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特表2024-528603二作用カーゴバン用ドアおよびランプシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(54)【発明の名称】二作用カーゴバン用ドアおよびランプシステム
(51)【国際特許分類】
   B60J 5/10 20060101AFI20240723BHJP
   E06B 3/50 20060101ALI20240723BHJP
   E05F 11/54 20060101ALI20240723BHJP
   E05F 1/10 20060101ALI20240723BHJP
   E05F 15/611 20150101ALI20240723BHJP
   B60J 5/00 20060101ALI20240723BHJP
   B60J 5/04 20060101ALI20240723BHJP
   B62D 33/04 20060101ALI20240723BHJP
   B60R 3/00 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
B60J5/10 A
E06B3/50
E05F11/54 A
E05F1/10
E05F15/611
B60J5/00 Z
B60J5/04 V
B60J5/04 Z
B60J5/10 Z
B60J5/10 K
B62D33/04 C
B60J5/10 C
B60J5/10 H
B60J5/04 L
B60J5/00 M
B60R3/00
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024501265
(86)(22)【出願日】2022-07-12
(85)【翻訳文提出日】2024-01-10
(86)【国際出願番号】 CA2022051081
(87)【国際公開番号】W WO2023283729
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】63/220,831
(32)【優先日】2021-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】597005820
【氏名又は名称】マルティマティック インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】100136629
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 光宜
(74)【代理人】
【識別番号】100080791
【弁理士】
【氏名又は名称】高島 一
(74)【代理人】
【識別番号】100125070
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100121212
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 弥栄子
(74)【代理人】
【識別番号】100174296
【弁理士】
【氏名又は名称】當麻 博文
(74)【代理人】
【識別番号】100137729
【弁理士】
【氏名又は名称】赤井 厚子
(74)【代理人】
【識別番号】100152308
【弁理士】
【氏名又は名称】中 正道
(74)【代理人】
【識別番号】100201558
【弁理士】
【氏名又は名称】亀井 恵二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100170184
【弁理士】
【氏名又は名称】北脇 大
(72)【発明者】
【氏名】カバナス、クリストファー リー
(72)【発明者】
【氏名】レフティ、マイケル ゴードン
【テーマコード(参考)】
2E014
2E050
2E052
3D022
【Fターム(参考)】
2E014AA06
2E014GB02
2E050AA02
2E050BA07
2E050DA01
2E050DA02
2E052AA09
3D022AA02
3D022AB08
3D022AC04
3D022AD02
3D022AD08
3D022AD10
3D022AE09
3D022AE13
(57)【要約】
カーゴバン用ドアシステムは、カーゴコンパートメント付きのカーゴバンを有し、1つ以上のドアがカーゴコンパートメントの3つの外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向に解放可能にピボット回転してドアとして作用することを許容する第1のピボット回転手段を有し、ドアがカーゴコンパートメントの床に対して垂直方向にピボット回転してランプとして作用することを可能にする第2のピボット回転手段を有し、かつ、第1のピボット回転手段および第2のピボット回転手段の係合と脱係合を調整するための手段を有する。第1のピボット回転手段が係合してドアが外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向にスイングしてドアとして機能し続けることを許容するときには、第2のピボット回転手段は脱係合し、かつ、第2のピボット回転手段が係合してドアが床に対して垂直方向にスイングしてランプとして作用することを許容するときには、第1のピボット回転手段は脱係合する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーゴバン用ドアシステムであって、当該カーゴバン用ドアシステムは:
屋根、床および3つの外側を向いた側壁を有するカーゴコンパートメント付きのカーゴバンを有し;
前記の外側を向いた側壁のうちの少なくとも1つにおける開口部に搭載された少なくとも1つのドアを有し、前記の少なくとも1つのドアは、外向き面および内向き面、第1の横向き面および第2の横向き面ならびに上向き面および下向き面を有し、前記面はすべて、前記の少なくとも1つのドアが閉じているときに方向的に定められ;
前記の少なくとも1つのドアが前記の外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向に解放可能にピボット回転してドアとして作用することを許容する、第1のピボット回転手段を有し;
前記の少なくとも1つのドアが前記床に対して垂直方向に解放可能にピボット回転してランプとして作用することを許容する、第2のピボット回転手段を有し;
前記の第1のピボット回転手段および前記の第2のピボット回転手段の係合と脱係合を調整するための手段を有し;
前記の第1のピボット回転手段が係合して、前記の少なくとも1つのドアが前記カーゴコンパートメントの前記の外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向にスイングしてドアとして機能し続けることを許容するときには、前記の第2のピボット回転手段が脱係合し、かつ、前記の第2のピボット回転手段が係合して、前記カーゴコンパートメントの前記床に対して垂直方向にスイングしてランプとして作用することを許容するときには、前記の第1のピボット回転手段が脱係合するようになっている、
前記カーゴバン用ドアシステム。
【請求項2】
前記の第2のピボット回転手段が前記の少なくとも1つのドアがランプとして作用するように係合するとき、前記ランプの動きがコイルバネ、ストラット補助機構、電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つによって制御される、請求項1に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項3】
前記の少なくとも1つのドアの前記の外側の横向き面と前記コイルバネ、前記ストラット補助機構、前記電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つとの間にケーブルが接続される、請求項2に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項4】
前記の第1のピボット回転手段が少なくとも1つの第1のヒンジを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項5】
2つのドアがフレームに並んで搭載され、前記フレームは外側を向いた側壁に解放可能に搭載され、かつ、前記床に回転的に搭載される、請求項1~4のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項6】
前記フレームが、前記床に隣接し、かつ、前記開口部を中心に互いに解放可能に接続された2つのLブラケットを有し、前記の2つのLブラケットは、接続されるときには、前記ドアが水平方向に回転してドアとして作用すること、または、前記ドアが一緒に開閉してランプとして作用することのいずれかを許容し、かつ、接続が解除されるときには、いずれのドアも鉛直方向に回転して個別にランプとして作用することを許容する、請求項5に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項7】
前記フレームと各ドアとの間に複数の第1の解放可能なヒンジが搭載される、請求項4~6のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項8】
少なくとも1つの第1のラッチが、前記の少なくとも1つのドアを解放して、回転して開閉させてランプとして作用させるように適合する、請求項1~7のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項9】
前記の少なくとも1つのドアの前記の第1の横向き面と前記カーゴコンパートメントの前記の外側を向いた側壁のうちの隣接するものとの間に少なくとも1つの第1の解放可能なヒンジが搭載される、請求項1~3のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項10】
前記の少なくとも1つのドアの前記下向き面と隣接する前記カーゴコンパートメントの前記床との間に少なくとも1つの第2の解放可能なヒンジが搭載される、請求項1~3のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項11】
前記の少なくとも1つのドアがさらに、前記の少なくとも1つのドアの前記上向き面にヒンジ留めされたランプフラップを有し、前記ランプフラップは、前記の少なくとも1つのドアが鉛直方向に配向されるときには前記の少なくとも1つのドアの前記内向き面にもたれかかり、かつ、前記の少なくとも1つのドアがランプとして作用するときには外側に回転して前記の少なくとも1つのドアに延長部を提供する、請求項1~10のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項12】
