(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】高血圧を処置する為の組成物及び方法
(51)【国際特許分類】
A61K 31/05 20060101AFI20240725BHJP
A61P 9/12 20060101ALI20240725BHJP
A61K 47/44 20170101ALI20240725BHJP
A61K 47/36 20060101ALI20240725BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20240725BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20240725BHJP
A61K 47/04 20060101ALI20240725BHJP
A61K 47/28 20060101ALI20240725BHJP
【FI】
A61K31/05
A61P9/12
A61K47/44
A61K47/36
A61K47/26
A61K47/38
A61K47/04
A61K47/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536335
(86)(22)【出願日】2023-04-25
(85)【翻訳文提出日】2023-08-02
(86)【国際出願番号】 US2023019789
(87)【国際公開番号】W WO2024010629
(87)【国際公開日】2024-01-11
(32)【優先日】2022-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516371405
【氏名又は名称】ポビバ コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】Poviva Corp.
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】ドチャーティ,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ブンカ,クリストファー,アンドリュー
【テーマコード(参考)】
4C076
4C206
【Fターム(参考)】
4C076CC11
4C076DD29
4C076DD67
4C076DD70
4C076EE30
4C076EE31
4C076EE38
4C076EE52
4C076EE53
4C206AA01
4C206AA02
4C206CA19
4C206KA01
4C206MA02
4C206MA05
4C206NA05
4C206NA14
4C206ZA42
(57)【要約】
【課題】本願に於いては、高血圧の処置を必要とする対象にカンナビジオールを送達する為の組成物及び方法が開示される。
【解決手段】開示される組成物は経口送達される。更に、カンナビジオール含有組成物を送達する方法の一部として、開示される組成物を含むキットが開示される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下を含む事を特徴とする、高血圧を処置する為の組成物:
a)重量で約0.5%から約20%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約60%の1つ以上の食用油;及び
c)残部は重量で約20%から約99%の1つ以上の担体。
【請求項2】
重量で約0.5%から約8%のCBD油を含む事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
重量で約2%から約5%のCBD油を含む事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記食用油が向日葵油、ココナッツ油、キャノーラ油、パーム油、大豆油、コーン油、サフラワー油、及びピーナッツ油から選択される事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記食用油が向日葵油である事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記食用油がココナッツ油である事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記1つ以上の担体が、アラビアガム、イヌリン、マンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、タピオカ澱粉、タピオカ粉、キラヤ、又は其れ等の混合物から選択される事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記1つ以上の担体がアラビアガムである事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記1つ以上の担体がイヌリンである事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
更に約5%から約15%の胆汁酸塩を含む事を特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
以下を含む事を特徴とする、高血圧を処置する為の組成物:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油;及び
c)残部は1つ以上の担体。
【請求項12】
重量で約5mgから約15mgのCBD油を含む事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
重量で約5mgから約12mgのCBD油を含む事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項14】
前記食用油が向日葵油、ココナッツ油、キャノーラ油、パーム油、大豆油、コーン油、サフラワー油、及びピーナッツ油から選択される事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項15】
前記食用油が向日葵油である事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項16】
前記食用油がココナッツ油である事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項17】
前記1つ以上の担体が、アラビアガム、イヌリン、マンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、タピオカ澱粉、タピオカ粉、キラヤ、又は其れ等の混合物から選択される事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項18】
前記1つ以上の担体がアラビアガムである事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項19】
前記1つ以上の担体がイヌリンである事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項20】
更に重量で25mgから約45mgの1つ以上の胆汁酸塩を含む事を特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項21】
以下を含む事を特徴とする、高血圧を処置する為の組成物:
a)重量で約10mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約10mgから約300mgの向日葵油;
c)重量で約60から約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;及び
d)重量で約200mgから約800mgの1つ以上の担体。
【請求項22】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約25mgから約40mgのCBD油;
b)重量で約50mgから約80mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約500mgから約600mgの1つ以上の担体であって、前記担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項23】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約75mgから約90mgのCBD油;
b)重量で約55mgから約70mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約500mgから約600mgの1つ以上の担体であって、前記担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項24】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約80mgから約95mgのCBD油;
b)重量で約160mgから約190mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩、並びに
