(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール
(51)【国際特許分類】
A24F 40/465 20200101AFI20240725BHJP
A24F 40/10 20200101ALI20240725BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20240725BHJP
【FI】
A24F40/465
A24F40/10
A24F40/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578957
(86)(22)【出願日】2021-10-13
(85)【翻訳文提出日】2023-12-21
(86)【国際出願番号】 CN2021123486
(87)【国際公開番号】W WO2023050478
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111151969.5
(32)【優先日】2021-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521528698
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市華誠達精密工業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】陳平
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC02
4B162AC17
4B162AC18
4B162AC22
4B162AC27
4B162AC41
4B162AD06
4B162AD15
4B162AD23
(57)【要約】
電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールは、霧化装置(10)及び加熱装置(20)を含む。霧化装置(10)は、第1ベース体(11)、磁性金属部材(12)及び導液部材(13)を含む。第1ベース体(11)は、順に連通する排気通路(111)、保持室(112)、給液孔(114)及び貯液タンク(113)を有する。排気通路(111)及び保持室(112)は、それぞれ、第1ベース体(11)の両端に凹設されている。磁性金属部材(12)は、縦向きに設けられる第1貫通孔(121)と、横向きに設けられるとともに第1貫通孔(121)と連通するいくつかの相互連通孔(122)を有する。磁性金属部材(12)及び導液部材(13)は、いずれも保持室(112)内に取り付けられる。保持室(112)は排気通路(111)と連通する。導液部材(13)は、磁性金属部材(12)の外側に覆設される。導液部材(13)は空隙孔(131)を有している。空隙孔(131)は、一端が相互連通孔(122)と、他端が給液孔(114)と連通する。加熱装置(20)は、第2ベース体(21)、回路基板(22)、動力用バッテリ(23)、及び第2ベース体(21)に固定されるコイルモジュール(24)を含む。動力用バッテリ(23)は、回路基板(22)を介してコイルモジュール(24)に接続される。コイルモジュール(24)には収容空間(241)が凹設されている。第1ベース体(11)は加熱装置(20)に固定され、磁性金属部材(12)は収容空間(241)内に位置する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールであって、
霧化装置及び加熱装置を含み、前記霧化装置は、第1ベース体、磁性金属部材及び導液部材を含み、前記第1ベース体は、排気通路、保持室、横向きに設けられるいくつかの給液孔、及びリキッドを貯えるための貯液タンクを有し、前記排気通路、保持室、給液孔及び貯液タンクは順に連通しており、前記排気通路及び保持室はそれぞれ前記第1ベース体の上下両端に凹設されており、前記磁性金属部材は、縦向きに貫設される第1貫通孔と、横向きに設けられるとともに前記第1貫通孔と連通するいくつかの相互連通孔を有し、前記磁性金属部材及び導液部材はいずれも前記保持室内に取り付けられ、前記保持室は前記排気通路と連通しており、前記導液部材は環状をなしており、前記導液部材は前記磁性金属部材の外側に覆設され、前記導液部材は、リキッドを留めることが可能で且つ互いに連通する複数の空隙孔を有し、前記空隙孔は、一端が前記相互連通孔と連通し、他端が前記給液孔と連通し、前記加熱装置は、第2ベース体、回路基板、動力用バッテリ及びコイルモジュールを含み、前記動力用バッテリ、回路基板及びコイルモジュールはいずれも前記第2ベース体に固定され、前記動力用バッテリは回路基板を介して前記コイルモジュールに接続され、前記コイルモジュールには収容空間が凹設されており、前記第1ベース体は前記加熱装置に固定され、前記磁性金属部材は前記収容空間内に位置することを特徴とする霧化モジュール。
【請求項2】