前記の少なくとも1つのドアが、前記カーゴコンパートメントの後部にて外側を向いた側壁に搭載される、請求項1~11のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項13】
前記の少なくとも1つのドアが、前記カーゴコンパートメントの側面にて外側を向いた側壁に搭載される、請求項1~11のいずれか一項に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項14】
単一のドアが前記カーゴコンパートメントの外側を向いた側壁に隣接して解放可能にラッチ固定される、請求項1に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項15】
2つのドアが並んで搭載され、かつ、前記カーゴコンパートメントの前記開口部の中心線にて解放可能にラッチ固定される、請求項1に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、自動車用ドアおよびランプ(ramp;傾斜路)、とりわけカーゴバン用ドアおよびランプの分野に属する。
【背景技術】
【0002】
背景
カーゴコンパートメント付きのカーゴバンは、小さいサイズから中間のサイズの積荷の輸送に有用である。積荷は、手で保持される程十分小さい小荷物からいっそう大きい被包装物、家具、建築材料および無数のその他のカーゴまで様々であろう。典型的には、カーゴバンは、スイングして横向きに開く単一の後方ドアを有するか、または、反対方向に横向きに開く車両の中心線にラッチ固定された2つのドアを有する。かかるドア(単数)またはドア(複数)は、代替的にはカーゴコンパートメントの側部に配置されてもよい。1人の人がカーゴを荷下ろしするとき、該人は、送達されるカーゴをドア(単数)またはドア(複数)に隣接するカーゴコンパートメントにおける位置へと移動させるであろう。その後、該人は、カーゴコンパートメントの床から地面の高さへと飛び降りるか、または、降りて、手で、または、カート、トロリーもしくはその他の輸送手段で輸送されるカーゴをカーゴコンパートメントから持ち上げなければならない。この地面の高さへの飛び降りは、カーゴコンパートメントへの出入りを補助するステップが備えられている場合もあるが、人によっては困難であろう。荷下ろしに2人の人を参加させることで、そのうちの1人がカーゴコンパートメントに留まり、もう1人が地面の高さに立って荷下ろしされるカーゴを受け取ることが可能になる。
【0003】
時々、カーゴの積荷はこの単純な荷下ろし工程にとっては大き過ぎるか、または、重過ぎ、かつ、バンからのカーゴの除去を容易にするためにある種のランプを採用することが有利である。1人以上の人が、カーゴを保持しながらランプを歩いて下ってもよく、カーゴが積まれたトロリーまたはカートをランプの下へと案内してもよく、カーゴをランプの下へと押してそれを地上の高さへとスライドさせてもよい。時々、ランプはまた、カーゴが地面の高さより上であり、カーゴコンパートメントの床の高さより下または上のいずれかで荷下ろしされるべきときに助けとなる。明確なことに、荷下ろしの最中に存在する同じ要因の多くはまた、バンの中へとカーゴを積むときにも当てはまる。典型的には、ランプはカーゴコンパートメントの床の下に格納され、かつ、バンの後方へと引き出される。ランプは、配備されるときにはカーゴコンパートメントの床と同じ高さである場合もある。その他のランプは、カーゴコンパートメントの床からの連続的な表面を提示せず、したがって、カーゴコンパートメントの床からいくぶんの距離だけ低く配備されたランプまでの落差を提示するように搭載されるであろう。
【0004】
典型的には、カーゴコンパートメントの床より下に搭載されたランプは、時々このランプ配備がモーター駆動であるものの、それらの収納位置から手で引き出される。かかる引き出し式ランプの重量は、強さが十分でないか、そうでなければ手でランプを配備することに悪戦苦闘するユーザーにとって困難を提示するであろう。また、ランプおよびそのキャリッジが使用により摩損したとき、ランプの配備に対して誤整列の問題または増大した摩擦および抵抗が存在するであろう。繰り返しになるが、ランプの配備の最中に当てはまる要因の多くはまた、ランプが使用後に収納されるときにも当てはまるであろう。
【0005】
したがって、側部のバン用スイングドアおよび配備可能なランプの両方がカーゴバンにおける特定の状況で有用であるので、好ましくはいっそう少ない個別のコンポーネントを用いて単純な構成で両方の機能を提供することは有益であろう。従来のランプの配備に関連するコンポーネントの重量問題、摩擦抵抗および摩損を減少させることもまた有益であろう。
【発明の概要】
【0006】