d)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体であって、前記担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項25】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約81mgのCBD油;
b)重量で約62mgの向日葵油;
c)重量で約65mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約575mgの1つ以上の担体であって、前記担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項26】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約80mgから約95mgのCBD油;
b)重量で約160mgから約190mgの向日葵油;
c)重量で約60から約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体であって、前記担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項27】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約87mgのCBD油;
b)重量で約174mgの向日葵油;
c)重量で約65mgの1つ以上の胆汁酸塩;及び
d)重量で約375mgの1つ以上の担体であって、前記担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロースから選択される。
【請求項28】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約70mgから約80mgのCBD油;
b)重量で約145mgから約160mgの向日葵油;
c)重量で約5mgから約8mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約300mgから約350mgの1つ以上の担体であって、前記担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項29】
以下を含む事を特徴とする、請求項21に記載の組成物:
a)重量で約76mgのCBD油;
b)重量で約152mgの向日葵油;
c)重量で約7mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約335mgの1つ以上の担体であって、前記担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【請求項30】
以下を含む有効量の組成物と対象を接触させる事を含む事を特徴とする、処置を必要とする対象に於ける高血圧を処置する為の方法:
a)重量で約0.5%から約20%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約60%の1つ以上の食用油;及び
c)残部は、重量で約20%から約99%の1つ以上の担体。
【請求項31】
更に約5%から約15%の胆汁酸塩を含む事を特徴とする、請求項31に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願に於いては、高血圧の処置を必要とする対象にカンナビジオールを送達する為の組成物及び方法が開示される。開示される組成物は経口送達される。更に、カンナビジオール含有組成物を送達する方法の一部として、開示される組成物を含むキットが開示される。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【
図1】
図1は、25mg/kgの表1に開示されている組成物の経口投与後の動物1~10に於けるCBDの個々の血漿中濃度のプロットである。
【
図2】
図2は、25mg/kgの表1に開示されている組成物の経口投与後の動物1~10に於けるCBDの平均血漿中濃度のプロットである。
【
図3】
図3は、25mg/kgの表2に開示されている組成物の経口投与後の動物11~20に於けるCBDの個々の血漿中濃度のプロットである。
【
図4】
図4は、25mg/kgの表2に開示されている組成物の経口投与後の動物11~20に於けるCBDの平均血漿中濃度のプロットである。
【
図5】
図5は、25mg/kgの表3に開示されている組成物の経口投与後の動物21~30に於けるCBDの個々の血漿中濃度のプロットである。
【
図6】
図6は、25mg/kgの表3に開示されている組成物の経口投与後の動物21~30に於けるCBDの平均血漿中濃度のプロットである。
【
図7】
図7は、25mg/kgの表4に開示されている組成物の経口投与後の動物31~40に於けるCBDの個々の血漿中濃度のプロットである。
【
図8】
図8は、25mg/kgの表4に開示されている組成物の経口投与後の動物31~40に於けるCBDの平均血漿中濃度のプロットである。
【
図9】
図9は、25mg/kgの表5に開示されている組成物の経口投与後の動物41~50に於けるCBDの個々の血漿中濃度のプロットである。
【
図10】
図10は、25mg/kgの表5に開示されている組成物の経口投与後の動物41~50に於けるCBDの平均血漿中濃度のプロットである。
【
図11】
図11は、プラセボ(○)に対して表6に開示されている組成物(●)を与えられた対象の収縮期血圧の24時間プロットである。
【
図12】
図12は、プラセボ(○)に対して表6に開示されている組成物(●)を与えられた対象の平均動脈圧の24時間プロットである。
【
図13】
図13は、プラセボ(○)に対して表6に開示されている組成物(●)を与えられた対象の拡張期血圧の24時間プロットである。
【発明を実施するための形態】
【0003】
本願に記載される材料、化合物、組成物、成形品、及び方法は、開示される主題の具体的な態様の次の詳細な記載及び其れに包含される実施例の参照に依って、より容易く理解され得る。
【0004】
又、本明細書に於いては、種々の刊行物が参照される。此れ等の刊行物の開示は、開示される問題が該当する従来技術をより詳しく記載する為に、其れ等の全体が此処に参照に依って本願に組み込まれる。又、開示される参照は、参照が依拠される文に於いて論じられる其れ等に含有される材料に就いて、個々に且つ具体的に参照に依って本願に組み込まれる。
【0005】
一般的な定義
本明細書及び次の請求項に於いては幾つもの用語の参照が為される。此れ等は次の意味を有すると定義される。
【0006】
別様に指定されない限り、本願に於ける全てのパーセンテージ、比、及び割合は重量である。別様に指定されない限り、全ての温度はセルシウス度(℃)である。
【0007】
本開示が明示的に別様に要求しない限り、用語「a」及び「an」は1つ以上として定義される。
【0008】
範囲は本願に於いては「約」1つの特定の値から及び/又は「約」別の特定の値迄と表現され得る。斯かる範囲が表現される時には、別の態様は1つの特定の値から及び/又は他方の特定の値迄を包含する。類似に、値が先行する「約」の使用に依って概算として表現される時には、特定の値は別の態様を形成すると理解されるであろう。更に、範囲の其々の端点は、他方の端点との関係に於いて及び他方の端点からは独立して両方で有意であると理解されるであろう。
【0009】
用語「含む(comprise)」(並びに含むの何れかの形態、例えば「含む(comprises)」及び「含む(comprising)」)、「有する(have)」(並びに有するの何れかの形態、例えば「有する(has)」及び「有する(having)」)、「包含する(include)」(並びに包含するの何れかの形態、例えば「包含する(includes)」及び「包含する(including)」)、並びに「含有する(contain)」(並びに含有するの何れかの形態、例えば「含有する(contains)」及び「含有する(containing)」)は、開放的な連結動詞である。結果として、1つ以上の要素を「含む」、「有する」、「包含する」、又は「含有する」器具は、其れ等の1つ以上の要素を備えるが、其れ等の要素のみを備える事には限定されない。同様に、1つ以上のステップを「含む」、「有する」、「包含する」、又は「含有する」方法は、其れ等の1つ以上のステップを備えるが、其れ等の1つ以上のステップのみを備える事には限定されない。
【0010】
本開示の方法又は組成物の何れかの何れかの実施形態は、記載されるステップ、要素、及び/又は特徴の何れかを含む/包含する/含有する/有するよりも寧ろ其れから成り得るか又は本質的に其れから成り得る。其れ故に、請求項の何れかに於いて、用語「から成る」又は「本質的に~から成る」は、然もなければ其れが開放的な連結動詞を用いてあるべき物から所与の請求項の範囲を変更する為に、上に記載されている開放的な連結動詞の何れかの代わりに使われ得る。
【0011】
用語「組成物」は、本願に於いては、規制機関に依る承認を要求せず、何れかの小売商、例えば薬局、食料雑貨店、コンビニエンスストア、百貨店、及び同類に依る販売の為に提供され得る組成物として定義される。
【0012】
本開示又は実施形態の性質に依って明白に禁じられない限り、1つの実施形態の特徴(単数又は複数)は、記載又は例解されなくても、他の実施形態に適用され得る。
【0013】