前記第2ベース体の天井部には係合溝が凹設されており、前記コイルモジュールは前記係合溝内に固定され、前記第1ベース体における前記磁性金属部材が取り付けられている一端は前記収容空間内に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項3】
前記第1ベース体は貯液ケース及びボトムベースを含み、前記貯液ケースは、前記排気通路を有する吸込ノズルと、前記吸込ノズルの外側に覆設されるスリーブを含み、前記スリーブは、一端が前記吸込ノズルの外側壁に接続され、他端が前記吸込ノズルと間隔を置いて設けられ、前記ボトムベースは、収容室を有するボトムカバーと、前記収容室の底壁に突設される支持ベースを含み、前記ボトムベースは、第2貫通孔と、いくつかの前記給液孔を有し、前記第2貫通孔は、前記支持ベースの天井部から前記ボトムカバーの底部まで貫通するよう延伸しており、前記ボトムカバーは前記スリーブに係入され、前記支持ベースは前記吸込ノズルに当接し、前記第2貫通孔は前記第1貫通孔と連通し、前記給液孔は前記支持ベースに設けられて前記第2貫通孔と連通し、前記導液部材は前記第2貫通孔内に位置し、前記第2貫通孔の内壁と前記吸込ノズルの底面が前記保持室を取り囲んでおり、前記収容室の内壁、支持ベースの外側壁、吸込ノズルの外側壁及びスリーブの内壁が前記貯液タンクを取り囲んでいることを特徴とする請求項2に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項4】
前記霧化装置は、更に、シリコーンベースを含み、前記シリコーンベースは環状をなしており、前記シリコーンベースは、前記支持ベースの外側に覆設されるとともに前記貯液タンク内に位置し、且つ、前記シリコーンベースの外側壁の一端は、前記スリーブの内壁に当接して前記スリーブと密封状の接続を形成し、シリコーンベースの外側壁の他端は、前記ボトムカバーの内壁に当接して前記ボトムカバーと密封状の接続を形成することを特徴とする請求項3に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項5】
前記磁性金属部材は、磁性管と、背向して設けられる2つの係合片を含み、前記導液部材は前記磁性管の外側に覆設され、前記相互連通孔及び第1貫通孔はいずれも前記磁性管に設けられており、前記係合片は、一端が前記磁性管における前記吸込ノズルから離隔する一端に接続され、他端が前記導液部材に係設されることを特徴とする請求項3に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項6】
前記霧化装置は、更に、ガスケットを含み、前記ガスケットは環状をなしており、前記ガスケットは前記吸込ノズルと前記支持ベースの間に挟設されることを特徴とする請求項3に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項7】
前記コイルモジュールは、ホルダと、環状に巻かれた環状コイルを含み、前記ホルダは直筒管及び第1横板を含み、前記第1横板は、前記直筒管における前記吸込ノズルから離隔する一端の内壁に固定されており、前記直筒管と前記第1横板は前記収容空間を取り囲んでおり、前記環状コイルは前記直筒管の外側壁に覆設され、前記環状コイルは、前記直筒管の外側壁と前記係合溝の内側壁の間に位置し、前記環状コイルは前記回路基板に接続されることを特徴とする請求項3に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項8】
前記加熱装置は、更に、ボトムケースを含み、前記第2ベース体は電源ホルダ及び加熱ケースを含み、前記加熱ケースは環状をなしており、前記回路基板、動力用バッテリ及び電源ホルダはいずれも前記加熱ケース内に位置し、前記電源ホルダは、上から下へ順に接続されるよう設けられる第2横板、フレーム及びベースを含み、前記ベースは配置室を有し、前記動力用バッテリは前記配置室内に固定され、前記回路基板は前記フレームに固定され、前記フレームは前記コイルモジュールに当接し、前記ボトムケースは前記加熱ケースに取り付けられて前記ベースに当接し、前記第2横板と前記加熱ケースの内壁が前記係合溝を取り囲んでいることを特徴とする請求項7に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項9】
前記加熱装置は、更に、いくつかの温度測定器を含み、前記第2横板にはいくつかの第3貫通孔が縦向きに貫設されており、前記第1横板にはいくつかの保持口が縦向きに貫設されており、前記温度測定器は、一端が前記保持口に固定されるとともに前記保持室内に位置し、他端が前記第3貫通孔を貫通したあと前記回路基板に接続されることを特徴とする請求項8に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【請求項10】