カーゴバン用ドアにおいてドアおよびランプの機能を組み合わせる新しい手段が開発された。ドアおよびランプは、単一のコンポーネントを有する。概して互いに直交して配置された解放可能なピボット回転手段を用いて、ドアは、カーゴコンパートメントの側壁に隣接して搭載された第1のピボット回転手段を用いてスイングして横向きに開かれて、ランプなしのカーゴの荷積みまたは荷下ろしを可能にし得、あるいは、代替的には、カーゴコンパートメントの床に隣接して搭載された第2のピボット回転手段上に垂れ下がってランプを形成し得る。概して、両方の解放可能なピボット回転手段は、ドアおよびランプが完全に閉じているときにはラッチ固定されているであろう。解放可能なピボット回転手段は、ヒンジ(単数)を有していてもよく、ヒンジ(複数)を有していてもよい。
【0007】
典型的には、バンは、構造的支持のためにカーゴコンパートメントの後部にピラー(単数)またはピラー(複数)を備える。これらのピラーは、ドア(単数)またはドア(複数)が搭載されるカーゴコンパートメントの外側を向いた側壁における開口部の境界を有していてもよい。単一の支持ピラーに側部のラッチ固定可能なヒンジ(単数)が搭載されてもよく、離間した支持ピラー(複数)に側部のラッチ固定可能なヒンジ(複数)が搭載されてもよい。ドアが開かれるべきか、または、ランプが配備されるべきかのいずれかのとき、解放可能なヒンジのうちの一方がラッチ固定され、または、係合し、他方の解放可能なヒンジはラッチ固定が解除され、または、脱係合してこの二重のドアおよびランプ機能を許容する。第2のヒンジ上でバンに対して鉛直方向に回転するランプの動きは、コイルバネ、ストラット補助機構、電気モーターまたはその他の適切な制御手段によって制御されてもよい。ランプと制御手段との間のケーブルまたはその他の適切な接続手段は、ランプが円滑に、かつ、制御下で開閉することを可能にする。単一のドアおよびランプユニットが採用されてもよく、並んで搭載された2つのドアおよびランプユニットが採用されてもよい。また、必要であれば、複数の第1のヒンジおよび第2のヒンジが採用されてもよい。単一のドアをバンの側壁に解放可能に保持し、または、2つの並んだドアが閉じているときには該ドアを一緒に解放可能に保持するために、1つ以上の従来のラッチが用いられてもよい。後者の場合、2つのドアが並んで搭載され、かつ、カーゴコンパートメントの開口部の中心線にてラッチ固定される。3つの外側を向いた側壁が存在する。ドア(単数)またはドア(複数)は、バンの後方を向いた側壁において搭載されてもよく、側方の側壁の一方または両方において搭載されてもよく、それらの任意の組み合わせにおいて搭載されてもよい。
【0008】
本発明の主たる態様においては、カーゴバン用ドアシステムは、屋根、床および3つの外側を向いた側壁を有するカーゴコンパートメント付きのカーゴバンを有し、外側を向いた側壁のうちの少なくとも1つにおける開口部に搭載された少なくとも1つのドアを有し、該少なくとも1つのドアは、外向き面および内向き面、第1の横向き面および第2の横向き面ならびに上向き面および下向き面を有し、該面はすべて少なくとも1つのドアが閉じているときに方向的に定められ、当該カーゴバン用ドアシステムは、少なくとも1つのドアが外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向に解放可能にピボット回転してドアとして作用することを許容する第1のピボット回転手段を有し、少なくとも1つのドアが床に対して垂直方向に解放可能にピボット回転してランプとして作用することを許容する第2のピボット回転手段を有し、第1のピボット回転手段および第2のピボット回転手段の係合ならびに脱係合を調整するための手段を有し、第1のピボット回転手段が係合して少なくとも1つのドアがカーゴコンパートメントの外側を向いた側壁のうちの1つに対して横方向および垂直方向にスイングしてドアとして機能し続けることを許容するときには、第2のピボット回転手段が脱係合し、かつ、第2のピボット回転手段が係合して少なくとも1つのドアがカーゴコンパートメントの床に対して垂直方向にスイングしてランプとして機能することを許容するときには、第1のピボット回転手段が脱係合するようになっている。
【0009】
本発明のさらなる態様では、第2のピボット回転手段が少なくとも1つのドアがランプとして作用するように係合するときには、ランプの動きは、コイルバネ、ストラット補助機構、電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つによって制御される。
【0010】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つのドアの外側を向いた横向き面とコイルバネ、ストラット補助機構、電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つとの間にケーブルが接続される。
【0011】
本発明のさらなる態様では、第1のピボット回転手段は少なくとも1つの解放可能なヒンジを有する。
【0012】
本発明のさらなる態様では、2つのドアがフレームに並んで搭載され、該フレームは、外側を向いた側壁に解放可能に搭載され、かつ、床に回転的に搭載される。
【0013】
本発明のさらなる態様では、フレームは、床に隣接して、かつ、開口部を中心にして互いに解放可能に接続された2つのLブラケットを有し、該2つのLブラケットは、接続されているときには、ドアが水平方向に回転してドアとして作用するか、または、一緒に開閉してランプとして作用するかのいずれかを許容し、かつ、接続が解消されたときには、いずれかのドアが鉛直方向に回転してランプとして作用することを許容する。
【0014】