本開示の化合物又は方法の何れかの何れかの実施形態は、記載されるステップ、要素、及び/又は特徴の何れかを含む/包含する/含有する/有するよりも寧ろ其れから成り得るか又は本質的に其れから成り得る。其れ故に、請求項の何れかに於いて、用語「から成る」又は「本質的に~から成る」は、然もなければ其れが開放的な連結動詞を用いてあるべき物から所与の請求項の範囲を変更する為に、上に記載されている開放的な連結動詞の何れかの代わりに使われ得る。
【0014】
組成物
1つの態様に於いて、開示される組成物は以下を含む:
A)主剤組成物;及び
B)1つ以上の送達剤。
【0015】
主剤組成物
本開示に従うと、主剤組成物はCBD油を含み得る。本願に於いて用語「CBD油」に依って意味される物は、大麻植物カンナビス・サティバからのカンナビジオール含有抽出物である。開示される組成物を調製する為に有用なCBD油は、重量で約80%未満のカンナビジオールを含有する粗抽出物である抽出物であり得る。重量で約80%未満のカンナビジオールを含む本願に於いて用いられるCBD油は、「粗CBD油」と言われる。より低いパーセンテージの抽出物を用いる時には、所望の量のカンナビジオールの充分な送達を保証する為に、必然的に、製剤者は開示される組成物中に存在するCBD油の量を調整するであろう。
【0016】
1つの実施形態に於いて、組成物は、重量で約80%から約92%のカンナビジオールを含む「大麻蒸留物」を含む。依然として更なる実施形態に於いては、単離された純粋なカンナビジオールが本組成物に用いられ得る。重量で80%から約92%のカンナビジオールを含む大麻蒸留物が用いられる時には、用語「CBD油」が適用される。「CBD油」の幾つかの記載に於いては、此の成分は「CBD樹脂」と言われ得る。
【0017】
本開示の別の態様が関し、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約0.5%から約20%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約60%の1つ以上の食用油;及び
c)残部は担体。
【0018】
此の態様の別の実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約0.5%から約20%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約60%の1つ以上の食用油;並びに
c)残部は、アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される重量で約20%から約99%の担体。
【0019】
此の態様の1つの実施形態に於いて、組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約4%から約15%の向日葵油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0020】
此のイテレーションの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約6%から約15%の向日葵油;
c)約5%から約20%の胆汁酸塩;並びに
d)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、及びキラヤから選択される約担体。
【0021】
更なる例に於いて、担体はアラビアガムである。別の例に於いては、担体はイヌリンである。尚別の例に於いて、担体は微結晶セルロースである。依然として更なる例に於いて、担体はD-ラクトース一水和物である。依然として別の例に於いて、担体はキラヤである。
【0022】
此の態様の更なる実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約0.5%から約8%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約15%のココナッツ油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0023】
此の実施形態の更なるイテレーションに於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約4%から約15%のココナッツ油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0024】
此のイテレーションの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約15%のココナッツ油;
c)約5%から約15%の胆汁酸塩;並びに
d)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、及びキラヤから選択される担体。
【0025】
此の態様の1つの実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約0.5%から約8%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約15%のココナッツ油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0026】
此の態様の更なる実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約0.5%から約8%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約15%のココナッツ油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0027】
此の実施形態の更なるイテレーションに於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約4%から約15%のココナッツ油;並びに
c)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、キラヤ、キサンタンガム、ペクチン、グアー、及びサイリウムから選択される担体。
【0028】
此のイテレーションの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約2%から約5%のCBD油;
b)重量で約0.5%から約15%のココナッツ油;
c)約5%から約15%の胆汁酸塩;並びに
d)アラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、及びキラヤから選択される担体。
【0029】
開示される組成物は重量で約0.5%から約20%のCBD油を含む。1つの実施形態に於いて、開示される主剤組成物は重量で約0.5%から約8%のCBD油を含み得る。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約1%から約5%のCBD油を含み得る。別の実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約2%から約6%のCBD油を含み得る。更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約2%から約5%のCBD油を含み得る。尚更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約3%から約5%のCBD油を含み得る。例えば、CBD油の量は、重量で0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、若しくは8%、又は何れかの端数の量、例えば1.5%、3,25%、及び5.75%であり得る。
【0030】
カルボン酸の追加は、幾つかの実施形態に於いて、取り分けカルボン酸が担体又は送達剤の1つ以上との塩を形成する様に働く時には、本願に於いて下で記載される通りカプセル化又はパッケージングの為の流動性の粉末の製剤を助ける。
【0031】
開示される降圧組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;及び
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油。
【0032】
1つの態様に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油;及び
c)残部は1つ以上の担体。
【0033】
此の態様の1つの実施形態に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油;及び
c)重量で約150mgから約500mgの1つ以上の担体。
【0034】
此の実施形態の1つのイテレーションに於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約12mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約30mgの1つ以上の食用油;及び
c)重量で約200mgから約350mgの1つ以上の担体。
【0035】
此の実施形態の別のイテレーションに於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約7mgから約12mgのCBD油;
b)重量で約7mgから約24mgの1つ以上の食用油;及び