前記加熱装置には、更に、給気経路が設けられており、前記電源ホルダと前記加熱ケースは間隔を置いて設けられ、前記ボトムケースにはいくつかの第1給気孔が貫設されており、前記フレームは四角形であり、前記第2横板にはいくつかの第2給気孔が更に貫設されており、前記第1横板にはいくつかの第3給気孔が更に貫設されており、前記第1給気孔、電源ホルダと前記加熱ケースとの間隔、第2給気孔、第3給気孔及び保持室は順に連通しており、前記第1給気孔、電源ホルダと前記加熱ケースとの間隔、第2給気孔及び第3給気孔は、前記給気経路を構成していることを特徴とする請求項8に記載の電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子霧化の技術分野に関し、特に、電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
電気加熱霧化技術は、近年登場した新型の霧化技術である。原理としては、発熱部材の抵抗の熱作用により熱エネルギーを発生させ、熱エネルギーがリキッドを加熱により霧化させて霧化蒸気にするというものである。これは、現在、医療、スマート家電及びコンシューマーエレクトロニクスに幅広く応用されている。
【0003】
しかし、発熱部材の抵抗値の大きさの制約から、発熱部材の材料選択や構造の大きさが制限されることが多く、熱エネルギーの利用率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、従来の電気加熱霧化技術では、発熱部材の抵抗値の大きさの制約から、発熱部材の材料選択や構造の大きさが制限されることが多く、熱エネルギーの利用率が低い、という技術的課題を解決するために、電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールを提供する。当該霧化モジュールは、霧化装置及び加熱装置を含む。前記霧化装置は、第1ベース体、磁性金属部材及び導液部材を含む。前記第1ベース体は、排気通路、保持室、横向きに設けられるいくつかの給液孔、及びリキッドを貯えるための貯液タンクを有する。前記排気通路、保持室、給液孔及び貯液タンクは順に連通している。前記排気通路及び保持室はそれぞれ前記第1ベース体の上下両端に凹設されている。前記磁性金属部材は、縦向きに貫設される第1貫通孔と、横向きに設けられるとともに前記第1貫通孔と連通するいくつかの相互連通孔を有する。前記磁性金属部材及び導液部材はいずれも前記保持室内に取り付けられる。前記保持室は前記排気通路と連通している。前記導液部材は環状をなしている。前記導液部材は前記磁性金属部材の外側に覆設される。前記導液部材は、リキッドを留めることが可能で且つ互いに連通する複数の空隙孔を有する。前記空隙孔は、一端が前記相互連通孔と連通し、他端が前記給液孔と連通する。前記加熱装置は、第2ベース体、回路基板、動力用バッテリ及びコイルモジュールを含む。前記動力用バッテリ、回路基板及びコイルモジュールはいずれも前記第2ベース体に固定される。前記動力用バッテリは回路基板を介して前記コイルモジュールに接続される。前記コイルモジュールには収容空間が凹設されている。前記第1ベース体は前記加熱装置に固定され、前記磁性金属部材は前記収容空間内に位置する。
【0006】
更に、前記第2ベース体の天井部には係合溝が凹設されており、前記コイルモジュールは前記係合溝内に固定される。前記第1ベース体における前記磁性金属部材が取り付けられている一端は前記収容空間内に挿入される。
【0007】
更に、前記第1ベース体は貯液ケース及びボトムベースを含む。前記貯液ケースは、前記排気通路を有する吸込ノズルと、前記吸込ノズルの外側に覆設されるスリーブを含む。前記スリーブは、一端が前記吸込ノズルの外側壁に接続され、他端が前記吸込ノズルと間隔を置いて設けられる。前記ボトムベースは、収容室を有するボトムカバーと、前記収容室の底壁に突設される支持ベースを含む。前記ボトムベースは、第2貫通孔と、いくつかの前記給液孔を有する。前記第2貫通孔は、前記支持ベースの天井部から前記ボトムカバーの底部まで貫通するよう延伸している。前記ボトムカバーは前記スリーブに係入され、前記支持ベースは前記吸込ノズルに当接する。前記第2貫通孔は前記第1貫通孔と連通する。前記給液孔は前記支持ベースに設けられて前記第2貫通孔と連通する。前記導液部材は前記第2貫通孔内に位置する。前記第2貫通孔の内壁と前記吸込ノズルの底面が前記保持室を取り囲んでおり、前記収容室の内壁、支持ベースの外側壁、吸込ノズルの外側壁及びスリーブの内壁が前記貯液タンクを取り囲んでいる。
【0008】
更に、前記霧化装置はシリコーンベースも含む。前記シリコーンベースは環状をなしている。前記シリコーンベースは、前記支持ベースの外側に覆設されるとともに、前記貯液タンク内に位置する。且つ、前記シリコーンベースの外側壁の一端は、前記スリーブの内壁に当接して、前記スリーブと密封状の接続を形成する。シリコーンベースの外側壁の他端は、前記ボトムカバーの内壁に当接して、前記ボトムカバーと密封状の接続を形成する。
【0009】
更に、前記磁性金属部材は、磁性管と、背向して設けられる2つの係合片を含む。前記導液部材は前記磁性管の外側に覆設される。前記相互連通孔及び第1貫通孔はいずれも前記磁性管に設けられている。前記係合片は、一端が前記磁性管における前記吸込ノズルから離隔する一端に接続され、他端が前記導液部材に係設される。