本発明のさらなる態様では、複数の第1の解放可能なヒンジがフレームと各ドアとの間に搭載される。
【0015】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つの第1のラッチが、少なくとも1つのドアを解放して、回転して開閉させてランプとして作用させるように適合する。
【0016】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つの第1の解放可能なヒンジが、少なくとも1つのドアの第1の横向き面とカーゴコンパートメントの外側を向いた側壁のうちの隣接したものとの間に搭載される。
【0017】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つの第2の解放可能なヒンジが、少なくとも1つのドアの下向き面と隣接するカーゴコンパートメントの床との間に搭載される。
【0018】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つのドアはさらに、少なくとも1つのドアの上向き面にヒンジ留めされたランプフラップを有し、該ランプフラップは、少なくとも1つのドアが鉛直方向に配向されるときには、少なくとも1つのドアの内向き面にもたれかかり、かつ、少なくとも1つのドアがランプとして作用するときには外側に回転して少なくとも1つのドアに延長部を提供する。
【0019】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つのドアは、カーゴコンパートメントの後部にて外側を向いた側壁に搭載される。
【0020】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つのドアは、カーゴコンパートメントの側部にて外側を向いた側壁に搭載される。
【0021】
本発明のさらなる態様では、単一のドアがカーゴコンパートメントの側壁に隣接して解放可能にラッチ固定される。
【0022】
本発明のさらなる態様では、2つのドアが並んで配置され、かつ、カーゴコンパートメントの開口部の中心線にて解放可能にラッチ固定される。
【0023】
本発明のさらなる特徴および態様は、以下の説明から明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、二作用(dual acting)ドアおよびランプシステムを有するカーゴバンの斜視代表図である。
図2図2は、二作用ドアおよびランプシステムを有するカーゴバンの後部の斜視図である。
図3図3は、ランプとして配備された2つのドアを示すカーゴバンの後部の斜視図である。
図4図4は、複数の二作用ドアおよびランプシステムを有するカーゴバンの斜視代表図である。
図5図5は、二作用ドアおよびランプシステム用のフレームならびにドアの側面図である。
図6図6は、二作用ドアおよびランプシステム用のフレームならびにドアの斜視代表図であり、ドアは閉じた状態である。
図7図7は、二作用ドアおよびランプシステム用のフレームならびにドアの斜視代表図であり、ドアは開いていてドアとして作用する状態である。
図8図8は、二作用ドアおよびランプシステム用のフレームならびにドアの斜視代表図であり、1つのドアは閉じ、かつ、1つのドアは開いてランプとして作用する状態である。
図9図9は、概略的なカーゴコンパートメントの開口部に搭載された二作用ドアおよびランプシステム用のフレームならびにドアの斜視代表図であり、1つのドアは開いてドアとして作用し、かつ、1つのドアは開いてランプとして作用する状態である。
図10図10は、二作用ドアおよびランプシステムのためのフレームならびにドアの斜視代表部分図であり、1つのドアは閉じ、かつ、1つのドアは開いてランプとして作用する状態である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
先行する段落、請求項または以下の説明および図面の実施形態、例ならびに代替物(それらの種々の態様または各々の個別の特徴のうちのいずれかを含む)は、独立して、または、組み合わされて採用されてもよい。1つの実施形態に関して説明された特徴は、かかる特徴が不適合でない限りすべての実施形態に適用可能である。
【0026】
発明の詳細な説明
図1は、一方のドアがランプとして配備されているが、他方のドアが閉じた位置およびドアとして開いた状態の両方でカーゴバンを示しているので部分的に代表的である。しかしながら、カーゴバンに搭載されるとき、各ドアは概して、任意の1時点において、閉じているか、ドアとして開いているか、または、ランプとして開いているかだけであろう。図2は、一方のドアが閉じており、かつ、他方のドアがドアとして開いている状態(図の左側)およびランプとして配備されている状態(図の右側)の両方を示している。図3は、ユーザーがランプとして配備された両方のドアの上にトロリーを押し上げる表示である。図4は、開いてドアとして作用する状態と、一緒になって配備されてランプとして作用する状態の両方のカーゴバンの側部およびカーゴバンの後部の両方に搭載されたドアを示しているので再び代表的である。図5は、以下で詳細に説明するようにフレームに搭載された代表的なドアの側面図である。図6~8および10は、フレームに搭載された観念的なドアを示しているので再び代表的である。それらは、実際にカーゴバンにおいて現れるようにドアを表すことを意図しない。同様に、図9は、カーゴコンパートメントを表すための構造に搭載されたドアを有する代表的なフレームを示している。これは、実際にカーゴバンにおいて現れるように二作用ドアおよびランプシステムを表すことを意図しないが、説明の簡潔さのために提供される。