c)重量で約250mgから約350mgの1つ以上の担体。
【0036】
1つの限定しない例に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油;及び
c)アラビアガム、イヌリン、又は其れ等の混合物から選択される重量で約200mgから約350mgの1つ以上の担体。
【0037】
1つの限定しない例に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)重量で約5mgから約45mgの1つ以上の食用油;
c)重量で約25mgから約45mgの1つ以上の胆汁酸塩;及び
d)アラビアガム、イヌリン、又は其れ等の混合物から選択される重量で約200mgから約350mgの1つ以上の担体。
【0038】
更なる限定しない例に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約10mgのCBD油;
b)重量で約20mgの向日葵油;
c)重量で約34mgの牛胆汁;及び
c)重量で約278mgのアラビアガム。
【0039】
更なる限定しない例に於いて、開示される組成物は以下を含む:
a)重量で約10mgのCBD油;
b)重量で約20mgのココナッツ油;及び
c)重量で約240mgのイヌリン。
【0040】
開示される降圧組成物の更なる態様に於いて、組成物は重量で約5mgから約15mgのCBD油を含む。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5mgから約12mgのCBD油を含み得る。別の実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約7mgから約15mgのCBD油を含み得る。更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約7mgから約12mgのCBD油を含み得る。主剤組成物は重量で5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、又は15mgのCBD油を含み得る。
【0041】
食用油
開示される組成物は1つ以上の食用油を含む。開示される食用油は、主としてトリグリセリド含有油である油を包含する。此れ等の油の限定しない例は向日葵油、ココナッツ油、キャノーラ油、パーム油、大豆油、コーン油、サフラワー油、及びピーナッツ油から選択される。
【0042】
別の限定しない例に於いて、食用油は向日葵油である。更なる限定しない例に於いて、食用油はココナッツ油である。依然として更なる限定しない例に於いて、食用油はキャノーラ油である。尚更なる限定しない例に於いて、食用油はパーム油である。依然として尚限定しない例に於いて、食用油は大豆油である。別の限定しない例に於いて、食用油はコーン油である。依然として別の限定しない例に於いて、食用油はサフラワー油である。尚別の限定しない例に於いて、食用油はピーナッツ油である。
【0043】
開示される主剤組成物は重量で約0.5%から約60%の食用油を含み得る。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約3%から約15%の食用油を含み得る。別の実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5%から約17%の食用油を含み得る。更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約7.5%から約15%の食用油を含み得る。依然として更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5%から約10%の食用油を含み得る。尚更なる実施形態に於いて、組成物は重量で約20%から約40%の1つ以上の食用油を含む。依然として尚更なる実施形態に於いて、組成物は重量で約15%から約30%の1つ以上の食用油を含み得る。
【0044】
開示される組成物は重量で約0.5%から約60%の1つ以上の食用油を含み得る。例えば、食用油の量は、重量で0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%、49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、若しくは60%、又は其の何れかの端数の量の1つ以上の食用油であり得る。
【0045】
此の態様に従うと、CBD油対食用油の比は約1:1から約1:4である。例えば、CBD油対食用油の比は1:1、1:1.1、1:1.2、1:1.3、1:1.4、1:1.5、1:1.6、1:1.7、1:1.8、1:1.9、1:2、1:2.1、1:2.2、1:2.3、1:2.4、1:2.5、1:2.6、1:2.7、1:2.8、1:2.9、又は1:3であり得る。
【0046】
此の態様の開示される主剤組成物は重量で約5mgから約45mgの食用油を含む。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5mgから約30mgの1つ以上の食用油を含み得る。別の実施形態に於いては、主剤組成物は重量で約5mgから約20mgの1つ以上の食用油を含み得る。更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5mgから約15mgの1つ以上の食用油を含み得る。尚更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約5mgから約12mgの1つ以上の食用油を含み得る。依然として更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約10mgから約30mgの1つ以上の食用油を含み得る。尚別の実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約15mgから約25mgの1つ以上の食用油を含み得る。組成物は、重量で5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、20mg、21mg、22mg、23mg、24mg、25mg、26mg、27mg、28mg、29mg、30mg、31mg、32mg、33mg、34mg、35mg、36mg、37mg、38mg、39mg、40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、又は45mgの1つ以上の食用油を含み得る。
【0047】
開示される食用油は、主としてトリグリセリド含有油である油を包含する。此れ等の油の限定しない(Ono-limiting)例は向日葵油、ココナッツ油、キャノーラ油、パーム油、大豆油、コーン油、サフラワー油、及びピーナッツ油から選択される。
【0048】
別の限定しない例に於いて、食用油は向日葵油である。更なる限定しない例に於いて、食用油はココナッツ油である。依然として更なる限定しない例に於いて、食用油はキャノーラ油である。尚更なる限定しない例に於いて、食用油はパーム油である。依然として尚限定しない例に於いて、食用油は大豆油である。別の限定しない例に於いて、食用油はコーン油である。依然として別の限定しない例に於いて、食用油はサフラワー油である。尚別の限定しない例に於いて、食用油はピーナッツ油である。
【0049】
別の態様に於いては、植物系トリグリセリドに由来する高度不飽和カルボン酸が1つ以上の食用油と混合され得る。此の態様に於いて、例えば、重量で10%の食用油を含む主剤組成物を有する製剤者は、其の食用油の5%の代わりに5%の開示されるカルボン酸を使い得る。
【0050】
担体
1つの態様に於いて、開示される担体は多糖である。多糖担体の限定しない例はイヌリン、ガラクトゲン、セルロース、キチン、ペクチン、サイリウム、グアー、ヘミセルロース、馬鈴薯澱粉、及び部分加水分解多糖を包含する。別の態様に於いては、担体は糖アルコール、例えばソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、加水分解水添澱粉、イソマルトース、又は其れ等の何れかの組み合わせである。更なる態様に於いて、担体構成成分は、天然若しくは化工寒天、アルギン酸、カラギーナンガム、セルロース、キトサン、キチン、シクロデキストリン、デキストラン、ゲランガム、グリコーゲン、グリコサミノグリカン、カラヤガム、イヌリン、ペクチン、ポリデキストロース、キサンタンガム、又は何れかの他の澱粉、ガム、若しくは他の多糖に基づき、官能化誘導体、デキストリン化、加水分解、酸化、アルキル化、ヒドロキシアルキル化、アセチル化、分級、及び物理加工澱粉、並びに其れ等の混合物を包含する。幾つかの実施形態に於いては、グリセリン及び/又はプロピレングリコールが担体として追加され得る。
【0051】
別の態様に於いて、担体はアラビアガム、イヌリン、マンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、タピオカ澱粉、タピオカ粉、キラヤ、又は其れ等の混合物から選択される。更なる例に於いて、担体はアラビアガムである。別の例に於いて、担体はイヌリンである。尚別の例に於いて、担体は微結晶セルロースである。依然として更なる例に於いて、担体はD-ラクトース一水和物である。依然として別の例に於いて、担体はキラヤである。担体はアラビアガム、イヌリン、微結晶セルロース、D-ラクトース一水和物、又はキラヤの組み合わせであり得る。
