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  • 特表-洗剤投入装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】洗剤投入装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/02 20060101AFI20240725BHJP
【FI】
D06F39/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542943
(86)(22)【出願日】2021-11-24
(85)【翻訳文提出日】2022-07-13
(86)【国際出願番号】 CN2021132601
(87)【国際公開番号】W WO2023019790
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】202121911864.0
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】303054113
【氏名又は名称】杭州神林電子有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100104787
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 伸司
(72)【発明者】
【氏名】王 華
(72)【発明者】
【氏名】鮑 鵬飛
【テーマコード(参考)】
3B166
【Fターム(参考)】
3B166AE07
3B166BA82
3B166DC47
3B166FA01
3B166FA12
3B166FB02
3B166GA05
3B166GA06
(57)【要約】
【課題】大きな粒子状物質によって引き起こされるバブルの失効問題点を解決する。
【解決手段】給水弁と、液体交換空間、洗剤ケースAとポンプから構成される洗剤投入ユニットであり、該給水弁の入口が給水口に繋ぎ、該給水弁の排出口が該液体交換空間と該ポンプの吸入口と貫通され、該ポンプの排出口が洗剤の給液配管と繋ぎ、該洗剤ケースAがバルブと液体交換空間を経て貫通され、該バルブが2個コイルの三通バルブAで、該2個コイルの三通バルブAが、該液体交換空間と繋ぐ公共口Aと、該洗剤の入口配管と繋ぐ常通口Bと、該洗剤ボックスAと繋ぐ常閉口Cから構成され、該液体交換空間が該2個コイルの三通バルブAを経て、該洗剤の液体入口配管と洗剤ボックスAと連通される。洗剤ボックスと液体交換空間との通路、及び液体交換空間と洗剤の入口配管との通路の開閉が2個コイルの三通バルブで制御することができるので、課題を解決することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
給水弁(1)、液体交換空間(2)、洗剤ボックスA(4)とポンプから構成され、
該給水弁(1)の入口が給水口と接続され、該給水弁(1)の的排水口が該液体交換空間(2)と該ポンプの吸口を繋げ、該ポンプの排出口が洗剤の液体入口配管と連通され、
該洗剤ボックスA(4)がバルブを経て該液体交換空間(2)と連通され、
該バルブが2個コイルの三通バルブA(3)で、該液体交換空間(2)と繋ぐ公共口A(31)と、洗剤の入口配管と繋ぐ常通口B(32)と、該洗剤ボックスA(4)と繋ぐ常閉口C(33)から構成され、
該液体交換空間(2)が該2個コイルの三通バルブA(3)を経て、該洗剤の液体入口配管と洗剤ボックスA(4)と連通されることを特徴とする洗剤投入装置である。
【請求項2】
該ポンプが計量ポンプ(5)であることを特徴とする請求項1記載の洗剤投入装置である。
【請求項3】
該ポンプがジェットポンプ(8)で、該ジェットポンプ(8)の吸口が該給水弁(1)の出口と該液体交換空間(2)と連通され、該ジェットポンプ(8)の入口が給水口と繋ぎ、該ジェットポンプ(8)の出口が該液体入口配管と繋ぐことを特徴とする請求項1記載の洗剤投入装置である。
【請求項4】
該液体交換空間(2)と該ジェットポンプ(8)の吸口を連通する配管に流量計(9)が設けられることを特徴とする請求項3記載の洗剤投入装置である。
【請求項5】