【0010】
更に、前記霧化装置はガスケットも含む。前記ガスケットは環状をなしている。前記ガスケットは前記吸込ノズルと前記支持ベースの間に挟設される。
【0011】
更に、前記コイルモジュールは、ホルダと、環状に巻かれた環状コイルを含む。前記ホルダは直筒管及び第1横板を含む。前記第1横板は、前記直筒管における前記吸込ノズルから離隔する一端の内壁に固定されている。前記直筒管と前記第1横板は前記収容空間を取り囲んでいる。前記環状コイルは前記直筒管の外側壁に覆設される。前記環状コイルは、前記直筒管の外側壁と前記係合溝の内側壁の間に位置する。前記環状コイルは前記回路基板に接続される。
【0012】
更に、前記加熱装置はボトムケースも含む。また、前記第2ベース体は電源ホルダ及び加熱ケースを含む。前記加熱ケースは環状をなしている。前記回路基板、動力用バッテリ及び電源ホルダはいずれも前記加熱ケース内に位置する。前記電源ホルダは、上から下へ順に接続されるよう設けられる第2横板、フレーム及びベースを含む。前記ベースは配置室を有する。前記動力用バッテリは前記配置室内に固定され、前記回路基板は前記フレームに固定される。前記フレームは前記コイルモジュールに当接し、前記ボトムケースは前記加熱ケースに取り付けられて前記ベースに当接する。前記第2横板と前記加熱ケースの内壁が前記係合溝を取り囲んでいる。
【0013】
更に、前記加熱装置は、いくつかの温度測定器も含む。前記第2横板にはいくつかの第3貫通孔が縦向きに貫設されており、前記第1横板にはいくつかの保持口が縦向きに貫設されている。前記温度測定器は、一端が前記保持口に固定されるとともに前記保持室内に位置し、他端が前記第3貫通孔を貫通したあと前記回路基板に接続される。
【0014】
更に、前記加熱装置には給気経路も設けられている。前記電源ホルダと前記加熱ケースは間隔を置いて設けられ、前記ボトムケースにはいくつかの第1給気孔が貫設されている。前記フレームは四角形である。前記第2横板にはいくつかの第2給気孔が更に貫設されており、前記第1横板にはいくつかの第3給気孔が更に貫設されている。前記第1給気孔、電源ホルダと前記加熱ケースとの間隔、第2給気孔、第3給気孔及び保持室は順に連通している。前記第1給気孔、電源ホルダと前記加熱ケースとの間隔、第2給気孔及び第3給気孔は、前記給気経路を構成している。
【発明の効果】
【0015】
従来技術と比較して、本発明の有益な効果は以下の通りである。
【0016】
本発明における動力用バッテリは、回路基板を介してコイルモジュールに電気を供給し、コイルモジュールに交互に変化する磁界を発生させる。磁性金属部材が交番磁界内に位置するとき、磁性金属部材の表面は、交互に変化する磁界を切ることで、交互に変化する電流を発生させる。電流は、磁性金属部材の電荷キャリアを高速且つ無規則に運動させることで熱エネルギーを発生させ、導液部材上のリキッドをガスに変換して排気通路から排出する。本発明では、動力用バッテリによる加熱を電子霧化の分野に応用する。磁性金属部材はリード線に接続する必要がない。また、磁性金属部材の抵抗要求に基づいて磁性金属部材の熱領域をレイアウトする必要がない。よって、磁性金属部材の構造強度及び材料選択を最適化設計することが可能であり、熱エネルギーの利用率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の実施例で提供する電磁加熱デバイスに用いられる霧化 モジュールの概略構造図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施例で提供する電磁加熱デバイスに用いられる霧化 モジュールの分解図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施例で提供する霧化装置の断面図である。
【
図4】
図4は、
図3におけるA箇所の部分的な概略拡大図である。
【
図5】
図5は、霧化装置内におけるガスの流動の概略図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施例で提供する霧化装置の分解図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施例で提供する磁性金属部材の概略構造図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施例で提供するボトムベースの概略構造図である。
【
図9】
図9は、本発明の実施例で提供する加熱装置の断面図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施例で提供する加熱装置の分解図である。
【
図11】
図11は、本発明の実施例で提供する電源ホルダの概略構造図である 。
【
図12】
図12は、本発明の実施例で提供するコイルモジュールの概略構造図 である。
【
図13】