【0052】
1つの限定しない例に於いて、担体はマンニトールである。限定しない例はPartek社から入手可能なPartek(商標)マンニトールである。更なる限定しない例に於いて、担体は微結晶セルロースである。依然として更なる例に於いて、担体はコロイド状二酸化珪素である。
【0053】
開示される主剤組成物は重量で約50%から約99%の1つ以上の担体を含み得る。1つの実施形態に於いて、開示される組成物は重量で約60%から約95%の1つ以上の担体を含み得る。別の実施形態に於いては、開示される組成物は重量で約60%から約80%の1つ以上の担体を含み得る。尚別の実施形態に於いて、開示される組成物は重量で約75%から約95%の1つ以上の担体を含み得る。更なる実施形態に於いて、開示される組成物は重量で約65%から約90%の1つ以上の担体を含み得る。其の為、開示される主剤組成物は、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の1つ以上の担体を含み得る。
【0054】
開示される主剤組成物は重量で約100mgから約500mgの1つ以上の担体を含み得る。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約250mgから約350mgの1つ以上の担体を含む。別の実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約150mgから約300mgの1つ以上の担体を含む。更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約200mgから約300mgの1つ以上の担体を含む。尚更なる実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体を含む。1つの実施形態に於いて、主剤組成物は重量で約200mgから約450mgの1つ以上の担体を含む。開示される主剤組成物は、重量で100mg、101mg、102mg、103mg、104mg、105mg、106mg、107mg、108mg、109mg、110mg、111mg、112mg、113mg、114mg、115mg、116mg、117mg、118mg、119mg、120mg、121mg、122mg、123mg、124mg、125mg、126mg、127mg、128mg、129mg、130mg 31mg、132mg、133mg、134mg、135mg、136mg、137mg、138mg、139mg、140mg、141mg、142mg、143mg、144mg、145mg、146mg、147mg、148mg、149mg、150mg、151mg、152mg、153mg、154mg、155mg、156mg、157mg、158mg、159mg、160mg、161mg、162mg、163mg、164mg、165mg、166mg、167mg、168mg、169mg、170mg、171mg、172mg、173mg、174mg、175mg、167mg、177mg、178mg、179mg、180mg、181mg、182mg、183mg、184mg、185mg、186mg、187mg、188mg、189mg、190mg、191mg、192mg、193mg、194mg、195mg、196mg、197mg、198mg、199mg、200mg、201mg、202mg、203mg、204mg、205mg、206mg、207mg、208mg、209mg、210mg、211mg、212mg、213mg、214mg、215mg、216mg、217mg、218mg、219mg、220mg、221mg、222mg、223mg、224mg、225mg、226mg、227mg、228mg、229mg、230mg、231mg、232mg、233mg、234mg、235mg、236mg、237mg、238mg、239mg、240mg、241mg、242mg、243mg、244mg、245mg、246mg、247mg、248mg、249mg、250mg、251mg、252mg、253mg、254mg、255mg、256mg、257mg、258mg、259mg、260mg、261mg、262mg、263mg、264mg、265mg、266mg、267mg、268mg、269mg、270mg、271mg、272mg、273mg、274mg、275mg、276mg、277mg、278mg、279mg、280mg、281mg、282mg、283mg、284mg、285mg、286mg、287mg、288mg、289mg、290mg、290mg、291mg、292mg、293mg、294mg、295mg、296mg、297mg、298mg、299mg、300mg、301mg、302mg、303mg、304mg、305mg、306mg、307mg、308mg、309mg、310mg、311mg、312mg、313mg、314mg、315mg、316mg、317mg、318mg、319mg、320mg、321mg、322mg、323mg、324mg、325mg、326mg、327mg、328mg、329mg、330mg、331mg、332mg、333mg、334mg、335mg、336mg、337mg、338mg、339mg、340mg、341mg、342mg、343mg、344mg、345mg、346mg、347mg、348mg、349mg、350mg、351mg、352mg、353mg、354mg、355mg、356mg、357mg、358mg、359mg、360mg、361mg、362mg、363mg、364mg、365mg、366mg、367mg、368mg、369mg、370mg、371mg、372mg、373mg、374mg、375mg、376mg、377mg、378mg、379mg、380mg、381mg、382mg、383mg、384mg、385mg、386mg、387mg、388mg、389mg、390mg、390mg、391mg、392mg、393mg、394mg、395mg、396mg、397mg、398mg、399mg、400mg、401mg、402mg、403mg、404mg、405mg、406mg、407mg、408mg、409mg、410mg、411mg、412mg、413mg、414mg、415mg、416mg、417mg、418mg、419mg、420mg、421mg、422mg、423mg、424mg、425mg、426mg、427mg、428mg、429mg、430mg、431mg、432mg、433mg、434mg、435mg、436mg、437mg、438mg、439mg、440mg、441mg、442mg、443mg、444mg、445mg、446mg、447mg、448mg、449mg、450mg、451mg、452mg、453mg、454mg、455mg、456mg、457mg、458mg、459mg、460mg、461mg、462mg、463mg、464mg、465mg、466mg、467mg、468mg、469mg、470mg、471mg、472mg、473mg、474mg、475mg、476mg、477mg、478mg、479mg、480mg、481mg、482mg、483mg、484mg、485mg、486mg、487mg、488mg、489mg、490mg、490mg、491mg、492mg、493mg、494mg、495mg、496mg、497mg、498mg、499mg、又は500mgの1つ以上の担体を含み得る。
【0055】
胆汁酸塩
開示される主剤組成物は更に重量で5%から約20%の胆汁酸塩を含み得る。胆汁酸塩は、開示される組成物が十二指腸を標的化する能力を増強する。胆汁酸塩及び/又は胆汁酸の限定しない例は、動物(例えばヒト)の胆汁中に見出されるステロイド酸(及び/又は其のカルボン酸アニオン)及び其れ等の塩を包含し、コール酸、コール酸塩、デオキシコール酸、デオキシコール酸塩、ヒオデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸塩、グリココール酸、グリココール酸塩、タウロコール酸、タウロコール酸塩、ケノデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸塩、リトコール酸、リトコール酸塩、及び同類を包含する。タウロコール酸及び/又はタウロコール酸塩は本願に於いてはTCAと言われる。
【0056】
胆汁酸塩は典型的にはグリシン又はタウリンと抱合する。例えば、本願に於いて用いられる用語「胆汁酸」は、グリシン又はタウリン何方かと抱合したコール酸:其々グリココール酸及びタウロコール酸(並びに其れ等の塩)を包含する。本願に於いて用いられる胆汁酸塩又は胆汁酸の何れかの参照は、天然に又は合成的に調製された同一の化合物の参照を包含する。1つの限定しない例に於いて、胆汁酸塩は牛胆汁である。
【0057】