幾つかの2個コイルの三通バルブB(6)と洗剤ボックスB(7)が増加され、各洗剤ボックスB(7)が該2個コイルの三通バルブB(6)を経て配管と繋げ、該配管が該2個コイルの三通バルブA(3)と該液体交換空間(2)を連通することを特徴とする請求項1或いは請求項2或いは請求項3あるいは請求項4記載の洗剤投入装置である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機部品、特に洗剤投入装置の技術分野に係るものである。
【背景技術】
【0002】
出願人が提出したCN201910336291.4は、洗剤投入装置に関わるもので、給水弁、洗剤ボックス、ポンプと液体交換空間から構成され、該液体交換空間が該給水弁の出口と該ポンプの吸口を連通して、該洗剤ボックスが該液体交換空間と連通され、該液体交換空間が単一方向のバルブAを経て洗剤の入口配管と繋ぐ。該装置は、計量ポンプが洗剤から腐食されないようにして、計量ポンプの使用寿命を延べることができる。ただし、前記の構成に不具合があり、洗剤ボックスと液体交換空間との通路、及び液体交換空間と洗剤の入口配管との通路が単一方向のバルブで制御されるが、現行の洗剤あるいは柔軟剤に大きな粒子状物質などがあり、バルブ機能の失効に至りやすいので、該バルブの使用寿命を影響する。
【先行出願】
【0003】
中国特許出願201910336291.4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大きな粒子状物質によって引き起こされるバブルの失効問題点を解決するものです。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明液体洗剤投入装置は、構成(ハードウェア)的には、
給水弁(1)、液体交換空間(2)、洗剤ボックスA(4)とポンプから構成され、
該給水弁(1)の入口が給水口と接続され、該給水弁(1)の排水口が該液体交換空間(2)と該ポンプの吸口を繋ぎ、該ポンプの排出口が洗剤の液体入口配管と連通され、
該洗剤ボックスA(4)がバルブを経て該液体交換空間(2)と連通され、
該バルブが2個コイルの三通バルブA(3)で、該2個コイルの三通バルブA(3)が、該液体交換空間(2)と繋ぐ公共口A(31)と、該洗剤の入口配管と繋ぐ常通口B(32)と、該洗剤ボックスA(4)と繋ぐ常閉口C(33)から構成され、
該液体交換空間(2)が該2個コイルの三通バルブA(3)を経て、該洗剤の液体入口配管と洗剤ボックスA(4)と連通される。
【0006】
好ましくは、該ポンプは計量ポンプであること。
【0007】
好ましくは、該ポンプがジェットポンプであることもできる。該ジェットポンプの吸口は給水弁の出口と液体交換空間との間にある配管を連通する。該ジェットポンプは入口が給水口に繋ぎ、出口が該洗剤の入口配管に繋ぐ。
【0008】
好ましくは、該液体交換空間と該ジェットポンプの吸口を連通する配管に、流量計が設けられることができる。
【0009】
好ましくは、幾つかの2個コイルの三通バルブBと洗剤ボックスBとの案もあり、該2個コイルの三通バルブBを経て、各洗剤ボックスBが該2個コイルの三通バルブAと該液体交換空間を連通する配管と繋ぐ。
【0010】
本発明の効果として、洗剤ボックスと液体交換空間との通路、及び液体交換空間と洗剤の入口配管との通路の開閉が2個コイルの三通バルブで制御することができる。該バルブの物質濾過の性能がよくて、大きな粒子状物質でのバブルの失効問題点を解決することができる。
【0011】
本発明の特徴とメリットは、実施例及び添附図で詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明における実施例1の構成図;
図2図2は、本発明における実施例2の構成図;
図3図3は、本発明における実施例3の構成図;
図4図4は、本発明における実施例4の構成図;
図5図5は、本発明における実施例5の構成図;
図6図6は、本発明における実施例6の構成図;
図7図7は、本発明における実施例7の構成図;
図8図8は、本発明における実施例8の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施例1
