提供し、コーチングデータ生成モジュール30は、推薦選手、推薦戦略、過去履歴情報のコーチングデータを生成して競技現場60に提供する。レシーバ40は、セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集して集計モジュール20に提供する。
【0021】
図2は、本発明のリアルタイムコーチングシステムのビデオ判定システムを示した例示図である。図2に示すように、ビデオ撮影及び送出システムは競技場3、カメラ2、リアルタイムコーチングシステム1を含む。
【0022】
競技場3にはカメラ2が多様な撮影角度で設置され、ビデオ撮影及び送出システムを備える。多数のカメラ2で構成されたビデオ撮影及び送出または判定システムは、リアルタイムコーチングシステム1と相互作用し、リアルタイムコーチングシステム1はビデオ判定システムのカメラ映像情報をクライアント220に提供して使用者がカメラ映像情報を視聴し、スポーツ競技中に発生した判定の是非を判断する情報を提供する。クライアント220はリアルタイムコーチングシステム1が提供するカメラ映像情報を受信してディスプレイを介して表示し、ユーザインタフェースで入力されるユーザ入力に応じてカメラ映像情報を選択、再生し、判定情報をリアルタイムコーチングシステム1に提供する。リアルタイムコーチングシステム1は判定情報を収集し、総合してスポーツ競技の判定の是非を判断するために使用する。
【0023】
提案された発明のリアルタイムコーチングシステムが適用できるスポーツ競技は、サッカー、バレーボール、バスケットボール、野球、格闘技など多数の人員が参加する種目に適用されるのがより一般的であるが、一対一で行う競技種目にも適用できる。
【0024】
図3は、本発明のリアルタイムコーチングシステムの通信網構成を示した例示図である。図3に示すように、リアルタイムコーチングシステム1の通信網はサーバ210、放送網120、インターネット130、セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160を含む。
【0025】
コーチングサーバ は、インターネット網 に接続された競技現場参加者(選手+コーチ+観衆)と相互作用し、インターネット130に接続されたセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集してリアルタイムコーチングデータを生成し、インターネット網 またはインターネットを介して生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場参加者に提供する。
【0026】
セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160は、家庭、会社に設置されるか、使用者に携帯されてサーバ210に投票、戦略、ポイントに関する情報を送信する。セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160は、サーバ210に対応するクライアント220として動作する。リアルタイムコーチングシステム1はサーバ210とクライアント220の通信接続を介してクライアント220から投票、戦略を収集し、サーバ210が投票集計、戦略/戦術に対するフィードバックデータ収集、ポイント精算によりアルタイムコーチングデータを生成して競技現場60に提供する。
【0027】
競技現場60は放送網またはインターネットを介してサーバ210に接続できる。競技現場60はサーバ210からリアルタイムコーチングデータを受信してスポーツ競技に反映する。リアルタイムコーチングデータは選手交代、作戦タイム、戦術指示などを含む。
【0028】
図4は、リアルタイムコーチングシステムのサーバ、クライアントの構造を示したブロック図である。図4に示すように、サーバ210、クライアント220を含む。
【0029】
サーバ210は、OS(Operating System)211、https(HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer)212、ソケット213、App(Application)214を含み、クライアント220は、JVM(Java Virtual Machine)221、https222、ソケット223、App224を含む。
【0030】
OS211はアプリケーション214にソフトウェア資源を提供し、https212はインターネット通信サービスを提供し、ソケット213は通信接続を提供し、App214はアプリケーションであって、サーバ210の投票集計、戦略収集、ポイント精算を処理する。
【0031】
JVM221はジャバ仮想マシン(アンドロイド(登録商標)の場合を一例にし、アイフォンの場合は含まれない)であり、https222はインターネット通信サービスを提供し、ソケット223は通信接続を提供し、App224はアプリケーションであって、クライアント220の投票、戦略、ポイントを処理する。App224はソケット223を利用した非同期プロセスにより駆動される。