図13は、本発明の実施例で提供するコイルモジュールの断面図であ る。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、図面と具体的実施形態を組み合わせて、本発明につき更に記載する。説明すべき点として、互いに矛盾しないことを前提に、以下で記載する各実施例同士又は各技術的特徴同士を任意に組み合わせることで新たな実施例を形成可能である。
【0019】
図1~
図8を参照して、本発明は、電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールを開示する。当該霧化モジュールは、霧化装置10及び加熱装置20を含む。霧化装置10と加熱装置20は分離型の構造設計となっており、霧化装置10が加熱装置20の一端に係入される。
【0020】
本実施例において、霧化装置10は、第1ベース体11、磁性金属部材12及び導液部材13を含む。導液部材13は、導液綿、又は繊維系の有機材料、又は多孔質セラミック系の無機材料で作製可能である。導液部材13は内部に複数の空隙孔131を有しており、リキッドは1つの空隙孔131から別の空隙孔131内に浸透可能である。これらの空隙孔131は互いに連通している。第1ベース体11は、排気通路111、保持室112、貯液タンク113及びいくつかの給液孔114を有する。給液孔114は横向きに設けられる。貯液タンク113はリキッドを貯えるために用いられる。排気通路111、保持室112、給液孔114及び貯液タンク113は順に連通している。排気通路111及び保持室112は、それぞれ、第1ベース体11の上下2つの端面に凹設されて連通している。保持室112の内径は排気通路111の内径よりも大きい。
【0021】
磁性金属部材12は、第1貫通孔121と、いくつかの相互連通孔122を有する。第1貫通孔121は、磁性金属部材12の長さ方向に沿って縦向きに貫設される。磁性金属部材12及び導液部材13は、いずれも保持室112内に取り付けられる。第1貫通孔121は排気通路111と連通する。また、いくつかの相互連通孔122はいずれも横向きに設けられる。また、相互連通孔122は第1貫通孔121と連通している。導液部材13は環状をなすように作製される。導液部材13は、磁性金属部材12の外側に覆設される。導液部材13の空隙孔131は、一端が相互連通孔122と連通し、他端が給液孔114と連通する。リキッドは、給液孔114から導液部材13の空隙孔131内に進入して留まる。導液部材13は、空隙孔131を利用してリキッドを伝達及び貯蔵可能である。
【0022】
更に、
図9~
図13を参照する。加熱装置20は、第2ベース体21、回路基板22、動力用バッテリ23及びコイルモジュール24を含む。動力用バッテリ23、回路基板22及びコイルモジュール24はいずれも第2ベース体21に固定される。動力用バッテリ23は、回路基板22を介してコイルモジュール24に接続される。コイルモジュール24には収容空間241が凹設されている。第1ベース体11は加熱装置20に固定され、磁性金属部材12は収容空間241内に位置する。磁性金属部材12は、導液部材13を介してリキッドと接触する。一般的に、磁性金属部材12は、鉄又は鉄の合金等の材料を用いて作製される。リキッドにはタバコ用リキッドを選択可能である。よって、磁性金属部材12には、環境配慮型及び食品レベルのものを用いることが求められ、一般的には、フェライトやステンレス系、或いは、表面に環境配慮型の耐熱コーティング処理を施したその他の金属材料が用いられる。
【0023】
動力用バッテリ23は、回路基板22を介してコイルモジュール24に電気を供給する。回路基板22内に保持されているプログラムは、コイルモジュール24に交互に変化する磁界を発生させることができる。磁性金属部材12の表面は、交互に変化する磁界を切ることで、交互に変化する電流を発生させる。電流は、磁性金属部材12の電荷キャリアを高速且つ無規則に運動させることで熱エネルギーを発生させる。また、リキッドは、貯液タンク113及び給液孔114から導液部材13の空隙孔131内に流れて貯えられる。磁性金属部材12が熱を受けると、導液部材13上のリキッドはガスに変換されて相互連通孔122内に進入する。相互連通孔122は、主として、磁性金属部材12と接触する部分に位置するリキッドが発熱時に発生させた霧化蒸気を相互連通孔122から噴出可能とし、相互連通孔122を通過させたあと排気通路111から排出するためのものである。
【0024】
第2ベース体21の天井部には係合溝211が凹設されており、コイルモジュール24は係合溝211内に固定される。分離時には、収容空間241が第1ベース体11の側に面し、第1ベース体11における磁性金属部材12が取り付けられている一端が収容空間241内に挿入される。使用過程において、霧化装置10は加熱装置20の収容空間241内に係入される。
【0025】
本実施例において、第1ベース体11は貯液ケース115及びボトムベース116を含む。貯液ケース115は、吸込ノズル1151及びスリーブ1152を含む。吸込ノズル1151は排気通路111を有し、スリーブ1152は吸込ノズル1151の外側壁に覆設される。吸込ノズル1151は、長尺状をなしており、且つ縦向きに設けられる。排気通路111は、吸込ノズル1151の長さ方向に沿って吸込ノズル1151全体を貫通している。スリーブ1152は、一端が吸込ノズル1151の中央部の外側壁に接続され、他端が吸込ノズル1151と間隔を置いて設けられる。