開示される組成物は重量で約5%から約20%の1つ以上の胆汁酸塩を含み得る。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約7.5%から約20%の1つ以上の胆汁酸塩を含む。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約7.5%から約12.5%の1つ以上の胆汁酸塩を含む。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約15%から約20%の1つ以上の胆汁酸塩を含む。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約5%から約15%の1つ以上の胆汁酸塩を含む。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約12%から約15%の1つ以上の胆汁酸塩を含む。組成物は、例えば、重量で5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、又は20%の1つ以上の胆汁酸塩を含み得る。
【0058】
開示される組成物は重量で約25mgから約50mgの1つ以上の(one or mor)胆汁酸塩を含む。1つの実施形態に於いて、組成物は重量で約30mgから約50mgの1つ以上の胆汁酸塩を含む。別の実施形態に於いては、組成物は重量で約30mgから約40mgの1つ以上の胆汁酸塩を含む。更なる実施形態に於いて、組成物は重量で約25mgから約40mgの1つ以上の胆汁酸塩を含む。尚別の実施形態に於いて、組成物は重量で約25mgから約35mgの1つ以上の胆汁酸塩を含む。開示される主剤組成物は、例えば、重量で25mg、26mg、27mg、28mg、29mg、30mg、31mg、32mg、33mg、34mg、35mg、36mg、37mg、38mg、39mg、40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、又は50mgの1つ以上の胆汁酸塩を含み得る。
【0059】
開示される降圧組成物の更なる態様に於いては、以下を含む:
a)重量で約10mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約10mgから約300mgの向日葵油;及び
c)残部は1つ以上の担体。
【0060】
此の態様の1つの実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約10mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約10mgから約300mgの向日葵油;及び
c)重量で約200mgから約800mgの1つ以上の担体。
【0061】
此の実施形態の1つの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約10mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約10mgから約300mgの向日葵油;
c)重量で約50mgから約8mgの1つ以上の胆汁酸塩;及び
d)重量で約200mgから約800mgの1つ以上の担体。
【0062】
此の実施形態の別の限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約10mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約10mgから約300mgの向日葵油;
c)重量で約50mgから約80mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約200mgから約800mgの1つ以上の担体であって、担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【0063】
此の実施形態の別の限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約25mgから約40mgのCBD油;
b)重量で約50mgから約80mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約500mgから約600mgの1つ以上の担体であって、担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【0064】
此の実施形態の更なる限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約75mgから約90mgのCBD油;
b)重量で約55mgから約70mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約500mgから約600mgの1つ以上の担体であって、担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【0065】
此の実施形態の依然として更なる限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約81mgのCBD油;
b)重量で約62mgの向日葵油;
c)重量で約65mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約575mgの1つ以上の担体であって、担体はタピオカ澱粉、タピオカ粉、二酸化珪素、及び其れ等の混合物から選択される。
【0066】
此の態様の別の実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約20mgから約40mgのCBD油;
b)重量で約40mgから約80mgの向日葵油;及び
c)重量で約500mgから約600mgの1つ以上の担体。
【0067】
此の実施形態の1つのイテレーションに於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約70mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約70mgから約200mgの向日葵油;及び
c)重量で約300mgから約450mgの1つ以上の担体。
【0068】
此のイテレーションの1つの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約70mgから約100mgのCBD油;
b)重量で約70mgから約200mgの向日葵油;並びに
c)重量で約300mgから約450mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0069】
此のイテレーションの別の限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約80mgから約95mgのCBD油;
b)重量で約160mgから約190mgの向日葵油;並びに
c)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0070】
更なるイテレーションに於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約80mgから約95mgのCBD油;
b)重量で約160mgから約190mgの向日葵油;
c)重量で約60mgから約70mgの1つ以上の胆汁酸塩、並びに
d)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0071】
此のイテレーションの依然として更なる限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約87mgのCBD油;
b)重量で約174mgの向日葵油;
c)重量で約65mgの1つ以上の胆汁酸塩;及び
d)重量で約375mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロースから選択される。
【0072】
此の態様の依然として更なる実施形態に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約65mgから約85mgのCBD油;
b)重量で約135mgから約170mgの向日葵油;及び
c)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体。
【0073】
此の実施形態の1つのイテレーションに於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約65mgから約85mgのCBD油;
b)重量で約135mgから約170mgの向日葵油;並びに
c)重量で約300mgから約400mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0074】
此のイテレーションの1つの限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約70mgから約80mgのCBD油;
b)重量で約145mgから約160mgの向日葵油;並びに
c)重量で約300mgから約350mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0075】
此のイテレーションの別の限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約70mgから約80mgのCBD油;
b)重量で約145mgから約160mgの向日葵油;