【0027】
カーゴバン1はカーゴコンパートメント3を有し、カーゴコンパートメント3は、屋根5、床7、外側を向いた側壁9、11および13ならびに外側を向いた側壁のうちの1つにおける開口部15を有する。開口部15には、ランプとして機能してもよい少なくとも1つのドア17が搭載される。ドア17は、外向き面19、内向き面21、第1の横向き面23、第2の横向き面25、上向き面27および下向き面29を有する。位置は、ドア17が閉じているときに方向的に定められる。
【0028】
ドア17は、以下でさらに説明されるように、カーゴコンパートメント3に直接搭載されてもよく、代替的にはフレーム51に搭載されてもよく、フレーム51は次いでカーゴコンパートメント3に搭載される。いずれの場合も、第1のピボット回転手段31は、少なくとも1つのドア17が外側を向いた側壁9,11,13のうちの1つに対して横方向および垂直方向に解放可能にピボット回転してドアとして作用することを許容する。さらに、第2のピボット回転手段33は、少なくとも1つのドア17が床5に対して垂直方向に解放可能にピボット回転してランプとして作用することを許容する。
【0029】
少なくとも1つのドアは、単一のドアを有していてもよく、並んで搭載された2つのドアを有していてもよい。ドア(単数)またはドア(複数)は、外側を向いた側壁9,11,13のいずれに搭載されてもよい。
【0030】
第1の実施形態では、少なくとも1つのドア17の第1の横向き面23とカーゴコンパートメント3の外側を向いた側壁9,11,13にうちの隣接したものとの間に少なくとも1つの第1の解放可能なヒンジ32が搭載される。この第1の解放可能なヒンジ32は、ドア17がスイングして水平方向横向きに開くことを許容するように適合する。さらに、少なくとも1つのドア17の下向き面29と隣接するカーゴコンパートメント3の床7との間に、少なくとも1つの第2の解放可能なヒンジ34が搭載される。第2の解放可能なヒンジ34は、ドア17が鉛直方向に上下にスイングしてランプとして作用することを許容するように適合する。第1の解放可能なヒンジ32が係合して少なくとも1つのドア17がカーゴコンパートメント3の外側を向いた側壁9,11,13のうちの1つに対して横方向および垂直方向にスイングしてドアとして機能し続けることを許容するとき、第2の解放可能なヒンジ34は脱係合する。逆に、第2の解放可能なヒンジ34が係合して少なくとも1つのドア17がカーゴコンパートメント3の床7に対して垂直方向にスイングしてランプとして作用することを許容するとき、第1の解放可能なヒンジ32は脱係合する。第1および第2の解放可能なヒンジの係合と脱係合を調整するための手段が提供される。第1の解放可能なヒンジ32および第2の解放可能なヒンジ34を解放するために、適切なラッチ39が用いられてもよい。概して、ラッチ39が第1の解放可能なヒンジ32を解放するとき、第2の解放可能なヒンジ34は係合したままであろうし、かつ、ラッチ39が第2の解放可能なヒンジ34を解放するとき、第1の解放可能なヒンジ32は係合したままであろう。ラッチ39は、自動で制御されてもよく、手動で制御されてもよい。
【0031】
ドア17が鉛直方向に開閉してランプとして作用するとき、その動きを制御するために制御手段37が提供されてもよい。例えば、開口部15に隣接するカーゴコンパートメント3の外側を向いた側壁9,11,13のうちの1つからドアの横向き面23へとケーブル71が延びて、支持を提供し、または、電気モーター77のような能動的動力制御の下で丸まったり広がったりしてもよい。代替的には、コイルバネ73、ガスストラット補助機構75などのようなエネルギー保存手段を含む受動的運動コントローラーが採用されて、ドア17が制御下で開いた状態で下げられてランプとして作用し、かつ、ドア17を閉じた位置に戻すのに必要とされる物理的労力を減少させてもよい。車両テールゲート用のリフト補助機構と題する米国特許第6,773,047号には、同様の目的のために用いられるガスストラットが記載されている。構造は、ガスストラットが単純なレバーアームに作用して閉モーメントを作り出してもよく、かつ、テールゲート環境におけるように並進することを許容されるよりはむしろ固定されたままでよいので、本明細書に記載のドア/ランプ環境においていくぶんいっそう単純である。
【0032】
要件に基づいて、ドア17は、外側を向いた壁9においてカーゴコンパートメントの後部にて搭載されてもよく、外側を向いた側壁11,13のいずれかまたは両方において搭載されてもよい。ドア開口部3の数の増大は、車両の製造コストを増大させるであろうが、カーゴの荷積みまたは荷下ろしのためにいっそう大きい柔軟性を提供するであろう。
【0033】