【0026】
ボトムベース116は、ボトムカバー1161及び支持ベース1163を含む。ボトムカバー1161は収容室1162を有し、支持ベース1163は収容室1162の底壁に突設される。ボトムベース116は、第2貫通孔1164と、いくつかの上述した給液孔114を有する。第2貫通孔1164は、支持ベース1163の天井部からボトムカバー1161の底部まで貫通するよう延伸している。ボトムカバー1161はスリーブ1152に係入され、支持ベース1163は吸込ノズル1151の底部に当接する。また、第2貫通孔1164は第1貫通孔121と連通する。給液孔114は、支持ベース1163に設けられて第2貫通孔1164と連通する。導液部材13は、第2貫通孔1164内に位置する。第2貫通孔1164は、導液部材13と磁性金属部材12の装入位置を調整しやすいよう階段状となっている。第2貫通孔1164の内壁と吸込ノズル1151の底面が上述した保持室112を取り囲んでおり、収容室1162の内壁、支持ベース1163の外側壁、吸込ノズル1151の外側壁及びスリーブ1152の内壁が上述した貯液タンク113を取り囲んでいる。
【0027】
霧化装置10は、更に、シリコーンベース14を含む。シリコーンベース14は環状をなしている。シリコーンベース14は、支持ベース1163の外側に覆設されるとともに、貯液タンク113内に位置する。且つ、シリコーンベース14の外側壁の一端は、スリーブ1152の内壁に当接して、スリーブ1152と密封状の接続を形成する。また、シリコーンベース14の外側壁の他端は、ボトムカバー1161の内壁に当接して、ボトムカバー1161と密封状の接続を形成する。これにより、スリーブ1152とボトムカバー1161との接続箇所における液漏れが回避される。シリコーンベース14の天井部からボトムベース116の底部までの距離は、横向きに設けられる給液孔114の底端からボトムベース116の底部までの距離よりも小さい。即ち、シリコーンベース14は給液孔114を遮蔽し得ない。
【0028】
スリーブ1152は、第1管体1153及び第1管体1153と同軸に設けられる第2管体1154を含む。第1管体1153と第2管体1154はいずれも環状をなしている。第1管体1153は、一端が屈曲したあと吸込ノズル1151の外側壁の中央部に接続され、他端が第2管体1154に接続される。第2管体1154の外径は第1管体1153の外径よりも小さく、第1管体1153と第2管体1154の外側壁が段差を形成している。第2管体1154は収容空間241内に位置し、コイルモジュール24は当該段差部分に当接する。これにより、霧化装置10と加熱装置20の軸方向の距離が位置規制される。第2管体1154は吸込ノズル1151と間隔を置いて設けられる。
【0029】
磁性金属部材12は、磁性管123と、背向して設けられる2つの係合片124を含む。導液部材13は、磁性管123の外側に覆設される。導液部材13は、吸込ノズル1151の底部に当接可能である。相互連通孔122及び第1貫通孔121はいずれも磁性管123に設けられている。係合片124は、一端が磁性管123における吸込ノズル1151から離隔する一端に接続され、他端が導液部材13に係設される。一般的に、導液部材13は磁性管123に密着する。また、磁性管123には環状の構造を採用する。このような構造は強度に比較的優れるが、当然ながら、必ずしも環状構造に限らない。磁性管123の壁厚は厚過ぎてはならず、一般的には0.5mm以内とする。厚過ぎる金属は、表面のリキッドが到達することなく無効な霧化領域に位置し、資源が無駄になるほか、金属の温度が高くなることで有害物質も発生し得る。
【0030】
好ましい実施形態として、霧化装置10はガスケット15を更に含む。ガスケット15はシリコーン材質でなる。吸込ノズル1151と支持ベース1163との接続箇所に液漏れが生じるのを防止するために、ガスケット15は、吸込ノズル1151と支持ベース1163の間に挟設される。
【0031】
コイルモジュール24は、ホルダ242と、環状に巻かれた環状コイル243を含む。ホルダ242は、直筒管2421及び第1横板2422を含む。第1横板2422は、直筒管2421における吸込ノズル1151から離隔する一端の内壁に固定されている。また、直筒管2421と第1横板2422が、上述した収容空間241を取り囲んでいる。環状コイル243は、直筒管2421の外側壁に覆設される。また、環状コイル243は、直筒管2421の外側壁と係合溝211の内側壁の間に位置する。環状コイル243は回路基板22に接続される。環状コイル243の材料は、良好な導電性を有し、表面の絶縁性及び耐熱性に優れた銅のエナメル線からなってもよい。エナメル線には、丸線を用いてもよいし、平線を用いて省スペース化してもよい。また、一部のハイエンドの製品には、より小さな電気抵抗率を有する銀を導体として用いてもよい。この場合、内部抵抗が小さくなるため、コイルが熱を産生しにくくなる。環状コイル243は、ホルダ242に巻き付けられる。