c)重量で約5mgから約8mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約300mgから約350mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0076】
此のイテレーションの更なる限定しない例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約76mgのCBD油;
b)重量で約152mgの向日葵油;
c)重量で約7mgの1つ以上の胆汁酸塩;並びに
d)重量で約335mgの1つ以上の担体であって、担体はマンニトール、二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、微結晶セルロース、及び其れ等の混合物から選択される。
【0077】
別の例に於いて、主剤組成物は以下を含む:
a)重量で約5mgから約15mgのCBD油;
b)植物系トリグリセリドに由来するカルボン酸と1つ以上の食用油との重量で約5mgから約60mgの混和物であって、カルボン酸及び食用油の比は約1:9から約9:1である;並びに
c)重量で約100mgから約300mgの1つ以上の担体。
【0078】
開示される組成物は自由流動性の固体である。開示される組成物は重量で約0.01%未満の水分を有する。何れかの残存水分は標準的な脱水プロセスに依って除去され得る。自由流動性の固体として、組成物は容易くカプセルに入れられ、錠剤又はペレットに作られ得る。製剤者が液体組成物を形成する事を欲する場合には、組成物は担体中に溶解又は懸濁され得る。
【0079】
次は開示される組成物の送達の為の好適な形態である:舌下錠、バッカル錠、口腔内崩壊錠、チュアブル錠、トローチ、内服散剤、内服顆粒、内服ペレット、チュアブルゲル、即時服用の為の液体媒体に依る水戻しを意図されるペレットの顆粒、ハードキャンディ、ゼラチン系チューイーキャンディ、グミキャンディ、ゼリーキャンディ、スプリンクル製剤、嚥下可能な即放性カプセル、ピル、若しくは錠剤、持続放出型カプセル、ピル、若しくは錠剤、又は放出遅延型カプセル、ピル、若しくは錠剤。
【0080】
方法
本願に於いては、処置を必要とする対象に於ける高血圧を処置する為の方法が開示され、有効量の本願に於いて上で定義された組成物を、必要とする対象に投与する事を含む。
【0081】
開示される方法の1つの態様に於いて、開示される組成物の合計の投与量は、高血圧の重症度に依存して24時間の過程で約90mgから約450mgである。60kgの重量である平均的なヒト(hum)では、此れは24時間当たり約1.5mg/kgから約75mg/kgに等しい。
【0082】
1つの実施形態に於いて、1日当たりの投与量は約90mgから約150mgである。更なる実施形態に於いて、1日当たりの投与量は約140mgから約250mgである。別の実施形態に於いては、1日当たりの投与量は約200mgから約400mgである。依然として更なる実施形態に於いて、1日当たりの投与量は約300mgから約450mgである。尚更なる実施形態に於いて、1日当たりの投与量は約250mgから約350mgである。
【0083】
1つ以上の開示される組成物の投与量は、24時間当たり約90mgから約450mg、例えば、24時間当たり90mg、91mg、92mg、93mg、94mg、95mg、96mg、97mg、98mg、99mg、100mg、101mg、102,mg、103,mg、104mg、105mg、106mg、107mg、108mg、109mg、110mg、111mg、112mg、113mg、114mg、115mg、116mg、117mg、118mg、119mg、120mg、121mg、122mg、123mg、124mg、125mg、126mg、127mg、128mg、129mg、130mg、31mg、132mg、133mg、134mg、135mg、136mg、137mg、138mg、139mg、140mg、141mg、142mg、143mg、144mg、145mg、146mg、147mg、148mg、149mg、150mg、151mg、152mg、153mg、154mg、155mg、156mg、157mg、158mg、159mg、160mg、161mg、162mg、163mg、164mg、165mg、166mg、167mg、168mg、169mg、170mg、171mg、172mg、173mg、174mg、175mg、167mg、177mg、178mg、179mg、180mg、181mg、182mg、183mg、184mg、185mg、186mg、187mg、188mg、189mg、190mg、191mg、192mg、193mg、194mg、195mg、196mg、197mg、198mg、199mg、200mg、201mg、202mg、203mg、204mg、205mg、206mg、207mg、208mg、209mg、210mg、211mg、212mg、213mg、214mg、215mg、216mg、217mg、218mg、219mg、220mg、221mg、222mg、223mg、224mg、225mg、226mg、227mg、228mg、229mg、230mg、231mg、232mg、233mg、234mg、235mg、236mg、237mg、238mg、239mg、240mg、241mg、242mg、243mg、244mg、245mg、246mg、247mg、248mg、249mg、250mg、251mg、252mg、253mg、254mg、255mg、256mg、257mg、258mg、259mg、260mg、261mg、262mg、263mg、264mg、265mg、266mg、267mg、268mg、269mg、270mg、271mg、272mg、273mg、274mg、275mg、276mg、277mg、278mg、279mg、280mg、281mg、282mg、283mg、284mg、285mg、286mg、287mg、288mg、289mg、290mg、290mg、291mg、292mg、293mg、294mg、295mg、296mg、297mg、298mg、299mg、300mg、301mg、302mg、303mg、304mg、305mg、306mg、307mg、308mg、309mg、310mg、311mg、312mg、313mg、314mg、315mg、316mg、317mg、318mg、319mg、320mg、321mg、322mg、323mg、324mg、325mg、326mg、327mg、328mg、329mg、330mg、331mg、332mg、333mg、334mg、335mg、336mg、337mg、338mg、339mg、340mg、341mg、342mg、343mg、344mg、345mg、346mg、347mg、348mg、349mg、350mg、351mg、352mg、353mg、354mg、355mg、356mg、357mg、358mg、359mg、360mg、361mg、362mg、363mg、364mg、365mg、366mg、367mg、368mg、369mg、370mg、371mg、372mg、373mg、374mg、375mg、376mg、377mg、378mg、379mg、380mg、381mg、382mg、383mg、384mg、385mg、386mg、387mg、388mg、389mg、390mg、390mg、391mg、392mg、393mg、394mg、395mg、396mg、397mg、398mg、399mg、400mg、401mg、402mg、403mg、404mg、405mg、406mg、407mg、408mg、409mg、410mg、411mg、412mg、413mg、414mg、415mg、416mg、417mg、418mg、419mg、420mg、421mg、422mg、423mg、424mg、425mg、426mg、427mg、428mg、429mg、430mg、431mg、432mg、433mg、434mg、435mg、436mg、437mg、438mg、439mg、440mg、441mg、442mg、443mg、444mg、445mg、446mg、447mg、448mg、449mg、又は450mgであり得る。
【実施例】
【0084】
調製例1
次の追加が、混和物の形成を補助する為にステンレス鋼反応ベッセル、パドル、及びスクラッパーを用いて為された。高オレイン酸オリーブ油(90g)を反応ベッセルに仕込み、約75℃に加熱し乍ら撹拌した。カンナビジオール(44.97gの99.378%サンプル)を高オレイン酸オリーブ油と組み合わせ、混和物を約75℃で均一に撹拌した。Aeroperl(登録商標)300(80.62g)を含有する反応ベッセルに、カンナビジオール/高オレイン酸オリーブ油混和物を、均一に連続的な且つ効率的な撹拌をし乍らゆっくり追加した。Parteck-M(登録商標)100マンニトール(80.62g)を75℃で連続的な撹拌をし乍ら(smith)反応混合物に追加した。ベッセルの内容を脱水機トレー上に平らに広げ、其れから、トレーを90分に渡って約65℃の対流気流式脱水機に入れた。其れから、トレーが室温に冷却する事を許した。脱水された混和物をステンレス鋼ベッセルに移し、デオキシコール酸(3.86g)を混和物が均一と成る迄連続的な撹拌をし乍ら追加した。収量は合計の生成物であり、凡そ309gであった。試験の為の組成物を、表1に開示されている数量を有するカプセルに形成した。
【0085】