ランプとしての作動のために、ドア17は好ましくは、ランプフラップ43を備える。ランプフラップ43は、ドア17が鉛直方向に配向されるときには、少なくとも1つのドア17の上向き面27にヒンジ留めされ、かつ、少なくとも1つのドアの内向き面21にもたれかかってもよい。ドア17が鉛直方向に回転してランプとして作用するにつれて、ランプフラップ43が外側に回転して、カーゴコンパートメント3から遠位方向にランプに延長部を提供する。ドア(単数)またはドア(複数)17の外側には、それらの上向き面27に隣接して適切な支持体44が搭載されて、ドア17が下げられてランプとして作用するときにそれらの上の摩損を減少させてもよい。かかる支持体44は、ドア17と地面またはその他の表面との直接的な接触を防止して、ドア17の塗装仕上げおよび一般的完全性を保護してもよい。ランプフラップ43は、金属が用いられてもよいが、硬化性プラスチックのような摩損抵抗性材料であってもよい。いずれにせよ、ランプフラップ43が好ましくは使用時でないときにはドア17の内側に収納されるので、ランプフラップ43の摩損は概して、ランプフラップ43が配備されるときを除いて明らかではないであろう。
【0034】
2つのドア17が並んで搭載されるとき、それらは、ドアとして作用するときとランプとして作用するときの両方で一緒または個別に開かれてもよい。ドア17は、開口部15の中心線にてラッチ機構38を用いて従来のように一緒にラッチ固定されてもよい。したがって、一方のドア17が、他方が水平方向に開かれても閉じたままであってもよく、両方のドア17がスイングして開いてカーゴコンパートメント3へのアクセスを増大させてもよい。同様に、一方のドア17が、他方が下げられてランプとして作用しても閉じたままであってもよく、両方のドア17が下げられてランプとして作用し、再びカーゴコンパートメントへのアクセスを増大させてもよい。解放可能なヒンジは、ヒンジを所定の位置に保持し、または、それらを解放するラッチとともに、このドア配向の多様性を許容するのに役立つ。
【0035】
第2の実施形態では、ドア(単数)またはドア(複数)17は、カーゴコンパートメントに直接接続されない。代わりに、ドア(単数)またはドア(複数)17はフレーム51に搭載され、フレーム51は次いで、カーゴコンパートメント3にピボット回転可能に搭載される。この構成は、図5~10に概略的に示されている。便宜のために、2つのドアの構成が説明される。フレーム51は2つのパーツ、すなわち、鉛直方向アーム57,59および水平方向基部61,63を有する鏡像Lブラケット53,55を有する。これらのLブラケット53,55の基部61,63は、開口部の中央の位置にて互いに解放可能に接続される。解放可能な接続は、Lブラケット53,55がカーゴコンパートメント3の床7に対して一緒または別々に回転することを可能にし;このことは、ドア17が一緒または別々のいずれかでランプとして配備されることを可能にする。1つのドア17のみがランプとして配備されるとき、そのドア17のLブラケット53,55は床7に対して回転し、その他のLブラケット53,55およびそのドア17は固定的であり、かつ、閉じたままである。
【0036】
ドア(単数)またはドア(複数)として機能するとき、ドア17はフレーム51内に固定されたままでもよく、かつ、フレーム51はカーゴコンパートメント3に対して回転してもよい。代替的には、ドア17はそれぞれ、フレーム51の鉛直方向アーム57,59のうちの1つにヒンジ留めされてもよく、ドア17はフレーム51に対して水平方向に回転してもよく、かつ、フレーム51はカーゴコンパートメント3に解放可能に搭載されてもよい。ドア17がランプとして作用するときには、フレーム51を解放して鉛直方向に回転することを許容するためにラッチ39がきっかけとなってもよい。
【0037】
図示された実施形態には特定のコンポーネントの配置構成が開示されているが、その他の配置構成もまた、本明細書から利益を得るであろうことが理解されるべきである。特定のステップの順番が示され、説明され、かつ、請求されているかも知れないが、ステップは、逆のことが示されていなければ、任意の順序で、分離して、または、組み合わされて実行されてもよく、かつ、本発明からまだ利益を得るであろうことが理解されるべきである。
【0038】
異なる例が図に示されている具体的なコンポーネントを有するが、本発明の実施形態はそれらの特定の組み合わせに限定されない。例のうちの1つからのコンポーネントまたは特徴のうちのいくつかを例のうちの別のものからの特徴またはコンポーネントと組み合わせて用いることが可能である。
【0039】
例示的な実施形態が開示されてきたが、当業者であれば、特定の修正が請求の範囲内に入ることを認識するであろう。その理由のために、以下の請求の範囲は、それらの真の範囲および内容を決定するために研究されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-05-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーゴバン用ドアおよびランプシステムであって、当該カーゴバン用ドアおよびランプシステムは:
カーゴバンのカーゴコンパートメントの3つの外側を向いた側壁のうちの少なくとも1つにおける開口部に搭載されるように適合するフレームを有し;
前記フレームは、水平方向基部と、前記基部の遠位端から延びる2つの直立したサイドアームとを少なくとも有し;
前記フレームに並んで搭載された2つのドア-ランプコンポーネントを有し、前記ドア-ランプコンポーネントは、ドアまたはランプのいずれかとして機能するように適合し;