【0032】
図5は、サーバとクライアントのアーキテクチャを示したブロック図である。図5に示すように、クライアント220は、投票610、ポイント620、掲示板630、戦略指示640、ブロックチェーン650を含み、サーバ210は、投票集計710、ポイント精算720、掲示板管理730 、戦略収集740 、ブロックチェーン750を含む。
【0033】
投票610はサーバ210の投票集計710に対応したリアルタイム投票であり、ポイント620はサーバ210のポイント精算によるポイント現況、消費であり、掲示板630はリアルタイムコーチングに対応した使用者のSNS(Social Networking Service)活動であり、戦略指示640はリアルタイムコーチングの戦略指示であり、ブロックチェーン650は投票、戦略指示に対する情報管理である。
【0034】
投票集計710はクライアント220の投票を集計し、ポイント精算720はクライアント220の活動に対するポイント精算を行い、掲示板管理730は使用者のSNS活動を管理し、戦略収集740はクライアント220から戦略を収集し、ブロックチェーン750はクライアントの投票、戦略指示に関する情報管理である。戦略は長期ルールに該当し、リアルタイムで適用される戦術を含む。戦術の適用は、スポーツ競技ルールベースの戦術が選択できる。
【0035】
図6は、本発明のリアルタイムコーチングシステムのブロックチェーンを示した例示図である。図6に示すように、リアルタイムコーチングシステムのブロックチェーンは、サーバ210とクライアント220の間に生成された情報610を相互認証し、情報610をブロックチェーンにして情報610の信頼性を高める。ブロックチェーンは金融技法から始まったが、各種情報をブロックチェーンで構成して情報の複製、奪取を防止し、信頼性を提供する。
【0036】
リアルタイムコーチングシステム1は情報610をブロックチェーンにして管理することにより、スポーツ競技から生成された情報、リアルタイムコーチング情報の複製、奪取、汚染を防止する。ブロックチェーンは情報610単位がブロックを成し、ブロック間にチェーンで連結された構造であり、これらのブロックチェーンがクライアントに分散格納されることによりネットワーク全体をハッキングせずにはブロックチェーンに連結されたリアルタイムコーチング情報を複製、奪取、汚染させることができないセキュリティ性能を強化させる。
【0037】
図7は、競技画面を示した例示図である。図7に示すように、リアルタイムコーチングシステム1が適用された競技画面310は下段に選手交代メニュー320を表示してもよく、選手交代メニュー320が選択された場合、投票が行われることができる。図6において選手交代メニュー320を例に挙げているが、リアルタイムコーチングシステム1は投票、戦略指示、掲示板、ポイントなど各種リアルタイムコーチングに関連したメニュー、現況を競技画面310にオーバーラップして表示することができる。
【0038】
図8は、出場選手の投票画面を示した例示図である。図8に示すように、出場選手投票画面410は選手420、マイポイント430、マイポイント使用440を含む。
【0039】
選手420はスポーツ競技に出場、待機する選手リストであり、マイポイント430は使用者が有しているポイント現況であり、マイポイント使用440は選手リストから投票する選手に使うポイント現況である。出場選手投票画面410はリアルタイムコーチングシステム1において投票が進行される時に表示され、使用者が待機選手のうち交代出場する選手を投票し、投票の結果、投票数が最も高い選手が交代出場選手として選択できる。図8において、出場選手投票が例示されているが、他の実施形態として、戦術選択、戦略指示、作戦タイムなどが掲示されてもよい。戦術選択はスポーツ競技ルールベースの戦術選択であり、戦略指示は長期戦略が指示され、作戦タイムはスポーツ競技中に実行される作戦タイムである。
【0040】
図9は、自由掲示板選手推薦を示した例示図である。図9に示すように、自由掲示板選手推薦510は国籍520、レベル530、ニックネーム540、選手550、後援560を含む。
【0041】
国籍520はリアルタイムコーチングシステム1に参加する使用者の国籍を示し、レベル530は参加指数を示し、ニックネーム540は使用者のIDであり、選手550は使用者が推薦する選手の名前であり、後援560は使用者が推薦する選手に対して後援するポイント点数である。使用者は、自由掲示板選手推薦により自分が後援したい選手を推薦し、推薦選手がスポーツ競技で活躍する程度によって使用者にポイント点数が貯まることができる。図9において、自由掲示板選手推薦が例示されているが、他の実施形態として、非公開掲示板運営、戦術/戦略討議、選手迎え入れなど多様な掲示板運営が可能である。
【0042】