【0032】
一般的に、ホルダ242にはプラスチック材質を用いればよく、透磁性の金属材料を用いてはならない。ホルダ242の内部空間は透かし彫り構造となっている。ホルダ242内には、上述した収容空間241が設けられている。収容空間241は交番磁界領域であり、加熱される磁性金属部材12はこの領域内に位置する必要がある。環状コイル243は、螺旋状にホルダ242に巻き付けられ、その螺旋ピッチはほぼ等しくなっている。環状コイル243の表面には、短絡を防止するために絶縁層が設けられている。
【0033】
加熱装置20は、更に、ボトムケース25を含む。また、第2ベース体21は、電源ホルダ212及び加熱ケース213を含む。加熱ケース213は環状をなしている。回路基板22、動力用バッテリ23及び電源ホルダ212は、いずれも加熱ケース213内に位置する。電源ホルダ212は、上から下へ順に接続されるよう設けられる第2横板2121、フレーム2122及びベース2123を含む。ベース2123は配置室2124を有する。動力用バッテリ23は配置室2124内に固定され、回路基板22はフレーム2122に固定される。フレーム2122は四角形である。フレーム2122及び第2横板2121は、いずれもコイルモジュール24に当接可能である。本実施例において、フレーム2122はコイルモジュール24に当接し、ボトムケース25は加熱ケース213に取り付けられてベース2123に当接する。また、第2横板2121と加熱ケース213の内壁が上述した係合溝211を取り囲んでいる。
【0034】
好ましい実施形態として、加熱装置20は、更に、いくつかの温度測定器26を含む。第2横板2121には、いくつかの第3貫通孔2125が縦向きに貫設されている。また、第1横板2422には、いくつかの保持口2423が縦向きに貫設されている。温度測定器26は、一端が保持口2423に固定されるとともに保持室112内に位置し、他端が第3貫通孔2125を貫通したあと回路基板22に接続される。温度測定器26は、霧化装置10内の磁性金属部材12と接触可能であり、磁性金属部材12のリアルタイムの温度を検出して、温度情報を回路基板22にフィードバックするために用いられる。これにより、磁性金属部材12の温度を制御して、磁性金属部材12の温度が過剰に高くなるのを回避する。温度測定器26には、サーミスタ、又は熱電対、又は温度感度の良い感温性の金属材料を選択可能である。
【0035】
加熱装置20には、更に、給気経路27が設けられている。電源ホルダ212と加熱ケース213は間隔を置いて設けられ、ボトムケース25にはいくつかの第1給気孔251が貫設されており、第2横板2121にはいくつかの第2給気孔2126が更に貫設されており、第1横板2422にはいくつかの第3給気孔2424が更に貫設されている。第1給気孔251、電源ホルダ212と加熱ケース213との間隔、第2給気孔2126、第3給気孔2424及び保持室112は順に連通している。第1給気孔251、電源ホルダ212と加熱ケース213との間隔、第2給気孔2126及び第3給気孔2424は、上述した給気経路27を構成している。即ち、外部のガスは、第1給気孔251、電源ホルダ212と加熱ケース213との間隔、第2給気孔2126及び第3給気孔2424を順に通過したあと、ようやく保持室112に進入可能となる。
【0036】
ガスは、底部の保持室112から進入し、貯液タンク113の底部に遮断されて周方向に分散する。ガスは、磁性金属部材12の表面を通過することで、磁性金属部材12により加熱及び霧化された霧化蒸気と混合されてエアロゾル物質となる。そして、第1貫通孔121を通過したあと排気通路111に進入し、排気通路111からユーザに吸い込まれる。
図5の矢印で示す方向がガスの流動方向である。
【0037】
好ましい実施形態として、ボトムベース116は、更に、スペーサ1165及びいくつかの接続ロッドを含む。スペーサ1165及び接続ロッドは、いずれも第2貫通孔1164内に位置する。スペーサ1165と磁性金属部材12は間隔を置いて設けられる。接続ロッドは、一端がスペーサ1165の外側壁に接続され、他端が第2貫通孔1164の内側壁に接続される。且つ、スペーサ1165の底部は第1横板2422の天井部に当接する。スペーサ1165には連通孔1166が縦向きに貫設されている。当該連通孔1166は第3給気孔2424と連通する。スペーサ1165の役割は、電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールを使用する際に、導液部材13から落下したリキッドが第3給気孔2424から加熱装置20の内部に流れ込むのを防止することである。同様の理由で、外部のガスは、第3給気孔2424及び連通孔1166を通過したあとにようやく保持室112内に進入可能となっている。
【0038】