前記ドア-ランプコンポーネントは、各ドア-ランプコンポーネントの内縁にて互いに解放可能に取り付けられ;
前記フレームは、前記のカーゴバンのカーゴコンパートメントの床に隣接し、かつ、前記開口部を中心に互いに解放可能に接続された2つのLブラケットを有し、前記の2つのLブラケットは、接続されるときには、前記ドア-ランプコンポーネントが水平方向に回転してドアとして作用すること、または、前記ドア-ランプコンポーネントが一緒に開閉してランプとして作用することのいずれかを許容し、かつ、接続が解除されるときには、いずれのドア-ランプコンポーネントも鉛直方向に回転して個別にランプとして作用することを許容し;
前記ドア-ランプコンポーネントは、第1のラッチおよび第2のラッチによって、各ドア-ランプコンポーネントの外縁に隣接する前記フレームに解放可能にラッチ固定され、かつ、閉じた位置において所定の場所に保持され、前記の第1のラッチのうちの少なくとも1つは、外縁に隣接して各ドア-ランプコンポーネントに係合し、前記の第2のラッチのうちの少なくとも1つは、底縁に隣接して各ドア-ランプコンポーネントに係合し;
各ドア-ランプコンポーネントは、各々の第2のラッチが解放されるときには、前記の直立したサイドアームのうちの1つに隣接してヒンジ留めされ、かつ、揺れて水平方向に開閉してドアとして作用するように適合し;
各ドア-ランプコンポーネントは、各々の第1のラッチが解放されるときには、前記底縁に隣接してヒンジ留めされ、かつ、揺れて鉛直方向に開閉してランプとして作用するように適合し;かつ、
前記の第1のラッチおよび前記の第2のラッチの係合と脱係合を調整するための手段を有する;
前記カーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項2】
前記のカーゴバンのカーゴコンパートメントがさらに、屋根および床を有する、請求項1に記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項3】
前記ドア-ランプコンポーネントがランプとして作用するとき、前記ランプの動きがコイルバネ、ストラット補助機構、電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つによって制御される、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項4】
少なくとも1つのドア-ランプコンポーネントの外縁と前記コイルバネ、前記ストラット機構、前記電気モーターまたはその他の適切な制御手段のうちの1つとの間にケーブルが接続される、請求項3に記載のカーゴバン用ドアシステム。
【請求項5】
前記フレームと各ドア-ランプコンポーネントとの間に複数の解放可能なヒンジが搭載される、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項6】
少なくとも1つの第1のラッチが、各ドア-ランプコンポーネントを解放して、回転してランプとして作用させるように適合する、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの第2のラッチが、各ドア-ランプコンポーネントを解放して、回転してドアとして作用させるように適合する、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項8】
各ドア-ランプコンポーネントの外縁と前記カーゴコンパートメントの前記の外側を向いた側壁のうちの隣接するものとの間に少なくとも1つの第1の解放可能なヒンジが搭載される、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項9】
各ドア-ランプコンポーネントの前記底縁と隣接する前記カーゴコンパートメントの前記床との間に少なくとも1つの第2の解放可能なヒンジが搭載される、請求項2に記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項10】
前記ドア-ランプコンポーネントがさらに、各ドア-ランプコンポーネントの上縁にヒンジ留めされたランプフラップを有し、前記ランプフラップは、前記ドア-ランプコンポーネントが鉛直方向に配向されるときには前記ドア-ランプコンポーネントの内向き面にもたれかかり、かつ、ランプとして作用するときには外側に回転して各ドア-ランプコンポーネントに延長部を提供する、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項11】
前記フレームが、前記カーゴコンパートメントの後部にて外側を向いた側壁に搭載される、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項12】
前記フレームが、前記カーゴコンパートメントの側面にて外側を向いた側壁に搭載される、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項13】
前記開口部が後部車体ピラーによって少なくとも部分的に定められる、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【請求項14】
前記ヒンジおよびラッチコンポーネントが組み合わされる、請求項1および2のいずれかに記載のカーゴバン用ドアおよびランプシステム。
【国際調査報告】