本発明は、前述の特定の好ましい実施形態に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、誰でも多様な変形実施が可能であることは言うまでもなく、そのような変更は請求範囲記載の範囲内にある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファン参加者50から収集された情報に基づいて選手分析、戦術/戦略分析、コーチング参加者履歴分析を行う分析モジュール10;
リアルタイムコーチングシステム1の情報分析、リアルタイム集計を担当する集計モジュール20;
セットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集して前記集計モジュール20に提供するレシーバ40;及び、
前記分析モジュール10、前記集計モジュール20、前記レシーバ40により収集された情報に基づいて推薦選手、推薦戦略、過去履歴情報のコーチングデータを生成して競技現場60に提供するコーチングデータ生成モジュール30;を含み、
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
放送網120に接続された競技現場参加者(選手+コーチ+観衆)と相互作用し、インターネット130に接続されたセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160から情報を収集、分析、加工してリアルタイムコーチングデータを生成し、放送網120またはインターネット130を介して生成されたリアルタイムコーチングデータを競技現場参加者に提供するサーバ210;及び、
前記サーバ210に対応するセットトップボックス140、コンピュータ150、スマートフォン160からなるクライアント220;を含み、
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
前記サーバ210と前記クライアント220の通信接続を介して前記クライアント220から投票、戦略を収集し、前記サーバ210が投票集計、戦略収集、ポイント精算によりリアルタイムコーチングデータを生成して競技現場60に提供する
ことを特徴とするリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項2】
前記集計モジュール20は、
情報分析によりリアルタイムデータをコーチングデータ生成モジュール30に提供するリアルタイム集計モジュール21;を含む
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項3】
前記リアルタイムコーチングシステム1は、
多数のカメラ2から構成されたビデオ判定システムを含み、ビデオ判定システムのカメラ映像情報をクライアント220に提供して使用者がカメラ映像情報を視聴し、
前記クライアント220は、
リアルタイムコーチングシステム1が提供するカメラ映像情報を受信してディスプレイを介して表示し、ユーザインタフェースで入力されるユーザ入力に応じてカメラ映像情報を選択、再生し、判定情報をリアルタイムコーチングシステム1に提供する
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項4】
前記サーバ210は、OS(Operating System)211、https(HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer)212、ソケット213、App(Application)214を含み、前記クライアント220はJVM(Java Virtual Machine)221、https222、ソケット223、App224を含み、
前記OS211はアプリケーション214にソフトウェア資源を提供し、前記https212はインターネット通信サービスを提供し、前記ソケット213は通信接続を提供し、 前記App214はアプリケーションであって、前記サーバ210の投票集計、戦略収集、ポイント精算を処理し、
前記JVM221はジャバ仮想マシンであり、前記https222はインターネット通信サービスを提供し、前記ソケット223は通信接続を提供し、前記App224はアプリケーションであって、クライアント220の投票、戦略、ポイントを処理する
請求項1に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項5】
前記クライアント220は、投票610、ポイント620、掲示板630、戦略指示640、ブロックチェーン650のアーキテクチャを含み、
前記サーバ210は投票集計710、ポイント精算720、掲示板管理730、戦略収集740、ブロックチェーン750のアーキテクチャを含む
請求項1記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【請求項6】
前記ブロックチェーン650、750は、
前記サーバ210と前記クライアント220の間に生成された情報610を相互認証し、前記情報610をブロックチェーンにして前記情報610の信頼性を高める
請求項5に記載のリアルタイムコーチングシステム及び方法。
【国際調査報告】