好ましい実施形態として、加熱装置20は、更に、充電ソケット28を含む。充電ソケット28はボトムケース25に固定される。充電ソケット28は、動力用バッテリ23を充電するために、導線を介して回路基板22に接続される。
【0039】
好ましい実施形態として、加熱装置20は、更に、シールブロック29を含む。シールブロック29は、ボトムケース25と電源ホルダ212の間に固定される。シールブロック29には、第4貫通孔291と、第4貫通孔291の外周に周設されるいくつかの第4給気孔292が貫設されている。ボトムケース25には、更に、第1給気孔251と間隔を空ける第5貫通孔252が貫設されている。充電ソケット28は、一端がシールブロック29に固定され、他端が第4貫通孔291に挿通されたあと第5貫通孔252内に伸入する。充電ソケット28は動力用バッテリ23に接続される。且つ、シールブロック29の外側壁の一端は加熱ケース213の内側壁に当接し、シールブロック29の外側壁の他端はボトムケース25の内側壁に当接する。これにより、加熱ケース213とボトムケース25の間に密封状の接続が形成される。第4給気孔292は、一端が第1給気孔251と連通し、他端が電源ホルダ212と加熱ケース213との間隔と連通する。第4給気孔292は給気経路27の一部に属する。
【0040】
電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールの動作原理は、次の通りである。
【0041】
霧化装置10の貯液タンク113内にはリキッドが充填され、上端がガスケット15により封止される。霧化を要するリキッドは貯液タンク113内に貯えられる。ボトムベース116には複数の給液孔114が開設されており、リキッドを外部と連通させる。また、給液孔114の外部には導液部材13が設けられている。導液部材13の内部には、リキッドの貯蔵及び伝達を可能とする空隙孔131が備わっている。導液部材13の内壁には、更に、磁性金属部材12が備わっている。磁性金属部材12は、電磁誘導加熱のキャリア材料となる。
【0042】
霧化装置10は、一部が加熱装置20の交番磁界領域に装入される。制御回路が吸入信号を検出すると、回路基板22が動作を開始して、環状コイル243に交番磁界が発生する。すると、磁性金属部材12は渦電流を発生させることで急速に発熱し、熱が導液部材13上のリキッドを蒸発させて霧化蒸気とする。そして、これが給気経路27から進入した空気と混合されてエアロゾル物質となり、ユーザにより吸い込まれる。制御回路が吸入信号を検出していないときには、回路基板22は動作を停止し、磁性金属部材12は発熱しない。
【0043】
本発明における電磁加熱デバイスに用いられる霧化モジュールは、直流を高周波且つ高圧の電流に変換し、電流が環状コイル243を通過する際に交番磁界が発生する。そして、磁界の磁力線が磁性金属部材12を通過する際に非常に大きな渦電流が発生し、磁性金属部材12自体が急速に発熱する。
【0044】
霧化装置10と加熱装置20には分離型の構造を採用する。加熱装置20内には動力用バッテリ23や回路基板22等の部材が備わっており、高コストなため、充電して繰り返し使用できるようにすればよい。これに対し、霧化装置10については、内部でタバコ用リキッドが異なる風味を有し、消耗品に属するほか、人体と接触する。また、内部のタバコ用リキッド又は導液部材13は、長時間使用することで機能を喪失する。そのため、霧化装置10は消耗品であり、内部のタバコ用リキッドが使い切られた時点で新たなものに交換せねばならない。
【0045】
上記の実施形態は本発明の好ましい実施形態にすぎず、これにより本発明の保護の範囲を限定することはできない。当業者が本発明をベースに行う何らかの実質的でない変形及び置き換えは、いずれも本発明が保護を請求する範囲に属する。
【符号の説明】
【0046】
10 霧化装置
11 第1ベース体
111 排気通路
112 保持室
113 貯液タンク
114 給液孔
115 貯液ケース
1151 吸込ノズル
1152 スリーブ
1153 第1管体
1154 第2管体
116 ボトムベース
1161 ボトムカバー
1162 収容室
1163 支持ベース
1164 第2貫通孔
1165 スペーサ
1166 連通孔
12 磁性金属部材
121 第1貫通孔
122 相互連通孔
123 磁性管
124 係合片
13 導液部材
131 空隙孔
14 シリコーンベース
15 ガスケット
20 加熱装置
21 第2ベース体
211 係合溝
212 電源ホルダ
2121 第2横板
2122 フレーム
2123 ベース
2124 配置室
2125 第3貫通孔
2126 第2給気孔
213 加熱ケース
22 回路基板
23 動力用バッテリ
24 コイルモジュール
241 収容空間
242 ホルダ
2421 直筒管
2422 第1横板
2423 保持口
2424 第3給気孔
243 環状コイル
25 ボトムケース
251 第1給気孔
252 第5貫通孔
26 温度測定器
27 給気経路
28 充電ソケット
29 シールブロック
291 第4貫通孔
292 第4給気孔
【国際調査報告】