図1によると、本発明の洗剤投入装置は、給水弁(1)、液体交換空間(2)、洗剤ボックスA(4)とポンプから構成され、該給水弁(1)の入口が給水口に繋ぎ、該給水弁(1)の排出口が該液体交換空間(2)及び該ポンプの吸口を繋げ、該ポンプの排出口が洗剤の入口配管と連通され、該洗剤ボックスA(4)が該バルブを経て該液体交換空間(2)と連通される。該ポンプは計量ポンプ(5)で、該バルブが2個コイルの三通バルブA(3)で、該液体交換空間(2)と連通される公共口A(31)と、該洗剤の入口配管と連通される常通口B(32)と、該洗剤ボックスA(4)と連通される常閉口C(33)が該2個コイルの三通バルブA(3)に設けられ、該液体交換空間(2)が該2個コイルの三通バルブA(3)と繋いだら、該洗剤の入口配管と該洗剤ボックスA(4)と連通される。
【0014】
本発明は、次のように動作する。
【0015】
1) 給水弁(1)が開けられたら、給水は始まり水が液体交換空間(2)に入る。液体交換空間(2)に水が満たすまで、給水弁(1)は止められる。
【0016】
2) 洗剤Aを投入するとき、給水弁(1)が止められ、2個コイルの三通バルブA(3)が開けられ、2個コイルの三通バルブの公共口A(31)が常閉口C(33)と連通される。計量ポンプ(5)が開けられて、液体交換空間(2)にある水が計量ポンプ(5)から計量され抜き出される。洗剤ボックスA(4)の洗剤Aは、常閉口C(33)と公共口A(31)を経て液体交換空間(2)に入る。所定計量になったら、計量ポンプ(5)は洗剤Aの入りが停止する。その中に、液体交換空間(2)に狭い通路があり、水が液体交換空間(2)から抜き出される共に、洗剤が入る。その短い時間に水と洗剤が液体交換空間(2)に完全に混ぜられないが、所定計量になるとき、計量ポンプ(5)で抜き出されるのが水で、水と洗剤との混合液ではないので、これで計量ポンプが腐食されないようになるため、該ポンプの使用寿命が長くなる。
【0017】
3) 洗剤Aを排出するとき、給水弁(1)は開けられ、2個コイルの三通バルブA(3)が止められ、2個コイルの三通バルブの公共口A(31)が常通口B(32)と連通される。計量ポンプ(5)が止められ、液体交換空間(2)に給水される共に、洗剤A(水-洗剤Aの混合液)は公共口A(31)と常通口B(32)を通して洗剤の入口配管から洗剤Aが完全に排出されるまで排出される。
【0018】
実施例2
図2によると、実施例と実施例1との区別は、該ポンプがジェットポンプ(8)で、その吸口は給水弁(1)の出口と液体交換空間(2)との間の配管に繋ぐ。該ジェットポンプ(8)の入口は給水口に繋ぎ、その出口が洗剤の入口配管に繋ぐ。
【0019】
実施例3
図3によると、該実施例と実施例2との区別は、該液体交換空間(2)とジェットポンプ(8)の吸口と連通される配管に流量計(9)があり、該ジェットポンプ(8)の吸口は、補助配管を経て該給水弁(1)と該液体交換空間(2)との配管に繋ぐ。また、該流量計(9)は、該補助配管に設けられる。
【0020】
実施例4
図4によると、本実施例と実施例3との区別は、該液体交換空間(2)とジェットポンプ(8)の吸口と連通される配管に流量計(9)があり、該流量計(9)は、該給水弁(1)と該液体交換空間(2)との配管に繋ぐ。
【0021】
実施例5、6、7、8
図5、6、7、8によると、実施例5、6、7、8がそれぞれ実施例1、2、3、4に基づき、1個の2個コイルの三通バルブB(6)と1個の洗剤ボックスB(7)が増加される。また、該洗剤ボックスB(7)は、該2個コイルの三通バルブB(6)を経て2個コイルの三通バルブA(3)と該液体交換空間(2)との間にある通路に繋ぐ。もちろん、増加される2個コイルの三通バルブB(6)と洗剤ボックスB(7)は数量の制限がないが、実際のニーズによって2個、3個あるいはその以上を使うことができる。
【0022】
以上、本発明の好適な実施の形態について、種々の組合せ等を述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
【符号の説明】
【0023】
1 給水弁、2 液体交換空間、3 三通バルブA、4 洗剤ボックスA、5 計量ポンプ、6 三通バルブB、7 洗剤ボックスB、8 ジェットポンプ、9 流量計、31 公共口A、32 常通口B、33 常閉口C
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】