次の追加が、混和物の形成を補助する為にステンレス鋼反応ベッセル、パドル、及びスクラッパーを用いて為された。向日葵油(25.52g)を反応ベッセルに仕込み、約75℃に加熱し乍ら撹拌した。CBD油(12.76gの78.33%サンプル)を約75℃で融解し、其れから向日葵油と組み合わせ、2時間に渡って撹拌し、其れから、効率的な撹拌をし乍ら30分に渡って80℃で撹拌して、均一な混和物を生成した。第2のステンレス鋼にアラビアガム(231.73g)を仕込む。アラビアガムに、効率的な撹拌をし乍らCBD油/向日葵油混和物を追加する(もたらされる混和物は集塊状であり、均一な状態に加工しなければならないという事に注意。ベッセルの内容を脱水機トレー上に平らに広げ、其れから、トレーを90分に渡って約65℃の対流気流式脱水機に入れた。冷却後に、混和物をシフティングして、何れかの集塊を解砕する。清浄なステンレス鋼ベッセルに牛胆汁酸塩(30g)を仕込む。牛胆汁酸塩にシフティングされた混和物を追加し、混和物を20分に渡って効率的に混合する。最終的な混和物は284gを生ずる。試験の為の組成物を、表5に開示されている数量を有するカプセルに形成した。
【0086】
動物研究
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
ナノエマルション
CBD油(10g)及び向日葵油(10g)を100gのD-ラクトース一水和物と組み合わせて、均一な混和物を形成する。其れから、混和物を467.5mLの水中の212.5gmのキラジャに量り入れて、プレエマルションを形成する。其れから、プレエマルションを高圧マイクロフルイダイザーホモジナイザーに通して、液体ナノエマルションを得る。
【0091】
【0092】
【0093】
雄スプラーグドーリーラット(群1)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表1の組成物の経口投与後のCBDの個々の及び平均の血漿中濃度(ng/mL)及び薬物動態学パラメータ
【0094】
【0095】
【0096】
表IIIは動物1~10の結果の平均及び標準偏差を提供する。
【0097】
【0098】
雄スプラーグドーリーラット(群2)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表2の組成物の経口投与後のCBDの個々の及び平均の血漿中濃度(ng/mL)及び薬物動態学パラメータ
【0099】
【0100】
【0101】
表VIは動物11~20の結果の平均及び標準偏差を提供する。
【0102】
【0103】
雄スプラーグドーリーラット(群3)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表3の組成物の経口投与後のCBDの個々の及び平均の血漿中濃度(ng/mL)及び薬物動態学パラメータ
【0104】
【0105】
【0106】
表XIXは動物21~30の結果の平均及び標準偏差を提供する。
【0107】
【0108】
雄スプラーグドーリーラット(群4)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表4の組成物の経口投与後のCBDの個々の及び平均の血漿中濃度(ng/mL)及び薬物動態学パラメータ
【0109】
【0110】
【0111】
表XIIは動物31~40の結果の平均及び標準偏差を提供する。
【0112】
【0113】
雄スプラーグドーリーラット(群5)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表5の組成物の経口投与後のCBDの個々の及び平均の血漿中濃度(ng/mL)及び薬物動態学パラメータ
【0114】
【0115】
【0116】
表XVは動物41~50の結果の平均及び標準偏差を提供する。
【0117】
【0118】
雄スプラーグドーリーラットに於ける25mg/kgのCBDに於ける表1から8に開示される組成物の経口投与後のCBDに就いての平均血漿暴露の概要
【0119】
【0120】
雄スプラーグドーリーラットに於ける25mg/kgのCBDに於ける表1から5に開示される組成物の経口投与後のCBDに就いての平均血漿暴露の概要
【0121】
【0122】
雄スプラーグドーリーラット(群1)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表1の組成物の経口投与後の脳組織のCBDの濃度
【0123】
【0124】
雄スプラーグドーリーラット(群2)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表2の組成物の経口投与後の脳組織のCBDの濃度
【0125】
【0126】
雄スプラーグドーリーラット(群3)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表3の組成物の経口投与後の脳組織のCBDの濃度
【0127】
【0128】
雄スプラーグドーリーラット(群5)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表4の組成物経口投与後の脳組織のCBDの濃度
【0129】
【0130】
雄スプラーグドーリーラット(群5)に於ける25mg/kgのCBDに於ける表5の組成物の経口投与後の脳組織のCBDの濃度
【0131】
【0132】
ヒト研究
次の組成物をヒト比較治験に用い、24時間の期間に渡ってプラセボに対して表6又は表7に開示される組成物を取ったボランティア間に於ける収縮期血圧(SBP)、平均動脈圧(MSP)、及び拡張期血圧(DBP)の違いを測定した。
【0133】
【0134】
【0135】
表8に開示される組成物はヒト治験に用いる。
【0136】
【0137】
表6に開示される組成物を次のプロトコールに依って軽症から中等症の高血圧を有するヒトボランティアに投与した。24時間の研究の間に、各群の16人のボランティアに、選ばれた時間、t=0、t=13時間、及びt=22時間に於いて表6の組成物又はプラセボを投与した。結果を
図11に図示する。表6の組成物を含有する組成物を与えられた対象の結果は黒丸(●)を有する点線で表され、プラセボを与えられた対象は実線及び白丸(○)で表されている。
図11に図示する通り、収縮期血圧(SBP)の凡そ7%の違いが、自由行動下期間後に、即ち睡眠期間の間に継続した。
【0138】
図12は2つの群の平均動脈圧(MAP)を表す。自由行動下期間の間に、ボランティアは平均でプラセボを与えられた群に対してMAPの5.3%の有意な低下であった。
図13はプラセボに対して拡張期圧の3.5%の低下を表す。
【0139】
軽症から中等症の高血圧を有するボランティアの身体活動レベルの分析は、24時間のモニタリング期間に於いて、プラセボ及び表6からの組成物で処置されたボランティアの間に於いて活動の有意な違いを示さず、BPの観察された違いが、相違する身体的な動き又は要求を原因としないという事を指示した。
【0140】
動脈スティフネスはヒトの疾患の強い予測因子である。増大した動脈スティフネスのインパクトは冠動脈性心疾患、例えば高血圧のみには限定されず、他の疾患状態、例えば糖尿病、腎臓病等々をも又包含する。其れは、顕性の心血管疾患なしの無症状者であっても、心血管事象及び総死亡率の予後マーカーでも又あり得る。
【0141】
血圧処置の有効性及び異なる型の降圧剤の間の有効性の違いは、動脈スティフネス測定と強く相関する。此れに依って、
図11から13に図示される有意な血圧低下効果は、少なくとも部分的には動脈スティフネスの此れ等の改善を原因としていた様に見える。此の研究からの動脈スティフネス結果を下の表XXIIIに纏める。組成物及びプラセボを与えられた対象間の全ての比較は統計的に有意(p<0.01)。
【0142】
【0143】
此の研究の45~70歳の間の60人のボランティアに於いて、毎日3回の150mgの表7に開示される組成物を6週に渡って投与する。此の研究は二重盲検のランダム化クロスオーバーデザインであり、プラセボ対照を利用する。幾人かのボランティアは、他の高血圧の処置あり又はなしでの此の組成物の有効性を決定する為に、表7に開示される組成物の評価を補助する為に、利尿薬あり又はなしで、ACE阻害薬等の主要な標準治療高血圧薬を既に用いている。此の研究の目的は、より長期的な健康上の利益の可能性を評価する事である。
【0144】
此の研究は上で実施された研究よりも包括的であり、24時間自由行動下血圧(此れは一次アウトカムである);動脈スティフネス及び自律神経平衡;脳磁気共鳴画像法(「MRI」)に依る脳の構造及び機能;血液バイオマーカー(脂質、例えばコレステロール等々を包含する);腎臓、肝臓、睡眠品質/日中の眠気/睡眠障害;アクチグラフィー、高齢者抑うつ尺度、自覚ストレス、及びベック不安質問票を包含する多くの型の分析が行われる。
【0145】
自明である及び本開示に内在する他の利点は当業者には明らかであろう。或る種の特徴及びサブコンビネーションが有益であり、他の特徴及びサブコンビネーションには関係なく採用され得るという事は理解されるであろう。此れは請求項に依って企図され、其の範囲内である。多くの可能な実施形態が本開示に関して其の範囲から逸脱する事なしに成され得るので、本願に於いて提出されるか又は付随する図面に於いて示される全ての問題は限定する意味ではなく例解として解釈されるべきであるという事は理解されるべきである。
【国際調査報告】